JP7423897B2 - 保護・制御装置及び保護・制御方法 - Google Patents

保護・制御装置及び保護・制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統で検出された系統電気量に基づいて電力系統を保護する保護・制御装置及び保護・制御方法に関する。
一般に、保護・制御装置は、電力系統から電流、電圧などの交流信号を所定のサンプリング周期でディジタル化し、このディジタルデータを用いて保護・制御部でリレー演算や電力系統の制御ロジック演算などを行い、電力系統の事故検出や系統制御指令出力などを行う。そして保護・制御装置は、事故を検出した場合、遮断器制御装置などの外部機器にトリップ信号を送り、トリップ・制御信号を受信した遮断器制御装置が遮断器を制御することによって、事故が発生している部分だけが切り離されて、電力系統が保護される。
基本波(50Hzまたは60Hz)交流電圧・電流などの系統交流電気量を使用する保護・制御装置にはアナログ入力部が必要である。アナログ入力部は、例えば、アナログの交流信号に含まれるノイズ成分を除去するアナログフィルタや、アナログの交流信号をディジタル化するA/D変換部などで構成される。アナログ入力部は、オペアンプ、抵抗、コンデンサなどで構成されるため、これらの部品が経年劣化して、その特性が変化すると、アナログ入力部の性能に影響を与える可能性がある。そのため従来では、アナログ入力部の性能監視のため、電力系統の交流信号である基本波より高次の高調波(例えば、基本波の4倍の周波数)を、計測入力(交流信号)に重畳させ、高調波が重畳された交流信号をA/D変換し、ディジタルフィルタによってA/D変換後のデータから高調波成分を抽出した後、抽出した高調波成分を予め設定した基準値と比較することで、高調波成分が基準値の範囲を逸脱した場合にはアナログ入力回路に不良があると判定し、警報などの異常時処理を実施する。
このように、アナログ入力部の性能監視を行う保護・制御装置では、ディジタル化した交流信号に、アナログ入力部の性能監視のための高調波成分が重畳されている。
ここで、ディジタルフィルタの後段に設けられる保護・制御部は、電力系統の交流信号である基本波より、実効値等の各種電気量演算結果と保護・制御の動作判定しきい値との比較などのロジック処理を離散時間連続で実施し、比較の結果、例えば遮断すべき系統事故を検出した時に、遮断器制御装置に遮断指令を出力する。このとき、交流信号に重畳された高調波成分が残っていると、高調波成分が保護・制御部での演算処理時にノイズとなり、事故検出の妨げになる場合がある。特許文献1に開示される従来技のディジタル形保護リレー装置では、電力系統を保護するための処理部(異常判定部)の前段に、高調波成分を除去する高調波除去用ディジタルフィルタ(ディジタルフィルタ部)が設けられ、演算処理の結果に影響を及ぼさないようにしている。
特開2016-25684号公報
しかしながら、高調波除去用ディジタルフィルタは、一定時間幅の時間窓すなわち、現時点の信号と過去の複数の信号とを用いた演算が必要となるため、演算式および時間窓幅に起因する応答時間遅れが発生する。例えば、A/D変換された現時点のディジタルデータをX(n)として、このX(n)から基本波を抽出するフィルタを算出しようとした場合、1サンプリング前のデータをX(n-1)といったように、現時点からmサンプリング前(mは1以上の整数)のデータをX(n-m)とし、X(n)の基本波成分は、例えば以下の原理式により算出できる。なお、サンプリング間隔は30°とする。
X(n)の基本波成分=X(n)・X(n-1)+X(n-2)・X(n-4)+X(n-5)・X(n-6)
