JP7428285B1 - 放射線画像撮影支援装置、放射線画像撮影支援方法、プログラム及び移動式放射線撮影装置 - Google Patents
放射線画像撮影支援装置、放射線画像撮影支援方法、プログラム及び移動式放射線撮影装置 Download PDFInfo
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Abstract
Description
このような回診先での撮影では、撮影室で行う一般撮影と比較して次の課題がある。
具体的には、撮影に使用するFPDを選択する際に、撮影対象となる患者がその場にいないため、ユーザーは一般撮影のように直接患者を確認できず、患者の体格等に基づいて回診先に持って行くFPDのサイズを決定できない。
また、回診先での撮影では患者が動けないことが想定されるため、患者を固定する固定治具や補助具が必要となる可能性がある。しかし、撮影に使用する固定治具や補助具を選択する際に、撮影対象となる患者がその場にいないため、ユーザーは一般撮影のように直接患者を確認できず、患者の状態に基づいて回診先に持っていく固定治具や補助具を決定できない。
また、撮影に使用する固定治具や補助具を選択する際に回診先の病棟等の環境がわからないため、ユーザーは一般撮影のように直接環境を確認できず、回診先の環境に基づいて回診先に持って行く固定治具や補助具を決定できない。
また、回診先では電子カルテやRIS(Radiology Information Systems)等の端末が近くになく、更に回診先の病棟等の通信環境において通信が脆弱である場合、ユーザーは、回診先において撮影に必要である撮影用機材を確認できない可能性がある。当該撮影用機材は、FPD、回診車、固定治具及び補助具を含む。
このような撮影用機材の選択も、経験豊かな技師であれば、経験則からの選定が可能ではあるが、必要最低限の選択であり、最適な選択とは言い難い。更には、経験が浅い技師においてはより困難である。
特許文献1に記載の発明では、回診車での撮影において、撮影条件に因らずに撮影に使用するFPDを選択している。そのため、当該発明では、回診先の撮影に適したFPDを含む撮影用機材を選択できない可能性があった。
静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部と、を備え、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である。
前記制御部は更に、放射線画像撮影装置に関する情報、前記放射線画像撮影装置に着脱されるグリッドに関する情報、及び前記移動式放射線撮影装置に関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を決定する。
前記検査情報は、放射線撮影の種別に関する情報を含む。
前記検査情報は、複数の被検者に関する検査情報である。
前記制御部は、一つの検査に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する。
前記制御部は、複数の検査に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する。
前記制御部は、前記検査情報及び前記検査情報に関連する関連情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する。
前記関連情報は、被検者の状態、年齢、体重、医学的注意事項、病歴、施設内居所、及び過去の放射線撮影情報のうちの少なくともいずれかである。
前記制御部は、前記検査情報及び前記撮影用機材の状態に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する。
前記通知部は、使用者による所定の操作に基づいて前記撮影用機材に関する情報を通知する。
前記所定の操作は、使用者による放射線撮影対象の検査の指定、前記検査情報の更新の指示、前記検査情報に関連する関連情報の入力、及び前記撮影用機材を示すアイコンへのクリック入力のうちのいずれかである。
前記通知部は、前記移動式放射線撮影装置に設けられた格納部に収納されている放射線画像撮影装置と、前記撮影者が移動先で使用する撮影用機材として決定された放射線画像撮影装置とが不一致である場合に通知を行う。
静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、制御部により決定された、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を通知部により通知する通知工程を含み、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である。
放射線画像撮影支援装置のコンピューターを、
静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部として機能させるためのプログラムであって、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である。
請求項15に記載の移動式放射線撮影装置は、
放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、
前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部と、
前記被検者に放射線を照射する放射線発生部と、を備える静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置であって、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である。
まず、図1、図2を参照して、本実施形態の装置構成を説明する。図1は、放射線撮影システム100を示す概略構成図である。図2は、回診車RCの構成を示すブロック図である。
医療施設の撮影技師などのユーザーUは、回診対象の患者の回診時に、放射線撮影システム100とともに、当該患者がいる病棟、手術室等の回診先に移動して、患者を放射線撮影する。ここでは、回診先が病棟であり、病棟にベッドBが設置され、被写体としての患者の被検者Sが背上げされたベッドBの上で臥位の姿勢をとっている状態で放射線撮影を行う例を説明する。
FPD1と回診車RCとは、例えば無線通信を介して互いに通信可能である。
FPD1は、パネル状に構成されていて、持ち運ぶことが可能である。
