JP7439599B2 - 情報処理装置及び雑音低減方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び雑音低減方法に関する。
従来、生体磁気計測は、生体の電気信号から発生する極めて微弱な磁場を計測する。一般に、生体磁気計測では、磁気シールドルーム(Magnetic Shield Room:MSR)内で計測することで地磁気や商用電源からの輻射ノイズ(以下では、ノイズを雑音とも表記する場合がある)等の環境磁場の影響を低減しているが、ある程度のノイズが残る場合がある。
例えば、非特許文献1には、残留磁気ノイズを低減するために、生体磁気計測用センサの他に磁気ノイズ測定用のセンサを使用して、生体磁気信号から重み付けされた磁気ノイズ信号を差し引くことで生体磁気信号に含まれる磁気ノイズを低減する技術が開示されている。
しかしながら、上記従来技術では、磁気ノイズ信号に含まれるホワイトノイズ等の統計的ノイズも加減されるため生体磁気信号のホワイトノイズが増加してしまう問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、雑音を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、磁気センサによって検知された生体磁気信号と雑音とを含む磁場信号を取得する手段と、前記磁場信号に含まれる雑音の周波数を参照周波数として、前記磁場信号に含まれる前記周波数の雑音の振幅と位相とを検出する手段と、前記磁場信号から前記振幅と位相とを有する正弦波を減算する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、雑音を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態における生体磁気計測システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態における磁気ノイズスペクトルを示す図である。 図3は、実施形態におけるノイズ除去処理の動作一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態におけるロックイン検波の動作フローの概念図である。 図5は、実施形態におけるノイズを除去した磁気ノイズスペクトルを示す図である。 図6は、実施形態における生体磁気用センサとリファレンスセンサとの位置関係を示す図である。 図7は、実施形態におけるリファレンスセンサを利用したロックイン検波による特定周波数ノイズ除去の動作フローの概念図である。 図8は、実施形態における情報処理装置の構成例を示す図である。 図9は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報処理装置及び雑音低減方法の一実施形態を詳細に説明する。
実施形態の雑音低減装置は、所定のセンサによって検知された時間的に変動する信号と雑音とを含む物理量を取得する物理量取得手段と、物理量に含まれる雑音の周波数を取得する周波数取得手段と、周波数を参照周波数として、物理量に含まれる周波数の雑音の振幅と位相とを検出するロックイン検波手段と、物理量から振幅と位相とを有する正弦波を減算する減算手段とを備えたことを特徴とする。
〔1.本発明の概要〕
以下で説明する第1の実施形態及び第2の実施形態では、生体磁気計測システムが商用電源から放射される磁気ノイズを低減する方法を例に挙げて説明する。これにより、本発明は、磁気ノイズ信号に含まれる特定の周波数のノイズ信号のみを効果的に抽出することで、脳、神経、心臓又は筋肉からの生体磁気信号のホワイトノイズの増加を最低限に抑えつつ、生体磁気信号に含まれる磁気ノイズを低減することができる。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態は一例であり、本発明は、音声信号や、脳、神経、心臓又は筋肉からの生体電位信号等の時間変化する如何なる信号にも応用可能である。
〔2.第1の実施形態〕
図1は、実施形態における生体磁気計測システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、生体磁気計測システム1は、MSR2内に、所定のセンサとして、生体磁気信号を検知する生体磁気用センサ11及び環境ノイズを検知するリファレンスセンサ12を有するクライオスタット20と、被測定者PA1を適切な位置に保持するためのベッド30とを含む。ここで、環境ノイズは、如何なる由来の磁場によるノイズを含む。
例えば、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、超電導量子干渉計(Superconducting Quantum Interference Device:SQUID)センサである。この場合、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、超電導状態に保つために、極低温状態を維持するクライオスタット20の内部に配置される。
また、生体磁気計測システム1は、MSR外に、駆動回路100と、収録回路200と、情報処理装置300(雑音低減装置の一例)とをさらに含む。例えば、駆動回路100は、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とを駆動する。収録回路200は、駆動回路100から出力された信号を取得する。このとき、収録回路200は、各信号を増幅してフィルタ等をかけてもよい。
例えば、情報処理装置300は、収録回路200からの出力信号を収集し、収集された出力信号を解析する。なお、情報処理装置300は、外部に表示装置を有してもよい。例えば、情報処理装置300は、解析した出力信号等の出力データを表示する外部の表示装置として、ディスプレイ等を有してもよい。
図2は、実施形態における磁気ノイズスペクトルを示す図である。図2には、生体磁気用センサ11で検知された磁気ノイズのスペクトル密度が示される。図2に示されるように、商用電源の周波数である50Hzのノイズや、複数の周波数にわたってスペクトルの線幅が狭いノイズ等が検知される。