このように従来のディジタルフィルタでは、現時点からmサンプリング前のデータを利用した演算が行われるため、演算遅れが発生する。従って、ディジタルフィルタにおいてX(n)から基本波を抽出する処理が、事故発生から遮断器を動作させるまでの応答性の妨げになるという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電力系統の保護・制御機能の応答性を向上させる保護・制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る保護・制御装置は、電力系統で検出された系統電気量であるアナログ入力信号に、アナログ信号であって周波数が前記アナログ入力信号の周波数よりも高い高調波を重畳させる高調波重畳部と、前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号をディジタル値に変換すると共に、前記高調波及びアナログ信号である基準電圧をそれぞれディジタル値に変換するA/D変換部と、前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号のディジタル値から前記高調波のディジタル値を除去する高調波除去部と、前記高調波除去部で前記高調波が除去された信号を用いて保護制御演算を行う保護・制御部と、前記基準電圧のディジタル値が正常範囲内であるかを判定するA/D監視部と、を備え、前記高調波と前記基準電圧とが、共通のフィルタとS/H回路を介して前記A/D変換に入力される。
本発明によれば、保護・制御機能の応答性、例えば事故発生から遮断実行までの応答性を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は本発明の実施の形態に係る保護・制御装置100の構成例を示す図 図2はアナログ入力部1、データ処理部2、及び保護・制御部3のそれぞれの構成例を示す図 保護・制御装置100の処理動作を説明するためのフローチャート 減算処理部21の動作を説明するための第1図 減算処理部21の動作を説明するための第2図 本発明の実施の形態に係る保護・制御装置100の比較例の構成例を示す図 プロセスバス対応の保護・制御装置100Bの構成例を示す図 アナログ入力信号に含まれる周波数成分とゲインを示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る保護・制御装置及び保護・制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は本発明の実施の形態に係る保護・制御装置100の構成例を示す図である。図1には、保護・制御装置100の保護対象である電力系統200と、電力系統200に設置される計器用の変流器201とが示される。また図1には、電力系統200の母線に設けられる遮断器202と、電力系統200の母線(例えば変電所に敷設される3相母線)から引き出されたフィーダ線(給電線、配電線など)に設置される計器用の変圧器203とが示される。また、図1には、変流器201及び変圧器203で検出された系統電気量(交流電流、交流電圧)をアナログ入力信号として取り込み、トリップ信号3aを出力する保護・制御装置100と、トリップ信号3aを受信したときに遮断器202を開く制御を行う遮断器制御装置4とが示される。
保護・制御装置100は、アナログ入力信号に基づき電力系統200の事故を検出し、トリップ信号3aを出力することによって、事故が発生している電力系統200が他の電力系統から遮断されて、当該他の電力系統が保護される。アナログ入力信号はアナログの交流信号であり、アナログの交流信号は、検出された電圧及び電流のそれぞれのアナログ量を表す情報である。電力系統200で事故が発生した時点から電力系統200を保護するまでの処理時間は、規格又は仕様等によって定められており、電力系統によってその要求時間が変わる。
また保護・制御装置100は、アナログ入力信号を入力する回路であるアナログ入力部の健全性評価のために、アナログ入力信号に高調波を重畳させた後、この高調波が重畳されたアナログ入力信号をディジタル信号に変換し、変換されたディジタル信号から高調波を、減算処理によって、除去する。この高調波は、周波数がアナログ入力信号の周波数よりも高い信号である。この減算処理に係る構成の詳細は後述する。
保護・制御装置100は、アナログ入力部1、データ処理部2、及び保護・制御部3を備える。
アナログ入力部1は、アナログ入力信号に含まれるノイズ成分を除去するアナログフィルタや、アナログ入力信号をディジタル化するA/D変換部などを備える。アナログ入力部1の構成の詳細は後述する。
