JP7419864B2 - 管理装置、管理プログラム及び管理システム - Google Patents

管理装置、管理プログラム及び管理システム Download PDF

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Description

本発明は、管理装置、管理プログラム及び管理システムに関するものであり、例えば、サービス利用者のもとをサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理する為の管理装置、管理プログラム及び管理システムに適用して好適なものである。
サービス利用者のもと(自宅など)をサービス提供者が訪問する訪問サービスがある。例えば、要介護者の自宅を介護員が訪問する介護サービスなどがこれにあたる。このような訪問サービスでは、防犯の観点から、サービス利用者のもとを訪問した訪問者がサービス提供者本人であることを確認する必要がある。
この為、例えば特許文献1に記載されている従来技術では、サービス利用者の自宅に設置された専用端末により、サービス利用者の自宅を訪問した訪問者の生体情報(例えば目の虹彩データ)を取得し、取得した生体情報と登録されている生体情報とを比較することで、訪問者の本人確認を行うようになっていた。
一方で、昨今このような訪問サービスは利用用途が拡大している。具体的には、介護サービスのような特殊性の高い利用用途に留まらず、買い物支援サービス(サービス利用者が店舗で購入した商品をサービス提供者がサービス利用者の代わりに自宅へ届けてくれるサービス)のような日常的な利用用途にまで、訪問サービスの利用用途が拡大している。
ところで、このような買い物支援サービスの場合、防犯の観点から、サービス提供者がサービス利用者の自宅を訪問したときだけでなく、サービス提供者が商品を受け取る為に店舗を訪問したときにも、サービス提供者の本人確認が必要になってくる。
特開2003-114923号公報
それぞれの訪問場所でサービス提供者の本人確認が必要となる訪問サービスを、特許文献1に記載されている従来技術で実現しようとすると、本人確認が必要となる訪問場所ごと(例えば店舗と自宅のそれぞれ)に専用端末を用意しなければならず、訪問サービスの導入コスト及び利用料が増大してしまい、サービス利用者が容易に訪問サービスを利用できなくなってしまう。
本発明は以上の点を考慮したものであり、訪問サービスを容易且つ安心して利用できるようにした管理装置、管理プログラム及び管理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の管理装置は、サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理する管理装置であって、前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と、前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部とを備え、前記サービス利用管理部は、前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付け、前記本人確認連携部は、前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定するようにした。
また本発明の管理プログラムは、サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理するコンピュータを、前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と、前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部として機能させ、さらに前記サービス利用管理部を、前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付けるように動作させ、さらに前記本人確認連携部を、前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定するように動作させるようにした。
さらに本発明の管理システムは、サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理する管理装置と、サービス利用者の通信端末とを有し、前記サービス利用者の通信端末は、前記管理装置に本人確認要求を送信する本人確認部を備え、前記管理装置は、前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と、前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部とを備え、前記サービス利用管理部は、前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付け、前記本人確認連携部は、前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定するようにした。
こうすることで本発明は、サービス提供者に少なくとも位置情報を取得可能な通信端末を持たせ、サービス提供者の本人確認が必要となる訪問場所(例えば商店と自宅のそれぞれ)に、本人確認結果を受信できる機能を持つ装置(PCでもスマホでもなんでもよい)を用意するだけで、訪問場所でサービス提供者の本人確認が必要となる訪問サービスを実現できるので、訪問サービスの導入コスト及び利用料を抑制することができる。
かくして本発明は、訪問サービスを容易且つ安心して利用できるようにした管理装置、管理プログラム及び管理システムを実現できる。
買い物支援システムの全体構成を示す図である。 買い物支援サービスの大まかな流れを示す図である。 サービス利用者の通信端末の機能構成を示すブロック図である。 サービス提供者の通信端末の機能構成を示すブロック図である。 確認画面の構成を示す図である。 店舗の通信端末の機能構成を示すブロック図である。 管理装置の機能構成を示すブロック図である。 管理装置で管理される各種情報を示す図である。 買い物支援システムの動作を示すシーケンスチャートである。 図9につづくシーケンスチャートである。 図10につづくシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.買い物支援システムの全体構成]
まず図1に示すシステム構成図を用いて、第1の実施の形態による買い物支援システム1の全体構成について説明する。この買い物支援システム1は、客が店舗で購入した商品を客の代わりに客の自宅へ届けるシェアリングサービス(以下、買い物支援サービスと呼ぶ)を実現するシステムである。尚、ここでは、この買い物支援サービスを利用する側の人物(つまり店舗で購入した商品を自宅まで届けてもらう人物)をサービス利用者と呼び、この買い物支援サービスを提供する側の人物(つまりサービス利用者が店舗で購入した商品をサービス利用者の自宅まで届ける人物)をサービス提供者と呼ぶ。
この買い物支援システム1は、サービス利用者(ここではA氏とする)が有する通信端末2と、サービス提供者(ここではS子とする)が有する通信端末3と、店舗(ここではY商店とする)に設けられた通信端末4と、システム全体を管理する管理装置5と、サービス提供者の本人確認を行う為の本人確認サーバ6とで構成されている。この買い物支援システム1では、通信端末2、3、4と、管理装置5と、本人確認サーバ6とが、インターネットなどのネットワークNtを介して接続可能となっていて、詳しくは後述するが、通信端末2、3、4上で動作する買い物支援サービス用のアプリケーション(以下、サービスアプリと略称する)により、各種情報の登録、利用申請、本人確認などを行うことができるようになっている。買い物支援システム1の全体構成は、以上のようになっている。