ここで、本手法を適用する。図3は、実施形態におけるノイズ除去処理の一例を示すフローチャートである。例えば、50Hzの商用電源由来のノイズを低減するものとする。この場合、情報処理装置300は、ロックイン検波の参照周波数を50Hzに設定する(ステップS101)。
また、情報処理装置300は、生体磁気用センサ11によって検知された磁気信号に含まれる50Hz成分の振幅と位相とを算出する(ステップS102)。そして、情報処理装置300は、50Hzの正弦波を復元して、磁気信号から差し引くことで50Hzのノイズのみを除去する(ステップS103)。このように、本手法は、所望のノイズのみを除去することができる。
次に、数式を用いて、ロックイン検波の動作フローを説明する。図4は、実施形態におけるロックイン検波の動作フローの概念図である。ここで、ロックイン検波の動作フローで用いられるローパスフィルタ(Low-pass filter:LPF)のカットオフ周波数は、0.1~3Hz程度であるものとする。例えば、磁気信号に含まれる複数の周波数のノイズを、未知の振幅Aと未知の位相φとを有する余弦波の和として示す。
Figure 0007439599000001
ここで、磁気ノイズに特定の角周波数ωを有する正弦波を乗算する(ステップS201)。
Figure 0007439599000002
式(2)の第1項を展開する。
Figure 0007439599000003
また、式(2)の第2項をn=jとして展開する。
Figure 0007439599000004
続いて、磁気ノイズに特定の角周波数ωを有する余弦波を乗算する(ステップS202)。
Figure 0007439599000005
式(5)の第1項を展開する。
Figure 0007439599000006
また、式(5)の第二項をn=jとして展開する。
Figure 0007439599000007
そして、正弦波が乗算された磁気ノイズにローパスフィルタをかける(ステップS203)と、式(2)は、以下のように示される。
Figure 0007439599000008
また、余弦波が乗算された磁気ノイズにローパスフィルタをかける(ステップS204)と、式(5)は、以下のように示される。
Figure 0007439599000009
式(8)及び(9)より、磁気ノイズ信号に含まれる特定の周波数のノイズの振幅(ステップS205)と位相(ステップS206)とは、以下のように示される。
Figure 0007439599000010
Figure 0007439599000011
以上のように、磁気ノイズ信号に含まれる特定の周波数のノイズの振幅と位相とを一意に算出することができる。ここで、周波数fの前後にローパスフィルタの特性分のノイズが残るが、全帯域のノイズレベルと比較すると非常に軽微なレベルである。
そして、ノイズを除去した磁気ノイズスペクトルを示す。図5は、実施形態におけるノイズを除去した磁気ノイズスペクトルを示す図である。図5は、図3から50Hzのノイズを除去した後のスペクトル密度を示す。図5に示すように、50Hzのノイズのみ大幅に減少しているのがわかる。なお、同一の磁気信号に対して複数の参照周波数でロックイン検波することで複数の周波数のノイズを除去することも可能である。
〔3.第2の実施形態〕
第2の実施形態では、生体磁気信号が比較的大きい場合を想定する。この場合、生体磁気信号によってノイズの波形が乱されるため、特定の周波数のノイズの検出精度が低下する。これにより、雑音低減(ノイズリダクション)の性能が落ちる場合がある。そこで、生体磁気信号を検知する磁気センサの他に、環境ノイズを検知するリファレンスセンサ12を用いることで、上記課題を解決する。
ます、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12との位置関係について説明する。図6は、実施形態における生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12との位置関係を示す図である。例えば、図6の例では、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、SQUIDセンサである。
例えば、生体磁気用センサ11は、被測定者の計測部位に近接して配置される。リファレンスセンサ12は、生体磁気用センサ11から所定の距離以上離れた位置に配置され、可能な限り、環境ノイズのみが検知できるように配置される。
なお、図6の例では、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とがSQUIDセンサである例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、光ポンピング磁気センサ(Optical Pumping Magnetometer:OPM)や、磁気抵抗(Magnetic Resistance:MR)センサや、磁気インピーダンス(Magnetic Impedance:MI)センサや、フラックスゲート等でもよい。
また、上記例では、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とが同一種類のセンサである例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、それぞれ異なる種類のセンサであってもよい。
次に、リファレンスセンサ12を使ったロックイン検波による特定の周波数のノイズを除去する動作フローについて説明する。図7は、実施形態におけるリファレンスセンサ12を利用したロックイン検波による特定周波数ノイズ除去の動作フローの概念図である。図7の例では、商用電源から放射される50Hzのノイズを例に挙げて説明する。例えば、情報処理装置300は、リファレンスセンサ12によって検知された環境ノイズに対して、第1の実施形態と同様に50Hzを参照信号としてロックイン検波を行う(ステップS301)。また、情報処理装置300は、リファレンスセンサ12によって検知された環境ノイズに含まれる50Hzのノイズの振幅と位相とを検出し、得られた振幅と位相とを有する正弦波を生成する(ステップS302)。
そして、情報処理装置300は、生成された正弦波と生体磁気信号とから重み係数を計算する(ステップS303)。ここで、重み係数が時間変動しない場合ものとする。この場合、以下の方法を採用することができる。
