JP7420156B2 - Exterior parts, cases and watches - Google Patents
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Description
この発明は、腕時計や携帯情報端末などの電子機器に用いられる外装部材、それを備えたケース、およびそれらを備えた時計に関する。 The present invention relates to an exterior member used for an electronic device such as a wristwatch or a personal digital assistant, a case equipped with the same, and a watch equipped with the same.
例えば、腕時計の外装部材においては、特許文献1に記載されているように、強化材として炭素繊維を用い、この炭素繊維を表裏面方向に積層させて炭素繊維強化樹脂シートを形成し、この炭素繊維強化樹脂シートの表裏面に熱硬化性樹脂を設けた構造のものが知られている。
For example, in the case of an exterior member for a wristwatch, as described in
このような腕時計の外装部材では、炭素繊維を表裏面方向に積層させた炭素繊維強化樹脂シートの表裏面に熱硬化性樹脂を設けた構造であるから、軽量化を図ることができても、十分な強度が得られず、耐衝撃性を確保することができないという問題がある。 The exterior members of such wristwatches have a structure in which thermosetting resin is provided on the front and back surfaces of a carbon fiber reinforced resin sheet in which carbon fibers are laminated in the front and back directions, so even if weight reduction can be achieved, There is a problem that sufficient strength cannot be obtained and impact resistance cannot be ensured.
この発明が解決しようとする課題は、強度を高めて耐衝撃性を向上させることができる外装部材、それを備えたケース、およびそれらを備えた時計を提供することである。 The problem to be solved by this invention is to provide an exterior member that can increase strength and improve impact resistance, a case equipped with the same, and a watch equipped with the same.
この発明は、複数の第1の繊維強化樹脂シートが積層された第1の繊維強化樹脂体と、複数の第2の繊維強化樹脂シートが積層された第2の繊維強化樹脂体と、を備え、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートに対して傾いて積層されていることを特徴とする外装部材である。 This invention includes a first fiber-reinforced resin body in which a plurality of first fiber-reinforced resin sheets are laminated, and a second fiber-reinforced resin body in which a plurality of second fiber-reinforced resin sheets are laminated. , wherein the first fiber-reinforced resin sheet of the first fiber-reinforced resin body is laminated at an angle with respect to the second fiber-reinforced resin sheet of the second fiber-reinforced resin body. This is an exterior member.
この発明によれば、強度を高めて耐衝撃性を向上させることができる。 According to this invention, strength can be increased and impact resistance can be improved.
以下、図1~図5を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。
An embodiment in which the present invention is applied to a wristwatch will be described below with reference to FIGS. 1 to 5.
This wristwatch includes a
この腕時計ケース1の2時側、3時側、4時側、8時側、および10時側には、図1に示すように、スイッチ釦3がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の上側開口部には、図2に示すように、時計ガラス4がパッキン4aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール(図示せず)が設けられている。
As shown in FIG. 1,
この腕時計ケース1は、図1および図2に示すように、ケース本体5と外装部材6とを備えている。ケース本体5は、外側ケース7と内側ケース8とを備えている。外側ケース7は、ステンレスなどの金属でほぼリング形状に形成されている。この外側ケース7の12時側と6時側とには、バンド取付部2が設けられている。内側ケース8は、硬質の合成樹脂によって裏蓋に相当する底部8aを有するほぼ円筒形状に形成されている。
This
この場合、内側ケース8は、図2に示すように、その外径が外側ケース7の内径とほぼ同じ大きさに形成され、上下方向の長さが外側ケース7の上下方向の長さよりも長い長さで形成されている。この内側ケース8の側壁部には、凸部8bが設けられている。この凸部8bは、内側ケース8が外側ケース7内に配置された際に、外側ケース7の内壁部に設けられた凹部7aに挿入して係合することにより、内側ケース8が外側ケース7の下側に抜け出さないように構成されている。
In this case, as shown in FIG. 2, the
外装部材6は、図1および図2に示すように、第1外装部材10と第2外装部材11とを備えている。第1外装部材10は、ステンレスなどの金属によって全体がほぼリング形状に形成されている。この第1外装部材10は、外側ケース7の上端面と内側ケース8の上端面とに跨って配置されるリング状の板部10aと、この板部10aの内周部に設けられて時計ガラス4がパッキン4aを介して嵌め込まれる筒状部10bと、を備えている。
The
この場合、第1外装部材10の板部10aの下面と内側ケース8の上端面との間には、図2に示すように、防水リング9が設けられている。また、第1外装部材10の板部10aの内周端部には、内側ケース8の内周面に当接する規制部10cが設けられている。これにより、第1外装部材10は、板部10aが防水リング9を介して外側ケース7の上端面と内側ケース8の上端面とに跨って配置された際に、規制部10cが内側ケース8の内周面に当接して第1外装部材10の半径方向の位置が規制されるように構成されている。
In this case, a
第2外装部材11は、図1および図2に示すように、後述する繊維素材によってほぼリング形状に形成されて、第1外装部材10の板部10a上に配置されるように構成されている。すなわち、この第2外装部材11は、その内径が第1外装部材10の筒状部10bの外径と同じ大きさで、第2外装部材11の外径が第1外装部材10の板部10aの外径とほぼ同じ大きさに形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the second
また、この第2外装部材11は、図2に示すように、その上下方向の長さ(厚み)が第1外装部材10の筒状部10bの上下方向の長さよりも少し短い(低い)長さで形成されている。これにより、第2外装部材11は、その上面が第1外装部材10の筒状部10bの上端部よりも少し低い状態で、第1外装部材10の板部10a上に配置されている。このため、第1外装部材10は、その筒状部10bの上端部によって上方からの衝撃を受け止めて、第2外装部材11の上面が上方からの衝撃を受けないように構成されている。
Further, as shown in FIG. 2, the second
この第2外装部材11は、図2に示すように、第1外装部材10の板部10a上に配置された状態で、後述する締結部材である複数のねじ部材12によって第1外装部材10と共にケース本体5に取り付けられるように構成されている。すなわち、この腕時計ケース1は、内側ケース8が外側ケース7内に配置されて、第1外装部材10が外側ケース7と内側ケース8との各上面に配置された状態で、複数のねじ部材12によって第2外装部材11が外側ケース7に第1外装部材10を挟み付けて取り付けられるように構成されている。
As shown in FIG. 2, the second
