JP2020098138A - Switch device and timepiece - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるスイッチ装置およびそれを備えた時計に関する。 The present invention relates to a switch device used in an electronic device such as a wristwatch and a timepiece including the switch device.
例えば、腕時計のスイッチ装置においては、特許文献1に記載されているように、腕時計ケースの貫通孔にパイプを嵌め込み、このパイプに操作部材の軸部をスライド可能に挿入させ、この操作部材の頭部をロック機構によってロックして、操作部材が不用意にスライドしないように構成されたものが知られている。
For example, in a switch device for a wristwatch, as described in
この種のスイッチ装置におけるロック機構は、腕時計ケースの貫通孔に嵌め込まれたパイプを腕時計ケースの外部に突出させ、この突出した外端部の外周に雄ねじ部を設け、操作部材の外端部に設けられた頭部内の内周面に雌ねじ部を設け、操作部材を腕時計ケースの内部に向けて押し込んだ状態で、頭部の雌ねじ部をパイプの雄ねじ部に螺合させることにより、操作部材の頭部をロックする構造になっている。 The lock mechanism in this type of switch device is such that a pipe fitted in a through hole of a wristwatch case is projected to the outside of the wristwatch case, and a male screw portion is provided on the outer circumference of the projecting outer end portion, so that the outer end portion of the operating member is provided. By providing a female threaded portion on the inner peripheral surface of the head provided and pushing the operating member toward the inside of the wristwatch case, the female threaded portion of the head is screwed into the male threaded portion of the pipe, thereby the operating member It has a structure that locks the head of.
しかしながら、このような腕時計のスイッチ装置では、腕時計ケースの貫通孔にパイプを嵌め込み、このパイプに操作部材の軸部を挿入させる構造であるから、パイプによって腕時計ケースの貫通孔の孔径が大きくなり、これに伴って腕時計ケースにおける上下方向の厚みが厚くなるため、腕時計ケースの薄型化を図ることができないという問題がある。 However, in such a wristwatch switch device, since the pipe is fitted in the through hole of the wristwatch case and the shaft portion of the operating member is inserted into this pipe, the diameter of the through hole of the wristwatch case is increased by the pipe, Along with this, the thickness of the wristwatch case in the up-down direction becomes thicker, which causes a problem that the wristwatch case cannot be made thinner.
この発明が解決しようとする課題は、ロック機構を備えていても、薄型化を図ることができるスイッチ装置およびそれを備えた時計を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a switch device that can be made thin even if it is provided with a lock mechanism, and a timepiece provided with the switch device.
この発明は、貫通孔が設けられたケースと、前記ケースの外面に固定され、中心部に挿入孔が前記貫通孔に対応して設けられたロック部材と、前記ケースの前記貫通孔と前記ロック部材の前記挿入孔とにスライド可能に挿入されて前記ロック部材にロックされる操作部材と、を備え、前記挿入孔の内径は、前記貫通孔の内径と同じ、または前記貫通孔の内径よりも大きいことを特徴とするスイッチ装置である。 According to the present invention, a case provided with a through hole, a lock member fixed to an outer surface of the case, and provided with an insertion hole at a central portion corresponding to the through hole, the through hole of the case and the lock. An operating member that is slidably inserted into the insertion hole of the member and locked by the lock member, wherein the inner diameter of the insertion hole is the same as the inner diameter of the through hole, or more than the inner diameter of the through hole. It is a switch device characterized by being large.
この発明によれば、ロック機構を備えていても、薄型化を図ることができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the thickness even if the lock mechanism is provided.
(第1実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、この発明を適用した腕時計の第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of a wrist watch to which the invention is applied will be described with reference to FIGS. 1 to 4.
As shown in FIG. 1, this wrist watch includes a
