JP7424646B2 - 車両用ワイパ - Google Patents
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Description
第1流路は、アームピースの延在方向である第1方向に延びるとともに、上記ホースに接続される。
ウォッシャノズルは、樹脂材料により一体に成形されている。
こうした車両用ワイパによれば、ホースからウォッシャノズルに供給されたウォッシャ液が、噴射ノズルからワイパブレードの払拭面に対して噴射される。
この点、上記構成によれば、ワイパアームの側面に凹部が設けられるため、ワイパアームの加工性の悪化を抑制できる。
同構成によれば、接合面及び接続流路を有する部分とは別に第2部分を設ける場合に比べて、本体部の構成を簡単にすることができる。
図1及び図2に示すように、車両用ワイパは、ワイパアーム10、ホース20、及びウォッシャノズル30を備えている。また、車両用ワイパは、ワイパブレード(図示略)を備えている。
アームピース11は、上記リテーナの先端に固定されるとともにリテーナに沿って延びている。
アームピース11の断面形状は、扁平状をなしている。すなわち、アームピース11は、平面状をなすとともに互いに平行な一対の第1側面12と、第1側面12同士の間に位置するとともに外側に向かって膨らむ湾曲面状の一対の第2側面13a,13bとを有している。
一対の第2側面13a,13bは、アームピース11の幅方向の両側に位置している。
先端部11bは、中間部11aから屈曲してワイパブレード(図示略)に沿って延びている。
先端部11bには、先端が折り返されて形成された取付部14が設けられている。取付部14は、アームピース11を厚さ方向において曲げ加工することにより形成されている。取付部14には、連結部材によってワイパブレードが連結される(いずれも図示略)。
なお、以降において、アームピース11における嵌合部15が設けられた部分である先端部11bの延在方向を第1方向Xとして説明する。
また、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交する方向であり、アームピース11の厚さ方向を第3方向Zとして説明する。
図2及び図4に示すように、嵌合部15は、一対の第1凹部16と、一対の第2凹部17とを有している。なお、図4では、便宜上アームピース11における先端部11bの全体を二点鎖線にて示している。
一対の第2凹部17は、第2側面13bに設けられている。第2凹部17同士は、第1方向Xにおいて互いに間隔をおいて設けられている。
図4に示すように、第1凹部16と第2凹部17とは、同一の形状を有している。
ホース20の基端には、車両に搭載されたウォッシャタンク(図示略)が接続されている。ホース20は、ワイパアーム10と並んで配置されている。ホース20の先端には、ホース20から供給されるウォッシャ液を上記払拭面に噴射するウォッシャノズル30が取り付けられている。
図1~図3に示すように、ウォッシャノズル30は、接続部40と、本体部31とを有している。
図1、図2、及び図5に示すように、接続部40は、第1方向Xに沿って延びるとともにホース20に接続される。
<本体部31>
図2に示すように、本体部31は、ノズル部32、第1部分33、第2部分34、及び第1部分33と第2部分34とを連結する連結壁35を有している。
第1部分33は、第3方向Zにおける基端面32aの一側(図3の上側)の端部から第2方向Yに沿ってアームピース11に向かって突出している。
第1部分33及び第2部分34は、第3方向Zにおいて互いに対向している。第1部分33及び第2部分34は、第1方向Xに沿って延在している。第1部分33及び第2部分34は、第1方向Xにおいてノズル部32の中央部に位置している。
図2及び図3に示すように、本体部31は、第2方向Yにおいて接続部40の接合面42に接合される接合面37を有している。
溝部36は、一対の第1凸部38と、一対の第2凸部39とを有している。
一対の第2凸部39は、一対の第2凹部17にそれぞれ嵌合する。
嵌合部15の第2側面13bは、連結壁35に対向している。
<流路50>