ユーザーUは、FPD1を撮影台に装填して用いることが可能である。また、ユーザーUは、ベッドBの上で臥位の姿勢をとっている被検者SとベッドBとの間にFPD1を水平に配置して用いることが可能である。また、ユーザーUは、図1に示すように、背上げしたベッドB又は車椅子で座位の姿勢をとっている被検者Sと背もたれ部との間にFPD1を立てて配置して用いることが可能である。
入射した放射線Rはシンチレーターで光に変換され、PDに入射して画素ごとに電荷として蓄積される。PDに蓄積された電荷は、TFTスイッチ及び信号線を介して流れ出し、増幅、A/D変換されて放射線画像データとして回診車RCに出力される。
なお、FPD1は、上述した間接変換型であってもよいし、放射線Rを直接電気信号に変換する直接変換型であってもよい。
また、通信ネットワークNは、無線であるものとするが、有線であってもよい。
管球支持部24は、発生装置本体21から上方の先端に延びる支持部241と、支持部241の上部から前方に延びる支持部242と、を有する。支持部242の先端部は、管球23を支持している。
また、管球支持部24は、図示しない関節機構を有することにより、管球23を、X軸方向、X軸と直交するY軸方向、並びにX軸及びY軸と直交するZ軸方向に移動させることができる。図1におけるX軸方向は、図1の左右方向であり、すなわち、放射線発生装置2の前後方向である。図1におけるY軸方向は、図1の紙面と直交する方向であり、すなわち、放射線発生装置2の幅方向である。図1におけるZ軸方向は、図1の上下方向であり、すなわち、鉛直方向である。
また、管球支持部24は、図示しない関節機構により、管球23を、X軸、Y軸、及びZ軸と平行な回転軸を中心に回転させて放射線Rの照射口の向きを変えることができる。
また、コリメーター25は、図示しないランプボタンを備える。そして、ユーザーによりランプボタンが操作されたことを契機として、放射線Rの照射野となる範囲に可視光を照射する。
FPD格納部26の中には、図示しないコネクターが設けられており、FPD1が格納されるとFPD1が備える図示しないコネクターと接続される構成としてもよい。
コンソール3は、FPD1及び放射線発生装置2のうちの少なくとも一方の装置に、撮影条件を設定することが可能である。
撮影条件は、管電圧、管電流と照射時間又は電流時間積(mAs値)、撮影部位、撮影方向等である。当該撮影条件は、動態撮影の場合、さらにフレームレートを含む。
また、撮影条件は、RIS40等の外部装置から取得した検査情報、又はユーザーUによって操作部32になされた操作に基づく。
検査情報は、臨床医がユーザーに依頼する放射線撮影に関する情報である。
また、コンソール3は、FPD1が生成した放射線画像データを取得し、それを自身に保存したり、他の外部装置(PACS等)へ送信したりすることが可能である。
まず、ユーザーUは、放射線撮影システム100を、ベッドBの脇等の被検者Sの近傍に配置する。そして、ユーザーUは、被検者Sに座位の姿勢をとらせる。ユーザーUは、被検者Sが角度調整可能なベッドB等の器具に座っている場合に、ベッドBの背もたれ部の角度を適宜調整する。そして、ユーザーUは、管球23の照射口が被検者Sの撮影部位の方を向くように、管球23のおおよその位置及び向きを調整する。そして、ユーザーUは、FPD格納部26からFPD1を取り出し、FPD1を被検者Sの背中と背もたれ部との間に配置する。そして、ユーザーUは、放射線Rの照射軸がFPD1の放射線入射面と直交するよう、管球23の向き及び照射野を微調整する。そして、ユーザーUは、放射線撮影する。つまり、ユーザーUは、管球23により被検者Sの撮影部位に放射線Rを照射させ、FPD1により診断対象部位が写った静止画又は動態画像の放射線画像データを生成させる。
また、放射線発生装置2は、車輪27以外の手段によって移動可能となっていてもよい。例えば、放射線発生装置2は、人が持ち運べる程度、あるいは市販の台車等に搭載可能な程度に軽量化されていてもよい。また、放射線発生装置2は、底面が滑らかで床面に対し摺動するようになっていてもよい。
また、放射線撮影システム100のうち、放射線発生装置2は、医療施設の室内などに据え付けられたものであってもよい。
放射線発生装置2は、さらに光学撮影部28を備える。
また、発生装置本体21は、制御部211と、記憶部212と、ジェネレーター213と、通信部214と、を有する。
管球23を除く放射線発生装置2の各部は、通信可能に接続されている。
本実施形態において、光学撮影部28は、コリメーター25の筐体に設けられている。なお、光学撮影部28は、管球23の筐体や管球支持部24に設けられてもよい。
光学撮影部28は、制御部211の制御に従い、被写体としての被検者Sを可視光で光学的に撮影して光学画像データを生成し、制御部211などに出力する。光学撮影部28は、被検者Sを光学撮影して静止画又は動態(ライブ画像など)の光学画像データを生成する。
記憶部212は、制御部211が実行する各種プログラムやプログラムの実行に必要なパラメーター、ファイルなどの各種データを記憶している。
記憶部212は、後述する推奨機材情報表示処理を実行するための推奨機材情報表示プログラムを記憶している。
通信部214は、無線接続されたFPD1や、通信ネットワークNを介してRIS40等の外部装置との間で各種信号や各種データを送受信することが可能である。
表示部31は、制御部211から入力される表示情報に従って、各種情報を表示する。
操作部32は、ユーザーからの操作入力を受け付け、その操作情報を制御部211に出力する。
次に、図3を参照して、放射線撮影システム100の動作を説明する。
撮影技師などのユーザーは、撮影対象の被検者がいる回診先に行く前に、FPD1及び回診車RCのある待機場所に行く。そして、回診車RCにおいて、制御部211は、記憶部212に記憶されている推奨機材情報表示プログラムに従い、図3に示す推奨機材情報表示処理を実行する。
つまり、制御部211は、移動式放射線撮影装置としての回診車RCにより放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて決定された、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を通知する。ここで、制御部211は通知部として機能する。この場合、コンソール3が放射線画像撮影支援装置である。
まず、制御部211は、検査情報、当該検査情報に関連する関連情報、及び撮影用機材の状態に関する情報である機材状態情報を取得する(ステップS1)。
当該回診先は、放射線撮影が行われる場所であり、例えば、病棟、集中治療室、手術室、一般撮影室等である。
