JP7433837B2 - 外付け型発泡剤供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外付け型発泡剤供給装置に係り、特に、ポリウレタンフォームの吹付け発泡現場において、被着体に対してポリウレタンフォーム原料を吹き付ける発泡機に取り付けられて、かかる発泡機に、更に、所定の発泡剤を外添せしめるようにした後付け型の発泡剤供給装置に関するものである。
従来から、建築物の壁面や天井等の被着体に対して、ポリウレタンフォームの被覆層を所定厚さで形成すべく、その施工現場に持ち込まれて、使用される現場吹付け型発泡機として、ポリオールを含む第一の液体を圧送する第一の供給系統と、ポリイソシアネートを含む第二の液体を圧送する第二の供給系統と、それら第一及び第二の供給系統からそれぞれ供給される第一及び第二の液体を混合して、噴射する噴射装置とを有する構造の装置が、知られており、例えば、特開2000-102751号公報には、その一例が、明らかにされている。
ところで、かかる現場吹付け型発泡機によるポリウレタンフォームの形成には、原料であるイソシアネートやポリオールの温度、更には、吹き付ける対象物の温度が大きく影響して、形成されるポリウレタンフォーム層の厚みや密度等に悪影響をもたらしていることが知られている。例えば、周りの気温が低くなる冬場の吹付け発泡の際に、冷たくなった壁面の如き対象物(被着体)に対して、吹付け作業を実施しても、かかる対象物の温度が低いために、吹き付けた原料の充分な発泡を行ない得ず、不均一な厚さのフォーム層が形成されたり、発泡せずに、密度の高いポリウレタンフォーム層が形成される等の問題が、惹起されるようになる。
そこで、特開2014-162146号公報等においては、そのようなポリウレタンフォーム層の形成に際しての温度の影響を回避すべく、現場吹付け型発泡機の第一の供給系統や第二の供給系統に対して所定の発泡剤を外添せしめる発泡剤供給装置を、かかる発泡機に固定的に設けてなる構造が、明らかにされているのであるが、そこでは、配設された発泡剤供給装置における発泡剤供給流路が、発泡機の機器からの熱による影響を受けて、発泡剤の供給が不安定となる問題があり、特に夏場において、それは顕著なものとなるのである。
すなわち、発泡機における第一の液体や第二の液体を供給する前提として、それら二液を供給する流路内はヒータにて加熱する必要があり、そのために、流路配管には、加熱ジャケットが取り付けられたり、加熱装置が特別に配置される等の手当が為されており、また、発泡機自体を制御する制御装置にあっては、その周辺には、熱が籠もり易いために、外添する発泡剤の供給流路は、そのような発熱する機器やヒータから極力離れた位置に配置されるようにはなっているのであるが、装置としてコンパクトにまとめる必要があるところから、外添用の発泡剤供給装置は、発泡剤の極近傍に固定的に配設されることとなり、そのために、上述の如き発熱機器やヒータ等からの熱の影響は避けられないものであったのである。このため、特に夏場において、外添する発泡剤の供給流路が、発泡機から放出される熱の影響で、充分に冷却され得ず、そのために、発泡剤(ガス)の供給が安定せずに、吹き付けによって形成されるフォームが波打つようになり、そこでは、フォーム内の密度分布もばらつくようになるところから、密度の高い箇所と低い箇所との間のフォームの収縮差によって引張作用が生じて、クラックが発生する恐れもあったのである。
特開2000-102751号公報 特開2014-162146号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、現場吹付け型発泡機における冬場の吹付け発泡の際の問題の回避と共に、夏場の吹付け発泡の際の問題をも有利に解消し得る、該発泡機に対する外付け型の発泡剤供給装置を提供することにあり、また、他の課題とするところは、現場吹付け型発泡機を、外添用発泡剤供給装置が設けられていない通常のタイプのものと、外添用発泡剤供給装置が設けられてなる発泡剤外添タイプのものとに、簡単に且つ容易に変換することの出来る、外付け型発泡剤供給装置を提供することにある。
そして、本発明は、上記した課題を解決するために、以下に列挙せる如き各種の態様において、好適に実施され得るものである。なお、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに何等限定されることなく、明細書の記載から把握され得る発明思想に基づいて認識され得るものであることが、理解されるべきである。