この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側には、図1に示すように、押釦スイッチ3がそれぞれ設けられており、この腕時計ケース1の3時側には、スイッチ装置4が設けられている。また、この腕時計ケース1の上部開口部には、図3および図4に示すように、時計ガラス5が設けられている。この腕時計ケース1の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。
As shown in FIG. 1, push button switches 3 are provided on the 2 o'clock side, 4 o'clock side, 8 o'clock side, and 10 o'clock side of the
この腕時計ケース1の内部には、図3および図4に示すように、時計モジュール7が設けられている。この時計モジュール7は、指針7aを文字板7bの上方で運針させて時刻を指示する時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する表示部、これらを電気的に制御して駆動する回路部など、時計機能に必要な各種の部品(いずれも図示せず)を備えている。
Inside the
ところで、腕時計ケース1は、図3および図4に示すように、ケース本体8と外装部材9とを備えている。ケース本体8は、剛性の高いポリアミド樹脂にカーボン繊維またはガラス繊維を含有させたもので、重量が軽く強度の高いものである。外装部材9は、ケース本体8の外周に設けられた第1外装部9aと、ケース本体8の上部外周および第1外装部9aの上部外周を覆う第2外装部9bと、を備えている。第1外装部9aは、ウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂で形成されており、第2外装部9bは、ステンレスやチタンなどの金属で形成されている。
By the way, the
一方、スイッチ装置4は、図2〜図4に示すように、ロック機能を備えたものであり、貫通孔11が設けられた3時側のケース本体8の外面に固定されて、中心部に挿入孔12aがケース本体8の貫通孔11と同一軸上に対応するロック部材12と、ケース本体8の貫通孔11およびロック部材12の挿入孔12aにスライド可能に挿入されてロック部材12にロックされる操作部材13と、を備えている。
On the other hand, as shown in FIGS. 2 to 4, the
この場合、ケース本体8は、図2〜図4に示すように、スイッチ装置4に対応する3時側の外面にロック部材12の取付部である台座部8aが外部に向けて突出して設けられている。すなわち、この台座部8aは、外装部材9の外周面から外部に突出しない状態で、ケース本体8の外周にその円周方向に沿って長く形成され、外装部材9によって周囲が囲われて覆われるように構成されている。この場合、台座部8aは、外面が平坦面に形成されている。
In this case, as shown in FIGS. 2 to 4, the case
この台座部8aの中心部には、図3および図4に示すように、貫通孔11の大径孔11bよりも大きい円形状の凹部8bが設けられている。この場合、貫通孔11は、ケース本体8に設けられた小径孔11aと、台座部8aに設けられた大径孔11bと、を備えている。また、この台座部8aの両側部には、ケース本体8の内部に貫通しない非貫通のねじ穴8cがそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, a
ロック部材12は、図2〜図4に示すように、ケース本体8の外面に固定される固定部14と、操作部材13をロック解除可能にロックするロック部15と、を備えている。このロック部材12は、ステンレスなどの金属またはケース本体8よりも強度の高い合成樹脂などの素材によって固定部14とロック部15とが一体に形成された構造になっている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
固定部14は、図2〜図4に示すように、ケース本体8の台座部8aと同様、ケース本体8の外周面における円周方向に沿って長く形成されて、ケース本体8の台座部8aに固定されるように構成されている。すなわち、この固定部14は、ケース本体8の台座部8aとほぼ同じ大きさで円周方向に長いほぼ長方形の板状に形成されている。この場合、固定部14は、中心部がロック部15の外径よりも少し大きいほぼ円形状に形成され、両側部における上下方向の長さ(高さ)がロック部15の外径よりも少し短く形成されている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the fixing
また、この固定部14は、図2〜図4に示すように、両側部にねじ挿入孔14aが台座部8aの各ねじ穴8cにそれぞれ対応して設けられている。これにより、固定部14は、ケース本体8の台座部8aに配置された状態で、複数のねじ部材16が固定部14の各ねじ挿入孔14aを通して台座部8aの各ねじ穴8cに螺合して締め付けられることにより、ケース本体8の台座部8aに固定されるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 2 to 4, the fixing
この場合、固定部14の中心部には、図2〜図4に示すように、円筒状の凸部17がケース本体8側に向けて突出して設けられている。この円筒状の凸部17は、固定部14がケース本体8の台座部8aに取り付けられた際に、台座部8aの中心部に設けられた円形状の凹部8b内に防水部材18を介して配置されるように構成されている。
In this case, in the central portion of the fixed
すなわち、円筒状の凸部17は、図2〜図4に示すように、外径が台座部8aの凹部8bの内径よりも小さく形成され、台座部8aの凹部8b内に挿入された際に、凸部17の外周面と凹部8bの内周面との間に隙間が設けられるように構成されている。防水部材18は、ゴムなどの弾力を有する防水リングであり、凸部17の外周面と凹部8bの内周面との間の隙間に圧縮されて配置されることにより、固定部14の凸部17と台座部8aの凹部8bとの間の防水を図るように構成されている。
That is, as shown in FIGS. 2 to 4, the cylindrical
また、この防水部材18は、図3および図4に示すように、凸部17の外周面と凹部8bの内周面との間に挟まれた状態で、固定部14が複数のねじ部材16によって締め付けられて台座部8aに固定される際に、固定部14の内面に押し当てられるように構成されている。これにより、防水部材18は、固定部14の内面に押し当てられる際に、ケース本体8の台座部8aに対してロック部材12を位置決めするように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, the
すなわち、この防水部材18は、図3および図4に示すように、固定部14が複数のねじ部材16によって台座部8aに固定される際に、防水部材18の弾力によって台座部8aに対する固定部14の取付状態、つまり固定部14の上下左右方向の傾きを調整して、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとを同一軸上に対応させて一致させるように、ロック部材12を台座部8aに対して位置決めするように構成されている。
That is, as shown in FIGS. 3 and 4, when the fixing