データ処理部2は、アナログ入力部1で変換されたディジタルデータをリレー演算に処理できるデータに変換する。
保護・制御部3は、データ処理部2から入力されるデータを用いてリレー演算を行うことで、電力系統200の事故を検出して、トリップ信号を出力する。
次に図2を用いてアナログ入力部1、データ処理部2、及び保護・制御部3のそれぞれの構成を説明する。図2はアナログ入力部1、データ処理部2、及び保護・制御部3のそれぞれの構成例を示す図である。
アナログ入力部1は、高調波監視時に各チャンネルに印加するための高調波を生成する高調波生成回路11と、高調波生成回路11で生成された高調波をアナログ入力信号に重畳して、高調波が重畳されたアナログ入力信号を1次ローパスフィルタなどのアナログフィルタ13に入力する高調波重畳部12とを備える。
またアナログ入力部1は、アナログ入力信号の折返し誤差などの要因となる不要な周波数成分を除去する複数のアナログフィルタ13と、各アナログフィルタ13からの出力をサンプルホールド(以下「S/H」と称する)する複数のS/H回路14とを備える。
またアナログ入力部1は、各S/H回路14の出力のいずれかを選択して出力するマルチプレクサMPX15と、このアナログ信号を取込みディジタル信号として出力するA/D変換部16とを備える。
またアナログ入力部1は、監視切替信号に従って、高調波の入力状態又は高調波の非入力状態に切り替わるスイッチSW17と、監視切替信号に従って、高調波の入力状態又は直流の基準電圧の入力状態に切り替わるマルチプレクサMPX18とを備える。
データ処理部2は、高調波除去用の減算処理を行う高調波除去部である減算処理部21と、高調波抽出用のディジタルフィルタ22と、高調波監視部23と、A/D監視部24と、監視切替信号発生部25とを備える。これらの機能は、マイクロプロセッサが所定のプログラムをインストールすることにより実現される。
保護・制御部3の機能は、基本的にマイクロプロセッサが所定のプログラムをインストールすることにより実現されるが、本発明の主目的である高調波の監視方式に対しては、直接影響を与えないため、保護・制御部3の内部の詳細構成に関する説明は省略する。
次に図3~図5を用いて保護・制御装置100の動作を説明する。図3は保護・制御装置100の処理動作を説明するためのフローチャートである。図4は減算処理部21の動作を説明するための第1図である。図5は減算処理部21の動作を説明するための第2図である。
ステップS1において、データ処理部2の監視切替信号発生部25は、監視切替信号を、アナログ入力回路のスイッチSW17およびマルチプレクサMPX18に対して出力する。
監視切替信号は、ハイレベルまたはローレベルの2値をとる矩形信号である。例えば、ハイレベルの値をとる監視切替信号は、高調波監視用の監視切替信号であり、ローレベルの値をとる監視切替信号は、A/D精度監視(A/D変換器の精度監視)用の監視切換信号である。高調波監視とは、アナログ入力回路のアナログフィルタの精度の良否を監視することである。A/D精度監視とは、アナログ入力回路のA/D変換部の精度の良否を監視することである。監視切替信号発生部25は、例えば、高調波監視用の監視切替信号を出力し続けており、任意のタイミング又は一定周期毎に、A/D精度監視用の監視切替信号が出力されるように構成される。
なお、監視切替信号の種類はこれに限定されず、例えばローレベルの値をとる監視切替信号を高調波監視用の監視切替信号とし、ハイレベルの値をとる監視切替信号をA/D精度監視用の監視切換信号としてもよい。また、高調波監視用の監視切替信号は、連続的に出力されてもよいし、一定間隔で間欠的に出力されてもよい。
以下では、説明の便宜上、ハイレベルの値をとる監視切替信号を、高調波監視用の監視切替信号(a)と仮定し、ローレベルの値をとる監視切替信号を、A/D精度監視用の監視切換信号(b)と仮定して、保護・制御装置100の動作を説明する。
ステップS1において、高調波監視用の監視切替信号(a)がスイッチSW17に入力されると、保護・制御装置100では、ステップS2及びS3の処理が並行して行われる。