(1) ポリオールを含む第一の液体を圧送する第一の供給系統と、ポリイソシアネート を含む第二の液体を圧送する第二の供給系統と、それら第一及び第二の供給系統か らそれぞれ供給される第一及び第二の液体を混合して、噴射する噴射装置とを有す る現場吹付け型発泡機における、該第一の供給系統又は該第二の供給系統に対して 接続されて、所定の発泡剤を供給する外付け型発泡剤供給装置にして、前記第一又 は第二の供給系統に着脱可能に接続されて、発泡剤タンクから供給される常温で気 化可能な発泡剤を、該第一又は第二の供給系統に導く発泡剤供給流路と;該発泡剤 供給流路を通じて、該第一又は第二の供給系統に供給される発泡剤の圧力を検出す る圧力計と;該発泡剤供給流路を通じて、該第一又は第二の供給系統に供給される 発泡剤の流量を制御する流量調節弁と;該発泡剤供給流路上に設けられて、該発泡 剤供給流路内を流通せしめられる発泡剤を冷却する冷却手段と;該発泡剤供給流路 の接続される前記第一又は第二の供給系統において圧送される前記第一又は第二の 液体の圧力よりも、該圧力計にて検出される発泡剤供給圧力の方が高くなるように 、前記流量調節弁を制御する制御装置とが、少なくとも設置されてなる、移動可能 な台車を有し、かかる台車を、発泡剤の外添の必要な前記現場吹付け型発泡機の配 置場所に移動せしめて、前記発泡剤供給流路を、前記第一又は第二の供給系統に対 して接続して、目的とする発泡剤が、該現場吹付け型発泡機に、外部から供給、添 加せしめられるように構成したことを特徴とする外付け型発泡剤供給装置。
(2) 前記発泡剤供給流路の少なくとも一部を、熱伝導率が10W/mK以上である材 質からなる熱伝導管にて構成し、該熱伝導管上に、前記冷却手段が配設されている 前記態様(1)に記載の外付け型発泡剤供給装置。
(3) 前記発泡剤供給流路の前記流量調節弁よりも上流側の部位に、前記発泡剤タンク から導かれる発泡剤を送出するポンプが設けられて、該ポンプのポンプ作動が前記 制御装置にて制御され、前記圧力計にて検出される発泡剤供給圧力が調整されるよ うになっている前記態様(1)又は前記態様(2)に記載の外付け型発泡剤供給装 置。
(4) 前記発泡剤タンクに対してヒータが取り付けられて、該ヒータによる発泡剤タン クの加熱が前記制御装置にて制御され、前記圧力計にて検出される発泡剤供給圧力 が調整されるようになっている前記態様(1)又は前記態様(2)に記載の外付け 型発泡剤供給装置。
(5) 前記流量調節弁よりも上流側に位置するように、前記発泡剤供給流路に対して、 アキュムレータが接続、配置され、該発泡剤供給流路内を導かれる発泡剤が、該ア キュムレータ内に流入せしめられ得るようになっている前記態様(1)乃至前記態 様(4)の何れか1つに記載の外付け型発泡剤供給装置。
(6) 前記発泡剤タンクが、前記台車による移動とは別個に運搬乃至は移動せしめられ て、前記吹付け発泡現場に移動、配置された該台車の近傍に配置せしめられる前記 態様(1)乃至前記態様(5)の何れか1つに記載の外付け型発泡剤供給装置。
(7) 前記発泡剤タンクが、前記台車上に配置されて、前記発泡剤供給流路、圧力計、 流量調節弁、冷却手段及び制御装置と共に、同時に台車移動が可能となるように構 成されている前記態様(1)乃至前記態様(5)の何れか1つに記載の外付け型発 泡剤供給装置。
(8) 前記第一又は第二の供給系統と前記発泡剤供給流路との接続が、三方管継手を用 いて行なわれ、該三方管継手の二つの接続口が該第一又は第二の供給系統の第一又 は第二の液体圧送路に接続せしめられて、該三方管継手にて該液体圧送路の一部を 構成している一方、かかる三方管継手の残りの一つの接続口に対して、該発泡剤供 給流路が、着脱可能に接続されるようになっている前記態様(1)乃至前記態様(
7)の何れか1つに記載の外付け型発泡剤供給装置。
(9) 前記第一又は第二の供給系統における第一又は第二の液体圧送路に対する前記発 泡剤供給流路の接続点よりも上流側となる該液体圧送路上に、圧送液体の圧力を検 出して、その検出信号を出力し、前記制御装置に入力せしめる液体圧力検出手段が 、設けられている前記態様(1)乃至前記態様(8)の何れか1つに記載の外付け 型発泡剤供給装置。
(10) 前記第一又は第二の供給系統における第一又は第二の液体圧送路に対する前記 発泡剤供給流路の接続点よりも下流側となる該液体圧送路上に、ミキサが配設され て、該液体圧送路内を圧送せしめられる第一又は第二の液体と該発泡剤供給流路を 通じて供給される発泡剤とが混合せしめられるようになっている前記態様(1)乃 至前記態様(9)の何れか1つに記載の外付け型発泡剤供給装置。
このように、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置にあっては、現場吹付け型発泡機とは切り離されて、その主要機器が台車に載置されているところから、所望位置への移動が容易に可能とされ、現場吹付け型発泡機の発熱する各種機器とは離れて、配置せしめられ得ることとなるために、かかる発泡機の各種機器からの熱による影響が有利に回避され得て、発泡剤の外添を効果的に行ない得ることとなるのである。即ち、冷却する必要のある外添する発泡剤の供給流路が、発泡機から独立して配設されるものであるために、外付けによって発泡剤供給装置を設置しても、既存の発泡機とは別体として設置されることとなるところから、既存の発泡機から発生する熱の影響を受け難くなるように、その設置位置が選択され得るのである。そして、このようにして、熱の影響を受けることがないようにすることによって、夏場でも、発泡剤供給装置の冷却が安定して行なわれ得ることとなるのであり、以て、発泡剤による発泡も安定して、良好なフォームの吹付けが可能となり、密度分布のバラツキも効果的に抑制され得て、クラックの発生が有利に阻止され得る特徴を発揮することとなる。
