JP7433491B1 - 圧縮機、空気調和装置および加温方法 - Google Patents

圧縮機、空気調和装置および加温方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱制御を開始する際、圧縮機に流れる電流がオーバーシュートすることを抑制できる圧縮機、空気調和装置および加温方法を提供すること。【解決手段】 圧縮機21は、モータ30と、モータ30により回転する回転軸と、回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構と、回転軸内を通して圧縮機21が有する摺動部へ供給される潤滑油と、回転軸を介して潤滑油を加温するために、モータ30に電圧を印加するための矩形波信号を生成する制御部50とを含む。制御部50は、矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する。【選択図】 図5

Description

本発明は、圧縮機、空気調和装置および潤滑油の加温方法に関する。
空気調和装置に用いられる圧縮機は、流体として冷媒を用い、系内を冷媒に混じって潤滑油が流れ、系内の各所を潤滑し、圧縮機内へ戻される。空気調和装置の運転停止時に外気温度が低下すると、冷媒が凝縮し、液冷媒は潤滑油より重いことから底に溜まり、線状層を形成する。
このような状態で圧縮機を起動させると、冷媒の吸い込みによって低圧となった潤滑油中の冷媒が急激に沸騰し、潤滑油が泡立ち、潤滑油が冷媒とともに圧縮機外へ排出されてしまい、潤滑油の油面が低下する(オイルフォーミング)。これにより、摺動部への給油が不十分になり、潤滑不良が発生する。この潤滑不良の発生を防止するために、ヒータを用いた方式や電磁誘導加熱の原理を利用した方式により潤滑油を加熱している。
電磁誘導加熱の原理を利用した方式は、ヒータを用いた方式に比べて安価であるが、永久磁石やモータ巻線の特性により所望の加温を実現するためには、モータが回転動作として追従できないほどの高周波の交流電流をモータの巻線(コイル)に流し、しかも、電流量を調整する必要がある。
電流量は、PWM(Pulse Width Modulation)信号の一周期のうちの電流がオンの時間の割合(DUTY)を変えることで調整することができる。このPWM信号の周期は、高周波の交流電流にするために高速にすると、インバータ素子のスイッチング損失が増加し、熱を放熱するための放熱フィンを拡張する等のコスト増の対応が必要になる。
そこで、スイッチング損失を減らすことを目的として、モータ巻線のインダクタンスによる電流遅れを利用し、疑似的に交流電流を成形する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
中国特許出願公開第107218711号明細書
しかしながら、上記の従来の技術では、加熱制御を開始する際、圧縮機に流れる電流が適正値を超過(オーバーシュート)する可能性があるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、電動機と、
電動機により回転する回転軸と、
回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構と、
回転軸内を通して圧縮機が有する摺動部へ供給される潤滑油と、
回転軸を介して潤滑油を加温するために、電動機に電圧を印加するための矩形波信号を生成する制御手段と
を含み、
制御手段は、矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する、圧縮機が提供される。
本発明によれば、加熱制御を開始する際、圧縮機に流れる電流がオーバーシュートすることを抑制することができる。
本実施形態に係る空気調和装置の構成例を示した図。 空気調和装置に用いられる圧縮機の構成例を示した図。 電磁誘導加熱の原理を利用した方式の室外機の構成例を示した図。 PWM信号について説明する図。 圧縮機が備える制御部の構成例を示した図。 従来の加熱制御について説明する図。 本加熱制御における加熱動作の第1の例について説明する図。 本加熱制御における加熱動作の第2の例について説明する図。 調整目標を設定した場合のPWM信号波形の一例を示した図。 本加熱制御の流れの一例を示したフローチャート。
図1は、本実施形態に係る空気調和装置の構成例を示した図である。空気調和装置10は、空気調和を行う空間内(室内)に設置される室内機11と、室外に設置される室外機20とを含み、流体として冷媒を室内機11と室外機20との間を循環させ、室内の空気と熱交換させることにより空気調和を行う。