ところで、第2外装部材11は、図1~図4に示すように、第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とによって全体がほぼリング形状に形成されている。第1の繊維強化樹脂体13は、複数の第1の繊維強化樹脂シートを積層させたものである。この第1の繊維強化樹脂シートは、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1である。
By the way, as shown in FIGS. 1 to 4, the second
この場合、第1の繊維強化樹脂体13は、図1~図4に示すように、第1の繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向である厚み方向と直交する方向に所定の傾き角度θで傾けて積層させたガラス繊維強化樹脂シート体(GFRP)である。この第1の繊維強化樹脂体13は、表面部13aと側面部13bとを有し、断面形状がほぼ庇形状(逆L形状)に形成されている。
In this case, the first fiber-reinforced
すなわち、第1の繊維強化樹脂体13は、図4および図5に示すように、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたガラス繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向である厚み方向と直交する方向に所定の傾き角度θ、つまり後述する第2の繊維強化樹脂体14の第2の繊維強化樹脂シートに対して所定の傾き角度θで傾けて多数積層させた構造になっている。この場合、第1の繊維強化樹脂体13の第1の繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1の傾きは、腕時計ケース1の3時9時方向に傾いている。
That is, as shown in FIGS. 4 and 5, the first fiber-reinforced
すなわち、腕時計ケース1の12時側と6時側とには、バンド取付部2が設けられ、これらバンド取付部2には、時計バンド(図示せず)が取り付けられる。このため、腕時計ケース1に加わる外力は、3時側および9時側から受けることが多い。このことを考慮して、ガラス繊維層S1は、3時9時方向に所定の傾き角度θで傾いて積層させることで、強度が高められるように構成されている。
That is,
このような構造では、第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向に外力が加わった際に、ガラス繊維層S1同士を剥離させるような剪断力が加わるため、第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向の外力に対する強度が低い。この場合、第1の繊維強化樹脂体13は、その表裏面方向に対して各ガラス繊維層S1を傾けることにより、ガラス繊維層S1同士の界面の接合面積を傾き角度θの傾き分だけ広くして、ガラス繊維層S1同士の界面の接合強度を高めるように構成されている。
In such a structure, when an external force is applied in the direction of the front and back surfaces of the first fiber reinforced
この場合、ガラス繊維層S1の傾き角度θは、図5に示すように、第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向に対して傾く角度であり、第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向(厚み方向)に対して30°~70°の角度範囲で、例えば45°の角度で傾いていることが望ましい。このため、この第1の繊維強化樹脂体13は、積層された多数のガラス繊維層S1の各端面が表面部13aおよび側面部13bの各外面に露呈して外部から見えることにより、装飾性およびデザイン性が高められるように構成されている。
In this case, as shown in FIG. It is preferable that it be inclined at an angle of 30° to 70°, for example, at an angle of 45° with respect to the back surface direction (thickness direction). Therefore, the first fiber-reinforced
すなわち、この第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aには、図5に示すように、多数のガラス繊維層S1の各端面が例えば12時と6時とを結ぶ直線に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。また、この第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bには、多数のガラス繊維層S1の各端面が所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾いた状態で互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。この場合、3時側と9時側との側面部13bには、多数のガラス繊維層S1の各端面が第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。
That is, as shown in FIG. 5, on the
また、この第1の繊維強化樹脂体13は、図5に示すように、積層された多数のガラス繊維層S1の各端面が全体的に縞状のカラー模様を表現するように着色されている。すなわち、多数のガラス繊維層S1は、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固める際に、エポキシ樹脂中に顔料を混入させることにより、多数のガラス繊維層S1が個別に異なる色、つまりガラス繊維層S1ごとに異なる色で着色されている。
Moreover, as shown in FIG. 5, in this first fiber-reinforced
一方、第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、複数の第2の繊維強化樹脂シートを積層させたものである。すなわち、この第2の繊維強化樹脂シートは、強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートである炭素繊維層S2である。この場合、第2の繊維強化樹脂体14は、複数の第2の繊維強化樹脂シートである炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向に積層させた炭素繊維強化樹脂シート体(CFRP)であり、断面形状がほぼ四角形状に形成されている。
On the other hand, the second fiber-reinforced
すなわち、この第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、炭素繊維をエポキシ樹脂で固めた炭素繊維強化樹脂シートである炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向(厚み方向)に多数積層させたものであるから、厚み方向の圧縮強度および面方向の引張強度が第1の繊維強化樹脂体13よりも高く形成されている。
That is, as shown in FIG. 4, this second fiber-reinforced
つまり、第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させた構造であり、第1の繊維強化樹脂体13は、ガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向と直交する方向に所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾けて積層させた構造である。
In other words, the second fiber-reinforced
このため、第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、炭素繊維層S2の界面における接合面積が第1の繊維強化樹脂体1のガラス繊維層S1の界面における接合面積よりも広く、炭素繊維層S2の界面における接合強度が第1の繊維強化樹脂体1のガラス繊維層S1の界面における接合強度よりも高く形成されている。これにより、第2の繊維強化樹脂体14は、その厚み方向の圧縮強度および面方向の引張強度が、第1の繊維強化樹脂体13の厚み方向の圧縮強度および面方向の引張強度よりも高く形成されている。
Therefore, as shown in FIG. 4, the second fiber-reinforced
この第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、第1の繊維強化樹脂体13の裏面側、つまり第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面および側面部13bの内面に配置されて、熱圧着によって強固に接合されている。すなわち、第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とは、第1の繊維強化樹脂体13であるガラス繊維強化樹脂シート体(GFRP)におけるガラス繊維層S1のエポキシ樹脂と、第2の繊維強化樹脂体14である炭素繊維強化シート体(CFRP)における炭素繊維層S2のエポキシ樹脂とが、熱圧着によって互いに溶融して固着するので、強固に接合されている。