ロック部15は、図2〜図4に示すように、円筒部であり、固定部14にその中心部からケース本体8の外部に向けて突出して設けられている。このロック部15は、外周面に雄ねじ部15aが設けられている。この場合、ロック部材12の挿入孔12aは、固定部14の円筒状の凸部17の内端面からロック部15の外端面に亘って同じ内径で貫通して設けられ、その内径が貫通孔11の大径孔11bの内径と同じ大きさで形成されている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
操作部材13は、図2〜図4に示すように、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとにスライドおよび回転可能に挿入される軸部20と、この軸部20の外端部に設けられてロック部材12のロック部15にロック解除可能にロックされる頭部21と、を備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
軸部20は、図2〜図4に示すように、ケース本体8の台座部8aに設けられた貫通孔11の大径孔11bとロック部材12の挿入孔12aとにスライドおよび回転可能に挿入される円筒状の本体軸22と、この本体軸22内にスライド可能に配置されるスライド連結部23と、このスライド連結部23に一端部が取り付けられて他端部がケース本体8の内部に差し込まれて配置される巻芯である操作軸24と、を備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
本体軸22は、図3および図4に示すように、外径がロック部材12の挿入孔12aの内径つまり台座部8aにおける貫通孔11の大径孔11bの内径とほぼ同じ大きさの円筒状に形成されている。この本体軸22は、その外周面がロック部材12の内周面に設けられた複数の防水パッキン25に圧接した状態で、軸方向に摺動する構造になっている。これにより、本体軸22の外周面とロック部材12の挿入孔12aの内周面との間は、防水パッキン25によって防水が図られている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、この本体軸22の内部には、図3および図4に示すように、ケース本体8の内部側に設けられた四角形など多角形や楕円などの非円形孔部22aと、ケース本体8の外部側に設けられて非円形孔部22aに内接する大きさの円形孔部22bと、が設けられている。非円形孔部22aは、ケース本体8の貫通孔11の小径孔11aが内接する大きさに形成されている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, inside the
また、円形孔部22bは、図3および図4に示すように、内径がケース本体8の貫通孔11における小径孔11aの内径と同じ大きさに形成されている。これにより、本体軸22は、非円形孔部22a内にスライド連結部23がスライド可能に配置され、この非円形孔部22aと円形孔部22bとの内部にコイルばね26が伸縮変形可能に配置されるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, the
スライド連結部23は、図3および図4に示すように、外径がケース本体8の貫通孔11の小径孔11aの内径と同じか、それよりも少し大きい円柱状に形成され、本体軸22の非円形孔部22a内からケース本体8側に向けて出没するように構成されている。このスライド連結部23の端部、つまりケース本体8の外部側の端部には、ストッパ部23aが設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
このストッパ部23aは、図3および図4に示すように、外形が本体軸22の非円形孔部22aと同じ四角形などの多角形や楕円などの非円形状に形成されている。これにより、ストッパ部23aは、本体軸22の非円形孔部22a内をスライドすると共に、本体軸22と共に一体的に回転するように構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、このストッパ部23aは、図3および図4に示すように、ケース本体8側に位置する本体軸22の非円形孔部22aの内端部に設けられた抜止め部22cに接離可能に当接するように構成されている。これにより、ストッパ部23aは、抜止め部22cによってスライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内からケース本体8側に抜け出して脱落しないように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, the
この場合、本体軸22の内部には、図3および図4に示すように、スライド連結部23をケース本体8の内部側に向けて付勢するコイルばね26が設けられている。このコイルばね26は、一端部がスライド連結部23に押し当てられ、他端部がケース本体8の外部側に位置する本体軸22の円形孔部22bの奥側の端部に押し当てられた状態で、本体軸22の内部に配置されている。
In this case, as shown in FIGS. 3 and 4, a
操作軸24は、図3および図4に示すように、本体軸22内にスライド可能に配置されたスライド連結部23の外径、つまりケース本体8の貫通孔11の小径孔11aの内径よりも外径が小さい棒状に形成されている。このため、ケース本体8は、貫通孔11の小径孔11aの内径が操作軸24の挿入可能な最小限の大きさで小さく形成されることにより、ケース本体8の上下方向の長さ(厚み)が短く(薄く)形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the operating
この操作軸24は、図3および図4に示すように、一端部がスライド連結部23に取り付けられ、他端部がケース本体8の貫通孔11の小径孔11aを通してケース本体8内の時計モジュール7の内部にスライドおよび回転可能な状態で配置されるように構成されている。これにより、操作軸24は、本体軸22の非円形孔部22a内に配置されたスライド連結部23のスライド動作に伴って時計モジュール7内でスライドすると共に、スライド連結部23の回転動作に伴って時計モジュール7内で回転するように構成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, one end of this
すなわち、この操作軸24は、図示しないが、スライド連結部23が本体軸22および頭部21と共に腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、時計モジュール7の内部でスライドした際に、時計モジュール7の時刻修正を可能な状態にし、この状態でスライド連結部23の回転動作に伴って時計モジュール7内で回転すると、時計モジュール7の時刻修正を実行させるように構成されている。
In other words, although not shown, the
一方、頭部21は、図2〜図4に示すように、本体軸22の外端部に一体に設けられている。この頭部21は、外径がロック部材12の固定部14における中心部の外径よりも少し大きい円形状に形成されている。すなわち、この頭部21は、外径の半径が貫通孔11の中心線からケース本体8の下面までの長さよりも少し長く、かつ貫通孔11の中心線から裏蓋6の下面までの長さよりも少し短い大きさの円形状に形成されている。
On the other hand, the
また、この頭部21は、図2〜図4に示すように、内部に本体軸22の外径よりも大きく、かつロック部15の外径とほぼ同じ大きさのリング状の凹部21aが設けられた構造になっている。この場合、頭部21の凹部21a内における奥側には、リング状の緩衝材27が凹部21aの奥側の内端面に押し当てられた状態で配置されている。