室内機11と室外機20は、それぞれ2台以上で構成されていてもよく、室内機11は、1台の室外機20に対し、2台以上接続されていてもよい。冷媒は、ハイドロフルオロカーボン(HFC)やハイドロフルオロオレフィン(HFO)等を用いることができる。HFCとしては、R32(CH)、R410A(CH+CHF)等を用いることができ、HFOとしては、R1234yf(CFCF=CH)等を用いることができる。
室内機11は、室内熱交換器12と、室内ファン13と、室内ファン用駆動モータ14とを備える。室内ファン13は、室内ファン用駆動モータ14により駆動し、室内の空気を取り込み、室内熱交換器12へ送り込む。室内熱交換器12は、内部に冷媒が流通する複数本の伝熱管を有し、送り込まれた空気が複数本の伝熱管の表面に接触して冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。室内熱交換器12により熱交換された空気は、室内へ送出される。
室内機11は、そのほか、室内温度等を計測するための各種センサや、冷媒を減圧し、膨張させる弁であって、冷媒の流量を制御することが可能な室内膨張弁等を備えることができる。
室外機20は、圧縮機21と、四方弁22と、室外膨張弁23と、室外熱交換器24と、室外ファン25と、室外ファン用駆動モータ26とを備える。圧縮機21は、アキュームレータ27を含み、圧縮機用駆動モータにより駆動し、アキュームレータ27から低圧のガス冷媒を吸引し、昇圧して高圧のガス冷媒として吐出する。アキュームレータ27は、過渡時の圧縮機21への液戻りを防ぎ、液を分離するための容器であり、冷媒を適度な乾き度に調整する。乾き度は、蒸気と微小液滴との混合状態を示す湿り蒸気中における蒸気の占める割合である。
四方弁22は、空気調和装置10の運転状態(運転モード)に応じて、冷媒が流れる方向を切り替える弁である。運転モードは、冷房モード、暖房モード、送風モード等である。室外膨張弁23は、高圧の冷媒を減圧し、膨張させる弁であって、冷媒の流量を制御することが可能な弁である。室外ファン25は、室外ファン用駆動モータ26により駆動し、室外の空気を取り込み、室外熱交換器24へ送り込む。室外熱交換器24も、室内熱交換器12と同様、内部に冷媒が流通する複数本の伝熱管を有し、送り込まれた空気が複数本の伝熱管の表面に接触して冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。室外熱交換器24により熱交換された空気は、室外へ送出される。
室外機20は、制御装置28をさらに備える。制御装置28は、圧縮機21、四方弁22、室外膨張弁23、室内ファン用駆動モータ14、室外ファン用駆動モータ26と接続され、これらの制御を行う。制御装置28は、圧縮機21の回転数、室外膨張弁23の開度、室内ファン用駆動モータ14の回転数、室外ファン用駆動モータ26の回転数等を制御する。制御装置28は、各種センサにより検出された情報に基づき、これらの制御を行うことができる。
冷房モードでは、室内熱交換器12を蒸発器とし、室外熱交換器24を凝縮器として利用し、圧縮機21、四方弁22、室外熱交換器24、室外膨張弁23、室内熱交換器12、四方弁22、アキュームレータ27、圧縮機21の順に系内に封入された冷媒を循環させる。暖房モードでは、その反対に、室内熱交換器12を凝縮器とし、室外熱交換器24を蒸発器として利用し、圧縮機21、四方弁22、室内熱交換器12、室外膨張弁23、室外熱交換器24、四方弁22、アキュームレータ27、圧縮機21の順に系内に封入された冷媒を循環させる。
ここでは、圧縮機21を備える装置として、空気調和装置10を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、冷凍機やチラーユニット等であってもよい。また、制御装置28は、室外機20に限らず、室内機11が備えていてもよく、室内機11と室外機20の両方が備えていてもよく、さらに、室内機11や室外機20とは別に、制御盤等として設けられていてもよい。
図2は、空気調和装置10に用いられる圧縮機21の構成例を示した図である。圧縮機21は、電動機としてモータ30、モータ30により回転する回転軸(シャフト)31、シャフト31の回転により冷媒を圧縮する圧縮機構32、シャフト31内を通して圧縮機21が有する摺動部へ供給される潤滑油33と、シャフト31を介して潤滑油33を加温するために、モータ30に印加する電圧を生成するための3つの矩形波信号を生成する制御手段とを含む。圧縮機21は、モータ30、シャフト31、圧縮機構32、潤滑油33を密閉された容器34内に収納する。
