JP7430835B1 - プログラム、方法、およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】高い精度で移動手段判定を行う人流解析プログラム、方法およびシステムを提供する。【解決手段】プログラムは、コンピュータのプロセッサに、携帯端末の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップと、取得した位置情報を用いて、ユーザの移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップと、統合トリップグループを設定するステップと、移動手段の三次判定を行うステップと、を実行させる。トリップデータを作成するステップは、位置情報夫々に対して、移動手段情報を紐づける移動手段の一次判定を行い、互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の位置情報を、一つのトリップグループとして区分けし、2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新する。【選択図】図9

Description

本開示は、プログラム、方法、およびシステムに関する。
従来、下記特許文献に示すように、ユーザの携帯端末等のGPSデータを取得し、移動手段を判定するシステムが知られている。
特開2001-280992
しかしながら、従来のシステムでは、移動手段の判定の精度に改善の余地があった。
本発明は、高い精度で移動手段判定を行うことができる人流解析システムを提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、プロセッサに、ユーザが携帯する携帯端末の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップと、取得した位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップと、を実行させ、トリップデータを作成するステップでは、位置情報それぞれに対して、移動手段情報を紐づける移動手段の一次判定を行うステップと、互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の位置情報を、一つのトリップグループとして区分けするステップと、2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップと、を実行させる、プログラム。
本発明によれば、高い精度で移動手段判定を行うことができる。
本実施形態の人流解析システムの全体構成を示す図である。 図1に示すユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す管理者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4に示すサーバの機能的構成を示すブロック図である。 ユーザ端末の利用において管理されるデータベースを示す図である。 ユーザのトリップデータとして管理されるデータベースを示す図である。 本実施形態の概要を説明する図である。 本実施形態の処理の全体を示すフローである。 本実施形態のトリップデータの生成処理を示すフローである。 二次判定の判定条件の一例を示す図である。 統合トリップグループの設定の処理を説明する図である。 三次判定の処理を説明する図である。 二次判定の判定条件のその他の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)人流解析システム1の全体構成
本実施形態に係る人流解析システム1(以下、単にシステム1という)は、ユーザの位置情報の推移に対して、移動に用いられた移動手段(交通手段)の判定を行うことで人流の解析を行うシステムである。図1は、システム1の全体構成を示す図である。
(1-1)全体構成
図1に示すように、システム1は、ユーザ端末10と、管理者端末20と、情報処理サーバ30(以下、単にサーバ30という)と、を備える。
ユーザ端末10、管理者端末20、およびサーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)80を介して接続されている。
ユーザ端末10、管理者端末20、およびサーバ30は、ネットワーク80を介して、位置情報データベース40、交通ネットワークデータベース50と接続されている。
ユーザ端末10は、ユーザが携帯する携帯電話等の情報処理装置である。ユーザ端末10は、測位機器81と無線通信を行うように構成される。
測位機器81には、例えば、移動しながら通信機器との通信を行うGPSシステムを採用することができる。なお、測位機器としては、GPSシステムに限られず、移動しながら通信機器との通信を行い、通信機器であるユーザ端末10の位置情報を取得する各種の測位システムを採用することができる。
例えば、その他の移動測位機器としては、GPS以外のGNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)、RNSS(Regional Navigation Satellite System/地域的衛星測位システム)等があげられる。
図示の例では、ユーザ端末10が、複数のGPS衛星と通信を行うことで、GPSシステムがユーザ端末10の位置情報を検出している。特定されたユーザ端末10の位置情報は、位置情報データベース40に蓄積される。GPSシステムは、所定のサンプリング周期に沿って、位置情報を継続して取得し、位置情報データベース40に蓄積する。
ユーザ端末10は、測位機器81との無線通信を行う機器として、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、又はスマートグラス)、などの種々のコンピュータを含み得る。本実施形態では、ユーザ端末10は、測位機器81と無線通信を行うスマートフォンを例に挙げて説明する。
ユーザ端末10は、ユーザに携行されて移動する通信機器であり、移動端末と言い換えることもできる。このような移動端末としては、携帯電話のほかに、ユーザに携行されて使用されるwifiビーコン、レーダー測位に用いられる移動アンテナ、ITSスポット(DSRC)に対応する車載のカーナビゲーション端末、Bluetooth(登録商標)を利用した通信端末等が含まれる。なお、移動端末は、移動しながら通信を行うその他の機器であってもよい。
管理者端末20は、システム1の管理者が使用する情報処理装置である。管理者端末20は、位置情報データベース40に蓄積されたユーザの位置情報の推移の分析を行う管理者が、解析処理に必要な指示操作を行う端末である。管理者端末20は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ(例えば、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、又はそれらの組み合わせ)などの種々のコンピュータを含みえる。本実施形態では、管理者端末20は、管理者が使用するパーソナルコンピュータを例に挙げて説明する。
サーバ30は、入力された情報に対して後述する各種の処理を行う情報処理装置である。サーバ30は主に、ユーザ端末10の位置情報の変化に対して移動手段の判定を行う処理を実行する。