ステップS2において、高調波重畳部12には、電力系統200の電圧、電流などの交流信号(アナログ入力信号)が入力される。
ステップS3において、高調波生成回路11では高調波が生成される。高調波は、例えば、周波数が基本波の周波数の4倍の信号である。高調波は、オン状態(高調波の入力状態)となったスイッチSW17を介して、高調波重畳部12およびMPX18に入力される。高調波重畳部12は、入力した高調波を、電力系統200の電圧、電流などの交流信号(アナログ入力信号)に重畳し、高調波が重畳されたアナログ入力信号を、1次ローパスフィルタなどのアナログフィルタ13に入力する。MPX18は、入力した高調波を、そのまま接続されるアナログフィルタ13に入力する。
保護・制御装置100では、ステップS2及びS3の処理の後、ステップS4~S7の処理と、ステップS8~S11の処理とが並行して行われる。
ステップS4において、高調波重畳部12に接続される複数のアナログフィルタ13のそれぞれでは、アナログ入力信号に含まれる不要なノイズが除去される。
ステップS5では、不要なノイズが除去されたアナログ入力信号がS/H回路14で一時的に保持され、その後、マルチプレクサMPX15に入力される。
ステップS6において、マルチプレクサMPX15では、複数のS/H回路14のそれぞれに保持されたアナログ入力信号の何れかが選択される。選択されたアナログ入力信号はA/D変換部16に入力される。その際、アナログ入力信号は、A/D変換部16の複数の計測用チャンネル(ch1~chN:Nは1以上の整数)のそれぞれに入力される。
ステップS7において、A/D変換部16では、複数の計測用チャンネルのそれぞれに入力されたアナログ信号がディジタルデータに変換され、ディジタルデータがデータ処理部2に入力される。
ステップS8において、マルチプレクサMPX18に接続されるアナログフィルタ13は、マルチプレクサMPX18を介して、高調波生成回路11で生成された高調波を入力し、この高調波に含まれる不要なノイズを除去する。
ステップS9において、不要なノイズが除去された高調波がS/H回路14で一時的に保持され、その後、マルチプレクサMPX15に入力される。
ステップS10において、マルチプレクサMPX15は、S/H回路14に保持された高調波を、A/D変換部16の試験用チャンネル(chtest)に入力する。
ステップS11において、A/D変換部16では、試験用チャンネルに入力された高調波がディジタルデータに変換され、ディジタルデータがデータ処理部2に入力される。
ステップS7及びステップS11の処理の後、保護・制御装置100では、ステップS12,S13の処理と、ステップS14~S17の処理とが並行して行われる。
ステップS12において、データ処理部2の減算処理部21は、計測用チャンネルからのディジタルデータ(高調波が重畳されたディジタルデータ:図4(a)参照)と、試験用チャンネルからの高調波成分であるディジタルデータ(図4(b)参照)とを入力する。減算処理部21は、入力した計測用チャンネルのディジタルデータから試験用チャンネルからのディジタルデータを減算する処理を行う。すなわち、減算処理部21は、図4(a)に示されるディジタルデータから、図4(b)に示される高調波成分のみを除去することで、リレー演算で使用する基本波(図4(c)参照)のみを抽出して出力する。
この処理手順について図5を用いて説明する。図5(a)には、図4(a)に示されるディジタルデータと図4(b)に示される高調波とが重ねて示される。図5(b)には、図5(a)に破線で示される枠Aの部分が拡大して示される。
図5(b)では、高調波が重畳された基本波(計測用チャンネルから出力されるディジタルデータ)に「△」の識別情報が付されている。また図5(b)では、試験用チャンネルのディジタルデータをサンプリングした高調波のデータ波形に「□」の識別情報が付されている。また図5(b)では、計測用チャンネルから試験用チャンネルを減算して算出されるデータ波形に「○」の識別情報が付されている。