まず、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12とは、環境ノイズのみを同時に検知する。続いて、情報処理装置300は、ロックイン検波によって50Hzのノイズの振幅と位相とを得る。
そして、情報処理装置300は、重み係数を計算する。例えば、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12との環境ノイズがサンプル数nの離散データである場合に、i番目の生体磁気用センサ11のデータをs(i)、リファレンスセンサ12に含まれる50Hzのノイズデータをr50(i)、重み係数をwとすると、以下のように示すことができる。
Figure 0007439599000012
続いて、情報処理装置300は、式(12)が最小になるように、重み係数wを算出する。このように、情報処理装置300は、事前に算出された重み係数wを使用することで、生体磁気信号から50Hzのノイズを低減することができる。
なお、生体磁気信号の波形に影響を及ぼす可能性はあるが、生体磁気信号が含まれる信号に対しても同様に重みを計算することができる。この場合、重みを固定する必要はなく、ある一定期間おきに重みを計算し、その間の区間は線形補間等をして時間的に重みを変化させても良い。
また、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12との位置や、角度の違いによって振幅や位相が異なるため、1つの生体磁気用センサ11に対して複数のリファレンスセンサ12を使用してもよい。
例えば、i番目の生体磁気用センサ11のデータをs(i)、リファレンスセンサ12の数mとし、j番目のリファレンスセンサ12に含まれる50Hzのノイズデータをr(j,50)(i)、重み係数をwとすると、以下のようなに示すことができる。
Figure 0007439599000013
そして、情報処理装置300は、式(13)が最小になるように、重み係数wを算出する。これにより、情報処理装置300は、特定の周波数のノイズを除去することができる。なお、上記実施形態では、他の重みを計算する方法を適用することも可能である。
〔4.情報処理装置の構成〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置300の構成について説明する。図8は、実施形態に係る情報処理装置300の構成例を示す図である。図8に示すように、情報処理装置300は、通信手段310と、記憶手段320と、制御手段330とを有する。
(通信手段310について)
通信手段310は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信手段310は、インターネット等の所定のネットワークにより有線または無線で接続され、各種装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶手段320について)
記憶手段320は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
(制御手段330について)
制御手段330は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御手段330は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御手段330は、取得手段331(物理量取得手段及び周波数取得手段の一例)と、ロックイン検波手段332と、計算手段333と、減算手段334とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御手段330の内部構成は、図8に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御手段330が有する各処理部の接続関係は、図8に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得手段331について)
取得手段331は、各種情報を取得する。具体的には、取得手段331は、所定のセンサによって検知された時間的に変動する信号と雑音とを含む物理量を取得する。また、取得手段331は、物理量に含まれる雑音の周波数を取得する。
また、複数の取得手段を有してもよい。具体的には、第1取得手段は、複数の所定のセンサのうち、少なくとも1つによって検知された信号と雑音とを含む物理量を取得する。また、第2取得手段は、複数の所定のセンサのうち、少なくとも1つによって検知された雑音を取得する。
例えば、取得手段331は、生体磁気用センサ11によって検知された生体磁気信号を取得する。また、取得手段331は、生体磁気用センサ11によって検知された環境ノイズを取得する。取得手段331は、リファレンスセンサ12によって検知された環境ノイズを取得する。
(ロックイン検波手段332について)
ロックイン検波手段332は、周波数を参照周波数として、物理量に含まれる周波数の雑音の振幅と位相とを検出するロックイン検波を行う。また、ロックイン検波手段332は、周波数を参照周波数として、第2取得手段によって検出された雑音に含まれる周波数の振幅と位相とを検出するロックイン検波を行う。
例えば、ロックイン検波手段332は、ロックイン検波の参照周波数を50Hzに設定する。そして、ロックイン検波手段332は、生体磁気用センサ11によって検知された磁気信号に含まれる50Hz成分の振幅と位相とを検出する。
例えば、ロックイン検波手段332は、リファレンスセンサ12によって検知された環境ノイズに対して、50Hzを参照信号としてロックイン検波を行う。また、ロックイン検波手段332は、リファレンスセンサ12によって検知された環境ノイズに含まれる50Hzのノイズの振幅と位相とを検出し、得られた振幅と位相とを有する正弦波を生成する。
(計算手段333について)
計算手段333は、重み係数を計算する。例えば、計算手段333は、生体磁気用センサ11とリファレンスセンサ12との環境ノイズがサンプル数nの離散データである場合に、i番目の生体磁気用センサ11のデータをs(i)、リファレンスセンサ12に含まれる50Hzのノイズデータをr50(i)、重み係数をwとすると、式(12)のように示すことができる。そして、計算手段333は、式(12)が最小になるように、重み係数wを算出する。
