JP7428874B2 - 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム - Google Patents

体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム Download PDF

Info

Publication number
JP7428874B2
JP7428874B2 JP2019212675A JP2019212675A JP7428874B2 JP 7428874 B2 JP7428874 B2 JP 7428874B2 JP 2019212675 A JP2019212675 A JP 2019212675A JP 2019212675 A JP2019212675 A JP 2019212675A JP 7428874 B2 JP7428874 B2 JP 7428874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
sensing data
section
module
feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019212675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021083497A (ja
Inventor
浩勝 宮本
美咲 寺浦
隼人 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2019212675A priority Critical patent/JP7428874B2/ja
Publication of JP2021083497A publication Critical patent/JP2021083497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7428874B2 publication Critical patent/JP7428874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、一般に、ユーザーの体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システムに関し、より具体的には、加速度センサーを有するセンシングデバイスを用いてユーザーの体をなぞることにより取得されたセンシングデータに基づいてユーザーの体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システムに関する。
スリムな体型を維持し、健康を維持しようという健康志向が近年高まっている。体型維持やダイエットの際には、体重計を用いて自身の体重を把握することにより、自身のモチベーションの維持または向上を図ることがよく行われている。特に、体重の変化は、客観的な数値として記録に残るので、体型維持やダイエットの成果を把握しやすく、モチベーションの向上や維持に大いに役立つ。
また、スマートフォンのカメラを用いて鏡に映った自身の体型を撮影し、記録を残すことも、モチベーションの向上や維持に役立つ。しかしながら、この場合、自身の体型の変化は、自身の主観的判断に依存しており、客観的に判別されるものではない。また、鏡に映った自身の体型を撮影したとしても、撮影した画像から視認できるのは体の一部分(例えば、体の前面)のみである。もし、全身の体型変化を写真として記録に残したいのであれば、他人に様々な角度から自身を撮影してもらうよう依頼するか、特許文献1に記載のような大規模な全方位撮影システムや3次元スキャンのような大規模なシステムを利用しなければならない。
このように、自身の体型を把握するために、一人で自身の全身の写真を撮影するのは困難かつ面倒である。また、体の様々な部位のデータを収集するために、全方位撮影システムや3次元スキャンのような大規模なシステムを利用すると、多大な労力とコストが発生してしまう。そのため、自身の体型を継続的かつ日常的に記録することは困難である。また、全身の写真撮影や3次元スキャンによって取得されるデータはデータ量が多いため、そのようなデータを処理するためには長い処理時間を必要とする。また、処理すべきデータ量が多いため、スマートフォンのような携帯型電子デバイスでは、体型を判別するための処理を実行することが困難である。さらに、データを外部サーバーに転送し、処理する場合であっても、データ転送時間が長くなり、さらに、セキュリティ対策が必要となる。このように、体型維持やダイエットのモチベーションの向上や維持のために、自身の体型を簡易かつ低コストでセンシングおよび判別したいというニーズが存在しているが、従来技術はこのようなニーズに十分に対応できていない。
特開2002-374454号公報
本発明は、上記従来の問題点を鑑みたものであり、その目的は、ユーザーの体型を簡易かつ低コストで判別可能な演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システムを提供することにある。
このような目的は、以下の(1)~()の本発明により達成される。
(1)ユーザーの体型を判別するための演算デバイスであって、
プロセッサーと、
前記プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を含み、
前記メモリーは、
加速度センサーを備えるセンシングデバイスを用いて前記ユーザーの体をなぞることにより取得されたセンシングデータから、複数の特徴量を抽出するための特徴量抽出モジュールと、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別するための判別モジュールと、を保存しており、
前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とする演算デバイス。
)前記特徴量抽出モジュールは、さらに、前記センシングデータの別の複数の所定の区間を、前記ユーザーの腹部のプロファイル変化が前記センシングデータの傾きに反映される第1の傾き区間と、前記ユーザーのへそ回りのプロファイル変化が前記センシングデータの前記傾きに反映される第2の傾き区間と、前記ユーザーの前記下腹部のプロファイル変化が前記センシングデータの前記傾きに反映される第3の傾き区間としてそれぞれ特定し、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記第1の傾き区間、前記第2の傾き区間、および前記第3の傾き区間のそれぞれの傾きの最大値、最小値、および平均値をさらに含む上記()に記載の演算デバイス。
)前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータの終端値および前記センシングデータ中に現れる最大の山のピーク値をさらに含む上記()または()に記載の演算デバイス。
)前記判別モジュールは、前記複数の特徴量のそれぞれに対するしきい値パラメーターを用いて段階的に前記ユーザーの前記体型を判別する決定木構造を利用して、前記ユーザーの前記体型を判別し、
前記判別モジュールの前記決定木構造における前記複数の特徴量のそれぞれに対する前記しきい値パラメーターは、教師付きトレーニングデータを用いた機械学習により決定されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の演算デバイス。
)前記メモリーは、前記センシングデータを前処理するための前処理モジュールをさらに保存しており、
前記特徴量抽出モジュールは、前記前処理モジュールによって前処理された前記センシングデータから前記複数の特徴量を抽出するよう構成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載の演算デバイス。
)前記前処理モジュールは、前記センシングデータに対して平滑化処理を施すよう構成されている上記()に記載の演算デバイス。