As shown in FIG. 4, this second fiber-reinforced
この場合、第2の繊維強化樹脂体14は、図4に示すように、その表裏面方向の厚みが第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの厚みよりも厚く形成され、第2の繊維強化樹脂体14の下面が第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bの下端面と同一平面上に配置されるように形成されている。これにより、この第2の繊維強化樹脂体14は、第1の繊維強化樹脂体13の裏面側に重なって第1の繊維強化樹脂体13と一体に接合された構造になっている。
In this case, as shown in FIG. 4, the second fiber-reinforced
また、この第2の繊維強化樹脂体14は、図1~図5に示すように、本体部14cと複数の取付突起部14aとを有している。本体部14cは、全体がほぼリング形状に形成されている。複数の取付突起部14aは、第2の繊維強化樹脂体14の本体部14cにおける一部つまり1時側、5時側、7時側、および、11時側の各側面に第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bから側方に向けて突出して設けられている。
Further, the second fiber-reinforced
すなわち、複数の取付突起部14aそれぞれは、図1~図5に示すように、円柱状に形成され、第2の繊維強化樹脂体14の本体部14cから突出して設けられている。また、これら複数の取付突起部14aは、その厚みが第2の繊維強化樹脂体14の厚みよりも少し薄く形成されている。
That is, each of the plurality of
この場合、複数の取付突起部14aは、図1および図3に示すように、平面視において、円形のほぼ半分が第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bから突出し、円形の他の半分が第2の繊維強化樹脂体14に食い込んで、第2の繊維強化樹脂体14の上面よりも一段低く形成されている。つまり、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの裏面である下面と第2の繊維強化樹脂体14の表面である上面との接合面は、取付突起部14aの表面である上面よりも第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向に高い位置に設けられている。
In this case, as shown in FIGS. 1 and 3, the plurality of
また、第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bには、図1~図3に示すように、半円形状の切欠き部13cが各取付突起部14aに対応して設けられている。また、これら取付突起部14aには、ねじ部材12が挿入する第1ねじ挿入孔14bがそれぞれ表裏面方向である厚み方向に貫通して設けられている。
Furthermore, as shown in FIGS. 1 to 3,
一方、ケース本体5における外側ケース7のバンド取付部2の両側部、つまり外側ケース7の1時側、5時側、7時側、および11時側には、図1および図2に示すように、ねじ部材12が取り付けられる取付穴であるねじ取付穴7bがそれぞれ設けられている。これら複数のねじ取付穴7bは、外側ケース7の上面から下面に向けて設けられて上下に貫通しない穴である。
On the other hand, on both sides of the
これら複数のねじ取付穴7bそれぞれは、図2に示すように、ねじ溝が設けられていない上部側の非ねじ穴部と、ねじ溝が設けられた下部側のねじ穴部と、を備え、これらが同一軸上に設けられている。この場合、第1外装部材10の板部10aには、ねじ部材12が挿入する第2ねじ挿入孔10dが外側ケース7のねじ取付穴7bと第2外装部材11の第1ねじ挿入孔14bとに同一軸上で対応して設けられている。
As shown in FIG. 2, each of the plurality of
ねじ部材12は、図1および図2に示すように、頭部12aと首部12bとねじ部12cとを備えている。頭部12aは、その外径が第2の繊維強化樹脂体14の各取付突起部14aの外径とほぼ同じか、それよりも少し小さい大きさで形成されている。これにより、頭部12aは、その外周面が第1の繊維強化樹脂体13に設けられた半円形状の切欠き部13cの内周面に接触しないように構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、この頭部12aは、図1および図2に示すように、軸方向の長さつまり第2外装部材11の厚み方向の長さが、取付突起部14aの厚みとほぼ同じ長さで、取付突起部14aの上面から第2外装部材11の上面つまり第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの上面までの長さよりも少し短い長さで形成されている。これにより、頭部12aは、その上面が第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの上面から上方に突出しないように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, the
首部12bは、図2に示すように、その外径が取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bの内径よりも少し小さく形成されている。この首部12bは、軸方向の長さつまり上下方向の長さが取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bの深さと第1外装部材10の板部10aの第2ねじ挿入孔10dの深さとを足した長さよりも少し長く形成されている。これにより、首部12bは、頭部12aが取付突起部14aに押し当てられた際に、首部12bの下端部がねじ取付穴7bの上部側の非ねじ穴部内に挿入するように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
ねじ部12cは、図2に示すように、その外径が首部12bの外径よりも少し小さく形成され、軸方向の長さが外側ケース7のねじ取付穴7bにおける下部側のねじ穴部の軸方向の長さよりも短い長さで形成されている。これにより、ねじ部12cは、ねじ取付穴7bの非ねじ穴部を通してねじ取付穴7bのねじ穴部に螺合するように構成されている。この場合、ねじ部12cは、その下端部がねじ取付穴7bにおける下部側のねじ穴部の底部に到達しないように構成されている。
As shown in FIG. 2, the threaded
これにより、ねじ部材12は、図2に示すように、ケース本体5上に外装部材6が配置された状態で、ねじ部12cが外装部材6の第2外装部材11における第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bから第1外装部材10の第2ねじ挿入孔10dに挿入されて外側ケース7のねじ取付穴7bのねじ穴部に螺合して締め付けられた際に、外装部材6をケース本体5に取り付けるように構成されている。
As a result, as shown in FIG. 2, the threaded
すなわち、このねじ部材12は、図2に示すように、ねじ部12cが外側ケース7のねじ取付穴7bに螺合して締め付けられた際に、頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aに押し当てられるので、第2外装部材11が第1外装部材10を外側ケース7に確実に押し当てて、外装部材6をケース本体5に強固に取り付けるように構成されている。
That is, as shown in FIG. 2, when the threaded
この場合、ねじ部材12は、図2に示すように、頭部12aが締め付けられる際に、頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの上面に押し当てられて回転しても、取付突起部14aの上面が第2の繊維強化樹脂体14の上面よりも一段低い位置、つまり第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との接合面が取付突起部14aの上面よりも第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向に高い位置にあるので、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面とが頭部12aの回転によって剥離しないように構成されている。
In this case, as shown in FIG. 2, when the
また、第2外装部材11は、図1および図2に示すように、第2の繊維強化樹脂体14の1時側、5時側、7時側、および11時側に設けられた複数の取付突起部14aがねじ部材12によってケース本体5の外側ケース7に押し付けられた際に、第2の繊維強化樹脂体14の炭素繊維層S2同士を剥離させるような剪断力が加わることがなく、炭素繊維層S2同士を圧縮させる方向の力が加わるため、第2の繊維強化樹脂体14における複数の取付突起部14aの強度が確保されるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, the
