JP7437734B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に関する。
従来、始動口への遊技球の入賞を契機に表示装置を用いた表示演出を実行可能な遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような遊技機では、キャラクタ画像や図柄などを用いた表示演出をおこなうことができる。
特開2016-202930号公報 特開2016-198339号公報 特開2016-182376号公報
しかしながら、上記の遊技機によっても、遊技の興趣を向上させるための技術については、なお改善の余地があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、遊技の興趣の向上を図ることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
第1のキャラクタ画像を第1の位置に明瞭な画像として表示する第1の演出と、
前記第1の演出のあと、前記第1のキャラクタ画像を前記第1の位置に明瞭な画像から不明瞭な画像にして表示したままの状態で、前記第1の位置とは異なる第2の位置に第2のキャラクタ画像を明瞭な画像として表示して前記第1のキャラクタ画像の一部と前記第2のキャラクタ画像の一部とが前後方向で重なる第2の演出と、
前記第2の演出のあと、前記第1の位置および前記第2の位置とは異なる第3の位置に前記第1のキャラクタ画像を不明瞭な画像から明瞭な画像にして大きさを変化させて表示し、前記第1の位置、前記第2の位置および前記第3の位置とは異なる第4の位置に前記第2のキャラクタ画像を明瞭な画像のまま大きさを変化させて表示して前記第1のキャラクタ画像の一部と前記第2のキャラクタ画像の一部とが前後方向で重ならない第3の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
本発明によれば、遊技の興趣を向上させることができる。
遊技機の正面図である。 第2大入賞装置の詳細を示す説明図である。 表示器類の拡大図である。 遊技機の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 遊技機のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 メインROMおよびメインRAMを説明するための図である。 サブROMおよびサブRAMを説明するための図である。 遊技機において使用される各種の乱数を説明するための図である。 特別図柄当たり判定テーブル等を説明するための図である。 当たり種別判定テーブルを説明するための第1の図である。 当たり種別判定テーブルを説明するための第2の図である。 変動パターン判定テーブルを説明するための図である。 普通図柄当たり判定テーブル等を説明するための図である。 電チュー開放パターン判定テーブルを説明するための図である。 大入賞口開放パターン判定テーブルを説明するための図である。 主制御メイン処理のフローチャートである。 メイン側タイマ割り込み処理のフローチャートである。 始動口センサ検出処理のフローチャートである。 普通動作処理のフローチャートである。 特別動作処理のフローチャートである。 特別図柄待機処理のフローチャートである。 特別図柄当たり判定処理のフローチャートである。 特別図柄変動パターン選択処理の第1のフローチャートである。 特別図柄変動パターン選択処理の第2のフローチャートである。 特別図柄変動中処理のフローチャートである。 特別図柄確定処理のフローチャートである。 遊技状態管理処理のフローチャートである。 特別電動役物処理1のフローチャートである。 遊技状態設定処理のフローチャートである。 時短カウンタの設定テーブルを説明するための図である。 特別電動役物処理2の第1のフローチャートである。 特別電動役物処理2の第2のフローチャートである。 V開閉部材制御処理のフローチャートである。 V領域センサ検出処理のフローチャートである。 サブ制御メイン処理を示すフローチャートである。 サブ側タイマ割り込み処理のフローチャートである。 受信コマンド解析処理のフローチャートである。 変動演出開始処理のフローチャートである。 変動演出終了処理のフローチャートである。 エンディング演出パターン決定処理のフローチャートである。 モードステータス設定テーブルを説明するための図である。 時短演出シナリオ決定テーブルを説明するための図である。 時短演出シナリオの具体的な内容を説明するための図である。 Vの期待演出を例示した説明図である。 特図2当選時の当たり遊技演出を例示した説明図である。 特図2抽選時の変動演出を例示した説明図である。 カウントダウン演出を例示した説明図である。 泣きの一回演出を例示した説明図である。 第1可動役物14の進出方向移動を例示した説明図である。 第1可動役物14の第2態様を例示した説明図である。 第1可動役物14と画像の組合せ演出を例示した説明図である。 第1可動役物14の回転動作を例示した説明図である。 第1可動役物14の第1発光態様を例示した説明図である。 第1可動役物14の第2発光態様を例示した説明図である。 第2可動役物15の第2態様を例示した説明図である。 第2可動役物15の回転動作を例示した説明図である。 第1、2可動役物の第1組合せ演出を例示した説明図である。 第1、2可動役物の第2組合せ演出を例示した説明図である。 変動タイミング変化演出Aを例示した説明図である。 変動タイミング変化演出Bを例示した説明図である。 変動タイミング変化演出Cを例示した説明図である。 図柄方向変化演出Aを例示した説明図である。 図柄方向変化演出Bを例示した説明図である。 図柄方向変化演出Cを例示した説明図である。 役物図柄連携演出Aを例示した説明図である。 役物図柄連携演出Bを例示した説明図である。 役物図柄連携演出Cを例示した説明図である。 特定画像図柄連携演出Aを例示した説明図である。 特定画像図柄連携演出Bを例示した説明図である。 特定画像図柄連携演出Cを例示した説明図である。 装飾図柄態様変化演出Aを例示した説明図である。 装飾図柄態様変化演出Bを例示した説明図である。 装飾図柄態様変化演出Cを例示した説明図である。 装飾図柄変動領域演出Aを例示した説明図である。 装飾図柄変動領域演出Bを例示した説明図である。 装飾図柄変動領域演出Cを例示した説明図である。 操作促進演出Aを例示した説明図である。 操作促進演出Bを例示した説明図である。 操作促進演出Cを例示した説明図である。 当落告知演出Aを例示した説明図である。 当落告知演出Bを例示した説明図である。 当落告知演出Cを例示した説明図である。 操作部画像表示演出Aを例示した説明図である。 操作部画像表示演出Bを例示した説明図である。 操作部画像表示演出Cを例示した説明図である。 演出ボタンの出現消失演出Aを例示した説明図である。 演出ボタンの出現消失演出Bを例示した説明図である。 演出ボタンの出現消失演出Cを例示した説明図である。 当選報知演出Aを例示した説明図である。 当選報知演出Bを例示した説明図である。 当選報知演出Cを例示した説明図である。 立体画像の外郭内外演出Aを例示した説明図である。 立体画像の外郭内外演出Bを例示した説明図である。 立体画像の外郭内外演出Cを例示した説明図である。 演出モードの選択表示阻止演出Aを例示した説明図である。 演出モードの選択表示阻止演出Bを例示した説明図である。 演出モードの選択表示阻止演出Cを例示した説明図である。 遊技球画像演出Aを例示した説明図である。 遊技球画像演出Bを例示した説明図である。 遊技球画像演出Cを例示した説明図である。 立体画像の特定端面演出Aを例示した説明図である。 立体画像の特定端面演出Bを例示した説明図である。 立体画像の特定端面演出Cを例示した説明図である。 可動役物の合体演出Aを例示した説明図である。 可動役物の合体演出Bを例示した説明図である。 可動役物の合体演出Cを例示した説明図である。 他の実施形態の第1可動役物の第1態様を例示した図である。 他の実施形態の第1可動役物の第2態様を例示した図である。 他の実施形態の第1可動役物の第3態様を例示した図である。 他の実施形態の第1可動役物の第4態様を例示した図である。 保留数連動画像表示演出Aを例示した図である。 保留数連動画像表示演出Bを例示した図である。 保留数連動画像表示演出Cを例示した図である。 保留数連動画像表示演出Dを例示した図である。 保留数変化連動演出Aを例示した図である。 保留数変化連動演出Bを例示した図である。 保留数変化連動演出Cを例示した図である。 保留数変化連動演出Dを例示した図である。 保留アイコン移動変化演出Aを例示した図である。 保留アイコン移動変化演出Bを例示した図である。 保留アイコン移動変化演出Cを例示した図である。 保留アイコン移動変化演出Dを例示した図である。 変動中次モード開始表示演出Aを例示した図である。 変動中次モード開始表示演出Bを例示した図である。 変動中次モード開始表示演出Cを例示した図である。 変動中次モード開始表示演出Dを例示した図である。 所定画像継続表示演出Aを例示した図である。 所定画像継続表示演出Bを例示した図である。 所定画像継続表示演出Cを例示した図である。 所定画像継続表示演出Dを例示した図である。 背景画像切り替え演出Aを例示した図である。 背景画像切り替え演出Bを例示した図である。 背景画像切り替え演出Cを例示した図である。 背景画像切り替え演出Dを例示した図である。 画像ぼかし演出Aを例示した図である。 画像ぼかし演出Bを例示した図である。 画像ぼかし演出Cを例示した図である。 画像ぼかし演出Dを例示した図である。 当落報知演出Aを例示した図である。 当落報知演出Bを例示した図である。 当落報知演出Cを例示した図である。 当落報知演出Dを例示した図である。 装飾図柄表示領域演出Aを例示した図である。 装飾図柄表示領域演出Bを例示した図である。 装飾図柄表示領域演出Cを例示した図である。 装飾図柄表示領域演出Dを例示した図である。 保留対応画像演出Aを例示した図である。 保留対応画像演出Bを例示した図である。 保留対応画像演出Cを例示した図である。 保留対応画像演出Dを例示した図である。 保留画像演出Aを例示した図である。 保留画像演出Bを例示した図である。 保留画像演出Cを例示した図である。 保留画像演出Dを例示した図である。 当該保留アイコンの消失演出Aを例示した図である。 当該保留アイコンの消失演出Bを例示した図である。 当該保留アイコンの消失演出Cを例示した図である。 当該保留アイコンの消失演出Dを例示した図である。 保留アイコン画像表示演出Aを例示した図である。 保留アイコン画像表示演出Bを例示した図である。 保留アイコン画像表示演出Cを例示した図である。 保留アイコン画像表示演出Dを例示した図である。 操作状態示唆演出Aを例示した図である。 操作状態示唆演出Bを例示した図である。 操作状態示唆演出Cを例示した図である。 操作状態示唆演出Dを例示した図である。 操作画像ストック演出Aを例示した図である。 操作画像ストック演出Bを例示した図である。 操作画像ストック演出Cを例示した図である。 操作画像ストック演出Dを例示した図である。 当落告知可能演出Aを例示した図である。 当落告知可能演出Bを例示した図である。 当落告知可能演出Cを例示した図である。 当落告知可能演出Dを例示した図である。 特定対象表示演出Aを例示した図である。 特定対象表示演出Bを例示した図である。 特定対象表示演出Cを例示した図である。 特定対象表示演出Dを例示した図である。 複数役物合体演出Aを例示した図である。 複数役物合体演出Bを例示した図である。 複数役物合体演出Cを例示した図である。 複数役物合体演出Dを例示した図である。 当落告知あおり演出Aを例示した図である。 当落告知あおり演出Bを例示した図である。 当落告知あおり演出Cを例示した図である。 当落告知あおり演出Dを例示した図である。 キャラクタ選択演出Aを例示した図である。 キャラクタ選択演出Bを例示した図である。 キャラクタ選択演出Cを例示した図である。 キャラクタ選択演出Dを例示した図である。 始動口発光演出Aを例示した図である。 始動口発光演出Bを例示した図である。 始動口発光演出Cを例示した図である。 始動口発光演出Dを例示した図である。
<第1実施形態>
1.遊技機の構造
図1、図2に基づいて、本発明の一実施形態としての遊技機1の構造について説明する。図1は、遊技機1の正面図である。図2は、第2大入賞装置36の詳細を示す説明図である。以下では、遊技機1の左右方向を、遊技機1に対面する遊技者から見た左右方向に一致させて説明する。また、遊技機1の前方向は、遊技機1から遊技者に向かう方向として説明し、遊技機1の後方向は、遊技者から遊技機1に向かう方向として説明する。
遊技機1は、遊技者の発射操作に基づいて遊技球を発射させ、特定の入賞装置に遊技球が入賞すると、その入賞に基づいて所定数の遊技球を遊技者に払い出すパチンコ遊技機である。遊技機1は、遊技機枠50と、遊技盤2とを備え、遊技機枠50の内側に遊技盤2が取り付けられている。遊技機枠50は、前枠(前枠部)53のほか、遊技機の外郭部を形成する外枠(基枠部)と、外枠の内側において遊技盤2が取り付けられる内枠と、を備えている。前枠(前枠部)53は、外枠および内枠の前方側に配置される縦長方形状のユニットであり、ハンドル60と、打球供給皿(上皿)61と、余剰球受皿(下皿)62と、演出ボタン63と、剣部材64と、剣ボタン65と、枠ランプ66と、スピーカ67と、セレクトボタン68と、を備えている。前枠53の中央には開口部が形成されており、開口部を介して、遊技盤2の遊技領域3を視認することができる。
ハンドル60は、前枠53の右側の下端に配置され、回転角度に応じた発射強度で遊技球を発射させる。打球供給皿(上皿)61は、前枠53の下方に設けられ、遊技球を貯留する。余剰球受皿(下皿)62は、打球供給皿(上皿)61の下方に配置され、打球供給皿61に収容しきれない遊技球を貯留する。演出ボタン63は、打球供給皿(上皿)61の近傍に配置された操作部であり、遊技の進行に伴って実行される演出時などに遊技者によって操作(押圧)される。剣部材64は、剣の形を模した操作部であり、遊技の進行に伴って実行される演出時等に遊技者が下方向に押し込むことができる。剣ボタン65は、剣部材64の上端部分、すなわち、剣の柄の端部に設けられた操作部であり、遊技の進行に伴って実行される演出時などに遊技者によって操作(押圧)される。剣部材64は、剣部材64全体を下方に押し込む第1の操作と、先端の剣ボタン65を押圧する第2の操作の異なる2つの操作を実行可能に構成されている。枠ランプ66は、前枠53の開口部周辺に配置され、遊技中などに発光演出をおこなう。スピーカ67は、前枠53の左上方と右上方に配置され、遊技中などに音演出をおこなう。
遊技盤2は、遊技領域3と、レール部材4と、盤ランプ5と、画像表示装置7と、第1盤可動体14と、第2盤可動体15と、イルミネーションパネル(導光板)18と、固定入賞装置(ヘソ)19と、普通可変入賞装置(電チュー)22と、第1ゲート(スルーチャッカー)28と、第2ゲート(スルーチャッカー)29と、第1大入賞装置(第1アタッカー)31と、第2大入賞装置(第2アタッカー)36と、一般入賞口(普通入賞口)27と、アウト口16と、表示器類40と、を備えている。
遊技領域3は、ハンドル60の操作によって発射された遊技球が流下する領域であり、遊技球を誘導する複数の遊技釘が突設されている。レール部材4は、遊技領域3の左側端部に配置され、ハンドル60の操作によって発射された遊技球を遊技領域3の上方に向けて誘導する。盤ランプ5は、遊技領域3の背面側に配置され、遊技領域3の背面側から光を照射する。ここでは、盤ランプ5のうちの一部は、第1盤可動体14や第2盤可動体15のそれぞれの内側にも設けられており、第1盤可動体14や第2盤可動体15が特定の態様で発光演出可能に構成されている。
画像表示装置7は、遊技領域3の中央付近に設けられ、表示画面7aを備えている。画像表示装置7は、液晶表示装置であってもよいし、有機EL表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクター、ドットマトリクスなどの他の画像表示装置であってもよい。画像表示装置7の表示画面7aは、演出図柄(装飾図柄)8L、8C、8R)が可変表示(変動表示ともいう)される演出図柄表示領域と、保留画像9A、9Bが表示される保留画像表示領域と、保留消化画像9Cが表示される保留消化画像表示領域と、を有している。保留画像9A、9Bは、保留を表す画像であり、保留アイコンとも呼ぶ。保留消化画像9Cは、当該保留を表す画像であり、当該保留アイコンや変動アイコンとも呼ぶ。保留アイコンと当該保留アイコンとを総称して、単に保留アイコンとも呼ぶ。
演出図柄表示領域は、「左」「中」「右」の3つの図柄表示エリアを含んでいる。左の図柄表示エリアには左演出図柄8Lが表示される。中の図柄表示エリアには中演出図柄8Cが表示される。右の図柄表示エリアには右演出図柄8Rが表示される。演出図柄8L、8C、8Rは、例えば「1」~「9」までの数字を表した複数の図柄によって構成されている。演出図柄8L、8C、8Rの変動表示は、後述する第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示と同期している。画像表示装置7は、左、中、右の図柄表示エリアに表示する演出図柄の組み合わせによって、後述の第1特別図柄表示器41aおよび第2特別図柄表示器41bによって表示される第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の結果(大当たり小当たり抽選結果)を、遊技者にわかりやすく表示することができる。
例えば、大当たりに当選した場合には「777」などのゾロ目で演出図柄を停止表示する。はずれであった場合には「637」などのバラケ目で演出図柄を停止表示する。これにより、遊技者による遊技の進行状況の把握が容易となる。遊技者は、大当たり小当たり抽選結果を第1特別図柄表示器41aや第2特別図柄表示器41bのほか、画像表示装置7によって把握することができる。なお、図柄表示エリアの位置は固定的でなくてもよい。また、演出図柄の変動表示の態様としては、上下方向にスクロールする態様であってもよいしそれ以外の態様であってもよい。また、小当たりに当選した場合には「135」など予め定められたチャンス目で演出図柄を停止表示させてもよいし、バラケ目で演出図柄を停止表示させてもよい。各抽選結果に応じてどのような演出図柄の組み合わせを停止表示するかは上記に限定されず任意に設定することができる。以後、演出図柄8L、8C、8Rを表示する演出を「演出図柄の変動演出」、または、単に「変動演出」「変動表示」とも呼ぶ。なお、この装飾図柄の変動演出は、特別図柄が変動開始してから確定停止するまでの期間(特別図柄変動期間とも呼ぶ)における演出を1回の変動演出(1サイクルの変動演出)としてカウントする。従って、特別図柄が変動開始してから確定停止するまでの期間に、装飾図柄を仮停止させる場合があったとしても、当該仮停止の演出は、装飾図柄の変動演出に含まれる。
画像表示装置7は、演出図柄変動演出のほか、大当たり遊技(第2特別遊技)に並行しておこなわれる大当たり演出や、客待ち用のデモ演出などを表示画面7aに表示することができる。演出図柄変動演出では、演出図柄のほか、背景画像やキャラクタ画像などの演出画像も表示されてもよい。また、画像表示装置7は、演出図柄に加え、特別図柄が変動中であることを示唆したり、特別図柄の抽選結果を示唆したりすることが可能な識別表示(第四図柄、図示省略)を、表示画面7aに表示してもよい。なお、識別表示(第四図柄)は、遊技領域3に設けられたLEDなどの発光器によって表示させてもよい。
保留画像表示領域は、後述の第1特図保留の記憶数に応じて保留画像9Aを表示する第1保留表示エリアと、後述の第2特図保留の記憶数に応じて保留画像9Bを表示する第2保留表示エリアとを含んでいる。保留画像9A、9Bの表示によって、後述の第1特図保留表示器43aに表示される第1特図保留の記憶数と、第2特図保留表示器43bに表示される第2特図保留の記憶数を、遊技者にわかりやすく表示することができる。保留消化画像表示領域は、保留消化画像9Cを表示する保留消化表示エリアを含んでいる。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応しており、保留消化画像9Cの表示によって、第1特図保留または第2特図保留が消化(後述の「特図保留の消化」)されることを、遊技者にわかりやすく表示することができる。
画像表示装置7の左側と右側には、可動式のいわゆるギミックである第1盤可動体14(第1可動役物14とも呼ぶ)が設けられている。第1可動役物14は、左右のそれぞれに配置された2つの半環形状の部材が左右方向に移動可能に構成されている。第1可動役物14は、通常時は画像表示装置7の左側と右側の退避位置(図1)で静止しており、退避位置から表示画面7aの中央に向かって互いに近接するように移動(進出)して表示画面7aの前方の進出位置で静止することができる。第1可動役物14は、進出位置で左右の部材が合体したときに環形状の装飾部が形成され、画像表示装置7の一部を覆う。
画像表示装置7の上方側には、可動式のいわゆるギミックである第2盤可動体15(第2可動役物15とも呼ぶ)が設けられている。第2可動役物15は、「OARO」と記載された矩形形状の部材(装飾部)が上下方向に移動可能に構成されている。第2可動役物15は、通常時は画像表示装置7の上方の退避位置(図1)で静止しており、退避位置から表示画面7aの中央に向かって下方に移動(進出)して表示画面7aの前方の進出位置で静止することができる。第2可動役物15は、進出位置で停止したとき画像表示装置7の一部を覆う。
画像表示装置7の下部には、ステージ部11が形成されている。ステージ部11は、ステージ部11の上面を転動する遊技球を後述の第1始動口20へと誘導可能な形状を有している。センター装飾体10の左下方には、ワープ部12が設けられている。ワープ部12は、遊技球が流入する入口部と遊技球が流出する出口部とを備え、入口部から流入した遊技球を出口部からステージ部11に流出させる。
イルミネーションパネル(導光板)18は、前枠53の中央の開口部に取り付けられた透明の平板部材であり、イルミネーションパネル18を介して、遊技盤2の遊技領域3が視認可能になっている。すなわち、イルミネーションパネル18は、画像表示装置7の前方に配置されおり、画像表示装置7に表示される画像は、イルミネーションパネル18を介して視認可能になっている。イルミネーションパネル18は、端面からLEDの光の照射によって、主面に所定の画像を表示可能に構成されている。イルミネーションパネル18は、LEDの光の照射方向や色の違いによって、すく数種類の画像を複数種類の色で表示可能に構成されている。
固定入賞装置(ヘソ)19は、遊技領域3における画像表示装置7の下方に配置され、第1始動口(第1始動入賞口、第1入球口、固定始動口)20を備えている。第1始動口20への遊技球の入賞は、第1特別図柄の抽選(大当たり小当たり抽選)の契機となっている。言い換えれば、第1始動口20への遊技球の入賞は、特別図柄当たり乱数等の取得および大当たり判定等の契機となっている。
普通可変入賞装置(電チュー)22は、遊技領域3における第1始動口20の下方に配置され、第2始動口(第2始動入賞口、第2入球口、可変始動口)21を備えている。第2始動口21への遊技球の入賞は、第2特別図柄の抽選(大当たり小当たり抽選)の契機となっている。電チュー22は、前後に進退可能な可動部材23を備えており、可動部材23の作動によって第2始動口21を開閉する。可動部材23は、電チューソレノイド24によって駆動される。第2始動口21は、可動部材23が開状態(進出状態)のとき遊技球が入球可能である。なお、電チュー22は、可動部材23が開状態のときの方が閉状態(退避状態)のときよりも第2始動口21への入球が容易であればよく、閉状態のときに第2始動口21への入球が可能であってもよい。
第1ゲート(スルーチャッカー)28は、遊技領域3における画像表示装置7の右側に配置され、第2ゲート(スルーチャッカー)29は、遊技領域3における画像表示装置7の左側に配置されており、それぞれ、遊技球が通過可能に構成されている。ゲート(第1ゲート28および第2ゲート29)への遊技球の通過は、電チュー22を開放するか否かを決定する普通図柄抽選の契機となっている。言い換えれば、ゲート28、29への遊技球の通過は、普通図柄当たり乱数の取得および当たり判定等の契機となっている。
ここで、「特別図柄の抽選」とは、第1始動口20または第2始動口21に遊技球が入賞したときに、特別図柄判定用の乱数を取得し、この取得した乱数を予め定められた「大当たり」または「小当たり」に対応する値と比較することにより、大当たりか否か、および、小当たりか否かを判定する処理をいう。この「大当たり」および「小当たり」の抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、後述の第1特別図柄表示器41aまたは第2特別図柄表示器41bにおいて特別図柄の変動表示がおこなわれ、所定の変動時間を経過したところで、抽選結果に対応する特別図柄が停止表示(確定表示)され、遊技者に抽選結果が報知される。画像表示装置7では、特別図柄の変動表示と同期して演出図柄を変動表示する図柄合わせゲームが行われ、この図柄合わせゲームによって、より効果的に大当りの抽選結果が遊技者に報知される。
また、「普通図柄の抽選」とは、第1ゲート28または第2ゲート29を遊技球が通過したときに、普通図柄判定用の乱数を取得し、この取得した乱数を予め定められた「当り」に対応する値と比較することにより、当りか否かを判定する処理をいう。この普通図柄の抽選結果についても、第1ゲート28または第2ゲート29を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、後述の普通図柄表示器42において普通図柄の変動表示がおこなわれ、所定の変動時間を経過したところで、抽選結果に対応する普通図柄が確定表示(点灯または消灯)され、遊技者に抽選結果が報知される。
第1大入賞装置(第1アタッカー、第1特別可変入賞装置)31は、遊技領域3における第1ゲート28の下方に配置され、第1大入賞口(第1特別入賞口)30を備えている。第1大入賞口30は、スイング式の開閉動作により遊技球の受け入れを許容または阻害する開閉部材(第1特別入賞口開閉部材)32を備えている。開閉部材32は、第1大入賞口ソレノイド33によって駆動される。第1大入賞口30は、開閉部材32が開状態のとき遊技球が入球可能となる。
第2大入賞装置(第2アタッカー、第2特別可変入賞装置)36は、遊技領域3における第1大入賞口30の下方に配置され、第2大入賞口(第2特別入賞口)35を備えている。第2大入賞口35は、シャッター式の開閉動作により遊技球の受け入れを阻害または許容する開閉部材(第2特別入賞口開閉部材、可動部材)37を備えている。開閉部材37は、第2大入賞口ソレノイド38によって駆動される。第2大入賞口35は、開閉部材37が開状態のとき遊技球が入球可能となる。
第2大入賞装置36は、内部に、V領域(特定領域)39と、V領域センサ39aと、非V領域(非特定領域)70と、非V領域センサ70aと、第2大入賞口センサ35aと、V開閉部材71と、V開閉部材ソレノイド73と、を備えている。V領域(特定領域)39および非V領域(非特定領域)70は、第2大入賞装置36の内部において、第2大入賞口35を通過した遊技球が通過可能な領域として構成されている。第2大入賞口センサ35aは、V領域39および非V領域70の上流に配置され、第2大入賞口35への遊技球の入賞を検知する。V領域センサ39aは、V領域39に配置され、V領域39への遊技球の通過を検知する。非V領域センサ70aは、非V領域70に配置され、非V領域70への遊技球の通過を検知する。V開閉部材71は、第2大入賞口35を通過した遊技球をV領域39または非V領域70のいずれかに振り分ける。V開閉部材ソレノイド73は、V開閉部材71を駆動する。V開閉部材71は、回転移動(遊技盤2に対して時計回りおよび反時計回り)するように構成され、V開閉部材ソレノイド73の通電時には、原点位置から時計回りに回転して遊技球をV領域39に振り分ける第1の状態(回動状態)となり、V開閉部材ソレノイド73の非通電時には、原点に位置して遊技球を非V領域70に振り分ける第2の状態(停止状態)となる。なお、V開閉部材71は、回転移動に限らず、第1大入賞口30を通過した遊技球をV領域39または非V領域70のいずれかに振り分ける機能を有しておればよく、例えば、遊技盤2に対して左右方向に移動するように構成してもよい。すなわち、V開閉部材ソレノイド73の通電時には、遊技球をV領域39に振り分ける退避状態(第1の状態)となり、V開閉部材ソレノイド73の非通電時には、遊技球を非V領域70に振り分ける進出状態(第2の状態)となるように構成してもよい。
図2(A)は、V開閉部材ソレノイド73が通電時の状態を示している。V開閉部材ソレノイド73の通電時には、V開閉部材71はV領域39への遊技球の通過を許容する状態(第1の状態)となる。V開閉部材71が第1の状態のときには、第2大入賞口35に入賞した遊技球は、第2大入賞口センサ35aを通過した後、V領域39を通過する(図2(A)のAルート)。この遊技球のルートを「第1のルート」と呼ぶ。図2(B)は、V開閉部材ソレノイド73が非通電時の状態を示している。V開閉部材ソレノイド73の非通電時には、V開閉部材71はV領域39への遊技球の通過を妨げる状態(第2の状態)となる。V開閉部材71が第2の状態のときには、第2大入賞口35に入賞した遊技球は、第2大入賞口センサ35aを通過した後、V開閉部材71の上面を転動して非V領域70を通過する(図2(B)のBルート)。この遊技球のルートを「第2のルート」と呼ぶ。なお、遊技機1では、V領域39への遊技球の通過が後述の大当たり遊技(第2特別遊技)の実行契機となっている。つまり、V領域39への遊技球の通過が成功したか否かによっても大当たりの当否抽選がおこなわれる。上述の第1特別図柄の抽選または第2特別図柄の抽選により当選する大当たりを「1種大当たり」とも呼び、V領域39への遊技球の通過によって当選する大当たりを「2種大当たり」とも呼ぶ。
図1に戻って、普通入賞口27は、遊技領域3の下部に2つ設けられている。なお、普通入賞口27の数は任意に設定することができる。アウト口16は、遊技領域3の下部に設けられており、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域3の外へ排出する。表示器類40は、遊技盤2の右下部に配置されている。表示器類40の詳細については後述する。
遊技領域3には、左右方向の中央より左側の左遊技領域3Aと、右側の右遊技領域3Bとがある。左遊技領域3Aを遊技球が流下するように遊技球を発射する打ち方を「左打ち」と呼ぶ。一方、右遊技領域3Bを遊技球が流下するように遊技球を発射する打ち方を「右打ち」と呼ぶ。遊技機1では、左打ちにて第2ゲート29の通過、第1始動口20への入賞を狙うことができる。一方、右打ちにて第1ゲート28への通過、第2始動口21、第1大入賞口30、および、第2大入賞口35への入賞が狙うことができるように構成されている。
図3は、表示器類40の拡大図である。表示器類40は、第1特別図柄表示器41aと、第2特別図柄表示器41bと、普通図柄表示器42と、第1特図保留表示器43aと、第2特図保留表示器43bと、普図保留表示器44と、を含んでいる。第1特別図柄表示器41aは、第1特別図柄を可変表示する。第2特別図柄表示器41bは、第2特別図柄を可変表示する。普通図柄表示器42は、普通図柄を可変表示する。第1特図保留表示器43aは、第1特別図柄表示器41aの作動保留(第1特図保留)の記憶数を表示する。第2特図保留表示器43bは、第2特別図柄表示器41bの作動保留(第2特図保留)の記憶数を表示する。普図保留表示器44は、普通図柄表示器42の作動保留(普図保留)の記憶数を表示する。第1特別図柄の可変表示は、第1始動口20への遊技球の入賞を契機としておこなわれる。第2特別図柄の可変表示は、第2始動口21への遊技球の入賞を契機としておこなわれる。以下では、第1特別図柄および第2特別図柄を総称して「特別図柄」とも呼ぶ。また、第1特別図柄表示器41aおよび第2特別図柄表示器41bを総称して「特別図柄表示器41」とも呼ぶ。また、第1特図保留表示器43aおよび第2特図保留表示器43bを総称して「特図保留表示器43」とも呼ぶ。
特別図柄表示器41は、特別図柄(識別情報)を可変表示(変動表示)した後、停止表示することによって第1始動口20または第2始動口21への入賞に基づく抽選(特別図柄当たり抽選、大当たり小当たり抽選)の結果を報知する。停止表示される特別図柄(停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される特別図柄)は、特別図柄抽選によって複数種類の特別図柄の中から選択された一つの特別図柄である。停止図柄が予め定めた大当たり停止態様の特別図柄(大当たり図柄)である場合には、停止表示された大当たり図柄の種類(当選した大当たりの種類)に応じた開放パターンにて第1大入賞口30を開放させる大当たり遊技(第2特別遊技)がおこなわれる。また、停止図柄が予め定めた小当たり停止態様の特別図柄(小当たり図柄)である場合には、停止表示された小当たり図柄の種類(当選した小当たりの種類)に応じた開放パターンにて第2大入賞口35を開放させる小当たり遊技(第1特別遊技)がおこなわれる。なお、第1特別遊技または第2特別遊技における大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)の開放パターンについては後述する。
特別図柄表示器41は、横並びに配された8個のLEDから構成されており、その点灯態様によって特別図柄当たり抽選の結果に応じた特別図柄を表示する。例えば、大当たり(後述の複数種類の大当たりのうちの一つ)に当選した場合には、「○○●●○○●●」(○:点灯、●:消灯)というように左から1,2,5,6番目にあるLEDが点灯した大当たり図柄を表示する。また、小当たり(後述の複数種類の小当たりのうちの一つ)に当選した場合には、「●●●●○○●●」というように左から5,6番目にあるLEDが点灯した小当たり図柄を表示する。また、ハズレである場合には、「●●●●●●●○」というように一番右にあるLEDのみが点灯したハズレ図柄を表示する。ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。特別図柄が停止表示される前には、所定の変動時間にわたって特別図柄の変動表示(可変表示)がなされる。変動表示の態様は、例えば、左から右へ光が繰り返し流れるように各LEDが点灯してもよい。変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、上記態様に限定されず、任意の点灯態様とすることができる。例えば、変動表示の態様は、全LEDが一斉に点滅してもよい。
遊技機1では、第1始動口20または第2始動口21への遊技球の入賞(入球)があると、その入賞に対して取得した特別図柄当たり乱数等の各種乱数の値(数値情報)は、特図保留記憶領域85(図6)に一旦記憶される。具体的には、第1始動口20への入賞であれば、第1特図保留として第1特図保留記憶領域85a(図6)に記憶され、第2始動口21への入賞であれば、第2特図保留として第2特図保留記憶領域85b(図6)に記憶される。各々の特図保留記憶領域85に記憶可能な特図保留の数には上限があり、本実施形態における上限値は、第1特図保留記憶領域85aが4個、第2特図保留記憶領域85bが1個となっている。特図保留記憶領域85に記憶された特図保留は、その特図保留に基づく特別図柄の可変表示が可能となったときに消化される。「特図保留の消化」とは、その特図保留に対応する特別図柄当たり乱数等を判定して、その判定結果を示すための特別図柄の可変表示を実行することをいう。従って、遊技機1では、第1始動口20または第2始動口21への遊技球の入賞に基づく特別図柄の可変表示がその入賞後にすぐにおこなえない場合、すなわち、特別図柄の可変表示の実行中や特別遊技(大当たり遊技または小当たり遊技)の実行中に入賞があった場合であっても、所定個数を上限として、その入賞に対する大当たり小当たり抽選の権利を留保することができる。特図保留の数は、特図保留表示器43に表示される。第1特図保留表示器43aは、例えば4個のLEDで構成されており、第2特図保留表示器43bは、例えば4個のLEDで構成されている。各特図保留表示器43は、特図保留の数だけLEDを点灯させることによって特図保留の数を表示する。
普通図柄の可変表示は、第1ゲート28または第2ゲート29への遊技球の通過を契機としておこなわれる。普通図柄表示器42は、普通図柄を可変表示(変動表示)した後、停止表示することによって第1ゲート28または第2ゲート29への遊技球の通過に基づく普通図柄抽選の結果を報知する。停止表示される普通図柄(普図停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される普通図柄)は、普通図柄抽選によって複数種類の普通図柄の中から選択された一つの普通図柄である。普図停止図柄が予め定めた特定普通図柄(所定の停止態様の普通図柄すなわち普通当たり図柄)である場合には、現在の遊技状態に応じた開放パターンにて第2始動口21を開放させる補助遊技が行われる。なお、第2始動口21の開放パターンについては後述する。
普通図柄表示器42は、3個のLEDから構成されており、その点灯態様によって普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄を表示するものである。例えば、抽選結果が当たりである場合には、「○○●」(○:点灯、●:消灯)というように左から1,2番目にあるLEDが点灯した普通当たり図柄を表示する。抽選結果がハズレである場合には、「●●○」というように右のLEDのみが点灯した普通ハズレ図柄を表示する。普通ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。普通図柄が停止表示される前には、所定の変動時間にわたって普通図柄の変動表示がなされる。変動表示の態様は、例えば、左から右へ光が繰り返し流れるように各LEDが点灯してもよい。変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、上記態様に限定されず、任意の点灯態様とすることができる。例えば、変動表示の態様は、全LEDが一斉に点滅してもよい。
遊技機1では、第1ゲート28または第2ゲート29への遊技球の通過があると、その通過に対して取得した普通図柄当たり乱数の値は、普図保留記憶領域86(図6)に普図保留として一旦記憶される。普図保留記憶領域86に記憶可能な普図保留の数には上限があり、本形態における上限値は1個となっている。普図保留記憶領域86に記憶された普図保留は、その普図保留に基づく普通図柄の可変表示が可能となったときに消化される。普図保留の消化とは、その普図保留に対応する普通図柄当たり乱数を判定して、その判定結果を示すための普通図柄の可変表示を実行することをいう。従って、遊技機1では、ゲート28への遊技球の通過に基づく普通図柄の可変表示がその通過後にすぐにおこなえない場合、すなわち、普通図柄の可変表示の実行中や補助遊技の実行中に入賞があった場合であっても、所定個数を上限として、その通過に対する普通図柄抽選の権利を留保することができる。普図保留の数は、普図保留表示器44に表示される。普図保留表示器44は、例えば、1個のLEDで構成されており、普図保留の数だけLEDを点灯させることによって普図保留の数を表示する。
2.遊技機の電気的構成
図4、図5に基づいて、遊技機1の電気的構成について説明する。図4は、遊技機1の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。図5は、遊技機1のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。遊技機1は、主制御基板80(図4)と、サブ制御基板90(図5)と、画像制御基板100(図5)と、ランプ制御基板107(図5)と、音声制御基板106(図5)と、払出制御基板110(図4)と、を備えている。主制御基板80は、大当たり小当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御をおこなう遊技制御基板であり、メイン制御部を構成する。サブ制御基板90は、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御をおこなう演出制御基板であり、画像制御基板100、ランプ制御基板107、音声制御基板106とともにサブ制御部を構成する。なお、サブ制御部は、少なくともサブ制御基板90を備えていれば構成可能である。
主制御基板80は、遊技制御用マイコン81と、入出力回路87と、を備えている。遊技制御用マイコン81は、主制御基板80に実装されているワンチップマイコンであり、プログラムに従って遊技機1の遊技の進行を制御する。遊技制御用マイコン81は、遊技の進行を制御するためのプログラムなどを記憶するメインROM83と、ワークメモリとして使用されるメインRAM84と、メインROM83に記憶されているプログラムを実行するメインCPU82と、を含んでいる。メインROM83に記憶されているデータの詳細、および、メインRAM84に設けられている記憶領域の詳細については後述する。メインROM83は外付けROMとして構成されていてもよい。遊技制御用マイコン81は、入出力回路(I/Oポート部)87を介して他の基板等とデータの送受信をおこなう。入出力回路87は、遊技制御用マイコン81に内蔵されていてもよい。
主制御基板80には、入出力回路87および中継基板88を介して各種センサやソレノイドが接続されている。主制御基板80は、各センサから出力された信号が入力するとともに、各ソレノイドに対して信号を出力する。中継基板88を介して接続されるセンサ類としては、第1始動口センサ20a、第2始動口センサ21a、第1ゲートセンサ28a、第2ゲートセンサ29a、第1大入賞口センサ30a、第2大入賞口センサ35a、V領域センサ39a、非V領域センサ70a、および、普通入賞口センサ27a、が例示される。中継基板88を介して接続されるソレノイド類としては、電チューソレノイド24、第1大入賞口ソレノイド33、第2大入賞口ソレノイド38、および、V開閉部材ソレノイド73が例示される。第1始動口センサ20aは、第1始動口20の内部に設けられ、第1始動口20に入賞した遊技球を検出する。第2始動口センサ21aは、第2始動口21の内部に設けられ、第2始動口21に入賞した遊技球を検出する。第1ゲートセンサ28aは、第1ゲート28の内部に設けられ、第1ゲート28を通過した遊技球を検出する。第2ゲートセンサ29aは、第2ゲート29の内部に設けられ、第2ゲート29を通過した遊技球を検出する。第1大入賞口センサ30aは、第1大入賞口30の内部に設けられ、第1大入賞口30に入賞した遊技球を検出する。第2大入賞口センサ35aは、第2大入賞口35の内部に設けられ、第2大入賞口35に入賞した遊技球を検出する。V領域センサ39aは、第2大入賞口35の内部のV領域39に設けられ、V領域39を通過した遊技球を検出する。非V領域センサ70aは、第2大入賞口35の内部の非V領域70に設けられ、非V領域70を通過した遊技球を検出する。普通入賞口センサ27aは、普通入賞口27の内部に設けられ、普通入賞口27に入賞した遊技球を検出する。電チューソレノイド24は、電チュー22の可動部材23を駆動する。第1大入賞口ソレノイド33は、第1大入賞装置31の開閉部材32を駆動する。第2大入賞口ソレノイド38は、第2大入賞装置36の開閉部材37を駆動する。V開閉部材ソレノイド73は、第2大入賞口35のV開閉部材71を駆動する。
主制御基板80には、入出力回路87を介して表示器類40が接続されている。遊技制御用マイコン81は、第1特別図柄表示器41a、第2特別図柄表示器41b、普通図柄表示器42、第1特図保留表示器43a、第2特図保留表示器43b、普図保留表示器44についての表示制御おこなう。
主制御基板80には、入出力回路87を介して払出制御基板110が接続されている。主制御基板80は、払出制御基板110に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御基板110から信号を受信する。払出制御基板110には、賞球払出装置120と、貸球払出装置130と、カードユニット135と、が接続され、発射制御回路111を介して発射装置112が接続されている。賞球払出装置120は、賞球の払い出しをおこなう。払出制御基板110は、遊技制御用マイコン81からの信号に基づいて、賞球払出装置120の賞球モータ121を駆動して賞球の払い出しをおこなう。払い出される賞球は、計数のために賞球センサ122によって検知される。貸球払出装置130は、貸球の払い出しをおこなう。払出制御基板110は、遊技機1に接続されたカードユニット135からの信号に基づいて、貸球払出装置130の貸球モータ131を駆動して貸球の払い出しをおこなう。払い出される貸球は、計数のために貸球センサ132によって検知される。カードユニット135は、遊技機1に隣接して配置され、挿入されたプリペイドカードなどの情報に基づいて球貸に関する情報を出力する。発射装置112は、ハンドル60(図1)と、発射モータ113と、タッチスイッチ114と、発射ボリューム115と、を備えている。発射装置112は、遊技者によるハンドル60の操作があった場合に、タッチスイッチ114によってハンドル60の接触を検知し、発射ボリューム115によってハンドル60の回転量を検知する。そして、発射ボリューム115の検知信号の大きさに応じた強さで遊技球が発射されるように発射モータ113を駆動する。
主制御基板80には、入出力回路87を介してサブ制御基板90(図5)が接続されている。主制御基板80は、サブ制御基板90に対して各種コマンドを送信する。主制御基板80とサブ制御基板90との接続は、主制御基板80からサブ制御基板90への信号の送信のみが可能な単方向通信接続となっている。すなわち、主制御基板80とサブ制御基板90との間には、通信方向規制手段としての図示しない単方向性回路(例えばダイオードを用いた回路)が介在している。
サブ制御基板90は、演出制御用マイコン91と、入出力回路95と、を備えている。演出制御用マイコン91は、サブ制御基板90に実装されているワンチップマイコンであり、プログラムに従って遊技機1の遊技の演出を制御する。演出制御用マイコン91は、遊技の進行に伴って演出を制御するためのプログラム等を記憶するサブROM93と、ワークメモリとして使用されるサブRAM94と、サブROM93に記憶されているプログラムを実行するサブCPU92と、を含んでいる。サブROM93に記憶されているデータの詳細、および、サブRAM94に設けられている記憶領域の詳細については後述する。サブROM93は外付けROMとして構成されていてもよい。演出制御用マイコン91は、入出力回路(I/Oポート部)95を介して他の基板等とデータの送受信をおこなう。入出力回路95は、演出制御用マイコン91に内蔵されていてもよい。サブ制御基板90には、入出力回路95を介して、画像制御基板100と、音声制御基板106と、ランプ制御基板107と、中継基板108と、が接続されている。
画像制御基板100は、画像制御用マイコン101と、入力回路105aと、出力回路105bとを備えている。画像制御用マイコン101は、画像制御基板100に実装されているワンチップマイコンであり、プログラムに従って画像表示装置7の表示制御をおこなう。画像制御用マイコン101は、CPU102と、ROM103と、RAM104とを含んでいる。ROM103には、表示制御をおこなうためのプログラムのほか、画像表示装置7に表示される静止画データや動画データ、具体的には、キャラクタ、アイテム、図形、文字、数字および記号等(演出図柄を含む)や背景画像等の画像データが格納されている。RAM104は、画像データを展開するためのメモリとして使用される。CPU102は、ROM103に記憶されているプログラムを実行する。演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信したコマンドに基づいて、画像制御用マイコン101に画像表示装置7の表示制御をおこなわせる。画像制御用マイコン101は、演出制御用マイコン91からの指令に基づいてROM103から画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいて表示制御をおこなう。
音声制御基板106には、スピーカ67が接続されており、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信したコマンドに基づいて、音声制御基板106を介してスピーカ67から音声、楽曲、効果音等を出力させる。スピーカ67から出力する音声等の音響データは、サブ制御基板90のサブROM93に格納されている。なお、音声制御基板106は、CPUを実装していてもよく、そのCPUにコマンドに基づく音声制御を実行させてもよい。さらに、音声制御基板106は、ROMを実装してもよく、そのROMに音響データを格納してもよい。また、スピーカ67を画像制御基板100に接続し、画像制御基板100のCPU102に音声制御を実行させてもよい。さらに、画像制御基板100のROM103に音響データを格納してもよい。
ランプ制御基板107には、枠ランプ66と、盤ランプ5と、第1可動役物14と、第2可動役物15と、が接続されており、これらを制御する。演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信したコマンドに基づいて、ランプ制御基板107を介して枠ランプ66や盤ランプ5(第1可動役物14や第2可動役物15のランプを含む)等のランプの点灯制御をおこなう。つまり、演出制御用マイコン91は、枠ランプ66や盤ランプ5等のランプの発光態様を決める発光パターンデータ(点灯/消灯や発光色等を決めるデータ、ランプデータともいう)を作成し、発光パターンデータに従って枠ランプ66や盤ランプ5などのランプの発光を制御する。発光パターンデータの作成にはサブ制御基板90のサブROM93に格納されているデータが用いられる。演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信したコマンドに基づいて、第1可動役物14、および、第2可動役物15を動作させる。演出制御用マイコン91は、第1可動役物14、および、第2可動役物15のそれぞれの動作態様を決める動作パターンデータ(駆動データ)を作成し、動作パターンデータに従ってこれらの可動役物の動作を制御する。動作パターンデータの作成にはサブROM93に格納されているデータを用いる。なお、ランプ制御基板107は、CPUを実装していてもよく、そのCPUにコマンドに基づくランプの点灯制御や可動役物の動作制御を実行させてもよい。この場合、ランプ制御基板107はROMを実装してもよく、そのROMに発光パターンや動作パターンに関するデータを格納してもよい。
中継基板108には、演出ボタン検出スイッチ63aと、セレクトボタン検出スイッチ68aと、が接続されている。演出ボタン検出スイッチ63aは、演出ボタン63が押下操作されたことを検出する。演出ボタン63が押下されると、演出ボタン検出スイッチ63aから、中継基板108を介してサブ制御基板90にスイッチ信号が出力される。セレクトボタン検出スイッチ68aは、セレクトボタン68が押下操作されたことを検出する。また、サブ制御基板90は、中継基板108を介して演出ボタン63やセレクトボタン68に対して、発光演出を実行させることができる。
3.遊技機のデータ構成
図6、図7に基づいて、遊技機1のデータ構成について説明する。図6(A)は、メインROM83に記憶されているテーブルを説明するための図である。図6(B)は、メインRAM84に設けられている記憶領域を説明するための図である。図7(A)は、サブROM93に記憶されているテーブルを説明するための図である。図7(B)は、サブRAM94に設けられている記憶領域を説明するための図である。
メインROM83(図6(A))には、特別図柄当たり判定テーブルT1と、リーチ判定テーブルT2と、特別図柄当たり種別判定テーブルT3と、特別図柄変動パターン判定テーブルT4と、普通図柄当たり判定テーブルT5と、普通図柄当たり種別判定テーブルT6と、普通図柄変動パターン判定テーブルT7と、電チュー開放パターン判定テーブルT8と、大入賞口開放パターン判定テーブルT9と、が格納されている。これらの判定テーブルは、遊技制御用マイコン81が実行する主制御メイン処理(後述)において、遊技制御用マイコン81によって参照される。各判定テーブルの具体的な内容については後述する。
メインRAM84(図6(B))には、コマンドセット領域84aと、フラグセット領域84bと、カウンタセット領域84cと、特別動作ステータスセット領域84dと、特図保留記憶領域85と、普図保留記憶領域86とが設けられている。コマンドセット領域84aは、主制御メイン処理(後述)において、メイン制御部側からサブ制御部側に出力されるコマンドがセットされる領域(出力バッファ)であり、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープニングコマンド、ラウンド指定コマンド、エンディングコマンド、遊技状態指定コマンド、V通過コマンド、事前判定コマンド、客待ち待機コマンド、保留球数コマンド、普通図柄変動開始コマンド、普通図柄変動停止コマンド、普通図柄オープニングコマンド、普通図柄エンディングコマンドなどがセットされる。フラグセット領域84bは、主制御メイン処理(後述)において、遊技機の状態や遊技状態を示すフラグがセットされる領域であり、大当たりフラグ、大当たり終了フラグ、小当たりフラグ、小当たり終了フラグ、Vフラグ、時短フラグ、V開閉部材作動フラグなどがセットされる。カウンタセット領域84cは、主制御メイン処理(後述)において使用されるカウンタがセットされる領域であり、乱数カウンタ、ラウンドカウンタ、第1時短カウンタ、第2時短カウンタなどがセットされる。特別動作ステータスセット領域84dは、後述する特別動作処理(図20)におけるステータスがセットされる領域である。特図保留記憶領域85は、第1特図保留が記憶される第1特図保留記憶領域85aと、第2特図保留が記憶される第2特図保留記憶領域85bとを含んでいる。第1特図保留記憶領域85aには、第1特図保留の1個目、2個目、3個目、4個目にそれぞれ対応する特別図柄当たり乱数等の乱数値群(保留情報)を記憶するための第1記憶領域、第2記憶領域、第3記憶領域、第4記憶領域が設けられている。第2特図保留記憶領域85bには、第2特図保留の1個目に対応する乱数値群(保留情報)を記憶するための第1記憶領域が設けられている。普図保留記憶領域86は、普図保留の1個目に対応する普通図柄当たり乱数等の乱数値群(保留情報)を記憶するための第1記憶領域が設けられている。なお、メインRAM84には、上記の領域の他に、特図停止図柄データがセットされる当たり種別セットバッファや、装飾可動体15を駆動させるための駆動データがセットされる駆動データバッファ等が設けられている。
サブROM93(図7(A))には、変動演出パターン決定テーブルT51と、停止図柄パターン決定テーブルT52と、モードステータス設定テーブルT53と、時短演出シナリオ決定テーブルT54と、先読み演出パターン決定テーブルT55とが格納されている。これらの決定テーブルは、演出制御用マイコン91が実行するサブ制御メイン処理(後述)において、演出制御用マイコン91によって参照される。各決定テーブルの具体的な内容については後述する。
サブRAM94(図7(B))には、コマンド記憶領域94aと、演出コマンドセット領域94bと、事前判定情報記憶領域94cと、カウンタセット領域94dと、モードステータスセット領域94eとが設けられている。コマンド記憶領域94aは、サブ制御メイン処理(後述)において、メイン制御部側から入力されたコマンドが記憶される領域(入力バッファ)であり、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープニングコマンド、ラウンド指定コマンド、エンディングコマンド、遊技状態指定コマンド、V通過コマンド、事前判定コマンド、客待ち待機コマンド、保留球数コマンド、普通図柄変動開始コマンド、普通図柄変動停止コマンド、普通図柄オープニングコマンド、普通図柄エンディングコマンドなどが格納される。演出コマンドセット領域94bは、サブ制御メイン処理(後述)において、サブ制御基板90から画像制御基板100、ランプ制御基板107、音声制御基板106に出力されるコマンドがセットされる領域(出力バッファ)であり、変動演出開始コマンド、変動演出終了コマンド、オープニング演出開始コマンド、ラウンド演出開始コマンド、エンディング演出開始コマンド、普通図柄変動演出開始コマンド、普通図柄変動演出終了コマンド、普通図柄オープニング演出開始コマンド、普通図柄エンディング演出開始コマンドなどがセットされる。事前判定情報記憶領域94cは、サブ制御メイン処理(後述)において、事前判定情報が記憶される。カウンタセット領域94dは、サブ制御メイン処理(後述)において使用されるカウンタがセットされる領域であり、乱数カウンタ、第1特図保留演出カウンタ、第2特図保留演出カウンタ、普図保留演出カウンタ、第1時短演出カウンタ、第2時短演出カウンタなどがセットされる。モードステータスセット領域94eは、遊技機1の遊技状態(後述する時短状態か非時短状態か)を示すモードステータス(後述)がセットされる。
図8は、遊技機1において使用される各種の乱数を説明するための図である。図8(A)は、メイン制御部側の遊技制御用マイコン81が取得する乱数を示しており、図8(B)は、サブ制御部側の演出制御用マイコン91が取得する乱数を示している。遊技制御用マイコン81は、「特別図柄当たり乱数」と、「特別図柄当たり種別乱数」と、「リーチ乱数」と、「変動パターン乱数」と、「普通図柄当たり乱数」と、「普通図柄当たり種別乱数」とをそれぞれ後述するタイミングにおいて取得するように構成されている。「特別図柄当たり乱数」は、大当たり又は小当たりか否かの抽選(大当たり小当たり抽選)に用いられる乱数であり、0~65535までの範囲の値をとる。「特別図柄当たり種別乱数」は、当選した大当たり又は小当たりの種別の抽選(当たり種別判定)に用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。「リーチ乱数」は、大当たり小当たり判定がハズレである場合に、その結果を示す演出図柄変動演出においてリーチを発生させるか否かを決定するために用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。リーチとは、複数の演出図柄(装飾図柄)のうち変動表示されている演出図柄が残り1つとなっている状態であって、変動表示されている演出図柄がどの図柄で停止表示されるか次第で大当たり小当たり当選を示す演出図柄の組み合わせとなる状態(例えば、「7↓7」の状態)のことである。なお、リーチ状態において停止表示されている演出図柄は、表示画面7a内で揺れているように表示されてもよい。「変動パターン乱数」は、変動時間を含む変動パターンを決定するために用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。「普通図柄当たり乱数」は、電チュー22を開放させる補助遊技をおこなうか否かの当たり抽選(普通図柄抽選)に用いられる乱数であり、0~255までの範囲の値をとる。「普通図柄当たり種別乱数」は、普通図柄抽選で当選した当たりの種別の抽選(当たり種別判定)に用いられる乱数であり、0~65535までの範囲の値をとる。「特別図柄当たり乱数」、「特別図柄当たり種別乱数」、「リーチ乱数」、「変動パターン乱数」は、始動口(第1始動口20または第2始動口21)への入球に基づいて取得される。第1始動口20への入球に基づいて取得された乱数値群は第1特図保留記憶領域85aに記憶され、第2始動口21への入球に基づいて取得された乱数値群は第2特図保留記憶領域85bに記憶される。「普通図柄当たり乱数」、「普通図柄当たり種別乱数」は、ゲート(第1ゲート28または第2ゲート29)の通過に基づいて取得される。取得された普通図柄当たり乱数値および普通図柄当たり種別乱数値は、普図保留記憶領域86に記憶される。
演出制御用マイコン91は、「変動演出パターン乱数」と、「時短演出シナリオ乱数」と、「先読み演出乱数」とを後述するタイミングにおいて取得するように構成されている。「変動演出パターン乱数」は、変動演出パターンを決定するために用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。「時短演出シナリオ乱数」は、時短状態時に画像表示装置7に表示される時短残り回数(表示時短残り回数)の変化シナリオを決定するために用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。「先読み演出乱数」は、変動演出時の先読み演出を決定するために用いられる乱数であり、0~127までの範囲の値をとる。「変動演出パターン乱数」は、メイン制御部側からサブ制御部側に変動開始コマンドが出力されたことに基づいて取得される。取得された乱数値はサブRAM94に記憶される。「時短演出シナリオ乱数」は、メイン制御部側からサブ制御部側にエンディングコマンドが出力されたことに基づいて取得される。「先読み演出乱数」は、メイン制御部側からサブ制御部側に事前判定コマンドが出力されたことに基づいて取得される。取得された乱数値はサブRAM94に記憶される。
図9は、特別図柄当たり判定テーブルT1およびリーチ判定テーブルT2を説明するための図である。図9(A)には、特別図柄当たり判定テーブルT1を説明するための図が示され、図9(B)には、リーチ判定テーブルT2を説明するための図が示されている。
特別図柄当たり判定テーブルT1は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得した特別図柄当たり乱数値(0~65535のいずれか)が「大当たり」、「小当たり」、「ハズレ」のいずれに該当するかを判定するために参照されるテーブルである。図9(A)では、第1特別図柄(特図1)の抽選において、特別図柄当たり乱数値が「0~210」の場合には、「大当たり」と判定され、特別図柄当たり乱数値が「10000~10500」の場合には、「小当たり」と判定され、特別図柄当たり乱数値が0~65535のうち上記以外の数値の場合には、「ハズレ」と判定されることが示されている。また、第2特別図柄(特図2)の抽選において、特別図柄当たり乱数値が「0~210」の場合には、「大当たり」と判定され、特別図柄当たり乱数値が「10000~16500」の場合には、「小当たり」と判定され、特別図柄当たり乱数値が0~65535のうち上記以外の数値の場合には、「ハズレ」と判定されることが示されている。
リーチ判定テーブルT2は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得したリーチ乱数値(0~127のいずれか)が「リーチ有り」に該当するか「リーチ無し」に該当するかを判定するために参照されるテーブルである。図9(B)では、「非時短状態」において、リーチ乱数値が「0~13」の場合には、「リーチ有り」と判定され、リーチ乱数値が「0~13以外の数値(14~127)」の場合には、「リーチ無し」と判定されることが示されている。また、「時短状態」において、リーチ乱数値が「0~5」の場合には、「リーチ有り」と判定され、リーチ乱数値が「0~5以外の数値(6~127)」の場合には、「リーチ無し」と判定されることが示されている。「時短状態」および「非時短状態」の内容については後述する。リーチ判定テーブルT2では、時短状態の方が非時短状態よりもハズレ時のリーチがかかりにくくなっている。これは、時短状態において変動時間の短いリーチ無しハズレがより多く選択されることで、特図保留の消化スピードを速めるためである。
図10、図11に基づいて、特別図柄当たり種別判定テーブルT3について説明する。図10は、特図1の抽選における特別図柄当たり種別判定テーブルT3を説明するための図である。図11は、特図2の抽選における特別図柄当たり種別判定テーブルT3を説明するための図である。特別図柄当たり種別判定テーブルT3は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得した特別図柄当たり種別乱数値(0~127のいずれか)に応じて、「大当たり種別」または「小当たり種別」と、「特別図柄の種類」を判定するために参照されるテーブルである。図10では、「非時短状態時」における特図1の抽選において「大当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~15」の場合には、大当たり種別が「15R時短99回大当たりA」と判定され、第1特別図柄表示器41aに停止表示される特図1の停止図柄(特図1停止図柄)が「時短図柄1」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「16~63」の場合には、大当たり種別が「15R時短99回大当たりB」と判定され、特図1停止図柄が「時短図柄2」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「64~127」の場合には、大当たり種別が「15R時短5回大当たりA」と判定され、特図1停止図柄が「時短図柄3」と判定される。一方、「非時短状態時」における特図1の抽選において「小当たり当選」した場合には、特別図柄当たり種別乱数値によらず(0~127のいずれであっても)、小当たり種別が「16R通常小当たりA(実質5R・V通過実質不可)」と判定され、特図1停止図柄が「時短無し小当たり図柄1」と判定される。
「時短状態時」における特図1の抽選において「大当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~63」の場合には、大当たり種別が「15R時短99回大当たりC」と判定され、特図1停止図柄が「時短図柄4」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「64~127」の場合には、大当たり種別が「15R時短5回大当たりB」と判定され、特図1停止図柄が「時短図柄5」と判定される。一方、「時短状態時」における特図1の抽選において「小当たり当選」した場合には、特別図柄当たり種別乱数値によらず(0~127のいずれであっても)、小当たり種別が「16R通常小当たりB(実質5R・V通過実質不可)」と判定され、特図1停止図柄が「時短無し小当たり図柄2」と判定される。
図11では、「非時短状態時」における特図2の抽選において「大当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~63」の場合には、大当たり種別が「15R時短5回大当たりC」と判定され、第2特別図柄表示器41bに停止表示される特図2の停止図柄(特図2停止図柄)が「時短図柄6」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「64~95」の場合には、大当たり種別が「15R時短15回大当たりA」と判定され、特図2停止図柄が「時短図柄7」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「96~127」の場合には、大当たり種別が「15R時短99回大当たりD」と判定され、特図2停止図柄が「時短図柄8」と判定される。一方、「非時短状態時」における特図2の抽選において「小当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~63」の場合には、小当たり種別が「16R時短5回小当たりA(実質15R・V通過可)」と判定され、第2特別図柄表示器41bに特図2の特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄1」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「64~127」の場合には、小当たり種別が「16R時短99回小当たりA(実質15R・V通過可)」と判定され、特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄2」と判定される。
「時短状態時」における特図2の抽選において「大当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~79」の場合には、大当たり種別が「15R時短5回大当たりD」と判定され、特図2停止図柄が「時短図柄9」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「80~95」の場合には、大当たり種別が「15R時短15回大当たりB」と判定され、特図2停止図柄が「時短図柄10」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「96~127」の場合には、大当たり種別が「15R時短99回大当たりE」と判定され、特図2停止図柄が「時短図柄11」と判定される。一方、「時短状態時」における特図2の抽選において「小当たり当選」したとき、特別図柄当たり種別乱数値が「0~63」の場合には、小当たり種別が「16R時短5回小当たりB(実質15R・V通過可)」と判定され、特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄3」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「64~95」の場合には、小当たり種別が「16R時短10回小当たり(実質15R・V通過可)」と判定され、特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄4」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「96~111」の場合には、小当たり種別が「16R時短15回小当たり(実質15R・V通過可)」と判定され、特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄5」と判定される。特別図柄当たり種別乱数値が「112~127」の場合には、小当たり種別が「16R時短99回小当たりB(実質15R・V通過可)」と判定され、特図2停止図柄が「時短有り小当たり図柄6」と判定される。なお、特別図柄当たり種別判定テーブルT3を参照することによって、特図停止図柄(特図1停止図柄および特図2停止図柄)に対応する「特図停止図柄データ」のほか、特別遊技の「オープニング(OP)コマンド」、「ラウンド指定コマンド」、「エンディング(ED)コマンド」も特定することができる。各大当たり、各小当たりの具体的な内容については後述する。
図12は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4を説明するための図である。特別図柄変動パターン判定テーブルT4は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得した変動パターン乱数値(0~127)に応じて、変動パターンを判定するために参照されるテーブルである。図12では、例えば、非時短状態において第1始動口20に入賞し、特別図柄当たり判定テーブルT1において「大当たり」と判定され、変動パターン乱数値が「111~127」の場合には、変動パターンが「P2」と判定されることが示されている。また、例えば、非時短状態において第1始動口20に入賞し、特別図柄当たり判定テーブルT1において「ハズレ」と判定され、リーチ判定テーブルT2において「リーチ無し」と判定され、保留球数が「1~2」の場合、変動パターン乱数値によらず(0~127のいずれであっても)、変動パターンが「P6」と判定されることが示されている。また、例えば、時短状態において第2始動口21に入賞し、特別図柄当たり判定テーブルT1において「小当たり」と判定された場合、変動パターン乱数値によらず(0~127のいずれであっても)、変動パターンが「P17」と判定されることが示されている。図12に示されるように、変動パターンが決定されれば、変動時間も決定される。また、リーチになる場合に、そのリーチがノーマルリーチとなるのかスーパーリーチ(SPリーチ)となるのかも決定される。また、スーパーリーチになる場合に、疑似連があるのか無いのかも決定される。
図13(A)には、普通図柄当たり判定テーブルT5を説明するための図が示され、図13(B)には、普通図柄当たり種別判定テーブルT6を説明するための図が示され、図13(C)には、普通図柄変動パターン判定テーブルT7を説明するための図が示されている。普通図柄当たり判定テーブルT5は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得した普通図柄当たり乱数値(0~255のいずれか)が「当たり」に該当するか「ハズレ」に該当するかを判定するために参照されるテーブルである。図13(A)では、「非時短状態」、「時短状態」のいずれの場合にも、普通図柄(普図)の抽選において、普通図柄当たり乱数値が「0~254」の場合には、「当たり」と判定され、普通図柄当たり乱数値が「0~254以外の数値(255)」の場合には、「ハズレ」と判定されることが示されている。
普通図柄当たり種別判定テーブルT6は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、取得した普通図柄当たり種別乱数値(0~65535のいずれか)に応じて、「当たり種別」と「普通図柄の種類」を判定するために参照されるテーブルである。図13(B)では、「非時短状態時」における普図の抽選において当選したとき、普通図柄当たり種別乱数値が「0~30」の場合には、当たり種別が「長開放1」と判定され、普通図柄表示器42に停止表示される普図の停止図柄(普図停止図柄)が「当たり図柄1」と判定される。普通図柄当たり種別乱数値が「100~170」の場合には、当たり種別が「短開放1」と判定され、普図停止図柄が「当たり図柄2」と判定される。普通図柄当たり種別乱数値が0~65535のうち上記以外の数値の場合には、当たり種別が「短開放2」と判定され、普図停止図柄が「当たり図柄3」と判定されることが示されている。一方、「時短状態時」における普図の抽選において当選した場合には、普通図柄当たり種別乱数値によらず(0~65535のいずれであっても)、当たり種別が「長開放2」と判定され、普図停止図柄が「当たり図柄4」と判定されることが示されている。なお、普通図柄当たり種別判定テーブルT6を参照することによって、普図停止図柄に対応する「普図停止図柄データ」(図示しない)を特定することができる。
普通図柄変動パターン判定テーブルT7は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、普図の抽選結果や当たり種別に応じて、普図の変動時間を判定するために参照されるテーブルである。図13(C)では、例えば、非時短状態時における普図の抽選結果が「当たり」であり、当たり種別が「長開放1」のとき、普図の変動時間は「30秒」と判定されることが示されている。また、例えば、時短状態時における普図の抽選結果が「ハズレ」のとき、普図の変動時間は「1秒」と判定されることが示されている。
図14は、電チュー開放パターン判定テーブルT8を説明するための図である。電チュー開放パターン判定テーブルT8は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、普図停止図柄(普図停止図柄データ)に応じて、電チュー22の開放パターンを判定するために参照されるテーブルである。図14(A)では、例えば、普図停止図柄が「当たり図柄1」のとき、電チュー22の開放パターンは「開放パターン11」と判定され、また、例えば、普図停止図柄が「当たり図柄4」のとき、開放パターンは「開放パターン14」と判定されることが示されている。図14(B)には、各開放パターン11~14の内容が示されている。開放パターン11では、オープニング(OP)時間6秒、開放時間5秒、エンディング(ED)時間1秒の電チュー22の開放を1回おこなう。開放パターン11、12では、オープニング(OP)時間0.01秒、開放時間0.02秒、エンディング(ED)時間0.01秒の電チュー22の開放を1回おこなう。開放パターン14では、オープニング(OP)時間0.01秒、開放時間3秒、エンディング(ED)時間0.01秒の電チュー22の開放を1回おこなう。ただし、この電チュー22の開放は、予め定められた数の遊技球の入賞(規定入賞数、最大2個)があった場合、開放時間が残っていても閉鎖される。
図15は、大入賞口開放パターン判定テーブルT9を説明するための図である。大入賞口開放パターン判定テーブルT9は、遊技制御用マイコン81が主制御メイン処理(後述)において、特図停止図柄(特図停止図柄データ)に応じて、第1大入賞口30および第2大入賞口35の開放パターンを判定するために参照されるテーブルである。図15(A)では、特図停止図柄データが「11H」、「12H」、「13H」、「15H」、「16H」、「21H」、「22H」、「23H」、「31H」、「32H」、または、「33H」のとき、第1大入賞口30および第2大入賞口35の開放パターンは「開放パターン21」と判定され、特図停止図柄データが「14H」、または、「17H」のとき、開放パターンは「開放パターン22」と判定され、特図停止図柄データが「24H」、「25H」、「34H」、「35H」、「36H」、または、「37H」のとき、開放パターンは「開放パターン23」と判定されることが示されている。図15(B)には、各開放パターン21~23の内容が示されている。開放パターン21では、6秒間のオープニング(OP)の後、1~15R目において、開放回数1回、開放時間29.5秒の第1大入賞口30の開放(ロング開放)をおこなう。開放パターン22では、4秒間のオープニング(OP)の後、1R目において、開放回数1回、開放時間1.6秒の第2大入賞口35の開放をおこない、2~6R目において、開放回数1回、開放時間29.5秒の第1大入賞口30の開放(ロング開放)をおこない、7~16R目において、開放回数1回、開放時間0.1秒の第1大入賞口30の開放(ショート開放)をおこなう。開放パターン23では、0.01秒間のオープニング(OP)の後、1R目において、開放回数1回、開放時間1.6秒の第2大入賞口35の開放をおこない、2~16R目において、開放回数1回、開放時間29.5秒の第1大入賞口30の開放(ロング開放)をおこなう。ただし、第1大入賞口30および第2大入賞口35の開放は、予め定められた数の遊技球の入賞(規定入賞数、最大9個)があった場合、開放時間が残っていても閉鎖される。
4.大当たり等の説明
遊技機1では、特別図柄抽選(大当たり小当たり抽選)の結果としての「大当たり」、「小当たり」、「ハズレ」がある。「大当たり」の場合には、特別図柄表示器41に「大当たり図柄」が停止表示される。「小当たり」の場合には、特別図柄表示器41に「小当たり図柄」が停止表示される。「ハズレ」のときには、特別図柄表示器41に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、第1大入賞口30を開放させる「大当たり遊技(第2特別遊技)」が実行される。小当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(小当たりの種類)に応じた開放パターンにて、第2大入賞口35を1回開放させる「小当たり遊技(第1特別遊技)」が実行される。そして、小当たり遊技の実行中に第2大入賞口35の内部のV領域39に遊技球が進入すると、当選している小当たりの種別に応じた開放パターンにて第1大入賞口30を開放させる「大当たり遊技(第2特別遊技)」が実行される。なお、特別図柄抽選の結果が大当たり当選であることに基づいて実行される大当たり遊技を「1種大当たり遊技」とも呼ぶ。また、V領域39への遊技球の通過に基づいて実行される大当たり遊技を「2種大当たり遊技」とも呼ぶ。また、大当たり遊技や小当たり遊技を「特別遊技」とも呼ぶ。この特別遊技では1ラウンド中に複数回大入賞口を開放させるラウンドを含んでいてもよい。
大当たり遊技は、第1大入賞口30を開放する複数回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OP)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(ED)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、オープニングの終了、または、前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始によって終了する。ラウンド遊技間の第1大入賞口30の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放ラウンド遊技に含まれる。小当たり遊技は、第2大入賞口35を開放する小当たり開放遊技と、小当たり開放遊技が開始される前のオープニング(開放前インターバル)と、小当たり開放遊技が終了した後のエンディング(閉鎖後インターバル)と、を含んでいる。
大当たりには複数の種別がある。ここでは、大当たり種別として「15R時短99回大当たりA~E」、「15R時短15回大当たりA,B」、「15R時短5回大当たりA~D」が設定されている。これらの大当たりは、いずれも15Rにわたって第1大入賞口30を開放させる大当たり遊技(1種大当たり遊技)を実行した後、遊技状態を後述の「時短状態かつ高ベース状態」に制御する大当たりである。一方、これらの当たりは、大当たり遊技後の「時短状態かつ高ベース状態」が終了する時短回数がそれぞれ異なる。ここでは「時短回数」とは、大当たり遊技後の「時短状態かつ高ベース状態」において実行可能な特別図柄の変動表示(可変表示)の回数であり、大当たり種別ごとに予め設定されている。例えば、「15R時短99回大当たりA~E」では、時短回数は99回であり、「15R時短15回大当たりA,B」では、時短回数は15回である。なお、「時短状態かつ高ベース状態」は、時短回数の達成前であっても、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されると終了する。
小当たりには複数の種別がある。ここでは、小当たり種別として「16R通常小当たりA,B」、「16R時短5回小当たりA,B」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たりA,B」が設定されている。これらの小当たりでは、まず、小当たり遊技が実行され、V領域39への遊技球の通過(V通過)があった場合には、大当たり遊技(2種大当たり遊技)が実行される。よって、小当たりでは、小当たり遊技としての第2大入賞口35の開放が1R目に相当し、V通過した場合にその後実行される、15Rにわたって第1大入賞口30を開放させる大当たり遊技が2R目~16R目に相当する。小当たり遊技においてV通過がなかった場合には、大当たり遊技は実行されない。ここでは「16R(実質5R)通常小当たり」は、V通過が実質的に不可能な小当たりとなっている。一方、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」は、V通過が可能な小当たりとなっている。小当たり遊技中のV通過が可能か否かは、V開閉部材71の作動パターン、および、第2大入賞装置36の開閉部材37の開放パターンによって設定することができる。具体的には以下の通りである。
上記の各小当たりは、いずれも、当選後の小当たり遊技において、第2大入賞口35の1.6秒の開放が1回おこなわれる(図15)。一方、小当たり遊技におけるオープニング時間は、小当たり種別に応じて異なっている。具体的には、「16R通常小当たり」(開放パターン22)は、オープニング時間が4秒であり、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」(開放パターン23)は、オープニング時間が0.01秒である。このように小当たり種別に応じて小当たり遊技のオープニング時間が異なっているのは、このオープニングの開始から一定の動作で動いているV開閉部材71に対する第2大入賞口35の開放タイミングを変えるためである。ここではV開閉部材71は、小当たり遊技が開始されると0.01秒間のオープニングの後、4秒間開放される。開放パターン22は、小当たり遊技が開始されて4秒後に第2大入賞口35が開放されるため、第2大入賞口35が開放されてから0.01秒後にV開閉部材71が閉じることになる。そのため、「16R通常小当たり」では、小当たり遊技中のV通過が実質的に不可能となっている。一方、開放パターン23は、小当たり遊技が開始されて0.01秒後に第2大入賞口35とV開閉部材71が同時に開放され、1.6秒間両方の開放が継続し、第2大入賞口35の閉鎖から2.4秒後にV開閉部材71が閉じることになる。よって、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」では、小当たり遊技中のV通過が可能となっている。
「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」は、小当たり遊技後に大当たり遊技が実行された場合、大当たり遊技後の遊技状態を後述の「時短状態かつ高ベース状態」に制御する当たりである。「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」は、「時短状態かつ高ベース状態」における時短回数がそれぞれ異なる。例えば、「16R時短10回小当たり」では、時短回数は10回であり、「16R時短15回小当たり」では、時短回数は15回である。一方、「16R通常小当たり」は、大当たり遊技が実行された場合、大当たり遊技後、遊技状態を後述の「非時短状態かつ低ベース状態」に制御する当たりである。ただし、「16R通常小当たり」は、V通過が実質的に不可能な小当たりであるため、大当たり遊技が実行されることはほぼない。
なお、非時短状態時の特図1抽選における小当たりは、すべてV通過が実質的に不可能な「16R通常小当たり」となっている。一方、時短状態時の特図2抽選における小当たりの振分率は、「16R時短5回小当たり」が50%、「16R時短10回小当たり」が25%、「16R時短15回小当たり」が12.5%、「16R時短99回小当たり」が12.5%となっており、「16R通常小当たり」が含まれていない。特図1抽選と特図2抽選とで大当たりの当選確率が変わらないことから、「大当たり」または「大当たり遊技(2種大当たり遊技)が実行される小当たり」のいずれかに当選する確率は、非時短状態時の特図1抽選よりも時短状態時の特図2抽選の方が高くなっている。このように遊技機1では、非時短状態時に左打ちをおこなって第1始動口20に遊技球を入賞させている状態よりも、時短状態時に右打ちをして第2始動口21に遊技球を入賞させている状態の方が、遊技者にとって有利となるように設定されている。
遊技機1では、普通図柄抽選(当たり抽選)の結果としての「当たり」、「ハズレ」がある。「当たり」の場合には、普通図柄表示器42に「当たり図柄」が停止表示される。「ハズレ」のときには、普通図柄表示器42に「ハズレ図柄」が停止表示される。当たりに当選すると、停止表示された普通図柄の種類(当たりの種類)に応じた開放パターンにて、電チュー22を開放させる補助遊技としての「当たり遊技(普通遊技)」が実行される。この当たり遊技(普通遊技)では1ラウンド中に複数回電チューを開放させてもよい。当たり遊技(普通遊技)は、1回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、ラウンド遊技が開始される前のオープニング(OP)と、ラウンド遊技が終了した後のエンディング(ED)とを含んでいる。当たりには複数の種別がある。ここでは、当たり種別として「長開放1」、「長開放2」、「短開放1」、「短開放2」が設定されている。これらの当たりは、変動時間、オープニング時間、開放時間、エンディング時間がそれぞれ異なる。
5.遊技状態の説明
遊技機1の遊技制御用マイコン81は、特別図柄表示器41に表示する特別図柄および普通図柄表示器42に表示する普通図柄に対して、それぞれ「変動時間短縮制御」を実行可能である。ここでは、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して変動時間短縮制御している状態を「時短状態」といい、変動時間短縮制御していない状態を単に「非時短状態」という。時短状態は、特別図柄の変動時間(変動表示開始時から表示結果の導出表示時までの時間)が、非時短状態よりも短くなっている。遊技制御用マイコン81は、時短状態のときに、非時短状態のときよりも変動時間の短い変動パターンが選択されることが多くなるように定められた特別図柄変動パターン判定テーブルT4(図12)を用いた変動パターンの判定をおこなう。つまり、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して変動時間短縮制御を実行している場合には、変動時間短縮制御を実行していない場合と比べて、特別図柄の可変表示の変動時間として短い変動時間が選択されやすくなる。その結果、時短状態では、特図保留の消化のペースが速くなり、始動口への有効な入賞(特図保留として記憶され得る入賞)が発生しやすくなる。そのため、スムーズな遊技の進行のもとで大当たりを狙うことができる。
遊技制御用マイコン81は、普通図柄表示器42の普通図柄に対する変動時間短縮制御を、特別図柄表示器41の特別図柄に対する変動時間短縮制御に同期して実行する。すなわち、遊技制御用マイコン81は、時短状態のときに普通図柄に対する変動時間短縮制御を実行し、非時短状態のときには実行しない。時短状態では、普通図柄の変動時間が非時短状態よりも短くなっている。遊技制御用マイコン81は、時短状態のときに、非時短状態のときよりも変動時間の短い変動パターンが選択されることが多くなるように定められた普通図柄変動パターン判定テーブルT7(図13)を用いた変動パターンの判定をおこなう。つまり、遊技制御用マイコン81が普通図柄表示器42の普通図柄に対して変動時間短縮制御を実行している場合には、変動時間短縮制御を実行していない場合と比べて、普通図柄の可変表示の変動時間として短い変動時間が選択されやすくなる。
さらに時短状態では、補助遊技における電チュー22の開放時間が、非時短状態よりも長くなりやすい(図13)。非時短状態であっても、普通図柄抽選において「長開放1」に当選した場合、電チューの開放パターンは「開放パターン11」となり、5秒間の長い開放時間となるが、当たり種別として「長開放1」に振り分けられる確率が31/65536と低く、ほとんどの場合、当選しても開放時間は0.02秒となる。一方、時短状態では、当選した場合には電チューの開放時間は必ず3秒となることから、実質的に、時短状態では、補助遊技における電チュー22の開放時間が、非時短状態よりも長くなりやすいといえる。すなわち、時短状態では、遊技制御用マイコン81は、電チュー22に対して開放時間延長制御を実行しているといえる。遊技制御用マイコン81が、普通図柄表示器42の普通図柄に対する変動時間短縮制御、および、電チュー22に対する開放時間延長制御を実行している状況下では、これらの制御を実行していない場合と比べて、電チュー22が頻繁に開放され、第2始動口21へ遊技球が頻繁に入賞することとなる。その結果、発射球数に対する賞球数の割合であるベースが高くなる。従って、これらの制御が実行されている状態を「高ベース状態」といい、実行されていない状態を「低ベース状態」という。高ベース状態では、手持ちの遊技球を大きく減らすことなく大当たりを狙うことができる。なお、高ベース状態は、上記の全ての制御を実行するものでなくてもよい。すなわち、普通図柄表示器42の普通図柄に対する変動時間短縮制御、電チュー22に対する開放時間延長制御のうち一つ以上の制御を実行することによって、その制御が実行されていないときよりも電チュー22が開放され易くなっていればよい。また、高ベース状態は、時短状態に付随せずに独立して制御されるようにしてもよい。
遊技機1では、「15R時短99回大当たりA~E」、「15R時短15回大当たりA,B」、「15R時短5回大当たりA~D」、「16R時短99回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、または、「16R時短5回小当たり」に当選して実行された大当たり遊技後の遊技状態は、「時短状態かつ高ベース状態」である。「時短状態かつ高ベース状態」は、所定回数(5回、10回、15回、または、99回)の特別図柄の変動表示(可変表示)が実行されるか、または、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることにより終了する。「16R通常小当たり」に当選して実行された大当たり遊技後の遊技状態は、「非時短状態かつ低ベース状態」である。この遊技状態を「通常遊技状態」とも呼ぶ。なお、遊技機1を初めて遊技する場合において電源投入後の遊技状態は、この通常遊技状態である。ここでは、「時短状態かつ高ベース状態」を単に「時短状態」とも呼び、「非時短状態かつ低ベース状態」を単に「非時短状態」とも呼ぶ。
高ベース状態(時短状態)では、右打ちによって右遊技領域3B(図1)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行させることができる。低ベース状態(非時短状態)と比べて電チュー22が開放されやすくなっており、第1始動口20への入賞よりも第2始動口21への入賞の方が容易となっているためである。このことから、高ベース状態では、普通図柄抽選の契機となる第1ゲート28へ遊技球を通過させつつ、第2始動口21へ遊技球を入賞させるべく右打ちをおこなう。これにより左打ちをするよりも、多数の始動入賞(始動口への入賞)を得ることができる。なお、遊技機1では、大当たり遊技中も右打ちにて遊技をおこなう。一方、低ベース状態では、左打ちによって左遊技領域3A(図1)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行させることができる。高ベース状態と比べて電チュー22が開放されにくくなっており、第2始動口21への入賞よりも第1始動口20への入賞の方が容易となっているためである。このことから、低ベース状態では、普通図柄抽選の契機となる第2ゲート29へ遊技球を通過させつつ、第1始動口20へ遊技球を入賞させるべく左打ちをおこなう。これにより右打ちするよりも、多数の始動入賞を得ることができる。一方、低ベース状態(非時短状態)であっても、第2ゲート29への遊技球を通過によって「長開放1」に当選した場合には、電チュー22が5秒間開放されるため、第2始動口21へ遊技球を入賞させるべく右打ちをおこなう。電チュー22の閉鎖後は再度左打ちをおこなう。
6.遊技制御用マイコン81の動作
図16~図34に基づいて主制御基板80(図4)に設けられた遊技制御用マイコン81の動作について説明する。遊技制御用マイコン81の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はメインRAM84に設けられている。以下に説明するように、遊技制御用マイコン81は、メインROM83に記憶されているプログラムを読み出すことによって、当否判定手段、図柄制御手段、当たり遊技実行手段、遊技状態制御手段、当たり種別選択手段として機能する(例えば、図22、図27~図29、図31、図32参照)。
[主制御メイン処理]
図16は、主制御メイン処理のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、遊技機1の電源がオンされると、メインROM83から主制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。主制御メイン処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、初期設定をおこなう(ステップS001)。初期設定では、例えば、メインCPU82の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、初期設定は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
初期設定の後、遊技制御用マイコン81は、割り込み処理の割り込みを禁止し(ステップS002)、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(ステップS003)をおこなう。この普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理では、遊技制御用マイコン81は、図8(A)で示した種々の乱数カウンタ値(特別図柄当たり乱数値、特別図柄当たり種別乱数値、リーチ乱数値、変動パターン乱数値、普通図柄当たり乱数値、普通図柄当たり種別乱数値)を1加算して更新する。各乱数カウンタ値は設定された上限値に達すると「0」に戻って再び加算される。なお、各乱数カウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるものであってもよい。また、各乱数は、カウンタIC等からなる公知の乱数生成回路を利用して生成されるいわゆるハードウェア乱数であってもよい。
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理の後、遊技制御用マイコン81は、割り込み処理の割り込みを許可する(ステップS004)。割り込み許可中は、メイン側タイマ割り込み処理(ステップS005)の実行が可能となる。メイン側タイマ割り込み処理は、所定の周期(例えば、4msec周期)でメインCPU82に繰り返し入力される割り込みパルスに基づいて実行される。すなわち、メイン側タイマ割り込み処理は、所定周期(例えば4msec周期)ごとに実行される。そして、メイン側タイマ割り込み処理が終了してから、次にメイン側タイマ割り込み処理が開始されるまでの間に、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理による各種カウンタ値の更新処理が繰り返し実行される。なお、割り込み禁止状態のときに、メインCPU82に割り込みパルスが入力された場合は、メイン側タイマ割り込み処理はすぐには開始されず、割り込み許可がされてから開始される。
[メイン側タイマ割り込み処理]
図17は、メイン側タイマ割り込み処理(図16:ステップS005)のフローチャートである。メイン側タイマ割り込み処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、乱数更新処理をおこなう(ステップS101)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、図8(A)で示した種々の乱数カウンタ値を更新する。この乱数更新処理は、上述した主制御メイン処理(図16)でおこなう普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理と同じである。すなわち、各種乱数カウンタ値の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処理の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理が開始されるまでの期間)との両方でおこなわれる。
乱数更新処理の後、遊技制御用マイコン81は、入力処理をおこなう(ステップS102)。入力処理では、遊技制御用マイコン81は、遊技機1に取り付けられている各種センサが検出した検出信号を読み込み、入賞口の種類に応じた賞球を払い出すための払い出しデータをメインRAM84の出力バッファにセットする。各種センサとは、例えば、第1始動口センサ20a、第2始動口センサ21a、第1大入賞口センサ30a、第2大入賞口センサ35a、普通入賞口センサ27a(図4)である。
入力処理の後、遊技制御用マイコン81は、始動口センサ検出処理(ステップS103)、普通動作処理(ステップS104)、特別動作処理(ステップS105)、V開閉部材制御処理(ステップS106)、V領域センサ検出処理(ステップS107)を順に実行する。これらの処理の詳細については後述する。V領域センサ検出処理の後、遊技制御用マイコン81は、保留球数処理をおこなう(ステップS108)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、まず、メインRAM84に記憶されている特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数の読み出しをおこなう。次に、遊技制御用マイコン81は、保留球数コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域(出力バッファ)84aにセットする。保留球数コマンドは、保留球数をサブ制御基板90に通知するためのコマンドであり、特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数に関する情報を含んでいる。保留球数コマンドのセット後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終了する。
保留球数処理の後、遊技制御用マイコン81は、出力処理をおこなう(ステップS109)。出力処理では、遊技制御用マイコン81は、上述の各処理においてメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットしたコマンド等をサブ制御基板90に出力する。出力処理の後、遊技制御用マイコン81は、その他の処理をおこなう(ステップS110)。その他の処理では、例えば、後述の特図2保留球数に基づいて第2特図保留表示器43bをその数を示す表示態様に制御し、特図1保留球数に基づいて第1特図保留表示器43aをその数を示す表示態様に制御する。
[始動口センサ検出処理]
図18は、始動口センサ検出処理(図17:ステップS103)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、第1ゲート28または第2ゲート29に遊技球が通過したか否かの判定をおこなう(ステップS201)。この判定は、第1ゲートセンサ28aまたは第2ゲートセンサ29aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。第1ゲート28と第2ゲート29のいずれにも遊技球が通過していない場合(ステップS201:NO)、処理はステップS205にスキップする。第1ゲート28と第2ゲート29のいずれかを遊技球が通過した場合(ステップS201:YES)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄保留球数が「1(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS202)。普通図柄保留球数とは、普図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた普図保留の数をカウントするカウンタの値である。普通図柄保留球数が「1」であれば(ステップS202:YES)、処理はステップS205にスキップする。普通図柄保留球数が「0」の場合(ステップS202:NO)、普通図柄保留球数に「1」を加算した後(ステップS203)、普通図柄乱数取得処理をおこなう(ステップS204)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり乱数カウンタの値(図8:ラベル-TRND-Hの値)、および、普通図柄当たり種別カウンタの値(図8:ラベル-TRND-HSの値)を取得し、取得した乱数値群をメインRAM84の普図保留記憶領域86の第1記憶領域に格納する。
ステップS205では、遊技制御用マイコン81は、第2始動口21に遊技球が入賞したか否かの判定をおこなう。この判定は、第2始動口センサ21aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。第2始動口21に遊技球が入賞していない場合(ステップS205:NO)、処理はステップS210にスキップする。遊技球が入賞した場合(ステップS205:YES)、遊技制御用マイコン81は、特図2保留球数が「1(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS206)。特図2保留球数とは、第2特図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた第2特図保留の数をカウントするカウンタの値である。特図2保留球数が「1」であれば(ステップS206:YES)、処理はステップS210にスキップする。特図2保留球数が「0」の場合(ステップS206:NO)、特図2保留球数に「1」を加算した後(ステップS207)、特図2関係乱数取得処理をおこなう(ステップS208)。ここでは、特別図柄当たり乱数カウンタの値(図8:ラベル-TRND-Aの値)、特別図柄当たり種別乱数カウンタの値(図8:ラベル-TRND-ASの値)、リーチ乱数カウンタの値(図8:ラベル-TRND-RCの値)、変動パターン乱数カウンタの値(図8:ラベル-TRND-T1の値)を取得する。遊技制御用マイコン81は、取得した乱数値群を第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に格納する。遊技制御用マイコン81は、後述の特図2事前判定処理のために、取得した乱数値群を第2特図保留記憶領域85bとは異なるバッファ(事前判定用バッファ)にも一時的に記憶(保持)させる。特図2関係乱数取得処理の後、遊技制御用マイコン81は、特図2事前判定処理をおこなう(ステップS209)。特図2事前判定処理では、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1を参照して大当たり事前判定をおこなう。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かの事前判定をおこなう。大当たり事前判定の結果が「大当たり」の場合、遊技制御用マイコン81は、大当たり種別事前判定をおこなう。大当たり種別事前判定では、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり種別乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、取得した大当たり種別乱数値と大当たり種別判定テーブルT5に基づいて、大当たり種別の事前判定をおこなう。次に、遊技制御用マイコン81は、変動パターン事前判定をおこなう。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての変動パターン乱数値、および、リーチ乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、事前判定コマンドの作成をおこなう。事前判定コマンドには、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果が含まれる。遊技制御用マイコン81は、作成した事前判定コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして本処理を終える。
ステップS210では、遊技制御用マイコン81は、第1始動口20に遊技球が入賞したか否かの判定をおこなう。この判定は、第1始動口センサ20aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。第1始動口20に遊技球が入賞していない場合(ステップS210:NO)、本処理を終了する。第1始動口20に遊技球が入賞した場合(ステップS210:YES)、遊技制御用マイコン81は、特図1保留球数が「4(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS211)。特図1保留球数とは、第1特図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた第1特図保留の数をカウントするカウンタの値である。特図1保留球数が「4」であれば(ステップS211:YES)、本処理を終了する。特図1保留球数が「3」以下の場合(ステップS211:NO)、特図1保留球数に「1」を加算した後(ステップS212)、特図1関係乱数取得処理をおこなう(ステップS213)。ここでは、上述の特図2関係乱数取得処理(ステップS208)と同様に、特別図柄当たり乱数カウンタの値、特別図柄当たり種別乱数カウンタの値、リーチ乱数カウンタの値、変動パターン乱数カウンタの値を取得する。遊技制御用マイコン81は、取得した乱数値群を第1特図保留記憶領域85aの第1~第4記憶領域うち、現在の特図1保留球数に応じた記憶領域に格納する。遊技制御用マイコン81は、特図1事前判定処理のために、取得した乱数値群を第1特図保留記憶領域85aとは異なるバッファ(事前判定用バッファ)にも一時的に記憶(保持)させる。特図1関係乱数取得処理の後、遊技制御用マイコン81は、特図1事前判定処理をおこなう(ステップS214)。特図1事前判定処理は、上述の特図2事前判定処理と同様である。
[普通動作処理]
図19は、普通動作処理(図17:ステップS104)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、電チュー22が作動中か否かの判定をおこなう(ステップS501)。電チュー22が作動中の場合(ステップS501:YES)、処理はステップS540に移行する。電チュー22が作動中ではない場合(ステップS501:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の停止表示中が(変動停止時間が経過したか)否かの判定をおこなう(ステップS502)。普通図柄の停止表示中の場合(ステップS502:YES)、処理はステップS531に移行する。普通図柄の停止表示中ではない場合(ステップS502:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動中か否かの判定をおこなう(ステップS503)。普通図柄の変動中の場合(ステップS503:YES)、処理はステップS521に移行する。普通図柄の変動中ではない場合(ステップS503:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の保留球数が「0」か否かの判定をおこなう(ステップS504)。保留球数が「0」の場合(ステップS504:YES)、本処理を終了する。保留球数が「0」ではない場合(ステップS504:NO)、普通図柄保留球数を1ディクリメントする(ステップS505)。従って、普通図柄の保留球数が「0」の状態で第1ゲート28または第2ゲート29を遊技球が通過した場合、始動口センサ検出処理(図18)のステップS203において、一旦、普通図柄の保留球数が「1」になり、その後、本ステップS505において保留が消化され即座に普通図柄の保留球数が「0」になる。これは、特別図柄の保留球数についても同様である。すなわち、始動口センサ検出処理(図18)のステップS207およびステップS212において、一旦、特別図柄の保留数が「1」になり、その後、後述の特別図柄待機処理(図21)におけるステップS1404およびステップS1410において保留が消化され特別図柄の保留球数が「0」になる。なお、普通図柄保留球数のディクリメント(普図保留の消化)は、普図保留記憶領域86の第1記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)をクリアするクリア処理とともに実行される。
次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり判定テーブルT5(図13(A))を参照して当たり判定をおこなう(ステップS506)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、普図保留記憶領域86の第1記憶領域(普図保留の1個目に対応)に記憶されている判定値としての普通図柄当たり乱数値を読み出す。そして、普通図柄当たり乱数値と、遊技状態(時短状態か否か)と、普通図柄当たり判定テーブルT5とを用いて当たりか否かを判定する。例えば、非時短状態において、普通図柄当たり乱数値が「0」~「254」の場合には、「当たり」と判定され、普通図柄当たり乱数値がそれ以外「255」の場合には、「ハズレ」と判定される(図13(A))。
次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり種別判定テーブルT6(図13(B))を参照して普通図柄(普図停止図柄)の種別判定をおこなう(ステップS507)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、上記(ステップS506)の当たり判定において当選している場合には、まず、普図保留記憶領域86の第1記憶領域に記憶されている普通図柄当たり種別乱数値を読み出す。そして、普通図柄当たり種別乱数値と、遊技状態(時短状態か否か)と、普通図柄当たり種別判定テーブルT6とを用いて当たり種別と普通図柄(普図停止図柄)を判定する。例えば、非時短状態において、普通図柄当たり種別乱数値が「0」~「30」の場合には、当たり種別が「長開放1」と判定され、普通図柄が「当たり図柄1」と判定される。普通図柄当たり種別乱数値が「100」~「170」の場合には、当たり種別が「短開放1」と判定され、普通図柄が「当たり図柄2」と判定される。普通図柄当たり種別乱数値がそれ以外の場合には、当たり種別が「短開放2」と判定され、普通図柄が「当たり図柄3」と判定される(図13(B))。一方、上記の当たり判定において「ハズレ」の場合には、普通図柄として「ハズレ図柄」が設定される。
次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄変動パターン判定テーブルT7(図13(C))を参照して変動パターンの選択をおこなう(ステップS508)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、遊技状態(時短状態か否か)と、当たり判定結果と、当たり種別と、普通図柄変動パターン判定テーブルT7とを用いて、普通図柄変動パターンを選択する。例えば、非時短状態において、当たり種別が「長開放1」の場合には、普通図柄の変動時間は「30秒」と判定される。また、例えば、時短状態において、上記当たり判定で「ハズレ」の場合には、普通図柄の変動時間は「1秒」と判定される(図13(C))。遊技制御用マイコン81は、サブ制御基板90に普通図柄の変動開始や変動時間を知らせるために、普通図柄変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域(出力バッファ)84aにセットする(ステップS509)。普通図柄変動開始コマンドには、普通停止図柄データに関する情報や普通図柄変動パターンに関する情報が含まれている。その後、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動表示を開始させて本処理を終える(ステップS510)。
ステップS521では、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動時間が経過して終了したか否かの判定をおこなう。普通図柄の変動時間とは、ステップS508で選択された変動時間である(図13(C))。変動時間が終了していない場合(ステップS521:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。すなわち、普通図柄の変動表示が継続される。一方、変動時間が終了している場合(ステップS521:YES)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動表示を、ステップS507で特定された普通図柄(当たりの普図停止図柄又はハズレの普図停止図柄)で停止させる(ステップS522)。また、遊技制御用マイコン81は、サブ制御基板90に普通図柄の変動停止を知らせるために、普通図柄変動停止コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする(ステップS523)。その後、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の停止時間をセットして本処理を終える(ステップS524)。ここでは、普通図柄の停止時間は0.5秒である。
ステップS531では、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動停止時間が経過したか否かの判定をおこなう。停止時間が経過していない場合(ステップS531:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。すなわち、普通図柄の停止表示が継続される。一方、停止時間が経過している場合(ステップS531:YES)、遊技制御用マイコン81は、上記(ステップS506)の当たり判定において「ハズレ」の場合には(ステップS532:NO)、本処理を終える。一方、上記の当たり判定で「当たり」の場合には(ステップS532:YES)、遊技制御用マイコン81は、サブ制御基板90に当たり遊技(普通遊技)のオープニングの開始を知らせるために、普通図柄オープニングコマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする(ステップS533)。また、遊技制御用マイコン81は、電チュー開放パターンのセットをおこなう(ステップS534)。電チュー22の開放パターンは、電チュー開放パターン判定テーブルT8(図14(A))を参照して選択される。具体的には、遊技制御用マイコン81は、上記(ステップS507)で判定された普通図柄の種類(普図停止図柄データ)と、電チュー開放パターン判定テーブルT8とを用いて電チュー22の開放パターンを選択する。ここでは、例えば、普通図柄が「当たり図柄1」のとき、「開放パターン11」が選択され、普通図柄が「当たり図柄4」のとき、「開放パターン14」が選択される(図14参照)。開放パターンの選択後、遊技制御用マイコン81は、選択した開放パターンに従うように電チュー作動を開始させ(ステップS535)、本処理を終える。
上述のステップS501において、電チュー22が作動中の場合(ステップS501:YES)、遊技制御用マイコン81は、電チュー22の閉鎖条件が成立しているか否かの判定をおこなう(ステップS540)。ここでの閉鎖条件は、電チュー22への入賞個数が規定の最大入賞個数(例えば2個)に達したこと、または、電チュー22の開放時間が経過して電チュー22を閉鎖させる時間に至ったことのいずれかが満たされていることである。電チュー22の開放時間とは、ステップS534で選択された開放パターンに対応する開放時間である(図14参照)。電チュー22の閉鎖条件が成立していない場合(ステップS540:NO)、本処理を終える。一方、電チュー22の閉鎖条件が成立している場合(ステップS540:YES)、遊技制御用マイコン81は、サブ制御基板90に当たり遊技(普通遊技)のエンディングの開始を知らせるために、普通図柄エンディングコマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする(ステップS541)。また、遊技制御用マイコン81は、電チュー22を閉鎖(閉塞)してその作動を停止し(ステップS542)、本処理を終える。
[特別動作処理]
図20は、特別動作処理(図17:ステップS105)のフローチャートである。ここでは、特別図柄表示器41および大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)に関する処理を5つの段階に分け、各段階をそれぞれ「特別動作ステータス」の「1」、「2」、「3」、「4」、「5」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、「特別動作ステータス」が「1」のとき(ステップS1301:YES)、特別図柄待機処理をおこなう(ステップS1302)。特別図柄待機処理では、特別図柄当たり判定や特別図柄変動パターン選択等が実行される。「特別動作ステータス」が「2」のときには(ステップS1301:NO、ステップS1303:YES)、特別図柄変動中処理をおこなう(ステップS1304)。特別図柄変動中処理では、変動時間経過後に変動停止コマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「3」のときには(ステップS1301、S1303:NO、ステップS1305:YES)、特別図柄確定処理をおこなう(ステップS1306)。特別図柄確定処理では、大当たり時や小当たり時にオープニングコマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「4」のときには(ステップS1301、S1303、S1305:NO、ステップS1307:YES)、特別電動役物処理1(大当たり遊技)をおこなう(ステップS1308)。特別電動役物処理1では、大当たり遊技(第2種特別遊技)が実行される。「特別動作ステータス」が「5」のときには(ステップS1301、S1303、S1305、ステップS1307:NO)、特別電動役物処理2(小当たり遊技)をおこなう(ステップS1309)。特別電動役物処理2では、小当たり遊技(第1種特別遊技)が実行される。上記の各処理の詳細については後述する。なお、特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。
[特別図柄待機処理]
図21は、特別図柄待機処理(図20:ステップS1302)のフローチャートである。特別図柄待機処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、第2始動口21の保留球数(特図2保留)が「0」であるか否かの判定をおこなう(ステップS1401)。特図2保留球数が「0」である場合(ステップS1401:YES)、すなわち、第2特図保留記憶領域85bに、第2始動口21への入賞に起因して取得した乱数値群の記憶がない場合には、処理はステップS1407に移行する。特図2保留球数が「1」以上である場合(ステップS1401:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別図柄当たり判定処理(ステップS1402)、および、特別図柄変動パターン選択処理(ステップS1403)を実行する。これらの処理の詳細については後述する。特別図柄変動パターン選択処理の後、特図2保留球数を1つディクリメントする(ステップS1404)。次に、遊技制御用マイコン81は、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)をクリアする(ステップS1405)。上記ステップによって、画像表示装置7の表示画面7aでは、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に対応する保留画像9Bが保留消化画像表示領域側にシフトし、保留消化画像9Cとして表示される。これにより、遊技者は、第2特図保留が1つ消化されたことを認識することができる。次に、遊技制御用マイコン81は、特図2変動開始処理をおこなう(ステップS1406)。特図2変動開始処理では、変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして、第2特別図柄の変動表示を開始させるとともに、特別動作ステータスを「2」にセットする。なお、特図2変動開始処理でセットされる変動開始コマンド(特図2変動開始コマンド)には、特別図柄当たり判定処理(ステップS1402)でセットされた特図停止図柄データに関する情報や特別図柄変動パターン選択処理(ステップS1403)でセットされた変動パターンに関する情報が含まれている。
ステップS1401において、特図2保留球数が「0」の場合(ステップS1401:YES)、遊技制御用マイコン81は、第1始動口20の保留球数(特図1保留)が「0」であるか否かの判定をおこなう(ステップS1407)。特図1保留球数が「0」である場合(ステップS1407:YES)、すなわち、第1特図保留記憶領域85aに、第1始動口20への入賞に起因して取得した乱数値群の記憶がない場合には、処理はステップS1413に移行する。特図1保留球数が「1」以上である場合(ステップS1407:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別図柄当たり判定処理(ステップS1408)、および、特別図柄変動パターン選択処理(ステップS1409)を実行する。これらの処理の詳細については後述する。特別変動パターン選択処理の後、特図1保留球数を1つディクリメントする(ステップS1410)。次に、遊技制御用マイコン81は、第1特図保留記憶領域85aの第1~第4記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)の格納場所を現在の位置から読み出される側に1つシフトするとともに、第1特図保留記憶領域85aにおいて読み出される側から最も遠い場所に格納されている保留情報をクリアする(ステップS1411)。例えば、第1~第3記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第3記憶領域に格納されている保留情報をクリアし、第1~第4記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第4記憶領域に格納されている保留情報をクリアする。上記ステップによって、第1特図保留が保留された順に消化される。この場合、画像表示装置7の表示画面7aでは、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域に対応する保留画像9A(4つの保留画像9Aのうち、一番右端の保留画像9A)が保留消化画像表示領域側にシフトし、保留消化画像9Cとして表示される。また、第1特図保留記憶領域85aの第2~第4記憶領域に保留情報がある場合には、第2~第4記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Aのうち、右から2、3、4番目の保留画像9A)がそれぞれ右側に1つシフトする。これにより、遊技者は、第1特図保留が1つ消化されたことを認識することができる。次に、遊技制御用マイコン81は、特図1変動開始処理をおこなう(ステップS1412)。特図1変動開始処理では、変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして第1特別図柄の変動表示を開始させるとともに、特別動作ステータスを「2」にセットする(ステップS1406)。なお、特図1変動開始処理でセットされる変動開始コマンド(特図1変動開始コマンド)には、特別図柄当たり判定処理(ステップS1408)でセットされた特図停止図柄データに関する情報や特別図柄変動パターン選択処理(ステップS1409)でセットされた変動パターンに関する情報が含まれている。
ステップS1407において、特図1保留球数が「0」の場合(ステップS1407:YES)、遊技制御用マイコン81は、画像表示装置7の表示画面7aが待機画面か否かの判定をおこなう(ステップS1413)。待機画面とは、客待ち用のデモ画面のことである。遊技制御用マイコン81は、例えば、客待ち用のデモ画面表示フラグのON/OFFによって判定してもよい。待機画面である場合(ステップS1413:YES)、本処理を終了する。待機画面でない場合(ステップS1413:NO)、遊技制御用マイコン81は、所定の待機時間の経過をまって、待機場面を表示させるための客待ち待機コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットし(ステップS1414)、本処理を終える。上記のように、本実施形態の特別図柄待機処理によれば、第1特図保留に基づく特別図柄の変動表示は、第2特図保留が「0」の場合に限って実行される。すなわち、第2特図保留の消化は、第1特図保留の消化に優先して実行される。
[特別図柄当たり判定処理]
図22は、特別図柄当たり判定処理(図21:ステップS1402、S1408)のフローチャートである。特図2の当たり判定処理(ステップS1402)と特図1の当たり判定処理(ステップS1408)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。特別図柄当たり判定処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、特別図柄当たり判定テーブルT1(図9(A))を参照して当たり判定をおこなう(ステップS1502)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての特別図柄当たり乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の当たり判定処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されている特別図柄当たり乱数値を読み出す。特図1の当たり判定処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されている特別図柄当たり乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する特別図柄当たり判定テーブルT1と、読み出した特別図柄当たり乱数値とを用いて大当たりか否か、および、小当たりか否かを判定する。このように、遊技制御用マイコン81は、「当否判定手段」として機能する。
特別図柄当たり判定の結果が「大当たり」の場合(ステップS1503:YES)、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグをONにするとともに(ステップS1505)、大当たり種別の判定をおこなう(ステップS1507)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての特別図柄当たり種別乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の当たり判定処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に記憶されている特別図柄当たり種別乱数値を読み出す。特図1の当たり判定処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域に記憶されている特別図柄当たり種別乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、読み出した特別図柄当たり種別乱数値と特別図柄当たり種別判定テーブルT3(図10、図11)に基づいて、大当たり種別の判定をおこなう。このように、遊技制御用マイコン81は、「当たり種別選択手段」として機能する。大当たり種別の判定後、特定された大当たり種別に応じた特図停止図柄データ(大当たり図柄)をメインRAM84に設けた当たり種別バッファにセットして(ステップS1509)、本処理を終了する。
一方、特別図柄当たり判定の結果が「大当たり」ではなく(ステップS1503:NO)、「小当たり」である場合(ステップS1510:YES)、遊技制御用マイコン81は、小当たりフラグをONにするとともに(ステップS1512)、小当たり種別の判定をおこなう(ステップS1514)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、大当たり種別の判定と同様に、判定値としての特別図柄当たり種別乱数値の読み出しをおこなう。次に、遊技制御用マイコン81は、読み出した特別図柄当たり種別乱数値と特別図柄当たり種別判定テーブルT3(図10、図11)に基づいて、小当たり種別の判定をおこなう。小当たり種別の判定後、特定された小当たり種別に応じた特図停止図柄データ(小当たり図柄)をメインRAM84に設けた当たり種別バッファにセットして(ステップS1516)、本処理を終了する。
特別図柄当たり判定の結果が「大当たり」「小当たり」ではなく、「ハズレ」の場合(ステップS1503、S1510:NO)、ハズレ図柄に応じた特図停止図柄データ(01H)をメインRAM84に設けた大当たり種別バッファにセットして(ステップS1518)、本処理を終了する。
[特別図柄変動パターン選択処理]
図23および図24は、特別図柄変動パターン選択処理(図21:ステップS1403、S1409)のフローチャートである。特図2の変動パターン選択処理(ステップS1403)と特図1の変動パターン選択処理(ステップS1409)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。変動パターン選択処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、遊技状態が時短状態であるか否かの判定をおこなう(ステップS1600)。時短状態であるか否かの判定は、時短フラグがONか否かによっておこなわれる。時短状態である場合(ステップS1600:YES)、処理はステップS1612に移行する。時短状態でない場合(ステップS1600:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS1602)。
大当たりフラグがONの場合(ステップS1602:YES)、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4(図12)のうち、非時短状態大当たり用のテーブルを参照して変動パターンの選択をおこなう(ステップS1603)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての変動パターン乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の変動パターン選択処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されている変動パターン乱数値を読み出す。特図1の変動パターン選択処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されている変動パターン乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4と変動パターン乱数値とを用いて変動パターンを選択する。ここでは、非時短状態大当たり用のテーブルとして、図12に示す特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態の大当たりに該当する部分(特図1では変動パターンが「P1」、「P2」の部分、特図2では変動パターンが「P14」の部分)が参照される(アドレスがセットされる)。読み出した変動パターン乱数値から、特図1では変動パターンとして「P1」、「P2」のいずれか、特図2では変動パターン乱数値にかかわらず「P14」が選択される。
ステップS1602において、大当たりフラグがOFFの場合(ステップS1602:NO)、遊技制御用マイコン81は、小当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS1604)。小当たりフラグがONの場合(ステップS1604:YES)、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4(図12)のうち、非時短状態小当たり用のテーブルを参照して変動パターンの選択をおこなう(ステップS1605)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、上記のステップS1603と同様に、判定値としての変動パターン乱数値の読み出しをおこなう。次に、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態の小当たりに該当する部分と、変動パターン乱数値とを用いて変動パターンを選択する。ここでは、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態の小当たりに該当する部分は、特図1では変動パターンが「P3」の部分、特図2では変動パターンが「P15」の部分となるため、変動パターン乱数値にかかわらずこれらが選択される。
ステップS1604において、小当たりフラグがOFFの場合(ステップS1604:NO)、遊技制御用マイコン81は、リーチ乱数値がリーチ成立乱数値か否かの判定をおこなう(ステップS1606)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としてのリーチ乱数値の読み出しをおこなう。特図2の変動パターン選択処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されているリーチ乱数値を読み出す。特図1の変動パターン選択処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されているリーチ乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、リーチ判定テーブルT2(図9(B))と、リーチ乱数値とを用いてリーチの有無を判定する。ここでは、非時短状態であるため、リーチ判定テーブルT2のうち、非時短状態用のテーブル(リーチ有り判定値(リーチ成立乱数値)が「0」~「13」の部分)に基づいてリーチの有無を判定する。
リーチ乱数値がリーチ成立乱数値である場合(ステップS1606:YES)、すなわち、リーチ有りハズレの場合には、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態のリーチ有りハズレ用のテーブルを参照して変動パターンの選択をおこなう(ステップS1607)。ここでは、非時短状態のリーチ有りハズレ用のテーブルとして、図12に示す特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態のリーチ有りハズレに該当する部分(特図1では変動パターンが「P4」、「P5」の部分、特図2では変動パターンが「P14」の部分)が参照される。特図1では、読み出した変動パターン乱数値から、変動パターンとして「P4」、「P5」のいずれかが選択される。特図2では、読み出した変動パターン乱数値にかかわらず、変動パターンとして「P14」が選択される。
リーチ乱数値がリーチ成立乱数値ではない場合(ステップS1606:NO)、すなわち、リーチ無しハズレの場合には、遊技制御用マイコン81は、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態のリーチ無しハズレ用のテーブルを参照して変動パターンの選択をおこなう(ステップS1608)。ここでは、非時短状態のリーチ無しハズレ用のテーブルとして、図12に示す特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、非時短状態のリーチ無しハズレに該当する部分(特図1では変動パターンが「P6」、「P7」の部分、特図2では変動パターンが「P15」の部分)が参照される。特図1では、読み出した変動パターン乱数値と、現在の特図1保留球数(1~4)から、変動パターンとして「P6」、「P7」のいずれかが選択される。特図2では、読み出した変動パターン乱数値にかかわらず、変動パターンとして「P15」が選択される。特図1では、保留球数によって選択される変動パターンが変わるため、保留球数に応じた短縮変動の機能が働くようになっている。すなわち、特図1において、保留球数が「3」~「4」であるときは、保留球数が「1」~「2」であるときに比べて変動時間の短い変動パターンがより多く選択されるようになっている。これにより、保留球数が多いときに特図保留の消化スピードを速めることができる。
ステップS1600において、遊技状態が時短状態であると判定した場合には、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(図24:ステップS1612)。以後、ステップS1613~S1618の処理は、以下の点を除いては上述のステップS1603~S1608の処理と同様であるため説明を省略する。ステップS1613~S1618の処理とステップS1603~S1608の処理との違いは、ステップS1613、S1615、S1617、S1618において、参照される特別図柄変動パターン判定テーブルT4の部分が既述のステップS1603、S1605、S1607、S1608と異なる。具体的には、ステップS1603、S1605、S1607、S1608では、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうちの非時短状態用のテーブルが参照されるのに対して、ステップS1613、S1615、S1617、S1618では、時短状態用のテーブルが参照される。例えば、ステップS1615の場合、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、時短状態の小当たりに該当する部分(特図1では変動パターンが「P9」の部分、特図2では変動パターンが「P17」の部分)が参照される。また、例えば、ステップS1617の場合、特別図柄変動パターン判定テーブルT4のうち、時短状態のリーチ有りハズレに該当する部分(特図1では変動パターンが「P10」の部分、特図2では変動パターンが「P18」の部分)が参照される。
上記のように変動パターンの選択をおこなった後、遊技制御用マイコン81は、選択した変動パターンをセットして(ステップS1630)本処理を終える。セットされた変動パターンの情報は変動開始コマンドに含められて、出力処理(図17:ステップS109)においてサブ制御基板90に送信される。これにより特別図柄の変動表示が開始される。
[特別図柄変動中処理]
図25は、特別図柄変動中処理(図20:ステップS1304)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、特別図柄の変動時間が経過して終了したか否かの判定をおこなう(ステップS1701)。特別図柄の変動時間とは、上述の特別図柄変動パターン選択処理(図23、図24)で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間である(図12参照)。変動時間が終了していない場合(ステップS1701:NO)、本処理を終える。すなわち、特別図柄待機処理(図21)のステップS1406またはS1412において開始された特別図柄の変動表示が継続される。一方、変動時間が終了している場合(ステップS1701:YES)、変動停止コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットし(ステップS1702)、特別動作ステータスを「3」にセットする(ステップS1703)。また、遊技制御用マイコン81は、変動停止にともなうその他の処理をおこなう(ステップS1704)。例えば、遊技制御用マイコン81は、特別図柄表示器41の特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄で停止させる処理(特別図柄の停止表示)等をおこなう。このように、遊技制御用マイコン81は、「図柄制御手段」として機能する。なお、特別図柄の停止表示時間は、特図1の抽選結果または特図2の抽選結果などに応じて任意に設定することができる。その後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。
[特別図柄確定処理]
図26は、特別図柄確定処理(図20:ステップS1306)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、特別図柄の停止時間が経過しているか否かの判定をおこなう(ステップS1800)。停止時間を経過していなければ(ステップS1800:NO)、本処理を終了する。一方、停止時間を経過している場合(ステップS1800:YES)、遊技制御用マイコン81は、遊技状態管理処理をおこなう(ステップS1801)。遊技状態管理処理とは、時短状態中に実行された特別図柄の変動回数に応じて遊技状態の切り替えをおこなうための処理であり内容について後述する。遊技状態管理処理の後、大当たりフラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1802)。
大当たりフラグがONの場合(ステップS1802:YES)、遊技制御用マイコン81は、当選した大当たりの種別に応じた大入賞口の開放パターンのセットをおこなう(ステップS1803)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、大入賞口開放パターン判定テーブルT9(図15)を参照して、特図停止図柄データから大入賞口の開放パターンを決定し、決定した開放パターンをセットする。ここでは、いずれの大当たり種別であっても(特図停止図柄データが11H~13H,15H,16H,21H~23H,31H~33Hのいずれであっても)入賞口の開放パターンとして「開放パターン21」がセットされる。大入賞口の開放パターンのセットとあわせてラウンドカウンタの値を、当選した大当たりの種類に応じたラウンド数にセットする。ラウンドカウンタとは、大当たり遊技中に実行した単位開放遊技(ラウンド遊技)の回数をカウントするものである。ここでは、いずれの大当たり種別であっても、ラウンドカウンタには「15」がセットされる(図15(B))。
開放パターンのセット後、遊技制御用マイコン81は、時短フラグがONか否かの判定をおこない(ステップS1804)、ONの場合(ステップS1804:YES)には、OFFに切り替える(ステップS1805)。これにより、1種大当たり遊技の実行中は非時短状態となる。その後、1種大当たり遊技を開始するために、1種大当たり遊技のオープニングコマンドをセットし(ステップS1806)、大当たり遊技のオープニングを開始する(ステップS1807)。その後、特別動作ステータスを「4」にセットして(ステップS1808)、本処理を終える。特別動作ステータスが「4」にセットされることで、処理は、特別電動役物処理1(大当たり遊技)に移行する。
ステップS1802において、大当たりフラグがOFFである場合(ステップS1802:NO)、遊技制御用マイコン81は、小当たりフラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1810)。小当たりフラグがONの場合(ステップS1810:YES)、遊技制御用マイコン81は、当選した小当たりの種別に応じた大入賞口の開放パターンのセットをおこなう(ステップS1811)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、上述のステップS1803と同様に、大入賞口開放パターン判定テーブルT9を参照して、特図停止図柄データから大入賞口の開放パターンを決定し、決定した開放パターンをセットする。ここでは、例えば、小当たり種別が「16R通常小当たりA」(特図停止図柄データが「14H」)の場合、入賞口の開放パターンとして「開放パターン22」がセットされる。また、例えば、小当たり種別が「16R時短5回小当たりA」(特図停止図柄データが「24H」)の場合、入賞口の開放パターンとして「開放パターン23」がセットされる。大入賞口の開放パターンのセットとあわせてラウンドカウンタの値を、当選した小当たりの種類に応じたラウンド数にセットする。ここでは、いずれの小当たり種別であっても、ラウンドカウンタには「16」がセットされる(図15(B))。
開放パターンのセット後、遊技制御用マイコン81は、V開閉部材作動フラグをONに切り替える(ステップS1812)。V開閉部材作動フラグは、V開閉部材71を作動させる期間であることを示すフラグである。V開閉部材制御処理(図33)において、V開閉部材作動フラグがONのときV開閉部材71を所定の動作パターンで動作させる。ここでは、V開閉部材71は、いずれの小当たり遊技においても、小当たり遊技後0.01秒間はオープニングとして閉鎖され、その後、4秒間開放され、その後、閉鎖されるように作動する。なお、小当たりフラグがONの場合には、大当たりフラグがONの場合と異なり、時短フラグがONであってもOFFに切り替えない。その後、小当たり遊技を開始するために、小当たりのオープニングコマンドをセットし(ステップS1813)、小当たり遊技のオープニングを開始する(ステップS1814)。その後、特別動作ステータスを「5」にセットして(ステップS1815)、本処理を終える。特別動作ステータスが「5」にセットされることで、処理は、特別電動役物処理2(小当たり遊技)に移行する。
ステップS1810において、小当たりフラグがOFFである場合(ステップS1810:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「1」にセットして(ステップS1820)、本処理を終了する。これにより、大当たり遊技、小当たり遊技のいずれも開始されず、再度、特別図柄待機処理(図20:ステップS1302)に移行し、次の保留に対する特別図柄当たり判定等が実行される。
[遊技状態管理処理]
図27は、遊技状態管理処理(図26:ステップS1801)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、時短フラグがONか否かの判定をおこなう。時短フラグがOFFの場合(ステップS2005:NO)、すなわち非時短状態のとき、処理はステップS2040にスキップする。時短フラグがONの場合(ステップS2005:YES)、すなわち時短状態のとき、遊技制御用マイコン81は、当該変動が第2特別図柄の変動であるか否かの判定をおこなう(ステップS2010)。当該変動が第2特別図柄の変動である場合(ステップS2010:YES)には、遊技制御用マイコン81は、第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2のそれぞれの値を1ディクリメントする(ステップS2015)。「第1時短カウンタC1」とは、時短状態中に実行した第2特別図柄の変動回数をカウントするものである。「第2時短カウンタC2」とは、時短状態中に実行した特別図柄の変動回数(第1特別図柄の変動回数、および、第2特別図柄の変動回数の合計)をカウントするものである。第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2にそれぞれセットされる初期値は、後述の遊技状態設定処理(図29)で図30の設定テーブルに基づいて決定される。一方、当該変動が第1特別図柄の変動である場合(ステップS2010:NO)には、遊技制御用マイコン81は、第2時短カウンタC2の値のみを1ディクリメントする(ステップS2020)。
遊技制御用マイコン81は、ステップS2015またはステップS2020の結果、第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2のそれぞれの値のうちの少なくとも一方が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS2030)。第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2のどちらの値も「0」ではない場合(ステップS2030:NO)、処理はステップS2040にスキップする。第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2の少なくとも一方の値が「0」の場合(ステップS2030:YES)、時短フラグをOFFに切り替える(ステップS2035)。これにより、遊技状態が時短状態から非時短状態に切り替えられる。すなわち、時短状態において実行された特別図柄の変動回数が図30に示す回数に達したときに、遊技状態が非時短状態に切り替えられる。
ステップS2040では、遊技制御用マイコン81は、遊技状態指定コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして、本処理を終える。遊技状態指定コマンドには、今設定した現在の遊技状態に関する情報(時短状態か否か、第1時短カウンタと第2時短カウンタのそれぞれの値など)が含まれている。
[特別電動役物処理1(大当たり遊技)]
図28は、特別電動役物処理1(図20:ステップS1308)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、大当たり終了フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2200)。「大当たり終了フラグ」とは、現在実行中の大当たり遊技において、開放パターンに基づく第1大入賞装置31の開放がすべて終了したことを示すフラグである。大当たり終了フラグがONの場合(ステップS2200:YES)、処理はステップS2230に移行する。大当たり終了フラグがOFFの場合(ステップS2200:NO)、遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30が開放中か否かの判定をおこなう(ステップS2202)。開放中の場合(ステップS2202:YES)、処理はステップS2210に移行する。
第1大入賞口30が開放中ではない場合(ステップS2202:NO)、遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30を開放する時間(タイミング)か否かの判定をおこなう(ステップS2203)。第1大入賞口30を開放する時間(タイミング)には、例えば、大当たり遊技のオープニングの時間が経過して初回のラウンド遊技における開放開始の時期に至ったときや、開放後に一時的に閉鎖した第1大入賞口30を再び開放させるまでのインターバル時間(閉鎖時間)が経過して、再度の開放開始の時期に至ったときが含まれる。第1大入賞口30を開放する時間(タイミング)ではない場合(ステップS2203:NO)、処理はステップS2220に移行する。
第1大入賞口30を開放する時間(タイミング)である場合(ステップS2203:YES)、遊技制御用マイコン81は、大入賞口開放処理をおこなう(ステップS2207)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、当たり種別(大当たり種別または小当たり種別)に応じた開放パターン(図15(B))に従って第1大入賞口30を開放させる。1種大当たり遊技を実行中の場合、いずれの大当たり種別であっても開放パターン21に従って第1大入賞口30を開放させる。2種大当たり遊技を実行中の場合、小当たり種別に応じて開放パターン22または開放パターン23に従って第1大入賞口30を開放させる。大入賞口開放処理の後、遊技制御用マイコン81は、ラウンド指定コマンドのセットをおこなう(ステップS2208)。ラウンド指定コマンドには、実行中の特別遊技(小当たり遊技および大当たり遊技)のラウンド数に関する情報が含まれており、遊技制御用マイコン81は、ラウンド指定コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする。これによりサブ制御基板90に特別遊技のラウンド数を通知することができる。なお、本実施形態では、1回のラウンド遊技中に複数回の第1大入賞口30の開放がなされることがない。しかし、他の実施形態として、1回のラウンド遊技中に複数回の第1大入賞口30の開放がなされる場合には、遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30の開放が1回のラウンド中での初めての開放か否かを判定し、初めての開放の場合のみ、ラウンド指定コマンドをセットするようにしてもよい。ラウンド指定コマンドをセットした後、本処理を終える。
上述のステップS2202において、第1大入賞口30が開放中の場合(ステップS2202:YES)、遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30の閉鎖条件が成立しているか否かの判定をおこなう(ステップS2210)。ここでの閉鎖条件は、そのラウンド遊技における第1大入賞口30への入賞個数が規定の最大入賞個数(例えば、1ラウンドあたり9個)に達したこと、または、第1大入賞口30を閉鎖させる時間に至ったこと(すなわち、第1大入賞口30を開放してから所定の開放時間(例えば、29.5秒)が経過したこと)のいずれかが満たされていることである。そして、第1大入賞口30の閉鎖条件が成立していない場合(ステップS2210:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。一方、第1大入賞口30の閉鎖条件が成立している場合(ステップS2210:YES)、遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30を閉鎖(閉塞)した後(ステップS2211)、本処理を終える。
上述のステップS2203において、第1大入賞口30を開放する時間(タイミング)ではない場合、遊技制御用マイコン81は、当該ラウンド遊技が終了しているか否かの判定をおこなう(ステップS2220)。ここでは1回のラウンドは、第1大入賞口30が閉鎖してから所定の時間(例えば、2秒)経過後に終了する。上述のように、ラウンド遊技間の第1大入賞口30の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放ラウンド遊技に含まれるためである。遊技制御用マイコン81は、第1大入賞口30を閉鎖してから所定のインターバル時間が経過したか否かによって、当該ラウンド遊技が終了しているか否かの判定をおこなう。当該ラウンド遊技が終了していない場合(ステップS2220:NO)、遊技制御用マイコン81は本処理を終了する。
当該ラウンド遊技が終了している場合(ステップS2220:YES)、遊技制御用マイコン81は、ラウンドカウンタの値を1ディクリメントし(ステップS2221)、ラウンドカウンタの値が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS2226)。ラウンドカウンタの値が「0」でなはい場合(ステップS2226:NO)、すなわち、規定のラウンド遊技回数をまだ消化していない場合、次のラウンド遊技を開始するために本処理を終える。一方、ラウンドカウンタの値が「0」の場合(ステップS2226:YES)、大当たり遊技を終了させる大当たり終了処理として、大当たり遊技のエンディングコマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットするとともに(ステップS2227)、大当たりのエンディングを開始する(ステップS2228)。エンディングコマンドには特別図柄当たり判定処理(図21)でセットされた特図停止図柄データに関する情報が含まれている。大当たりのエンディングの開始後、大当たり終了フラグをONにセットして(ステップS2229)、本処理を終える。
上述のステップS2200において、大当たり終了フラグがONの場合(ステップS2200:YES)、最終ラウンドが終了しているので、遊技制御用マイコン81は、大当たりのエンディングの時間が経過したか否かの判定をおこなう(ステップS2230)。エンディング時間が経過していない場合(ステップS2230:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。一方、エンディング時間が経過している場合(ステップS2230:YES)、遊技制御用マイコン81は、大当たり終了フラグをOFFにするとともに(ステップS2231)、大当たりフラグをOFFにし(ステップS2232)、特別動作ステータスを「1」にセットする(ステップS2233)。これにより、次回の特別動作処理において、再び特別図柄待機処理(図20:ステップS1302)が実行される。その後、遊技制御用マイコン81は、後述の遊技状態設定処理(ステップS2234)を実行し、本処理を終える。遊技状態設定処理(図29)は、大当たり遊技後の遊技状態(時短状態または非時短状態)を設定し、時短状態の場合には、当たり種別に応じて、第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2に初期値(時短回数)をセットする処理である。
[遊技状態設定処理]
図29は、遊技状態設定処理(図28:ステップS2234)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、上述の遊技状態管理処理(図27)、および、この遊技状態設定処理を実行することによって「遊技状態制御手段」として機能する。遊技制御用マイコン81は、まず、今回実行した大当たり遊技が時短当たり(すなわち、「15R時短5回大当たり」、「15R時短15回大当たり」、「15R時短99回大当たり」、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」「16R時短99回小当たり」)を契機として実行された大当たり遊技であるか否かの判定をおこなう(ステップS2301)。時短当たりが契機ではない場合(ステップS2301:NO)、すなわち、今回の大当たり遊技が通常当たり(すなわち「16R通常小当たり」)を契機に実行されている場合、処理はステップS2309にスキップする。一方、今回の大当たり遊技が時短当たりを契機に実行されている場合(ステップS2301:YES)、時短フラグをONにし(ステップS2302)、遊技制御用マイコン81は、第1時短カウンタC1および第2時短カウンタC2に後述する設定テーブル(図30)に示す設定値をそれぞれセットする(ステップS2303)。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が「時短状態かつ高ベース状態」に設定される。この「時短状態かつ高ベース状態」は、特別図柄の可変表示が所定の回数おこなわれること、または、次の大当たり(1種大当たり、または、2種大当たり)に当選すること、のいずれかの条件の成立によって終了する。ステップS2309では、遊技制御用マイコン81は、遊技状態指定コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして、本処理を終える。遊技状態指定コマンドには、今設定した遊技状態に関する情報(時短状態か否か、第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2のそれぞれの値など)が含まれている。
図30は、第1時短カウンタC1および第2時短カウンタC2の設定テーブルを説明するための図である。この設定テーブルは、上述の遊技状態設定処理(図29)のステップS2303において、遊技制御用マイコン81によって参照される。図30では、例えば、今回実行した大当たり遊技が「15R時短99回大当たり」または「16R時短99回小当たり」を契機として実行されている場合(特図停止図柄データが「11H」、「12H」、「15H」、「25H」、「37H」のいずれかの場合)、第1時短カウンタC1と第2時短カウンタC2のそれぞれに「99」がセットされる。また、例えば、今回実行した大当たり遊技が「16R時短10回小当たり」を契機として実行されている場合(特図停止図柄データが「35H」の場合)、第1時短カウンタC1に「10」がセットされ、第2時短カウンタC2に「15」がセットされる。
[特別電動役物処理2(小当たり遊技)]
図31および図32は、特別電動役物処理2(図20:ステップS1309)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、上述の特別電動役物処理1(大当たり遊技:図28)、および、この特別電動役物処理2(小当たり遊技)を実行することによって「当たり遊技実行手段」として機能する。遊技制御用マイコン81は、まず、小当たり終了フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2400)。「小当たり終了フラグ」とは、実行中の小当たり遊技において、開放パターンに基づく第2大入賞装置36の開放が終了したことを示すフラグである。小当たり終了フラグがONの場合(ステップS2400:YES)、処理はステップS2420に移行する。小当たり終了フラグがOFFの場合(ステップS2400:NO)、遊技制御用マイコン81は、第2大入賞口35が開放中か否かの判定をおこなう(ステップS2402)。開放中の場合(ステップS2402:YES)、処理はステップS2410に移行する。
第2大入賞口35が開放中ではない場合(ステップS2402:NO)、遊技制御用マイコン81は、第2大入賞口35を開放する時間(タイミング)か否かの判定をおこなう(ステップS2404)。第2大入賞口35を開放する時間(タイミング)とは、小当たりのオープニングの時間が経過して開放開始の時期に至ったときである。小当たりのオープニングの時間は、開放パターン22の場合、4秒、開放パターン23の場合、0.01秒である。第2大入賞口35を開放する時間(タイミング)ではない場合(ステップS2404:NO)、本処理を終える。第2大入賞口35を開放する時間(タイミング)である場合(ステップS2404:YES)、遊技制御用マイコン81は、大入賞口開放処理をおこなう(ステップS2406)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、小当たり種別に応じた開放パターン(図15(B))に従って第2大入賞口35を開放させる。大入賞口開放処理の後、遊技制御用マイコン81は、ラウンド指定コマンドのセットをおこなう(ステップS2408)。ラウンド指定コマンドには、実行中の特別遊技のラウンド数に関する情報が含まれており、遊技制御用マイコン81は、ラウンド指定コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする。これによりサブ制御基板90に特別遊技のラウンド数を通知することができる。ラウンド指定コマンドをセットした後、本処理を終える。
上述のステップS2402において、第2大入賞口35が開放中の場合(ステップS2402:YES)、遊技制御用マイコン81は、第2大入賞口35の閉鎖条件が成立しているか否かの判定をおこなう(ステップS2410)。ここでの閉鎖条件は、第2大入賞口35への入賞個数が規定の最大入賞個数(例えば、10個)に達したこと、または、第2大入賞口35を閉鎖させる時間に至ったこと(すなわち、第2大入賞口35を開放してから所定の開放時間(例えば、1.5秒)が経過したこと)のいずれかが満たされていることである。第2大入賞口35の閉鎖条件が成立していない場合(ステップS2410:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。一方、第2大入賞口35の閉鎖条件が成立している場合(ステップS2410:YES)、遊技制御用マイコン81は、第2大入賞口35を閉鎖(閉塞)するため大入賞口閉鎖処理をおこなう(ステップS2412)。ここでは、あわせて、小当たり遊技を終了させる小当たり終了処理として、小当たり遊技のエンディングコマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットする。大入賞口閉鎖処理の後、遊技制御用マイコン81は、ラウンドカウンタの値を1ディクリメントする(ステップS2414)。小当たり遊技は、1R目に相当するためである。その後、遊技制御用マイコン81は、小当たり終了フラグをONにセットして(ステップS2416)、本処理を終える。
上述のステップS2400において、小当たり終了フラグがONの場合(ステップS2400:YES)、遊技制御用マイコン81は、閉鎖後のインターバル時間(エンディング時間)が経過したか否かの判定をおこなう(ステップS2420)。エンディング時間が経過していない場合(ステップS2420:NO)、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。一方、エンディング時間が経過している場合(ステップS2420:YES)、遊技制御用マイコン81は、小当たり終了フラグをOFFに切り替えるとともに(ステップS2422)、小当たりフラグをOFFに切り替える(ステップS2424)。その後、遊技制御用マイコン81は、VフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2430)。「Vフラグ」は、小当たり遊技の実行中にV領域39への遊技球の通過があったことを示すフラグであり、後述するV領域センサ検出処理(図34)においてONされるフラグである。VフラグがOFFの場合(ステップS2430:NO)、遊技制御用マイコン81は、2種大当たり遊技を実行しないため、ラウンドカウンタを「0」にセットするとともに(ステップS3432)、特別動作ステータスを「1」にセットして(ステップS2434)、本処理を終える。これにより、次回の特別動作処理において、再び特別図柄待機処理(図20:ステップS1302)が実行される。
上述のステップS2430において、VフラグがONの場合(ステップS2430:YES)、遊技制御用マイコン81は、VフラグをOFFに切り替えるとともに(ステップS2436)、2種大当たり遊技を実行するために、大当たりフラグをONに切り替え(ステップS2437)、特別動作ステータスを「4」にセットする(ステップS2438)。特別動作ステータスが「4」にセットされることで、次回の特別動作処理(図20)において、処理は、特別電動役物処理1(大当たり遊技)に移行する。特別動作ステータスのセット後、遊技制御用マイコン81は、時短フラグがONか否かの判定をおこない(ステップS2440)、ONの場合(ステップS2440:YES)には、OFFに切り替える(ステップS2442)。これにより、2種大当たり遊技の実行中は非時短状態となる。その後、大当たり遊技を開始するために、遊技制御用マイコン81は、2種大当たり遊技のオープニングコマンドをセットし(ステップS2444)、大当たり遊技のオープニングを開始する(ステップS2446)。これにより、第2大入賞口35を短時間にわたって開放する小当たり遊技から2種大当たり遊技に移行する。
[V開閉部材制御処理]
図33は、V開閉部材制御処理(図17:ステップS106)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、V開閉部材作動フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2500)。V開閉部材作動フラグがOFFの場合(ステップS2500:NO)、本処理を終える。V開閉部材作動フラグがONの場合(ステップS2500:YES)、V開閉部材71を所定の作動パターンで作動させる「V開閉部材動作処理」をおこなうとともに(ステップS2502)、所定の期間(タイミング)における遊技球のV通過を有効とみなす「V有効期間設定処理」をおこなう(ステップS2504)。V開閉部材作動フラグがONの場合、小当たり遊技のオープニングが開始されるため(図26:ステップS1812,S1814)、この小当たり遊技に合わせて、V開閉部材動作処理およびV有効期間設定処理がおこなわれることになる。
V開閉部材動作処理では、V開閉部材71の作動時間を計測するためのタイマをセットし、そのタイマに基づいて、V開閉部材71の開放タイミングになったときにV開閉部材ソレノイド73をONにし、V開閉部材71の閉鎖タイミングになったときにV開閉部材ソレノイド73をOFFにする。これにより、V開閉部材71は、小当たり遊技のオープニング開始から一定の動作で動くことになる。具体的には、V開閉部材71をまず、小当たり遊技のオープニングの開始から0.01秒間にわたって通過阻止状態(閉鎖状態)に制御し、その後、4秒間にわたって通過許容状態(開放状態)に制御し、その後、6秒間にわたって通過阻止状態(閉鎖状態)に制御する。
V有効期間設定処理では、上記のようなV開閉部材71の一定動作に対して、V有効期間の設定をおこなう。「V有効期間」とは、V領域センサ39aによる遊技球の検知があった場合に、その検知を有効なものとみてVフラグをONにする期間である。V有効期間は、V領域39の開放開始(V開閉部材71を通過許容状態に制御開始した時点)から所定の時間が経過するまでである。所定の時間は、V領域39の開放時間(V開閉部材71を通過許容状態に制御している時間)よりも長い時間(ここでは、V領域39の開放時間+1秒)が設定されている。これは、V開閉部材71の配置位置を通過した遊技球がV領域39に至るまでのタイムラグを考慮しているためである。V有効期間設定処理では、V有効期間を計測するためのタイマをセットし、そのタイマに基づいて、V領域39を有効にするタイミングになったときにV有効フラグをONにし、V領域39を無効にするタイミングになったときにV有効フラグをOFFにする。なお、後述するV領域センサ検出処理(図34)では、このV有効フラグがONか否かによって、V有効期間中か否かが判定される。
V開閉部材動作処理およびV有効期間設定処理の後、遊技制御用マイコン81は、V開閉部材71の動作が終了したか否かの判定をおこなう(ステップS2506)。具体的には、V開閉部材動作処理(ステップS2502)でセットしたタイマに基づいて、V開閉部材71が一定動作を開始してから終了するまでの総作動時間(0.01秒+4秒+6秒)を経過したか否かを判定する。V開閉部材71の動作が終了していない場合(ステップS2506:NO)、本処理を終える。一方、V開閉部材71の動作が終了している場合(ステップS2506:YES)、遊技制御用マイコン81は、V開閉部材作動フラグをOFFに切り替えて(ステップS2508)、本処理を終える。
ここで、小当たり遊技におけるV開閉部材71の作動パターンと第2大入賞口35(開閉部材32)の開放パターンとの関係について説明する。上述のとおり、V開閉部材71は、小当たり遊技のオープニングの開始から0.01秒間にわたって閉鎖され、その後、4秒間にわたって開放され、その後、6秒間にわたって閉鎖される。「16R通常小当たり」(開放パターン22)では、第2大入賞口35は、小当たり遊技のオープニングの開始から4秒間にわたって閉鎖され、その後、1.6秒間にわたって開放され、その後、4.41秒間にわたって閉鎖される。そのため、「16R通常小当たり」の開放パターン22では、第2大入賞口35が開放されてから0.01秒後にV開閉部材71が閉じることになり、小当たり遊技中の遊技球のV通過が実質的に不可能となっている。一方、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」(開放パターン23)では、第2大入賞口35は、小当たり遊技のオープニングの開始から0.01秒間にわたって閉鎖され、その後、1.6秒間にわたって開放され、その後、3秒間にわたって閉鎖される。そのため、開放パターン23では、小当たり遊技が開始されて0.01秒後に第2大入賞口35とV開閉部材71が同時に開放され、1.6秒間両方の開放が継続し、第2大入賞口35の閉鎖から2.4秒後にV開閉部材71が閉じることになる。従って、どのような入賞タイミングで第2大入賞口35へ遊技球が入賞したとしても、その遊技球はV領域39を通過することが可能である。なお、ここでは、右打ちにして遊技球を連続的に発射し続けていれば、第2大入賞口35の開放期間中に必ず第2大入賞口35に遊技球が入賞するように第2大入賞装置36などの各装置が配置されている。また、第2大入賞口35を通過した遊技球がV開閉部材71の配置位置に至るまでの所要時間は、2秒よりも短くなように構成されている。このことから、「16R時短5回小当たり」、「16R時短10回小当たり」、「16R時短15回小当たり」、「16R時短99回小当たり」では、小当たり遊技中に右打ちにして遊技球を連続的に発射し続けていれば、必ず遊技球がV通過するようになっている。
[V領域センサ検出処理]
図34は、V領域センサ検出処理(図17:ステップS107)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、V領域センサ39aによる遊技球の検知があったか否かの判定をおこなう(ステップS2601)。V領域センサ39aによる遊技球の検知がない場合には(ステップS2601:NO)、本処理を終える。一方、検知がある場合には(ステップS2601:YES)、遊技制御用マイコン81は、V有効期間中か否かの判定をおこなう(ステップS2602)。V有効期間は、V開閉部材制御処理(図33)のV有効期間設定処理(ステップS2504)によって設定される期間である。V有効期間は、V開閉部材71の開放時や閉鎖後の数秒間(球ハケ期間)に設定される。ここでは、球ハケ期間として1秒が設定されている。V有効期間中ではない場合には(ステップS2602:NO)、本処理を終える。一方、V有効期間中である場合(ステップS2602:YES)、遊技制御用マイコン81は、VフラグをONするとともに(ステップS2603)、V通過コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットして(ステップS2604)、本処理を終える。「V通過コマンド」は、サブ制御基板90にV通過を通知するためのコマンドである。
7.演出制御用マイコン91の動作
図35~図43に基づいてサブ制御基板90(図5)に設けられた演出制御用マイコン91の動作について説明する。演出制御用マイコン91の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はサブRAM94に設けられている。以下に説明するように、演出制御用マイコン91は、サブROM93に記憶されているプログラムを読み出すことによって、演出実行手段として機能する。
[サブ制御メイン処理]
図35は、サブ制御メイン処理を示すフローチャートである。演出制御用マイコン91は、遊技機1の電源がオンされると、サブROM93からサブ制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。サブ制御メイン処理では、演出制御用マイコン91は、まず、CPU初期化処理をおこなう(ステップS4000)。CPU初期化処理では、例えば、サブCPU92の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、CPU初期化処理は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
CPU初期化処理の後、演出制御用マイコン91は、割り込み処理の割り込みを禁止し(ステップS4015)、乱数更新処理(ステップS4020)をおこなう。この乱数更新処理では、演出制御用マイコン91は、図8(B)で示した種々の乱数カウンタ値を1加算して更新する。各乱数カウンタ値は設定された上限値に達すると「0」に戻って再び加算される。なお、各乱数カウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるものであってもよい。また、乱数値は、1ずつ加算する以外に、2以上を加算するようにしてもよい。各乱数は、いわゆるハードウェア乱数であってもよい。
乱数更新処理の後、演出制御用マイコン91は、割り込み処理の割り込みを許可する(ステップS4025)。割り込み許可中は、サブ側タイマ割り込み処理(ステップS4035)の実行が可能となる。サブ側タイマ割り込み処理は、所定の周期でサブCPU92に繰り返し入力される割り込みパルスに基づいて実行される。すなわち、サブ側タイマ割り込み処理は、所定周期ごとに実行される。そして、サブ側タイマ割り込み処理が終了してから、次にサブ側タイマ割り込み処理が開始されるまでの間に、乱数更新処理が繰り返し実行される。
[サブ側タイマ割り込み処理]
図36は、サブ側タイマ割り込み処理(図35:ステップS4035)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、受信コマンド解析処理をおこなう(ステップS4300)。受信コマンド解析処理(図37)の詳細については後述する。受信コマンド解析処理の後、演出制御用マイコン91は、スイッチ処理をおこなう(ステップS4310)。スイッチ処理では、演出制御用マイコン91は、演出ボタン検出スイッチ63aからの検知信号に基づいて出力されたスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)に基づいて、表示画面7aの表示内容の設定等をおこなう。スイッチ処理の後、演出制御用マイコン91は、コマンド送信処理をおこなう(ステップS4315)。コマンド送信処理では、演出制御用マイコン91は、受信コマンド解析処理(図37)等でサブRAM94の演出コマンドセット領域94b(出力バッファ)にセットした各種コマンドを画像制御基板100、音声制御基板106、ランプ制御基板107に送信する。各種コマンドを受信した画像制御基板100は、画像表示装置7を用いて、受信したコマンドに応じた表示演出を実行する。また、各種コマンドを受信した音声制御基板106は、受信したコマンドに応じて、スピーカ67から音声を出力する音声演出を実行する。各種コマンドを受信したランプ制御基板107は、受信したコマンドに応じて盤ランプ5や枠ランプ66の発光制御を行うランプ演出を実行する。コマンド送信処理の後、演出制御用マイコン91は、その他の処理をおこない(ステップS4320)、本処理を終える。その他の処理では、例えば、乱数更新処理等がおこなわれる。
[受信コマンド解析処理]
図37は、受信コマンド解析処理(図36:ステップ4300)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、主制御基板80から事前判定コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4415)。受信している場合(ステップS4415:YES)、先読み演出決定処理をおこなう(ステップS4420)。「先読み演出決定処理」は、先読み演出を実行するか否か、および実行する場合の先読み演出パターンを決定する処理である。先読み演出決定処理では、先読み演出を実行するか否かを判定する先読み演出実行判定、および、先読み演出パターン選択をおこなう。具体的には、演出制御用マイコン91は、先読み演出乱数乱数のカウンタの値を取得し、取得した乱数値と、サブROM93に記憶されている先読み演出パターン決定テーブルT55を参照して先読み演出をおこなうか否か、および、先読み演出をおこなう場合の先読み演出パターンを決定する。先読み演出が実行されることが決定した場合、選択された先読み演出パターンを事前判定情報記憶領域94cに記憶する。
一方、主制御基板80から事前判定コマンドを受信していない場合(ステップS4415:NO)、上述の先読み演出決定処理をスキップする。先読み演出とは、特図保留記憶領域85に新たに記憶された保留情報に大当たりが含まれている可能性が高いことを示唆する演出であり、変動演出中に実行される。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から保留球数コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4445)。受信している場合(ステップS4445:YES)、保留表示処理をおこなう(ステップS4450)。保留表示処理では、保留球数コマンドに含まれている特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数に関する情報に基づいて、サブRAM94のカウンタセット領域94dに設けられた、第1特図保留演出カウンタ、第2特図保留演出カウンタ、および、普図保留演出カウンタの値を更新する。これにより、主制御基板80側だけでなく、サブ制御基板90側でも各保留球数の情報を保持することができる。また、演出制御用マイコン91は、第1特図保留演出カウンタ、第2特図保留演出カウンタ、および、普図保留演出カウンタの値に基づいて、表示画面7aに表示されている保留画像9A、9Bの更新をおこなう。一方、保留球数コマンドを受信していない場合(ステップS4445:NO)、上述の保留表示処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から変動開始コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4455)。受信している場合(ステップS4455:YES)、変動演出開始処理(図38)をおこなう(ステップS4460)。「変動演出開始処理」は、特別図柄変動中に実行する変動演出パターン(内容)を選択する処理である。変動演出開始処理の詳細については後述する。
一方、受信していない場合(ステップS4455:NO)、上述の変動演出開始処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から変動停止コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4465)。受信している場合(ステップS4465:YES)、変動演出終了処理(図39)をおこなう(ステップS4470)。「変動演出終了処理」は、変動演出を停止させるための処理であり、詳細については後述する。一方、受信していない場合(ステップS4465:NO)、上述の変動演出終了処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80からオープニングコマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4475)。受信している場合(ステップS4475:YES)、オープニング演出パターン決定処理をおこなう(ステップS4480)。「オープニング演出パターン決定処理」は、特別遊技(大当たり遊技または小当たり遊技)開始時に実行するオープニング演出パターン(内容)を選択する処理である。オープニング演出パターン決定処理では、演出制御用マイコン91は、まず、オープニングコマンドの解析をおこない、オープニングコマンドに含まれる、大当たりまたは小当たりへの当選判定時にセットされた特図停止図柄データに関する情報をサブRAM94にセットする。そして、特図停止図柄データが示す当たり種別に対応して予め設定されているオープニング演出の演出パターンを選択し、選択したオープニング演出を開始するためのオープニング演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットする。演出コマンドセット領域94bにセットされたオープニング演出開始コマンドがコマンド送信処理(図36:ステップ4315)において画像制御基板100に送信されると、画像制御基板100のCPU102は、所定のオープニング演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる(例えば、図45)。なお、ステップS4475において、オープニングコマンドを受信していない場合(ステップS4475:NO)、上述のオープニング演出パターン決定処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80からラウンド指定コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4485)。受信している場合(ステップS4485:YES)、ラウンド演出パターン決定処理をおこなう(ステップS4490)。「ラウンド演出パターン決定処理」は、特別遊技(大当たり遊技または小当たり遊技)において、大入賞口の開放中や開放間のインターバル中に実行する開放遊技演出パターン(内容)を選択する処理である。ラウンド演出パターン決定処理では、演出制御用マイコン91は、まず、ラウンド指定コマンドの解析をおこない、ラウンド指定コマンドに含まれる、特図停止図柄データに関する情報、および、ラウンド数に関する情報をサブRAM94にセットする。そして、特図停止図柄データが示す当たり種別およびラウンド数に対応して予め設定されているラウンド演出の演出パターンを選択し、選択したラウンド演出を開始するためのラウンド演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットする。演出コマンドセット領域94bにセットされたラウンド演出開始コマンドが画像制御基板100に送信されると、CPU102は、所定のラウンド演出画像をROM103から読み出して、表示画面7aに表示させる。なお、ステップS4485において、ラウンド指定コマンドを受信していない場合(ステップS4485:NO)、上述のラウンド演出パターン決定処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から大当たり遊技のエンディングコマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4495)。受信している場合(ステップS4495:YES)、エンディング演出パターン決定処理(図40)をおこなう(ステップS4500)。「エンディング演出パターン決定処理」は、大当たり遊技のエンディング中に実行するエンディング演出パターン(内容)を選択する処理である。エンディング演出パターン決定処理の詳細については後述する。演出制御用マイコン91は、主制御基板80から小当たり遊技のエンディングコマンドを受信した場合には、上記のエンディング演出パターン決定処理とは異なる処理をおこなう。なお、ステップS4495において、大当たり遊技のエンディングコマンドを受信していない場合(ステップS4495:NO)、上述のエンディング演出パターン決定処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から普通図柄変動開始コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4505)。受信している場合(ステップS4505:YES)、普通図柄変動演出開始処理をおこなう(ステップS4510)。「普通図柄変動演出開始処理」は、普通図柄変動中に実行する普通図柄変動演出パターン(内容)を選択する処理である。普通図柄変動演出開始処理では、演出制御用マイコン91は、まず、普通図柄変動開始コマンドに含まれる普図停止図柄データに関する情報、および、普通図柄変動パターン(図13)に関する情報をサブRAM94にセットする。セットされた情報には、現在の遊技状態を示す遊技状態情報や、普図の当たり判定処理の判定結果としての図柄を示す図柄情報等が含まれている。ここで取得された遊技状態情報や図柄情報は、演出制御用マイコン91によって適宜参照され得る。演出制御用マイコン91は、普通図柄変動パターンに対応して予め設定されている普通図柄変動演出パターンを選択し、選択した普通図柄変動演出を開始するための普通図柄変動演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットする。演出コマンドセット領域94bにセットされた普通図柄変動演出開始コマンドが画像制御基板100に送信されると、CPU102は、所定の普通図柄変動演出画像をROM103から読み出して、表示画面7aに表示させる。ここでは、非時短状態時に当たり種別が「長開放1」または「短開放1」で当選した場合には、演出制御用マイコン91は、後述する「Vの期待演出」(図44)を実行させる。なお、ステップS4505において、普通図柄変動開始コマンドを受信していない場合(ステップS4505:NO)、上述の普通図柄変動演出開始処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から普通図柄変動停止コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4515)。受信している場合(ステップS4515:YES)、普通図柄変動演出終了処理をおこなう(ステップS4520)。「普通図柄変動演出終了処理」は、普通図柄変動演出を停止させるための処理である。普通図柄変動演出終了処理では、演出制御用マイコン91は、普通図柄変動停止コマンドの解析をおこなうとともに、普通図柄変動演出を終了させるための普通図柄変動演出終了コマンドを演出コマンドセット領域94bにセットする。なお、ステップS4515において、普通図柄変動停止コマンドを受信していない場合(ステップS4515:NO)、上述の普通図柄変動演出終了処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から普通図柄オープニングコマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4525)。受信している場合(ステップS4525:YES)、普通図柄オープニング演出パターン決定処理をおこなう(ステップS4530)。「普通図柄オープニング演出パターン決定処理」は、普通図柄当選にともなう当たり遊技(普通遊技)時に実行する普通遊技演出パターン(内容)を選択する処理である。ここで選択される普通遊技演出には、オープニング中に実行されるオープニング演出と、電チュー22の開放中に実行する開放遊技演出が含まれている。普通図柄オープニング演出パターン決定処理では、演出制御用マイコン91は、まず、普通図柄オープニングコマンドの解析をおこない、普通図柄オープニングコマンドに含まれる、普通図柄の当選判定時にセットされた普図停止図柄データに関する情報をサブRAM94にセットする。そして、普図停止図柄データが示す当たり種別に対応して予め設定されているオープニング演出の演出パターンを選択し、選択したオープニング演出を開始するための普通図柄オープニング演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットする。演出コマンドセット領域94bにセットされた普通図柄オープニング演出開始コマンドがコマンド送信処理(図36:ステップ4315)において画像制御基板100に送信されると、画像制御基板100のCPU102は、所定のオープニング演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。なお、ステップS4525において、普通図柄オープニングコマンドを受信していない場合(ステップS4525:NO)、上述の普通図柄オープニング演出パターン決定処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から普通図柄エンディングコマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4535)。受信している場合(ステップS4535:YES)、普通図柄エンディング演出パターン決定処理をおこなう(ステップS4540)。「普通図柄エンディング演出パターン決定処理」は、普通図柄当選にともなう当たり遊技(普通遊技)のエンディング中に実行するエンディング演出パターン(内容)を選択する処理である。普通図柄エンディング演出パターン決定処理では、演出制御用マイコン91は、まず、普通図柄エンディングコマンドの解析をおこない、普通図柄エンディングコマンドに含まれる、普図停止図柄データに関する情報をサブRAM94にセットする。そして、普図停止図柄データが示す当たり種別に対応して予め設定されているエンディング演出の演出パターンを選択し、選択したエンディング演出を開始するための普通図柄エンディング演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットする。演出コマンドセット領域94bにセットされた普通図柄エンディング演出開始コマンドがコマンド送信処理(図36:ステップ4315)において画像制御基板100に送信されると、画像制御基板100のCPU102は、所定のエンディング演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。なお、ステップS4535において、普通図柄エンディングコマンドを受信していない場合(ステップS4535:NO)、上述の普通図柄エンディング演出パターン決定処理をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、その他の処理をおこなう(ステップS4545)。その他の処理では、例えば、演出制御用マイコン91は、遊技状態指定コマンドを受信したときに、遊技状態指定コマンドに含まれる遊技状態に関する情報(時短状態か否か、第1時短カウンタと第2時短カウンタのそれぞれの値など)をサブRAM94に保持させる。また、演出制御用マイコン91は、V通過コマンドを受信したときに、V通過した情報をRAM94に保持させる。また、演出制御用マイコン91は、上記以外のコマンド(客待ち待機コマンド、事前判定コマンド、RAMクリア報知コマンドなど)に基づく処理をおこなって、本処理を終了する。演出制御用マイコン91は、変動演出終了処理(ステップS4470)、および、オープニング演出パターン決定処理(ステップS4480)を実行することによって「演出実行手段」として機能する。
[変動演出開始処理]
図38は、変動演出開始処理(図37:ステップS4460)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、変動開始コマンドの解析をおこなう(ステップS5000)。ここでは、演出制御用マイコン91は、変動開始コマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報、および、変動パターンに関する情報をサブRAM94にセットする。セットされた情報には、現在の遊技状態を示す遊技状態情報や、特図1または特図2の当たり判定処理の判定結果としての図柄を示す図柄情報等が含まれている。ここで取得された遊技状態情報や図柄情報は、演出制御用マイコン91によって適宜参照され得る。
続いて、演出制御用マイコン91は、モードステータスMを参照する(ステップS5005)。「モードステータスM」は、実行する演出モードを示すものである。ここでの演出モードとは、画像表示装置7における演出の態様であり、演出モードが異なると、画像表示装置7に表示される画像(登場するキャラクタやアイテム、背景画像等)が異なり、変動演出も演出モードに応じた態様で実行される。ここでは、モードステータスMはとして「1」と「2」が設定されており、「1」は非時短状態に対応し、「2」は時短状態に対応している。演出制御用マイコン91は、モードステータスMが「1」か「2」かを判定する。
モードステータスMが「2」の場合(ステップS5010:YES)、すなわち、時短状態のとき、演出制御用マイコン91は、時短演出シナリオを参照する(ステップS5025)。「時短演出シナリオ」は、大当たり遊技後の時短状態において実行される後述する「カウントダウン演出」(図47)において、画像表示装置7に表示される時短残り回数(以後、「表示時短残り回数」)の変化シナリオを示している。時短演出シナリオは、後述するエンディング演出パターン決定処理(図40)において決定される。ここでは「時短残り回数」とは、大当たり遊技後の時短状態において実行可能な第2特別図柄の変動表示の残り回数であり、時短状態において既に実行した第2特別図柄の変動表示の回数が、当たり種別に応じて設定された時短回数に達するまでの残り回数である。時短残り回数は、メイン制御部側の第1時短カウンタC1の値に対応している。時短残り回数が「0」になると遊技状態が時短状態から非時短状態に切り替わる(図27:ステップS2030、S2035)。本実施形態の遊技機1は、時短演出シナリオに基づいて、画像表示装置7に表示される表示時短残り回数を実際の時短残り回数と異ならせたり一致させたりする演出をおこなう。具体的な態様については後述する。ここでは、演出制御用マイコン91は、時短演出シナリオを参照することによって、今回、画像表示装置7に表示させる表示時短残り回数を特定する。具体的には、演出制御用マイコン91は、後述する第1時短演出カウンタJC1の値と時短演出シナリオから今回表示する表示時短残り回数を特定する。なお、モードステータスMが「1」の場合(ステップS5010:NO)、すなわち、非時短状態のとき、演出制御用マイコン91は、時短演出シナリオの参照をスキップする。