Further, as shown in FIGS. 2 to 4, the
また、頭部21の凹部21aの内周面には、図3および図4に示すように、ロック部15の雄ねじ部15aに螺合する雌ねじ部21bが設けられている。これにより、頭部21は、ケース本体8の内部に向けて押し込まれた状態で、一方向に回転された際に、雌ねじ部21bがロック部材12のロック部15の雄ねじ部15aに螺合するように構成されている。
In addition, as shown in FIGS. 3 and 4, a
また、この頭部21は、図3および図4に示すように、雌ねじ部21bがロック部材12のロック部15の雄ねじ部15aに螺合して締め付けられた際に、ロック部15と頭部21の凹部21aの内端面との間に挟まれた緩衝材27を弾性変形させた状態で、ロック部15にロックされるように構成されている。これら頭部21の雌ねじ部21bとロック部15の雄ねじ部15aとによって、ロック機構が構成されている。
In addition, as shown in FIGS. 3 and 4, the
これにより、操作部材13は、図4に示すように、通常の状態のときに、操作軸24が時計モジュール7内に位置規制され、スライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内からケース本体8側に押し出されて、本体軸22がコイルばね26のばね力によってケース本体8の外部に押し出され、スライド連結部23のストッパ部23aが本体軸22の抜け止め部22cに当接するように構成されている。
As a result, as shown in FIG. 4, in the operating
また、この操作部材13は、図4に示す通常の状態で、頭部21をケース本体8の内部に向けて押し込んでロックする際に、頭部21と共に本体軸22がコイルばね26のばね力に抗してスライドし、このスライドに伴ってスライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内に押し込まれるように構成されている。
Further, in the
また、この操作部材13は、図4に示すように、スライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内に押し込まれた状態で、頭部21を一方向に回転させて、頭部21の雌ねじ部21bをロック部材12の雄ねじ部15aに螺合させる際に、本体軸22がコイルばね26のばね力に抗してケース本体8の内部側に向けてスライドするように構成されている。
In addition, as shown in FIG. 4, the operating
この場合、操作部材13は、図3および図4に示すように、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合に伴って、コイルばね26のばね力に抗して本体軸22がケース本体8の内部側に向けてスライドする際に、時計モジュール7内に位置規制された状態の操作軸24によって、スライド連結部23が本体軸22のスライドに伴って本体軸22内の非円形孔部22a内に徐々に押し込まれて、ストッパ部23aが本体軸22の抜止め部22cから徐々に離れるように構成されている。
In this case, as shown in FIGS. 3 and 4, the
また、この操作部材13は、図3に示すように、頭部21が一方向に回転する際に、頭部21の回転に伴ってスライド連結部23のストッパ部23aが本体軸22と共に回転し、このスライド連結部23の回転と共に操作軸24が回転しながら、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合が進んで、頭部21がロック部15にロックされるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 3, in the
一方、この操作部材13は、図3および図4に示すように、頭部21が一方向と反対方向に回転されて、ロック部15の雄ねじ部15aに対する雌ねじ部21bの螺合が外れると、雄ねじ部15aに対する雌ねじ部21bのロックが解除され、本体軸22内のコイルばね26のばね力によって本体軸22が頭部21と共に腕時計ケース1の外部に向けて押し出されるように構成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 3 and 4, in the operating
すなわち、この操作部材13は、図4に示すように、頭部21を反対方向に回転させて、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合を緩めて、ロック部15による頭部21のロックを解除する際に、コイルばね26のばね力によって本体軸22が頭部21と共にケース本体8の外部に向けて徐々に押し出されながら、スライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内から徐々に引き出されて、ストッパ部23aが抜止め部22cに徐々に近づくように構成されている。
That is, as shown in FIG. 4, the
この場合、操作部材13は、図4に示すように、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合が外れて、ロック部15による頭部21のロックが解除された際に、コイルばね26のばね力によって本体軸22が頭部21と共にケース本体8の外部に向けて押し出されて、スライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内から引き出されて、ストッパ部23aが本体軸22の抜止め部22cに当接するように構成されている。
In this case, in the
さらに、この操作部材13は、図4に示すように、コイルばね26のばね力によって本体軸22が頭部21と共にケース本体8の外部に向けて押し出されて、スライド連結部23が本体軸22の抜止め部22cに当接した状態で、頭部21が更にケース本体8の外部に引き出された際に、操作部材13の操作軸24が本体軸22と共に時計モジュール7内で引き出される方向にスライドすると共に、操作部材13の頭部21の回転操作に伴って操作軸24が時計モジュール7内で回転するように構成されている。
Further, in the operating
すなわち、この操作部材13は、ロック部15による頭部21のロックが解除された状態で、操作軸24が更に引き出されて時計モジュール7の内部でスライドした際に、時計モジュール7を時刻修正可能な状態にし、この状態で頭部21の回転操作に伴って操作軸24が時計モジュール7内で回転すると、時計モジュール7の時刻修正が実行されるように構成されている。
That is, the operating
次に、この腕時計のスイッチ装置4の作用について説明する。
このスイッチ装置4を組み立てる場合には、まず、ケース本体8の外面にロック部材12を取り付ける。このときには、予め、ロック部材12の挿入孔12a内に複数の防水パッキン25を取り付けると共に、ロック部材12の凸部17の外周に防水部材18を取り付ける。この状態で、凸部17をケース本体8の外周に設けられた台座部8aの凹部8b内に挿入させて、防水部材18を凸部17の外周面と凹部8bの内周面との間に挟み付ける。
Next, the operation of the
When assembling the
この状態で、ロック部材12の固定部14をケース本体8の台座部8aに固定する。このときには、固定部14の両側部に設けられたねじ挿入孔14aを台座部8aの各ねじ穴8cにそれぞれ対応させ、この状態で固定部14の各ねじ挿入孔14aを通して複数のねじ部材16を台座部8aの各ねじ穴8cに螺合させて締め付ける。ことにより、ケース本体8の台座部8aに固定部14が固定され、ロック部材12がケース本体8の外面に取り付けられる。