モータ30は、位相を変えた3つの交流を使用して動作する3相モータであり、3つのコイルを有する中空円筒状の固定子(ステータ)30aと、ステータ30a内に回転可能に配設され、磁石として永久磁石を備える回転子(ロータ)30bとを含む。シャフト31は、ロータ30bの中心に配設され、ロータ30bの回転に伴って回転する。3相コイルは、U相、V相、W相の3つのコイルから構成され、シャフト31を中心とした断面において、各コイルが120°ずつずれた位置に配置されている。
圧縮機21は、制御手段として機能する制御部を備える。制御部は、制御装置28に実装されていてもよいし、制御装置28とは別の装置であってもよい。制御部は、商用電源の供給を受けて、交流電流を直流電流に変換し、また、矩形波信号を生成し、変換した直流電流と生成した矩形波信号とに基づき、モータ30の各コイルに電流を流すために、モータ30に印加する電圧(パルス波)を生成する。
矩形波信号は、任意の正の電圧Vccと0V等のようなHiとLowの2つのレベルからなり、Hiのときにオン、Lowのときにオフが繰り返されるPWM信号である。PWM信号は、オン(オン時間ともいう。)の時、一定の電圧を印加し、コイルに流れる電流を増加させ、オフ(オフ時間ともいう。)の時、電圧の印加を停止し、コイルに流れる電流を減少させ、平均電流が一定になるように制御する信号である。制御部は、PWM信号のDUTY比を変えることによりコイルに流す電流量を調整することができる。
3つのコイルは、120°ずつずれた位置に配置され、PWM信号は、120°位相のずれた信号であるため、任意の時点では3相のうちの1つの相のコイルに高い電圧がかかってN極が発生し、残りの2つの相のコイルは低い電圧となってS極が発生することになり、各コイルに発生する極は、時間の経過に伴って変化する。U相、V相、W相の順に120°ずれて配置されている場合、N極が発生するコイルが、U相、V相、W相、U相、・・・と順に変化することになる。ロータ30bは、永久磁石を有し、永久磁石のS極が、N極が発生したU相、V相、W相、U相、・・・の順に引き合うことで一定の方向に回転する。
容器34は、断面が円形で一方に長い形状の中空の容器であり、その断面の中心の位置にシャフト31が配設される。シャフト31は、容器34の長手方向に沿ってモータ30から上方と下方の両方へ延び、モータ30の上方に配設された圧縮機構32と連結される。シャフト31は、中空とされ、その下端が圧縮機構32の下方の、容器34の底に貯留される潤滑油33に浸漬される。潤滑油33は、シャフト31の回転により中空の内部を通して吸い上げられ、シャフト31の上端等から圧縮機21が有する摺動部へ供給される。
圧縮機構32は、圧縮機21がスクロール圧縮機である場合、2枚の板状部材を同一形状の渦巻き状に成形した2つの渦巻き体の一方を固定し、他方を円運動させることにより、2つの渦巻き体により仕切られた空間の容積を変化させて冷媒を圧縮する。2つの渦巻き体は、固定する側の渦巻き体が固定スクロールであり、円運動させる側の渦巻き体が揺動スクロールである。冷媒は、吸込口35から吸い込まれ、圧縮機構32で圧縮された後、吐出口36から吐出される。
摺動部は、固定スクロールと揺動スクロールとが接する部分やシャフト31を回転可能に支持する軸受とシャフト31とが接する部分等である。潤滑油33は、摺動部へ供給され、摺動部を潤滑する。余分な潤滑油33は、軸受に設けられた穴等を介して容器34の底へ戻される。
潤滑油33は、固定スクロールと揺動スクロールとの間へ供給されるため、冷媒がそれらの隙間から漏れ出ないように封止するための媒体としても機能し、また、冷媒と相溶性を有し、冷媒に混じって系内(冷媒回路)を循環し、再び圧縮機21へと戻ってくる。潤滑油33は、系内を循環している間、室外膨張弁23等の摺動部を有する部品を潤滑し、配管の継目等の隙間をなくすように封止する。
ここでは、圧縮機21をスクロール圧縮機として説明したが、圧縮機21は、同じくモータ30、シャフト31、圧縮機構32、潤滑油33を容器34内に収容したロータリ圧縮機等であってもよい。
ところで、上記のオイルフォーミングが発生すると、摺動部への給油が不十分になり、潤滑不良が発生することから、ヒータを用いた方式や電磁誘導加熱の原理を利用した方式により潤滑油33を加熱する必要がある。
そこで、ヒータを用いた方式を用いて加熱することができるが、ヒータを用いた方式は、容器34の周囲にヒータを設ける必要があり、部品点数が増加し、コスト増となる。これに対し、電磁誘導加熱の原理を利用した方式は、現在圧縮機21が備える部品等で加熱することができるので、ヒータを用いた方式より安価で提供することができる。このため、電磁誘導加熱の原理を利用した方式のほうが望ましい。
ここで、電磁誘導加熱の原理について簡単に説明する。コイルに高周波の交流電流を流すと、その周りに磁力線が発生する。発生した磁力線の近くに電気を通す金属を配置すると、金属内に磁束の変化を妨げる方向にうず電流が流れる。金属には電気抵抗があるため、電気抵抗を流れるうず電流によりジュール熱が発生し、金属が加熱される。