続いて、演出制御用マイコン91は、変動演出パターン決定処理をおこなう(ステップS5015)。変動演出パターン決定処理では、演出制御用マイコン91は、まず、演出決定用の変動演出パターン乱数値を取得する。そして、サブROM93に記憶されている変動演出パターン決定テーブルT51の中から、モードステータスM、変動開始コマンドが示す変動パターン、変動演出パターン乱数値、時短時には特定された表示時短残り回数、特殊演出フラグのON/OFFに対応する変動演出パターンをセットする。「特殊演出フラグ」は、後述する「泣きの一回演出」(図48)を実行すか否かを示すフラグで有り、サブRAM94のフラグセット領域にセットされている。演出制御用マイコン91は、特殊演出フラグがONの場合には、OFFに切り替えるとともに、変動演出として「泣きの一回演出」を実行する。一方、特殊演出フラグがOFFで、変動開始コマンドが示す変動パターンが「P12」~「P15」の場合、すなわち、非時短状態の第2特別図柄の変動である場合には、後述する「Vカードシャッフル演出」(図44(G))をおこなう。演出制御用マイコン91は、モードステータスMが「2」の場合には、後述する「カウントダウン演出」(図47)をおこなう。演出制御用マイコン91は、このカウントダウン演出をおこなうことから「回数表示演出実行手段」として機能する。
演出制御用マイコン91は、さらに、変動演出パターン乱数値に基づいて、いわゆるステップアップ予告演出や、チャンスアップ予告演出などの予告演出の内容、さらに、停止図柄パターン決定テーブルT52を参照して、停止表示する演出図柄8L、8C、8Rの組み合わせなどが決定される。これらにより、変動演出としてどのような演出をおこなうかが決定される。
演出制御用マイコン91は、上記ステップS5015にて決定された変動演出パターンに基づく変動演出が実現されるよう変動演出開始コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94b(出力バッファ)にセットし(ステップS5020)、本処理を終了する。サブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットされた変動演出開始コマンドがコマンド送信処理(図36:ステップ4315)において画像制御基板100に送信されると、画像制御基板100のCPU102は、所定の変動演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。
[変動演出終了処理]
図39は、変動演出終了処理(図37:ステップS4470)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、変動停止コマンドの解析をおこなうとともに(ステップS5100)、モードステータスMを参照する(ステップS5105)。モードステータスMが「1」の場合(ステップS5110:YES)、処理はステップS5140にスキップする。モードステータスMが「2」の場合(ステップS5110:NO)、遊技制御用マイコン81は、当該変動が第2特別図柄の変動であるか否かの判定をおこなう(ステップS5115)。演出制御用マイコン91は、サブRAM94にセットされている変動パターンに関する情報から、当該変動が第1特別図柄の変動か第2特別図柄の変動かを判定することができる。当該変動が第2特別図柄の変動である場合(ステップS5115:YES)には、遊技制御用マイコン81は、第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2のそれぞれの値を1ディクリメントする(ステップS5120)。「第1時短演出カウンタJC1」とは、サブ制御部側において、時短状態中に実行した第2特別図柄の変動回数をカウントするものであり、メイン制御部側の「第1時短カウンタC1」に対応している。「第2時短演出カウンタJC2」とは、サブ制御部側において、時短状態中に実行した特別図柄の変動回数(第1特別図柄の変動回数、および、第2特別図柄の変動回数の合計)をカウントするものであり、メイン制御部側の「第2時短カウンタC2」に対応している。第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2にそれぞれセットされる初期値は、後述のエンディング演出パターン決定処理(図40)で決定される。一方、当該変動が第1特別図柄の変動である場合(ステップS5115:NO)には、第2時短演出カウンタJC2の値のみを1ディクリメントする(ステップS5125)。
遊技制御用マイコン81は、ステップS5120またはステップS5125の結果、第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2のそれぞれの値のうちの少なくとも一方が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS5130)。第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2のどちらの値も「0」ではない場合(ステップS5130:NO)、処理はステップS5140にスキップする。第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2の少なくとも一方の値が「0」の場合(ステップS5130:YES)、モードステータスMを「1」に切り替える(ステップS5135)。演出制御用マイコン91は、モードステータスMを「1」に切り替えたときに、あわせて、特図2保留があるか否かを判定し、特図2保留がある場合には、特殊演出フラグをONに切り替える。これにより、時短状態から非時短状態に移行したときに特図2保留がある場合、非時短状態での最初の変動演出として、後述する「泣きの一回演出」(図48)が実行される。なお、演出制御用マイコン91は、ステップS5130において、サブRAM94に保持されている遊技状態に関する情報から、時短状態か非時短状態かを判定し、非時短状態の場合にS5135においてモードステータスMを「1」に切り替えるように構成してもよい。サブRAM94に保持されている遊技状態に関する情報は、主制御基板80から遊技状態指定コマンドを受信したときに更新される。ステップS5140では、演出制御用マイコン91は、変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドをセットする。これにより変動中の装飾図柄が停止表示される。その後、本処理を終了する。
[エンディング演出パターン決定処理]
図40は、エンディング演出パターン決定処理(図37:ステップS4500)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、エンディングコマンドの解析をおこなう(ステップS5500)。演出制御用マイコン91は、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報をサブRAM94にセットする。続いて、演出制御用マイコン91は、モードステータス設定処理をおこなう(ステップS5505)。「モードステータス設定処理」は、大当たり遊技後の演出モードを決定する処理である。モードステータス設定処理において、演出制御用マイコン91は、以下に説明するモードステータスMの設定テーブルを用いてモードステータスMを設定する。
図41は、モードステータス設定テーブルT53を説明するための図である。モードステータス設定テーブルT53は、当たり種別(特図停止図柄データ)に応じてモードステータスMを決定するために参照されるテーブルである。演出制御用マイコン91は、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データと、モードステータス設定テーブルT53からモードステータスを決定する。例えば、「16R通常小当たりA」に当選した後の2種大当たり遊技のエンディング演出パターンを決定する場合、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データは14Hであるため、モードステータスMとして「1」が選択される。また、例えば、「15R時短99回大当たりE」に当選した後の1種大当たり遊技のエンディング演出パターンを決定する場合、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データは33Hであるため、モードステータスMとして「2」が選択される。
図40に戻り、演出制御用マイコン91は、ステップS5505において設定されたモードステータスMが「1」の場合(ステップS5510:NO)、処理はステップS5525にスキップする。一方、設定されたモードステータスMが「2」の場合(ステップS5510:YES)、演出制御用マイコン91は、第1時短演出カウンタJC1および第2時短演出カウンタJC2に当たり種別(特図停止図柄データ)に応じた設定値をそれぞれセットする(ステップS5515)。第1時短演出カウンタJC1にセットされる設定値は、メイン制御部側において、第1時短カウンタC1に設定される値と同じである。また、第2時短演出カウンタJC2にセットされる設定値は、メイン制御部側において、第2時短カウンタC2に設定される値と同じである。図30の設定テーブルと同様の設定テーブルがサブROM93に格納されており、演出制御用マイコン91は、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データと、この設定テーブルを参照することによって、第1時短演出カウンタJC1および第2時短演出カウンタJC2にセットする設定値を特定することができる。例えば、特図停止図柄データが「11H」の場合、第1時短演出カウンタJC1と第2時短演出カウンタJC2にそれぞれ「99」がセットされる。また、例えば、特図停止図柄データが「35H」の場合、第1時短演出カウンタJC1に「10」がセットされ、第2時短演出カウンタJC2に「15」がセットされる。時短演出カウンタJC1、JC2に設定値をセットした後、演出制御用マイコン91は、時短演出シナリオ決定処理をおこなう(ステップS5520)。「時短演出シナリオ決定処理」は、大当たり遊技後の時短状態において実行される後述する「カウントダウン演出」(図47)において、画像表示装置7の表示画面7aに表示する時短残り回数(表示時短残り回数)の変化シナリオを決定するための処理である。時短演出シナリオ決定処理において、演出制御用マイコン91は、以下に説明する時短演出シナリオ決定テーブルT54を用いて時短演出シナリオを設定する。
図42は、時短演出シナリオ決定テーブルT54を説明するための図である。時短演出シナリオ決定テーブルT54は、当たり種別(特図停止図柄データ)と、時短演出シナリオ乱数値に応じて時短演出シナリオを決定するために参照されるテーブルである。演出制御用マイコン91は、まず、時短演出シナリオ乱数値を取得する。そして、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データと、取得した乱数値と、時短演出シナリオ決定テーブルT54から、時短演出シナリオを決定する。例えば、「16R時短99回小当たりA」(特図停止図柄データ25H)に当選した後の2種大当たり遊技のエンディングである場合、取得した時短演出シナリオ乱数値が「0~63」であれば時短演出シナリオとして「シナリオB」が選択され、時短演出シナリオ乱数値が「64~95」であれば時短演出シナリオとして「シナリオC」が選択され、時短演出シナリオ乱数値が「96~127」であれば時短演出シナリオとして「シナリオD」が選択される。また、例えば、「15R時短5回大当たりD」(特図停止図柄データ31H)に当選した後の1種大当たり遊技のエンディングである場合、取得した時短演出シナリオ乱数値にかかわらず、時短演出シナリオとして「シナリオH」が選択される。
図43は、時短演出シナリオの具体的な内容を説明するための図である。図43には、各時短演出シナリオ(シナリオA~H)において、大当たり遊技後の時短状態時に実行される「カウントダウン演出」(図47)で、画像表示装置7の表示画面7aに表示される時短残り回数(表示時短残り回数)と、第1時短演出カウンタJC1の値との対応関係が示されている。例えば、「シナリオA」では、演出制御用マイコン91は、第1時短演出カウンタJC1の値と同じ値を表示時短残り回数として表示画面7aに表示させる。「シナリオB」では、第1時短演出カウンタJC1の値が「99」のとき、表示時短残り回数として「5」を表示画面7aに表示し、その後、第1時短演出カウンタJC1の値が「96」となるまで、第1時短演出カウンタJC1の値の減少とともに表示時短残り回数を減少させる。すなわち、第1時短演出カウンタJC1の値が「99」から「96」となるとき、表示時短残り回数は「5」から「2」となる。そして、第1時短演出カウンタJC1が「95」のとき、表示時短残り回数を「1」とするとともに、表示時短残り回数が94増加することを示唆する表示、例えば「+94」の表示をおこなう。そして、第1時短演出カウンタJC1が「94」から「1」となるまで、第1時短演出カウンタJC1の値と同じ値を表示時短残り回数として表示させる。「シナリオE」では、第1時短演出カウンタJC1の値が「15」のとき、表示時短残り回数として「5」を表示画面7aに表示し、その後、第1時短演出カウンタJC1の値が「12」となるまで、第1時短演出カウンタJC1の値の減少とともに表示時短残り回数を減少させる。すなわち、第1時短演出カウンタJC1の値が「15」から「12」となるとき、表示時短残り回数は「5」から「2」となる。そして、第1時短演出カウンタJC1が「11」のとき、表示時短残り回数を「1」とするとともに、表示時短残り回数が10増加することを示唆する表示、例えば「+10」の表示をおこなう。そして、第1時短演出カウンタJC1が「10」から「1」となるまで、第1時短演出カウンタJC1の値と同じ値を表示時短残り回数として表示させる。このように、表示時短残り回数を実際の時短残り回数、すなわち、第1時短演出カウンタJC1の値と異ならせることで、表示時短残り回数が途中で増加するかもしれないという期待を遊技者に与えることができる。
図40に戻り、ステップS5525では、演出制御用マイコン91は、モードステータスMを参照し、エンディング演出パターンを決定する(ステップS5530)。エンディング演出パターンは複数種類用意されており、エンディングコマンドに含まれる特図停止図柄データに基づいてエンディング演出パターンが決定される。演出制御用マイコン91は、決定されたエンディング演出パターンに基づくエンディング演出が実現されるようエンディング演出開始コマンドをサブRAM94の出力バッファにセットし(ステップS5535)、本処理を終える。
8.本実施形態の演出例
[Vの期待演出(非時短状態での普通図柄当選時)]
図44は、Vの期待演出を例示した説明図である。このVの期待演出は、非時短状態において、特図1の変動中または停止中に、普通図柄で当選し、当たり種別が「長開放1」または「短開放1」(図13参照)の場合に実行される。Vの期待演出は、電チュー22の長開放がなされるか否かを示唆し、さらに、電チュー22へ遊技球が入球した場合には特図2の当否判定の結果を示唆する演出である。
Vの期待演出は、非時短状態の左打ち時において、画像表示装置7の表示画面7aを用いて図44(A)に示すような特図1の変動演出中(ここでは、装飾図柄を用いたリーチ状態中)に、第2ゲート29への遊技球の通過によって、普通図柄で当選し、当たり種別が「長開放1」または「短開放1」が選択された場合に実行される。すなわち、演出制御用マイコン91が主制御基板80から普通図柄変動開始コマンドを受信し(図37:ステップS4505:YES)、普通図柄変動演出開始処理(図37:ステップS4510)において、このコマンドに含まれる普通停止図柄データに関する情報から当たり種別が「長開放1」または「短開放1」であると判別され、Vの期待演出に対応する変動パターンが選択されることで実行される。Vの期待演出として、まず、図44(B)に示すように、特図1に対応する変動演出の表示領域を縮小して表示領域HR1に表示すると共に、それまで特図1の変動演出が行われていた領域を用いて、Vの期待演出が開始されることを示唆する画像GA1を表示するVの期待カットイン演出を実行する。なお、表示領域HR1は、表示画面7aの片隅に設けられる。表示領域HR1の演出は、演出制御用マイコン91が主制御基板80から変動開始コマンドを受信し(図37:ステップS4455:YES)、変動開始処理(図37:ステップS4460)において、変動演出開始コマンド(図38:ステップS5020)がセットされることで実行される。
次に、図44(C)に示すように、演出ボタン63の押下を遊技者に促す画像GA2と、ポイントの上昇を表現可能なインジケータを示す画像GA3とを表示するVレベルチャレンジ演出を実行する。このVレベルチャレンジ演出では、遊技者は、演出ボタン63を押下することで画像GA3のインジケータのポイントを上昇させて、Vレベルを上昇させることが可能である。なお、このVレベルチャレンジ演出でも、図44(C)に示すように、表示領域HR1に引き続き特図1に対応する変動演出が示されている。
普通図柄の当たり種別が「短開放1」である場合には、電チュー22の0.02秒間の短開放(図14)に伴い、次に、図44(D)に示すように、インジケータのポイントを下げて、VレベルがダウンしVレベルが一定以上に到達できなかったことを示唆する画像GA4と、Vレベルがダウンし今回は大当たりに期待できないことを示唆する画像GA5とを表示するVレベルダウン演出を実行する。なお、このVレベルダウン演出では、図44(D)に示すように、表示領域HR1に引き続き特図1に対応する変動演出が示されている。
一方、普通図柄の当たり種別が「長開放1」である場合には、次に、電チュー22の5秒間の長開放(図14)に伴い、図44(E)に示すように、インジケータのポイントを上昇させて、VレベルがアップしVレベルが一定以上に達したことを示唆する画像GA6と、Vレベルがアップして次のステージに移行して、大当たりの期待が持てることを示唆する画像GA7とを表示するVレベルアップ演出を実行する。なお、このVレベルアップ演出では、図44(E)に示すように、表示領域HR1に引き続き特図1に対応する変動演出が示されている。
次に、図44(F)に示すように、次のステージへの移行のため、電チュー22への遊技球の入球のために遊技者に右打ちを促すための画像GA8を表示する右打ち示唆演出を実行する。なお、この右打ち示唆演出では、図44(F)に示すように、表示領域HR1に引き続き特図1の変動演出が示されている。この右打ち示唆演出は、当該表示領域HR1に表示中の特図1に対応する変動演出が終了するまで実行される。この右打ち示唆演出は、演出制御用マイコン91が主制御基板80から受信した普通図柄オープニングコマンド(図37:ステップS4525)に基づいて実行される。
電チュー22に1球も入球しなかった場合には、上記右打ち示唆演出後、上述した図44(D)に示すVレベルダウン演出を実行する。このVレベルダウン演出は演出制御用マイコン91が主制御基板80から受信した普通図柄エンディングコマンド(図37:ステップS4535)に基づいて実行される。一方、電チュー22に1球以上入球した場合には、上記右打ち示唆演出後、特図2の変動演出として、図44(G)に示すように、Vカードとハズレカードが混じった裏向きのカードをシャッフルする画像GA9を表示するVカードシャッフル演出を実行する。この場合、表示画面7aの片隅に設けられた表示領域HR2では、装飾図柄の変動状態が示されている。Vカードシャッフル演出および表示領域HR2の演出は、第2始動口21への入賞を契機に演出制御用マイコン91が主制御基板80から受信した変動開始コマンドに基づいて実行される。
特図2の当否判定の結果が大当たりの場合、または、小当たりの場合には、Vカードシャッフル演出後、次に、図44(H)に示すように、Vカードシャッフル演出でシャッフルした3つのカードのうち1つのカードを選択してめくって、めくられたカードがVカードであることを示す画像GA10を表示するVカード選択演出を実行する。表示領域HR2では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示された後、小当たりまたは1種大当たりを示唆するゾロ目の図柄配列が停止表示される。
次に、図44(I)に示すように、大当たり遊技が実行されることを示唆する画像GA11と、右打ちを促す右打ち示唆画像GA12とを表示するVの期待成功演出を実行する。このVの期待成功演出は、Vの期待演出が成功であり、大当たり(1種大当たりまたは2種大当たり)の期待度が高いことを示唆する、言い換えれば、大当たり遊技が実行される期待度が高いことを示唆する演出である。このVの期待成功演出は、表示領域HR2において、ゾロ目の図柄配列が停止表示されてから所定時間(例えば0.01秒)経過後に開始される。すなわち、特別図柄表示器41に小当たり図柄が確定表示されてからVの期待成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、大当たり図柄が確定表示されてからVの期待成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、が等しくなるように構成されている。ここでの「等しい」とは、完全に一致することを意味しておらず、遊技者が等しいと感じる範囲であればタイミングに誤差があってもよい。誤差としては例えば±2秒程度を例示することができる。小当たりの場合には、このVの期待成功演出後、小当たり遊技が実行され、遊技者の右打ちによりV通過すると2種大当たりとなり、大当たり遊技に移行する。このように、本実施形態では、小当たりした場合、変動演出を停止させるとともに、V通過していないにもかかわらず、大当たり(2種大当たり)遊技が実行されることを示唆する演出(図44(I))を開始する。そして、小当たり遊技時に小当たり遊技を示唆する演出やV通過を示唆する演出をおこなわない。この構成により、小当たりの場合であっても、遊技者は小当たり遊技に気がつかず、1種大当たりに当選したと思わせることができる。また、本実施形態では、変動演出の停止とともに、大当たりの場合と、小当たりの場合とで同様の演出(図44(I))を開始する。この構成により、1種大当たりと2種大当たりの区別をさらにつきにくくすることができる。なお、大当たりの場合と小当たりの場合とで表示領域HR2に停止表示されるゾロ目の数字が異なっていても、これらは当然に同様の演出に含まれる。また、なお、大当たりの場合と、小当たりの場合とでVの期待成功演出は、小当たり図柄または大当たり図柄が確定表示される前に演出が開始されてもよい。
一方、特図2の当否判定の結果がハズレの場合には、Vカードシャッフル演出後、次に、図44(J)に示すように、Vカードシャッフル演出でシャッフルした3つのカードのうち1つのカードを選択してめくって、めくられたカードがハズレカードであることを示す画像GA13を表示するハズレカード選択演出を実行する。なお、表示領域HR2では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示されている。
次に、図44(K)に示すように、Vの期待演出が失敗であり、大当たりまたは小当たりとならずにハズレとなり大当たり遊技が実行されないこと示唆する画像GA14を表示するVの期待失敗演出を実行する。この場合、表示領域HR2では、装飾図柄を用いてハズレを示唆する図柄配列が示されている。なお、特図2の保留がある場合には、このVの期待失敗演出後に、再度、Vカードシャッフル演出(図44(G)参照)に移行する。特図2の保留がない場合には、通常の特図1に対応する演出に移行する。
なお、図44(G)、(H)、(I)に示す特図2の変動演出は、変動パターン「P13」(図12)が選択された場合に実行される演出例である。図44(G)、(J)、(K)に示す特図2の変動演出は、変動パターン「P14」(図12)が選択された場合に実行される演出例である。
また、Vレベルチャレンジ演出(図44(C))、Vレベルダウン演出(図44(D))、Vレベルアップ演出(図44(E))、および、右打ち示唆演出(図44(F))では、表示領域HR1に図44(A)に示す特図1の変動演出が示されているが、当該特図1に対応する変動演出が終了した場合であって特図1の保留がある場合には、引き続き次の特図1に対応する変動演出を表示する。
さらに、図44に示すVの期待演出では、保留画像9A、9B、および、保留消化画像9Cについての表示を省略している。また、後述の図45~図48、図50に示す演出においても、同様に、保留画像9A、9B、および、保留消化画像9Cについての表示を省略している。
[当たり遊技演出]
図45は、特図2抽選に当選したときの当たり遊技演出を例示した説明図である。この当たり遊技演出は、特図2の抽選において大当たり、または、小当たりしたときに実行される。具体的には、演出制御用マイコン91が主制御基板80から大当たり遊技または小当たり遊技のオープニングコマンド受信し(図37:ステップS4475:YES)、オープニング演出パターン決定処理(図37:ステップS4480)において、このコマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報から特図2の大当たり、または、小当たりであると判別されたときに、対応するオープニング演出開始コマンドがセットされることで実行される。この当たり遊技演出:図45(A)は、例えば、大当たり遊技が実行されることを示唆する演出(Vの期待成功演出:図44(I)、Vルーレット成功演出:図46(C)、的当て成功演出:図48(C))の後に続いて実行される。
まず、1種大当たりに伴う大当たり遊技の開始時、または、小当たりに伴う小当たり遊技の開始時には、図45(A)に示すように、所定のキャラクタの所作によって大当たり遊技が実行されることを示唆する画像GB1と、右打ち示唆画像GB2とを表示する。続いて、図45(B)に示すように、所定のキャラクタなどを用いて大当たり遊技が実行されることを示唆する画像GB3と、右打ち示唆画像GB2とを表示する。
図45(A)と図45(B)の演出は、1種大当たり遊技において、大当たり遊技の開始から所定の期間(以後、「第1の遊技期間」とも呼ぶ)が経過するまで継続される。また、小当たり遊技において、小当たり遊技の開始から第1の遊技期間が経過するまで継続される。すなわち、1種大当たり遊技と小当たり遊技のどちらにおいても、第1の遊技期間の間、同じ内容(同様)の演出がおこなわれる。なお、この第1の遊技期間は、少なくとも、小当たり遊技(開放パターン23)のオープニング時間(ここでは、0.01秒)と、第2大入賞口35の開放時間(ここでは、1.6秒)との合計時間(1.61秒)以上の時間である。ここでは、第1の遊技期間は、小当たり遊技の開始から小当たり遊技が終了するまでの期間(オープニング時間(0.01秒)+第2大入賞口35の開放時間(1.6秒)+エンディング時間(3秒))の4.61秒が設定されている。1種大当たりに伴う大当たり遊技開始から第1の遊技期間が経過したとき、または、小当たり遊技の開始から第1の遊技期間が経過しときであってV通過による2種大当たりが確定したときには、図45(C)に示すように、大当たり遊技中であることを明確に示唆する画像GB4と、右打ち示唆画像GB2とを表示する。すなわち、小当たり遊技後に2種大当たりした場合には、1種大当たりしたときと同様に図45(A)、(B)、(C)の演出が実行される。
一方、小当たりに伴う小当たり遊技の開始から第1の遊技期間が経過したときであってV非通過によって大当たり遊技の非実施が確定したときには、画像GB4の代わりに、図45(D)に示すように、大当たり遊技が実行されないことを示唆する画像GB5を表示する。
本実施形態における当たり遊技演出では、1種大当たり遊技中の演出と、小当たりに伴う小当たり遊技および2種大当たり遊技中の演出とが同様の演出(図45(A)、(B)、(C))となるように構成されている。言い換えれば、1種大当たり遊技の開始から大当たり遊技が終了するまでの演出と、小当たり遊技開始から2種大当たり遊技が終了するまでの演出とが同様の演出となるように構成されている。なお、小当たりに伴う小当たり遊技後に2種大当たりが実行されなかった場合であっても、少なくとも小当たり遊技中は、1種大当たりの場合と同様の演出(図45(A)、(B))がおこなわれ、第1の遊技期間経過後に、1種大当たりの場合と異なる演出(図45(D))がおこなわれる。ここでいう「同様(同じ)の演出」とは、遊技者に対して、大当たりと小当たりの演出の区別がつきにくくなる程度に内容が近ければよく、演出が完全に同じである必要はない。例えば、一部のキャラクタが異なっている場合、所定のキャラクタの態様(例えば、服装、服の色、装備)の一部などが異なる場合、または、所定のキャラクタの登場タイミングが若干異なる場合などは当然に同様の演出に含まれる。また、本実施形態における当たり遊技演出では、小当たり遊技後に2種大当たりとなる場合、小当たり遊技によってV通過したことに基づいて、大当たり遊技演出(図45(A)、(B))を開始するのではなく、小当たり遊技開始時に(すなわち、小当たり図柄の確定表示に基づいて)大当たり遊技演出を開始するように構成されている。言い換えれば、本実施形態では、小当たりした場合、小当たり遊技時に小当たり遊技を示唆する演出(例えば、Vを狙うように遊技者に指示する演出)がおこなわれない。この構成により、小当たりの場合であっても、遊技者は小当たり遊技に気がつかず、1種大当たりに当選したと思わせることができる。また、本実施形態では、特別図柄表示器41に小当たり図柄が確定表示されてから小当たり遊技演出(図45(A)、(B)、(C))が開始されるまでのタイミング(時間)と、大当たり図柄が確定表示されてから大当たり遊技演出(図45(A)、(B)、(C))が開始されるまでのタイミング(時間)と、が等しくなるように構成されている。上記のことから明らかなように、大当たり遊技が実行されることを示唆する一連の演出(Vの期待成功演出:図44(I)→図45(A)→図45(B))は、小当たりの場合と、1種大当たりの場合とで、一連の演出の開始から所定の期間、同じ内容(同様の演出)となる。所定の期間とは、小当たり当選時において、Vの期待成功演出の開始から小当たり遊技が終了するまでの期間以上の期間である。例えば、Vの期待成功演出時間が5秒、小当たり遊技時間が4.61秒の場合には、所定の期間は9.61秒となる。なお、大当たり遊技が実行されることを示唆する一連の演出は、Vの期待成功演出:図44(I)の代わりに、Vルーレット成功演出:図46(C)、的当て成功演出:図48(C))であってもよい。ここでは、Vルーレット成功演出時間と的当て成功演出時間はともに5秒である。
[特図2抽選時の変動演出(時短状態時)]
図46は、特図2抽選時の変動演出を例示した説明図である。この特図2抽選時の変動演出は、時短状態において、特図2の小当たり時、特図2の大当たり時、または、特図2のハズレ時に実行される。具体的には、演出制御用マイコン91が主制御基板80から変動開始コマンド受信し(図37:ステップS4455:YES)、変動演出開始処理(図37:ステップS4460、図38)において、このコマンドに含まれる変動パターンに関する情報から変動パターンが「P16」~「P19」(図12)であると判別されたときに、対応する変動演出開始コマンドがセットされることで実行される(図38:ステップS5020)。
特図2抽選時の変動演出では、まず、図46(A)に示すように、ハズレゾーンとVゾーンとを有するルーレットが回る様子を示す画像GC1を表示するVルーレット演出を実行する。この場合、表示画面7aの片隅に設けられた表示領域HR3では、装飾図柄の変動状態が示されている。
特図2の当否判定の結果が大当たりの場合、または、小当たりの場合には、Vルーレット演出後、図46(B)に示すように、Vルーレット演出で回っていたルーレットが停止して、停止ゾーンがVゾーンであることを示す画像GC2を表示するVゾーン選択演出を実行する。表示領域HR3では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示された後、小当たりまたは1種大当たりを示唆するゾロ目の図柄配列が停止表示される。
次に、図46(C)に示すように、大当たり遊技が実行されることを示唆する画像GC3と、右打ち示唆画像GC4とを表示するVルーレット成功演出を実行する。このVルーレット成功演出は、Vルーレット演出が成功であり、大当たり(1種大当たりまたは2種大当たり)の期待度が高いことを示唆する、言い換えれば、大当たり遊技が実行される期待度が高いことを示唆する演出である。Vの期待成功演出(図44(I))と同様に、このVルーレット成功演出は、表示領域HR2において、ゾロ目の図柄配列が停止表示されてから所定時間(例えば0.01秒)経過後に開始される。すなわち、特別図柄表示器41に小当たり図柄が確定表示されてからVルーレット成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、大当たり図柄が確定表示されてからVルーレット成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、が等しくなるように構成されている。小当たりの場合には、このVルーレット成功演出後には、小当たり遊技が実行され、遊技者の右打ちによりV通過すると、2種大当たりとなり、大当たり遊技に移行する。このように、本実施形態では、小当たりした場合、変動演出を停止させるとともに、V通過したか否かにかかわらず、大当たり(2種大当たり)遊技が実行されることを示唆する演出(図46(C))を開始する。そして、小当たり遊技時に小当たり遊技を示唆する演出やV通過を示唆する演出をおこなわない。この構成により、小当たりの場合であっても、遊技者は小当たり遊技に気がつかず、1種大当たりに当選したと思わせることができる。また、本実施形態では、変動演出の停止とともに、大当たりの場合と、小当たりの場合とで同様の演出(図46(C))を開始する。この構成により、1種大当たりと2種大当たりの区別をさらにつきにくくすることができる。なお、大当たりの場合と小当たりの場合とで表示領域HR2に停止表示されるゾロ目の数字が異なっていても、これらは当然に同様の演出に含まれる。また、なお、大当たりの場合と、小当たりの場合とでVの期待成功演出は、小当たり図柄または大当たり図柄が確定表示される前に演出が開始されてもよい。
一方、特図2の当否判定の結果がハズレの場合には、Vルーレット演出後、図46(D)に示すように、Vルーレット演出で回っていたルーレットが停止して、停止ゾーンがハズレゾーンであることを示す画像GC5を表示するハズレゾーン選択演出を実行する。表示領域HR3では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示されている。
次に、図46(E)に示すように、Vルーレット演出が失敗であり、ハズレとなり大当たり遊技が実行されないこと示唆する画像GC6を表示するVルーレット失敗演出を実行する。表示領域HR3では、装飾図柄を用いてハズレを示唆する図柄配列が示されている。なお、特図2の保留がある場合には、このVルーレット失敗演出後に、再度、Vルーレット演出(図46(A)参照)に移行する。
なお、時短状態において、特図1で当否判定が行われ、大当たりした場合(図12:変動パターン「P8」選択時)、または、小当たりした場合(図12:変動パターン「P9」選択時)には、特図2で大当たりまたは小当たりした場合と同様に、図46(A)~(C)の演出を実行する。また、特図1で当否判定が行われ、ハズレの場合(図12:変動パターン「P10」選択時)には、特図2でハズレの場合と同様に、図46(A)、(D)、(E)の演出を実行する。また、時短状態において、特図2の当否判定でハズレの場合(図12:変動パターン「P19」が選択された場合)、または、特図1の当否判定でハズレの場合(図12:変動パターン「P11」が選択された場合)には、装飾図柄を用いて素早くハズレを報知する変動演出を実行する。
[カウントダウン演出(時短状態の変動演出時)]
図47は、カウントダウン演出を例示した説明図である。このカウントダウン演出は、時短状態中の各変動演出中において時短残り回数画像を表示画面7aに表示する演出である。カウントダウン演出は、大当たり遊技後に時短状態となって特別図柄の最初の変動から開始される。具体的には、演出制御用マイコン91が主制御基板80から変動開始コマンド受信し(図37:ステップS4455:YES)、変動演出開始処理(図37:ステップS4460、図38)において、モードステータスMが「2」の場合に、対応する変動演出開始コマンドがセットされることで実行される(図38:ステップS5020)。カウントダウン演出の時短残り回数画像が示す「表示時短残り回数」は、時短演出シナリオ決定テーブルT56(図42参照)に基づいて決定された時短演出シナリオ(図43参照)を参照して決定される。そのため、時短残り回数画像が示す「表示時短残り回数」は、時短状態が終了するまでの実際の時短残り回数(実際の残り変動回数)と同じ回数、または、実際の時短残り回数よりも少ない回数が擬似的な時短残り回数として示される。図47に示すカウントダウン演出は、「シナリオC」に対応する演出例である。
「シナリオC」に基づくカウントダウン演出では、まず、図47(A)に示すように、カウントダウン演出Aが表示される。このカウントダウン演出Aでは時短状態となってから最初の変動において、「表示時短残り回数」を5回とした時短残り回数画像GDAを表示し、2変動目から5変動目までは、前の変動で示した表示時短残り回数から1つ減算した回数を表す時短残り回数画像GDAを表示する。例えば、カウントダウン演出Aでは、2変動目には、「表示時短残り回数」を4回とした時短残り回数画像GDAを表示し、5変動目には、「表示時短残り回数」を1回とした時短残り回数画像GDAを表示する。
カウントダウン演出Aにおける5変動目の時短残り回数画像GDAの表示が終了すると、次に、図47(B)に示すように、当該5変動目の変動演出中にチャージ演出Aを実行する。このチャージ演出Aでは、「表示時短残り回数」を10回ほどチャージ(増加)することを示唆するチャージ画像CHAを表示する。
次に、図47(C)に示すように、カウントダウン演出Bを実行する。このカウントダウン演出Bでは、チャージ演出Aの次の変動である6変動目において、前の変動(5変動目)における残り回数(1回)から1つ減算した回数(0回)にチャージ分(10回)だけ増加させた回数(10回)を「表示時短残り回数」とした時短残り回数画像GDBを表示し、7変動目から15変動目までは、前の変動で示した残り回数から1つ減算した残り回数を表す時短残り回数画像GDBを表示する。例えば、カウントダウン演出Bでは、6変動目には、「表示時短残り回数」を10とした時短残り回数画像GDBを表示し、7変動目には、「表示時短残り回数」を9回とした時短残り回数画像GDBを表示し、15変動目には、「表示時短残り回数」を1回とした時短残り回数画像GDBを表示する。
カウントダウン演出Bにおける15変動目の時短残り回数画像GDBの表示が終了すると、次に、図47(D)に示すように、当該15変動目の変動演出中にチャージ演出Bを実行する。このチャージ演出Bでは、「表示時短残り回数」を84回ほどチャージ(増加)することを示唆するチャージ画像CHBを表示する。
次に、図47(E)に示すように、カウントダウン演出Cを実行する。このカウントダウン演出Cでは、チャージ演出Bの次の変動である16変動目において、前の変動(15変動目)における残り回数(1回)から1つ減算した回数(0回)にチャージ分(84回)だけ増加させた回数(84回)を「表示時短残り回数」とした時短残り回数画像GDCを表示し、17変動目から99変動目までは、前の変動で示した残り回数から1つ減算した残り回数を表す時短残り回数画像GDCを表示する。例えば、カウントダウン演出Cでは、16変動目には、「表示時短残り回数」を84とした時短残り回数画像GDCを表示し、17変動目には、「表示時短残り回数」を83回とした時短残り回数画像GDCを表示する。
なお、上記カウントダウン演出は、時短状態の各変動演出の所定のタイミングで実行される。例えば、各変動演出の開始タイミングで実行してもよいし、各変動演出の終了タイミングで実行してもよい。また、各変動演出中、継続して時短残り回数画像を表示していてもよい。
[泣きの一回演出(時短状態終了後1変動目(特図2)の演出)]
図48は、泣きの一回演出を例示した説明図である。この泣きの一回演出は、時短状態の最後の変動で特図2の保留が保持されている場合において、当該変動の次の変動で実行される変動演出であり、すなわち、時短状態後の最初の変動であって非時短状態における特図2の変動演出である。具体的には、演出制御用マイコン91が主制御基板80から変動開始コマンド受信し(図37:ステップS4455:YES)、変動演出開始処理(図37:ステップS4460、図38)において、特殊演出フラグがONの場合に、対応する変動演出開始コマンドがセットされることで実行される(図38:ステップS5020)。
泣きの一回演出では、まず、図48(A)に示すように、当たりゾーンとハズレゾーンとから成る「的」が回転している様子を示す画像GE1と、遊技者に有利な状態が最後であることを示す画像GE2とを表示する的当て開始演出を実行する。この場合、表示画面7aの片隅に設けられた表示領域HR4では、装飾図柄の変動状態が示されている。
特図2の当否判定の結果が大当たりの場合、または、小当たりの場合には、的当て開始演出後、次に、図48(B)に示すように、矢が的の当たりゾーンに命中したことを示す画像GE3を表示する的当たり演出を実行する。表示領域HR4では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示された後、小当たりまたは1種大当たりを示唆するゾロ目の図柄配列が停止表示される。
次に、図48(C)に示すように、大当たり遊技が実行されることを示唆する画像GE4と、右打ちを促す右打ち示唆画像GE5とを表示し、的当てが成功であり、大当たり(1種大当たりまたは2種大当たり)の期待度が高いことを示唆する、言い換えれば、大当たり遊技が実行される期待度が高いことを示唆する的当て成功演出を実行する。Vの期待成功演出(図44(I))と同様に、この的当て成功演出は、表示領域HR2において、ゾロ目の図柄配列が停止表示されてから所定時間(例えば0.01秒)経過後に開始される。すなわち、特別図柄表示器41に小当たり図柄が確定表示されてから的当て成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、大当たり図柄が確定表示されてから的当て成功演出が開始されるまでのタイミング(時間)と、が等しくなるように構成されている。小当たりの場合には、この的当て成功演出後、小当たり遊技が実行され、遊技者の右打ちにより、V通過すると2種大当たりとなり、大当たり遊技に移行する。このように、本実施形態では、小当たりした場合、変動演出を停止させるとともに、V通過したか否かにかかわらず、大当たり(2種大当たり)遊技が実行されることを示唆する演出(図48(C))を開始する。そして、小当たり遊技時に小当たり遊技を示唆する演出やV通過を示唆する演出をおこなわない。この構成により、小当たりの場合であっても、遊技者は小当たり遊技に気がつかず、1種大当たりに当選したと思わせることができる。また、本実施形態では、変動演出の停止とともに、大当たりの場合と、小当たりの場合とで同様の演出(図48(C))を開始する。この構成により、1種大当たりと2種大当たりの区別をさらにつきにくくすることができる。なお、大当たりの場合と小当たりの場合とで表示領域HR2に停止表示されるゾロ目の数字が異なっていても、これらは当然に同様の演出に含まれる。また、なお、大当たりの場合と、小当たりの場合とでVの期待成功演出は、小当たり図柄または大当たり図柄が確定表示される前に演出が開始されてもよい。
一方、特図2の当否判定の結果がハズレの場合には、的当て開始演出後、次に、図48(D)に示すように、矢が的のハズレゾーンに当たったことを示す画像GE6を表示する的ハズレ演出を実行する。表示領域HR4では、装飾図柄を用いたリーチ状態が示されている。
次に、図48(E)に示すように、的当てが失敗であり、大当たりまたは小当たりとならずにハズレとなり大当たり遊技が実行されないこと示唆する画像GE7を表示する的当て失敗演出を実行する。表示領域HR4では、装飾図柄を用いてハズレを示唆する図柄配列が示されている。
なお、上記泣きの一回演出における図48(A)~(C)に示す演出は、時短状態から非時短状態に移行した最初の変動において、変動パターンP13(図12参照)が選択された場合に実行される演出の例であり、上記図48(A)、(D)、(E)に示す演出は、時短状態から非時短状態に移行した最初の変動において、変動パターンP14(図12参照)が選択された場合に実行される演出の例である。
9.盤可動体の動作
図49~図58を用いて、盤可動体(第1可動役物14および第2可動役物15)の動作について説明する。演出制御用マイコン91は、遊技演出(表示演出)中や電源投入時の初期動作等において、第1可動役物14、および、第2可動役物15を動作させる駆動制御をおこなう。また、演出制御用マイコン91は、遊技演出(表示演出)中や電源投入時の初期動作等において画像表示装置7に特定の画像を表示させたり、第1可動役物14や第2可動役物15を特定の態様で発光させたりする表示・発光制御をおこなう。
図49~図54を用いて、第1可動役物14の動作について説明する。図49は、第1可動役物14の進出方向への移動(進出方向移動)を例示した説明図である。図50は、第1可動役物14の第2態様を例示した説明図である。図51は、第1可動役物14と画像表示装置7との組合せ演出を例示した説明図である。図52は、第1可動役物14の回転動作を例示した説明図である。図53および図54は、第1可動役物14の発光態様を例示した説明図である。
図49に示すように、第1可動役物14は、左側可動役物14Lと、右側可動役物14Rとを含んでいる。左側可動役物14Lと右側可動役物14Rは、それぞれ左右方向に移動可能に構成されており、先端側に環形状の装飾部の半分(左側装飾部と右側装飾部)が取り付けられている。すなわち、左側装飾部と右側装飾部は、それぞれ、環形状の半分の弧形状を有している。第1可動役物14は、図1に示すように、左側可動役物14Lが表示画面7aの左側に、右側可動役物14Rが表示画面7aの右側に格納される退避位置(ホームポジション)で静止することができる(第1態様)。このとき、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rは、ぞれぞれ一部が視認可能な状態となる。第1可動役物14は、図1の状態から、図49に示すように左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ表示画面7aの中央に向かって(互いに近接する方向に)進出移動することにより、図50に示す進出位置(展開ポジション)において、左側装飾部と右側装飾部が合体し、1つの装飾部材(合体役物)が形成される(第2態様)。ここでは、合体役物は顔の輪郭を形成している。この第2態様では、左側装飾部と右側装飾部が合体した合体役物は、画像表示装置7の前面において、表示画面7aの中央付近の一部を覆うとともに、中央にできた開口部から表示画面7aが視認可能な状態で静止する。すなわち、合体役物は、顔の輪郭のみを形成し、顔の中央部分が無く、代わりに表示画面7aが視認できるように構成されている。そして、図51に示すように、合体役物の中央にできた開口部に対応する表示画面7aに顔の画像が表示されることによって、全体として人の顔が完成する。すなわち、合体役物において足りない部分(例えば、顔の中央部分)を表示画面7aに画像として表示することによって1つの対象(例えば、人の顔)を完成させる役物と画像との組合せ演出を実行することができる。なお、第1可動役物14と表示画面7aによって完成される対象は、人の顔に限定されない。例えば、人の身体全体や、ロボット等であってもよい。すなわち、合体役物によって頭、身体、右腕、両脚を完成させ、表示画面7aに左腕を表示させてもよい。第1可動役物14は、図50、図51の進出位置から図49の状態を経由するように移動(退避)することによって、図1に示す退避位置まで移動することができ、そこで静止することができる。
図52に示すように、この合体役物は、表示画面7aの前方において、縦回転することができる。すなわち、合体役物は、表示画面7aと平行かつ水平な軸を回転軸として回転することができ、任意の傾いた角度で停止することができる。このとき、合体役物の中央の開口部は、遊技者から見ると徐々に縦方向が狭い楕円形状になる。表示画面7aでは、この開口部の楕円形状への変形に応じて表示する人の顔の画像を変形させる。これにより、例えば、第1可動役物14と表示画面7aによって人の顔がお辞儀しているような演出をおこなうことができる。
図53、図54に示すように、第1可動役物14は、発光可能に構成される。具体的には、合体役物(装飾部材)の表面には、複数のLEDが並んで配置されており、各々が点灯消灯切り替え可能に構成されている。例えば、図53に示すように、右側可動役物14Rは、枠ランプ66の発光と連動(対応)して発光させることができる。また、図54に示すように、右側可動役物14Rと左側可動役物14Lは、互いに連動させて発光させることができる。
図55、図56を用いて、第2可動役物15の動作について説明する。図55は、第2可動役物15の第2態様を例示した説明図である。図56は、第2可動役物15の回転動作を例示した説明図である。第2可動役物15は、「OARO」と記載された矩形形状の装飾部を備え、上下移動と左右回転移動が可能に構成されている。第2可動役物15は、図1に示すように、表示画面7aの上方側の退避位置(ホームポジション)で静止することができる(第1態様)。このとき、第2可動役物15は、一部が視認困難な状態となる。第2可動役物15は、図1の状態から、表示画面7aの中央に向かって下方向に移動し、図55に示す進出位置(展開ポジション)において、静止することができる(第2態様)。この第2態様では、装飾部は、画像表示装置7の前面において、表示画面7aの中央よりやや上方付近を覆うように停止する。また、図56に示すように、この装飾部は、表示画面7aの前方において、右回転および左回転(図示は右回転)することができ、任意の傾いた角度で停止することができる。第2可動役物15は、図55、図56の進出位置から上方に移動(退避)することによって、図1に示す退避位置まで移動することができ、そこで静止することができる。
図57、図58を用いて、第1可動役物14と第2可動役物15の組合せ演出について説明する。図57は、第1可動役物14と第2可動役物15による第1組合せ演出を例示した説明図である。図58は、第1可動役物14と第2可動役物15による第2組合せ演出を例示した説明図である。第1可動役物14と第2可動役物15は、図57に示すように、ともに第2態様となることで第1組合せ演出を実行することができる。すなわち、第1可動役物14と第2可動役物15がともに進出位置に移動することにより、第2可動役物15が第1可動役物14の上方の一部を覆った状態となる。言い換えれば、第1可動役物14と第2可動役物15が一部重なって組み合わされた状態で静止することができる。また、第1可動役物14と第2可動役物15は、図58に示すように、第2可動役物15が第1可動役物14の上方の一部を覆った状態で、第1可動役物14と第2可動役物15とがそれぞれ所定の角度で傾く第2組合せ演出をおこなうことができる。この第2組合せ演出は、第1組合せ演出の後、2つの可動役物が共に回転して(傾いて)形成される場合と、それぞれが傾いた状態で進出位置まで移動し重なることで、第1組合せ演出を経由せずに、直接、第2組合せ演出をおこなう場合とがある。
10.本実施形態のその他の演出例、効果例、変形例、態様例
以下に、本実施形態の各演出例(表示演出例、役物可動演出例)を説明する。また、その演出例に対する効果例、変形例、および、態様例も合わせて説明する。これから説明する演出は、上述したように、遊技制御用マイコン81から送信される種々の情報(当たり判定情報、当たり種別情報、変動パターン情報、事前判定情報など)に基づき、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)によって実現される演出である。なお、以下の表示演出例は、画像表示装置7の表示画面7aで実行される。また、表示演出例において保留表示(保留アイコン)が省略されている場合があるが、断りがない限り実際には表示されている。
以下に図59~図61を用いて変動タイミング変化演出A~Cについて説明する。この変動タイミング変化演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動タイミング変化演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動タイミング変化演出を実行する指示が含まれている場合に、第1可動役物14や第2可動役物15を駆動させる。
[変動タイミング変化演出A]
図59は、変動タイミング変化演出Aを説明するための図である。変動タイミング変化演出Aでは、まず、図59(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、2組の装飾図柄が変動表示される。具体的には、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。第1装飾図柄は、左装飾図柄8l、中装飾図柄8c、右装飾図柄8rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第2装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、3つの保留アイコン9Aが表示されている。一番右側の第1保留表示位置には、黒い球状の保留アイコン9Aが表示されている。右から2番目の第2保留表示位置には、星形の保留アイコン9Aが表示されている。右から3番目(ここではいちばん左側)の第3保留表示位置には、白い球状の保留アイコン9Aが表示されている。ここでは、第3保留表示位置と、当該保留表示位置には、同じ色、形状の保留アイコンが表示されている。保留アイコンの形状や色の違いは、その保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。ここでは、星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの3つの保留アイコン9Aのうち、星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。
図59(A)に示すように、白い球の保留アイコンが当該保留表示位置ある変動では、白い球の保留アイコンが第1保留表示位置から当該保留表示位置に到達すると同時に、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)が変動表示を開始する。つまり、保留アイコンが当該保留表示位置に到達したときに、到達した保留アイコン(当該保留アイコン)に対応する変動演出が開始される。その後、図59(B)に示すように、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、が同時に停止表示される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。すなわち、当たりの期待度が相対的に低い白い球状の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)が同時に変動を開始するとともに、同時に停止表示される。
次に、図59(C)に示すように、第1保留表示位置にあった黒い球の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)は停止表示が維持されている。図59(D)に示すように、黒い球の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に到達すると同時に、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)は、変動表示を開始する。つまり、保留アイコンが当該保留表示位置に到達したときに、到達した保留アイコン(当該保留アイコン)に対応する変動演出が開始される。
次に、図59(E)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示を継続した状態で、第1装飾図柄2l、8c、8rが停止表示される。その後、図59(F)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示される。すなわち、当該保留アイコン9Cが黒い球の保留アイコンである場合、2つの装飾図柄の停止表示が同時ではなく、停止表示のタイミングがズレるように構成されている。本実施形態では、第1装飾図柄2l、8c、8rが第2装飾図柄8L、8C、8Rよりも先に停止表示するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に停止表示するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。このように、当たりの期待度が相対的に中程度の黒い球状の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)が同時に変動開始される一方、停止表示は同時ではなくタイミングがズレる。図59(F)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rの停止表示と同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。
次に、図59(G)に示すように、第1保留表示位置にあった星形の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)のうち、第2装飾図柄は、変動表示を開始する。第1装飾図柄は停止表示が維持されている。すなわち、第2装飾図柄は、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが移動を開始し、当該保留表示位置に到達する前に、変動表示を開始する。そして、図59(H)に示すように、星形の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に到達すると同時に、第1装飾図柄は、変動表示を開始する。本実施形態では、第2装飾図柄8L、8C、8Rが第1装飾図柄2l、8c、8rよりも先に変動を開始するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に変動を開始するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。
次に、図59(I)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示を継続した状態で、第1装飾図柄2l、8c、8rが停止表示される。その後、図59(J)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示される。本実施形態では、第1装飾図柄2l、8c、8rが第2装飾図柄8L、8C、8Rよりも先に停止表示するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に停止表示するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。このように、当たりの期待度が相対的に高い星形の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)の変動開始タイミングと、停止表示のタイミングがそれぞれズレる。図59(J)の後、第1保留表示位置にあった白い球の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。白い球の保留アイコンが当該保留表示位置ある変動では、図59(A)に示すように、白い球の保留アイコンが第1保留表示位置から当該保留表示位置に到達すると同時に、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)が変動表示を開始する。その後、図59(B)に示すように、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、が同時に停止表示される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。
[変動タイミング変化演出B]
図60は、変動タイミング変化演出Bを説明するための図である。変動タイミング変化演出Bでは、まず、図60(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、3組の装飾図柄が変動表示されている。具体的には、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、第3装飾図柄8ml、8mc、8mrと、が変動表示される。第1装飾図柄は、左装飾図柄8l、中装飾図柄8c、右装飾図柄8rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第2装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第3装飾図柄は、左装飾図柄8ml、中装飾図柄8mc、右装飾図柄8mrを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、3つの保留アイコン9Aが表示されている。一番右側の第1保留表示位置には、黒い球状の保留アイコン9Aが表示されている。右から2番目の第2保留表示位置には、星形の保留アイコン9Aが表示されている。右から3番目(ここではいちばん左側)の第3保留表示位置には、白い球状の保留アイコン9Aが表示されている。ここでは、第3保留表示位置と、当該保留表示位置には、同じ色、形状の保留アイコンが表示されている。保留アイコンの形状や色の違いは、その保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。ここでは、星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの3つの保留アイコン9Aのうち、星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。
図60(A)に示すように、白い球の保留アイコンが当該保留表示位置ある変動では、白い球の保留アイコンが第1保留表示位置から当該保留表示位置に到達すると同時に、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)が変動表示を開始する。つまり、保留アイコンが当該保留表示位置に到達したときに、到達した保留アイコン(当該保留アイコン)に対応する変動演出が開始される。その後、図60(B)に示すように、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、第3装飾図柄8ml、8mc、8mrと、が同時に停止表示される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。すなわち、当たりの期待度が相対的に低い白い球状の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)が同時に変動を開始するとともに、同時に停止表示される。
次に、図60(C)に示すように、第1保留表示位置にあった黒い球の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)は停止表示が維持されている。図60(D)に示すように、黒い球の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に到達すると同時に、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、変動表示を開始する。つまり、保留アイコンが当該保留表示位置に到達したときに、到達した保留アイコン(当該保留アイコン)に対応する変動演出が開始される。
次に、図60(E)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rと第3装飾図柄8ml、8mc、8mrが変動表示を継続した状態で、第1装飾図柄2l、8c、8rが停止表示される。その後、図60(F)に示すように、第2装飾図柄8L、8C、8Rと第3装飾図柄8ml、8mc、8mrが同時に停止表示される。すなわち、当該保留アイコン9Cが黒い球の保留アイコンである場合、3つの装飾図柄の停止表示が同時ではなく、第1装飾図柄の停止のタイミングが、第2装飾図柄および第3装飾図柄の停止のタイミングとズレるように構成されている。本実施形態では、第1装飾図柄が第2装飾図柄および第3装飾図柄よりも先に停止表示するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に停止表示するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。さらに、3つの装飾図柄がぞれぞれ停止するタイミングが異なっていてもよい。このように、当たりの期待度が相対的に中程度の黒い球状の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)が同時に変動開始される一方、停止表示はすべて同時ではなく少なくとも一部においてタイミングがズレる。図60(F)に示すように、第2装飾図柄および第3装飾図柄の停止表示と同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。
次に、図60(G)に示すように、第1保留表示位置にあった星形の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)のうち、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、変動表示を開始する。第1装飾図柄は停止表示が維持されている。すなわち、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが移動を開始し、当該保留表示位置に到達する前に、変動表示を開始する。そして、図60(H)に示すように、星形の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に到達すると同時に、第1装飾図柄は、変動表示を開始する。本実施形態では、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)が第1装飾図柄よりも先に変動を開始するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に変動を開始するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。さらに、3つの装飾図柄がぞれぞれ変動を開始するタイミングが異なっていてもよい。
次に、図60(I)に示すように、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)が変動表示を継続した状態で、第1装飾図柄2l、8c、8rが停止表示される。その後、図60(J)に示すように、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)が停止表示される。本実施形態では、第1装飾図柄2l、8c、8rが2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)よりも先に停止表示するものとしたが、反対であってもよい。また、どちらが先に停止表示するかは変動のたびに変化してもよい(ランダムであってもよい)。さらに、3つの装飾図柄がぞれぞれ停止するタイミングが異なっていてもよい。このように、当たりの期待度が相対的に高い星形の当該保留アイコン9Cに対応する抽選では、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)の少なくとも一部において変動開始タイミングと、停止表示のタイミングがそれぞれズレる。
図60(J)の後、白い球の保留アイコンが第1保留表示位置から当該保留表示位置に到達すると同時に、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)が変動表示を開始する。その後、図60(B)に示すように、第1装飾図柄2l、8c、8rと、第2装飾図柄8L、8C、8Rと、第3装飾図柄8ml、8mc、8mrと、が同時に停止表示される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。
[変動タイミング変化演出C]
図61は、変動タイミング変化演出Cを説明するための図である。変動タイミング変化演出Cの図61(A)および図61(B)は、変動タイミング変化演出Bの図60(F)および図60(G)と同じである。すなわち、変動タイミング変化演出Cの図61(A)の前には、図60(A)~図60(E)が実行される。図61(A)では、第1装飾図柄2l、8c、8rが停止表示の後、遅れて、第2装飾図柄8L、8C、8Rと第3装飾図柄8ml、8mc、8mrが同時に停止表示される。第1装飾図柄は、左装飾図柄8l、中装飾図柄8c、右装飾図柄8rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第2装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第3装飾図柄は、左装飾図柄8ml、中装飾図柄8mc、右装飾図柄8mrを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。このとき、同時に、表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)に表示されていた黒い球状の当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、2つの保留アイコン9Aが表示されている。一番右側の第1保留表示位置には、星形の保留アイコン9Aが表示されている。右から2番目(ここではいちばん左側)の第2保留表示位置には、白い球状の保留アイコン9Aが表示されている。保留アイコンの形状や色の違いは、その保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。ここでは、星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの3つの保留アイコン9Aのうち、星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。
次に、図61(B)に示すように、第1保留表示位置にあった星形の保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)のうち、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、変動表示を開始する。第1装飾図柄は停止表示が維持されている。すなわち、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが移動を開始し、当該保留表示位置に到達する前に、変動表示を開始する。そして、図61(C)に示すように、第2可動役物15が下方に進出し第2態様で静止し、その後、退避位置に移動する(第1態様)。第1装飾図柄は、変動を開始することなく第2可動役物15の移動にともなって表示から消える。これにより、疑似連演出が始まることが示唆される。その後、図61(D)に示すように、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)は、変動表示される。次に、図61(E)に示すように、第1装飾図柄が仮停止表示される。2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は変動表示を継続する。その後、図61(F)に示すように第1装飾図柄が再度、変動を開始し、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)がすべて変動表示される。さらに、図61(G)に示すように、第1装飾図柄が再度、仮停止表示される。2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は変動表示を継続する。さらに、その後、図61(H)に示すように第1装飾図柄が再度、変動を開始し、3つの装飾図柄(第1装飾図柄、第2装飾図柄および第3装飾図柄)がすべて変動表示される。次に、図61(I)に示すように、第1装飾図柄が当たり目「555」で停止表示される。2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)は変動表示を継続する。その後、図61(J)に示すように、2つの装飾図柄(第2装飾図柄および第3装飾図柄)が第2装飾図柄と同じ当たり目で停止表示される。
[効果例]
以下に、変動タイミング変化演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図59(D)~(H)、図60(D)~(H)、図61(D)~(H)に示すように、第1装飾図柄が停止表示した後に、第2装飾図柄が停止表示する第1の演出と、第1の演出の後、第1装飾図柄が次の変動表示を開始していない状態で、第2装飾図柄が次の変動表示を開始する第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図59(G)に示すように、第2の演出では、保留アイコンがシフト移動によって当該保留表示位置に到着する前に、第2装飾図柄において、保留アイコンに対応する変動が開始される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図60、図61においても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図60(D)~(H)、図61(D)~(H)に示すように、第1の演出では、第1装飾図柄が停止表示した後に、第3装飾図柄が停止表示し、第2の演出では、第1装飾図柄が次の変動表示を開始していない状態で、第3装飾図柄が次の変動表示を開始する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図59(H)~(J)、(A)、図61(H)~(J)、(A)に示すように、第1の演出の後、第2の演出をおこなわずに、第1装飾図柄と第2装飾図柄とが同時に次の変動表示を開始する第3の演出を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図59(D)~(H)、図60(D)~(H)、図61(D)~(H)に示すように、保留アイコンが星形のとき、第1の演出の後、第2の演出がおこなわれ、保留アイコンが白い球状のとき、第1の演出の後、第3の演出がおこなわれる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、変動タイミング変化演出の変形例を示す。
[変形例1]
図59(A)、(B)の第1変動と、図59(C)~(F)の第2変動と、図59(G)~(J)の第3変動は、任意の順番で実行されてもよい。例えば、第3変動、第2変動、第1変動の順に実行されてもよい。また、同じ種類の変動が繰り返し実行されてもよい。例えば、第3変動、第3変動、第1変動の順に実行されてもよい。図60、図61においても同様である。保留アイコンの種類は、上記実施例に限定されない。
[変形例2]
第1装飾図柄、第2装飾図柄、第3装飾図柄の相対的な位置関係や大きさは上記に限定されない。これらの位置や大きさは任意とすることができる。第1装飾図柄2l、第2装飾図柄8L、第3装飾図柄8mlは、画像表示装置7に表示される図柄であれば、図柄の種類や、形状や表示方法は、上記に限定されない。
[変形例3]
第1装飾図柄2l、第2装飾図柄8L、第3装飾図柄8mlは、変動中を表す変動表示の態様が上記に限定されない。例えば、変動表示は、画像表示装置7に表示されない態様であってもよい。また、数字が高速で動いて数字が判別できない態様で表示されてもよいし、判別可能な速度で移動してもよい。また、変動速度は途中で変化してもよい。
[変形例4]
第1装飾図柄は、保留アイコンが当該保留表示位置に到達したときに変動を開始するものとした。しかし、その直前や直後であってもよい。ここでの直前や直後とは例えば、前後2、3秒の範囲である。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当たりか否かを報知可能な一組の第1装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当たりか否かを報知可能な一組の第2装飾図柄であり、
前記第1装飾図柄が停止表示した後に、前記第2装飾図柄が停止表示する第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記第1装飾図柄が次の変動表示を開始していない状態で、前記第2装飾図柄が次の変動表示を開始する第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-2]
態様A1-1に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、保留アイコンであり、
前記第2の演出では、前記保留アイコンがシフト移動によって当該保留表示位置に到着する前に、前記第2装飾図柄において、前記保留アイコンに対応する変動が開始される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-3]
態様A1-1または態様A1-2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、当たりか否かを報知可能な一組の第3装飾図柄であり、
前記第1の演出では、前記第1装飾図柄が停止表示した後に、前記第3装飾図柄が停止表示し、
前記第2の演出では、前記第1装飾図柄が次の変動表示を開始していない状態で、前記第3装飾図柄が次の変動表示を開始する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-4]
態様A1-1から態様A1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記第2の演出をおこなわずに、前記第1装飾図柄と前記第2装飾図柄とが同時に次の変動表示を開始する第3の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A1-5]
態様A1-2に従属する態様A1-4に記載の遊技機であって、
前記保留アイコンが第1の態様のとき、前記第1の演出の後、前記第2の演出がおこなわれ、
前記保留アイコンが第2の態様のとき、前記第1の演出の後、前記第3の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図62~図64を用いて図柄方向変化演出A~Cについて説明する。この図柄方向変化演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、図柄方向変化演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、図柄方向変化演出を実行する指示が含まれている場合に、第1可動役物14や第2可動役物15を駆動させる。
[図柄方向変化演出A]
図62は、図柄方向変化演出Aを説明するための図である。図柄方向変化演出Aでは、まず、図62(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの、左装飾図柄8Lが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。左装飾図柄8Lは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、左斜め下方向に向かって移動する。このとき、左装飾図柄8Lを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が右方向に傾いた状態で移動する。すなわち、各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(左下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの左下付近の第1の位置で一時的に静止する。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rは、第1の装飾図柄、第2の装飾図柄、および、第3の装飾図柄とも呼ぶ。
次に、図62(B)に示すように、この特定の数字(左装飾図柄8L)の上方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。特定画像CHAは、特定の数字(左装飾図柄8L)の上方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字(左装飾図柄8L)と同様に向き(姿勢)が傾いている。特定画像CHAと、特定の数字(左装飾図柄8L)は、向きが揃っている。
次に、図62(C)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向の第2の位置に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。第2の位置は、第1の位置よりも鉛直方向上方側に位置している。そして、図62(D)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、第3の位置で停止表示される。。第3の位置は、第2の位置よりも鉛直方向下方側に位置している。
次に、図62(E)に示すように、左装飾図柄8Lが停止表示された状態で、右装飾図柄8Rが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cとは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lの変動方向とは異なる方向で変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの右下付近に位置したときに一時的に静止する。次に、図62(F)に示すように、この特定の数字(右装飾図柄8R)の上方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、左装飾図柄8Lに表示されたものと同じであるが、異なる内容の画像であってもよい。特定画像CHAは、特定の数字(右装飾図柄8R)の上方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字と同様に向きが傾いている。
次に、図62(G)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。そして、図62(H)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、その位置で停止表示される。
次に、図62(I)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止表示された状態で、中装飾図柄8Cが変動表示される。言い換えれば、中装飾図柄8Cの変動が視認可能な状態になる。中装飾図柄8Cは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、鉛直方向下方に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rの変動方向とは異なる変動方向で変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が鉛直方向に沿った状態(まっすぐな状態)で移動する。言い換えれば、各数字は、変動方向に沿った向きとなっており、各数字の底部が進行方向(下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの中央下付近に位置したときに一時的に静止する。次に、図62(J)に示すように、この特定の数字(中装飾図柄8C)の上方には特定画像CHAが表示されずに、停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rが確定停止表示される。
[図柄方向変化演出B]
図63は、図柄方向変化演出Bを説明するための図である。図柄方向変化演出Bでは、まず、図63(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの、左装飾図柄8Lが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。左装飾図柄8Lは、表示画面7aの左上隅付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。このとき、左装飾図柄8Lを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの中央下付近の第1の位置で一時的に静止する。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rは、第1の装飾図柄、第2の装飾図柄、および、第3の装飾図柄とも呼ぶ。
次に、図63(B)に示すように、この特定の数字(左装飾図柄8L)の上方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。特定画像CHAは、特定の数字(左装飾図柄8L)の上方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字(左装飾図柄8L)と同様に向き(姿勢)が傾いている。特定画像CHAと、特定の数字(左装飾図柄8L)は、向きが揃っている。
次に、図63(C)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向の第2の位置に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。第2の位置は、第1の位置よりも鉛直方向上方側に位置している。そして、図63(D)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、第3の位置でで停止表示される。第3の位置は、第2の位置よりも鉛直方向下方側に位置している。
その停止表示と並行して、右装飾図柄8Rが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cとは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lの変動方向と同じ変動方向で変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、左装飾図柄8Lの変動時の数字の傾きと同じ程度傾いた状態で移動する。各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの右下付近に位置したときに一時的に静止する。
次に、図63(E)に示すように、この特定の数字(右装飾図柄8R)の上方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、左装飾図柄8Lに表示されたものと同じであるが、異なる内容の画像であってもよい。特定画像CHAは、特定の数字(右装飾図柄8R)の上方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字と同様に向きが傾いている。
次に、図63(F)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。そして、図63(G)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、その位置で停止表示される。左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止表示された状態で、中装飾図柄8Cが変動表示される。言い換えれば、中装飾図柄8Cの変動が視認可能な状態になる。中装飾図柄8Cは、表示画面7aの左上付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rの変動方向と同じ変動方向で変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rの変動時の数字の傾きと同じ程度傾いた状態で移動する。各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの中央近に位置したときに一時的に静止する。
次に、図63(H)に示すように、この特定の数字(中装飾図柄8C)の上方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、左装飾図柄8Lや右装飾図柄8Rに表示されたものと同じであるが、異なる内容の画像であってもよい。特定画像CHAは、特定の数字(中装飾図柄8C)の上方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字(中装飾図柄8C)と同様に向き(姿勢)が傾いている。特定画像CHAと、特定の数字(中装飾図柄8C)は、向きが揃っている。
次に、図63(I)に示すように、特定の数字(中装飾図柄8C)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(中装飾図柄8C)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(中装飾図柄8C)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。そして、図63(J)に示すように、特定の数字(中装飾図柄8C)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、その位置で停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rが確定停止表示される。
[図柄方向変化演出C]
図64は、図柄方向変化演出Cを説明するための図である。図柄方向変化演出Cでは、まず、図64(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの、左装飾図柄8Lが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。左装飾図柄8Lは、表示画面7aの左上隅付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。このとき、左装飾図柄8Lを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの中央下付近の第1の位置で一時的に静止する。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rは、第1の装飾図柄、第2の装飾図柄、および、第3の装飾図柄とも呼ぶ。
次に、図64(B)に示すように、この特定の数字(左装飾図柄8L)の下方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。特定画像CHAは、特定の数字(左装飾図柄8L)の下方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字(左装飾図柄8L)と同様に向き(姿勢)が傾いている。特定画像CHAと、特定の数字(左装飾図柄8L)は、向きが揃っている。
次に、図64(C)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向の第2の位置に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。第2の位置は、第1の位置よりも鉛直方向上方側に位置している。そして、図64(D)に示すように、特定の数字(左装飾図柄8L)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動し、第3の位置で停止表示される。第3の位置は、第2の位置よりも鉛直方向下方側に位置している。
その停止表示と並行して、右装飾図柄8Rが変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cとは表示されていない。言い換えれば、中装飾図柄8Cは変動中ではあるが、視認可能な状態ではない。右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、右斜め下方向に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lの変動方向と同じ変動方向で変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が左方向に傾いた状態で移動する。すなわち、左装飾図柄8Lの変動時の数字の傾きと同じ程度傾いた状態で移動する。各数字は、変動方向に沿った向きに傾いており、各数字の底部が進行方向(右下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの右下付近に位置したときに一時的に静止する。
次に、図64(E)に示すように、この特定の数字(右装飾図柄8R)の下方に特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、左装飾図柄8Lに表示されたものと同じであるが、異なる内容の画像であってもよい。特定画像CHAは、特定の数字(右装飾図柄8R)の下方の一部を覆っており、特定の数字の一部が視認困難になっている。この特定画像CHAも、特定の数字と同様に向きが傾いている。
次に、図64(F)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAがバウンドする演出がおこなわれる。これにより、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、互いの位置関係を維持したまま、表示位置と向きが変化する。具体的には、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、表示画面7aの左上方向に移動しつつ、向きが鉛直方向に沿った方向(まっすぐ)になる。そして、図64(G)に示すように、特定の数字(右装飾図柄8R)と特定画像CHAは、向きを鉛直方向に沿った方向に維持したまま、下方に移動する。そして、図64(H)に示すように、その位置で停止表示される。その後、図64(I)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rが停止表示された状態で、中装飾図柄8Cが変動表示される。言い換えれば、中装飾図柄8Cの変動が視認可能な状態になる。中装飾図柄8Cは、表示画面7aの上方中央付近からフレームインし、鉛直方向下方に向かって移動する。すなわち、左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rの変動方向とは異なる変動方向で変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cを構成する各数字は、数字の向き(姿勢)が鉛直方向に沿った状態(まっすぐな状態)で移動する。言い換えれば、各数字は、変動方向に沿った向きとなっており、各数字の底部が進行方向(下方向)を向いて表示される。変動表示の速度が徐々に減速し、特定の数字(ここでは「2」)が表示画面7aの中央近に位置したときに一時的に静止する。次に、図64(J)に示すように、この特定の数字(中装飾図柄8C)の上方には特定画像CHAが表示されずに、停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、および、右装飾図柄8Rが確定停止表示される。
[効果例]
以下に、図柄方向変化演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図62(A)、(B)に示すように、左装飾図柄が第1の方向に沿った向きで第1の方向に沿った方向(例えば右斜め方向)に変動表示される第1の演出と、第1の演出の後、図62(C)~(E)に示すように、左装飾図柄が第1の方向とは異なる第2の方向(例えば鉛直方向)に沿った向きで停止表示される第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図63、図64においても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図62(A)に示すように、第2の演出では、左装飾図柄が第1の方向(例えば右斜め方向)に沿った向きで第1の位置まで到達後、図62(C)に示すように、第1の位置よりも鉛直方向の上方側に位置する第2の位置に向かって移動しつつ向きが第2の方向(例えば鉛直方向)に沿った向きとなり、第2の位置に到達後、図62(D)に示すように、第2の方向に沿った向きを維持しつつ第2の位置よりも鉛直方向の下方側に位置する第3の位置に向かって移動する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図63、図64においても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図62(B)、(C)に示すように、第2の演出では、左装飾図柄は、第1の位置に到達後、第2の位置に向かって移動するとき、特定画像CHAによって一部が視認困難になる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図63、図64においても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図63(D)に示すように、第2の演出の後、右装飾図柄が、表示されていない状態から新たに第1の方向(例えば右斜め方向)に沿った向きで第1の方向に沿った方向に変動表示される第3の演出と、図63(G)に示すように、第3の演出の後、右装飾図柄が第2の方向に沿った向きで停止表示される第4の演出と、を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図64(I)に示すように、第4の演出の後、中装飾図柄が第1の方向とは異なる第3の方向(例えば鉛直方向)に沿った向きで第3の方向に沿った方向に変動表示される第5の演出を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すように、第1の方向とは、画像表示装置7の表示画面7aに対して斜めとなる方向であり、第2の方向とは、鉛直方向に沿った方向である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、図柄方向変化演出の変形例を示す。
[変形例1]
装飾図柄8L、8C、8Rは特定の数字としたが、数字じゃなくてもよい。文字図形記号であってもよい。表示画面7aには、一組の装飾図柄8L、8C、8Rのみが表示されているものとしたが、複数組の装飾図柄が表示されていてもよい。
[変形例2]
図62では、左装飾図柄8Lは、変動表示後、バウンドして鉛直方向に沿った方向となったが、変動方向と異なる方向であれば、鉛直方向以外の方向に沿った方向になってもよい。例えば、左装飾図柄8Lは、バウンド後に、左側に傾いて停止表示されてもよいし、横向きに傾いて停止表示されてもよい。また、左装飾図柄8Lは、変動表示後に、バウンドせずに向きを変えて停止表示されてもよい。
[変形例3]
図柄方向変化演出A、B、Cにおいて、右装飾図柄は、左装飾図柄が停止する前に、変動が視認可能(変動表示が表示)になってもよいし、左装飾図柄が停止した後に、変動が視認可能(変動表示が表示)になってもよい。中装飾図柄も同様である。
[変形例4]
図柄方向変化演出A、B、Cの内容は、適宜組み合わせてもよい。例えば、図柄方向変化演出A、Bにおいて、特定画像CHAの表示位置を、図柄方向変化演出Cのようにしてもよい。また、例えば、図柄方向変化演出A、Bにおいて、中装飾図柄の変動方向や停止態様を図柄方向変化演出Cのようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の装飾図柄であり、
前記第1の装飾図柄が第1の方向に沿った向きで前記第1の方向に沿った方向に変動表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記第1の装飾図柄が前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿った向きで停止表示される第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-2]
態様A2-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記第1の装飾図柄が前記第1の方向に沿った向きで第1の位置まで到達後、前記第1の位置よりも鉛直方向の一方側に位置する第2の位置に向かって移動しつつ向きが前記第2の方向に沿った向きとなり、前記第2の位置に到達後、前記第2の方向に沿った向きを維持しつつ前記第2の位置よりも鉛直方向の他方側に位置する第3の位置に向かって移動する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-3]
態様A2-1または態様A2-2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定画像であり、
前記第2の演出では、前記第1の装飾図柄は、前記第1の位置に到達後、前記第2の位置に向かって移動するとき、前記特定画像によって一部が視認困難になる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-4]
態様A2-1から態様A2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1の装飾図柄とともに、当たりか否かを報知可能な一組の装飾図柄を構成する第2の装飾図柄であり、
前記第2の演出の後、前記第2の装飾図柄が、表示されていない状態から新たに前記第1の方向に沿った向きで前記第1の方向に沿った方向に変動表示される第3の演出と、
前記第3の演出の後、前記第2の装飾図柄が前記第2の方向に沿った向きで停止表示される第4の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-5]
態様A2-4に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1の装飾図柄とともに、当たりか否かを報知可能な一組の装飾図柄を構成する第3の装飾図柄であり、
前記第4の演出の後、前記第3の装飾図柄が前記第1の方向とは異なる第3の方向に沿った向きで前記第3の方向に沿った方向に変動表示される第5の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A2-6]
態様A2-1から態様A2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の方向とは、前記表示手段に対して斜めとなる方向であり、
前記第2の方向とは、鉛直方向に沿った方向である。
ことを特徴とする遊技機。
以下に図65~図67を用いて役物図柄連携演出A~Cについて説明する。この役物図柄連携演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、役物図柄連携演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、役物図柄連携演出を実行する指示が含まれている場合に、第1可動役物14や第2可動役物15を駆動させる。
[役物図柄連携演出A]
図65は、役物図柄連携演出Aを説明するための図である。役物図柄連携演出Aは、疑似連演出を含んだ変動パターン演出の一つであり、図65(A)~(J)までが1変動で実行される。役物図柄連携演出Aでは、まず、図65(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示される。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、4つの保留アイコン9Aが表示されている。
その後、図65(B)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示(仮停止表示を含む)された後、図65(C)に示す疑似連開始示唆演出が実行される。疑似連開始示唆演出では、第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(図1)から表示画面7aの中央に向かって下方に移動(進出)して表示画面7aの一部を覆う前方の進出位置で静止する。第2可動役物15の進出位置への移動にともなって、表示画面7aに表示されている装飾図柄8L、8C、8Rの形状が変化(変形)する。ここでは、第2可動役物15の下方の移動に連動して装飾図柄8L、8C、8Rの形状が徐々につぶれる。すなわち、装飾図柄8L、8C、8Rが第2可動役物15に押しつぶされて歪むように変形する。遊技者は、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rが、第2可動役物15によって押しつぶされて歪むので、この停止表示された図柄が確定したわけではなく、再度変動が実行されること、すなわち疑似連が実行されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。
次に、図65(D)に示すように、第2可動役物15の装飾部の文字「OARO」に対応する画像が表示画面7aに表示される。ここでは、第2可動役物15が進出位置で静止した状態において、第2可動役物15の装飾部と同じ文字(すなわち「OARO」)が複数表示される。なお、表示画面7aに表示される画像は、第2可動役物15の装飾部に表された特定の対象(文字、図形、記号等)と関連性のある画像であればよく、完全に同じ色や形状である必要はない。このとき、装飾図柄8L、8C、8Rは表示されていない。ここでは、装飾図柄8L、8C、8Rが表示されず、第2可動役物15の装飾部と同じ内容の画像が表示画面7aに表示されることで、遊技者に特別な演出であることを印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
次に、図65(E)に示すように、再び変動表示を開始する。その後、図65(F)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示(仮停止表示を含む)された後、図65(G)に示す疑似連継続示唆演出が実行される。疑似連継続示唆演出では、上述の疑似連開始示唆演出と同様の演出である。すなわち、第2可動役物15が進出位置に移動する。この進出位置への移動にともなって、表示画面7aに表示されている装飾図柄8L、8C、8Rの形状が変化(変形)する。ここでは、装飾図柄8L、8C、8Rが第2可動役物15の下方の移動に連動して形状が徐々につぶれる。すなわち、装飾図柄8L、8C、8Rが第2可動役物15に押しつぶされて歪むように変形する。なお、変形の態様は、疑似連開始示唆演出と異なっていてもよい。
次に、図65(H)に示すように、第2可動役物15の装飾部の文字「OARO」に対応する画像が表示画面7aに表示される。ここでは、第2可動役物15が進出位置で静止した状態において、第2可動役物15の装飾部と同じ文字(すなわち「OARO」)が複数表示される。なお、表示画面7aに表示される画像は、第2可動役物15の装飾部に表された特定の対象(文字、図形、記号等)と関連性のある画像であればよく、完全に同じ色や形状である必要はない。このとき、装飾図柄8L、8C、8Rは表示されていない。
次に、図65(I)に示すように、再び変動表示を開始する。その後、図65(J)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが確定停止表示される。ここでは、大当たりの態様で停止表示される。
[役物図柄連携演出B]
図66は、役物図柄連携演出Bを説明するための図である。役物図柄連携演出Bは、疑似連演出を含んだ変動パターン演出の一つであり、図66(A)~(B)までが前の1変動、図66(C)~(J)までが疑似連演出を含む次の1変動である。まず、図66(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、2組の装飾図柄が変動表示される。具体的には、第1装飾図柄8L、8C、8Rと、第2装飾図柄2l、8c、8rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。第1装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第2装飾図柄は、左装飾図柄8l、中装飾図柄8c、右装飾図柄8rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。
その後、図66(B)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rと、第2装飾図柄2l、8c、8rと、が同時に停止表示(確定停止表示を含む)される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。次に、図66(C)に示すように、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)のうち、第2装飾図柄2l、8c、8rは、変動表示を開始する。第1装飾図柄8L、8C、8Rは停止表示が維持されている。すなわち、第2装飾図柄は、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが移動を開始し、当該保留表示位置に到達する前に、変動表示を開始する。
次に、図66(D)に示す疑似連開始示唆演出が実行される。疑似連開始示唆演出では、まず、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している状態において、前回の確定停止表示した出目「123」で停止を継続している第1装飾図柄8L、8C、8Rの表示が一時的に消えて代わりに「いくぞ!!!」の疑似連開始示唆表示が表示される。そして、図66(E)に示すように、第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(図1)から表示画面7aの中央に向かって下方に移動(進出)して表示画面7aの一部を覆う前方の進出位置で静止する。疑似連開始示唆表示の後、再度、表示画面7aに表示された第1装飾図柄8L、8C、8Rは、第2可動役物15の進出位置への移動にともなって、形状が変化(変形)する。ここでは、第2可動役物15の下方の移動に連動して第1装飾図柄8L、8C、8Rの形状が徐々につぶれる。すなわち、第1装飾図柄8L、8C、8Rが第2可動役物15に押しつぶされて歪むように変形する。遊技者は、停止表示された第1装飾図柄8L、8C、8Rが、第2可動役物15によって押しつぶされて歪むので、この停止表示された図柄が確定したわけではなく、再度変動が実行されること、すなわち疑似連が実行されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。
次に、図66(F)に示すように、第2可動役物15の装飾部の文字「OARO」に対応する画像が表示画面7aに表示される。ここでは、第2可動役物15が進出位置で静止した状態において、第2可動役物15の装飾部と同じ文字(すなわち「OARO」)が複数表示される。なお、表示画面7aに表示される画像は、第2可動役物15の装飾部に表された特定の対象(文字、図形、記号等)と関連性のある画像であればよく、完全に同じ色や形状である必要はない。このとき、第1装飾図柄8L、8C、8Rは表示されていない一方、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している。ここでは、第1装飾図柄8L、8C、8Rが表示されず、第2可動役物15の装飾部と同じ内容の画像が表示画面7aに表示されることで、遊技者に特別な演出であることを印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
次に、図66(G)に示すように、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している状態において、第1装飾図柄8L、8C、8Rの変動表示が開始される。これにより、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄2l、8c、8rの両方が変動表示された状態となる。その後、図66(H)に示すように、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している状態において、第1装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示(仮停止表示を含む)され、さらにその後、図66(I)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rが再び変動表示を開始する。すなわち、疑似連演出が実行される。その後、図66(J)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄2l、8c、8rの両方が確定停止表示される。ここでは、大当たりの態様で停止表示される。
[役物図柄連携演出C]
図67は、役物図柄連携演出Cを説明するための図である。役物図柄連携演出Cは、疑似連演出を含んだ変動パターン演出の一つであり、図67(A)~(B)までが前の1変動、図67(C)~(J)までが疑似連演出を含む次の1変動である。まず、図67(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、2組の装飾図柄が変動表示される。具体的には、第1装飾図柄8L、8C、8Rと、第2装飾図柄2l、8c、8rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。第1装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。第2装飾図柄は、左装飾図柄8l、中装飾図柄8c、右装飾図柄8rを含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。
その後、図67(B)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rと、第2装飾図柄2l、8c、8rと、が同時に停止表示(確定停止表示を含む)される。また、このとき、同時に、当該保留アイコン9Cが消える(消滅する)演出が実行される。次に、図67(C)に示すように、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが、当該保留表示位置に向かって移動する。このとき、2つの装飾図柄(第1装飾図柄および第2装飾図柄)のうち、第2装飾図柄2l、8c、8rは、変動表示を開始する。第1装飾図柄8L、8C、8Rは停止表示が維持されている。すなわち、第2装飾図柄は、第1保留表示位置にあった保留アイコン9Aが移動を開始し、当該保留表示位置に到達する前に、変動表示を開始する。
次に、図67(D)に示す疑似連開始示唆演出が実行される。疑似連開始示唆演出では、まず、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している状態において、前回の確定停止表示した出目「123」で停止を継続している第1装飾図柄8L、8C、8Rの表示が一時的に消えて代わりに「いくぞ!!!」の疑似連開始示唆表示が表示される。そして、図67(E)に示すように、第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(図1)から表示画面7aの中央に向かって下方に移動(進出)して表示画面7aの一部を覆うとともに、その位置で回転動作を実行する。これにより、疑似連開始示唆表示の後、再度、表示画面7aに表示された第1装飾図柄8L、8C、8Rは、第2可動役物15の下方移動および回転動作にともなって、形状が変化(変形)する。ここでは、第2可動役物15の下方の移動に連動して第1装飾図柄8L、8C、8Rにヒビが入るとともに、形状が徐々につぶれる。すなわち、第1装飾図柄8L、8C、8Rが第2可動役物15に押しつぶされて歪むとともにひび割れるように変形する。遊技者は、停止表示された第1装飾図柄8L、8C、8Rが、第2可動役物15によって押しつぶされて歪み、ひび割れるので、この停止表示された図柄が確定したわけではなく、再度変動が実行されること、すなわち疑似連が実行されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。
次に、図67(F)に示すように、第2可動役物15の装飾部の文字「OARO」に対応する画像が表示画面7aに表示される。ここでは、第2可動役物15が退避位置に戻った状態において、第2可動役物15の装飾部と同じ文字(すなわち「OARO」)が表示画面7aの中心付近に大きく一つ表示される。なお、表示画面7aに表示される画像は、第2可動役物15の装飾部に表された特定の対象(文字、図形、記号等)と関連性のある画像であればよく、完全に同じ色や形状である必要はない。このとき、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄2l、8c、8rは両方とも表示されていない。ここでは、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄2l、8c、8rの両方が表示されず、第2可動役物15の装飾部と同じ内容の画像が表示画面7aに表示されることで、遊技者に特別な演出であることを印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
次に、図67(G)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rと、第2装飾図柄2l、8c、8rと、の両方の再度の変動表示が開始される。その後、図67(H)に示すように、第2装飾図柄2l、8c、8rが変動表示を継続している状態において、第1装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示(仮停止表示を含む)され、さらにその後、図67(I)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rが再び変動表示を開始する。すなわち、疑似連演出が実行される。その後、図67(J)に示すように、第1装飾図柄8L、8C、8Rと第2装飾図柄2l、8c、8rの両方が確定停止表示される。ここでは、大当たりの態様で停止表示される。
[効果例]
以下に、役物図柄連携演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図65(F)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示される第1の演出と、図65(G)に示すように、第1の演出の後、第2可動役物15が表示画面7aの一部を覆う進出位置に移動するのにともなって、装飾図柄8L、8C、8Rの形状が変化する第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図66、図67においても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図65(G)に示すように、第2の演出では、第2可動役物15の移動にともなって、装飾図柄8L、8C、8Rの形状が歪む。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図66、図67においても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図65(G)に示すように、第2可動役物15は、「OARO」と表された装飾部を有しており、図65(H)に示すように、第2の演出の後、表示画面7aに「OARO」が表示される第3の演出を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図66、図67においても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図66(C)~(J)、図67(C)~(J)に示すように、第1の演出と第2の演出は、1変動中に実行されるものであり、第1の演出では、第1の演出が実行される変動の一つ前の変動後に停止表示された態様で、装飾図柄が停止表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図66(G)~(J)、図67(G)~(J)に示すように、第3の演出の後、疑似連演出が実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図66(C)、図67(C)に示すように、複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄8L、8C、8Rとは異なる第2装飾図柄であり、第1の演出では、第2装飾図柄は変動表示している。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、役物図柄連携演出の変形例を示す。
[変形例1]
役物図柄連携演出Aでは、図65(A)~(J)までが1変動で実行されるものとした。しかし、図65(A)~(B)と、図65(C)~(J)は、別変動であってもよい。また、役物図柄連携演出B、Cでは、図66(A)~(B)、図67(A)~(B)までが1変動、そして、図66(C)~(J)、図67(C)~(J)が次の1変動であるものとした。しかし、図66(A)~(J)、図67(A)~(J)までが1変動で実行されてもよい。
[変形例2]
役物図柄連携演出A~Cにおいて例示した、装飾図柄の変形の態様は、その一例であり、これらの態様に限定されない。すなわち、第2可動役物15の進出時の装飾図柄の変形は、歪む態様に限定されない。例えば、装飾図柄は、崩れてバラバラになってもよいし、同じ形状で大きさが小さくなってもよい。
[変形例3]
役物図柄連携演出Aにおいて、装飾図柄8L、8C、8Rは特定の数字としたが、数字じゃなくてもよい。文字図形記号であってもよい。表示画面7aには、一組の装飾図柄8L、8C、8Rのみが表示されているものとしたが、複数組の装飾図柄が表示されていてもよい。装飾図柄8L、8C、8Rは変動中、一時的に変動表示が消えてもよいし、継続して変動表示されなくてもよい。ここでは、変動表示とは、変動している態様が視認可能に表示されている状態をいう。
[変形例4]
役物図柄連携演出A~Cの内容は、適宜組み合わせてもよい。例えば、役物図柄連携演出Bの図66(E)において、役物図柄連携演出Cの図67(E)の演出をおこなってもよい。また、例えば、役物図柄連携演出Bの図66(G)~(J)の疑似連演出において、役物図柄連携演出Aの疑似連演出が実行されてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A3-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
前記表示手段の前方において移動可能な可動役物と、を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記装飾図柄が停止表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記可動役物が前記表示手段の一部を覆う前記進出位置に移動するのにともなって、前記装飾図柄の形状が変化する第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-2]
態様A3-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記可動役物の移動にともなって、前記装飾図柄の形状が歪む
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-3]
態様A3-1または態様A3-2に記載の遊技機であって、
前記可動役物は、特定の対象が表された装飾部を有しており、
前記第2の演出の後、前記表示手段に前記特定の対象が表示される第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-4]
態様A3-3に記載の遊技機であって、
前記第3の演出の後、疑似連演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-5]
態様A3-1から態様A3-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出と前記第2の演出は、1変動中に実行されるものであり、
前記第1の演出では、前記第1の演出が実行される変動の一つ前の変動後に停止表示された態様で、前記装飾図柄が停止表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A3-6]
態様A3-1から態様A3-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記装飾図柄とは異なる第2装飾図柄であり、
前記第1の演出では、前記第2装飾図柄は変動表示している。
ことを特徴とする遊技機。
以下に図68~図70を用いて特定画像図柄連携演出A~Cについて説明する。この特定画像図柄連携演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、特定画像図柄連携演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、特定画像図柄連携演出を実行する指示が含まれている場合に、第1可動役物14や第2可動役物15を駆動させる。
[特定画像図柄連携演出A]
図68は、特定画像図柄連携演出Aを説明するための図である。特定画像図柄連携演出Aでは、まず、図68(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示される。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、4つの保留アイコン9Aが表示されている。
その後、図68(B)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが外れ目の「123」で停止表示(仮停止表示を含む)される。装飾図柄8L、8C、8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
その後、図68(C)に示す疑似連開始示唆演出が実行される。疑似連開始示唆演出では、表示画面7aの上方から特定画像CHAがフレームインによって新たに表示され、表示画面7aにおいて下方向に移動する。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
その後、図68(D)に示すように、特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なる位置まで移動した後、水平方向に沿って往復移動する。ここでの「水平方向に沿っ往復移動する」とは、厳密に水平方向に移動するもののほか、概ね水平に移動するものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に移動していると認識可能なものはすべて水平方向に移動しているものに含まれる。停止表示中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んでいるため、特定画像CHAは、装飾図柄の配列方向に沿って往復移動する。このとき、特定画像CHAは、装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される。ここで、画像が他の画像に対して「前面側に表示される」とは、2つの画像が重なって表示されるときに、手前側(前方側)に位置しているように表示されることをいい、具体的には、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けずに表示されている状態をいう。反対に、2つの画像が重なって表示されるときに、奥側(後方側)に位置しているように表示され、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けて表示されている状態を、画像が他の画像に対して「背面側に表示される」という。
特定画像CHAは、水平方向への往復移動によって、図68(D)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様と、図68(E)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。その後、図68(F)に示すように、特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に表示され、これらの背面側において水平方向に往復移動する。装飾図柄8L、8C、8Rの背面側における往復移動によって、図68(F)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様と、図68(G)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。
次に、図68(H)に示すように、フェードアウト演出がおこなわれる。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、特定画像CHAは、特定画像CHAが装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に位置した状態で、画像が徐々に薄くなるようにして、次第に視認困難になる(フェードアウトする)。これにより、遊技者は、停止表示された外れ目の装飾図柄8L、8C、8Rが徐々に視認困難になっていくので、この停止表示された図柄が確定したわけではなく、再度変動が実行されること、すなわち、疑似連が実行されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。
次に、図68(I)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rは、再び変動表示を開始する。その後、図68(J)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが確定停止表示される。ここでは、大当たりの態様で停止表示される。
[特定画像図柄連携演出B]
図69は、特定画像図柄連携演出Bを説明するための図である。特定画像図柄連携演出Bでは、まず、図69(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、変動表示後の装飾図柄8L、8C、8Rが外れ目の「789」で停止表示(仮停止表示を含む)される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。装飾図柄8L、8C、8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、4つの保留アイコン9Aが表示されている。
その後、図69(B)(C)に示す疑似連示唆演出が実行される。疑似連開始示唆演出では、特定画像図柄連携演出Aの図68(C)に示すように、表示画面7aの上方から特定画像CHAがフレームインによって新たに表示され、表示画面7aにおいて下方向に移動する。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
その後、図69(B)に示すように、特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なる位置まで移動した後、水平方向に沿って往復移動する。ここでの「水平方向に沿っ往復移動する」とは、厳密に水平方向に移動するもののほか、概ね水平に移動するものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に移動していると認識可能なものはすべて水平方向に移動しているものに含まれる。停止表示中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んでいるため、特定画像CHAは、装飾図柄の配列方向に沿って往復移動する。このとき、特定画像CHAは、装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される。ここで、画像が他の画像に対して「前面側に表示される」とは、2つの画像が重なって表示されるときに、手前側(前方側)に位置しているように表示されることをいい、具体的には、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けずに表示されている状態をいう。反対に、2つの画像が重なって表示されるときに、奥側(後方側)に位置しているように表示され、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けて表示されている状態を、画像が他の画像に対して「背面側に表示される」という。
特定画像CHAは、水平方向への往復移動によって、図69(B)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様と、特定画像図柄連携演出Aの図68(E)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。その後、図69(C)に示すように、特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に表示され、これらの背面側において水平方向に往復移動する。装飾図柄8L、8C、8Rの背面側における往復移動によって、図69(C)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様と、特定画像図柄連携演出Aの図68(F)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。
次に、特定画像図柄連携演出Aの図68(H)に示すように、フェードアウト演出がおこなわれる。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、特定画像CHAは、特定画像CHAが装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に位置した状態で、画像が徐々に薄くなるようにして、次第に視認困難になる(フェードアウトする)。これにより、遊技者は、停止表示された外れ目の装飾図柄8L、8C、8Rが徐々に視認困難になっていくので、この停止表示された図柄が確定したわけではなく、再度変動が実行されること、すなわち、疑似連が実行されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。
次に、図69(D)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rは、再び変動表示を開始する。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。その後、図69(E)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが確定停止表示される。ここでは、大当たりの態様で停止表示される。
その後、図69(F)に示すように、特定画像CHAと、大当たり確定示唆画像CHBが表示される。大当たり確定示唆画像CHBは、大当たりが確定したことを遊技者に示唆する画像であり、ここでは「やったね!」の文字が表されている。ここでは、大当たり確定示唆画像CHBが2つ表示される。特定画像CHAと、大当たり確定示唆画像CHBは、ともに表示画面7aの上方からフレームインによって新たに表示され、表示画面7aにおいて下方向に移動する。特定画像CHAと、大当たり確定示唆画像CHBは、大当たり目で停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なる位置まで移動する。特定画像CHAと、大当たり確定示唆画像CHBは、ともに装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示され、大当たり確定示唆画像CHBは、特定画像CHAの前面側に表示される。すなわち、装飾図柄8L、8C、8Rの前面に特定画像CHAが表示され、さらに、特定画像CHAの前面に、大当たり確定示唆画像CHBが表示される。このように、複数の画像が複数重なり合うことで奥行き方向の立体感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
その後、図69(G)に示すように、大当たり確定示唆画像CHBが、表示画面7aから消えるとともに、特定画像CHAが停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なった状態で水平方向に沿って往復移動する。停止表示中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んでいるため、特定画像CHAは、装飾図柄の配列方向に沿って往復移動する。このとき、特定画像CHAは、継続して装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される。特定画像CHAは、水平方向への往復移動によって、図69(G)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様と、図69(B)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの前面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。その後、図69(H)に示すように、特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に表示され、これらの背面側において水平方向に往復移動する。装飾図柄8L、8C、8Rの背面側における往復移動によって、図69(H)に示すように、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様と、図69(C)に示すように、中装飾図柄8Cと左装飾図柄8Lの両方に重なり、これらの背面側に表示される態様とを繰り返す演出がおこなわれる。
次に、特定画像図柄連携演出Aの図69(I)に示すように、フェードアウト演出がおこなわれる。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、特定画像CHAは、特定画像CHAが装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に位置した状態で、画像が徐々に薄くなるようにして、次第に視認困難になる(フェードアウトする)。これにより、遊技者は、停止表示された大当たり目の装飾図柄8L、8C、8Rが徐々に視認困難になっていくので、この後、大当たり遊技が開始されることに気がつくことができる。これにより、興趣の向上を図ることができる。その後、図69(J)に示すように、右打ち画像MGUが表示されその後大当たり遊技が実行される。
[特定画像図柄連携演出C]
図70は、特定画像図柄連携演出Cを説明するための図である。特定画像図柄連携演出Cでは、まず、図70(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示される。具体的には、装飾図柄8L、8C、8Rと、が上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7a中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、4つの保留アイコン9Aが表示されている。この変動表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なって特定画像CHAが表示される。特定画像CHAは、表示画面7aの上方から特定画像CHAがフレームインによって新たに表示され、表示画面7aにおいて装飾図柄8L、8C、8Rに重なる位置に移動する。特定画像CHAは、変動表示された装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される。特定画像CHAは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像CHAは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
その後、図70(B)に示すように、特定画像CHAは、変動表示された装飾図柄8L、8C、8Rに重なった状態で、水平方向に沿って往復移動する。ここでの「水平方向に沿っ往復移動する」とは、厳密に水平方向に移動するもののほか、概ね水平に移動するものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に移動していると認識可能なものはすべて水平方向に移動しているものに含まれる。このとき、移動中の特定画像CHAは、装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される。ここで、画像が他の画像に対して「前面側に表示される」とは、2つの画像が重なって表示されるときに、手前側(前方側)に位置しているように表示されることをいい、具体的には、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けずに表示されている状態をいう。反対に、2つの画像が重なって表示されるときに、奥側(後方側)に位置しているように表示され、2つの画像の重なった部分において、画像が欠けて表示されている状態を、画像が他の画像に対して「背面側に表示される」という。
次に、図70(C)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの左装飾図柄8Lの変動速度が減速し、数字が視認可能な状態で上下方向に変動(移動)し始める。特定画像CHAは、水平方向への往復移動を継続しているので、左装飾図柄8Lを構成する移動中の複数の数字画像に重なる。このときも、特定画像CHAは、左装飾図柄8Lを構成する数字画像の前面側に表示される。
次に、図70(D)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの右装飾図柄8Rの変動速度が減速し、数字が視認可能な状態で上下方向に変動(移動)し始める。一方、左装飾図柄8Lは、さらに変動速度が減速し、特定の数字(ここでは「1」)で停止表示される。特定画像CHAは、水平方向への往復移動を継続しているので、右装飾図柄8Rを構成する移動中の複数の数字画像に重なる。また、停止表示中の左装飾図柄8Lにも重なる。このときも、特定画像CHAは、右装飾図柄8Rを構成する数字画像の前面側に表示される。また、停止表示中の左装飾図柄8Lの前面側に表示される。
次に、図70(E)に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rのうちの中装飾図柄8Cの変動速度が減速し、数字が視認可能な状態で上下方向に変動(移動)し始める。一方、右装飾図柄8Rは、さらに変動速度が減速し、特定の数字(ここでは「7」)で停止表示される。特定画像CHAは、水平方向への往復移動を継続しているので、中装飾図柄8Cを構成する移動中の複数の数字画像に重なる。また、停止表示中の左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rにも重なる。このときも、特定画像CHAは、中装飾図柄8Cを構成する数字画像の前面側に表示される。また、停止表示中の左装飾図柄8Lおよび右装飾図柄8Rのそれぞれの前面側に表示される。
次に、図70(F)に示すように、中装飾図柄8Cが外れ目「167」で停止表示した後、特定画像CHAの形状が変化する変化演出が実行される。ここでは、変化演出の一つとして、特定画像CHAが大きくなる演出がおこなわれるが、変化の態様はこれに限定されない。例えば、特定画像CHAは、画像の内容が異なる内容に変化してもよい。変化演出中も、特定画像CHAは、継続して停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの前面側において往復移動している。この変化演出によって、外れ目で停止表示した装飾図柄8L、8C、8Rが再変動するのではないかと遊技者に期待させることができ、興趣の向上を図ることができる。
次に、図70(G)に示すように、特定画像CHAが複数表示される複数化演出が実行される。ここでは、複数化演出の一つとして、特定画像CHAが新たに1つ追加表示される演出がおこなわれるが、複数化の態様はこれに限定されない。例えば、特定画像CHAは、2つ以上追加表示されてもよい。複数化演出中も、追加される前の特定画像CHAは、継続して停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの前面側において往復移動している。新たに追加された特定画像CHAは、停止表示された装飾図柄8L、8C、8Rの背面側において往復移動している。この複数化演出によって、外れ目で停止表示した装飾図柄8L、8C、8Rが再変動するのではないかという期待をさらに高まらせることができ、興趣の向上を図ることができる。
その後、図70(H)に示すように、2つの特定画像CHAがフレームアウトする演出がおこなわれる。ここでは、2つの特定画像CHAの一方が上方に移動し、他方が下方に移動し、同時にフレームアウトする。その後、図70(I)に示すように、装飾図柄の再変動が開始されること(疑似連の開始)を示唆する疑似連示唆画像NKMが表示される。ここでは、疑似連示唆画像NKMは、疑似連の回数を示す「2回目!!」の文字が表されている。このとき、装飾図柄8L、8C、8Rの表示が消える。その後、図70(J)に示すように、疑似連示唆画像NKMが消えると、装飾図柄8L、8C、8Rが再び変動表示される。
[効果例]
以下に、特定画像図柄連携演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68(D)~(E)に示すように、特定画像CHAが装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される第1の演出と、図68(F)~(G)に示すように、第1の演出の後、特定画像CHAが装飾図柄8L、8C、8Rの背面側に表示される第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68(D)~(G)に示すように、第1の演出および第2の演出では、装飾図柄8L、8C、8Rは停止表示されている。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rは、当たりか否かを報知可能な左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像を含んでおり、第1の演出では、図68(D)に示すように、特定画像CHAが左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像のうちの1つ以上に重なって表示された後、図68(E)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの図柄画像のうちの他の1以上に重なって表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68(B)~(G)に示すように、第1の演出では、装飾図柄8L、8C、8Rは、水平方向に並んで停止表示されており、特定画像CHAは、水平方向に沿って往復移動する、この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68(B)に示すように、第1の演出では、特定画像CHAが表示されていない状態で装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示された後、図68(C)~(D)に示すように、特定画像CHAがフレームインによって新たに装飾図柄8L、8C、8Rの前面側に表示される演出を含んでいる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図68(H)に示すように、第2の演出の後、装飾図柄8L、8C、8Rと特定画像CHAは、フェードアウトによって視認困難になる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、特定画像図柄連携演出の変形例を示す。
[変形例1]
特定画像図柄連携演出A、Bでは、特定画像CHAは、2つの図柄画像と同時に重なっているものとした。しかし、特定画像CHAは、1つの図柄画像のみと順次重なってもよいし、同時に3つの図柄画像と重なってもよい。
[変形例2]
特定画像図柄連携演出A~Cでは、特定画像CHAは、水平方向に沿って移動するものとした。しかし、特定画像CHAは、弧を描いていてもよいし、蛇行していてもよい。また、上下方向にも揺れながら左右に移動してもよい。さらに、途中で停止してもよい。
[変形例3]
特定画像図柄連携演出A~Cにおいて、装飾図柄8L、8C、8Rは特定の数字としたが、数字じゃなくてもよい。文字図形記号であってもよい。表示画面7aには、一組の装飾図柄8L、8C、8Rのみが表示されているものとしたが、複数組の装飾図柄が表示されていてもよい。装飾図柄8L、8C、8Rは変動中、一時的に変動表示が消えてもよいし、継続して変動表示されなくてもよい。ここでは、変動表示とは、変動している態様が視認可能に表示されている状態をいう。
[変形例4]
特定画像図柄連携演出A~Cの内容は、適宜組み合わせてもよい。例えば、図68(A)~(I)の後、図70(A)~(J)が実行されてもよい。また、例えば、図70(A)~(J)の後、図69(D)~(J)が実行されてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A4-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、特定画像であり、
前記特定画像が前記装飾図柄の前面側に表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記特定画像が前記装飾図柄の背面側に表示される第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-2]
態様A4-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出および前記第2の演出では、前記装飾図柄は停止表示されている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-3]
態様A4-2に記載の遊技機であって、
前記装飾図柄は、当たりか否かを報知可能な複数の図柄画像を含んでおり、
前記第1の演出では、前記特定画像が前記複数の図柄画像のうちの1つ以上に重なって表示された後、前記複数の図柄画像のうちの他の1以上に重なって表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-4]
態様A4-3に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記図柄画像は第1の方向に並んで停止表示されており、前記特定画像は、前記第1の方向に沿って往復移動する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-5]
態様A4-1から態様A4-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記特定画像が表示されていない状態で前記装飾図柄が停止表示された後、前記特定画像がフレームインによって新たに前記装飾図柄の前面側に表示される演出を含んでいる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様A4-6]
態様A4-1から態様A4-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後、前記装飾図柄と前記特定画像は、フェードアウトによって視認困難になる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図71~図73を用いて装飾図柄態様変化演出A~Cについて説明する。この装飾図柄態様変化演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、装飾図柄態様変化演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[装飾図柄態様変化演出A]
図71は、装飾図柄態様変化演出Aを説明するための図である。装飾図柄態様変化演出Aでは、まず、図71(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。なお、高速で変動表示された後、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが一旦消えるようにしてもよいし、消えないようにしてもよい。
次に、図71(B)に示すように、左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8Lは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの手前側から奥側に向かって右方向に曲がるように、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、移動にともなって表示画面7aの奥側へ行くほど徐々に小さく表示される。
次に、図71(C)に示すように、左装飾図柄8Lの移動速度がさらに遅くなり、左装飾図柄8Lの1つ(本実施形態では数字の「9」の画像)が、左装飾図柄8Lが停止表示される停止表示位置において横回転する。左装飾図柄8Lの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、左装飾図柄8Lの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図71(D)に示すように、左装飾図柄8Lは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「9」の画像の態様が変化する。具体的には、左装飾図柄8Lは、数字の「9」の画像の態様から、数字の「9」の画像が少し小さくなるとともに数字の「9」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、左装飾図柄8Lは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の左装飾図柄8L以外の左装飾図柄8Lが消える。
次に、図71(E)に示すように、右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8Rは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの奥側から手前側に向かって左方向に曲がるように、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、右装飾図柄8Rは、左装飾図柄8Lとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rは、移動にともなって表示画面7aの手前側へ行くほど徐々に大きく表示される。
次に、図71(F)に示すように、右装飾図柄8Rの移動速度がさらに遅くなり、右装飾図柄8Rの1つ(本実施形態では数字の「5」の画像)が、右装飾図柄8Rが停止表示される停止表示位置において横回転する。このとき、右装飾図柄8Rの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、右装飾図柄8Rの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図71(G)に示すように、右装飾図柄8Rは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「5」の画像の態様が変化する。具体的には、右装飾図柄8Rは、数字の「5」の画像の態様から、数字の「5」の画像が少し小さくなるとともに数字の「5」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、右装飾図柄8Rは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の右装飾図柄8R以外の右装飾図柄8Rが消える。
次に、図71(H)に示すように、中装飾図柄8Cが出現する演出が行われる。具体的には、中装飾図柄8Cは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの上側から下側に向かって下方向に、直線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、中装飾図柄8Cは、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、移動にともなって大きさは変化しない。なお、中装飾図柄8Cが移動にともなって徐々に大きく表示されたり、徐々に小さく表示されたりしてもよい。
次に、図71(I)に示すように、中装飾図柄8Cの移動速度がさらに遅くなり、中装飾図柄8Cの1つ(本実施形態では数字の「3」の画像)が、中装飾図柄8Cが停止表示される停止表示位置において横回転する。このとき、中装飾図柄8Cの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、中装飾図柄8Cの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図71(J)に示すように、中装飾図柄8Cは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「3」の画像の態様が変化する。具体的には、中装飾図柄8Cは、数字の「3」の画像の態様から、数字の「3」の画像が少し小さくなるとともに数字の「3」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、中装飾図柄8Cは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の中装飾図柄8C以外の中装飾図柄8Cが消える。このようにして、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示される。なお、停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上下方向における位置が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
[装飾図柄態様変化演出B]
図72は、装飾図柄態様変化演出Bを説明するための図である。装飾図柄態様変化演出Bでは、まず、図72(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。なお、高速で変動表示された後、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが一旦消えるようにしてもよいし、消えないようにしてもよい。
次に、図72(B)に示すように、左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8Lは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの手前側から奥側に向かって左斜め上方向に、直線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、移動にともなって表示画面7aの奥側へ行くほど徐々に小さく表示される。
次に、図72(C)に示すように、左装飾図柄8Lの移動速度がさらに遅くなり、左装飾図柄8Lの1つ(本実施形態では数字の「9」の画像)が、左装飾図柄8Lが停止表示される停止表示位置において横回転する。左装飾図柄8Lの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、左装飾図柄8Lの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図72(D)に示すように、左装飾図柄8Lは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「9」の画像の態様が変化する。具体的には、左装飾図柄8Lは、数字の「9」の画像の態様から、数字の「9」の画像が少し小さくなるとともに数字の「9」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、左装飾図柄8Lは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の左装飾図柄8L以外の左装飾図柄8Lが消える。
次に、図72(E)に示すように、右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8Rは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの奥側から手前側に向かって左斜め下方向に、直線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、右装飾図柄8Rは、左装飾図柄8Lとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rは、移動にともなって表示画面7aの手前側へ行くほど徐々に大きく表示される。
次に、図72(F)に示すように、右装飾図柄8Rの移動速度がさらに遅くなり、右装飾図柄8Rの1つ(本実施形態では数字の「5」の画像)が、右装飾図柄8Rが停止表示される停止表示位置において横回転する。右装飾図柄8Rの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、右装飾図柄8Rの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図72(G)に示すように、右装飾図柄8Rは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「5」の画像の態様が変化する。具体的には、右装飾図柄8Rは、数字の「5」の画像の態様から、数字の「5」の画像が少し小さくなるとともに数字の「5」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、右装飾図柄8Rは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の右装飾図柄8R以外の右装飾図柄8Rが消える。
次に、図72(H)に示すように、中装飾図柄8Cが出現する演出が行われる。具体的には、中装飾図柄8Cは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの上側から下側に向かって下方向に、直線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、中装飾図柄8Cは、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、移動にともなって大きさは変化しない。なお、中装飾図柄8Cが移動にともなって徐々に大きく表示されたり、徐々に小さく表示されたりしてもよい。
次に、図72(I)に示すように、中装飾図柄8Cの移動速度がさらに遅くなり、中装飾図柄8Cの1つ(本実施形態では数字の「3」の画像)が、中装飾図柄8Cが停止表示される停止表示位置において横回転する。このとき、中装飾図柄8Cの回転方向は、横方向に限定されるものではなく、縦方向でもよいし、斜め方向でもよい。また、中装飾図柄8Cの回転数も1回であってもよいし、複数回であってもよい。
次に、図72(J)に示すように、中装飾図柄8Cは、停止表示位置において横回転した後、先ほどの数字の「3」の画像の態様が変化する。具体的には、中装飾図柄8Cは、数字の「3」の画像の態様から、数字の「3」の画像が少し小さくなるとともに数字の「3」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、中装飾図柄8Cは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の中装飾図柄8C以外の中装飾図柄8Cが消える。このようにして、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示される。なお、停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上下方向における位置が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
[装飾図柄態様変化演出C]
図73は、装飾図柄態様変化演出Cを説明するための図である。装飾図柄態様変化演出Cでは、まず、図73(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。なお、高速で変動表示された後、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが一旦消えるようにしてもよいし、消えないようにしてもよい。
次に、図73(B)に示すように、左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8Lは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの手前側から奥側に向かって右方向に曲がるように、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、移動にともなって表示画面7aの奥側へ行くほど徐々に小さく表示される。
次に、図73(C)に示すように、左装飾図柄8Lの移動速度がさらに遅くなり、左装飾図柄8Lの1つ(本実施形態では数字の「9」の画像)は、左装飾図柄8Lが停止表示される停止表示位置において態様が変化する。具体的には、左装飾図柄8Lの数字の「9」の画像が青色から赤色に変化する。なお、左装飾図柄8Lの色は何色でもよいし、色の変化も何色から何色に変化してもよい。
次に、図73(D)に示すように、左装飾図柄8Lは、先ほどの赤色の数字の「9」の画像の態様が変化する。具体的には、左装飾図柄8Lは、赤色の数字の「9」の画像の態様から、赤色の数字の「9」の画像が少し小さくなるとともに赤色の数字の「9」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、左装飾図柄8Lは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の左装飾図柄8L以外の左装飾図柄8Lが消える。
次に、図73(E)に示すように、右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8Rは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの奥側から手前側に向かって左方向に曲がるように、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、右装飾図柄8Rは、左装飾図柄8Lとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、右装飾図柄8Rは、移動にともなって表示画面7aの手前側へ行くほど徐々に大きく表示される。
次に、図73(F)に示すように、右装飾図柄8Rの移動速度がさらに遅くなり、右装飾図柄8Rの1つ(本実施形態では数字の「5」の画像)は、右装飾図柄8Rが停止表示される停止表示位置において態様が変化する。具体的には、右装飾図柄8Rの数字の「5」の画像が青色から赤色に変化する。なお、右装飾図柄8Rの色は何色でもよいし、色の変化も何色から何色に変化してもよい。
次に、図73(G)に示すように、右装飾図柄8Rは、先ほどの赤色の数字の「5」の画像の態様が変化する。具体的には、右装飾図柄8Rは、赤色の数字の「5」の画像の態様から、赤色の数字の「5」の画像が少し小さくなるとともに赤色の数字の「5」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、右装飾図柄8Rは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の右装飾図柄8R以外の右装飾図柄8Rが消える。
次に、図73(H)に示すように、中装飾図柄8Cが出現する演出が行われる。具体的には、中装飾図柄8Cは、移動速度が遅くなりながら、表示画面7aの上側から下側に向かって下方向に、直線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。すなわち、中装飾図柄8Cは、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rとは異なる方向に移動しながら変動表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、移動にともなって大きさは変化しない。なお、中装飾図柄8Cが移動にともなって徐々に大きく表示されたり、徐々に小さく表示されたりしてもよい。
次に、図73(I)に示すように、中装飾図柄8Cの移動速度がさらに遅くなり、中装飾図柄8Cの1つ(本実施形態では数字の「3」の画像)は、中装飾図柄8Cが停止表示される停止表示位置において態様が変化する。具体的には、中装飾図柄8Cの数字の「3」の画像が青色から赤色に変化する。なお、中装飾図柄8Cの色は何色でもよいし、色の変化も何色から何色に変化してもよい。
次に、図73(J)に示すように、中装飾図柄8Cは、先ほどの赤色の数字の「3」の画像の態様が変化する。具体的には、中装飾図柄8Cは、赤色の数字の「3」の画像の態様から、赤色の数字の「3」の画像が少し小さくなるとともに赤色の数字の「3」の画像の右下にキャラクタの画像がくっついた態様に変化する。そして、中装飾図柄8Cは、停止表示位置において態様が変化した状態で停止表示される。このとき、停止表示位置の中装飾図柄8C以外の中装飾図柄8Cが消える。このようにして、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)として停止表示される。なお、停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aの上下方向における位置が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
[効果例]
以下に、装飾図柄態様変化演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが第1の態様(例えば、数字等)で変動表示され、装飾図柄8L、8C、8Rが第1の態様から第2の態様(例えば、数字+キャラクタ等)に変化して表示され、装飾図柄8L、8C、8Rが第2の態様で停止表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示位置において第1の態様から第2の態様に変化する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図71、図72に示すように、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示位置において横方向に回転しながら第1の態様から第2の態様に変化する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、例えば、左装飾図柄8Lが所定の方向に沿って移動しながら変動表示され、右装飾図柄8Rが左装飾図柄8Lとは異なる方向に沿って移動しながら変動表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図71、図73に示すように、例えば、左装飾図柄8Lが弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示され、右装飾図柄8Rが弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図71~図73に示すように、例えば、左装飾図柄8Lが移動にともなって徐々に小さく表示され、右装飾図柄8Rが移動にともなって徐々に大きく表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、装飾図柄態様変化演出の変形例を示す。
[変形例1]
図71~図73において、装飾図柄8L、8C、8Rは、いずれも別々の方向に移動しながら変動表示されていたが、3つの装飾図柄8L、8C、8Rのうち、2つの装飾図柄の移動方向が同じであってもよい。例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ方向に移動しながら変動表示され、中装飾図柄8Cが左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rと異なる方向に移動しながら変動表示されてもよい。
[変形例2]
図71~図73において、装飾図柄8L、8C、8Rが停止表示位置において停止表示された後、停止表示位置の装飾図柄8L、8C、8R以外の装飾図柄8L、8C、8Rが消えるように演出しているが、例えば、左装飾図柄8Lが停止表示位置において停止表示された後、停止表示位置の左装飾図柄8L以外の左装飾図柄8Lが消えずに残って表示されるように演出してもよい。
[変形例3]
図71~図73において、装飾図柄8L、8C、8Rが第1の態様(例えば、数字等)で変動表示され、第1の態様から第2の態様(例えば、数字+キャラクタ等)に変化して表示され、第2の態様で停止表示されるが、ここでの態様とは、例えば、装飾図柄を表す画像の種類、色、形等、様々な態様が含まれる。どのような態様からどのような態様に変化してもよい。また、変化の回数は1回でもよいし、複数回でもよい。
[変形例4]
図71~図73において、左装飾図柄8L、右装飾図柄8R、中装飾図柄8Cの順に変動表示され、第1の態様から第2の態様に変化し、停止表示されたが、変動表示、態様の変化、停止表示等の順番はこれに限定されるものではなく、どのような順番であってもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様A5-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記装飾図柄が第1の態様で変動表示される第1の演出と、
前記装飾図柄が前記第1の態様から前記第1の態様とは異なる前記第2の態様に変化して表示される第2の演出と、
前記装飾図柄が前記第2の態様で停止表示される第3の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A5-2]
態様A5-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記装飾図柄が停止表示位置において前記第1の態様から前記第2の態様に変化する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A5-3]
態様A5-1または態様A5-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記装飾図柄が前記停止表示位置において所定の方向に回転しながら前記第1の態様から前記第2の態様に変化する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A5-4]
態様A5-1から態様A5-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記装飾図柄は、第1の装飾図柄と第2の装飾図柄とを有し、
前記第1の装飾図柄の前記第1の演出では、第1の方向に沿って移動しながら変動表示され、
前記第2の装飾図柄の前記第1の演出では、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って移動しながら変動表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A5-5]
態様A5-4に記載の遊技機であって、
前記第1の装飾図柄の前記第1の演出では、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示され、
前記第2の装飾図柄の前記第1の演出では、弧を描くような曲線状の軌道に沿って移動しながら変動表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A5-6]
態様A5-4または態様A5-5に記載の遊技機であって、
前記第1の装飾図柄の前記第1の演出では、前記第1の装飾図柄が移動にともなって徐々に小さく表示され、
前記第2の装飾図柄の前記第1の演出では、前記第2の装飾図柄が移動にともなって徐々に大きく表示される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図74~図76を用いて装飾図柄変動領域演出A~Cについて説明する。この装飾図柄変動領域演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、装飾図柄変動領域演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[装飾図柄変動領域演出A]
図74は、装飾図柄変動領域演出Aを説明するための図である。装飾図柄変動領域演出Aでは、まず、図74(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示されている。停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示画面7aの上下方向における位置は同じであってもよいし、異なっていてもよい。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示装置7の表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R1内に表示されている。第1表示領域R1は、表示画面7aの下側部分に設けられている。第1表示領域R1は、第1表示領域R1よりも大きい第2表示領域R2に含まれている。本実施形態において、第2表示領域R2は、表示装置7の表示画面7aである。
次に、図74(B)に示すように、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。
次に、図74(C)に示すように、第1表示領域R1において、変動表示されていた左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R1から消え、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示がすべて視認困難な状態となる。
次に、図74(D)に示すように、一旦消えた左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の左上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図74(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した左装飾図柄8Lが第2表示領域R2において停止表示される。また、左装飾図柄8Lは、その一部が第1表示領域R1の左上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が左装飾図柄8Lによって視認困難な状態となる。
次に、図74(E)に示すように、一旦消えた右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の右上側から下方向にゆっくり降りてくる。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図74(A)参照)よりも大きく表示される。そして、第2表示領域R2の上下方向の中間位置の少し上側でさらにゆっくり下方向に移動しながら、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成するか否かのリーチ煽り演出を行う。
次に、図74(F)に示すように、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止せずに、そのまま下方向に移動する。すなわち、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成しない。右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R1の右端部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が右装飾図柄8Rによって視認困難な状態となる。なお、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)が第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示され、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成する場合には、そこから別のリーチ演出が行われることがある。
次に、図74(G)に示すように、右装飾図柄8R(数字の「4」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の右上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図74(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した右装飾図柄8Rが第2表示領域R2において停止表示される。また、右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R1の右上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が右装飾図柄8Rによって視認困難な状態となる。
次に、図74(H)に示すように、一旦消えた中装飾図柄8Cが出現する演出が行われる。具体的には、中装飾図柄8C(数字の「2」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の中央上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図74(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した中装飾図柄8Cが第2表示領域R2において停止表示される。また、中装飾図柄8Cは、その一部が第1表示領域R1の中央上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が中装飾図柄8Cによって視認困難な状態となる。
次に、図74(I)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが、第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって移動する。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、徐々に小さくなりながら(縮小しながら)、第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって移動する。
次に、図74(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが、さらに第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって徐々に小さくなりながら(縮小しながら)移動する。そして、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R1内に収まって(戻って)表示される。このようにして、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示される。
[装飾図柄変動領域演出B]
図75は、装飾図柄変動領域演出Bを説明するための図である。装飾図柄変動領域演出Bでは、まず、図75(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示されている。停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示画面7aの上下方向における位置は同じであってもよいし、異なっていてもよい。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示装置7の表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R1内に表示されている。第1表示領域R1は、表示画面7aの下側部分に設けられている。第1表示領域R1は、第1表示領域R1よりも大きい第2表示領域R2に含まれている。本実施形態において、第2表示領域R2は、表示装置7の表示画面7aである。
次に、図75(B)に示すように、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。
次に、図75(C)に示すように、第1表示領域R1において、変動表示されていた左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R1から消え、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示がすべて視認困難な状態となる。
次に、図75(D)に示すように、一旦消えた左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の左上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図75(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した左装飾図柄8Lが第2表示領域R2において停止表示される。また、左装飾図柄8Lは、その一部が第1表示領域R1の左上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が透過性を有する左装飾図柄8Lを透過して視認可能に表示される。
次に、図75(E)に示すように、一旦消えた右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の右上側から下方向にゆっくり降りてくる。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図75(A)参照)よりも大きく表示される。そして、第2表示領域R2の上下方向の中間位置の少し上側でさらにゆっくり下方向に移動しながら、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成するか否かのリーチ煽り演出を行う。
次に、図75(F)に示すように、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止せずに、そのまま下方向に移動する。すなわち、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成しない。右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R1の右端部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が右装飾図柄8Rによって視認困難な状態となる。なお、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)が第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示され、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成する場合には、そこから別のリーチ演出が行われることがある。
次に、図75(G)に示すように、右装飾図柄8R(数字の「4」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の右上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図75(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した右装飾図柄8Rが第2表示領域R2において停止表示される。また、右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R1の右上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が透過性を有する右装飾図柄8Rを透過して視認可能に表示される。
次に、図75(H)に示すように、一旦消えた中装飾図柄8Cが出現する演出が行われる。具体的には、中装飾図柄8C(数字の「2」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の中央上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図75(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した中装飾図柄8Cが第2表示領域R2において停止表示される。また、中装飾図柄8Cは、その一部が第1表示領域R1の中央上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が透過性を有する中装飾図柄8Cを透過して視認可能に表示される。
次に、図75(I)に示すように、第2表示領域R2において、停止表示されていた左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第2表示領域R2から消え、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがすべて視認困難な状態となる。
次に、図76(J)に示すように、再び消えた左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが再び出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが縮小した状態で第1表示領域R1内に表示される。このようにして、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示される。
[装飾図柄変動領域演出C]
図76は、装飾図柄変動領域演出Cを説明するための図である。装飾図柄変動領域演出Cでは、まず、図76(A)に示すように、メイン表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示されている。停止表示されている左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示画面7aの上下方向における位置は同じであってもよいし、異なっていてもよい。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示装置7の表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R1内に表示されている。第1表示領域R1は、表示画面7aの下側部分に設けられている。第1表示領域R1は、第1表示領域R1よりも大きい第2表示領域R2に含まれている。本実施形態において、第2表示領域R2は、表示装置7の表示画面7aである。
次に、図76(B)に示すように、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rによって装飾図柄変動演出(変動表示)が行われる。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、数字が視認できない程度に高速で変動表示される。
次に、図76(C)に示すように、第1表示領域R1において、変動表示されていた左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R1から消え、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示がすべて視認困難な状態となる。
次に、図76(D)に示すように、一旦消えた左装飾図柄8Lが出現する演出が行われる。具体的には、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の左上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、左装飾図柄8Lは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図76(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した左装飾図柄8Lが第2表示領域R2において停止表示される。また、左装飾図柄8Lは、その一部が第1表示領域R1の左上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が左装飾図柄8Lによって視認困難な状態となる。
次に、図76(E)に示すように、一旦消えた右装飾図柄8Rが出現する演出が行われる。具体的には、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の右上側から下方向にゆっくり降りてくる。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図76(A)参照)よりも大きく表示される。そして、第2表示領域R2の上下方向の中間位置の少し上側でさらにゆっくり下方向に移動しながら、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と合わせてリーチ状態を形成するか否かのリーチ煽り演出を行う。
次に、図76(F)に示すように、右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)は、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。これにより、左装飾図柄8L(数字の「3」図柄)と右装飾図柄8R(数字の「3」図柄)とでリーチ状態を形成する。このとき、右装飾図柄8Rは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図76(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した右装飾図柄8Rが第2表示領域R2において停止表示される。また、右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R1の右上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が右装飾図柄8Rによって視認困難な状態となる。なお、リーチ状態を形成した後、別のリーチ演出が行われてもよい。
次に、図76(G)に示すように、一旦消えた中装飾図柄8Cが出現する演出が実行される。具体的には、中装飾図柄8C(数字の「2」図柄)は、第2表示領域R2(表示画面7a)の中央上側から下方向にゆっくり降りてきて、第2表示領域R2の上下方向の中間位置で停止表示される。このとき、中装飾図柄8Cは、第1表示領域R1において表示されていたとき(図76(A)参照)よりも大きく表示される。すなわち、拡大した中装飾図柄8Cが第2表示領域R2において停止表示される。また、中装飾図柄8Cは、その一部が第1表示領域R1の中央上部分に重なるように(跨るように)表示される。そして、第1表示領域R1の一部が中装飾図柄8Cによって視認困難な状態となる。
次に、図76(H)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが、第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって移動する。このとき、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、徐々に小さくなりながら(縮小しながら)、第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって移動する。
次に、図76(I)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが、さらに第2表示領域R2から第1表示領域R1に向かって徐々に小さくなりながら(縮小しながら)移動する。そして、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R1内に収まって(戻って)表示される。このようにして、第1表示領域R1において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄)で停止表示される。
[効果例]
以下に、装飾図柄変動領域演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、表示装置7の表示画面7a(表示手段)の第1表示領域R1(第1の領域)において、装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示される第1の演出と、第1の演出の後に、表示装置7の表示画面7aにおける第1表示領域R1を含む第2表示領域R2(第2の領域)において、装飾図柄8L、8C、8Rが第1の演出時よりも拡大して変動表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第2の演出では、拡大して変動表示される装飾図柄8L、8C、8Rの少なくとも一部が、第1表示領域R1に重なって表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第1の演出では、表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R1において、装飾図柄8L、8C、8Rが変動表示された後、装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域R1から消える。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図74~図76に示すように、第2の選出では、装飾図柄8L、8C、8Rがリーチ状態を形成するか否かの演出を行う。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図76に示すように、第2の演出の後に、表示装置7の表示画面7aの第2表示領域R2において、装飾図柄8L、8C、8Rがリーチ状態を形成する第3の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図74、図75に示すように、第2の演出の後に、表示装置7の表示画面7aの第2表示領域R2において、装飾図柄8L、8C、8Rがリーチ状態を形成せず、ハズレ図柄で停止表示される第4の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図74、図75に示すように、第4の演出の後に、装飾図柄8L、8C、8Rが第2表示領域R2から第1表示領域R1に縮小しながら移動するように表示される第5の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、装飾図柄変動領域演出の変形例を示す。
[変形例1]