図5~図7に示すように、ウォッシャノズル30は、ホース20から供給されるウォッシャ液が流れる流路50を有している。
<第1流路51>
第1流路51は、接続部40の内部において第1方向Xに沿って延びている。なお、第1流路51の断面形状は、例えば円である。
第2流路52は、本体部31のノズル部32の内部に設けられるとともに上記払拭面に向けて開口する。
一対の内側流路53は、ノズル部32の先端面32bに開口する開口部53aを有している。内側流路53は、第3方向Zにおいて先端面32bに近づくほど、第1方向Xにおいて第2仮想平面V2から離れるように延びている。
<接続流路55>
接続流路55は、接続部40と本体部31の第2部分34とに跨って設けられている。接続流路55は、第2方向Yに沿って延びるとともに、第1流路51の下流側端部と、第2流路52(一対の内側流路53、一対の外側流路54)の上流側端部とを接続している。
前述したように、本体部31は、第2仮想平面V2に対して対称な形状である。したがって、図7に示すように、接続流路55は、第2仮想平面V2に対して対称な形状である。また、内側流路53同士は、第2仮想平面V2に対して対称な形状である。また、外側流路54同士は、第2仮想平面V2に対して対称な形状である。
本体部31の接合面37が、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交する第3方向Zと、第1方向Xとの双方に沿う第1仮想平面V1上に位置している。このため、ウォッシャノズル30の製造工程において、本体部31に対して接続部40の先端の向きを180度回転させた状態で本体部31に接続部40を接合することができる。この場合であっても、接続部40は、ワイパアーム10のうち嵌合部15が設けられた部分における第1方向Xに沿って延びる。このため、ワイパアーム10と並んで配置されるホース20に接続部40を接続することができる。
(1)ウォッシャノズル30は、第1方向Xに沿って延びるとともにホース20に接続される接続部40と、第2方向Yにおいて接続部40に接合される接合面37を有するとともに嵌合部15が嵌合される溝部36を有する本体部31とを有している。接続部40は、第1方向Xに沿って延びる第1流路51を有している。本体部31は、払拭面に向けて開口する第2流路52を有している。接続部40及び本体部31は、第2方向Yに沿って延びるとともに第1流路51と第2流路52とを接続する接続流路55を有している。接合面37は、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交する第3方向Zと、第1方向Xとの双方に沿う第1仮想平面V1上に位置している。
(2)嵌合部15及び溝部36は、凹凸の関係によりワイパアーム10からのウォッシャノズル30の抜け止めをする抜け止め機構を有している。
(4)本体部31は、第3方向Zにおいて互いに対向する第1部分33及び第2部分34と、第1部分33と第2部分34とを連結する連結壁35とを有している。第1部分33、第2部分34、及び連結壁35により溝部36が構成されている。第1凹部16は、ワイパアーム10の側面のうち連結壁35に対向する第2側面13bとは反対側の第2側面13aに設けられており、第1部分33は、第1凸部38を有している。
こうした構成によれば、第1凸部38と第2凸部39とによってワイパアーム10が第2方向Yにおいて挟持される。このため、ワイパアーム10の側面のうち連結壁35に対向する第2側面13b全体と連結壁35との距離を短くしなくても、ワイパアーム10に対してウォッシャノズル30をより一層安定して取り付けることができる。
こうした構成によれば、接合面37及び接続流路55を有する部分とは別に第2部分34を設ける場合に比べて、本体部31の構成を簡単にすることができる。
・流路50は、本実施形態で例示したような形状に限定されず、本体部31及び接続部40の形状に合わせて適宜変更することができる。例えば、流路断面の形状を矩形状や、楕円状、または多角形状にしてもよい。
・外側流路54の開口部54aを一方または両方の側面32cに複数設けるようにしてもよい。
・一対の内側流路53は、本実施形態で例示したように、第2仮想平面V2に対して厳密に対称な形状でなくてもよい。