サーバ30は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ(例えば、Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、又はそれらの組み合わせ)などの種々のコンピュータを含みえる。本実施形態では、サーバ30は、サーバコンピュータを例に挙げて説明する。
位置情報データベース40は、複数のユーザ端末10が、測位機器81との無線通信により取得された膨大な位置情報を蓄積するデータベースである。位置情報データベース40には、位置ログとして、ユーザの端末情報と、計測時刻における位置情報と、が端末ごとに蓄積されている。
測位機器81が通信可能な通信エリアにユーザ端末10が位置すると、測位機器81は、ユーザ端末10から受信した電波から推定される位置情報を、時刻情報とともに位置情報データベース40に蓄積する。
交通ネットワークデータベース50は、鉄道、高速道路、空路等の移動手段の情報を記憶するデータベースである。交通ネットワークデータベース50は、移動手段の情報として、以下の情報を格納している。
・各交通拠点の施設名称、施設番号、位置、該当する移動手段
・各交通拠点を結ぶ路線名、道路名、空路名
・各交通拠点を結ぶ交通リンクの位置情報(道路および線路の位置を含む)
ここで、交通拠点には、空港、駅、高速バス、高速道路のインターチェンジ(以下、ICという)のように、各移動手段の利用において通過地点となる各種の交通施設が含まれる。
(1-2)ユーザ端末10の構成
ユーザ端末10の構成について説明する。図2は、本実施形態のユーザ端末10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ユーザ端末10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14と、を備える。ユーザ端末10は、入力デバイス15および出力デバイス16の少なくとも1つと接続可能である。
記憶装置11は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、ユーザ端末10の機能を実現するように構成される。プロセッサ12は、コンピュータの一例である。
入出力インタフェース13は、入力デバイス15から信号(例えば、ユーザの指示、センシング信号、又はそれらの組み合わせ)を取得し、かつ、出力デバイス16に信号(例えば、画像信号、音声信号、又はそれらの組み合わせ)を出力するように構成される。
入力デバイス15は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、物理ボタン、センサ(例えば、カメラ、バイタルセンサ、又はそれらの組み合わせ)、又は、それらの組合せである。
出力デバイス16は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、印刷装置、又はそれらの組み合わせである。
通信インタフェース14は、ユーザ端末10と外部装置との間の通信を制御するように構成される。
(1-3)管理者端末20の構成
管理者端末20の構成について説明する。図3は、本実施形態の管理者端末20の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、管理者端末20は、記憶装置21と、プロセッサ22と、入出力インタフェース23と、通信インタフェース24と、を備える。管理者端末20は、入力デバイス25および出力デバイス26の少なくとも1つと接続可能である。
記憶装置21は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。記憶装置21は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ22は、記憶装置21に記憶されたプログラムを起動することによって、管理者端末20の機能を実現するように構成される。プロセッサ22は、コンピュータの一例である。
入出力インタフェース23は、入力デバイス25から信号(例えば、ユーザの指示、センシング信号、又はそれらの組み合わせ)を取得し、かつ、出力デバイス26に信号(例えば、画像信号、音声信号、又はそれらの組み合わせ)を出力するように構成される。
入力デバイス25は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、物理ボタン、センサ(例えば、カメラ、バイタルセンサ、又はそれらの組み合わせ)、又は、それらの組合せである。
出力デバイス26は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、印刷装置、又はそれらの組み合わせである。
通信インタフェース24は、管理者端末20と外部装置との間の通信を制御するように構成される。
(1-4)サーバ30のハードウェア構成
サーバ30の構成について説明する。図4は、本実施形態のサーバ30の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ30は、記憶装置31と、プロセッサ32と、通信インタフェース34とを備える。
記憶装置31は、プログラムおよびデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、および、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
プロセッサ32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するように構成される。プロセッサ32は、コンピュータの一例である。
通信インタフェース34は、サーバ30と外部装置との間の通信を制御するように構成される。
(1-5)サーバ30の機能的構成
次に、サーバ30の機能的構成について説明する。図5は、サーバ30の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、サーバ30は、通信部301と、記憶部302と、制御部303としての機能を発揮する。
(1-5-1)通信部301および記憶部302の機能
通信部301は、サーバ30が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部302は、サーバ30が使用するデータおよびプログラムを記憶する。記憶部302は、例えば以下のデータを記憶している。
・ユーザデータベース(ユーザDB)
・端末データベース(端末DB)
・位置ログデータベース(位置ログDB)
・人流ノードデータベース(人流ノードDB)
・トリップグループデータベース(トリップグループDB)
・統合グループデータベース(統合グループDB)
ユーザDBとは、ユーザ端末10を使用するユーザに関する情報を格納するデータベースである。ユーザDBの詳細は後述する。
端末DBとは、ユーザ端末10に関する情報を格納するデータベースである。端末DBの詳細は後述する。
位置ログDBとは、ユーザ端末10の位置の履歴に関する情報を格納するデータベースである。位置ログDBの詳細は後述する。
人流ノードDBとは、ユーザ端末10の位置情報から得られる移動データのうち、位置ログにより特定されるユーザの位置情報に対応する結節点(ノード)に関する情報を格納するデータベースである。人流ノードDBの詳細は後述する。