図74~図76において、装飾図柄変動領域演出A~Cでは、表示装置7の表示画面7aにおける第1表示領域R1は長方形状であったが、これに限定されるものではなく、円形状、楕円形状、正方形状等であってもよい。また、第2表示領域R2の形状も各種の形状を採用することができる。また、第2表示領域R2は、表示装置7の表示画面7aと同じであってもよいし、その一部であってもよい。
[変形例2]
図74~図76において、装飾図柄変動領域演出A~Cでは、拡大した左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの少なくとも一部が第1表示領域R1に重なって表示されるが、第1表示領域R1に重ならないように表示されてもよい。例えば、第2表示領域R2内に収まるように表示されてもよい。
[変形例3]
図74~図76において、装飾図柄変動領域演出A~Cでは、リーチ状態を形成するか否かのリーチ煽り演出において、装飾図柄8L、8C、8Rが拡大して変動表示されるが、その他の各種演出において、装飾図柄8L、8C、8Rが拡大して変動表示されるようにしてもよい。
[変形例4]
図74~図76において、左装飾図柄8L、右装飾図柄8R、中装飾図柄8Cの順に停止表示されるが、停止表示の順番はこれに限定されるものではなく、どのような順番であってもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様A6-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記表示手段の第1の領域において、前記装飾図柄が変動表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後に、前記表示手段における前記第1の領域を含む第2の領域において、前記装飾図柄が前記第1の演出時よりも拡大して変動表示される第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-2]
態様A6-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、拡大して変動表示される前記装飾図柄の少なくとも一部が、前記第1の領域に重なって表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-3]
態様A6-1または態様A6-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記表示手段の前記第1の領域において、前記装飾図柄が変動表示された後、前記装飾図柄が前記第1の領域から消える、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-4]
態様A6-1から態様A6-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の選出では、前記装飾図柄がリーチ状態を形成するか否かの演出を行う、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-5]
態様A6-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後に、前記表示手段の前記第2の領域において、前記装飾図柄がリーチ状態を形成する第3の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-6]
態様A6-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後に、前記表示手段の前記第2の領域において、前記装飾図柄がリーチ状態を形成せず、ハズレ図柄で停止表示される第4の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様A6-7]
態様A6-6に記載の遊技機であって、
前記第4の演出の後に、前記装飾図柄が前記第2の領域から前記第1の領域に縮小しながら移動するように表示される第5の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図77~図79を用いて操作促進演出A~Cについて説明する。この操作促進演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、操作促進演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[操作促進演出A]
図77は、操作促進演出Aを説明するための図である。
まず、図77(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図77(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図77(C)に示すように、バトル開始演出が実行される。バトル開始演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。このとき、表示画面7aの右下部に、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示される。
次に、図77(D)に示すように、サイズ変更演出が実行される。サイズ変更演出は、ボタン画像BGのサイズを大きくして表示する演出である。これにより、大当たりへの期待度を示唆する。ここでは、味方キャラクタCRAが登場している。
次に、図77(E)に示すように、ボタン回転演出が実行される。ボタン回転演出は、上面に垂直な方向から見た演出ボタン63を模した画像であるボタン画像BGを表示し、その上面に垂直な方向を軸として矢印YGで示すように回転させる演出である。
次に、図77(F)に示すように、ボタン拡大演出が実行される。ボタン拡大演出では、全体が表示画面7aに収まらないくらいにボタン画像BGが拡大される。したがって、ボタン画像BGの端部には、表示されない部分ができる。なお、ボタン画像BGの回転は継続される。
次に、図77(G)に示すように、押下促進演出が実行される。押下促進演出では、ボタン拡大演出で拡大表示されたボタン画像BGが徐々に小さくなり、左右方向を軸として回転することで手前に向いていた上面が徐々に上向きになる。そして、表示画面7aの中央下部に、ボタン画像BGが配置される。このとき、「押せ」というメッセージ画像MGも表示される。
遊技者が演出ボタン63を押下すると、図77(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。また、「勝利」というメッセージ画像MGも表示され、味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利したことも表している。
[操作促進演出B]
図78は、操作促進演出Bを説明するための図である。
まず、図78(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図78(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図78(C)に示すように、バトル開始演出が実行される。バトル開始演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。このとき、表示画面7aの右下部に、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示される。
次に、図78(D)に示すように、ボタン移動演出が実行される。ボタン移動演出は、ボタン画像BGを高速移動させる演出である。ボタン画像BGは、表示画面7aを横切るように、表示画面7aの一方の周縁部から他方の周縁部へ移動する。ここでは、味方キャラクタCRAが登場している。
次に、図78(E)に示すように、ボタン回転演出が実行される。ボタン回転演出は、上面に垂直な方向から見た演出ボタン63を模した画像であるボタン画像BGを表示し、その上面に垂直な方向を軸として矢印YGで示すように回転させる演出である。
次に、図78(F)に示すように、ボタン拡大演出が実行される。ボタン拡大演出では、全体が表示画面7aに収まらないくらいにボタン画像BGが拡大される。したがって、ボタン画像BGの端部には、表示されない部分ができる。なお、ボタン画像BGの回転は継続される。
次に、図78(G)に示すように、押下促進演出が実行される。押下促進演出では、ボタン拡大演出で拡大表示されたボタン画像BGが徐々に小さくなり、左右方向を軸として回転することで手前に向いていた上面が徐々に上向きになる。そして、表示画面7aの中央下部に、ボタン画像BGが配置される。このとき、「押せ」というメッセージ画像MGも表示される。
遊技者が演出ボタン63を押下すると、図78(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。また、「勝利」というメッセージ画像MGも表示され、味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利したことも表している。
[操作促進演出C]
図79は、操作促進演出Cを説明するための図である。
まず、図79(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。また、表示画面7aの右下部には、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示されている。
次に、図79(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。なお、表示画面7aの右下部には、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示されている。
次に、図79(C)に示すように、バトル開始演出が実行される。バトル開始演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。なお、表示画面7aの右下部には、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示されている。
次に、図79(D)に示すように、カラー変更演出が実行される。カラー変更演出は、ボタン画像BGの上面の色を変更する演出である。たとえば、白色の上面が青色、緑色、赤色に変更されるという具合である。これにより、大当たりへの期待度を示唆する。ここでは、味方キャラクタCRAが登場している。
次に、図79(E)に示すように、ボタン回転演出が実行される。ボタン回転演出は、上面に垂直な方向から見た演出ボタン63を模した画像であるボタン画像BGを表示し、その上面に垂直な方向を軸として矢印YGで示すように回転させる。
次に、図79(F)に示すように、ボタン拡大演出が実行される。ボタン拡大演出では、全体が表示画面7aに収まらないくらいにボタン画像BGが拡大される。したがって、ボタン画像BGの端部には、表示されない部分ができる。なお、ボタン画像BGの回転は継続される。
遊技者が演出ボタン63を押下すると、図79(G)に示すように、押下促進演出が実行される。押下促進演出では、ボタン拡大演出で拡大表示されたボタン画像BGが徐々に小さくなり、左右方向を軸として回転することで手前に向いていた上面が徐々に上向きになる。そして、表示画面7aの中央下部に、ボタン画像BGが配置される。このとき、「押せ」というメッセージ画像MGも表示される。
次に、図79(H)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)では、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止しており、中演出図柄8Cが「8」で停止している。なお、「敗北」というメッセージ画像MGも表示され、味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに敗北したことも表している。なお、図79(D)に示したカラー変更演出から図79(H)の確定停止演出(ハズレ)へ移行する場合もある。
[効果例]
以下に、操作促進演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン回転演出を実行する。ボタン回転演出では、上面に垂直な方向から見た演出ボタン63を模した画像であるボタン画像BGを表示し、その上面に垂直な方向を軸として矢印YGで示すように回転させる(図77(E)、図78(E)、図79(E))。この構成によれば、演出ボタン63の操作促進に寄与し、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン拡大演出を実行する。ボタン拡大演出においてボタン画像BGは、全体が表示画面7aに収まらないくらいに拡大され端部に表示されない部分ができる(図77(F)、図78(F)、図79(F))。この構成によれば、演出ボタン63の操作促進に一層寄与し、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン移動演出を実行する。ボタン移動演出は、ボタン画像BGを高速移動させる演出である。ボタン画像BGは、表示画面7aを横切るように、表示画面7aの一方の周縁部から他方の周縁部へ移動する(図78(D))。この構成によれば、演出ボタン63の操作促進に一層寄与し、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、押下促進演出を実行する。押下促進演出では、ボタン拡大演出で拡大表示されたボタン画像BGが徐々に小さくなり、左右方向を軸として回転することで手前に向いていた上面が徐々に上向きになる。そして、表示画面7aの中央下部に、ボタン画像BGが配置される。このとき、「押せ」というメッセージ画像MGも表示される(図77(G)、図78(G)、図79(G))。この構成によれば、演出ボタン63の操作促進に一層寄与し、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像BGが表示される演出を最初におこなう(図77(C)(D)、図78(C)、図79(A)~(D))。この構成によれば、演出ボタン63の操作に先立って演出ボタン63に注意を向けることができ、遊技の興趣の向上に寄与する。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図79(D)に示したカラー変更演出から図79(H)に示した確定停止演出(ハズレ)へ移行する場合がある。つまり、ボタン画像BGを表示する演出が実行された後、ボタン回転演出、ボタン確定演出、押下促進演出が実行されない場合もある。この構成によれば、演出の幅が広がり、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、操作促進演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、ボタン回転演出とボタン拡大演出とを一連の演出としておこなっていたが、ボタン回転演出およびボタン拡大演出のうちのいずれかを実行するようにしてもよい。
[変形例2]
上記は時短遊技中の変動における演出例であったが、左打ちとなる通常遊技中の変動に適用してもよい。
[変形例3]
上記は、バトル開始演出に続けて、サイズ変更演出(図77(D))やカラー変更演出(図79(D))をおこなっていた。このようなサイズ変更演出やカラー変更演出は、例えば遊技球の入球を契機におこなわれることとしてもよい。例えば、第2特図保留が増加したタイミングとすることが考えられる。また例えば、オーバー入賞のタイミングとすることが考えられる。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B1-1]
遊技者が操作可能な操作部を備え、当該操作部の操作に基づく演出を実行可能な遊技機であって、
前記操作部の操作を促進する操作促進演出には、前記操作部を模した操作部画像を、所定方向から見た前記操作部の画像として表示画面に表示し、前記所定方向を軸にして回転させる回転演出が含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-2]
態様B1-1に記載の遊技機であって、
前記操作促進演出には、前記操作部画像の全体が前記表示画面に収まらずその端部が表示されない拡大演出が含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-3]
態様B1-1または態様B1-2に記載の遊技機であって、
前記操作促進演出には、前記操作部画像が前記表示画面を横切るように一方の周縁部から他方の周縁部へ移動する移動演出が含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-4]
態様B1-1から態様B1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記操作促進演出には、前記操作部画像を表示し、前記操作部の押下を促す促進演出が含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-5]
態様B1-1から態様B1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記操作部画像が表示画面内に表示される表示演出を経て、前記操作促進演出へ移行する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-6]
態様B1-5に記載の遊技機であって、
前記表示演出が実行された場合であっても、前記操作促進演出へ移行しない場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-7]
態様B1-5または態様B1-6に記載の遊技機であって、
前記表示演出において、遊技球の所定の入球口への入球を契機として、大当たり期待度を示唆する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1-8]
態様B1-5から態様B1-7までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記表示演出は、演出図柄の変動開始時点から実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図80~図82を用いて当落告知演出A~Cについて説明する。この当落告知演出は、装飾図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、当落告知演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[当落告知演出A]
図80は、当落告知演出Aを説明するための図である。
まず、変動開始演出が実行されて演出図柄の変動が開始された後、図80(A)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図80(B)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしている。
次に、図80(C)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図80(D)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、3つのボタン画像BGをゲットしており、合計5つのボタン画像BGがストックされている。なお、ボタン画像BGのストック数は、大当たりへの期待度を示唆している。
次に、図80(E)に示すように、押下促進演出(初期)が実行される。押下促進演出(初期)では、表示画面7aの中央下部に大きなボタン画像BGが表示され、その上方に「押せ」というメッセージ画像MGが表示される。また、表示画面7aの右側にはストックされたボタン画像BGが表示されている。ここで遊技者が演出ボタン63を押下すると、右側にストックされたボタン画像BGが上から順に消化される演出がおこなわれる。
次に、図80(F)に示すように、押下促進演出(終期)が実行される。押下促進演出(終期)では、表示画面7aの中央下部に大きなボタン画像BGが表示され、その上方に「押せ」というメッセージ画像MGが表示される。また、表示画面7aの右側にはストックされたボタン画像BGが表示されている。ここで遊技者が演出ボタン63を押下すると、右側にストックされたボタン画像BGが上から順に消化される演出がおこなわれる。押下促進演出(終期)は、右側にストックされたボタン画像BGが残り少なくなっている状態を示す。
次に、図80(G)に示すように、大当たり確定演出が実行される。大当たり確定演出は、味方キャラクタCRAが登場し、その背景が虹の7色で表示されるレインボー背景RBとなる演出である。レインボー背景RBは、大当たり確定の背景である。
次に、図80(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[当落告知演出B]
図81は、当落告知演出Bを説明するための図である。
まず、変動開始演出が実行されて演出図柄の変動が開始された後、図81(A)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図81(B)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしている。
次に、図81(C)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図81(D)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、1つのボタン画像BGをゲットしており、合計3つのボタン画像BGがストックされている。なお、ボタン画像BGのストック数は、大当たりへの期待度を示唆している。
次に、図81(E)に示すように、押下促進演出(初期)が実行される。押下促進演出(初期)では、表示画面7aの中央下部に大きなボタン画像BGが表示され、その上方に「押せ」というメッセージ画像MGが表示される。また、表示画面7aの右側にはストックされたボタン画像BGが表示されている。ここで遊技者が演出ボタン63を押下すると、右側にストックされたボタン画像BGが上から順に消化される演出がおこなわれる。
次に、図81(F)に示すように、押下促進演出(終期)が実行される。押下促進演出(終期)では、表示画面7aの中央下部に大きなボタン画像BGが表示され、その上方に「押せ」というメッセージ画像MGが表示される。また、表示画面7aの右側にはストックされたボタン画像BGが表示されている。ここで遊技者が演出ボタン63を押下すると、右側にストックされたボタン画像BGが上から順に消化される演出がおこなわれる。押下促進演出(終期)は、右側にストックされたボタン画像BGが残り少なくなっている状態を示す。ここでは、ストックされたボタン画像BGを使い果たした様子を示した。
次に、図81(G)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)では、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止しており、中演出図柄8Cが「8」で停止している。
[当落告知演出C]
図82は、当落告知演出Cを説明するための図である。
まず、変動開始演出が実行されて演出図柄の変動が開始された後、図82(A)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図82(B)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしている。
次に、図82(C)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図82(D)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、3つのボタン画像BGをゲットしており、合計5つのボタン画像BGがストックされている。
次に、図82(E)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出をおこなう。
上述したバトル演出に続けて、図82(F)に示すように、ボタンゲット演出が実行される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示される。表示されたボタン画像BGがバトル演出の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示される(ストックされる)。ここでは、3つのボタン画像BGをゲットしており、合計8つのボタン画像BGがストックされている。なお、ボタン画像BGのストック数は、大当たりへの期待度を示唆している。
次に、図82(G)に示すように、大当たり確定演出が実行される。大当たり確定演出は、味方キャラクタCRAが登場し、その背景が虹の7色で表示されるレインボー背景RBとなる演出である。レインボー背景RBは、大当たり確定の背景である。
次に、図82(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[効果例]
以下に、当落告知演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像BGがストックされるボタンゲット演出をおこない(図80(B)(D)、図81(B)(D)、図82(B)(D)(F))、その後、遊技者が演出ボタン63を押下することで、ストックされたボタン画像BGを消化する押下促進演出をおこない(図80(E)(F)、図81(E)(F))、押下促進演出の途中で、大当たり確定演出をおこなう(図80(G))。この構成によれば、演出ボタン63の押下により大当たりの当落が告知されるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像BGがストックされるボタンゲット演出が複数回おこなわれる。また、1回のボタンゲット演出で、1以上のボタン画像BGがストックされる(図80(B)(D)、図81(B)(D)、図82(B)(D)(F))。この構成によれば、演出ボタン63の操作が可能となるボタン画像BGのストックが段階的に増えていくため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、ボタンゲット演出によるボタン画像BGのストック数が大当たりへの期待度を示唆している。この構成によれば、ボタンゲット演出におけるボタン画像BGのストック数が重要な要素となり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、大当たりの確定を報知する大当たり確定演出を実行可能となっている(図80(G)、図82(G))。この構成によれば、大当たり確定演出が実行されたときには優越感に浸ることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、ボタンゲット演出を実行した後、演出ボタン63を押下することなく、大当たり確定演出を実行可能となっている(図82(B)(D)(F)(G))。この構成によれば、遊技者に驚きを与えることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、当落告知演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、大当たり確定演出として、味方キャラクタCRAを登場させて、その背景をレインボー背景RBとする演出をおこなっていた。これに対し、大当たりの確定を報知する演出は、どのようなものであってもよい。例えば、演出図柄8L、8C、8Rがいわゆるゾロ目の状態で回転する全回転演出をおこなうようにしてもよい。また例えば、大当たりが確定するプレミアム画像を表示するプレミア演出としてもよい。例えば、演出ボタン63を振動させたり、遊技者へ向けてエアを送出したり、特定のランプを点灯させたりする演出としてもよい。
[変形例2]
上記では、押下促進演出で遊技者が演出ボタン63を押下すると、右側にストックされたボタン画像BGが上から順に消化される演出がおこなわれる(図81(F))。ここで、大当たり確定演出が実行されず、ストックされたボタン画像BGを使い果たしてた場合には、落選となる(図81(G))。これに対し、押下促進演出の途中で落選であることを明示するような演出をおこなうようにしてもよい。
[変形例3]
上記は大当たり抽選の当落を報知する例であったが、大当たりとなった際のラウンド数の抽選における当落や、大当たり遊技後の高確状態への移行抽選における炉当落を報知するようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B2-1]
遊技者が操作可能な操作部を備え、当該操作部の操作に基づく演出を実行可能な遊技機であって、
前記操作部を模した操作部画像が表示画面にストックされる第1演出と、前記第1演出によってストックされた前記操作部画像が前記操作部の操作によって費消される第2演出と、前記第2演出の途中で特定の抽選における当落を報知可能な第3演出と、を含む当落告知演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-2]
態様B2-1に記載の遊技機であって、
前記第1演出は、1以上の前記操作部画像が複数回にわたってストックされる演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-3]
態様B2-1または態様B2-2に記載の遊技機であって、
前記第1演出における前記操作部画像のストック数によって、前記特定の抽選における当選の期待度を示唆する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-4]
態様B2-1から態様B2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第3演出における前記特定の抽選は、大当たり抽選である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-5]
態様B2-4に記載の遊技機であって、
前記第3演出は、大当たりの確定を報知する確定演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-6]
態様B2-1から態様B2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2演出を実行せず、前記第1演出の後、前記第3演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2-7]
態様B2-5に記載の遊技機であって、
前記確定演出は、演出図柄が揃った状態で変動する全回転演出を含む、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図83~図85を用いて操作部画像表示演出A~Cについて説明する。この操作部画像表示演出は、装飾図柄の変動演出中等、各種の様々な演出中等に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、操作部画像表示演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[操作部画像表示演出A]
図83は、操作部画像表示演出Aを説明するための図である。操作部画像表示演出Aでは、まず、図83(A)に示すように、大当たり確定後のラウンド遊技中において、大当たりに対する総ラウンド数として上限のラウンド数を獲得できるか否かを決定する演出(MAX獲得チャレンジ演出)が行われる。ここでは、大当たりに対するラウンド数として4Rをすでに獲得している状態で、ラウンド数4Rから上限のラウンド数16Rへの昇格を狙う演出(ラウンド昇格演出)である。表示装置7の表示画面7aには、「MAX獲得チャレンジ!」の文字画像MG1が表示される。なお、MAXとは、今回の大当たりにおける総ラウンド数の上限(例えば16R)を示唆している。また、MAX獲得チャレンジ演出は、ラウンド遊技中に行うようにしてもよいし、ラウンド遊技前に行うようにしてもよい。
次に、図83(B)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、キャラクタ画像CGの下側には、MAX獲得チャレンジの種類が表示され、ここでは「一発!」の文字画像MG2が表示される。これにより、一発の操作でMAX獲得できるか否かを決定する演出を行うことを示唆している。また、表示画面7aの右側には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、剣部材64の外観を表している。剣画像KGには、剣部材64の上端部分の剣ボタン65の外観を表す剣ボタン画像KBGが含まれる。ボタン画像BGは、演出ボタン63の外観を表している。ボタン画像BGの前面に剣画像KGが重なるように表示され、ボタン画像BGのうち剣画像KGが重なっている部分は視認困難な状態である。
次に、図83(C)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、表示画面7aの右側には、「おねがい!」の文字画像MG3が表示される。これにより、キャラクタがMAX獲得を祈っていることを表している。そして、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は視認困難な状態である。
また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図83(B)において表示されていたときよりも小さく表示される。
次に、図83(D)に示すように、表示画面7aの中央において、図83(C)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図83(E)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は視認困難な状態である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図83(C)及び(D)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図83(F)に示すように、表示画面7aの中央において、図83(E)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図83(G)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は視認困難な状態である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図83(E)及び(F)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図83(H)に示すように、表示画面7aの中央において、図83(G)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図83(I)に示すように、剣画像KG、タイマーバーTB及び操作促進画像SGが表示される。剣画像KGは、表示画面7aの中央に表示される。タイマーバーTBは、剣部材64の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、剣画像KGの下部に重なって、剣画像KGの前面に表示される。操作促進画像SGは、遊技者に剣部材64の操作を促す画像であり、ここでは「押し込め!!!」の文字画像MG4が表示される。操作促進画像SGは、剣画像KGの上部に重なって、剣画像KGの前面に表示される。
次に、図84(J)に示すように、遊技者によって剣部材64の押し込み操作がなされ、MAX獲得が確定すると、表示画面7aの中央に「MAX獲得!」の文字画像MG5が表示される。
[操作部画像表示演出B]
図84は、操作部画像表示演出Bを説明するための図である。操作部画像表示演出Bでは、まず、図84(A)に示すように、大当たり確定後のラウンド遊技中において、大当たりに対する総ラウンド数として上限のラウンド数を獲得できるか否かを決定する演出(MAX獲得チャレンジ演出)が行われる。ここでは、大当たりに対するラウンド数として4Rをすでに獲得している状態で、ラウンド数4Rから上限のラウンド数16Rへの昇格を狙う演出(ラウンド昇格演出)である。表示装置7の表示画面7aには、「MAX獲得チャレンジ!」の文字画像MG1が表示される。なお、MAXとは、今回の大当たりにおける総ラウンド数の上限(例えば16R)を示唆している。また、MAX獲得チャレンジ演出は、ラウンド遊技中に行うようにしてもよいし、ラウンド遊技前に行うようにしてもよい。
次に、図84(B)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、キャラクタ画像CGの下側には、MAX獲得チャレンジの種類が表示され、ここでは「一発!」の文字画像MG2が表示される。これにより、一発の操作でMAX獲得できるか否かを決定する演出を行うことを示唆している。また、表示画面7aの右側には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、剣部材64の外観を表している。剣画像KGには、剣部材64の上端部分の剣ボタン65の外観を表す剣ボタン画像KBGが含まれる。ボタン画像BGは、剣ボタン65の外観を表しており、大きさが異なるだけで剣ボタン画像KBGと同じ画像である。ボタン画像BGは、演出ボタン63の外観を表している。ボタン画像BGの前面に剣画像KGが重なるように表示され、ボタン画像BGのうち剣画像KGが重なっている部分は視認困難な状態である。
次に、図84(C)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、表示画面7aの右側には、「おねがい!」の文字画像MG3が表示される。これにより、キャラクタがMAX獲得を祈っていることを表している。そして、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図83(B)において表示されていたときよりも小さく表示される。
次に、図84(D)に示すように、表示画面7aの中央において、図84(C)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図84(E)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図84(C)及び(D)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図84(F)に示すように、表示画面7aの中央において、図84(E)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図84(G)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図84(E)及び(F)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図84(H)に示すように、表示画面7aの中央において、図84(G)のボタン画像BG及び剣画像KGが徐々に消えていく。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図84(I)に示すように、剣画像KG、タイマーバーTB及び操作促進画像SGが表示される。剣画像KGは、表示画面7aの中央に表示される。タイマーバーTBは、剣部材64の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、剣画像KGの下部に重なって、剣画像KGの前面に表示される。操作促進画像SGは、遊技者に剣部材64の操作を促す画像であり、ここでは「押し込め!!!」の文字画像MG4が表示される。操作促進画像SGは、剣画像KGの上部に重なって、剣画像KGの前面に表示される。
次に、図84(J)に示すように、遊技者によって剣部材64の押し込み操作がなされ、MAX獲得が確定すると、表示画面7aの中央に「MAX獲得!」の文字画像MG5が表示される。
[操作部画像表示演出C]
図85は、操作部画像表示演出Cを説明するための図である。操作部画像表示演出Cでは、まず、図85(A)に示すように、大当たり確定後のラウンド遊技中において、大当たりに対する総ラウンド数として上限のラウンド数を獲得できるか否かを決定する演出(MAX獲得チャレンジ演出)が行われる。ここでは、大当たりに対するラウンド数として4Rをすでに獲得している状態で、ラウンド数4Rから上限のラウンド数16Rへの昇格を狙う演出(ラウンド昇格演出)である。表示装置7の表示画面7aには、「MAX獲得チャレンジ!」の文字画像MG1が表示される。なお、MAXとは、今回の大当たりにおける総ラウンド数の上限(例えば16R)を示唆している。また、MAX獲得チャレンジ演出は、ラウンド遊技中に行うようにしてもよいし、ラウンド遊技前に行うようにしてもよい。
次に、図85(B)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、キャラクタ画像CGの下側には、MAX獲得チャレンジの種類が表示され、ここでは「一発!」の文字画像MG2が表示される。これにより、一発の操作でMAX獲得できるか否かを決定する演出を行うことを示唆している。また、表示画面7aの右側には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、剣部材64の外観を表している。剣画像KGには、剣部材64の上端部分の剣ボタン65の外観を表す剣ボタン画像KBGが含まれる。ボタン画像BGは、演出ボタン63の外観を表している。ボタン画像BGの前面に剣画像KGが重なるように表示され、ボタン画像BGのうち剣画像KGが重なっている部分は視認困難な状態である。
次に、図85(C)に示すように、表示画面7aの左側には、キャラクタ画像CGが表示される。また、表示画面7aの右側には、「おねがい!」の文字画像MG3が表示される。これにより、キャラクタがMAX獲得を祈っていることを表している。そして、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(B)において表示されていたときよりも小さく表示される。
次に、図85(D)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。ボタン画像BGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(B)において表示されていたときよりも小さく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図85(E)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(C)及び(D)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図85(F)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。ボタン画像BGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(C)及び(D)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MGはそのまま表示される。
次に、図85(G)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。剣画像KGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(E)及び(F)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図85(H)に示すように、表示画面7aの中央には、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示される。ボタン画像BGは、薄く表示されており、何とか視認可能な状態である。このとき、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。剣画像KGのうち、ボタン画像BGが重なっている部分は、ボタン画像BGを透過して何とか視認可能な状態である。すなわち、ボタン画像BGは透過性を有する画像である。また、ボタン画像BG及び剣画像KGは、図85(E)及び(F)において表示されていたときよりも大きく表示される。なお、表示画面7aの左側及び右側のキャラクタ画像CG及び文字画像MG3はそのまま表示される。
次に、図85(I)に示すように、ボタン画像BG、タイマーバーTB及び操作促進画像SGが表示される。ボタン画像BGは、表示画面7aの中央に表示される。ボタン画像BGは、演出ボタン63の外観を表しており、図85(B)~(H)のボタン画像BGよりも大きい。タイマーバーTBは、演出ボタン63の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、ボタン画像BGの下部に重なって、ボタン画像BGの前面に表示される。操作促進画像SGは、遊技者に演出ボタン63の操作を促す画像であり、ここでは「押せ!!!」の文字画像MG6が表示される。操作促進画像SGは、ボタン画像BGの上部に重なって、ボタン画像BGの前面に表示される。
次に、図85(J)に示すように、遊技者によって演出ボタン63の押し下げ操作がなされ、MAX獲得ができないと、表示画面7aの中央に「MAX獲得失敗!」の文字画像MG7が表示される。
[効果例]
以下に、操作部画像表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、ボタン画像BG(第1操作部画像)と剣画像KG(第2操作部画像)とが重なるように表示される第1の演出と、ボタン画像BG及び剣画像KGのうちのいずれか一方が表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、第1の演出では、剣画像KGの前面にボタン画像BGが重なるように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、第1の演出では、剣画像KGのうち、ボタン画像BGの背後に位置する部分が、ボタン画像BGを透過して視認可能に表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、第1の演出の前に、ボタン画像BGの前面に剣画像KGが重なるように表示される第3の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、第3の演出では、ボタン画像BGのうち、剣画像KGの背後に位置する部分が、剣画像KGによって視認困難である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図83~図85に示すように、第1の演出において表示されるボタン画像BGの大きさと第3の演出において表示されるボタン画像BGの大きさとが異なる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、操作部画像表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図83~図85において、操作部画像表示演出A~Cは、ラウンド遊技中に行うようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、通常の遊技中、ラウンド遊技前、大当たり遊技中等において行うようにしてもよい。
[変形例2]
図83~図85において、操作部画像表示演出A~Cは、大当たりに対する総ラウンド数として上限のラウンド数を獲得できるか否かを決定する演出(MAX獲得チャレンジ演出)において行うようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、特定の演出が成功するか否かを決定する演出、大当たりか否かを決定する演出、通常大当たりか確変大当たりかを決定する演出等において行うようにしてもよい。
[変形例3]
図83~図85において、操作部画像表示演出A~Cでは、ボタン画像BG及び剣画像KGが表示されるたびに大きさが徐々に大きくなるようにしたが、例えば、表示されるたびに小さくなるようにしてもよいし、同じ大きさで表示されるようにしてもよい。
[変形例4]
図83~図85において、操作部画像表示演出A~Cでは、ボタン画像BGとして演出ボタン63の外観を表す画像や剣部材64の上端部分の剣ボタン65の外観を表す剣ボタン画像KBGと同じ画像を用いたが、操作部画像としては、演出ボタン63、剣部材64、剣ボタン65、その他各種操作部の外観を表す画像等を用いることができる。
[変形例5]
図83~図85において、ボタン画像BG及び剣画像KGの背景に背景画像が表示され、その背景画像の前面にボタン画像BG及び剣画像KGが表示されるようにしてもよい。また、背景画像のうち、ボタン画像BG及び剣画像KGが重なっている部分は、ボタン画像BG及び剣画像KGを透過して視認可能な状態となるようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B3-1]
遊技者が操作可能な第1操作部及び第2操作部と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1操作部を表す第1操作部画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第2操作部を表す第2操作部画像であり、
前記第1操作部画像と前記第2操作部画像とが重なるように表示される第1の演出と、
前記第1操作部画像及び前記第2操作部画像のうちのいずれか一方が表示される第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-2]
態様B3-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第2操作部画像の前面に前記第1操作部画像が重なるように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-3]
態様B3-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第2操作部画像のうち、前記第1操作部画像の背後に位置する部分が、前記第1操作部画像を透過して視認可能に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-4]
態様B3-2または態様B3-3に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の前に、前記第1操作部画像の前面に前記第2操作部画像が重なるように表示される第3の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-5]
態様B3-4に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記第1操作部画像のうち、前記第2操作部画像の背後に位置する部分が、前記第2操作部画像によって視認困難である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3-6]
態様B3-4または態様B3-5に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において表示される前記第1操作部画像の大きさと前記第3の演出において表示される前記第1操作部画像の大きさとが異なる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図86~図88を用いて演出ボタンの出現消失演出A~Cについて説明する。図86~図88において、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像も図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄も図面の見易さから省略されているものがある。
この演出ボタンの出現消失演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中などに実行され得るものであり、遊技者による演出ボタン63の操作(押下操作)という意思を演出の進行に反映することができるものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド、各種大当たり遊技のオープニングコマンド、大当たり遊技のラウンド指定コマンド、大当たり遊技のエンディングコマンド)を解析し、演出ボタンの出現消失演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
ここでは、まず演出ボタンの出現消失演出Aについて説明し、演出ボタンの出現消失演出B、そして演出ボタンの出現消失演出Cについて順番に説明する。
[演出ボタンの出現消失演出A]
まず、演出ボタンの出現消失演出Aについて図86を参照して説明する。図86は、演出ボタンの出現消失演出Aを説明するための図である。演出ボタンの出現消失演出Aは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されたときに、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものである。演出ボタンの出現消失演出Aでは、まず、図86(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「7」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
リーチが形成されると、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する第1の演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
リーチが形成されると、演出ボタンの出現消失演出を行うことができる演出ボタンの出現消失演出実行期間の始期となり、計時が開始され、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となるまで演出ボタンの出現消失演出を行うことができるようになっている。言い換えると、演出ボタンの出現消失演出実行期間は、演出ボタンの出現消失演出を行うことができる有効な期間を定めているものであり、遊技者による演出ボタン63の操作(押下操作)という意思を演出ボタンの出現消失演出の進行に反映することができる期間となっている。なお、本実施形態では、演出ボタンの出現消失演出実行期間として、例えば6秒間に設定されているが、これより短く(例えば4秒間)してもよいし、長く(例えば8秒間)してもよい。
画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図86(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの左上側に第1の演出ボタン画像BTNと同一の画像(ボタンの形状、大きさ、発光態様などの特性情報がすべて同一となる画像)または類似する画像(特性情報と一部またはすべて類似する画像(発光態様は同一であってもよし、異なっていてもよい。))として第2の演出ボタン画像BTN2が出現する態様で表示されるとともに、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。
再び遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図86(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの左上側に表示されていた第2の演出ボタン画像BTN2が消える(消失する)。このとき、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)のに対して、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。
さらに遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図86(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの右中央側に第2の演出ボタン画像BTN2が出現する態様で表示されるとともに、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。
さらに遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図86(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの右中央側に表示されていた第2の演出ボタン画像BTN2が消える(消失する)。このとき、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)のに対して、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。
その後、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となると、つまり演出ボタンの出現消失演出を行うことができる有効な期間が終了すると、図86(F)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「7」、中装飾図柄8Cが数字「9」、右装飾図柄8Rが数字「7」となって停止表示され、はずれが確定表示される。本実施形態では、この演出ボタンの出現消失演出Aにおいて、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「7」、中装飾図柄8Cが数字「9」、右装飾図柄8Rが数字「7」となって停止表示され、はずれが確定表示されていたが、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(例えば数字「7」)が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなる。
なお、図86(A)に示したリーチが形成されて第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aに表示されている状態において、遊技者が演出ボタン63を全く操作(押下操作)しない場合には、演出ボタンの出現消失演出実行期間内に行われる図86(B)~図86(E)に示した演出ボタンの出現消失演出が行われず、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となると、図86(F)に示した、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示されることとなる。
このように、第2の演出ボタン画像BTN2は、第1の演出ボタン画像BTNと重ならないように、画像表示装置7の表示画面7aにランダムな位置(任意な位置)に出現するようになっている。
[演出ボタンの出現消失演出B]
次に、演出ボタンの出現消失演出Bについて図87を参照して説明する。図87は、演出ボタンの出現消失演出Bを説明するための図である。演出ボタンの出現消失演出Bは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されたときに、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものである。演出ボタンの出現消失演出Bでは、まず、図87(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示しており(ここでは数字「7」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
リーチが形成されると、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する第1の演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
リーチが形成されると、演出ボタンの出現消失演出を行うことができる演出ボタンの出現消失演出実行期間の始期となり、計時が開始され、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となるまで演出ボタンの出現消失演出を行うことができるようになっている。言い換えると、演出ボタンの出現消失演出実行期間は、演出ボタンの出現消失演出を行うことができる有効な期間を定めているものであり、遊技者による演出ボタン63の操作(押下操作)という意思を演出ボタンの出現消失演出の進行に反映することができる期間となっている。なお、本実施形態では、演出ボタンの出現消失演出実行期間として、例えば6秒間に設定されているが、これより短く(例えば4秒間)してもよいし、長く(例えば8秒間)してもよい。
画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの上辺寄りであって左側と右側にモグラの穴を模したホール画像MHがそれぞれ表示され、画像表示装置7の表示画面7aの中央にモグラの穴を模したホール画像MHが形成され、画像表示装置7の表示画面7aの下辺寄りであって左側と右側にモグラの穴を模したホール画像MHがそれぞれ表示され、画像表示装置7の表示画面7aにモグラの穴を模した5つのホール画像MHが表示される。ここでは5つのホール画像MHが同一の形状、同一の大きさ、同一の色となっている。
画像表示装置7の表示画面7aの上辺寄りの左側におけるホール画像MHからニッコリ顔を有するモグラを模した画像(以下、「ニコニコモグラ画像」という。)」MCH1が顔を出す態様で表示されるとともに、ニコニコモグラ画像MCH1の頭上に、第1の演出ボタン画像BTNと同一の画像(ボタンの形状、大きさ、発光態様などの特性情報がすべて同一となる画像)または類似する画像(特性情報と一部またはすべて類似する画像(発光態様は同一であってもよし、異なっていてもよい。))として第2の演出ボタン画像BTN2が配置されて出現する態様で表示される。このとき、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。
再び遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの上辺より左側に表示されていた第2の演出ボタン画像BTN2が消える(消失する)。このとき、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)するとともに、ニコニコモグラ画像MCH1から、目がまわってクラクラする顔を有するモグラを模した画像(以下、「クラクラモグラ画像」という。)MCH2へ変化した態様で表示される。なお、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)のに対して、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。
さらに遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの下辺寄りの右側におけるホール画像MHから色メガネ(例えば黒色メガネ)をかけた顔を有するモグラを模した画像(以下、「メガネモグラ画像」という。)」MCH3が顔を出す態様で表示される。このとき、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。なお、メガネモグラ画像MCH3とともにメガネモグラ画像MCH3の頭上に第2の演出ボタン画像BTN2が配置されて出現する態様で表示される場合もある。
再び遊技者が演出ボタン63を複数回(ここでは3回)だけ操作(押下操作)すると、図87(E)に示すように、メガネモグラ画像MCH3からクラクラモグラ画像MCH2へ変化した態様で表示される。メガネモグラ画像MCH3はニコニコモグラ画像MCH1と異なり打たれ強く、メガネモグラ画像MCH3が出現しているときには、演出ボタン63を複数回(ここでは3回)だけ操作(押下操作)しないと、打たれ強いメガネモグラ画像MCH3からクラクラモグラ画像MCH2へ変化しないようになっている。なお、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。また、メガネモグラ画像MCH3とともにメガネモグラ画像MCH3の頭上に第2の演出ボタン画像BTN2が配置されて出現する態様で表示されていた場合には、遊技者が演出ボタン63を複数回(ここでは3回)だけ操作(押下操作)すると、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)するとともに、メガネモグラ画像MCH3からクラクラモグラ画像MCH2へ変化した態様で表示される。
さらに遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの上辺寄りの右側におけるホール画像MHからニコニコモグラ画像MCH1が顔を出す態様で表示されるとともに、ニコニコモグラ画像MCH1の頭上に、第2の演出ボタン画像BTN2が配置されて出現する態様で表示される。このとき、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。
再び遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの上辺寄り右側に表示されていた第2の演出ボタン画像BTN2が消える(消失する)。このとき、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)するとともに、ニコニコモグラ画像MCH1からクラクラモグラ画像MCH2へ変化した態様で表示される。なお、第2の演出ボタン画像BTN2は画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)のに対して、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。
さらに遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央におけるホール画像MHからニコニコモグラ画像MCH1が顔を出す態様で表示される。このとき、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様が継続された状態で表示される。
再び遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図87(I)に示すように、ニコニコモグラ画像MCH1からクラクラモグラ画像MCH2へ変化した態様で表示される。なお、第1の演出ボタン画像BTNは所定の発光態様が継続された状態で画像表示装置7の表示画面7aに表示される。
その後、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となると、つまり演出ボタンの出現消失演出を行うことができる有効な期間が終了すると、図87(J)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「7」、中装飾図柄8Cが数字「9」、右装飾図柄8Rが数字「7」となって停止表示され、はずれが確定表示される。
本実施形態では、この演出ボタンの出現消失演出Bにおいて、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「7」、中装飾図柄8Cが数字「9」、右装飾図柄8Rが数字「7」となって停止表示され、はずれが確定表示されていたが、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(例えば数字「7」)が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなる。
なお、図87(A)に示したリーチが形成されて第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aに表示されている状態において、遊技者が演出ボタン63を全く操作(押下操作)しない場合には、演出ボタンの出現消失演出実行期間内に行われる図87(B)~図87(I)に示した演出ボタンの出現消失演出が行われず、演出ボタンの出現消失演出実行期間の終期となると、図87(J)に示した、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示されることとなる。
このように、第2の演出ボタン画像BTN2は、ニコニコモグラ画像MCH1やメガネモグラ画像MCH3が出現する固定された位置に出現するようになっている。
[演出ボタンの出現消失演出C]
次に、演出ボタンの出現消失演出Cについて図88を参照して説明する。図88は、演出ボタンの出現消失演出Cを説明するための図である。演出ボタンの出現消失演出Cは、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中に行われるものであり、所定の条件が成立したときに行われるものである(例えば、大当たり演出が終了するまえに、保留球に大当たりとなるものが存在する、いわゆる「保留連」がある場合には行われない)。この保留連の有無については、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別されている。なお、保留連の演出が行われない場合には、言い換えると、大当たり演出が終了するまえに、保留球に大当たりとなるものが存在しないこととなる。
演出ボタンの出現消失演出Cでは、まず、図88(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、大当たり演出(大当たり遊技)の始期から終期までに亘る期間のうち、特定期間において、大当たり演出(大当たり遊技)の終了後の演出モードを遊技者に選択することができる演出モードの選択画面が表示される。特定期間には、演出モードを選択するための第1の期間(演出モード選択期間)と、第1の期間(演出モード選択期間)が経過したのち選択された演出モードへのモード移行を伝えるための第2の期間(演出モード確定報知期間)と、から構成されている。本実施形態では、大当たり演出(大当たり遊技)の終期直前における所定の期間(例えば、5秒間)において(つまり、大当たり演出(大当たり遊技)の終期直前の所定の期間(例えば、5秒間)において)、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出、遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行うため、この所定の期間の始期と特定期間の終期とが一致している。
演出モードの選択画面が表示されると、遊技機者に演出ボタン63の操作(押下操作)による演出モードの選択を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する第1の演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。なお、「所定の発光態様」としては、例えば白色点滅されている。
Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードはリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの中央から左上隅までの矩形領域側に表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。なお、初回、演出モードの選択画面が表示されると、デフォルトとしてAモードが特定領域に配置されるようになっているが、次回、演出モードの選択画面が表示される場合には、デフォルト(つまりAモード)が常に特定領域に配置されるようにしてもよいし、前回、演出モードの選択画面が表示されたときに、選択した演出モードが特定領域に配置されるようにしてもよい。
選択部SELの右方には、現在選択されている演出モードの内容を各種画像や各種文字で説明するデモ領域DSが画像表示装置7の表示画面7aの中央から右上隅までの矩形領域側に表示される。デモ領域DSは、矩形領域として形成され、その左上側には、演出モードのデモ画面を示す文字「DEMO」が表示される。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの左側に動画表示され、第1の演出ボタン画像BTNと同一の画像(ボタンの形状、大きさ、発光態様などの特性情報がすべて同一となる画像)または類似する画像(特性情報と一部またはすべて類似する画像(発光態様は同一であってもよし、異なっていてもよい。))として第2の演出ボタン画像BTN2がデモ領域DSの右下側に配置されて表示される。なお、Aモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図88(B)に示すように、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Bモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図88(C)に示すように、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Cモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図88(D)に示すように、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Dモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図88(E)に示すように、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。
その後、Aモードが選択部SELの特定領域に位置する表示態様となった状態において、演出モードを選択するための第1の期間(演出モード選択期間)が経過し、選択された演出モードへのモード移行を伝えるための第2の期間(演出モード確定報知期間)の始期となると、図88(F)に示すように、矩形領域であるデモ領域DSの四隅が画像表示装置7の表示画面7aの四隅へ向かって拡がる態様(拡大される態様)で表示され、画像表示装置7の表示画面7aの左側には、Aモードの「太陽」をテーマとして演出を進行する「太陽」を模したテーマ画像PMが大きく表示され、テーマ画像PMの右方に、選択された演出モードがAモードである旨を伝えるメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aの中央から右辺中央へ向かって大きく表示され、第2の演出ボタン画像BTN2が画像表示装置7の表示画面7aの右下側に表示される。
その後、第2の期間(演出モード確定報知期間)が経過し、大当たり演出(大当たり遊技)の終期直前における所定の期間(例えば、5秒間)において、この所定の期間の始期が到来すると(つまり、大当たり演出(大当たり遊技)の終期直前の所定の期間(例えば、5秒間)の始期が到来すると)、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出、遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出が行われ、所定の期間の終期、つまり大当たり演出(大当たり遊技)の終期となると、図88(G)に示すように、Aモードの「太陽」をテーマとして演出を進行する「太陽」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aの左側に大きく表示されるとともに、第2の演出ボタン画像BTN2が画像表示装置7の表示画面7aの右下側に表示される状態となる。
そして、始動条件の成立(例えば、第2始動口(第2始動入賞口、第2入球口、可変始動口)21への遊技球の入球)に基づいて、テーマ画像PMの前方を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像であるテーマ画像PMを、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。
このように、演出ボタンの出現消失演出Cでは、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)するごとに、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードはリールが回転される態様で表示され、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。このとき、デモ領域DSには、Aモードが特定領域に到達すると、第2の演出ボタン画像BTN2が出現し、Bモードが特定領域に到達すると、第2の演出ボタン画像BTN2がデモ領域DSから消える(消失する)されることとなる。言い換えると、演出ボタンの出現消失演出Cでは、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、画像表示装置7の表示画面7a(デモ領域DS)に第2の演出ボタン画像BTN2が出現したり、消えたり(消失したり)するようになっている。
[効果例]
以下に、演出ボタンの出現消失演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Aの図86(A)~図86(E)に示すように、遊技者が操作可能な演出ボタン63(操作手段)と、種々の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)と、を備え、演出ボタン63(操作手段)を模した第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示された状態で、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されたことに基づいて、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出と、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に非表示される(画像表示装置7(表示手段)から消える(消失する))第2の演出と、のうち少なくとも一方を実行することができる。この構成によれば、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されたことに基づいて、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)されたり、非表示されたり(画像表示装置7(表示手段)から消えたり(消失したり))することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図87(A)~図87(I)の演出ボタンの出現消失演出B、図88(A)~図88(E)の演出ボタンの出現消失演出Cについても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Aの図86(A)~図86(E)に示すように、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)は、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出において第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)と異なる位置に表示されるようになっている。例えば、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されているのに対して、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7の表示画面7aの左上側や画像表示装置7の表示画面7aの右中央側に表示されている。この構成によれば、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)と第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)との配置が異なるように画像表示装置7(表示手段)に表示されるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図87(A)~図87(I)の演出ボタンの出現消失演出Bでは、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)の下側中央に表示されているのに対して、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)の左上側や画像表示装置7(表示手段)の右下側に表示されているため、同様である。
図88(A)~図88(E)の演出ボタンの出現消失演出Cでは、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)の下側中央に表示されているのに対して、画像表示装置7(表示手段)の中央から右上隅までの矩形領域側に配置されるデモ領域DS内(デモ領域DSの右下側)に第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が表示されるため、同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Aの図86(A)~図86(E)に示すように、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)は、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されると(所定の演出中に)、画像表示装置7(表示手段)に表示され、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)は、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに表示されることできる。この構成によれば、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されると(所定の演出中に)、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示される状態とすることができるようになっているため、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに、実際に、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されると、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が出現する表示態様となって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図87(A)~図87(I)の演出ボタンの出現消失演出Bについても同様である。
図88(A)~図88(E)の演出ボタンの出現消失演出Cでは、大当たり演出(大当たり遊技)の始期から終期までに亘る期間のうち、特定期間において、大当たり演出(大当たり遊技)の終了後の演出モードを遊技者に選択することができる演出モードの選択画面が表示されると(所定の演出中に)、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに、Aモードを選択した場合に第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示される状態とすることができるようになっているため、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに、実際に、Aモードを選択して第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されると、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が出現する表示態様となって遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Aの図86(A)~図86(E)に示すように、画像表示装置7(表示手段)は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの変動演出表示においてリーチ演出を表示可能であり、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示される所定の演出は、リーチ演出である。この構成によれば、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されるタイミングとして、リーチ演出が行われている期間とすることができ、リーチ演出による画像に加えて、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)の出現ののちに、さらに第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)を出現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図87(A)~図87(I)の演出ボタンの出現消失演出Bについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Cの図88(A)~図88(E)に示すように、画像表示装置7(表示手段)は、大当たり演出(当たり遊技の演出)を表示可能であり、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示される所定の演出は、大当たり演出(当たり遊技の演出)である。この構成によれば、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されるタイミングとして、大当たり演出(当たり遊技の演出)が行われる期間のうち特定期間とすることができ、大当たり演出(当たり遊技の演出)による画像に加えて、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)の出現ののちに、さらに第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)を出現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出ボタンの出現消失演出Aの図86(A)~図86(E)に示すように、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)の色と第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)の色とが同一の色となっている。この構成によれば、画像表示装置7(表示手段)に表示される第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)の色と第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)の色とにより、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図87(A)~図87(I)の演出ボタンの出現消失演出B、図88(A)~図88(E)の演出ボタンの出現消失演出Cについても同様である。
[変形例]
以下に、演出ボタンの出現消失演出の変形例を示す。
[変形例1]
図86の演出ボタンの出現消失演出A、図87の演出ボタンの出現消失演出B、図88の演出ボタンの出現消失演出Cでは、遊技者が操作可能な演出ボタン63(操作手段)を模した第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されるとともに、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されたことに基づいて、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出と、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に非表示される(画像表示装置7(表示手段)から消える(消失する))第2の演出と、のうちいずれか一方を実行することができた。しかし、演出ボタン63(操作手段)に代えて、剣部材64や剣ボタン65にしてもよい。この場合、画像表示装置7(表示手段)には、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)と第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)とは剣部材64や剣ボタン65を模した画像となる。
[変形例2]
図86の演出ボタンの出現消失演出Aでは、演出ボタン63を操作(押下操作)すると、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)から消えて(消失して)、再び演出ボタン63を操作(押下操作)すると、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)されていた。しかし、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)から消えて(消失して)から演出ボタン63を複数回(例えば、2回、3回、・・・、9回、10回のうち予め定めた固定回数、または2回~10回までのうち演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によってリアルタイムに設定されるランダム回数)だけ操作(押下操作)するようにしてもよい。こうすれば、演出ボタン63を操作(押下操作)するごとに、画像表示装置7(表示手段)に第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が消(消失)されたり、表示(出現)されたりするという単調さを解消することに寄与することができる。また、遊技者が演出ボタン63の操作(押下操作)する回数により、画像表示装置7(表示手段)に第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が消えたり(消失したり)、表示(出現)されたりするという対応関係を遊技者自身で発見することができるため、演出ボタン63の操作(押下操作)という行為に単調さを感じ難くすることで遊技意欲の低下を抑制することにも寄与することができる。
[変形例3]
図86の演出ボタンの出現消失演出A、図87の演出ボタンの出現消失演出Bでは、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)から消えて(消失して)、表示(出現)されるごとに、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)の大きさを最大となる大きさへ向かって段階的に大きくするようにしてもよい。この場合、演出ボタン63を操作(押圧操作)するごとに、常に第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)の大きさを最大となる大きさへ向かって段階的に大きくなるようにしてもよいし、最大となる大きさとなる手前(最大となる大きさの何段か前の大きさ(途中))から一定の大きさに止まるようにしてもよい。こうすれば、演出ボタン63の操作(押圧操作)により遊技者に利益を付与する大当たり遊技(大当たり演出)が発生する期待感を高めることができ、演出ボタン63の操作(押圧操作)に対して遊技者が消極的となり難くすることに寄与することができる。
[変形例4]
図86の演出ボタンの出現消失演出A、図87の演出ボタンの出現消失演出Bでは、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)から消えて(消失して)、表示(出現)されるごとに、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)の色を遊技者に利益を付与する大当たり遊技(大当たり演出)が発生する期待感を高める色へ段階的に変化するようにしてもよい。例えば、白色→青色→緑色→赤色→黄金色→七色(レインボー色)へ段階的に変化する。こうすれば、演出ボタン63の操作(押圧操作)に対して遊技者が消極的となり難くすることに寄与することができる。
[変形例5]
図88の演出ボタンの出現消失演出Cでは、各モードのテーマを模したテーマ画像PMがデモ領域DSの左側に動画表示されていた。このような動画としては、各モードの演出の進行の流れ、登場人物、背景、シーンなどの内容を説明する動画であり、3次元CGによる動画でもよいし、アニメーションによる動画でもよいし、映画のワンシーンとするものでもよい。なお、動画に代えて静止画であってもよい。
[変形例6]
図86の演出ボタンの出現消失演出A、図87の演出ボタンの出現消失演出B、図88の演出ボタンの出現消失演出Cでは、演出ボタン63(操作手段)を模した第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示された状態で、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されたことに基づいて、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出と、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に非表示される(画像表示装置7(表示手段)から消える(消失する))第2の演出と、を実行することができた。しかし、演出ボタン63(操作手段)を模した第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示された状態で、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されるごとに、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出を実行し、例えば、演出ボタン63(操作手段)が10回だけ操作(押下操作されると、これに伴い、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に非表示される(画像表示装置7(表示手段)から消える(消失する))第2の演出を実行することができるようにしてもよい。また、演出ボタン63(操作手段)を模した第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示された状態で、演出ボタン63(操作手段)が操作(押下操作)されるごとに、演出ボタン63(操作手段)を模した第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に非表示される(画像表示装置7(表示手段)から消える(消失する))第2の演出を実行し、例えば、演出ボタン63(操作手段)が10回だけ操作(押下操作されると、これに伴い、第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示(出現)される第1の演出を実行することができるようにしてもよい。
[変形例7]
図88の演出ボタンの出現消失演出Cでは、大当たり演出(当たり遊技の演出)中において、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されていた。しかし、当たり遊技の演出として、大当たり演出のほかに小当たり遊技における演出中において、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されるようにしてもよいし、大当たり演出に代えて小当たり遊技における演出中において、第1の演出ボタン画像BTN(第1の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されたのちに第2の演出ボタン画像BTN2(第2の操作手段画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されるようにしてもよい。
[変形例8]
図86の演出ボタンの出現消失演出A、図87の演出ボタンの出現消失演出B、図88の演出ボタンの出現消失演出Cでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様B4-1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
種々の画像を表示可能な表示手段と、を備える遊技機であって、
前記操作手段を模した第1の操作手段画像が前記表示手段に表示された状態で、前記操作手段が操作されたことに基づいて、
前記操作手段を模した第2の操作手段画像が前記表示手段に表示される第1の演出と、
前記第2の操作手段画像が前記表示手段に非表示される第2の演出と、
のうち少なくとも一方を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B4-2]
態様B4-1に記載の遊技機であって、
前記第2の操作手段画像は、前記第1の演出において前記第1の操作手段画像と異なる位置に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B4-3]
態様B4-1または態様B4-2に記載の遊技機であって、
前記第1の操作手段画像は、所定の演出中に、前記表示手段に表示され、
前記第2の操作手段画像は、前記第1の操作手段画像が前記表示手段に表示されたのちに表示可能とされる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B4-4]
態様B4-3に記載の遊技機であって、
前記表示手段は、装飾図柄の変動演出表示においてリーチ演出を表示可能であり、
前記所定の演出は、前記リーチ演出である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B4-5]
態様B4-3に記載の遊技機であって、
前記表示手段は、当たり遊技の演出を表示可能であり、
前記所定の演出は、前記当たり遊技の演出である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様B4-6]
態様B4-1から態様B4-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の操作手段画像の色と前記第2の操作手段画像の色とが同一の色である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図89~図91を用いて当選報知演出A~Cについて説明する。この当選報知演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、当選報知演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
当選報知演出A~Cは、いずれもバトル演出中に演出ボタン63を有効にし、演出ボタン63の操作回数が1、5、8、12、14回のいずれかに達したときに、大当たり確定演出を実行する演出である。14回に達しても大当たり確定演出が実行されない場合には、ハズレが確定する。
[当選報知演出A]
図89は、当選報知演出Aを説明するための図である。
まず、図89(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図89(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図89(C)に示すように、バトル演出(開始)が実行される。バトル演出(開始)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。バトル演出(開始)では、演出ボタン63の入力が有効となる。つまり、表示画面7aには演出ボタン63の押下を促す表示はなされないが、演出制御用マイコン91は、中継基盤108を介して入力される演出ボタン検出スイッチ63aからの信号に基づいて演出ボタン63の操作を検知する。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計5回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図89(D)に示すように、バトル演出(初期)が実行される。バトル演出(初期)では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出がおこなわれる。バトル演出(初期)では、演出ボタン63の入力が有効となる。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計10回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図89(E)に示すように、バトル演出(中期)が実行される。バトル演出(中期)では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出がおこなわれる。バトル演出(中期)では、演出ボタン63の入力が有効となる。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計12回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図89(F)に示すように、大当たり確定演出が実行される。大当たり確定演出は、味方キャラクタCRAが登場し、その背景が虹の7色で表示されるレインボー背景RBとなる演出である。レインボー背景RBは、大当たり確定の背景である。また、表示画面7aの左上部に「大当たりだ」というメッセージ画像MGが表示される。つまり、バトル演出(中期)において演出ボタン63の操作が12回に達したことで大当たり確定演出が実行されたのである。
次に、図89(G)に示すように、バトル演出(終期)が実行される。バトル演出(終期)は、味方キャラクタCRAの勝敗を報知する演出である。ここでは、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージ画像MGが表示されている。
次に、図89(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[当選報知演出B]
図90は、当選報知演出Bを説明するための図である。
まず、図90(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図90(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図90(C)に示すように、バトル演出(開始)が実行される。バトル演出(開始)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。バトル演出(開始)では、演出ボタン63の入力が有効となる。つまり、表示画面7aには演出ボタン63の押下を促す表示はなされないが、演出制御用マイコン91は、中継基盤108を介して入力される演出ボタン検出スイッチ63aからの信号に基づいて演出ボタン63の操作を検知する。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計5回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図90(D)に示すように、大当たり確定演出が実行される。大当たり確定演出は、味方キャラクタCRAが登場し、その背景が虹の7色で表示されるレインボー背景RBとなる演出である。レインボー背景RBは、大当たり確定の背景である。また、表示画面7aの左上部に「大当たりだ」というメッセージ画像MGが表示される。つまり、バトル演出(中期)において演出ボタン63の操作が5回に達したことで大当たり確定演出が実行されたのである。
次に、図90(E)に示すように、バトル演出(初期)が実行される。バトル演出(初期)では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出がおこなわれる。
次に、図90(F)に示すように、バトル演出(中期)が実行される。バトル演出(中期)では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出がおこなわれる。
次に、図90(G)に示すように、バトル演出(終期)が実行される。バトル演出(終期)は、味方キャラクタCRAの勝敗を報知する演出である。ここでは、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージ画像MGが表示されている。
次に、図90(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[当選報知演出C]
図91は、当選報知演出Cを説明するための図である。
まず、図91(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは、第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図91(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図91(C)に示すように、バトル演出(開始)が実行される。バトル演出(開始)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。バトル演出(開始)では、演出ボタン63の入力が有効となる。ここでは、ボタン画像BGが表示されるとともに「押せ」の文字が表示される。演出制御用マイコン91は、中継基盤108を介して入力される演出ボタン検出スイッチ63aからの信号に基づいて演出ボタン63の操作を検知する。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計5回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図91(D)に示すように、バトル演出(初期)が実行される。バトル演出(初期)では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出がおこなわれる。バトル演出(初期)では、演出ボタン63の入力が有効となる。ここでは、ボタン画像BGが表示されるとともに「押せ」の文字が表示される。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計10回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図91(E)に示すように、バトル演出(中期)が実行される。バトル演出(中期)では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出がおこなわれる。バトル演出(中期)では、演出ボタン63の入力が有効となる。ここでは、ボタン画像BGが表示されるとともに「押せ」の文字が表示される。表示画面7aの右側に、実際の演出ボタン63の操作回数を示した。ここまでに合計14回の操作がおこなわれたものとする。
次に、図91(F)に示すように、バトル演出(終期)が実行される。バトル演出(終期)は、味方キャラクタCRAの勝敗を報知する演出である。ここでは、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージ画像MGが表示されている。
次に、図91(G)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)では、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止し、中演出図柄8Cが「8」で停止している。
[効果例]
以下に、当選報知演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、バトル演出中に演出ボタン63を繰り返し操作(押下)することにより、予め定められた操作回数に達したときに、大当たり確定演出を実行することが可能となっている(図89(E)(F)、図90(C)(D))。この構成によれば、演出ボタン63の操作促進に寄与し、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、1、5、8、12、14回という複数の操作回数が予め定められた操作回数として設定されている。この構成によれば、大当たり確定演出が実行される可能性のあるタイミングが複数となるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、操作回数の上限である14回の操作で大当たり確定演出が実行されない場合(図91(E))、大当たり抽選における落選が決定する。この構成によれば、無駄な期待を抱くことがなくなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、演出ボタン63が有効になった期間に、演出ボタン63の操作を促す演出をおこなわない(図89(C)~(E)、図90(C))。この構成によれば、知っている遊技者だけの裏コマンド的な演出としり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、演出ボタン63が有効になった期間に、演出ボタン63の操作を促す演出をおこなう場合と(図91(C)~(E))、おこなわない場合とがある(図89(C)~(E)、図90(C))。この構成によれば、演出の幅が広がり、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、当選報知演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では演出ボタン63の操作について例示したが、レバーや剣の役物などの操作にも同様に適用可能である。
[変形例2]
上記では大当たりの抽選についての当選を報知する例であったが、大当たり時のラウンド数の抽選における最大ラウンド数への当選や、大当たり後の高確状態への移行抽選における当選にも適用可能である。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B5-1]
遊技者が操作可能な操作部を備え、当該操作部の操作に基づく演出を実行可能な遊技機であって、
所定の演出中に前記操作部を繰り返し操作することで、前記操作部の操作回数が予め定められた操作回数に達したときに、特定の抽選における当選を報知することが可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-2]
態様B5-1に記載の遊技機であって、
前記予め定められた操作回数として、複数の操作回数が設定されている、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-3]
態様B5-1または態様B5-2に記載の遊技機であって、
前記操作部の操作回数が前記予め定められた操作回数の上限を越えても前記当選の報知がない場合、前記特定の抽選における落選が決定する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-4]
態様B5-1から態様B5-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の演出中に、前記操作部の操作を促す促進演出をおこなわない、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-5]
態様B5-1から態様B5-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の演出中に、前記操作部の操作を促す促進演出をおこなう場合と、おこなわない場合とがある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5-6]
態様B5-1から態様B5-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の抽選は、大当たり抽選である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図92~図94を用いて立体画像の外郭内外演出A~Cについて説明する。図92~図94において、画像表示装置7の表示画面7aの前面周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄や各種保留画像も図面の見易さから省略されている。
この立体画像の外郭内外演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中などに実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、各種大当たり遊技のオープニングコマンド、大当たり遊技のラウンド指定コマンド、大当たり遊技のエンディングコマンド)を解析し、ボタン演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
ここでは、まず立体画像の外郭内外演出Aについて説明し、立体画像の外郭内外演出B、そして立体画像の外郭内外演出Cについて順番に説明する。
[立体画像の外郭内外演出A]
まず、立体画像の外郭内外演出Aについて図92を参照して説明する。図92は、立体画像の外郭内外演出Aを説明するための図である。立体画像の外郭内外演出Aでは、まず、図92(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、例えば所定の画像として立体画像の数字「4」が有色不透明な立体画像FRMとして現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、ゆらゆらと揺動(回転も含む。以下、同じ)したりする態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすることにより、これに伴い、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、図示しない模様があしらわれている。立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbには、第1の幾何学模様として四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものが表示される。第1の幾何学模様は静止画像となっている。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図92(B)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から、立体画像の額縁が有色不透明な額縁状の立体画像FRMとして切り替わり、額縁状の立体画像FRMが現れると、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなったり、一方または両方が小さくなったりする態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、額縁状の立体画像FRMが画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な額縁状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第1の幾何学模様(四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第2の幾何学模様としてレンガを積み上げたものへ切り替わって表示される。第2の幾何学模様は静止画像となっている。また、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRAが現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRAの動画が再生される。
額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなる態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されて額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示されると、画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が小さくなる態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されて額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示されると、画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、額縁状の立体画像FRMが画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなる態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が小さくなる態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすることにより、これに伴い、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図92(C)に示すように、所定の画像として有色不透明な額縁状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な額縁状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図92(D)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な額縁状の立体画像FRMへ切り替わり、額縁状の立体画像FRMが現れると、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなったり、一方または両方が小さくなったりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な額縁状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)から、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第3の幾何学模様として八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものへ切り替わって表示される。第3の幾何学模様は静止画像となっている。また、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRBが新たに現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRBの動画が再生される。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図92(E)に示すように、所定の画像として有色不透明な額縁状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な額縁状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図92(F)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な額縁状の立体画像FRMへ切り替わり、額縁状の立体画像FRMが現れると、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなったり、一方または両方が小さくなったりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な額縁状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第4の幾何学模様として英字V形を上下左右方向へ連続して配置したものへ切り替わって表示される。第4の幾何学模様は静止画像となっている。また、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、2つのキャラクタ体CRA、CRBが現れて内側領域FRMa内を互いに近づく態様となり、2つのキャラクタ体CRA、CRBの動画が再生される。
その後、図92(G)に示すように、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。つまり、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBに加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
図92(A)から図92(G)までに亘る一連の演出がリーチが形成された後にリーチ演出の中で(リーチ演出の一環として)行われた場合には、アクション演出が展開され画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
また、図92(A)から図92(G)までに亘る一連の演出が大当たり遊技(大当たり演出)中に行われた場合には、アクション演出が展開され、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で勝利したときには右打ち遊技が開始される(または継続される)こととなるのに対して、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で敗北したときには左打ち遊技が開始される(または右打ち遊技から左打ち遊技へ戻される)こととなる。
なお、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなることにより額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなったり、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が小さくなることにより額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなったりしている。しかし、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなることにより、これに伴い、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも大きく表示(拡大表示)されるのではなく、キャラクタに加えて、キャラクタの周囲の背景やキャラクタの周囲に存在する他のキャラクタやアイテムなどを視認することができるキャラクタの周囲の領域が広がる。また、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなることにより、これに伴い、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも小さく表示(縮小表示)されるのではなく、上述したキャラクタの周囲の領域が小さくなり、さらにはキャラクタ自身を視認することができる領域も小さくなる。もちろん、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタが額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaにおいて近づく(遊技者側へ向かって動く)場合にはキャラクタの大きさが大きく表示されるのに対して遠のく(遊技者側から離れるように動く)場合にはキャラクタの大きさが小さく表示される。
[立体画像の外郭内外演出B]
次に、立体画像の外郭内外演出Bについて図93を参照して説明する。図93は、立体画像の外郭内外演出Bを説明するための図である。立体画像の外郭内外演出Bでは、まず、図93(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、例えば所定の画像として立体画像の数字「4」が有色不透明な立体画像FRMとして現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したり態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすると、これに伴い、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、図示しない模様があしらわれている。立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbには、第1の幾何学模様として四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものが表示される。第1の幾何学模様は静止画像となっている。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図93(B)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から、立体画像の板が有色不透明な板状の立体画像FRMとして切り替わり、板状の立体画像FRMが現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、所定方向にくるくる回転したりする態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、板状の立体画像FRMが画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な板状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第1の幾何学模様(四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第2の幾何学模様としてレンガを積み上げたものへ切り替わって表示される。第2の幾何学模様は静止画像となっている。また、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRAが現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRAの動画が再生される。なお、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaは、面であり、板状の立体画像FRMが3次元空間内における角度に応じて内側領域FRMaに表示されるキャラクタ体CRAの形状も変形されている。
板状の立体画像FRMが近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、板状の立体画像FRMが遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、板状の立体画像FRMが画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、板状の立体画像FRMが近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、板状の立体画像FRMが遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすることにより、これに伴い、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図93(C)に示すように、所定の画像として有色不透明な板状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な板状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図93(D)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な板状の立体画像FRMへ切り替わり、板状の立体画像FRMが現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、回転したりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な板状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)から、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第3の幾何学模様として八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものへ切り替わって表示される。第3の幾何学模様は静止画像となっている。また、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRBが新たに現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRBの動画が再生される。なお、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaは、上述したように、面であり、板状の立体画像FRMが3次元空間内における角度に応じて内側領域FRMaに表示されるキャラクタ体CRBの形状も変形されている。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図93(E)に示すように、所定の画像として有色不透明な板状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な板状の立体画像FRMから再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図93(F)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な板状の立体画像FRMへ切り替わり、板状の立体画像FRMが現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、回転したりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な板状の立体画像FRMへ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第4の幾何学模様として英字V形を上下左右方向へ連続して配置したものへ切り替わって表示される。第4の幾何学模様は静止画像となっている。また、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、2つのキャラクタ体CRA、CRBが現れて内側領域FRMa内を互いに近づく態様となり、2つのキャラクタ体CRA、CRBの動画が再生される。なお、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaは、上述したように、面であり、板状の立体画像FRMが3次元空間内における角度に応じて内側領域FRMaに表示される2つのキャラクタ体CRA,CRBの形状も変形されている。
その後、図93(G)に示すように、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。つまり、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBに加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
図93(A)から図93(G)までに亘る一連の演出がリーチが形成された後にリーチ演出の中で(リーチ演出の一環として)行われた場合には、アクション演出が展開され画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
また、図93(A)から図93(G)までに亘る一連の演出が大当たり遊技(大当たり演出)中に行われた場合には、アクション演出が展開され、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で勝利したときには右打ち遊技が開始される(または継続される)こととなるのに対して、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で敗北したときには左打ち遊技が開始される(または右打ち遊技から左打ち遊技へ戻される)こととなる。
なお、板状の立体画像FRMが近づく(遊技者側へ向かって動く)ことにより板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなったり、板状の立体画像FRMが遠のく(遊技者側から離れるように動く)ことにより板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなったりしている。しかし、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなることにより、これに伴い、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも大きく表示(拡大表示)されるのではなく、キャラクタに加えて、キャラクタの周囲の背景やキャラクタの周囲に存在する他のキャラクタやアイテムなどを視認することができるキャラクタの周囲の領域が広がる。また、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなることにより、これに伴い、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも小さく表示(縮小表示)されるのではなく、上述したキャラクタの周囲の領域が小さくなり、さらにはキャラクタ自身を視認することができる領域も小さくなる。もちろん、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタが板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMaにおいて近づく(遊技者側へ向かって動く)場合にはキャラクタの大きさが大きく表示されるのに対して遠のく(遊技者側から離れるように動く)場合にはキャラクタの大きさが小さく表示される。
[立体画像の外郭内外演出C]
次に、立体画像の外郭内外演出Cについて図94を参照して説明する。図94は、立体画像の外郭内外演出Cを説明するための図である。立体画像の外郭内外演出Cでは、まず、図94(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、例えば所定の画像として立体画像の数字「4」が有色不透明な立体画像FRMとして現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすることにより、これに伴い、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、図示しない模様があしらわれている。立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbには、第1の幾何学模様として四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものが表示される。第1の幾何学模様は静止画像となっている。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(B)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)を正面視した立体画像FRM(以下、正面視した立体画像FRM(数字「4」)という。)へ切り替わり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、上下左右方向へ移動したりする態様で表示される。このとき、画像表示装置7の表示画面7aは、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画されることとなる。ここでは、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となっている。
これよりのちに、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合、画像表示装置7の表示画面7aは、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaと、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbと、の領域に区画される。また、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが背景画像となる。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第1の幾何学模様(四角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第2の幾何学模様としてレンガを積み上げたものへ切り替わって表示される。第2の幾何学模様は静止画像となっている。また、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRBが現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRBの動画が再生される。
正面視した立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなることにより、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが小さくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなる。これに対して、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されると、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さく表示され画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が低くなることにより、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが大きくなり画像表示装置7の表示画面7aで占める割合が高くなる。
これよりのちに、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が画像表示装置7の表示画面7aに再び出現した場合は、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が近づく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が遠のく態様で画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりすると、同様に、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が高くなったり低くなったりすることにより、これに伴い、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbが画像表示装置7の表示画面7aを占める割合が低くなったり高くなったりする。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(C)に示すように、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したり態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(D)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、上下左右方向へ移動したり態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第2の幾何学模様(レンガを積み上げた模様)から、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第3の幾何学模様として八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置したものへ切り替わって表示される。第3の幾何学模様は静止画像となっている。
また、ここでは、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が近づき画像表示装置7の表示画面7aからその一部がはみ出す(飛び出す)と、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが不連続な領域として2つの独立した内側領域FRMa,FRMaが画像表示装置7の表示画面7aに形成され、この2つの独立した内側領域FRMa,FRMaにまたがった態様で、剣を持ったキャラクタ体CRAが新たに現れて2つの独立した内側領域FRMa,FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRAの動画が再生される。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(E)に示すように、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したりする態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(F)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、上下左右方向へ移動したりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第3の幾何学模様(八角形を所定間隔だけ相互に離間して上下左右方向に整列しマトリックス状に配置した模様)から、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第4の幾何学模様として英字V形を上下左右方向へ連続して配置したものへ切り替わって表示される。第4の幾何学模様は静止画像となっている。また、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRBが再び現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRBの動画が再生される。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(G)に示すように、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、揺動したり態様で表示される。ここでは、所定の画像として有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)から再び有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わっても、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第4の幾何学模様(英字V形を上下左右方向へ連続して配置した模様)が立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbにそのまま引き継がれて表示され、静止画像である他の幾何学模様へ切り替わらない。
その後、画像表示装置7の表示画面7aには、図94(H)に示すように、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が現れると、近づいたり、遠のいたり、停止したり、上下左右方向へ移動、停止したりする態様で表示される。
画像表示装置7の表示画面7aには、所定の画像として有色不透明な立体画像FRM(数字「4」)から有色不透明な正面視した立体画像FRM(数字「4」)へ切り替わるタイミングで、立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに表示されていた第4の幾何学模様(英字V形を上下左右方向へ連続して配置した模様)から、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMbに第5の幾何学模様としてタイルを上下左右方向へ並べて配置したものへ切り替わって表示される。第5の幾何学模様は静止画像となっている。また、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaには、キャラクタ体CRAが再び現れて内側領域FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRBの動画が再生される。
その後、図94(I)に示すように、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。つまり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されていた2つのキャラクタ体CRA、CRBに加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
図94(A)から図94(I)までに亘る一連の演出がリーチが形成された後にリーチ演出の中で(リーチ演出の一環として)行われた場合には、アクション演出が展開され画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに装飾図柄が同一の図柄が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
また、図94(A)から図94(I)までに亘る一連の演出が大当たり遊技(大当たり演出)中に行われた場合には、アクション演出が展開され、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で勝利したときには右打ち遊技が開始される(または継続される)こととなるのに対して、例えばキャラクタ体RCAがキャラクタ体RCBとの勝負で敗北したときには左打ち遊技が開始される(または右打ち遊技から左打ち遊技へ戻される)こととなる。
なお、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が近づく(遊技者側へ向かって動く)ことにより正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなったり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)が遠のく(遊技者側から離れるように動く)ことにより正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなることにより正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなったりしている。しかし、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが大きくなることにより、これに伴い、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも大きく表示(拡大表示)されるのではなく、キャラクタに加えて、キャラクタの周囲の背景やキャラクタの周囲に存在する他のキャラクタやアイテムなどを視認することができるキャラクタの周囲の領域が広がる。また、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaが小さくなることにより、これに伴い、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタの大きさも小さく表示(縮小表示)されるのではなく、上述したキャラクタの周囲の領域が小さくなり、さらにはキャラクタ自身を視認することができる領域も小さくなる。もちろん、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaに表示されるキャラクタが正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMaにおいて近づく(遊技者側へ向かって動く)場合にはキャラクタの大きさが大きく表示されるのに対して遠のく(遊技者側から離れるように動く)場合にはキャラクタの大きさが小さく表示される。
[効果例]
以下に、立体画像の外郭内外演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の外郭内外演出Aの図92(B)、図92(D)、図92(F)に示すように、種々の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示するときに、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の内側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示するキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の外側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示する各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、による演出を実行可能であり、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)は、移動可能に画像表示装置7(表示手段)に表示されるようになっている。この構成によれば、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の内側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示するキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の外側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示する各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、による演出を実行することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図93(B)、図93(D)、図93(F)の立体画像の外郭内外演出Bでは、板状の立体画像FRM(所定の画像)の内側に形成される板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示するキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、板状の立体画像FRM(所定の画像)の外側に形成される板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示する各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、による演出を実行することができるため、同様である。
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、正面視した立体画像FRM(所定の画像)の内側に形成される正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示するキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、正面視した立体画像FRMの外側に形成される正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示する各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、による演出を実行することができるため、同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の外郭内外演出Aの図92(B)、図92(D)、図92(F)に示すように、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、異なるようになっている。この構成によれば、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)にキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示されるのに対して、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示されるため、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、第1の演出画像と第2の演出画像とが異なり、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図93(B)、図93(D)、図93(F)の立体画像の外郭内外演出Bでは、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)にキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示されるのに対して、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示されるため、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、第1の演出画像と第2の演出画像とが異なり、同様である。
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)にキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示されるのに対して、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示されるため、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、第1の演出画像と第2の演出画像とが異なり、同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の外郭内外演出Aの図92(B)、図92(D)、図92(F)に示すように、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)が画像表示装置7(表示手段)に移動表示されて額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)が大きく画像表示装置7(表示手段)に表示されると、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)が小さく画像表示装置7(表示手段)に表示されるようになっている。この構成によれば、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)が画像表示装置7(表示手段)に移動表示されることにより、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、キャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)が大きくなると、各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示される、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)が小さくなるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図93(B)、図93(D)、図93(F)の立体画像の外郭内外演出Bでは、板状の立体画像FRM(所定の画像)が画像表示装置7(表示手段)に移動表示されることにより、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界として、キャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示される板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)が大きくなると、各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示される板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)が小さくなるため、同様である。
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、正面視した立体画像FRM(所定の画像)が画像表示装置7(表示手段)に移動表示されることにより、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界として、キャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)が表示される正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)が大きくなると、各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)が表示される正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)が小さくなるため、同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の外郭内外演出Aの図92(B)、図92(D)、図92(F)に示すように、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)は、立体画像となっている。この構成によれば、立体画像である額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とすることで、縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域として視認し易くなり、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上に寄与することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図93(B)、図93(D)、図93(F)の立体画像の外郭内外演出Bでは、立体画像である板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とすることで、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域として視認し易くなり、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上に寄与することができるため、同様である。
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界とすることで、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域として視認し易くなり、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上に寄与することができるため、同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の外郭内外演出Aの図92(B)、図92(D)、図92(F)に示すように、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)は、立体画像である額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とする額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域となっており、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)は、立体画像である額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とする額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域となっている。この構成によれば、立体画像である額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とすることができるため、縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域としてより視認し易くなる。これにより、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上により寄与することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図93(B)、図93(D)、図93(F)の立体画像の外郭内外演出Bでは、立体画像である板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)を境界とすることができるため、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域としてより視認し易くなる。これにより、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上により寄与することができるため、同様である。
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)を境界とすることができるため、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)と、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)と、が区画された領域としてより視認し易くなる。これにより、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示されるキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示される各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、の視認性の向上により寄与することができるため、同様である。
[変形例]
以下に、立体画像の外郭内外演出の変形例を示す。
[変形例1]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRM、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として立体画像である板状の立体画像FRM、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)であった。しかし、所定の画像として遊技機1による演出の世界観を示すものとして使用されている複数の音楽のうち、いずれかの音楽のタイトル(またはタイトルに含まれている特徴的な言葉)であってもよいし、音楽のタイトルが連想(イメージ)することができる構造物(平面的なものであってもよいし、立体的なものであってもよい。)であってもよい。
[変形例2]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRM、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として立体画像である板状の立体画像FRM、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)であった。しかし、所定の画像として第2可動役物15の前面に記載されたもの(例えば「OARO」)であってもよい。
[変形例3]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRM、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として立体画像である板状の立体画像FRM、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)であった。しかし、保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cを所定の画像としてもよい。この場合、保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cの外郭(輪郭)を境界として、保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cの外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)と、保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cの外郭(輪郭)の外側領域(第2の領域)と、の領域に区画することができる。保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cの外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)には、静止画像、動画(3次元CGによる動画、アニメーションによる動画、映画のワンシーン)が表示され、保留画像9A、9Bや保留消化画像9Cの外郭(輪郭)の外側領域(第2の領域)には、背景画像(静止画像、動画(3次元CGによる動画、アニメーションによる動画、映画のワンシーン))が表示される。
[変形例4]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRM、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として立体画像である板状の立体画像FRM、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)であった。しかし、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rを所定の画像としてもよい。この場合、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの外郭(輪郭)を境界として、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)と、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの外郭(輪郭)の外側領域(第2の領域)と、の領域に区画することができる。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)には、静止画像、動画(3次元CGによる動画、アニメーションによる動画、映画のワンシーン)が表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの外郭(輪郭)の外側領域(第2の領域)には、背景画像(静止画像、動画(3次元CGによる動画、アニメーションによる動画、映画のワンシーン))が表示される。
[変形例5]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として立体画像である板状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)には、静止画である各種幾何学模様を有する背景画像であった。しかし、背景画像を静止画に代えて、動画としてもよいし、静止画と動画とが混在するものとしてもよい。動画としては、例えば、各種幾何学模様が動くもののほかに、3次元CGによる動画でもよいし、アニメーションによる動画でもよいし、映画のワンシーンとするものでもよい。
[変形例6]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として1つの立体画像である額縁状の立体画像FRM、図93の立体画像の外郭内外演出Bでは所定の画像として1つの立体画像である板状の立体画像FRM、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは所定の画像として1つの立体画像である正面視した立体画像FRM(数字「4」)であり、いずれの演出においても所定の画像が1つの立体画像であった。しかし、所定の画像として複数の立体画像であってもよい。この場合、各立体画像の外郭(輪郭)の外側領域(第2の領域)には、同一の画像(背景画像)としてもよいし、異なるものとしてもよく、また、1つの画像を各立体画像の外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)を通して1つの画像の全体像を把握することができるように表示してもよいし、各立体画像の外郭(輪郭)の内側領域(第1の領域)に同一の画像を表示してもよいし、異なるものを表示してもよい。こうすれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例7]
図92の立体画像の外郭内外演出Aでは所定の画像として立体画像である額縁状の立体画像FRMが縦の長さと横の長さとのうち一方または両方が大きくなったり、一方または両方が小さくなったりする態様で表示されていた。しかし、額縁状の立体画像FRMの縦の長さと横の長さとが一定となったものでもよい。このように構成しても、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の内側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の内側領域FRMa(第1の領域)に表示するキャラクタ体CRAやキャラクタ体CRB(第1の演出画像)と、額縁状の立体画像FRM(所定の画像)の外側に形成される額縁状の立体画像FRMの外郭(輪郭)の外側領域FRMb(第2の領域)に表示する各種幾何学模様を有する背景画像(第2の演出画像)と、による演出を実行することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例8]
図94(B)、図94(D)、図94(F)、図94(H)の立体画像の外郭内外演出Cでは、正面視した立体画像FRM(所定の画像)が画像表示装置7(表示手段)に移動表示されていたが、正面視したものに限定されず、立体画像FRM(所定の画像)が3次元空間内を回転する表示態様や回転移動する表示態様のものであってもよい。この場合、立体画像FRM(所定の画像)が近づく態様で画像表示装置7(表示手段)に表示されて画像表示装置7(表示手段)からその一部がはみ出す(飛び出す)と、不連続な立体画像FRM(所定の画像)となった複数の立体画像として画像表示装置7(表示手段)に表示されるとともに、立体画像FRM(所定の画像)の外郭(輪郭)の内側領域FRMa,・・・FRMaが不連続な領域として独立した内側領域が画像表示装置7(表示手段)に複数形成される。このように複数形成される独立した内側領域FRMa,・・・FRMaにまたがった態様で、キャラクタ体CRAやキャラクタ体CRBが現れて複数形成される独立した内側領域FRMa,・・・FRMa内を動く態様となり、キャラクタ体CRAやキャラクタ体CRBの動画が再生される。
[変形例9]
図92の立体画像の外郭内外演出A、図93の立体画像の外郭内外演出B、図94の立体画像の外郭内外演出Cでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C1-1]
種々の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
所定の画像を前記表示手段に表示するときに、前記所定の画像の内側に形成される第1の領域に表示する第1の演出画像と、前記所定の画像の外側に形成される第2の領域に表示する第2の演出画像と、による演出を実行可能であり、
前記所定の画像は、移動可能に前記表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-2]
態様C1-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出画像と前記第2の演出画像とが異なる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-3]
態様C1-1または態様C1-2に記載の遊技機であって、
前記所定の画像が前記表示手段に移動表示されて前記第1の領域が大きく前記表示手段に表示されると、前記第2の領域が小さく前記表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-4]
態様C1-1から態様C1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の画像は、立体画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1-5]
態様C1-4に記載の遊技機であって、
前記第1の領域は、前記立体画像の外郭を境界とする前記立体画像の外郭の内側領域であり、
前記第2の領域は、前記立体画像の外郭を境界とする前記立体画像の外郭の外側領域である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図95~図97を用いて演出モードの選択表示阻止演出A~Cについて説明する。図95~図97において、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄や各種保留画像も図面の見易さから省略されているものがある。
この演出モードの選択表示阻止演出は、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中における特定期間などに実行され得るものであり、遊技者による演出ボタン63の操作(押下操作)という意思を演出の進行に反映することができるものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド、各種大当たり遊技のオープニングコマンド、大当たり遊技のラウンド指定コマンド、大当たり遊技のエンディングコマンド)を解析し、ボタン演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
ここでは、まず演出モードの選択表示阻止演出Aについて説明し、演出モードの選択表示阻止演出B、そして演出モードの選択表示阻止演出Cについて順番に説明する。
[演出モードの選択表示阻止演出A]
まず、演出モードの選択表示阻止演出Aについて図95を参照して説明する。図95は、演出モードの選択表示阻止演出Aを説明するための図である。演出モードの選択表示阻止演出Aは、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間に行われるものである。演出モードの選択表示阻止演出Aでは、まず、図95(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像(ここでは、「雲」の画像)を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。
装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示される。
特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する保留消化画像9Cが画像表示装置7の表示画面7aの下側中に配置されて表示され、保留消化画像9Cの左方に、ここでは、例えば3つの第1特図保留として3つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。また、保留画像9Aおよび保留消化画像9Cは、それぞれ円形状を有し、保留消化画像9Cの大きさは、保留画像9Aの大きさと比べて大きい。なお、保留消化画像9Cの大きさと保留画像9Aの大きさとを同一の大きさとしてもよい。
保留消化画像9Cの右方に、演出モードを選択することができる選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側に配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなり、選択された演出モードのテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。ここでは、前回選択された演出モードが後述するBモードであったため、このBモードのテーマ画像PM(ここでは、「雲」を模したもの)が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
図95(A)における装飾図柄が変動開始されると、リーチが形成されない場合とリーチが形成される場合とがある。リーチが形成されると、大当たりとなる期待度に基づくリーチ演出が行われる。リーチ演出は、複数存在する。リーチが形成される場合には、図95(A)に続いて、図95(B)に示すように、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rとが変動中となっている。この状態において、第1始動口20へ遊技球が入球することにより、4つの第1特図保留として4つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。
その後、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。Cモードとなると、図95(C)に示すように、「雨」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lに続いて右装飾図柄8Rが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「3」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動中となっている。この状態において、第1始動口20へ遊技球が入球しても、すでに上限となる4つの第1特図保留に達しているため第1特図保留が増えず、5つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示されない。
その後、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。Dモードとなると、図95(D)に示すように、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8L、右装飾図柄8Rに続いて中装飾図柄8Cが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「5」で仮停止)、その後、左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「5」、右装飾図柄8Rが数字「3」となって停止表示され、はずれが確定表示される。
左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「5」、右装飾図柄8Rが数字「3」となって停止表示されると、次の装飾図柄の変動開始されるまでに亘る期間(以下、「インターバル」という。)において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELの特定領域に位置するDモードを下方へ移動することができず、演出モードの選択が行えないようになっている。これにより、インターバルでは、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。言い換えると、次の装飾図柄の変動開始が行われない限り、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。なお、画像表示装置7の表示画面7aに客待ち用のデモ画面(待機画面)が行われることとなっても、客待ち用のデモ画面(待機画面)の終了後に、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
その後、次の装飾図柄の変動開始により、図95(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて4つの保留画像9Aのうち、最も右側に配置された保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動すると、これに伴い、残りの3つの保留画像9Aが1つずつ右側へ向かってシフトして表示される。装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示され、演出モードの選択を行うことができる。
図95(A)における装飾図柄が変動開始されてから図95(D)までにおける一連の演出では、リーチが形成されない場合であったが、これに対して、リーチが形成される場合には、図95(A)に続いて、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示しており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されると、図95(G)に示すように、この時点において、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側に表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードを下方へ移動することができ、演出モードの選択を行うことができる。なお、装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20へ遊技球が入球することにより、4つの第1特図保留として4つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。
リーチが形成されてリーチ演出が進行すると、図95(H)に示すように、特別画像として車を模した車画像GYKが画像表示装置7の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出が展開されると(いわゆる、「群予告」が行われると)、特別画像の表示が優先されて選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消えて(消失して)、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aに表示されず、演出モードの選択が行えないようになっている。群予告が行われても、4つの保留画像9A、保留消化画像9Cが画像表示装置7の表示画面7aから消える(消失する)ことがない。
その後、リーチ演出が進行し、左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「0」、右装飾図柄8Rが数字「1」となって停止表示され、はずれが確定表示される。この状態においても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消えた(消失した)状態となっており、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aに表示されず、演出モードの選択が行えないようになっている。
群予告が行われたから左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示され、はずれが確定表示されるまでの期間において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、演出モードの選択が行えないようになっているし、さらに、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示されてから次の装飾図柄の変動開始されるまでに亘る期間(以下、「インターバル」という。)においても、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、演出モードの選択が行えないようになっている。これにより、2つの期間では、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。言い換えると、群予告が行われると、次の装飾図柄の変動開始が行われない限り、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。なお、画像表示装置7の表示画面7aに客待ち用のデモ画面(待機画面)が行われることとなっても、客待ち用のデモ画面(待機画面)の終了後に、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
その後、次の装飾図柄の変動開始により、図95(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて4つの保留画像9Aのうち、最も右側に配置された保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動すると、これに伴い、残りの3つの保留画像9Aが1つずつ右側へ向かってシフトして表示される。装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示され、演出モードの選択を行うことができる。
[演出モードの選択表示阻止演出B]
次に、演出モードの選択表示阻止演出Bについて図96を参照して説明する。図96は、演出モードの選択表示阻止演出Bを説明するための図である。演出モードの選択表示阻止演出Bは、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間に行われるものである。演出モードの選択表示阻止演出Bでは、まず、図96(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像(ここでは、「雲」の画像)を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。
装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示される。
特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する保留消化画像9Cが画像表示装置7の表示画面7aの下側中に配置されて表示され、保留消化画像9Cの左方に、ここでは、例えば3つの第1特図保留として3つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。また、保留画像9Aおよび保留消化画像9Cは、それぞれ円形状を有し、保留消化画像9Cの大きさは、保留画像9Aの大きさと比べて大きい。なお、保留消化画像9Cの大きさと保留画像9Aの大きさとを同一の大きさとしてもよい。
保留消化画像9Cの右方に、演出モードを選択することができる選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側に配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなり、選択された演出モードのテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。ここでは、前回選択された演出モードが後述するBモードであったため、このBモードのテーマ画像PM(ここでは、「雲」を模したもの)が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
図96(A)における装飾図柄が変動開始されると、保留画像9Aに対応する保留情報に大当たりが含まれている可能性を示唆する演出(いわゆる、「先読み演出」)が行われない場合と保留画像9Aに対する先読み演出が行われる場合とがある。先読み演出が行われない場合には、図96(A)に続いて、図96(B)に示すように、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rとが変動中となっている。この状態において、第1始動口20へ遊技球が入球することにより、4つの第1特図保留として4つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。
その後、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。Cモードとなると、図96(C)に示すように、「雨」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lに続いて右装飾図柄8Rが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「3」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動中となっている。この状態において、第1始動口20へ遊技球が入球しても、すでに上限となる4つの第1特図保留に達しているため第1特図保留が増えず、5つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示されない。
その後、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。Dモードとなると、図96(D)に示すように、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8L、右装飾図柄8Rに続いて中装飾図柄8Cが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「5」で仮停止)、その後、左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「5」、右装飾図柄8Rが数字「3」となって停止表示され、はずれが確定表示される。
左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「5」、右装飾図柄8Rが数字「3」となって停止表示されると、次の装飾図柄の変動開始されるまでに亘る期間(以下、「インターバル」という。)において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELの特定領域に位置するDモードを下方へ移動することができず、演出モードの選択が行えないようになっている。これにより、インターバルでは、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。言い換えると、次の装飾図柄の変動開始が行われない限り、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。なお、画像表示装置7の表示画面7aに客待ち用のデモ画面(待機画面)が行われることとなっても、客待ち用のデモ画面(待機画面)の終了後に、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雪」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
その後、次の装飾図柄の変動開始により、図96(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて4つの保留画像9Aのうち、最も右側に配置された保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動すると、これに伴い、残りの3つの保留画像9Aが1つずつ右側へ向かってシフトして表示される。装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示され、演出モードの選択を行うことができる。
図96(A)における装飾図柄が変動開始されてから図96(D)までにおける一連の演出では、保留画像9Aに対応する保留情報に大当たりが含まれている可能性を示唆する演出(いわゆる、「先読み演出」)が行われないものであったが、これに対して、保留画像9Aに対する先読み演出が行われる場合には、図96(A)に続いて、図96(G)に示すように、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cと右装飾図柄8Rとが変動中となっている。この状態において、第1始動口20へ遊技球が入球することにより、4つの第1特図保留として4つの保留画像9Aが画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて表示される。保留消化画像9Cに最も近くに配置される保留画像9Aを1つ目の保留画像9Aとすると、1つ目の保留画像9Aの左隣りに2つ目の保留画像9Aが配置され、2つ目の保留画像9Aの左隣りに3つ目の保留画像9Aが配置され、3つ目の保留画像9Aの左隣りに今回第1始動口20へ遊技球が入球して追加された保留画像9Aが4つ目の保留画像9Aとして配置される。
この4つ目の保留画像9Aに対応する保留情報に大当たりが含まれている可能性を示唆する演出(先読み演出)が行われると、特別画像として4つ目の保留画像9Aの表示態様が他の保留画像9A(1つ目の保留画像9A、2つ目の保留画像9A、3つ目の保留画像9A)の表示態様と異なるように表示される。例えば、特別画像である先読み演出では、大当たりとなる期待度に基づいて、保留画像9Aの表示態様として、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されるようになっている。ここでは、4つ目の保留画像9Aの表示態様として赤色に発光する態様となり、他の保留画像9A(1つ目の保留画像9A、2つ目の保留画像9A、3つ目の保留画像9A)の表示態様として白色に発光する態様(先読み演出を行わない場合であり、大当たりとなる期待度が最も低い)となっている。
なお、特別画像である先読み演出では、大当たりとなる期待度に基づいて、円形状を有する保留画像9Aの表示態様として、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されるようになっているが、円形状を有する保留画像9Aに代えてキャラクタ体となる場合もある。この場合、保留画像9Aの表示態様としてキャラクタ体となる態様では、その大当たりとなる期待度が、少なくとも、保留画像9Aの表示態様として赤色に発光する態様に設定されている大当たりとなる期待度以上に設定されている。
特別画像である先読み演出が行われると、特別画像の表示が優先されて選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消えて(消失して)、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aに表示されず、演出モードの選択が行えないようになっている。先読み演出が行われても、4つの保留画像9A、保留消化画像9Cが画像表示装置7の表示画面7aから消する(消失する)ことがない。
その後、図96(H)に示すように、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8Lに続いて右装飾図柄8Rが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「3」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動中となっている。この状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aに表示されず、演出モードの選択が行えないようになっている。
その後、図96(I)に示すように、装飾図柄の変動開始後、左装飾図柄8L、右装飾図柄8Rに続いて中装飾図柄8Cが図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「5」で仮停止)、その後、左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「5」、右装飾図柄8Rが数字「3」となって停止表示され、はずれが確定表示される。
その後、次の装飾図柄の変動開始により、図96(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの下辺に沿って直線状に画像表示装置7の表示画面7aの下側に整列配置されて4つの保留画像9Aのうち、最も右側に配置された保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動すると、これに伴い、残りの3つの保留画像9Aが1つずつ右側へ向かってシフトして表示される。装飾図柄が変動開始されるものの、すでに先読み演出が行われているため、この状態においても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消えた(消失した)状態となっており、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aに表示されず、演出モードの選択が行えないようになっている。
このように、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において当該変動中において先読み演出が行われると、先読み演出が行われる前であれば、当該変動中において演出モードの選択が行うことができるのに対して、先読み演出が行われると、当該変動中において演出モードの選択が行うことができない。さらに、先読み演出が行われると、この先読み演出が行われた保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動して装飾図柄が変動開始されて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示され、はずれが確定表示されるまでの期間において、演出モードの選択が行うことができる装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間であっても、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、演出モードの選択が行えないようになっている。さらに、先読み演出が行われた保留画像9Aにおける左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示されてから次の装飾図柄が変動開始されるまでに亘る期間(以下、「インターバル」という。)においても、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、演出モードの選択が行えないようになっている。これにより、このような一連の期間では、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。言い換えると、先読み演出が行われると、先読み演出が行われた保留画像9Aが保留消化画像9Cとして消化され、例えばはずれが確定表示され次の装飾図柄の変動開始が行われない場合には、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
なお、先読み演出が行われた保留画像9Aが保留消化画像9Cとして消化され、大当たりとなった場合には、大当たり演出終了後に、図96(A)に示したように、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージMGが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの左下側に配置されて表示され、演出モードの選択を行うことができる。