図3を参照して、電磁誘導加熱の原理を利用した方式の室外機20の構成例について説明する。室外機20は、圧縮機21と、制御装置28とを含む。室外機20は、室外熱交換器24等も含むが、ここでは室外熱交換器24等を省略する。制御装置28は、情報処理手段の一例としてODU(Out Door Unit)40と、変換手段の一例としてINV(Inverter)41とを含む。商用電源42は、ODU40とINV41とに交流電力を供給する。
ODU40は、商用電源42からの交流電力の供給を受けて起動し、PWM信号を生成し、伝送線43を介してINV41へPWM信号を出力する。INV41は、商用電源42からの交流電力と、ODU40から出力されたPWM信号とに基づき、圧縮機(CMP)21のモータ30に印加する電圧(パルス波)を生成する。
圧縮機21は、3相モータにより駆動することから、U相、V相、W相のコイル44~46を含む。INV41により生成されたパルス波は、各相のコイル44~46へ入力され、各相のコイル44~46へ電流が流れると、上記のように磁力線が発生し、その近くにある金属材料から製作されたロータ30bにうず電流が発生し、ジュール熱が発生してロータ30bが加熱される。
ロータ30bの熱は、ロータ30bに接する、同じく金属材料から製作されたシャフト31に伝播し、シャフト31から潤滑油33に伝播して、潤滑油33を加温する。潤滑油33の加温は、潤滑油33の底へ凝縮する液冷媒を減らし、オイルフォーミングの発生を抑制する。
図4は、PWM信号について説明する図である。図4中、Vは、U相に印加する所望の電圧波形を示し、Vは、V相に印加する所望の電圧波形を示し、Vは、W相に印加する所望の電圧波形を示す。Vは、三角波である搬送波(キャリア)の電圧波形を示す。
図4は、V、V、Vの電圧レベルと、Vの電圧レベルとを比較し、V、V、Vの電圧レベルがVの電圧レベルより高いとき、U+、V+、W+のHiを示し、Vの電圧レベルより低いとき、U-、V-、W-のLowを示す。
したがって、所定のDUTY比を設定して、所望の電圧波形を与え、キャリアの電圧波形と比較することで、HiとLowの電圧レベルが繰り返してなる所定のDUTY比となるPWM信号を生成することができる。
図5は、圧縮機21が備える制御部の構成例を示した図である。制御部50は、INV41に含まれる第1の変換回路の一例として電源回路(整流回路ともいう。)51と、INV41に含まれる第2の変換回路の一例としてインバータブリッジ回路52と、ODU40の一例としてマイクロコンピュータ53とを含む。
整流回路51は、商用電源42と接続され、商用電源42からの交流電力を、整流ダイオード54や平滑コンデンサ55等を使用して直流電力に変換する。整流ダイオード54は、交流電力を直流電力に変換する整流手段の一例であり、平滑コンデンサ55は、変換した直流電力の電圧を平滑にする平滑化手段の一例である。
インバータブリッジ回路52は、通電(オン)と非通電(オフ)とを切り替える切替手段の一例としてスイッチング素子56を含み、整流回路51からの直流電力と、マイクロコンピュータ53からのPWM信号とに基づき、スイッチング素子を動作させ、モータ30に印加する3つのパルス波として電圧(V、V、V)を生成する。スイッチング素子56は、例えば電界効果トランジスタ(MOSFET)等である。
マイクロコンピュータ53は、モータ駆動制御部57と、加熱制御部58と、信号生成部59と、制御切替部60とを含む。マイクロコンピュータ53は、プロセッサと、メモリとを少なくとも備え、メモリが制御プログラムを記憶しており、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより、上記のモータ駆動制御部57等の各機能部を実現する。なお、これらの機能部は、全ての機能部を制御プログラムにより実現してもよいが、一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。
モータ駆動制御部57は、モータ30が駆動中に、制御切替部60により信号生成部59と接続され、圧縮機21の吐出温度や室内温度等を測定する各種センサの測定結果を基に、インバータブリッジ回路52を構成するスイッチング素子56に印加するPWM信号のオン/オフのパルス幅を演算して出力し、モータ30の駆動を制御する。モータ駆動制御部57は、演算結果としてDUTY比を出力することができる。