)前記メモリーは、前記判別モジュールによって判別された前記ユーザーの前記体型を含むレポートを前記ユーザーに提供するためのレポート提供モジュールと、
前記判別モジュールによって判別された前記ユーザーの前記体型に基づいて、前記ユーザーに商品やサービスの情報を提供する情報提供モジュールと、をさらに保存している上記(1)ないし()のいずれかに記載の演算デバイス。
)ユーザーの体型を判別するためのプロセッサー実施方法であって、
特徴量抽出モジュールを用いて、加速度センサーを備えるセンシングデバイスを用いて前記ユーザーの体をなぞることにより取得されたセンシングデータから、複数の特徴量を抽出する工程と、
判別モジュールを用いて、抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別する工程と、を含み、
前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とするプロセッサー実施方法。
)加速度センサーを備え、ユーザーの体をなぞることによりセンシングデータを取得可能に構成されたセンシングデバイスと、
前記センシングデバイスによって取得された前記センシングデータに基づいて前記ユーザーの体型を判別するための演算デバイスと、を含み、
前記演算デバイスは、
プロセッサーと、
前記プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を含み、
前記メモリーは、
前記センシングデータから、複数の特徴量を抽出するための特徴量抽出モジュールと、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別するための判別モジュールと、を保存しており、
前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とする体型判別システム。
本発明によれば、加速度センサーを有するセンシングデバイスを用いてユーザーの体を1度なぞるだけでユーザーの体型を判別することができるので、簡易かつ低コストでユーザーの体型を判別することが可能となる。
本発明の実施形態に係る体型判別システムを概略的に示す図である。 図1に示すセンシングデバイスのブロック図である。 図1に示すセンシングデバイスの斜視図である。 図1に示す演算デバイスのブロック図である。 センシングデータに対する前処理を説明するためのグラフである。 図1に示すセンシングデバイスによって取得されたセンシングデータからの複数の特徴量の抽出を説明するためのグラフである。 図4に示す判別モジュールが用いる決定木構造を説明するための概略図である。 本発明の実施形態に係るプロセッサー実施方法を概略的に示す図である。
最初に、図1~図7を参照して、本発明の実施形態に係る体型判別システムおよび演算デバイスを詳述する。図1は、本発明の実施形態に係る体型判別システムを概略的に示す図である。図2は、図1に示すセンシングデバイスのブロック図である。図3は、図1に示すセンシングデバイスの斜視図である。図4は、図1に示す演算デバイスのブロック図である。図5は、センシングデータに対する前処理を説明するためのグラフである。図6は、図1に示すセンシングデバイスによって取得されたセンシングデータからの複数の特徴量の抽出を説明するためのグラフである。図7は、図4に示す判別モジュールが用いる決定木構造を説明するための概略図である。
<体型判別システム1>
図1には、本発明の体型判別システム1が示されている。体型判別システム1は、ユーザーの体をなぞることによりセンシングデータを取得するよう構成されたセンシングデバイス10と、センシングデバイス10によって取得されたセンシングデータに基づいてユーザーの体型を判別するための演算デバイス100と、を含む。
ユーザーが、センシングデバイス10を用いてユーザーの体を、所定の測定時間の間に1度なぞると、センシングデバイス10によってセンシングデータが取得され、演算デバイス100に無線送信される。演算デバイス100は、センシングデバイス10から受信したセンシングデータに基づいてユーザーの体型を判別するよう構成されており、判別されたユーザーの体型を含むレポートをユーザーに提供することができる。このようなセンシングデバイス10および演算デバイス100を含む体型判別システム1を用いることにより、ユーザーは、センシングデバイス10を用いてユーザーの体を1度なぞるだけで、ユーザーの体型を判別することができる。そのため、ユーザーは、簡易かつ低コストでユーザーの体型を判別することが可能となる。以下、体型判別システム1を構成するセンシングデバイス10および演算デバイス100について詳述する。
<センシングデバイス10>
センシングデバイス10は、ユーザーによって把持された状態で、ユーザーの体をなぞるように操作された際に、センシングデータを取得し、演算デバイス100に取得したセンシングデータを無線送信する機能を有している。ユーザーは、センシングデバイス10を片手で把持した状態で、所定の測定時間内に、センシングデバイス10で自身の胸から下腹部までをなぞるセンシング操作を実行する。この際に、センシングデバイス10は、センシングデータを取得し、演算デバイス100に送信する。なお、以下の説明において、ユーザーがセンシングデバイス10を片手で把持した状態で、所定の測定時間内に、センシングデバイス10で自身の胸から下腹部までをなぞる操作を、「センシング操作」という。
また、センシング操作の開始箇所は、ユーザーの胸中央であることが好ましい。すなわち、センシング動作において、ユーザーは、センシングデバイス10で自身の胸中央から下腹部までをなぞることが好ましい。ここでいう「胸中央」とは、胸の左右方向に対しての中央付近(体の中心付近)、かつ、胸の上下方向に対しての中央付近のことを指す。センシングデバイス10でユーザーの胸中央から下腹部までをなぞることにより、ユーザーの体型を判別するためにより有用なセンシングデータを取得することができる。
なお、センシング動作が実行される所定の測定時間は、ユーザーが自身の胸(例えば、胸中央)から下腹部までをなぞるのに十分な時間であれば特に限定されず、好適には、3秒である。また、センシングデバイス10は、センシング操作が実行されている間、演算デバイス100がユーザーの体型を判別するのに十分なサンプリングレートで、センシングデータを取得し、演算デバイス100に送信するよう構成されている。例えば、センシングデバイスは、センシング操作が実行されている間、100msec毎に、センシングデータを取得し、演算デバイス100に送信するよう構成されている。
図2に示されているように、センシングデバイス10は、箱状のハウジング11と、シャフトを介してハウジング11の下面に装着された4つの車輪12と、センシングデバイス10の制御を実行するための制御ユニット13と、ユーザーがセンシング操作を実行した際に、ユーザーの体のプロファイル(外形)に対応するZ軸方向(センシングデバイス10の高さ方向)の加速度であるセンシングデータを測定するための加速度センサー14と、センシング操作の最中に押下される操作ボタン15と、加速度センサー14によって取得されたセンシングデータを演算デバイス100に無線通信するための無線通信ユニット16と、センシングデバイス10の各ユニットに電力を供給するためのバッテリー17と、を備えている。制御ユニット13、加速度センサー14、操作ボタン15、無線通信ユニット16、およびバッテリー17は、ハウジング11内に収納されている。また、ユーザーがセンシングデバイス10のハウジング11を片手で把持した状態で操作ボタン15を操作可能となるように、操作ボタン15がハウジング11から外部に露出している。