また、画像表示装置7の表示画面7aに客待ち用のデモ画面(待機画面)が行われることとなっても、客待ち用のデモ画面(待機画面)の終了後に、すでに選択済みの演出モードが継続され、「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
[演出モードの選択表示阻止演出C]
次に、演出モードの選択表示阻止演出Cについて図97を参照して説明する。図97は、演出モードの選択表示阻止演出Cを説明するための図である。演出モードの選択表示阻止演出Cは、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中における特定期間に行われる演出であるとともに、所定の条件が成立したときに行われない演出である(例えば、大当たり演出が終了するまえに、保留球に大当たりとなるものが存在する、いわゆる「保留連」がある場合には行われない)。この保留連の有無については、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別されている。
ここでは、遊技者が右打ちによる遊技を行って大当たりとなり大当たり遊技(大当たり演出)が発生し、大当たり遊技(大当たり演出)の終了後に右打ちによる遊技を継続する場合について説明する。なお、保留連の演出が行われない場合には、言い換えると、大当たり演出が終了するまえに、保留球に大当たりとなるものが存在しないこととなる。
大当たり演出(大当たり遊技)の始期から終期までに亘る期間には、大当たり演出(大当たり遊技)の始期から各ラウンド遊技の演出をすべて行って終了するまでに亘る遊技演出期間と、この遊技演出期間に続いて、大当たり演出(大当たり遊技)の終了後における遊技状態(例えば、左打ちへ戻す状態、右打ちを継続する状態)を伝える報知期間と、この報知期間に続いて、大当たり演出(大当たり遊技)の終了後の演出モードを遊技者に選択することができる演出モードの選択画面が表示される特定期間と、この特定期間に続いて、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出や遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行う所定の期間と、がある。
特定期間には、演出モードを選択するための第1の期間(演出モード選択期間)と、第1の期間(演出モード選択期間)が経過したのち選択された演出モードへのモード移行を伝えるための第2の期間(演出モード確定報知期間)と、から構成されている。
遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出や遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行う所定の期間の終期と、大当たり演出(大当たり遊技)の始期から終期までに亘る期間の終期と、が一致している。
演出モードの選択表示阻止演出Cでは、まず、図97(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、大当たり演出(大当たり遊技)における各ラウンド遊技の演出を行ってすべて終了することにより遊技演出期間の終期となり、これに伴い、報知期間の始期となると、右打ちを継続するために「右打ち継続」というメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留画像9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留画像9Bに代えて、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、例えば第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個で数字「4」を右側に互いに離間した状態で画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
図97(A)における「右打ち継続」というメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されて、その後、報知期間(例えば、3秒間)の終期となり、これに伴い、特定期間の始期となると、大当たり演出(大当たり遊技)の終了後の演出モードを遊技者に選択することができる演出モードの選択画面が表示される場合と、演出モードの選択画面が表示されない場合と、がある。
演出モードの選択画面が表示される場合には、図97(B)に示すように、遊技機者に演出ボタン63の操作(押下操作)による演出モードの選択を促すために、演出ボタン63を模した第1の演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する第1の演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。なお、「所定の発光態様」としては、例えば白色点滅されている。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの中央から左上隅までの矩形領域に表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。なお、初回、演出モードの選択画面が表示されると、デフォルトとしてAモードが特定領域に配置されるようになっているが、次回、演出モードの選択画面が表示される場合には、デフォルト(つまりAモード)が常に特定領域に配置されるようにしてもよいし、前回、演出モードの選択画面が表示されたときに、選択した演出モードが特定領域に配置されるようにしてもよい。
選択部SELの右方には、現在選択されている演出モードの内容を各種画像や各種文字で説明するデモ領域DSが画像表示装置7の表示画面7aの中央から右上隅までの矩形領域に表示される。デモ領域DSは、矩形領域として形成され、その左上側には、演出モードのデモ画面を示す文字「DEMO」が表示される。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの左側に動画表示され、第1の演出ボタン画像BTNと同一の画像(ボタンの形状、大きさ、発光態様などの特性情報がすべて同一となる画像)または類似する画像(特性情報と一部またはすべて類似する画像)として第2の演出ボタン画像BTN2がデモ領域DSの右下側に配置されて表示される。なお、Aモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、図97(C)に示すように、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Bモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Cモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。なお、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、画像表示装置7の表示画面7aに第1の演出ボタン画像BTNが継続して表示される。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像PMがデモ領域DSの中央に動画表示され、Dモードによる演出の進行についての説明文MMEがデモ領域DSの右上側に表示される。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)して選択部SELの特定領域にBモードが位置した状態で、演出モードを選択するための第1の期間(演出モード選択期間)が経過し、選択された演出モードへのモード移行を伝えるための第2の期間(演出モード確定報知期間)の始期となると、図97(D)に示すように、矩形領域であるデモ領域DSの四隅が画像表示装置7の表示画面7aの四隅へ向かって拡がる態様(拡大される態様)で表示され、画像表示装置7の表示画面7aの左側には、Bモードの「雲」をテーマとして演出を進行する「雲」を模したテーマ画像PMが大きく表示され、テーマ画像PMの右方に、選択された演出モードがBモードである旨を伝えるメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aの中央から右辺中央へ向かって大きく表示される。なお、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
その後、第2の期間(演出モード確定報知期間)が経過し、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出、遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行う期間の始期となり、この期間(例えば、5秒間)が経過することで大当たり演出(大当たり遊技)の終期となると、Bモードの「雲」をテーマとして演出を進行する「雲」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示された演出が進行されることとなる。
図97(A)における「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となり、これに伴い、特定期間の始期となると、図97(B)から図97(D)までに亘る一連の演出では、演出モードの選択画面が表示され、選択された演出モードで大当たり演出(大当たり遊技)の終了後における演出を進行する。これに対して、画像表示装置7の表示画面7aの左上側に表示される、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で数字「0」であり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個で数字「4」であるため、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりが含まれているときには、特別画像である保留連の演出を行うため特別画像の表示が優先されて演出モードの選択画面を表示しない。このため、演出モードの選択画面が表示されない場合には、図97(A)に続いて、図97(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが画像表示装置7の表示画面7aに表示される。なお、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
その後、保留連の存在を示唆する立体的なV字形状を有する保留連画像HRCが、図97(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央に表示される。V字形状を有する保留連画像HRCの第1の面における下側には、立体的な円形状を有する第1のキャラクタ体HRC1が配置されているのに対して、V字形状を有する保留連画像HRCの第2の面(第1の面と反対側となる面)における上側には、立体的な矩形形状を有する第2のキャラクタ体HRC2が配置されている。保留連画像HRCは、保留連画像HRCの下辺中央を通る垂直線を回転軸として、くるくると回転して保留連画像HRCの第1の面と保留連画像HRCの第2の面とが繰り返し現れる表示態様となる。
保留画像9A(例えば、図1や図96(G)~図96(J))に対応する保留情報に大当たりが含まれている可能性を示唆する演出(先読み演出)が行われると、例えば特別画像として4つ目の保留画像9Aの表示態様が他の保留画像9A(1つ目の保留画像9A、2つ目の保留画像9A、3つ目の保留画像9A)の表示態様と異なるように表示されるようになっており、1つ目の保留画像9A、2つ目の保留画像9Aおよび3つ目の保留画像9Aの表示態様が円形状を有するのに対して、4つ目の保留画像9Aの表示態様が円形状を有するものに代えて第1のキャラクタ体HRC1や第2のキャラクタ体HRC2となる場合がある。つまり、保留連画像HRCとともに配置される第1のキャラクタ体HRC1および第2のキャラクタ体HRC2は、先読み演出が行われた場合に、保留画像9Aの表示態様として表示されるキャラクタと同一のキャラクタとなっている。
なお、保留画像9Aの表示態様として表示されるキャラクタは、保留連画像HRCとともに配置される第1のキャラクタ体HRC1および第2のキャラクタ体HRC2の大きさと比べて小さい。また、保留画像9Aの表示態様として表示されるキャラクタは、保留連画像HRCとともに配置される第1のキャラクタ体HRC1および第2のキャラクタ体HRC2と同一のキャラクタであるものの、キャラクタの向きや姿勢が異なる場合がある。
第1のキャラクタ体HRC1を有する保留連画像HRCの第1の面が前方(遊技者側)へ向いて停止表示された場合には、当たりの種別までには伝えることができないものの、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりが含まれている旨を伝えることができるのに対して、第2のキャラクタ体HRC2を有する保留連画像HRCの第2の面が前方(遊技者側)へ向いて停止表示された場合には、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に、16ラウンド(最大ラウンド(MAXラウンド))の大当たりが所定の数以上(例えば、2つ)含まれている旨を伝えることができる。
その後、図97(I)に示すように、第1のキャラクタ体HRC1を有する保留連画像HRCの第1の面が前方(遊技者側)へ向いて停止表示され、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりが含まれている旨を伝える。なお、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とが数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に継続して表示される。
その後、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出、遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行う期間の始期となり、この期間(例えば、5秒間)が経過することで大当たり演出(大当たり遊技)の終期となる。大当たり演出(大当たり遊技)の終期となると、大当たり演出(大当たり遊技)が発生する前の演出モード、例えばAモードの「太陽」をテーマとして演出を進行する「太陽」を模したテーマ画像PMが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される演出が進行されることとなる。
なお、保留連の演出が行われ、その後、大当たり演出(大当たり遊技)が終了して右打ち遊技が開始されると、以前大当たり演出(大当たり遊技)において、演出モードの選択画面が表示されたときに選択した演出モードが維持され、再び大当たり遊技(大当たり演出)が発生して図97(B)に示したように、演出モードの選択画面が表示される場合には、維持された演出モードが特定領域に配置されることとなるものの、演出ボタン63を操作(押下操作)することにより演出モードを変更することができる。
本実施形態では、特定期間において、演出モードの選択表示阻止演出Cを行っているが、保留連の演出も、この特定期間と同一の期間において行っている。つまり、第1の期間(演出モード選択期間)において、演出モードの選択表示阻止演出Cでは遊技者による演出モードの選択を行うことができる演出を行うのに対して、保留連の演出では閃光画像FH、そして保留連画像HRCによる演出を行う。そして、第2の期間(演出モード確定報知期間)において、演出モードの選択表示阻止演出Cでは選択された演出モードの移行を伝える演出を行うのに対して、保留連の演出では大当たりの存在などを伝える演出を行う。演出モードの選択表示阻止演出Cが行われる特定期間と保留連の演出が行われる特定期間とが同一の期間となっている。これにより、図97(A)に続いて図97(B)~図97(D)への一連の演出に要する時間と、図97(A)に続いて図97(G)~図97(I)への一連の演出に要する時間と、が一致するため、遊技機メーカのキャッチコピーが表示されるキャッチコピー演出や遊技への依存(のめり込み)に対する注意喚起が表示されるのめり込み防止演出を行う所定の期間の始期も同一となり、この所定の期間(例えば、5秒間)が経過したことで大当たり演出(大当たり遊技)の終期に差異が全く生じない。
[効果例]
以下に、演出モードの選択表示阻止演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Aの図95(H)に示すように、種々の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出と、車を模した車画像GYK(特別画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出と、のうち少なくとも一方を実行可能であり、リーチが形成されてリーチ演出が進行すると、車を模した車画像GYK(特別画像)が画像表示装置7の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出(群予告)が展開される次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、第1の演出による画像表示装置7への選択部SEL(選択画像)の表示を阻止して第2の演出による画像表示装置7への車を模した車画像GYK(特別画像)の表示を実行することができる。この構成によれば、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されても、車を模した車画像GYK(特別画像)が画像表示装置7の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出(群予告)が展開される次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この演出(群予告)が展開されると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されることとなるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図96(H)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されても、特別画像である先読み演出が行われる次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この先読み演出が行われると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されることとなるため、同様である。
図97(G)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されても、特別画像である保留連の演出が行われる次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この保留連の演出が行われると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されることとなるため、同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Aの図95(A)~図95(J)に示すように、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出は、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において実行することができ、車を模した車画像GYK(特別画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出は、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において実行することができる。この構成によれば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出と、車を模した車画像GYK(特別画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出と、が実行することができるようになっているため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図96(A)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出と、特別画像である先読み演出を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出と、が実行することができるようになっているため、同様である。
図97(A)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)中における特定期間において、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出と、特別画像である保留連の演出を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出と、が実行することができるようになっているため、同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Aの図95(A)~図95(J)に示すように、遊技者が操作可能な演出ボタン63、剣部材64、剣ボタン65、セレクトボタン68(複数の操作手段)を備え、演出ボタン63、剣部材64、剣ボタン65、セレクトボタン68(複数の操作手段)のうち演出ボタン63(特定の操作手段)が操作されたときのみAモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードが選択することができる。この構成によれば、演出ボタン63、剣部材64、剣ボタン65、セレクトボタン68(複数の操作手段)のうち、前枠(前枠部)53に配置され打球供給皿(上皿)61周囲に配置されている演出ボタン63とセレクトボタン68とのうち演出ボタン63は遊技者側に最も近い位置に配置されているとともにセレクトボタン68と比べて大きく形成されているため、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間という限られたなかでAモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択する操作手段として最も好ましい。図96(A)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出B、図97(A)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cについても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Aの図95(A)~図95(J)に示すように、リーチが形成されてリーチ演出が進行すると、車を模した車画像GYK(特別画像)が画像表示装置7の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出(群予告)が展開される次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、車を模した車画像GYK(特別画像)が画像表示装置7(表示手段)に表示されると、車を模した車画像GYK(特別画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出が実行されるまえに、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出においてすでに選択された演出モード(ここではBモード)が維持されるようになっている。この構成によれば、車を模した車画像GYK(特別画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出が実行されて終了すると、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち第2の演出が実行される前においてすでに選択された演出モード(ここではBモード)が維持されるようになっているため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図96(A)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、特別画像である先読み演出を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出が実行されて終了すると、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち第2の演出が実行される前においてすでに選択された演出モードが維持されるようになっているため、同様である。
図97(A)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、特別画像である保留連の演出を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出が実行されて終了すると、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち第2の演出が実行される前においてすでに選択された演出モードが維持されるようになっているため、同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Aの図95(A)~図95(E)に示すように、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出は、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のそれぞれの名称がリール状に配列されて回転表示され、選択される一の演出モードが最も手前側に配置される表示態様となるようになっている。この構成によれば、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)の名称がリール状に配列されているため、回転表示される選択モードの種類と、一の演出モードの後続に配置される演出モードと、を把握し易く、さらに選択される一の演出モードが最も手前側に配置される表示態様となるため、演出モードを選択し易いし、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図96(A)~図96(E)の演出モードの選択表示阻止演出B、図97(B)~図97(C)の演出モードの選択表示阻止演出Cについても同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、演出モードの選択表示阻止演出Cの図97(G)~図97(I)に示すように、特別画像である保留連の演出が行われる(所定の条件)は、遊技者に利益を付与する遊技状態の発生の期待度を示唆する条件が含まれている。この構成によれば、保留連を行うことにより大当たり演出が終了するまえに、保留球に大当たりとなるものが存在するという遊技者に利益を付与する遊技状態の発生の期待度を示唆することができる。
[変形例]
以下に、演出モードの選択表示阻止演出の変形例を示す。
[変形例1]
図95(H)の演出モードの選択表示阻止演出Aでは、車を模した車画像GYK(特別画像)が画像表示装置7の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出(群予告)が展開される次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この演出(群予告)が展開されると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されていた。しかし、演出(群予告)が展開される次期が到来しても(所定の条件が成立しても)、演出(群予告)が展開されることなく、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が継続されてもよい。この場合、サブ制御基板90が演出(群予告)を展開するか否かの抽選を行い、当選した場合には演出(群予告)の展開を行うのに対して、落選した場合には演出(群予告)の展開を行わない。なお、演出(群予告)の展開を行うか否かの抽選は、サブ制御基板90に代えて画像制御用マイコン101が行ってもよい。
図96(G)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、特別画像である先読み演出が行われる次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この先読み演出が行われると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されていた。しかし、先読み演出が行われる次期が到来しても(所定の条件が成立しても)、先読み演出が行われず、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が継続されてもよい。この場合、サブ制御基板90が先読み演出を行うか否かの抽選を行い、当選した場合には先読み演出を行うのに対して、落選した場合には先読み演出を行わない。なお、先読み演出を行うか否かの抽選は、サブ制御基板90に代えて画像制御用マイコン101が行ってもよい。
図97(G)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、特別画像である保留連の演出が行われる次期の到来(所定の条件の成立)に基づいて、この保留連の演出が行われると、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が阻止されることにより選択部SEL(選択画像)が画像表示装置7(表示手段)から消(消失)されていた。しかし、保留連の演出が行われる次期が到来しても(所定の条件が成立しても)、保留連の演出が行われず、選択部SEL(選択画像)の画像表示装置7(表示手段)への表示が継続されてもよい。この場合、サブ制御基板90が保留連の演出を行うか否かの抽選を行い、当選した場合には保留連の演出を行うのに対して、落選した場合には保留連の演出を行わない。なお、保留連の演出を行うか否かの抽選は、サブ制御基板90に代えて画像制御用マイコン101が行ってもよい。
[変形例2]
図95(H)の演出モードの選択表示阻止演出Aでは、特別画像として車を模した車画像GYKが画像表示装置7(表示手段)の表示画面7aの右辺から左辺へ向かって群を成すように一斉に走行する演出が展開されると(いわゆる、「群予告」が行われると)、特別画像の表示が優先されて選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消(消失)されていた。しかし、特別画像として車を模した車画像GYKに代えて、キャラクタの全身画像、キャラクタの一部拡大画像、キャラクタやアイテムの合成画像、複数のキャラクタの集合画像などがカットイン予告(付加的な演出)として挿入される画像であってもよい。また、リーチ演出の進行に沿ってアイキャッチ画像を画像表示装置7(表示手段)に表示する場合には、アイキャッチ画像を特別画像とすることにより、特別画像であるアイキャッチ画像の表示が優先されて選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消(消失)されてもよい。更に、遊技機1を生産するメーカのキャラクタを画像表示装置7(表示手段)へ出現させるときには、このメーカのキャラクタを特別画像とし、メーカのキャラクタの表示が優先されて選択部SELが画像表示装置7の表示画面7aの右下側から消(消失)されてもよい。
[変形例3]
図96(G)~図96(J)の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において当該変動中において先読み演出が行われると、先読み演出が行われる前であれば、当該変動中において演出モードの選択が行うことができるのに対して、先読み演出が行われると、当該変動中において演出モードの選択が行うことができないし、さらに、先読み演出が行われた保留画像9Aにおける左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示されてから次の装飾図柄が変動開始されるまでに亘る期間(インターバル)においても、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)しても、演出モードの選択が行えないようになっていた。しかし、先読み演出が行われた保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動して装飾図柄が変動開始されて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが停止表示され、はずれが確定表示されるまでに亘る期間においてのみ演出モードの選択を行うことができないようにしてもよく、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る特定期間において当該変動中において先読み演出が行われても、読み演出が行われた保留画像9Aが保留消化画像9Cとして右側へ移動して装飾図柄が変動開始されるまでにわたる期間において演出モードの選択を行うことができるようにしてもよい。
[変形例4]
図95の演出モードの選択表示阻止演出A、図96の演出モードの選択表示阻止演出Bでは、インターバルでは、すでに選択済みの演出モードが継続されるため、次の装飾図柄の変動開始が行われない限り、演出モードの選択を行うことができなかった。しかし、複数種類のリーチ演出のうち予め定めた演出において装飾図柄が停止表示されたのち装飾図柄の変動表示が開始されるインターバルに限って演出モードの選択を行うことができるようにしてもよい。予め定めた演出としては、遊技者にとって有利な大当たり遊技(大当たり演出)が発生する期待度が高いものを挙げることができ、いわゆるノーマルリーチにおいて装飾図柄が停止表示されたのち装飾図柄の変動表示が開始されるインターバルでは、演出モードの選択を行うことができない。
[変形例5]
図97(G)~図97(I)の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、第1のキャラクタ体HRC1を有する保留連画像HRCの第1の面が前方(遊技者側)へ向いて停止表示された場合には、当たりの種別までには伝えることができないものの、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりが含まれている旨を伝えることができたが、4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりの個数までを伝えることができなかった。そこで、4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりの個数を伝えるようにしてもよい。例えば、4つの第2特図保留に対応する保留情報に大当たりの個数が3個存在したときには、前方(遊技者側)へ向いた第1のキャラクタ体HRC1を有する保留連画像HRCの第1の面の右横に「+3」と表示してもよいし、第1のキャラクタ体HRC1を有する保留連画像HRCを横並びに3個、縦並びに3個または斜め並びに3個を配置して表示してもよい。
[変形例6]
図97の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、各モードのテーマを模したテーマ画像PMがデモ領域DSの左側に動画表示されていた。このような動画としては、各モードの演出の進行の流れ、登場人物、背景、シーンなどの内容を説明する動画であり、3次元CGによる動画でもよいし、アニメーションによる動画でもよいし、映画のワンシーンとするものでもよい。なお、動画に代えて静止画であってもよい。
[変形例7]
図97の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、Aモード、Bモード、CモードおよびDモード(複数の演出モード)のうち一の演出モードを選択可能な選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出は、大当たり演出(当たり遊技の演出)中において実行されていた。しかし、大当たり演出のほかに小当たり遊技における演出中において(または大当たり演出に代えて小当たり遊技における演出中において)、選択部SEL(選択画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示するようにしてもよい。この場合、特別画像である保留連の演出を画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出についても、大当たり演出のほかに小当たり遊技における演出中において(または大当たり演出に代えて小当たり遊技における演出中において)、実行するようにしてもよい。
[変形例8]
図95の演出モードの選択表示阻止演出A、図96の演出モードの選択表示阻止演出B、図97の演出モードの選択表示阻止演出Cでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C2-1]
種々の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
複数の演出モードのうち一の演出モードを選択可能な選択画像を前記表示手段に表示する第1の演出と、
特別画像を前記表示手段に表示する第2の演出と、のうち少なくとも一方を実行可能であり、
所定の条件の成立に基づいて、前記第1の演出による前記表示手段への前記選択画像の表示を阻止して前記第2の演出による前記表示手段への前記特別画像の表示を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-2]
態様C2-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出と前記第2の演出とが特定期間において実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-3]
態様C2-1または態様C2-2に記載の遊技機であって、
遊技者が操作可能な複数の操作手段を備え、
前記複数の操作手段のうち特定の操作手段が操作されたときのみ前記複数の演出モードのうち一の演出モードが選択可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-4]
態様C2-1から態様C2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の条件の成立に基づいて、前記特別画像が前記表示手段に表示されると、前記第2の演出が実行されるまえに前記第1の演出においてすでに選択された演出モードが維持される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-5]
態様C2-1から態様C2-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、複数の演出モードのそれぞれの名称がリール状に配列されて回転表示され、選択される一の演出モードが最も手前側に配置される表示態様となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2-6]
態様C2-1から態様C2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定の条件は、遊技者に利益を付与する遊技状態の発生の期待度を示唆する条件が含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図98~図100を用いて遊技球画像演出A~Cについて説明する。この遊技球画像演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、遊技球画像演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[遊技球画像演出A]
図98は、遊技球画像演出Aを説明するための図である。
まず、図98(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図98(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図98(C)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。したがって、ここでは、保留画像9Bが増加している。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。ここでは、ボタン画像BGが衝突対象となっている。
次に、図98(D)に示すように、カラー変更演出が実行される。カラー変更演出は、ボタン画像BGの上面の色が変化する演出である。ここでは、白色の上面が緑色になったものとする。
次に、図98(E)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。ここでは、オーバー入賞となっている。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。ここでは、ボタン画像BGが衝突対象となっている。
次に、図98(F)に示すように、カラー変更演出が実行される。カラー変更演出は、ボタン画像BGの上面の色が変化する演出である。ここでは、緑色の上面が赤色になったものとする。
次に、図98(G)に示すように、押下促進演出が実行される。押下促進演出では、カラー変更演出で上面の色が変わったボタン画像BGが表示される。また、「押せ」というメッセージ画像MGが表示される。
次に、図98(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[遊技球画像演出B]
図99は、遊技球画像演出Bを説明するための図である。
まず、図99(A)に示すように、変動開始演出が実行される。ここでは左演出図柄8Lと、中演出図柄8Cと、右演出図柄8Rとが変動表示されている様子を示した。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。なお、時短遊技中の変動であるものとする。
次に、図99(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で停止した様子を示している。
次に、図99(C)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。したがって、ここでは、保留画像9Bが増加している。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。ここでは、第1可動役物14(左側可動役物14L)が衝突対象となっている。
次に、図99(D)に示すように、カラー変更演出が実行される。カラー変更演出は、第1可動役物14(装飾部材)の発光態様を変化させる演出である。ここでは、緑色に点灯したものとする。
次に、図99(E)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。ここでは、オーバー入賞となっている。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。ここでは、第1可動役物(左側可動役物14L)が衝突対象となっている。
次に、図99(F)に示すように、カラー変更演出が実行される。カラー変更演出は、第1可動役物14(装飾部材)の発光態様を変化させる演出である。ここでは、赤色に点灯したものとする。
次に、図99(G)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[遊技球画像演出C]
図100は、遊技球画像演出Cを説明するための図である。
まず、図100(A)に示すように、保留ストック演出が実行される。保留ストック演出は、当該変動において、第2特図保留の記憶数を最大の「4」とさせる演出である。ここでは、演出図柄8L、8C、8Rは表示画面7aの左上部で変動表示されており、表示画面7aの中央部に「右打ちで保留を貯めろ」というメッセージ画像MGが表示されている。表示画面7aの下部には、保留画像9Bが表示されている。保留画像9Bは第2特図保留の記憶数に応じて表示され、ここでは3つの保留画像9Bが表示されている。保留消化画像9Cは、表示画面7aで現在変動中の演出図柄(演出図柄8L、8C、8R)に対応している。
次に、図100(B)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。したがって、ここでは、保留画像9Bが増加している。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。パネル画像PGが衝突対象となっている。
次に、図100(C)に示すように、文字変更演出が実行される。文字変更演出は、パネル画像PGの文字を変更する演出である。ここでは「CHANCE」の文字が「BIG CHANCE」に変更されている。
次に、図100(D)に示すように、遊技球衝突演出が実行される。遊技球衝突演出は、遊技球の第2始動口21への入球を契機として実行される。ここでは、オーバー入賞となっている。また、遊技球衝突演出は、遊技球が衝突対象に衝突する演出である。ここでは、パネル画像PGが衝突対象となっている。
次に、図100(E)に示すように、文字変更演出が実行される。文字変更演出は、パネル画像PGの文字を変更する演出である。ここでは「BIG CHANCE」の文字が「激アツ」に変更されている。
次に、図100(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出である。
次に、図100(G)に示すように、バトル勝利演出が実行される。バトル勝利演出は、味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利したことを報知する演出である。ここでは、味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に表示され、その背景が虹の7色で表示されるレインボー背景RBとなっている。レインボー背景RBは、大当たり確定の背景である。
次に、図100(H)に示すように、確定停止演出(大当たり)が実行される。確定停止演出(大当たり)では、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが、同一の数字で停止し、いわゆるゾロ目を形成する。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rがいずれも「7」で停止している。
[効果例]
以下に、遊技球画像演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、遊技球画像UGを用いた演出を実行し(図98(C)(E)、図99(C)(E)、図100(B)(D))、大当たり遊技への移行期待度を示唆する(図98(D)(F)、図99(D)(F)、図100(C)(E))。この構成によれば、遊技球画像UGを用いた演出により、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、遊技球画像UGを衝突対象に衝突させ(図98(C)(E)、図99(C)(E)、図100(B)(D))、衝突対象の色を変化させることで大当たり遊技への移行期待度を示唆する(図98(D)(F)、図99(D)(F)、図100(C)(E))。この構成によれば、遊技球画像UGの衝突による色変化の演出により、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、遊技球画像UGの衝突対象として、演出ボタン63を模したボタン画像BG(図98)、文字が表示されるパネル画像PGを採用している(図100)。この構成によれば、表示画面7aにおける統一感のある演出が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、遊技球画像UGの衝突対象として、第1可能役物14(左側可動役物14L)を採用している(図99)。この構成によれば、ダイナミックな演出が可能となり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、遊技球画像UGを用いた遊技球衝突演出は、遊技球が第2始動口21へ入球したことを契機として実行される(図98(C)(E)、図99(C)(E)、図100(B)(D))。この構成によれば、入球した遊技球により遊技球衝突演出が実行されたかのような感覚になり得るため、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、遊技球画像演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、遊技球画像UGに表される遊技球は1つであったが、複数の遊技球が衝突対象に衝突するようにしてもよい。
[変形例2]
上記では、遊技球の第2始動口21への入球のタイミングで遊技球衝突演出を実行していた。これに対し、遊技球の第2始動口21への入球とは関係ないタイミングで遊技球衝突演出を実行してもよい。
[変形例3]
上記では、遊技球の第2始動口21への入球のタイミングで遊技球衝突演出を実行していた。これに対し、第2特図保留が上限に達した後のオーバー入賞のタイミングでのみ遊技球衝突演出を実行してもよい。
[変形例4]
上記は大当たりへの移行期待度を示唆する例であったが、高確または低確の時短遊技への移行期待度を示唆する演出として適用してもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C3-1]
遊技機であって、
遊技球を模した画像である遊技球画像を用いた遊技球演出を実行し、遊技者に有利な有利遊技への移行期待度を示唆することが可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-2]
態様C3-1に記載の遊技機であって、
前記遊技球演出では、前記遊技球画像を衝突対象に衝突させ、前記衝突対象の表示色または発色態様を変化させることにより、前記有利遊技への移行期待度を示唆する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-3]
態様C3-1または態様C3-2に記載の遊技機であって、
前記衝突対象は、表示画面に表示される画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-4]
態様C3-1から態様C3-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記衝突対象は、遊技領域に配置される役物である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-5]
態様C3-1から態様C3-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記遊技球演出は、所定の入球口への遊技球の入球を契機に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-6]
態様C3-1から態様C3-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記有利遊技は、大当たり遊技である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-7]
態様C3-1から態様C3-6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記有利遊技は、時短遊技である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3-8]
態様C3-5に記載の遊技機であって、
前記所定の入球口は始動口であり、前記始動口への遊技球の入球による保留記憶が上限に達した後の前記始動口への入球を契機に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図101~図103を用いて立体画像の特定端面演出A~Cについて説明する。図101~図103において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄を図面も見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この立体画像の特定端面演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、立体画像の特定端面演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンドを解析し、立体画像の特定端面演出を実行する指示が含まれている場合に、第2可動役物15の位置、傾き、発光態様を変化させる。
ここでは、まず立体画像の特定端面演出Aについて説明し、立体画像の特定端面演出B、そして立体画像の特定端面演出Cについて順番に説明する。
[立体画像の特定端面演出A]
まず、立体画像の特定端面演出Aについて図101を参照して説明する。図101は、立体画像の特定端面演出Aを説明するための図である。立体画像の特定端面演出Aは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成された際に、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものであり、リーチ演出の一環として行われるものである。つまり、複数種類のリーチ演出には、立体画像の特定端面演出Aが含まれている。
立体画像の特定端面演出Aでは、まず、図101(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。ここでは、図101(B)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「9」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
リーチが形成されると、立体画像の中装飾図柄8Cが数字「8」で仮停止すると、立体画像の中装飾図柄8Cが数字「8」は、回転(例えば、立体画像の中装飾図柄8Cの上辺から下辺へ向かってくるくる回転)しながら後方へ向かって遠ざかり徐々に小さくなる表示態様とされると、今度は、他の回転(例えば、立体画像の中装飾図柄8Cの右辺から左辺へ向かってくるくる回転)に切り替わって回転しながら前方へ向かって近づき徐々に大きくなり、図101(C)に示すように、最終的に画像表示装置7の表示画面7aに仮停止表示された左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとの大きさと比べて大きくなって回転が停止された表示態様となる。これは、後述するように、立体画像の中装飾図柄8Cを左右に分割した左側中装飾図柄8CLの右側と右側中装飾図柄8CRの左側とによる観音開きの態様を大きく表示するために行われる。
その後、立体画像の中装飾図柄8Cは、立体画像の中装飾図柄8Cの上辺中点と下辺中点とを通る垂直線(中心線)を境界として左右に分割され、立体画像の左側中装飾図柄8CLと立体画像の右側中装飾図柄8CRとに分かれ、図101(D)に示すように、左側中装飾図柄8CLの右側と右側中装飾図柄8CRの左側が観音開きの態様で開く表示態様となる。ここでは、左側中装飾図柄8CLの右側端面が開放側端面となる立体画像である左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaとなるとともに、右側中装飾図柄8CRの左側端面が開放側端面となる立体画像である右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとなる。
中装飾図柄8Cは、有色不透明として形成されているが、左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開かれる表示態様となると、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとが透過性を有する態様で表される。ここでは、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとがそれぞれ透明な領域となる。
左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開かれる表示態様となると、背景画像に存在しないはずの所定の画像を左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域と右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域とを通して視認することができる。
ここでは、「所定の画像」として2つのキャラクタ体CRA,CRBであり、2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持って向かい合った静止画であって遊技機1による演出の世界観を示すものであり、左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で次第に開かれても、2つのキャラクタ体CRA,CRBの位置が変わらず、また互いの距離寸法や大きさも変わらないものとなっている。左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaには、キャラクタ体CRBを視認することができ、右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaには、キャラクタ体CRAを視認することができる。
左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開かれて間もないときには、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域と右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域とが小さく、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域と右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域とが透明となっていることに気づき難いものの、左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開かれるに連れて、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域と右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域とが大きくなると、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaからキャラクタ体CRBの一部を視認することができ、右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaからキャラクタ体CRAの一部を視認することができるようになる。
左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で大きく開かれると、図101(E)に示すように、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域は、キャラクタ体CRBの存在を視認することができるまで大きくなるとともに、右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域は、キャラクタ体CRAの存在を視認することができるまで大きくなる。
図101(E)に続いて、図101(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、その後、図101(G)に示すように、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、が画像表示装置7の表示画面7aに表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。このとき、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、に加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
アクション演出が展開されて、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「9」、中装飾図柄8Cが数字「8」、右装飾図柄8Rが数字「9」となり同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
[立体画像の特定端面演出B]
次に、立体画像の特定端面演出Bについて図102を参照して説明する。図102は、立体画像の特定端面演出Bを説明するための図である。立体画像の特定端面演出Bは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成された際に、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものであり、リーチ演出の一環として行われるものである。つまり、複数種類のリーチ演出には、立体画像の特定端面演出Bが含まれている。
立体画像の特定端面演出Bでは、まず、図102(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。ここでは、図102(B)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「9」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
リーチが形成されると、図102(C)に示すように、前面に「OARO」と記載された矩形形状を有する第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(ホームポジション)で静止した状態から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))まで下方へ向かって進出(移動)する。第2可動役物15が画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))に進出(移動)完了すると、水平な状態から時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し傾斜した状態となる。
続いて、図102(D)に示すように、第2可動役物15の前面に記載された「OARO」という文字列が画像表示装置7の表示画面7aの中央に「OARO」という有色不透明な立体画像の文字列画像LGとして出現する表示態様となる。なお、立体画像の文字列画像LGの外観や色は、第2可動役物15の前面に記載された「OARO」と同一としてもよいし、外観が同一で色が異なるようにしてもよい。
その後、立体画像の文字列画像LGが画像表示装置7の表示画面7aの中央に表示されると、第2可動役物15が反時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し元の水平な状態となり、進出位置(演出位置)から退避位置(ホームポジション)まで上方へ向かって後退(移動)する。
画像表示装置7の表示画面7aの中央に表示された立体画像の文字列画像LGは、回転(例えば、立体画像の文字列画像LGの上辺から下辺へ向かってくるくる回転)しながら後方へ向かって遠ざかり徐々に小さくなる表示態様とされると、今度は、他の回転(例えば、立体画像の文字列画像LGの右辺から左辺へ向かってくるくる回転)に切り替わって回転しながら前方へ向かって近づき徐々に大きくなり、図102(E)に示すように、最終的に画像表示装置7の表示画面7aの中央に出現した立体画像の文字列画像LGの大きさと比べて大きくなって回転が停止された表示態様となる。これは、後述するように、立体画像の文字列画像LGを左右に分割した左側文字列画像LGLの右側と右側文字列画像LGRの左側とによる観音開きの態様を大きく表示するために行われる。
その後、立体画像の文字列画像LGは、左右に分割され、「OA」を左側文字列画像LGLと「RO」を右側文字列画像LGRとする2つの立体画像の文字列画像に分かれ、図102(F)に示すように、左側文字列画像LGLの右側と右側文字列画像LGRの左側が観音開きの態様で開く表示態様となる。ここでは、左側文字列画像LGLの右側端面となる文字「A」の右側端面が開放側端面となる立体画像である左側文字列画像LGLの特定端面LGLaとなるとともに、右側文字列画像LGRの左側端面となる文字「R」の左側端面が開放側端面となる立体画像である右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとなる。
文字列画像LGは、有色不透明として形成されているが、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で開かれる表示態様となると、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとが透過性を有する態様で表される。ここでは、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとがそれぞれ透明な領域となる。
左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で開かれる表示態様となると、背景画像に存在しないはずの所定の画像を左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とを通して視認することができる。
ここでは、「所定の画像」として2つのキャラクタ体CRA,CRBであり、2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持って向かい合った静止画であって遊技機1による演出の世界観を示すものであり、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で次第に開かれても、2つのキャラクタ体CRA,CRBの位置が変わらず、また互いの距離寸法や大きさも変わらないものとなっている。左側文字列画像LGLの特定端面LGLaには、キャラクタ体CRBを視認することができ、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaには、キャラクタ体CRAを視認することができる。
左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で開かれて間もないときには、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが小さく、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが透明となっていることに気づき難いものの、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で開かれるに連れて、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが大きくなると、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaからキャラクタ体CRBの一部を視認することができ、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaからキャラクタ体CRAの一部を視認することができるようになる。
左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で大きく開かれると、図102(G)に示すように、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域は、キャラクタ体CRBの存在を視認することができる状態まで大きくなるとともに、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域は、キャラクタ体CRAの存在を視認することができる状態まで大きくなる。
図102(G)に続いて、図102(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、その後、図102(I)に示すように、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、が画像表示装置7の表示画面7aに表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。このとき、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、に加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
アクション演出が展開されて、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「9」、中装飾図柄8Cが数字「8」、右装飾図柄8Rが数字「9」となり同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
[立体画像の特定端面演出C]
次に、立体画像の特定端面演出Cについて図103を参照して説明する。図103は、立体画像の特定端面演出Cを説明するための図である。立体画像の特定端面演出Cは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成された際に、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものであり、リーチ演出の一環として行われるものである。つまり、複数種類のリーチ演出には、立体画像の特定端面演出Cが含まれている。
立体画像の特定端面演出Cでは、まず、図103(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して停止表示される。ここでは、図103(B)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「9」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
リーチが形成されると、図103(C)に示すように、前面に「OARO」と記載された矩形形状を有する第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(ホームポジション)で静止した状態から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))まで下方へ向かって進出(移動)する。第2可動役物15が画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))に進出(移動)完了すると、水平な状態から時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し傾斜した状態となる。
続いて、図103(D)に示すように、第2可動役物15の前面に記載された「OARO」という文字列が画像表示装置7の表示画面7aの中央に「OARO」という有色不透明な立体画像の文字列画像LGとして出現する表示態様となる。なお、立体画像の文字列画像LGの外観や色は、第2可動役物15の前面に記載された「OARO」と同一としてもよいし、外観が同一で色が異なるようにしてもよい。
その後、立体画像の文字列画像LGが画像表示装置7の表示画面7aの中央に表示されると、第2可動役物15が反時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し元の水平な状態となり、進出位置(演出位置)から退避位置(ホームポジション)まで上方へ向かって後退(移動)する。
画像表示装置7の表示画面7aの中央に表示された立体画像の文字列画像LGは、回転(例えば、立体画像の文字列画像LGの上辺から下辺へ向かってくるくる回転)しながら後方へ向かって遠ざかり徐々に小さくなる表示態様とされると、今度は、他の回転(例えば、立体画像の文字列画像LGの右辺から左辺へ向かってくるくる回転)に切り替わって回転しながら前方へ向かって近づき徐々に大きくなり、図103(E)に示すように、最終的に画像表示装置7の表示画面7aの中央に出現した立体画像の文字列画像LGの大きさと比べて大きくなって回転が停止された表示態様となる。これは、後述するように、立体画像の文字列画像LGを左右に分割した左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様を大きく表示するために行われる。
その後、立体画像の文字列画像LGは、左右に分割され、「OA」を左側文字列画像LGLと「RO」を右側文字列画像LGRとする2つの立体画像の文字列画像に分かれ、図103(F)に示すように、左側文字列画像LGLの左側が左側文字列画像LGLの右側の垂直方向を軸として前方へ向かって回転する表示態様となるとともに、右側文字列画像LGRの右側が右側文字列画像LGRの左側の垂直方向を軸として前方へ向かって回転する表示態様となる。ここでは、2つの文字列画像に分割される直前(図103(E)に示した文字列画像LG)における左側文字列画像LGLの「OA」と記載された面を分割後において「左側文字列画像LGLの前面」といい、2つの文字列画像に分割される直前(図103(E)に示した文字列画像LG)における右側文字列画像LGRの「RO」と記載された面を分割後において「右側文字列画像LGRの前面」という。
左側文字列画像LGLと右側文字列LGRとの回転が進むに連れて、左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが回転する表示態様となる(以下、「左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様」という)。
これにより、左側文字列画像LGLの右側端面となる文字「A」の右側端面が閉塞側端面となり、左側文字列画像LGLの左側端面となる文字「O」の左側端面が開放側端面となる。また、右側文字列画像LGRの左側端面となる文字「R」の左側端面が閉塞側端面となり、右側文字列画像LGRの右側端面となる文字「O」の右側端面が開放側端面となる。
左側文字列画像LGLの左側端面となる文字「O」の左側端面は、開放側端面であり、ここでは立体画像である左側文字列画像LGLの特定端面LGLaとなるとともに、右側文字列画像LGRの右側端面となる文字「O」の右側端面は、開放側端面であり、ここでは立体画像である右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとなる。
文字列画像LGは、有色不透明として形成されているが、左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となると、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとが透過性を有する態様で表される。ここでは、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとがそれぞれ透明な領域となる。
左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となると、背景画像に存在しないはずの所定の画像を左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とを通して視認することができる。
ここでは、「所定の画像」として2つのキャラクタ体CRA,CRBであり、2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持って向かい合った静止画であって遊技機1による演出の世界観を示すものであり、左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となるように次第に左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられても、2つのキャラクタ体CRA,CRBの位置が変わらず、また互いの距離寸法や大きさも変わらないものとなっている。左側文字列画像LGLの特定端面LGLaには、キャラクタ体CRBを視認することができ、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaには、キャラクタ体CRAを視認することができる。
左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となるように左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられて間もないときには、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが小さく、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが透明となっていることに気づき難いものの、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられるに連れて、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とが大きくなると、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaからキャラクタ体CRBの一部を視認することができ、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaからキャラクタ体CRAの一部を視認することができるようになる。
左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となるまで左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられると、図103(G)に示すように、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域は、キャラクタ体CRBの存在を視認することができる状態まで大きくなるとともに、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域は、キャラクタ体CRAの存在を視認することができる状態まで大きくなる。
図103(G)に続いて、図103(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、その後、図103(I)に示すように、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、が画像表示装置7の表示画面7aに表示され、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクション演出が展開される。このとき、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRBと、右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域を通して視認されたキャラクタ体CRAと、に加えて、2つのキャラクタ体CRA、CRBの背景画像も画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示されることとなる。
アクション演出が展開されて、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃って停止表示されると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなるのに対して、画像表示装置7の表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「9」、中装飾図柄8Cが数字「8」、右装飾図柄8Rが数字「9」となり同一の図柄(ここでは、数字「9」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。
[効果例]
以下に、立体画像の特定端面演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Aの図101(A)~図101(E)に示すように、種々の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、画像表示装置7(表示手段)に立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rを表示する場合に、立体画像の中装飾図柄8Cが分割された左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと、立体画像の中装飾図柄8Cが分割された右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaと、が透過性を有する態様で表されているとともに、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとを通して、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)が視認可能になる第1の演出を実行することができる。この構成によれば、透過性を有する態様で表されている左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとを通して、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができるという従来にない斬新な演出を提供することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図102(A)~図102(G)の立体画像の特定端面演出B、図103(A)~図103(G)の立体画像の特定端面演出Cでは、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaの透明な領域と右側文字列画像LGRの特定端面LGRaの透明な領域とを通して、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができ、同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Aの図101(A)~図101(E)に示すように、第1の演出では、透過性を有する態様で表されている左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと透過性を有する態様で表されている右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとの領域が大きくなるように、立体画像の中装飾図柄8Cが分割された左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開く(回転する)ようになっている。この構成によれば、左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で開く(回転する)ことで、透過性を有する態様で表されている左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと、透過性を有する態様で表されている右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaと、の領域が大きくなり、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができる領域を大きくすることができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図102(A)~図102(G)の立体画像の特定端面演出Bでは、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で開く(回転する)ことで、透過性を有する態様で表されている左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと、透過性を有する態様で表されている右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaと、の領域が大きくなり、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができる領域を大きくすることができ、同様である。
図103(A)~図103(G)の立体画像の特定端面演出Cでは、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様に回転されることで、透過性を有する態様で表されている左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと、透過性を有する態様で表されている右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaと、の領域が大きくなり、2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができる領域を大きくすることができ、同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Aの図101(C)に示すように、第1の演出のまえに、立体画像の中装飾図柄8Cである数字「8」の大きさを大きく画像表示装置7(表示手段)に表示する第2の演出を実行することできる。この構成によれば、第1の演出のまえに、立体画像の中装飾図柄8Cである数字「8」の大きさを大きく画像表示装置7(表示手段)に表示されることにより、装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとが透過性を有する態様で表される前後において装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとに対して遊技者の視線を向けることに寄与することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図102(E)の立体画像の特定端面演出Bでは、第1の演出のまえに、左側文字列画像LGLの右側と右側文字列画像LGRの左側とによる観音開きの態様を大きく画像表示装置7(表示手段)に表示することできることにより、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとが透過性を有する態様で表される前後において左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとに対して遊技者の視線を向けることに寄与することができ、同様である。
図103(E)の立体画像の特定端面演出Cでは、第1の演出のまえに、左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様を大きく画像表示装置7(表示手段)に表示することできることにより、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとが透過性を有する態様で表される前後において左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとに対して遊技者の視線を向けることに寄与することができ、同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Aの図101(C)に示すように、第2の演出では、立体画像の中装飾図柄8Cである数字「8」は、奥行方向へ向かって遠ざかることで立体画像の中装飾図柄8Cである数字「8」の大きさが小さく表示されたのちに、手前方向へ向かって近づくことで立体画像の中装飾図柄8Cである数字「8」の大きさが大きく表示されるようになっている。この構成によれば、左側中装飾図柄8CLの右側と右側中装飾図柄8CRの左側とによる観音開きの態様を大きく表示することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図102(E)の立体画像の特定端面演出Bでは、左側文字列画像LGLの右側と右側文字列画像LGRの左側とによる観音開きの態様を大きく表示することでき、同様である。
図103(E)の立体画像の特定端面演出Cでは、左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様を大きく表示することでき、同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Aの図101(C)~図101(E)に示すように、第1の演出では、立体画像の中装飾図柄8Cが左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとに複数に分割され、この分割された左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaと(分割された各々の立体画像における特定端面)を通して2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)が視認可能となる演出を実行することができる。この構成によれば、立体画像の中装飾図柄8Cが複数に分割された結果、立体画像が増えることにより、分割された各々の立体画像における特定端面も増えるため、このように増えた各々の立体画像における特定端面を通して2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができる多くの機会を遊技者に付与することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図102(E)~図102(G)の立体画像の特定端面演出B、図103(E)~図103(G)の立体画像の特定端面演出Cでは、文字列画像LGが「OA」を左側文字列画像LGLと「RO」を右側文字列画像LGRとする2つの文字列画像に分割された結果、立体画像が増えることにより、分割された各々の立体画像における特定端面も増えるため、このように増えた各々の立体画像における特定端面を通して2つのキャラクタ体CRA,CRB(所定画像)を視認することができる多くの機会を遊技者に付与することができるため、同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、立体画像の特定端面演出Bの図102(C)~図102(D)に示すように、画像表示装置7(表示手段)の前方(前面)における進出位置(所定の位置)へ移動可能な第2可動役物15(可動部材)を備え、第2可動役物15(可動部材)が、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成された際に、複数種類のリーチ演出のなかから立体画像の特定端面演出を含むリーチ演出を行うと(所定のタイミングで)作動して進出位置(所定の位置)へ移動する第3の演出を実行することができ、第2の演出では、第2可動役物15(可動部材)の前面に記載された「OARO」という文字列が「OARO」という有色不透明な立体画像の文字列画像LGが表示されるようになっている。この構成によれば、第2可動役物15(可動部材)が所定のタイミングで作動して進出位置(所定の位置)へ移動すると、これを契機として、第2可動役物15(可動部材)の前面に記載された「OARO」という文字列が「OARO」という有色不透明な立体画像の文字列画像LGとして画像表示装置7(表示手段)に表示されるため、第2可動役物15(可動部材)の前面に記載された「OARO」という文字列がまるで第2可動役物15(可動部材)から「OARO」という文字列が画像表示装置7(表示手段)に対して振り落とされた態様となる斬新な演出を行うことができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図103(C)~図103(D)の立体画像の特定端面演出Cについても同様である。
[変形例]
以下に、立体画像の特定端面演出の変形例を示す。
[変形例1]
図101の立体画像の特定端面演出Aでは、左側中装飾図柄8CLの特定端面8CLaと右側中装飾図柄8CRの特定端面8CRaとが透明な領域とされ、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、左側文字列画像LGLの特定端面LGLaと右側文字列画像LGRの特定端面LGRaとが透明な領域とされていた。しかし、図101の立体画像の特定端面演出Aにおける特定端面8CLa,8CRa、図102の立体画像の特定端面演出Bにおける特定端面LGLa,LGRa、図103の立体画像の特定端面演出Cにおける特定端面LGLa,LGRaは、透光性を有しいればよく、曇りガラスのような透光性を有したものでもよい。こうすれば、例えば、特定端面が曇りガラスのような透光性を有する態様で表され、特定端面を通して所定画像を明確に視認できないぼやけた態様から、特定端面が次第に透明な領域となるように透明度が高くなるにつれて特定端面を通して所定画像を視認し易くするようにしてもよい。このように構成しても、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例2]
図101の立体画像の特定端面演出A、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、立体画像の特定端面を通して、所定の画像として2つのキャラクタ体CRA,CRBを視認することができ、2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持って向かい合った静止画であった。しかし、静止画に代えて動画であってもよい。動画としては、例えば2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持って向かい合うまでの流れを説明するものであってもよいし、3次元CGによる動画でもよいし、アニメーションによる動画でもよいし、映画のワンシーンとするものでもよい。
[変形例3]
図101の立体画像の特定端面演出A、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、立体画像が2つの立体画像に分割されていた。しかし、3つ以上の複数の立体画像に分割されてもよい。こうすれば、分割されたことで立体画像の数が増えることで各々の立体画像における特定端面も増えることとなり、結果として透明となった特定端面を通して所定画像を視認することができる多くの機会を遊技者に付与することができる。
[変形例4]
図101の立体画像の特定端面演出Aでは左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとが観音開きの態様で次第に開かれ、図102の立体画像の特定端面演出Bでは左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが観音開きの態様で次第に開かれ、図103の立体画像の特定端面演出Cでは左側文字列画像LGLの前面と右側文字列画像LGRの前面とが向かい合って重なるように閉じる表示態様となるように次第に左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられていた。しかし、立体画像を同一方向に回転してもよいし、相互に異なる方向に回転してもよい。例えば、図101の立体画像の特定端面演出Aでは、観音開きの態様とせずに左側中装飾図柄8CLと右側中装飾図柄8CRとを同一方向に回転(例えば、右回転する態様、左回転する態様、前転する態様、後転する態様など)してもよいし、相互に異なる方向に回転として、例えば左側中装飾図柄8CLを前転する態様とするのに対して右側中装飾図柄8CRを後転とする態様としたり、左側中装飾図柄8CLを後転する態様とするのに対して右側中装飾図柄8CRを右回転とする態様としたりする。また、図102の立体画像の特定端面演出Bでは、観音開きの態様とせずに左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとを同一方向に回転(例えば、右回転する態様、左回転する態様、前転する態様、後転する態様など)してもよいし、相互に異なる方向に回転として、例えば左側文字列画像LGLを前転する態様とするのに対して右側文字列画像LGRを後転とする態様としたり、左側文字列画像LGLを後転する態様とするのに対して右側文字列画像LGRを右回転とする態様としたりする。また、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとが閉じられる態様とせずに左側文字列画像LGLと右側文字列画像LGRとを同一方向に回転(例えば、右回転する態様、左回転する態様、前転する態様、後転する態様など)してもよいし、相互に異なる方向に回転として、例えば左側文字列画像LGLを前転する態様とするのに対して右側文字列画像LGRを後転とする態様としたり、左側文字列画像LGLを後転する態様とするのに対して右側文字列画像LGRを右回転とする態様としたりする。
[変形例5]
図101の立体画像の特定端面演出A、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、立体画像の特定端面を通して、所定の画像として遊技機1による演出の世界観を示すものであった。しかし、リーチ演出の発展先を示唆するものであってもよい。リーチ演出の発展先は複数種類存在しているため、特定端面を通して視認できる発展先により、大当たり遊技が発生する期待度を遊技者に示唆することができるし、所定の画像と発展先での大当たり遊技が発生する期待度との関連性を遊技者自身で見出すことに寄与することもできる。
[変形例6]
図101の立体画像の特定端面演出A、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、所定の画像として遊技機1による演出の世界観を示すものであった。演出の世界観を示すものとして、例えば、2つのキャラクタ体CRA,CRBが剣を持っているものほかに、剣や盾などのアイテムであってもよいし、乗り物でもよいし、2つのキャラクタ体CRA,CRBによるアクションを示す「激突」という文字、「乱舞」という文字、「無双」という文字などの漢字2文字で表現できるものであってもよい。
[変形例7]
図101の立体画像の特定端面演出A、図102の立体画像の特定端面演出B、図103の立体画像の特定端面演出Cでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D1-1]
種々の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記表示手段に立体画像を表示する場合に、前記立体画像における特定端面が透過性を有する態様で表されているとともに、前記特定端面を通して所定画像が視認可能になる第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-2]
態様D1-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記特定端面の領域が大きくなるように前記立体画像が回転する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-3]
態様D1-1または態様D1-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出のまえに、前記立体画像の大きさを大きく前記表示手段に表示する第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-4]
態様D1-3に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記立体画像は、奥行方向へ向かって遠ざかることで前記立体画像の大きさが小さく表示されたのちに、手前方向へ向かって近づくことで前記立体画像の大きさが大きく表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-5]
態様D1-1から態様D1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記立体画像が複数に分割され、分割された各々の前記立体画像における前記特定端面を通して前記所定画像が視認可能となる演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1-6]
態様D1-3または態様D1-4に記載の遊技機であって、
前記表示手段の前面における所定の位置へ移動可能な可動部材を備え、
前記可動部材が所定のタイミングで作動して前記所定の位置へ移動する第3の演出を実行可能であり、
前記第2の演出では、前記可動部材が立体的に表現された前記立体画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図104~図106を用いて可動役物の合体演出A~Cについて説明する。図104~図106において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄や各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aの前面周囲に配置される第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この可動役物の合体演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、可動役物の合体演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、可動役物の合体演出を実行する指示が含まれている場合に、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置、傾きおよび発光態様を変化させたり、遊技盤2に備える第2可動役物15の位置、傾きおよび発光態様を変化させたり、前枠53の開口部の左側周辺に配置される枠ランプ66と前枠53の開口部の右側周辺に配置される枠ランプ66との発光態様(以下、「枠ランプ66の発光態様」という。)を変化させたりする。
なお、第1可動役物14の左側可動役物14Lには多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載され(複数設けられ)左側可動役物14Lの発光態様を多色発光の態様とすることができ、第1可動役物14の右側可動役物14Rには多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載され(複数設けられ)右側可動役物14Rの発光態様を多色発光の態様とすることができる。また、第2可動役物15には多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載され(複数設けられ)第2可動役物15の発光態様を多色発光の態様とすることができ、前枠53の開口部の左側周辺に配置される枠ランプ66と前枠53の開口部の右側周辺に配置される枠ランプ66とにはそれぞれ多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載され(複数設けられ)枠ランプ66の発光態様を多色発光の態様とすることができる。
ここでは、まず可動役物の合体演出Aについて説明し、可動役物の合体演出B、そして可動役物の合体演出Cについて順番に説明する。
[可動役物の合体演出A]
まず、可動役物の合体演出Aについて図104を参照して説明する。図104は、可動役物の合体演出Aを説明するための図である。可動役物の合体演出Aは、まず、図104(A)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)するとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rと全く同一の発光態様である右側可動役物用発光態様となっており、左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と異なっている。
左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、図104(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、目を大きく開いて笑っている画像が表示され、その後、目を細めて微笑んでいる画像へ切り替わる。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
その後、合体役物は、図104(C)および図104(D)に示すように、上辺側から下辺側へ向かって手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻るという「うなずく(人の顔がお辞儀しているような)」動作を行う。このとき、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、合体役物が手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻る動作に応じて、感情を表現した画像も変化させ合体役物の表情も立体的に変化する表示態様となる。
その後、図104(E)に示すように、前面に「OARO」と記載された矩形形状を有する第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(ホームポジション)で静止した状態から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))まで下方へ向かって進出(移動)し、時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止した状態となる。このとき、第2可動役物15は、合体した左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとの前方へ進出した配置となることにより、左側可動役物14Lの上側と右側可動役物14Rの上側一部とを覆う状態となる。なお、第2可動役物15は、左側可動役物14Lの一部と右側可動役物14R(特定の可動部材)の一部とのうちいずれか一方を覆うように構成してもよい。
第2可動役物15が進出するときに、左側可動役物14Lの発光態様は、左側可動役物用発光態様から消灯する発光態様へ制御され、右側可動役物14Rの発光態様と枠ランプ66の発光態様とは、右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。これに対して、第2可動役物15の発光態様は、第2可動役物15が進出するときに、第2可動役物用発光態様へ制御される。第2可動役物用発光態様は、左側可動役物用発光態様および右側可動役物発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)と異なる発光態様となっている。
その後、図104(F)に示すように、左側可動役物14Lの発光態様は、消灯する発光態様から再び左側可動役物用発光態様へ制御され、右側可動役物14Rの発光態様と枠ランプ66の発光態様とは、消灯する発光態様から再び右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)へ制御される。つまり、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様となり、右側可動役物14Rの発光態様と枠ランプ66の発光態様とが右側可動役物用発光態様となり、第2可動役物15の発光態様が第2可動役物用発光態様となることにより、左側可動役物14Lの発光態様と右側可動役物14Rの発光態様(枠ランプ66の発光態様は右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様)と第2可動役物15の発光態様とがそれぞれ異なる発光態様となる。
その後、図104(G)に示すように、第2可動役物15が第2可動役物用発光態様で反時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し元の水平な状態となり、進出位置(演出位置)から退避位置(ホームポジション)まで上方へ向かって後退(移動)完了すると、第2可動役物15の発光態様が第2可動役物用発光態様に維持されたり、他の発光態様(左側可動役物用発光態様と右側可動役物用発光態様と異なる発光態様)へ制御されたり、消灯する発光態様へ制御される。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となっている。
その後、図104(H)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様から消灯する発光態様へ制御されるとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、右側可動役物14Rの発光態様が右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。このとき、枠ランプ66の発光態様も右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となり、右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。
このように、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。言い換えると、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、右側可動役物14Rの発光態様に連動して右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。
なお、第2可動役物15の発光態様は、時系列に規定される第2可動役物15用の発光パターンデータに従って進行し、左側可動役物14Lの発光態様は、時系列に規定される左側可動役物14L用の発光パターンデータに従って進行し、右側可動役物14Rの発光態様は、時系列に規定される右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って進行し、枠ランプ66の発光態様は、時系列に規定される枠ランプ66用の発光パターンデータに従って進行する。右側可動役物14R用の発光パターンデータと枠ランプ66用の発光パターンデータとが同一の発光パターンデータとなっている。
枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御されるため、右側可動役物14Rが作動される場合において、枠ランプ66用の発光パターンデータと右側可動役物14R用の発光パターンデータとを個別に持たせてそれぞれの発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよいし、枠ランプ66用の発光パターンデータに代えて右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよい。
[可動役物の合体演出B]
次に、可動役物の合体演出Aについて図105を参照して説明する。図105は、可動役物の合体演出Bを説明するための図である。可動役物の合体演出Bは、まず、図105(A)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)するとともに、右側可動役物14Rが消灯する発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rの発光態様と全く同一の発光態様である消灯した発光態様となっており、左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と異なっている。
左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、図105(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様から消灯する発光態様へ制御されるとともに、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、目を大きく開いて笑っている画像が表示され、その後、目を細めて微笑んでいる画像へ切り替わる。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
その後、図105(C)に示すように、前面に「OARO」と記載された矩形形状を有する第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(ホームポジション)で静止した状態から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))まで下方へ向かって進出(移動)し、時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止した状態となる。このとき、第2可動役物15は、合体した左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとの前方へ進出した配置となることにより、左側可動役物14Lの上側と右側可動役物14Rの上側一部とを覆う状態となる。なお、第2可動役物15は、左側可動役物14Lの一部と右側可動役物14R(特定の可動部材)の一部とのうちいずれか一方を覆うように構成してもよい。
第2可動役物15が進出するときに、左側可動役物14Lの発光態様は、消灯する発光態様が維持され、右側可動役物14Rの発光態様と枠ランプ66の発光態様とも消灯する発光態様が維持される。これに対して、第2可動役物15の発光態様は、第2可動役物15が進出するときに、第2可動役物用発光態様へ制御される。第2可動役物用発光態様は、左側可動役物用発光態様と異なるとともに、後述する右側可動役物発光態様(左側可動役物用発光態様と第2可動役物用発光態様とに異なる発光態様)と異なる発光態様となっている。
その後、合体役物は、図105(D)および図105(E)に示すように、左側可動役物14Lの発光態様は、消灯する発光態様から再び左側可動役物用発光態様へ制御され、右側可動役物14Rの発光態様は、消灯する発光態様から右側可動役物発光態様(左側可動役物用発光態様と第2可動役物用発光態様と異なる発光態様)へ制御される。このとき、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rの右側可動役物用発光態様と全く同一の発光態様となり、消灯する発光状態から右側可動役物用発光態様へ制御され、左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と第2可動役物15の第2可動役物用発光態様とに異なっている。つまり、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様となり、右側可動役物14Rの発光態様と枠ランプ66の発光態様とが右側可動役物用発光態様となり、第2可動役物15の発光態様が第2可動役物用発光態様となることにより、左側可動役物14Lの発光態様と右側可動役物14Rの発光態様(枠ランプ66の発光態様は右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様)と第2可動役物15の発光態様とがそれぞれ異なる発光態様となる。
そして、合体役物は、上辺側から下辺側へ向かって手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻るという「うなずく(人の顔がお辞儀しているような)」動作を行う。このとき、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、合体役物が手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻る動作に応じて、感情を表現した画像も変化させ合体役物の表情も立体的に変化する表示態様となる。
その後、図105(F)に示すように、第2可動役物15が第2可動役物用発光態様で反時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し元の水平な状態となり、進出位置(演出位置)から退避位置(ホームポジション)まで上方へ向かって後退(移動)完了すると、第2可動役物15の発光態様が第2可動役物用発光態様に維持されたり、他の発光態様(左側可動役物用発光態様と右側可動役物用発光態様と異なる発光態様)へ制御されたり、消灯する発光態様へ制御される。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となっている。
その後、図105(G)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様から消灯する発光態様へ制御されるとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と第2可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、右側可動役物14Rの発光態様が右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と第2可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。このとき、枠ランプ66の発光態様も右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となり、右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と第2可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。
このように、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。言い換えると、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、右側可動役物14Rの発光態様に連動して右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。
なお、第2可動役物15の発光態様は、時系列に規定される第2可動役物15用の発光パターンデータに従って進行し、左側可動役物14Lの発光態様は、時系列に規定される左側可動役物14L用の発光パターンデータに従って進行し、右側可動役物14Rの発光態様は、時系列に規定される右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って進行し、枠ランプ66の発光態様は、時系列に規定される枠ランプ66用の発光パターンデータに従って進行する。右側可動役物14R用の発光パターンデータと枠ランプ66用の発光パターンデータとが同一の発光パターンデータとなっている。
枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御されるため、右側可動役物14Rが作動される場合において、枠ランプ66用の発光パターンデータと右側可動役物14R用の発光パターンデータとを個別に持たせてそれぞれの発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよいし、枠ランプ66用の発光パターンデータに代えて右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよい。
[可動役物の合体演出C]
次に、可動役物の合体演出Cについて図106を参照して説明する。図106は、可動役物の合体演出Cを説明するための図である。可動役物の合体演出Cは、まず、図106(A)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)するとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって進出(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rと全く同一の発光態様である右側可動役物用発光態様となっており、左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と異なっている。
左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、図106(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、目を大きく開いて笑っている画像が表示され、その後、目を細めて微笑んでいる画像へ切り替わる。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
その後、合体役物は、図106(C)および図106(D)に示すように、上辺側から下辺側へ向かって手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻るという「うなずく(人の顔がお辞儀しているような)」動作を行う。このとき、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、合体役物が手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻る動作に応じて、感情を表現した画像も変化させ合体役物の表情も立体的に変化する表示態様となる。
その後、図106(E)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、枠ランプ66の発光態様は右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となっている。
その後、図106(F)に示すように、左側可動役物14Lが左側可動役物用発光態様で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、左側可動役物14Lの発光態様が左側可動役物用発光態様から消灯する発光態様へ制御されるとともに、右側可動役物14Rが右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)で画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)完了すると、右側可動役物14Rの発光態様が右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。このとき、枠ランプ66の発光態様も右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様となり、右側可動役物用発光態様(左側可動役物用発光態様と異なる発光態様)から消灯する発光態様へ制御される。
このように、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。言い換えると、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、右側可動役物14Rの発光態様に連動して右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御される。
なお、左側可動役物14Lの発光態様は、時系列に規定される左側可動役物14L用の発光パターンデータに従って進行し、右側可動役物14Rの発光態様は、時系列に規定される右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って進行し、枠ランプ66の発光態様は、時系列に規定される枠ランプ66用の発光パターンデータに従って進行する。右側可動役物14R用の発光パターンデータと枠ランプ66用の発光パターンデータとが同一の発光パターンデータとなっている。
枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rが作動されると(右側可動役物14Rが進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において)、これに伴い、右側可動役物14Rの発光態様と同一の発光態様へ制御されるため、右側可動役物14Rが作動される場合において、枠ランプ66用の発光パターンデータと右側可動役物14R用の発光パターンデータとを個別に持たせてそれぞれの発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよいし、枠ランプ66用の発光パターンデータに代えて右側可動役物14R用の発光パターンデータに従って枠ランプ66の発光態様と右側可動役物14Rの発光態様とを進行してもよい。
また、図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出Bでは、前面に「OARO」と記載された矩形形状を有する第2可動役物15が画像表示装置7の上方の退避位置(ホームポジション)で静止した状態から画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央寄りの位置(進出位置(演出位置))まで下方へ向かって進出(移動)し、時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止した状態となり、その後、第2可動役物15が第2可動役物用発光態様で反時計方向へ所定の角度(例えば、30度)だけ回転して停止し元の水平な状態となり、進出位置(演出位置)から退避位置(ホームポジション)まで上方へ向かって後退(移動)していたのに対して、図106の可動役物の合体演出Cには、第2可動役物15による画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)へ出現するという演出がない。これは、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行するときに大当たり遊技(大当たり演出)が発生する期待度として、図104の可動役物の合体演出Aが最も高く、続いて図105の可動役物の合体演出Bが高く、図106の可動役物の合体演出Cが最も低く設定されているからである。
[効果例]
以下に、可動役物の合体演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(A)~図104(H)に示すように、枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))が設けられる前枠53と、前枠53に形成される開口部を介して視認される遊技領域3が設けられる遊技盤2と、を備え、種々の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)と、画像表示装置7(表示手段)の前方における進行位置(所定の位置)へ移動して合体可能な第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)と、が遊技盤2に設けられ、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)は、複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)がそれぞれ設けられ、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が合体すると、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)のうち第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様とが同一の発光態様となるようになっている。この構成によれば、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が進出位置へ移動して合体可能な態様となることにより遊技者を視覚的に楽しませることができるとともに、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))による発光態様とが同一の発光態様となることにより遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(A)~図105(G)の可動役物の合体演出Bの、図106(A)~図106(F)の可動役物の合体演出Cについても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(A)~図104(H)に示すように、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が合体すると、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)のうち、第1可動役物14の左側可動役物14L(第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)を除く他の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様とが異なる発光態様となるようになっている。この構成によれば、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が進出位置へ移動して合体する態様となることにより遊技者を視覚的に楽しませることができるとともに、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と第1可動役物14の左側可動役物14Lに設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様とが異なる発光態様となることにより遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(A)~図105(G)の可動役物の合体演出B、図106(A)~図106(F)の可動役物の合体演出Cについても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(E)~図104(F)に示すように、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)と合体せず第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)の一部と第1可動役物14の左側可動役物14L(他の可動部材)の一部とのうちいずれか一方または両方を覆うように移動可能な第2可動役物15(非合体可動部材)を備えている。この構成によれば、合体した第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)と別体に、新に第2可動役物15(非合体可動部材)が出現し、さらに第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)と合体しないため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(C)~図105(E)の可動役物の合体演出Bについても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(E)~図104(F)に示すように、第2可動役物15(非合体可動部材)に複数のLED(第3の発光手段:多色発光することができるLED)が設けられ、第2可動役物15(非合体可動部材)に設けられた複数のLED(第3の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様は、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が合体すると、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)および第1可動役物14の左側可動役物14L(他の可動部材)にそれぞれ設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様とに異なる発光態様となるようになっている。この構成によれば、合体した第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)と別体に、新に第2可動役物15(非合体可動部材)が出現し、さらに第2可動役物15(非合体可動部材)に設けられた複数のLED(第3の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様は、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)および第1可動役物14の左側可動役物14L(他の可動部材)にそれぞれ設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様とにそれぞれ異なる発光態様となるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(C)~図105(E)の可動役物の合体演出Bについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(A)~図104(H)に示すように、前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rに設けられた複数のLED(第2の発光手段)および第2可動役物15に設けられた複数のLED(第3の発光手段)は、多色発光可能なLED(発光手段)となっている。この構成によれば、前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rに設けられた複数のLED(第2の発光手段)および第2可動役物15に設けられた複数のLED(第3の発光手段)が多色発光することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(A)~図105(G)の可動役物の合体演出B、図106(A)~図106(F)の可動役物の合体演出Cについても同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(A)~図104(H)に示すように、遊技者に利益を付与する大当たり遊技状態(大当たり演出)の発生を画像表示装置7(表示手段)に表示するまえに(つまり装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)において)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が合体することができるようになっている。この構成によれば、大当たり遊技状態の発生を画像表示装置7(表示手段)に表示するまえに(装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)において)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が進出位置へ移動して合体した態様となることにより遊技者にインパクトのある演出を提供することができるとともに遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(A)~図105(G)の可動役物の合体演出B、図106(A)~図106(F)の可動役物の合体演出Cについても同様である。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、可動役物の合体演出Aの図104(A)~図104(H)に示すように、遊技者に利益を付与する大当たり遊技状態(大当たり演出)が発生して終了するまでに亘る期間に(つまり大当たり演出中において)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が合体することができるようになっている。この構成によれば、大当たり遊技状態(大当たり演出)が発生して終了するまでに亘る期間に(大当たり演出中において)、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が進出位置へ移動して合体した態様となることにより遊技者にインパクトのある演出を提供することができるとともに遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図105(A)~図105(G)の可動役物の合体演出B、図106(A)~図106(F)の可動役物の合体演出Cについても同様である。
[変形例]
以下に、可動役物の合体演出の変形例を示す。
[変形例1]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cでは、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が進出位置へ移動して合体した態様となっていた。しかし、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)のうちいずれかの可動部材またはすべての可動部材が進出位置へ移動する途中で退避位置(ホームポジション)へ戻り、再び進出位置へ移動したり、退避位置(ホームポジション)と進出位置とを往復し、結果的に合体しない可動役物の合体演出を行ってもよい。この場合においても、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))による発光態様とが同一の発光態様となり、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と第1可動役物14の左側可動役物14Lに設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様とが異なる発光態様となる。また、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14R(複数の可動部材)が退避位置(ホームポジション)と進出位置とを往復し、結果的に合体しない可動役物の合体演出を行っている際に、新たに第2可動役物15(非合体可動部材)が出現する場合においても、第2可動役物15(非合体可動部材)に設けられた複数のLED(第3の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様は、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)および第1可動役物14の左側可動役物14L(他の可動部材)にそれぞれ設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53に設けられた枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様とにそれぞれ異なる発光態様となる。
[変形例2]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cでは、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rという2つの可動役物が進出位置へ移動して合体した態様となっていた。しかし、3つ以上の可動役物がそれぞれ進出位置へ移動して合体する態様としてもよい。この場合、枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))の発光態様と同一の発光態様となる特定の可動役物として第1可動役物14の右側可動役物14Rとしてもよいし、第1可動役物14の右側可動役物14Rと異なる別の可動役物に代えてもよいし、すべての可動役物の中からいつくか選択した可動役物としてもよい。
[変形例3]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cに作動する第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rがそれぞれ退避位置(ホームポジション)に位置(待機)されているときには、左側可動役物14Lの存在を隠す左側装飾部材と、右側可動役物14Rの存在を隠す右側装飾部材と、を遊技盤2に設けるとともに、左側装飾部材には多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載され、右側装飾部材には多色発光可能なフルカラーLEDが複数搭載されていてもよい。この場合、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rがそれぞれ退避位置(ホームポジション)に位置(待機)されているときには、第1可動役物14の左側可動役物14Lおよび第1可動役物14の右側可動役物14Rに設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)が消灯した状態となっていても、左側装飾部材および右側装飾部材にそれぞれ複数搭載されたフルカラーLEDの発光により左側装飾部材および右側装飾部材による発光演出を行うことができる。例えば、左側装飾部材の発光態様および右側装飾部材のうちいずれか一方の装飾部材または両方の装飾部材の発光態様と枠ランプ66の発光態様と第2可動役物15の発光態様とを同一の発光態様とすることができる。
[変形例4]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cでは、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と枠ランプ66(第1の発光手段:複数のLED(多色発光することができるLED))による発光態様とが同一の発光態様となっていた。しかし、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53の開口部の左側周辺に配置される枠ランプ66とが同一の発光態様となるのに対して、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53の開口部の右側周辺に配置される枠ランプ66の発光態様とが異なる発光態様となるようにしてもよいし、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53の開口部の左側周辺に配置される枠ランプ66とが異なる発光態様となるのに対して、第1可動役物14の右側可動役物14R(特定の可動部材)に設けられた複数のLED(第2の発光手段:多色発光することができるLED)の発光態様と前枠53の開口部の右側周辺に配置される枠ランプ66の発光態様とが同一の発光態様となるようにしてもよい。
[変形例5]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cにおいて、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成されると、合体役物は、上辺側から下辺側へ向かって手前側(遊技者側)へ傾き、そして元へ戻るという「うなずく(人の顔がお辞儀しているような)」動作を行っていた。しかし、合体役物は、左辺側と右辺側とを手前側(遊技者側)へ向かって回転移動して元へ戻るという「人の顔が左右に回るような)」動作を行ってもよい。この場合、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像として、目がバツ印(バッテン)となった画像(例えば図54を参照。)とし、悲しい感情を表現した画像としてもよい。
[変形例6]
装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行する際に大当たり遊技(大当たり演出)が発生する期待度として、図104の可動役物の合体演出Aが最も高く、続いて図105の可動役物の合体演出Bが高く、図106の可動役物の合体演出Cが最も低く設定されていた。しかし、図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cを遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)における演出として実行するようにしてもよい。遊技者による演出ボタン63の操作(押下操作)に基づいて実行するようにしてもよいし、遊技者による剣部材64の操作(下方に押し込む操作)に基づいて実行するようにしてもよいし、遊技者による剣部材64の上端部分に設けられた剣ボタン65の操作(押下操作)に基づいて実行するようにしてもよい。
[変形例7]
左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と右側可動役物14Rの右側可動役物用発光態様とは、全く異なる発光態様であり、さらに、枠ランプ66の発光態様は、右側可動役物14Rと全く同一の発光態様である右側可動役物用発光態様となっており、左側可動役物14Lの左側可動役物用発光態様と異なっていた。しかし、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ作動して進出位置へ向かって進出して後退してホームポジションへ戻るまでに亘る期間において、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとを連動させて同一の発光態様とする場合には、枠ランプ66の発光態様と左側可動役物14Lの発光態様と異なる発光態様とする。左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとを連動させて同一の発光態様として、例えば赤色に点灯したり、点滅したり、または階調点灯したりするのに対して、枠ランプ66は消灯または白色に点灯したり、階調点灯したりするなど左側可動役物14Lの発光態様と異なる発光態様とする。
[変形例8]
図104の可動役物の合体演出A、図105の可動役物の合体演出B、図106の可動役物の合体演出Cでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D2-1]
第1の発光手段が設けられる前枠と、
前記前枠に形成される開口部を介して視認される表示手段と、
前記表示手段の前方における所定の位置へ移動して合体可能な複数の可動部材と、を備える遊技機であって、
前記複数の可動部材は、第2の発光手段がそれぞれ設けられ、
前記複数の可動部材が合体すると、前記複数の可動部材のうち特定の可動部材に設けられた前記第2の発光手段の発光態様と前記前枠に設けられた前記第1の発光手段の発光態様とが同一の発光態様となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-2]
態様D2-1に記載の遊技機であって、
前記複数の可動部材が合体すると、前記複数の可動部材のうち前記特定の可動部材を除く他の可動部材に設けられた前記第2の発光手段の発光態様と前記前枠に設けられた前記第1の発光手段の発光態様とが異なる発光態様となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-3]
態様D2-2に記載の遊技機であって、
前記複数の可動部材と合体せず前記特定の可動部材の一部と前記他の可動部材の一部とのうちいずれか一方または両方を覆うように移動可能な非合体可動部材を備える、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-4]
態様D2-3に記載の遊技機であって、
前記非合体可動部材に第3の発光手段が設けられ、
前記非合体可動部材に設けられた前記第3の発光手段の発光態様は、前記複数の可動部材が合体すると、前記特定の可動部材および前記他の可動部材にそれぞれ設けられた前記第2の発光手段の発光態様と前記前枠に設けられた前記第1の発光手段の発光態様とに異なる発光態様となる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-5]
態様D2-1から態様D2-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の発光手段、前記第2の発光手段および前記第3の発光手段は、多色発光可能な発光手段である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-6]
態様D2-1から態様D2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
当たり遊技の演出の発生を前記表示手段に表示するまえに、前記複数の可動部材が合体可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D2-7]
態様D2-1から態様D2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
当たり遊技の演出が発生して終了するまでに亘る期間に、前記複数の可動部材が合体可能な、
ことを特徴とする遊技機。
11.他の実施形態における第1可動役物14の動作
後述する図175~図182の演出を実行する場合、第1可動役物14の構成が図1、図49~図58とは異なる。図175~図182の演出を実行する場合の第1可動役物14の構成について説明する。図175~図182の演出を実行する他の実施形態における第1可動役物14の構成を図107~図110を用いて説明する。
図107は、他の実施形態における第1可動役物14の第1態様を例示した説明図である。図108は、他の実施形態における可動役物14の第2態様を例示した説明図である。図109は、他の実施形態における可動役物14の第3態様を例示した説明図である。図110は、他の実施形態における第1可動役物14の第4態様を例示した説明図である。
他の実施形態における第1可動役物14は、図107~図110に示すように、左側固定役物14Lと、右側可動役物14Rとを含んでいる。左側固定役物14Lは、移動可能に構成されておらず、表示画面7aの前方で表示画面7aの一部を覆うようにして静止している。右側可動役物14Rは、左右方向に移動可能に構成されている。左側固定役物14Lと、右側可動役物14Rは、それぞれ、先端側に環形状の装飾部の半分(左側装飾部と右側装飾部)が取り付けられている。すなわち、左側装飾部と右側装飾部は、それぞれ、環形状の半分の弧形状を有している。右側可動役物14Rは、表示画面7aの右側に格納される退避位置(ホームポジション)で静止することができる(第1態様)。右側可動役物14Rは、退避位置のとき、全部が他の部材の背面側に位置し、全部が視認困難な状態になる。
図107に示すように、左側固定役物14Lは、弧形状の左側装飾部の先端に一対の可動部材14LPが収納されている。図107では、一対の可動部材14LPが左側装飾部に収納された状態(退避状態)が示されている。他の実施形態では、図107の状態を可動役物14の第1態様とも呼ぶ。可動部材14LPは、棒形状の部材であり、左右方向に移動可能に構成されている。可動部材14LPは、収納時には左側装飾部の背面側に位置し視認困難になっており、進出時に、図108のように右方向に突出する。図108では、一対の可動部材14LPが互いに平行に右方向に突出した進出位置(展開ポジション)が示されている。他の実施形態では、図108の状態を可動役物14の第2態様とも呼ぶ。
図109に示すように、左側固定役物14Lの先端から一対の可動部材14LPが突出した状態で、右側可動役物14Rが左方向に進出移動することで、一対の可動部材14LPが右側可動役物14Rと接触して、全体で1つの装飾部材(合体役物)が形成される(第3態様)。そして、図110に示すように、合体役物の中央にできた開口部に対応する表示画面7aに顔の画像が表示されることによって、全体として人の顔が完成する。また、第1可動役物14と第2可動役物15がともに進出位置に移動することにより、第2可動役物15が第1可動役物14の上方の一部を覆った状態となる。言い換えれば、第1可動役物14と第2可動役物15が一部重なって組み合わされた状態で静止することができる。図110の状態を可動役物14の第4態様とも呼ぶ。
12.本実施形態のその他の演出例、効果例、変形例、態様例
以下に、本実施形態の各演出例(表示演出例、役物可動演出例)を説明する。また、その演出例に対する効果例、変形例、および、態様例も合わせて説明する。これから説明する演出は、上述したように、遊技制御用マイコン81から送信される種々の情報(当たり判定情報、当たり種別情報、変動パターン情報、事前判定情報など)に基づき、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)によって実現される演出である。なお、以下の表示演出例は、画像表示装置7の表示画面7aで実行される。また、表示演出例において保留表示(保留アイコン)が省略されている場合があるが、断りがない限り実際には表示されている。
以下に図111~図114を用いて保留数連動画像表示演出A~Dについて説明する。この保留数連動画像表示演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、保留数連動画像表示演出を実行する指示が含まれており、かつ、保留数が所定の数になると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[保留数連動画像表示演出A]
図111は、保留数連動画像表示演出Aを説明するための図である。保留数連動画像表示演出は、特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数(例えば3)になると保留数示唆画像HSGが表示される演出である。保留数連動画像表示演出Aでは、まず、図111(A)および図111(B)に示すように、装飾図柄の確定停止とともに保留が消化されて、次の新たな変動が開始される。図111(A)では、遊技状態が通常状態で第1特別図柄の抽選結果がハズレであり、装飾図柄がバラケ目「567」で確定停止している。この確定停止と連動して、当該保留アイコン(変動アイコン)9Cが消滅(保留消化)する。また、第1特別図柄に対応する保留アイコン9Aは、2つ(保留数2)表示されている。
図111(B)では、2つの保留アイコン9Aのシフト移動によって、先に表示された古い方(右側)の保留アイコン9Aが、当該保留アイコン表示領域に移動して当該保留アイコンになる。ここでは、当該保留アイコン表示領域は、下方の矩形画像によって領域の位置が特定できるようになっている。2つの保留アイコン9Aのうちの一つ(右側)が当該保留になるのと同時に、装飾図柄の変動演出が開始される。図111(B)に示す装飾図柄の変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。ここでは、変動が「特定の変動」に該当するか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、特定の変動は、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに実行されてもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに実行されてもよい。特定の演出に該当するか否かは任意の条件とすることができる。変動が特定の変動に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。
その後、図111(C)に示すように、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計2つになった状態が示されている。続いて、図111(D)に示すように、さらに、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが合計3つになった状態が示されている。これに連動して、「いま保留3個!!」と記載された保留数示唆画像HSGが表示される。すなわち、保留数示唆画像HSGは、保留数が3になったときにその旨を報知する画像であり、保留数が2以下のときには表示されない。続いて、図111(E)に示すように、保留数示唆画像HSGは、表示後、所定時間経過すると特定の変動中に表示が消える。図111(F)では、さらに、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計4つになった状態が示されている。このときには、保留数示唆画像HSGは表示されない。つまり、保留数示唆画像HSGは、保留数が3のときだけ一定期間表示され、それ以外の保留数のときには表示されない。図111(G)に示すように、その後、装飾図柄が確定停止する。すなわち、特定の変動が終了する。この後、後述する図112(H)~図112(J)が実行される。
図111(H)は、図111(B)に示す特定の変動の開始後に第1特別図柄の入賞が無かった状態を示している。すなわち、特定の変動後に所定の時間が経過して装飾図柄が確定停止している。このように、特定の変動であっても、保留数が所定値(ここでは3)とならない場合には、保留数示唆画像HSGが表示されることなく、装飾図柄が確定停止する。
図111(I)は、図111(C)に示すように、特定の変動後に保留アイコン9Aが1つ追加されて合計2になり、その後、第1特別図柄の入賞が無かった状態を示している。すなわち、特定の変動後に所定の時間(変動時間)が経過して装飾図柄が確定停止している。このように、特定の変動であっても、保留数が所定値(ここでは3)とならない場合には、保留数示唆画像HSGが表示されることなく、装飾図柄が確定停止する。
図111(J)は、図111(E)に示すように、保留数示唆画像HSGが表示された後、第1特別図柄の入賞が無かった状態を示している。すなわち、保留数示唆画像HSGが表示された後、所定の時間(変動時間)が経過して装飾図柄が確定停止している。このように、特定の変動では、保留数示唆画像HSGが一度表示された後、再度表示されることなく装飾図柄が確定停止する。
[保留数連動画像表示演出B]
図112は、保留数連動画像表示演出Bを説明するための図である。保留数連動画像表示演出は、特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数(例えば3)になると保留数示唆画像HSGが表示される演出である。保留数連動画像表示演出Bの図112(A)~図112(D)は、保留数連動画像表示演出Aの図111(A)~図111(D)と同じである。すなわち、図112(A)および図112(B)に示すように、装飾図柄の確定停止とともに保留が消化されて、次の新たな変動が開始される。図112(A)では、遊技状態が通常状態で第1特別図柄の抽選結果がハズレであり、装飾図柄がバラケ目「567」で確定停止している。この確定停止と連動して、当該保留アイコン(変動アイコン)9Cが消滅(保留消化)する。また、第1特別図柄に対応する保留アイコン9Aは、2つ(保留数2)表示されている。
図112(B)では、2つの保留アイコン9Aのシフト移動によって、先に表示された古い方(右側)の保留アイコン9Aが、当該保留アイコン表示領域に移動して当該保留アイコンになる。ここでは、当該保留アイコン表示領域は、下方の矩形画像によって領域の位置が特定できるようになっている。2つの保留アイコン9Aのうちの一つ(右側)が当該保留になるのと同時に、装飾図柄の変動演出が開始される。図112(B)に示す装飾図柄の変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。ここでは、変動が「特定の変動」に該当するか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、特定の変動は、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに実行されてもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに実行されてもよい。特定の演出に該当するか否かは任意の条件とすることができる。変動が特定の変動に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。
その後、図112(C)に示すように、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計2つになった状態が示されている。続いて、図111(D)に示すように、さらに、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが合計3つになった状態が示されている。これに連動して、「いま保留3個!!」と記載された保留数示唆画像HSGが表示される。すなわち、保留数示唆画像HSGは、保留数が3になったときにその旨を報知する画像であり、保留数が2以下のときには表示されない。保留数示唆画像HSGは、所定時間経過すると表示が消える。
その後、特定の変動において装飾図柄が確定停止し、次の変動が開始される。図112(E)は、特定の変動の次の変動中の状態を例示している。ここでは、保留アイコン9Aが1つ消費され2つ(保留数2)表示されている。図112(F)では、この変動中に第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計3つになった状態が示されている。このとき、保留数が3になったにも関われず、保留数示唆画像HSGは、表示されない。すなわち、特定の変動の次の変動では、保留数について所定条件(保留数が3になる)を満たしても、保留数示唆画像HSGが表示されない。言い換えれば、保留数示唆画像HSGは特定の変動のときだけ表示される。これにより、遊技者は、保留数示唆画像HSGが表示されるかされないかのドキドキ感を得ることができる。
その後、図112(G)に示すように、特定の変動の次の変動において、装飾図柄が確定停止する。その後、さらに、次の変動が開始される。図112(H)は、特定の変動の次の次の変動中の状態を例示している。ここでは、保留アイコン9Aが1つ消費され2つ(保留数2)表示されている。図112(I)では、この変動中に第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計3つになった状態が示されている。このとき、保留数が3になったにも関われず、保留数示唆画像HSGは、表示されない。すなわち、特定の変動の次の次の変動では、保留数について所定条件(保留数が3になる)を満たしても、保留数示唆画像HSGが表示されない。言い換えれば、保留数示唆画像HSGは特定の変動のときだけ表示される。これにより、遊技者は、保留数示唆画像HSGが表示されるかされないかのドキドキ感を得ることができる。その後、図112(J)に示すように、特定の変動の次の次の変動において、装飾図柄が確定停止する。
[保留数連動画像表示演出C]
図113は、保留数連動画像表示演出Cを説明するための図である。保留数連動画像表示演出は、特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数(例えば3)になると保留数示唆画像HSGが表示される演出である。保留数連動画像表示演出Cの図113(A)は、保留数連動画像表示演出Aの図111(A)と同じである。すなわち、図112(A)に示すように、装飾図柄の確定停止とともに保留が消化されて、次の新たな変動が開始される。図112(A)では、遊技状態が通常状態で第1特別図柄の抽選結果がハズレであり、装飾図柄がバラケ目「567」で確定停止している。この確定停止と連動して、当該保留アイコン(変動アイコン)9Cが消滅(保留消化)する。また、第1特別図柄に対応する保留アイコン9Aは、2つ(保留数2)表示されている。
図113(B)では、2つの保留アイコン9Aのシフト移動によって、先に表示された古い方(右側)の保留アイコン9Aが、当該保留アイコン表示領域に移動して当該保留アイコンになる。ここでは、当該保留アイコン表示領域は、下方の矩形画像によって領域の位置が特定できるようになっている。2つの保留アイコン9Aのうちの一つ(右側)が当該保留になるのと同時に、装飾図柄の変動演出が開始される。図113(B)に示す装飾図柄の変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。ここでは、変動が「特定の変動」に該当するか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、特定の変動は、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに実行されてもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに実行されてもよい。特定の演出に該当するか否かは任意の条件とすることができる。変動が特定の変動に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。この特定の変動中にタイマー画像TM1が表示される。ここではタイマー画像TM1は、「あと10秒」と記載されており、表示後カウントダウンが開始される。
その後、図113(C)に示すように、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが1つ追加され合計2つになった状態が示されている。タイマー画像TM1は、カウントダウンを継続し、ここでは「あと8秒」と示されている。続いて、図113(D)に示すように、さらに、第1特別図柄の入賞によって、保留アイコン9Aが合計3つになった状態が示されている。これに連動して、「いま保留3個!!」と記載された保留数示唆画像HSGが表示される。すなわち、保留数示唆画像HSGは、保留数が3になったときにその旨を報知する画像であり、保留数が2以下のときには表示されない。保留数示唆画像HSGが表示されている間、タイマー画像TM1は、カウントダウンを継続している。そして、図113(E)および図113(F)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、タイマー画像TM1の表示が消える。このときあわせて、保留数示唆画像HSGも表示が消える。
その後、図113(G)に示すように、特定の変動において装飾図柄が確定停止し、次の変動が開始される。特定の変動の次の変動中の状態は、図113(G)は、保留数連動画像表示演出Bの図112(G)~図112(J)と同様であるため説明を省略する。
図113(H)~図113(J)は、図113(C)に示すように、特定の変動後に保留アイコン9Aが1つ追加されて合計2になり、その後、第1特別図柄の入賞が無かった状態を示している。すなわち、特定の変動後に所定の時間(変動時間)が経過してタイマー画像TM1のタイマー値が「0」になり、その後、タイマー画像TM1が消えると共に、装飾図柄が確定停止している。このように、特定の変動であっても、保留数が所定値(ここでは3)とならない場合には、保留数示唆画像HSGが表示されることなく、装飾図柄が確定停止する。
[保留数連動画像表示演出D]
図114は、保留数連動画像表示演出Dを説明するための図である。保留数連動画像表示演出は、特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数(例えば3)になると保留数示唆画像HSGが表示される演出である。保留数連動画像表示演出Dの図114(A)は、大当たり遊技後に、時短遊技が開始されることが報知されています。具体的には、「時短モード開始!!」が表示される。ここでは、時短回数は1回であり、1回の第2特別図柄の抽選後、通常状態に戻るものとして説明する。また、保留数連動画像表示演出Dでは、保留アイコンが表示されないため、表示画面7aの右下に現在の保留数が示されている。図114(A)では、右打ちによって、第2特別図柄の保留が0から1になり、図114(B)の第2特別図柄の抽選の開始とともに0になっている。
図114(B)では、第2特別図柄の保留が1つ消費され、残りが0になり、装飾図柄の変動演出が実行されている。図114(B)に示す装飾図柄の変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。ここでは、「特定の変動」とは、大当たり遊技後の時短状態において、実行される最初の第2特別図柄の変動をいう。本実施形態では、時短回数は第2特別図柄抽選の1回であり、第1特別図柄抽選は時短回数に含まれない。なお、時短回数は、任意の回数とすることができる。また、第2特別図柄抽選だけでなく、第1特別図柄抽選も時短回数のカウントに入れてもよい。なお、変動が特定の変動に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。この特定の変動中にタイマー画像TM1が表示される。ここではタイマー画像TM1は、「あと10秒」と記載されており、表示後カウントダウンが開始される。図114(B)では、右打ちの継続によって第2特別図柄の保留が0から2になっている。
その後、図114(C)に示すように、右打ちの継続によって、第2特別図柄の保留が2から3になっている。これに連動して、「いま保留3個!!」と記載された保留数示唆画像HSGが表示される。すなわち、保留数示唆画像HSGは、保留数が3になったときにその旨を報知する画像であり、保留数が2以下のときには表示されない。保留数示唆画像HSGが表示されている間、タイマー画像TM1は、カウントダウンを継続している。ここでは「あと5秒」と示されている。続いて、図114(D)および図114(E)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、タイマー画像TM1の表示が消える。このときあわせて、保留数示唆画像HSGも表示が消える。
その後、図114(F)に示すように、特定の変動において装飾図柄が「789」で確定停止し、第2特別図柄の保留数が3から2になる。そして、遊技状態が、時短状態から通常状態に切り替わるとともに、通常状態における第2特別図柄抽選が実行される。このとき、変動表示の前に、図114(G)に示すように、「通常モード開始!!」が表示される。その後、変動表示がなされる。
図114(H)では、特定の変動の次の変動中に変動表示とあわせてタイマー画像TM2が表示される。このタイマー画像TM2は、「あと10秒」というタイマーの内容を表しているだけであり、カウントダウンをおこなわずに「あと10秒」のまま所定時間経過後に消える。本件では、このような画像もタイマー画像と呼ぶ。確定停止後、保留数が2から1になり、次の変動が開始される。このとき、タイマー画像TM3が表示される。このタイマー画像は、「あと5秒」というタイマーの内容を表しているだけであり、カウントダウンをおこなわずに所定時間経過後に消える。その後、図114(J)に示すように、確定停止する。第2特別図柄の保留数が1から0になる。、図114(H)~図114(J)では、保留数連動画像表示演出Bの図112(G)~図112(J)と同様に、各変動において、保留数が所定値(例えば3)を超えた場合であっても、保留数示唆画像HSGが表示されない。
[効果例]
以下に、保留数連動画像表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図111~図114に示すように、特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数(例えば3)になると保留数示唆画像HSGが表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1の演出が実行された同じ変動中に、保留数示唆画像HSGが消える第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図111~図114に示すように、第1の演出において、保留数示唆画像HSGは、保留数が2以上の所定の数(例えば3)になると表示され、保留数が所定の数(例えば3)になる前には表示されない。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図111、図113に示すように、特定の変動中に、保留数が所定の数(例えば3)に達しなかった場合、保留数示唆画像HSGは表示されない。この構成によれば、保留数示唆画像HSGが表示されない場合があるため、表示されたときの印象を増大させることができる。このように、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図113、図114に示すように、特定の変動の開始時にタイマー画像が表示され、特定の変動中に保留数示唆画像HSGが表示された場合、保留数示唆画像HSGはタイマー画像とともに消える。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図111~図114に示すように、保留数示唆画像HSGは、保留数が所定の数(例えば3)になったことを示唆する内容が表された画像である。この構成によれば、画像自体が保留数を表す所定画像がいきなり表示されるという、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図112に示すように、特定の変動の次に実行される変動中には、保留数示唆画像HSGは表示されない。この構成によれば、遊技者の意表を突いて、次変動では保留数が所定となっても所定画像が現れないという従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図114に示すように、特定の変動は、時短状態時に実行され、特定の変動の次に実行される変動は、通常状態時に実行される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、保留数連動画像表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
保留数示唆画像HSGが表示される保留数は、3に限定されず、任意の数とすることができる。なお、保留数示唆画像HSGが表示される保留数複数であることが好ましい。また、保留数示唆画像HSGが表示される保留数は複数回であってもよい。例えば、保留数が2と4のときに表示されるように構成されていてもよい。
[変形例2]
保留数示唆画像HSGが表す内容は、上記に限定されない。例えば、「いま偶数だよ」とか「まだ無いよ」「もういっぱい」などであってもよい。
[変形例3]
上述のタイマー画像は、「あと10秒」や「3:00」というタイマーの内容を表していればよく。必ずしも、カウントダウンをおこなわなくてもよい。例えば、第1の変動において「あと100秒」が表示されその後消え、次の変動で「あと10秒」が表示されその後消える態様であっても、タイマー画像と呼ぶ。
[変形例4]
保留数連動画像表示演出A~Dの構成は、適宜組み合わせることができる。また、特定の変動とは、特別に限定された変動ではなく、すべての変動が「特定の変動」に該当してもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、所定画像であり、
特定の変動中に、入賞によって保留数が所定の数になると前記所定画像が表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記第1の演出が実行された同じ変動中に、前記所定画像が消える第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記所定画像は、保留数が2以上の所定の数になると表示され、保留数が前記所定の数になる前には表示されない、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-3]
請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
前記特定の変動中に、保留数が前記所定の数に達しなかった場合、前記所定画像は表示されない。
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-4]
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、タイマー画像であり、
前記タイマー画像は、前記特定の変動の開始時に表示され、前記タイマー画像のタイマー値が所定値になると表示が消えるものであり、
前記特定の変動中に前記所定画像が表示された場合、前記所定画像は前記タイマー画像とともに消える、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-5]
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、保留数が所定の数になったことを示唆する内容が表された画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-6]
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動の次に実行される変動中には、前記所定画像は表示されない、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E1-7]
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動は、時短状態時に実行され、前記特定の変動の次に実行される変動は、通常状態時に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図115~図118を用いて保留数変化連動演出A~Dについて説明する。この保留数変化連動演出は、大当たり遊技後や、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信したエンディング演出開始コマンドや変動演出開始コマンドを解析し、保留数変化連動演出を実行する指示が含まれており、かつ、保留数が所定の変化をすると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[保留数変化連動演出A]
図115は、保留数変化連動演出Aを説明するための図である。保留数変化連動演出は、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をすると、特定の演出の終了後に開始される変動において、「所定画像」が表示される演出である。ここでは、「特定の演出」が通常状態時における装飾図柄の変動表示演出であり、保留数の「所定の変化」とは、特定の演出中に保留数が3以上増えることであり、「所定画像」とは、期待度示唆画像KSGであるものとして説明する。なお、本実施形態において「所定画像」とは、タイマー画像TM1であってもよい。
保留数変化連動演出Aでは、まず、図115(A)に示すように、装飾図柄の変動演出が実行される。この装飾図柄の変動演出は、特許請求の範囲の「特定の演出」に該当する。ここでは、この変動が「特定の演出」に該当するか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、特定の演出は、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに実行される変動演出であってもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに実行される変動演出てもよい。変動演出が特定の演出に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。
ここでは、遊技状態は通常状態であり、保留は第1特別図柄抽選の保留である。この変動演出(特定の演出)中に、図115(B)に示すように、3回の入賞によって保留数が1から4に変化(増加)すると、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をしたことになる。そうすると、図115(C)に示す確定停止後、図115(D)に示すように次の変動において、必ず、期待度示唆画像KSGが表示される。ここでは、期待度示唆画像KSGは、「チャンス」と記載されており、当該変動における当たりの期待度を示唆している。図115(D)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第1の変動」に該当する。なお、図115(A)~図115(B)に示す一つ前の変動において、保留数が所定の変化をしていない場合には、次の変動において、期待度示唆画像KSGは表示されない。
図115(D)に示す次の変動では、変動の開始と共に、期待度示唆画像KSGとタイマー画像TM1が必ず表示される。タイマー画像TM1は、「あと5秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図115(E)に示すように、期待度示唆画像KSGは、表示後所定のタイミング(例えば、表示2秒後)で縮小されつつ、表示画面7aの右下に移動する。タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図115(F)に示すように、縮小された期待度示唆画像KSGと、タイマー画像TM1の両方の表示が消える。
その後、図115(G)に示すように、同じ変動において、さらにタイマー画像TM2が必ず表示される。タイマー画像TM2は、「あと3秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図115(H)に示すように、タイマー画像TM2のタイマー値が「0」になると、図115(I)に示すように、装飾図柄が確定停止する。さらに、図115(J)に示す、次の変動(特定の演出の次の次の変動)において、タイマー画像TM3が必ず表示される。図115(J)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第2の変動」に該当する。なお、タイマー画像TM3は、カウントダウンをしていてもよいし、「あと3秒」というタイマーの内容を表しているだけで、カウントダウンをおこなわずに「あと3秒」のまま所定時間経過後に消えてもよい。本件では、両方ともタイマー画像と呼ぶ。その後、確定停止する。
[保留数変化連動演出B]
図116は、保留数変化連動演出Bを説明するための図である。保留数変化連動演出は、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をすると、特定の演出の終了後に開始される変動において、「所定画像」が表示される演出である。ここでは、「特定の演出」が通常状態時における第1特別図柄の変動表示演出であり、保留数の「所定の変化」とは、特定の演出中に第2特別図柄の入賞により第2特別図柄の保留数が0から1に増えることであり、「所定画像」とは、期待度示唆画像KSGであるものとして説明する。なお、本実施形態において「所定画像」とは、タイマー画像TM1であってもよい。
保留数変化連動演出Bでは、まず、図116(A)および図116(B)に示すように、第1特別図柄の確定停止後、保留消化と共に、次の第1特別図柄に対応する保留アイコンがシフト移動して当該保留アイコン9Cになり、次の変動が開始される。この装飾図柄の変動演出は、特許請求の範囲の「特定の演出」に該当する。ここでは、この変動が「特定の演出」に該当するか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、特定の演出は、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに実行される変動演出であってもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに実行される変動演出てもよい。特定の演出に該当するか否かは任意の条件とすることができる。変動演出が特定の演出に該当するか否かを示す画像を表示画面7aに表してもよいし、表示しなくてもよい。
ここでは、遊技状態は通常状態であり、保留は第1特別図柄抽選の保留である。この変動演出(特定の演出)中に、図116(B)に示すように、第2特別図柄の入賞によって保留数が0から1に変化(増加)すると、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をしたことになる。そうすると、図116(C)に示す確定停止後、図116(D)に示すように第2特別図柄抽選をおこなう次の変動において、必ず、期待度示唆画像KSGが表示される。ここでは、期待度示唆画像KSGは、「チャンス」と記載されており、当該変動における当たりの期待度を示唆している。図116(D)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第1の変動」に該当する。なお、図116(B)~図116(C)に示す一つ前の変動において、第2特別図柄の入賞がない場合には、次の変動において、期待度示唆画像KSGは表示されない。
図116(D)に示す次の変動では、変動の開始と共に、期待度示唆画像KSGとタイマー画像TM1が必ず表示される。タイマー画像TM1は、「あと5秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図116(E)に示すように、期待度示唆画像KSGは、表示後所定のタイミングで縮小されつつ、表示画面7aの右下に移動する。タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図116(F)に示すように、縮小された期待度示唆画像KSGと、タイマー画像TM1の両方の表示が消える。
その後、図116(G)に示すように、同じ変動において、さらにタイマー画像TM2が必ず表示される。タイマー画像TM2は、「あと3秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図116(H)に示すように、タイマー画像TM2のタイマー値が「0」になると、図116(I)に示すように、装飾図柄が確定停止する。さらに、図116(J)に示す、次の変動(特定の演出の次の次の変動)において、タイマー画像TM3が必ず表示される。図116(J)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第2の変動」に該当する。なお、タイマー画像TM3は、カウントダウンをしていてもよいし、「あと3秒」というタイマーの内容を表しているだけで、カウントダウンをおこなわずに「あと3秒」のまま所定時間経過後に消えてもよい。本件では、両方ともタイマー画像と呼ぶ。その後、確定停止する。
[保留数変化連動演出C]
図117は、保留数変化連動演出Cを説明するための図である。保留数変化連動演出は、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をすると、特定の演出の終了後に開始される変動において、「所定画像」が表示される演出である。ここでは、「特定の演出」が時短状態時における第1特別図柄の変動表示演出であり、保留数の「所定の変化」とは、特定の演出中に第2特別図柄の入賞により第2特別図柄の保留数が0から1に増えることであり、「所定画像」とは、期待度示唆画像KSGであるものとして説明する。なお、本実施形態において「所定画像」とは、タイマー画像TM1であってもよい。
保留数変化連動演出Cでは、まず、図117(A)に示すように、大当たり遊技後に、時短遊技が開始することが報知されています。具体的には「時短モード開始!!」が表示される。ここでは、時短回数は1回であり、1回の第2特別図柄の抽選後、通常状態に戻るものとして説明する。図117(A)および図117(B)では、大当たり遊技前の入賞によって得た第1特別図柄の保留に対応する変動演出がおこなわれている。この装飾図柄の変動演出は、特許請求の範囲の「特定の演出」に該当する。すなわち、ここでは、時短状態時における第1特別図柄の変動が「特定の演出」に該当する。この特定の演出中に、右打ちによって、第2特別図柄の入賞があると、図117(B)に示すように、保留アイコン9Bが表示される。この変動演出(特定の演出)中に、図117(B)に示すように、第2特別図柄の入賞によって保留数が0から1に変化(増加)すると、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をしたことになる。その後、図117(C)に示すように確定停止後、時短状態における第2特別図柄の変動演出がおこなわれる。
特定の演出の次の変動では、図117(D)に示すように、遊技状態は時短状態であり、第2特別図柄抽選の保留消化による変動演出が実行される。このとき、図117(D)に示すように、次の変動において、必ず、期待度示唆画像KSGが表示される。ここでは、期待度示唆画像KSGは、「チャンス」と記載されており、当該変動における当たりの期待度を示唆している。図117(D)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第1の変動」に該当する。なお、図117(B)~図117(C)に示す一つ前の変動において、第2特別図柄の入賞がない場合には、次の変動において、期待度示唆画像KSGは表示されない。
図117(D)に示す次の変動では、変動の開始と共に、期待度示唆画像KSGとタイマー画像TM1が必ず表示される。タイマー画像TM1は、「あと5秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図117(E)に示すように、期待度示唆画像KSGは、表示後所定のタイミングで縮小されつつ、表示画面7aの右下に移動する。タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図117(F)に示すように、縮小された期待度示唆画像KSGと、タイマー画像TM1の両方の表示が消える。図117(F)では、右打ちによって、第2特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Bが新たに表示されている。
その後、図117(G)に示すように、同じ変動において、さらにタイマー画像TM2が必ず表示される。タイマー画像TM2は、「あと3秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。タイマー画像TM2のタイマー値が「0」になると、図117(H)に示すように、装飾図柄が確定停止する。その後、遊技状態が時短状態から通常状態に切り替わると共に、図117(I)に示すように「通常モード開始!!」が表示され、通常状態で第2特別図柄の変動が開始される。その後、図117(J)に示す、次の変動(特定の演出の次の次の変動)において、装飾図柄の変動演出とともにタイマー画像TM3が必ず表示される。図117(J)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第2の変動」に該当する。なお、タイマー画像TM3は、カウントダウンをしていてもよいし、「あと3秒」というタイマーの内容を表しているだけで、カウントダウンをおこなわずに「あと3秒」のまま所定時間経過後に消えてもよい。本件では、両方ともタイマー画像と呼ぶ。その後、確定停止する。
[保留数変化連動演出D]
図118は、保留数変化連動演出Dを説明するための図である。保留数変化連動演出は、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をすると、特定の演出の終了後に開始される変動において、「所定画像」が表示される演出である。ここでは、「特定の演出」が時短状態時において第2特別図柄の入賞を待っているときの演出であり、保留数の「所定の変化」とは、特定の演出中に第2特別図柄の入賞により第2特別図柄の保留数が0から1に増えることであり、「所定画像」とは、期待度示唆画像KSGであるものとして説明する。なお、本実施形態において「所定画像」とは、タイマー画像TM1であってもよい。
保留数変化連動演出Dでは、まず、図118(A)~図118(C)に示すように、大当たり遊技後に、時短遊技が開始することが報知されています。具体的には「時短モード開始!!」が表示される。ここでは、時短回数は1回であり、1回の第2特別図柄の抽選後、通常状態に戻るものとして説明する。図118(A)では、大当たり遊技後に、第1特別図柄および第2特別図柄の両方の保留が無い状態が示されている。ここでは、大当たり遊技後に時短状態時において第2特別図柄の入賞を待っているときの演出が、特許請求の範囲の「特定の演出」に該当する。すなわち、ここでは、時短状態時において変動がおこなわれていない状態または「時短モード開始!!」の表示が「特定の演出」に該当する。この特定の演出中に、右打ちによって、第2特別図柄の入賞があると、図118(B)に示すように、保留アイコン9Bが表示される。この「時短モード開始!!」が表示されている(特定の演出)中に、図117(B)に示すように、第2特別図柄の入賞によって保留数が0から1に変化(増加)すると、「特定の演出」が実行されているときに、保留数が「所定の変化」をしたことになる。確定停止後、時短状態における第2特別図柄の変動演出がおこなわれる。
特定の演出の次の変動では、図118(D)に示すように、遊技状態は時短状態であり、第2特別図柄抽選の保留消化による変動演出が実行される。このとき、図118(D)に示すように、特定の演出の次の変動において、必ず、期待度示唆画像KSGが表示される。ここでは、期待度示唆画像KSGは、「チャンス」と記載されており、当該変動における当たりの期待度を示唆している。図118(D)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第1の変動」に該当する。なお、図118(B)~図118(C)に示す一つ前の変動において、第2特別図柄の入賞がない場合には、次の変動において、期待度示唆画像KSGは表示されない。
図118(D)に示す次の変動では、変動の開始と共に、期待度示唆画像KSGとタイマー画像TM1が必ず表示される。タイマー画像TM1は、「あと5秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。図118(E)に示すように、期待度示唆画像KSGは、表示後所定のタイミングで縮小されつつ、表示画面7aの右下に移動する。タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図118(F)に示すように、縮小された期待度示唆画像KSGと、タイマー画像TM1の両方の表示が消える。図118(F)では、右打ちによって、第2特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Bが新たに表示されている。
その後、図118(G)に示すように、同じ変動において、さらにタイマー画像TM2が必ず表示される。タイマー画像TM2は、「あと3秒」と記載されており、表示後、カウントダウンが開始される。タイマー画像TM2のタイマー値が「0」になると、図118(H)に示すように、装飾図柄が確定停止する。その後、遊技状態が時短状態から通常状態に切り替わると共に、図118(I)に示すように「通常モード開始!!」が表示され、通常状態で第2特別図柄の変動が開始される。その後、図118(J)に示す、次の変動(特定の演出の次の次の変動)において、装飾図柄の変動演出とともにタイマー画像TM3が必ず表示される。図118(J)に示す次の変動は、特許請求の範囲の「第2の変動」に該当する。なお、タイマー画像TM3は、カウントダウンをしていてもよいし、「あと3秒」というタイマーの内容を表しているだけで、カウントダウンをおこなわずに「あと3秒」のまま所定時間経過後に消えてもよい。本件では、両方ともタイマー画像と呼ぶ。その後、確定停止する。
[効果例]
以下に、保留数変化連動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図115~図118に示すように、特定の演出が実行されているときに保留数が所定の変化をすると、特定の演出の終了後に開始される第1の変動において所定画像(期待度示唆画像KSGまたはタイマー画像TM1)が表示される第1の演出を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図115~図118に示すように、所定画像は、タイマー画像TM1であってもよい。この構成によれば、特定の演出が実行されているときに保留数が所定の変化をすると必ずタイマー画像が表示されるという従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図115~図118に示すように、タイマー画像TM1は、第1の変動の開始時に表示され、第1の変動では、第1のタイマー画像TM1が消えた後、同一変動中に第2のタイマー画像TM2が表示される第2の演出を実行することができる。この構成によれば、同一変動で必ず2回タイマー画像が表示されることが予め決まっているという、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図115~図118に示すように、第1の変動の後に実行される第2の変動において、第3のタイマー画像TM3が表示される第3の演出を実行することができる。この構成によれば、次の変動でも必ずタイマー画像が表示されることが予め決まっているという、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図115~図118に示すように、所定画像(期待度示唆画像KSG)は、第1の変動の開始時に表示され、同一変動中に大きさが変化する。この構成によれば、第1の変動で必ず表示される期待度示唆画像KSGは、必ず大きさが変化するという、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図117に示すように、特定の演出とは、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動演出であり、第1の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の変動であり、所定画像は、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動中に、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の保留数が所定の変化(ここでは0→1)をすると、他方の図柄の変動において表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図117および図118に示すように、特定の演出および第1の変動は、時短状態時に実行され、第2の変動は、通常状態時に実行される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、保留数変化連動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施例では、所定画像として、期待度示唆画像KSGが表示されるものとしたが、所定画像は上記に限定されない。例えば、所定画像は、タイマー画像TM1であってもよいし、キャラクター画像や遊技球を狙う場所を示す画像であってもよい。
[変形例2]
図117の特定の演出は、第1特別図柄の変動演出であり、第1の変動は、第2特別図柄の変動であり、所定画像は、第1特別図柄の変動中に、第2特別図柄の保留数が所定の変化(ここでは0→1)をすると、第2特別図柄の変動において表示されるものとした。しかし、図117の特定の演出は、第1特別図柄と第2特別図がとが反対であってもよい。すなわち、特定の演出は、第2特別図柄の変動演出であり、第1の変動は、第1特別図柄の変動であり、所定画像は、第2特別図柄の変動中に、第1特別図柄の保留数が所定の変化(ここでは0→1)をすると、第1特別図柄の変動において表示されるものとしてもよい。
[変形例3]
上記実施例のタイマー画像は、カウントダウンするものとして説明した。しかし、タイマー画像は、デジタル表示に限定されず、針や面積によって終了時点までの残りの期間を表していてもよい。また、タイマー画像は、タイマーを表している画像であれば、必ずしも動いていなくてもよい。例えば、複数回にわたって表示されるタイマー画像であって、表示される都度、終了時点までの残り期間が減っているものもタイマー画像に含まれる。また、タイマーを表していることが明らかな画像であれば、動いていなくてもタイマー画像に含まれる。
[変形例4]
期待度示唆画像KSGは、表示後所定のタイミングで縮小されつつ、表示画面7aの右下に移動ものとした。しかし、期待度示唆画像KSGは、大きくなってもよいし、移動しなくてもよい。