ステップS11までの処理によって、サンプリング周波数fsに従いA/D変換された計測用データと、試験用データとが得られる。このとき得られる計測用データには、保護・制御部3における事故検出のための演算に不要な高調波成分が含まれているため、減算処理部21は、サンプリング周期1/fs毎に、下記(1)式の減算処理を行うことで、計測用データの高調波成分を除去する。
chlの基本波成分(○)=Chl(△)・Chtest(□)
ch2の基本波成分(○)=Ch2(△)・Chtest(□)
chNの基本波成分(○)=ChN(△)・Chtest(□)・・・(1)
減算処理部21は、このような簡易な減算処理によって、高調波が重畳した計測データの中から、事故検出のための演算に用いる基本波成分のみを抽出することができる。
ステップS13では、保護・制御部3が減算処理部21からの基本波成分を利用して、事故検出のための保護制御演算を行う。
ステップS14では、計測用チャンネルからのディジタルデータを入力したディジタルフィルタ22が、当該ディジタルデータに含まれる高調波成分を抽出する。
ステップS15では、高調波監視部23が、当該高調波成分と予め設定された所定の値とを比較する。
例えば高調波成分の実効値が所定の値以下の場合、高調波監視部23は、抽出された試験用の高調波成分は、誤差の範囲内にあると判断する(ステップS15,Yes)。これにより、高調波監視部23では、アナログ入力部1が正常と判定される(ステップS16)。
高調波成分の実効値が所定の値を超える場合、高調波監視部23は、抽出された試験用の高調波成分は、誤差の範囲内にないと判断する(ステップS15,No)。これにより、高調波監視部23では、アナログ入力部1が異常と判定される(ステップS17)。アナログ入力部1の異常は、例えば、アナログ入力部1を構成するコンデンサ、抵抗などの劣化に起因するものである。
ステップS1に戻り、A/D変換器の精度監視時には、監視切替信号発生部25が、ローレベルの監視切替信号、すなわちA/D精度監視用の監視切換信号(b)を出力する。
監視切換信号(b)がスイッチSW17に入力されると、スイッチSW17はオフ状態(高調波の非入力状態)に切り替わる。また監視切換信号(b)がマルチプレクサMPX18に入力されると、マルチプレクサMPX18は、A/D監視用の基準電圧の入力状態に切り替わる。基準電圧は、A/D変換部16の健全性評価のための基準となる電圧であり、例えばDC5(V)の直流信号である。監視切換信号(b)がスイッチSW17及びマルチプレクサMPX18に入力されると、保護・制御装置100では、ステップS20~ステップS25までの処理と、ステップS26~ステップS33までの処理とが並行して行われる。
ステップS20において、高調波重畳部12にはアナログ入力信号が入力される。スイッチSW17がオフ状態であるため、高調波重畳部12に入力されるアナログ入力信号には、高調波生成回路11で生成される高調波は重畳されない。
ステップS21において、高調波重畳部12に接続されるアナログフィルタ13では、アナログ入力信号に含まれる不要なノイズが除去される。
ステップS22では、不要なノイズが除去されたアナログ入力信号がS/H回路14で一時的に保持され、その後、マルチプレクサMPX15に入力される。
ステップS23において、マルチプレクサMPX15では、複数のS/H回路14のそれぞれに保持されたアナログ入力信号の何れかが選択され、選択されたアナログ入力信号がA/D変換部16に入力される。その際、アナログ入力信号は、A/D変換部16の複数の計測用チャンネルのそれぞれに入力される。
ステップS24において、A/D変換部16では、複数の計測用チャンネルのそれぞれに入力されたアナログ信号がディジタルデータに変換され、変換されたディジタルデータはデータ処理部2に入力される。データ処理部2の減算処理部21は、計測用チャンネルのデータについては高調波が重畳されていないため、減算処理を行わずに保護・制御部3に入力する。
ステップS25では、保護・制御部3が当該データを利用して、事故検出のための保護制御演算を行う。
ステップS26において、マルチプレクサMPX18に基準電圧(直流信号)が入力される。
ステップS27において、マルチプレクサMPX18に接続されるアナログフィルタ13では、マルチプレクサMPX18を介して入力した直流信号に含まれる不要なノイズが除去される。