当該撮影情報は、撮影部位、撮影方向、撮影に対応するFPD1のサイズ、解像度、撮影の種別に関する情報、照射条件、今回の撮影における線量指標、グリッドの要否、グリッドの種別等である。
当該撮影の種別に関する情報は、静止画撮影、動態撮影、透視撮影等である。
ここで、動態撮影により得られた一連の画像を動態画像と呼ぶ。また、動態画像を構成する複数の画像のそれぞれをフレーム画像と呼ぶ。
また、動態撮影には動画撮影が含まれるが、動画を表示しながら静止画を撮影するものは含まれない。また、動態画像には動画が含まれるが、動画を表示しながら静止画を撮影して得られた画像は含まれない。
また、当該照射条件は、mAs値、管電圧、フレームレート、照射時間等である。
当該患者情報は、放射線撮影の対象である被検者としての患者に関する情報である。具体的には、患者情報は、患者の患者ID、氏名、性別、妊娠の状態、年齢、身長、体重、医学的注意事項、病歴、病棟等の施設内居所、状態等である。患者の状態とは、例えば、患者が円背である、患者は横向きになりにくい、患者に点滴等の管がついている等である。
当該過去の撮影時における注意事項は、例えば、前回撮影を実施した撮影技師の人数等である。
当該画像処理は、例えば、散乱線補正処理等である。
当該撮影場所は、例えば、病棟、集中治療室、手術室、一般撮影室等である。
または、制御部211は、ユーザーにより操作部32を介して検査情報の更新の指示が入力された際に、通信部214を介してRIS40から検査情報及び患者情報を取得してもよい。
なお、記憶部212に検査情報が記憶されている場合、制御部211は、次のように検査情報を取得してもよい。具体的には、制御部211は、操作部32を介して入力を受け付けた患者情報に基づいて、記憶部212から検査情報を取得する。
また、他の放射線撮影システムが備える記憶部に患者情報、撮影情報、過去撮影情報、統計情報及び機材状態情報が記憶されている場合、制御部211は、それらの情報を当該他の放射線撮影システムから取得する。
また、制御部211は、PACS、別の検査装置、ベッドシステム等の装置から患者情報、撮影情報、及び機材状態情報を取得してもよい。
また、制御部211は、光学撮影部28が生成した光学画像データに基づいて患者情報、撮影情報、及び機材状態情報を取得してもよい。
また、制御部211は、患者情報の他に、検査情報及び機材状態情報を、操作部32を介したユーザーによる入力により取得してもよい。
また、制御部211は、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)タグから患者情報を取得してもよい。
例えば、制御部211は、ステップS1でRIS40から取得した全ての検査情報を決定対象とする。RIS40から回診車RCに送信される検査情報は、当該回診車RCによりこれから撮影される回診撮影の検査情報である。したがって、この場合、制御部211は、自機である回診車RCによりこれから撮影する回診撮影の検査情報を決定対象とする。
制御部211は、表示画面311内の一覧311aにおいて、決定対象の候補である検査情報、及び当該検査情報の関連情報の一覧を表示する。制御部211は、一覧311aにおいて、例えば、患者ID、患者氏名、撮影部位、撮影予定日時、撮影に対応するFPD1のサイズ、撮影条件等を表示する。当該撮影条件は、管電圧、mAs値、S値等である。S値は、放射線撮影時の放射線量に相当する感度である。
なお、制御部211は、一覧311aにおいて、ユーザーからの選択入力を示すためのチェックボックス等を表示してもよい。
また、制御部211は、表示画面311に回診撮影の検査情報のみを表示するタブを設けてもよい。
また、制御部211は、ユーザーから選択された検査情報を、表示画面311内の別のタブ、またはダイアログ表示等である表示画面311とは別の画面において表示してもよい。
そして、制御部211は、決定対象の検査情報が選択された状態で、ユーザーからの表示画面311内の機材決定ボタン311bの押下入力を受け付けると、本処理をステップS3に移行する。
当該選択条件は、例えば、未撮影である検査情報、特定病棟の患者を撮影対象とする検査情報、フォーカスした所定検査で撮影した患者と同じ患者を撮影対象とする検査情報等である。
また、制御部211は、ステップS2で、一般撮影、動態撮影及び回診撮影である検査情報から決定対象を選択してもよい。
具体的な推奨されるFPD1のサイズの決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、決定対象である複数の検査情報に含まれる撮影情報に基づくFPD1のサイズのうち、最大サイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。
また、制御部211は、予め設定された優先度に基づいてFPD1のサイズの推奨順位を決定する。例えば、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影情報に基づくFPD1のサイズと、当該検査情報に対応する患者と同じ患者を過去に撮影した際に使用したFPD1のサイズとに推奨順位を設定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に対応する患者の過去所定期間における放射線撮影での患者情報から当該患者の体格を推定する。そして、制御部211は、推定した体格に対応するFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。なお、当該所定期間は例えば、1年間である。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する患者の身長や体重に基づくFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれるトリミングサイズに基づいたFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。具体的には、制御部211は、過去の放射線撮影におけるトリミングサイズを包含可能であるFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。
また、制御部211は、撮影技師情報に含まれる撮影技師の性別が女性である場合、比較的小さいサイズであるFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。