つづけて、この買い物支援システム1により実現される買い物支援サービスの大まかな流れについて簡単に説明する。ここでは、管理装置5に、Y商店が買い物支援サービスの利用可能店舗として店舗登録され、A氏がサービス利用者として会員登録され、さらにS子がサービス提供者として会員登録されていることを前提とする。尚、この買い物支援サービスでは、サービス提供者(つまりS子)がボランティア会員として会員登録されるようになっている。さらに、管理装置5には、S子によるサービス提供可能なスケジュール(具体的には配達可能日時と配達可能エリア)が登録されているとする。
この状態で、A氏が通信端末2を操作して買い物支援サービスの利用申請を行ったとする。このとき、A氏は、例えば商品の引き取り場所(例えばY商店)と配達先(例えばA氏の自宅)と配達日時とを指定する。管理装置5は、A氏により指定された商品の引き取り場所、配達先及び配達日時と、S子の配達可能エリア及び配達可能日時とから、A氏からの利用申請に対してS子が対応可能であると判断する。
次に、管理装置5は、S子の通信端末3を介して、A氏からの利用申請に対応可能かをS子に確認する。ここで、A氏からの利用申請に対応可能であるとS子に確認できると、管理装置5は、A氏の通信端末2を介して、A氏からの利用申請に対応可能である旨を通知する。この通知を受けて、A氏は、Y商店へと出かけて、商品を購入した後、商品をY商店に預けて帰宅する。
以降の流れについては図2に示す。この図2のステップSP1に示すように、S子は、A氏がY商店に預けた商品を受け取る為に、指定された配達日時に合わせてY商店を訪問する。このときY商店の店員は、S子と面識がなく、S子がA氏により預けられた商品を受け取りにきたサービス提供者本人であることを知らない。よって、例えば、S子からの口頭の申し出だけで、A氏により預けられた商品をS子に引き渡すのは、安全面で問題がある。そこで、この買い物支援システム1では、S子がY商店を訪問したときに、S子の本人確認を行うようになっている。
具体的には、eKYC(electronic Know Your Customer)技術を用いて本人確認を行う。すなわち、S子は、通信端末3のサービスアプリ上で表示される案内に従って、通信端末3のカメラにより自分の顔を撮影する。通信端末3は、撮影により得られたS子の顔画像(以下、カメラ顔画像と呼ぶ)を、管理装置5に送信する。管理装置5は、通信端末3から送られてきたS子のカメラ顔画像と、会員登録時に通信端末3から取得したS子の身分を証明する身分証明書(免許証等であり、以下の説明においては免許証を例に挙げて説明する)の画像とを、本人確認サーバ6に渡す。本人確認サーバ6は、S子のカメラ顔画像と免許証画像に含まれているS子の顔画像とを比較することで、カメラ顔画像に写っている人物が、免許証画像に含まれているS子本人であるかどうかの本人確認を行い、その結果(つまり本人確認結果)を、管理装置5に返す。
管理装置5は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受け取ると、本人確認結果の内容(つまりS子がA氏により預けられた商品を受け取りにきたサービス提供者本人であること)を示す本人確認結果情報を、Y商店の通信端末4に送信する。Y商店の店員は、通信端末4を介して、本人確認結果情報を受け取ることで、S子がA氏により預けられた商品を受け取りにきたサービス提供者本人であることを知り、このとき、A氏により預けられた商品をS子に引き渡す。
S子は、Y商店で商品を受け取ると、図2のステップSP2に示すように、受け取った商品をA氏へ届ける為にA氏の自宅を訪問する。このとき、A氏は、S子とは面識がなく、S子がA氏により預けられた商品を届けにきたサービス提供者本人であることを知らない。よって、この買い物支援システム1では、S子がA氏の自宅を訪問したときにも、S子の本人確認を行うようになっている。
このときの本人確認の方法は、S子がY商店を訪問したときと同一である。すなわち、管理装置5は、通信端末3から送られてきたS子のカメラ顔画像と、S子の会員登録情報として記憶しているS子の免許証画像とを、本人確認サーバ6に渡す。本人確認サーバ6は、S子のカメラ顔画像と免許証画像に含まれているS子の顔画像とを比較することで、カメラ顔画像に写っている人物が、S子本人であるかどうかの本人確認を行い、その結果(つまり本人確認結果)を、管理装置5に返す。
管理装置5は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受け取ると、本人確認結果の内容(つまりS子がA氏により預けられた商品を届けにきたサービス提供者本人であること)を示す本人確認結果情報を、A氏の通信端末2に送信する。A氏は、通信端末2を介して、本人確認結果情報を受け取ることで、S子がA氏により預けられた商品を届けにきたサービス提供者本人であることを知り、このとき、S氏から商品を受け取る。以上が、買い物支援サービスの大まかな流れである。
[2.買い物支援システムを構成する各部の機能構成]
次に、買い物支援システム1を構成する各部の機能構成について説明する。まず図3に示すブロック図を用いて、サービス利用者(例えばA氏)が有する通信端末2の機能構成について説明する。
通信端末2は、図中省略するが、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリなどの記憶部と、ネットワークNtを介して通信可能なネットワークインタフェースと、操作表示部としてのタッチパネルとをハードウェアとして有するスマートフォンであり、記憶部に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより各種機能を実現するようになっている。
具体的にこの通信端末2は、機能構成として、アプリ処理部20と、OS(Operating System)処理部21とを有している。アプリ処理部20は、サービス利用者用のサービスアプリとして機能する機能部であり、会員登録部22と、利用申請部23と、情報通信部24と、情報表示部25とを有している。このアプリ処理部20は、CPUがサービスアプリを実行することにより実現される機能部である。尚、アプリ処理部20による情報の送受信はネットワークインタフェースを介して行われ、操作入力と情報の表示はタッチパネルを介して行われる。
会員登録部22は、ネットワークNt上の管理装置5にアクセスして、サービス利用者の会員登録を行う機能部である。具体的には、会員登録部22は、タッチパネルを介して入力された、利用者ID、パスワード、利用者名、自宅の住所を会員登録情報として、管理装置5に送信することで、会員登録を行う。尚、会員登録後、例えば、サービスアプリ起動時に、利用者IDとパスワードをタッチパネルを介して入力させ、これらをログイン情報として通信端末2から管理装置5に送信することで、ログイン認証するようにしてもよい。