ステップS28では、不要なノイズが除去された基準電圧(直流信号)がS/H回路14で一時的に保持され、その後、マルチプレクサMPX15に入力される。
ステップS29において、マルチプレクサMPX15では、S/H回路14に保持された直流信号が選択され、選択された直流信号がA/D変換部16の試験用チャンネル(chtest)に入力される。
ステップS30において、A/D変換部16では、試験用チャンネルに入力された直流信号がディジタルデータに変換され、変換されたディジタルデータはデータ処理部2に入力される。
ステップS31では、データ処理部2のA/D監視部24が、直流信号と予め設定された所定の値とを比較する。
例えば直流信号のピーク値が所定の値以下の場合、A/D監視部24は、直流信号が誤差の範囲内にあると判断する(ステップS31,Yes)。これにより、A/D監視部24では、A/D変換部16におけるA/D変換の精度が正常範囲内であり、A/D変換部16が正常であると判定される(ステップS32)。
直流信号のピーク値が所定の値を超える場合、A/D監視部24は、直流信号が誤差の範囲内にないと判断する(ステップS31,No)。これにより、A/D監視部24では、A/D変換部16におけるA/D変換の精度が正常範囲内にないため、A/D変換部16に異常が発生していると判定される(ステップS33)。
次に本実施の形態に係る保護・制御装置100の比較例の構成例について説明した上で、本実施の形態に係る保護・制御装置100の効果について述べる。
図6は本発明の実施の形態に係る保護・制御装置100の比較例の構成例を示す図である。図6に示される保護・制御装置100Aは、図2に示されるアナログ入力部1及びデータ処理部2の代わりに、アナログ入力部1A及びデータ処理部2Aを備える。
アナログ入力部1Aは、図2に示されるスイッチSW17及びマルチプレクサMPX18を備えていない。
データ処理部2Aは、図2に示される減算処理部21及び監視切替信号発生部25の代わりに、ディジタルフィルタ21A及び監視切替信号発生部25Aを備える。
ディジタルフィルタ21Aは、A/D変換部16から入力されるディジタルデータに含まれる高調波を除去するためのディジタルフィルタである。
ディジタルフィルタ21Aは、A/D変換部16からの現時点のディジタルデータをX(n)として、このX(n)から基本波を抽出するフィルタを算出しようとした場合、1サンプリング前のデータをX(n-1)といったように、現時点からmサンプリング前(mは1以上の整数)のデータをX(n-m)として、X(n)の基本波成分は、例えば下記(2)式により算出できる。なお、サンプリング間隔は30°とする。
X(n)の基本波成分=X(n)・X(n-1)+X(n-2)・X(n-4)+X(n-5)・X(n-6)・・・(2)
このように従来のディジタルフィルタ21Aでは、現時点からmサンプリング前のデータを利用した演算が行われるため、演算遅れが発生する。従って、ディジタルフィルタ21AにおいてX(n)から基本波を抽出する処理が、事故発生から遮断器202を動作させるまでの応答性の妨げになる。
これに対して本実施の形態に係る保護・制御装置100は、高調波が重畳されたアナログ入力信号から、試験用チャンネルに印加された高調波(アナログ入力信号に重畳された高調波と同一の信号)を減算することによって、アナログ入力信号を得ることができる。従って、本実施の形態に係る保護・制御装置100では、従来の高調波除去用のディジタルフィルタ21Aが不要になり、ディジタルフィルタ21Aにおける演算遅れが発生しない。
そのため、本実施の形態に係る保護・制御装置100によれば、比較例に係る保護・制御装置100Aと同様にアナログ入力信号に対して、高調波を重畳させる方式でアナログ入力回路の健全性を評価しながら、事故発生時の応答性を早めることが可能となる。
また、本実施の形態に係る保護・制御装置100は、監視切替信号によりマルチプレクサMPX18の状態とスイッチSW17の状態とを切り替えることで、アナログ入力信号への高調波の重畳が停止され、かつ、高調波が重畳されたアナログ入力信号の試験用チャンネルへの入力が停止された後、直流信号をA/D変換部16の試験用チャンネルに入力できる。