図3に示されているように、センシングデバイス10は、箱状のハウジング11と、4つの車輪12と、を備えた車のような全体形状を有している。ユーザーは、ハウジング11を片手で上側から把持し、4つの車輪12を自身の胸に押し付けた状態で操作ボタン15を押下し、自身の体型のセンシング操作を開始する。その後、ユーザーは、操作ボタン15を押下し続けたまま、所定の測定時間内(例えば、3秒以内)に、自身の胸から下腹部へ向かって、自身の体をなぞるようにセンシングデバイス10を移動させる。センシングデバイス10がユーザーの下腹部にまで到達した後、ユーザーは、操作ボタン15に対する押下を解除し、センシング操作を終了させる。
ハウジング11は、センシングデバイス10の制御ユニット13、加速度センサー14、操作ボタン15、および無線通信ユニット16を内部に収納する機能を有している。なお、図示の形態では、ハウジング11は、箱状の全体形状を有しているが、ユーザーがセンシング操作を実行する際に、ユーザーがハウジング11を把持しやすければ、ハウジング11の全体形状はこれに限られず、例えば、棒型、楕円形、マウス型等であってもよい。また、ハウジング11は、ユーザーが片手で把持した際に変形や壊れたりすることがないよう、十分な強度を持った硬質の樹脂材料または金属材料によって構成されている。
4つの車輪12は、ユーザーが自身の体にセンシングデバイス10を押し付けた状態でセンシングデバイス10を移動させるセンシング操作を容易にするために設けられている。図示の形態では、車輪12の数は4つであるが、本発明はこれに限られない。たとえば、ハウジング11の下面に、シャフトを介して、またはシャフトを介さず直接に、1、2、3、または5つ以上の車輪12が設けられているような態様も本発明の実施形態である。また、車輪12の代わりに、ユーザーの体上でセンシングデバイス10をスムーズに移動させるための任意の手段が設けられているような様態も、本発明の範囲内である。
図2に戻り、制御ユニット13は、1つ以上のマイクロプロセッサー、マイクロコンピューター、マイクロコントローラー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、中央演算処理装置(CPU)、メモリーコントロールユニット(MCU)、画像処理用演算処理装置(GPU)、状態機械、論理回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはこれらの組み合わせ等のコンピューター可読命令に基づいて信号操作等の演算処理を実行する演算ユニットである。制御ユニット13は、操作ボタン15に対する押下操作に応じて加速度センサー14を起動し、さらに、加速度センサー14からリアルタイムで送信されるセンシングデータを、無線通信ユニット16を用いて、演算デバイス100に無線送信する。
加速度センサー14は、センシングデバイス10がユーザーの体をなぞるように操作された際に、センシングデータを取得する機能を有している。センシング操作の間に加速度センサー14によって取得されるセンシングデータは、Z軸方向の加速度であり、ユーザーの体の胸から下腹部までのプロファイル(外形)に対応している。
このような加速度センサー14としては、Z軸方向の加速度のみを測定可能な1軸センサー、3軸方向の加速度を測定可能な3軸センサー、または3軸方向の加速度および3方向の回転成分を検出可能な6軸センサー(加速度センサーおよびジャイロセンサーの組み合わせ)を用いることができる。センシングデータは、所定のサンプリングレートで取得され、制御ユニット13にリアルタイムで送信される。その後、センシングデータは、無線通信ユニット16によって、リアルタイムで、演算デバイス100に無線送信される。
操作ボタン15は、ユーザーがセンシング操作を実行している間に押下される任意の操作部である。図3に示されているように、操作ボタン15は、ユーザーがハウジング11を片手で把持している際に押下可能となるように、ハウジング11内から外部に向かって露出している。上述のように、ユーザーは、操作ボタン15を押下し続けたまま、所定の測定時間内(例えば、3秒以内)に、自身の胸から下腹部へ向かって、自身の体をなぞるようにセンシングデバイス10を移動させる。センシングデバイス10がユーザーの下腹部にまで到達した後、ユーザーは、操作ボタン15に対する押下を解除し、センシング操作を終了させる。操作ボタン15に対する押下操作は、制御ユニット13によって検知される。これにより、制御ユニット13は、ユーザーによるセンシング操作の開始と終了を検知することができる。
図2に戻り、無線通信ユニット16は、加速度センサー14によって取得されたセンシングデータを無線通信により演算デバイス100に送信する機能を有している。無線通信ユニット16は、アンテナ、送受信回路、変復調回路等の無線通信を実行するために必要なコンポーネントを備えており、制御ユニット13からのコマンド入力に応じて、演算デバイス100との間の無線通信を実行する。無線通信ユニット16は、例えば、ZigBee(登録商標)やBLE(ブルートゥース(登録商標)・ロー・エナジー)通信等の無線通信分野において既知の任意の近距離無線通信技術を用いて、センシングデータを演算デバイス100にリアルタイムで無線送信する。
<演算デバイス100>
演算デバイス100は、センシングデバイス10から受信したセンシングデータに基づいてユーザーの体型を判別する機能を有している。演算デバイス100は、単体のデバイスとして実施されていてもよいし、デスクトップコンピューター、ラップトップコンピューター、ノートパソコン、ワークステーション、タブレット型コンピューター、携帯電話、スマートフォン、PDA、ウェアラブル端末、サーバー等の任意の演算デバイス内において実施されていてもよい。
図4に示されているように、演算デバイス100は、演算デバイス100の制御を実行するための1つ以上のプロセッサー110と、演算デバイス100への入力および演算デバイス100からの出力を実行するためのI/O(インプット/アウトプット)インターフェース120と、センシングデバイス10との間の無線通信を実行するための無線通信ユニット130と、演算デバイス100の処理を実行するために用いられるデータ150およびモジュール160を保存している1つ以上のメモリー140と、を備えている。
1つ以上のプロセッサー110は、1つ以上のマイクロプロセッサー、マイクロコンピューター、マイクロコントローラー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、中央演算処理装置(CPU)、メモリーコントロールユニット(MCU)、画像処理用演算処理装置(GPU)、状態機械、論理回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはこれらの組み合わせ等のコンピューター可読命令に基づいて信号操作等の演算処理を実行する演算ユニットである。特に、プロセッサー110は、メモリー140内に保存されているコンピューター可読命令(例えば、データ、プログラム、モジュール等)をフェッチし、演算、信号操作および制御を実行するよう構成されている。
I/Oインターフェース120は、ウェブインターフェース、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)等の様々なソフトウェアインターフェースおよびハードウェアインターフェースを含む。例えば、I/Oインターフェース120は、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイ、外部メモリー、プリンター、ディスプレイのような周辺デバイスのためのインターフェースである。I/Oインターフェース120は、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイのような入力デバイスを用いた演算デバイス100への入力およびディスプレイ、プリンター、外部メモリーへの演算デバイス100からの出力を可能とする。また、I/Oインターフェース120は、演算デバイス100が、インターネット等のネットワークを介して、外部に設けられたウェブサーバーやデータサーバーのような任意の外部デバイスと通信を行うことを可能としてもよい。