加熱制御部58は、モータ30が停止中に、制御切替部60により信号生成部59と接続され、スイッチング素子56に印加するPWM信号のオン/オフのパルス幅を演算し、演算結果としてDUTY比を出力して加熱制御を行う。加熱制御部58は、3相のうちの少なくとも1つのDUTY比を段階的に調整し、コイルに流れる電流量を調整する。モータ30の停止中に潤滑油33を加温するのは、モータ30の次の起動時に、オイルフォーミングが発生しないようにするためである。
信号生成部59は、例えばPWM生成タイマ等であり、モータ駆動制御部57や加熱制御部58から出力されたパルス幅等に基づき、PWM信号を生成する。制御切替部60は、モータ30を駆動する際、モータ駆動制御部57と接続するように接続先を切り替え、駆動を停止する際、加熱制御部58と接続するように接続先を切り替える。
整流回路51とインバータブリッジ回路52との間には、整流回路51からインバータブリッジ回路52へ入力される直流電流を測定するためのシャント抵抗61が設けられる。また、平滑コンデンサ55の電圧を測定することで、直流電圧を測定することができる。モータ30のU相、V相、W相の電圧および電流は、上記の直流電流および直流電圧と、PWM信号とに基づいて算出することができる。算出方法については既に知られているため、ここではその詳細については省略する。
電磁誘導加熱の原理を利用した方式により所望の加熱を実現するためには、高周波の交流電流を流す必要があるが、上述したように、スイッチング素子56のスイッチング損失が増加し、熱を放熱するための放熱フィンを拡張する等のコスト増の対応が必要となる。
これを回避するために、上記の従来の技術では、モータのコイルのインダクタンスによる電流遅れを利用し、疑似的に交流電流を成形して、スイッチング損失を減らしている。
図6を参照して、従来の技術について簡単に説明しておく。この技術では、電流1周期を複数の区間に分割し、PWM信号を生成する際に分割した半分の区間をオンとし、残りの半分の区間をオフとする。図6に示す例では、電流1周期を6つの区間に分割し、3つの区間をオン区間とし、残りの3つの区間をオフ区間としている。これにより、50%DUTYのPWM信号を生成し、オン区間で交流の正側の電流を流し、オフ区間で交流の負側の電流を流す。
このような区間分けを利用し、U相、V相、W相につき、120°位相(2区間分)をずらして、各相のPWM信号を生成する。これにより、スイッチング周期を電流周期まで低減しつつ3相交流電流を生成することができる。
この技術では、3相のうちの1相、すなわちU相のみ、DUTY比を50%から33.3%へ調整可能とされている。3相のDUTY比が全て50%である場合、U相とV相、V相とW相、W相とU相の非対称のパルス波が重畳されたとき、ハイレベル、中間レベル、ローレベルの3段階のレベルとなり、ハイレベルの持続時間とローレベルの持続時間が同一となる。このため、ハイレベルの持続時間とローレベルの持続時間との差において生じるオフセット電圧が発生しない。
一方、U相のDUTY比を50%から変更すると、オフセット電圧が発生し、これが直流量として印加されることになる。したがって、加熱量が不足する場合にU相のDUTY比を変更することにより直流量を印加し、銅製のコイルの銅損を増加させて加熱量を確保する。銅損は、コイルの抵抗成分により発生する損失である。
このようにして、PWM信号のDUTY比を調整し、コイルに流れる電流量を調整することができる。
印加する直流量の設定が大きい場合、圧縮機21に流れる電流がオーバーシュートし、圧縮機21の減磁電流値やハード素子定格を超過する可能性がある。減磁電流値は、永久磁石の磁力を減少させる方向に作用する電流値である。ハード素子定格は、スイッチング素子等のハード素子について指定された条件での電圧値や電流値等の使用限度を示す値である。
加熱制御開始時からPWM信号のDUTY比を固定して出力すると、電流が急増し、オーバーシュートが発生する。そこで、本実施形態に係る圧縮機21では、加熱制御部58が、電流が急増しないように、加熱制御開始時のPWM信号のDUTY比を段階的に調整することを可能としている。
図7を参照して、本加熱制御における加熱動作の第1の例について説明する。図7は、図6に示した図と同様、キャリア信号、各相のDUTY比、各相の電流波形を示した図である。加熱制御部58は、キャリア信号の3周期でPWM信号を1つ生成し、モータ30のコイルに流す交流電流の1周期を形成するように制御する。キャリア信号は、前半と後半に分けて6区間とし、それぞれの区間をPWM信号のオン/オフの固定区間とする。ただし、そのうちの1区間のみを、任意のタイミングでオン/オフを切り替えるDUTY比調整区間とし、電流量の調整を可能とする。
図7では、3相のうちのU相のみが、DUTY比を33.3%から50%へ、もしくは50%から33.3%へ段階的に調整可能とされ、現在、DUTY比を約40%に設定した例を示している。