このため、第2外装部材11は、図1および図2に示すように、複数の取付突起部14aがねじ部材12によってケース本体5の外側ケース7に押し付けられても、複数の取付突起部14aが破損することがなく、ねじ部材12による締め付け力に対する強度を高めて、確実に且つ強固に外側ケース7に取り付けられるように構成されている。
For this reason, as shown in FIGS. 1 and 2, the
また、このねじ部材12は、図2に示すように、ねじ部12cが外側ケース7のねじ取付穴7bに螺合して締め付けられて、頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aに押し当てられた際に、外側ケース7が第1外装部材10に向けて引き上げられて、外側ケース7の凹部7aが内側ケース8の凸部8bを押し上げるので、内側ケース8が第1外装部材10の板部10aに押し付けられて、外装部材6をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 2, this
次に、この腕時計ケース1を組み立てる場合について説明する。
この場合には、まず、ケース本体5を組み立てる。このときには、ステンレスなどの金属製の外側ケース7内に硬質の合成樹脂製の内側ケース8を上方から挿入させて、内側ケース8の凸部8bを外側ケース7の凹部7aに係合させる。これにより、外側ケース7内に内側ケース8が下側に抜け出すことなく取り付けられ、ケース本体5が組み立てられる。
Next, the case of assembling this
In this case, first, the
この状態では、外側ケース7の上端面が内側ケース8の上端面よりも僅かに低い状態で配置される。そして、ケース本体5の内側ケース8の内部に時計モジュール(図示せず)を組み込んで、ケース本体5の外周部に複数のスイッチ釦3を取り付ける。この後、ケース本体5上に外装部材6を取り付ける。このときには、予め、ステンレスなどの金属製の第1外装部材10の筒状部10b内に時計ガラス4をパッキン4aと共に嵌め込んで取り付ける。
In this state, the upper end surface of the
この状態で、内側ケース8の上端面に防水リング9を配置させて、外側ケース7の上端面と内側ケース8の上端面とに跨って第1外装部材10の板部10aを配置させる。このときには、第1外装部材10における板部10aの内周端に設けられた規制部10cを内側ケース8の内周面に当接させる。これにより、第1外装部材10の半径方向の位置が規制されて、第1外装部材10がケース本体5上に配置される。このときには、第1外装部材10の各第2ねじ挿入孔10dを外側ケース7の各ねじ取付穴7bに同一軸上で対応させる。
In this state, the
この状態で、第1外装部材10上に第2外装部材11を配置する。このときには、予め、第2外装部材11を製作する。この場合には、まず、第2外装部材11の第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とを製作する。すなわち、第1の繊維強化樹脂体13を製作する場合には、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向と直交する方向に所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾けて多数積層させて、表面部13aと側面部13bとを有するほぼ庇形状のリング状に形成する。
In this state, the
また、第2の繊維強化樹脂体14を製作する場合には、炭素繊維をエポキシ樹脂で固めた炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させて、断面形状がほぼ四角形のほぼリング形状に形成する。そして、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と側面部13bの内面とに第2の繊維強化樹脂体14を配置させて熱圧着によって第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とを接合させる。
When manufacturing the second fiber-reinforced
このときには、第1の繊維強化樹脂体13であるガラス繊維強化樹脂シート体(GFRP)におけるガラス繊維層S1のエポキシ樹脂と、第2の繊維強化樹脂体14である炭素繊維強化シート体(CFRP)における炭素繊維層S2のエポキシ樹脂とが、熱圧着によって互いに溶融して強固に接合されている。この状態では、第2の繊維強化樹脂体14の下面が第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bの下端面と同一平面上に配置されて、第2の繊維強化樹脂体14が第1の繊維強化樹脂体13の裏面側に重なって第1の繊維強化樹脂体13と一体に形成されている。
At this time, the epoxy resin of the glass fiber layer S1 in the glass fiber reinforced resin sheet body (GFRP) which is the first fiber reinforced
そして、第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とが接合された第2外装部材11を第1外装部材10の筒状部10bの外周に嵌め込んで、第1外装部材10の板部10a上に配置させる。この状態で、第2外装部材11の第2の繊維強化樹脂体14に設けられた複数の取付突起部14aの各第1ねじ挿入孔14bを第1外装部材10の板部10aに設けられた複数の第2ねじ挿入孔10dにそれぞれ同一軸上に対応させる。
Then, the
この状態で、複数のねじ部材12によって第2外装部材を第1外装部材10と共にケース本体5に取り付ける。このときには、複数のねじ部材12の各ねじ部12cを第2外装部材11の第2の繊維強化樹脂体14に設けられた複数の取付突起部14aの各第1ねじ挿入孔14bから第1外装部材10の板部10aに設けられた複数の第2ねじ挿入孔10dに挿入させ、この挿入されたねじ部12cをケース本体5の外側ケース7に設けられた複数のねじ取付穴7bに螺入させて締め付ける。
In this state, the second exterior member is attached to the
すると、複数のねじ部材12の各頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の複数の取付突起部14aに押し当てられて第1外装部材10の板部10aを外側ケース7に押し当てる。このときには、第2の繊維強化樹脂体14が炭素繊維を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させた構造であるから、第1の繊維強化樹脂体13よりも強度か高い。このため、第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aは、ねじ部材12の頭部12aによって第1外装部材10を介して外側ケース7に押し付けられても、取付突起部14aが破損することがなく、第2外装部材11の取付強度が高く、耐衝撃性の向上が図れる。
Then, each
この場合、ねじ部材12の頭部12aが締め付けられる際に、頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの上面に押し当てられて回転しても、取付突起部14aの上面が第2の繊維強化樹脂体14の上面よりも一段低い位置、つまり第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との接合面が取付突起部14aの上面よりも第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向に高い位置にあるので、頭部12aの圧接回転による第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との剥離が防げる。
In this case, even if the
すなわち、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との接合面がねじ部材12の頭部12aの下面と同じ高さであると、ねじ部材12の頭部12aが締め付けられて、頭部12aの下面が第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの上面に押し当てられて回転する際に、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面とが頭部12aの回転によって剥離する恐れがある。このため、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との接合面は、頭部12aの下面と異なる位置、つまり頭部12aの下面よりも高い位置にする必要がある。
That is, when the joint surface between the lower surface of the
また、複数のねじ部材12の各頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の複数の取付突起部14aに押し当てられたときには、第1外装部材10の板部10aが防水リング9を内側ケース8の上端面に押し付けながら、外側ケース7を第1外装部材10の板部10aに向けて引き上げる。これにより、外側ケース7の凹部7aが内側ケース8の凸部8bを押し上げて内側ケース8を第1外装部材10の板部10aに押し付ける。
Furthermore, when the