トリップグループDBとは、ユーザ端末10の位置情報から得られる移動データのうち、移動手段を示す情報であるトリップモードごとに、人流リンクをグルーピングした集合(トリップグループ)に関する情報を格納するデータベースである。トリップグループDBの詳細は後述する。
統合グループDBとは、トリップグループを、後述する所定のルールにより統合することで設定される統合トリップグループに関する情報を格納するデータベースである。統合グループDBの詳細は後述する。
(1-5-2)制御部303の機能
図5に示す制御部303は、サーバ30のプロセッサ32が、プログラムに従って処理を行うことにより、送受信制御モジュール3031、取得モジュール3032、生成モジュール3033、判定モジュール3034、および出力モジュール3035としての機能を発揮する。
<送受信制御モジュール3031の機能>
送受信制御モジュール3031は、サーバ30が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
<取得モジュール3032の機能>
取得モジュール3032は、外部の位置情報データベース40から位置ログを取得して、記憶部302の位置ログDBの新たなレコードを記録する。
<生成モジュール3033の機能>
生成モジュール3033は、取得した位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示すトリップモード(移動手段情報)が紐づけられたトリップデータとして、以下の各DBに格納されるデータを生成する。
・人流ノードDB
・トリップグループDB
・統合グループDB
これらの詳細については、各DBの構造とともに後述する。
<判定モジュール3034の機能>
判定モジュール3034は、生成モジュール3033が生成したユーザの移動経路を示す移動データに対して、移動手段の判定を行う。判定モジュール3034による移動経路の判定は、以下を含む。
・一次判定:移動速度と交通拠点との距離を考慮した人流ノードに対する判定
・二次判定:時系列に並ぶ前後の移動手段との関係を考慮した人流ノードに対する判定
・三次判定:移動手段ごとの距離を考慮した統合グループに対する判定
これらの詳細については、システム1の処理とともに後述する。
<出力モジュール3035の機能>
出力モジュール3035は、他のモジュールが行った処理の結果を、管理者端末20に対して出力する。
(2)データベースの構造
次に、記憶部202に記憶される各データベースの構造の一例について説明する。
(2-1)ユーザ端末10の利用において管理されるDB
まず、図6に示すユーザ端末10の利用において管理される以下のDBを説明する。
・ユーザDB
・端末DB
・位置ログDB
(2-1-1)ユーザDB
図6Aは、ユーザDBの具体例を示す図である。
図6Aに示すように、ユーザDBは、項目「ユーザID」と、項目「氏名」と、項目「年齢」と、項目「性別」と、項目「居住地」と、項目「職業」と、項目「契約内容」と、を備えている。
項目「ユーザID」には、ユーザ端末10を使用するユーザを特定可能な識別情報が格納される。
項目「氏名」は、ユーザIDに対応するユーザの氏名に関する情報が格納される。
項目「年齢」には、ユーザIDに対応するユーザの年齢に関する情報が格納される。
項目「性別」には、ユーザIDに対応するユーザの性別に関する情報が格納される。
項目「居住地」には、ユーザIDに対応するユーザの居住地に関する情報が格納される。
項目「職業」には、ユーザIDに対応するユーザの職業に関する情報が格納される。
項目「契約内容」には、ユーザIDに対応するユーザにおいて、ユーザ端末10の使用に関して締結された使用契約の内容に関する情報が格納される。例えば、契約内容として、契約を識別可能な契約IDが含まれていてもよい。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、ユーザDBは、他のカラムを備えてもよい。
(2-1-2)端末DB
図6Bは、端末DBの具体例を示す図である。
図6Bに示すように、端末DBは、項目「端末ID」と、項目「ユーザID」と、項目「契約ID」と、を備えている。
項目「端末ID」には、ユーザ端末10を識別可能なユーザ端末10の識別情報が格納される。
項目「ユーザID」は、走行ログIDに対応する走行ログを使用するユーザの識別情報が格納される。
項目「契約ID」には、走行ログIDに対応する走行ログの使用に関して締結された使用契約の識別番号が格納される。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、端末DBは、他のカラムを備えてもよい。
(2-1-3)位置ログDB
図6Cは、位置ログDBの具体例を示す図である。
図6Cに示すように、位置ログDBは、項目「位置ログID」と、項目「端末ID」と、項目「位置座標」と、項目「計測時刻」と、を備えている。
項目「位置ログID」には、ユーザ端末10の位置情報の履歴である位置ログを特定可能な識別情報が格納される。
項目「端末ID」は、位置ログIDに対応する位置情報を取得したユーザ端末10の端末IDが格納される。
項目「位置座標」には、位置ログIDに対応する位置ログにおいて示されるユーザ端末10の位置座標が格納される。
項目「計測時刻」には、位置ログIDに対応する位置ログが計測された時刻情報が格納される。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、位置ログDBは、他のカラムを備えてもよい。
(2-2)ユーザのトリップデータとして管理されるDB
次に、図7に示すユーザのトリップデータとして管理される以下のDBについて説明する。
・人流ノードDB
・トリップグループDB
・統合グループDB
(2-2-1)人流ノードDB
図7Aは、人流ノードDBの具体例を示す図である。
図7Aに示すように、人流ノードDBは、項目「人流ノードID」と、項目「位置ログID」と、項目「トリップグループID」と、項目「基準時刻」と、項目「トリップモード(一次判定)」と、項目「トリップモード(二次判定)」と、を備えている。
項目「人流ノードID」には、人流ノードを特定可能な人流ノードの識別情報が格納される。
項目「位置ログID」は、人流ノードIDに対応する人流ノードが該当する位置ログの識別情報が格納される。人流ノードが該当する位置ログとは、人流ノードが位置情報として記録された位置ログを指す。
項目「トリップグループID」には、人流ノードIDに対応する人流ノードが属するトリップグループの識別情報が格納される。
項目「基準時刻」には、人流ノードIDに対応する人流ノードの時系列の基準となる時刻情報が格納される。人流ノードの基準時刻には、当該人流ノードが位置情報として取得された位置ログの通信時刻が該当する。
項目「トリップモード(一次判定)」には、人流ノードIDに対応する人流ノードに対する移動手段の一次判定の結果が格納される。
項目「トリップモード(二次判定)」には、人流ノードIDに対応する人流ノードに対する移動手段の二次判定の結果が格納される。二次判定の対象とならない人流ノードについては、このカラムは空欄となる。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、人流ノードDBは、他のカラムを備えてもよい。
(2-2-2)トリップグループDB