[変形例5]
保留数変化連動演出A~Dの内容は適宜組み合わせてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、所定画像であり、
特定の演出が実行されているときに保留数が所定の変化をすると、前記特定の演出の終了後に開始される第1の変動において前記所定画像が表示される第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、第1のタイマー画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-3]
請求項2に記載の遊技機であって、
前記第1のタイマー画像は、前記第1の変動の開始時に表示され、
前記第1の変動では、前記第1のタイマー画像が消えた後、同一変動中に第2のタイマー画像が表示される第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-4]
請求項3に記載の遊技機であって、
前記第1の変動の後に実行される第2の変動において、第3のタイマー画像が表示される第3の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-5]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、前記第1の変動の開始時に表示され、同一変動中に大きさが変化する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-6]
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の演出とは、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動演出であり、
前記第1の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の変動であり、
前記所定画像は、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動中に、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の保留数が所定の変化をすると、前記他方の図柄の変動において表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E2-7]
請求項4に記載の遊技機であって、
前記特定の演出および第1の変動は、時短状態時に実行され、
前記第2の変動は、通常状態時に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図119~図122を用いて保留アイコン移動変化演出A~Dについて説明する。この保留アイコン移動変化演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、保留アイコン移動変化演出を実行する指示が含まれていると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[保留アイコン移動変化演出A]
図119は、保留アイコン移動変化演出Aを説明するための図である。保留アイコン移動変化演出は、特定の変動中に複数の保留アイコンが表示され、その特定の変動に対応する保留アイコンが特定の変動の開始後に移動する演出である。保留アイコン移動変化演出Aでは、まず、図119(A)に示すように、装飾図柄の変動中に、4つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。4つの保留アイコン9Aは、横に一列に並んで表示され、それぞれ、次変動以降の各変動に対応しており、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆することができる。ここでは、保留アイコン9Aは、色によって期待度を示唆することができる。
その後、図119(B)に示すように、装飾図柄の確定停止とともに、当該保留アイコン9Cが消える。次に、図119(C)に示すように、次の変動が開始される。この図119(C)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されるとき、4つの保留アイコン9Aは移動しない。すなわち、4つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)に対応する変動(特定の変動)の開始時に、当該変動(特定の変動)に対応する保留アイコンが移動しない。言い換えれば、4つの保留アイコン9Aは前回の変動時と同じ状態となっている。変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図119(D)に示すように、4つの保留アイコン9Aは、右方向にシフト移動する。このとき、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)は、当該保留アイコンが表示される領域に移動し、当該保留アイコン9Cになり、保留アイコン9Aは、3つになる。
その後、図119(E)に示すように、装飾図柄が確定停止とともに、当該保留アイコン9Cが消える。次に、図119(F)に示すように、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、3つの保留アイコン9Aは移動しない。すなわち、3つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(白色)に対応する変動の開始時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図119(G)に示すように、3つの保留アイコン9Aは、右方向にシフト移動する。このとき、一番右側の保留アイコン(白色)は、当該保留アイコンが表示される領域に移動し、当該保留アイコン9Cになり、保留アイコン9Aは、2つになる。
その後、図119(H)に示すように、装飾図柄が確定停止とともに、当該保留アイコン9Cが消える。次に、図119(I)に示すように、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、2つの保留アイコン9Aは移動しない。すなわち、2つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(黒色)に対応する変動の開始時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図119(J)に示すように、2つの保留アイコン9Aは、右方向にシフト移動する。このとき、一番右側の保留アイコン(黒色)は、当該保留アイコンが表示される領域に移動し、当該保留アイコン9Cになり、保留アイコン9Aは、1つになる。
[保留アイコン移動変化演出B]
図120は、保留アイコン移動変化演出Bを説明するための図である。保留アイコン移動変化演出は、特定の変動中に複数の保留アイコンが表示され、その特定の変動に対応する保留アイコンが特定の変動の開始後に移動する演出である。保留アイコン移動変化演出Bでは、まず、図120(A)に示すように、装飾図柄の変動中に、4つの保留アイコン9Aが表示される。4つの保留アイコン9Aは、横に一列に並んで表示され、それぞれ、次変動以降の各変動に対応しており、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆することができる。ここでは、保留アイコン9Aは、色によって期待度を示唆することができる。
その後、図120(B)に示すように、装飾図柄が確定停止する。4つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。次に、図120(C)に示すように、次の変動が開始される。この図120(C)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されるとき、4つの保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図120(D)に示すように、4つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、4つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、4つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)に対応する今回の変動(特定の変動)時に、当該変動(特定の変動)に対応する保留アイコンが移動しない。4つの保留アイコン9Aが表示されてから所定期間(例えば5秒)経過後、図120(E)に示すように、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)は、右方向に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。他の3つの保留アイコン9Aは移動しない。これにより、保留アイコン9Aは、3つになる。
その後、図120(F)に示すように、装飾図柄が確定停止する。3つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。その後、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、3つの保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図120(G)に示すように、3つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、3つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、3つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(白色)に対応する今回の変動時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。その後、3つの保留アイコン9Aは、表示画面7aから消える。
その後、図120(H)に示すように、装飾図柄が確定停止する。3つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。その後、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図120(I)に示すように、2つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、2つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示されたときから一つ減った状態となっている。一方で、2つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(黒色)に対応する今回の変動時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。その後、2つの保留アイコン9Aは、表示画面7aから消える。その後、図120(J)に示すように、装飾図柄が確定停止する。2つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。その後、最も左側にあった保留アイコン9A(白色)に対応する次の変動が開始される。
[保留アイコン移動変化演出C]
図121は、保留アイコン移動変化演出Cを説明するための図である。保留アイコン移動変化演出は、特定の変動中に複数の保留アイコンが表示され、その特定の変動に対応する保留アイコンが特定の変動の開始後に移動する演出である。保留アイコン移動変化演出Cでは、まず、図121(A)に示すように、装飾図柄の変動中に、4つの保留アイコン9Aが表示される。4つの保留アイコン9Aは、横に一列に並んで表示され、それぞれ、次変動以降の各変動に対応しており、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆することができる。ここでは、保留アイコン9Aは、色によって期待度を示唆することができる。
その後、図121(B)に示すように、キャラクター画像CHAが表示されるとともに、保留アイコン9Aのうちの一つ(ここでは、右から3番目)が保留変化する。具体的には、保留アイコン9Aの色が白色から黒色に変化する。これにより、この保留変化した保留に対応する変動における当たりの期待度が高くなったことが示唆されている。
その後、図121(C)に示すように、装飾図柄が確定停止する。4つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。次に、図121(D)に示すように、次の変動が開始される。この図121(D)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されるとき、4つの保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図121(E)に示すように、4つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、4つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、4つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)に対応する今回の変動(特定の変動)時に、当該変動(特定の変動)に対応する保留アイコンが移動しない。4つの保留アイコン9Aが表示されてから所定期間(例えば5秒)経過後、図121(F)に示すように、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)は、拡大表示され、左方向に移動する。そして、図121(G)に示すように、拡大表示された保留アイコンは、他の保留アイコン9Cに重なった位置で停止する。その後、これらの保留アイコン9Aは表示画面7aから消える。
その後、図121(H)に示すように、装飾図柄が確定停止する。保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。その後、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図121(I)に示すように、3つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、3つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、3つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(白色)に対応する今回の変動時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。その後、3つの保留アイコン9Aは、表示画面7aから消える。
その後、図121(J)に示すように、装飾図柄が確定停止する。保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。図121(J)は、保留アイコン移動変化演出Bの図120(H)と対応しており、この後、保留アイコン移動変化演出Bの図120(I)、(J)が実行される。
[保留アイコン移動変化演出D]
図122は、保留アイコン移動変化演出Dを説明するための図である。保留アイコン移動変化演出は、特定の変動中に複数の保留アイコンが表示され、その特定の変動に対応する保留アイコンが特定の変動の開始後に移動する演出である。保留アイコン移動変化演出Dでは、まず、図122(A)に示すように、装飾図柄の変動中に、4つの保留アイコン9Aが表示される。4つの保留アイコン9Aは、横に一列に並んで表示され、それぞれ、次変動以降の各変動に対応しており、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆することができる。ここでは、保留アイコン9Aは、色によって期待度を示唆することができる。図122(A)では、まだ、保留アイコン9Aは、期待度を示唆していない状態となっている。
その後、図122(B)に示すように、キャラクター画像CHAが表示されるとともに、保留アイコン9Aのうちの2つ(ここでは、一番右と右から3番目)が保留変化する。具体的には、保留アイコン9Aの色が一つは白色からメッシュ柄になり、もう一つは白色から黒色に変化する。これにより、この保留変化した保留に対応する変動における当たりの期待度が高くなったことが示唆されている。
その後、図122(C)に示すように、装飾図柄が確定停止する。4つの保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。次に、図122(D)に示すように、次の変動が開始される。この図122(D)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されるとき、4つの保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図122(E)に示すように、4つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、4つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、4つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)に対応する今回の変動(特定の変動)時に、当該変動(特定の変動)に対応する保留アイコンが移動しない。4つの保留アイコン9Aが表示されてから所定期間(例えば5秒)経過後、図122(F)に示すように、一番右側の保留アイコン(メッシュ柄)は、拡大表示され、左方向に移動する。そして、図122(G)に示すように、拡大表示された保留アイコンは、他の保留アイコン9Cに重なった位置で停止する。その後、これらの保留アイコン9Aは表示画面7aから消える。
その後、図122(H)に示すように、装飾図柄が確定停止する。保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。その後、次の変動が開始される。次の変動が開始されるとき、保留アイコン9Aは表示されない。その後、変動開始から所定期間(例えば5秒)経過後、図122(I)に示すように、3つの保留アイコン9Aが表示される。このとき、3つの保留アイコン9Aは、前の変動時に表示された状態と同じ状態となっている。すなわち、3つの保留アイコン9Aのうち、一番右側の保留アイコン(白色)に対応する今回の変動時に、当該変動に対応する保留アイコンが移動しない。その後、3つの保留アイコン9Aは、表示画面7aから消える。
その後、図122(J)に示すように、装飾図柄が確定停止する。保留アイコン9Aは、装飾図柄が確定停止する前に表示画面7aから消え、確定停止時には表示されない。図122(J)は、保留アイコン移動変化演出Bの図120(H)と対応しており、この後、保留アイコン移動変化演出Bの図120(I)、(J)が実行される。
[効果例]
以下に、保留アイコン移動変化演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図119(C)~(E)に示すように、特定の変動中に、複数の所定画像(4つの保留アイコン9C)が表示される第1の演出を実行可能であり、複数の所定画像は、それぞれが特定の変動以降の各変動に対応しており、各変動における当たりの期待度を示唆することが可能であり、複数の所定画像のうち、特定の変動に対応する所定画像は、特定の変動が開始した後に、所定の移動を開始する第2の演出を実行することができる。この構成によれば、変動開始後にシフト移動するという従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図120~図122も同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図119(C)に示すように、第1の演出において、複数の所定画像(4つの保留アイコン9C)は、一列に並んで表示される。この構成によれば、変動開始後にシフト移動する保留アイコンという従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図120~図122も同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図119(C)に示すように、所定画像(保留アイコン9C)は、色によって期待度を示唆する。この構成によれば、変動開始後にシフト移動する保留アイコンという従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図120~図122も同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図119(A)に示すように、特定の変動の前の変動中に、複数の所定画像(4つの保留アイコン9C)が表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図120~図122も同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図121(F)~(G)、図122(F)~(G)に示すように、第2の演出において、特定の変動に対応する所定画像は、他の所定画像に重なる位置に移動する。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図119(F)、図120(G)、図121(I)、図122(I)に示すように、特定の変動の次の変動中に、複数の所定画像のうち、特定の変動に対応する所定画像を除く所定画像が表示される第3の演出を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、保留アイコン移動変化演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、特定の変動時に、所定画像としての保留アイコン9Aは4つ並んで表示されているものとした。しかし、所定画像としての保留アイコン9Aは、特定の変動時に複数(2つ以上)表示可能に構成されていれば必ずしも4つ表示可能に構成されていなくてもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、それぞれが次変動以降の各変動に対応し、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆する所定画像として、第1特別図柄に対応する保留アイコン9Aを例示したが、所定画像としては、これに限定されない。例えば、所定画像は、第2特別図柄に対応する保留アイコン9Bであってもよいし、他の画像であってもよい。すなわち、それぞれが次変動以降の各変動に対応し、次変動以降の各変動における当たりの期待度を示唆する任意の画像を所定画像とすることができる。
[変形例3]
保留アイコン移動変化演出A~Dの構成は、適宜組み合わせてもよい。また、特定の変動とは、特別に限定された変動ではなく、すべての変動が「特定の変動」に該当してもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E3-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、所定画像であり、
特定の変動中に、複数の前記所定画像が表示される第1の演出を実行可能であり、
前記複数の所定画像は、それぞれが前記特定の変動以降の各変動に対応しており、各変動における当たりの期待度を示唆することが可能であり、
前記複数の所定画像のうち、前記特定の変動に対応する所定画像は、前記特定の変動が開始した後に、所定の移動を開始する第2の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E3-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記複数の所定画像は、一列に並んで表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E3-3]
請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、色によって期待度を示唆する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E3-4]
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動の前の変動中に、前記複数の所定画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E3-5]
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記特定の変動に対応する前記所定画像は、他の所定画像に重なる位置に移動する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E3-6]
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動の次の変動中に、前記複数の所定画像のうち、前記特定の変動に対応する所定画像を除く所定画像が表示される第3の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図123~図126を用いて変動中次モード開始表示演出A~Dについて説明する。この変動中次モード開始表示演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動中次モード開始表示演出を実行する指示が含まれていると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[変動中次モード開始表示演出A]
図123は、変動中次モード開始表示演出Aを説明するための図である。変動中次モード開始表示演出は、特定の変動中に、この特定の変動(当該変動)に対応する特図抽選結果がハズレの場合、この当該変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、当該変動に対応する特図抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知する演出である。ここでは「特定の変動」とは、当該変動の抽選結果(当たり、または、ハズレ)に応じて、当該変動後に進むモードが決定(選択)される進行モード選択演出が実行される変動のことをいう。ここのでの「モード」とは、背景や装飾図柄、キャラクタ等の画像が所定の態様で表示されることや、所定の演出が実行される状態をいう。
変動中次モード開始表示演出Aでは、まず、図123(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、4つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。図123(A)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。図123(A)の変動が実行されているときの遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行されている。この変動では、抽選結果が大当たりの場合、当該変動終了後に、大当たり遊技が実行され、その後に時短遊技の「成功モード」に突入する。一方、抽選結果がハズレの場合、遊技状態は通常状態のまま「失敗モード」に突入する。成功モードも失敗モードも、背景画像が専用の画面に切り替わる。
図123(A)の変動表示後、所定期間(例えば5行)経過すると、図123(B)に示すように、変動表示が消えて、表示画面7aの中央に「成功モード」と文字で表されたモード画像MDGが表示される。また、モード画像MDGの下には、ボタン画像BTNが表示される。遊技者が演出ボタン63を操作すると、この当該変動が当たりかハズレかで異なる演出が実行される。
当該変動がハズレの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図123(C)に示すように、「失敗モード突入」と文字で記載された失敗モード突入画像LMGが表示される。これにより、失敗モードに突入したことが報知される。すなわち、この特定の変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、この特定の変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始が報知される。この失敗モード突入画像LMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、斜線の背景画像に切り替わる。ここでの背景画像とは、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。
その後、失敗モード突入画像LMGが消えて、図123(D)に示すように、再度、変動表示、4つの保留アイコン9A、および、当該保留アイコン9Cが表示される。その後、図123(E)に示すように、確定停止(特定の変動の終了)とともに当該保留アイコン9Cが消える。ここでは「567」で確定停止している。このとき、すでに失敗モードに突入しているため、背景画像等はすでに失敗モードになっており、それが継続している。そして、保留アイコン9Aがシフト移動した後、図123(F)に示すように次の変動(特定の変動の次の変動)が開始される。次の変動も遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行される。背景画像は継続して失敗モードのものとなっている。
その後、図123(G)に示すように、確定停止とともに当該保留アイコン9Cが消える。ここでは「721」で確定停止している。そして、保留アイコン9Aがシフト移動した後、図123(H)に示すように次の変動(特定の変動の次の次の変動)が開始される。次の変動も遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行される。背景画像は継続して失敗モードのものとなっている。
図123(B)に戻り、図123(A)の変動(特定の変動)に対応する抽選結果が大当たりの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図123(I)に示すように、装飾図柄が大当たりの態様で確定停止する。ここでは「333」で確定停止している。その後、大当たり遊技が開始される。大当たり遊技終了後、遊技状態が時短状態に切り替わるとともに、図123(J)に示すように、「成功モード突入」と文字で記載された成功モード突入画像WMGが表示される。これにより、成功モードに突入したことが報知される。この成功モード突入画像WMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、細かい十字模様がたくさん表された背景画像に切り替わる。この後、第2特別図柄抽選の変動表示が実行される。
[変動中次モード開始表示演出B]
図124は、変動中次モード開始表示演出Bを説明するための図である。変動中次モード開始表示演出は、特定の変動中に、この特定の変動(当該変動)に対応する特図抽選結果がハズレの場合、この当該変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、当該変動に対応する特図抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知する演出である。ここでは「特定の変動」とは、当該変動の抽選結果(当たり、または、ハズレ)に応じて、当該変動後に進むモードが決定(選択)される進行モード選択演出が実行される変動のことをいう。ここのでの「モード」とは、背景や装飾図柄、キャラクタ等の画像が所定の態様で表示されることや、所定の演出が実行される状態をいう。
変動中次モード開始表示演出Bでは、まず、図124(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、4つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。図124(A)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。図124(A)の変動が実行されているときの遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行されている。この変動では、抽選結果が大当たりの場合、当該変動終了後に、大当たり遊技が実行され、その後に時短遊技の「時短モード」に突入する。一方、抽選結果がハズレの場合、遊技状態は通常状態のまま「バトルモード」に突入する。時短モードもバトルモードも、背景画像が専用の画面に切り替わる。
図124(A)の変動表示後、所定期間(例えば5行)経過すると、図124(B)に示すように、変動表示が消えて、表示画面7aの中央に「時短モード」と文字で表されたモード画像MDGが表示される。また、モード画像MDGの下には、ボタン画像BTNが表示される。遊技者が演出ボタン63を操作すると、この当該変動が当たりかハズレかで異なる演出が実行される。
当該変動がハズレの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図124(C)に示すように、「バトルモード突入」と文字で記載されたバトルモードモード突入画像LMGが表示される。これにより、バトルモードに突入したことが報知される。すなわち、この特定の変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、この特定の変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始が報知される。このバトルモード突入画像LMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、斜線の背景画像に切り替わる。ここでの背景画像とは、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。
その後、バトルモード突入画像LMGが消えて、図124(D)に示すように、味方キャラクタCRAと、敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。またあわせて4つの保留アイコン9A、および、当該保留アイコン9Cが表示される。その後、図124(E)に示すように、味方キャラクタCRAが倒されて、ハズレで確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。装飾図柄は表示されていないが、されていてもよい。このとき、すでにバトルモードに突入しているため、背景画像等はすでにバトルモードになっており、それが継続している。そして、保留アイコン9Aがシフト移動した後、図124(F)に示すように次の変動(特定の変動の次の変動)が開始される。次の変動も遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行される。背景画像は継続してバトルモードのものとなっている。
その後、図124(G)に示すように、味方キャラクタCRAが倒されて、ハズレで確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。そして、保留アイコン9Aがシフト移動した後、図124(H)に示すように次の変動(特定の変動の次の次の変動)が開始される。次の変動も遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行される。背景画像は継続してバトルモードのものとなっている。
図124(B)に戻り、図124(A)の変動(特定の変動)に対応する抽選結果が大当たりの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図124(I)に示すように、装飾図柄が大当たりの態様で確定停止する。ここでは「333」で確定停止している。その後、大当たり遊技が開始される。大当たり遊技終了後、遊技状態が時短状態に切り替わるとともに、図124(J)に示すように、「時短モード突入」と文字で記載された時短モード突入画像WMGが表示される。これにより、時短モードに突入したことが報知される。この時短モード突入画像WMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、細かい十字模様がたくさん表された背景画像に切り替わる。この後、第2特別図柄抽選の変動表示が実行される。
[変動中次モード開始表示演出C]
図125は、変動中次モード開始表示演出Cを説明するための図である。変動中次モード開始表示演出は、特定の変動中に、この特定の変動(当該変動)に対応する特図抽選結果がハズレの場合、この当該変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、当該変動に対応する特図抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知する演出である。ここでは「特定の変動」とは、当該変動の抽選結果(当たり、または、ハズレ)に応じて、当該変動後に進むモードが決定(選択)される進行モード選択演出が実行される変動のことをいう。ここのでの「モード」とは、背景や装飾図柄、キャラクタ等の画像が所定の態様で表示されることや、所定の演出が実行される状態をいう。
変動中次モード開始表示演出Cでは、まず、図125(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、4つの保留アイコン9Bと、当該保留アイコン9Cが表示される。図125(A)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。図125(A)の変動が実行されているときの遊技状態は時短状態であり、第2特別図柄抽選が実行されている。この変動では、抽選結果が大当たりの場合、当該変動終了後に、大当たり遊技が実行され、その後に時短遊技の「時短モード」に突入する。一方、抽選結果がハズレの場合、通常状態の「バトルモード」に突入する。時短モードもバトルモードも、背景画像が専用の画面に切り替わる。
図125(A)の変動表示後、所定期間(例えば5行)経過すると、図125(B)に示すように、変動表示が消えて、表示画面7aの中央に「時短モード」と文字で表されたモード画像MDGが表示される。また、モード画像MDGの下には、ボタン画像BTNが表示される。遊技者が演出ボタン63を操作すると、この当該変動(特定の変動)が当たりかハズレかで異なる演出が実行される。
当該変動がハズレの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図125(C)に示すように、「バトルモード突入」と文字で記載されたバトルモードモード突入画像LMGが表示される。これにより、バトルモードに突入したことが報知される。すなわち、この特定の変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、この特定の変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始が報知される。このバトルモード突入画像LMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、斜線の背景画像に切り替わる。ここでの背景画像とは、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。
その後、バトルモード突入画像LMGが消えて、図125(D)に示すように、次変動以降の大当たりの期待度を示す期待度画像KGが表示される。ここでは、当該変動(特定の変動)時において、第2特別図柄抽選の保留(保留アイコン9B)が4つあるため、4つの期待度が示されている。次に実行される第1保留に対応するものが「第1回戦・・・10%」であり、次の抽選における大当たり確率が10%であることを示唆している。次の次に実行される第2保留に対応するものが「第2回戦・・・15%」であり、次の次の抽選における大当たり確率が15%であることを示唆している。第3保留に対応するものが「第3回戦・・・18%」であり、第4保留に対応するものが「第4回戦・・・21%」である。この期待度画像KGが表示されているときに、特定の変動が終了し図柄が確定停止する。確定停止後、遊技状態が、時短状態から通常状態に切り替わる。すでにバトルモードに突入しているため、背景画像等はすでにバトルモードになっており、それが継続している。
その後、図125(E)に示すように、次の変動(特定の変動の次の変動)の開始とともに、「第1回戦開始!」の文字が表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。遊技状態は通常状態(非時短状態)である。その後、図125(F)に示すように、味方キャラクタCRAが倒されて、図柄がハズレで確定停止する。装飾図柄は表示されていないが、されていてもよい。
続いて、図125(G)に示すように、次の変動(特定の変動の次の次の変動)が開始とともに、「第2回戦開始!」の文字が表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。遊技状態は通常状態(非時短状態)である。その後、図125(H)に示すように、味方キャラクタCRAが倒されて、図柄がハズレで確定停止する。装飾図柄は表示されていないが、されていてもよい。
続いて、図125(I)に示すように、次の変動(特定の変動の次の次の次の変動)が開始とともに、「第3回戦開始!」の文字が表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。遊技状態は通常状態(非時短状態)である。ここでは、図125(J)に示すように、味方キャラクタCRAが勝利し、図柄が大当たりで確定停止する。装飾図柄は表示されていないが、されていてもよい。背景画像は継続してバトルモードのものとなっている。
なお、図125(B)に戻り、図125(A)の変動(特定の変動)に対応する抽選結果が大当たりの場合、上述した変動中次モード開始表示演出Bの図124(I)および図124(J)と同様の演出が実行される。
[変動中次モード開始表示演出D]
図126は、変動中次モード開始表示演出Dを説明するための図である。変動中次モード開始表示演出は、特定の変動中に、この特定の変動(当該変動)に対応する特図抽選結果がハズレの場合、この当該変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、当該変動に対応する特図抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知する演出である。ここでは「特定の変動」とは、当該変動の抽選結果(当たり、または、ハズレ)に応じて、当該変動後に進むモードが決定(選択)される進行モード選択演出が実行される変動のことをいう。ここのでの「モード」とは、背景や装飾図柄、キャラクタ等の画像が所定の態様で表示されることや、所定の演出が実行される状態をいう。
変動中次モード開始表示演出Dでは、まず、図126(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、4つの保留アイコン9Bと、当該保留アイコン9Cが表示される。図126(A)に示す変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。図126(A)の変動が実行されているときの遊技状態は時短状態であり、第2特別図柄抽選が実行されている。この変動では、抽選結果が大当たりの場合、当該変動終了後に、大当たり遊技が実行され、その後に時短遊技の「時短モード」に突入する。一方、抽選結果がハズレの場合、通常状態の「バトルモード」に突入する。時短モードもバトルモードも、背景画像が専用の画面に切り替わる。
図126(A)の変動表示後、所定期間(例えば5行)経過すると、図126(B)に示すように、変動表示が消えて、表示画面7aの中央に「時短モード」と文字で表されたモード画像MDGが表示される。また、モード画像MDGの下には、ボタン画像BTNが表示される。遊技者が演出ボタン63を操作すると、この当該変動(特定の変動)が当たりかハズレかで異なる演出が実行される。
当該変動がハズレの場合、演出ボタン63の操作に応じて、図126(C)に示すように、「バトルモード突入」と文字で記載されたバトルモードモード突入画像LMGが表示される。これにより、バトルモードに突入したことが報知される。すなわち、この特定の変動の終了(確定停止)前にもかかわらず、この特定の変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始が報知される。このバトルモード突入画像LMGの表示とあわせて、背景画像が所定の背景画像に切り替わる。ここでは、斜線の背景画像に切り替わる。ここでの背景画像とは、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。
その後、バトルモード突入画像LMGが消えて、図126(D)に示すように、次変動以降の大当たりの期待度を示す期待度画像KGと、タイマー画像TM1とが表示される。ここでは、当該変動(特定の変動)時において、第2特別図柄抽選の保留(保留アイコン9B)が4つあるため、期待度画像KGには、4つの期待度が示されている。次に実行される第1保留に対応するものが「第1回戦・・・10%」であり、次の抽選における大当たり確率が10%であることを示唆している。次の次に実行される第2保留に対応するものが「第2回戦・・・15%」であり、次の次の抽選における大当たり確率が15%であることを示唆している。第3保留に対応するものが「第3回戦・・・18%」であり、第4保留に対応するものが「第4回戦・・・21%」である。タイマー画像TM1のカウントダウンによって、タイマー値が「0」になると、期待度画像KGとタイマー画像TM1が両方画面から消え、その後、図柄が確定停止する(特定の変動が終了する)。確定停止後、遊技状態が、時短状態から通常状態に切り替わる。すでにバトルモードに突入しているため、背景画像等はすでにバトルモードになっており、それが継続している。
その後、図126(E)に示すように、次の変動(特定の変動の次の変動)の開始とともに、「第1回戦開始!」の文字が表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。遊技状態は通常状態(非時短状態)である。その後、図126(F)に示すように、再度、期待度画像KGが表示される。ここでは、前回の変動(特定の変動)時と同じく4つの期待度が示されている。その後、図126(G)に示すように、今回の当該変動に対応する「第1回戦・・・10%」の部分が右方向に移動してフレームアウトする。
その後、図126(H)に示すように、味方キャラクタCRAが倒されて、図柄がハズレで確定停止する。装飾図柄は表示されていないが、されていてもよい。
続いて、図126(I)に示すように、次の変動(特定の変動の次の次の変動)が開始とともに、「第2回戦開始!」の文字が表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBがバトルをおこなうムービー画像が表示される。遊技状態は通常状態(非時短状態)である。その後、図126(J)に示すように、再度、期待度画像KGが表示される。ここでは、前回の変動時と異なり「第1回戦・・・10%」が無くなった3つの期待度が示されている。その後、今回の当該変動に対応する「第2回戦・・・15%」の部分が右方向に移動してフレームアウトしてもよいし、移動しなくてもよい。
なお、図126(B)に戻り、図126(A)の変動(特定の変動)に対応する抽選結果が大当たりの場合、上述した変動中次モード開始表示演出Bの図124(I)および図124(J)と同様の演出が実行される。
[効果例]
以下に、変動中次モード開始表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図123(C)に示すように、特定の変動中に、当該変動に対応する抽選結果がハズレの場合、当該変動の終了前にもかかわらず、当該変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモード(失敗モード)の開始を報知する第1の演出(失敗モード突入画像LMGの表示)を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。また、この構成によれば、複数変動の跨がる演出の一体感をさらに高めることができる。図124~図126も同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図123(B)に示すように、特定の変動において、報知の前に、操作手段画像(ボタン画像BTN)が表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図124~図126も同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図123(B)に示すように、特定の変動において、報知の前に、当該変動に対応する抽選結果が当たりたときに進むモード(成功モード)を表す画像(モード画像MDG)を表示する。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図124~図126も同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図125(D)に示すように、特定の変動において、報知の後、特定の変動の後に実行される各変動の当たりの期待度を示唆する特定画像(期待度画像KG)が表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図126も同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図125に示すように、特定の変動時の遊技状態(時短状態)と、ハズレのときに進むモードにおける遊技状態(通常状態)とは、互いに異なっており、特定の変動時の遊技状態の方が遊技者にとって有利な状態となっている。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図126も同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図125に示すように、特定の変動時の遊技状態(時短状態)と、当たりのときに進むモードにおける遊技状態(時短状態)とは、同じ遊技状態であり、いずれも、ハズレのときに進むモードにおける遊技状態(通常状態)よりも、遊技者にとって有利な状態となっている。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図126も同様である。
[変形例]
以下に、変動中次モード開始表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、当該変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知す演出として、「失敗モード突入」(変動中次モード開始表示演出A)や「バトルモード突入」(変動中次モード開始表示演出B~D)と表された画像LMGが表示されるものとした。しかし、画像LMGの内容はこれらに限定されず任意の内容としてもよい。また、モードの開始を報知するために必ずしも「突入」や「開始」の文字は必要なく、モード名だけであってもよい。この場合であっても、モードの開始を報知することができる。
[変形例2]
上記実施形態において、装飾図柄が表示されている部分において、装飾図柄を表示無くてもよいし、大きさを変えて(例えば小さく)表示されていてもよい。装飾図柄を小さく、または、表示しない態様であれば、モードの開始時に変動が継続しているか否かをわかりづらくして、複数変動の跨がる演出の一体感をさらに高めることができる。
[変形例3]
変動中次モード開始表示演出A~Dの構成は、適宜組み合わせてもよい。また、特定の変動とは、特別に限定された変動ではなく、すべての変動が「特定の変動」に該当してもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E4-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
特定の変動中に、当該変動に対応する抽選結果がハズレの場合、当該変動の終了前にもかかわらず、当該変動に対応する抽選結果がハズレのときに進むモードの開始を報知する第1の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E4-2]
請求項1に記載の遊技機は、さらに、
遊技者が操作可能な操作手段を備えており、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段を表す操作手段画像であり、
前記特定の変動において、前記報知の前に、前記操作手段画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E4-3]
請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
前記特定の変動において、前記報知の前に、当該変動に対応する抽選結果が当たりたときに進むモードを表す画像を表示する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E4-4]
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動において、前記報知の後、前記特定の変動の後に実行される各変動の当たりの期待度を示唆する特定画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E4-5]
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動時の遊技状態と、前記ハズレのときに進むモードにおける遊技状態とは、互いに異なっており、前記特定の変動時の遊技状態の方が遊技者にとって有利な状態となっている、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E4-6]
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の変動時の遊技状態と、前記当たりのときに進むモードにおける遊技状態とは、同じ遊技状態であり、いずれも、前記ハズレのときに進むモードにおける遊技状態よりも、遊技者にとって有利な状態となっている、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図127~図130を用いて所定画像継続表示演出A~Dについて説明する。この所定画像継続表示演出は、大当たり遊技後や、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信したエンディング演出開始やコマンド変動演出開始コマンドを解析し、所定画像継続表示演出を実行する指示が含まれていると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[所定画像継続表示演出A]
図127は、所定画像継続表示演出Aを説明するための図である。所定画像継続表示演出は、所定画像が複数回の変動にわたって継続して表示され、複数回の変動後に特定の変動が開始するときに、所定画像が消える演出である。ここでは、所定画像としてキャラクタを表す所定画像CHAが表示されるものとして説明する。
所定画像継続表示演出Aでは、まず、図127(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、当該保留アイコン9Cが表示される。図127(A)の変動が実行されているときの遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行されている。図127(B)に示すように、この変動中に第1特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Aが一つ新たに表示される。その後、図127(C)に示すように、この変動中にさらに第1特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Aが一つ新たに表示され合計2つになる。その後、図127(D)に示すように、装飾図柄が「567」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。
次の変動が開始されると、図127(E)に示すように、保留アイコン9Aは、1つづず右側にシフト移動し、一番右側に位置していた一番古い保留アイコン9Aは、当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。また、図127(E)に示すように、この変動の開始時にキャラクタを表す所定画像CHAが表示される。この所定画像CHAは、特定の対象を表す画像であり、ここではその一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なもや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。この所定画像CHAが表示されるか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、所定画像CHAは、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに表示されてもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに表示されてもよい。所定画像CHAを表示するか否かの条件は任意の条件とすることができる。
この変動は、当然ながら、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留(保留アイコン9A)に対応している。ここでは、所定画像CHAは、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。その後、図127(F)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「789」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動開始と共に表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
次の変動が開始されると、図127(G)に示すように、保留アイコン9Aは、右側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAは継続して表示される。この変動も、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留(保留アイコン9A)に対応している。上述のように、所定画像CHAは、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。図127(H)に示すように、この変動中、第1特別図柄の入賞によって、新たに保留アイコン9Aが表示される。その後、図127(I)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「123」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動開始と共に表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
図127(J)に示すように、さらに、次の変動が開始される。この変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されると、保留アイコン9Aは、右側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAはこの変動の開始時と同時に消える。この変動(特定の変動)は、所定画像CHAが表示された後の入賞による保留(保留アイコン9A)に対応しているためである。
[所定画像継続表示演出B]
図128は、所定画像継続表示演出Bを説明するための図である。所定画像継続表示演出は、所定画像が複数回の変動にわたって継続して表示され、複数回の変動後に特定の変動が開始するときに、所定画像が消える演出である。ここでは、所定画像としてキャラクタを表す所定画像CHAが表示されるものとして説明する。
所定画像継続表示演出Bでは、まず、図128(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、当該保留アイコン9Cが表示される。図128(A)の変動が実行されているときの遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行されている。図128(B)に示すように、この変動中に第1特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Aが一つ新たに表示される。その後、図128(C)に示すように、この変動中にさらに第1特別図柄の入賞があり、保留アイコン9Aが一つ新たに表示され合計2つになる。その後、図128(D)に示すように、装飾図柄が「567」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。
次の変動が開始されると、図128(E)に示すように、保留アイコン9Aは、1つづず右側にシフト移動し、一番右側に位置していた一番古い保留アイコン9Aは、当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。また、図128(E)に示すように、この変動の開始時にキャラクタを表す所定画像CHAが表示される。この所定画像CHAは、特定の対象を表す画像であり、ここではその一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なもや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。この所定画像CHAが表示されるか否かは、画像制御用マイコン101によってランダムに決定される。なお、所定画像CHAは、変動回数が所定値(例えば、大当たり遊技後から100回目)に達したときに表示されてもよいし、遊技状態が変化(例えば、時短状態から通常状態に変化)したときに表示されてもよい。所定画像CHAを表示するか否かの条件は任意の条件とすることができる。
この変動は、当然ながら、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留(保留アイコン9A)に対応している。ここでは、所定画像CHAは、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。その後、図128(F)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「789」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動開始と共に表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
次の変動が開始されると、図128(G)に示すように、保留アイコン9Aは、右側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAは継続して表示される。この変動も、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留(保留アイコン9A)に対応している。上述のように、所定画像CHAは、所定画像CHAが表示される前の入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。図128(H)に示すように、この変動中、第2特別図柄の入賞によって、新たに保留アイコン9Bが表示される。その後、図128(I)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「123」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動開始と共に表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
図128(J)に示すように、さらに、次の変動が開始される。この変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。次の変動(特定の変動)が開始されると、保留アイコン9Bは、左側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAはこの変動の開始時と同時に消える。この変動(特定の変動)は、所定画像CHAが表示された後の入賞による保留(保留アイコン9B)に対応しているためである。
[所定画像継続表示演出C]
図129は、所定画像継続表示演出Cを説明するための図である。所定画像継続表示演出は、所定画像が複数回の変動にわたって継続して表示され、複数回の変動後に特定の変動が開始するときに、所定画像が消える演出である。ここでは、所定画像としてキャラクタを表す所定画像CHAが表示されるものとして説明する。
所定画像継続表示演出Cでは、まず、図129(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中に、2つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。図129(A)の変動が実行されているときの遊技状態は通常状態(非時短状態)であり、第1特別図柄抽選が実行されている。図129(B)に示すように、装飾図柄が「333」の大当たりの出目(態様)で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。
次に、図129(C)に示すように、大当たりのオープニング演出が開始される。ここでは、「大当たり遊技開始」の文字画像が表示される。その後、大当たり遊技が実行される。所定の大当たり遊技が終了すると、図129(D)に示すように、大当たりのエンディング演出が実行される。ここでは、「大当たり遊技終了」の文字画像と、キャラクタを表す所定画像CHAが表示される。この所定画像CHAは、特定の対象を表す画像であり、ここではその一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なもや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。大当たり遊技が終了すると、ここでは、遊技状態が時短状態に切り替えられる。
次に、図129(E)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、1つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。図129(E)の変動が実行されているときの遊技状態は時短状態であり、図129(B)の大当たり以前に入賞した保留に対応する第1特別図柄抽選が実行される。所定画像CHAは、継続して表示される。所定画像CHAは、図129(B)の大当たり以前に入賞した保留に対応する変動中に継続して表示される。
その後、図129(F)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「789」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動開始前から表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
次の変動が開始されると、図129(G)に示すように、保留アイコン9Aは、右側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAは継続して表示される。この変動も、図129(B)の大当たり以前に入賞した保留に対応している。上述のように、所定画像CHAは、図129(B)の大当たり以前に入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。図129(H)に示すように、この変動中、第2特別図柄の入賞によって、新たに保留アイコン9Bが表示される。その後、図129(I)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「123」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAは、この変動の変動の開始前から表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
図129(J)に示すように、さらに、次の変動が開始される。この変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。遊技状態は時短状態が継続している。次の変動(特定の変動)が開始されると、保留アイコン9Bは、左側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAはこの変動の開始時と同時に消える。この変動(特定の変動)は、図129(B)の大当たり以前の入賞による保留(保留アイコン9B)に対応しているためである。
[所定画像継続表示演出D]
図130は、所定画像継続表示演出Dを説明するための図である。所定画像継続表示演出は、所定画像が複数回の変動にわたって継続して表示され、複数回の変動後に特定の変動が開始するときに、所定画像が消える演出である。ここでは、所定画像としてキャラクタを表す所定画像CHAが表示されるものとして説明する。
所定画像継続表示演出Dでは、通常状態(非時短状態)で第1特別図柄抽選にともなう装飾図柄の変動表示が実行され、その後、図130(A)に示すように、装飾図柄が「333」の大当たりの出目(態様)で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。
次に、図130(B)に示すように、大当たりのオープニング演出が開始される。ここでは、「大当たり遊技開始」の文字画像が表示される。その後、大当たり遊技が実行される。所定の大当たり遊技が終了すると、図130(C)に示すように、大当たりのエンディング演出が実行される。ここでは、「大当たり遊技終了」の文字画像と、キャラクタを表す所定画像CHAが表示される。この所定画像CHAは、特定の対象を表す画像であり、ここではその一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なもや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
所定画像CHAが表示された後、所定期間が経過すると、所定画像CHAの一部を覆うようにして特定画像CHBが表示される。ここでは、特定画像CHBは、所定画像CHAと同様に、特定の対象を表す画像であり、ここでは、サングラスを掛けた笑顔を表すキャラクタ画像として構成されている。その後、大当たり遊技が終了し、ここでは、遊技状態が時短状態に切り替えられる。
次に、図130(E)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、1つの保留アイコン9Aと、当該保留アイコン9Cが表示される。図130(E)の変動が実行されているときの遊技状態は時短状態であり、図130(A)の大当たり以前に入賞した保留に対応する第1特別図柄抽選が実行される。所定画像CHAと特定画像CHBは、継続して表示される。所定画像CHAと特定画像CHBは、図130(A)の大当たり以前に入賞した保留に対応する変動中に継続して表示される。
その後、図130(F)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「789」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAと特定画像CHBは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAと特定画像CHBは、この変動の変動開始前から表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
次の変動が開始されると、図130(G)に示すように、保留アイコン9Aは、右側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAと特定画像CHBは継続して表示される。この変動も、図130(A)の大当たり以前に入賞した保留に対応している。上述のように、所定画像CHAと特定画像CHBは、図130(A)の大当たり以前に入賞による保留に対応する変動中に継続して表示される。図130(H)に示すように、この変動中、第2特別図柄の入賞によって、新たに保留アイコン9Bが表示される。その後、図130(I)に示すように、変動が終了して、装飾図柄が「123」で確定停止し、当該保留アイコン9Cが消える。所定画像CHAと特定画像CHBは継続して表示される。すなわち、所定画像CHAと特定画像CHBは、この変動の変動の開始前から表示され、確定停止時にも継続して表示されている。
図130(J)に示すように、さらに、次の変動が開始される。この変動は、特許請求の範囲の「特定の変動」に該当する。遊技状態は時短状態が継続している。次の変動(特定の変動)が開始されると、保留アイコン9Bは、左側の当該保留表示領域に移動して当該保留アイコン9Cになる。所定画像CHAと特定画像CHBはこの変動の開始時と同時に消える。この変動(特定の変動)は、図130(A)の大当たり以前の入賞による保留(保留アイコン9B)に対応しているためである。
[効果例]
以下に、所定画像継続表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図127(E)~(I)に示すように、複数回の変動にわたって、所定画像CHAが継続して表示される第1の演出と、図127(J)に示すように、複数回の変動後の特定の変動が開始するときに所定画像CHAが消える第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図128~図130も同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図127に示すように、複数回の変動とは、所定画像CHAが表示される前に入賞した複数の保留に対応する変動であり、特定の変動とは、複数回の変動中に入賞した保留に対応する変動である。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図128~図130も同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図129に示すように、複数回の変動は、当たり遊技の後に実行されるものであり、所定画像所定画像CHAは、当たり遊技中に表示され、当たり遊技後、複数回の変動において継続して表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図130も同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図130に示すように、当たり遊技中に、所定画像CHAが表示された後、所定画像CHAに重なって特定画像CHBが表示され、当たり遊技後、複数回の変動において継続して表示される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図129に示すように、複数回の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動であり、特定の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の変動である。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図130も同様である。
[変形例]
以下に、所定画像継続表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、所定画像CHAとして、キャラクタ画像が表示されるものとした。しかし、所定画像CHAは、任意の内容であってもよい。例えば、所定画像CHAは、特定の内容を表した文字画像であってもよいし、球抜きの注意喚起をおこなうための画像であってもよいし、特定の位置に遊技球を入球させることを促す画像であってもよい。または、右打ち画像であってもよい。
[変形例2]
所定画像継続表示演出Cでは、図129(E)~(I)に示す複数回の変動は、第1特別図柄抽選の変動であり、図129(J)に示す特定の変動は、第2特別図柄抽選の変動であるものとした。しかし、第1特別図柄と第2特別図がとが反対であってもよい。すなわち、図129(E)~(I)に示す複数回の変動が第2特別図柄抽選の変動であり、図129(J)に示す特定の変動が第1特別図柄抽選の変動であってもよい。
[変形例3]
所定画像継続表示演出A~Dの構成は、適宜組み合わせることができる。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E5-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、所定画像であり、
複数回の変動にわたって、前記所定画像が継続して表示される第1の演出と、
前記複数回の変動後の特定の変動が開始するときに前記所定画像が消える第2の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E5-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記複数回の変動とは、前記所定画像が表示される前に入賞した複数の保留に対応する変動であり、
前記特定の変動とは、前記複数回の変動中に入賞した保留に対応する変動である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E5-3]
請求項2に記載の遊技機であって、
前記複数回の変動は、当たり遊技の後に実行されるものであり、
前記所定画像は、前記当たり遊技中に表示され、前記当たり遊技後、前記複数回の変動において継続して表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E5-4]
請求項3に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記所定画像と異なる特定画像であり、
前記当たり遊技中に、前記所定画像が表示された後、前記所定画像に重なって前記特定画像が表示され、前記当たり遊技後、前記複数回の変動において継続して表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E5-5]
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数回の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の一方の変動であり、
前記特定の変動とは、第1特別図柄または第2特別図柄の他方の変動である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E5-6]
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、特定の位置に球を入球させることを促す画像である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図131~図134を用いて背景画像切り替え演出A~Dについて説明する。この背景画像切り替え演出は、大当たり遊技後や、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信したエンディング演出開始やコマンド変動演出開始コマンドを解析し、背景画像切り替え演出を実行する指示が含まれていると、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[背景画像切り替え演出A]
図131は、背景画像切り替え演出Aを説明するための図である。背景画像切り替え演出は、図柄の確定停止とともに背景画像(背景表示)を切り替え、切り替えた背景画像の表示を確定停止中維持する演出である。背景画像切り替え演出Aでは、まず、図131(A)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)の変動表示中に、背景画像が第1背景画像HG1となっている。表示画面7aの下側には、4つの保留アイコン9Aと当該保留アイコン9Cが表示されている。遊技状態が通常状態(非時短状態)である。
第1背景画像HG1は、特定の対象を表す所定画像CHAを含んでいる。ここでは所定画像CHAは、その一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、単色、模様、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。背景画像とは、装飾図柄等の背面側に表示される画像のことであり、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。第1背景画像HG1において、所定画像CHAは、移動せずに同じ位置に表示されていてもよいし、移動によって表示される位置が変化してもよい。また、消えたり現れたりしてもよい。ここでは、第1背景画像HG1は、所定画像CHAの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。
変動開始から所定期間が経過すると、図131(B)に示すように、タイマー画像TM1が表示される。ここでは「あと3秒」と記載されている。このとき、背景画像は第1背景画像HG1のままとなっている。図131(C)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図131(D)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)の変動が減速し、「789」で仮停止する。ここでの仮停止とは、装飾図柄がわずかに上下した状態で、並んで表示されている状態をいう。
その後、図131(E)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)が確定停止するとともに、背景画像が第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替わる。第2背景画像HG2は、ここでは、表示画面7aの全体に斜線が表されている。第2背景画像HG2は、特定の対象を表す画像を含んでいてもよい。その後、確定停止中の装飾図柄が消えて、図131(F)に示すように、表示画面7aの右側からテロップ画像TRPが現れる(フレームインする)。テロップ画像TRPは、「もうすぐ」の文字で構成されている。図131(G)、(H)に示すように、テロップ画像TRPは、右側から左側に向かって移動し、表示画面7aの左側から消える(フレームアウトする)。図柄は確定停止中である。図131(E)~(H)に示すように、図柄の確定停止中、第2背景画像HG2の表示が維持される。
その後、図131(I)に示すように、次の変動の開始と同時に、背景画像が第2背景画像HG2から第3背景画像HG3に切り替わる。第3背景画像HG3は、特定の対象を表す特定画像CHBを含んでいる。ここでは、特定画像CHBは、星形を表す図形画像として構成されている。第3背景画像HG3は、特定画像CHBの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。次の変動の開始により、装飾図柄(8L、8C、8R)が変動表示される。
その後、図131(J)に示すように、変動中に「春だね」の文字画像MLGが表示される。この文字画像MLGの文字内容は、テロップ画像TRPの文字内容と対応するように構成されている。ここでは、テロップ画像TRPが「もうすぐ」であり、文字画像MLGが「春だね」であり、あわせると「もうすぐ春だね」の1つの文章になる。装飾図柄(8L、8C、8R)は変動表示が維持されている。
[背景画像切り替え演出B]
図132は、背景画像切り替え演出Bを説明するための図である。背景画像切り替え演出は、図柄の確定停止とともに背景画像(背景表示)を切り替え、切り替えた背景画像の表示を確定停止中維持する演出である。背景画像切り替え演出Bでは、まず、図132(A)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)の変動表示中に、背景画像が第1背景画像HG1となっている。ここでは、表示画面7aの左上に図柄(8l、8c、8r)が表示される。また、表示画面7aの下側には、4つの保留アイコン9Aと当該保留アイコン9Cが表示されている。遊技状態が時短状態である。
第1背景画像HG1は、特定の対象を表す所定画像CHAを含んでいる。ここでは所定画像CHAは、その一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、単色、模様、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。背景画像とは、装飾図柄等の背面側に表示される画像のことであり、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。第1背景画像HG1において、所定画像CHAは、移動せずに同じ位置に表示されていてもよいし、移動によって表示される位置が変化してもよい。また、消えたり現れたりしてもよい。ここでは、第1背景画像HG1は、所定画像CHAの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。
変動開始から所定期間が経過すると、図132(B)に示すように、タイマー画像TM1が表示される。ここでは「あと3秒」と記載されている。このとき、背景画像は第1背景画像HG1のままとなっている。図132(C)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図132(D)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)の変動が減速し、「789」で仮停止する。ここでの仮停止とは、装飾図柄がわずかに上下した状態で、並んで表示されている状態をいう。図柄(8l、8c、8r)は、変動表示を継続させている。
その後、図132(E)に示すように、装飾図柄(8L、8C、8R)および図柄(8l、8c、8r)が確定停止するとともに、背景画像が第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替わる。第2背景画像HG2は、ここでは、表示画面7aの全体に斜線が表されている。第2背景画像HG2は、特定の対象を表す画像を含んでいてもよい。その後、確定停止中の装飾図柄(8L、8C、8R)が消えて、図132(F)に示すように、表示画面7aの右側からテロップ画像TRPが現れる(フレームインする)。テロップ画像TRPは、「もうすぐ」の文字で構成されている。このとき、図柄(8l、8c、8r)は確定停止の状態で表示が維持される。図132(G)、(H)に示すように、テロップ画像TRPは、右側から左側に向かって移動し、表示画面7aの左側から消える(フレームアウトする)。図柄(8l、8c、8r)は確定停止中である。図柄は確定停止中である。図132(E)~(H)に示すように、図柄の確定停止中、第2背景画像HG2の表示が維持される。
その後、図132(I)に示すように、次の変動の開始と同時に、背景画像が第2背景画像HG2から第3背景画像HG3に切り替わる。第3背景画像HG3は、特定の対象を表す特定画像CHBを含んでいる。ここでは、特定画像CHBは、星形を表す図形画像として構成されている。第3背景画像HG3は、特定画像CHBの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。次の変動の開始により、装飾図柄(8L、8C、8R)と図柄(8l、8c、8r)が変動表示される。
その後、図132(J)に示すように、変動中に「春だね」の文字画像MLGが表示される。この文字画像MLGの文字内容は、テロップ画像TRPの文字内容と対応するように構成されている。ここでは、テロップ画像TRPが「もうすぐ」であり、文字画像MLGが「春だね」であり、あわせると「もうすぐ春だね」の1つの文章になる。装飾図柄(8L、8C、8R)と図柄(8l、8c、8r)は変動表示が維持されている。
[背景画像切り替え演出C]
図133は、背景画像切り替え演出Cを説明するための図である。背景画像切り替え演出は、図柄の確定停止とともに背景画像(背景表示)を切り替え、切り替えた背景画像の表示を確定停止中維持する演出である。背景画像切り替え演出Cでは、まず、図133(A)に示すように、図柄(8l、8c、8r)の変動表示中に、背景画像が第1背景画像HG1となっている。ここでは、遊技状態が時短状態であり、第2特別図柄抽選が実行されている。表示画面7aに、装飾図柄(8L、8C、8R)、保留アイコン9B、当該保留アイコン9Cは表示されない。
第1背景画像HG1は、特定の対象を表す所定画像CHAを含んでいる。ここでは所定画像CHAは、その一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、単色、模様、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。背景画像とは、装飾図柄等の背面側に表示される画像のことであり、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。第1背景画像HG1において、所定画像CHAは、移動せずに同じ位置に表示されていてもよいし、移動によって表示される位置が変化してもよい。また、消えたり現れたりしてもよい。ここでは、第1背景画像HG1は、所定画像CHAの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。
変動開始から所定期間が経過すると、図133(B)に示すように、タイマー画像TM1が表示される。ここでは「あと3秒」と記載されている。このとき、第1背景画像HG1は、継続して表示されている。図133(C)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、その後、図133(D)に示すように、第1背景画像HG1から所定画像CHAが消える。図柄(8l、8c、8r)は、変動表示を継続させている。
その後、図133(E)に示すように、図柄(8l、8c、8r)が確定停止するとともに、背景画像が第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替わる。第2背景画像HG2は、ここでは、表示画面7aの全体に斜線が表されている。第2背景画像HG2は、特定の対象を表す画像を含んでいてもよい。その後、図133(F)に示すように、表示画面7aの右側からテロップ画像TRPが現れる(フレームインする)。テロップ画像TRPは、「もうすぐ」の文字で構成されている。このとき、図柄(8l、8c、8r)は確定停止の状態で表示が維持される。図133(G)、(H)に示すように、テロップ画像TRPは、右側から左側に向かって移動し、表示画面7aの左側から消える(フレームアウトする)。図柄(8l、8c、8r)は確定停止中である。図柄は確定停止中である。図133(E)~(H)に示すように、図柄の確定停止中、第2背景画像HG2の表示が維持される。
その後、図133(I)に示すように、次の変動の開始と同時に、背景画像が第2背景画像HG2から第3背景画像HG3に切り替わる。第3背景画像HG3は、特定の対象を表す特定画像CHBを含んでいる。ここでは、特定画像CHBは、星形を表す図形画像として構成されている。第3背景画像HG3は、特定画像CHBの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。次の変動の開始により、図柄(8l、8c、8r)が変動表示される。この変動から遊技状態が通常状態に切り替わっている。
その後、図133(J)に示すように、変動中に「春だね」の文字画像MLGが表示される。この文字画像MLGの文字内容は、テロップ画像TRPの文字内容と対応するように構成されている。ここでは、テロップ画像TRPが「もうすぐ」であり、文字画像MLGが「春だね」であり、あわせると「もうすぐ春だね」の1つの文章になる。図柄(8l、8c、8r)は変動表示が維持されている。
[背景画像切り替え演出D]
図134は、背景画像切り替え演出Dを説明するための図である。背景画像切り替え演出は、図柄の確定停止とともに背景画像(背景表示)を切り替え、切り替えた背景画像の表示を確定停止中維持する演出である。背景画像切り替え演出Dでは、まず、図134(A)に示すように、図柄(8l、8c、8r)の変動表示中に、背景画像が第1背景画像HG1となっている。ここでは、表示画面7aの左下に、「保留をためろ!!」の保留促進画像と、「保留数0」の現在の第2特別図柄の保留数を表す保留数画像が表示されている。遊技状態が時短状態であり、第2特別図柄抽選が実行されている。装飾図柄(8L、8C、8R)、保留アイコン9A、当該保留アイコン9Cは表示されない。
第1背景画像HG1は、特定の対象を表す所定画像CHAを含んでいる。ここでは所定画像CHAは、その一例としてスマイル顔を表すキャラクタ画像として構成されている。特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号などの抽象的なものや、単色、模様、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。背景画像とは、装飾図柄等の背面側に表示される画像のことであり、特定のキャラクタ画像等の動画によって構成されるもののほか、単色のものや、模様なども背景画像に含まれる。第1背景画像HG1において、所定画像CHAは、移動せずに同じ位置に表示されていてもよいし、移動によって表示される位置が変化してもよい。また、消えたり現れたりしてもよい。ここでは、第1背景画像HG1は、所定画像CHAの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。
変動開始から所定期間が経過すると、図134(B)に示すように、タイマー画像TM1が表示される。ここでは「あと3秒」と記載されている。第2特別図柄の入賞によって、保留数画像が「保留数2」となっている。図134(C)に示すように、タイマー画像TM1のタイマー値が「0」になると、「そこまで!!」の終了画像と、「第1保留・・・10%」「第2保留・・・20%」の期待度示唆画像が表示される。期待度示唆画像は、この2つの保留のそれぞれの大当たりの期待度を示している。具体的には、次の変動の期待度が10%で、その次の変動の期待度が20%であることを示している。
その後、図134(D)に示すように、第1背景画像HG1から所定画像CHAが消える。そして「いよいよ始まるよ」の文字画像が表示される。これは、2つの保留に対応する変動がもうすぐ開始されることを示唆している。図柄(8l、8c、8r)は、変動表示を継続させている。
その後、図134(E)に示すように、図柄(8l、8c、8r)が確定停止するとともに、背景画像が第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替わる。第2背景画像HG2は、ここでは、表示画面7aの全体に斜線が表されている。第2背景画像HG2は、特定の対象を表す画像を含んでいてもよい。その後、図134(F)に示すように、表示画面7aの右側からテロップ画像TRPが現れる(フレームインする)。テロップ画像TRPは、「もうすぐ」の文字で構成されている。このとき、図柄(8l、8c、8r)は確定停止の状態で表示が維持される。図134(G)、(H)に示すように、テロップ画像TRPは、右側から左側に向かって移動し、表示画面7aの左側から消える(フレームアウトする)。図柄(8l、8c、8r)は確定停止中である。図柄は確定停止中である。図134(E)~(H)に示すように、図柄の確定停止中、第2背景画像HG2の表示が維持される。
その後、図134(I)に示すように、次の変動の開始と同時に、背景画像が第2背景画像HG2から第3背景画像HG3に切り替わる。第3背景画像HG3は、特定の対象を表す特定画像CHBを含んでいる。ここでは、特定画像CHBは、星形を表す図形画像として構成されている。第3背景画像HG3は、特定画像CHBの他の部分が単色で表されているが、斜線や模様を有していてもよい。次の変動の開始により、図柄(8l、8c、8r)が変動表示される。この変動から遊技状態が通常状態に切り替わっている。
その後、図134(J)に示すように、変動中に「当たるかも」の文字画像MLGが表示される。この文字画像MLGの文字内容は、テロップ画像TRPの文字内容と対応するように構成されている。ここでは、テロップ画像TRPが「もうすぐ」であり、文字画像MLGが「当たるかも」であり、あわせると「もうすぐ当たるかも」の1つの文章になる。図柄(8l、8c、8r)は変動表示が維持されている。
[効果例]
以下に、背景画像切り替え演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図131(A)~(D)に示すように、第1背景画像HG1を表示中に装飾図柄(8L、8C、8R)の変動をおこなう第1の演出と、第1の演出の後、図131(E)に示すように、装飾図柄を確定停止させるとともに背景画像を第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替える第2の演出と、第2の演出の後、図131(E)~(H)に示すように、装飾図柄の確定停止中に、第2背景画像HG2の表示を維持する第3の演出と、を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図131(I)に示すように、第3の演出の後、装飾図柄の次の変動の開始とともに背景画像を第2背景画像HG2から第3背景画像HG3に切り替える第4の演出を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図131(B)に示すように、第1の演出では、第1背景画像HG1を表示中にタイマー画像TM1が表示され、タイマー画像TM1のタイマー値が所定値(ここでは0)になると第2の演出が実行される。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図131(F)~(H)に示すように、第3の演出では、第2背景画像HG2の表示が維持された状態でテロップ画像TRPがフレームインするとともにフレームアウトする第5の演出を実行することができる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図131(F)~(H)に示すように、第3の演出では、第2背景画像HG2の表示が維持された状態でテロップ画像TRPが流れる。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図131(J)に示すように、第4の演出では、第3背景画像HG3の表示中に文字画像MLGが表示され、第3の演出において、テロップ画像TRPによって表される文字と、第4の演出において、文字画像MLGにって表される文字とは、あわせると1つの文章となるように内容が連続している。この構成によれば、従来にない斬新な演出によって、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。図132~図134も同様である。
[変形例]
以下に、背景画像切り替え演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態において、背景画像が第1背景画像HG1から第2背景画像HG2に切り替わるとき、一瞬で全部切り替わってもよいし、部分的に次第に切り替わってもよい。また、所定の期間、両方の背景画像が重畳して表示されていてもよい。
[変形例2]
背景画像切り替え演出A~Dの構成は、適宜組み合わせることができる。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E6-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一部は、複数種類の背景画像であり、
第1の背景画像を表示中に前記装飾図柄の変動をおこなう第1の演出と、
前記第1の演出の後、前記装飾図柄を確定停止させるとともに背景画像を前記第1の背景画像から第2の背景画像に切り替える第2の演出と、
前記第2の演出の後、前記装飾図柄の確定停止中に、前記第2の背景画像の表示を維持する第3の演出と、を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E6-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記第3の演出の後、前記装飾図柄の次の変動の開始とともに背景画像を前記第2の背景画像から第3の背景画像に切り替える第4の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E6-3]
請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、タイマー画像であり、
前記第1の演出では、前記第1の背景画像を表示中に前記タイマー画像が表示され、
前記タイマー画像のタイマー値が所定値になると前記第2の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E6-4]
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、所定画像であり、
前記第3の演出では、前記第2の背景画像の表示が維持された状態で前記所定画像がフレームインするとともにフレームアウトする第5の演出を実行可能な、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E6-5]
請求項4に記載の遊技機であって、
前記所定画像は、テロップ画像であり、
前記第3の演出では、前記第2の背景画像の表示が維持された状態で前記テロップ画像が流れる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E6-6]
請求項2に従属する請求項5に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、文字画像であり、
前記第4の演出では、前記第3の背景画像の表示中に前記文字画像が表示され、
前記第3の演出において、前記テロップ画像によって表される文字と、前記第4の演出において、前記文字画像にって表される文字とは、あわせると1つの文章となるように内容が連続している、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図135~図138を用いて画像ぼかし演出A~Dについて説明する。図135~図138において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄も図面の見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この画像ぼかし演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、画像ぼかし演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置および発光態様を変化させたりする。
ここでは、まず画像ぼかし演出Aについて説明し、画像ぼかし演出B、画像ぼかし演出C、そして画像ぼかし演出Dについて順番に説明する。
[画像ぼかし演出A]
まず、画像ぼかし演出Aについて図135を参照して説明する。図135は、画像ぼかし演出Aを説明するための図である。画像ぼかし演出Aは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像ぼかし演出Aでは、まず、図135(A)に示すように、後述する第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが存在しなくなった場合に行われる演出である。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えず、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコンがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコンをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコンの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコンの大きさは移動直前の保留アイコンの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、保留アイコンが消化されずにストックされたものが存在しない状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図135(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図135(A)における装飾図柄の変動表示が開始され、図135(B)に示すように、左装飾図柄8Lが図柄(数字)で仮停止表示される(ここでは数字「3」で仮停止表示される)。この仮停止表示されている左装飾図柄8Lは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、仮停止表示される直前に(または、仮停止表示するために減速した際に)表示画面7aの左側半分の領域に大きく表示される。このとき、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(A)に引き続き表示されている。
続いて、図135(C)に示すように、右装飾図柄8Rが図柄(数字)で仮停止表示される(ここでは数字「2」で仮停止表示される)。このとき、この仮停止表示されている右装飾図柄8Rは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、仮停止表示される直前に(または、仮停止表示するために減速した際に)表示画面7aの中央の領域に、すでに仮停止表示されている左装飾図柄8Lの大きさと同一(またほぼ同一)の大きさで表示される。仮停止表示されている右装飾図柄8Rに焦点(ピント)が合っているため、すでに仮停止表示されている左装飾図柄8Lは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
仮停止表示されている焦点(ピント)が合った明瞭な右装飾図柄8Rは、仮停止表示されているピンボケした不明瞭な左装飾図柄8Lの少なくとも一部(左装飾図柄8L(ここでは数字「3」)の約右側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(B)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図135(B)に引き続き維持されている。
ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成されている。以下、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
続いて、図135(D)に示すように、仮停止表示されている左装飾図柄8Lの大きさが変動時における大きさへ戻って小さくなるとともに焦点(ピント)が合った明瞭なものとなり、左装飾図柄8Lが自身の変動表示領域内へ移動開始されて再び仮停止表示された状態となる。また、仮停止表示されている右装飾図柄8Rの大きさが変動時における大きさへ戻って小さくなるとともに焦点(ピント)が合った明瞭なものとなり(右装飾図柄8Rの大きさと左装飾図柄8Lの大きさとが同一の大きさとなり、右装飾図柄8Rと左装飾図柄8Lとがともに焦点(ピント)が合った明瞭なものとなり)、右装飾図柄8Rが自身の変動表示領域内へ移動開始されて再び仮停止表示された状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(C)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに再び出現する。
続いて、図135(E)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが表示画面7aの上辺寄りに上辺に平行して整列配置されて仮停止表示され、表示画面7aの左上側における左装飾図柄8Lの変動表示領域内に左装飾図柄8L(以下、単に「上左装飾図柄8La」という。ここでは、数字「3」)が仮停止表示されるとともに、表示画面7aの右上側における右装飾図柄8Rの変動表示領域内に右装飾図柄8R(以下、単に「上右装飾図柄8Ra」という。ここでは、数字「2」)が仮停止表示される。さらに、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが表示画面7aの下辺寄りに下辺に平行して整列配置されて仮停止表示され、表示画面7aの左下側における左装飾図柄8Lの変動表示領域内に左装飾図柄8L(以下、単に「下左装飾図柄8Lb」という。)が上右装飾図柄8Raと同一の図柄(ここでは、数字「2」)が仮停止表示されるとともに、表示画面7aの右下側における右装飾図柄8Rの変動表示領域内に右装飾図柄8R(以下、単に「下右装飾図柄8Rb」という。)が上左装飾図柄8Laと同一の図柄(ここでは、数字「3」)が仮停止表示される。
これにより、下左装飾図柄8Lbと上右装飾図柄8Raとを結ぶ右上がりの図柄整列ラインL1が同一の図柄(ここでは、数字「2」)となって第1のリーチが形成され、上左装飾図柄8Laと下右装飾図柄8Rbとを結ぶ右下がりの図柄整列ラインL2が同一の図柄(ここでは、数字「3」)となって第2のリーチが形成される。つまり、第1のリーチによる右上がりの図柄整列ラインと第2のリーチによる右下がりの図柄整列ラインと、により、いわゆる「ダブルリーチ」が形成される。なお、中装飾図柄8Cは、依然として自身の変動表示領域内において半透明な状態で高速変動している。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(D)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに表示された状態が図135(D)に引き続き維持されている。
続いて、図135(F)に示すように、中装飾図柄8Cは、自身の変動表示領域内において、変動速度が減速されて半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して変動表示が継続され、中装飾図柄8C(ここでは、数字「1」)が表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で低速で変動表示される。中装飾図柄8Cは、この数字「1」より先行する数字「9」が表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で低速で変動表示され数字「9」の下部から表示画面7aの下辺へ向かって消えて行くのに対して、この数字「1」に後続する数字「2」が表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で低速で変動表示され数字「2」の下部が表示画面7aの上辺から出現する。なお、中装飾図柄8Cは、該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdの奥側において変動表示されるため、中装飾図柄8Cが変動表示されても、該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが中装飾図柄8Cにより覆われて視認性が妨げられることがないようになっている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(E)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに表示された状態が図135(E)に引き続き維持されている。
中装飾図柄8Cは、図135(G)に示すように、自身の変動表示領域内において、数字「1」に後続する数字「2」が表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で低速で変動表示され、表示画面7aの中央で仮停止表示し、第1のリーチによる右上がりの図柄整列ライン上に下左装飾図柄8Lb、中装飾図柄8c、上右装飾図柄8Raが同一の図柄(ここでは、数字「2」)が揃って並ぶ。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(F)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに表示された状態が図135(F)に引き続き維持されている。
そして、図135(H)に示すように、第2のリーチによる右下がりの図柄整列ライン上における上左装飾図柄8Laおよび下右装飾図柄8Rbは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(G)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに表示された状態が図135(G)に引き続き維持されている。
第1のリーチによる右上がりの図柄整列ライン上に下左装飾図柄8Lb、中装飾図柄8c、上右装飾図柄8Raが同一の図柄(ここでは、数字「2」)が並ぶことにより大当たりとなり、図135(I)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8c、右装飾図柄8Rのそれぞれの大きさを大きくしてそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ直線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示され、変動表示が終了し、その後、大当たり遊技(大当たり演出)が開始されることとなる。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図135(H)に引き続き表示されている。また、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに表示された状態が図135(H)に引き続き維持されている。また、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
なお、図135(F),(G)における中装飾図柄8Cの大きさは、変動時における大きさ(例えば、図135(D)における左装飾図柄8Lや右装飾図柄8Rの大きさ)と同一の大きさであるため、上左装飾図柄8La、下左装飾図柄8Lb、上右装飾図柄8Ra、下右装飾図柄8Rbの大きさと比べて大きい。また、図135(I)における左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの大きさは、通常時における大きさ(例えば、図135(D)における左装飾図柄8Lや右装飾図柄8Rにおける大きさ)と比べて大きいものの、図135(B),(C)における左装飾図柄8Lの大きさ、図135(C)における右装飾図柄の大きさと比べると小さい。
このように、画像ぼかし演出Aにおいて、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像である右装飾図柄8Rと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)である左装飾図柄8Lと、により装飾図柄の配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、演出の進行において遊技者に注視させたい画像(言い換えると、まず左装飾図柄8L、そして右装飾図柄8Rという順番で焦点(ピント)を合わせて遊技者に注視させたい画像の順番(演出の作り手の思い))を遊技者へ伝えることに寄与することができる。
また、画像ぼかし演出Aにおいて、例えば、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像である右装飾図柄8Rと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)である左装飾図柄8Lと、により装飾図柄の配置に奥行き感を持たせた表現を実現するのに対して、図135(A)~図135(I)において、数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。これにより、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留と、を遊技者が把握し易くすることができる。
[画像ぼかし演出B]
次に、画像ぼかし演出Bについて図136を参照して説明する。図136は、画像ぼかし演出Bを説明するための図である。画像ぼかし演出Bは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像ぼかし演出Bでは、まず、図136(A)に示すように、後述する第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが存在しなくなった場合に行われる演出である。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えず、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコンがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコンをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコンの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコンの大きさは移動直前の保留アイコンの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、保留アイコンが消化されずにストックされたものが存在しない状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図136(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図136(A)における装飾図柄の変動表示が開始され、図136(B)に示すように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。この演出ボタン画像BTNは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央に大きく表示される。このとき、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(A)に引き続き表示されている。
なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
続いて、図136(C)に示すように、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促すために、剣部材64を模した剣画像KGが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。このとき、すでに表示されている演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央から左側へ移動され、剣画像KGは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央の領域に表示される。剣画像KGに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されている演出ボタン画像BTNは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭な剣画像KGは、ピンボケした不明瞭な演出ボタン画像BTNの少なくとも一部(演出ボタン画像BTNの右側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(B)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(B)に引き続き維持されている。
なお、ピンボケした不明瞭な演出ボタン画像BTNは、静止画像となっており、所定の発光態様で(動画では点滅しているため、静止画像では、点灯した状態または消灯した状態のいずかの状態となっている)。また、演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央から左側へ移動される際に、演出ボタン画像BTNの大きさに変化はない。
ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成されている。以下、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
続いて、図136(D)に示すように、ピンボケされた状態で表示されている演出ボタン画像BTNは、焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化して(または変化しながら)表示画面7aの左側から再び中央へ移動されるとともに、表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様で表示される。このとき、すでに表示されている剣画像KGが表示画面7aの中央から右側へ移動されて表示され、演出ボタン画像BTNは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央の領域に表示される。演出ボタン画像BTNに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されている剣画像KGは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭な演出ボタン画像BTNは、ピンボケした不明瞭な剣画像KGの少なくとも一部(剣画像KGの鍔の左側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(C)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(C)に引き続き維持されている。
なお、ピンボケした不明瞭な剣画像KGは、静止画像となっており、所定の発光態様で(動画では点滅しているため、静止画像では、点灯した状態または消灯した状態のいずかの状態となっている)。また、剣画像KGが表示画面7aの中央から右側へ移動される際に、剣画像KGの大きさに変化はない。
図136(D)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図136(B)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点滅から青色点滅へ変化)させたものでもよい。
続いて、図136(E)に示すように、ピンボケされた状態で表示されている剣画像KGは、焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化して(または変化しながら)表示画面7aの右側から再び中央へ移動されるとともに、表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様で表示される。このとき、すでに表示されている演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央から右側へ移動されて表示され、剣画像KGは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央の領域に表示される。剣画像KGに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されている演出ボタン画像BTNは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭な剣画像KGは、ピンボケした不明瞭な演出ボタン画像BTNの少なくとも一部(演出ボタン画像BTNの左側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(D)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(D)に引き続き維持されている。
なお、ピンボケした不明瞭な演出ボタン画像BTNは、静止画像となっており、所定の発光態様で(動画では点滅しているため、静止画像では、点灯した状態または消灯した状態のいずかの状態となっている)。また、演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央から右側へ移動される際に、剣画像KGの大きさに変化はない。
図136(E)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図136(D)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、青色点滅から緑色点滅へ変化)させたものでもよい。
続いて、図136(F)に示すように、ピンボケされた状態で表示されている演出ボタン画像BTNは、焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化して(または変化しながら)表示画面7aの右側から左側へ大きさを変えることなく移動されるとともに、所定の発光態様で表示される。また、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されている剣画像KGは、表示画面7aの中央から右側へ大きさを変えることなく移動されるとともに、所定の発光態様で表示される。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(E)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(E)に引き続き維持されている。
なお、図136(F)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図136(E)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、緑色点滅から赤色点滅へ変化)させたものでもよい。また、図136(F)における剣画像KGの所定の発光態様は、図136(E)における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、緑色点滅から赤色点滅へ変化)させたものでもよい。
続いて、図136(G)に示すように、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されている演出ボタン画像BTNは、表示画面7aの左側から再び中央へ大きさを変えることなく移動されるとともに、所定の発光態様で表示される。演出ボタン画像BTNは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、演出ボタン画像BTNの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ!!」というメッセージMGが表示される。このとき、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されている剣画像KGは、表示画面7aから消えた状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(F)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(F)に引き続き維持されている。
なお、図136(G)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図136(F)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、赤色点滅からゴールド点滅(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図136(H)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示され、変動表示が終了する。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄が数字「2」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「3」で表示されることにより、はずれとなる。
変動表示が終了しても、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(G)に引き続き表示されている。また、変動表示が終了すると、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに再び出現するものの、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えている。
一方、図136(F)に続いて、図136(I)に示すように、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されている剣画像KGは、表示画面7aの右側から再び中央へ大きさを変えることなく移動されるとともに、所定の発光態様で表示される。剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージMGが表示される。このとき、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されている演出ボタン画像BTNは、表示画面7aから消えた状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(F)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(F)に引き続き維持されている。
なお、図136(I)における剣画像KGの所定の発光態様は、図136(F)における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、赤色点滅からゴールド点滅(黄色点滅)または七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が剣部材64を操作(押し下げ操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図136(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示され、変動表示が終了する。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄が数字「1」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「1」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて大当たりとなり、その後、大当たり遊技(大当たり演出)が開始されることとなる。
変動表示が終了しても、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図136(I)に引き続き表示されている。また、変動表示が終了しても、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図136(I)に引き続き維持されている。なお、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えている。
なお、図136(F)において演出ボタン画像BTNと剣画像KGとが表示された状態から図136(G)の演出ボタン画像BTNが選択されて表示される場合と図136(I)の剣画像KGが選択されて表示される場合とがあり、図136(G)の演出ボタン画像BTNが選択されて表示される場合と比べて、図136(I)の剣画像KGが選択されて表示される場合の方が大当たり遊技(大当たり演出)発生確率が高い。
このように、画像ぼかし演出Bにおいて、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像である演出ボタン画像BTNや剣画像KGと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)である演出ボタン画像BTNや剣画像KGと、により演出ボタン画像BTNと剣画像KGとの配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、演出の進行において遊技者に注視させたい画像(言い換えると、まず演出ボタン画像BTN、剣画像KG、演出ボタン画像BTN、そして剣画像KGという順番で焦点(ピント)を合わせて遊技者に注視させたい画像の順番(演出の作り手の思い))を遊技者へ伝えることに寄与することができる。
また、画像ぼかし演出Bにおいて、例えば、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像である演出ボタン画像BTNや剣画像KGと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)である演出ボタン画像BTNや剣画像KGと、により演出ボタン画像BTNと剣画像KGとの配置に奥行き感を持たせた表現を実現するのに対して、図136(A)~図136(J)において、数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。これにより、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留と、を遊技者が把握し易くすることができる。
[画像ぼかし演出C]
次に、画像ぼかし演出Cについて図137を参照して説明する。図137は、画像ぼかし演出Cを説明するための図である。画像ぼかし演出Cは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されたときに、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものである。
画像ぼかし演出Cでは、まず、図137(A)に示すように、後述する第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが存在しなくなった場合に行われる演出である。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
ここでは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えず、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコンがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコンをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコンの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコンの大きさは移動直前の保留アイコンの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、保留アイコンが消化されずにストックされたものが存在しない状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図137(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図137(A)においてリーチが形成されると、図137(B)に示すように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。この演出ボタン画像BTNは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央に大きく表示される。演出ボタン画像BTNは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。このとき、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(A)に引き続き表示されている。
なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図137(C)に示すように、表示画面7aのほぼ右側領域全体に剣を持ったキャラクタCRAの上半身が配置されて表示される。このキャラクタCRAは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aのほぼ右側領域全体に大きく表示される。このとき、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されていた演出ボタン画像BTNおよびタイマーバーTBは、表示画面7aから消えた状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(B)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(B)に引き続き維持されている。なお、キャラクタCRAは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
続いて、図137(D)に示すように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に再び配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。このとき、演出ボタン画像BTNは、すでに表示されているキャラクタCRAの手前側に配置され焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aの中央に大きく表示される(図137(B)に示したものと同一の位置に表示される)。演出ボタン画像BTNに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されているキャラクタCRAは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭な演出ボタン画像BTNは、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの右肩、右腕および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(C)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(C)に引き続き維持されている。
ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成されている。以下、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
演出ボタン画像BTNは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。なお、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAは、静止画像となっている。また、図137(D)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図137(B)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点滅から青色点滅またはゴールド点滅(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図137(E)に示すように、表示画面7aのほぼ中央に剣を持ったキャラクタCRBの上半身がキャラクタCRAに迫って向かい合って配置され表示される。このキャラクタCRBは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aのほぼ左側領域全体に大きく表示される。このとき、焦点(ピント)が合った明瞭な状態で表示されていた演出ボタン画像BTNおよびタイマーバーTBは、表示画面7aから消えた状態となる。また、キャラクタCRBに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されているキャラクタCRAは、その焦点(ピント)が相変わらずズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRBは、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの右肩、右胸、右腕および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(D)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(D)に引き続き維持されている。なお、キャラクタCRBは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
続いて、図137(F)に示すように、ピンボケされた不明瞭な状態で表示されたキャラクタCRAが焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化し、表示画面7aのほぼ右側領域全体に焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRAが表示されるとともに、表示画面7aのほぼ左側領域全体に焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRBが表示される(つまり、キャラクタCRBがキャラクタCRAとの間合いをとるために表示画面7aのほぼ中央から左側へ移動して表示されている)。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(E)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(E)に引き続き維持されている。
続いて、図137(G)に示すように、表示画面7aの中央から上辺までに亘る領域に「バトル開始」という縦書き画像のメッセージMGが表示される。この縦書き画像のメッセージMGは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、すでに表示されている2つのキャラクタCRA,CRBは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭な「バトル開始」という縦書き画像のメッセージMGは、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されているとともに、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRBの少なくとも一部(キャラクタCRBの右肩および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(F)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(F)に引き続き維持されている。
続いて、図137(H)に示すように、ピンボケされた状態で表示された2つのキャラクタCRA,CRBが焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化して表示画面7aに表示され、2つキャラクタCRA,CRBによるアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(G)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(G)に引き続き維持されている。
アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。
続いて、図137(I)に示すように、表示画面7aの中央から手前側へ向かって英字Vが迫ってくる拡大モーションぼかしが表示される。この英字Vの残存への拡大モーションぼかしもその焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとして作成されている。このピンボケした不明瞭な画像は、拡大モーションぼかし画像処理により行われ、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、中心から拡散する方向へぼかすものであり、中心から距離寸法が離れるにつて中央から外周へむかってぼかしが強くなる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成されている。
この拡大モーションぼかし画像処理された英字Vの画像を遊技者が見ると、英字Vの画像へ向かって進んでいるような印象を遊技者に付与することができるとともに、英字Vの画像の中心へ進むスピード感を得ることができ、味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBにまもなく勝利するという示唆を行うことができる。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(H)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(H)に引き続き維持されている。
続いて、図137(J)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)されて、アクション演出(バトル演出)の終期では、ここでは、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われ、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージMGが味方キャラクタCRAの左方に配置されて表示される。なお、アクション演出(バトル演出)の終期において敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージMGが敵キャラクタCRBの左方に配置されて表示される。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(I)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(I)に引き続き維持されている。
その後、図示しないが、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「1」)が揃って停止表示され、変動表示が終了すると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなる。変動表示が終了しても、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(J)に引き続き表示される。また、変動表示が終了しても、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(J)に引き続き維持される。なお、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
これに対して、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「2」、右装飾図柄8Rが数字「1」となり同一の図柄(ここでは、数字「1」)が揃わずに停止表示され、変動表示が終了すると、はずれが確定表示されることとなる。変動表示が終了すると、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに再び出現するものの、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
このように、画像ぼかし演出Cにおいて、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像であるキャラクタCRAや演出ボタン画像BTNと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)であるキャラクタCRBと、により2つのキャラクタCRA,CRBの配置やキャラクタCRAと演出ボタン画像BTNとの配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、演出の進行において遊技者に注視させたい画像(言い換えると、まず演出ボタン画像BTN、キャラクタCRA、演出ボタン画像BTN、そしてキャラクタCRBという順番で焦点(ピント)を合わせて遊技者に注視させたい画像の順番(演出の作り手の思い))を遊技者へ伝えることに寄与することができる。
また、画像ぼかし演出Cにおいて、例えば、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像であるキャラクタCRAや演出ボタン画像BTNと、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)であるキャラクタCRBと、により2つのキャラクタCRA,CRBの配置やキャラクタCRAと演出ボタン画像BTNとの配置に奥行き感を持たせた表現を実現するのに対して、図137(A)~図137(J)において、数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。これにより、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留と、を遊技者が把握し易くすることができる。
[画像ぼかし演出D]
次に、画像ぼかし演出Dについて図138を参照して説明する。図138は、画像ぼかし演出Dを説明するための図である。画像ぼかし演出Dは、装飾図柄の変動演出中にリーチが形成されたときに、複数種類のリーチ演出のなかから選択されて行われるものである。
画像ぼかし演出Dでは、まず、図138(A)に示すように、後述する第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが存在しなくなった場合に行われる演出である。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
ここでは、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示されており(ここでは数字「1」で仮停止)、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えず、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコンがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコンをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコンの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコンの大きさは移動直前の保留アイコンの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、保留アイコンが消化されずにストックされたものが存在しない状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図138(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図138(A)においてリーチが形成されると、図138(B)に示すように、表示画面7aのほぼ右側領域全体に剣を持ったキャラクタCRAの上半身が配置されて表示される。このキャラクタCRAは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aのほぼ右側領域全体に大きく表示される。このとき、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える状態となる。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(A)に引き続き表示されている。なお、キャラクタCRAは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
続いて、図138(C)に示すように、表示画面7aのほぼ中央に剣を持ったキャラクタCRBの上半身がキャラクタCRAに迫って向かい合って配置され表示される。このキャラクタCRBは、焦点(ピント)が合った明瞭なものであり、表示画面7aのほぼ左側領域全体に大きく表示される。このとき、キャラクタCRBに焦点(ピント)が合っているため、すでに表示されているキャラクタCRAは、その焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとなっている。
焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRBは、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの右肩、右胸、右腕および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(B)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(B)に引き続き維持されている。
なお、焦点(ピント)が合っている明瞭なキャラクタCRBは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。また、ピンボケした不明瞭なキャラクタCRAは、静止画像となっている。
ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成されている。以下、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
続いて、図138(D)に示すように、キャラクタCRBがキャラクタCRAとの間合いをとるために表示画面7aのほぼ中央から左側へ移動して表示されるとともに、ピンボケされた状態で表示されたキャラクタCRAが焦点(ピント)が合った明瞭なものに変化し、2つキャラクタCRA,CRBのほぼ全身が表示画面7aに表示され、2つキャラクタCRA,CRBによるアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図137(C)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図137(C)に引き続き維持されている。
アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。
続いて、図138(E)に示すように、表示画面7aの中央に「味方キャラクタ勝利で大当たりだ!!」というメッセージMGが表示される。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(D)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(D)に引き続き維持されている。
その後、図138(F)に示すように、アクション演出(バトル演出)の初期が行われる。アクション演出(バトル演出)の初期では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出が行われる。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(E)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(E)に引き続き維持されている。
続いて、図138(G)に示すように、アクション演出(バトル演出)の中期では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出が行われる。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(F)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(F)に引き続き維持されている。
続いて、図138(H)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、味方キャラクタCRAが表示される。このとき、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)となるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが白色の発光態様となるとともに、左側可動役物14Lの正面および右側可動役物14Rの正面から英字「V」がそれぞれ現れ、味方キャラクタCRAの勝利を示唆する演出が行われる。なお、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、敵キャラクタCRBが表示される場合には、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)と異なる他の発光態様(例えば、赤色の発光態様)なるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが赤色の発光態様となるものの、英字「V」が現れず、味方キャラクタCRAの勝利を示唆する演出が行われない。
左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、図示しない導光板が設けられており、この導光板に英字「V」が造形されており、導光板の表面および裏面を除いた外周囲を囲むように配置された複数の第1装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、白色)すると、導光板の周囲から入射した光が導光板に造形された英字「V」で乱反射して英字「V」が現れるようになっている。また、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、導光板の裏面と対向するように導光板の奥側に配置された複数の第2装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、赤色)すると、導光板を通って、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの前方へ向かって出射するものの、英字「V」が現れない。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(G)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(G)に引き続き維持されている。
その後、図138(I)に示すように、アクション演出(バトル演出)の終期では、ここでは、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われ、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージMGが味方キャラクタCRAの左方に配置されて表示される。なお、アクション演出(バトル演出)の終期において敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージMGが敵キャラクタCRBの左方に配置されて表示される。
第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(H)に引き続き表示されている。また、当該保留アイコン9C、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(H)に引き続き維持されている。
続いて、図138(J)に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「1」)が揃って停止表示され、変動表示が終了すると、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われる。変動表示が終了しても、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「0 0」)が図138(I)に引き続き表示される。また、変動表示が終了しても、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消えた状態が図138(I)に引き続き維持される。なお、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
これに対して、アクション演出(バトル演出)の終期において敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「1」、中装飾図柄8Cが数字「2」、右装飾図柄8Rが数字「1」となり同一の図柄(ここでは、数字「1」)が揃わずに停止表示され、変動表示が終了すると、はずれが確定表示されることとなる。変動表示が終了すると、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが表示画面7aに再び出現するものの、変動表示の終了に伴い当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
このように、画像ぼかし演出Dにおいて、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像であるキャラクタCRB(敵キャラクタCRB)と、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)であるキャラクタCRA(味方キャラクタCRA)と、により2つのキャラクタCRA,CRBの配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、演出の進行において遊技者に注視させたい画像(言い換えると、キャラクタCRA(味方キャラクタCRA)、そしてキャラクタCRB(敵キャラクタCRB)という順番で焦点(ピント)を合わせて遊技者に注視させたい画像の順番(演出の作り手の思い))を遊技者へ伝えることに寄与することができる。
また、画像ぼかし演出Dにおいて、例えば、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像であるキャラクタCRB(敵キャラクタCRB)と、焦点(ピント)が合っていない不明瞭な画像(ピンボケした不明瞭な画像)であるキャラクタCRA(味方キャラクタCRA)と、により2つのキャラクタCRA,CRBの配置に奥行き感を持たせた表現を実現するのに対して、図138(A)~図138(J)において、数字HMGは、遊技機1の遊技状態に関係なく、常に、焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっている。これにより、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留と、を遊技者が把握し易くすることができる。
[効果例]
以下に、画像ぼかし演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(B)~図135(C)に示すように、複数種類の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、明瞭な第1の画像である図135(B)の左装飾図柄8Lを表示する第1の演出と、第1の演出により明瞭に表示された第1の画像である図135(B)の左装飾図柄8Lを図135(C)の左装飾図柄8Lのように不明瞭に表示する第2の演出と、第2の演出により不明瞭に表示された第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lと異なる位置に第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rを明瞭に表示する第3の演出と、を実行することができる。この構成によれば、明瞭な第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rと、不明瞭な第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lと、により第1の画像および第2の画像の配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図136(B)~図136(C)の画像ぼかし演出Bでは、明瞭な第2の画像である図136(C)の剣画像KGと、不明瞭な第1の画像である図136(C)の演出ボタン画像BTNと、により第1の画像および第2の画像の配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図137(C)~図137(E)の画像ぼかし演出Cでは、例えば、明瞭な第2の画像である図137(E)のキャラクタCRBと、不明瞭な第1の画像である図137(E)のキャラクタCRAと、により第1の画像および第2の画像の配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
図138(B)~図138(C)の画像ぼかし演出Dでは、明瞭な第2の画像である図138(C)のキャラクタCRBと、不明瞭な第1の画像である図138(C)のキャラクタCRAと、により第1の画像および第2の画像の配置に奥行き感を持たせた表現を実現することができるため、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(C)に示すように、第3の演出により明瞭に表示される明瞭な第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rは、第2の演出により不明瞭に表示された第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lの少なくとも一部と重なる。具体的には、図135(C)において、仮停止表示されている焦点(ピント)が合った明瞭な右装飾図柄8Rは、仮停止表示されているピンボケした不明瞭な左装飾図柄8Lの少なくとも一部(左装飾図柄8L(ここでは数字「3」)の約右側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図136(C)の画像ぼかし演出Bでは、第2の画像である焦点(ピント)が合った明瞭な剣画像KGは、第1の画像であるピンボケした不明瞭な演出ボタン画像BTNの少なくとも一部(演出ボタン画像BTNの右側部分)の手前側に重なった状態で表示されている。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図137(E)の画像ぼかし演出Cでは、第2の画像である焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRBは、第1の画像であるピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの右肩、右胸、右腕および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図138(C)の画像ぼかし演出Dでは、第2の画像である焦点(ピント)が合った明瞭なキャラクタCRBは、第1の画像であるピンボケした不明瞭なキャラクタCRAの少なくとも一部(キャラクタCRAの右肩、右胸、右腕および剣の部分)の手前側に重なった状態で表示されている。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(A)~図135(C)に示すように、画像表示装置7(表示手段)は、当該保留アイコン9Cが表示可能とされ、第3の演出が実行されるときに図135(C)において当該保留アイコン9Cが非表示される。この構成によれば、第3の演出による、不明瞭な第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lと、明瞭な第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rと、の視認性が当該保留アイコン9Cにより妨げられないため、不明瞭な第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lと、明瞭な第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rと、を画像表示装置7(表示手段)に大きくそれぞれ表示することができる。これにより、迫力ある、不明瞭な第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lと、明瞭な第2の画像である図135(C)の右装飾図柄8Rと、による演出を遊技者に提供することができる。
図136(A)~図136(C)の画像ぼかし演出Bでは、第3の演出による、不明瞭な第1の画像である図136(C)の演出ボタン画像BTNと、明瞭な第2の画像である図136(C)の剣画像KGと、の視認性が当該保留アイコン9Cにより妨げられないため、不明瞭な第1の画像である図136(C)の演出ボタン画像BTNと、明瞭な第2の画像である図136(C)の剣画像KGと、を画像表示装置7(表示手段)に大きくそれぞれ表示することができる。これにより、迫力ある、不明瞭な第1の画像である図136(C)の演出ボタン画像BTNと、明瞭な第2の画像である図136(C)の剣画像KGと、による演出を遊技者に提供することができる。
図137(A)~図137(E)の画像ぼかし演出Cでは、第3の演出による、不明瞭な第1の画像である図137(E)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図137(E)のキャラクタCRBと、の視認性が当該保留アイコン9Cにより妨げられないため、不明瞭な第1の画像である図137(E)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図137(E)のキャラクタCRBと、を画像表示装置7(表示手段)に大きくそれぞれ表示することができる。これにより、迫力ある、不明瞭な第1の画像である図137(E)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図137(E)のキャラクタCRBと、による演出を遊技者に提供することができる。
図138(A)~図138(C)の画像ぼかし演出Dでは、第3の演出による、不明瞭な第1の画像である図138(C)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図138(C)のキャラクタCRBと、の視認性が当該保留アイコン9Cにより妨げられないため、不明瞭な第1の画像である図138(C)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図138(C)のキャラクタCRBと、を画像表示装置7(表示手段)に大きくそれぞれ表示することができる。これにより、迫力ある、不明瞭な第1の画像である図138(C)のキャラクタCRAと、明瞭な第2の画像である図138(E)のキャラクタCRBと、による演出を遊技者に提供することができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(A)~図135(I)に示すように、画像表示装置7(表示手段)は、保留アイコンの数を示す数値画像である数字HMG(ここでは「0 0」)が常に表示され、第2の演出が実行されても数値画像である数字HMG(ここでは「0 0」)が明瞭に表示される。この構成によれば、図135(C)の左装飾図柄8Lは、第2の演出により、明瞭から不明瞭なものとして表示されるのに対して、数値画像である数字HMG(ここでは「0 0」)は、常に明瞭なものとして表示されるようになっているため、遊技者は、保留アイコンの数を把握し易い。
図136(A)~図136(J)の画像ぼかし演出B、図137(A)~図137(J)の画像ぼかし演出C、図138(A)~図138(J)の画像ぼかし演出Dについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(A)~図135(D)に示すように、第3の演出の後に、第2の演出により不明瞭に表示された第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lを図135(D)の左装飾図柄8Lのように再び明瞭とし、さらに、第1の画像である図135(D)の左装飾図柄8Lと第2の画像である図135(D)の右装飾図柄8Rとが重ならないように表示する第4の演出を実行することができる。この構成によれば、第1の画像である図135(D)の左装飾図柄8Lと、第2の画像である図135(D)の右装飾図柄8Rと、を配置するときに、互いに重ならず、かつ、明瞭な画像として表示されるため、第1の画像である図135(D)の左装飾図柄8Lと、第2の画像である図135(D)の右装飾図柄8Rと、に関する演出がこれより展開される旨を遊技者に示唆することができる。
図136(A)~図136(F)の画像ぼかし演出Bでは、例えば、第1の画像である図136(F)の演出ボタン画像BTNと、第2の画像である図136(F)の剣画像KGと、を配置するときに、互いに重ならず、かつ、明瞭な画像として表示されるため、第1の画像である図136(F)の演出ボタン画像BTNと、第2の画像である図136(F)の剣画像KGと、に関する演出がこれより展開される旨を遊技者に示唆することができる。
図137(A)~図137(F)の画像ぼかし演出Cでは、例えば、第1の画像である図137(F)のキャラクタCRAと、第2の画像である図137(F)のキャラクタCRBと、を配置するときに、互いに重ならず、かつ、明瞭な画像として表示されるため、第1の画像である図137(F)のキャラクタCRAと、第2の画像である図137(F)のキャラクタCRBと、に関する演出がこれより展開される旨を遊技者に示唆することができる。
図138(A)~図138(D)の画像ぼかし演出Dでは、例えば、第1の画像である図138(D)のキャラクタCRAと、第2の画像である図138(D)のキャラクタCRBと、を配置するときに、互いに重ならず、かつ、明瞭な画像として表示されるため、第1の画像である図138(D)のキャラクタCRAと、第2の画像である図138(D)のキャラクタCRBと、に関する演出がこれより展開される旨を遊技者に示唆することができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(B)~図135(D)に示すように、明瞭に表示される第1の画像である図135(B),(D)の左装飾図柄8Lおよび第2の画像である図135(C),(D)の右装飾図柄8Rは、焦点(ピント)が合った画像であり、不明瞭に表示さる第1の画像である図135(C)の左装飾図柄8Lは、焦点が合っていない画像である。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図136(B)~図136(F)の画像ぼかし演出Bでは、例えば、明瞭に表示される第1の画像である図136(B),(F)の演出ボタン画像BTNおよび第2の画像である図136(C),(F)の剣画像KGは、焦点(ピント)が合った画像であり、不明瞭に表示さる第1の画像である図136(C)の演出ボタン画像BTNは、焦点が合っていない画像である。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図137(A)~図137(F)の画像ぼかし演出Cでは、例えば、明瞭に表示される第1の画像である図137(C),(F)のキャラクタCRAおよび第2の画像である図137(E),(F)のキャラクタCRBは、焦点(ピント)が合った画像であり、不明瞭に表示さる第1の画像である図137(E)のキャラクタCRAは、焦点が合っていない画像である。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
図138(A)~図138(D)の画像ぼかし演出Dでは、明瞭に表示される第1の画像である図138(B),(D)のキャラクタCRAおよび第2の画像である図138(C),(D)のキャラクタCRBは、焦点(ピント)が合った画像であり、不明瞭に表示さる第1の画像である図138(C)のキャラクタCRAは、焦点が合っていない画像である。この構成によれば、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、画像ぼかし演出Aの図135(A)に示すように、第1の演出、第2の演出および第3の演出は、当該保留アイコン9Cに基づく図柄変動表示が開始されるときに、保留アイコンが1つも存在しないときに実行することができる。つまり、画像ぼかし演出Aでは、図135(A)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコンが存在しなくなった場合に行われる演出である。
図136(A)の画像ぼかし演出B、図137(A)の画像ぼかし演出C、図138(A)の画像ぼかし演出Dについても同様である。
[変形例]
以下に、画像ぼかし演出の変形例を示す。
[変形例1]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、第1特図保留として第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコンが存在しなくなった場合に行われる演出であった。しかし、第2特図保留として第1保留表示位置に表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置~第4保留表示位置に保留アイコン9Bが存在しなくなった場合に行われる演出であってもよい。第2特図保留として保留アイコン9Bが表示される第1保留表示位置~第4保留表示位置について簡単に説明すると、第2特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)の右側における表示画面7aの領域には、第2特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置(矩形画像の上)に保留アイコン9Bがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Bをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置は、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの右辺へ向かって、第1保留表示位置、第2保留表示位置、第3保留表示位置、そして第4保留表示位置という順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
[変形例2]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、奥側に配置される第1の画像に対しては、焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとし、手前側に配置される第2の画像に対しては焦点(ピント)が合った明瞭なものとすることにより、まるで一眼レフカメラにより被写界深度を浅くして撮影した画像のように表現することができるようになっていた。これは、ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。そこで、被写界深度を自由に調整して浅くして撮影した画像としたり、深くして撮影した画像としたりしてもよい。こうすれば、演出の表現を広げることができる。
[変形例3]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、奥側に配置される第1の画像に対しては、焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとし、手前側に配置される第2の画像に対しては焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっていた。しかし、これとは全く逆な関係として、奥側に配置される第1の画像に対しては、焦点(ピント)が合った明瞭なものとし、手前側に配置される第2の画像に対して焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとしてもよい。いわゆるズームレンズを用いて、まるで奥行方向に複数存在する被写体である画像の中から一の被写体に焦点(ピント)を合わせるという演出を遊技者に提供することができ、演出のバリエーションを増やすことができる。なお、ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成され、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
[変形例4]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、奥側に配置される第1の画像に対しては、焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとし、手前側に配置される第2の画像に対しては焦点(ピント)が合った明瞭なものとなっていた。しかし、奥行方向に複数存在する被写体のうち、奥行方向の距離寸法が異なるいくつかの被写体である画像に対して焦点(ピント)が合った明瞭なものとし、他の被写体である画像に対して焦点(ピント)がズレてぼやけた(いわゆる、「ピンボケ」した)不明瞭なものとしてもよい。こうすれば、違和感がある画像となるため、遊技者に違和感演出を提供し、当たりの期待度が高いチャンスとなっている可能性を遊技者に示唆することができる。なお、ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成される。このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われる。つまり、ピンボケした不明瞭な画像は、予めROM103に保存されているものではなく、ROM103から読み出した、焦点が合っている明瞭な画像(画像データ)から画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成され、ピンボケした不明瞭な画像は、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行って作成される。
[変形例5]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、第1特図保留として第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコンが存在しなくなった場合に行われる演出であった。しかし、遊技状態が時短状態であって回数制限を設けるようにしてもよい。例えば、時短状態中に実行した特別図柄の変動回数が1回のみ、または7回まで等を挙げることできる。
[変形例6]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dにおいて、ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成され、このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われていた。しかし、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像(画像データ)に加えて、ピンボケした不明瞭な画像(画像データ)を予めROM103に保存し、必要に応じてROM103から読み出してもよい。この場合、ROM103の容量に十分な空き容量があれば、焦点(ピント)が合っている明瞭な画像(画像データ)に加えて、ピンボケした不明瞭な画像(画像データ)を保存することができ、画像制御用マイコン101がリアルタイムでぼかし画像処理を行う必要がなくなり、画像制御用マイコン101の負荷軽減に寄与することができる。
[変形例7]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dにおいて、ピンボケした不明瞭な画像は、ぼかし画像処理(例えば、ガウスぼかしにより行われ、ガウス関数を用いて標準偏差を可変させて画像をぼかす処理)により作成され、このぼかし画像処理は、対象とする画像(または画像を構成するスプライト)に対して、または複数レイヤーのうち対象とするレイヤーに対して、画像制御用マイコン101によりリアルタイムで行われていた。このぼかし画像処理を、例えば、画像表示装置7の表示画面7aに数字を次々に表示してカウントダウンする演出にしてもよい。このカウントダウン演出では、例えば、数字「5」→数字「4」→数字「3」→数字「2」→数字「1」→数字「0」という具合に表示画面7aに次々に表示するときに、まず焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「5」を表示し、続いて数字「5」をピンボケした不明瞭な画像として、この数字「5」の手前側に焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「4」を表示画面7aに表示する。続いて数字「5」を表示画面7aから消して、数字「4」をピンボケした不明瞭な画像として、この数字「4」の手前側に焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「3」を表示画面7aに表示する。続いて数字「4」を表示画面7aから消して、数字「3」をピンボケした不明瞭な画像として、この数字「3」の手前側に焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「2」を表示画面7aに表示する。続いて数字「3」を表示画面7aから消して、数字「2」をピンボケした不明瞭な画像として、この数字「2」の手前側に焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「1」を表示画面7aに表示する。続いて数字「2」を表示画面7aから消して、数字「1」をピンボケした不明瞭な画像として、この数字「1」の手前側に焦点(ピント)が合っている明瞭な画像として数字「0」を表示画面7aに表示する。続いて数字「1」を表示画面7aから消し、その後、数字「0」を表示画面7aから消してスーパーリーチ演出へ展開される。
[変形例8]
図136の画像ぼかし演出Bおよび図137の画像ぼかし演出Cでは、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNに代えて剣部材64の剣ボタン65を模した演出ボタン画像としてもよい。このように構成しても、剣ボタン65の操作(押圧操作または押下操作)により演出ボタン63の操作(押下操作)と同一の効果を奏することができる。
[変形例9]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、第1特図保留として第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコンが存在しなくなった場合に行われる演出であった。しかし、第1特図保留として第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコンが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなったことに伴い、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに保留アイコンが存在しなくなった場合に、左装飾図柄9L、中装飾図柄9C、右装飾図柄9Rの変動表示が開始され、135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dが行われず、左装飾図柄9L、中装飾図柄9C、右装飾図柄9Rが同一の図柄(例えば、数字「7」)に揃わずに停止表示されてはずれとなる場合がある。この場合、図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dと異なる他のリーチ演出(例えば、当たり(大当たり、小当たり)となる期待度が最も低い、いわゆる、「ノーマルリーチ))を介してはずれとなってもよいし、この他のリーチ演出を介することなくはずれとしてもよい。
[変形例10]
図135の画像ぼかし演出A、図136の画像ぼかし演出B、図137の画像ぼかし演出Cおよび図138の画像ぼかし演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E7-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
第1の画像を明瞭に表示する第1の演出と、
前記第1の演出により明瞭に表示された前記第1の画像を不明瞭に表示する第2の演出と、
前記第2の演出により不明瞭に表示された前記第1の画像と異なる位置に第2の画像を明瞭に表示する第3の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-2]
態様E7-1に記載の遊技機であって、
前記第3の演出により明瞭に表示される前記第2の画像は、前記第2の演出により不明瞭に表示された前記第1の画像の少なくとも一部と重なる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-3]
態様E7-1または態様E7-2に記載の遊技機であって、
前記表示手段は、当該保留アイコンが表示可能とされ、
前記第3の演出が実行されるときに前記当該保留アイコンが非表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-4]
態様E7-1から態様E7-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記表示手段は、保留アイコンの数を示す数値画像が常に表示され、
前記第2の演出が実行されても前記数値画像が明瞭に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-5]
態様E7-1から態様E7-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第3の演出の後に、前記第2の演出により不明瞭に表示された前記第1の画像を再び明瞭とし、さらに、前記第1の画像と前記第2の画像とが重ならないように表示する第4の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-6]
態様E7-1から態様E7-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
明瞭に表示される前記第1の画像および前記第2の画像は、焦点が合った画像であり、
不明瞭に表示さる前記第1の画像は、焦点が合っていない画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様E7-7]
態様E7-1から態様E7-6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出、前記第2の演出および前記第3の演出は、当該保留アイコンに基づく図柄変動表示が開始されるときに、保留アイコンが1つも存在しないときに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図139~図142を用いて当落報知演出A~Dについて説明する。この当落報知演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、当落報知演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。なお、当落報知演出は、複数変動に跨って所定期間に実行される。
[当落報知演出A]
図139は、当落報知演出Aを説明するための図である。
まず、図139(A)に示すように、ハズレ報知演出が実行される。ハズレ報知演出は、当該変動がハズレであることを報知する演出である。このハズレ報知演出は、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動がハズレの場合に実行される。ハズレ報知演出では、「ハズレ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、表示画面7aの下部には、第2特図保留に対応する2つの保留画像9Bが表示されている。
次に、図139(B)に示すように、右打ち促進演出が実行される。右打ち促進演出は、遊技者にいわゆる「右打ち」を促す演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「右打ち」というメッセージ画像MSGが表示される。なお、右打ち促進演出は、ハズレ報知演出に続けて実行される演出であり、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動において実行される。遊技者が「右打ち」することにより第2特図保留が上限(4つ)まで増加し、第2特図保留に対応する4つの保留画像9Bが表示される。
次に、図139(C)に示すように、最終バトル予告演出が実行される。最終バトル予告演出は、上述した第2特図保留の最初の保留に対応する変動において実行される。最終バトル予告演出では、「最終バトル開始」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、後に説明する敗北演出までは、第2特図保留の最初の保留に対応する変動での演出となっており、保留画像9Bに対応する3つの保留を含めた先読み演出となっている。
次に、図139(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、味方キャラクタの対戦相手となる敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に、敵キャラクタCRDが出現している。
次に、図139(E)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦いを繰り広げる演出であり、このバトル演出に味方キャラクタが勝利すると当たり(大当たりまたは小当たり)が確定する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRDとが戦う演出となっている。
次に、図139(F)に示すように、敗北演出が実行される。敗北演出は、当該変動および3つの保留のすべてがハズレの場合の演出である。ここでは、敵キャラクタCRDが表示され、「敗北」の文字が表示される。
次に、図139(G)に示すように、保留消化演出が実行される。ここでは、表示画面7aの中央部に「次回に期待」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、残りの3つの保留のうちの最初の保留に対応する変動が「565」で確定停止しハズレとなっている様子を示した。
次に、図139(H)に示すように、保留消化演出が実行される。ここでは、表示画面7aの中央部に「次回に期待」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、最後の保留に対応する変動が「565」で確定停止しハズレとなっている様子を示した。敗北演出が実行された後は、ハズレである残りの保留が高速で消化される。
[当落報知演出B]
図140は、当落報知演出Bを説明するための図である。
まず、図140(A)に示すように、ハズレ報知演出が実行される。ハズレ報知演出は、当該変動がハズレであることを報知する演出である。このハズレ報知演出は、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動がハズレの場合に実行される。ハズレ報知演出では、「ハズレ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、表示画面7aの下部には、第2特図保留に対応する2つの保留画像9Bが表示されている。
次に、図140(B)に示すように、右打ち促進演出が実行される。右打ち促進演出は、遊技者にいわゆる「右打ち」を促す演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「右打ち」というメッセージ画像MSGが表示される。なお、右打ち促進演出は、ハズレ報知演出に続けて実行される演出であり、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動において実行される。遊技者が「右打ち」することにより第2特図保留が上限(4つ)まで増加し、第2特図保留に対応する4つの保留画像9Bが表示される。
次に、図140(C)に示すように、最終バトル予告演出が実行される。最終バトル予告演出は、上述した第2特図保留の最初の保留に対応する変動において実行される。最終バトル予告演出では、「最終バトル開始」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、後に説明する敗北演出までは、第2特図保留の最初の保留に対応する変動での演出となっており、保留画像9Bに対応する3つの保留を含めた先読み演出となっている。
次に、図140(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、味方キャラクタの対戦相手となる敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に、敵キャラクタCRBが出現している。
次に、図140(E)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦いを繰り広げる演出であり、このバトル演出に味方キャラクタが勝利すると当たり(大当たりまたは小当たり)が確定する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦う演出となっている。
次に、図140(F)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、当該変動および3つの保留の中に当たりがある場合の演出である。ここでは、味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。
次に、図140(G)に示すように、保留消化演出が実行される。ここでは、表示画面7aの中央部に「おめでとう」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、残りの3つの保留のうちの最初の保留に対応する変動が「565」で確定停止しハズレとなっている様子を示した。なお、次の保留が当たりの保留ATであるとする。