利用申請部23は、ネットワークNt上の管理装置5にアクセスすることで、サービス利用者による買い物支援サービスの利用申請を行う機能部である。具体的には、利用申請部23は、タッチパネルを介して入力された、利用者IDと、サービス提供者の訪問場所となる商品の引き取り場所(具体的には引き取り場所となる店舗の店舗IDと店舗名と住所)及び配達先(具体的には配達先の名称と住所)と、サービス提供者の訪問日時となる配達日時とを利用申請情報として管理装置5に送信することで、利用申請を行う。尚、利用申請部23は、管理装置5にアクセスして、買い物支援サービスに店舗登録されている各店舗の情報(店舗IDと店舗名と住所)を取得してタッチパネルに表示し、表示した各店舗の情報の中から、商品の引き取り場所となる店舗の情報をサービス利用者に選択させるようになっている。
情報通信部24は、管理装置5との間で各種情報を送受信する機能部である。例えば、この情報通信部24は、サービス利用者からの利用申請に対応可能である旨を通知する為の通知情報や、商品を届けにきた人物がサービス提供者本人であるかを示す本人確認結果情報などを、管理装置5から受信する。情報表示部25は、各種情報を表示する機能部である。具体的には、情報表示部25は、利用申請に対応可能である旨を通知する為の通知情報や、本人確認情報などを、タッチパネルに表示する。
OS処理部21は、通信端末2のハードウェアとアプリケーションの動作を管理するOSとして機能する機能部である。サービス利用者が有する通信端末2の機能構成は、以上のようになっている。
つづけて図4に示すブロック図を用いて、サービス提供者が有する通信端末3の機能構成について説明する。通信端末3は、図中省略するが、CPUと、RAM、ROM、不揮発性メモリなどの記憶部と、ネットワークNtを介して通信可能なネットワークインタフェースと、操作表示部としてのタッチパネルと、カメラと、GPSモジュールとをハードウェアとして有するスマートフォンであり、記憶部に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより各種機能を実現するようになっている。
具体的にこの通信端末3は、機能構成として、アプリ処理部30と、OS処理部31とを有している。アプリ処理部30は、サービス提供者用のサービスアプリとして機能する機能部であり、会員登録部32と、スケジュール登録部33と、本人確認部34と、位置情報取得部35と、情報通信部36と、情報表示部37とを有している。このアプリ処理部30は、CPUがサービスアプリを実行することにより実現される機能部である。尚、アプリ処理部30による情報の送受信はネットワークインタフェースを介して行われ、操作入力と情報の表示はタッチパネルを介して行われる。
会員登録部32は、ネットワークNt上の管理装置5にアクセスして、サービス提供者のボランティア会員登録を行う機能部である。具体的には、会員登録部32は、タッチパネルを介して入力もしくは指定された、提供者ID、パスワード、提供者名、本人確認情報(例えば免許証画像)と、タッチパネルに表示された案内画面に従ってカメラで撮影されたカメラ顔画像とを会員登録情報として、管理装置5に送信することで、ボランティア会員登録を行う。このとき、管理装置5では、会員登録情報に含まれている免許証画像とカメラ顔画像とを本人確認用画像として本人確認サーバ6に渡して本人確認を行うようになっていて、本人確認できた場合にのみボランティア会員登録するようになっている。尚、ボランティア会員登録後、例えば、通信端末3でのサービスアプリ起動時に、提供者IDとパスワードをタッチパネルを介して入力させ、これらをログイン情報として通信端末3から管理装置5に送信することで、ログイン認証するようにしてもよい。
スケジュール登録部33は、ネットワークNt上の管理装置5にアクセスすることで、サービス提供者によるサービス提供可能なスケジュールの登録を行う機能部である。具体的には、スケジュール登録部33は、タッチパネルを介して入力された、提供者ID、訪問可能日時としての配達可能日時と訪問可能エリアとしての配達可能エリアをスケジュール登録情報として、管理装置5に送信することで、スケジュールの登録を行う。
本人確認部34は、サービス提供者の本人確認を行う機能部である。具体的には、本人確認部34は、サービスアプリ上での操作に応じて、管理装置5に対し、サービス提供者の提供者IDと後述するサービスIDを含んだ本人確認要求を送信する。その後、本人確認部34は、管理装置5から送られてくるカメラ顔画像の撮影指示を受信すると、カメラで顔を撮影するよう案内する案内画面をタッチパネルに表示させ、この案内画面に従ってカメラで撮影されたカメラ顔画像を管理装置5に送信することで本人確認を行う。尚、本人確認の精度を上げる為に、例えば、案内画面上に、所定の表情で撮影するよう指示したり、顔を所定の方向に傾けるよう指示したりしてもよく、またカメラ顔画像を静止画でなく動画で撮影したりするようにしてもよい。
位置情報取得部35は、GPSモジュールにより通信端末3の位置情報を取得する。位置情報取得部35により取得された位置情報は、本人確認部34により、本人確認要求情報とともに、管理装置5に送信されるようになっている。こうすることで、管理装置5側では、本人確認を要求しているサービス提供者の位置(例えばサービス提供者が店舗を訪問しているのかサービス利用者の自宅を訪問しているのか)を特定できる。
情報通信部36は、管理装置5との間で各種情報を送受信する機能部である。例えば、この情報通信部36は、カメラ顔画像の撮影指示や、サービス利用者からの利用申請に実際に対応可能であるかどうかをサービス提供者に確認する為の確認情報などを、管理装置5から受信し、またサービス利用者による利用申請に対応可能であるかの確認結果や、サービス利用者への配達が完了した旨を示す配達完了情報などを、管理装置5に送信する。情報表示部37は、各種情報を表示する機能部である。具体的には、この情報表示部37は、情報通信部36により受信された確認情報をもとに、図5に示すように、サービス利用者からの利用申請に実際に対応可能であるかどうかをサービス提供者に確認する為の確認画面Ps1を、タッチパネルに表示する。
この確認画面Ps1は、例えば、指定の配達日時に、指定の引き取り場所(例えばY商店)から指定の配達先(例えばA氏の自宅)まで配達する内容の利用申請に実際に対応することが可能であるかを問うメッセージMs1と、この利用申請に対応可能な場合に押下操作するYesボタンBt1と、対応不可能な場合に押下操作するNoボタンBt2とが表示されるようになっている。
サービス提供者は、この確認画面Ps1上で、サービス利用者からの利用申請の内容を確認し、この利用申請に対応可能な場合にはYesボタンBt1を、対応不可能な場合にはNoボタンBt2を押下操作する。ここで、サービス提供者によりYesボタンBt1が押下操作された場合、情報通信部36は、サービス利用者からの利用申請に対応可能である旨を示す確認結果を管理装置5へ送信する。一方で、サービス提供者によりNoボタンBt2が押下操作された場合、情報通信部36は、サービス利用者からの利用申請に対応不可能である旨を示す確認結果を管理装置5へ送信する。
OS処理部31は、通信端末3のハードウェアとアプリケーションの動作を管理するOSとして機能する機能部である。サービス提供者が有する通信端末3の機能構成は、以上のようになっている。
つづけて図6に示すブロック図を用いて、店舗に設けられた通信端末4の機能構成について説明する。通信端末4は、図中省略するが、CPUと、RAM、ROM、不揮発性メモリなどの記憶部と、ネットワークNtを介して通信可能なネットワークインタフェースと、操作表示部としてのタッチパネルとをハードウェアとして有するスマートフォンであり、記憶部に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより各種機能を実現するようになっている。