図7Bは、トリップグループDBの具体例を示す図である。
図7Bに示すように、トリップグループDBは、項目「トリップグループID」と、項目「統合グループID」と、を備えている。
項目「トリップグループID」には、トリップグループを特定可能なトリップグループの識別情報が格納される。
項目「統合グループID」には、トリップグループIDに対応するトリップグループが属する統合トリップグループの識別情報が格納される。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、トリップグループDBは、他のカラムを備えてもよい。
(2-2-3)統合グループDB
図7Cは、統合グループDBの具体例を示す図である。
図7Cに示すように、統合グループDBは、項目「統合グループID」と、項目「トリップモード(三次判定)」と、を備えている。
項目「統合グループID」には、統合トリップグループを特定可能な統合トリップグループの識別情報が格納される。
項目「トリップモード(二次判定)」には、人流ノードIDに対応する人流ノードに対する移動手段の二次判定の結果が格納される。
なお、これらの構成はあくまで一例であり、統合グループDBは、他のカラムを備えてもよい。
(3)実施形態の概要
本実施形態の概要について説明する。図8は、本実施形態の概要を示す図である。
図8に示すように、始点ノードn1から終点ノードn21を含むトリップデータでは、ノードごとにトリップモードが判定され、同じトリップモードとなる人流ノードが、一つのグループ(トリップグループ)に区分けされる。
図示の例では、時系列に並ぶ複数の人流ノードは、トリップモードの違いにより、5つのトリップグループに分類されている。この場合、トリップデータは、5つのトリップグループを備え、それぞれのトリップグループにおけるトリップモードが判定されている。そして、システム1では、この移動手段の判定の精度を向上するために、管理者からの操作指示に応答して、特定の条件を満たす人流ノードに対して、移動手段の二次判定を行う。これにより、信憑性に疑いが残る一次判定の結果について、再度判定した結果によりトリップモードが更新される。さらに、システム1は、移動領域が狭いトリップグループに対して、移動手段の三次判定を行う。
このようなシステム1の処理について以下に詳述する。
(4)システム1の処理について
次に、システム1の処理について説明する。
図9は、システム1の処理の全体を示すフローである。
図9に示すように、システム1ではまず、位置情報を取得する(ステップS30)。具体的には、サーバ30の取得モジュール3032は、位置情報データベース40に蓄積されている位置ログを取得する。取得モジュール3032は、取得した位置ログを、位置ログDBの新たなレコードとして記憶させる。
ステップS30の後に、サーバ30は、取得した位置ログからユーザのトリップデータを生成する(ステップS31)。トリップデータの生成処理については、図10を用いて詳述する。
図10は、トリップデータの生成処理を示すフローである。
図10に示すように、トリップデータの生成では、まず、サーバ30が取得した位置ログのクレンジングを行う(ステップS310)。
具体的には、サーバ30の生成モジュール3033は、位置ログデータベースから読み込んだユーザ端末10の位置ログについて、時系列に並ぶ前後の位置ログとの距離、移動速度、位置関係などを踏まえて、不自然な位置ログを除外する。
例えば、一つのトリップデータを構成する一群の位置ログに対して、大きく外れた位置に存在する位置ログ、又は前後の位置ログとの経路が鋭角になる位置ログなどが削除の対象となる。
生成モジュール3033は、時系列に並ぶ一連の位置ログのうち、クレンジング処理により除去されずに残った位置ログを、時系列に沿って並べることで、ユーザ端末10の移動経路に対応する人流ノードを定義する。人流ノードDBに新たな人流ノードのレコードとして記憶させる。
ステップS310の後に、サーバ30は、人流ノードに対する移動手段の一次判定を行う(ステップS311)。
具体的には、サーバ30の判定モジュール3034は、人流ノードそれぞれに対して、交通拠点又は交通リンクとのマッチング(仮判定)を行う。
判定モジュール3034は、人流ノードの位置と、交通ネットワークデータベース50に格納された交通拠点および交通リンクの位置と、の位置関係が所定の閾値以内であるかどうかを判定することで、人流ノードが該当する交通拠点又は交通リンクを推定する。
例えば、判定モジュール3034は、評価対象とする人流ノードから200m以内に道路リンクがある場合には、最短距離の道路リンクに人流ノードをマッチングする。
また判定モジュール3034は、空港の区域内に人流ノードが位置する場合には、人流ノードを空港にマッチングする。
次に、判定モジュール3034は、人流ノードに対して移動速度に基づく移動手段の判定を行う。判定モジュール3034は、評価対象とする人流ノードに対して、時系列に沿った次の人流ノードまでの距離と、移動時刻とを用いて移動速度を算出する。判定モジュール3034は、予め設定された速度基準に基づいて、算出した移動速度から想定される移動手段を仮判定する。
速度基準の具体例を以下に示す。
・移動速度が180km/h未満である場合:徒歩か車両か鉄道か空路を想定する。
・移動速度が180km/hから360km/hである場合:空路か新幹線を想定する。
・移動速度が360km/hを超える場合:空路を優先する。
なお、速度基準は任意に設定することができる。
次に、判定モジュール3034は、人流ノードに対してマッチングした交通拠点又は交通リンクと、仮判定した移動手段と、を用いて、移動手段の一次判定を行う。
例えば、判定モジュール3034は、空港内に人流データが位置する場合であっても、移動速度が60km/h程度である場合は、空港内の鉄道を利用していることが想定されるため、一次判定として鉄道利用と判定する。
また、判定モジュール3034は、交通リンクとして線路と道路が近接しているようなエリアでは、暫定的にそれぞれの交通リンクのうち、評価対象となる人流データとの距離が近い移動手段を判定する。
判定モジュール3034は、一次判定の結果を人流ノードDBのカラムに記録する。
ステップS311の後に、サーバ30は、トリップグループの設定を行う(ステップS312)。
具体的には、サーバ30の生成モジュール3033は、一次判定のカラムを参照し、互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の人流ノードを、一つのトリップグループとして区分けする。
生成モジュール3033は、トリップグループDBに新たなレコードを作成し、該当するトリップグループIDを、人流ノードDBの項目「トリップグループID」に格納する。これにより、図8に示すように、トリップモードの一次判定結果に基づいて、複数のトリップグループが設定される。
ステップS312の後に、サーバ30は、移動手段の二次判定を行う(ステップS313)。
具体的には、判定モジュール3034は2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新する。例えば、図8の例において、グループCに対する一次判定は車両となっているが、前後が鉄道であるため、二次判定では鉄道と判定されている。