次に、図140(H)に示すように、保留消化演出が実行される。ここでは、表示画面7aの中央部に「おめでとう」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、当たりの保留ATに対応する変動が「555」で確定停止し当たりとなっている様子を示した。なお、最後の保留は消化されない。
[当落報知演出C]
図141は、当落報知演出Cを説明するための図である。
まず、図141(A)に示すように、ハズレ報知演出が実行される。ハズレ報知演出は、当該変動がハズレであることを報知する演出である。このハズレ報知演出は、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動がハズレの場合に実行される。ハズレ報知演出では、「ハズレ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、表示画面7aの下部には、第2特図保留に対応する2つの保留画像9Bが表示されている。
次に、図141(B)に示すように、右打ち促進演出が実行される。右打ち促進演出は、遊技者にいわゆる「右打ち」を促す演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「右打ち」というメッセージ画像MSGが表示される。なお、右打ち促進演出は、ハズレ報知演出に続けて実行される演出であり、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動において実行される。遊技者が「右打ち」することにより第2特図保留が上限(4つ)まで増加し、第2特図保留に対応する4つの保留画像9Bが表示される。
次に、図141(C)に示すように、第1バトル演出が実行される。第1バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第1バトル演出は、第2特図保留の最初の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図141(D)に示すように、第2バトル演出が実行される。第2バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRDとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第2バトル演出は、第2特図保留の2つ目の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図141(E)に示すように、第3バトル演出が実行される。第3バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第3バトル演出は、第2特図保留の3つ目の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図141(F)に示すように、第4バトル演出が実行される。第4バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRDとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第4バトル演出は、第2特図保留の最後の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図141(G)に示すように、敗北演出が実行される。敗北演出は、第4バトル演出において敗北したことを示す演出である。ここでは、敵キャラクタCRDが表示され、「敗北」の文字が表示される。
次に、図141(H)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)は、変動の確定停止をおこなう演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「残念」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、第2特図保留の最後の保留に対応する変動が「565」で確定停止しハズレとなっている様子を示した。
[当落報知演出D]
図142は、当落報知演出Dを説明するための図である。
まず、図142(A)に示すように、ハズレ報知演出が実行される。ハズレ報知演出は、当該変動がハズレであることを報知する演出である。このハズレ報知演出は、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動がハズレの場合に実行される。ハズレ報知演出では、「ハズレ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示される。なお、表示画面7aの下部には、第2特図保留に対応する2つの保留画像9Bが表示されている。
次に、図142(B)に示すように、右打ち促進演出が実行される。右打ち促進演出は、遊技者にいわゆる「右打ち」を促す演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「右打ち」というメッセージ画像MSGが表示される。なお、右打ち促進演出は、ハズレ報知演出に続けて実行される演出であり、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときの最終変動において実行される。遊技者が「右打ち」することにより第2特図保留が上限(4つ)まで増加し、第2特図保留に対応する4つの保留画像9Bが表示される。
次に、図142(C)に示すように、第1バトル演出が実行される。第1バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第1バトル演出は、第2特図保留の最初の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図142(D)に示すように、第2バトル演出が実行される。第2バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRDとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第2バトル演出は、第2特図保留の2つ目の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図142(E)に示すように、第3バトル演出が実行される。第3バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとが戦い、味方キャラクタCRAが敗北したものとして説明を続ける。なお、第3バトル演出は、第2特図保留の3つ目の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図142(F)に示すように、第4バトル演出が実行される。第4バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出である。ここで、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRDとが戦い、味方キャラクタCRAが勝利したものとして説明を続ける。なお、第4バトル演出は、第2特図保留の最後の保留に対応する変動での演出となっている。
次に、図142(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、第4バトル演出において勝利したことを示す演出である。ここでは、味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。
次に、図142(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、変動の確定停止をおこなう演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「おめでとう」というメッセージ画像MSGが表示される。また、演出図柄が表示画面7aの左下部に表示される。ここでは、第2特図保留の最後の保留に対応する変動が「555」で確定停止し当たりとなっている様子を示した。
[効果例]
以下に、当落報知演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、第2特図保留の中に所定数(4つ)の保留が存在するときに、第2特図保留の中に当たりがあるか否かを予め判定する先読みをおこない、先読み演出として当たりがあるか否かを報知する(図139(C)(D)(E)(F)、図140(C)(D)(E)(F))。この構成によれば、複数の変動における当落の結果を一連の演出として実行できるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、第2特図保留の中に所定数(4つ)の保留が存在するときに、第2特図保留の中に当たりがあるか否かを予め判定する先読みをおこない、先読み演出として、第2特図保留の最初の保留に対応する変動において当たりがあるか否かを報知する(図139(C)(D)(E)(F)、図140(C)(D)(E)(F))。この構成によれば、複数の変動における当落の結果を一連の演出として実行できるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、第2特図保留の中に所定数(4つ)の保留が存在するときに、第2特図保留の中に当たりがあるか否かを、第2特図保留に対応する各変動において当たりがあるか否かを報知する(図141(C)(D)(E)(F)(G)(H)、図142(C)(D)(E)(F)(G)(H))。この構成によれば、決められた数の保留の中に当たりがあるか否かが順番に明らかになるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、遊技状態が時短状態(「時短状態かつ高ベース状態」)にあるときに、右打ち促進演出を実行することで、第2特図保留が上限(4つ)まで増加する(図139(B)、図140(B)、図141(B)、図142(B))。この構成によれば、所定数の保留が存在する状態を簡単に作ることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、先読み演出にて当たりを報知し、当たりを報知した後、当たりとなった保留よりも過去の未消化の保留について消化する(図140(G)(H))。この構成によれば、一連の演出の後、遊技者に違和感を抱かせることがなく、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、先読み演出にてハズレを報知し、ハズレを報知した後、未消化の保留について消化する(図139(G)(H))。この構成によれば、一連の演出の後、遊技者に違和感を抱かせることがなく、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、当落報知演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では特に言及していないが、最終バトル予告演出の後に出現する敵キャラクタが当たりとなる期待度に応じて選択されるようにしてもよい(図139(D)、図140(D))。
[変形例2]
上記では特に言及していないが、第1バトル、第2バトル、第3バトル、第4バトルで出現する敵キャラクタが当たりとなる期待度に応じて選択されるようにしてもよい(図141(C)(D)(E)(F)、図142(C)(D)(E)(F))。
[変形例3]
上記では、第4バトル演出に対して、敗北演出や勝利演出、確定停止演出(ハズレ)や確定停止演出(当たり)を実行していた(図141(G)(H)、図142(G)(H))。これに対し、第1バトル演出、第2バトル演出、第3バトル演出に対しても、敗北演出や勝利演出、確定停止演出(ハズレ)や確定停止演出(当たり)を実行するようにしてもよい。
[変形例4]
上記では、第4バトル演出で味方キャラクタが勝利する例を挙げたが、第1バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合、第2バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合、第3バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合が考えられる。第1バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合は、第1バトル演出に続けて、勝利演出および確定停止演出(当たり)を実行することが考えられる。同様に、第2バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合は第2バトル演出に続けて勝利演出および確定停止演出(当たり)を実行することが考えられ、第3バトル演出で味方キャラクタが勝利する場合は第3バトル演出に続けて勝利演出および確定停止演出(当たり)を実行することが考えられる。
[変形例5]
上記では第2特図保留についての演出を例に挙げたが、第1特図保留についての演出としてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E8-1]
始動口への入球を契機にしておこなわれる当たりの抽選を保留可能であり、前記始動口への入球時に当たりか否かを予め判定する先読みをおこない、前記先読みの結果に基づく先読み演出を、前記保留の消化に先立って実行可能な遊技機であって、
所定数の保留が存在するときに、前記所定数の保留の中に当たりがあるか否かを、前記先読み演出として実行し報知する先読み報知演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-2]
態様E8-1に記載の遊技機であって、
前記先読み報知演出は、前記所定数の保留が存在するときに、最初の保留を消化する変動において、前記所定数の保留の中に当たりがあるか否かを報知する演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-3]
態様E8-1または態様E8-2に記載の遊技機であって、
所定数の保留が存在するときに、前記所定数の保留の中に当たりがあるか否かを、前記所定数の保留に対応する各変動において報知する変動報知演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-4]
態様E8-1から態様E8-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定数の保留は、前記始動口への入球が容易となる有利遊技における前記始動口への入球により発生する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-5]
態様E8-1から態様E8-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定数の保留の中に当たりがある場合、前記先読み報知演出にて当たりを報知し、当たりとなった保留よりも過去の未消化の保留について、当たりの報知の後に消化する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E8-6]
態様E8-1から態様E8-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記所定数の保留の中に当たりがない場合、前記先読み報知演出にてハズレを報知し、未消化の保留について、ハズレの報知の後に消化する、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図143~図146を用いて装飾図柄表示領域演出A~Dについて説明する。この装飾図柄表示領域演出は、装飾図柄の変動演出中等に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、装飾図柄表示領域演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[装飾図柄表示領域演出A]
図143は、装飾図柄表示領域演出Aを説明するための図である。装飾図柄表示領域演出Aでは、まず、図143(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄「128」)で停止表示されている。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R11(第1の領域)内に表示される。第1表示領域R11は、表示画面7aの下部に位置している。第1表示領域R11は、第1表示領域R11よりも大きい第2表示領域R21(第2の領域)に含まれる。本実施形態において、第2表示領域R21は、表示装置7の表示画面7aである。
また、表示画面7aの右側上部に特定画像TG1(特定の画像)が表示されている。特定画像TG1は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG1は、サングラスをかけたキャラクタの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図143(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図143(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図143(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、右装飾図柄8R(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、リーチ状態を形成する。
次に、図143(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が表示画面7aの右側上部の位置から中央上部の位置に移動するように表示される。特定画像TG1は、第1表示領域R11の上方、より具体的には第1表示領域R11内に変動表示される中装飾図柄8Cの上方に表示される。
次に、図143(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。
次に、図143(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。
次に、図143(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。なお、特定画像TG1によって変動させる中装飾図柄8Cは、当たり図柄である数字の「3」の図柄の1つ手前である数字の「2」の図柄の画像であり、中装飾図柄8Cのうちの特定の図柄に当たる。
次に、図143(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。また、これと同時に、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R11からはみ出すように、また第1表示領域R11から第2表示領域R21まで移動するように拡大しながら表示される。
次に、図143(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、拡大した左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが表示される。具体的には、第2表示領域R21において、リーチ状態の左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rは、第1表示領域R11で表示されるときよりも拡大して表示される。左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rは、その一部が第1表示領域R11に重なるようにして表示される。その後、リーチ演出等の所定の演出が行われる。
[装飾図柄表示領域演出B]
図144は、装飾図柄表示領域演出Bを説明するための図である。装飾図柄表示領域演出Bでは、まず、図144(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄「128」)で停止表示されている。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R11(第1の領域)内に表示される。第1表示領域R11は、表示画面7aの下部に位置している。第1表示領域R11は、第1表示領域R11よりも大きい第2表示領域R21(第2の領域)に含まれる。本実施形態において、第2表示領域R21は、表示装置7の表示画面7aである。
次に、図144(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図144(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図144(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、右装飾図柄8R(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、リーチ状態を形成する。
そして、装飾図柄のリーチ状態が形成されると、表示画面7aの右側上部に特定画像TG(特定の画像)が表示される。特定画像TG1は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG1は、サングラスをかけたキャラクタの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図144(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が表示画面7aの右側上部の位置から中央上部の位置に移動するように表示される。特定画像TG1は、第1表示領域R11の上方、より具体的には第1表示領域R11内に変動表示される中装飾図柄8Cの上方に表示される。
次に、図144(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。
次に、図144(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。
次に、図144(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。なお、特定画像TG1によって変動させる中装飾図柄8Cは、当たり図柄である数字の「3」の図柄の1つ手前である数字の「2」の図柄の画像であり、中装飾図柄8Cのうちの特定の図柄に当たる。
次に、図144(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。また、これと同時に、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R11からはみ出すように、また第1表示領域R11から第2表示領域R21まで移動するように拡大しながら表示される。そして、表示画面7aにおいて、第1表示領域R11の表示が消える(第1表示領域R11が非表示となる)。
次に、図144(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、拡大した左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが表示される。具体的には、第2表示領域R21において、リーチ状態の左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rは、第1表示領域R11で表示されるときよりも拡大して表示される。その後、リーチ演出等の所定の演出が行われる。
[装飾図柄表示領域演出C]
図145は、装飾図柄表示領域演出Aを説明するための図である。装飾図柄表示領域演出Aでは、まず、図143(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄「128」)で停止表示されている。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域R11(第1の領域)内に表示される。第1表示領域R11は、表示画面7aの下部に位置している。第1表示領域R11は、第1表示領域R11よりも大きい第2表示領域R21(第2の領域)に含まれる。本実施形態において、第2表示領域R21は、表示装置7の表示画面7aである。
また、表示画面7aの右側上部に特定画像TG(特定の画像)が表示されている。特定画像TG1は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG1は、サングラスをかけたキャラクタの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図145(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図145(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図145(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、右装飾図柄8R(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、リーチ状態を形成する。
次に、図145(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が表示画面7aの右側上部の位置から中央上部の位置に移動するように表示される。特定画像TG1は、第1表示領域R11の上方、より具体的には第1表示領域R11内に変動表示される中装飾図柄8Cの上方に表示される。また、第1表示領域R11と第1表示領域R11に表示されたリーチ状態の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rとが拡大して表示される。
次に、図145(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。
次に、図145(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。
次に、図145(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。なお、特定画像TG1によって変動させる中装飾図柄8Cは、当たり図柄である数字の「3」の図柄の1つ手前である数字の「2」の図柄の画像であり、中装飾図柄8Cのうちの特定の図柄に当たる。
次に、図143(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)を上から下へ押して変動させることができず、逆に特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8Cによって下から上へと押し戻される。これにより、第1表示領域R11において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄「323」)で停止表示される。
[装飾図柄表示領域演出D]
図146は、装飾図柄表示領域演出Dを説明するための図である。装飾図柄表示領域演出Dでは、まず、図146(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様(ハズレ図柄「128」)で停止表示されている。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第1表示領域(第1の領域)R11内に表示される。第1表示領域R11は、表示画面7aの下部に位置している。また、表示画面7aにおいて、長方形状の枠で囲われた第2表示領域(第2の領域)R21が表示されている。第2表示領域R21は、第1表示領域R11よりも大きい。第2表示領域R21は、表示画面7aの上部に位置している。
また、表示画面7aの右側上部であって第2表示領域R21内に特定画像(特定の画像)TGが表示されている。特定画像TG1は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG1は、サングラスをかけたキャラクタの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図146(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図146(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、左装飾図柄8L(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図146(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11において、右装飾図柄8R(数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、リーチ状態を形成する。
次に、図146(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第2表示領域R21において、特定画像TG1が表示画面7aの右側上部の位置から中央上部の位置に移動するように表示される。特定画像TG1は、第1表示領域R11の上方、より具体的には第1表示領域R11内に変動表示される中装飾図柄8Cの上方に表示される。
次に、図146(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。
次に、図146(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「1」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。
次に、図146(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって変動させる。具体的には、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)の上に乗っかり、一部が第1表示領域R11に重なる状態で、中装飾図柄8Cを上から下へ押して変動させようとする。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されるか否かの煽り演出を行う。なお、特定画像TG1によって変動させる中装飾図柄8Cは、当たり図柄である数字の「3」の図柄の1つ手前である数字の「2」の図柄の画像であり、中装飾図柄8Cのうちの特定の図柄に当たる。
次に、図146(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TG1が第1表示領域R11の中装飾図柄8C(数字の「2」の図柄画像)を上から下へ押して、中装飾図柄8Cが第1表示領域R11の下方(外側)に押し出される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rがハズレの態様で停止表示されることが回避される。また、これと同時に、左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが第1表示領域R11からはみ出すように、また第1表示領域R11から第2表示領域R21まで移動するように拡大しながら表示される。
次に、図146(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、拡大した左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rが表示される。具体的には、第2表示領域R21において、リーチ状態の左装飾図柄8L及び右装飾図柄8Rは、第1表示領域R11で表示されるときよりも拡大して表示される。その後、リーチ演出等の所定の演出が行われる。
[効果例]
以下に、装飾図柄表示領域演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図143~図146に示すように、画像表示装置7の表示画面7a(表示手段)の第1表示領域R11(第1の領域)において、変動表示される装飾図柄8L、8C、8R(一組の装飾図柄)がリーチ状態を形成する第1の演出と、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11におけるリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rのうち、中装飾図柄8Cを、画像表示装置7の表示画面7aに表示された特定画像TG1(特定の画像)によって変動させる第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図143、図144、図146に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11における中装飾図柄8Cのうち、特定の図柄(本実施形態では数字の「2」の図柄画像)を特定画像TG1によって変動させると、画像表示装置7の表示画面7aの第2表示領域R21(第2の領域)にリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rを表示させる第3の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図143、図144、図146に示すように、第3の演出では、リーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域R11から第2表示領域R21まで移動するように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図143、図144、図146に示すように、第3の演出では、第2表示領域R21に表示されるリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域で表示されるときよりも拡大して表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図143、図144、図146に示すように、第3の演出では、第2表示領域R21にリーチ状態の8L、8C、8Rを表示するときに、第1表示領域R11を非表示とする。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図145に示すように、第1の演出では、第1表示領域R11において装飾図柄8L、8C、8Rがリーチ状態を形成したときに、第1表示領域R11及び第1表示領域R11に表示されたリーチ状態の一組の装飾図柄8L、8C、8Rが拡大して表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図143~図145に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11は、第2表示領域R21に含まれる。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、装飾図柄表示領域演出の変形例を示す。
[変形例1]
図143~図146において、画像表示装置7の表示画面7aの第1表示領域R11におけるリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rのうち、中装飾図柄8Cを、画像表示装置7の表示画面7aに表示された特定画像TG1によって変動させるようにしたが、一組の装飾図柄の一部ではなく、すべての装飾図柄を特定画像によって変動させるようにしてもよい。
[変形例2]
図143~図146において、中装飾図柄8Cを特定画像TG1によって上から下へ押して変動させるが、例えば、装飾図柄を押し潰して変動させたり、下から上へ持ち上げて変動させたり、ぶつかって壊すように変動させたりしてもよい。すなわち、装飾図柄を特定の画像によってどのような態様で変動させてもよい。
[変形例3]
図143、図144、図146において、リーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域R11から第2表示領域R21まで移動するように表示されるが、例えば、第1表示領域R11に表示されていた装飾図柄8L、8C、8Rが一旦非表示となり、その後、第2表示領域R21に表示されるようにしてもよい。
[変形例4]
図143~図146において、中装飾図柄8Cのうちの特定の図柄は、当たり図柄である数字の「3」の図柄の1つ手前である数字の「2」の図柄の画像としたが、別の図柄をここでの特定の図柄としてもよい。例えば、別の数字の図柄でもよいし、数字以外の特殊な図柄であってもよい。
[変形例5]
図143、図144、図146において、第2表示領域R21に表示されるリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域で表示されるときよりも拡大して表示されるが、例えば、第2表示領域R21に表示されるリーチ状態の装飾図柄8L、8C、8Rが第1表示領域で表示される態様と異なる態様で表示されるようにしてもよい。例えば、異なる色や形、異なる種類の図柄等で表示されるようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様F1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、一組の装飾図柄であり、
前記表示手段の第1の領域において、変動表示される前記一組の装飾図柄がリーチ状態を形成する第1の演出と、
前記表示手段の前記第1の領域におけるリーチ状態の前記一組の装飾図柄のうち、少なくとも一つの装飾図柄を、前記表示手段に表示された特定の画像によって変動させる第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-2]
態様F1-1に記載の遊技機であって、
前記表示手段の前記第1の領域における前記少なくとも一つの装飾図柄のうち、特定の図柄を前記特定の画像によって変動させると、前記表示手段の第2の領域にリーチ状態の前記一組の装飾図柄を表示させる第3の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-3]
態様F1-2に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、リーチ状態の前記一組の装飾図柄が前記第1の領域から前記第2の領域まで移動するように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-4]
態様F1-2または態様F1-3に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記第2の領域に表示されるリーチ状態の前記一組の装飾図柄が前記第1の領域で表示されるときよりも拡大して表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-5]
態様F1-2から態様F1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第3の演出では、前記第2の領域にリーチ状態の前記一組の装飾図柄を表示するときに、前記第1の領域を非表示とする、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-6]
態様F1-1から態様F1-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記第1の領域において前記一組の装飾図柄がリーチ状態を形成したときに、前記第1の領域及び前記第1の領域に表示されたリーチ状態の前記一組の装飾図柄が拡大して表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1-7]
態様F1-1から態様F1-6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記表示手段の前記第1の領域は、前記第2の領域に含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図147~図150を用いて保留対応画像演出A~Dについて説明する。この保留対応画像演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、保留対応画像演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[保留対応画像演出A]
図147は、保留対応画像演出Aを説明するための図である。
まず、図147(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。
次に、図147(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。また、当該保留画像9Cが白色から青色に保留変化している(ハッチングを施して示した)。
次に、図147(C)に示すように、チャンスアップ演出が実行される。チャンスアップ演出は、当たりへの期待度が大きくなったことを報知する演出である。ここでは、「チャンスアップ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示されている。
次に、図147(D)に示すように、台座変化演出が実行される。台座変化演出は、台座画像が変化する演出である。ここでは、台座画像9AT、9CTの表示色が赤色になっている(ハッチングを施して示した)。例えば、白色よりも青色のほうが期待度が大きく、青色よりも赤色のほうが期待度が大きいという具合である。
次に、図147(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図147(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが表示されている。ここで特に、保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATは非表示となり、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTのみが表示される。
次に、図147(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、バトル演出に味方キャラクタが勝利したことを報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示されて、「勝利」の文字が表示されている。
次に、図147(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が表示される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。また、保留画像9Aと保留画像9Aに対応する台座画像9AT、および、台座画像9CTが表示されている。なお、演出図柄の確定停止とともに当該保留画像9Cは非表示となる。
[保留対応画像演出B]
図148は、保留対応画像演出Bを説明するための図である。
まず、図148(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。
次に、図148(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。また、当該保留画像9Cが白色から青色に保留変化している(ハッチングを施して示した)。
次に、図148(C)に示すように、チャンスアップ演出が実行される。チャンスアップ演出は、当たりへの期待度が大きくなったことを報知する演出である。ここでは、「チャンスアップ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示されている。
次に、図148(D)に示すように、台座変化演出が実行される。台座変化演出は、台座画像が変化する演出である。ここでは、台座画像9AT、9CTの表示色が赤色になっている(ハッチングを施して示した)。例えば、白色よりも青色のほうが期待度が大きく、青色よりも赤色のほうが期待度が大きいという具合である。
次に、図148(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図148(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが表示されている。ここで特に、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTは非表示となり、当該保留画像9Cのみが表示される。
次に、図148(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、バトル演出に味方キャラクタが勝利したことを報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示されて、「勝利」の文字が表示されている。
次に、図148(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が表示される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。また、保留画像9Aと保留画像9Aに対応する台座画像9ATが表示されている。なお、演出図柄の確定停止とともに当該保留画像9Cは非表示となる。
[保留対応画像演出C]
図149は、保留対応画像演出Cを説明するための図である。
まず、図149(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。なお、台座画像9ATは、4つの保留画像9Aに対応するような横長の画像となっている。
次に、図149(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図149(C)に示すように、チャンスアップ演出が実行される。チャンスアップ演出は、当たりへの期待度が大きくなったことを報知する演出である。ここでは、「チャンスアップ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示されている。
次に、図149(D)に示すように、台座変化演出が実行される。台座変化演出は、台座画像が変化する演出である。ここでは、台座画像9AT、9CTの表示色が赤色になっている(ハッチングを施して示した)。例えば、白色よりも青色のほうが期待度が大きく、青色よりも赤色のほうが期待度が大きいという具合である。
次に、図149(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図149(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが表示されている。ここで特に、保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATが非表示となり、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTのみが表示される。
次に、図149(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、バトル演出に味方キャラクタが勝利したことを報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示されて、「勝利」の文字が表示されている。
次に、図149(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が表示される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。また、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9ATが表示されている。なお、当該保留画像9C、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTは、演出図柄と確定停止とほぼ同時に非表示となる。
[保留対応画像演出D]
図150は、保留対応画像演出Dを説明するための図である。
まず、図150(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。なお、台座画像9ATは、4つの保留画像9Aに対応するような横長の画像となっている。
次に、図150(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図150(C)に示すように、チャンスアップ演出が実行される。チャンスアップ演出は、当たりへの期待度が大きくなったことを報知する演出である。ここでは、「チャンスアップ」というメッセージ画像MSGが表示画面7aの中央部に表示されている。
次に、図150(D)に示すように、台座変化演出が実行される。台座変化演出は、台座画像が変化する演出である。ここでは、台座画像9AT、9CTの表示色が青色になっている(ハッチングを施して示した)。台座画像9AT、9CTの表示色の変化は、当たりへの期待度に基づいておこなわれる。例えば、白色よりも青色のほうが期待度が大きく、青色よりも赤色のほうが期待度が大きいという具合である。
次に、図150(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図150(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが表示されている。ここで特に、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9ATおよび当該保留画像9Cが非表示となり、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTのみが表示される。
次に、図150(G)に示すように、敗北演出が実行される。敗北演出は、バトル演出に味方キャラクタが敗北したことを報知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に敵キャラクタCRBが表示されて、「敗北」の文字が表示されている。
次に、図150(H)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が表示される。確定停止演出(ハズレ)は、演出図柄がハズレの態様で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」となっており、中演出図柄8Cが「8」となっている。また、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9ATが表示されている。なお、当該保留画像9C、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTは、演出図柄と確定停止とほぼ同時に非表示となる。
[効果例]
以下に、保留対応画像演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像(保留画像9Aおよび当該保留画像9C)に対応させて台座画像9AT、9CTを表示可能となっている。そして、当たりへの期待度に基づいて、台座画像9AT、9CTの表示色を変更可能となっている(図147(D)、図148(D)、図149(D)、図150(D))。この構成によれば、遊技者に驚きを与えることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像(保留画像9Aおよび当該保留画像9C)に対応させて台座画像9AT、9CTを表示可能となっている。この構成によれば、保留画像9Aおよび当該保留画像9Cが認識しやすくなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、当該変動における当たりへの期待度に基づいて台座画像9AT、9CTの表示色が変化する。この構成によれば、遊技者に当たりへの期待感を抱かせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、台座画像9AT、9CTの表示色の変化は、チャンスアップ演出の実行を契機におこなわれる(図147(C)、図148(C)、図149(C)、図150(C))。この構成によれば、チャンスアップ演出への期待が大きくなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、バトル演出において、保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATを非表示とし、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを表示する(図147(F)、図149(F)。この構成によれば、当該保留画像9Cおよび台座画像9CTが目立つことになり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、バトル演出において、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9ATおよび当該保留画像に対応する台座画像9CTを非表示とし、当該保留画像9Cを表示する(図148(F))。この構成によれば、当該保留画像9Cが目立つことになり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、バトル演出において、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9ATおよび当該保留画像9Cを非表示とし、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを表示する(図150(F))。この構成によれば、遊技者に違和感を抱かせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果8]
上記実施形態の遊技機1では、勝利演出または敗北演出において、保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを非表示とする(図147(G)、図148(G)、図149(G)、図150(G))。この構成によれば、味方キャラクタの勝利、敗北に遊技者を注目させられる可能性が高く、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、保留対応画像演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、チャンスアップ演出に続けて、台座画像9AT、9CTの表示色が変化する台座変化演出が実行されている。これに対し、別の演出を契機に台座変化演出を実行するようにしてもよい。また、他の演出とは関係ないタイミングで台座変化演出を実行するようにしてもよい。
[変形例2]
上記では、台座変化演出として、台座画像9AT、9CTの表示色を変化させていた。このような表示色の変化に代えまたは加え、台座画像9AT、9CTの形状などを変化させるようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様G1-1]
保留画像を表示することが可能であり、当たりへの期待度に基づき前記保留画像を別の保留画像へ変化させることが可能な遊技機であって、
前記保留画像の表示位置に対応させて、前記保留画像の前記表示位置を認識容易にする保留対応画像を表示可能であり、
前記当たりへの期待度に基づき、前記保留対応画像を別の保留対応画像に変化させる保留対応画像変化演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-2]
態様G1-1に記載の遊技機であって、
前記保留対応画像は、前記保留画像の下部に表示される台座画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-3]
態様G1-1または態様G1-2に記載の遊技機であって、
前記保留対応画像変化演出は、現在の変動である当該変動における前記当たりへの期待度に基づいて実行される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-4]
態様G1-1から態様G1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留対応画像変化演出は、特定の演出の実行を契機に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-5]
態様G1-1から態様G1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留画像には、現在の変動である当該変動に対応する当該保留画像と、保留数を示す保留記憶画像とが含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-6]
態様G1-5に記載の遊技機であって、
前記保留対応画像には、前記当該保留画像に対応する当該保留対応画像と、前記保留記憶画像に対応する保留記憶対応画像とが含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-7]
態様G1-6に記載の遊技機であって、
所定の演出において、前記保留記憶画像および前記保留記憶対応画像を非表示とし、前記当該保留画像および前記当該保留対応画像を表示する第1表示演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-8]
態様G1-6または態様G1-7に記載の遊技機であって、
所定の演出において、前記保留記憶画像、前記保留記憶対応画像、および、前記当該保留対応画像を非表示とし、前記当該保留画像を表示する第2表示演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-9]
態様G1-6から態様G1-8までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
所定の演出において、前記保留記憶画像、前記保留記憶対応画像、および、前記当該保留画像を非表示とし、前記当該保留対応画像を表示する第3表示演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1-10]
態様G1-6から態様G1-9までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
所定の演出において、前記保留記憶画像、前記保留記憶対応画像、前記当該保留画像、および、前記当該保留対応画像を非表示とする第4表示演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図151~図154を用いて保留画像演出A~Dについて説明する。この保留画像演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、保留画像演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[保留画像演出A]
図151は、保留画像演出Aを説明するための図である。
まず、図151(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。
次に、図151(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図151(C)に示すように、擬似連告知演出が実行される。擬似連告知演出は、擬似連の発生を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「NEXT」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図151(D)に示すように、再変動演出が実行される。再変動演出は、仮停止していた左演出図柄8Lおよび右演出図柄8Rがふたたび高速変動を開始する演出である。
次に、図151(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、SPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9Aが非表示となり、当該保留画像9Cのみが表示される。
次に、図151(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられる。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9Aが非表示となり、当該保留画像9Cのみが表示される。
次に、図151(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9A、および、当該保留画像9Cの両方ともが非表示となる。
次に、図151(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9A、および、当該保留画像9Cの両方ともが非表示となる。
[保留画像演出B]
図152は、保留画像演出Bを説明するための図である。
まず、図152(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。
次に、図152(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図152(C)に示すように、擬似連告知演出が実行される。擬似連告知演出は、擬似連の発生を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「NEXT」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図152(D)に示すように、再変動演出が実行される。再変動演出は、仮停止していた左演出図柄8Lおよび右演出図柄8Rがふたたび高速変動を開始する演出である。
次に、図152(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、SPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATが非表示となり、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが表示される。
次に、図152(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられる。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATが非表示となり、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが表示される。
次に、図152(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
次に、図152(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
[保留画像演出C]
図153は、保留画像演出Cを説明するための図である。
まず、図153(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。
次に、図153(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図153(C)に示すように、擬似連告知演出が実行される。擬似連告知演出は、擬似連の発生を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「NEXT」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図153(D)に示すように、再変動演出が実行される。再変動演出は、仮停止していた左演出図柄8Lおよび右演出図柄8Rがふたたび高速変動を開始する演出である。
次に、図153(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、SPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となり、当該保留画像9Cが表示される。
次に、図153(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。ここでは、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられる。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となり、当該保留画像9Cが表示される。
次に、図153(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
次に、図153(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
[保留画像演出D]
図154は、保留画像演出Dを説明するための図である。
まず、図154(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。さらにまた、第1特図保留に対応する保留画像9Aの表示位置を認識容易にする台座画像9AT、および、当該保留画像9Cの表示位置を認識容易にする台座画像9CTが表示されている。
次に、図154(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図154(C)に示すように、擬似連告知演出が実行される。擬似連告知演出は、擬似連の発生を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「NEXT」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図154(D)に示すように、再変動演出が実行される。再変動演出は、仮停止していた左演出図柄8Lおよび右演出図柄8Rがふたたび高速変動を開始する演出である。
次に、図154(E)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、SPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATが非表示となり、当該保留画像9Cおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが表示される。
次に、図154(F)に示すように、リング演出が実行される。リング演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦うバトル演出の際におこなわれる演出である。具体的には、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBの周りを帯状のリング画像RGが、矢印YGで示すように回転する。ここでリング画像RGには「激熱」という文字が表示されており、リング画像RGの回転にともなって、この「激熱」の文字も移動する。ここで特に、当該保留画像9Cは、リング画像RGの前面側にあって表示される。一方、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTは、リング画像RGの背面側にあって非表示となる。
次に、図154(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。ここで特に、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
次に、図154(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。ここでも、第1特図保留に関する保留画像9A、保留画像9Aに対応する台座画像9AT、当該保留画像9C、および、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTが非表示となる。
[効果例]
以下に、保留画像演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、演出図柄の変動演出に、保留画像9Aおよび当該保留画像9Cを表示する第1期間(図151(A)(B)(C)(D))、保留画像9Aを非表示とし当該保留画像9Cのみを表示する第2期間(図151(E)(F))を含む。この構成によれば、当該保留画像を目立たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、演出図柄の変動演出に、保留画像9Aおよび当該保留画像9Cの両方を非表示とする第3期間(図151(G)(H))を含む。この構成によれば、この期間において保留情報に意識を向けることがなくなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像9Aに対応させて台座画像9ATを表示し、当該保留画像9Cに対応させて台座画像9CTを表示可能となっている(図152、図153、図154)。この構成によれば、保留画像9Aや当該保留画像9Cの表示位置の認識が容易になるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像9Aおよび当該保留画像9Cを表示する第1期間に、保留画像9Aに対応する台座画像9ATおよび当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを表示可能となっている(図152(A)(B)(C)(D)、図153(A)(B)(C)(D)、図154(A)(B)(C)(D))。この構成によれば、保留画像9Aや当該保留画像9Cの表示位置の認識が容易になるため、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像9Aを非表示とし当該保留画像9Cのみを表示する第2期間に、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを表示可能となっている(図152(E)(F)、図154(E))。この構成によれば、当該保留画像9Cを目立たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、保留画像9Aを非表示とし当該保留画像9Cのみを表示する第2期間に、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTを非表示とし、当該保留画像9Cのみを表示可能となっている(図153(E)(F)、図154(F))。この構成によれば、当該保留画像9Cを目立たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、当該保留画像9Cよりも背面側に表示され、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTよりも前面側に表示されるリング画像RGを表示するリング演出を実行可能である(図154(F))。この構成によれば、当該保留画像9Cをより一層目立たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、保留画像演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では第1期間→第2期間→第3期間の順となっていたが、それぞれの期間は変動演出中にどのような順序で現れてもよい。また、変動演出中に、2回以上含まれるようにしてもよい。
[変形例2]
上記では、当該保留画像9Cよりも背面側に表示され、当該保留画像9Cに対応する台座画像9CTよりも前面側に表示されるリング画像RGを表示するリング演出を実行可能であった。このリング演出において、保留画像9Aおよび保留画像9Aに対応する台座画像9ATを表示するようにしてもよい。このときは、リング画像を、保留画像9Aよりも背面側に表示し、台座画像9ATよりも前面側に表示することが考えられる。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様G2-1]
現在の変動である当該変動に対応する当該保留画像、および、保留数を示す保留記憶画像を、保留画像として表示することが可能な遊技機であって、
演出図柄の変動中に、前記当該保留画像と前記保留記憶画像との両方を表示する第1期間、および、前記当該保留画像だけを表示する第2期間を含む保留画像変化演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-2]
態様G2-1に記載の遊技機であって、
前記保留画像変化演出は、さらに、前記当該保留画像と前記保留記憶画像との両方を表示しない第3期間を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-3]
態様G2-1または態様G2-2に記載の遊技機であって、
前記保留画像の表示位置に対応させて、前記保留画像の前記表示位置を認識容易にする保留対応画像を表示可能であり、
前記保留対応画像には、前記当該保留画像に対応する当該保留対応画像と、前記保留記憶画像に対応する保留記憶対応画像とが含まれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-4]
態様G2-3に記載の遊技機であって、
前記保留対応画像は、前記保留画像の下部に表示される台座画像である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-5]
態様G2-3または態様G2-4に記載の遊技機であって、
前記第1期間においては、前記当該保留画像に対応させて前記当該保留対応画像を表示可能であり、前記保留記憶画像に対応させて前記保留記憶対応画像を表示可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-6]
態様G2-3から態様G2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2期間においては、前記当該保留画像に対応させて前記当該保留対応画像を表示可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-7]
態様G2-3から態様G2-6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2期間においては、前記当該保留画像のみを表示可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2-8]
態様G2-3から態様G2-7までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留画像と重なる場合には前記保留画像よりも背面側に表示され、前記保留対応画像と重なる場合には前記保留対応画像よりも前面側に表示される特殊画像を表示する特殊画像表示演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図155~図158を用いて当該保留アイコンの消失演出A~Dについて説明する。図155~図158において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄を図面の見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この当該保留アイコンの消失演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、当該保留アイコンの消失演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置および発光態様を変化させたりする。
ここでは、まず当該保留アイコンの消失演出Aについて説明し、当該保留アイコンの消失演出B、当該保留アイコンの消失演出C、そして当該保留アイコンの消失演出Dについて順番に説明する。なお、当該保留アイコンの消失演出A~当該保留アイコンの消失演出Dでは、後述するように当該保留アイコンが非表示となる(消える)ことにより、違和感がある表示となるため、遊技者に違和感演出を提供し、当たりの期待度が高いチャンスとなっている可能性を遊技者に示唆する演出である。
[当該保留アイコンの消失演出A]
まず、当該保留アイコンの消失演出Aについて図155を参照して説明する。図155は、当該保留アイコンの消失演出Aを説明するための図である。当該保留アイコンの消失演出は、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当該保留アイコンの消失演出Aでは、まず、図155(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えることがない。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、非表示の当該保留表示位置9Cdには、笑顔球体の当該保留アイコン9C(ここでは青色)が表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、2つの保留アイコン9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図155(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図155(A)における装飾図柄が変動開始されると、図155(B)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示(ここでは数字「3」で仮停止)され、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9Cは、図155(A)に引き続き表示され、保留表示位置9Adも図155(A)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdも図155(A)に引き続き非表示されている。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)も図155(A)に引き続き表示されている。
続いて、図155(C)に示すように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図155(A),(B)に引き続き表示され、図155(A),(B)において表示されていた、2つの保留アイコン9A、当該保留アイコン9Cおよび4つの保留表示位置9Adが消え、あらたに当該保留表示位置9Cdが出現して表示される状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となり、現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cが消失することで当該保留表示位置9Cdが出現している。
続いて、図155(D)に示すように、表示画面7aの中央に「味方キャラクタ勝利で大当たりだ!!」というメッセージMGが表示され、図155(C)に引き続き数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となっている。
その後、図155(E)に示すように、2つキャラクタCRA,CRBのほぼ全身が表示画面7aに表示され、2つキャラクタCRA,CRBによるアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。
ここでは、アクション演出(バトル演出)の初期が行われる。アクション演出(バトル演出)の初期では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出が行われ、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図155(D)に引き続き表示される状態となっている。
続いて、図155(F)に示すように、アクション演出(バトル演出)の中期では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出が行われ、図155(E)に引き続き数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となっている。
続いて、図155(G)に示すように、アクション演出(バトル演出)の終期では、ここでは、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われ、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージMGが味方キャラクタCRAの左方に配置されて表示され、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図155(F)に引き続き表示されるのに対して、当該保留表示位置9Cdが非表示となる(消える)状態となっている。なお、アクション演出(バトル演出)の終期において敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージMGが敵キャラクタCRBの左方に配置されて表示される。
続いて、図155(H)に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃って停止表示され、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われる。保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図155(G)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える(非表示とされる)。
なお、アクション演出(バトル演出)の終期において敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「2」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。この場合、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)が図155(G)に引き続き表示され、再び、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない状態となる。さらに、はずれという確定表示にともない当該保留表示位置9Cdが当該保留アイコンの消化により表示画面7aから非表示となる(消える)。
このように、当該保留アイコンの消失演出Aにおいて、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図155(A),(B))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図155(C)~(G))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
[当該保留アイコンの消失演出B]
次に、当該保留アイコンの消失演出Bについて図156を参照して説明する。図156は、当該保留アイコンの消失演出Bを説明するための図である。当該保留アイコンの消失演出は、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当該保留アイコンの消失演出Bでは、まず、図156(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、非表示の当該保留表示位置9Cdには、笑顔球体の当該保留アイコン9C(ここでは青色)が表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、2つの保留アイコン9A,9Aが消化されずにストックされて状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図156(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図156(A)における装飾図柄が変動開始されると、図156(B)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示(ここでは数字「3」で仮停止)され、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。保留アイコン9Aは、図156(A)に引き続き表示され、保留表示位置9Adも図156(A)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdも図156(A)に引き続き非表示されている。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)も図156(A)に引き続き表示されている。なお、当該保留アイコン9Cは、図156(A)に引き続き表示され、当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ光も放出される態様として表示されている。
図156(B)における当該保留アイコン9Cは、図156(A)における当該保留アイコン9C(ここでは青色)と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、青色から緑色へ変化)させたものでもよい。
続いて、図156(C)に示すように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図156(A),(B)に引き続き表示され、図156(A),(B)において表示されていた、2つの保留アイコン9Aおよび4つの保留表示位置9Adが消え、当該保留アイコン9Cおよび当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ放出される光も図156(B)に引き続き表示される状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と、当該保留表示位置9Cdおよび当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ光と、が表示される状態となる。
なお、図156(C)における当該保留アイコン9Cは、図156(B)における当該保留アイコン9C(ここでは青色または緑色)と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、青色から緑色、または、緑色から赤色へ変化)させたものでもよい。
続いて、図156(D)に示すように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図156(C)に引き続き表示され、図156(C)に表示されていた当該保留アイコン9Cおよび当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ放出される光が当該保留表示位置9Cdから表示画面7aへ移動しながら大きさが大きくなる態様で表示される(または、当該保留表示位置から表示画面7aへ移動するとともに前後方向へくるくる回転しながら大きさが大きくなる態様で表示される)。また、大きく表示された当該保留アイコン9Cの外郭の内側領域中央には、当該保留アイコン9Cの前面と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。また、大きく表示された当該保留アイコン9Cの外郭の内側領域内であって演出ボタン画像BTNの下方には、当該保留アイコン9Cの前面と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
さらに、図156(D)において、当該保留表示位置9Cdが出現して表示される状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と、大きく表示された当該保留アイコン9Cおよびこの当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ放出される光と、が図156(C)に引き続き表示される状態となり、さらに、あらたに当該保留表示位置9Cdが出現して表示される状態となる。つまり、当該保留表示位置9Cdと、現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cと、が出現する状態となっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図156(E)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
なお、図156(E)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と、当該保留表示位置9Cdと、大きく表示された当該保留アイコン9Cおよびこの当該保留アイコン9Cの外郭周囲から四方八方へ放出される光と、が図156(D)に引き続き表示される状態となり、当該保留表示位置9Cdと、現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cと、が出現する状態となっている。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、図156(F)に示すように、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、すでに図156(D)において、大きく表示された笑顔球体の当該保留アイコン9Cが配置された状態となっており、当該保留アイコン9Cが合体役物の円状領域14Dに対して画像表示装置7の表示画面7aにおいて笑顔という感情を表現した画像となることにより(つまり当該保留アイコン9Cは合体役物の感情を表現した画像となって消え)、合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
なお、図156(F)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図156(E)に引き続き表示される状態となり、現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは合体役物の感情を表現した画像となって消えている。
また、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、合体役物が表示画面7aに表示される当該保留表示位置9Cdの一部(当該保留表示位置9Cdの上部)を覆うため、遊技者から当該保留表示位置9Cdが視認し難くなる。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。
なお、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ移動する場合には、図156(E),(F)に示したように、当該保留表示位置9Cdは表示画面7aに表示されるようになっている。
続いて、図156(G)に示すように、表示画面7aの中央に「味方キャラクタ勝利で大当たりだ!!」というメッセージMGが表示され、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図156(F)に引き続き表示される状態となっている。
その後、図156(H)に示すように、2つキャラクタCRA,CRBのほぼ全身が表示画面7aに表示され、2つキャラクタCRA,CRBによるアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。
ここでは、アクション演出(バトル演出)の初期が行われる。アクション演出(バトル演出)の初期では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出が行われ、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図156(G)に引き続き表示される状態となっている。
続いて、図示しないが、アクション演出(バトル演出)の中期では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出が行われ、ここでも、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図156(H)に引き続き表示される状態となっている。
続いて、図156(I)に示すように、アクション演出(バトル演出)の終期では、ここでは、敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われ、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージMGが敵キャラクタCRBの左方に配置されて表示され、保留に関しては、図示しないアクション演出(バトル演出)の中期に引き続き数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となっている。なお、アクション演出(バトル演出)の終期において味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われる場合には、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージMGが味方キャラクタCRAの左方に配置されて表示される。
続いて、図156(J)に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「4」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示される。このとき、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)が図156(I)に引き続き表示され、再び、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない状態となる。さらに、はずれという確定表示にともない当該保留表示位置9Cdが当該保留アイコンの消化により表示画面7aから非表示となる(消える)。
なお、アクション演出(バトル演出)の終期において味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われる場合には、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃って停止表示され、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなる。この場合、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図156(I)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが表示画面7aから消える(非表示とされる)。
このように、当該保留アイコンの消失演出Bにおいて、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図156(A)~(E))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図156(F)~(I))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
[当該保留アイコンの消失演出C]
次に、当該保留アイコンの消失演出Cについて図157を参照して説明する。図157は、当該保留アイコンの消失演出Cを説明するための図である。当該保留アイコンの消失演出は、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当該保留アイコンの消失演出Cでは、まず、図157(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、2つの保留アイコン9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図157(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図157(A)における装飾図柄が変動開始されると、図157(B)に示すように、白い球状の当該保留アイコン9Cの中央から四方八方へ光が放出され所定回数(例えば、3回)だけ点滅し閃光画像FHが表示されて当該保留アイコン9Cが消える(消失する)。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(A)に引き続き表示され、2つの保留アイコン9A、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが図157(A)に引き続き表示される状態となる。
続いて、図157(C)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示(ここでは数字「3」で仮停止)され、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(B)に引き続き表示され、図157(B)に表示されていた、2つの保留アイコン9Aおよび4つの保留表示位置9Adがあらたに非表示され、当該保留アイコン9Cが図157(B)に引き続いて非表示される状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となる。
続いて、図157(D)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、目を大きく開いて笑っている画像が表示され、その後、図示しないが目を細めて微笑んでいる画像へ切り替わる。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
なお、図157(D)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(C)に引き続き表示され、合体役物を形成するために左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ移動開始すると、これに伴い、図157(C)に表示されていた当該保留表示位置9Cdがあらたに非表示される状態となる。
続いて、図157(E)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、形成された合体役物を解除するために左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ移動開始すると、これに伴い、図157(D)において非表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び出現する状態となる。なお、図157(E)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(D)に引き続き表示される。
続いて、図157(F)に示すように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。この演出ボタン画像BTNは、表示画面7aの中央に大きく表示される。演出ボタン画像BTNは、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。このとき、図157(E)において表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び消える(消失する)状態となる。また、図157(F)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(E)に引き続き表示される。なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図157(G)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成され、環状内に形成される円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、サングラスをかけて微笑んでいる画像が表示される。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
なお、図157(G)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(F)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが図157(F)に引き続き非表示される状態となる。
続いて、図157(H)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、形成された合体役物を解除するために左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ移動開始すると、これに伴い、図157(G)において非表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び出現する状態となる。なお、図157(H)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(G)に引き続き表示される。
続いて、図157(I)に示すように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。この演出ボタン画像BTNは、表示画面7aの中央に大きく表示される。演出ボタン画像BTNは、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。このとき、図157(H)において表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び消える(消失する)状態となる。また、図157(I)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(H)に引き続き表示される。なお、図157(I)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様は、図157(F)における演出ボタン画像BTNの所定の発光態様と同一であってもよいし、大当たりとなる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点滅から青色点滅またはゴールド点滅(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図157(J)に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「4」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示される。このとき、図157(I)に引き続き数字HMG(ここでは、「2 0」)が表示され、再び、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない状態となり、さらに、当該保留表示位置9Cdが再び出現する状態となる。はずれという確定表示にともない当該保留アイコン9Cが消化され当該保留アイコン9Cが非表示となる(消える)。
なお、図157(J)において、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃って停止表示され、大当たりとなると、遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われることとなる。この場合、保留に関しては、図157(J)において、数字HMG(ここでは「2 0」)が図157(I)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが図157(I)に引き続き消える(消失する)状態となる。
このように、当該保留アイコンの消失演出Cにおいて、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図157(A)~(B))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図157(C)~(I))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
[当該保留アイコンの消失演出D]
次に、当該保留アイコンの消失演出Dについて図158を参照して説明する。図158は、当該保留アイコンの消失演出Dを説明するための図である。当該保留アイコンの消失演出は、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当該保留アイコンの消失演出Dでは、まず、図158(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの右上側には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、2つの保留アイコン9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図158(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図158(A)における装飾図柄が変動開始されると、図158(B)に示すように、黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが表示されて当該保留アイコン9Cが消える(消失する)。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(A)に引き続き表示され、2つの保留アイコン9A、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが図158(A)に引き続き表示される状態となる。
続いて、図158(C)に示すように、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同じ図柄(数字)で仮停止表示(ここでは数字「3」で仮停止)され、中装飾図柄8Cが変動表示されリーチが形成されている。このとき、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(B)に引き続き表示され、2つの保留アイコン9A、4つの保留表示位置9Adおよび当該保留表示位置9Cdが図158(B)に引き続き表示される状態となる。
続いて、図158(D)に示すように、表示画面7aの領域が疑似的な異常表示態様となる。「疑似的な異常表示態様」としては、例えば、砂嵐のような表示態様、ノイズにより画面が乱れた表示態様、処理遅れにより画像が正常に表示されない表示態様、元の画面に戻れないため代わりの演出を表示するメッセージが表示される表示態様などを挙げることができる。
図158(D)において、表示画面7aの領域が疑似的な異常表示態様となっているときには、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ示す数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(C)に引き続き表示され、図158(C)に表示されていた、2つの保留アイコン9Aおよび4つの保留表示位置9Adがあらたに非表示され、さらに、図158(C)に表示されていた当該保留表示位置9Cdもあらたに非表示される状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)のみ表示される状態となる。なお、疑似的な異常表示態様では、数字HMG(ここでは「2 0」)が表示される位置およびその周囲の領域を避けるようにしてもよい。こうすれば、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留との視認性を確保することができる。
続いて、図158(E)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。この円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、感情を表現した画像が表示される。ここでは、目を大きく開いて笑っている画像が表示され、その後、図示しないが目を細めて微笑んでいる画像へ切り替わる。合体役物の円状領域14Dに対して、画像表示装置7の表示画面7aにおいて感情を表現した画像を補うことにより合体役物に感情を持たせることができる。これにより、合体役物の感情によるバリエーション豊かな演出を実現することができるようなっている。
なお、図158(E)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(D)に引き続き表示される。
その後、図示しないが、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。このとき、形成された合体役物を解除するために左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ移動開始すると、これに伴い、図示しないが、非表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び出現する状態となる。つまり、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが表示される状態となる。
続いて、図158(F)に示すように、表示画面7aの中央に「味方キャラクタ勝利で大当たりだ!!」というメッセージMGが表示され、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図158(E)に引き続き表示される。
その後、図158(G)に示すように、2つキャラクタCRA,CRBのほぼ全身が表示画面7aに表示され、2つキャラクタCRA,CRBによるアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが登場する。このあと味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると大当たりとなる。
ここでは、アクション演出(バトル演出)の初期が行われる。アクション演出(バトル演出)の初期では、敵キャラクタCRBが優勢となり、味方キャラクタCRAを右側へ追い詰める演出が行われ、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図158(F)に引き続き表示される状態となっている。
続いて、図示しないが、アクション演出(バトル演出)の中期では、味方キャラクタCRAが優勢となり、敵キャラクタCRBを左側へ追い詰める演出が行われ、ここでも、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)と当該保留表示位置9Cdとが図156(F)に引き続き表示される状態となっている。
続いて、図158(H)に示すように、アクション演出(バトル演出)の終期では、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aの中央に配置されて所定の発光態様(ここでは、白色点滅)で表示される。演出ボタン63の押下操作面と対応する演出ボタン画像の部分には、英単語「PUSH」が刻まれたものとなっている。この演出ボタン画像BTNは、表示画面7aの中央に大きく表示される。演出ボタン画像BTNは、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。このとき、図158(G)において表示されていた当該保留表示位置9Cdが再び消える(消失する)状態となる。また、図158(H)において、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(G)に引き続き表示される。なお、「所定の発光態様」としては、大当たりとなる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図158(I)に示すように、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われ、味方キャラクタCRAが中央に表示されて「勝利」というメッセージMGが味方キャラクタCRAの左方に配置されて表示され、保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(H)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが図158(H)に引き続き非表示となる(消える)。なお、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われずに敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、敵キャラクタCRBが中央に表示されて「敗北」というメッセージMGが敵キャラクタCRBの左方に配置されて表示される。
続いて、図158(J)に示すように、表示画面7aに左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃って停止表示され、大当たりとなって遊技者に利益が付与される大当たり遊技(大当たり演出)が行われる。保留に関しては、数字HMG(ここでは「2 0」)が図158(I)に引き続き表示され、当該保留表示位置9Cdが図158(I)に引き続き消える(非表示とされる)。
なお、味方キャラクタCRAの勝利を報知する演出が行われずに敵キャラクタCRBの勝利を報知する演出が行われる場合には、表示画面7aに左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「2」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃わずに停止表示されると、はずれが確定表示されることとなる。この場合、保留に関しては、数字HMG(ここでは、「2 0」)が図158(I)に引き続き表示され、再び、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adが表示され、第1保留表示位置9Adおよび第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示され、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない状態となる。さらに、はずれという確定表示にともない当該保留表示位置9Cdが当該保留アイコン9Cの消化により表示画面7aに表示される。
このように、当該保留アイコンの消失演出Dにおいて、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図158(A),(B))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図158(C)~(I))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果例]
以下に、当該保留アイコンの消失演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(A)~図155(H)に示すように、複数種類の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、当該保留アイコン9Cに基づく複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始したときには当該保留アイコン9Cを表示し、その後に、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を停止するまでに図155(C)~図155(G)における特定の演出を開始したときには当該保留アイコン9Cを非表示する第1の演出を実行することができる。この構成によれば、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図155(A),(B))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、図155(C)~図155(G)における特定の演出が行われる期間には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
図156(A)~図156(J)の当該保留アイコンの消失演出Bでは、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図156(A)~図156(E))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、図156(F)~図156(I)における特定の演出が行われる期間には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
図157(A)~図157(J)の当該保留アイコンの消失演出Cでは、装飾図柄の変動開始からしばらくの期間(図157(A)~図157(B))には、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図157(C)~図157(I))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
図158(A)~図158(J)の当該保留アイコンの消失演出Dでは、当該保留アイコン9Cが表示されているものの、特定の演出が行われる期間(図158(C)~図158(I))には、当該保留アイコン9Cが非表示とされるという従来にない当該保留アイコンによる表示/非表示という斬新な演出を遊技者に提供することができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(A)~図155(H)に示すように、保留アイコン9Aの表示位置を示す保留表示位置9Adを表示可能であり、第1の演出は、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始したときには図155(A)~図155(B)において保留表示位置9Adを表示し、図155(C)~図155(G)における特定の演出を開始して終了するまでに亘る期間において、保留表示位置9Adを非表示する。この構成によれば、特定の演出が行われる期間(図155(C)~図155(G))において保留表示位置9Adが非表示となることにより、特定の演出の視認性が保留表示位置9Adにより妨げられないため、特定の演出の迫力感が損なわれることを抑制することができる。
図156(F)~図156(I)の当該保留アイコンの消失演出B、図157(C)~図157(I)の当該保留アイコンの消失演出C、図158(C)~図158(I)の当該保留アイコンの消失演出Dについても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(H)に示すように、第1の演出は、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始して停止表示するときにおいて、特定の抽選における当落として当選を報知する(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃って停止表示される。)ときには図155(C)~図155(G)における特定の演出を終了した後に図155(H)において保留表示位置9Adを引き続き非表示する一方、図155(C)~図155(G)における特定の抽選における当落として落選を報知する(左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「2」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり同一の図柄(ここでは、数字「3」)が揃わずに停止表示される。)ときには特定の演出を終了した後に図示しないが保留表示位置9Adを表示する。この構成によれば、特定の演出を終了した後に特定の抽選における当落として当選が報知され、当たり遊技(当たりの演出)が開始されると、当たり遊技(当たりの演出)が保留表示位置9Adにより妨げられないため、当たり遊技(当たりの演出)の迫力感が損なわれることを抑制することができる。また、特定の抽選における当落として落選が報知されたことで遊技者が落胆したとしても、保留表示位置9Adが表示されるため、例えば保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが存在する場合には保留アイコン9Aの色や形の態様により保留アイコン9Aに対する当たりの期待度を遊技者へ速やかに伝えることができ、遊技意欲の向上に寄与することができる。
図156(J)の当該保留アイコンの消失演出B、図157(J)の当該保留アイコンの消失演出C、図158(J)の当該保留アイコンの消失演出Dについても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(C)~図155(H)に示すように、第1の演出は、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始してから停止表示するまでに亘る期間のうち保留表示位置9Adを非表示としている期間では保留アイコン9Aも非表示する。この構成によれば、図155(C)~図155(G)における特定の演出が行われる期間であるため、保留アイコン9Aは保留表示位置9Adに表示されるため、保留表示位置9Adとともに保留アイコン9Aが非表示されることにより、特定の演出の視認性が保留表示位置9Adに加えて、さらに保留アイコン9Aにより妨げられないため、特定の演出の迫力感が損なわれることをさらに抑制することができる。
図156(F)~図156(I)の当該保留アイコンの消失演出B、図157(C)~図157(I)の当該保留アイコンの消失演出C、図158(C)~図158(I)の当該保留アイコンの消失演出Dについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(C)~図155(G)に示すように、当該保留アイコン9Cの表示位置を示す当該保留表示位置9Cdを表示可能であり、第1の演出は、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始して停止表示するまでに亘る期間のうち当該保留アイコン9Cを非表示としている期間(図155(C)~図155(F)の期間)では当該保留表示位置9Cdを表示することができる。この構成によれば、当該保留アイコン9Cによる複数の装飾図柄による変動表示が開始されているにもかかわらず、当該保留アイコン9Cは非表示とされているのに対して当該保留アイコン9Cを表示する当該保留表示位置9Cdが表示されており、違和感がある表示となるため、遊技者に違和感演出を提供し、当たりの期待度が高いチャンスとなっている可能性を遊技者に示唆することができる。
図156(F)~図156(I)の当該保留アイコンの消失演出B、図157(C)~図157(I)の当該保留アイコンの消失演出C、図158(C)~図158(I)の当該保留アイコンの消失演出Dについても同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当該保留アイコンの消失演出Aの図155(A)~図155(G)に示すように、図155(C)~図155(G)における特定の演出は、複数の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)による変動表示を開始してリーチが形成された後に実行することができる。この構成によれば、遊技者は、遊技を行う時間が長くなることでリーチが形成されたことをトリガーとして当該保留アイコン9Cが非表示される違和感演出が第1の演出により行われるという点を自ら見出すことができるようになっているため、リーチが発生するごとに違和感演出の発生に期待することができ、遊技を行う時間が長くなっても苦痛となることを抑制することができる。
図156(F)~図156(I)の当該保留アイコンの消失演出B、図157(C)~図157(I)の当該保留アイコンの消失演出C、図158(C)~図158(I)の当該保留アイコンの消失演出Dについても同様である。
[変形例]
以下に、当該保留アイコンの消失演出の変形例を示す。
[変形例1]
図155の当該保留アイコンの消失演出A、図156の当該保留アイコンの消失演出B、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、当該保留アイコン9Cが画像表示装置7の表示画面7aから非表示となっていた(消えていた)。表示画面7aから非表示となる(消える)ときに、遊技者に当該保留アイコン9Cが表示画面7aから非表示となった(消えた)旨を伝える専用音をスピーカ67から流れるようにしてもよい。こうすれば、遊技者は、当該保留アイコン9Cが表示画面7aから非表示となった(消えた)ことをうっかり見逃すことを抑制することができる。これにより、当該保留アイコン9Cが非表示された(消えた)違和感がある表示となっている点を遊技者へ伝えることができる。
[変形例2]
図155の当該保留アイコンの消失演出A、図156の当該保留アイコンの消失演出B、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、当該保留アイコン9Cが画像表示装置7の表示画面7aから非表示となっていた(消えていた)。表示画面7aから非表示となる(消える)ときに、表示画面7aにおいてカウントダウンの演出を行うようにしてもよい。カウントダウン演出としては、例えば、表示画面7aに数字「5」、数字「4」、数字「3」、数字「2」、数字「1」、そして数字「0」を表示する。このとき、数字の読み上げる音(アナウンス)をスピーカ67から流れるようにしてもよい。こうすれば、遊技者は、当該保留アイコン9Cが表示画面7aから非表示となる(消える)タイミングを把握することができ、うっかり見逃すことを抑制することができる。これにより、当該保留アイコン9Cが非表示される(消える)タイミングにより違和感がある表示となる時期を遊技者へ伝えることができる。
[変形例3]
図156(D)の当該保留アイコンの消失演出Bおよび図158(H)の当該保留アイコンの消失演出Dでは、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促すために、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが表示画面7aに配置されて所定の発光態様で表示されていた。しかし、演出ボタンが追うBTNに代えて、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促すために、剣部材64を模した剣画像が表示画面7aに配置されて所定の発光態様で表示されるようにしてもよいし、演出ボタン画像BTNと剣画像とが表示画面7aに配置されて所定の発光態様で表示されるようにしてもよい。こうすれば、操作方法の種類を可変させることで演出にバリエーションを付与することができるため、遊技を行う時間が長くなっても、操作意欲の低下を抑制することができる。
[変形例4]
図156の当該保留アイコンの消失演出B、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出ボタン63を模した演出ボタン画像BTNに代えて剣部材64の剣ボタン65を模した演出ボタン画像としてもよい。このように構成しても、剣ボタン65の操作(押圧操作または押下操作)により演出ボタン63の操作(押下操作)と同一の効果を奏することができる。
[変形例5]
図155の当該保留アイコンの消失演出A、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示されてリーチが形成されると、保留アイコン9Aの表示位置を示す保留表示位置9Ad、保留アイコン9A、当該保留アイコン9Cの表示位置を示す当該保留表示位置9Cdおよび当該保留アイコン9Cが画像表示装置7の表示画面7aから消える場合があった。しかし、リーチが形成されると、その後、当該保留表示位置9Cdのみ常に表示画面7aに表示されるようにしてもよい。
[変形例6]
図155の当該保留アイコンの消失演出A、図156の当該保留アイコンの消失演出B、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示されてときに、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9Cが画像表示装置7の表示画面7aから消える場合があった。このとき、保留アイコン9Aの表示位置を示す保留表示位置9Adと当該保留アイコン9Cの表示位置を示す当該保留表示位置9Cdとのうちいずれか一方または両方が表示画面7aに表示されるようにしてもよい。
[変形例7]
図155の当該保留アイコンの消失演出A、図156の当該保留アイコンの消失演出B、図157の当該保留アイコンの消失演出Cおよび図158の当該保留アイコンの消失演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様G3-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
当該保留アイコンに基づく複数の装飾図柄による変動表示を開始したときには前記当該保留アイコンを表示し、その後に、前記複数の装飾図柄による変動表示を停止するまでに特定の演出を開始したときには前記当該保留アイコンを非表示する第1の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様G3-2]
態様G3-1に記載の遊技機であって、
保留アイコンの表示位置を示す保留表示位置を表示可能であり、
前記第1の演出は、前記複数の装飾図柄による変動表示を開始したときには前記保留表示位置を表示し、前記特定の演出を開始して終了するまでに亘る期間において、前記保留表示位置を非表示する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様G3-3]
態様G3-1または態様G3-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、前記複数の装飾図柄による変動表示を開始して停止表示するときにおいて、特定の抽選における当落として当選を報知するときには前記特定の演出を終了した後に前記保留表示位置を引き続き非表示する一方、特定の抽選における当落として落選を報知するときには前記特定の演出を終了した後に前記保留表示位置を表示する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様G3-4]
態様G3-2または態様G3-3に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、前記複数の装飾図柄による変動表示を開始してから停止表示するまでに亘る期間のうち前記保留表示位置を非表示としている期間では前記保留アイコンも非表示する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様G3-5]
態様G3-1から態様G3-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記当該保留アイコンの表示位置を示す当該保留表示位置を表示可能であり、
前記第1の演出は、前記複数の装飾図柄による変動表示を開始して停止表示するまでに亘る期間のうち前記当該保留アイコンを非表示としている期間では前記当該保留表示位置を表示可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様G3-6]
態様G3-1から態様G3-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の演出は、前記複数の装飾図柄による変動表示を開始してリーチが形成された後に実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図159~図162を用いて保留アイコン画像表示演出A~Dについて説明する。この保留アイコン画像表示演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、保留アイコン画像表示演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[保留アイコン画像表示演出A]
図159は、保留アイコン画像表示演出Aを説明するための図である。保留アイコン画像表示演出Aでは、まず、図159(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、ひし形の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、ひし形の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図159(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示が消える。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示を消さずに、変動表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図159(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定の演出が行われる。具体的には、表示画面7aの右側下方に特定画像TG2が表示される。特定画像TG2は、当該保留アイコン9Cの右側に表示される。特定画像TG2は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG2は、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図159(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cを模した保留アイコン画像HAGが表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留アイコン9Cと同様に、ひし形の画像である。保留アイコン画像HAGは、表示画面7aの中央上方に表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cの上方の位置に表示される。
次に、図159(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内を移動するように表示される。具体的には、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが表示画面7a内において楕円を描くように右回りにグルっと一周回る。このとき、表示画面7aにおいて特定画像TG2の表示は消えている。なお、特定画像TG2は、保留アイコン画像表示演出中において、表示後は消えずにそのまま表示されていてもよいし、適切なタイミングで表示が消えるようにしてもよい。
次に、図159(F)~(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7内から表示画面7aの外側に移動するかのように表示される。具体的には、図159(F)に示すように、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが右方向に移動するように表示される。そして、図159(G)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの外側に飛び出すように表示される。その後、図159(H)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの右側に飛び出したかのように、表示画面7aにおいて保留アイコン画像HAGの表示が消える。
次に、図159(I)、(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの外側から表示画面7a内に移動するかのように表示される。具体的には、図159(I)に示すように、保留アイコン画像HAGが右方向に移動しながら表示画面7aの外側から表示画面7a内に飛び込むように表示される。そして、図159(J)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの中央上方の位置に表示される。
[保留アイコン画像表示演出B]
図160は、保留アイコン画像表示演出Bを説明するための図である。保留アイコン画像表示演出Bでは、まず、図160(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、ひし形の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、ひし形の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図160(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様(ハズレ図柄「128」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図160(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定の演出が行われる。具体的には、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。
次に、図160(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cを模した保留アイコン画像HAGが表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留アイコン9Cと同様に、ひし形の画像である。保留アイコン画像HAGは、表示画面7aの中央上方に表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cの上方の位置に表示される。
次に、図160(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内を移動するように表示される。具体的には、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが表示画面7a内において楕円を描くように右回りにグルっと一周回る。このとき、表示画面7aにおいて特定画像TG2の表示は消えている。なお、特定画像TG2は、保留アイコン画像表示演出中において、表示後は消えずにそのまま表示されていてもよいし、適切なタイミングで表示が消えるようにしてもよい。
次に、図160(F)~(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7内から表示画面7aの外側に移動するかのように表示される。具体的には、図160(F)に示すように、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが右方向に移動するように表示される。そして、図160(G)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの外側に飛び出すように表示される。その後、図160(H)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの右側に飛び出したかのように、表示画面7aにおいて保留アイコン画像HAGの表示が消える。
次に、図160(I)、(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの外側から表示画面7a内に移動するかのように表示される。具体的には、図160(I)に示すように、保留アイコン画像HAGが右方向に移動しながら表示画面7aの外側から表示画面7a内に飛び込むように表示される。そして、図160(J)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの中央上方の位置に表示される。
[保留アイコン画像表示演出C]
図161は、保留アイコン画像表示演出Cを説明するための図である。保留アイコン画像表示演出Cでは、まず、図161(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、ひし形の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、ひし形の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図161(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示が消える。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示を消さずに、変動表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図161(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定の演出が行われる。具体的には、表示画面7aの右側下方に特定画像TG2が表示される。特定画像TG2は、当該保留アイコン9Cの右側に表示される。特定画像TG2は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG2は、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図161(D)、(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cを模した保留アイコン画像HAGが表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留アイコン9Cと同様に、ひし形の画像である。具体的には、図161(D)に示すように、保留アイコン画像HAGが当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cの位置から上方向に移動するように表示される。保留アイコン画像HAGは、当該保留アイコン9Cの後ろ(裏側)から上方向に飛び出すように表示される。そして、図161(E)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの中央上方の位置まで移動する。保留アイコン画像HAGは、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cの上方の位置に表示される。
次に、図161(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内を移動するように表示される。具体的には、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが表示画面7a内において楕円を描くように右回りにグルっと一周回る。このとき、表示画面7aにおいて特定画像TG2の表示は消えている。なお、特定画像TG2は、保留アイコン画像表示演出中において、表示後は消えずにそのまま表示されていてもよいし、適切なタイミングで表示が消えるようにしてもよい。
次に、図161(G)~(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7内から表示画面7aの外側に移動するかのように表示される。具体的には、図161(G)に示すように、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが右方向に移動するように表示される。そして、図161(H)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの外側に飛び出すように表示される。その後、図161(I)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの右側に飛び出したかのように、表示画面7aにおいて保留アイコン画像HAGの表示が消える。
次に、図161(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの外側から表示画面7a内に移動するかのように表示される。具体的には、ひし形の保留アイコン画像HAGを含む円形のエンブレムを模した紋章画像EGが右方向に移動しながら表示画面7aの外側から表示画面7a内に飛び込むように表示される。
[保留アイコン画像表示演出D]
図162は、保留アイコン画像表示演出Dを説明するための図である。保留アイコン画像表示演出Dでは、まず、図162(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、ひし形の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、ひし形の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図162(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示が消える。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの変動表示を消さずに、変動表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図162(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定の演出が行われる。具体的には、表示画面7aの右側下方に特定画像TG2が表示される。特定画像TG2は、当該保留アイコン9Cの右側に表示される。特定画像TG2は、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TG2は、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図162(D)、(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第1保留表示エリアの右から2番目の保留表示位置に表示された保留アイコン9Aを模した保留アイコン画像HAGが表示される。保留アイコン画像HAGは、保留アイコン9Aと同様に、ひし形の画像である。具体的には、図162(D)に示すように、保留アイコン画像HAGが第1保留表示エリアの右から2番目の保留表示位置に表示された保留アイコン9Aの位置から右斜め上方向に移動するように表示される。保留アイコン画像HAGは、保留アイコン9Aの後ろ(裏側)から右斜め上方向に飛び出すように表示される。そして、図162(E)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの中央上方の位置まで移動する。保留アイコン画像HAGは、当該保留表示位置に表示された当該保留アイコン9Cの上方の位置に表示される。
次に、図162(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内を移動するように表示される。具体的には、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが表示画面7a内において楕円を描くように右回りにグルっと一周回る。このとき、表示画面7aにおいて特定画像TG2の表示は消えている。なお、特定画像TG2は、保留アイコン画像表示演出中において、表示後は消えずにそのまま表示されていてもよいし、適切なタイミングで表示が消えるようにしてもよい。
次に、図162(G)~(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7内から表示画面7aの外側に移動するかのように表示される。具体的には、図162(G)に示すように、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが右方向に移動するように表示される。そして、図162(H)に示すように、保留アイコン画像HAGがさらに右方向に移動し、表示画面7aの外側に飛び出すように表示される。その後、図162(I)に示すように、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの右側に飛び出したかのように、表示画面7aにおいて保留アイコン画像HAGの表示が消える。
次に、図162(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの外側から表示画面7a内に移動するかのように表示される。具体的には、ひし形の保留アイコン画像HAGを含む円形のエンブレムを模した紋章画像EGが右方向に移動しながら表示画面7aの外側から表示画面7a内に飛び込むように表示される。
[効果例]
以下に、保留アイコン画像表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図162に示すように、表示画面7aにおいて、保留表示位置(当該保留表示位置)に保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)が表示される第1の演出と、第1の演出の後に、表示画面7aにおいて、保留表示位置(当該保留表示位置)に表示された保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)を模した保留アイコン画像HAGが表示される第2の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図161、図162に示すように、第2の演出では、保留アイコン画像HAGが保留表示位置(当該保留表示位置)に表示された保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)の位置から移動するように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図162に示すように、第2の演出の後に、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内を移動するように表示される第3の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図162に示すように、第3の演出の後に、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内から表示画面7aの外側に移動するかのように表示される第4の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図162に示すように、第4の演出の後に、保留アイコン画像HAGが表示画面7aの外側から表示画面7a内に移動するかのように表示される第5の演出をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図161に示すように、保留表示位置は、当該保留表示位置であり、保留アイコンは、当該保留アイコン9Cである。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図159~図162に示すように、第2の演出は、特定の演出(例えば、特定画像TG2の表示、装飾図柄の次変動開始等)が行われた際に実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、保留アイコン画像表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図159~図162において、保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)はひし形であるが、保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)はその他の様々な形状、模様、色等であってもよい。また、保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)を模した保留アイコン画像HAGも同様である。
[変形例2]
図159~図162において、特定の演出(例えば、特定画像TG2の表示、装飾図柄の次変動開始等)が行われた際に、表示画面7aに保留アイコン画像HAGが表示されるが、特定の演出は、他の様々な演出であってもよい。例えば、装飾図柄8L、8C、8Rがリーチ状態を形成するとき、特定の映像が表示されたとき、可動部材等が動作をしたとき等であってもよい。
[変形例3]
図159~図162において、表示画面7aに保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)を模した保留アイコン画像HAGが1つ表示されるが、表示される保留画像HAGの数は複数であってもよい。また、保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)と同様の大きさ意の保留アイコン画像HAGが表示されるが、保留アイコン9A(当該保留アイコン9C)よりも大きかったり、小さかったり、異なる大きさで表示されてもよい。
[変形例4]
図159~図162において、表示画面7aの中央上方に表示された保留アイコン画像HAGが表示画面7a内において楕円を描くように右回りにグルっと一周回るように移動したが、保留アイコン画像HAGが表示画面7a内の移動の態様はこれに限定されるものではなく、様々な態様で移動するようにしてもよい。例えば、保留アイコン画像HAGが回転しながら移動するようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様G4-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、保留アイコンであり、
前記表示手段において、所定の保留表示位置に前記保留アイコンが表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後に、前記表示手段において、前記保留表示位置に表示された前記保留アイコンを模した保留アイコン画像が表示される第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-2]
態様G4-1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記保留アイコン画像が前記保留表示位置に表示された前記保留アイコンの位置から移動するように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-3]
態様G4-1または態様G4-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後に、前記保留アイコン画像が前記表示手段内を移動するように表示される第3の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-4]
態様G4-3に記載の遊技機であって、
前記第3の演出の後に、前記保留アイコン画像が前記表示手段内から前記表示手段の外側に移動するかのように表示される第4の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-5]
態様G4-4に記載の遊技機であって、
前記第4の演出の後に、前記保留アイコン画像が前記表示手段の外側から前記表示手段内に移動するかのように表示される第5の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-6]
態様G4-1から態様G4-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記保留表示位置は、当該保留表示位置であり、
前記保留アイコンは、当該保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G4-7]
態様G4-1から態様G4-6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出は、特定の演出が行われた際に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図163~図166を用いて操作状態示唆演出A~Dについて説明する。この操作状態示唆表示演出は、装飾図柄の変動演出中などに実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、操作状態示唆演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。
[操作状態示唆表示演出A]
図163は、操作部状態示唆演出Aを説明するための図である。操作部状態示唆演出Aでは、まず、図163(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、白い球状の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図163(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様(ハズレ図柄「835」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図163(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図163(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L(本実施形態では数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図163(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8C(本実施形態では数字の「6」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Cである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「6」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図163(F)、(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rが停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、図163(F)に示すように、右装飾図柄8Rであって通常の数字の図柄画像ではない特別な図柄画像である操作状態示唆画像SSGが移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置に近づく。そして、図163(G)に示すように、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様で停止表示される。すなわち、操作状態示唆画像SSGは、ハズレ状態の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)の少なくとも一部(本実施形態では右装飾図柄8R)として表示される。
本実施形態において、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63(操作部)の外観を表すボタン画像BG(操作部画像)が含まれ、演出ボタン63の操作状態を示唆する画像である。具体的には、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入った状態を表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っているので演出ボタン63を押すことができない状態、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態であることを示唆している(第1の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押してもその操作が有効ではない状態となっている。
次に、図163(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。
次に、図163(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れ、演出ボタン63が露出した状態となることを表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れたので演出ボタン63を押せない状態から押せる状態に、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態から演出ボタン63の操作が有効な状態に切り換わることを示唆している(第2の態様)。
次に、図163(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rとして操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っていないので演出ボタン63を押すことができる状態、つまり演出ボタン63の操作が有効な状態であることを示唆している(第3の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押すとその操作が有効な状態となっている。
本実施形態では、操作状態示唆画像SSGとして、ボタン画像BG及びタイマーバーTBが表示される。タイマーバーTBは、演出ボタン63の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、ボタン画像BGの下側の位置に表示される。なお、操作状態示唆画像SSGには、ボタン画像BG及びタイマーバーTB以外に、遊技者に演出ボタン63の操作を促す操作促進画像(例えば「押せ!!!」の文字画像)等が含まれていてもよい。
[操作状態示唆表示演出B]
図164は、操作部状態示唆演出Bを説明するための図である。操作部状態示唆演出Bでは、まず、図164(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、白い球状の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図164(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様(ハズレ図柄「835」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図164(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図164(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L(本実施形態では数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図164(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8C(本実施形態では数字の「6」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Cである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「6」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図164(F)、(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rが停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、図164(F)に示すように、右装飾図柄8Rであって通常の数字の図柄画像ではない特別な図柄画像である操作状態示唆画像SSGが移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置に近づく。そして、図164(G)に示すように、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様で停止表示される。すなわち、操作状態示唆画像SSGは、ハズレ状態の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)の少なくとも一部(本実施形態では右装飾図柄8R)として表示される。
本実施形態において、操作状態示唆画像SSGは、剣部材64(操作部)の外観を表す剣画像KG(操作部画像)が含まれ、剣部材64の操作状態を示唆する画像である。剣画像KGは、剣ボタン65の外観を表す剣ボタン画像KBGを含む。具体的には、操作状態示唆画像SSGは、剣部材64の表面が氷で覆われている(剣部材64が凍っている)状態を示している。操作状態示唆画像SSGは、剣部材64の表面が氷で覆われている(剣部材64が凍っている)ので剣部材64を押し込むことができない状態、つまり剣部材64の操作が有効ではない状態であることを示唆している。このとき、実際に剣部材64を押し込んでもその操作が有効ではない状態となっている。
次に、図164(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。
次に、図164(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、剣部材64の表面を覆っている氷が溶け、剣部材64が露出した状態となることを表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、剣部材64を覆っている氷が溶けたので剣部材64を押し込むことができない状態から押し込むことができる状態に、つまり剣部材64の操作が有効ではない状態から剣部材64の操作が有効な状態に切り換わることを示唆している(第2の態様)。
次に、図164(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rとして操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、剣部材64の表面が氷で覆われていないので剣部材64を押し込むことができる状態、つまり剣部材64の操作が有効な状態であることを示唆している(第3の態様)。このとき、実際に剣部材64を押し込むとその操作が有効な状態となっている。
本実施形態では、操作状態示唆画像SSGとして、剣画像KG及びタイマーバーTBが表示される。タイマーバーTBは、剣部材64の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、剣画像KGの下部に重なって、剣画像KGの前面に表示される。なお、操作状態示唆画像SSGには、剣画像KG及びタイマーバーTB以外に、遊技者に剣部材64の操作を促す操作促進画像(例えば「押し込め!!!」の文字画像)等が含まれていてもよい。
[操作状態示唆表示演出C]
図165は、操作部状態示唆演出Cを説明するための図である。操作部状態示唆演出Cでは、まず、図165(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、白い球状の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図165(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様(ハズレ図柄「835」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図165(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図165(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L(本実施形態では数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図165(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8C(本実施形態では数字の「6」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Cである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「6」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図165(F)、(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rが停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、図165(F)に示すように、右装飾図柄8Rであって通常の数字の図柄画像ではない特別な図柄画像である操作状態示唆画像SSGが移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置に近づく。そして、図165(G)に示すように、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様で停止表示される。すなわち、操作状態示唆画像SSGは、ハズレ状態の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)の少なくとも一部(本実施形態では右装飾図柄8R)として表示される。
本実施形態において、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63(操作部)の外観を表すボタン画像BG(操作部画像)が含まれ、演出ボタン63の操作状態を示唆する画像である。具体的には、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入った状態を表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っているので演出ボタン63を押すことができない状態、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態であることを示唆している(第1の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押してもその操作が有効ではない状態となっている。
次に、図165(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定の演出が行われる。具体的には、表示画面7aの右側下方に特定画像TGが表示される。特定画像TGは、当該保留アイコン9Cの右側に表示される。特定画像TGは、特定の対象を表している。ここでは、特定画像TGは、スマイルの顔を表している。なお、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
次に、図165(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、特定画像TGが表示された後、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れ、演出ボタン63が露出した状態となることを表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れたので演出ボタン63を押せない状態から押せる状態に、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態から演出ボタン63の操作が有効な状態に切り換わることを示唆している(第2の態様)。
次に、図165(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rとして操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っていないので演出ボタン63を押すことができる状態、つまり演出ボタン63の操作が有効な状態であることを示唆している(第3の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押すとその操作が有効な状態となっている。
本実施形態では、操作状態示唆画像SSGとして、ボタン画像BG及びタイマーバーTBが表示される。タイマーバーTBは、演出ボタン63の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、ボタン画像BGの下側の位置に表示される。なお、操作状態示唆画像SSGには、ボタン画像BG及びタイマーバーTB以外に、遊技者に演出ボタン63の操作を促す操作促進画像(例えば「押せ!!!」の文字画像)等が含まれていてもよい。
[操作状態示唆表示演出D]
図166は、操作部状態示唆演出Dを説明するための図である。操作部状態示唆演出Dでは、まず、図166(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。表示画面7aの中央下方の当該保留表示位置(矩形画像の上)には、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示されている。当該保留表示位置の左側の第1保留表示エリアには、白い球状の4つの保留アイコン9Aが表示されている。
次に、図166(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様(ハズレ図柄「835」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図166(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。
次に、図166(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L(本実施形態では数字の「3」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Lである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「3」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図166(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、中装飾図柄8C(本実施形態では数字の「6」の図柄画像)が停止表示位置において停止表示される。具体的には、左装飾図柄8Cである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、数字の「6」の図柄画像が移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置において停止表示される。
次に、図166(F)、(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、右装飾図柄8Rが停止表示位置において停止表示される。具体的には、右装飾図柄8Rである数字の図柄画像が上から下へと高速移動する変動態様で表示され、図166(F)に示すように、右装飾図柄8Rであって通常の数字の図柄画像ではない特別な図柄画像である操作状態示唆画像SSGが移動速度をゆっくり落としながら停止表示位置に近づく。そして、図166(G)に示すように、右装飾図柄8Rである操作状態示唆画像SSGが停止表示位置において停止表示される。これにより、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置にハズレの態様で停止表示される。すなわち、操作状態示唆画像SSGは、ハズレ状態の装飾図柄(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)の少なくとも一部(本実施形態では右装飾図柄8R)として表示される。
本実施形態において、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63(操作部)の外観を表すボタン画像BG(操作部画像)が含まれ、演出ボタン63の操作状態を示唆する画像である。具体的には、操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入った状態を表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っているので演出ボタン63を押すことができない状態、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態であることを示唆している(第1の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押してもその操作が有効ではない状態となっている。
次に、図166(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、当該保留アイコン9Cの表示が消え、第1保留表示エリアの最も右側の保留アイコン9Aが当該保留表示位置に移動し、当該保留アイコン9Cとして表示される。また、残りの保留アイコン9Aも1つずつ右側にシフト移動する。これにより、装飾図柄の当該変動が終了し、次変動が開始される。
次に、図166(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L及び中装飾図柄8Cが変動表示される。具体的には、左装飾図柄8L及び中装飾図柄8Cが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。一方、右装飾図柄8Rには、先の変動から引き続いて操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れ、演出ボタン63が露出した状態となることを表す画像である。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63を覆っているカプセルが割れたので演出ボタン63を押せない状態から押せる状態に、つまり演出ボタン63の操作が有効ではない状態から演出ボタン63の操作が有効な状態に切り換わることを示唆している(第2の態様)。
次に、図166(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L及び中装飾図柄8Cが変動表示され、右装飾図柄8Rとして操作状態示唆画像SSGが表示される。操作状態示唆画像SSGは、演出ボタン63がカプセルの中に入っていないので演出ボタン63を押すことができる状態、つまり演出ボタン63の操作が有効な状態であることを示唆している(第3の態様)。このとき、実際に演出ボタン63を押すとその操作が有効な状態となっている。
本実施形態では、操作状態示唆画像SSGとして、ボタン画像BG及びタイマーバーTBが表示される。タイマーバーTBは、演出ボタン63の操作受付有効期間が示されている。タイマーバーTBは、ボタン画像BGの下側の位置に表示される。なお、操作状態示唆画像SSGには、ボタン画像BG及びタイマーバーTB以外に、遊技者に演出ボタン63の操作を促す操作促進画像(例えば「押せ!!!」の文字画像)等が含まれていてもよい。
[効果例]
以下に、操作状態示唆表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図163~図166に示すように、操作部(操作ボタン63、剣部材64)を表す操作部画像(ボタン画像BG、剣画像KG)が含まれ、操作部(操作ボタン63、剣部材64)の操作状態を示唆する操作状態示唆画像SSGが第1の態様で表示される第1の演出と、第1の演出の後に、操作状態示唆画像SSGが第1の態様とは異なる第2の態様で表示される第2の演出と、第2の演出の後に、操作状態示唆画像SSGが第1の態様及び第2の態様とは異なる第3の態様で表示される第3の演出と、を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図163~図166に示すように、操作状態示唆画像SSGの第1の態様は、操作部(操作ボタン63、剣部材64)の操作が有効ではない状態であることを示唆し、操作状態示唆画像SSGの第2の態様は、操作部(操作ボタン63、剣部材64)の操作が有効ではない状態から操作部(操作ボタン63、剣部材64)の操作が有効な状態に切り換わることを示唆し、操作状態示唆画像SSGの第3の態様は、操作部(操作ボタン63、剣部材64)の操作が有効な状態であることを示唆する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図163~図166に示すように、第1の演出は、操作状態示唆画像SSGがハズレ状態の装飾図柄8L、8C、8Rの少なくとも一部として第1の態様で表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図163、図164、図166に示すように、第1の演出、第2の演出及び第3の演出は、装飾図柄8L、8C、8Rの当該変動から次変動に跨って実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図163、図164、図166に示すように、第1の演出は、装飾図柄8L、8C、8Rの当該変動時に実行され、第2の演出及び第3の演出は、装飾図柄8L、8C、8Rの次変動時に実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図163、図164、図166に示すように、第2の演出は、装飾図柄8L、8C、8Rの次変動が開始される際に実行される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、操作状態示唆表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図163~図166において、操作部画像は、操作ボタン63や剣部材64を表すボタン画像BGや剣画像KGであったが、他の操作部(レバー、ハンドル、タッチパネル等)を表す画像であってもよい。
[変形例2]
図163~図166において、操作状態示唆画像SSGがハズレ状態の装飾図柄8L、8C、8Rのうち右装飾図柄8Rとして表示されたが、左装飾図柄8Lとして表示されてもよいし、中装飾図柄8Cとして表示されてもよい。
[変形例3]
図163~図166において、操作状態示唆画像SSGがハズレ状態の装飾図柄8L、8C、8Rのうち右装飾図柄8Rとして表示されたが、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8R等、複数の装飾図柄として表示されてもよいし、全ての装飾図柄8L、8C、8Rとして表示されてもよい。
[変形例4]
図163~図166において、操作状態示唆画像SSGの3つの態様は、操作部の操作の有効性(操作が有効ではない状態、操作が有効ではない状態から有効な状態に切り換わる、操作が有効な状態)を示唆する態様であったが、例えば操作部の操作の仕方、操作の方向等を示唆する態様であってもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様H1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、を備える遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、装飾図柄であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作部を表す操作部画像が含まれ、前記操作部の操作状態を示唆する操作状態示唆画像であり、
前記操作状態示唆画像が第1の態様で表示される第1の演出と、
前記第1の演出の後に、前記操作状態示唆画像が前記第1の態様とは異なる第2の態様で表示される第2の演出と、
前記第2の演出の後に、前記操作状態示唆画像が前記第1の態様及び前記第2の態様とは異なる第3の態様で表示される第3の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1-2]
態様H1-1に記載の遊技機であって、
前記操作状態示唆画像の前記第1の態様は、前記操作部の操作が有効ではない状態であることを示唆し、
前記操作状態示唆画像の前記第2の態様は、前記操作部の操作が有効ではない状態から前記操作部の操作が有効な状態に切り換わることを示唆し、
前記操作状態示唆画像の前記第3の態様は、前記操作部の操作が有効な状態であることを示唆する、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1-3]
態様H1-1または態様H1-2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、前記操作状態示唆画像がハズレ状態の前記装飾図柄の少なくとも一部として前記第1の態様で表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1-4]
態様H1-1から態様H1-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出、前記第2の演出及び前記第3の演出は、前記装飾図柄の当該変動から次変動に跨って実行される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1-5]
態様H1-4に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、前記装飾図柄の当該変動時に実行され、
前記第2の演出及び前記第3の演出は、前記装飾図柄の次変動時に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1-6]
態様H1-5に記載の遊技機であって、
前記第2の演出は、前記装飾図柄の次変動が開始される際に実行される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図167~図170を用いて操作画像ストック演出A~Dについて説明する。図167~図170において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄の図面も見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この操作画像ストック演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、操作画像ストック演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置および発光態様を変化させたりする。
ここでは、まず操作画像ストック演出Aについて説明し、操作画像ストック演出B、操作画像ストック演出C、そして操作画像ストック演出Dについて順番に説明する。
[操作画像ストック演出A]
まず、操作画像ストック演出Aについて図167を参照して説明する。図167は、操作画像ストック演出Aを説明するための図である。操作画像ストック演出Aは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
操作画像ストック演出Aでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図167(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図167(B)に示すように、図167(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、そのうちの1つのボタン画像BGに「長押し」という文字画像が付されている。最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが配置された状態で、2つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図167(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。
続いて、図167(D)に示すように、図167(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGと剣部材64を模した剣画像KGとが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGおよび剣画像KGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGおよび剣画像KGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。剣画像KGの柄部分には、「剣」という文字画像が付されている。これに対して、通常のボタン画像BG、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGには、「ボタン」という文字画像が全く付されていない。ここでは、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から2番目に配置された「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として剣画像KGが配置される。
このように、表示画面7aの右側には、3つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが2つ、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが1つ)と、1つの剣画像KGと、が配置された状態となっている。ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))は、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。つまり、ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))が増えれば増えるほど、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高くなるようになっている。
「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGは、通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)と比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されている。また、剣画像KGは、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGと比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されている。つまり、剣画像KGに設定されている当たり(大当たりや小当たり)への期待度は、通常のボタン画像BGに設定されているものと比べて高く、さらに、この通常のボタン画像BGと比べて高く設定されている「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGと比べて高い。更に、表示画面7aの右側に配置された、3つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが2つ、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが1つ)と1つの剣画像KGとは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図167(E)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)が下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図167(E)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図167(F)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストックされた「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが消化され、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGが表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その上部左方に、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の長押し操作(押下操作の継続)を促す「長押し」というメッセージMGが表示される。なお、図167(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が操作受付有効期間(例えば、3秒間)において演出ボタン63を長押し操作(押下操作の継続)すると、これに伴い、長押し操作音として第1の通常操作音(押下操作音)が連続してスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が操作受付有効期間(例えば、3秒間)において演出ボタン63を長押し操作(押下操作の継続)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図167(G)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストックされた通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図167(G)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図167(H)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストック(最上段に配置)された剣画像KGが消化され、この剣画像KGが表示画面7aから消えると、これに伴い剣画像KGが表示画面7aの中央部に大きな剣画像KGとして所定の発光態様で表示される。この剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージMGが表示される。なお、図167(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きな剣画像KGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)と異なる音であって当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、さらに、図167(I)に示すように、背景画像として七色を有する画像BKH(いわゆる、「レインボー画像BKH」)が表示画面7aに表示されるとともに、味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に大きく表示される当たり確定演出が行われる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像BKHは、当たり確定を告知する背景画像である。
続いて、図167(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄が数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
なお、図167(H)において遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過した場合において、図167(I)に示した背景画像としてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されずに味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に大きく表示されなかったときには、遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合にこれに伴い第2の通常操作音(押し込み操作音)がスピーカ67から流れ、図167(H)に続いて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内に表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで同一の図柄(ここでは数字「7」)で揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されることとなる。第2の通常操作音(押し込み操作音)は、第1の通常操作音(押下操作音)と同一の音であってもよいし、異なる音(もちろん特定音とも異なる音)であってもよい。
このように、操作画像ストック演出Aでは、表示画面7aの右側にボタン画像BG(通常のボタン画像BG、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BG)に加えて剣画像KGがストックされ、これらを1つずつ消化するときに、遊技者が演出ボタン63を操作したり、遊技者が剣部材64を操作したりすることができるとともに、さらに、当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果(当たりが発生するときのみ当たり確定演出が表示画面7aに表示される。)を表示画面7aに表示することができるようになっているため、興趣の向上を図ることができる。
[操作画像ストック演出B]
次に、操作画像ストック演出Bについて図168を参照して説明する。図168は、操作画像ストック演出Bを説明するための図である。操作画像ストック演出Bは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
操作画像ストック演出Bでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図168(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図168(B)に示すように、図168(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、2つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図168(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。
続いて、図168(D)に示すように、図168(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模した2つのボタン画像BGと剣部材64を模した剣画像KGとが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGおよび剣画像KGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGおよび剣画像KGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ゲットした2つのボタン画像BGのうち1つのボタン画像BGには、「連打」という文字画像が付されている。またゲットした剣画像KGの柄部分には、「剣」という文字画像が付されている。これに対して、通常のボタン画像BG、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGには、「ボタン」という文字画像が全く付されていない。ここでは、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から2番目に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが配置され、この「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGの上方に、下から4番目として剣画像KGが配置される。