In this state, the fixing
この場合、固定部14が複数のねじ部材16によって締め付けられて台座部8aに固定される際には、凸部17の外周面と凹部8bの内周面との間に挟まれた防水部材18が固定部14の内面に押し当てられることにより、ケース本体8の台座部8aにロック部材12が位置決めされる。すなわち、固定部14が複数のねじ部材16によって台座部8aに固定される際には、台座部8aに対する固定部14の取付状態、つまり固定部14の上下左右方向の傾きが防水部材18の弾力によって調整される。
In this case, when the fixing
これにより、ロック部材12が台座部8aに対して位置決めされて、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとが同一軸上に対応して一致する。また、このときには、防水部材18が固定部14の凸部17の外周面と台座部8aの凹部8bの内周面との間に挟まれるので、この防水部材18によって固定部14の凸部17と台座部8aの凹部8bとの間の防水が図られる。
As a result, the
この状態で、ケース本体8の上部開口部に時計ガラス5を取り付けて、ケース本体8の外周に第1外装部9aを取り付けた上、ケース本体8の上部外周および第1外装部9aの上部外周に第2外装部9bを取り付ける。このときには、ロック部材12のロック部15を除いて、ロック部材12の固定部14の両側部および複数のねじ部材16が外装部材9によって覆われる。
In this state, the
そして、ロック部材12の挿入孔12aとケース本体8の貫通孔11とに操作部材13を挿入させる。このときには、予め、操作部材13を組み立てる。この場合には、頭部21のリング状の凹部21a内に緩衝材27を挿入させると共に、本体軸22内の非円形孔部22aおよび円形孔部22b内にコイルばね26を挿入させる。
Then, the
この状態で、操作軸24の一端部が取り付けられたスライド連結部23をコイルばね26のばね力に抗して本体軸22の非円形孔部22a内に挿入させて、本体軸22内の内端部に抜止め部22cを取り付ける。これにより、操作軸24がスライド連結部23を介して本体軸22に取り付けられて、操作部材13が組み立てられる。
In this state, the
そして、操作部材13をロック部材12の挿入孔12aとケース本体8の貫通孔11とに挿入させる際には、予め、ケース本体8内に時計モジュール7を組み込む。この状態で、操作部材13の操作軸24をロック部材12の挿入孔12aとケース本体8の貫通孔11とに挿入させて時計モジュール7内に差し込んで位置規制し、本体軸22をロック部材12の挿入孔12aに挿入させる。これにより、操作軸24が時計モジュール7内に位置規制されて、操作部材13が取り付けられるので、スイッチ装置4が組み立てられる。
Then, when the
この場合、操作軸24は、本体軸22内にスライド可能に配置されたスライド連結部23の外径、つまりケース本体8の貫通孔11の小径孔11aの内径よりも外径が小さい棒状に形成されている。このため、ケース本体8の貫通孔11の小径孔11aは、その内径を操作軸24が挿入可能な最小限の大きさで小さく形成することが可能になり、ケース本体8の上下方向の長さ(厚み)を短く(薄く)形成することができる。
In this case, the
次に、このスイッチ装置4を操作する場合について説明する。
このスイッチ装置4を使用しない場合には、図4に示す通常状態で、操作部材13の頭部21をコイルばね26のばね力に抗してケース本体8の内部に向けて押し込んで、頭部21をロック部材12のロック部15にロックする。
Next, a case where the
When this
すなわち、図4に示す通常状態のときには、軸部20の操作軸24が時計モジュール7内に位置規制されている。この状態で、頭部21をケース本体8の内部に向けて押し込むと、コイルばね26のばね力に抗して本体軸22がロック部材12の挿入孔12a内においてケース本体8の内部側に向けてスライドする。
That is, in the normal state shown in FIG. 4, the position of the
このときには、時計モジュール7内で位置規制された操作軸24によって、スライド連結部23が本体軸22のスライドに伴って本体軸22の非円形孔部22a内に押し込まれ、スライド連結部23のストッパ部23aが本体軸22の抜止め部22cから離れる。この状態で、頭部21を一方向に回転させて、頭部21の雌ねじ部21bをロック部材12の雄ねじ部15aに螺合させて締め付ける。
At this time, the
すると、コイルばね26のばね力に抗して本体軸22がロック部材12の挿入孔12a内においてケース本体8の内部側に向けて徐々にスライドし、この本体軸22のスライドに伴ってスライド連結部23が本体軸22内の非円形孔部22a内に徐々に押し込まれて、ストッパ部23aが抜止め部22cから徐々に離れる。
Then, the
このように頭部21が一方向に回転された際には、頭部21の回転に伴ってスライド連結部23のストッパ部23aが本体軸22と共に回転し、このスライド連結部23の回転と共に操作軸24が回転しながら、頭部21の雌ねじ部21bがロック部材12の雄ねじ部15aに螺合して、頭部21がロック部15にロックされる。このため、スイッチ装置4は不用意に動作することはない。
In this way, when the
また、このスイッチ装置4を操作する場合には、まず、操作部材13の頭部21を一方向と反対方向に回転させて、ロック部材12による操作部材13のロックを解除する。すなわち、頭部21を反対方向に回転させると、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合が緩められて、ロック部15による頭部21のロックが解除される。
Further, when operating the
このときには、ロック部材12の雄ねじ部15aに対する頭部21の雌ねじ部21bの螺合が外れるので、コイルばね26のばね力によって本体軸22が頭部21と共にケース本体8の外部に向けて押し出されて、スライド連結部23が本体軸22の非円形孔部22a内から引き出され、ストッパ部23aが抜止め部22cに当接する。
At this time, the
この状態で、頭部21が更にケース本体8の外部に引き出されると、本体軸22がロック部材12の挿入孔12a内をスライドして頭部21と共に引き出される。このときには、スライド連結部23が抜止め部22cに当接しているので、スライド連結部23が本体軸22と共に引き出される。これに伴って操作軸24が引き出されるので、操作軸24が時計モジュール7内でスライドする。これにより、時計モジュール7が時刻修正可能な状態になる。
In this state, when the
この状態で、頭部21を回転させると、この頭部21の回転に伴って本体軸22がロック部材12の挿入孔12a内で回転し、この本体軸22の回転に伴ってスライド連結部23のストッパ部23aがスライド連結部23と共に回転する。すると、このスライド連結部23の回転に伴って操作軸24が時計モジュール7内で回転する。これにより、時計モジュール7の時刻修正が実行される。
When the