このため、防水リング9が第1外装部材10の板部10aと内側ケース8との間に挟まれて圧縮され、第1外装部材10の板部10aと内側ケース8との間の防水が確保される。これにより、外装部材6がケース本体5に確実に且つ強固に取り付けられて、腕時計ケース1が組み立てられる。
Therefore, the
次に、このような腕時計ケース1の作用について説明する。
この腕時計ケース1は、第2外装部材11の第1の繊維強化樹脂体13がガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向と直交する方向に所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾けて積層させた構造であるから、多数のガラス繊維層S1の各端面が表面部13aおよび側面部13bの各外面に露呈して外部から見えることになる。
Next, the function of such a
In this
すなわち、この第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aには、図5に示すように、多数のガラス繊維層S1の各端面が例えば12時と6時とを結ぶ直線に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。また、この第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bには、多数のガラス繊維層S1の各端面が所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾いた状態で互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。この場合、3時側と9時側との各側面部13bには、多数のガラス繊維層S1の各端面が第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。これにより、第1の繊維強化樹脂体13は、装飾性およびデザイン性が高められる。
That is, as shown in FIG. 5, on the
この場合、第1の繊維強化樹脂体13は、図5に示すように、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めてガラス繊維層S1を形成する際に、エポキシ樹脂中に顔料を混入させることにより、ガラス繊維層S1ごとに異なる色で着色されている。このため、この第1の繊維強化樹脂体13は、積層された多数のガラス繊維層S1の各端面が全体的に縞状のカラー模様になるように着色される。これにより、この第1の繊維強化樹脂体13は、より一層、装飾性が高められ、デザイン性が向上する。
In this case, as shown in FIG. 5, the first fiber-reinforced
このように、この腕時計ケース1の第2外装部材11によれば、複数の第1の繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1が積層された第1の繊維強化樹脂体13と、複数の第2の繊維強化樹脂シートである炭素繊維層S2が積層された第2の繊維強化樹脂体14と、を備え、第1の繊維強化樹脂体13のガラス繊維層S1は、第2の繊維強化樹脂体14の炭素繊維層S2に対して傾いて積層されていることにより、デザイン性を高めることができ、且つ強度を高めて耐衝撃性の向上を図ることができる。
As described above, the
すなわち、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13のガラス繊維層S1が第2の繊維強化樹脂体14の炭素繊維層S2に対して傾いて積層されているので、第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向の圧縮強度と第2の繊維強化樹脂体14の面方向の引張強度とを第1の繊維強化樹脂体13よりも高めることができ、これにより耐衝撃性を向上させることができる。
That is, in this second
この場合、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13の第1の繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1が、第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向である厚み方向に傾いて積層され、第2の繊維強化樹脂体14の第2の繊維強化樹脂シートである炭素繊維層S2が、第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向に積層されていることにより、デザイン性を高めることができ、且つ強度を高めて耐衝撃性の向上を図ることができる。
In this case, in this second
すなわち、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13のガラス繊維層S1が第1の繊維強化樹脂体13の厚み方向に所定の傾き角度θで傾けて表裏面方向と直交する方向に沿って積層させた構造であるから、積層された多数のガラス繊維層S1の各端面を第1の繊維強化樹脂体13の表面および側面に露呈させることができ、これにより多数のガラス繊維層S1の各端面によって模様を表現することができるので、装飾性に優れ、デザイン性を高めることができる。
That is, in this second
この場合、この第1の繊維強化樹脂体13の表面には、多数のガラス繊維層S1の各端面が例えば12時と6時とを結ぶ直線に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。また、この第1の繊維強化樹脂体13の側面には、多数のガラス繊維層S1の各端面が所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾いた状態で互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。この場合、3時側と9時側との側面には、多数のガラス繊維層S1の各端面が第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向に沿って互いに平行な直線状に並んだ縞状に見える。このため、この第1の繊維強化樹脂体13では、多数のガラス繊維層S1の各端面によって良好に縞状模様を表現することができるので、装飾性が高められて、デザイン性の向上が図れる。
In this case, on the surface of the first fiber-reinforced
また、この第2外装部材11では、第2の繊維強化樹脂体14の炭素繊維層S2が第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向に積層されていることにより、ガラス繊維を用いた第1の繊維強化樹脂体13よりも強度を高めることができる。この場合、この第2外装部材11では、第2の繊維強化樹脂体14が、強化材としての炭素繊維を用いた炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向に積層した構造であるから、第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向の圧縮強度と第2の繊維強化樹脂体14の面方向の引張強度とを第1の繊維強化樹脂体13よりも高めることができ、これにより耐衝撃性を向上させることができる。
In addition, in this second
すなわち、第2の繊維強化樹脂体14は、炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させた構造であり、第1の繊維強化樹脂体13は、ガラス繊維層S1を第1の繊維強化樹脂体13の表裏面方向と直交する方向に所定の傾き角度θ、例えば45°の角度で傾けて積層させた構造である。このため、第2の繊維強化樹脂体14は、炭素繊維層S2同士の界面における接合面積を第1の繊維強化樹脂体13のガラス繊維層S1同士の界面における接合面積よりも広くすることができる。
That is, the second fiber-reinforced
これにより、この第2の繊維強化樹脂体14は、炭素繊維層S2同士の界面における接合強度を第1の繊維強化樹脂体13のガラス繊維層S1同士の界面における接合強度よりも高くすることができるので、第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向の圧縮強度および面方向の引張強度を、第1の繊維強化樹脂体13の厚み方向の圧縮強度および面方向の引張強度よりも高めることができる。
As a result, the second fiber-reinforced
また、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13がガラス繊維層S1ごとに着色されていることにより、多数のガラス繊維層S1の各端面によって縞状のカラー模様を表現することができるので、より一層、装飾性を高めることができ、これによりデザイン性を更に向上させることができる。すなわち、第1の繊維強化樹脂体13は、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固める際に、エポキシ樹脂中に顔料を混入させることにより、ガラス繊維層S1ごとに着色することができるので、多数のガラス繊維層S1の各端面によって良好にカラーで縞状模様を表現することができる。
In addition, in this second