このように、表示画面7aの右側には、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが3つ、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが1つ)と、1つの剣画像KGと、が配置された状態となっている。ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))は、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。つまり、ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))が増えれば増えるほど、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高くなるようになっている。
「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGは、通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)と比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されており、図167(B)に示した「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGに設定された当たり(大当たりや小当たり)への期待度と同一の期待度または同程度の期待度(「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGに設定された当たり(大当たりや小当たり)への期待度と比べて少し低い期待度または少し高い期待度)となっている。また、剣画像KGは、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGと比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されている。つまり、剣画像KGに設定されている当たり(大当たりや小当たり)への期待度は、通常のボタン画像BGに設定されているものと比べて高く、さらに、この通常のボタン画像BGと比べて高く設定されている「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGと比べて高い。更に、表示画面7aの右側に配置された、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが3つ、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが1つ)と1つの剣画像KGとは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図168(E)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)が下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図168(E)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図168(F)に示すように、続いて、図168(D)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図168(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図168(G)に示すように、続いて、図168(D)において右側にストック(下から3番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図168(G)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図168(H)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストックされた「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが消化され、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGが表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の連打操作(押下操作の連続操作)を促す「連打」というメッセージMGが表示される。なお、図168(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が操作受付有効期間(例えば、3秒間)において演出ボタン63を連打操作(押下操作の連続操作)すると、これに伴い、連打操作音として演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を連打操作(押下操作の連続操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図168(I)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストック(最上段に配置)された剣画像KGが消化され、この剣画像KGが表示画面7aから消えると、これに伴い剣画像KGが表示画面7aの中央部に大きな剣画像KGとして所定の発光態様で表示される。この剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージMGが表示される。なお、図168(I)における表示画面7aの中央部に表示される大きな剣画像KGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、これに伴い、第2の通常操作音(押し込み操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。なお、第2の通常操作音(押し込み操作音)は、第1の通常操作音(押下操作音)と同一の音であってもよいし、異なる音(当たり確定を告知する特定音とも異なる音)であってもよい。
遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図168(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「8」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄(ここでは数字「7」)で揃わずに停止表示され、はずれが確定表示される。
なお、図168(I)において遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過した場合には、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)と異なる音であって当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、さらに、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示されるとともに、味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に大きく表示される当たり確定演出が行われる場合がある。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、当たり確定を告知する背景画像である。レインボー画像と味方キャラクタCRAが表示画面7aに表示されると、続いて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内に表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで同一の図柄(ここでは数字「7」)で揃って停止表示され、当たり(大当たりや小当たり)が確定表示されることととなり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
このように、操作画像ストック演出Bでは、表示画面7aの右側にボタン画像BG(通常のボタン画像BG、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BG)に加えて剣画像KGがストックされ、これらを1つずつ消化するときに、遊技者が演出ボタン63を操作したり、遊技者が剣部材64を操作したりすることができるとともに、さらに、当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果(当たりが発生するときのみ当たり確定演出が表示画面7aに表示される。)を表示画面7aに表示することができるようになっているため、興趣の向上を図ることができる。
[操作画像ストック演出C]
次に、操作画像ストック演出Cについて図169を参照して説明する。図169は、操作画像ストック演出Cを説明するための図である。操作画像ストック演出Cは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
操作画像ストック演出Cでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図169(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図169(B)に示すように、図169(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、3つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置され、下から2番目の通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、3つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図169(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退する演出が展開される場合もある。
続いて、図169(D)に示すように、図169(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGと剣部材64を模した剣画像KGとが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGおよび剣画像KGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGおよび剣画像KGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。剣画像KGの柄部分には、「剣」という文字画像が付されている。これに対して、通常のボタン画像BGには、「ボタン」という文字画像が全く付されていない。ここでは、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から3番目に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から5番目として剣画像KGが配置される。なお、図169(C)において敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退したことに伴い後述するボタン喪失演出が展開(開始)されると、すでにゲットした(獲得した)演出ボタン63を模したボタン画像BGや剣部材64を模した剣画像KGが喪失し、表示画面7aの右側に積み上がって表示される各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)が最下段から最上段へ向かって1つまたは複数個だけ表示画面7aから消えることとなる。
このように、表示画面7aの右側には、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが4つと、1つの剣画像KGと、が配置された状態となっている。ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))は、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。つまり、ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))が増えれば増えるほど、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高くなるようになっている。
剣画像KGは、通常のボタン画像BGと比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されている。更に、表示画面7aの右側に配置された、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが4つ)と1つの剣画像KGとは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図169(E)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退する演出が展開される。
続いて、図169(F)に示すように、図169(E)において敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退したことに伴いボタン喪失演出が展開(開始)される。ボタン喪失演出では、ボタンゲット演出によりゲットした(獲得した)演出ボタン63を模したボタン画像BGや剣部材64を模した剣画像KGが喪失し、表示画面7aの右側に積み上がって表示される各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)が最下段から最上段へ向かって1つまたは複数個だけ表示画面7aから消えて強制的に消化される。ここでは、図169(D)において最下段に配置されたボタン画像BG、そして下から2番目に配置されたボタン画像BGが消える。
なお、図169(E)においてアクション演出(バトル演出)が再び展開されない場合がある。この場合、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた2つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージが表示される。表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、再び、上述した押下促進演出が展開(開始)され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図169(G)へ進むこととなる。
続いて、図169(G)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退する演出が展開される。なお、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される場合もある。
続いて、図169(H)に示すように、図169(G)において敵キャラクタCRBからの攻撃により味方キャラクタCRAが後退したことに伴いボタン喪失演出が展開(開始)される。ここでは、図169(D)において下から3番目に配置されたボタン画像BG、そして下から4番目に配置されたボタン画像BGが消えて強制的に消化される。その後、図169(D)において最上段に配置された剣画像KGが所定の発光態様から他の発光態様(例えば、白色点灯から七色点灯または七色点滅)へ変化する。なお、図169(G)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開された場合には、これに伴いボタンゲット演出が展開(開始)されることとなる。
また、図169(H)において剣画像KGが所定の発光態様から他の発光態様(例えば、白色点灯から七色点灯または七色点滅)へ変化せず、押下促進演出が展開(開始)される場合がある。この場合、表示画面7aの右側にストック(最上段に配置)された剣画像KGが消化され、この剣画像KGが表示画面7aから消えると、これに伴い剣画像KGが表示画面7aの中央部に大きな剣画像KGとして所定の発光態様で表示される。この剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージが表示される。表示画面7aの中央部に表示される大きな剣画像KGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から七色点灯または七色点滅)させたものでもよい。遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図169(I)へ進むこととなる。
続いて、図169(I)に示すように、背景画像として七色を有する画像BKH(いわゆる、「レインボー画像BKH」)が表示画面7aに表示されるとともに、味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に大きく表示される当たり確定演出が行われる。このとき、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像BKHは、当たり確定を告知する背景画像である。
続いて、図169(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
なお、図167(I)に示した背景画像としてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されずに味方キャラクタCRAが表示画面7aの中央部に大きく表示されなかったとき、つまり図169(H)において剣画像KGが所定の発光態様から他の発光態様(例えば、白色点灯から七色点灯または七色点滅)へ変化せず、表示画面7aの右側にストック(最上段に配置)された剣画像KGが表示画面7aから消えると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から全く流れず、さらに、剣画像KGが表示画面7aの中央部に大きな剣画像KGとして所定の発光態様で表示される。この剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージが表示される。表示画面7aの中央部に表示される大きな剣画像KGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合にこれに伴い第2の通常操作音(押し込み操作音)がスピーカ67から流れ、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内に表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで同一の図柄(ここでは数字「7」)で揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されることとなる場合がある。第2の通常操作音(押し込み操作音)は、図167の操作画像ストック演出Aおよび図168の操作画像ストック演出Bにおける第1の通常操作音(押下操作音)と同一の音であってもよいし、異なる音(もちろん特定音とも異なる音)であってもよい。
このように、操作画像ストック演出Cでは、表示画面7aの右側にボタン画像BG(通常のボタン画像BG)に加えて剣画像KG(剣画像KGの発光態様が白色点灯から七色点灯または七色点滅へ変化)がストックされ、これらを1つずつ消化するときに、遊技者が演出ボタン63を操作したり、遊技者が剣部材64を操作したりすることができるとともに、さらに、当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果(当たりが発生するときのみ当たり確定演出が表示画面7aに表示される。)を表示画面7aに表示することができるようになっているため、興趣の向上を図ることができる。
また、操作画像ストック演出Cでは、ボタンゲット演出により各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)をゲットして各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))を増やすことができるし、ボタン喪失演出によりボタン画像BGや剣画像KGが喪失することもできる。つまり、操作画像ストック演出Cでは、ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))が増えたり減ったりすることができるようになっている。これにより、表示画面7aの右側にストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))に対して当たり(大当たりや小当たり)への期待度を変動させて単調さを解消することができるようになっている。
[操作画像ストック演出D]
次に、操作画像ストック演出Dについて図170を参照して説明する。図170は、操作画像ストック演出Dを説明するための図である。操作画像ストック演出Dは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
操作画像ストック演出Dでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図170(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図170(B)に示すように、図170(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、2つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
このように、表示画面7aの右側には、2つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが2つ)が配置された状態となっている。ストックされた2つボタン画像BGは、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。つまり、ストックされたボタン画像BGの数(つまりボタン画像BGをストックした総数(ストック数))が増えれば増えるほど、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高くなるようになっている。
表示画面7aの右側に配置された、2つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図170(C)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた2つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図170(C)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図170(D)に示すように、続いて、図170(B)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図170(D)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図170(E)に示すように、続いて、図示しないが、アクション演出(バトル演出)が展開され、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGと剣部材64を模した剣画像KGとが表示画面7aの中央部に大きくそれぞれ表示され、この表示されたボタン画像BGおよび剣画像KGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGおよび剣画像KGは、図170(F)に示すように、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。剣画像KGの柄部分には、「剣」という文字画像が付されている。これに対して、通常のボタン画像BGには、「ボタン」という文字画像が全く付されていない。ここでは、すでに表示画面7aの右側にストックされていた2つのボタン画像BGが消化されているため、最下段に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から2番目として剣画像KGが配置される。
なお、図170(E)において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、アクション演出(バトル演出)が展開されず、演出ボタン63を模したボタン画像BGと剣部材64を模した剣画像KGとが表示画面7aの中央部に大きくそれぞれ表示され、図170(F)に示したように、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされるようにしてもよい。
このように、表示画面7aの右側には、1つの通常のボタン画像BGと、1つの剣画像KGと、が配置された状態となっている。ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)は、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。つまり、ストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)の数(つまり各種画像をストックした総数(ストック数))が増えれば増えるほど、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高くなるようになっている。
剣画像KGは、通常のボタン画像BGと比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されている。更に、表示画面7aの右側に配置された、通常のボタン画像BGと1つの剣画像KGとは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図170(G)に示すように、再び押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)が下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図170(G)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から赤色点灯(赤色点滅)または黄色点灯(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)がスピーカ67から流れるようになっている。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、または、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、図170(H)に示すように、続いて、表示画面7aの右側にストック(最上段に配置)された剣画像KGが消化され、この剣画像KGが表示画面7aから消えると、これに伴い剣画像KGが表示画面7aの中央部に大きな剣画像KGとして所定の発光態様で表示される。この剣画像KGは、その前面左方に、遊技者に剣部材64の操作(押し込み操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、剣画像KGは、その前面上部に重なるように、剣部材64の操作(押し込み操作)を促す「押し込め!!」というメッセージMGが表示される。なお、図170(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きな剣画像KGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における剣画像KGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から黄色点灯(黄色点滅)またはレインボー点灯(レインボー点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)すると、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、これに伴い、第1の通常操作音(押下操作音)と異なる音であって当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、さらに、図170(I)に示すように、当たり確定演出が行われる。ここでは、当たり確定演出として、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、味方キャラクタCRAが表示される。このとき、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)となるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが白色の発光態様となるとともに、左側可動役物14Lの正面および右側可動役物14Rの正面から英字「V」がそれぞれ現れ、味方キャラクタCRAの勝利を示唆する演出が行われる。なお、円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、敵キャラクタCRBが表示される場合には、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)と異なる他の発光態様(例えば、赤色の発光態様)なるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが赤色の発光態様となるものの、英字「V」が現れず、味方キャラクタCRAの勝利を示唆する演出が行われない。
左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、図示しない導光板が設けられており、この導光板に英字「V」が造形されており、導光板の表面および裏面を除いた外周囲を囲むように配置された複数の第1装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、白色)すると、導光板の周囲から入射した光が導光板に造形された英字「V」で乱反射して英字「V」が現れるようになっている。言い換えると、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により英字「V」が現れる表示画面となっている。また、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、導光板の裏面と対向するように導光板の奥側に配置された複数の第2装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、赤色)すると、導光板を通って、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの前方へ向かって出射するものの、英字「V」が現れない。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。
その後、図170(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
なお、図170(H)において遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合、または、剣部材64の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過した場合において、図170(I)において左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成されず円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aに味方キャラクタCRAが表示されなかったときには、遊技者が剣部材64を操作(押し込み操作)した場合にこれに伴い第2の通常操作音(押し込み操作音)がスピーカ67から流れ、図170(H)に続いて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内に表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで同一の図柄(ここでは数字「7」)で揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されることとなる場合がある。第2の通常操作音(押し込み操作音)は、第1の通常操作音(押下操作音)と同一の音であってもよいし、異なる音(もちろん特定音とも異なる音)であってもよい。
このように、操作画像ストック演出Dでは、表示画面7aの右側にボタン画像BG(通常のボタン画像BG)に加えて剣画像KGがストックされ、これらを1つずつ消化するときに、遊技者が演出ボタン63を操作したり、遊技者が剣部材64を操作したりすることができるとともに、さらに、当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果(当たりが発生するときのみ当たり確定演出として、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して形成される円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aに味方キャラクタCRAが表示される。)を表示画面7aに表示することができるようになっているため、興趣の向上を図ることができる。
また、操作画像ストック演出Dでは、ボタンゲット演出によりゲット(獲得)した各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)を押下促進演出により消化した場合であっても、再びボタンゲット演出により各種画像(ボタン画像BGや剣画像KG)を増やすことができるようになっているため、再びストックされた各種画像により遊技者に歓喜を与えて当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を持たせることに寄与することができる。
[効果例]
以下に、操作画像ストック演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(A)~図167(J)に示すように、遊技者が操作可能な演出ボタン63(第1の操作手段)と遊技者が操作可能な剣部材64(第2の操作手段)とを備え、演出ボタン63(第1の操作手段)を模したボタン画像BG(第1の操作手段画像)が画像表示装置7の表示画面7aにストックされる第1の演出と、剣部材64(第2の操作手段)を模した剣画像KG(第2の操作手段画像)が画像表示装置7の表示画面7aにストックされる第2の演出と、第1の演出によりストックされたボタン画像BG(第1の操作手段画像)が演出ボタン63(第1の操作手段)の操作により消化される第3の演出と、第2の演出によりストックされた剣画像KG(第2の操作手段画像)が剣部材64(第2の操作手段)の操作により消化される第4の演出と、第3の演出または第4の演出の途中で特定の抽選における当落結果(当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果)を画像表示装置7の表示画面7aに表示可能な第5の演出と、を実行することができる。この構成によれば、画像表示装置7の表示画面7aにボタン画像BGや剣画像KGがストックされ、これらを消化するときに、遊技者が演出ボタン63を操作したり、遊技者が剣部材64を操作したりすることができるとともに、さらに、特定の抽選における当落結果(当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果)を画像表示装置7の表示画面7aに表示することができるようになっているため、興趣の向上を図ることができる。
図168(A)~図168(J)の操作画像ストック演出B、図169(A)~図169(J)の操作画像ストック演出C、図170(A)~図170(J)の操作画像ストック演出Dについても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(A)~図167(J)に示すように、第1の演出と第2の演出とを同時に実行することができる。この構成によれば、ボタン画像BG(第1の操作手段画像)に加えて、さらに、剣画像KG(第2の操作手段画像)が表示画面にストックされることにより、遊技者が操作することできる対象を増やすことができるため(言い換えると、遊技者の意思が反映される対象を増やすことができるため)、操作意欲の向上に寄与することができる。なお、剣画像KG(第2の操作手段画像)に設定されている遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)は、ボタン画像BG(第1の操作手段画像)に設定されているものと比べて高いことが好ましい。この構成によれば、ボタン画像BGがストックされている状態において、遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)に期待できず遊技者が落胆しても、剣画像KGがストックされると、剣画像KGに設定されている、遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)に期待できるため、遊技者の遊技意欲の向上に寄与することができる。
図168(A)~図168(J)の操作画像ストック演出B、図169(A)~図169(J)の操作画像ストック演出C、図170(A)~図170(J)の操作画像ストック演出Dについても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(I)に示すように、第5の演出は、当たり確定を告知する当たり確定演出であり、背景画像であるレインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と、背景画像であるレインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と異なる味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)と、を画像表示装置7の表示画面7aに表示する。この構成によれば、レインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とによる当たり確定演出に突然切り替わることにより遊技者にインパクトを与えて当たり確定を告知することができる。これにより、レインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)との組み合わせを遊技者にインパクトがある演出として遊技者に印象付けることができる。このため、遊技者は、インパクトがある当たり確定演出を見たさゆえに、演出ボタン63(第1の操作手段)や剣部材64(第2の操作手段)を積極的に操作することなる。レインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とによる当たり確定演出により、遊技者の遊技意欲の向上に寄与することに寄与することができる。
図168(A)~図168(J)の操作画像ストック演出B、図169(A)~図169(J)の操作画像ストック演出Cについても同様である。
図170(A)~図170(J)の操作画像ストック演出Dでは、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる英字「V」(第1の当たり確定画像)と、画像表示装置7の表示画面7aに表示される味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)と、による当たり確定演出に突然切り替わることにより遊技者にインパクトを与えて当たり確定を告知することができる。これにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる英字「V」(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)との組み合わせを遊技者にインパクトがある演出として遊技者に印象付けることができる。このため、遊技者は、インパクトがある当たり確定演出を見たさゆえに、演出ボタン63(第1の操作手段)や剣部材64(第2の操作手段)を積極的に操作することなる。左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる英字「V」(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とによる当たり確定演出により、遊技者の遊技意欲の向上に寄与することに寄与することができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(I)に示すように、レインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とのうち一方であるレインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)が背景画像であるため後方へ配置されるとともに他方である味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)が前方へ配置されて画像表示装置7の表示画面7aに表示される。この構成によれば、レインボー画像BKH(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とによる当たり確定演出に突然切り替わることにより遊技者にインパクトを与えて当たり確定を告知することができる。
図168(A)~図168(J)の操作画像ストック演出B、図169(A)~図169(J)の操作画像ストック演出Cについても同様である。
図170(A)~図170(J)の操作画像ストック演出Dでは、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)に出現し合体するため、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる英字「V」(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とのうち一方である味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)が後方へ配置されて画像表示装置7の表示画面7aに表示されるとともに他方である英字「V」(第1の当たり確定画像)が前方へ配置されて左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる。この構成によれば、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの正面側が導光板により現れる英字「V」(第1の当たり確定画像)と味方キャラクタCRA(第2の当たり確定画像)とによる当たり確定演出に突然切り替わることにより遊技者にインパクトを与えて当たり確定を告知することができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(A)~図167(J)に示すように、ボタン画像BG(第1の操作手段画像)には、演出ボタン63(第1の操作手段)への「長押し操作(特定操作)」を指示する「長押し」という文字画像(操作指示画像)が含まれるものがある。この構成によれば、演出ボタン63(第1の操作手段)の操作方法にバリエーションを増やすことができるため、遊技者に対して、演出ボタン63(第1の操作手段)の操作に単調さを感じ難くすることにより演出ボタン63(第1の操作手段)の操作意欲の向上に寄与することができる。
図168(A)~図168(J)の操作画像ストック演出Bでは、ボタン画像BG(第1の操作手段画像)には、演出ボタン63(第1の操作手段)への「連打操作(特定操作)」を指示する「連打」という文字画像(操作指示画像)が含まれるものがある。この構成によれば、演出ボタン63(第1の操作手段)の操作方法にバリエーションを増やすことができるため、遊技者に対して、演出ボタン63(第1の操作手段)の操作に単調さを感じ難くすることにより演出ボタン63(第1の操作手段)の操作意欲の向上に寄与することができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、操作画像ストック演出Aの図167(H)~図167(I)に示すように、第5の演出は、特定の抽選における当落結果(当たり(大当たりや小当たり)が発生するか否かの結果)が当選(当たり(大当たりや小当たり))であるときに当たり確定を告知する特定音を出力する。この構成によれば、スピーカ67から当たり確定を告知する特定音が流れることで、遊技者の周囲に対しても当選(当たり(大当たりや小当たり))である旨を伝えることができるため、遊技者は優越感に浸ることができる。
図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出C、図170の操作画像ストック演出Dについても同様である。
[変形例]
以下に、操作画像ストック演出の変形例を示す。
[変形例1]
図167(D)の操作画像ストック演出A、図168(D)の操作画像ストック演出B、図169(D)の操作画像ストック演出Cおよび図170(E)の操作画像ストック演出Dでは、ボタン画像BGとともに(ボタン画像BGと同時に)剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、剣画像KGのみ画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようにしてもよい。この場合、1つの剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されてストックされるようにしてもよいし、複数の剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されてストックされるようにしてもよい。剣画像KGは、ボタン画像BGと比べて、当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されているため、遊技者は、剣画像KGが単独で表示画面7aに表示されたことにより遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)に期待することができる。
[変形例2]
図167の操作画像ストック演出A、図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出Cおよび図170の操作画像ストック演出Dでは、当たり確定演出が行われている最中に、当たり確定告知音をスピーカ67から流れ続けるようにしてもよい。こうすれば、スピーカ67から当たり確定告知音が流れ続けることで、遊技者の周囲に対しても当たり確定演出が行われている旨を伝えることができるため、遊技者は優越感に浸ることができる。当たり確定告知音は、当たり確定を告知する特定音と同一であってもよし、異なる音(もちろん、第1の通常操作音(押下操作音)および第2の通常操作音(押し込み操作音)とも異なる音)であってもよい。
[変形例3]
図167の操作画像ストック演出A、図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出Cおよび図170の操作画像ストック演出Dでは、遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)を報知するものであった。しかし、例えば、大当たり演出(大当たり遊技)におけるラウンド数の抽選における当落結果を報知する場合に操作画像ストック演出を組み込んで当落結果であるラウンド数を報知するようにしてもよいし、または、大当たり演出(大当たり遊技)後の高確状態への移行抽選における当落結果を報知する場合に操作画像ストック演出を組み込んで当落結果である高確状態への移行の有無を報知するようにしてもよい。
[変形例4]
図167(D)の操作画像ストック演出A、図168(D)の操作画像ストック演出B、図169(D)の操作画像ストック演出Cおよび図170(E)の操作画像ストック演出Dでは、1つのボタン画像BGとともに(1つのボタン画像BGと同時に)1つの剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、1つのボタン画像BGとともに(1つのボタン画像BGと同時に)複数の剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されてもよいし、複数のボタン画像BGとともに(複数のボタン画像BGと同時に)1つの剣画像KGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されてもよい。こうすれば、表示画面7aに一度にボタン画像BGや剣画像KGが複数表示されることとなり、ストック数を増やすことで特定の抽選における当落結果として当たり(大当たりや小当たり)への期待度を高くすることができる。
[変形例5]
図167(D)の操作画像ストック演出A、図168(D)の操作画像ストック演出B、図169(D)の操作画像ストック演出Cおよび図170(E)の操作画像ストック演出Dでは、画像表示装置7の表示画面7aの右側にストックされた最下段から最上段へ向かって1つずつ順番にボタン画像BGや剣画像KGを消化していた。しかし、表示画面7aの右側にストックされた最上段から最下段へ向かって1つずつ順番にボタン画像BGや剣画像KGを消化するようにしてもよいし、表示画面7aの右側にストックされた最上段から最下段までに亘るいずれかの位置に配置されるボタン画像BGや剣画像KGを任意に消化するようにしてもよいし、これらを組み合わせてボタン画像BGや剣画像KGを消化するようにしてもよい。
[変形例6]
図167の操作画像ストック演出A、図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出Cおよび図170の操作画像ストック演出Dでは、画像表示装置7の表示画面7aの右側にボタン画像BGや剣画像KGがストックされていた。しかし、画像表示装置7の表示画面7aの右側に代えて、画像表示装置7の表示画面7aの上側、左側、下側のいずれかにボタン画像BGや剣画像KGがストックされるようにしてもよい。この場合、画像表示装置7の表示画面7aの上側や下側では、表示画面7aの左右方向に延びる帯状領域にボタン画像BGや剣画像KGがストックされ、画像表示装置7の表示画面7aの左側では、表示画面7aの上下方向に延びる帯状領域にボタン画像BGや剣画像KGがストックされる。また、画像表示装置7の表示画面7aの中央部であって上下方向に延びる帯状領域にボタン画像BGや剣画像KGがストックされるようにしてもよい。こうすれば、ボタン画像BGや剣画像KGがストックされる帯状領域が画像表示装置7の表示画面7aの右側に固定されず、例えば、操作画像ストック演出が開始されるごとに抽選により表示位置が決定されることで、ストックされる表示位置と、遊技者に有利な遊技状態への移行期待度(当たり(大当たりや小当たり)への期待度)と、の関連性を遊技者自身により発見(見出)することに寄与できるため、操作画像ストック演出の新鮮味を失い難くすることができる。
[変形例7]
図170(B)~図170(G)の操作画像ストック演出Dでは、通常のボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aの右側に複数ストックされていた。しかし、複数の通常のボタン画像BGのうち、ボタンゲット演出により、1以上の「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGをゲットしてストックしてもよし、1以上の「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGをゲットしてストックしてもよい。
[変形例8]
図167(B)の操作画像ストック演出Aでは、ボタンゲット演出において2つのボタン画像BGをゲットしてストックされており、そのうちの1つのボタン画像BGに「長押し」という文字画像が付されていた。しかし、これに代えて、ボタンゲット演出において、通常のボタン画像BGのみ、1つないし複数ゲットしてストックするようにしてよいし、「長押し」という文字画像が付されたボタン画像BGのみ、1つないし複数ゲットしてストックするようにしてもよい。また、図168(B)の操作画像ストック演出Bでは、ボタンゲット演出において2つの通常のボタン画像BGをゲットしてストックされていた。しかし、これに代えて、ボタンゲット演出において、「連打」という文字画像が付されたボタン画像BGのみ、1つないし複数ゲットしてストックするようにしてもよい。
[変形例9]
図167の操作画像ストック演出A、図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出Cおよび図170の操作画像ストック演出Dでは、画像表示装置7の表示画面7aの右側にストックされたボタン画像BGが演出ボタン63の操作(押下操作)により消化され、剣画像KGが剣部材64の操作(押し込み操作)により消化されることで、ボタン画像BGや剣画像KGが1つずつ画像表示装置7の表示画面7aから消えていた。しかし、ストックされたボタン画像BGや剣画像KGの残数、つまりストック数として「残りX個(Xはストック数)」というメッセージを所定の表示態様で画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示するようにしてもよい。このとき、「残りX個(Xはストック数)」というアナウンスをスピーカ67から流れるようにしてもよい。こうすれば、遊技者は、残存するストック数を正確に把握することができる。なお、「所定の表示態様」としては、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で、特定音および特定画像の出現期待度、特別音および特別画像の出現期待度がそれぞれ高く設定されている。
[変形例10]
図167(D)の操作画像ストック演出A、図168(D)の操作画像ストック演出B、図169(D)の操作画像ストック演出Cおよび図170(E)の操作画像ストック演出Dでは、演出ボタン63を模したボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出ボタン63を模したボタン画像BGに代えて剣部材64の剣ボタン65を模したボタン画像としてもよい。このように構成しても、剣ボタン65の操作(押圧操作または押下操作)により演出ボタン63の操作(押下操作)と同一の効果を奏することができる。
[変形例11]
図167の操作画像ストック演出A、図168の操作画像ストック演出B、図169の操作画像ストック演出Cおよび図170の操作画像ストック演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様H2-1]
遊技者が操作可能な第1の操作手段と第2の操作手段とを備える遊技機であって、
前記第1の操作手段を模した第1の操作手段画像が表示画面にストックされる第1の演出と、
前記第2の操作手段を模した第2の操作手段画像が表示画面にストックされる第2の演出と、
前記第1の演出によりストックされた前記第1の操作手段画像が前記第1の操作手段の操作により消化される第3の演出と、
前記第2の演出によりストックされた前記第2の操作手段画像が前記第2の操作手段の操作により消化される第4の演出と、
前記第3の演出または前記第4の演出の途中で特定の抽選における当落結果を表示画面に表示可能な第5の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H2-2]
態様H2-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出と前記第2の演出とを同時に実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H2-3]
態様H2-1または態様H2-2に記載の遊技機であって、
前記第5の演出は、当たり確定を告知する当たり確定演出であり、第1の当たり確定画像と、前記第1の当たり確定画像と異なる第2の当たり確定画像と、を表示画面に表示する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H2-4]
態様H2-1から態様H2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の当たり確定画像と前記第2の当たり確定画像とのうち一方が後方へ配置されるとともに他方が前方へ配置されて表示画面に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H2-5]
態様H2-1から態様H2-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の操作手段画像には、前記第1の操作手段への特定操作を指示する操作指示画像が含まれるものがある、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H2-6]
態様H2-1から態様H2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第5の演出は、前記特定の抽選における当落結果が当選であるときに特定音を出力する、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図171~図174を用いて当落告知可能演出A~Dについて説明する。図171~図174において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄の図面も見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この当落告知可能演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、当落告知可能演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド)を解析し、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置および発光態様を変化させたりする。
ここでは、まず当落告知可能演出Aについて説明し、当落告知可能演出B、当落告知可能演出C、そして当落告知可能演出Dについて順番に説明する。
[当落告知可能演出A]
まず、当落告知可能演出Aについて図171を参照して説明する。図171は、当落告知可能演出Aを説明するための図である。当落告知可能演出Aは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
当落告知可能演出Aでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図171(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図171(B)に示すように、図171(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、4つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置され、下から2番目の通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置され、下から3番目の通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、4つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
このように、表示画面7aの右側には、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BG)が配置された状態となっている。ストックされたボタン画像BGは、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。
なお、表示画面7aの右側に配置された、4つのボタン画像BGは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図171(C)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた4つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図171(C)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、図171(D)に示すように、続いて、背景画像として七色を有する画像BKH(いわゆる、「レインボー画像BKH」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像BKHは、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
図171(D)では、図171(B)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図171(D)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、特定音と異なる音であってプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ、図171(E)に示すように、続いて、表示画面7aの外形と比べて小さい矩形形状を有するプレミア画像PMG1がレインボー画像BKHの前面と重なるように配置されて表示画面7aに表示されプレミア画像PMG1によるレインボー演出が行われる。つまり当たり確定演出が行われながらレインボー演出が行われるようになっている。このプレミア画像PMG1は、特別画像であり、特定画像であるレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された後に表示可能となるものであって、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つである。ここでは、プレミア画像PMG1の背景画像として、表示画面7aの背景画像として表示されているレインボー画像BKHと異なるレインボー画像が表示され、味方キャラクタCRAが矩形形状を有するプレミア画像PMG1の中央部に大きく表示されている。なお、矩形形状を有するプレミア画像PMG1の中央部に大きく表示される味方キャラクタCRAは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
プレミア画像PMG1が出現する条件としては、第1条件として図171(C)に示した押下促進演出が開始され、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第2条件として図171(D)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立する必要がある。
その後、プレミア画像PMG1が表示画面7aから消え、続いて、図171(F)に示すように、図171(B)において右側にストック(下から3番目に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図171(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から赤色点灯(赤色点滅)または黄色点灯(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、特定音と異なる音であってプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ、図171(G)に示すように、続いて、表示画面7aの外形と比べて小さい矩形形状を有するプレミア画像PMG2がレインボー画像BKHの前面と重なるように配置されて表示画面7aに表示されプレミア画像PMG2によるレインボー演出が行われる。つまり当たり確定演出が行われながらレインボー演出が行われるようになっている。このプレミア画像PMG2は、特別画像であり、特定画像であるレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された後に表示可能となるものであって、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つである。ここでは、プレミア画像PMG2の背景画像として、表示画面7aの背景画像として表示されているレインボー画像BKHと、図171(E)のプレミア画像PMG1の背景画像として表示されるレインボー画像と、に異なるレインボー画像が表示され、矩形形状を有するプレミア画像PMG2の右辺から左辺へ向かって「ビクトリー」という文字画像が次から次へと連なった態様で表示される。「ビクトリー」という文字画像は矩形形状を有するプレミア画像PMG2の上辺側および下辺側にそれぞれ複数段(ここではそれぞれ2段)表示されている。なお、矩形形状を有するプレミア画像PMG2の外形の大きさは、図171(E)のプレミア画像PMG1の外形と同一となっている。
プレミア画像PMG2が出現する条件としては、第1条件として図171(C)に示した押下促進演出が開始され、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第2条件として図171(D)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第3条件として図171(F)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立する必要がある。
なお、図171(E)において出現するプレミア画像PMG1と図171(G)において出現するプレミア画像PMG2とを入れ替えてもよい。この場合、図171(E)においてプレミア画像PMG2が出現する条件としては、第1条件として図171(C)に示した押下促進演出が開始され、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第2条件として図171(D)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立する必要があり、図171(G)においてプレミア画像PMG1が出現する条件としては、第1条件として図171(C)に示した押下促進演出が開始され、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第2条件として図171(D)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第3条件として図171(F)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立する必要がある。
その後、プレミア画像PMG2が表示画面7aから消え、続いて、図171(H)に示すように、図171(B)において右側にストック(下から4番目に配置、つまり最上段に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図171(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から黄色点灯(黄色点滅)またはレインボー点灯(レインボー点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、特定音がスピーカ67から流れ、図171(I)に示すように、続いて、レインボー画像BKHが表示画面7aから消えるものの当たり確定演出として左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、味方キャラクタCRAが表示される。このとき、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)となるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが白色の発光態様となるとともに、左側可動役物14Lの正面および右側可動役物14Rの正面から英字「V」がそれぞれ現れる。
左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、図示しない導光板が設けられており、この導光板に英字「V」が造形されており、導光板の表面および裏面を除いた外周囲を囲むように配置された複数の第1装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、白色)すると、導光板の周囲から入射した光が導光板に造形された英字「V」で乱反射して英字「V」が現れるようになっている。また、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、導光板の裏面と対向するように導光板の奥側に配置された複数の第2装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、赤色)すると、導光板を通って、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの前方へ向かって出射するものの、英字「V」が現れない。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。
その後、図171(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
このように、図171(D)においてレインボー画像BKHが画像表示装置7の表示画面7aに表示されて当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に報知した後に(つまり当たり確定演出が行われた後に)、演出ボタン63の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときには、遊技者に演出ボタン63の操作を促すようになっているため、遊技者にとって利益となる何かが更に報知されるかもしれないという期待感を遊技者に付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、当落告知可能演出Aでは、図171(D)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、遊技者が演出ボタン63を所定のタイミングで操作(押下操作)すると、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像PMG1,PMG2を出現することができるようになっているため、演出ボタン63の操作意欲の向上に寄与することができる。
更に、当落告知可能演出Aでは、図171(D)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、遊技者が演出ボタン63を所定のタイミングで操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。このため、従来、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態において、遊技者は、演出ボタン63を操作(押下操作)する必要が全くなく演出の進行を単にみるだけに過ぎなかったが、当落告知可能演出Aでは、演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、プレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態における当該変動中における演出に対して新鮮味を失い難くすることができる。
[当落告知可能演出B]
次に、当落告知可能演出Bについて図172を参照して説明する。図172は、当落告知可能演出Bを説明するための図である。当落告知可能演出Bは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
当落告知可能演出Bでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図172(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図172(B)に示すように、図172(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、4つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図172(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。
続いて、図172(D)に示すように、図172(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、さらに2つのボタン画像BGをゲットしており、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から2番目に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として通常のボタン画像BGが配置される。
このように、表示画面7aの右側には、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BG)が配置された状態となっている。ストックされたボタン画像BGは、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。
なお、表示画面7aの右側に配置された、4つのボタン画像BGは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図172(E)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた4つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図172(E)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)または緑色点灯(緑色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、図172(F)に示すように、続いて、背景画像として七色を有する画像BKH(いわゆる、「レインボー画像BKH」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像BKHは、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
図172(F)では、図172(D)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図172(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯(緑色点滅)または赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、特定音と異なる音であってプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ、図172(G)に示すように、続いて、表示画面7aの外形と比べて小さい矩形形状を有するプレミア画像PMGがレインボー画像BKHの前面と重なるように配置されて表示画面7aに表示されプレミア画像PMGによるレインボー演出が行われる。つまり当たり確定演出が行われながらレインボー演出が行われるようになっている。このプレミア画像PMGは、特別画像であり、特定画像であるレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された後に表示可能となるものであって、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つである。ここでは、プレミア画像PMGの背景画像として、表示画面7aの背景画像として表示されているレインボー画像BKHと異なるレインボー画像が表示され、味方キャラクタCRAが矩形形状を有するプレミア画像PMGの中央部に大きく表示されている。なお、矩形形状を有するプレミア画像PMGの中央部に大きく表示される味方キャラクタCRAは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。
プレミア画像PMGが出現する条件としては、第1条件として図172(E)に示した押下促進演出が開始され、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立し、続いて第2条件として図172(F)に示したレインボー画像BKHが表示画面7aに表示された状態で再び遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)するという条件が成立する必要がある。
その後、プレミア画像PMGが表示画面7aから消え、続いて、図172(H)に示すように、図172(D)において右側にストック(下から3番目に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図172(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から赤色点灯(赤色点滅)または黄色点灯(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
図172(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図172(I)に示すように、図172(D)において右側にストック(下から4番目に配置、つまり最上段に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図172(I)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から黄色点灯(黄色点滅)またはレインボー点灯(レインボー点滅)へ変化)させたものでもよい。
なお、図172(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。ここでは、図172(G)においてすでに表示されたプレミア画像と異なるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図172(I)へ進むこととなる。
図172(I)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図172(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
なお、図172(I)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。ここでは、図172(G)においてすでに表示されたプレミア画像と異なるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図172(J)へ進むこととなる。
このように、図172(F)においてレインボー画像BKHが画像表示装置7の表示画面7aに表示されて当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に報知した後に(つまり当たり確定演出が行われた後に)、演出ボタン63の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときには、遊技者に演出ボタン63の操作を促すようになっているため、遊技者にとって利益となる何かが更に報知されるかもしれないという期待感を遊技者に付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、当落告知可能演出Bでは、図172(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図172(H)や図172(I)において遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)しないときには、図172(G)において出現したプレミア画像PMGのほかのプレミア画像が全く出現することがない。言い換えると、当落告知可能演出Bでは、図172(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が出現する機会を、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)することにより付与することができるようなっているため、演出ボタン63の操作意欲の向上に寄与することができる。
なお、当落告知可能演出Bでは、図172(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図172(H)や図172(I)において、仮に、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、例えば図171(G)に示した当落告知可能演出Aにおけるプレミア画像PMG2、他のプレミアム画像(図171(G)の当落告知可能演出Aにおけるプレミア画像PMG2と図172(G)の当落告知可能演出Bにおけるプレミア画像とにそれぞれ異なるプレミアム画像)等のプレミアム画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。
このように、当落告知可能演出Bでは、図172(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図172(H)や図172(I)において、仮に、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。このため、従来、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態において、遊技者は、演出ボタン63を操作(押下操作)する必要が全くなく演出の進行を単にみるだけに過ぎなかったが、当落告知可能演出Bでは、演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、プレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態における当該変動中における演出に対して新鮮味を失い難くすることができる。
[当落告知可能演出C]
次に、当落告知可能演出Cについて図173を参照して説明する。図173は、当落告知可能演出Cを説明するための図である。当落告知可能演出Cは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
当落告知可能演出Cでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図173(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図173(B)に示すように、図173(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、2つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図173(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。
続いて、図173(D)に示すように、図173(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、さらに3つのボタン画像BGをゲットしており、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から2番目に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から5番目として通常のボタン画像BGが配置される。
このように、表示画面7aの右側には、5つのボタン画像BG(通常のボタン画像BG)が配置された状態となっている。ストックされたボタン画像BGは、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。
なお、表示画面7aの右側に配置された、5つのボタン画像BGは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図173(E)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた5つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図173(E)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から青色点灯(青色点滅)へ変化)させたものでもよい。
遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、図173(F)に示すように、続いて、背景画像として七色を有する画像BKH(いわゆる、「レインボー画像BKH」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像BKHは、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
図173(F)では、図173(D)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図173(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から緑色点灯へ変化)させたものでもよい。
図173(F)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図173(G)に示すように、図173(D)において右側にストック(下から3番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図173(G)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から赤色点灯(赤色点滅)へ変化)させたものでもよい。
なお、図173(F)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図173(G)へ進むこととなる。
図173(G)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図173(H)に示すように、図173(D)において右側にストック(下から4番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図173(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯から黄色点灯(黄色点滅)へ変化)させたものでもよい。
なお、図173(G)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。ここでは、図173(F)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)してプレミア画像が表示画面7aに表示されていた場合には、すでに表示されたプレミア画像と異なるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図173(H)へ進むこととなる。
図173(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図173(I)に示すように、図173(D)において右側にストック(下から5番目に配置、つまり最上段に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図173(I)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一であってもよいし、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高いものへ変化(例えば、白色点灯から白色点滅、白色点灯からレインボー点灯(レインボー点滅)へ変化)させたものでもよい。
なお、図173(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。ここでは、図173(F)や図173(G)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)してプレミア画像が表示画面7aに表示されていた場合には、すでに表示されたプレミア画像と異なるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図173(I)へ進むこととなる。
図173(I)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図173(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
なお、図173(I)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、続いて出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。ここでは、図173(F)や図173(G)や図173(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)してプレミア画像が表示画面7aに表示されていた場合には、すでに表示されたプレミア画像と異なるプレミア画像が表示画面7aに表示されることとなる。その後、上述した図173(J)へ進むこととなる。
このように、図173(F)においてレインボー画像BKHが画像表示装置7の表示画面7aに表示されて当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に報知した後に(つまり当たり確定演出が行われた後に)、演出ボタン63の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときには、遊技者に演出ボタン63の操作を促すようになっているため、遊技者にとって利益となる何かが更に報知されるかもしれないという期待感を遊技者に付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、当落告知可能演出Cでは、図173(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図173(F)~図173(I)において遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)しないときには、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像が全く出現することがない。言い換えると、当落告知可能演出Cでは、図173(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が出現する機会を、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)することにより付与することができるようなっているため、演出ボタン63の操作意欲の向上に寄与することができる。
なお、当落告知可能演出Cでは、図173(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図173(G)~図172(I)において、仮に、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、例えば図171(E),(G)に示した当落告知可能演出Aにおけるプレミア画像PMG1,PMG2、他のプレミアム画像(図171(E),(G)の当落告知可能演出Aにおけるプレミア画像PMG1,PMG2と異なるプレミアム画像)等のプレミアム画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。
このように、当落告知可能演出Cでは、図173(F)においてレインボー画像BKHが表示画面7aに表示されて当たり確定演出が行われた後において、図173(G)~図172(I)において、仮に、遊技者が演出ボタン63の操作受付有効期間内に演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。このため、従来、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態において、遊技者は、演出ボタン63を操作(押下操作)する必要が全くなく演出の進行を単にみるだけに過ぎなかったが、当落告知可能演出Cでは、演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、プレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態における当該変動中における演出に対して新鮮味を失い難くすることができる。
[当落告知可能演出D]
次に、当落告知可能演出Dについて図174を参照して説明する。図174は、当落告知可能演出Dを説明するための図である。当落告知可能演出Dは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
当落告知可能演出Dでは、装飾図柄の変動表示が開始された後に、図174(A)に示すように、アクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。アクション演出(バトル演出)では、剣を持った味方キャラクタCRAと剣を持った敵キャラクタCRBとが登場する。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。なお、アクション演出(バトル演出)では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとの戦いが繰り広げられ、最終的に味方キャラクタCRAが敵キャラクタCRBに勝利すると当たり(大当たりや小当たり)となる。
続いて、図174(B)に示すように、図174(A)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、2つのボタン画像BGをゲットしており、最下段に配置される通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)の上方に、下から2番目として通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が配置された状態で、2つのボタン画像BGが表示画面7aの右側にストックされている。
続いて、図174(C)に示すように、再びアクション演出(バトル演出)が展開(開始)される。ここでは、味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットした演出が展開される。
続いて、図174(D)に示すように、図174(C)において味方キャラクタCRAの攻撃が敵キャラクタCRBにヒットしたことに伴いボタンゲット演出が展開(開始)される。ボタンゲット演出では、演出ボタン63を模したボタン画像BGが表示画面7aの中央部に表示され、この表示されたボタン画像BGがアクション演出(バトル演出)の報酬となる。ゲットしたボタン画像BGは、表示画面7aの右側に積み上がって表示されストックされる。ここでは、さらに2つのボタン画像BGをゲットしており、すでに表示画面7aの右側にストックされている、下から2番目に配置された通常のボタン画像BGの上方に、下から3番目として通常のボタン画像BGが配置され、この通常のボタン画像BGの上方に、下から4番目として通常のボタン画像BGが配置される。
このように、表示画面7aの右側には、4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BG)が配置された状態となっている。ストックされたボタン画像BGは、当たり(大当たりや小当たり)への期待度を示唆している。
なお、表示画面7aの右側に配置された、4つのボタン画像BGは所定の発光態様(ここでは白色点灯)となっている。「所定の発光態様」としては、当たり(大当たりや小当たり)となる期待度(変動演出開始コマンド)に基づいて、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されているほかに、白色点滅→青色点滅→緑色点滅→赤色点滅→ゴールド点滅(黄色点滅)→七色点滅(レインボー点滅(当たり濃厚))という順番で当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高く設定されている。
続いて、図174(E)に示すように、押下促進演出が展開(開始)される。押下促進演出では、表示画面7aの右側にストックされた4つのボタン画像BGが下から順に消化され、まず最下段に配置される通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図174(E)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、表示画面7aの右側にストックされていた場合における通常のボタン画像BGの所定の発光態様と同一である(ここでは白色点灯)。
図174(E)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図174(F)に示すように、図174(D)において右側にストック(下から2番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図174(F)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、図174(E)においてボタン画像BGの所定の発光態様(白色点灯)から青色点灯へ変化し当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高い旨を遊技者へ示唆している。
このようなボタン画像BGの所定の発光態様が白色点灯から青色点灯へ変化した理由については、図174(E)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過したことにより、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)を出現させて、つまりレインボー画像を表示画面7aに表示して当たり確定演出を行うことができなかったからである。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、当たり確定を告知する背景画像である。
図174(F)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図174(G)に示すように、図174(D)において右側にストック(下から3番目に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図174(G)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、図174(F)においてボタン画像BGの所定の発光態様である青色点灯から緑色点灯へ変化し当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高い旨を遊技者へ示唆している。
このようなボタン画像BGの所定の発光態様が青色点灯から緑色点灯へ変化した理由については、図174(F)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過したことにより、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)を出現させて、つまりレインボー画像を表示画面7aに表示して当たり確定演出を行うことができなかったからである。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、当たり確定を告知する背景画像である。
図174(G)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図174(H)に示すように、図174(D)において右側にストック(下から4番目に配置、つまり最上段に配置)された通常のボタン画像BGが消化され、この通常のボタン画像BGが表示画面7aから消えると、これに伴い通常のボタン画像BG(つまり演出ボタン63を単に模したボタン画像BG)が表示画面7aの中央部に大きなボタン画像BGとして所定の発光態様で表示される。このボタン画像BGは、その前面上部と重なるように、遊技者に演出ボタン63の操作(押下操作)を促す下向き矢印画像が上下方向に小刻みに動く態様で表示されるとともに、その前面下部と重なるように、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)を示すタイマーバーTBが表示される。また、ボタン画像BGの上方には、演出ボタン63の操作(押下操作)を促す「押せ」というメッセージMGが表示される。なお、図174(H)における表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様は、図174(G)においてボタン画像BGの所定の発光態様である緑色点灯から赤色点灯へ変化し当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高い旨を遊技者へ示唆している。
このようなボタン画像BGの所定の発光態様が緑色点灯から赤色点灯へ変化した理由については、図174(G)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過したことにより、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)を出現させて、つまりレインボー画像を表示画面7aに表示して当たり確定演出を行うことができなかったからである。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、当たり確定を告知する背景画像である。
図174(H)において遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)せずに、演出ボタン63の操作受付有効期間(例えば、3秒間)が経過すると、続いて、図174(I)に示すように、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとがそれぞれ画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置へ向かって(互いに近接する方向に)進出(移動)し、表示画面7aの前面(前方)中央位置(進出位置(展開ポジション))において、左側可動役物14Lの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる左側装飾部と、右側可動役物14Rの先端側に取り付けられた環形状の装飾部の半分となる右側装飾部と、が合体し、左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが環状を有する1つの装飾部材(合体役物)が形成される。
左側可動役物14Lの左側装飾部と右側可動役物14Rの右側装飾部とが合体して環状を有する合体役物が形成されると、環状内に形成される領域が円状を有する領域(以下、「円状領域」という。)14Dとなる。円状領域14Dと対応する画像表示装置7の表示画面7aには、味方キャラクタCRAが表示される。このとき、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが所定の発光態様(例えば、白色の発光態様)となるとこにより、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rが白色の発光態様となるとともに、左側可動役物14Lの正面および右側可動役物14Rの正面から英字「V」がそれぞれ現れる。
左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、図示しない導光板が設けられており、この導光板に英字「V」が造形されており、導光板の表面および裏面を除いた外周囲を囲むように配置された複数の第1装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、白色)すると、導光板の周囲から入射した光が導光板に造形された英字「V」で乱反射して英字「V」が現れるようになっている。また、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rには、導光板の裏面と対向するように導光板の奥側に配置された複数の第2装飾LED(単一色または多色発光可能なLED)が発光(例えば、赤色)すると、導光板を通って、左側可動役物14Lおよび右側可動役物14Rの前方へ向かって出射するものの、英字「V」が現れない。
続いて、左側可動役物14Lと右側可動役物14Rとが互いに離間する方向へ向かって、左側可動役物14Lが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの左側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)するとともに、右側可動役物14Rが画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)中央の進出位置から画像表示装置7の表示画面7aの右側の退避位置(ホームポジション)へ向かって後退(移動)する。
その後、図174(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
このように、当落告知可能演出Dでは、遊技者が演出ボタン63を所定のタイミングで操作(押下操作)しない場合には、図174(E)~図174(H)において、表示画面7aの中央部に表示される大きなボタン画像BGの所定の発光態様を変化させて当たり(大当たりや小当たり)となる期待度が高い旨を遊技者へ示唆して演出ボタン63への操作(押下操作)を促すことにより、当たり(大当たりや小当たり)確定の背景画像であるレインボー画像を出現させる機会を遊技者が得ることができ、興趣の向上を図ることができる。
なお、図174(E)~図174(H)において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われる。この当たり確定演出では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。また、例えば、図174(E)において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、背景画像としてレインボー画像が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われ、図174(F)において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、特定音と異なる音であってプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ、表示画面7aの外形と比べて小さい矩形形状を有するプレミア画像がレインボー画像の前面と重なるように配置されて表示画面7aに表示されプレミア画像によるレインボー演出が行われる。つまり当たり確定演出が行われながらレインボー演出が行われるようになっている。このプレミア画像は、特別画像であり、特定画像であるレインボー画像が表示画面7aに表示された後に表示可能となるものであって、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つである。ここでは、プレミア画像の背景画像として、表示画面7aの背景画像として表示されているレインボー画像と異なる他のレインボー画像が表示され、味方キャラクタが矩形形状を有するプレミア画像の中央部に大きく表示されている。なお、矩形形状を有するプレミア画像の中央部に大きく表示される味方キャラクタは、静止画像であってもよいし、動画であってもよい。また、当たり確定演出が行われた後において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、例えば図171(E)、(G)に示した当落告知可能演出Aにおける出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像PMG1,PMG2に加えて、他のプレミアム画像(図171(E)、(G)の当落告知可能演出Aにおけるプレミア画像PMG1,PMG2と異なる他のプレミア画像)等のプレミアム画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。
このように、図174(E)~図174(H)において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われた後において、仮に、遊技者が演出ボタン63を所定のタイミングで操作(押下操作)すると、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像を出現することができるようになっているため、演出ボタン63の操作意欲の向上に寄与することができる。
また、当落告知可能演出Dでは、図174(E)~図174(H)において、仮に、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示される当たり確定演出が行われた後において、仮に、遊技者が演出ボタン63を所定のタイミングで操作(押下操作)すると、これに伴い、重複することなく、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)であるプレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっている。このため、従来、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態において、遊技者は、演出ボタン63を操作(押下操作)する必要が全くなく演出の進行を単にみるだけに過ぎなかったが、当落告知可能演出Dでは、演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、プレミア画像が次々と画像表示装置7の表示画面7aに表示されるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態における当該変動中における演出に対して新鮮味を失い難くすることができる。
[効果例]
以下に、画像ぼかし演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、
[効果例]
以下に、当落告知可能演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(A)~図171(J)に示すように、遊技者が操作可能な演出ボタン63(操作手段)を備え、特定の抽選による当選結果(当たり(大当たりや小当たり))を演出ボタン63(操作手段)の操作によって報知する当たり確定演出において、171(C)における演出ボタン63(操作手段)の操作による当選結果(当たり(大当たりや小当たり))を報知する図171(D)のレインボー画像BKH(特定画像)を画像表示装置7の表示画面7aに表示する第1の演出と、第1の演出に続いて演出ボタン63(操作手段)の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときに、例えば図171(D)や図171(F)に示すように演出ボタン63(操作手段)の操作を促す第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、レインボー画像BKH(特定画像)が画像表示装置7の表示画面7aに表示されて当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に報知した後に、演出ボタン63(操作手段)の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときには、遊技者に演出ボタン63(操作手段)の操作を促すようになっているため、遊技者にとって利益となる何かが更に報知されるかもしれないという期待感を遊技者に付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(A)~図171(J)に示すように、第1の演出が実行される前に、図171(B)における演出ボタン63(操作手段)を模したボタン画像BG(操作手段画像)を画像表示装置7の表示画面7aにストックする第3の演出を実行し、図171(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの右側に4つのボタン画像BG(通常のボタン画像BGが配置された状態でストックされることにより、上限操作回数は、ボタン画像BG(操作手段画像)のストック数である4個となる。この構成によれば、ストック数である4個が演出ボタン63(操作手段)を操作することができる回数となるため、この回数内に当選結果(当たり(大当たりや小当たり))を報知するレインボー画像BKH(特定画像)が画像表示装置7の表示画面7aに表示される可能性があることを遊技者に示唆することができる。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(D)~図171(G)に示すように、第2の演出が実行されているときに演出ボタン63(操作手段)が操作されると、図171(E)のプレミア画像PMG1(特別画像)や図171(G)のプレミア画像PMG2(特別画像)を画像表示装置7の表示画面7aに表示する第4の演出を実行することができる。この構成によれば、レインボー画像BKH(特定画像)が画像表示装置7の表示画面7aに表示されて当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に報知した後であって、演出ボタン63(操作手段)の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときに、演出ボタン63(操作手段)が操作されると、プレミア画像PMG1(特別画像)やプレミア画像PMG2(特別画像)を画像表示装置7の表示画面7aが表示されるようになっている。これにより、遊技者は、画像表示装置7の表示画面7aに表示されるプレミア画像PMG1やプレミア画像PMG2という特別画像をみたさに積極的に演出ボタン63(操作手段)を操作することとなる。つまり、従来、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態において、遊技者は、演出ボタン63(操作手段)を操作する必要が全くなく演出の進行を単にみるだけに過ぎなかったが、当落告知可能演出Aでは、当たり(大当たりや小当たり)が発生することが確定した状態においても遊技者が演出ボタン63(操作手段)を更に操作したくなる演出が盛り込まれている。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(A)~図171(J)に示すように、特別画像は、プレミア画像PMG1やプレミア画像PMG2である。この構成によれば、プレミア画像PMG1やプレミア画像PMG2は、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであり、このプレミア画像をみたさに遊技者が積極的に演出ボタン63(操作手段)を操作することとなるため、遊技者に対して演出ボタン63(操作手段)の操作意欲の向上に寄与することができる。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(E)および図171(G)に示すように、第3の演出は、出現率が極めて低いレア画像(レア演出において出現する画像)の一つであるプレミア画像PMG1やプレミア画像PMG2という特別画像と対応する、プレミア画像の表示を告知する特別音を出力する。特別音が流れない場合では、遊技者は、プレミア画像PMG1やプレミア画像PMG2という特別画像が画像表示装置7の表示画面7aに突然表示されても、単に演出の進行により自動的に(シーケンス的に)表示されたに過ぎない通常出現する画像として認識されるおそれがあるものの、特別音が流れることにより、特別画像をレア画像(レア演出において出現する画像)であるとして認識し、気づかずにうっかり見逃すことを抑制することができる。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知可能演出Aの図171(D)に示すように、第1の演出は、レインボー画像BKHという特定画像と対応する、当たり確定を告知する特定音を出力する。特定音が流れない場合では、遊技者は、レインボー画像BKHという特定画像が画像表示装置7の表示画面7aに突然表示されても、単に演出の進行により自動的に(シーケンス的に)表示されたに過ぎない通常出現する画像として認識されるおそれがあるものの、特定音が流れることにより、特定画像を当たり確定を告知する画像であるとして認識し、気づかずにうっかり見逃すことを抑制することができる。
図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出C、図174の当落告知可能演出Dについても同様である。
[変形例]
以下に、当落告知可能演出の変形例を示す。
[変形例1]
図171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、演出ボタン63を模したボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、特定画像としてレインボー画像が画像表示装置7の表示画面7aに表示されたり、特定画像としてプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ特別画像としてプレミア画像が画像表示装置7の表示画面7aに表示されたりしていた。しかし、演出ボタン63を模したボタン画像BGに代えて、適宜、剣部材64を模した剣画像を用いてもよい。この場合、剣画像に設定されている特定の抽選による当選結果となる期待度(つまり剣画像に設定されている当たり(大当たりや小当たり)への期待度)は、ボタン画像BGに設定されているものと比べて高いことが好ましい。ボタン画像BGは当たり(大当たりや小当たり)への期待度が低く設定されているため、遊技者は、ボタン画像BGが表示画面7aに表示されたことにより当たり(大当たりや小当たり)に期待できず落胆しても、剣画像はボタン画像BGと比べて当たり(大当たりや小当たり)への期待度が高く設定されているため、遊技者は、剣画像が表示画面7aに表示されたことにより当たり(大当たりや小当たり)に期待することができる。
[変形例2]
171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、演出ボタン63を模したボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、当たり確定を告知する特定音がスピーカ67から流れ、当たり確定を告知する特定画像としてレインボー画像が画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって当たり確定を告知する特定音をスピーカ67から流れるようにするとともに、特定画像としてレインボー画像を画像表示装置7の表示画面7aに表示するようにしてもよい。こうすれば、演出ボタン63の操作(押下操作)による演出のバリエーションを増やすことができる。
[変形例3]
171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、演出ボタン63を模したボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aに表示され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、これに伴い、特別画像としてプレミア画像の表示を告知する特別音がスピーカ67から流れ、特別画像としてプレミア画像が画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって特別画像としてプレミア画像の表示を告知する特別音をスピーカ67から流れるようにするとともに、特別画像としてプレミア画像を画像表示装置7の表示画面7aに表示するようにしてもよい。こうすれば、演出ボタン63の操作(押下操作)による演出のバリエーションを増やすことができる。
[変形例4]
図171(E)の当落告知可能演出Aにおける特別画像としてプレミア画像PMG1が画像表示装置7の表示画面7aに表示され、図171(G)の当落告知可能演出Aにおける特別画像としてプレミア画像PMG2が画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。言い換えると、毎回、異なるプレミア画像が画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、当落告知可能演出A~当落告知可能演出Dにおいて、同一のプレミア画像を表示するようにしてもよい。例えば、プレミア画像PMG1またはプレミア画像PMG2のうちいずれか一方のプレミア画像を共通プレミア画像として表示画面7aに表示するようにしてもよい。こうすれば、ROM103に保存する画像(画像データ)を軽減することに寄与することができ、ROM103の容量を小さくすることによりROM13のコスト低減にも寄与することができる。
[変形例5]
図171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、画像表示装置7の表示画面7aの右側にストックされたボタン画像BGが演出ボタン63の操作(押下操作)により消化されることで、ボタン画像BGが1つずつ画像表示装置7の表示画面7aから消えていた。しかし、ストックされたボタン画像BGの残数、つまりストック数として「残りX個(Xはストック数)」というメッセージを所定の表示態様で画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示するようにしてもよい。このとき、「残りX個(Xはストック数)」というアナウンスをスピーカ67から流れるようにしてもよい。こうすれば、遊技者は、残存するストック数を正確に把握することができる。なお、「所定の表示態様」としては、例えば白色点灯→青色点灯→緑色点灯→赤色点灯→ゴールド点灯(黄色点灯)→七色点灯(レインボー点灯(当たり濃厚))という順番で、特定音および特定画像の出現期待度、特別音および特別画像の出現期待度がそれぞれ高く設定されている。
[変形例6]
図171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、演出ボタン63を模したボタン画像BGが画像表示装置7の表示画面7aに表示されていた。しかし、演出ボタン63を模したボタン画像BGに代えて剣部材64の剣ボタン65を模したボタン画像としてもよい。このように構成しても、剣ボタン65の操作(押圧操作または押下操作)により演出ボタン63の操作(押下操作)と同一の効果を奏することができる。
[変形例7]
図171の当落告知可能演出A、図172の当落告知可能演出B、図173の当落告知可能演出Cおよび図174の当落告知可能演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様H3-1]
遊技者が操作可能な操作手段を備える遊技機であって、
特定の抽選による当選結果を前記操作手段の操作によって報知する演出において、
前記当選結果を報知する特定画像を表示画面に表示する第1の演出と、
前記第1の演出に続いて前記操作手段の操作回数が上限操作回数に到達せず残っていたときに前記操作手段の操作を促す第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H3-2]
態様H3-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出が実行される前に、前記操作手段を模した操作手段画像を表示画面にストックする第3の演出を実行し、
前記上限操作回数は、前記操作手段画像のストック数である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H3-3]
態様H3-1または態様H3-2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出が実行されているときに前記操作手段が操作されると、特別画像を表示画面に表示する第4の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H3-4]
態様H3-3に記載の遊技機であって、
前記特別画像は、プレミアム画像である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H3-5]
態様H3-3または態様H3-4に記載の遊技機であって、
前記第3の演出は、前記特別画像と対応する特別音を出力する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様H3-6]
態様H3-1から態様H3-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、前記特定画像と対応する特定音を出力する、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図175~図178を用いて特定対象表示演出A~Dについて説明する。この特定対象表示演出は、装飾図柄の変動演出中等に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、特定対象表示演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動タイミング変化演出を実行する指示が含まれている場合に、第2可動役物15等を駆動させる。
[特定対象表示演出A]
図175は、特定対象表示演出Aを説明するための図である。特定対象表示演出Aでは、まず、図175(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物(可動部材)15が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、表示画面7aに隣接して配置されている。第2可動役物15は、特定の対象を表す特定対象表示部THを有し、上下方向等に移動可能に構成されている。特定対象表示部THは、「OARO」の文字を表している。特定対象表示部THは、「OARO」の各文字が発光するように構成されている。本実施形態では、特定対象表示部THの「OARO」の各文字が青色に発光している。特定対象表示部THの発光の色は何色でもよい。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、第2可動役物15の下方の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図175(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図175(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える。そして、第2可動役物15が所定の演出(動作)を行う。具体的には、退避位置(ホームポジション)に位置している第2可動役物15(特定対象表示部TH)が右回転し、水平状態から傾く。
次に、図175(D)に示すように、第2可動役物15がさらに右回転して所定の角度で傾くと同時に、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの「OARO」の文字を模した文字画像である。「OARO」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、第2可動役物15が傾くと同時に、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15が傾くと同時に、傾いた状態の第2可動役物15の位置から表示部画像HGが第2可動役物15の後ろ(裏側)から左斜め下方向に飛び出すように表示される。
次に、図175(E)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが左斜め下方向に、具体的には表示画面7aの左側下方の位置に向かって移動するように表示される。
次に、図175(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが表示画面7aの左側下方の位置に表示される。このとき、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15と同様の角度で傾いた状態で表示される。すなわち、第2可動役物15における特定対象表示部THの「OARO」の文字と表示部画像HGの「OARO」の文字画像とが同様の角度で傾いた状態で平行に配置される。
次に、図175(G)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが右斜め上方向に、具体的には傾いた状態の第2可動役物15の位置に向かって移動するように表示される。
次に、図175(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが表示画面7aから第2可動役物15へ移動するかのように表示される。具体的には、表示部画像HGが傾いた状態の第2可動役物15の後ろ(裏側)に飛び込むように表示される。
次に、図175(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが表示画面7aから第2可動役物15へ移動するかのように表示されると同時に、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う。具体的には、第2可動役物15が元の位置に戻るために左回転する。
次に、図175(J)に示すように、第2可動役物15がさらに左回転して元の位置である退避位置(ホームポジション)に戻る。すなわち、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態から水平状態に戻る。
[特定対象表示演出B]
図176は、特定対象表示演出Bを説明するための図である。特定対象表示演出Bでは、まず、図176(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物(可動部材)15が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、表示画面7aに隣接して配置されている。第2可動役物15は、特定の対象を表す特定対象表示部THを有し、上下方向等に移動可能に構成されている。特定対象表示部THは、「OARO」の文字を表している。特定対象表示部THは、「OARO」の各文字が発光するように構成されている。本実施形態では、特定対象表示部THの「OARO」の各文字が青色に発光している。特定対象表示部THの発光の色は何色でもよい。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、第2可動役物15の下方の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図176(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図176(C)に示すように、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた後ろの2文字「RO」が消え、前の2文字「OA」のみが発光した状態となる。また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える。そして、第2可動役物15が所定の演出(動作)を行う。具体的には、退避位置(ホームポジション)に位置している第2可動役物15(特定対象表示部TH)が右回転し、水平状態から傾く。
次に、図176(D)に示すように、第2可動役物15がさらに右回転して所定の角度で傾くと同時に、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「OA」の文字を模した文字画像である。「OA」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、第2可動役物15が傾くと同時に、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15が傾くと同時に、傾いた状態の第2可動役物15の位置から表示部画像HGが第2可動役物15の後ろ(裏側)から左斜め下方向に飛び出すように表示される。
次に、図176(E)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが左斜め下方向に、具体的には表示画面7aの左側下方の位置に向かって移動するように表示される。そして、表示部画像HGが表示画面7aの左側下方の位置に表示される。このとき、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15と同様の角度で傾いた状態で表示される。すなわち、第2可動役物15における特定対象表示部THの発光している「OA」の文字と表示部画像HGの「OA」の文字画像とが同様の角度で傾いた状態で平行に配置される。
次に、図176(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの「OA」の文字画像の表示が消える。そして、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う。具体的には、第2可動役物15が元の位置に戻るために左回転し、元の位置である退避位置(ホームポジション)に戻る。すなわち、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態から水平状態に戻る。
次に、図176(G)に示すように、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた前の2文字「OA」が消え、消えていた後ろの2文字「RO」が発光する。そして、第2可動役物15が所定の演出(動作)を行う。具体的には、退避位置(ホームポジション)に位置している第2可動役物15(特定対象表示部TH)が右回転し、水平状態から傾く。
次に、図176(H)に示すように、第2可動役物15がさらに右回転して所定の角度で傾くと同時に、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「RO」の文字を模した文字画像である。「RO」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、第2可動役物15が傾くと同時に、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15が傾くと同時に、傾いた状態の第2可動役物15の位置から表示部画像HGが第2可動役物15の後ろ(裏側)から左斜め下方向に飛び出すように表示される。
次に、図176(I)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが左斜め下方向に、具体的には表示画面7aの左側下方の位置に向かって移動するように表示される。そして、表示部画像HGが表示画面7aの左側下方の位置に表示される。このとき、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15と同様の角度で傾いた状態で表示される。すなわち、第2可動役物15における特定対象表示部THの発光している「RO」の文字と表示部画像HGの「RO」の文字画像とが同様の角度で傾いた状態で平行に配置される。
次に、図176(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの「RO」の文字画像の表示が消える。そして、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う。具体的には、第2可動役物15が元の位置に戻るために左回転し、元の位置である退避位置(ホームポジション)に戻る。すなわち、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態から水平状態に戻る。
[特定対象表示演出C]
図177は、特定対象表示演出Cを説明するための図である。特定対象表示演出Cでは、まず、図177(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物(可動部材)15が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、表示画面7aに隣接して配置されている。第2可動役物15は、特定の対象を表す特定対象表示部THを有し、上下方向等に移動可能に構成されている。特定対象表示部THは、「OARO」の文字を表している。特定対象表示部THは、「OARO」の各文字が発光するように構成されている。本実施形態では、特定対象表示部THの「OARO」の各文字が青色に発光している。特定対象表示部THの発光の色は何色でもよい。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、第2可動役物15の下方の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図177(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図177(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える。そして、第2可動役物15が所定の演出(動作)を行う。具体的には、退避位置(ホームポジション)に位置している第2可動役物15(特定対象表示部TH)が右回転し、水平状態から傾く。
次に、図177(D)に示すように、第2可動役物15がさらに右回転して所定の角度で傾くと同時に、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた前の2文字「OA」が消える。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「OA」の文字を模した文字画像である。「OA」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、第2可動役物15が傾くと同時に、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15が傾くと同時に、傾いた状態の第2可動役物15の位置から表示部画像HGが第2可動役物15の後ろ(裏側)から左斜め下方向に飛び出すように表示される。
次に、図177(E)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが左斜め下方向に、具体的には表示画面7aの左側下方の位置に向かって移動するように表示される。そして、表示部画像HGが表示画面7aの左側下方の位置に表示される。このとき、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15と同様の角度で傾いた状態で表示される。すなわち、第2可動役物15における特定対象表示部THの発光している「OA」の文字と表示部画像HGの「OA」の文字画像とが同様の角度で傾いた状態で平行に配置される。
次に、図177(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの「OA」の文字画像の表示が消える。そして、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う。具体的には、第2可動役物15が元の位置に戻るために左回転し、元の位置である退避位置(ホームポジション)に戻る。すなわち、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態から水平状態に戻る。
次に、図177(G)に示すように、第2可動役物15が所定の演出(動作)を行う。具体的には、退避位置(ホームポジション)に位置している第2可動役物15(特定対象表示部TH)が右回転し、水平状態から傾く。
次に、図177(H)に示すように、第2可動役物15がさらに右回転して所定の角度で傾くと同時に、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた後ろの2文字「RO」が消える。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「RO」の文字を模した文字画像である。「RO」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、第2可動役物15が傾くと同時に、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15が傾くと同時に、傾いた状態の第2可動役物15の位置から表示部画像HGが第2可動役物15の後ろ(裏側)から左斜め下方向に飛び出すように表示される。
次に、図177(I)に示すように、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが左斜め下方向に、具体的には表示画面7aの左側下方の位置に向かって移動するように表示される。そして、表示部画像HGが表示画面7aの左側下方の位置に表示される。このとき、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15と同様の角度で傾いた状態で表示される。すなわち、第2可動役物15における特定対象表示部THの発光している「RO」の文字と表示部画像HGの「RO」の文字画像とが同様の角度で傾いた状態で平行に配置される。
次に、図177(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの「RO」の文字画像の表示が消える。そして、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う。具体的には、第2可動役物15が元の位置に戻るために左回転し、元の位置である退避位置(ホームポジション)に戻る。すなわち、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態から水平状態に戻る。
[特定対象表示演出D]
図178は、特定対象表示演出Dを説明するための図である。特定対象表示演出Dでは、まず、図178(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物(可動部材)15が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、表示画面7aに隣接して配置されている。第2可動役物15は、特定の対象を表す特定対象表示部THを有し、上下方向等に移動可能に構成されている。特定対象表示部THは、「OARO」の文字を表している。特定対象表示部THは、「OARO」の各文字が発光するように構成されている。本実施形態では、特定対象表示部THの「OARO」の各文字が青色に発光するが、この段階では各文字は発光していない。特定対象表示部THの発光の色は何色でもよい。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、第2可動役物15の下方の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図178(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、変動している左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える。そして、第2可動役物15が所定の演出(発光)を行う。具体的には、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、前から二番目の文字「A」のみが青色に発光する。
次に、図178(C)に示すように、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた文字「A」の発光が消える。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「A」の文字を模した文字画像である。「A」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「A」の位置から表示部画像HG(「A」の文字を模した文字画像)が第2可動役物15の後ろ(裏側)から下方向に飛び出すように表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「A」の大きさよりもやや小さく表示される。
次に、図178(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが拡大しながら下方向に移動するように表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「A」の大きさと同様の大きさに表示される。
次に、図178(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGがさらに拡大しながら下方向に移動するように表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「A」の大きさよりもやや大きく表示される。
次に、図178(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの表示が消える。そして、第2可動役物15が所定の演出(発光)を行う。具体的には、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、前から三番目の文字「R」のみが青色に発光する。
次に、図178(G)に示すように、第2可動役物15の特定対象表示部THの「OARO」の文字のうち、発光していた文字「R」の発光が消える。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、第2可動役物15の特定対象表示部THを模した表示部画像HGが表示される。表示部画像HGは、特定対象表示部THの一部である「R」の文字を模した文字画像である。「R」の文字画像は青色であるが、何色であってもよい。また、発光する特定対象表示部THと同じ色であってもよいし、異なる色であってもよい。
本実施形態では、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。具体的には、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「R」の位置から表示部画像HG(「R」の文字を模した文字画像)が第2可動役物15の後ろ(裏側)から下方向に飛び出すように表示される。
次に、図178(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGが拡大しながら下方向に移動するように表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「R」の大きさと同様の大きさに表示される。
次に、図178(I)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGがさらに拡大しながら下方向に移動するように表示される。表示部画像HGは、第2可動役物15の特定対象表示部THの文字「R」の大きさよりもやや大きく表示される。
次に、図178(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、表示部画像HGの表示が消える。
[効果例]
以下に、特定対象表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図175~図178に示すように、特定の対象を表す特定対象表示部THが所定の演出を行う第1の演出と、特定対象表示部THの所定の演出に基づいて、特定対象表示部THの少なくとも一部を模した表示部画像HGが画像表示装置7の表示画面7a(表示手段)に表示される第2の演出と、を実行する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図175、図176に示すように、特定対象表示部THを含み、移動可能に構成された第2可動役物15(可動部材)が所定の動作を行い、第2の演出では、第2可動役物15の所定の動作に基づいて、表示部画像HGが表示画面7aに表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図175、図176に示すように、第2可動役物15は、表示画面7aに隣接して配置され、第1の演出では、第2可動役物15が所定の角度で傾く動作を行い、第2の演出では、第2可動役物15の動作に基づいて、表示部画像HGが第2可動役物15から表示画面7aへ移動するかのように表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図175、図176に示すように、第2の演出の後に、第2可動役物15が所定の角度で傾いた状態で、表示部画像HGが第2可動役物15と同様に傾いた状態で表示される第3の演出を実行する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図175、図176に示すように、第2の演出の後に、表示部画像HGが表示画面7aから第2可動役物15へ移動するかのように表示されると共に、所定の角度で傾いた第2可動役物15が元の位置に戻る動作を行う第4の演出を実行する。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図177、図178に示すように、第1の演出では、特定対象表示部THが発光し、第2の演出では、特定対象表示部THの発光に基づいて、表示部画像HGが表示画面7aに表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果7]
上記実施形態の遊技機1では、図177、図178に示すように、第2の演出では、特定対象表示部THの発光に基づいて、表示部画像HGが特定対象表示部THから表示画面7aへ移動するかのように、表示部画像HGが表示画面7aに表示される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、特定対象表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図175~図178において、第2可動役物15の特定対象表示部THの所定の演出(ここでは特定対象表示部THが動作する演出や発光する演出)に基づいて、表示部画像HGが表示画面7aに表示されるが、特定対象表示部THの所定の演出は、動作や発光に限られるものではなく、その他の様々な演出であってもよい。例えば、特定対象表示部THが変形する演出であったり、所定の方向に移動する演出であったり、発光が消える演出であったりしてもよい。
[変形例2]
図175~図178において、特定対象表示部THが可動部材(第2可動役物15)に設けられていたが、例えば、固定された部材に設けられていてもよいし、表示画面7aに表示されたものであってもよい。すなわち、特定の対象を表示するものであれば、どのような態様であってもよい。
[変形例3]
図178において、第2可動役物15の特定対象表示部THの発光に基づいて、表示部画像HGが表示画面7aに表示されるが、第2可動役物15の特定対象表示部THの点滅に基づいて表示部画像HGが表示画面7aに表示されてもよい。また、表示部画像HGも点滅するように表示と非表示とを繰り返すように表示されてもよい。
[変形例4]
図178において、第2可動役物15の特定対象表示部THの発光に基づいて、青色の表示部画像HGが表示画面7aに表示されるが、例えば、表示画面7aに表示される表示部画像HGの態様によって大当たりの期待度を示唆するようにしてもよい。例えば、表示画面7aに表示される表示部画像HGの色、大きさ、表示回数、点滅回数等によって大当たりの期待度を示唆するようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
特定の対象を表す特定対象表示部と、を備える遊技機であって、
前記特定対象表示部が所定の演出を行う第1の演出と、
前記特定対象表示部の前記所定の演出に基づいて、前記特定対象表示部の少なくとも一部を模した表示部画像が前記表示手段に表示される第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-2]
態様I1-1に記載の遊技機であって、
前記特定対象表示部を含み、移動可能に構成された可動部材をさらに備え、
前記第1の演出では、前記可動部材が所定の動作を行い、
前記第2の演出では、前記可動部材の前記所定の動作に基づいて、前記表示部画像が前記表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-3]
態様I1-2に記載の遊技機であって、
前記可動部材は、前記表示手段に隣接して配置され、
前記第1の演出では、前記可動部材が所定の角度で傾く動作を行い、
前記第2の演出では、前記可動部材の前記動作に基づいて、前記表示部画像が前記可動部材から前記表示手段へ移動するかのように表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-4]
態様I1-3に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後に、前記可動部材が所定の角度で傾いた状態で、前記表示部画像が前記可動部材と同様に傾いた状態で表示される第3の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-5]
態様I1-3または態様I1-4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出の後に、前記表示部画像が前記表示手段から前記可動部材へ移動するかのように表示されると共に、所定の角度で傾いた前記可動部材が元の位置に戻る動作を行う第4の演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-6]
態様I1-1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出では、前記特定対象表示部が発光し、
前記第2の演出では、前記特定対象表示部の発光に基づいて、前記表示部画像が前記表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-7]
態様I1-6に記載の遊技機であって、
前記第2の演出では、前記特定対象表示部の発光に基づいて、前記表示部画像が前記特定対象表示部から前記表示手段へ移動するかのように、前記表示部画像が前記表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図179~図182を用いて複数役物合体演出A~Dについて説明する。この複数役物合体演出は、装飾図柄の変動演出中等に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、複数役物合体演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動タイミング変化演出を実行する指示が含まれている場合に、第1可動役物14、第2可動役物15等を駆動させる。
[複数役物合体演出A]
図179は、複数役物合体演出Aを説明するための図である。複数役物合体演出Aでは、まず、図179(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、左側固定役物14L(固定部材)が表示画面7aの中央付近の位置に固定されており、全体が視認可能な状態である。また、図179(A)には図示されていないが、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、右側可動役物14R(第2の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。右側可動役物14Rは、退避位置において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。
また、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物15(第1の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、下部151(第1の部分)が視認可能な状態であり、後述する上部152(第2の部分)が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。すなわち、第2可動役物15は、退避位置において、その一部が視認可能(その一部が視認困難)に配置されている。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左側固定役物14Lの右側の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図179(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図179(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える(非表示となる)。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示を非表示とせずに、表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図179(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)から表示画面7aの中央付近に向かって左方向に移動する。また、第2可動役物15が進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が退避位置から表示画面7aの中央付近に向かって下方向に移動する。
次に、図179(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15とが合体する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体し、環状の装飾部材が形成される。また、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、第2可動役物15の下部151と上部152とが視認可能な状態となる。そして、第2可動役物15が左固定役物14L及び右側可動役物14Rの上方の一部を覆うような状態となる。すなわち、左固定役物14L及び右側可動役物14Rと第2可動役物15とが一部重なって組み合わされた状態となる。なお、ここでの合体とは、直接的に合体したり、間接的に合体したり、接触していないが近接した位置に配置されたり、組み合わさったりすることを含む。
次に、図179(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体して形成された環状の装飾部材の開口部に、顔画像14Gが表示される。これにより、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15と顔画像14Gとが組み合わされ、人の顔を含む特定の対象を表した状態となる。
次に、図179(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、顔画像14Gが消える(非表示となる)。そして、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが退避位置に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置から遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)に向かって右方向に移動する。また、第2可動役物15が退避位置に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置から退避位置に向かって上方向に移動する。
次に、図179(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14R及び第2可動役物15が退避位置に戻る。具体的には、右側可動役物14Rは、退避位置において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。また、第2可動役物15は、退避位置において、下部151が視認可能な状態であり、上部152が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。
[複数役物合体演出B]
図180は、複数役物合体演出Bを説明するための図である。複数役物合体演出Bでは、まず、図180(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、左側固定役物14L(固定部材)が表示画面7aの中央付近の位置に固定されており、全体が視認可能な状態である。また、図180(A)には図示されていないが、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、右側可動役物14R(第2の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。右側可動役物14Rは、退避位置(ホームポジション)において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。
また、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物15(第1の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、退避位置(ホームポジション)において、遊技盤2の上側部分に隠れることなく、その全体が視認可能に配置されている。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左側固定役物14Lの右側の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図180(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図180(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える(非表示となる)。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示を非表示とせずに、表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図180(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)から表示画面7aの中央付近に向かって左方向に移動する。また、第2可動役物15が進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が退避位置から表示画面7aの中央付近に向かって下方向に移動する。
次に、図180(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15とが合体する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体し、環状の装飾部材が形成される。また、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。そして、第2可動役物15が左固定役物14L及び右側可動役物14Rの上方の一部を覆うような状態となる。すなわち、左固定役物14L及び右側可動役物14Rと第2可動役物15とが一部重なって組み合わされた状態となる。なお、ここでの合体とは、直接的に合体したり、間接的に合体したり、接触していないが近接した位置に配置されたり、組み合わさったりすることを含む。
次に、図180(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体して形成された環状の装飾部材の開口部に、顔画像14Gが表示される。これにより、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15と顔画像14Gとが組み合わされ、人の顔を含む特定の対象を表した状態となる。
次に、図180(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、顔画像14Gが消える(非表示となる)。そして、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが退避位置に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置から遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)に向かって右方向に移動する。また、第2可動役物15が退避位置に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置から退避位置に向かって上方向に移動する。
次に、図180(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14R及び第2可動役物15が退避位置に戻る。具体的には、右側可動役物14Rは、退避位置において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。また、第2可動役物15は、退避位置において、遊技盤2の上側部分に隠れることなく、その全体が視認可能な状態で静止している。
[複数役物合体演出C]
図181は、複数役物合体演出Cを説明するための図である。複数役物合体演出Cでは、まず、図181(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、左側固定役物14L(固定部材)が表示画面7aの中央付近の位置に固定されており、全体が視認可能な状態である。また、図181(A)には図示されていないが、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、右側可動役物14R(第2の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。右側可動役物14Rは、退避位置(ホームポジション)において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。
また、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物15(第1の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、下部151(第1の部分)が視認困難な状態であり、後述する上部152(第2の部分)が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。すなわち、第2可動役物15は、退避位置(ホームポジション)において、その一部が視認可能(その一部が視認困難)に配置されている。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左側固定役物14Lの右側の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図181(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図181(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える(非表示となる)。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示を非表示とせずに、表示された状態でその後の演出が行われてもよい。そして、左側固定役物14L、右側可動役物14R及び第2可動役物15が合体する演出が行われることを示唆する示唆画像SGが表示される。具体的には、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15とを結ぶ稲妻のような画像である示唆画像SGが表示される。
次に、図181(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)から表示画面7aの中央付近に向かって左方向に移動する。また、第2可動役物15が進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が退避位置から表示画面7aの中央付近に向かって下方向に移動する。
次に、図181(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15とが合体する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体し、環状の装飾部材が形成される。また、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、第2可動役物15の下部151と上部152とが視認可能な状態となる。そして、第2可動役物15が左固定役物14L及び右側可動役物14Rの上方の一部を覆うような状態となる。すなわち、左固定役物14L及び右側可動役物14Rと第2可動役物15とが一部重なって組み合わされた状態となる。なお、ここでの合体とは、直接的に合体したり、間接的に合体したり、接触していないが近接した位置に配置されたり、組み合わさったりすることを含む。
次に、図181(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体して形成された環状の装飾部材の開口部に、顔画像14Gが表示される。これにより、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15と顔画像14Gとが組み合わされ、人の顔を含む特定の対象を表した状態となる。
次に、図181(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、顔画像14Gが消える(非表示となる)。そして、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが退避位置に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置から遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)に向かって右方向に移動する。また、第2可動役物15が退避位置に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置から退避位置に向かって上方向に移動する。
次に、図181(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14R及び第2可動役物15が退避位置に戻る。具体的には、右側可動役物14Rは、退避位置において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。また、第2可動役物15は、退避位置において、下部151が視認可能な状態であり、上部152が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。
[複数役物合体演出D]
図182は、複数役物合体演出Dを説明するための図である。複数役物合体演出Dでは、まず、図182(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、左側固定役物14L(固定部材)が表示画面7aの中央付近の位置に固定されており、全体が視認可能な状態である。また、図182(A)には図示されていないが、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第1可動役物14のうち、右側可動役物14R(第2の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。右側可動役物14Rは、退避位置(ホームポジション)において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。
また、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、第2可動役物15(第1の可動部材)が退避位置(ホームポジション)に位置している。第2可動役物15は、下部151(第1の部分)が視認困難な状態であり、後述する上部152(第2の部分)が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態である。すなわち、第2可動役物15は、退避位置(ホームポジション)において、その一部が視認可能(その一部が視認困難)に配置されている。
また、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが変動表示される。具体的には、左側固定役物14Lの右側の位置において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが上下方向に高速移動する変動態様で表示される。装飾図柄は、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの図柄画像を含み、これらの停止図柄の組合せによって当たりか否かを報知可能な一組の図柄である。
次に、図182(B)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rが停止表示位置に当たりの態様(当たり図柄「777」)で停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rは、水平方向に沿って並んで停止表示される。ここでの「水平方向に沿って並ぶ」とは、厳密に水平方向に並んでいるもののほか、概ね水平に並んでいるものも含まれる。すなわち、当業者が表示画面7aの左右方向に並んでいると認識可能なものはすべて水平方向に沿って並んでいるものに含まれる。
次に、図182(C)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示が消える(非表示となる)。なお、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C及び右装飾図柄8Rの表示を非表示とせずに、表示された状態でその後の演出が行われてもよい。
次に、図182(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)から表示画面7aの中央付近に向かって左方向に移動する。また、第2可動役物15が進出位置(展開ポジション)に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が退避位置から表示画面7aの中央付近に向かって下方向に移動する。
次に、図182(E)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15とが合体する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。そして、右側可動役物14Rが左固定役物14Lと所定の間隔を設けて配置される。また、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置に移動する。これにより、第2可動役物15の下部151と上部152とが視認可能な状態となる。そして、第2可動役物15が左固定役物14L及び右側可動役物14Rの上方の一部を覆うような状態となる。すなわち、左固定役物14L及び右側可動役物14Rと第2可動役物15とが一部重なって組み合わされた状態となる。なお、ここでの合体とは、直接的に合体したり、間接的に合体したり、接触していないが近接した位置に配置されたり、組み合わさったりすることを含む。
次に、図182(F)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、左側固定役物14Lの上端部及び下端部の後ろに隠れて配置されていた一対の可動部材14LPが右側可動役物14Rに向かって右方向に突出して移動する。なお、ここでは左側固定役物14Lの上端部の後ろに隠れて配置されている可動部材14LPの図示を省略している。
次に、図182(G)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、一対の可動部材14LPが突出し、左固定役物14Lと右側可動役物14Rと一対の可動部材14LPとによって、環状の装飾部材が形成される。そして、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、左固定役物14Lと右側可動役物14Rとが合体して形成された環状の装飾部材の開口部に、顔画像14Gが表示される。これにより、左側固定役物14Lと右側可動役物14Rと第2可動役物15と可動部材14LPと顔画像14Gとが組み合わされ、人の顔を含む特定の対象を表した状態となる。
次に、図182(H)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aにおいて、顔画像14Gが消える(非表示となる)。そして、一対の可動部材14LPがそれぞれ左側固定役物14Lの上端部及び下端部の後ろの位置に戻るように左方向に移動する。その後、図182(I)に示すように、一対の可動部材14LPがそれぞれ左側固定役物14Lの上端部及び下端部の後ろの位置に戻る。
次に、図182(J)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14Rが退避位置に向かって移動する。具体的には、右側可動役物14Rが表示画面7aの中央付近の進出位置から遊技盤2の右側部分の後ろの位置(退避位置)に向かって右方向に移動する。また、第2可動役物15が退避位置に向かって移動する。具体的には、第2可動役物15が表示画面7aの中央付近の進出位置から退避位置に向かって上方向に移動する。
そして、画像表示装置7の表示画面7aの前面において、右側可動役物14R及び第2可動役物15が退避位置に戻る。具体的には、右側可動役物14Rは、退避位置において、その全体が遊技盤2の右側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。また、第2可動役物15は、退避位置において、下部151が視認可能な状態であり、上部152が遊技盤2の上側部分の後ろに隠れて視認困難な状態となる。
[効果例]
以下に、複数役物合体演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図179~図182に示すように、全体が視認可能に配置された左側固定役物14L(固定部材)と、一部が視認可能に配置された第2可動役物15(第1の可動部材)と、全体が視認困難に配置された右側可動役物14R(第2の可動部材)と、を備える。そして、左側固定役物14Lと、画像表示装置7の表示画面7a(表示手段)の前方における所定の位置(進出位置)に移動した第2可動役物15と、画像表示装置7の表示画面7aの前方における所定の位置(進出)に移動した右側可動役物14Rと、が合体し、特定の対象を表す合体演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、図179、図181、図182に示すように、第2可動役物15は、視認可能に配置された下部151(第1の部分)と、視認困難に配置された上部152(第2の部分)と、を含む。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、図179、図181、図182に示すように、合体演出では、第2可動役物15が画像表示装置7の表示画面7aの前方における所定の位置(進出位置)に移動することにより、第2可動役物15の下部151及び上部152が視認可能に配置される。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、図181に示すように、合体演出の前に、左側固定役物14L、第2可動役物15及び右側可動役物14Rが合体する演出が行われることを示唆する合体示唆演出(本実施形態では示唆SGが表示される演出)をさらに実行可能である。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、図182に示すように、左側固定役物14Lによって視認困難に配置された可動部材14LP(第3の可動部材)をさらに備え、合体演出では、画像表示装置7の表示画面7aの前方における視認可能な位置に移動した可動部材14LPが、左側固定役物14L、第2可動役物15及び右側可動役物14Rと合体し、特定の対象の一部を表す。この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図179~図182に示すように、合体演出では、画像表示装置7の表示画面7aに、特定の対象の一部を表す顔画像14Gが表示される、この構成によれば、遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
[変形例]
以下に、複数役物合体演出の変形例を示す。
[変形例1]
図179~図182において、左側固定役物14Lと第2可動役物15と右側可動役物14Rとが合体し、特定の対象として人の顔を表したが、特定の対象とは、キャラクタや生物、物体に限定されず、文字、図形、記号等の抽象的なものや、何を表しているか不明な概念的なものも含まれる。すなわち、ここでの特定の対象とは、特定の対象が複数存在したときにその数が特定可能なあらゆる態様を含むものである。
[変形例2]
図179~図182において、第2可動役物15と右側可動役物14Rとが画像表示装置7の表示画面7aの中央付近における進出位置(展開ポジション)において左側固定役物14Lと合体したが、進出位置以外の位置で合体するようにしてもよい。
[変形例3]
図181において、左側固定役物14L、第2可動役物15及び右側可動役物14Rが合体する演出が行われることを示唆する合体示唆演出として、示唆画像SGを表示したが、合体示唆演出としては画像の表示以外でもよく、例えば、役物同士が動作をしたり、発光したりするような演出でもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I2-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、
全体が視認可能に配置された固定部材と、
少なくとも一部が視認可能に配置された第1の可動部材と、
全体が視認困難に配置された第2の可動部材と、を備える遊技機であって、
少なくとも、前記固定部材と、前記表示手段の前方における所定の位置に移動した前記第1の可動部材と、前記表示手段の前方における所定の位置に移動した前記第2の可動部材と、が合体し、特定の対象を表す合体演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-2]
態様I2-1に記載の遊技機であって、
前記第1の可動部材は、視認可能に配置された第1の部分と、視認困難に配置された第2の部分と、を含む、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-3]
態様I2-2に記載の遊技機であって、
前記合体演出では、前記第1の可動部材が前記表示手段の前方における所定の位置に移動することにより、前記第1の可動部材の前記第1の部分及び前記第2の部分が視認可能に配置される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-4]
態様I2-1から態様I2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記合体演出の前に、前記固定部材、前記第1の可動部材及び前記第2の可動部材が合体する演出が行われることを示唆する合体示唆演出をさらに実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-5]
態様I2-1から態様I2-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記固定部材によって視認困難に配置された第3の可動部材をさらに備え、
前記合体演出では、前記表示手段の前方における所定の位置に移動した前記第3の可動部材が、前記固定部材、前記第1の可動部材及び前記第2の可動部材と合体し、前記特定の対象の一部を表す、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I1-6]
態様I2-1から態様I2-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記合体演出では、前記表示手段に、前記特定の対象の一部を表す画像が表示される、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図183~図186を用いて当落告知あおり演出A~Dについて説明する。図183~図186において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される各種保留画像が図面の見易さから省略され、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄の図面も見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されているものがある。
この当落告知あおり演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行され得るものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、当落告知あおり演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、遊技盤2に備える第1可動役物14の左側可動役物14Lや右側可動役物14Rの位置および発光態様を変化させたりする。
ここでは、まず当落告知あおり演出Aについて説明し、当落告知あおり演出B、当落告知あおり演出C、そして当落告知あおり演出Dについて順番に説明する。
[当落告知あおり演出A]
まず、当落告知あおり演出Aについて図183を参照して説明する。図183は、当落告知あおり演出Aを説明するための図である。当落告知あおり演出Aは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当落告知あおり演出Aでは、まず、図183(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの上側中央には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えることがない。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されている。つまり、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が4個で青色数字「4」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図183(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
画像表示装置7の表示画面7aの右下側には、演出モードを選択することができる選択部SELが配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。ここでは、当落告知あおり演出Aが行われるまえに選択された演出モードが後述するBモードであったため、このBモードのテーマ画像(ここでは、「雲」を模したもの)が図示しないが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示された状態となっている。
なお、選択モードの選択を行うことができる期間は、装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの所定位置(例えば、左下側)に配置されて表示される期間であるものの、当落告知あおり演出Aが行われている状態においては、選択モードを全く選択することができないようになっている。つまり、当落告知あおり演出Aが行われると、当落告知あおり演出Aが行われるまえに選択された演出モードが当落告知あおり演出Aにおいても継続される状態となる。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
なお、当落告知あおり演出Aは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出である。これに対して、後述する当落告知あおり演出Bでは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出である。
図183(A)における装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合には、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される。なお、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在するか否かについては、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別される。
当たり示唆画像ASGは、まず、その正面側が遊技機1の前方へ向くように表示画面7aの中央部に大きく表示され、その後、当たり示唆画像ASGの左辺側および右辺側が、当たり示唆画像ASGの上辺および下辺のそれぞれの中点を通る直線を中心軸として、前後方向に繰り返し揺動してゆらゆら動く態様(以下、「当たり示唆画像ASGの揺動運動」という場合がある。)となる。このような当たり示唆画像ASGの揺動運動が突然停止されると、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う当たり確定演出が行われることとなる。この当たり確定演出は、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する演出である。このため、当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されると、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図183(B)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「2」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「3」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動により、当たり確定演出が行われて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図183(C)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動し、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動して第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が3個となり青色数字「3」へ変化し、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で引き続き赤色数字「0」となる。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続され、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図183(D)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「2」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「3」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「4」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動により、当たり確定演出が行われて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図183(E)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動して第3保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個となり青色数字「2」へ変化し、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で引き続き赤色数字「0」となる。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続され、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図183(F)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「3」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「4」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「5」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動により、当たり確定演出が行われて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図183(G)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動して第2保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が1個となり青色数字「1」へ変化し、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で引き続き赤色数字「0」となる。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、図183(H)に示すように、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生し、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この当たり確定演出が発生すると、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、第4保留表示位置9Ad、当該保留表示位置9Cdがすべて表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消える。また左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rも表示画面7aから消えるとともに、演出モードを選択することができる選択部SELが表示画面7aから消える。これに対して、表示画面7aの上側中央に設けられる図示しない小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域においては、小型の装飾図柄が表示画面7aから消えず、さらに、表示画面7aの左上側に設けられる第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が1個で青色数字「1」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」)も表示画面7aから消えない。
その後、当たり示唆画像ASGが表示画面7aから消え、図183(I)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
図183(I)において、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が1個で青色数字「1」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」)が図183(H)に引き続き表示されている。また、図183(I)において、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、第4保留表示位置9Ad、当該保留表示位置9Cdがすべて消えた状態が図183(H)に引き続き維持されているとともに、第1保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも消えた状態が図183(H)に引き続き維持されている。また、図183(I)において、演出モードを選択することができる選択部SELが消えた状態が図183(H)に引き続き維持されている。
このように、保留アイコン9Aの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に表示され、当たり示唆画像ASGの揺動運動が繰り返し行われるようになっている。これにより、当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、当たり(大当たりや小当たり)の期待度が最も低い白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示されている状態であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されると、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができる。
また、当落告知あおり演出Aは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出であるため、3つの演出モード(複数の演出モード)において当たり示唆画像ASGの揺動運動という表示態様が共通表示態様となっている。これに対して、後述する当落告知あおり演出Bは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出であるため、1つの演出モード(単一の演出モード)において後述する当たり示唆画像ASGの膨張運動という表示態様が共通表示態様と異なる専用表示態様となっている。
[当落告知あおり演出B]
次に、当落告知あおり演出Bについて図184を参照して説明する。図184は、当落告知あおり演出Bを説明するための図である。当落告知あおり演出Bは、装飾図柄の変動演出中に行われるものである。
当落告知あおり演出Bでは、まず、図184(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