そのため、アナログ入力部1を構成する回路の規模を大きくすることなく、すなわちアナログフィルタ13、新たなチャネルなどを追加することなく、ディジタルデータを基準値と比較する方式で、A/D精度監視を行うことができる。
なお、本実施の形態に保護・制御装置100は、プロセスバス対応の保護リレーに適用可能である。図7及び図8を利用してこの構成例について説明する。
図7はプロセスバス対応の保護・制御装置100Bの構成例を示す図である。保護・制御装置100Bは、電力系統200の近傍に設置されアナログ入力信号を取り込むMU(Merging Unit:統合ユニット)300と、MU300から離れた場所(例えば変電所の保護制御室など)に設置されリレー演算や電力系統の制御ロジック演算を行うIED(Intelligent Electric Device:インテリジェント電子装置)301と呼ばれるユニットと、MU300をIED301に接続するLANケーブルなどの通信回線であるプロセスバス5とを備える。
MU300は、アナログ入力部1、データ処理部2及び通信部6を備える。通信部6は、例えば規格化回路、送信器などを備える。規格化回路は、データ処理部2から出力される高調波除去後のデータを、プロセスバス5の一定のフォーマットで規格化する。送信器は、規格化回路で変換されたデータを、プロセスバス5を介してIED301へ送信する。
IED301は、保護・制御部3を備える。なお、IED301は、保護・制御部3以外にも、例えば、MU300から送信されたデータを復調して保護・制御部3に入力する不図示の通信部を備える。
このように構成される保護・制御装置100Bでは、MU300においてアナログ入力信号がディジタルデータに変換され、プロセスバス5を介して、IED301にディジタルデータが伝送され、リレー演算が実行される。
プロセスバス5には、IED301以外にも、高調波メータや、オシロ装置などの計測機器も接続可能である。高調波メータやオシロ装置などの計測機器は、電力系統200に流れる電流や電力系統200の電圧などの電気量を計測し、この計測値を表示部に表示させる。これにより、ユーザが計測値を目視確認できる。このような機器において、電気量を正確に計測するためには、正確な値のディジタルデータを当該機器に入力する必要がある。
ここで、前述した従来の保護・制御装置100Aをプロセスバス方式の保護リレーに適用した場合、ディジタルフィルタ21Aは、アナログ信号からディジタル信号へ変換時の不要な高調波を除去し、それ以外の周波数域の信号(例えば50Hz又は60Hzの電圧、電流信号など)を除去せずに通過させるように構成されているため、ディジタルフィルタ21Aによって、アナログ入力信号に含まれる高調波を除去することが可能である。
図8はアナログ入力信号に含まれる周波数成分とゲインを示す図である。図8の上側には信号の周波数成分とゲイン(スペクトラム)が示される。図8の下側にはディジタルフィルタ21Aにより除去する高調波(例えば基本波の周波数の4倍の信号)付近の周波数帯域における減衰特性が示される。
図8に示すように、基本波1fの周波数(例えば50Hz又は60Hz)は高調波から離れているため基本波1fは減衰しないが、2次高調波2f、3次高調波3fなどの信号成分は、大きく減衰して、その波形が大幅に崩れることになる。このような基本波1f以外の信号成分を利用する高調波メータやオシロスコープなどの機器が、プロセスバス5に接続されている場合、これらの機器に入力される信号は基本波1fに対して大きく減衰され、正確な値の計測値が得られない場合がある。
これに対して本実施の形態では、減算処理部21によって、入力した計測用チャンネルのディジタルデータから試験用チャンネルからのディジタルデータを減算する処理が行われるため、例えば計測用チャンネルのディジタルデータが11(V)であり、試験用チャンネルからのディジタルデータが1(V)の場合には、10(V)のディジタルデータが出力される。基本波1f以外の信号成分において、このように僅かに減衰したディジタルデータ得られるため、高調波メータやオシロスコープなどの機器において、正確な値の計測値を得ることが可能である。