しかも、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置は、台車にて移動可能とされていることにより、二液混合しか出来ない現場吹付け型発泡機に対する外付け装置として、簡単に且つ容易に取り付けることが出来ることとなり、以て、外添によって発泡剤を添加することが出来るところから、環境温度によって冷たくなった壁等の対象物に吹き付ける際に、発泡による膨張が悪くなって、密度が高くなることを効果的に阻止して、多層吹付け時において、下層と上層との密度差で反りが発生するのが効果的に抑制乃至は阻止され得ることとなるのであって、これにより、夏場対策に加えて、冬場対策も、有利に行ない得ることとなったのである。
本発明が適用される現場吹付け型発泡機における機器の配置の一例を示す概略説明図である。 本発明に従う外付け型発泡剤供給装置における機器の配置の一例を示す概略説明図である。 現場吹付け型発泡機における液体圧送路に対する、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置の接続形態を示す概略説明図であって、(a)は、接続前の状態を示し、(b)は、接続後の状態を示している。 現場吹付け型発泡機に対して、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置を接続せしめてなる状態における、機器配置の全体形態を示す概略説明図である。 本発明に従う外付け型発泡剤供給装置を台車に載置せしめてなる形態の一例を示す概略説明図である。 本発明に従う外付け型発泡剤供給装置の主要機器を台車のラックに取り付けてなる形態を示す斜視説明図(車輪は図示せず)である。 図6に示される配設構造において、冷却装置とポンプとの間の配管構成の一例を模式的に示す斜視説明図である。 図6において、ポンプから発泡機に至る発泡剤供給流路に対する機器の配管構成の一例を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に従う外付け型発泡剤供給装置において、発泡剤供給流路内を流通せしめられる発泡剤を冷却するための冷却装置の一例を示す概略説明図であって、(a)は、冷却装置としてチラーを用いた場合の説明図であり、(b)は、ペルチェ素子を用いた場合の説明図である。 本発明に従う外付け型発泡剤供給装置の他の異なる例を示す、図2に対応する概略説明図である。
以下、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置の構成について更に具体的に明らかにするために、本発明の代表的な実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従う外付け型発泡剤供給装置の取付け対象となる現場吹付け型発泡機の一例に係る機器の配置構成が、概略的に示されており、そこにおいて、発泡機10は、ポリオール含む第一の液体を圧送する第一の供給系統12と、ポリイソシアネートを含む第二の液体を圧送する第二の供給系統14と、それら第一及び第二の供給系統12,14にて供給される第一の液体(ポリオール)と第二の液体(ポリイソシアネート)とを混合して、噴射する噴射装置である、手持ち式等の公知のスプレーガン16と、それら第一及び第二の供給系統12,14によって供給される第一の液体や第二の液体の供給量を制御する発泡機制御装置18とを含んで、構成されている。なお、第一及び第二の供給系統12,14には、それぞれの供給系統を通じて供給される第一の液体及び第二の液体の流路を加熱するためのジャケット装置は、図示はされていないが、従来と同様に、それぞれ設けられている。
そこでは、第一の供給系統12において、所定圧力の第一の液体を導く液体圧送路となる第一の液体流路12aは、ポリオールを含む第一の液体を収容する第一のタンク12bに接続されており、この第一のタンク12b内の第一の液体が、第一の汲み上げポンプ12cにて汲み上げられた後、第一の圧送ポンプ12dにて圧送され、その吐出圧力が第一の圧力計12eにて検出され、更に、第一のヒータ12fにて加熱せしめられた後、スプレーガン16に供給されるようになっている。一方、第二の供給系統14においても同様に、所定圧力の第二の液体を導く液体圧送路となる第二の液体流路14aが、ポリイソシアネートを含む第二の液体を収容する第二のタンク14bに接続され、そこに収容されている第二の液体が、第二の汲み上げポンプ14cにて汲み上げられた後、第二の圧送ポンプ14dにてスプレーガン16に向かって圧送せしめられるようになっており、更に、その圧送せしめられる第二の液体の吐出圧力が、第二の圧力計14eにて検出されると共に、第二のヒータ14fにて所望の温度に加熱せしめられた後、スプレーガン16に供給されるようになっているのである。