このように、この腕時計のスイッチ装置4によれば、貫通孔11が設けられたケース本体8と、このケース本体8の外面に固定され、中心部に挿入孔12aが貫通孔11と同一軸上に対応して設けられたロック部材12と、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとにスライド可能に挿入されてロック部材12にロックされる操作部材13と、を備えていることにより、ロック部材12によって操作部材13をロックするロック機構を備えていても、ケース本体8の薄型化を図ることができる。
As described above, according to the
また、ロック部材12はケース本体8の外面に固定されるため、ケース本体の貫通孔にパイプを嵌め込みケース本体内で固定し、パイプに操作部材をロックする従来の構造よりも、ケース本体8の径方向への小型化を図ることができると共に、腕時計全体の径方向への小型化を図ることができる。
Further, since the
すなわち、この腕時計のスイッチ装置4では、ケース本体8の貫通孔11を操作部材13が挿入可能な最小限の大きさで小さく形成することができるので、ロック部材12によって操作部材13をロックするロック機構を備えていても、ケース本体8の上下方向の厚みを薄く形成することができ、これによりケース本体8の薄型化を図ることができると共に、腕時計全体の薄型化を図ることができる。
That is, in the
また、ケース本体8の貫通孔11を操作部材13が挿入可能な最小限の大きさで小さく形成することで、貫通孔11の周辺のケース本体の肉厚を十分確保することができ、ケース本体8の強度を上げることができる。また、貫通孔11の小径孔11aと大径孔11bの内径は同じであっても良い。
Further, by forming the through-
この場合、このスイッチ装置4では、ロック部材12のロック部15の外周面に雄ねじ部15aが設けられ、操作部材13の頭部21に設けられた凹部21aの内周面に雌ねじ部21bが設けられていることにより、ロック機構を構成することができるので、操作部材13をケース本体8の内部側に向けて押し込んだ状態で、頭部21の雌ねじ部21bをロック部15の雄ねじ部15aに螺合させて締め付けることができ、これにより操作部材13をケース本体8に対して確実にかつ良好にロックすることができる。
In this case, in the
また、このスイッチ装置4は、ロック部材12が、ケース本体8の外面に固定される固定部14と、操作部材13をロック解除可能にロックするロック部15と、を備えていることにより、ロック部材12の挿入孔12aをケース本体8の貫通孔11と同一軸上に対応させた状態で、固定部14をケース本体8の外面に固定することができるので、ロック部材12が操作部材13をロックするロック部15を備えていても、ロック部材12を固定部14によってケース本体8の外面に確実にかつ良好に取り付けることができる。
Further, the
この場合、固定部14は、両側部にねじ挿入孔14aが設けられ、ケース本体8の外面に設けられた台座部8aに配置された際に、各ねじ挿入孔14aが台座部8aに設けられた各ねじ穴8cにそれぞれ対応し、この状態で複数のねじ部材16を各ねじ挿入孔14aを通して台座部8aの各ねじ穴8cに螺合させて締め付けることにより、ケース本体8の台座部8aに確実にかつ強固に固定させることができる。また、このロック部材12は、固定部14とロック部15とが一体に形成されているので、部品点数の削減を図り、組立作業の簡素化を図ることができる。
In this case, the fixing
また、このスイッチ装置4では、操作部材13が、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとにスライド可能に挿入される軸部20と、この軸部20の外端部に設けられてロック部材12にロック解除可能にロックされる頭部21と、を備えていることにより、頭部21をスライド操作させて軸部20をケース本体8の貫通孔11およびロック部材12の挿入孔12a内で良好にスライドさせることができると共に、頭部21を回転操作させて軸部20をケース本体8の貫通孔11およびロック部材12の挿入孔12a内で良好に回転させることができる。
Further, in the
この場合、操作部材13は、頭部21の外径が軸部20の外径よりも大きくても、ケース本体8の貫通孔11に挿入する軸部20の外径を頭部21の外径よりも大幅に小さくすることができるので、ケース本体8の貫通孔11の内径を軸部20が挿入可能な最小限の大きさで小さく形成することができ、これによりケース本体8の上下方向の厚みを薄く形成することができる。
In this case, in the
すなわち、このスイッチ装置4では、軸部20が、ロック部材12の挿入孔12aにスライド可能に挿入される本体軸22と、この本体軸22よりも小径で本体軸22にスライド連結部23を介して取り付けられてケース本体8の貫通孔11を通してケース本体8内にスライド可能に挿入される操作軸24と、を備えていることにより、操作部材13をケース本体8の内部側に向けて押し込んでロック部材12にロックさせる際に、スライド連結部23によって操作軸24がケース本体8内に不必要に押し込まれないようにすることができる。
That is, in the
この場合、軸部20は、本体軸22がロック部材12の挿入孔12aにスライド可能に挿入されて、ケース本体8の貫通孔11内に挿入されることがなく、操作軸24がケース本体8の貫通孔11内にスライド可能に挿入され、この操作軸24の外径が本体軸22の外径よりも小さく形成されているので、本体軸22の外径が操作軸24の外径よりも大きくても、ケース本体8の貫通孔11の内径を小径の操作軸24が挿入可能な最小限の大きさで小さく形成することができ、これによりケース本体8の上下方向の厚みを確実に薄く形成することができる。
In this case, in the
さらに、このスイッチ装置4では、ケース本体8の外面に設けられた台座部8aの凹部8bの内周面とロック部材12の固定部14の内端面に設けられて台座部8aの凹部8b内に挿入される凸部17の外周面との間に配置される防水部材18を備えていることにより、防水部材18によって固定部14の凸部17と台座部8aの凹部8bとの間の防水を図ることができる。
Further, in the
また、このスイッチ装置4では、防水部材18がケース本体8の外面の台座部8aに対してロック部材12を位置決めすることにより、固定部14を複数のねじ部材16によって台座部8aに固定する際に、台座部8aに対する固定部14の取付状態、つまり固定部14の上下左右方向の傾きを防水部材18の弾力によって調整することができる。これにより、ロック部材12を台座部8aに対して正確に且つ良好に位置決めすることができるので、ケース本体8の貫通孔11とロック部材12の挿入孔12aとを同一軸上に対応させて一致させることができる。
In addition, in the
(第2実施形態)
次に、図5〜図8を参照して、この発明を適用した腕時計の第2実施形態について説明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図5〜図8に示すように、ロック部材12のロック部30が第1実施形態と異なる構造であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of a wrist watch to which the invention is applied will be described with reference to FIGS. The same parts as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 4 will be described with the same reference numerals.