無線通信ユニット130は、センシングデバイス10との間の無線通信を実行するために用いられるユニットである。無線通信ユニット130は、アンテナ、送受信回路、変復調回路等の無線通信を実行するために必要なコンポーネントを備えており、プロセッサー110からのコマンド入力に応じて、センシングデバイス10との間の無線通信を実行する。センシングデバイス10の無線通信ユニット16に対する説明において述べたが、演算デバイス100の無線通信ユニット130とセンシングデバイス10の無線通信ユニット16との間の無線通信は、NFC通信やBLE通信等の無線通信分野において既知の任意の無線通信技術を用いて実行される。演算デバイス100は、無線通信ユニット130を用いて、センシングデバイス10からセンシングデータをリアルタイムで受信する。
メモリー140は、揮発性記憶媒体(例えば、RAM、SRAM、DRAM)、不揮発性記憶媒体(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリー、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、光ディスク、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク)、またはこれらの組み合わせを含むコンピューター可読媒体である。
メモリー140は、プロセッサー110と通信可能に接続され、プロセッサー110により実行可能な複数のモジュール160、および、複数のモジュール160による処理に必要なデータ150を保存している。また、メモリー140は、複数のモジュール160の1つ以上によって受信、処理、生成されたデータや、複数のモジュール160による処理を実行するために必要なデータを一時保存する機能を備えている。
データ150は、体型判別システム1を利用するユーザーのユーザーデータ151と、ユーザーの体型のログデータである体型ログデータ152と、演算デバイス100の処理を実行するために必要な任意の数のその他データ153と、を含んでいる。
ユーザーデータ151は、少なくとも、体型判別システム1を利用するユーザーの氏名、身長、体重、年齢、性別、メールアドレスを含む。ユーザーデータ151のうち、ユーザーの性別は、ユーザーの体型判別のために用いられ、ユーザーの氏名、身長、体重、年齢、メールアドレスは、判別されたユーザーの体型を含むレポートの作成や、ユーザーに商品やサービスの情報を提供するために用いられる。ユーザーデータ151は、ユーザーがセンシングデバイス10および演算デバイス100を用いたセンシングを開始する前または開始する際に、演算デバイス100のI/Oインターフェース120を用いて、演算デバイス100に入力され、メモリー140内に保存される。
体型ログデータ152は、判別されたユーザーの体型のログデータである。演算デバイス100によってユーザーの体型が判別されると、判別されたユーザーの体型がメモリー140内に自動的に保存され、体型ログデータ152として蓄積される。ユーザーは、体型ログデータ152を参照することにより、自身の体型の経時変化を確認することができる。これにより、ユーザーは、体型を維持することができているか否か、ダイエットの成果が出ているか否か等を確認することができ、自身の体型維持やダイエットに対するモチベーションを維持または向上させることができる。
モジュール160は、ルーティーン、アプリケーション、プログラム、アルゴリズム、ライブラリー、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、またはこれらの組み合わせ等のプロセッサー110により実行可能なコンピューター可読命令である。
モジュール160は、センシングデバイス10から受信したセンシングデータに対して前処理を施す前処理モジュール161と、前処理モジュール161によって前処理されたセンシングデータから複数の特徴量を抽出するための特徴量抽出モジュール162と、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量に基づいてユーザーの体型を判別するための判別モジュール163と、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型を含むレポートをユーザーに提供するためのレポート提供モジュール164と、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型に基づいて、ユーザーに商品やサービスの情報を提供する情報提供モジュール165と、演算デバイス100が提供する機能を補うための任意の数のその他モジュール166と、を含んでいる。
プロセッサー110は、メモリー140内に保存されている各種モジュールを用いることにより、所望の機能を提供することができる。例えば、プロセッサー110は、判別モジュール163を用いることにより、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量に基づいてユーザーの体型を判別するための処理を実行することができる。
前処理モジュール161は、センシングデバイス10から受信したセンシングデータに対して、ノイズを除去するための前処理を施す機能を有している。前処理モジュール161がセンシングデータに対して施す前処理としては、例えば、センシングデータに対する3点移動平均による平滑化処理が挙げられる。図5に示されているように、前処理モジュール161による前処理によってセンシングデータの生データが平滑化され、センシングデータに含まれるノイズが低減される。前処理モジュール161によって処理されたセンシングデータは、特徴量抽出モジュール162に送信される。
図4に戻り、特徴量抽出モジュール162は、前処理モジュール161によって前処理されたセンシングデータから複数の特徴量を抽出する機能を有している。特徴量抽出モジュール162は、前処理モジュール161から前処理されたセンシングデータを受信すると、前処理されたセンシングデータの複数の所定の区間を、第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、第3の傾き区間の合計6つの区間としてそれぞれ特定する。図6には、この6つの区間の例が示されている。
第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、第3の傾き区間のそれぞれは、センシングデータの始点から終端点までの間において、事前に設定された開始点と終了点によって規定される区間である。第1の区間は、ユーザーの胸に対応する区間である。第2の区間は、ユーザーのみぞおちからへそに対応する区間である。第3の区間は、ユーザーの下腹部に対応する区間である。第1の傾き区間は、ユーザーの腹部のプロファイル(外形)変化がセンシングデータの傾きに反映される区間である。第2の傾き区間は、ユーザーのへそ回りのプロファイル変化がセンシングデータの傾きに反映される区間である。第3の傾き区間は、ユーザーの下腹部のプロファイル変化がセンシングデータの傾きに反映される区間である。
第1の区間の開始点および終了点は、センシングデータのどの区間が、ユーザーの胸に対応するかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されている。同様に、第2の区間の開始点および終了点は、センシングデータのどの区間が、ユーザーのみぞおちからへそに対応するかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されており、第3の区間の開始点および終了点は、センシングデータのどの区間が、ユーザーの下腹部に対応するかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されている。