そして、このような発泡機10においては、第一の供給系統12の第一の液体流路12aを通じて、第一のタンク12b内に収容されたポリオール含む第一の液体が、発泡機制御装置18による制御の下に、所定の圧力及び温度にてスプレーガン16に供給される一方、第二の供給系統14の第二の液体流路14aを通じて、第二のタンク14b内に収容されたポリイソシアネート含む第二の液体が、発泡機制御装置18による制御の下に、所定の圧力及び温度にて圧送されて、スプレーガン16に供給せしめられ、そこにおいて、第一の液体と第二の液体とが混合された後、吹付け現場において、スプレーガン16から壁等の対象物に対して吹き付けられて、所定厚さのポリウレタンフォーム層が形成せしめられるようになっている。
本発明に従う発泡剤供給装置は、上述の如き構成の現場吹付け型発泡機10に対して、吹付け発泡現場において取り付けられる、外付け型発泡剤供給装置として、構成せしめられてなるものであって、その一例が、図2に示されている。そこにおいて、発泡剤供給装置20は、二酸化炭素やHFO(ハイドロフルオロオレフィン)等の、常温で気化可能な発泡剤を収容する発泡剤タンク22と、この発泡剤タンク22から取り出された発泡剤(液体)を導き、前記発泡機10における第一又は第二の供給系統12/14に供給すべく、それら供給系統の第一又は第二の液体流路12a/14aに対して着脱可能に接続せしめられる発泡剤供給流路24と、かかる発泡剤供給流路24上にそれぞれ配設された、チラー23、発泡剤ポンプ26、アキュムレータ28、発泡剤圧力計30、流量調節弁32及び逆止弁34と、かかる発泡剤ポンプ26及び流量調節弁32を制御する制御装置36とを含んで、構成されている。
そこにおいて、チラー23は、発泡剤タンク22から取り出された発泡剤を冷却するものであり、そして発泡剤ポンプ26は、発泡剤タンク22から導かれた発泡剤を所定の吐出圧力にて吐出して、発泡剤供給流路24上を流通せしめるものであり、更にアキュムレータ28は、発泡剤ポンプ26の下流側の発泡剤供給流路24に接続されて、かかる発泡剤供給流路24内の発泡剤の急激な圧力変化を、抑制乃至は阻止せしめるようになっている。また、流量調節弁32としては、ここでは、電磁式の開閉弁が用いられており、その開閉作動によって、発泡剤が、流量調節弁32よりも上流側の圧力の下に、発泡機10の第一又は第二の液体流路12a/14aに供給され得るようになっている。そして、発泡剤圧力計30は、流量調節弁32と発泡剤ポンプ26との間の発泡剤供給流路24部分に対して取り付けられて、当該流路部分における発泡剤供給圧力を検出し、その圧力データが、制御装置36に入力せしめられるようになっている。なお、逆止弁34は、接続される第一又は第二の液体流路12a/14aからの第一又は第二の液体の発泡剤供給流路24内への逆流を阻止するために設けられている。また、かかる第一又は第二の液体流路12a/14aを圧送される第一又は第二の液体の圧力をデジタルで検出する原料圧力計38が、必要に応じて取り付けられるようになっており、この原料圧力計38からのデジタル信号が制御装置36に入力せしめられるようになっている。
さらに、制御装置36においては、発泡剤圧力計30から入力される発泡剤供給圧力情報と、原料圧力計38から入力される第一又は第二の液体の圧力情報に基づいて、発泡剤供給圧力の方が第一又は第二の液体の圧送圧力よりも高くなるように、流量調節弁32の開閉作動を制御する信号が出力され、また、発泡剤ポンプ26に対しても、そのポンプ作動を制御する信号が出力されるようになっている。即ち、制御装置36は、発泡機10の制御装置18とは別体とされて、流量調節弁32の制御や発泡剤ポンプ26の制御を行なうようになっているのである。加えて、チラー23は、二酸化炭素の如き発泡剤を一定量で供給するには、発泡剤供給装置20の発泡剤供給流路24内を液体状態で保持しておく必要があるために、後述する如き構成において、発泡剤供給流路24上に設けられているのであり、この発泡剤供給流路24内を流通せしめられる発泡剤を冷却する冷却手段として、発泡剤タンク22と発泡剤ポンプ26との間の発泡剤供給流路24部位に配設されている。