また、この第2外装部材11では、第2の繊維強化樹脂体14が第1の繊維強化樹脂体13の裏面側に熱圧着によって接合されていることにより、第2の繊維強化樹脂体14を第1の繊維強化樹脂体13の裏面側に重ねて第1の繊維強化樹脂体13と確実に且つ強固に接合させることができる。
In addition, in this second
すなわち、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とを熱圧着することにより、第1の繊維強化樹脂体13であるガラス繊維強化樹脂シート体(GFRP)におけるガラス繊維層S1のエポキシ樹脂と、第2の繊維強化樹脂体14である炭素繊維強化シート体(CFRP)における炭素繊維層S2のエポキシ樹脂とを互いに溶融させて固着させることができるので、第1の繊維強化樹脂体13と第2の繊維強化樹脂体14とを強固に接合させることができる。
That is, in this second
また、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13が表面部13aおよび側面部13bを備え、第2の繊維強化樹脂体14が、第1の繊維強化樹脂体13の側面部13bから側方に突出する取付突起部14aを備えていることにより、第1の繊維強化樹脂体13よりも強度の高い第2の繊維強化樹脂体14に設けられた取付突起部14aによって、取付強度を高めて、第2の繊維強化樹脂体14をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けることができる。
Further, in this second
また、この第2外装部材11では、第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの裏面である下面と第2の繊維強化樹脂体14の表面である上面との接合面が取付突起部14aの表面である上面よりも第2の繊維強化樹脂体14の厚み方向に高い位置にあることにより、ねじ部材12の締め付け時における頭部12aの回転に伴う第1の繊維強化樹脂体13の表面部13aの下面と第2の繊維強化樹脂体14の上面との剥離を防ぐことができる。
In addition, in this second
この場合、第2外装部材11では、第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aに第1ねじ挿入孔14bが第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向である厚み方向に貫通して設けられていることにより、締結部材であるねじ部材12を挿入させることができるので、ねじ部材12によって第2の繊維強化樹脂体14をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けることができる。
In this case, in the
また、この腕時計ケース1によれば、第2外装部材11と、この第2外装部材11が表面に配置されるケース本体5と、を備えていることにより、第2外装部材11の第1の繊維強化樹脂体13によってデザイン性を高めることができると共に、第2外装部材11の第2の繊維強化樹脂体14によって第1の繊維強化樹脂体13よりも強度を高めることができるので、第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aによってケース本体5に対する第2外装部材11の取付強度を高めることができ、これにより耐衝撃性を向上させることができる。
Further, according to this
この場合、この腕時計ケース1では、ケース本体5に取付穴であるねじ取付穴7bが第2の繊維強化樹脂体14における取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bに対応して設けられていることにより、締結部材であるねじ部材12を第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bに挿入させてケース本体5のねじ取付穴7bに螺合させることができるので、第2外装部材11をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けることができる。
In this case, in this
すなわち、この腕時計ケース1では、第2外装部材11が第2の繊維強化樹脂体14に設けられた取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bに挿入されてケース本体5のねじ取付穴7bに取り付けられる締結部材であるねじ部材12によってケース本体5に取り付けられていることにより、第2外装部材11をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けることができる。
That is, in this
この場合、この腕時計ケース1では、ねじ部材12が頭部12aと首部12bとねじ部12cとを備え、ねじ部12cを第2外装部材11の第2の繊維強化樹脂体14に設けられた取付突起部14aの第1ねじ挿入孔14bからケース本体5の外側ケース7に設けられたねじ取付穴7bに螺入させて締め付けることにより、頭部12aが第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aを外側ケース7に対して押し当てることができるので、第2外装部材11をケース本体5に確実に且つ強固に取り付けることができる。
In this case, in this
すなわち、この腕時計ケース1では、ねじ部材12の頭部12aが押し当てられる第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aが、炭素繊維を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させた構造であるから、この第2の繊維強化樹脂体14の取付突起部14aの強度が第1の繊維強化樹脂体13よりも高いので、ケース本体5に対する第2外装部材11の取付強度を高めることができ、これにより耐衝撃性を向上させることができる。
That is, in this
さらに、この腕時計ケース1では、第1の繊維強化樹脂体13の第1の繊維強化樹脂シートであるガラス繊維層S1の傾きが3時9時方向に傾いていることにより、第2外装部材11の強度を高めることができる。すなわち、この腕時計ケース1では、12時側と6時側とに時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部が設けられていることにより、時計バンドによる外力が3時側および9時側から受けることが多くなる。このため、ガラス繊維層S1が3時9時方向に所定の傾き角度θで傾いて積層されているので、強度を高めることができる。
Furthermore, in this
なお、上述した実施形態では、第1の繊維強化樹脂体13がガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたガラス繊維層S1のみで形成した場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えばガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたガラス繊維層と炭素繊維をエポキシ樹脂で固めた炭素繊維層との両方の繊維層を組み合わせて、第1の繊維強化樹脂体を複合繊維強化樹脂体として形成しても良い。
In the above-described embodiment, a case has been described in which the first fiber-reinforced
この場合、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートと強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートを積層して第1の繊維強化樹脂体13を形成すれば良い。つまり、複数の第1の繊維強化樹脂シートをガラス繊維強化樹脂シートと炭素繊維強化樹脂シートで形成すれば良い。
In this case, the first fiber reinforced
この場合、複合繊維強化樹脂体においても、ガラス繊維層と炭素繊維層とを複合繊維強化樹脂体の表裏面方向である厚み方向に所定の傾き角度θで傾けて表裏面方向と直交する方向に積層させた構造であればよい。このような複合繊維強化樹脂体では、炭素繊維層によって黒色を表現することができるので、ガラス繊維層を黒色に着色する必要がない。 In this case, also in the composite fiber-reinforced resin body, the glass fiber layer and the carbon fiber layer are tilted at a predetermined inclination angle θ in the thickness direction, which is the direction of the front and back surfaces of the composite fiber-reinforced resin body. Any structure may be used as long as it is a laminated structure. In such a composite fiber-reinforced resin body, since black can be expressed by the carbon fiber layer, there is no need to color the glass fiber layer black.