第1の傾き区間の開始点および終了点は、ユーザーの腹部のプロファイル変化が、センシングデータのどの区間の傾きに反映されるかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されている。同様に、第2の傾き区間の開始点および終了点は、ユーザーのへそ回りのプロファイル変化が、変化センシングデータのどの区間の傾きに反映されるかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されており、第3の傾き区間の開始点および終了点は、ユーザーの下腹部のプロファイル変化が、センシングデータのどの区間の傾きに反映されるかを実験的または統計的に事前調査することにより、事前に設定されている。
第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、および第3の傾き区間のそれぞれの開始点および終了点は、特徴量抽出モジュール162のパラメーターとして事前に設定されており、特徴量抽出モジュール162は、事前設定されている第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、第3の傾き区間のそれぞれの開始点および終了点を参照することにより、前処理されたセンシングデータの複数の所定の区間を、第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、第3の傾き区間の合計6つの区間としてそれぞれ特定することができる。
特徴量抽出モジュール162は、前処理されたセンシングデータの複数の所定の区間を、前述の6つの区間としてそれぞれ特定した後、センシングデータ全体、第1の区間、第2の区間、および第3の区間のそれぞれにおける最大値、最小値、分散値、および平均値の合計16の値を、複数の特徴量として抽出する。さらに、特徴量抽出モジュール162は、第1の区間、第2の区間、および第3の区間のそれぞれの傾きの最大値、最小値、および平均値の合計9個の値を、複数の特徴量として抽出する。さらに、特徴量抽出モジュール162は、センシングデータの終端の値および第2の区間から第3の区間に渡って現れるセンシングデータ内の最大の山のピーク値の合計2つの値を、複数の特徴量として抽出する。したがって、特徴量抽出モジュール162によって抽出される特徴量の数は、合計27個となる。
本発明の発明者らは、人間の体型は、胸部から下腹部に渡る全体のプロファイル、胸部、みぞおちからへそまでの領域、および下腹部のプロファイルと、腹部、へそ回り、および下腹部のプロファイル変化と、センシングデータの第2の区間から第3の区間に渡って現れる最大の山のピーク値、およびセンシングデータの終端の値を特徴量として用いたときに、正確に判別(分類)することができることを見出し、このような知見に基づいて、特徴量抽出モジュール162を構成した。
例えば、図6には、様々な体型を有する複数のユーザー(ユーザー1~5)のセンシングデータの例と、センシングデータの第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、および第3の傾き区間の6つの区間の例が示されている。図6に示されたセンシングデータの例から分かるように、それぞれの体型ごとに、センシングデータの6つの区間において様々な特徴が表れていることがわかる。例えば、やせ体型のユーザー1や標準体型のユーザー2のセンシングデータと比較して、肥満体型のユーザー4および5のセンシングデータでは、第1の傾き区間、第2の傾き区間、および第3の傾き区間における傾きが大きく、さらに、第2の区間に存在する山のピーク値も大きい。上述の27個の特徴量を用いることにより、このようなセンシングデータにおける特徴を体型判別のために効率よく利用することができる。
このように、特徴量抽出モジュール162は、前処理されたセンシングデータの複数の所定の区間を、前述の6つの区間としてそれぞれ特定した後、前述の27個の特徴量を抽出するよう構成されている。本発明の演算デバイス100は、このような特徴量を利用するので、正確にユーザーの体型を判別することができる。特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量は、判別モジュール163に送信される。
図4に戻り、判別モジュール163は、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量に基づいてユーザーの体型を判別する機能を有している。判別モジュール163は、図7に示すような、しきい値パラメーターによって段階的にデータを判別する決定木(分類木ともいう)構造を利用して、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量と、メモリー140内にユーザーデータ151として保存されているユーザーの性別と、に基づいてユーザーの体型を判別する。
図7に示されているように決定木構造は、複数のノードと複数のリーフとから構成される多層構造である。複数のノードのそれぞれは、入力された1つ以上の特徴量またはユーザーの性別に対するしきい値パラメーターを用いて、真(True)か偽(False)かを判別し、判別結果に応じて処理を次のノードまたはリーフにシフトさせる。一方、複数のリーフのそれぞれは、処理が各リーフにたどり着いたときに、ユーザーの体型を、所定のカテゴリーの1つ(例えば、やせ体型、標準体型、やや肥満体型、肥満体型)に分類する。そのため、決定木構造の最上位のノードからリーフに至る経路によって、ユーザーの体型が判別される。決定木構造は、しきい値パラメーターを用いた単純な分岐の繰り返しによってデータを分類することができるので、処理速度が速く、また、処理負荷が軽い。このような決定木構造を用いることにより、ユーザーに対して迅速に体型の判別結果を提供することができる。
判別モジュール163が、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量(本実施形態では、27個の特徴量)を受信すると、入力された複数の特徴量と、メモリー140内にユーザーデータ151として保存されているユーザーの性別と、が決定木構造の最上位のノード(根)に入力される。その後、決定木構造の各ノードのそれぞれのしきい値パラメーターに基づいて、入力された1つ以上の特徴量またはユーザーの性別に対する各ノードの判別が実行される。最終的に、決定木構造のいずれかのリーフに処理が到達し、該リーフにおいて、ユーザーの体型が分類される。判別モジュール163は、このような決定木構造を利用することにより、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量に基づいてユーザーの体型を判別することができる。判別モジュール163によるユーザーの体型の判別結果は、レポート提供モジュール164および情報提供モジュール165に送信される。また、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型は、メモリー140内に体型ログデータに追加される。
なお、判別モジュール163が利用する決定木構造の各ノードのしきい値パラメーターは、教師付きトレーニングデータを用いた機械学習により事前に決定されている。決定木構造の各ノードのしきい値パラメーターは、機械学習の分野において既知のアルゴリズム、例えば、ID3によって決定される。判別モジュール163が利用する決定木構造の各ノードのしきい値パラメーターを決定するトレーニングにおいて用いられる教師付きトレーニングデータは、事前に用意された多数のユーザーのそれぞれのセンシングデータから、特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量に、ラベル(正解)を付すことにより得られる。判別モジュール163のトレーニング(機械学習)は、体型判別システム1の稼働前に実行され、ユーザーが体型判別システム1を利用する際には、判別モジュール163が利用する決定木構造の各ノードのしきい値パラメーターは、既に最適化および決定されている。