そして、かかる発泡剤供給装置20は、発泡剤供給流路24の逆止弁34設置側の端部において、図3に示される如く、発泡機10における第一又は第二の液体流路12a/14aに対して、三方管継手、即ちT字型管継手であるチーズ40を用いて、接続せしめられることとなる。具体的には、第一又は第二の液体流路12a/14aに、二つの接続口が予め接続されて、それら流路の一部を構成しているチーズ40の残りの一つの接続口に対して、発泡剤供給装置20における発泡剤供給流路24の逆止弁34配設部位よりも下流側となる端部が、螺合によって、着脱可能に且つ流体密に取り付けられているのである。また、必要に応じて、原料圧力計38も、チーズ42を介して流体密に取り付けられ、この原料圧力計38にて検出される圧力情報が、デジタル信号にて、制御装置36に入力せしめられるようになっている。なお、この原料圧力計38の設置は、チーズ44を介して、第一又は第二の液体流路12a/14aに既に配設されている、第一又は第二の圧力計12e/14eがアナログの圧力計である場合には、必要となるものであるが、デジタル信号を出力し得る圧力計である場合にあっては、その圧力信号を制御装置36に入力せしめるようにすることによって、原料圧力計38の配設は不要となるものである。また、発泡剤供給装置20の発泡剤供給流路24が接続せしめられる第一又は第二の液体流路12a/14aのチーズ40よりも下流側の流路には、適当なミキサ46、例えばスタティックミキサ等が配設されて、第一又は第二の液体流路12a/14aを圧送せしめられる第一又は第二の液体と、発泡剤供給流路24を通じて供給される発泡剤とが、均一に混合せしめられるようになっている。そして、このようにして、発泡機10に対して、発泡剤供給装置20が接続せしめられることにより、図4に示される如き構成の、発泡剤外添型の現場吹付け発泡システムが、完成されることとなるのである。
ところで、上述の如き構成の発泡剤供給装置20は、発泡現場において用いられる発泡機10の近傍にまで容易に移動せしめられ、そして、簡単に且つ迅速に接続せしめられ得るように、その主要機器が、図5に示される如く、台車50上に載置されて、かかる台車50の下部に設けられた車輪52の転動によって、発泡現場における目的とする位置に、容易に移動せしめられ得るようになっている。即ち、ここでは、発泡剤供給装置20における、チラー23、発泡剤ポンプ26、アキュムレータ28、発泡剤圧力計30、流量調節弁32、逆止弁34及び制御装置36が、発泡剤供給流路24と共に、台車50の取付け枠体となる金属製のラック54に載置されて、固定・保持せしめられている。図6には、それら機器のラック54に対する取付け状態が、斜視図の形態において示されている(車輪52省略)。なお、ここでは、発泡剤ポンプ26には、回転斜板形アキシャル式プランジャポンプが用いられており、それは、ポンプ26aと駆動部26bとから構成されてなるものである。また、発泡剤タンク22は、その形状が大きく、また重量も重いものであるところから、台車50には載置されず、別途準備された丈夫な台車乃至は適当な運搬手段によって、台車50の移動位置にまで、別途に移動せしめられて、固定されるようになっているが、可能であれば、発泡剤タンク22をも、台車50に載置・固定して、全ての機器が、台車50にて移動せしめられ得るようにすることも出来る。更に、台車50としては、発泡剤供給装置20を運搬移動可能な台に、車輪が設けられた構造のものであれば、平板状、棚状、箱状、台に枠体や板が設けられたもの等、その形状が特に限定されるものではない。
また、図7には、かかる台車50に対する発泡剤供給装置20の積載構成において、チラー23と発泡剤ポンプ26との間の配管接続構成が、模式的に示されている。そこにおいて、チラー23の発泡剤流入口23aには、発泡剤タンク22から発泡剤を導く発泡剤流入ホース56が接続されて、発泡剤がチラー23内の冷却流路に導かれ、そこで、冷媒によって冷却せしめられた後、発泡剤流出口23bに接続された発泡剤流出ホース58を通じて、発泡剤ポンプ26に供給されるようになっている。なお、チラー23内の冷媒は、また、ポンプ冷却用冷媒送出ホース60を通じて、発泡剤ポンプ26内に導かれて、発泡剤ポンプ26内を冷却せしめた後、ポンプ冷却用冷媒回収ホース62を通じて、チラー23に戻されるようになっている。従って、ここでは、発泡剤流入ホース56と発泡剤流出ホース58は、チラー23内の冷却流路と共に、発泡剤供給流路24の一部を構成することとなる。
さらに、図8には、図6に示される如き、ラック54に配置された発泡剤ポンプ26から延びる発泡剤供給流路24部分を構成する管路に対する、アキュムレータ28、発泡剤圧力計30、流量調節弁32及び逆止弁34の配設形態乃至は配管構成の一例が、模式的に示されている。そこにおいて、発泡剤ポンプ26の吐出口に接続された管路には、チーズ64を介して、従来と同様な構造を有するアキュムレータ28が接続されて、管路内の圧力変動を抑制乃至は阻止し得るようになっている。なお、アキュムレータ28の両側には、その作動を制御するバルブ66,68が、それぞれ、設けられている。また、チーズ64に接続された管路上には、十字型管継手70を介して、発泡剤圧力計30及び圧力逃がしバルブ(自動)72と共に、流量調節弁32及び逆止弁34を設けてなる管路が、接続されている。更に、十字型管継手70とチーズ64との間の管路上には、減圧用バルブ74が接続されて、かかる管路内を流通する発泡剤の圧力を低下せしめ得るようになっている。なお、アキュムレータ28の容積は、一般に、20mL~5L程度、好ましくは25mL~2L、より好ましくは30mL~1Lであるとよい。