具体的な推奨されるFPD1のサイズの種類数の決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、FPD格納部26の大きさに応じて推奨されるFPD1のサイズの種類数を決定する。この場合、機材状態情報は、FPD格納部26の大きさを含む。
具体的な推奨されるFPD1の種別情報の決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影の種別に関する情報が動態撮影である場合、動態撮影が可能であるFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる照射条件にフレームレートの情報が含まれている場合、撮影の種別は動態撮影であると判断する。そして、制御部211は、動態撮影が可能であるFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる線量指標の値が所定閾値より大きい場合、撮影の種別は動態撮影であると判断する。そして、制御部211は、動態撮影が可能であるFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる依頼科及び撮影部位に基づいて撮影対象である症例を判断する。そして、制御部211は、当該判断結果に応じた解像度で撮影が可能なFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる撮影種別に関する情報に基づいたFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。具体的には、制御部211は、今回の撮影種別と同じ種別の過去の放射線撮影において使用したFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる照射条件に基づいたFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。具体的には、制御部211は、今回の照射条件と同じ照射条件である過去の放射線撮影において使用したFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる過去の撮影時における注意事項に基づいたFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別として決定する。
また、制御部211は、上記のように決定されたFPD1の種別と、機材状態情報に含まれるFPD1の種別が一致しているか否かを判断する。そして、制御部211は、FPD1の種別が一致している場合に、決定されたFPD1の種別を推奨されるFPD1の種別としてもよい。
具体的な推奨されるFPD1の識別情報の決定方法について以下に説明する。
例えば、推奨されるFPD1のサイズを有するFPD1が複数存在する場合を説明する。
この場合、制御部211は、統計情報に基づいて、決定対象である検査情報に含まれる撮影情報に対する使用頻度が高いFPD1を推奨されるFPD1として決定する。
また、制御部211は、統計情報に基づいて、回診車RCとの組み合わせ使用頻度が高いFPD1を推奨されるFPD1として決定する。
また、制御部211は、統計情報に基づいて、決定対象である検査情報に対応する被検者の症例との組み合わせ使用頻度が高いFPD1を推奨されるFPD1として決定する。
また、制御部211は、機材状態情報に含まれるFPD1のバッテリー残量が所定閾値以下であるFPD1を推奨されるFPD1から除外することを決定する。
また、制御部211は、機材状態情報に含まれるFPD1のバッテリー残量が、決定対象である検査情報の撮影が実施可能である残量未満であるFPD1を推奨されるFPD1から除外することを決定する。
具体的な推奨されるグリッドの種別情報の決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影情報に基づくFPD1のサイズに応じたグリッドの種別を推奨されるグリッドの種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影部位に応じたグリッドの種別を推奨されるグリッドの種別として決定する。例えば、制御部211は、撮影部位が胸部である場合、格子比が10:1であるグリッドを推奨されるグリッドとして決定する。また、制御部211は、撮影部位が腹部である場合、格子比が8:1であるグリッドを推奨されるグリッドとして決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる回診先に応じたグリッドの種別を推奨されるグリッドの種別として決定する。例えば、制御部211は、回診先が手術室や救急病棟である場合、手術台や救急の特注ベッドで使用可能なFPD1に応じたグリッドの種別を推奨されるグリッドの種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に基づくグリッドの種別を推奨されるグリッドの種別として決定する。例えば、前回実施された放射線撮影において散乱線補正処理が用いられ、グリッドレスであった場合を説明する。この場合、制御部211は、推奨されるグリッドの種別としてグリッド未使用を決定する。
具体的な推奨される固定用治具及び補助具の種別情報の決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影部位に応じた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。例えば、撮影部位が胸部側面等であって、撮影時に被検者を動かして固定する必要がある場合を説明する。この場合、制御部211は、被検者を動かして固定する動作に必要な固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる撮影方向に基づいた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。具体的には、制御部211は、今回の撮影方向と同じ方向で撮影した過去の放射線撮影において使用した固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる撮影種別に関する情報に基づいた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。