図4に戻り、レポート提供モジュール164は、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型を含むレポートをユーザーに提供する機能を有している。レポート提供モジュール164は、判別モジュール163からユーザーの体型を受信すると、メモリー140内に保存されているユーザーデータ151および体型ログデータ152を参照し、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型を含むレポートを作成し、I/Oインターフェース120を介して、ユーザーにレポートを提供する。例えば、レポート提供モジュール164は、演算デバイス100のディスプレイ上にレポートを表示することにより、ユーザーにレポートを提供してもよいし、ユーザーのメールアドレスにレポートを送信することによりユーザーにレポートを提供してもよい。
レポート提供モジュール164によって作成されるレポートは、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型に加え、ユーザーの氏名、身長、体重、性別、前回の測定からの体型の変化等を含んでいてもよい。ユーザーは、レポート提供モジュール164によって作成されるレポートを参照することにより、自身の体型を客観的に認識することができ、自身の体型維持やダイエットのためのモチベーションの維持や向上を図ることができる。
情報提供モジュール165は、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型に基づいて、ユーザーに商品やサービスの情報を提供する機能を有している。例えば、情報提供モジュール165は、ユーザーの体型に応じた商品(例えば、食品やトレーニング器具)やサービス(例えば、フィットネスクラブ、痩身マッサージ、エステ)の情報を提供する。情報提供モジュール165は、I/Oインターフェース120を介して、インターネット等のネットワーク上に存在するサーバーにアクセスし、ユーザーの体型に応じた商品またはサービスの情報を取得する。情報提供モジュール165によって提供される情報は、演算デバイス100のディスプレイに表示されてもよいし、ユーザーのメールアドレスに送信されてもよい。
また、情報提供モジュール165は、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型に加え、メモリー140内に保存されているユーザーデータ151や体型ログデータ152を参照してもよい。例えば、情報提供モジュール165は、ユーザーの体型に加え、ユーザーデータ151中のユーザーの性別や年齢を参照して、商品やサービスの情報を提供してもよい。また、情報提供モジュール165は、ユーザーの体型に加え、体型ログデータ152を参照し、ユーザーの体型に変化がある場合には、その変化に応じた商品やサービスの情報を提供してもよい。
これにより、ユーザーに対して体型の判別結果や体型の変化に応じた食事の提案や、体型維持またはダイエットのためのトレーニングのサポート、体型に応じた広告の送信等、ユーザーの体型維持またはダイエットに有益な情報を提供することができる。情報提供モジュール165による情報の提供は、ユーザーが体型判別システム1を用いた際に実行されてもよいし、定期的または不定期に実行されてもよい。
なお、上述の説明は、演算デバイス100の機能の全てが1つの演算デバイス100によって提供されるものとして提供されたが、本発明はこれに限られず、複数の演算デバイス100によって演算デバイス100の機能が提供されてもよい。例えば、2つの演算デバイス100が用いられ、一方の演算デバイス100がスマートフォン等のユーザーデバイスであり、他方の演算デバイス100がインターネット等の任意のネットワークを介して、一方の演算デバイス100と通信するサーバーであるような態様も本発明の範囲内である。この場合、ユーザーデバイスである一方の演算デバイス100がセンシングデバイス10からのセンシングデータの受信からユーザーの体型の判別までを実行し、サーバーである他方の演算デバイス100がレポートの作成および提供、並びに、サービス情報の提供を実行してもよい。
<プロセッサー実施方法S100>
上述した演算デバイス100を用いて本発明のプロセッサー実施方法S100が実行される。以下、図8を参照して、本発明のプロセッサー実施方法S100を詳述する。図8は、本発明の実施形態に係るプロセッサー実施方法(以下、単に方法S100という)を概略的に示す図である。方法S100の工程S110は、ユーザーがセンシングデバイス10を用いることにより実行される。一方、方法S100の工程S120~S160は、演算デバイス100のプロセッサー110が、メモリー140内の各モジュールを含む演算デバイス100の各コンポーネントを用いることにより実行される。
方法S100は、ユーザーがセンシングデバイス10を用いてセンシング操作を実行することにより開始される。なお、方法S100が開始される段階において、演算デバイス100の判別モジュール163に対するトレーニング(機械学習)は既に完了しており、判別モジュール163が利用する決定木構造の各ノードのしきい値パラメーターは既に最適化および決定されている。
工程S110において、ユーザーは、センシングデバイス10を用いてセンシング操作を実行する。この際、センシングデバイス10によってセンシングデータが取得され、演算デバイス100に無線送信される。その後、工程S120において、前処理モジュール161は、センシングデバイス10から受信したセンシングデータを前処理する。その後、前処理モジュール161によって前処理されたセンシングデータが、特徴量抽出モジュール162に送信される。
工程S130において、演算デバイス100のプロセッサー110は、特徴量抽出モジュール162を用いて、前処理モジュール161によって前処理されたセンシングデータから上述の27個の特徴量を抽出する。特徴量抽出モジュール162によって抽出された複数の特徴量は、判別モジュール163に送信される。工程S140において、判別モジュール163は、特徴量抽出モジュール162によって抽出された特徴量およびユーザーの性別に基づいて、ユーザーの体型を判別する。判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型は、レポート提供モジュール164および情報提供モジュール165に送信されるとともに、メモリー140内の体型ログデータ152に追加される。
工程S150において、レポート提供モジュール164は、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型を含むレポートを作成し、ユーザーに提供する。その後、工程S160において、情報提供モジュール165は、判別モジュール163によって判別されたユーザーの体型に基づいて、ユーザーに商品やサービスの情報を提供する。
このように、本発明の体型判別システム1、演算デバイス100、および方法S100によれば、加速度センサー14を有するセンシングデバイス10を用いてユーザーの体を1度なぞるだけでユーザーの体型を判別することができるので、簡易かつ低コストでユーザーの体型を判別することが可能となる。特に、本発明の演算デバイス100では、センシングデバイス10によって取得されたセンシングデータの複数の所定の区間が、第1の区間、第2の区間、第3の区間、第1の傾き区間、第2の傾き区間、および第3の傾き区間としてそれぞれ特定され、上述のような27個の特徴量が抽出され、ユーザーの体型の判別のために用いられる。そのため、ユーザーの体型を正確に判別することができる。また、本発明の演算デバイス100の判別モジュール163は、決定木構造を利用してユーザーの体型を判別するので、ユーザーの体型を判別するために要する処理時間が短い。そのため、ユーザーに対して体型判別結果を迅速に提供することができる。
以上、本発明の体型判別システム、演算デバイス、およびプロセッサー実施方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明の各コンポーネントの構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、本発明の構成に任意の構成のものを付加することができる。