かくの如く、主要機器が台車50上に載置されて、移動可能とされてなる発泡剤供給装置20にあっては、吹付け現場において用いられる発泡機10の配設位置に応じて、自由に移動せしめられて、所望の位置に配置され、その発泡剤供給流路24を、発泡機10における第一又は第二の液体流路12a/14aに、自由に着脱することが出来るようになっているところから、発泡機10に対する発泡剤の外添作業が、必要に応じて、簡単に且つ容易に行なわれ得ることとなると共に、発泡剤供給装置20が、発泡機10とは離隔されて、かかる発泡機10における加熱の作用を避け得る位置に自由に移動せしめて、そのような発泡機10からの熱による、発泡剤供給流路24等に対する影響を可及的に回避することが可能となったのであり、以て、発泡機10側からの熱による悪影響を効果的に回避して、形成されるポリウレタンフォームの波打ち現象や密度分布のバラツキ、更にはクラックの発生等の問題が、有利に解消され得ることとなるのである。かくして、発泡剤の外添による冬場対策に加えて、発泡機10からの、特に夏場における熱による悪影響が効果的に回避され得る外添システムが、有利に実現され得たのである。
ところで、発泡剤供給装置20の発泡剤供給流路24内は、接続される発泡機10の液体流路12a/14a内の圧力よりも高い圧力となるように調整されているところから、発泡機10による吹付け量を多くして、連続で長時間の吹付け作業を行なうと、発泡剤供給装置20の発泡剤ポンプ26だけでは、発泡剤供給流路24内に充分な圧力を確保することが出来なくなることがあるのであるが、ここでは、アキュムレータ28が、流量調節弁32と発泡剤タンク22との間の発泡剤供給流路24部分において、発泡剤ポンプ26よりも下流側に位置するように配設されている。このようなアキュムレータ28の配設によって、発泡剤ポンプ26が脈動したときの圧力の変動を抑制して、発泡剤供給流路24内の急激な圧力の低下が防止され得ることとなることにより、発泡剤の供給圧力が安定化され得て、環境や作業条件の変化による吹付けフォームのバラツキを有利に防ぐことが出来ることとなる他、圧力制御される発泡剤供給流路24内の体積が増えることで、圧力制御され易くなって、長時間の吹付け作業においても、密度分布のバラツキのない、安定したフォームを形成することが可能となっているのである。
また、上述の如き発泡剤供給装置20における発泡剤供給流路24の冷却手段であるチラー23等には、何れも、公知の構造のものが採用可能であり、その一例が、図9に示されている。そこにおいて、(a)は、チラー23における発泡剤供給流路24の冷却形態の一例を示しており、発泡剤供給流路24の螺旋状とされてなる螺旋流路24aが、チラー23内において冷媒にて冷却せしめられ得るようになっていると共に、チラー23内の冷媒が、発泡剤ポンプ26の冷却のために、冷媒送出ホース60と冷媒回収ホース62により循環せしめられるようになっている。また、(b)においては、ペルチェ素子を用いた冷却形態の一例が示されており、発泡剤供給流路24に設けられたジグザグ流路24bに対して、公知のペルチェ素子76が取り付けられて、このペルチェ素子76にて、発泡剤供給流路24に導かれる発泡剤タンク22からの発泡剤が、冷却せしめられるようになっているのであり、更に、別のペルチェ素子78にて、発泡剤ポンプ26も冷却せしめられるようになっている。
さらに、このような発泡剤供給流路24において、冷却手段であるチラー23やペルチェ素子76にて冷却せしめられる螺旋流路24aやジグザグ流路24bを少なくとも含む流路部位の配管は、熱伝導率が10W/mK以上の材質、例えば、ステンレス、アルミニウム、銅等からなる熱伝導管にて構成することが望ましく、これによって、発泡剤の冷却が効果的に行なわれ得るようになっている。けだし、発泡剤を一定量で供給するには、発泡剤供給装置20における発泡剤供給流路24内を液体状態で流通せしめられるように、発泡剤を保持しておく必要があり、特に、発泡剤タンク22から発泡剤ポンプ26までの流路や発泡剤ポンプ26内を冷却することが望ましいからである。
そして、発泡剤タンク22から発泡剤ポンプ26までの流路を冷却する場合において、熱伝導率が10W/mK以上の材質で作製された熱伝導管にて、500mm以上の長さの流路として構成される熱交換部を形成して、その熱交換部が、チラー23やペルチェ素子76にて、外部から冷却されるようにするのである。なお、発泡剤供給流路24内を流通せしめられる発泡剤に対して効果的に冷気を伝えるために、上記の熱伝導管は、10W/mK以上、好ましくは16W/mK~500W/mKの材質からなるものであることが望ましく、また、外部からの冷却によって発泡剤を充分に冷やすべく、熱伝導管(熱交換部)は500mm以上、好ましくは700~2000mmの長さにおいて、発泡剤供給流路24の少なくとも一部が構成せしめられることとなる。