・一対の第2凸部39は、省略してもよい。この場合、ワイパアーム10から第2凹部17を省略することができる。
・第1凸部38の数は、本実施形態で例示したように2つに限定されず、1つまたは3つ以上に適宜変更してもよい。
Y…第2方向
Z…第3方向
V1…第1仮想平面
V2…第2仮想平面
10…ワイパアーム
11…アームピース
11a…中間部
11b…先端部
12…第1側面
13a…第2側面
13b…第2側面
14…取付部
15…嵌合部
16…第1凹部
17…第2凹部
20…ホース
30…ウォッシャノズル
31…本体部
32…ノズル部
32a…基端面
32b…先端面
32c…側面
33…第1部分
34…第2部分
35…連結壁
36…溝部
37…接合面
38…第1凸部
38a…傾斜面
39…第2凸部
40…接続部
41…取付口
42…接合面
50…流路
51…第1流路
52…第2流路
53…内側流路
53a…開口部
54…外側流路
54a…開口部
55…接続流路
Claims (7)
- ワイパアームと、前記ワイパアームと並んで配置されるホースの先端に接続されるとともに前記ホースから供給されるウォッシャ液を車両の払拭面に噴射するウォッシャノズルと、を備える車両用ワイパであって、
前記ワイパアームは、前記ウォッシャノズルが嵌合される嵌合部を有しており、
前記ウォッシャノズルは、
前記ワイパアームのうち前記嵌合部が設けられた部分における延在方向である第1方向に沿って延びるとともに前記ホースに接続される接続部と、
前記第1方向に直交する第2方向において前記接続部に接合される接合面を有するとともに前記嵌合部が嵌合される溝部を有する本体部と、を有しており、
前記接続部は、前記第1方向に沿って延びる第1流路を有しており、
前記本体部は、前記払拭面に向けて開口する第2流路を有しており、
前記接続部及び前記本体部は、前記第2方向に沿って延びるとともに前記第1流路と前記第2流路とを接続する接続流路を有しており、
前記接合面は、前記第1方向及び前記第2方向の双方に直交する第3方向と、前記第1方向との双方に沿う仮想平面上に位置するとともに、前記本体部に対して前記接続部の先端の向きを180度回転させた状態で前記本体部に前記接続部を接合可能な外縁形状を有している、
車両用ワイパ。 - 前記嵌合部及び前記溝部は、凹凸の関係により前記ワイパアームからの前記ウォッシャノズルの抜け止めをする抜け止め機構を有している、
請求項1に記載の車両用ワイパ。 - 前記嵌合部は、前記ワイパアームの側面に凹部を有しており、
前記溝部は、前記凹部に嵌合する凸部を有しており、
前記凹部と前記凸部とによって、前記抜け止め機構が構成されている、
請求項2に記載の車両用ワイパ。 - 前記本体部は、前記第3方向において互いに対向する第1部分及び第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結壁と、を有しており、
前記第1部分、前記第2部分、及び前記連結壁により前記溝部が構成されており、
前記凹部は、前記ワイパアームの側面のうち前記連結壁に対向する側面とは反対側の側面に設けられており、
前記第1部分は、前記凸部を有している、
請求項3に記載の車両用ワイパ。 - 前記凹部及び前記凸部をそれぞれ第1凹部及び第1凸部とするとき、
前記ワイパアームの側面のうち前記連結壁に対向する側面は、第2凹部を有しており、
前記溝部は、前記第2凹部に嵌合する第2凸部を有している、
請求項4に記載の車両用ワイパ。 - 前記第2部分は、前記接合面及び前記接続流路を有している、
請求項4または請求項5に記載の車両用ワイパ。 - 前記本体部は、複数の前記第2流路を有しており、
前記仮想平面を第1仮想平面とするとき、
前記本体部は、前記第2方向及び前記第3方向の双方に沿うとともに、前記本体部における前記第1方向の中央に位置する第2仮想平面に対して対称な形状である、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の車両用ワイパ。
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