具体的にこの通信端末4は、機能構成として、アプリ処理部40と、OS処理部41とを有している。アプリ処理部40は、店舗用のサービスアプリとして機能する機能部であり、店舗登録部42と、情報通信部43と、情報表示部44とを有している。このアプリ処理部40は、CPUがサービスアプリを実行することにより実現される機能部である。尚、アプリ処理部40による情報の送受信はネットワークインタフェースを介して行われ、操作入力と情報の表示はタッチパネルを介して行われる。
店舗登録部42は、ネットワークNt上の管理装置5にアクセスして、店舗登録を行う機能部である。具体的には、店舗登録部42は、タッチパネルを介して入力された、店舗ID、パスワード、店舗名、店舗の住所を店舗登録情報として、管理装置5に送信することで、店舗登録を行う。
情報通信部43は、管理装置5との間でから各種情報を送受信する機能部である。例えば、この情報通信部43は、商品を引き取りにきた人物がサービス提供者本人であるかを示す本人確認結果情報などを、管理装置5から受信する。情報表示部44は、各種情報を表示する機能部である。具体的には、この情報表示部44は、本人確認結果情報などをタッチパネルに表示する。OS処理部41は、通信端末4のハードウェアとアプリケーションの動作を管理するOSとして機能する機能部である。店舗に設けられた通信端末4の機能構成は、以上のようになっている。
つづけて図7に示すブロック図を用いて、管理装置5の機能構成について説明する。管理装置5は、図中省略するが、CPUと、RAM、ROM、ハードディスクなどの記憶部と、ネットワークNtを介して通信可能なネットワークインタフェースとをハードウェアとして有するサーバであり、記憶部に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより各種機能を実現するようになっている。
具体的にこの管理装置5は、サービス処理部50と、OS処理部51とを有している。サービス処理部50は、買い物支援サービスの中心的な役割を担う機能部であり、サービス利用者登録部52と、サービス提供者登録部53と、スケジュール登録部54と、店舗登録部55と、サービス利用管理部56と、本人確認連携部57とを有している。このサービス処理部50は、CPUがプログラムを実行することにより実現される機能部である。尚、サービス処理部50による情報の送受信はネットワークインタフェースを介して行われる。
サービス利用者登録部52は、サービス利用者の通信端末2から送られてくる会員登録情報を受信すると、これをサービス利用者情報D1として記憶部に記憶することで、サービス利用者の会員登録を行う。このサービス利用者情報D1には、例えば図8(A)に示すように、利用者ID、パスワード、利用者名、自宅の住所が含まれている。
サービス提供者登録部53は、サービス提供者の通信端末3から送られてくる会員登録情報を受信すると、会員登録情報に含まれている免許証画像とカメラ顔画像とを本人確認用画像として本人確認サーバ6に渡すことで本人確認を行い、本人確認できた場合に、会員登録情報(カメラ顔画像は除く)をサービス提供者情報D2として記憶部に記憶することで、サービス提供者のボランティア会員登録を行う。このサービス提供者情報D2には、例えば図8(B)に示すように、提供者ID、パスワード、提供者名、本人確認情報(例えば免許証画像)が含まれている。尚、ここでは、免許証画像を本人確認情報としているが、これに限らず、サービス提供者本人の顔画像が含まれている他の本人確認書類(パスポートなど)の画像を、本人確認情報としてもよい。
スケジュール登録部54は、サービス提供者の通信端末3から送られてくるスケジュール登録情報を受信すると、これをスケジュール情報D3として記憶部に記憶することで、サービス提供者のスケジュール登録を行う。このスケジュール情報D3には、例えば図8(C)に示すように、提供者ID、訪問可能日時としての配達可能日時、訪問可能エリアとしての配達可能エリアが含まれている。尚、このスケジュール情報D3は、提供者IDにより、サービス提供者情報D2と紐付け(つまり関連付け)られている。例えば、S子のスケジュール情報D3は、S子の提供者IDにより、S子のサービス提供者情報D2と紐付けられている。
店舗登録部55は、店舗に設けられた通信端末4から送られてくる店舗登録情報を受信すると、これを店舗情報D4として記憶部に記憶することで、店舗登録を行う。この店舗情報D4には、例えば図8(D)に示すように、店舗ID、パスワード、店舗名、店舗の住所が含まれている。
サービス利用管理部56は、サービス利用者ごとのサービス利用状況を管理する機能部であり、サービス利用者の通信端末2から送られてくる利用申請情報を受信すると、この利用申請情報と、利用申請ごとに生成されるサービスIDとをサービス利用情報D5として記憶部に記憶することで、サービス利用者からの利用申請を受け付ける。このサービス利用情報D5には、例えば図8(E)に示すように、サービスID、利用者ID、商品の引き取り場所(具体的には引き取り場所となる店舗の店舗IDと店舗名と住所)、配達先(具体的には配達先の名称と住所)、配達日時が含まれている。尚、サービス利用情報D5は、サービスIDにより管理され、また利用者IDにより、サービス利用者情報D1と紐付けられている。
さらにサービス利用管理部56は、今回受け付けた利用申請を示すサービス利用情報D5に指定されている商品の引き取り場所、配達先及び配達日時と、記憶部に記憶されているスケジュール情報D3のそれぞれに指定されている配達可能エリア及び配達可能日時とをもとに、ボランティア会員登録されているサービス提供者の中で、今回受け付けた利用申請に対応可能なサービス提供者を判断する。
具体的には、サービス利用管理部56は、まず、記憶部に記憶されているスケジュール情報D3の中から、サービス利用情報D5に指定されている商品の引き取り場所及び配達先に対応できる配達可能エリアと、サービス利用情報D5に指定されている配達日時に対応できる配達可能日時とを有するスケジュール情報D3を検索する。次に、サービス利用管理部56は、検索の結果得られたスケジュール情報D3に含まれている提供者IDにより識別されるサービス提供者を、今回受け付けた利用申請に対応可能なサービス提供者と判断する。
このようにして、今回受け付けた利用申請に対応可能なサービス提供者を判断するとサービス利用管理部56は、このサービス提供者の通信端末3に対し、今回受け付けた利用申請に実際に対応可能であるかどうかを確認する為の対応可能確認情報を送信する。尚、管理装置5から通信端末3への情報送信は、例えば、通信端末3から管理装置5へのアクセスに応答する形で行われる。具体的には、サービス提供者の通信端末3は、提供者IDとパスワードを用いて管理装置5に定期的にアクセスするようになっている。この為、サービス利用管理部56は、今回受け付けた利用申請に対応可能と判断したサービス提供者の提供者IDとパスワードを用いてアクセスしてきた通信端末3に対し、対応可能確認情報を送信するようになっている。またこれに限らず、例えば管理装置5から通信端末3で受信可能なメールアドレス(会員登録時に登録させる)にメールで情報送信するようにしてもよい。
通信端末3に送信される対応可能確認情報には、例えば、今回受け付けた利用申請を示すサービス利用情報D5が含まれている。通信端末3の情報表示部37は、この対応可能確認情報に含まれているサービス利用情報D5に基づいて、上述した確認画面Ps1(図5参照)をタッチパネルに表示する。ここで、サービス提供者によりYesボタンBt1が押下操作されると、通信端末3の情報通信部36は、今回受け付けた利用申請に対応可能な旨を示す確認結果を管理装置5へと送信するとともに、対応可能確認情報に含まれているサービス利用情報D5を今回受け付けた利用申請を示す情報として記憶部に記憶する。一方で、NoボタンBt2が押下操作されると、通信端末3の情報通信部36は、今回受け付けた利用申請に対応不可能な旨を示す確認結果を管理装置5へと送信する。