具体的には、制御部211は、今回の撮影種別と同じ種別の過去の放射線撮影において使用した固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる過去の撮影時における注意事項に基づいた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる撮影場所に基づいた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。具体的には、制御部211は、今回の回診先と同じ場所での過去の放射線撮影において使用した固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に含まれる撮影の種別に関する情報に基づいた固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。例えば、撮影の種別に関する情報が静止画撮影である場合、制御部211は、被検者を固定するための固定治具を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。また、撮影の種別に関する情報が動態撮影である場合、制御部211は、被検者の動かす部位を補助する補助具及び動かさない部位を固定する固定治具を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する患者の妊娠の状態に基づいた固定用治具及び補助具の種別を、推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。例えば、患者が妊娠していて、取り得る姿勢に制限が有る場合、制御部211は、患者の腰の部分に挿入するクッション等を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
また、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する患者の年齢に基づいた固定用治具及び補助具の種別を、推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。例えば、患者の年齢が所定閾値以上である場合、制御部211は、推奨される固定用治具及び補助具の種別情報として補助具が必要であると決定する。
また、制御部211は、統計情報に基づいて、決定対象である検査情報に含まれる回診先や撮影情報及び撮影技師情報との組み合わせ使用頻度が高い固定用治具及び補助具の種別を推奨される固定用治具及び補助具の種別として決定する。
具体的な推奨されるサポート要員情報の決定方法について以下に説明する。
例えば、制御部211は、決定対象である検査情報に関連する患者情報及び技師情報に基づいたサポート要員情報を推奨されるサポート要員情報として決定する。例えば、制御部211は、患者の体格と撮影技師の性別との組み合わせに応じて決定する。具体的には、患者の体格が所定閾値より大きく、撮影技師の性別が女性であって、撮影技師のパワー不足が予想される場合を説明する。この場合、制御部211は、推奨されるサポート要員情報としてサポート要員が必要であると決定する。
また、上記決定方法の内容は、ユーザーや施設ごとに変更可能に構成されてもよい。
また、制御部211は、FPD1の電源のON/OFF情報、コンソール3とFPD1との対応付け情報(登録情報)、FPD1が使用中か否かの情報等に基づいて推奨機材情報を決定してもよい。
また、制御部211は、回診車RCにより放射線撮影を行う被検者に関する、一の検査情報に基づいて推奨機材情報を決定する。つまり、撮影者が移動先で使用する撮影用機材は、一の検査情報に基づいて決定される。
また、制御部211は、回診車RCにより放射線撮影を行う被検者に関する、複数の検査情報に基づいて推奨機材情報を決定する。つまり、撮影者が移動先で使用する撮影用機材は、複数の検査情報に基づいて決定される。
また、制御部211は、回診車RCにより放射線撮影を行う被検者に関する検査情報及び当該検査情報に関連する関連情報に基づいて推奨機材情報を決定する。つまり、撮影者が移動先で使用する撮影用機材は、当該被検者に関する検査情報及び当該検査情報に関連する関連情報に基づいて決定される。
また、制御部211は、回診車RCにより放射線撮影を行う被検者に関する検査情報及び機材状態情報に基づいて推奨機材情報を決定する。つまり、撮影者が移動先で使用する撮影用機材は、当該被検者に関する検査情報及び撮影用機材の状態に関する情報に基づいて決定される。
図5に示す例において、制御部211は、表示画面312に一患者を撮影する検査に関する情報をまとめて表示する。
表示画面312の縦軸は検査種別であり、横軸は時間軸である。つまり、制御部211は、表示画面312に、検査種別ごとにタイムライン形式で検査に関する情報を表示する。
また、制御部211は、表示画面312に、一患者を撮影する検査に関する情報ではなく、一日に撮影する検査に関する情報をまとめて表示してもよい。
また、制御部211は、これから撮影予定の検査について、ステップS3で決定した推奨機材を示すアイコン312bを表示する。
図6に示す例において、制御部211は、推奨機材情報画面313に、推奨機材情報として推奨されるFPD1のサイズ、グリッドの種別、及び固定治具の要否と種別を表示する。
例えば、決定対象である検査情報に含まれるFPD1のサイズと、当該検査情報に関連する過去撮影情報に含まれるFPD1のサイズとが一致していない場合を説明する。この場合、上記したように、制御部211は、ステップS3で過去撮影情報に含まれるFPD1のサイズを推奨されるFPD1のサイズとして決定する。
この場合に、制御部211は、推奨機材情報画面313に、過去の撮影において当該FPD1のサイズを用いた理由を表示してもよい。
この場合に、制御部211は、推奨機材情報画面313に、過去の撮影において当該FPD1の種別を用いた理由を表示してもよい。
また、制御部211は、推奨機材情報画面313に、決定対象である検査情報に関連する過去撮影情報に含まれる過去の撮影時における注意事項に応じたFPD1、固定治具または補助具を表示してもよい。
具体的には、制御部211は、推奨されるFPD1の所在位置情報をさらに表示してもよい。
また、制御部211は、推奨されるFPD1のバッテリー残量が所定閾値以下である場合は、当該FPD1のバッテリー残量情報をさらに表示してもよい。
例えば、患者の体格が所定閾値より大きく、撮影技師の性別が女性であって、撮影技師のパワー不足が予想される場合を説明する。この場合、制御部211は、技師2人で撮影を行うことを提案する表示をしてもよい。