U相のDUTY比を33.3%に設定し、そのまま固定すると、いきなり大きい直流量が印加され、その直流量が変化しないため、電流が急増する。しかしながら、上記のように33.3%から50%へ段階的に増加させることで、電流の急増を抑制することができる。また、50%に設定した場合、いきなり大きい直流量が印加されることはないが、直流量を印加していないため、所望の加温を得られない可能性がある。しかしながら、上記のように50%から33.3%へ段階的に減少させることで、電流の急増を抑制しつつ所望の加温を得ることが可能となる。
3相のうちのU相のみであっても、DUTY比を変化させることで、DUTY比を固定する場合より、電流の急増を抑制することができる。
加熱制御部58は、DUTY比調整区間に対してモータ停止中の加熱制御開始時のみ、例えば段階的にオン時間を広げていく。調整量は、調整区間を100%とし、任意の加速度、例えば1秒間で20%ごとオン時間が広がる等として設定することができる。この場合、調整量=20%/(1秒/(DUTY比の更新周期))により、調整量を算出することができる。なお、調整量を算出する式は、上記式に限定されるものではなく、1秒間に調整量の広がる割合も20%に限定されるものではない。また、オン時間は、段階的に狭めていってもよい。
図8は、本加熱制御における加熱動作の第2の例を示した図である。図7に示した例では、U相のみにDUTY比調整区間を設けているが、図8に示す例では、U相、V相、W相の3つの相の全部にDUTY比調整区間を設けている。なお、DUTY比調整区間は、3相のうちの1相のみ、3相の全てに限定されるものではなく、3相のうちの2相に設けてもよい。DUTY比調整区間を設ける2相は、U相とV相であってもよいし、V相とW相であってもよいし、U相とW相であってもよい。
DUTY比調整区間は、キャリア信号を前半と後半に分けて6区間とし、それぞれの区間をPWM信号のオン/オフ固定区間とし、そのうちの1区間に設けることができる。これにより、各相のDUTY比を33.3~50%の間で段階的に調整することができる。
DUTY比調整区間は、キャリア信号を前半の2区間と後半の4区間に分けて全6区間とし、それぞれの区間をPWM信号のオン/オフ固定区間とし、そのうちの1区間に設けてもよい。これにより、各相のDUTY比を16.7~33.3%の間で段階的に調整することができる。
DUTY比調整区間は、キャリア信号を前半の1区間と後半の5区間に分けて全6区間とし、それぞれの区間をPWM信号のオン/オフ固定区間とし、そのうちの1区間に設けてもよい。これにより、各相のDUTY比を0~16.7%の間で段階的に調整することができる。
図9は、設定可能なDUTY比を16.7~33.3%の間で個別の調整目標を設定した場合のPWM信号波形の一例を示した図である。図9に示す例では、前半の2区間と後半の4区間に分けて全6区間とし、それぞれの区間をPWM信号のオン/オフ固定区間とし、そのうちの1区間を、DUTY比調整区間としている。
1秒間に20%増加する場合、U相につき、40%を調整目標値とし、V相およびW相につき、80%を調整目標値とし、それぞれ1区間をDUTY比固定区間としている。したがって、U相については、1区間であるDUTY比固定区間(16.7%分)に加え、1秒後にDUTY比調整区間(16.7%分)の20%、2秒後にDUTY比調整区間(16.7%分)の40%まで増加するように調整することができる。また、V相、W相については、1区間であるDUTY比固定区間(16.7%分)に加え、1秒後にDUTY比調整区間(16.7%分)の20%、4秒後にDUTY比調整区間(16.7%分)の80%まで増加するように調整することができる。
図9に示した例では、設定可能なDUTY比を16.7~33.3%としたが、設定可能なDUTY比は、0~16.7%や、33.3~50%等であってもよい。また、各相の調整目標は、U相が40%、V相およびW相が80%に限定されるものではなく、いかなる割合(%)であってもよい。さらに、調整目標は、DUTY比を増加させる際の最大設定量としての目標値に限らず、最小設定量としての目標値であってもよく、その場合、調整目標まで調整量を減少させることができる。
このように、加熱制御部58を備えることで、上記の従来の技術と同様、スイッチング周期を電流周期まで低減しつつ3相交流電流を生成することができる。また、加熱量が不足する場合に直流量を印加し、所望のジュール熱を確保することができるが、コイルに供給される電流量が段階的に調整されるので、オーバーシュートすることを抑制することができる。