また、上述した実施形態では、第2の繊維強化樹脂体14が炭素繊維層S2を第2の繊維強化樹脂体14の表裏面方向に積層させた構造である場合について述べたが、この発明は、必ずしも炭素繊維層S2である必要はなく、例えばガラス繊維を用いたガラス繊維層であっても良く、またボロン繊維を用いたボロン繊維層やアラミド繊維を用いたアラミド繊維層であっても良い。
Furthermore, in the above-described embodiment, the second fiber-reinforced
さらに、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計である必要はなく、例えば携帯電話機、携帯情報端末機などの電子機器にも適用することができる。 Further, in the embodiments described above, the case where the invention is applied to a wristwatch has been described, but the present invention does not necessarily have to be a wristwatch, and can be applied to various types of timepieces such as a travel watch, an alarm clock, a desk clock, and a wall clock. . Further, the present invention does not necessarily have to be a watch, but can also be applied to electronic devices such as a mobile phone and a personal digital assistant.
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
Although one embodiment of this invention has been described above, this invention is not limited to this, but includes the invention described in the claims and its equivalents.
Below, the inventions described in the claims of the present application will be additionally described.
(付記)
請求項1に記載の発明は、複数の第1の繊維強化樹脂シートが積層された第1の繊維強化樹脂体と、複数の第2の繊維強化樹脂シートが積層された第2の繊維強化樹脂体と、を備え、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートに対して傾いて積層されていることを特徴とする外装部材である。
(Additional note)
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、前記第1の繊維強化樹脂体の厚み方向に傾いて積層され、前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートは、前記第2の繊維強化樹脂体の厚み方向に積層されていることを特徴とする外装部材である。 According to a second aspect of the invention, in the exterior member according to the first aspect, the first fiber-reinforced resin sheet of the first fiber-reinforced resin body extends in the thickness direction of the first fiber-reinforced resin body. The exterior member is characterized in that the second fiber-reinforced resin sheets of the second fiber-reinforced resin body are laminated at an angle and are laminated in the thickness direction of the second fiber-reinforced resin body.
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートであり、前記第2の繊維強化樹脂体の第2の繊維強化樹脂シートは、強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートであることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートと強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートであり、前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートは、強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートであることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項5に記載の発明は、請求項1~請求項4のいずれかに記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体は、繊維を樹脂で固めた前記第1の繊維強化樹脂シートが積層され、前記積層された前記第1の繊維強化樹脂シートが個別に着色されていることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項6に記載の発明は、請求項1~請求項5のいずれかに記載の外装部材において、前記第2の繊維強化樹脂体は、前記第1の繊維強化樹脂体の裏面側に熱圧着によって接合されていることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項7に記載の発明は、請求項1~請求項6のいずれかに記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体は、表面部および側面部を備え、前記第2の繊維強化樹脂体は、前記第1の繊維強化樹脂体の前記側面部から側方に突出する取付突起部を備えていることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の外装部材において、前記第1の繊維強化樹脂体の裏面と前記第2の繊維強化樹脂体の表面との接合面は、前記取付突起部の表面よりも前記第2の繊維強化樹脂体の厚み方向に高い位置にあることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の外装部材において、前記第2の繊維強化樹脂体の前記取付突起部には、挿入孔が前記表裏面方向である厚み方向に貫通して設けられていることを特徴とする外装部材である。
The invention according to
請求項10に記載の発明は、請求項1~請求項9のいずれかに記載された外装部材と、前記外装部材が表面に配置されるケース本体と、を備えていることを特徴とするケースである。
The invention according to
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のケースにおいて、前記ケース本体には、前記第2の繊維強化樹脂体における前記取付突起部の前記挿入孔に対応する取付穴が設けられていることを特徴とするケースである。
The invention according to
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のケースにおいて、前記外装部材は、前記第2の繊維強化樹脂体における前記取付突起部の前記挿入孔に挿入されて前記ケース本体の前記取付穴に取り付けられる締結部材によって前記ケース本体に取り付けられていることを特徴とするケースである。 According to a twelfth aspect of the invention, in the case according to the eleventh aspect, the exterior member is inserted into the insertion hole of the attachment protrusion in the second fiber-reinforced resin body to attach the case body to the case body. The case is characterized in that it is attached to the case body by a fastening member that is attached to the hole.