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述してきたが、それは、あくまでも、例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、例示の実施形態においては、チラー23によって、発泡剤タンク22と発泡剤ポンプ26との間の発泡剤供給流路24部位の冷却が行なわれるようになっているが、流路の適数箇所にチラー等の冷却手段を設けて、発泡剤供給流路24内を流通せしめられる発泡剤の温度上昇を避けるようにすることも可能であり、更に、適当な冷却手段により、発泡剤供給流路24全体を冷却せしめたり、或は、チラー23の配設箇所以外の流路部位全体を断熱材等にて被覆して、外部からの断熱を図ることも有効である。
また、流量調節弁32にあっても、例示の実施形態においては、電磁開閉弁を用いて、その開閉作動によって、所定圧力の発泡剤が、発泡機10における第一又は第二の液体流路12a/14aに流入せしめられるようになっているが、流量調節弁32としては、公知の各種の構造のバルブを用いることが出来、例えば、発泡剤が通過せしめられる流路の大きさを変化させて、発泡剤流量を変化せしめる絞り弁構造のものを用いることも可能であり、その場合において、発泡剤圧力計30は、流量調節弁32よりも下流側の発泡剤供給流路24部位に設けられて、そこを通って発泡機10に供給せしめられる発泡剤の圧力の検出が、行なわれることとなる。
さらに、発泡剤供給装置20による発泡剤の外添は、発泡機10の第一及び第二の供給系統12,14の何れか一方の液体流路12a/14aに対して実施される他、それら液体流路12a,14aの両方に対して、実施することも可能である。その場合において、発泡剤供給装置20は、2系統の発泡剤供給系を有するように構成される他、発泡機10における第一の供給系統12と第二の供給系統14とにおける液体の圧送条件に応じて、2つの発泡剤供給流路24,24を設けたり、流量調節弁32よりも下流側の流路を分岐させて、第一の液体流路12aや第二の液体流路14aに接続するようにすることも、可能である。
更にまた、第一又は第二の液体流路12a/14aに対する発泡剤供給流路24の接続構造にあっても、例示の如き螺合方式による接続構造が、好適に採用されるところではあるが、その他、嵌合方式による接続構造等の公知の連結構造も、それが着脱可能な接続構造である限りにおいて、何れも、採用可能である。加えて、発泡剤ポンプ26や発泡剤圧力計30にあっても、発泡剤の所定量の吐出や発泡剤の圧力をデジタル信号として出力が可能な公知のポンプや検出器が適宜に選択されて、用いられることとなる。
ところで、例示の実施形態においては、発泡剤供給流路24上に発泡剤ポンプ26が設けられて、制御装置36による制御の下に、所定圧力の発泡剤が、発泡剤供給流路24上を流通せしめられるようになっているが、図10に示される如く、発泡剤ポンプ26を設けることなく、発泡剤タンク22を加熱して、その内部に収容されている発泡剤の流出量(圧力)を高め得るヒータ80を設けて、このヒータ80による加熱を、制御装置36にて制御することにより、発泡剤供給流路24上の発泡剤送出圧力を調整するようにすることも、可能である。
また、発泡剤供給装置20における発泡剤ポンプ26の制御にあっても、特開2017-29903号公報や特開2016-78304号公報に明らかにされているように、流体供給流路24が接続される、発泡機10の第一又は第二の液体流路12a/14aにおける第一又は第二の液体を圧送する第一又は第二の圧送ポンプ12d/14dのポンプ作動状態を検出して、その信号に基づいて、原料圧力計38にて検出される圧力よりも発泡剤圧力計30にて検出される圧力の方が高くなるように、制御装置36にて、発泡剤ポンプ26を制御するようにすることも可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、そして、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
10 発泡機 12 第一の供給系統
14 第二の供給系統 16 スプレーガン
18 発泡機制御装置 20 発泡剤供給装置
22 発泡剤タンク 23 チラー
24 発泡剤供給流路 26 発泡剤ポンプ
28 アキュムレータ 30 発泡剤圧力計
32 流量調節弁 34 逆止弁
36 制御装置 38 原料圧力計
40 チーズ 50 台車
52 車輪 54 ラック
56 発泡剤流入ホース 58 発泡剤流出ホース
60 冷媒送出ホース 62 冷媒回収ホース
76,78 ペルチェ素子 80 ヒータ

Claims (10)

  1. ポリオールを含む第一の液体を圧送する第一の液体圧送路を有する第一の供給系統と、ポリイソシアネートを含む第二の液体を圧送する第二の液体圧送路を有する第二の供給系統と、それら第一及び第二の供給系統からそれぞれ供給される第一及び第二の液体を混合して、噴射する噴射装置とを有する現場吹付け型発泡機における、該第一の供給系統又は該第二の供給系統に対して接続されて、所定の発泡剤を供給する外付け型発泡剤供給装置にして、