図7に示す例において、表示画面314の縦軸は時間軸であり、横軸は日付である。制御部211は、表示画面314に、タイムライン形式で検査に関する情報を表示する。
また、制御部211は、操作部32を介してユーザーによるアイコン314aのクリック入力を受け付けると、表示画面314に、図6に示す推奨機材情報画面313と同様の推奨機材情報画面を表示する。
つまり、通知部としての制御部211は、図5~図7に示すように、ユーザー(使用者)による所定の操作に基づいて、ユーザー(撮影者)が移動先で使用する撮影用機材に関する情報(推奨機材情報)を表示することで通知する。この場合における所定の操作とは、使用者による撮影用機材を示すアイコン312b,314aへのクリック入力である。
図8に示す例は、上記ステップS2で、一覧311aに表示された検査情報において、制御部211が、決定対象としての検査情報のユーザーによる複数選択を受け付けた場合である。
この場合、ステップS3で、制御部211は、ユーザーによる当該選択操作後に機材決定ボタン311bのクリック入力を受け付けると、当該選択された複数の検査情報に対応する推奨機材情報を決定する。
そして、ステップS4で、制御部211は、図8に示すように、表示画面311に、ステップS3で決定した推奨機材情報を表示する推奨機材情報画面313を表示する。
この場合における当該所定の操作とは、使用者による放射線撮影対象の検査の指定である。ここで、使用者による放射線撮影対象の検査の指定とは、ユーザーによる決定対象の検査情報の選択である。
また、制御部211は、推奨機材情報画面313に設けたOKボタン313a(図8参照)のユーザーによるクリック入力を受け付けた場合、次の処理を行う。具体的には、制御部211は、決定対象として選択された検査情報が含むFPD1のサイズを推奨機材情報としてのFPD1のサイズに変更する。
この場合、制御部211は、ユーザーによる検査情報の選択操作を受け付けることなく、ステップS3、S4を実施する。
そして、制御部211は、ステップS4で、表示画面311に、ステップS3で決定した推奨機材情報を表示する領域を設け、当該推奨機材情報を表示する。
つまり、通知部としての制御部211は、ユーザー(使用者)による所定の操作に基づいて、ユーザー(撮影者)が移動先で使用する撮影用機材に関する情報(推奨機材情報)を表示することで通知する。この場合における当該所定の操作とは、ステップS1における使用者による検査情報の更新の指示、またはステップS1における使用者による検査情報に関連する関連情報である患者情報の入力である。
図9に示す例は、図8に示す例と同様に、上記ステップS2で、一覧311aに表示された検査情報において、制御部211が、決定対象としての検査情報のユーザーによる複数選択を受け付けた場合である。
制御部211は、ステップS4において、図9に示すように、ステップS3で決定した推奨機材情報を表示画面311の表示領域311cに表示する。
図10に示す例は、制御部211がステップS3で決定した推奨機材が使用できない可能性がある場合における表示例である。この場合、制御部211は、ステップS4において、表示画面311に注意画面315を表示する。
例えば、ステップS3において、制御部211は、推奨されるFPD1のサイズを「17×17」と決定したが、当該サイズのFPD1の電源が現在OFFである場合を説明する。この場合、制御部211は、注意画面315においてその旨を示すメッセージを表示する。また、制御部211は、注意画面315において、推奨機材が使用できない原因をユーザーが解消するように促すメッセージを表示する。図10に示す例において、制御部211は、推奨されるFPD1の電源をONにすることを促すメッセージとして、「準備ができた後、再度機材決定を行ってください。」を表示する。
これにより、ユーザーは、推奨機材が使用できない可能性があることを容易に認識できる。
具体的には、ステップS3で決定した推奨されるFPD1がコンソール3と対応付けられていない場合である。換言すると、推奨されるFPD1がコンソール3に登録されていない場合である。この場合、制御部211は、注意画面315において、推奨順位が2位であるFPD1の情報を表示してもよい。
また、ステップS3で決定した推奨されるFPD1と、放射線発生装置2のFPD格納部26に格納されているFPDが一致しない場合である。
つまり、通知部としての制御部211は、FPD格納部26に収納されているFPDと、撮影者が移動先で使用する撮影用機材として決定されたFPDとが不一致である場合、使用者に通知を行う。
具体的には、ステップS3で決定した推奨されるFPD1のバッテリー残量が所定閾値以下である場合である。
また、ステップS3で決定した推奨されるFPD1のサイズと、決定対象である検査情報が含む撮影に対応するFPD1のサイズとが異なる場合である。
また、ステップS3で決定した推奨されるFPD1が、他の検査で使用中である場合である。
また、ステップS3で決定した推奨されるFPD1の所在位置が、自機である回診車RCから所定距離以上離れている場所である場合である。
制御部211は、図11に示すように、推奨機材情報を表示する推奨機材情報画面313に、理由表示ボタン313bを設けてもよい。
制御部211は、操作部32を介してユーザーによる理由表示ボタン313bのクリック入力を受け付けると、図12に示す理由画面316を示す。
制御部211は、理由画面316において、ステップS3で推奨機材情報を決定した際の決定理由を推奨理由として表示する。
このように推奨理由を表示することで、撮影技師等のユーザーの納得性及び教育的観点の向上を図ることができる。
また、制御部211は、推奨理由を撮影用機材ごとに表示してもよいし、まとめて表示してもよい。
また、制御部211は、推奨理由とともに、推奨機材の別候補である撮影用機材を表示してもよい。
また、制御部211は、必須の推奨理由を、他の推奨理由とは色やフォントが異なるように表示したり、マーク等を付加する強調表示をしてもよい。当該必須の推奨理由を以下に説明する。例えば、決定対象の検査情報に撮影が動態撮影であることが含まれる場合、制御部211は、必ず動態撮影が可能であるFPD1を推奨されるFPD1として決定する。この場合、制御部211は、必須の推奨理由として、撮影が動態撮影であるため動態撮影が可能なFPD1を選択した旨を表示する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、上記実施形態における記述は、本発明に係る放射線撮影システムの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、推奨機材情報表示処理ステップS4において、制御部211は、所定の単位ごとに推奨機材情報を表示してもよい。当該所定の単位は、撮影単位、検査単位、回診単位、病棟単位、スケジュールの時間枠単位等である。