管理装置5のサービス利用管理部56は、通信端末3から送信されてきた確認結果に、サービス提供者が実際に利用申請に対応可能である旨が示されている場合、図8(F)に示すように、今回受け付けた利用申請を示すサービス利用情報D5に、対応してくれるサービス提供者の提供者IDを追記する。これにより、サービス利用情報D5は、提供者IDによりサービス提供者情報D2と紐付け(関連付け)られたことになる。
またこのとき、サービス利用管理部56は、今回の利用申請を行ったサービス利用者(つまりサービス利用情報D5に含まれている利用者IDにより識別されるサービス利用者)の通信端末2に対し、今回の利用申請に対応可能である旨を通知する為の通知情報を送信する。尚、管理装置5から通信端末2への情報送信についても、例えば、通信端末2から管理装置5へのアクセスに応答する形で行われる。具体的には、サービス利用者の通信端末2は、利用者IDとパスワードを用いて管理装置5に定期的にアクセスするようになっていて、サービス利用管理部56は、今回の利用申請を行ったサービス利用者の利用者IDとパスワードを用いてアクセスしてきた通信端末2に対し、通知情報を送信するようになっている。またこれに限らず、例えば管理装置5から通信端末2で受信可能なメールアドレス(会員登録時に登録させる)にメールで情報送信するようにしてもよい。これにより、サービス利用者は、通信端末2のタッチパネルに表示される通知情報を見て、今回の利用申請が承諾されたことを知ることができる。
さらに、管理装置5のサービス利用管理部56は、通信端末3からサービス利用者への配達が完了した旨を示す配達完了情報を受信するようにもなっている。サービス提供者は、サービス利用者への配達が完了すると(つまり今回受け付けた利用申請に対する対応が完了すると)、通信端末3のサービスアプリ上で配達完了操作を行う。これに応じて、通信端末3の情報通信部36は、記憶部に記憶してある今回受け付けた利用申請を示すサービス利用情報D5からサービスIDを取得して、このサービスIDを含んだ配達完了情報を、管理装置5に送信する。またこのとき通信端末3の情報通信部36は、記憶部から今回受け付けた利用申請を示すサービス利用情報D5を削除する。
管理装置5のサービス利用管理部56は、配達完了情報を受信すると、記憶部に記憶されているサービス利用情報D5の中から、この配達完了情報に含まれているサービスIDを有するサービス利用情報D5を検索し、図8(G)に示すように、検索の結果得られたサービス利用情報D5に配達完了フラグを追加する。サービス利用管理部56は、この配達完了フラグにより、サービス利用情報D5により示される利用申請の対応状況を把握するようになっている。
本人確認連携部57は、サービス提供者の通信端末3と本人確認サーバ6とを連携して、サービス提供者の本人確認を行う機能部である。具体的には、本人確認連携部57は、サービス提供者の通信端末3から送られてくる本人確認要求と位置情報を受信すると、記憶部に記憶されているサービス提供者情報D2の中から、受信した本人確認要求に含まれる提供者IDを有するサービス提供者情報D2を検索し、検索の結果得られたサービス提供者情報D2から本人確認情報としての免許証画像を取得する。また本人確認連携部57は、記憶部に記憶されているサービス利用情報D5の中から、受信した本人確認要求に含まれるサービスIDを有するサービス利用情報D5(つまり本人確認要求してきたサービス提供者が現在対応している利用申請を示すサービス利用情報D5)を検索して取得する。次に、本人確認連携部57は、本人確認要求を送信してきた通信端末3に対し、カメラ顔画像の撮影指示を送信する。
その後、本人確認連携部57は、通信端末3から送られてくるカメラ顔画像を受信すると、受信したカメラ顔画像と、サービス提供者情報D2から取得した免許証画像とを本人確認用画像として、本人確認サーバ6に送信する。
その後、本人確認連携部57は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受信すると、本人確認結果の内容をもとに本人確認結果情報を生成する。このとき、本人確認連携部57は、本人確認結果の内容(本人確認OK又は本人確認NG)と、通信端末3から送られてきたカメラ顔画像とでなる本人確認結果情報を生成する。
このようにして本人確認結果情報の生成が完了すると、管理装置5の本人確認連携部57は、本人確認要求とともに受信した通信端末3の位置情報と、本人確認要求に含まれているサービスIDをもとに取得したサービス利用情報D5に示される引き取り場所及び配達先とをもとに、本人確認結果情報の送信先を決定して、決定した送信先に本人確認結果情報を送信する。
具体的には、例えば、サービス利用情報D5に示されている引き取り場所がY商店、配達先がA氏の自宅であるとする(つまりサービス提供者の訪問場所がY商店とA氏の自宅であるとする)。この場合、サービス提供者は、Y商店を訪問したときとA氏の自宅を訪問したときに本人確認要求をすることになる。
従って、位置情報に示される通信端末3の位置が、サービス利用情報D5に示されるY商店の住所に該当する場合、サービス提供者がY商店を訪れて商品を引き取る為に本人確認要求していることになる。この場合、本人確認結果を知りたいのは、Y商店の従業員となる。よって、管理装置5の本人確認連携部57は、通信端末3の位置がY商店の住所に該当する場合(つまり通信端末3の位置がY商店の近傍を示す場合)、Y商店に用意された通信端末4を本人確認結果情報の送信先と決定して、本人確認結果情報を送信する。尚、管理装置5から通信端末4への情報送信は、例えば、通信端末4から管理装置5へのアクセスに応答する形で行われる。具体的には、店舗に設けられた通信端末4は、店舗IDとパスワードを用いて管理装置5に定期的にアクセスするようになっている。この為、本人確認連携部57は、サービス利用情報D5の引き取り場所に含まれている店舗IDをもとにY商店の店舗IDとパスワードを特定し、Y商店の店舗IDとパスワードを用いてアクセスしてきた通信端末4に対し、本人確認結果情報を送信するようになっている。またこれに限らず、例えば管理装置5から通信端末4で受信可能なメールアドレス(店舗登録時に登録させる)にメールで情報送信するようにしてもよい。これにより、Y商店の従業員は、通信端末4のタッチパネルに表示される本人確認結果情報を見て、商品を引き取りに来た人物がサービス提供者本人であるかを知ることができる。
また、例えば、位置情報に示される通信端末3の位置が、サービス利用情報D5に示されるA氏の自宅に該当する場合、サービス提供者がA氏の自宅を訪れて商品を引き渡す為に本人確認要求していることになる。この場合、本人確認結果を知りたいのは、A氏となる。よって、管理装置5の本人確認連携部57は、通信端末3の位置がA氏の自宅の住所に該当する場合(つまり通信端末3の位置がA氏の自宅近傍を示す場合)、A氏の通信端末2を本人確認結果情報の送信先と決定して、本人確認結果情報を送信する。この場合、本人確認連携部57は、サービス利用情報D5に示される利用者IDをもとにA氏の利用者IDとパスワードを特定し、A氏の利用者IDとパスワードを用いてアクセスしてきた通信端末2に対し、本人確認結果情報を送信するようになっている。これにより、A氏は、通信端末2のタッチパネルに表示される本人確認結果情報を見て、商品を引き渡しに来た人物がサービス提供者本人であるかを知ることができる。