As shown in FIGS. 5 to 8, this wristwatch has a structure in which the
すなわち、ロック部30は、図5〜図7に示すように、固定部14の外面に設けられた円筒部であり、外周面に係止部31が固定部14の外面から離れた状態で設けられた構造になっている。この係止部31は、操作部材13の頭部21を係脱可能に係止するものであり、凸部31aと凹部31bとが円周方向に沿って交互に設けられた構造になっている。
That is, as shown in FIGS. 5 to 7, the
一方、操作部材13の頭部21には、図5、図6、図8に示すように、ロック部30の係止部31に係脱可能に係止される係合部32が設けられている。この係合部32は、頭部21の凹部21a内におけるロック部材12側の内周面の端部に設けられている。すなわち、この係合部32は、ロック部30の係止部31と同様、凸部32aと凹部32bとが円周方向に沿って交互に設けられた構造になっている。これらロック部30の係止部31と頭部21内の係合部32とによって、ロック機構が構成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 5, 6, and 8, the
これにより、ロック部30は、図5〜図8に示すように、操作部材13の頭部21がコイルばね26のばね力に抗してケース本体8の内部側に向けて押し込まれて、ロック部30の係止部31に頭部21の係合部32が対面した際に、頭部21を回転させて、係止部31の凹部31bと係合部32の凸部32aとを対応させると、係合部32の凸部32aが係止部31の凹部31bを通り抜けるように構成されている。
Thereby, as shown in FIGS. 5 to 8, the
また、このロック部30は、図5〜図8に示すように、頭部21の係合部32がロック部30の係止部31を通り抜けた状態で、頭部21を回転させて、係止部31の凸部31aと係合部32の凸部32aとを対応させて重ね合せた際に、コイルばね26のばね力で係止部31の凸部31aの内面に、これに対面する係合部32の凸部32aの対向面が押し当てられることにより、頭部21をロックするように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, the
また、このロック部30は、図5〜図8に示すように、頭部21をロックした状態で、頭部21を回転させて係止部31の凹部31bと係合部32の凸部32aとを対応させると、頭部21のロックが解除されるように構成されている。すなわち、このロック部30は、頭部21のロックが解除された際に、コイルばね26のばね力によって頭部21がケース本体8の外部に向けて押し出されて、係合部32の凸部32aが係止部31の凹部31bを通り抜けて、頭部21がケース本体8の外部に押し出されるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 5 to 8, the
このような腕時計のスイッチ装置4によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、ロック部材12のロック部30に係止部31が設けられ、頭部21の凹部21a内に係合部32が設けられていることにより、頭部21を押し込んだ状態で所定角度回転させるだけで、簡単にかつ確実に頭部21をロックすることができる。
According to the
すなわち、このスイッチ装置4では、操作部材13の頭部21をケース本体8の内部側に向けて押し込んで、頭部21を所定角度回転させて、係止部31の凹部31bと係合部32の凸部32aとを対応させると、係合部32の凹部32bが係止部31の凹部31bを通り抜け、この状態で頭部21を回転させて、係止部31の凸部31aと係合部32の凸部32aとを対応させて重ね合わせることにより、簡単に頭部21をロックすることができる。
That is, in the
また、このスイッチ装置4では、頭部21をロックした状態で、頭部21を回転させて係止部31の凹部31bと係合部32の凸部32aとを対応させると、係合部32の凸部32aが係止部31の凹部31bを通り抜けるので、簡単に頭部21のロックを解除することができ、これによりロック部30によるロック操作の簡素化を図ることができる。
Further, in the
なお、上述した第1、第2実施形態では、ロック部材12の固定部14を複数のねじ部材16でケース本体8の外面に取り付けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば、ロック部材12のロック部15と一体に形成された固定部14を、ケース本体8にインサート成型によって一体に形成しても良い。このような構造では、上述した第1、第2実施形態のようにケース本体8の外面に台座部8aを設ける必要がないので、ケース本体8の外径を小さく形成することができ、これにより腕時計の小型化を図ることができる。
In the first and second embodiments described above, the case where the fixing
また、上述した第1、第2実施形態では、ロック部材12の固定部14とロック部15、30とが一体に形成されている場合について述べたが、この発明は、これに限らず、固定部14とロック部15、30とを別部品で形成して、ロック部15、30を固定部14によってケース本体8の外面に固定するように構成しても良い。
Further, in the above-described first and second embodiments, the case where the fixing
このような構造では、固定部14とロック部15、30とを別部品で形成しているため、操作部材13が外部から受けた衝撃を分散することができる。ロック部15、30及び防水部材18によりケース本体8の破損を防ぐことができ、固定部14をケース本体8の外面に固定しているねじ部材16の破損を防ぐことができる。
In such a structure, since the fixed
また、上述した第1、第2実施形態では、腕時計ケース1の3時側に設けられたスイッチ装置4について述べたが、この発明は、これに限らず、腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側の押釦スイッチ3にも適用することができる。
Further, in the above-described first and second embodiments, the
さらに、上述した第1、第2実施形態およびその各変形例では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計である必要はなく、携帯電話や携帯端末などの電子機器にも適用することができる。 Furthermore, although the case where the invention is applied to a wristwatch has been described in the above-described first and second embodiments and each modification thereof, the present invention is not necessarily a wristwatch, and for example, a travel watch, an alarm clock, a table clock, a wall clock. It can be applied to various watches such as. Further, the present invention does not necessarily have to be a watch, and can be applied to electronic devices such as mobile phones and mobile terminals.