電磁誘導加熱の原理を利用した方式では、ロータ30bに使用される永久磁石やコイルの特性により発生するジュール熱が変化し、所望のジュール熱を確保するには、電流量を調整する必要があるが、上記のようにコイルに供給される電流量を段階的に調整することができるので、いかなる特性の永久磁石やコイルを用いたモータ30に対しても適用することが可能である。
また、10kHzを超える高周波電流を流す場合、高周波利用設備となるため、電波法を遵守する必要があるが、電流量を調整することができるので、電波法の適用範囲外の出力とすることができる。
図10は、本加熱制御の流れの一例を示したフローチャートである。本加熱制御による潤滑油33の加温は、モータ30が停止した段階から開始することができるが、モータ30が停止中の任意の時期に開始してもよいし、モータ30の停止中の外気温度が第1の閾値より低くなった場合に開始してもよい。モータ30が停止中の任意の時期としては、潤滑油33の温度を測定するセンサ等を備える場合、そのセンサ等により潤滑油33の温度が第2の閾値より低くなった時を一例として挙げることができる。
ステップ100から開始し、ステップ101では、加熱制御部58は、調整量を0%としたDUTY比を設定する。ステップ102で、信号生成部59は、設定したDUTY比のPWM信号を生成する。
ステップ103で、インバータブリッジ回路52が整流回路51からの直流電力と、信号生成部59から入力されたPWM信号とに基づき、各相のパルス波を生成し、モータ30に入力する。ステップ104で、モータ30がパルス波に基づき、電圧をオン/オフし、電磁誘導加熱によりシャフト31を介して潤滑油33を加温する。
ステップ105で、加熱制御部58は、DUTY比の更新時期かを判定し、更新時期でない場合、ステップ105の判定を繰り返し、更新時期である場合、ステップ106へ進む。更新時期は、周期的に到来する。ステップ106で、加熱制御部58は、DUTY比の更新周期を用いて調整量を算出する。ステップ107で、加熱制御部58は、算出した調整量を用いてDUTY比を調整し、調整したDUTY比を設定し、ステップ102へ戻る。
加熱制御部58による制御は、制御切替部60により信号生成部59との接続を、加熱制御部58からモータ駆動制御部57へ切り替えるまで実施される。なお、図9に示した調整目標値を設定した場合は、調整目標値に達したところでDUTY比が固定され、DUTY比が固定されたままで、加熱制御が、制御切替部60により信号生成部59との接続を、加熱制御部58からモータ駆動制御部57へ切り替えるまで実施される。
以上に説明してきたように、本発明の圧縮機、空気調和装置および加温方法を提供することにより、加熱制御を開始する際、圧縮機21に流れる電流がオーバーシュートすることを抑制することができる。
これまで本発明の圧縮機、空気調和装置および加温方法について上述した実施形態をもって詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…空気調和装置
11…室内機
12…室内熱交換器
13…室内ファン
14…室内ファン用駆動モータ
20…室外機
21…圧縮機
22…四方弁
23…室外膨張弁
24…室外熱交換器
25…室外ファン
26…室外ファン用駆動モータ
27…アキュームレータ
28…制御装置
30…モータ
30a…ステータ
30b…ロータ
31…シャフト
32…圧縮機構
33…潤滑油
34…容器
35…吸込口
36…吐出口
40…ODU
41…INV
42…商用電源
43…伝送線
44~46…コイル
50…制御部
51…整流回路
52…インバータブリッジ回路
53…マイクロコンピュータ
54…整流ダイオード
55…平滑コンデンサ
56…スイッチング素子
57…モータ駆動制御部
58…加熱制御部
59…信号生成部
60…制御切替部
61…シャント抵抗

Claims (8)

  1. 電動機と、
    前記電動機により回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構と、
    前記回転軸内を通して圧縮機が有する摺動部へ供給される潤滑油と、
    電磁誘導加熱により前記電動機に発生した熱を、前記回転軸を介して前記潤滑油へ伝播させて該潤滑油を加温するために、前記電動機に電圧を印加するための矩形波信号を生成する制御手段と
    を含み、
    前記制御手段は、加熱制御を開始してから周期的に到来する前記矩形波信号のデューティ比の更新時期において該デューティ比の更新周期を用いて該矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比の調整量を算出し、算出した前記調整量を用いて前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を調整することにより、前記加熱制御開始時の前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する、圧縮機。