OS処理部51は、管理装置5のハードウェアとプログラムの動作を管理するOSとして機能する機能部である。管理装置5の機能構成は、以上のようになっている。買い物支援システム1を構成する各部の機能構成についての説明は、以上である。尚、本人確認サーバ6については、既存のeKYC用サーバを用いる為、機能構成についての説明を省略する。つまり、本人確認サーバ6は、管理装置5から送られてくるカメラ顔画像と免許証画像をもとに本人確認を行い、その結果を管理装置5に返す機能を持つものであればよい。
[3.買い物支援システムの動作]
次に、買い物支援システム1の動作について、図9、図10、図11に示すシーケンスチャートを用いて説明する。尚、ここでは、一例として、S子が、ボランティア登録、スケジュール登録を行い、A氏からの利用申請に従って、Y商店で商品を引き取り、A氏の自宅に届ける際の一連の動作について説明する。尚、管理装置5には、既にA氏のサービス利用者情報D1とY商店の店舗情報D4とが登録されているとする。
まずS子は、通信端末3のサービスアプリ上での操作によりボランティア登録の申請を行う。このとき、通信端末3の会員登録部32は、図9に示すステップSP10において、タッチパネルを介して入力もしくは指定された、提供者ID、パスワード、提供者名、本人確認情報(S子の免許証画像)と、このときS子をカメラで撮影したカメラ顔画像とを会員登録情報として、管理装置5に送信する。
管理装置5のサービス提供者登録部53は、S子の通信端末3から会員登録情報を受信すると、ステップSP11において、この会員登録情報に含まれているS子の免許証画像とカメラ顔画像とを本人確認用画像として、本人確認サーバ6に送信する。
本人確認サーバ6は、管理装置5から本人確認用画像を受信すると、ステップSP12において、この本人確認用画像を用いて本人確認を行い、つづくステップSP13において、本人確認結果を管理装置5に送信する。尚、このときの本人確認結果には、例えば本人確認OKと示されているとする。
管理装置5のサービス提供者登録部53は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受信し、本人確認結果に本人確認OKと示されている場合にのみ、ステップSP14において、ステップSP10で通信端末3から受信した会員登録情報(カメラ顔画像は除く)を、サービス提供者情報D2として記憶部に記憶する。これにより、S子が買い物支援サービスにボランティア登録されたことになる。尚、このとき、管理装置5のサービス提供者登録部53が、S子の通信端末3に対し、ボランティア登録できた旨を示す登録完了通知を送信するようにしてもよい。
また、図9に示すシーケンスチャートでは省略しているが、本人確認サーバ6から受信した本人確認結果に本人確認NGと示されている場合、管理装置5のサービス提供者登録部53は、S子の通信端末3に対し、本人確認できなかった旨を示す本人確認結果情報を送信する。この場合、S子は、例えば、カメラ顔画像を撮影し直すなどして、ボランティア登録を再度申請することになる。上述したステップSP10~SP14までの動作が、S子のボランティア登録時の動作である。
ボランティア会員登録後、S子は、通信端末3のサービスアプリ上での操作によりスケジュール登録を行う。このとき、通信端末3のスケジュール登録部54は、ステップSP15において、タッチパネルを介して入力された、提供者ID、配達可能日時、配達可能エリアをスケジュール登録情報として、管理装置5に送信する。管理装置5のスケジュール登録部54は、S子の通信端末3からスケジュール登録情報を受信すると、ステップSP16において、このスケジュール登録情報をスケジュール情報D3として記憶部に記憶する。上述したステップSP15、SP16の動作が、S子のスケジュール登録時の動作である。
その後、A氏は、通信端末2のサービスアプリ上で買い物支援サービスの利用申請を行う。このとき、通信端末2の利用申請部23は、ステップSP17において、操作表示部を介して入力もしくは指定された、利用者ID、サービス提供者の訪問場所となる商品の引き取り場所(ここではY商店)及び配達先(ここではA氏の自宅)と、サービス提供者の訪問日時となる配達日時とを利用申請情報として、管理装置5に送信する。
管理装置5のサービス利用管理部56は、A氏の通信端末2から利用申請情報を受信すると、ステップSP18において、この利用申請情報をサービス利用情報D5として記憶部に記憶するとともに、このサービス利用情報D5(つまりA氏からの利用申請を示すサービス利用情報D5)と、記憶部に記憶されているスケジュール情報D3とをもとに、A氏の利用申請に対応可能なサービス提供者がS子であると判断する。
つづくステップSP19において、管理装置5のサービス利用管理部56は、S子の通信端末3に対し、A氏からの利用申請に実際に対応可能かどうか確認する為の対応可能確認情報を送信する。ここで、S子は、通信端末3のタッチパネルに表示される確認画面Ps1上で、A氏からの利用申請の内容を確認し、A氏からの利用申請に対応可能であることからYesボタンBt1を押下操作する。このとき、ステップSP20において、S子の通信端末3の情報通信部36は、A氏からの利用申請に対応可能であることを示す確認結果を管理装置5に送信するとともに、対応可能確認情報に含まれているサービス利用情報D5を今回受け付けた利用申請を示す情報として記憶部に記憶する。
管理装置5のサービス利用管理部56は、S子の通信端末3から、A氏からの利用申請に対応可能であることを示す確認結果を受信すると、ステップSP21において、A氏からの利用申請を示すサービス利用情報D5に、S子の提供者IDを追加することで、A氏からの利用申請にS子を紐付ける。さらに管理装置5のサービス利用管理部56は、つづくステップSP22において、A氏の通信端末2に対し、A氏からの利用申請に対応可能である旨を示す通知情報を送信する。A氏は、通信端末2のサービスアプリ上でこの通知情報を確認することにより、自分の利用申請が受諾されたと認識して、Y商店へと出かけ、商品を購入した後、商品をY商店に預けて帰宅する。
尚、図9に示すシーケンスチャートでは省略しているが、A氏からの利用申請に対応できない為にS子がNoボタンBt2を押下操作した場合、管理装置5のサービス利用管理部56は、A氏からの利用申請に対応不可能であることを示す確認結果をS子の通信端末3から受信する。この場合、サービス利用管理部56は、S子以外にA氏からの利用申請に対応可能なサービス提供者がいる場合には、そのうちの一人の通信端末3に、対応可能確認情報を送信する。またA氏からの利用申請に対応可能なサービス提供者が一人もいない場合、サービス利用管理部56は、A氏の通信端末2に対し、A氏からの利用申請に対応できない旨を示す通知情報を送信する。このとき、管理装置5のサービス利用管理部56は、例えば、A氏からの利用申請を示すサービス利用情報D5を記憶部から削除する。上述したステップSP17~SP22までの動作が、A氏からの利用申請時の動作である。
その後、S子は、A氏からの利用申請に従って、A氏により預けられた商品を引き取る為にY商店を訪問する。ここで、S子は、Y商店の従業員に自分がA氏により預けられた商品を引き取りにきたサービス提供者本人であることを証明する為に、通信端末3のサービスアプリ上での操作により本人確認要求を行う。このとき、通信端末3の本人確認部34は、図10に示すステップSP23において、S子による本人確認要求とS子の通信端末3の位置(この場合、Y商店の近く)を示す位置情報とを管理装置5に送信する。