以上に説明したように、本実施の形態に係る保護・制御装置100、100Bによれば、複数の計測用チャンネルに入力した電圧、電流などの交流信号に監視用の高調波を重畳させ、試験用チャンネルに監視用の高調波と同一の周波数の高調波を入力し、これらの高調波のそれぞれをA/D変換部16によりディジタル値に変換し、ディジタル値となった交流信号から、試験用チャンネルの高調波をサンプリング周期ごとに減算処理することで、交流信号に重畳した高調波成分のみ除去することができる。これにより、従来のディジタルフィルタによる高調波除去処理を不要とすることで、高速な処理が可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1:アナログ入力部
1A:アナログ入力部
2:データ処理部
2A:データ処理部
3:制御部
3a:トリップ信号
4:遮断器制御装置
5:プロセスバス
6:通信部
11:高調波生成回路
12:高調波重畳部
13:アナログフィルタ
14:サンプルホールド回路
16:A/D変換部
21:減算処理部
21A:ディジタルフィルタ
22:ディジタルフィルタ
23:高調波監視部
24:A/D監視部
25:監視切替信号発生部
25A:監視切替信号発生部
100:制御装置
100A:制御装置
100B:制御装置
200:電力系統
201:変流器
202:遮断器
203:変圧器
301:IED

Claims (3)

  1. 電力系統で検出された系統電気量であるアナログ入力信号に、アナログ信号であって周波数が前記アナログ入力信号の周波数よりも高い高調波を重畳させる高調波重畳部と、
    前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号をディジタル値に変換すると共に、前記高調波及びアナログ信号である基準電圧をそれぞれディジタル値に変換するA/D変換部と、
    前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号のディジタル値から前記高調波のディジタル値を除去する高調波除去部と、
    前記高調波除去部で前記高調波が除去された信号を用いて保護制御演算を行う保護・制御部と、
    前記基準電圧のディジタル値が正常範囲内であるかを判定するA/D監視部と、
    を備え、
    前記高調波と前記基準電圧とが、共通のフィルタとS/H回路を介して前記A/D変換に入力される
    保護・制御装置。
  2. 前記高調波重畳部と、前記A/D変換部と、前記高調波除去部と、前記高調波除去部で前記高調波が除去された信号をプロセスバスに伝送する通信部とを備えた統合ユニットと、
    前記保護・制御部を備え、プロセスバスを介して前記通信部から伝送される信号に基づいて前記保護制御演算を行うインテリジェント電子装置と、
    を備える請求項1に記載の保護・制御装置。
  3. 電力系統で検出された系統電気量であるアナログ入力信号を利用して電力系統を保護する保護・制御装置が、
    前記アナログ入力信号に、アナログ信号であって周波数が前記アナログ入力信号の周波数よりも高い周波数の高調波を重畳させる高調波重畳ステップと、
    前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号をディジタル値に変換すると共に、前記高調波及びアナログ信号である基準電圧をそれぞれディジタル値に変換する変換ステップと、
    前記高調波が重畳された前記アナログ入力信号のディジタル値から前記高調波のディジタル値を除去する高調波除去ステップと、
    前記基準電圧のディジタル値が正常範囲内であるかを判定するA/D監視ステップと、
    前記高調波除去ステップで前記高調波が除去された信号を用いて保護制御演算を行うステップと、
    を含み、
    前記高調波と前記基準電圧とが、共通のフィルタとS/H回路を介してディジタル値に変換される
    保護・制御方法。
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