推奨機材情報を撮影単位で表示する場合、制御部211は、当該推奨機材情報をリストで表示してもよい。
また、制御部211は、推奨機材情報を文字やアイコンでの表示以外にも、記号により表示したり、音声出力部33による音声により通知してもよい。
この場合、制御部211は、当該他装置が実施する検査に対応する推奨機材情報をのみを当該他装置に送信するとしてもよい。
推奨機材情報表示処理ステップS4において、制御部211が、例えば、推奨されるFPDを複数表示する場合について説明する。
この場合、撮影技師等のユーザーは、回診先に複数の推奨されるFPDを持っていく。そして、ユーザーは、回診先にて制御部211により推奨機材情報表示処理を再度実行させ、ステップS1において回診先の状況に基づく追加の情報を入力する。そして、ユーザーは、ステップS4で表示された推奨機材情報に基づいて、持ってきた複数のFPDのうち、撮影に使用するFPDを決定する。
次に、本発明の変形例について説明する。
本発明の放射線画像撮影支援装置は、一般撮影用の放射線撮影システムにおけるコンソールに適用されてもよい。
図13に、本変形例における一般撮影用の放射線撮影システム100Aの概略構成図を示す。
放射線撮影装置1A、放射線発生装置2A及びコンソール3Aは、例えば通信ネットワークNAを介して互いに通信可能である。
ジェネレーター21Aは、照射指示スイッチ22Aが操作されたことに基づいて、予め設定された撮影条件に応じた電圧を管球23Aに印加する。
管球23Aは、ジェネレーター21Aから電圧が印加されると、印加された電圧に応じた線量の放射線R(例えばX線等)を発生させる。
また、コンソール3Aは、放射線撮影装置1Aが生成した放射線画像データを取得し、それを自身に保存したり、他の外部装置(PACS等)へ送信したりすることが可能である。
記憶部32A、通信部33A、表示部34A、操作部35A、音声出力部36Aは、それぞれ記憶部212、通信部214、表示部31、操作部32、音声出力部33と同様の構成である。
当該推奨される回診車RCの種別情報は、撮影技師などのユーザーが待機場所において回診車RCを選択する前に通知されるのが好ましい。したがって、この場合、一般撮影用のコンソール3Aの制御部31Aが推奨機材情報表示処理を実行する。制御部31Aが推奨される回診車RCの種別を決定する方法を以下に説明する。
例えば、制御部31Aは、決定対象である検査情報に含まれる撮影の種別に関する情報に基づいた回診車RCの種別を推奨される回診車RCの種別として決定する。例えば、制御部31Aは、撮影の種別に関する情報が動態撮影である場合、動態撮影が可能な回診車RCの種別を推奨される回診車RCの種別として決定する。
当該推奨される回診車RCの識別情報は、撮影技師などのユーザーが待機場所において回診車RCを選択する前に通知されるのが好ましい。したがって、この場合、一般撮影用のコンソール3Aの制御部31Aが推奨機材情報表示処理を実行する。制御部31Aが推奨される回診車RCの識別情報を決定する方法を以下に説明する。
例えば、制御部31Aは、決定対象である検査情報に関連する患者情報及び機材状態情報に基づいた回診車RCを推奨される回診車RCとして決定する。例えば、制御部31Aは、被検者の施設内居所が所在位置である回診車RCを推奨される回診車RCとして決定する。
また、制御部31Aは、決定対象である検査情報に含まれる回診先及び機材状態情報に基づいた回診車RCを推奨される回診車RCとして決定する。例えば、制御部31Aは、所在位置が回診先に比較的近い回診車RCを推奨される回診車RCとして決定する。
また、制御部31Aは、機材状態情報に含まれる回診車RCの充電状態が所定閾値以下である回診車RCを推奨される回診車RCから除外することを決定する。
また、制御部31Aは、機材状態情報に含まれる回診車RCの充電状態が、決定対象である検査情報における撮影が実施可能である充電量未満である回診車RCを推奨される回診車RCから除外することを決定する。
具体的には、制御部31Aは、推奨される回診車RCの所在位置情報をさらに表示してもよい。
また、制御部31Aは、推奨される回診車RCの充電状態が所定閾値以下である場合は、当該回診車RCの充電状態情報をさらに表示してもよい。
以上、本実施形態によれば、放射線画像撮影支援装置としてのコンソール3、3Aは、移動式放射線撮影装置(回診車RC)により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて決定された、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を通知する通知部(制御部211、制御部31A)を備える。
したがって、ユーザーは回診先に行く前に、回診先の撮影に適した撮影用機材を好適に準備できる。
これにより、撮影に必要な撮影用機材をより確実に持っていくことができ、回診先での撮影を効率的に実施できる。また、ユーザーの負担を減らすことができる。
したがって、ユーザーは回診先に行く前に、回診先の撮影に適したFPD1、グリッド、固定治具、補助具、回診車RC等を好適に準備できる。
したがって、ユーザーは、放射線撮影の種別に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。
したがって、ユーザーは、複数の被検者の検査に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。これにより、回診先に持っていく撮影用機材の数を減らすことができる。
したがって、ユーザーは、一の検査に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。
したがって、ユーザーは、複数の検査に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。これにより、回診先に持っていく撮影用機材の数を減らすことができる。
したがって、ユーザーは、検査情報及び関連情報に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。
したがって、ユーザーは、検査情報、及び被検者の状態、年齢、体重、医学的注意事項、病歴、施設内居所、及び過去の放射線撮影情報に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。