管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3から本人確認要求と位置情報を受信すると、ステップSP24において、本人確認要求に含まれているS子の提供者IDとサービスIDとをもとに、S子のサービス提供者情報D2から免許証画像を取得するとともに、S子が対応している利用申請(つまりA氏からの利用申請)を示すサービス利用情報D5を取得する。
つづくステップSP25において、管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3に対し、カメラ顔画像の撮影指示を送信する。S子の通信端末3の本人確認部34は、ステップSP26において、カメラにより撮影されたS子のカメラ顔画像を管理装置5に送信する。管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3からカメラ顔画像を受信すると、ステップSP27において、取得したS子の免許証画像と受信したS子のカメラ顔画像とを本人確認用画像として、本人確認サーバ6に送信する。
本人確認サーバ6は、管理装置5から本人確認用画像を受信すると、ステップSP28において、この本人確認用画像を用いて本人確認を行い、つづくステップSP29において、本人確認結果を管理装置5に送信する。尚、このときの本人確認結果には、例えば本人確認OKと示されているとする。
管理装置5の本人確認連携部57は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受信すると、ステップSP30において、本人確認結果をもとに本人確認結果情報を生成し、S子の通信端末3から受信した位置情報をもとに、本人確認結果情報の送信先をY商店の通信端末4に決定する。つづくステップSP31において、管理装置5の本人確認連携部57は、Y商店の通信端末4に対し、本人確認結果情報を送信する。Y商店の従業員は、通信端末4のサービスアプリ上でこの本人確認結果情報を確認することにより、Y商店を訪問したS子が、A氏から預かった商品を引き取りにきたサービス提供者本人であることを知り、S子に商品を引き渡す。
尚、例えば、Y商店を訪問した人物がS子ではなく、本人確認サーバ6からの本人確認結果に本人確認NGと示されていた場合、この旨を示す本人確認結果情報が、Y商店の通信端末4に送信されることになる。この場合、Y商店の従業員は、Y商店を訪問した人物に商品を引き渡すことを拒否することで、S子以外の人物に誤って商品を引き渡してしまうことを防ぐことができる。上述したステップSP23~SP31までの動作が、S子によるY商店での商品引き取り時の動作である。
その後、S子は、A氏からの利用申請に従って、Y商店で引き取った商品をA氏に届ける為にA氏の自宅を訪問する。ここで、S子は、自分がA氏により預けられた商品を届けにきたサービス提供者本人であることを証明する為に、通信端末3のサービスアプリ上での操作により本人確認要求を行う。このとき、通信端末3の本人確認部34は、図11に示すステップSP32において、S子による本人確認要求とS子の通信端末3の位置(この場合、A氏の自宅の近く)を示す位置情報とを管理装置5に送信する。
管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3から本人確認要求と位置情報を受信すると、ステップSP33において、本人確認要求に含まれているS子の提供者IDとサービスIDをもとに、S子のサービス提供者情報D2から免許証画像を取得するとともに、S子が対応している利用申請(つまりA氏からの利用申請)を示すサービス利用情報D5を取得する。
つづくステップSP34において、管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3に対し、カメラ顔画像の撮影指示を送信する。S子の通信端末3の本人確認部34は、ステップSP35において、カメラにより撮影されたS子のカメラ顔画像を管理装置5に送信する。管理装置5の本人確認連携部57は、S子の通信端末3からカメラ顔画像を受信すると、ステップSP36において、取得したS子の免許証画像と受信したS子のカメラ顔画像とを本人確認用画像として、本人確認サーバ6に送信する。
本人確認サーバ6は、管理装置5から本人確認用画像を受信すると、ステップSP37において、この本人確認用画像を用いて本人確認を行い、つづくステップSP38において、本人確認結果を管理装置5に送信する。尚、このときの本人確認結果には、例えば本人確認OKと示されているとする。
管理装置5の本人確認連携部57は、本人確認サーバ6から本人確認結果を受信すると、ステップSP39において、本人確認結果をもとに本人確認結果情報を生成し、S子の通信端末3から受信した位置情報をもとに、本人確認結果情報の送信先をA氏の通信端末2に決定する。つづくステップSP40において、管理装置5の本人確認連携部57は、A氏の通信端末2に対し、本人確認結果情報を送信する。A氏は、通信端末2のサービスアプリ上でこの本人確認結果情報を確認することにより、A氏の自宅を訪問したS子が、A氏から預かった商品を届けにきたサービス提供者本人であることを知り、S子から商品を受け取る。
尚、例えば、A氏の自宅を訪問した人物がS子ではなく、本人確認サーバ6からの本人確認結果に本人確認NGと示されていた場合、この旨を示す本人確認結果情報が、A氏の通信端末2に送信されることになる。この場合、A氏は、例えばA氏の自宅から出ずにA氏の自宅を訪問した人物との接触を避けることができる。
A氏に商品を届けた後、S子は、最後に通信端末3のサービスアプリ上で配達完了操作を行う。このとき、S子の通信端末3の情報通信部36は、ステップSP41において、配達完了情報を管理装置5に送信する。管理装置5のサービス利用管理部56は、S子の通信端末3から配達完了情報を受信すると、ステップSP42において、受信した配達完了情報に含まれているサービスIDをもとに、S子が対応したA氏からの利用申請を示すサービス利用情報D5に配達完了フラグを追加する。上述したステップSP32~SP42までの動作が、S子によるA氏への商品引き渡し時の動作である。買い物支援システム1の動作は、以上のようになっている。
なお、上述のステップS10からステップSP12(図9)において本人確認サーバ6へ送信される本人確認情報(S子の免許証画像)と、S子をカメラで撮影したカメラ顔画像は、通信端末3において所定のルールに従って取得されたものとしてもよい。所定のルールは例えば、通信端末3が本人確認情報(S子の免許証画像)を取得する際に、通信端末3で撮影される身分証明書(免許証等)が本物であることを確認する為に、身分証明書(免許証等)の厚みが把握可能なよう身分証明書(免許証等)を撮影させる。また例えば、通信端末3がS子をカメラで撮影したカメラ顔画像を取得する際に、本人確認の対象であるS子がその場に実在することを確認する為に、S子に所定の動作(顔の向きを変えさせる、瞬きをさせるなど)を行わせる。そして本人確認サーバ6は、S子のカメラ顔画像と免許証画像に含まれているS子の顔画像との比較に加えて、管理装置5から受信した本人確認情報(S子の免許証画像)が本物であること、カメラ顔画像がその場に実在するS子をカメラで撮影したものであることを、本人確認(図9のSP12)の判定に用いてもよい。