    前記第一又は第二の供給系統の第一又は第二の液体圧送路に、前記発泡剤の導入のための接続部を設ける一方、
    前記第一又は第二の供給系統の第一又は第二の液体圧送路における前記接続部に対して着脱可能に接続されて、発泡剤タンクから供給される常温で気化可能な液状の発泡剤を、該第一又は第二の供給系統に導く発泡剤供給流路と;該発泡剤供給流路を通じて、該第一又は第二の供給系統に供給される発泡剤の圧力を検出する圧力計と;該発泡剤供給流路を通じて、該第一又は第二の供給系統に供給される発泡剤の流量を制御する流量調節弁と;該発泡剤供給流路上に設けられて、該発泡剤供給流路内を流通せしめられる発泡剤を冷却する冷却手段と;該発泡剤供給流路の接続される前記第一又は第二の供給系統において圧送される前記第一又は第二の液体の圧力よりも、該圧力計にて検出される発泡剤供給圧力の方が高くなるように、前記流量調節弁を制御する制御装置とが、少なくとも設置されてなる、移動可能な台車を有し、
    かかる台車を、発泡剤の外添の必要な前記現場吹付け型発泡機の配置場所に移動せしめて、前記発泡剤供給流路を、前記第一又は第二の供給系統の第一又は第二の液体圧送路における前記接続部に対して接続して、目的とする発泡剤が、該現場吹付け型発泡機に、外部から供給、添加せしめられるように構成したことを特徴とする外付け型発泡剤供給装置。
  2. 前記発泡剤供給流路の少なくとも一部を、熱伝導率が10W/mK以上である材質からなる熱伝導管にて構成し、該熱伝導管上に、前記冷却手段が配設されている請求項1に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  3. 前記発泡剤供給流路の前記流量調節弁よりも上流側の部位に、前記発泡剤タンクから導かれる発泡剤を送出するポンプが設けられて、該ポンプのポンプ作動が前記制御装置にて制御され、前記圧力計にて検出される発泡剤供給圧力が調整されるようになっている請求項1又は請求項2に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  4. 前記発泡剤タンクに対してヒータが取り付けられて、該ヒータによる発泡剤タンクの加熱が前記制御装置にて制御され、前記圧力計にて検出される発泡剤供給圧力が調整されるようになっている請求項1又は請求項2に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  5. 前記流量調節弁よりも上流側に位置するように、前記発泡剤供給流路に対して、アキュムレータが接続、配置され、該発泡剤供給流路内を導かれる発泡剤が、該アキュムレータ内に流入せしめられ得るようになっている請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  6. 前記発泡剤タンクが、前記台車による移動とは別個に運搬乃至は移動せしめられて、前記吹付け発泡現場に移動、配置された該台車の近傍に配置せしめられる請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  7. 前記発泡剤タンクが、前記台車上に配置されて、前記発泡剤供給流路、圧力計、流量調節弁、冷却手段及び制御装置と共に、同時に台車移動が可能となるように構成されている請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  8. 前記第一又は第二の供給系統における前記発泡剤供給流路との接続が、三方管継手にて構成され、該三方管継手の二つの接続口が該第一又は第二の供給系統の第一又は第二の液体圧送路に接続せしめられて、該三方管継手にて該液体圧送路の一部を構成している一方、かかる三方管継手の残りの一つの接続口に対して、該発泡剤供給流路が、着脱可能に接続されるようになっている請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  9. 前記第一又は第二の供給系統第一又は第二の液体圧送路における前記発泡剤供給流路の接続よりも上流側となる該液体圧送路上に、圧送液体の圧力を検出して、その検出信号を出力し、前記制御装置に入力せしめる液体圧力検出手段が、設けられている請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
  10. 前記第一又は第二の供給系統第一又は第二の液体圧送路における前記発泡剤供給流路の接続よりも下流側となる該液体圧送路上に、ミキサが配設されて、該液体圧送路内を圧送せしめられる第一又は第二の液体と該発泡剤供給流路を通じて供給される発泡剤とが混合せしめられるようになっている請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の外付け型発泡剤供給装置。
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