ここで、二次判定に用いられる所定の判定条件とは、評価対象となる人流ノードの属性と、前後に位置するトリップグループの属性と、をパラメータとして、採るべき二次判定の内容が予め規定された判定基準である。なお、評価対象となる人流ノードの属性には、例えば以下の情報が含まれる。
・評価対象となる人流ノードの一次判定結果
・評価対象となる人流ノードが含まれるグループのノード数
・評価対象となる人流ノードが含まれるグループの総距離
・評価対象となる人流ノードの移動速度
・1日のトリップデータに含まれる全ての人流ノードのうち、特定の交通リンクに合致する人流ノードの割合(鉄道率、道路率、空路率)
・前後の交通拠点との同一性
・前後のグループとの距離
また、前後に位置するトリップグループの属性には、例えば、以下の情報が含まれる。
・前後のグループに含まれる人流ノード数又はその合計
・前後のグループの一次判定結果
・前後のグループに含まれる人流ノードの移動速度
・前後のグループの平均移動速度
二次判定の判定条件は、これらの属性のうちのいずれかを用いて予め設定されている。
このような二次判定の判定条件に付いて具体的に説明する。図11は、二次判定の判定条件の一例を示す図である。
図11に示すとおり、二次判定では、評価対象とする人流ノードに対して時系列に前後に位置するトリップグループの属性に基づいた二次判定の判定基準が定義されている。図示の例では、以下の判定条件が示されている。
<判定条件1>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:車両
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:2以下
・前後のトリップグループの合計ノード数:10以上
・当日の全ての人流ノードのうち、線路に位置するノードの割合:不問
これらの条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。
<判定条件2>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:車両
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:5以下
・前後のトリップグループの合計ノード数:不問
・当日の全ての人流ノードのうち、一次判定が鉄道に該当するノードの割合:過半数
これらの条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。
<判定条件3>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:車両
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:10以下
・前後のトリップグループの合計ノード数:20以上
・当日の全ての人流ノードのうち、線路に位置するノードの割合:8割以上
上記の全ての条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。
このように、判定モジュール3034は、第1の位置情報に紐づけられたトリップモードを、所定の判定条件に従って、前後に位置するトリップグループと同じトリップモードに変更することができる。
なお、二次判定における判定条件については任意に設定することができる。
例えば、判定モジュール3034は、第1の位置情報に紐づけられたトリップモードを、所定の判定条件に従って、前後のいずれか一方に位置するトリップグループにおけるトリップモードに変更してもよい。この場合の判定条件については後述する。
判定モジュール3034は、評価対象となる第1の人流ノードの周辺の属性を、予め設定された判定条件と比較して、必要な二次判定を行い、人流ノードDBにおける項目「トリップモード(二次判定)」の更新を行う。判定モジュール3034は、更新されたトリップモードの情報を用いて、同様の二次判定を複数回、例えば10回程度繰り返す。これにより、トリップデータの生成処理(図9に示すステップS31)が終了する。
図9に示すように、ステップS31の後に、サーバ30は、統合トリップグループを設定する(ステップS32)。
具体的には、生成モジュール3033は、二次判定後のトリップグループのうち、移動領域が所定の閾値を超えないトリップグループを時系列に沿って統合することで、統合トリップグループを設定する。
この際、生成モジュール3033は、評価対象となるトリップグループが占める地図上のメッシュエリアの数量を集計する。生成モジュール3033は、所定の数量のメッシュエリア内に、当該トリップグループを構成する人流ノードが含まれる場合に、当該トリップグループを、統合トリップグループの候補とする。この処理について、図12を用いて詳述する。
図12は、統合トリップグループの設定の処理を説明する図である。
図12に示すように、統合トリップグループの設定では、生成モジュール3033は、評価対象となるトリップグループを構成する人流ノードが、地図上に区画された複数のメッシュエリアのうち、幾つのメッシュエリアに広がっているかを集計することで、当該トリップグループの移動領域を評価する。
ここで、メッシュエリアとは、地域メッシュ統計における一般的な手法として、地図を網の目(メッシュ)状に区画した領域を指す。具体的には、緯度・経度に基づき地域を隙間なく網の目(メッシュ)の区域に分割することで、メッシュエリアが基準距離の平方ごとに定義される。
メッシュエリアは、複数回の区分けにより次第に細分化される。システム1では、3次メッシュと呼ばれる1km四方を評価基準として採用している。
なお、単位メッシュの大きさは任意に変更することができる。例えば、地図上において、互いに隣り合う交通リンクおよび交通拠点間の距離を基準として、メッシュエリアの大きさを設定してもよい。
すなわち、鉄道の駅や空港といった複数の交通拠点が密集しているエリア、又は道路と線路が隣接して延びていることにより複数の交通リンクが近接しているエリアでは、単位メッシュをより細分化することで、より精度の高い移動手段の判定を行うことができる。
一方、単位メッシュを小さくすると、処理負荷の増大が懸念されるため、互いに隣り合う交通リンクおよび交通拠点間の距離が広いエリアでは、大きな単位メッシュを用いることで、処理負荷の増大を抑えることができる。
本実施形態では、トリップグループに含まれる人流ノードが位置するメッシュエリアの数が5個未満のトリップグループを、移動領域が狭いトリップグループとして選定し、統合トリップグループを設定している。すなわち、移動領域が狭いトリップグループとは、当該トリップグループを構成する複数の人流ノードの数が少ないことを意味する。
この場合には、交通拠点および交通リンクとのマッチング結果、および算出した移動速度を用いた移動手段の判定の精度が確保しづらい傾向がある。このため、システム1では、移動領域が狭く、グループを構成するノードの数が少ない複数のトリップグループについては、それらを統合したうえで、移動手段の三次判定を行う。なお、判定の基準となるメッシュエリアの数量については任意に設定することができる。
生成モジュール3033は、トリップグループごとに、グループを構成する人流ノードが含まれる3次メッシュの数を集計し、判定基準となる所定の閾値との比較を行う。生成モジュール3033は、所定の閾値を超えないトリップグループを統合トリップグループの対象(統合対象グループ)として選定する。生成モジュール3033は、時系列に並ぶ複数の統合対象グループを、一つの統合トリップグループとして設定する。生成モジュール3033は、トリップグループDBおよび統合グループDBの新たなレコードとして記録する。