請求項13に記載の発明は、請求項10~請求項12のいずれかに記載のケースにおいて、前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートの傾きは、3時9時方向に傾いていることを特徴とするケースである。
The invention according to
請求項14に記載の発明は、請求項10~請求項13のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計である。
The invention according to
1 腕時計ケース
2 バンド取付部
3 スイッチ釦
4 時計ガラス
5 ケース本体
6 外装部材
7 外側ケース
7b ねじ取付穴
8 内側ケース
10 第1外装部材
10a 板部
10b 筒状部
10c 規制部
10d 第2ねじ挿入孔
11 第2外装部材
12 ねじ部材
12a 頭部
12b 首部
12c ねじ部
13 第1の繊維強化樹脂体
13a 表面部
13b 側面部
14 第2の繊維強化樹脂体
14a 取付突起部
14b 第1ねじ挿入孔
14c 本体部
S1 ガラス繊維層
S2 炭素繊維層
θ 傾き角度
Claims (14)
複数の第2の繊維強化樹脂シートが積層された第2の繊維強化樹脂体と、
を備え、
前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートに対して傾いて積層されている
ことを特徴とする外装部材。 a first fiber-reinforced resin body in which a plurality of first fiber-reinforced resin sheets are laminated;
a second fiber-reinforced resin body in which a plurality of second fiber-reinforced resin sheets are laminated;
Equipped with
The first fiber-reinforced resin sheet of the first fiber-reinforced resin body is laminated at an angle with respect to the second fiber-reinforced resin sheet of the second fiber-reinforced resin body. Exterior parts.
前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、前記第1の繊維強化樹脂体の厚み方向に傾いて積層され、
前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートは、前記第2の繊維強化樹脂体の厚み方向に積層されている
ことを特徴とする外装部材。 The exterior member according to claim 1,
The first fiber-reinforced resin sheets of the first fiber-reinforced resin body are stacked at an angle in the thickness direction of the first fiber-reinforced resin body,
An exterior member characterized in that the second fiber-reinforced resin sheets of the second fiber-reinforced resin body are laminated in the thickness direction of the second fiber-reinforced resin body.
前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートであり、
前記第2の繊維強化樹脂体の第2の繊維強化樹脂シートは、強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートである
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to claim 1 or claim 2,
The first fiber reinforced resin sheet of the first fiber reinforced resin body is a glass fiber reinforced resin sheet using glass fiber as a reinforcing material,
An exterior member characterized in that the second fiber-reinforced resin sheet of the second fiber-reinforced resin body is a carbon fiber-reinforced resin sheet using carbon fiber as a reinforcing material.
前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートは、強化材としてガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂シートと強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートであり、
前記第2の繊維強化樹脂体の前記第2の繊維強化樹脂シートは、強化材として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂シートである
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to claim 1 or claim 2,
The first fiber reinforced resin sheet of the first fiber reinforced resin body is a glass fiber reinforced resin sheet using glass fiber as a reinforcing material and a carbon fiber reinforced resin sheet using carbon fiber as a reinforcing material,
The exterior member characterized in that the second fiber-reinforced resin sheet of the second fiber-reinforced resin body is a carbon fiber-reinforced resin sheet using carbon fiber as a reinforcing material.
前記第1の繊維強化樹脂体は、繊維を樹脂で固めた前記第1の繊維強化樹脂シートが積層され、前記積層された前記第1の繊維強化樹脂シートが個別に着色されている
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to any one of claims 1 to 4,
The first fiber-reinforced resin body is characterized in that the first fiber-reinforced resin sheets in which fibers are hardened with resin are laminated, and the laminated first fiber-reinforced resin sheets are individually colored. exterior parts.
前記第2の繊維強化樹脂体は、前記第1の繊維強化樹脂体の裏面側に熱圧着によって接合されている
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to any one of claims 1 to 5,
The exterior member characterized in that the second fiber-reinforced resin body is joined to the back side of the first fiber-reinforced resin body by thermocompression bonding.
前記第1の繊維強化樹脂体は、表面部および側面部を備え、
前記第2の繊維強化樹脂体は、前記第1の繊維強化樹脂体の前記側面部から側方に突出する取付突起部を備えている
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to any one of claims 1 to 6,
The first fiber-reinforced resin body includes a surface portion and a side surface portion,
The exterior member is characterized in that the second fiber-reinforced resin body includes a mounting protrusion that protrudes laterally from the side surface of the first fiber-reinforced resin body.
前記第1の繊維強化樹脂体の裏面と前記第2の繊維強化樹脂体の表面との接合面は、前記取付突起部の表面よりも前記第2の繊維強化樹脂体の厚み方向に高い位置にある
ことを特徴とする外装部材。 The exterior member according to claim 7,
The joint surface between the back surface of the first fiber-reinforced resin body and the surface of the second fiber-reinforced resin body is located at a higher position in the thickness direction of the second fiber-reinforced resin body than the surface of the mounting protrusion. An exterior member characterized by:
前記第2の繊維強化樹脂体の前記取付突起部には、挿入孔が前記表裏面方向である厚み方向に貫通して設けられている
ことを特徴とする外装部材。 In the exterior member according to claim 7 or claim 8,
An exterior member characterized in that the attachment protrusion of the second fiber-reinforced resin body is provided with an insertion hole penetrating in the thickness direction, which is the direction of the front and back surfaces.
前記外装部材が表面に配置されるケース本体と、
を備えていることを特徴とするケース。 The exterior member according to claim 9 ;
a case body on which the exterior member is disposed;
A case characterized by the following.
前記ケース本体には、前記第2の繊維強化樹脂体における前記取付突起部の前記挿入孔に対応する取付穴が設けられている
ことを特徴とするケース。 In the case according to claim 10,
A case characterized in that the case body is provided with a mounting hole corresponding to the insertion hole of the mounting protrusion in the second fiber-reinforced resin body.
前記外装部材は、前記第2の繊維強化樹脂体における前記取付突起部の前記挿入孔に挿入されて前記ケース本体の前記取付穴に取り付けられる締結部材によって前記ケース本体に取り付けられている
ことを特徴とするケース。 In the case according to claim 11,
The exterior member is attached to the case body by a fastening member that is inserted into the insertion hole of the attachment protrusion in the second fiber-reinforced resin body and attached to the attachment hole of the case body. case.
前記第1の繊維強化樹脂体の前記第1の繊維強化樹脂シートの傾きは、3時9時方向に傾いている
ことを特徴とするケース。 In the case according to any one of claims 10 to 12,
A case characterized in that the first fiber-reinforced resin sheet of the first fiber-reinforced resin body is inclined in a 3:00 o'clock direction.
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