本発明の属する分野および技術における当業者であれば、本発明の原理、考え方、および範囲から有意に逸脱することなく、記述された本発明の方法および通信システムの構成の変更を実行可能であろうし、変更された構成を有する方法および通信システムもまた、本発明の範囲内である。
例えば、図2~図3に示されたセンシングデバイスおよび図4~図7に示された演算デバイスのコンポーネントの数や種類は、説明のための例示にすぎず、本発明は必ずしもこれに限られない。本発明の原理および意図から逸脱しない範囲において、任意のコンポーネントが追加若しくは組み合わされ、または任意のコンポーネントが削除された態様も、本発明の範囲内である。また、センシングデバイスおよび演算デバイスの各コンポーネントは、ハードウェア的に実現されていてもよいし、ソフトウェア的に実現されていてもよいし、これらの組み合わせによって実現されていてもよい。
また、図8に示されたプロセッサー実施方法の工程の数や種類は、説明のための例示にすぎず、本発明は必ずしもこれに限られない。本発明の原理および意図から逸脱しない範囲において、任意の工程が、任意の目的で追加若しくは組み合わされ、または、任意の工程が削除される態様も、本発明の範囲内である。
1…体型判別システム 10…センシングデバイス 11…ハウジング 12…車輪 13…制御ユニット 14…加速度センサー 15…操作ボタン 16…無線通信ユニット 17…バッテリー 100…演算デバイス 110…プロセッサー 120…I/Oインターフェース 130…無線通信ユニット 140…メモリー 150…データ 151…ユーザーデータ 152…体型ログデータ 153…その他データ 160…モジュール 161…前処理モジュール 162…特徴量抽出モジュール 163…判別モジュール 164…レポート提供モジュール 165…情報提供モジュール 166…その他モジュール S100…プロセッサー実施方法 S110、S120、S130、S140、S150、S160…工程

Claims (9)

  1. ユーザーの体型を判別するための演算デバイスであって、
    プロセッサーと、
    前記プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を含み、
    前記メモリーは、
    加速度センサーを備えるセンシングデバイスを用いて前記ユーザーの体をなぞることにより取得されたセンシングデータから、複数の特徴量を抽出するための特徴量抽出モジュールと、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別するための判別モジュールと、を保存しており、
    前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
    前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とする演算デバイス。
  2. 前記特徴量抽出モジュールは、さらに、前記センシングデータの別の複数の所定の区間を、前記ユーザーの腹部のプロファイル変化が前記センシングデータの傾きに反映される第1の傾き区間と、前記ユーザーのへそ回りのプロファイル変化が前記センシングデータの前記傾きに反映される第2の傾き区間と、前記ユーザーの前記下腹部のプロファイル変化が前記センシングデータの前記傾きに反映される第3の傾き区間としてそれぞれ特定し、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記第1の傾き区間、前記第2の傾き区間、および前記第3の傾き区間のそれぞれの傾きの最大値、最小値、および平均値をさらに含む請求項に記載の演算デバイス。
  3. 前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータの終端値および前記センシングデータ中に現れる最大の山のピーク値をさらに含む請求項またはに記載の演算デバイス。
  4. 前記判別モジュールは、前記複数の特徴量のそれぞれに対するしきい値パラメーターを用いて段階的に前記ユーザーの前記体型を判別する決定木構造を利用して、前記ユーザーの前記体型を判別し、
    前記判別モジュールの前記決定木構造における前記複数の特徴量のそれぞれに対する前記しきい値パラメーターは、教師付きトレーニングデータを用いた機械学習により決定されている請求項1ないしのいずれかに記載の演算デバイス。
  5. 前記メモリーは、前記センシングデータを前処理するための前処理モジュールをさらに保存しており、
    前記特徴量抽出モジュールは、前記前処理モジュールによって前処理された前記センシングデータから前記複数の特徴量を抽出するよう構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の演算デバイス。
  6. 前記前処理モジュールは、前記センシングデータに対して平滑化処理を施すよう構成されている請求項に記載の演算デバイス。
  7. 前記メモリーは、前記判別モジュールによって判別された前記ユーザーの前記体型を含むレポートを前記ユーザーに提供するためのレポート提供モジュールと、
    前記判別モジュールによって判別された前記ユーザーの前記体型に基づいて、前記ユーザーに商品やサービスの情報を提供する情報提供モジュールと、をさらに保存している請求項1ないしのいずれかに記載の演算デバイス。
  8. ユーザーの体型を判別するためのプロセッサー実施方法であって、
    特徴量抽出モジュールを用いて、加速度センサーを備えるセンシングデバイスを用いて前記ユーザーの体をなぞることにより取得されたセンシングデータから、複数の特徴量を抽出する工程と、
    判別モジュールを用いて、抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別する工程と、を含み、
    前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
    前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とするプロセッサー実施方法。
  9. 加速度センサーを備え、ユーザーの体をなぞることによりセンシングデータを取得可能に構成されたセンシングデバイスと、
    前記センシングデバイスによって取得された前記センシングデータに基づいて前記ユーザーの体型を判別するための演算デバイスと、を含み、
    前記演算デバイスは、
    プロセッサーと、
    前記プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を含み、
    前記メモリーは、
    前記センシングデータから、複数の特徴量を抽出するための特徴量抽出モジュールと、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出された前記複数の特徴量に基づいて前記ユーザーの前記体型を判別するための判別モジュールと、を保存しており、
    前記センシングデータは、前記センシングデバイスを用いて前記ユーザーの胸から下腹部までを1度だけなぞることにより取得され、
    前記特徴量抽出モジュールは、前記センシングデータの複数の所定の区間を、前記ユーザーの前記胸に対応する第1の区間、前記ユーザーのみぞおちからへそに対応する第2の区間、および前記ユーザーの前記下腹部に対応する第3の区間としてそれぞれ特定し、
    前記特徴量抽出モジュールによって抽出される前記複数の特徴量は、前記センシングデータ全体、前記第1の区間、前記第2の区間、および前記第3の区間のそれぞれの最大値、最小値、分散値、および平均値を含むことを特徴とする体型判別システム。