図9に示すように、ステップS32の後に、サーバ30は、移動手段の三次判定を行う(ステップS33)。
具体的には、サーバ30の判定モジュール3034は、統合トリップグル―プについて、構成する複数の人流リンクそれぞれについて、想定される移動手段を用いた場合の移動経路を示す交通リンクとの距離に基づいて、移動手段の三次判定を行う。この処理について図13を用いて詳述する。
図13は、三次判定の処理を説明する図である。
図13に示すように、判定モジュール3034は、三次判定の対象となる統合トリップグループに含まれる複数の人流リンクについて、一次判定と二次判定の双方で得られたトリップモードを参照して、それぞれの移動手段を用いた場合の交通リンクとの距離を算出する。図示の例では、統合トリップグループに含まれる全ての人流ノードについて、道路リンクとの距離を道路距離として算出し、鉄道リンクとの距離を鉄道リンクとして算出している。
そして判定モジュール3034は、算出した交通リンクとの距離を合算することで、全体として交通リンクとの距離が小さいトリップモードを三次判定の結果とする。図示の例では、鉄道を三次判定の結果としている。判定モジュール3034は、判定結果を統合トリップグループの新たなレコードとして記録する。なお、三次判定により更新されたトリップモードに基づいて、再度二次判定に相当する所定の判定条件に即したトリップモードの更新を行ってもよい。三次判定は、トリップデータを構成する人流ノードの全体に対して、例えば10回繰り返す。その後、出力モジュール3035は、一連の判定処理の結果を、管理者端末20に対して出力する。
以上により、システム1の全体の処理が終了する。
(5)小括
以上説明したように、システム1によれば、取得したユーザの位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示すトリップモードが紐づけられたトリップデータを生成することができる。
また、システム1では、位置情報を示す人流ノードそれぞれに対して移動手段の一次判定を行ったうえで、前後のトリップグループとの一次判定結果との関係を考慮して、移動手段の二次判定を行うことができる。このため、システム1では、高い精度で移動手段判定を行うことができる。
また、システム1では、人流ノードについて、想定される移動手段を仮判定したうえで、時系列に沿った次の位置情報までの距離と時刻に応じた移動速度を考慮して、移動手段の一次判定を行う。これにより、一次判定の精度を確保することができる。
また、システム1では、2つのトリップグループに挟まれた人流ノードのトリップモードを、所定の判定条件に従って、前後に位置するトリップグループと同じ移動手段情報に変更する。これにより、一次判定のエラーを二次判定により吸収することができる。
また、システム1では、二次判定後のトリップグループのうち、移動領域が所定の閾値を超えないトリップグループを時系列に沿って統合することで、統合トリップグループを設定する。そして、システム1では、統合トリップグル―プについて、交通リンクとの距離に基づいて、統合トリップグループ全体に対して、移動手段情報の三次判定を行う。
これにより、移動領域が狭く、一次判定および二次判定の精度が得られにくいトリップグループに含まれる人流ノードについて、高精度に移動手段の判定を行うことができる。
また、システム1では、トリップグループが占める地図上のメッシュエリアの数量を集計し、所定の数量のメッシュエリア内に、当該トリップグループを構成する人流ノードが含まれる場合に、当該トリップグループを、統合トリップグループの候補とする。これにより、予め設定された単位メッシュの大きさ、および単位メッシュの数量に応じて、移動領域が狭いトリップグループを的確に抽出することができる。
(6)その他の処理
次に、システム1のその他の処理について説明する。
(6-1)滞在、徒歩の判定処理
システム1は、ユーザのある地点への滞在、又は徒歩での移動を判定することもできる。
具体的には、判定モジュール3034は、以下の判断基準により、滞在又は徒歩の判定を行う。
・同じ場所に所定時間(例えば10分)以上留まっている場合には、滞在と判定する
・移動速度が5km/h以下である場合には、移動手段を徒歩と判定する
これにより、多岐にわたる移動手段の判定を行うことができる。
(6-2)経路の補完
システム1は、道路と線路など、互いに異なる交通リンクについて、時系列に並ぶ人流データがマッチングされている場合において、当該交通リンクの間の移動経路について、最短距離となる交通リンクを探索して補完する。これにより、人流ノード間の移動経路を推定することができる。
(7)変形例
なお、システム1のその他の変形例を以下に示す。
まず、二次判定の判定条件のその他の例について説明する。図14は、二次判定の判定条件のその他の例を示す図である。図14に示す例では、以下の判定条件が設定されている。
<判定条件X>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:車両
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:不問
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:1
・前のトリップグループの合計ノード数:10以上
・当日の全ての人流ノードのうち、線路に位置するノードの割合:問わない
これらの条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。すなわち、判定条件Xを用いれば、判定モジュール3034は、二次判定の対象となる人流ノードに対して、前に位置するトリップグループにおけるトリップモードの一次判定結果に変更することができる。反対に、前に位置するトリップグループの一次判定結果を不問としてもよい。
<判定条件Y>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:空路
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:鉄道
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:2以下
・前後のトリップグループの合計ノード数:不問
・判定対象となる人流ノードが含まれるトリップグループの総距離:250km以下
これらの条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。
<判定条件Z>
・二次判定の対象となる人流ノード(第1の人流ノード)の一次判定結果:不明
・前に位置するトリップグループの一次判定結果:空路
・後に位置するトリップグループの一次判定結果:空路
・第1の人流ノードが属するトリップグループのノード数:3以下
・前後のトリップグループの合計ノード数:10以上
・前後の空港との同一性:なし(同一ではない)
上記の全ての条件に該当する第1の人流ノードを、判定モジュール3034は、二次判定において鉄道利用と判定する。すなわち、判定条件Zを用いれば、判定モジュール3034は、一次判定において判定不能とされたトリップグループに挟まれる人流ノード(第2の位置情報)におけるトリップモードを、空路に変更することができる。