したがって、ユーザーは、検査情報及び機材状態情報に適した撮影用機材を回診先に行く前に好適に準備できる。
したがって、ユーザーが所定の操作を行ったタイミングにおいて、回診先の撮影に適した撮影用機材をユーザーに通知できる。
したがって、ユーザーが放射線撮影対象の検査を指定したタイミング、ユーザーが検査情報の更新を指示したタイミング、ユーザーが関連情報である患者情報を入力したタイミング、及びユーザーが撮影用機材を示すアイコンをクリックしたタイミングのうちのいずれかにおいて、回診先の撮影に適した撮影用機材をユーザーに通知できる。
したがって、
これにより、ユーザーに撮影用機材として決定されたFPD1をFPD格納部26に収納することを促すことができる。
例えば、上記実施形態において、移動式放射線撮影装置は、回診車RCであるとしたが、移動式放射線撮影装置は、透視撮影装置であってもよい。
1 FPD
RC 回診車
2 放射線発生装置
21 発生装置本体
211 制御部(通知部)
212 記憶部
213 ジェネレーター
214 通信部
22 照射指示スイッチ
23 管球
24 管球支持部
241,242 支持部
25 コリメーター
26 FPD格納部
27 車輪
28 光学撮影部
3 コンソール
31 表示部
311,312,314 表示画面
313 推奨機材情報画面
315 注意画面
316 理由画面
32 操作部
33 音声出力部
40 RIS
100A 放射線撮影システム
1A 放射線撮影装置
2A 放射線発生装置
21A ジェネレーター
22A 照射指示スイッチ
23A 管球
3A コンソール
31A 制御部(通知部)
32A 記憶部
33A 通信部
34A 表示部
35A 操作部
36A 音声出力部
B ベッド
R 放射線
S 被検者
U ユーザー
Claims (15)
- 静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部と、を備え、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である放射線画像撮影支援装置。 - 前記制御部は更に、放射線画像撮影装置に関する情報、前記放射線画像撮影装置に着脱されるグリッドに関する情報、及び前記移動式放射線撮影装置に関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を決定する請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記検査情報は、放射線撮影の種別に関する情報を含む請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記検査情報は、複数の被検者に関する検査情報である請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記制御部は、一つの検査に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記制御部は、複数の検査に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する請求項2に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記制御部は、前記検査情報及び前記検査情報に関連する関連情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記関連情報は、被検者の状態、年齢、体重、医学的注意事項、病歴、施設内居所、及び過去の放射線撮影情報のうちの少なくともいずれかである請求項7に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記制御部は、前記検査情報及び前記撮影用機材の状態に関する情報に基づいて、前記撮影用機材に関する情報を決定する請求項2に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記通知部は、使用者による所定の操作に基づいて前記撮影用機材に関する情報を通知する請求項1に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記所定の操作は、使用者による放射線撮影対象の検査の指定、前記検査情報の更新の指示、前記検査情報に関連する関連情報の入力、及び前記撮影用機材を示すアイコンへのクリック入力のうちのいずれかである請求項10に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 前記通知部は、前記移動式放射線撮影装置に設けられた格納部に収納されている放射線画像撮影装置と、前記撮影者が移動先で使用する撮影用機材として決定された放射線画像撮影装置とが不一致である場合に通知を行う請求項2に記載の放射線画像撮影支援装置。
- 静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、制御部により決定された、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を通知部により通知する通知工程を含み、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である放射線画像撮影支援方法。 - 放射線画像撮影支援装置のコンピューターを、
静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置により放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部として機能させるためのプログラムであって、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具であるプログラム。 - 放射線撮影を行う被検者に関する検査情報に基づいて、撮影者が移動先で使用する撮影用機材に関する情報を決定する制御部と、
前記制御部により決定された前記撮影用機材に関する情報を通知する通知部と、
前記被検者に放射線を照射する放射線発生部と、を備える静止画撮影と動態撮影が可能な移動式放射線撮影装置であって、
前記撮影用機材は、前記被検者を固定する治具及び/または補助具である移動式放射線撮影装置。
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