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
Although some embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to this, and includes the invention described in the claims and the equivalent range thereof.
The inventions described in the claims of the present application will be additionally described below.
(付記)
請求項1に記載の発明は、貫通孔が設けられたケースと、前記ケースの外面に固定され、中心部に挿入孔が前記貫通孔に対応して設けられたロック部材と、前記ケースの前記貫通孔と前記ロック部材の前記挿入孔とにスライド可能に挿入されて前記ロック部材にロックされる操作部材と、を備え、前記挿入孔の内径は、前記貫通孔の内径と同じ、または前記貫通孔の内径よりも大きいことを特徴とするスイッチ装置である。
(Appendix)
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記ロック部材は、前記ケースの前記外面に固定される固定部と、前記操作部材をロック解除可能にロックするロック部と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。 According to a second aspect of the present invention, in the switch device according to the first aspect, the lock member includes a fixed portion fixed to the outer surface of the case, and a lock portion that locks the operation member so that the operation member can be unlocked. And a switch device.
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置において、前記操作部材は、前記ケースの前記貫通孔と前記ロック部材の前記挿入孔とにスライド可能に挿入される軸部と、前記軸部の外端部に設けられて前記ロック部材にロック解除可能にロックされる頭部と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。 According to a third aspect of the present invention, in the switch device according to the first or second aspect, the operation member is slidably inserted into the through hole of the case and the insertion hole of the lock member. A switch device, comprising: a shaft portion; and a head portion provided on an outer end portion of the shaft portion and lockably unlocked by the lock member.
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスイッチ装置において、前記軸部は、前記ロック部材の前記挿入孔にスライド可能に挿入される本体軸と、前記本体軸よりも小径で前記本体軸にスライド連結部を介して取り付けられて前記ケースの前記貫通孔を通して前記ケース内にスライド可能に挿入される操作軸と、を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。 According to a fourth aspect of the present invention, in the switch device according to the third aspect, the shaft portion has a body shaft slidably inserted into the insertion hole of the lock member, and has a smaller diameter than the body shaft. An operating shaft that is attached to a main body shaft through a slide connecting portion and is slidably inserted into the case through the through hole of the case.
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスイッチ装置において、前記ケースの前記外面に設けられた凹部の内周面と前記ロック部材の内端面に設けられて前記ケースの前記凹部内に挿入される凸部の外周面との間に配置される防水部材を備えていることを特徴とするスイッチ装置である。
The invention according to
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載されたスイッチ装置において、前記ロック部材の前記固定部は、前記ケースの円周方向に長く形成され、複数のねじ部材によって前記ケースの前記外面に固定され、前記防水部材は、前記固定部が前記複数のねじ部材によって前記ケースの前記外面に固定されることを特徴とするスイッチ装置である。 According to a sixth aspect of the present invention, in the switch device according to the second aspect, the fixing portion of the lock member is formed to be long in a circumferential direction of the case, and the outer surface of the case is formed by a plurality of screw members. And the waterproof member is fixed to the outer surface of the case by the plurality of screw members.
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載されたスイッチ装置において、前記防水部材は、前記固定部が複数のねじ部材によって前記ケースの前記外面に固定される際に、前記ケースの前記外面に対して前記ロック部材を位置決めすることを特徴とするスイッチ装置である。 According to a seventh aspect of the present invention, in the switch device according to the fifth aspect, the waterproof member is provided with the case of the case when the fixing portion is fixed to the outer surface of the case by a plurality of screw members. In the switch device, the lock member is positioned with respect to the outer surface.
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載されたスイッチ装置を備えていることを特徴とする時計である。
The invention according to
1 腕時計ケース
4 スイッチ装置
7 時計モジュール
8 ケース本体
8a 台座部
8b 凹部
8c ねじ穴
9 外装部材
11 貫通孔
11a 小径孔
11b 大径孔
12 ロック部材
12a 挿入孔
13 操作部材
14 固定部
15、30 ロック部
15a 雄ねじ部
16 ねじ部材
17 凸部
18 防水部材
20 軸部
21 頭部
21a 凹部
21b 雌ねじ部
22 本体軸
22a 非円形孔部
22b 円形孔部
23 スライド連結部
23a ストッパ部
24 操作軸
25 防水パッキン
26 コイルばね
27 緩衝材
31 係止部
32 係合部
1
Claims (8)
前記ケースの外面に固定され、中心部に挿入孔が前記貫通孔に対応して設けられたロック部材と、
前記ケースの前記貫通孔と前記ロック部材の前記挿入孔とにスライド可能に挿入されて前記ロック部材にロックされる操作部材と、
を備え、
前記挿入孔の内径は、前記貫通孔の内径と同じ、または前記貫通孔の内径よりも大きいことを特徴とするスイッチ装置。 A case with a through hole,
A lock member fixed to the outer surface of the case, and having an insertion hole provided in the center corresponding to the through hole;
An operation member that is slidably inserted into the through hole of the case and the insertion hole of the lock member and locked by the lock member,
Equipped with
The switch device is characterized in that the inner diameter of the insertion hole is the same as or larger than the inner diameter of the through hole.
A timepiece comprising the switch device according to any one of claims 1 to 7.
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