このように、システム1では、二次判定の判定条件の内容により、様々な条件に応じた二次判定を行うことができる。
また、上記実施形態では、サーバ30の生成モジュール3033が、取得した位置ログからトリップデータを生成する処理を説明したが、この限りではない。サーバ30は、外部のサーバにおいて生成されたトリップデータを受け付けることで、トリップデータを取得してもよい。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。また、上記実施形態および変形例で説明した装置の構成は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせ可能である。
また、本発明のプログラムは、複数のソースコードにより表現されてもよいし、本発明のシステム1は、複数のハードウェア資源により実現されてもよい。
(付記)
本発明の実施形態について、以下に付記を示す。
(付記1)
プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムが実行するプログラムであって、
プログラムは、プロセッサに、
ユーザが携帯する携帯端末の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップ(ステップS30)と、
取得した位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップ(ステップS31)と、を実行させ、
トリップデータを作成するステップ(ステップS31)では、
位置情報それぞれに対して、移動手段情報を紐づける移動手段の一次判定を行うステップ(ステップS311)と、
互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の位置情報を、一つのトリップグループとして区分けするステップ(ステップS312)と、
2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップ(ステップS313)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)
一次判定を行うステップ(ステップS311)では、
位置情報について、想定される移動手段を仮判定したうえで、時系列に沿った次の位置情報までの距離と時刻に応じた移動速度を考慮して、移動手段の判定を行う、請求項1に記載のプログラム。
(付記3)
二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップ(ステップS313)では、
第1の位置情報に紐づけられた移動手段情報を、所定の判定条件に従って、前後に位置するトリップグループと同じ移動手段情報に変更する、請求項1に記載のプログラム。
(付記4)
二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップ(ステップS313)では、
第1の位置情報に紐づけられた移動手段情報を、所定の判定条件に従って、前後のいずれか一方に位置するトリップグループにおける移動手段情報に変更する、請求項1に記載のプログラム。
(付記5)
二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップ(ステップS313)では、
一次判定において判定不能とされたトリップグループに挟まれる第2の位置情報における移動手段情報を、空路に変更する、請求項1に記載のプログラム。
(付記6)
プログラムは、プロセッサにさらに、
二次判定後のトリップグループのうち、移動領域が所定の閾値を超えないトリップグループを時系列に沿って統合することで、統合トリップグループを設定するステップ(ステップS32)と、
統合トリップグル―プについて、構成する複数の位置情報それぞれにおいて想定される移動手段を用いた場合の移動経路を示す交通リンクとの距離に基づいて、統合トリップグループ全体に対して、移動手段情報の三次判定を行うステップ(ステップS33)と、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
(付記7)
統合トリップグループを設定するステップ(ステップS32)では、
トリップグループが占める地図上のメッシュエリアの数量を集計し、所定の数量のメッシュエリア内に、当該トリップグループを構成する位置情報が含まれる場合に、当該トリップグループを、統合トリップグループの候補とする、請求項6に記載のプログラム。
(付記8)
統合トリップグループを設定するステップ(ステップS32)では、
互いに隣り合う道路間の距離を基準として、メッシュエリアの大きさを設定する、請求項7に記載のプログラム。
(付記9)
プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムが実行する方法であって、
方法は、プロセッサが、
ユーザが携帯する携帯端末が通信機器と通信する際の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップ(ステップS30)と、
取得した位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップ(ステップS31)と、を実行させ、
トリップデータを作成するステップ(ステップS31)では、
位置情報それぞれに対して、移動手段情報を紐づける移動手段の一次判定を行うステップ(ステップS311)と、
互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の位置情報を、一つのトリップグループとして区分けするステップ(ステップS312)と、
2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップ(ステップS313)と、を実行する、方法。
(付記10)
プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムであって、
システムは、プロセッサが、
ユーザが携帯する携帯端末が通信機器と通信する際の位置情報[船岡9] を、時刻情報とともに取得する手段と、
取得した位置情報を用いて、ユーザの一連の位置情報および時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成する手段と、を備え、
トリップデータを作成する手段は、
位置情報それぞれに対して、移動手段情報を紐づける移動手段の一次判定を行う手段と、
互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ一次判定により同じ移動手段と判定された複数の位置情報を、一つのトリップグループとして区分けする手段と、
2つのトリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、移動手段の二次判定を行い、一次判定の結果を更新する手段と、を備える、システム。
1 人流解析システム
10 ユーザ端末
30 情報処理サーバ
40 位置情報データベース
50 交通ネットワークデータベース
80 ネットワーク
81 測位機器

Claims (9)