JP2019212675A 2019-11-25 2019-11-25 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム Active JP7428874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212675A JP7428874B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212675A JP7428874B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021083497A JP2021083497A (ja) 2021-06-03
JP7428874B2 true JP7428874B2 (ja) 2024-02-07

Family

ID=76086114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019212675A Active JP7428874B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7428874B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528734A (ja) 1998-11-04 2002-09-03 イディアグ 体の表面ラインを検出する測定構造体
JP2006081847A (ja) 2004-09-17 2006-03-30 Inforward Inc 肌解析ネットワークシステム
JP2008178605A (ja) 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 背面形状分類判定方法及び背面形状分類判定装置
JP2018183372A (ja) 2017-04-25 2018-11-22 京セラ株式会社 電子機器、生成方法及び生成システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01243181A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Fujitsu Ltd 決定木構成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528734A (ja) 1998-11-04 2002-09-03 イディアグ 体の表面ラインを検出する測定構造体
JP2006081847A (ja) 2004-09-17 2006-03-30 Inforward Inc 肌解析ネットワークシステム
JP2008178605A (ja) 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 背面形状分類判定方法及び背面形状分類判定装置
JP2018183372A (ja) 2017-04-25 2018-11-22 京セラ株式会社 電子機器、生成方法及び生成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021083497A (ja) 2021-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11948401B2 (en) AI-based physical function assessment system
US10827967B2 (en) Emotional/behavioural/psychological state estimation system
US9551608B2 (en) Wearable device and method for controlling the same
JP6125670B2 (ja) 収集された生物物理的信号の時間的パターンおよび空間的パターンに基づく脳‐コンピューターインターフェース(bci)システム
He et al. Physical activity recognition utilizing the built-in kinematic sensors of a smartphone
JP4481682B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
CN114502061A (zh) 使用深度学习的基于图像的自动皮肤诊断
US20190323895A1 (en) System and method for human temperature regression using multiple structures
KR20170001490A (ko) 전자 장치 및 생체 센서를 이용한 전자 장치의 기능 제어 방법
US20210319585A1 (en) Method and system for gaze estimation
US9241664B2 (en) Using physical sensory input to determine human response to multimedia content displayed on a mobile device
Martínez-Villaseñor et al. Deep learning for multimodal fall detection
US11596764B2 (en) Electronic device and method for providing information for stress relief by same
JP2018005512A (ja) プログラム、電子機器、情報処理装置及びシステム
US20200402641A1 (en) Systems and methods for capturing and presenting life moment information for subjects with cognitive impairment
KR20210060246A (ko) 생체 데이터를 획득하는 장치 및 그 방법
Sridhar et al. E-Bot: A facial recognition based human-robot emotion detection system
JP7428874B2 (ja) 体型を判別するための演算デバイス、プロセッサー実施方法、および体型判別システム
US20200175255A1 (en) Device for determining features of a person
CN106997428A (zh) 目诊系统
TW201329877A (zh) 執行虛擬人物的執行方法及應用該方法的可攜式電子裝置
Duncan et al. Camera-based short physical performance battery and timed up and go assessment for older adults with cancer
Chmielińska et al. Multimodal data acquisition set for objective assessment of Parkinson’s disease
Adibuzzaman et al. In situ affect detection in mobile devices: a multimodal approach for advertisement using social network
WO2021102417A1 (en) Smart mirror system for collecting and visualizing physical appearance information

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7428874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150