表示画面7aの上側中央には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えることがない。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に非表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されている。つまり、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bのほかに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が4個で青色数字「4」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図184(A)における装飾図柄の変動開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
画像表示装置7の表示画面7aの右下側には、演出モードを選択することができる選択部SELが配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。ここでは、当落告知あおり演出Aが行われるまえに選択された演出モードが後述するAモードであったため、このAモードのテーマ画像(ここでは、「太陽」を模したもの)が図示しないが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示された状態となっている。
なお、選択モードの選択を行うことができる期間は、装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの所定位置(例えば、左下側)に配置されて表示される期間であるものの、当落告知あおり演出Bが行われている状態においては、選択モードを全く選択することができないようになっている。つまり、当落告知あおり演出Bが行われると、当落告知あおり演出Bが行われるまえに選択された演出モードが当落告知あおり演出Bにおいても継続される状態となる。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
なお、当落告知あおり演出Bは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出である。これに対して、上述した当落告知あおり演出Aでは、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出である。
図184(A)における装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合には、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される。なお、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在するか否かについては、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別される。
当たり示唆画像ASGは、まず、その正面側が遊技機1の前方へ向くように表示画面7aの中央部に大きく表示され、その後、当該変動中において当たり示唆画像ASGが膨張して元の大きさへ戻る動作を繰り返し行う態様(以下、「当たり示唆画像ASGの膨張運動」という場合がある。)となる。このような当たり示唆画像ASGの膨張運動が突然停止されると、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う当たり確定演出が行われることとなる。この当たり確定演出は、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する演出である。このため、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されると、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図184(B)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「2」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「3」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGが表示されているため、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始され、その後に当たり確定演出が行われることにより左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図184(C)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動し、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動して第4保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が3個となり青色数字「3」へ変化し、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で引き続き赤色数字「0」となる。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始された状態においても、当たり示唆画像ASGの表示が継続される。
当該変動中において、図184(D)に示すように、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始される。これにより、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図184(E)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「2」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「3」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「4」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示されるまでに当たり示唆画像ASGの膨張運動が終了して当たり示唆画像ASGの元の大きさへ戻っている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGが表示されているため、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始され、その後に当たり確定演出が行われることにより左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図184(F)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動して第3保留表示位置9Adに保留アイコン9Aが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個となり青色数字「2」へ変化し、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で引き続き赤色数字「0」となる。
図184(F)において第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、図184(F)~図184(H)に亘って、当たり示唆画像ASGの膨張運動が行われる。これにより、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図184(I)に示すように、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生し、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この当たり確定演出が発生すると、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、第4保留表示位置9Ad、当該保留表示位置9Cdがすべて表示画面7aから消えるとともに、第2保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、第1保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消える。また左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rも表示画面7aから消えるとともに、演出モードを選択することができる選択部SELが表示画面7aから消える。これに対して、表示画面7aの上側中央に設けられる図示しない小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域においては、小型の装飾図柄が表示画面7aから消えず、さらに、表示画面7aの左上側に設けられる第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」)も表示画面7aから消えない。
その後、当たり示唆画像ASGが表示画面7aから消え、図184(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
図184(J)において、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が2個で青色数字「2」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留がゼロ個で赤色数字「0」)が図184(I)に引き続き表示されている。また、図184(J)において、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、第4保留表示位置9Ad、当該保留表示位置9Cdがすべて消えた状態が図184(I)に引き続き維持されているとともに、第2保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、第1保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9A、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも消えた状態が図184(I)に引き続き維持されている。また、図184(J)において、演出モードを選択することができる選択部SELが消えた状態が図184(I)に引き続き維持されている。
なお、Aモードにおいては、図184(A)において装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合がある。この場合には、装飾図柄が変動中に、演出ボタン63を模した演出ボタン画像が表示画面7aに全く表示されず、かつ、「演出ボタンを操作してください」というアナウンスもスピーカ67から全く流れずに、つまり演出ボタン63の操作(押圧操作)を促す演出が全く行われないにもかかわらず、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)して、所定回数に到達すると、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示されるとともに、キャラクタが表示画面7aの中央部に大きく表示される「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われる。言い換えると、「演出ボタンによる当たり確定演出」は、演出ボタン63の操作(押圧操作)を促す演出が全く行われない状態において、演出ボタン63の操作(押下操作)回数が所定回数に到達すると、いわゆる「隠れコマンド」が発生して行うことができるようになっている。この「演出ボタンによる当たり確定演出」では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
「所定回数」としては、1回、3回、5回、7回、9回、11回、13回、15回、17回、19回、21回、23回があり、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって設定されるようになっている。つまり、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)した回数が23回に到達しても「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われないときには、はずれとなる。例えば、第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adにおいてそれぞれ保留アイコン9Aが表示されている場合に、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9A(当落情報が、はずれとなっている。)が当該保留アイコン9Cとなった場合には、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)したとしても、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われず、はずれとなるのに対して、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9A(当落情報が、当たり(大当たりや小当たり)となっている。)が当該保留アイコン9Cとなった場合には、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって17回に設定され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)した回数が17回に到達すると、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われ、当たり(大当たりや小当たり)となる。
「演出ボタンによる当たり確定演出」は、Aモードが選択されたときにのみ行われる専用演出であり、図184(A)において装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合のほかに、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aを当該保留アイコン9Cとして消化し、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球した場合に行われる場合がある。
言い換えると、Aモードにおいては、図184(A)において装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合には、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われるのに対して、図184(A)における装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であって、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される場合には、遊技者が演出ボタン63をいつら操作(押下操作)しても、「演出ボタンによる当たり確定演出」が阻止されて当落告知あおり演出Bを進行するようになっている。
また、Cモードにおいては、図184(A)において装飾図柄が変動開始され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aに当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合に、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに表示される場合や全く表示されない場合であっても、図示しないが、装飾図柄が変動中に、演出ボタン63を模した演出ボタン画像が表示画面7aに表示されるという演出ボタン63の操作(押下操作)を促す演出が行われる。この点でAモードと相違している。遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示されるとともに、キャラクタが表示画面7aの中央部に大きく表示される「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われる場合がある。この「演出ボタンによる当たり確定演出」では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
このように、保留アイコン9Aの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に表示され、当たり示唆画像ASGの膨張運動が繰り返し行われるようになっている。これにより、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、当たり(大当たりや小当たり)の期待度が最も低い白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示されている状態であっても、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されると、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができる。
また、図183に示した当落告知あおり演出Aは、上述したように、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出であるため、3つの演出モード(複数の演出モード)において当たり示唆画像ASGの揺動運動という表示態様が共通表示態様となっている。これに対して、当落告知あおり演出Bは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出であるため、1つの演出モード(単一の演出モード)において当たり示唆画像ASGの膨張運動という表示態様が共通表示態様と異なる専用表示態様となっている。
[当落告知あおり演出C]
次に、当落告知あおり演出Cについて図185を参照して説明する。図185は、当落告知あおり演出Cを説明するための図である。
当落告知あおり演出Cでは、まず、図185(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、大当たり演出(大当たり遊技)における各ラウンド遊技の演出を行ってすべて終了することにより遊技演出期間の終期となり、これに伴い、報知期間の始期となると、右打ちを継続するために「右打ち継続」というメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個で赤色数字「4」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図185(A)における表示開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図185(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、ここでは、上述したように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で数字「0」であり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個であるため、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合には、図185(B)に示すように、表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが表示画面7aに表示され、続いて、図185(C)に示すように、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される。当たり示唆画像ASGは、その正面側が遊技機1の前方へ向くように表示画面7aの中央部に大きく表示される。なお、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在するか否かについては、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別される。
なお、特定期間において、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在していない場合には、図185(B)に示した閃光画像FHが表示画面7aに表示されず、さらに、図185(C)に示した当たり示唆画像ASGが表示画面7aに表示されない。この場合(つまり、特定期間において、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在していない場合には)、当落告知あおり演出Cが行われず、装飾図柄の変動が開始されることとなる。
その後、特定期間の終期となると、図185(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
図185(D)において装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始されると、これに伴い、図185(C)において表示画面7aの中央部に大きく表示されていた当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示される。この表示画面7aの左下側の矩形領域の大きさは、当該保留表示位置9Cdに表示される白い球状の当該保留アイコン9Cの大きさと比べて大きく、左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rのそれぞれぞれの大きさと比べて小さい。このとき、表示画面7aの左下側の矩形領域内において、当たり示唆画像ASGの左辺側および右辺側が、当たり示唆画像ASGの上辺および下辺のそれぞれの中点を通る直線を中心軸として、前後方向に繰り返し揺動してゆらゆら動く態様(以下、「当たり示唆画像ASGの揺動運動」という場合がある。)となる。このような当たり示唆画像ASGの揺動運動が突然停止されると、当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動する。そして、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う当たり確定演出が行われることとなる。この当たり確定演出は、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する演出である。このため、当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されると、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
表示画面7aの上側中央には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えることがない。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第2特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの右側における表示画面7aの領域には、第2特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Bd(矩形画像の上)に保留アイコン9Bがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Bをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Bdは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの右辺へ向かって、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、そして第4保留表示位置9Bdという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Bの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第3保留表示位置9Bdへ移動する場合、第3保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第2保留表示位置9Bdへ移動する場合、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Bの大きさは移動直前の保留アイコン9Bの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bdおよび第3保留表示位置9Bdには、白い球状の保留アイコン9Bがそれぞれ表示され、第4保留表示位置9Bdには保留アイコン9Bが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9B,9B,9Bが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bに加えて、上述したように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が引き続きゼロ個であり青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が3個となり赤色数字「3」へ変化する。
ここで、保留アイコン9Bおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図185(D)において装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始されると、画像表示装置7の表示画面7aの右上側には、演出モードを選択することができる選択部SELが配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。ここでは、当落告知あおり演出Cが行われるまえ、つまり大当たり演出(大当たり遊技)となるまえにおける装飾図柄の変動中において選択された演出モードが後述するBモードであったため、このBモードのテーマ画像(ここでは、「雲」を模したもの)が図示しないが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示された状態となっている。
なお、選択モードの選択を行うことができる期間は、装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの所定位置(例えば、右下側)に配置されて表示される期間であるものの、当落告知あおり演出Cが行われている状態においては、選択モードを全く選択することができないようになっている。つまり、当落告知あおり演出Cが行われると、当落告知あおり演出Cが行われるまえ、つまり大当たり演出(大当たり遊技)となるまえにおける装飾図柄の変動中において選択された演出モードが当落告知あおり演出Cにおいても継続される状態となる。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
なお、当落告知あおり演出Cは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出である。これに対して、後述する当落告知あおり演出Dでは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出である。
その後、図185(E)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「2」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「3」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動により、当たり確定演出が行われて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図185(F)に示すように、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動し、第3保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第2保留表示位置9Bdへ移動して第3保留表示位置9Bdに保留アイコン9Bが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で引き続き青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が2ロ個となり赤色数字「2」へ変化する。
第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続され、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図185(G)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「2」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「3」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「4」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動により、当たり確定演出が行われて左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図185(H)に示すように、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動して第2保留表示位置9Bdに保留アイコン9Bが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で引き続き青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個となり赤色数字「1」へ変化する。
第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始された状態においても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が継続され、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、図185(I)に示すように、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生し、当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動する。そして、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この当たり確定演出が発生すると、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、第4保留表示位置9Bd、当該保留表示位置9Cdがすべて表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Bdに表示されていた保留アイコン9B、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消える。また左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rも表示画面7aから消えるとともに、演出モードを選択することができる選択部SELが表示画面7aから消える。これに対して、表示画面7aの上側中央に設けられる図示しない小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域においては、小型の装飾図柄が表示画面7aから消えず、さらに、表示画面7aの左上側に設けられる第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個で赤色数字「1」)も表示画面7aから消えない。
その後、当たり示唆画像ASGが表示画面7aから消え、図185(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
図185(J)において、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個で赤色数字「1」)が図185(I)に引き続き表示されている。また、図185(J)において、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、第4保留表示位置9Bd、当該保留表示位置9Cdがすべて消えた状態が図185(I)に引き続き維持されているとともに、第1保留表示位置9Bdに表示されていた保留アイコン9B、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消えた状態が図185(I)に引き続き維持されている。また、図185(J)において、演出モードを選択することができる選択部SELが消えた状態が図185(I)に引き続き維持されている。
このように、保留アイコン9Bの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に表示されてから表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示され、当たり示唆画像ASGの揺動運動が繰り返し行われるようになっている。これにより、表示画面7aの左下側の矩形領域内において当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bdおよび第4保留表示位置9Bdには、当たり(大当たりや小当たり)の期待度が最も低い白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示されている状態であっても、当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されると、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができる。
また、当落告知あおり演出Cは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出であるため、3つの演出モード(複数の演出モード)において当たり示唆画像ASGの揺動運動という表示態様が共通表示態様となっている。これに対して、後述する当落告知あおり演出Dは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出であるため、1つの演出モード(単一の演出モード)において後述する当たり示唆画像ASGの膨張運動という表示態様が共通表示態様と異なる専用表示態様となっている。
[当落告知あおり演出D]
次に、当落告知あおり演出Dについて図186を参照して説明する。図186は、当落告知あおり演出Dを説明するための図である。
当落告知あおり演出Dでは、まず、図186(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、大当たり演出(大当たり遊技)における各ラウンド遊技の演出を行ってすべて終了することにより遊技演出期間の終期となり、これに伴い、報知期間の始期となると、右打ちを継続するために「右打ち継続」というメッセージMGが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。また、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」を左側、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個で赤色数字「4」を右側に互いに離間した状態で表示画面7aの左上側に配置されて表示される。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、図186(A)における表示開始後において、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球しない場合を前提とする。
図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、ここでは、上述したように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で数字「0」であり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が4個であるため、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合には、図186(B)に示すように、表示画面7aの中央から四方八方へ光が放出される閃光画像FHが表示画面7aに表示され、続いて、図186(C)に示すように、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される。当たり示唆画像ASGは、その正面側が遊技機1の前方へ向くように表示画面7aの中央部に大きく表示される。なお、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在するか否かについては、事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果、(大当たりの場合には大当たり種別事前判定結果)、および、変動パターン事前判定結果に基づいて判別される。
なお、特定期間において、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在しない場合には、図186(B)に示した閃光画像FHが表示画面7aに表示されず、さらに、図186(C)に示した当たり示唆画像ASGが表示画面7aに表示されない。この場合(つまり、特定期間において、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在しない場合には)、当落告知あおり演出Dが行われず、装飾図柄の変動が開始されることとなる。
その後、特定期間の終期となると、図186(D)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
図186(D)において装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始されると、これに伴い、図186(C)において表示画面7aの中央部に大きく表示されていた当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示される。この表示画面7aの左下側の矩形領域の大きさは、当該保留表示位置9Cdに表示される白い球状の当該保留アイコン9Cの大きさと比べて大きく、左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rのそれぞれぞれの大きさと比べて小さい。このとき、当たり示唆画像ASGは、まず、表示画面7aの左下側の矩形領域内において、その正面側が遊技機1の前方へ向くように表示され、その後、当該変動中において当たり示唆画像ASGが膨張して元の大きさへ戻る動作を繰り返し行う態様(以下、「当たり示唆画像ASGの膨張運動」という場合がある。)となる。このような当たり示唆画像ASGの膨張運動が突然停止されると、当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動する。そして、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う当たり確定演出が行われることとなる。この当たり確定演出は、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する演出である。このため、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されると、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
表示画面7aの上側中央には、図示しないが、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域が設けられている。小型の装飾図柄は、常に不透明な状態となっており、変動開始されても半透明な状態となることがなく、さらに表示画面7aから消えることがない。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが変動表示開始されると、これに伴い、サブ変動領域において、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄が変動表示され、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示されると同時に、それぞれ対応する小型の装飾図柄もすべて停止表示される。左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rのうちいずれかまたは複数が仮停止表示した状態(例えば、左装飾図柄8Lと右装飾図柄8Rとが同一の図柄で仮停止表示してリーチが形成された状態)でも、それぞれ対応する小型の装飾図柄(例えば、左装飾図柄8Lが仮停止表示されても左装飾図柄8Lと対応する小型の装飾図柄、右装飾図柄8Rが仮停止表示されても右装飾図柄8Rと対応する小型の装飾図柄)はすべて変動表示された状態が継続される。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃わずにはずれとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄を、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄としてもよいし、全く異なる図柄としてもよい。また、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがすべて停止表示された状態であって、同一の図柄に揃って大当たりとなった場合には、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rとそれぞれ対応する小型の装飾図柄の各図柄が左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rの各図柄と同一の図柄に揃う。
第2特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示とされている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの右側における表示画面7aの領域には、第2特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Bd(矩形画像の上)に保留アイコン9Bがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Bをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Bdは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの右辺へ向かって、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、そして第4保留表示位置9Bdという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Bの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第3保留表示位置9Bdへ移動する場合、第3保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第2保留表示位置9Bdへ移動する場合、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Bの大きさは移動直前の保留アイコン9Bの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bdおよび第3保留表示位置9Bdには、白い球状の保留アイコン9Bがそれぞれ表示され、第4保留表示位置9Bdには保留アイコン9Bが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9B,9B,9Bが消化されずにストックされた状態となっている。
また、装飾図柄の変動表示において画像表示装置7の表示画面7aの下側に表示されていた、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留に対応する保留アイコン9A、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留に対応する保留アイコン9Bに加えて、上述したように、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGとして画像表示装置7の表示画面7aの左上側に配置されて表示される。ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留が引き続きゼロ個であり青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が3個となり赤色数字「3」へ変化する。
ここで、保留アイコン9Bおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図186(D)において装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始されると、画像表示装置7の表示画面7aの右上側には、演出モードを選択することができる選択部SELが配置されて表示される。選択部SELでは、Aモード、Bモード、Cモード、Dモードから構成される演出モードがリールが回転される態様で表示され、演出ボタン63が操作(押下操作)されるごとに、リールが回転することで特定領域に到達した演出モードが他の演出モードと比べて大きく表示される。この特定領域に位置する演出モードが選択される演出モードとなる。ここでは、当落告知あおり演出Dが行われるまえ、つまり大当たり演出(大当たり遊技)となるまえにおける装飾図柄の変動中において選択された演出モードが後述するAモードであったため、このAモードのテーマ画像(ここでは、「太陽」を模したもの)が図示しないが画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示された状態となっている。
なお、選択モードの選択を行うことができる期間は、装飾図柄の変動開始に伴い、演出ボタン63を操作(押下操作)により演出モードを変更することができる旨を伝える「演出ボタンでモード変更」というメッセージが所定の期間(例えば、3秒間)だけ画像表示装置7の表示画面7aの所定位置(例えば、右下側)に配置されて表示される期間であるものの、当落告知あおり演出Dが行われている状態においては、選択モードを全く選択することができないようになっている。つまり、当落告知あおり演出Dが行われると、当落告知あおり演出Dが行われるまえ、つまり大当たり演出(大当たり遊技)となるまえにおける装飾図柄の変動中において選択された演出モードが当落告知あおり演出Dにおいても継続される状態となる。
ここで、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードについて簡単に説明する。
Aモードでは、「太陽」をテーマとした演出を進行するものであり、「太陽」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にAモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するAモードが下方へ向かうことでAモードの下方に配置されるDモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Aモードの上方に配置されるBモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Bモードでは、「雲」をテーマとした演出を進行するものであり、「雲」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にBモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するBモードが下方へ向かうことでBモードの下方に配置されるAモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Bモードの上方に配置されるCモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Cモードでは、「雨」をテーマとした演出を進行するものであり、「雨」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にCモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するCモードが下方へ向かうことでCモードの下方に配置されるBモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Cモードの上方に配置されるDモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示される。
Dモードでは、「雪」をテーマとした演出を進行するものであり、「雪」を模したテーマ画像が画像表示装置7の表示画面7aに大きく表示される。選択部SELの特定領域にDモードが位置している状態において、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、選択部SELの特定領域に位置するDモードが下方へ向かうことでDモードの下方に配置されるCモードが下方から上方へ向かってリールが回転する態様で表示されるとともに、Dモードの上方に配置されるAモードが上方から特定領域へ向かってリールが回転する態様で表示され、Aモードが再び特定領域に位置する表示態様となる。
なお、当落告知あおり演出Dでは、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出である。これに対して、上述した当落告知あおり演出Cでは、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出である。
その後、図186(E)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「1」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「2」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「3」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示された状態においても、当たり示唆画像ASGの膨張運動が継続されている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGが表示されているため、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始され、その後に当たり確定演出が行われることにより左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図186(F)に示すように、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動し、第3保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第2保留表示位置9Bdへ移動して第3保留表示位置9Bdに保留アイコン9Bが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で引き続き青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が2ロ個となり赤色数字「2」へ変化する。
第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、当たり示唆画像ASGの膨張運動が行われる。これにより、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
その後、図186(G)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「2」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「3」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「4」で表示されることにより、はずれとなる。なお、装飾図柄が停止表示されるまでに当たり示唆画像ASGの膨張運動が終了して当たり示唆画像ASGの元の大きさへ戻っている。これにより、装飾図柄が停止表示されてはずれが確定している場合であっても、当たり示唆画像ASGが表示されているため、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始され、その後に当たり確定演出が行われることにより左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rが同一の図柄で揃って当たり(大当たりや小当たり)となる演出が展開されるかもしれないという期待感を遊技者にあおることができる。
続いて、図186(H)に示すように、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが第1保留表示位置9Bdへ移動して第2保留表示位置9Bdに保留アイコン9Bが消える状態となる。さらに、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMGは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で引き続き青色数字「0」となり、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個となり赤色数字「1」へ変化する。
第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9Bが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、当たり示唆画像ASGの膨張運動が行われる。これにより、当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができるようになっている。
第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり装飾図柄の変動表示が開始されると、図186(I)に示すように、当該変動中において、当たり確定演出が突然発生し、当たり示唆画像ASGが表示画面7aの左下側の矩形領域から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動する。そして、当たり示唆画像ASGが閃光を発しながら表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この当たり確定演出が発生すると、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、第4保留表示位置9Bd、当該保留表示位置9Cdがすべて表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Bdに表示されていた保留アイコン9B、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消える。また左装飾図柄8L、中装飾図柄8Cおよび右装飾図柄8Rも表示画面7aから消えるとともに、演出モードを選択することができる選択部SELが表示画面7aから消える。これに対して、表示画面7aの上側中央に設けられる図示しない小型の装飾図柄が変動表示されるサブ変動領域においては、小型の装飾図柄が表示画面7aから消えず、さらに、表示画面7aの左上側に設けられる第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個で赤色数字「1」)も表示画面7aから消えない。
その後、当たり示唆画像ASGが表示画面7aから消え、図186(J)に示すように、左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rがそれぞれ自身の変動表示領域内において、表示画面7aの左辺の中点と右辺の中点とを結ぶ線(左右方向の中心線)状に並んで停止表示される。ここでは、左装飾図柄8Lが数字「7」で停止表示され、中装飾図柄8Cが数字「7」で停止表示され、右装飾図柄8Rが数字「7」で表示されることにより、同一の図柄で停止表示されて当たり(大当たりや小当たり)となり、その後、当たり遊技(大当たり遊技や小当たり遊技)による演出(大当たり演出や小当たり演出)が開始されることとなる。
図186(J)において、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留と第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留とをそれぞれ数字HMG(ここでは、第1始動口20への遊技球の入球に基づく第1特図保留がゼロ個で青色数字「0」、第2始動口21への遊技球の入球に基づく第2特図保留が1個で赤色数字「1」)が図186(I)に引き続き表示されている。また、図186(J)において、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bd、第4保留表示位置9Bd、当該保留表示位置9Cdがすべて消えた状態が図186(I)に引き続き維持されているとともに、第1保留表示位置9Bdに表示されていた保留アイコン9B、当該保留表示位置9Cdに表示されていた当該保留アイコン9Cも表示画面7aから消えた状態が図186(I)に引き続き維持されている。また、図186(J)において、演出モードを選択することができる選択部SELが消えた状態が図186(I)に引き続き維持されている。
なお、Aモードにおいては、図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合がある。この場合には、装飾図柄が変動中に、演出ボタン63を模した演出ボタン画像が表示画面7aに全く表示されず、かつ、「演出ボタンを操作してください」というアナウンスもスピーカ67から全く流れずに、つまり演出ボタン63の操作(押圧操作)を促す演出が全く行われないにもかかわらず、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)して、所定回数に到達すると、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示されるとともに、キャラクタが表示画面7aの中央部に大きく表示される「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われる。言い換えると、「演出ボタンによる当たり確定演出」は、演出ボタン63の操作(押圧操作)を促す演出が全く行われない状態において、演出ボタン63の操作(押下操作)回数が所定回数に到達すると、いわゆる「隠れコマンド」が発生して行うことができるようになっている。この「演出ボタンによる当たり確定演出」では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
「所定回数」としては、1回、3回、5回、7回、9回、11回、13回、15回、17回、19回、21回、23回があり、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって設定されるようになっている。つまり、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)した回数が23回に到達しても「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われないときには、はずれとなる。例えば、第1保留表示位置9Bd~第4保留表示位置9Bdにおいてそれぞれ保留アイコン9Bが表示されている場合に、第1保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9B(当落情報が、はずれとなっている。)が当該保留アイコン9Cとなった場合には、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)したとしても、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われず、はずれとなるのに対して、第3保留表示位置9Bdに表示されている保留アイコン9B(当落情報が、当たり(大当たりや小当たり)となっている。)が当該保留アイコン9Cとなった場合には、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)における抽選によって17回に設定され、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)した回数が17回に到達すると、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われ、当たり(大当たりや小当たり)となる。
「演出ボタンによる当たり確定演出」は、Aモードが選択されたときにのみ行われる専用演出であり、図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合のほかに、4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)を当該保留アイコン9Cとして消化し、第1始動口20および第2始動口21へ遊技球が入球した場合に行われる場合がある。
言い換えると、Aモードにおいては、図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であっても、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに全く表示されない場合には、遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われるのに対して、図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合であって、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に大きく表示される場合には、遊技者が演出ボタン63をいつら操作(押下操作)しても、「演出ボタンによる当たり確定演出」が阻止されて当落告知あおり演出Dを進行するようになっている。
また、Cモードにおいては、図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合に、当たり(大当たりや小当たり)の存在を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASGが表示画面7aに表示される場合や全く表示されない場合であっても、図示しないが、装飾図柄が変動中に、演出ボタン63を模した演出ボタン画像が表示画面7aに表示されるという演出ボタン63の操作(押下操作)を促す演出が行われる。この点でAモードと相違している。遊技者が演出ボタン63を操作(押下操作)すると、背景画像として七色を有する画像(いわゆる、「レインボー画像」)が表示画面7aに表示されるとともに、キャラクタが表示画面7aの中央部に大きく表示される「演出ボタンによる当たり確定演出」が行われる場合がある。この「演出ボタンによる当たり確定演出」では、その後、当たり(大当たりや小当たり)が発生することを遊技者に告知する演出である。レインボー画像は、特定画像であり、当たり確定を告知する背景画像である。
このように、保留アイコン9Bの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASGが表示画面7aの中央部に表示されてから表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示され、当たり示唆画像ASGの膨張運動が繰り返し行われるようになっている。これにより、表示画面7aの左下側の矩形領域内において当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、第1保留表示位置9Bd、第2保留表示位置9Bd、第3保留表示位置9Bdおよび第4保留表示位置9Bdには、当たり(大当たりや小当たり)の期待度が最も低い白い球状の保留アイコンがそれぞれ表示されている状態であっても、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されると、当該変動終了後に当たり(大当たりや小当たり)が発生する旨を遊技者に告知する当たり確定演出が突然発生することができるようになっているため、当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができる。
また、図185に示した当落告知あおり演出Cは、上述したように、演出モードを構成するAモード、Bモード、Cモード、Dモードのうち、Aモードを除く、Bモード、CモードおよびDモードという3つの演出モード(複数の演出モード)において共通に行われる演出であるため、3つの演出モード(複数の演出モード)において当たり示唆画像ASGの揺動運動という表示態様が共通表示態様となっている。これに対して、当落告知あおり演出Dは、Aモードのみという1つの演出モード(単一の演出モード)においてのみ行われる演出であるため、1つの演出モード(単一の演出モード)において当たり示唆画像ASGの膨張運動という表示態様が共通表示態様と異なる専用表示態様となっている。
[効果例]
以下に、当落告知あおり演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、当落告知あおり演出Aの図183(A)~図183(I)に示すように、複数種類の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、保留アイコン9Aの当落情報(事前判定コマンド)に当たりの存在(当たりが含まれていること)を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASG(当落画像)を画像表示装置7の表示画面7aの中央部(表示手段の所定位置)に表示する第1の演出と、第1の演出の後に、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様を繰り返し可変する(当たり示唆画像ASGの揺動運動を開始)する第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、保留アイコン9Aの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASG(当落画像)が画像表示装置7の表示画面7aの中央部に表示され、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が繰り返し可変される。これにより、画像表示装置7の表示画面7aの中央部において当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
図184の当落告知あおり演出Bでは、保留アイコン9Aの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASG(当落画像)が画像表示装置7の表示画面7aの中央部に表示され、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が繰り返し可変される。これにより、当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
図185の当落告知あおり演出Cでは、複数種類の画像を表示可能な画像表示装置7(表示手段)を備え、保留アイコン9Bの当落情報(事前判定コマンド)に当たりの存在(当たりが含まれていること)を示唆する立体的なW字形状を有する当たり示唆画像ASG(当落画像)を、画像表示装置7の表示画面7aの中央部に表示してから画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく(表示手段の所定位置に)表示する第1の演出と、第1の演出の後に、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様を繰り返し可変する(当たり示唆画像ASGの揺動運動を開始)する第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、保留アイコン9Bの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASG(当落画像)が画像表示装置7の表示画面7aの中央部に表示されてから画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示され、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が繰り返し可変される。これにより、画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域内において当たり示唆画像ASGの揺動運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
図186の当落告知あおり演出Dでは、保留アイコン9Bの当落情報に当たりの存在を示唆する当たり示唆画像ASG(当落画像)が画像表示装置7の表示画面7aの中央部に表示されてから画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域内に小さく表示され、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が繰り返し可変される。これにより、画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域内において当たり示唆画像ASGの膨張運動が開始されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図183の当落告知あおり演出Aおよび図184の当落告知あおり演出Bにおいて、遊技者が操作可能な演出ボタン63(操作手段)を備え、演出ボタン63(操作手段)の操作(押下操作)により複数種類の演出モード(Aモード、Bモード、Cモード、Dモード)のうち一の演出モードを選択することができ、複数種類の演出モード(Aモード、Bモード、Cモード、Dモード)のうち、特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様(図184の当落告知あおり演出Bにおける当たり示唆画像ASGの膨張運動)と、特定の演出モード(Aモード)を除く他の演出モード(Bモード、Cモード、Dモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様(図183の当落告知あおり演出Aにおける当たり示唆画像ASGの揺動運動)と、が異なる。この構成によれば、複数種類の演出モード(Aモード、Bモード、Cモード、Dモード)のうち、他の演出モード(Bモード、Cモード、Dモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様は、共通に使用される共通表示態様となっているのに対して、特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様は、共通表示態様と異なる専用表示態様となっている。これにより、複数種類の演出モードのうち、特定の演出モードにおいてのみ当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様を専用表示態様とすることができるため、出現稀なレア演出として遊技者に提供することができる。
図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dについても同様である。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図183の当落告知あおり演出Aおよび図184の当落告知あおり演出Bにおいて、特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様は、特定の動作として所定方向に拡大した後に元に戻る動作(図184の当落告知あおり演出Bにおける当たり示唆画像ASGの膨張運動)を繰り返すものであり、他の演出モード(Bモード、Cモード、Dモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様は、特定の動作と異なる動作として所定方向に往復回転(所定方向に小刻みに揺動)する動作(図183の当落告知あおり演出Aにおける当たり示唆画像ASGの揺動運動)を繰り返すものである。この構成によれば、特定の演出モード(Aモード)における当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が当たり示唆画像ASGの膨張運動(特定の動作)を繰り返す表示態様となっていることにより、遊技者に対して当たり示唆画像ASGの膨張運動(特定の動作)を視認する機会を繰り返し付与することができるし、他の演出モードにおける当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が当たり示唆画像ASGの揺動運動(特定の動作と異なる動作)を繰り返す表示態様となっていることにより、遊技者に対して当たり示唆画像ASGの揺動運動(特定の動作と異なる動作)を視認する機会を繰り返し付与することができる。これにより、遊技者は、各選択モードにおける当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様を確認し易くすることができる。
図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dについても同様である。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図184の当落告知あおり演出Bにおける特定の演出モード(Aモード)においては、演出ボタン63(操作手段)の操作回数が所定回数に到達すると、当たり確定を告知するレインボー画像(特定画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する「演出ボタンによる当たり確定演出」(第3の演出)を実行することができ、当たり示唆画像ASG(当落画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出の後に、「演出ボタンによる当たり確定演出」(第3の演出)が阻止され当たり示唆画像ASGの膨張運動(第2の演出)が実行される。この構成によれば、特定の演出モード(Aモード)において当たり示唆画像ASG(当落画像)が画像表示装置7に表示された状態で、遊技者が演出ボタン63(操作手段)をいくら操作(押下操作)しても「演出ボタンによる当たり確定演出」が全く行われないため、遊技者を不安な気持ちとさせながらも、当たり示唆画像ASGの膨張運動(第2の演出)が実行されることで当たり(大当たりや小当たり)が発生するという期待感を遊技者にあおることができる。
図186の当落告知あおり演出Dについても同様である。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図183の当落告知あおり演出Aにおいて、当たり示唆画像ASG(当落画像)を画像表示装置7(表示手段)に表示する第1の演出の後に、演出ボタン63(操作手段)の操作による複数種類の演出モード(Aモード、Bモード、Cモード、Dモード)のうち一の演出モードへの選択が阻止される。この構成によれば、第1の演出の後に行われる、当落画像の表示態様を繰り返し可変する第2の演出において演出モードの変更を阻止することができる。
図184の当落告知あおり演出B、図185の当落告知あおり演出C、図186の当落告知あおり演出Dについても同様である。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、図183の当落告知あおり演出Aおよび図184の当落告知あおり演出Bにおいて、図184の当落告知あおり演出Bにおける特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当落画像、または、図183の当落告知あおり演出Aにおける他の演出モード(Bモード、Cモード、Dモード)における第2の演出により可変される当落画像を画像表示装置7(表示手段)の所定位置から他の位置へ移動して当たりを告知する当たり告知表示態様へ可変する第4の演出を実行することができる。具体的には、当落告知あおり演出Aの図183(H)に示すように、他の演出モード(Bモード(Cモード、Dモードも同様))における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)は、当たり告知表示態様として、閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部(所定位置)から手前方向(他の位置)へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。当落告知あおり演出Bの図184(I)に示すように、特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)は、当たり告知表示態様として、閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部(所定位置)から手前方向(他の位置)へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この構成によれば、当たり(大当たりや小当たり)が突然発生した表示態様とすることができるため、当たり(大当たりや小当たり)を告知する突然の表示態様に遊技者に衝撃を感じさせることができる。
図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、当落告知あおり演出Cの図185(H)および図185(I)に示すように、他の演出モード(Bモード(Cモード、Dモードも同様))における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)は、当たり告知表示態様として、画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域(第1の所定位置)から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動し、閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部(第2の所定位置)から手前方向(他の位置)へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。当落告知あおり演出Dの図186(H)および図186(I)に示すように、特定の演出モード(Aモード)における第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)は、当たり告知表示態様として、画像表示装置7の表示画面7aの左下側の矩形領域(第1の所定位置)から飛び出して表示画面7aの中央部へ移動し、閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部(第2の所定位置)から手前方向(他の位置)へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行う。この構成によれば、当たり(大当たりや小当たり)が突然発生した表示態様とすることができるため、当たり(大当たりや小当たり)を告知する突然の表示態様に遊技者に衝撃を感じさせることができる。
[変形例]
以下に、当落告知あおり演出の変形例を示す。
[変形例1]
図183の当落告知あおり演出A、図184の当落告知あおり演出B、図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、第2の演出により、当たり示唆画像ASG(当落画像)の表示態様が繰り返し可変されていた。このとき、当たり示唆画像ASG(当落画像)が閃光を発しながら繰り返し表示態様が可変される時期を設けるようにしてもよい。当たり示唆画像ASG(当落画像)を常に遊技者に意識させることは遊技者を疲労させる場合がある。これに対して、当たり示唆画像ASG(当落画像)へ視線を向けるタイミング(時期)が到来した場合には、当たり示唆画像ASG(当落画像)が閃光を発しながら繰り返し表示態様を可変させてその旨を遊技者に示唆することができるため、当たり示唆画像ASG(当落画像)を常に遊技者に意識させる必要がなくなり遊技者への疲労を抑制することができる。
[変形例2]
図183の当落告知あおり演出A、図184の当落告知あおり演出B、図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、第2の演出により可変される当たり示唆画像ASG(当落画像)が当たり告知表示態様として閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を繰り返し行っていた。しかし、当たり(大当たりや小当たり)を告知しない場合においても、閃光を発しながら画像表示装置7の表示画面7aの中央部から手前方向へ向かって移動して飛び出してくる表示態様を1回または複数回(例えば、3回~5回など)だけ行うと、元の表示態様へ戻るようにしてもよい。例えば、図183の当落告知あおり演出Aでは、当たり示唆画像ASG(当落画像)を図183(H)の表示態様から図183(B)へ戻して、当たり示唆画像ASGの揺動運動を再開し、図184の当落告知あおり演出Bでは、当たり示唆画像ASG(当落画像)を図184(I)の表示態様から図184(B)へ戻して、当たり示唆画像ASGの膨張運動を再開し、図185の当落告知あおり演出Cでは、当たり示唆画像ASG(当落画像)を図185(I)の表示態様から図185(D)へ戻して、当たり示唆画像ASGの揺動運動を再開し、図186の当落告知あおり演出Dでは、当たり示唆画像ASG(当落画像)を図186(I)の表示態様から図186(D)へ戻して、当たり示唆画像ASGの膨張運動を再開する。こうすれば、遊技者に当たり(大当たりや小当たり)の告知として一瞬思わせることができる。
[変形例3]
図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始されると、画像表示装置7の表示画面7aの右上側には、演出モードを選択することができる選択部SELが配置されて表示されていた。しかし、図185(A)や図186(A)において「右打ち継続」というメッセージMGが表示される報知期間の終期となって特定期間の始期となると、第2始動口21への遊技球の入球に基づく4つの第2特図保留に対応する保留情報(4つの保留アイコン9B,9B,9B,9B)に当たり(大当たりや小当たり)となるものが存在する場合には、選択部SELを非表示として演出モードを選択することができないようにしてもよい。図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dが行われるときには、そもそも演出モードを全く選択することができないため、選択部SELを非表示としても全く問題ないからである。この場合、現在選択されている演出モードのみを表示するようにしてよい。
[変形例4]
図183の当落告知あおり演出A、図184の当落告知あおり演出B、図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、演出ボタン63の操作(押下操作)により演出モード(Aモード、Bモード、Cモード、Dモード)のうち一の演出モードを選択することができるようになっていた。しかし、演出ボタン63に代えて剣部材64の剣ボタン65としてもよい。このように構成しても、剣ボタン65の操作(押圧操作または押下操作)により演出ボタン63の操作(押下操作)と同一の効果を奏することができる。
[変形例5]
図183の当落告知あおり演出A、図184の当落告知あおり演出B、図185の当落告知あおり演出Cおよび図186の当落告知あおり演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様J1-1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
保留アイコンの当落情報に当たりの存在を示唆する当落画像を表示する第1の演出と、
前記第1の演出の後に、前記当落画像の表示態様を繰り返し可変する第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様J1-2]
態様J1-1に記載の遊技機であって、
遊技者が操作可能な操作手段を備え、
前記操作手段の操作により複数種類の演出モードのうち一の演出モードを選択可能であり、
前記複数種類の演出モードのうち、特定の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像の表示態様と、前記特定の演出モードを除く他の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像の表示態様と、が異なる、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様J1-3]
態様J1-2に記載の遊技機であって、
前記特定の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像の表示態様は、特定の動作を繰り返すものであり、
前記他の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像の表示態様は、前記特定の動作と異なる動作を繰り返すものである、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様J1-4]
態様J1-2または態様J1-3に記載の遊技機であって、
前記特定の演出モードにおいては、前記操作手段の操作回数が所定回数に到達すると、当たり確定を告知する特定画像を表示する第3の演出を実行可能であり、
前記第1の演出の後に、前記第3の演出が阻止され前記第2の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様J1-5]
態様J1-2から態様J1-4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後に、前記操作手段の操作による前記複数種類の演出モードのうち一の演出モードへの選択が阻止される、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様J1-6]
態様J1-2から態様J1-5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記特定の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像または前記他の演出モードにおける前記第2の演出により可変される前記当落画像を所定位置から他の位置へ移動して当たりを告知する当たり告知表示態様へ可変する第4の演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図187~図190を用いてキャラクタ選択演出A~Dについて説明する。このキャラクタ選択演出は、演出図柄の変動演出中に実行され得る。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した変動演出開始コマンドを解析し、キャラクタ選択演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出してメイン表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる演出である。
[キャラクタ選択演出A]
図187は、キャラクタ選択演出Aを説明するための図である。
まず、図187(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。
次に、図187(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図187(C)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図187(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、後述するバトル演出で対戦相手となり得る敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、3体の敵キャラクタCRB、CRC、CRDが出現した様子を示した。敵キャラクタCRBは白色であり、敵キャラクタCRCは青色(粗いハッチングで示した)であり、敵キャラクタCRDは赤色(細かいハッチングで示した)である。
次に、図187(E)に示すように、敵キャラ選択演出が実行される。敵キャラ選択演出が実行される。敵キャラ選択演出は、対戦相手となる敵キャラクタを選択する演出である。敵キャラ選択演出では、敵キャラクタCRB、CRC、CRDの表示領域とは別の領域に、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに関する情報が画像で表示される。ここでは、敵キャラクタCRB、CRC、CRDのそれぞれに対応させて、情報画像IB、IC、IDが表示される。
情報画像IB、IC、IDは、敵キャラクタの種類を示す種別情報画像IKと、敵キャラクタの体力を示す体力情報画像IHとで構成されている。種別情報画像IKは、その表示色で敵キャラクタを示す。例えば、敵キャラクタCRBに関する種別情報画像IKは、白色となっている。また例えば、敵キャラクタCRCに関する種別情報画像IKは、青色となっている(粗いハッチングで示した)。例えば、敵キャラクタCRDに関する種別情報画像IKは、赤色となっている(細かいハッチングで示した)。
体力情報画像IHには、左側から右側へ向けて伸びるバーが表示されている。このバーが長いほど、敵キャラクタの体力が大きく、勝利が難しくなることを示している。
敵キャラ選択演出では、情報画像IB、IC、IDの順序が高速で入れ替わる。図では、情報画像IC、情報画像IB、情報画像IDの順序となっているが、時間経過によって、情報画像IB、情報画像ID、情報画像IBの順序となり、さらなる時間経過によって、情報画像ID、情報画像IC、情報画像IBの順序となり、これを繰り返す。順序の入れ替えは、いわゆるアニメーションによって一番上の情報画像が後ろへ回り込み、二番目、三番目の情報画像が手前に移動する。このとき、一番上にくる情報画像を他の情報画像よりも拡大して表示するようにしてもよい。一定時間経過後、一番上に停止した情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる。ここでは、情報画像ICが一番上に停止したものとして説明を続ける。
次に、図187(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。このときの対戦相手は敵キャラ選択演出にて選択された情報画像ICに対応する敵キャラクタCRCとなり、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとの戦いが繰り広げられる。表示画面7aの上部には、情報画像ICが表示され、味方キャラクタCRAの攻撃によって体力情報画像IHのバーが減っていく演出がおこなわれる。体力情報画像IHのバーが0になると、味方キャラクタCRAの勝利が確定する。
次に、図187(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。
次に、図187(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。
[キャラクタ選択演出B]
図188は、キャラクタ選択演出Bを説明するための図である。
まず、図188(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。
次に、図188(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図188(C)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図188(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、後述するバトル演出で対戦相手となり得る敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、3体の敵キャラクタCRB、CRC、CRDが出現した様子を示した。敵キャラクタCRBは白色であり、敵キャラクタCRCは青色(粗いハッチングで示した)であり、敵キャラクタCRDは赤色(細かいハッチングで示した)である。
次に、図188(E)に示すように、敵キャラ選択演出が実行される。敵キャラ選択演出は、対戦相手となる敵キャラクタを選択する演出である。敵キャラ選択演出では、敵キャラクタCRB、CRC、CRDの表示領域とは別の領域に、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに関する情報が画像で表示される。ここでは、敵キャラクタCRB、CRC、CRDのそれぞれに対応させて、情報画像IB、IC、IDが表示される。
情報画像IB、IC、IDは、敵キャラクタの種類を示す種別情報画像IKと、敵キャラクタの体力を示す体力情報画像IHとで構成されている。種別情報画像IKは、その文字で敵キャラクタを示す。例えば、敵キャラクタCRBに関する種別情報画像IKは、「B」となっている。また例えば、敵キャラクタCRCに関する種別情報画像IKは、「C」となっている。例えば、敵キャラクタCRDに関する種別情報画像IKは、「D」となっている。なお、ここではアルファベット一文字の例を挙げたが、敵キャラクタに名前がある場合には、その名前を表示することが考えられる。
体力情報画像IHには、左側から右側へ向けて伸びるバーが表示されている。このバーが長いほど、敵キャラクタの体力が大きく、勝利が難しくなることを示している。
敵キャラ選択演出では、情報画像IB、IC、IDの順序が高速で入れ替わる。図では、情報画像IC、情報画像IB、情報画像IDの順序となっているが、時間経過によって、情報画像IB、情報画像ID、情報画像IBの順序となり、さらなる時間経過によって、情報画像ID、情報画像IC、情報画像IBの順序となり、これを繰り返す。順序の入れ替えは、いわゆるアニメーションによって一番上の情報画像が後ろへ回り込み、二番目、三番目の情報画像が手前に移動する。このとき、一番上にくる情報画像を他の情報画像よりも拡大して表示するようにしてもよい。一定時間経過後、一番上に停止した情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる。ここでは、情報画像ICが一番上に停止したものとして説明を続ける。
次に、図188(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。このときの対戦相手は敵キャラ選択演出にて選択された情報画像ICに対応する敵キャラクタCRCとなり、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとの戦いが繰り広げられる。表示画面7aの上部には、情報画像ICが表示され、味方キャラクタCRAの攻撃によって体力情報画像IHのバーが減っていく演出がおこなわれる。体力情報画像IHのバーが0になると、味方キャラクタCRAの勝利が確定する。
次に、図188(G)に示すように、勝利演出が実行される。勝利演出は、味方キャラクタが勝利したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に味方キャラクタCRAが表示され、「勝利」の文字が表示される。
次に、図188(H)に示すように、確定停止演出(当たり)が実行される。確定停止演出(当たり)は、演出図柄がゾロ目で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rのいずれも「7」となっている。
[キャラクタ選択演出C]
図189は、キャラクタ選択演出Cを説明するための図である。
まず、図189(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。
次に、図189(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図189(C)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図189(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、後述するバトル演出で対戦相手となり得る敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、3体の敵キャラクタCRB、CRC、CRDが出現した様子を示した。敵キャラクタCRBは白色であり、敵キャラクタCRCは青色(粗いハッチングで示した)であり、敵キャラクタCRDは赤色(細かいハッチングで示した)である。
次に、図189(E)に示すように、敵キャラ選択演出が実行される。敵キャラ選択演出は、対戦相手となる敵キャラクタを選択する演出である。敵キャラ選択演出では、敵キャラクタCRB、CRC、CRDの表示領域とは別の領域に、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに関する情報が画像で表示される。ここでは、敵キャラクタCRB、CRC、CRDのそれぞれに対応させて、情報画像IB、IC、IDが表示される。
情報画像IB、IC、IDは、敵キャラクタの種類を示す種別情報画像IKと、敵キャラクタの体力を示す体力情報画像IHとで構成されている。種別情報画像IKは、その文字で敵キャラクタを示す。例えば、敵キャラクタCRBに関する種別情報画像IKは、「B」となっている。また例えば、敵キャラクタCRCに関する種別情報画像IKは、「C」となっている。例えば、敵キャラクタCRDに関する種別情報画像IKは、「D」となっている。なお、ここではアルファベット一文字の例を挙げたが、敵キャラクタに名前がある場合には、その名前を表示することが考えられる。
体力情報画像IHには、5つの星が表示されており、黒色の星の数が多いほど、敵キャラクタの体力が大きく、勝利が難しくなることを示している。
敵キャラ選択演出では、情報画像IB、IC、IDの順序が高速で入れ替わる。図では、情報画像IC、情報画像IB、情報画像IDの順序となっているが、時間経過によって、情報画像IB、情報画像ID、情報画像IBの順序となり、さらなる時間経過によって、情報画像ID、情報画像IC、情報画像IBの順序となり、これを繰り返す。順序の入れ替えは、いわゆるアニメーションによって一番上の情報画像が後ろへ回り込み、二番目、三番目の情報画像が手前に移動する。このとき、一番上にくる情報画像を他の情報画像よりも拡大して表示するようにしてもよい。一定時間経過後、一番上に停止した情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる。ここでは、情報画像ICが一番上に停止したものとして説明を続ける。
次に、図189(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。このときの対戦相手は敵キャラ選択演出にて選択された情報画像ICに対応する敵キャラクタCRCとなり、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとの戦いが繰り広げられる。表示画面7aの上部には、情報画像ICが表示される。
次に、図189(G)に示すように、敗北演出が実行される。敗北演出は、味方キャラクタが敗北したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に敵キャラクタCRCが表示され、「敗北」の文字が表示される。
次に、図189(H)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)は、演出図柄をハズレの態様で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」となっており、中演出図柄8Cが「8」となっている。
[キャラクタ選択演出D]
図190は、キャラクタ選択演出Dを説明するための図である。
まず、図190(A)に示すように、変動開始演出が実行される。変動開始演出は、演出図柄が変動を開始する演出である。ここでは、左演出図柄8L、中演出図柄8C、右演出図柄8Rが変動を開始した様子を示した。また、表示画面7aの下部には、第1特図保留に対応する3つの保留画像9A、および、当該変動に対応する当該保留画像9Cが表示されている。
次に、図190(B)に示すように、リーチ形成演出が実行される。リーチ形成演出は、左演出図柄8L、右演出図柄8Rが同一の数字で仮停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」で仮停止している様子を示した。
次に、図190(C)に示すように、発展演出が実行される。発展演出は、ノーマルリーチからSPリーチへの発展を告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に「発展」というメッセージ画像MSGが表示される。
次に、図190(D)に示すように、敵キャラ出現演出が実行される。敵キャラ出現演出は、後述するバトル演出で対戦相手となり得る敵キャラクタが出現する演出である。ここでは、3体の敵キャラクタCRB、CRC、CRDが出現した様子を示した。敵キャラクタCRBは白色であり、敵キャラクタCRCは青色(粗いハッチングで示した)であり、敵キャラクタCRDは赤色(細かいハッチングで示した)である。
次に、図190(E)に示すように、敵キャラ選択演出が実行される。敵キャラ選択演出は、対戦相手となる敵キャラクタを選択する演出である。敵キャラ選択演出では、敵キャラクタCRB、CRC、CRDの表示領域とは別の領域に、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに関する情報が画像で表示される。ここでは、敵キャラクタCRCに対応する情報画像ICが表示されている。敵キャラクタCRBに対応する情報画像IBおよび敵キャラクタCRDに対応する情報画像IDは、表示されていない。
情報画像IB、IC、IDは、敵キャラクタの種類を示す種別情報画像IKと、敵キャラクタの体力を示す体力情報画像IHとで構成されている。種別情報画像IKは、その文字で敵キャラクタを示す。例えば、敵キャラクタCRBに関する種別情報画像IKは、「B」となっている。また例えば、敵キャラクタCRCに関する種別情報画像IKは、「C」となっている。例えば、敵キャラクタCRDに関する種別情報画像IKは、「D」となっている。なお、ここではアルファベット一文字の例を挙げたが、敵キャラクタに名前がある場合には、その名前を表示することが考えられる。
体力情報画像IHには、5つの星が表示されており、黒色の星の数が多いほど、敵キャラクタの体力が大きく、勝利が難しくなることを示している。
敵キャラ選択演出では、情報画像IB、IC、IDが順番に高速で表示される。図では、情報画像ICが表示されているが、時間経過によって、情報画像IBが表示され、さらなる時間経過によって、情報画像IDが表示され、これを繰り返す。一定時間経過後、表示されている情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる。ここでは、情報画像ICが表示されたものとして説明を続ける。
次に、図190(F)に示すように、バトル演出が実行される。バトル演出は、味方キャラクタと敵キャラクタとが戦う演出であり、当たりの場合には、味方キャラクタが勝利する。このときの対戦相手は敵キャラ選択演出にて選択された情報画像ICに対応する敵キャラクタCRCとなり、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRCとの戦いが繰り広げられる。表示画面7aの上部には、情報画像ICが表示される。
次に、図190(G)に示すように、敗北演出が実行される。敗北演出は、味方キャラクタが敗北したことを告知する演出である。ここでは、表示画面7aの中央部に敵キャラクタCRCが表示され、「敗北」の文字が表示される。
次に、図190(H)に示すように、確定停止演出(ハズレ)が実行される。確定停止演出(ハズレ)は、演出図柄をハズレの態様で確定停止する演出である。ここでは、左演出図柄8L、右演出図柄8Rがともに「7」となっており、中演出図柄8Cが「8」となっている。
[効果例]
以下に、キャラクタ選択演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、敵キャラ出現演出によって、バトル演出の対戦相手となる敵キャラクタCRB、CRC、CRDを表示する(図187(D)、図188(D)、図189(D)、図190(D))。そして、敵キャラ選択演出によって、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに対応する情報画像IB、IC、IDを表示し、この情報画像IB、IC、IDが選択されることにより、対戦相手となる敵キャラクタが選択される(図187(E)、図188(E)、図189(E)、図190(E))。この構成によれば、敵キャラクタの選択が興趣の高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、敵キャラクタCRB、CRC、CRDに対応する情報画像IB、IC、IDが、敵キャラクタの種別を示す種別情報画像IKと、敵キャラクタの体力を示す体力情報画像IHで構成されている(図187(F)、図188(F)、図189(F)、図190(F))。この構成によれば、対戦相手の選択が興趣の高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、情報画像IB、IC、IDの順序が高速で入れ替わり、一定時間経過後、一番上に停止した情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる(図187(E)、図188(E)、図189(E))。あるいは、情報画像IB、IC、IDが順番に高速で表示され、一定時間経過後、表示されている情報画像に対応する敵キャラクタがバトル演出の対戦相手となる(図190(E))。この構成によれば、対戦相手の選択が興趣の高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、情報画像IB、IC、IDに、敵キャラクタCRB、CRC、CRDの体力を示す体力情報画像IHが含まれている(図187(E)、図188(E)、図189(E)、図190(E))。この構成によれば、対戦相手の選択が興趣の高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、情報画像IB、IC、IDに、敵キャラクタCRB、CRC、CRDを特定可能な種別情報画像IKが含まれている(図187(E)、図188(E)、図189(E)、図190(E))。この構成によれば、対戦相手の選択が興趣の高いものとなり、遊技の興趣を向上させることができる。
[変形例]
以下に、キャラクタ選択演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記では、情報画像IB、IC、IDに、種別情報画像IKおよび体力情報画像IHの2つの情報が含まれていた。これに対し、3つ以上の情報を含むようにしてもよい。
[変形例2]
上記では敵キャラクタCRB、CRC、CRDの中から対戦相手の敵キャラクタを選択する例を示したが、これには限定されない。選択対象の情報を選択することで選択対象を選択できればよく、例えば、複数種類のミニゲームの中から一つを選択するような例であってもよい。
[変形例3]
上記では情報画像IB、IC、IDが自動的に選択される例であったが、例えば演出ボタン63を遊技者が押下することで、情報画像IB、IC、IDが選択されるようにしてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様J2-1]
遊技機であって、
複数の選択対象のうちの一つを選択する演出であって、前記選択対象を表示するとともに、前記選択対象の表示領域とは別の領域に前記選択対象に関する情報である対象情報を表示し、前記対象情報が選択されることにより前記選択対象が選択される選択演出を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様J2-2]
態様J2-1に記載の遊技機であって、
前記対象情報は、複数の情報を表す情報画像として表示される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様J2-3]
態様J2-2に記載の遊技機であって、
前記対象情報としての前記情報画像を順次表示させた後、一つの情報画像が選択されることにより前記選択対象が選択される、
ことを特徴とする遊技機。
[態様J2-4]
態様J2-1から態様J2-3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記選択対象は、対戦相手のキャラクタである、
ことを特徴とする遊技機。
[態様J2-5]
態様J2-4に記載の遊技機であって、
前記情報画像には、前記キャラクタの攻略難易度を示唆するグラフ画像が含まれている、
ことを特徴とする遊技機。
[態様J2-6]
態様J2-4または態様J2-5に記載の遊技機であって、
前記情報画像には、前記キャラクタを特定可能な画像が含まれている、
ことを特徴とする遊技機。
以下に図191~図194を用いて始動口発光演出A~Dについて説明する。図191~図194において、画像表示装置7の表示画面7aに表示される装飾図柄を図面の見易さから省略されているものがあり、画像表示装置7の表示画面7aの前面(前方)周囲に配置される第1可動役物14や第2可動役物15も図面の見易さから省略されている。
この始動口発光演出は、装飾図柄の変動演出中(例えば、装飾図柄の変動開始から変動停止までに亘る期間)に実行されるものである。すなわち、画像制御用マイコン101がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、始動口発光演出を実行する指示が含まれている場合に、ROM103から対応する画像データを読み出して画像表示装置7の表示画面7aに画像を表示させる。また、ランプ制御基板107がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、第1始動口20の発光態様を変化させる。また、音声制御基板106がサブ制御基板90から受信した各種コマンド(例えば、変動演出開始コマンド、事前判定コマンド)を解析し、スピーカ67から各種音を出力する音声演出を実行させる。
第1始動口20は、その内部に図示しない多色発光可能なフルカラーLEDが単一または複数実装された第1始動口用装飾基板が配置されランプ制御基板107により発光制御されている。この第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光することにより第1始動口20が発光する。遊技機1に電源が投入されると、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となり、さらに、大当たり演出や客待ち用のデモ演出においても、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となる。
なお、第1始動口20の前面内側には、特殊メッキが施されており、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光することにより、第1始動口20の前面を光が透けるようになっている仕様のものがある。この仕様を有するタイプを特殊メッキ仕様とし、この特殊メッキ仕様を有していない通常のタイプを通常仕様として以下に説明する。特殊メッキ仕様および通常仕様における第1始動口20は、いずれも有色または無色透明な樹脂により成型されており、図示しない造形が施されている。なお、特殊メッキ仕様および通常仕様における第1始動口20は、いずれも有色または無色透明な樹脂により成型されているものの、その表面が滑らかな面(平面や曲面)として造形されていてもよい。
特殊メッキ仕様における第1始動口20の前面内側には、表面に笑顔が印刷されて造形された装飾部材(以下、「装飾部材の造形(笑顔造形)」という場合がある。)が第1始動口用装飾基板の前方に配置され、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態では、第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされる一方、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態では、第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされ、第1始動口20の前面を通して特殊メッキの色(例えば、銀色)が視認可能とされる。
特殊メッキ仕様においては、遊技機1に電源が投入されると、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態であり、さらに、大当たり演出および客待ち用のデモ演出においても、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態となり、第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされる。なお、大当たり演出においては、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態として第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされるようにしてもよい。
ここでは、まず通常仕様における第1始動口20の発光演出として始動口発光演出A、始動口発光演出B、そして始動口発光演出Cについて順番に説明し、続いて特殊メッキ仕様における第1始動口20の発光演出として始動口発光演出Dについて説明する。
[始動口発光演出A]
まず、始動口発光演出Aについて図191を参照して説明する。図191は、始動口発光演出Aを説明するための図である。始動口発光演出Aは、装飾図柄の変動開始時から変動終了時までに亘る変動中に行われるものである。
始動口発光演出Aでは、まず、図191(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Adおよび第3保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示され、第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図191(A)における装飾図柄が変動開始され、変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、図191(B)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球していないため、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
変動開始してその後(つまり変動開始後)に、第1始動口20に遊技球が入球すると、図191(C)に示すように、第4保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となって保留満タンの状態となる。すでに、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御され第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となっているものの、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、図191(D)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され、再び白色点灯に制御される。これにより、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが一度だけ白色点滅した発光態様となることにより第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態となる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。
その後、第1始動口20に遊技球が入球しても、図191(E)に示すように、すでに、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、図191(C)に示した第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示された状態から変化しない。また、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、保留球が増加しないため、図191(F)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態が維持されることとなる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、保留球が増加したことを報知する必要がなくなり、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、図191(G)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「5」、中装飾図柄8Cが数字「1」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されると、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されたままの状態となる。このような変動終了時において、すでに、保留満タンの状態となっているため、図191(H)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態が維持されるとともに、第1始動口20に遊技球が入球していないため、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
続いて、図191(I)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動し、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動して第4保留表示位置9Adに保留アイコンが消える状態となり、装飾図柄が変動開始され変動開始時において第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、図191(J)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球していないため、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
このように、始動口発光演出Aにおいて、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態において、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したときには、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが一度だけ白色点滅した発光態様となることにより第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態となる。これに対して、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態であって保留満タンの状態であるときにおいて、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御されずに白色点灯に維持制御され、第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態とならず白色点灯の状態が維持される。
これにより、第1始動口20に遊技球が入球して保留球が増加するときには、第1始動口20の発光態様を、白色点灯から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され一度だけ白色点滅した発光態様へ変化することができるようになっているし、保留球が増加しないときには、第1始動口20の発光態様を白色点灯に維持することができるようになっているため、保留球の増加の有無を視覚に訴えることができ、興趣の向上を図ることができる。
また、始動口発光演出Aにおいて、第1始動口20の発光態様を白色点滅した状態とするという視覚に訴える演出と、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れるという聴覚に訴える演出と、を併用することにより、保留球の増加を遊技者へ伝えることができるという斬新な演出を遊技者に提供することができる。
[始動口発光演出B]
次に、始動口発光演出Bについて図192を参照して説明する。図192は、始動口発光演出Bを説明するための図である。始動口発光演出Bは、装飾図柄の変動開始時から変動終了時までに亘る変動中に行われるものである。
始動口発光演出Bでは、まず、図192(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、すでに、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始され、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となることにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。
その後、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
ここでは、左装飾図柄8Lが数字「5」、中装飾図柄8Cが数字「1」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示される。これに伴い、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
第1特図保留の消化として変動中における左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコンは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、図192(A)における変動終了時において、当該保留表示位置9Cdには、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えており、第1保留表示位置9Adには、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9Aが表示され、第2保留表示位置9Adおよび第3保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示され、第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図192(A)における当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、図192(B)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球していないため、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。なお、図192(A)における当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、図191(D)に示した始動口発光演出Aにおける第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態となり、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。
続いて、図192(C)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adに保留アイコンが消える状態となり、装飾図柄が変動開始され変動開始時において第1始動口20に遊技球が入球する/入球しないに関係なく、図192(D)に示すように、黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cに付された色と同一の色となるように、つまり当該保留アイコン9Cに付された色に連動して、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態となる。変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
変動開始してその後(つまり変動開始後)に、第1始動口20に遊技球が1球ずつ連続して入球すると(つまり2球の遊技球が1球ずつ連続して第1始動口20に入球すると)、図192(E)に示すように、第3保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、そして第4保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となって保留満タンの状態となる。すでに、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に制御され第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態となっているものの、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに、図192(F)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
なお、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御としては、図191の始動口発光演出Aにおいて説明したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅)した発光態様となることにより第1始動口20の発光態様が一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅した状態となるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。しかし、始動口発光演出Bにおいては、始動口発光演出Aと異なり、図192(F)に示したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点滅(ゴールド色点滅)することなく黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、第1始動口20に遊技球が入球しても、図192(G)に示すように、すでに、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、図192(E)に示した第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示された状態から変化しない。また、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、保留球が増加しないため、図192(H)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されることとなる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、保留球が増加したことを報知する必要がなくなり、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、図192(I)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「4」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されると、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されたままの状態となる。このような変動終了時において、図192(J)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)から白色点灯へ制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)から白色点灯した状態となる。変動終了時において、すでに、保留満タンの状態となっているため、第1始動口20に遊技球が入球したとしても、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
このように、始動口発光演出Bにおいて、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態において、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加しても、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
これにより、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である黄色点灯(ゴールド色点灯)が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、始動口発光演出Bにおいて、最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが当該保留表示位置9Cdに表示されているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに(言い換えると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が阻止されることにより)、第1始動口20の発光態様を黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持した状態とすることができる。このため、黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持された第1始動口20の発光態様は、表示画面7aに繰り広げられる演出に対して付加的な発光演出として寄与することができる。さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れないため、保留音が表示画面7aに繰り広げられる演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
[始動口発光演出C]
次に、始動口発光演出Cについて図193を参照して説明する。図193は、始動口発光演出Cを説明するための図である。始動口発光演出Cは、装飾図柄の変動開始時から変動終了時までに亘る変動中に行われるものである。
始動口発光演出Cでは、まず、図193(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始される。装飾図柄の変動表示が開始されると、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。これにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。装飾図柄は、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
第1特図保留の消化として現在変動中の左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、当該保留表示位置9Cdには、白い球状の当該保留アイコン9Cが表示され、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Adおよび第3保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示され、第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図193(A)における装飾図柄が変動開始され、変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、図193(B)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯に制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯した状態となる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球していないため、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。なお、図193(A)における装飾図柄が変動開始され、変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球した場合には、図191(D)に示した始動口発光演出Aにおける第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態となり、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。
変動開始してその後(つまり変動開始後)に、図193(C)に示すように、当該保留表示位置9Cdに表示されている白い球状の当該保留アイコン9Cが黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cへ変化すると、図193(D)に示すように、黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cに付された色と同一の色となるように、つまり当該保留アイコン9Cに付された色に連動して、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御されることにより第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態となる。変動開始後に第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。なお、図193(C)における当該保留表示位置9Cdに表示されている白い球状の当該保留アイコン9Cが星形の当該保留アイコン9Cへ変化するまえに、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、図191(D)に示した始動口発光演出Aにおける第1始動口20の発光態様が一度だけ白色点滅した状態となり、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。
当該保留アイコン9Cが保留変化してその後(つまり保留変化後)に、第1始動口20に遊技球が入球すると、図193(E)に示すように、第4保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となって保留満タンの状態となる。すでに、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に制御され第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態となっているものの、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに、図193(F)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
なお、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御としては、図191の始動口発光演出Aにおいて説明したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅)した発光態様となることにより第1始動口20の発光態様が一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅した状態となるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。しかし、始動口発光演出Cにおいては、始動口発光演出Aと異なり、図193(F)に示したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点滅(ゴールド色点滅)することなく黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、第1始動口20に遊技球が入球しても、図193(G)に示すように、すでに、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、図193(E)に示した第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示された状態から変化しない。また、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、保留球が増加しないため、図193(H)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されることとなる。このとき、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、保留球が増加したことを報知する必要がなくなり、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、図193(I)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「4」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されると、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されたままの状態となる。このような変動終了時において、図193(J)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)から白色点灯へ制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)から白色点灯した状態となる。変動終了時において、すでに、保留満タンの状態となっているため、第1始動口20に遊技球が入球したとしても、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
このように、始動口発光演出Cにおいて、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態において、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加しても、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態が維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
これにより、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である黄色点灯(ゴールド色点灯)が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、始動口発光演出Cにおいて、白い球状の当該保留アイコン9Cが最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンへ保留変化すると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに(言い換えると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が阻止され)、第1始動口20の発光態様を黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持した状態とすることができる。このため、黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持された第1始動口20の発光態様は、表示画面7aに繰り広げられる演出に対して付加的な発光演出として寄与することができる。さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れないため、保留音が表示画面7aに繰り広げられる演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
[始動口発光演出D]
次に、始動口発光演出Dについて図194を参照して説明する。図194は、始動口発光演出Dを説明するための図である。始動口発光演出Dは、装飾図柄の変動開始時から変動終了時までに亘る変動中に行われるものである。
始動口発光演出Dでは、まず、図194(A)に示すように、画像表示装置7の表示画面7aには、すでに、立体画像の左装飾図柄8L、立体画像の中装飾図柄8C、立体画像の右装飾図柄8Rが表示画面7aの上側から下側へ向かってリールが回転される表示態様で装飾図柄(図柄:数字「1」~数字「9」)の変動表示が開始され、停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となる。停止表示された装飾図柄が低速から徐々に速度を上げながら不透明な状態から半透明な状態へ変化して高速で変動する表示態様となることにより、装飾図柄の後方に配置される背景画像を、高速変動中の半透明な装飾図柄を介して、視認することができる。
その後、停止する直前で減速して半透明な状態から再び不透明な状態へ変化して仮停止表示されたり、停止表示されたりする(仮停止表示され、その後、停止表示される)。なお、装飾図柄は、仮停止表示された状態では、上下方向に小刻みにゆったりと動く表示態様となる。
ここでは、左装飾図柄8Lが数字「5」、中装飾図柄8Cが数字「1」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示される。これに伴い、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消える。
第1特図保留の消化として変動中における左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8Rに対応する当該保留アイコン9Cは、画像表示装置7の表示画面7aの下側中央に表示されている当該保留表示位置9Cd(矩形画像の上)に表示される。当該保留表示位置9Cdに表示される当該保留アイコン9Cの左側における表示画面7aの領域には、第1特図保留として保留表示エリアが設けられている。この保留表示エリアには、4つの保留表示位置9Ad(矩形画像の上)に保留アイコン9Aがそれぞれ表示可能とされ最大で4つの保留アイコン9Aをストックすることができるようになっている。4つの保留表示位置9Adは、当該保留表示位置9Cdに近い位置から表示画面7aの左辺へ向かって、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Ad、そして第4保留表示位置9Adという順番で表示画面7aの下辺に沿って直線状に整列配置され表示される。
なお、第1保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる場合には、当該保留アイコン9Cの大きさは、移動直前の保留アイコン9Aの大きさの約1.5倍となり、当該保留アイコン9Cの形状や色の態様から当該保留アイコン9Cに対する当たりの期待度を遊技者に示唆している。これに対して、第4保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第3保留表示位置9Adへ移動する場合、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動する場合、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動する場合には、保留アイコン9Aの形状が他の形状へ変化した場合を除いて、それぞれの保留アイコン9Aの大きさは移動直前の保留アイコン9Aの大きさと同一の大きさとなっている。
ここでは、図194(A)における変動終了時において、当該保留表示位置9Cdには、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えており、第1保留表示位置9Adには、緑色を有する笑顔球体の保留アイコン9Aが表示され、第2保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aが表示され、変動終了時に第1始動口20に遊技球が1球だけ入球したことにより第3保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aが表示され、第4保留表示位置9Adには、保留アイコンが表示されていない。つまり、3つの保留アイコン9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となっている。
ここで、保留アイコン9Aおよび当該保留アイコン9C(以下、単に「保留アイコン」という場合がある。)について簡単に説明すると、形状や色の違いにより、保留アイコンに対応する抽選時の当たりの期待度の違いを表している。例えば、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン、黒い球状の保留アイコン、笑顔球体の保留アイコン、白い球状の保留アイコンの4つの保留アイコンのうち、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが最も当たりの期待度が高く、黒い球状の保留アイコンが2番目に当たりの期待度が高く、笑顔球体の保留アイコンが3番目に当たりの期待度が高く、白い球状の保留アイコンが最も当たりの期待度が低いものとなっている。笑顔球体の保留アイコンには、さらに、例えば青色→緑色→赤色→ゴールド(黄色)→七色(レインボー(大当たり濃厚))という順番で大当たりとなる期待度が高く設定されている。
図194(A)における当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、図194(B)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが通常時の発光態様である消灯に維持制御され、第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けずに第1始動口20の発光態様が通常時の発光態様である特殊メッキの色(例えば、銀色)となった状態となる。これにより、第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けず第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難となって笑顔造形が非表示の状態となる。つまり第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが通常時の発光態様に維持されている限り、笑顔造形が非表示の状態に維持されることとなる。
このとき(つまり図194(A)における当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、図194(B)に示すように)、第1始動口20に遊技球が入球したことにより、保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。
続いて、図194(C)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている緑色を有する笑顔球体の保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなる。当該保留アイコン9Cは、第1保留表示位置9Adに表示されていた笑顔球体の保留アイコン9Aの緑色と同一の色であってもよいし、期待度が高い他の色(例えば、赤色または七色(レインボー))へ変化してもよい。第1保留表示位置9Adに表示されている笑顔球体の保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第2保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第1保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adに表示されている保留アイコン9Aが第2保留表示位置9Adへ移動し、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adに保留アイコンが消える状態となり、図194(D)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが笑顔球体の当該保留アイコン9Cの色と同一の色に点灯制御されることにより第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透け第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態となる。これにより、第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けて第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が表示の状態となる。つまり第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが笑顔球体の当該保留アイコン9Cの色と同一の色に点灯制御されている限り、笑顔造形が表示の状態に維持されることとなる。
このとき(つまり図194(C)に示すように、第1保留表示位置9Adに表示されている笑顔球体の保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなり、図194(D)に示すように)、変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球しない場合には、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
変動開始してその後(つまり変動開始後)に、第1始動口20に遊技球が1球ずつ連続して入球すると(つまり2球の遊技球が1球ずつ連続して第1始動口20に入球すると)、図194(E)に示すように、第3保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、そして第4保留表示位置9Adに白い球状の保留アイコン9Aが表示され、4つの保留アイコン9A,9A,9A,9Aが消化されずにストックされた状態となって保留満タンの状態となる。すでに、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に点灯制御され第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けて第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態となっているものの(つまり第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となっているものの)、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに、図194(F)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態が維持される(つまり第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となっている)とともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
なお、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御としては、図191の始動口発光演出Aにおいて説明したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅)した発光態様となることにより第1始動口20の発光態様が一度だけ所定色で点滅(図191(C),(D)では白色点滅した状態となるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。しかし、始動口発光演出Dにおいては、始動口発光演出Aと異なり、図194(F)に示したように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に維持制御されることにより第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態が維持される(つまり第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となっている)とともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
その後、第1始動口20に遊技球が入球しても、図194(G)に示すように、すでに、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、図194(E)に示した第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示された状態から変化しない。また、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留満タンの状態となっているため、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せず、保留球が増加しないため、図194(H)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に維持制御され第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けて第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態が維持されることとなる(つまり第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となっている)。
このとき(つまり図194(G)において、すでに、保留満タンの状態となっているため)、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、保留球が増加したことを報知する必要がなくなり、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
なお、変動開始後において、当該保留アイコン9Cの色が、期待度が高い他の色へ変化すると、これに伴い、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDの色も当該保留アイコン9Cの色に合わせて変化し、変化した当該保留アイコン9Cの色と同一の色となり、第1始動口20の発光態様として第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に変化し発光して現れることとなる。つまり第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となることとなる。
その後、図194(I)に示すように、左装飾図柄8Lが数字「3」、中装飾図柄8Cが数字「4」、右装飾図柄8Rが数字「3」となり、同一の図柄が揃わずに停止表示され、はずれが確定表示されると、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えるとともに、第1保留表示位置9Ad、第2保留表示位置9Ad、第3保留表示位置9Adおよび第4保留表示位置9Adには、白い球状の保留アイコン9Aがそれぞれ表示されたままの状態となる。このような変動終了時において、図194(J)に示すように、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが通常時の発光態様である消灯に制御され、第1始動口20の前面内側に施された特殊メッキにより第1始動口20の前面を光が透けず第1始動口20の発光態様が通常時の発光態様である特殊メッキの色(例えば、銀色)となった状態となり、笑顔造形が非表示の状態となる。変動終了時において、すでに、保留満タンの状態となっているため、第1始動口20に遊技球が入球したとしても、保留球が増加せず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
このように、始動口発光演出Dにおいて、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に制御されることにより第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態となっている場合において、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加しても、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが当該保留アイコン9Cの色と同一の色に維持制御されることにより第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態に維持されるとともに、さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。
これにより、第1始動口20の発光態様が、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の笑顔造形が非表示の状態から当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態となる発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が、第1始動口20の内部に配置された笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れるという発光態様に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である第1始動口20の内部に配置された笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
また、始動口発光演出Dにおいて、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態とされているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに(言い換えると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が阻止されることにより)、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態に維持した状態とすることができる。このため、笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態に維持した第1始動口20の発光態様は、表示画面7aに繰り広げられる演出に対して付加的な発光演出として寄与することができる。さらに、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れないため、保留音が表示画面7aに繰り広げられる演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
[効果例]
以下に、始動口発光演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、始動口発光演出Aの図191(A)~図191(J)に示すように、遊技球を受け入れ可能な第1始動口20(受入口)を有し、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球したこと(受け入れられたこと)に基づいて、第1始動口20(受入口)の発光態様を可変する(図191(A)~図191(D)において白色点灯から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され一度だけ白色点滅する)第1の演出と、図191(E)~図191(F)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(白色点灯)を維持可能な第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、第1始動口20に遊技球が入球して(受け入れられて)保留球が増加するときには、第1始動口20の発光態様を、白色点灯から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され一度だけ白色点滅した発光態様へ変化することができるようになっているし、保留球が増加しないときには、第1始動口20の発光態様を白色点灯に維持することができるようになっているため、保留球の増加の有無を視覚に訴えることができ、興趣の向上を図ることができる。
図192(A)~図192(J)の始動口発光演出Bでは、遊技球を受け入れ可能な第1始動口20(受入口)を有し、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球したこと(受け入れられたこと)に基づいて、第1始動口20(受入口)の発光態様を可変する(図192(A)~図192(D)において白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する)第1の演出と、図192(E)~図192(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(黄色点灯(ゴールド色点灯))を維持可能な第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して(受け入れられて)保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である黄色点灯(ゴールド色点灯)が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
図193(A)~図193(J)の始動口発光演出Cでは、遊技球を受け入れ可能な第1始動口20(受入口)を有し、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球したこと(受け入れられたこと)に基づいて、第1始動口20(受入口)の発光態様を可変する(図193(A)~図193(D)において白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する)第1の演出と、図193(E)~図193(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(黄色点灯(ゴールド色点灯))を維持可能な第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ制御され黄色点灯(ゴールド色点灯)する発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して(受け入れられて)保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である黄色点灯(ゴールド色点灯)が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
図194(A)~図194(J)の始動口発光演出Dでは、遊技球を受け入れ可能な第1始動口20(受入口)を有し、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球したこと(受け入れられたこと)に基づいて、第1始動口20(受入口)の発光態様を可変する(図194(A)~図194(D)において第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難となって笑顔造形が非表示の状態から装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態となる)第1の演出と、図194(E)~図194(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れるという発光状態)を維持可能な第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、第1始動口20の発光態様が、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の笑顔造形が非表示の状態から当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態となる発光態様へ変化した状態となっているときには、第1始動口20に遊技球が入球して(受け入れられて)保留球が増加しても、第1始動口20の発光態様が、第1始動口20の内部に配置された笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れるという発光態様に維持されているため、この維持される第1始動口20の発光態様である第1始動口20の内部に配置された笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態が演出に対して付加的な発光演出として寄与することができ、興趣の向上を図ることができる。
[効果2]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、始動口発光演出Aの図191(A)~図191(J)に示すように、第2の演出は、保留アイコン9Aの数が所定の個数(4個)に到達するまで第1の演出の実行を許容する一方、保留アイコン9Aの数が所定の個数(4個)に到達したのち第1の演出の実行を阻止する。具体的には、図191(A)~図191(D)において保留アイコン9Aの数が所定の個数(4個)に到達するまで第1始動口20(受入口)の発光態様の可変(白色点灯から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され一度だけ白色点滅するという発光態様の変化)を許容することができる一方、図191(E)~図191(H)において保留アイコン9Aの数が所定の個数(4個)に到達したのち第1始動口20(受入口)の発光態様(白色点灯)を維持することができる。この構成によれば、保留アイコン9Aの数が所定の個数(4個)に到達した状態であることを、所定の個数に到達した保留アイコン9Aに加えて、さらに、第1始動口20の発光態様を利用して遊技者へ伝えることができる。
[効果3]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、始動口発光演出Bの図192(A)~図192(J)に示すように、第2の演出は、白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定された黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9A(特定の保留アイコン)が当該保留アイコン9Cとなり第1の演出の実行を許容して第1の演出が第1始動口20(受入口)の発光態様を特定の発光態様へ変えたのち(白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ変えたのち)、第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様を黄色点灯((ゴールド色点灯)(特定の発光態様))に維持する。具体的には、図192(A)~図192(D)において白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定された黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9Aが当該保留アイコン9Cとなり、第1始動口20(受入口)の発光態様を白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ変えたのち、図192(E)~図192(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(黄色点灯(ゴールド色点灯))を維持する。この構成によれば、当たりとなる期待度が高くなっている状態を第1始動口20(受入口)の発光態様により遊技者に示唆することができる。
図194の始動口発光演出Dでは、第2の演出は、白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定された笑顔球体の保留アイコン9A(特定の保留アイコン)が当該保留アイコン9Cとなり第1の演出の実行を許容して第1の演出が第1始動口20(受入口)の発光態様を特定の発光態様へ変えたのち(第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難となって笑顔造形が非表示の状態から装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態へ変えたのち)、第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様を、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れるという発光状態(特定の発光態様))に維持する。具体的には、図194(A)~図194(D)において白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定された笑顔球体の保留アイコン9Aが当該保留アイコン9Cとなり、第1始動口20(受入口)の発光態様を、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難となって笑顔造形が非表示の状態から装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる状態へ変えたのち、図194(E)~図194(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れるという発光状態)を維持する。この構成によれば、当たりとなる期待度が高くなっている状態を装飾部材の造形(笑顔造形)が当該保留アイコン9Cの色と同一の色に発光して現れる発光態様により遊技者に示唆することができる。
[効果4]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、始動口発光演出Cの図193(A)~図193(J)に示すように、第2の演出は、白い球状の当該保留アイコン9Cから黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9C(特定の当該保留アイコン)へ変化したときに第1の演出の実行を許容して第1の演出が第1始動口20(受入口)の発光態様を特定の発光態様へ変えたのち(白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ変えたのち)、第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様を黄色点灯((ゴールド色点灯)(特定の発光態様))に維持する。具体的には、図193(A)~図193(D)において白い球状の当該保留アイコン9Cによる図柄変動(左装飾図柄8L、中装飾図柄8C、右装飾図柄8R)が開始され、白い球状当該保留アイコン9Cから白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定された星型の当該保留アイコン9Cへ変化したときに第1始動口20(受入口)の発光態様を白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)へ変えたのち、図193(E)~図193(H)において第1の演出の実行を阻止して第1始動口20(受入口)の発光態様(黄色点灯(ゴールド色点灯))を維持する。この構成によれば、当たりとなる期待度が高くなっている状態を第1始動口20(受入口)の発光態様により遊技者に示唆することができる。
[効果5]
上記実施形態の遊技機1では、例えば、始動口発光演出Aの図191(A)~図191(J)に示すように、第1の演出は、さらに、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球した(受け入れられた)ことに基づいて保留音(許容音)の出力を実行することができ、第2の演出は、さらに、第1の演出を許容するときに保留音(許容音)の出力を許容する一方、第1の演出を阻止するときに保留音(許容音)の出力を阻止する。具体的には、図191(C)~図191(D)において、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。一方、図191(E)~図191(H)において、第1始動口20に遊技球が入球しても、保留アイコンを表示する保留表示位置が存在せずに保留球が増加しないため、保留球が増加したことを報知する必要がなくなり、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。この構成によれば、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球した(受け入れられた)ことに基づいて、第1始動口20の発光態様を白色点滅した状態とするという視覚に訴える演出と、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れるという聴覚に訴える演出と、を併用することにより、保留球の増加を遊技者へ伝えることができる。
図192(A)~図192(J)の始動口発光演出Bでは、図192(A)~図192(B)において、例えば、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。一方、図192(C)~図192(H)において、最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが当該保留表示位置9Cdに表示されているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。この構成によれば、最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンが当該保留表示位置9Cdに表示されているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに、第1始動口20の発光態様を黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持した状態とすることにより演出に対して付加的な発光演出として寄与することができるとともに、「シュポッ」という効果音である保留音をスピーカ67から流さないことにより演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
図193(A)~図193(J)の始動口発光演出Cでは、図193(A)~図193(D)において、例えば、装飾図柄が変動開始され、変動開始時に第1始動口20に遊技球が入球した場合、当該保留表示位置9Cdに表示されている白い球状の当該保留アイコン9Cが黄色(ゴールド)の星形の当該保留アイコン9Cへ変化するまえに、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。一方、図193(C)~図193(H)において、白い球状の当該保留アイコン9Cが最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンへ保留変化すると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。この構成によれば、白い球状の当該保留アイコン9Cが最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンへ保留変化すると、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに、第1始動口20の発光態様を黄色点灯(ゴールド色点灯)に維持した状態とすることにより演出に対して付加的な発光演出として寄与することができるとともに、「シュポッ」という効果音である保留音をスピーカ67から流さないことにより演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
図194(A)~図194(J)の始動口発光演出Dでは、図194(A)~図194(B)において、当該変動が終了して当該保留アイコン9Cが表示画面7aから消えると、このような変動終了時において、第1始動口20に遊技球が入球した場合には、保留球が増加したことを報知するため、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れる(保留音がONとなる)。一方、図194(C)~図194(H)において、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態とされているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われず、「シュポッ」という効果音である保留音がスピーカ67から流れない(保留音がOFFとなる)。この構成によれば、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態とされているときには、第1始動口20に遊技球が入球したことにより保留球が増加したことを報知する制御が全く行われずに(、第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認容易となって笑顔造形が当該保留アイコン9Cの色と同一の色で表示の状態に維持したことにより演出に対して付加的な発光演出として寄与することができるとともに、「シュポッ」という効果音である保留音をスピーカ67から流さないことにより演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならないようにすることができる。
[変形例]
以下に、始動口発光演出の変形例を示す。
[変形例1]
図192(C)~図192(H)の始動口発光演出B、図193(C)~図193(H)の始動口発光演出Cおよび図194(C)~図194(H)の始動口発光演出Dでは、第1始動口20に遊技球が入球しても、「シュポッ」という効果音である保留音をスピーカ67から流さなかった。しかし、「シュポッ」という効果音である保留音をスピーカ67から流れるようにしてもよい。この場合、保留音の音量を演出に関連して流れる効果音や音楽の妨げとならない程度として例えば演出に関連して流れる効果音や音楽の音量に対して50%~90%となる音量に調整されることが好ましい。
[変形例2]
図192(A)~図192(H)の始動口発光演出Bでは、図192(A)において第1保留表示位置9Ad~第4保留表示位置9Adに表示可能な保留アイコン9Aの色は、保留アイコン9Aが消化されるごとにシフトする際に、保留アイコン9Aの色の変化がなかったが、当たり期待度が高くなる色へ変化(例えば、白色から青色へ変化、白色から緑色へ変化)するようにしてもよい。この場合、第1保留表示位置9Adに表示されていた保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、これに伴い、第1始動口20の色が当該保留アイコン9Cに付された色と同一の色となる。
[変形例3]
図193(A)~図193(H)の始動口発光演出Cでは、図192(A)~図192(D)において白い球状の当該保留アイコン9Cが最も当たりの期待度が高い黄色(ゴールド)の星形の保留アイコンへ保留変化すると、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)したが、さらに、黄色点灯(ゴールド色点灯)から七色(レインボー(大当たり濃厚))へ変化するようにしてもよい。この場合、第1始動口20の発光態様が黄色点灯(ゴールド色点灯)から七色(レインボー(大当たり濃厚))となり、第1始動口20の色が当該保留アイコン9Cに付された色と同一の色となる。
[変形例4]
図191の始動口発光演出A、図192の始動口発光演出B、図193の始動口発光演出Cおよび図194の始動口発光演出Dでは、第1始動口20に遊技球が入球すると、第1始動口20の発光態様が可変されていたが、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29についても適用することができる。この場合、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の内部に図示しない多色発光可能なフルカラーLEDが単一または複数実装された装飾基板がそれぞれ配置されランプ制御基板107により発光制御されている。これらの装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光することにより第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29が発光する。第1始動口20が通常仕様である場合においては、遊技機1に電源が投入されると、装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の発光態様が白色点灯した状態となり、さらに、大当たり演出や客待ち用のデモ演出においても、装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の発光態様が白色点灯した状態となる。
これに対して、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29が特殊メッキ仕様である場合には、さらに、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の前面内側に装飾部材が装飾基板の前方に配置され、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態では、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の前面を通して第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされる一方、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態では、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の前面を通して第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされ、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の前面を通して特殊メッキの色(例えば、銀色)が視認可能とされる。また、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29が特殊メッキ仕様である場合には、遊技機1に電源が投入されると、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態に制御され、さらに、大当たり演出および客待ち用のデモ演出においても、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態に制御され、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされる。なお、第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29が特殊メッキ仕様である場合には、大当たり演出においては、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態として第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の前面を通して第1ゲート(スルーチャッカー)28や第2ゲート(スルーチャッカー)29の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされるようにしてもよい。
[変形例5]
図192(E)~図192(D)の始動口発光演出Bでは、第1保留表示位置9Adに表示されている黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動して当該保留アイコン9Cとなると、第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)した状態となっていた。黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9Aは、白い球状の保留アイコン9Aと比べて当たりとなる期待度が高く設定されていた。第1始動口20の発光態様が白色点灯から黄色点灯(ゴールド色点灯)した際に、黄色点灯(ゴールド色点灯)から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び黄色点灯(ゴールド色点灯)へ戻す制御を5回だけ繰り返して黄色点滅(ゴールド色点滅)するようにしてもよい。この理由(5回だけ繰り返し黄色点滅(ゴールド色点滅)するという発光態様の変化とする理由)については、第1始動口20(受入口)に遊技球が入球すると、第1始動口20(受入口)の発光態様として、例えば白色点灯から所定期間(例えば、0.5秒)だけ消灯に制御され再び白色点灯に制御され一度だけ白色点滅するという発光態様の変化と異ならせるためである。つまり、5回だけ繰り返し黄色点滅(ゴールド色点滅)するという発光態様の変化により当たりとなる期待度が高くなっている状態を遊技者に示唆することができるとともに、黄色(ゴールド)の星形の保留アイコン9Aが当該保留表示位置9Cdへ移動した旨を、第1始動口20の発光態様により(つまり5回だけ繰り返し黄色点滅(ゴールド色点滅)するという発光態様の変化により)遊技者へ伝えることができる。
[変形例6]
図191の始動口発光演出A、図192の始動口発光演出B、図193の始動口発光演出Cおよび図194の始動口発光演出Dでは、第1始動口20に遊技球が入球すると、第1始動口20の発光態様が可変されていたが、第2始動口21についても適用することができる。この場合、第2始動口21の内部に図示しない多色発光可能なフルカラーLEDが単一または複数実装された装飾基板が配置されランプ制御基板107により発光制御されている。この装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光することにより第2始動口21が発光する。第1始動口20が通常仕様である場合においては、遊技機1に電源が投入されると、装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第2始動口21の発光態様が白色点灯した状態となり、さらに、大当たり演出や客待ち用のデモ演出においても、装飾基板に実装されたフルカラーLEDは、白色点灯に制御されることにより第2始動口21の発光態様が白色点灯した状態となる。
これに対して、第2始動口21が特殊メッキ仕様である場合には、さらに、第2始動口21の前面内側に装飾部材が装飾基板の前方に配置され、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態では、第2始動口21の前面を通して第2始動口21の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされる一方、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態では、第2始動口21の前面を通して第2始動口21の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされ、第2始動口21の前面を通して特殊メッキの色(例えば、銀色)が視認可能とされる。また、第2始動口21が特殊メッキ仕様である場合には、遊技機1に電源が投入されると、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態に制御され、さらに、大当たり演出および客待ち用のデモ演出においても、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態に制御され、第2始動口21の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされる。なお、第2始動口21が特殊メッキ仕様である場合には、大当たり演出においては、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態として第2始動口21の前面を通して第2始動口21の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされるようにしてもよい。
[変形例7]
図194の始動口発光演出Dでは、第1始動口20の前面内側に特殊メッキが施されており、装飾部材が第1始動口用装飾基板の前方に配置され、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態では、第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認可能とされる一方、第1始動口用装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態では、第1始動口20の前面を通して第1始動口20の内部に配置された装飾部材の造形(笑顔造形)が視認困難とされ、第1始動口20の前面を通して特殊メッキの色(例えば、銀色)が視認可能とされていた。しかし、第1始動口20の周囲(例えば、第1始動口20の上側、右側、下側、左側など)に装飾部を設けたものでもよい。第1始動口20と装飾部とはユニット化されていてよいし、独立した部品であれば装飾部が第1始動口20の周囲に隣接して配置されていることが好ましい。装飾部の内部には、フルカラーLEDが実装された装飾基板と、装飾基板の前方に配置されるとともに例えばキャラクタが印刷されて造形された装飾部材(以下、「装飾部材の造形(キャラクタ造形)」という場合がある。)と、が収容されている。装飾部の裏面、つまり装飾部と対向する面には、特殊メッキが施されており、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光することにより、装飾部の前面を光が透けるようになっている。装飾部は、無色透明な樹脂により成型され、造形が施されていてもよいし、その表面が滑らかな面(平面や曲面)として造形されていてもよい。装飾基板に実装されたフルカラーLEDが発光した状態では、第1始動口20の周囲に配置された装飾部の前面を通して装飾部の内部に配置された装飾部材の造形(キャラクタ造形)が視認可能とされる一方、装飾基板に実装されたフルカラーLEDが消灯した状態では、第1始動口20の周囲に配置された装飾部の前面を通して装飾部の内部に配置された装飾部材の造形(キャラクタ造形)が視認困難とされ、装飾部の前面を通して特殊メッキの色(例えば、銀色)が視認可能とされる。
[変形例8]
図191の始動口発光演出A、図192の始動口発光演出B、図193の始動口発光演出Cおよび図194の始動口発光演出Dでは、説明した演出の一部を備えていなくてもよいし、他の演出が追加されていてもよい。
[態様例]
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様K1-1]
遊技球を受け入れ可能な受入口を有する遊技機であって、
前記受入口に遊技球が受け入れられたことに基づいて前記受入口の発光態様を可変する第1の演出と、
前記第1の演出の実行による前記受入口の発光態様の可変を許容したのち、前記第1の演出の実行を阻止して前記受入口の発光態様を維持する第2の演出と、を実行可能である、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様K1-2]
請求項1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出は、保留アイコンの数が所定の個数に到達するまで前記第1の演出の実行を許容可能であり一方、保留アイコンの数が所定の個数に到達したのち前記第1の演出の実行を阻止する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様K1-3]
請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出は、保留アイコンと比べて当たりとなる期待度が高く設定された特定の保留アイコンが当該保留アイコンとなり前記第1の演出の実行を許容して前記第1の演出が前記受入口の発光態様を特定の発光態様へ変えたのち、前記第1の演出の実行を阻止して前記受入口の発光態様を前記特定の発光態様に維持する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様K1-4]
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出は、当該保留アイコンによる図柄変動が開始され当該保留アイコンから特定の当該保留アイコンへ変化したときに前記第1の演出の実行を許容して前記第1の演出が前記受入口の発光態様を特定の発光態様へ変えたのち、前記第1の演出の実行を阻止して前記受入口の発光態様を前記特定の発光態様に維持する、
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様K1-5]
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出は、さらに、前記受入口に遊技球が受け入れられたことに基づいて許容音の出力を実行可能であり、
前記第2の演出は、前記第1の演出を許容するときに前記許容音の出力を許容する一方、前記第1の演出を阻止するときに前記許容音の出力を阻止する、
ことを特徴とする遊技機。
[その他の変形例]
上述の種々の表示演出において、その一部の演出を含んでいない構成や、上述した以外の演出が含まれていてもよい。
上記実施形態の遊技機1は、いわゆる1種2種混合機として構成されているが、遊技機1は、これ以外の構成であってもよい。例えば、遊技機1は、ST機、VST機、ループ機等であってもよい。また、上記実施形態は、パチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えば、パチンコ遊技機に代えて、スロットマシン等の回胴式遊技機、アレンジボール遊技機、または、雀球遊技機に本発明を適用するようにしてもよい。遊技機1をスロットマシンとする場合には、遊技媒体を遊技球から遊技メダルに変更すればよい。
上記実施形態の遊技機1では、遊技者に操作させる操作部として演出ボタン63を備えているが、これに限られず、遊技者に操作させる操作部として、レバーや、トリガーなどを用いてもよい。また、上記実施形態の遊技機1における表示演出において、演出ボタン63を表すボタン画像を用いて表示演出を実行する場合があるが、これに代えてセレクトボタン68を表す画像を用いて表示演出を実行するようにしてもよいし、レバーやトリガーを表す画像を用いて表示演出を実行するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1は、玉を払出すための払出装置を搭載した遊技機であったが、これに限られるものではない。例えば、上記遊技機1に代えて、所謂封入式遊技機のように、払い出し装置を搭載しない遊技機に本発明を適用するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1は、画像表示装置7を用いて、種々の演出を実行するようにしている。本実施形態の遊技機1では、これらの演出を互いに組み合わせて一つの表示演出としてもよい。つまり、上述した複数の演出例および/または変形例のうち、2つ以上の演出例および/または変形例を組み合わせてもよい。さらに、遊技機1は、画像表示装置7(表示画面7a)の他にサブ表示装置を備えていてもよい。そして、画像表示装置7の表示画面7aでおこなう表示演出の少なくとも一部をサブ表示装置の表示画面でおこなってもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。
1…遊技機
3…遊技領域
5…盤ランプ
7…画像表示装置
9A,9B…保留画像(保留アイコン)
9C…当該保留画像(当該保留アイコン)
14…第1可動役物
15…第2可動役物
20…第1始動口(第1入球口)
21…第2始動口(第2入球口)
66…枠ランプ
81…遊技制御用マイコン
91…演出制御用マイコン
101…画像制御用マイコン

Claims (1)

  1. 複数種類の画像を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
    第1のキャラクタ画像を第1の位置に明瞭な画像として表示する第1の演出と、
    前記第1の演出のあと、前記第1のキャラクタ画像を前記第1の位置に明瞭な画像から不明瞭な画像にして表示したままの状態で、前記第1の位置とは異なる第2の位置に第2のキャラクタ画像を明瞭な画像として表示して前記第1のキャラクタ画像の一部と前記第2のキャラクタ画像の一部とが前後方向で重なる第2の演出と、
    前記第2の演出のあと、前記第1の位置および前記第2の位置とは異なる第3の位置に前記第1のキャラクタ画像を不明瞭な画像から明瞭な画像にして大きさを変化させて表示し、前記第1の位置、前記第2の位置および前記第3の位置とは異なる第4の位置に前記第2のキャラクタ画像を明瞭な画像のまま大きさを変化させて表示して前記第1のキャラクタ画像の一部と前記第2のキャラクタ画像の一部とが前後方向で重ならない第3の演出と、を実行可能である、
    ことを特徴とする遊技機。
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