  1. プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムが実行するプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    ユーザが携帯する携帯端末の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップと、
    取得した前記位置情報を用いて、前記ユーザの一連の前記位置情報および前記時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップと、を実行させ、
    前記トリップデータを作成するステップでは、
    前記位置情報それぞれに対して、前記移動手段情報を紐づける前記移動手段の一次判定を行うステップと、
    互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ前記一次判定により同じ前記移動手段と判定された複数の前記位置情報を、一つのトリップグループとして区分けするステップと、
    2つの前記トリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、前記移動手段の二次判定を行い、前記一次判定の結果を更新するステップと、を実行させ、
    前記一次判定を行うステップでは、
    前記移動手段の情報として交通拠点及び各交通拠点を結ぶ交通リンクの位置情報を取得し、
    前記位置情報と前記交通拠点または前記交通リンクとのマッチングを行うことで、想定される前記移動手段を仮判定するとともに、時系列に沿った次の前記位置情報までの距離と時刻に応じた移動速度を考慮して、前記移動手段の判定を行う、プログラム。
  2. 前記二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップでは、
    前記第1の位置情報に紐づけられた前記移動手段情報を、前記所定の判定条件に従って、前後に位置する前記トリップグループと同じ前記移動手段情報に変更する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップでは、
    前記第1の位置情報に紐づけられた前記移動手段情報を、前記所定の判定条件に従って、前後のいずれか一方に位置する前記トリップグループにおける前記移動手段情報に変更する、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記二次判定を行い、一次判定の結果を更新するステップでは、
    前記一次判定において判定不能とされた前記トリップグループに挟まれる第2の位置情報における前記移動手段情報を、空路に変更する、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記プログラムは、前記プロセッサにさらに、
    前記二次判定後の前記トリップグループのうち、移動領域が所定の閾値を超えない前記トリップグループを時系列に沿って統合することで、統合トリップグループを設定するステップと、
    前記統合トリップグループについて、構成する複数の前記位置情報それぞれにおいて想定される前記移動手段を用いた場合の移動経路を示す前記交通リンクとの距離に基づいて、前記統合トリップグループ全体に対して、前記移動手段情報の三次判定を行うステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記統合トリップグループを設定するステップでは、
    前記トリップグループが占める地図上のメッシュエリアの数量を集計し、所定の数量のメッシュエリア内に、当該トリップグループを構成する前記位置情報が含まれる場合に、当該トリップグループを、前記統合トリップグループの候補とする、請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記統合トリップグループを設定するステップでは、
    互いに隣り合う道路間の距離を基準として、前記メッシュエリアの大きさを設定する、請求項6に記載のプログラム。
  8. プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムが実行する方法であって、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    ユーザが携帯する携帯端末が通信機器と通信する際の位置情報を、時刻情報とともに取得するステップと、
    取得した前記位置情報を用いて、前記ユーザの一連の前記位置情報および前記時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成するステップと、を実行させ、
    前記トリップデータを作成するステップでは、
    前記位置情報それぞれに対して、前記移動手段情報を紐づける前記移動手段の一次判定を行うステップと、
    互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ前記一次判定により同じ前記移動手段と判定された複数の前記位置情報を、一つのトリップグループとして区分けするステップと、
    2つの前記トリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、前記移動手段の二次判定を行い、前記一次判定の結果を更新するステップと、を実行し、
    前記一次判定を行うステップでは、
    前記移動手段の情報として交通拠点及び各交通拠点を結ぶ交通リンクの位置情報を取得し、
    前記位置情報と前記交通拠点または前記交通リンクとのマッチングを行うことで、想定される前記移動手段を仮判定するとともに、時系列に沿った次の前記位置情報までの距離と時刻に応じた移動速度を考慮して、前記移動手段の判定を行う、方法。
  9. プロセッサを有するコンピュータを備えたシステムであって、
    前記システムは、前記プロセッサが、
    ユーザが携帯する携帯端末が通信機器と通信する際の位置情報を、時刻情報とともに取得する手段と、
    取得した前記位置情報を用いて、前記ユーザの一連の前記位置情報および前記時刻情報の推移を含む移動経路情報に対して、移動手段を示す移動手段情報が紐づけられたトリップデータを生成する手段と、を備え、
    前記トリップデータを作成する手段は、
    前記位置情報それぞれに対して、前記移動手段情報を紐づける前記移動手段の一次判定を行う手段と、
    互いに時系列に沿って前後の関係となり、かつ前記一次判定により同じ前記移動手段と判定された複数の前記位置情報を、一つのトリップグループとして区分けする手段と、
    2つの前記トリップグループの間に位置する第1の位置情報について、所定の判定条件に従って、前記移動手段の二次判定を行い、前記一次判定の結果を更新する手段と、を備え、
    前記一次判定を行う手段は、
    前記移動手段の情報として交通拠点及び各交通拠点を結ぶ交通リンクの位置情報を取得し、
    前記位置情報と前記交通拠点または前記交通リンクとのマッチングを行うことで、想定される前記移動手段を仮判定するとともに、時系列に沿った次の前記位置情報までの距離と時刻に応じた移動速度を考慮して、前記移動手段の判定を行う、システム。
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