(減算手段334について)
減算手段334は、物理量から振幅と位相とを有する正弦波を減算する。また、減算手段334は、第1取得手段によって検出された物理量から、位相と重み係数とを乗算した振幅を有する正弦波を減算する。例えば、減算手段334は、50Hzの正弦波を復元して元の磁気信号から差し引くことで50Hzのノイズのみを除去する。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置300等は、例えば、図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、情報処理装置300の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100がネットワークNを介して生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置300として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御手段330の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶手段320内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、駆動回路100と、収録回路200と、情報処理装置300とを統合して、情報処理装置としてもよい。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「手段」は、「部(section、module、unit)」や、「工程」や、「回路」などに読み替えることができる。例えば、減算手段は、減算部や、減算工程や、減算手段や、減算回路に読み替えることができる。
また、上述の本発明の実施形態は、発明の範囲を限定するものではなく、発明の範囲に含まれる一例に過ぎない。本発明のある実施形態は、上述の実施形態に対して、例えば、具体的な用途、構造、形状、作用、及び効果の少なくとも一部について、発明の要旨を逸脱しない範囲において変更、省略、及び追加がされたものであってもよい。
1 生体磁気計測システム
2 MSR
11 生体磁気用センサ
12 リファレンスセンサ
20 クライオスタット
30 ベッド
100 駆動回路
200 収録回路
300 情報処理装置
310 通信手段
320 記憶手段
330 制御手段
331 取得手段
332 ロックイン検波手段
333 計算手段
334 減算手段
Reduction of Non-periodic Environmental Magnetic Noise in MEG Measurement by Continuously Adjusted Least Squares Method Y. Adachi, M. Shimogawara, M. Higuchi, Y. Haruta and M. Ochiai IEEETRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY, VOL. I I, NO. I, MARCH 2001, DOI:10.1109/77.919433

Claims (7)

  1. 磁気センサによって検知された生体磁気信号と雑音とを含む磁場信号を取得する手段と、
    前記磁場信号に含まれる雑音の周波数を参照周波数として、前記磁場信号に含まれる前記周波数の雑音の振幅と位相とを検出する手段と、
    前記磁場信号から前記振幅と位相とを有する正弦波を減算する手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 生体磁気信号と雑音とを含む磁場信号を取得する磁気センサと、
    参照気信号を取得するリファレンスセンサと、
    前記リファレンスセンサによって取得された前記参照磁気信号における雑音の周波数を参照周波数として、前記参照気信号に含まれる前記周波数の雑音の振幅と位相とを検出する手段と、
    前記振幅と前記位相を持つ正弦波と前記磁場信号から重み係数を計算する手段と、
    前記磁場信号から、前記重み係数を乗算した正弦波を減算する手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記重み係数は、前記振幅と前記位相を持つ正弦波と、前記磁気センサで環境ノイズのみを取得した磁気信号から計算される
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記重み係数は、前記磁気センサによって検出された信号に対して複数の期間に渡って計算され、その間の区間は、線形補間して時間的に重み係数を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記生体磁気信号は、脳、神経、心臓又は筋肉からの磁気信号である
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置で実行される雑音低減方法であって、
    磁気センサによって検知された生体磁気信号と雑音とを含む磁場信号を取得する工程と、
    前記磁場信号に含まれる雑音の周波数を参照周波数として、前記磁場信号に含まれる前記周波数の雑音の振幅と位相とを検出する工程と、
    前記磁場信号から前記振幅と位相とを有する正弦波を減算する工程と
    を含むことを特徴とする雑音低減方法。
  7. 情報処理装置で実行される雑音低減方法であって、
    磁気センサによって検知された生体磁気信号と雑音とを含む磁場信号を取得する工程と、
    リファレンスセンサによって参照気信号を取得する工程と、
    前記リファレンスセンサによって取得された前記参照磁気信号における音の周波数を参照周波数として、前記参照気信号に含まれる前記周波数の雑音の振幅と位相とを検出する工程と、
    前記振幅と前記位相を持つ正弦波と前記磁場信号から重み係数を計算する工程と、
    前記磁場信号から、前記重み係数を乗算した正弦波を減算する工程と
    を含むことを特徴とする雑音低減方法。
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