  2. 前記制御手段は、前記圧縮機が停止中に、前記矩形波信号の周期が、前記電動機が備える巻線に流れる電流の周期と等しくなるように該矩形波信号を生成し、前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記制御手段は、前記電動機が備える3つの巻線の各々に対する各矩形波信号のデューティ比を段階的に調整する、請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記制御手段は、前記デューティ比を段階的に減少させて調整する際、前記矩形波信号に設けられる前記デューティ比を調整可能な調整区間において設定可能な最大設定量から所定の調整量ずつ段階的に減少させる、請求項2または3に記載の圧縮機。
  5. 前記制御手段は、前記デューティ比を段階的に増加させて調整する際、前記矩形波信号に設けられる前記デューティ比を調整可能な調整区間において設定可能な最小設定量から所定の調整量ずつ段階的に増加させる、請求項2または3に記載の圧縮機。
  6. 前記制御手段は、
    商用電源からの交流電力を直流電力に変換する第1の変換手段と、
    前記直流電力と、前記矩形波信号とに基づき、前記電動機に印加する電圧を生成する第2の変換手段と、
    与えられたデューティ比に基づき、前記矩形波信号を生成する信号生成手段と、
    前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する加熱制御手段と
    を含む、請求項1に記載の圧縮機。
  7. 圧縮機を含む空気調和装置であって、前記圧縮機が、
    電動機と、
    前記電動機により回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構と、
    前記回転軸内を通して前記圧縮機が有する摺動部へ供給される潤滑油と、
    電磁誘導加熱により前記電動機に発生した熱を、前記回転軸を介して前記潤滑油へ伝播させて該潤滑油を加温するために、前記電動機に電圧を印加するための矩形波信号を生成する制御手段と
    を含み、
    前記制御手段は、加熱制御を開始してから周期的に到来する前記矩形波信号のデューティ比の更新時期において該デューティ比の更新周期を用いて該矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比の調整量を算出し、算出した前記調整量を用いて前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を調整することにより、前記加熱制御開始時の前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する、空気調和装置。
  8. 電動機と、前記電動機により回転する回転軸と、前記回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構と、前記回転軸内を通して圧縮機が有する摺動部へ供給される潤滑油と、電磁誘導加熱により前記電動機に発生した熱を、前記回転軸を介して前記潤滑油へ伝播させて該潤滑油を加温するために、前記電動機に電圧を印加するための矩形波信号を生成する制御手段とを含む、前記圧縮機において、前記潤滑油を加温する方法であって、
    前記制御手段が、前記矩形波信号に基づき、前記電圧を生成するステップと、
    生成された前記電圧に基づく前記電動機の電磁誘導加熱により前記回転軸を介して前記潤滑油を加温するステップと、
    前記制御手段が、前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を調整するステップと
    を含み、
    前記生成するステップと、前記加温するステップと、前記調整するステップとを繰り返して、加熱制御を開始してから周期的に到来する前記矩形波信号のデューティ比の更新時期において該デューティ比の更新周期を用いて該矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比の調整量を算出し、算出した前記調整量を用いて前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を調整することにより、前記加熱制御開始時の前記矩形波信号の少なくとも1つのデューティ比を段階的に調整する、加温方法。
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