また、上述のステップSP25からステップSP27(図10)及び、上述のステップSP34からステップSP36(図11)においても同様である。つまり、通信端末3において所定のルールに従って本人確認用画像を取得してもよく、本人確認サーバ6は、S子のカメラ顔画像と免許証画像に含まれているS子の顔画像との比較に加えて、管理装置5から受信した本人確認用画像が本物であること(本人確認情報(S子の免許証画像)が本物であること、カメラ顔画像がその場に実在するS子をカメラで撮影したものであること)を、本人確認(図10のSP28、図11のSP37)の判定に用いてもよい。
[4.まとめと効果]
ここまで説明したように、買い物支援システム1は、ネットワークNtを介して通信可能に接続された、サービス利用者の通信端末2、サービス提供者の通信端末3、店舗の通信端末4、買い物支援システム1全体を管理する管理装置5、及び本人確認システムとして機能する本人確認サーバ6により、サービス提供者が店舗からサービス利用者の自宅へと商品を届ける買い物支援サービスを実現するようにした。
そのうえで、管理装置5の本人確認連携部57が、サービス提供者の通信端末3から送られてくる本人確認要求を受け取ると、サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報(カメラ顔画像と免許証画像)を外部の本人確認サーバ6に渡して、本人確認サーバ6から本人確認結果を受け取り、本人確認要求とともに通信端末3から送られてきた通信端末3の位置(店舗又はサービス利用者の自宅)を示す位置情報をもとに、本人確認結果の内容を示す本人確認結果情報の送信先(店舗の通信端末4又はサービス利用者の通信端末2)を決定して、この送信先に本人確認結果情報を送信するようにした。
こうすることで、買い物支援システム1では、サービス提供者に少なくともカメラとGPSモジュールを有する通信端末3を持たせ、サービス提供者の本人確認が必要な場所(店舗とサービス利用者の自宅のそれぞれ)に、本人確認結果を受信できる機能を持つ通信端末2、4を用意するだけで、複数の場所でサービス提供者の本人確認が必要となる買い物支援サービスを実現できるので、買い物支援サービスの導入コスト及び利用料を抑制することができる。かくして、買い物支援システム1は、訪問サービスとしての買い物支援サービスをサービス利用者が容易且つ安心して利用できる。
また買い物支援システム1では、本人確認サーバ6として、既存のeKYC技術を用いた本人確認システムを利用するようにしたことにより、買い物支援システム1専用の本人確認システムを一から設計して用意する必要がなく、この点も、買い物支援サービスの導入コスト及び利用料の抑制に繋がる。
さらに買い物支援システム1では、サービスアプリをインストールした一般的なスマートフォンを、通信端末2、3、4として利用することができるので、例えば、サービス利用者、サービス提供者、店舗の従業員が、既にスマートフォンを所持している場合には、別途、通信端末2、3、4を購入する必要がなく、この点も、買い物支援サービスの導入コスト及び利用料の抑制に繋がる。
[5.他の実施の形態]
[5-1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、サービス提供者が店舗からサービス利用者の自宅へと商品を届ける買い物支援サービスを実現する買い物支援システム1に、本発明を適用するようにした。これに限らず、サービス提供者がサービス利用者に指定された場所を訪問するとともに、サービス提供者が訪問する場所でサービス提供者の本人確認が必要となる訪問サービスであれば、買い物支援サービス以外の訪問サービスにも本発明を適用することができる。
例えば、サービス利用者が自宅からインターネットを利用して飲食店に商品を注文した後、サービス利用者がこの飲食店を訪問して商品を受け取り、サービス利用者の自宅まで届けるデリバリーサービスなどにも本発明を適用することができる。また例えば、サービス利用者が薬局に処方箋を預けて帰宅した後、サービス提供者が薬局を訪問して処方箋と薬を受け取り、サービス利用者の自宅まで届けるお薬配達サービスなどにも本発明を適用することができる。さらに例えば、サービス提供者が、サービス利用者に指定された訪問場所(例えばA氏の自宅)を訪問して家事を手伝う家事手伝いサービスなどにも適用することができる。さらに例えば、サービス提供者がタクシーを運転して、サービス利用者に指定された訪問場所(例えばA氏の自宅)を訪問してA氏をタクシーに乗せ、指定の場所へと向かうデマンドタクシーサービスなどにも適用することができる。
[5-2.他の実施の形態2]
また上述した実施の形態では、サービス提供者が配達先(例えばA氏の自宅)に商品を届けた後、通信端末3上で配達完了操作をすると、通信端末3から配達完了情報が管理装置5に送られ、管理装置5のサービス利用管理部56が、配達完了情報に含まれているサービスIDを有するサービス利用情報D5に配達完了フラグを追加するようにした。これに限らず、例えば、サービス提供者が配達先を訪問して本人確認要求した際に、本人確認OKであれば、サービス提供者が配達先を訪問したとして、管理装置5のサービス利用管理部56が、本人確認結果情報が配達先に用意された通信端末2に送信された後、本人確認要求に含まれているサービスIDをもとに取得したサービス利用情報D5に、サービス提供者が配達先を訪問した旨を示す訪問完了フラグとしての配達完了フラグを追加するようにしてもよい。このようにすれば、サービス提供者による配達完了操作を省略することができる。またこのようにサービス利用情報D5に配達完了フラグを追加した際に、管理装置5のサービス利用管理部56が、このサービス利用情報D5に含まれている利用者IDにより識別される利用者の通信端末2に対し、配達完了情報を送信するようにしてもよい。
また例えば、サービス提供者が引き取り場所(例えばY商店)を訪問して本人確認要求した際に、本人確認OKであれば、サービス提供者が引き取り場所を訪問したとして、管理装置5のサービス利用管理部56が、本人確認結果情報が引き取り場所に用意された通信端末4に送信された後、例えば、図8(H)に示すように、本人確認要求に含まれているサービスIDをもとに取得したサービス利用情報D5に、サービス提供者が引き取り場所を訪問した旨を示す訪問完了フラグとしての引取完了フラグを追加するようにしてもよい。またこのようにサービス利用情報D5に引取完了フラグを追加した際に、管理装置5のサービス利用管理部56が、このサービス利用情報D5に含まれている利用者IDにより識別される利用者の通信端末2に対し、引取完了情報を送信するようにしてもよい。このようにすれば、サービス利用者は、通信端末2を介して、サービス進捗状況を知ることができる。
[5-3.他の実施の形態3]
さらに上述した実施の形態では、サービス提供者が引き取り場所(例えばY商店)を訪問し、通信端末3を操作して本人確認要求を行うと、通信端末3から管理装置5に対し、本人確認要求と通信端末3の位置情報が送信されるようにした。これに限らず、例えば、管理装置5に店舗情報D4が登録されている店舗には、店舗の住所を示すQRコード(登録商標)などのコードが印刷されたシールが所定の場所に張り付けられていて、サービス提供者が店舗を訪問して、通信端末3のカメラでこのコードを読み取ると、通信端末3から管理装置5に対し、本人確認要求と通信端末3の位置情報が送信されるようにしてもよい。この場合、サービス提供者が店舗を訪問していることから、通信端末3の位置と、店舗の住所とがほぼ一致することになる。よって、通信端末3から管理装置5へ送信される通信端末3の位置情報を、GPSモジュールから取得した位置情報ではなく、コードから読み取った店舗の住所としてもよい。
[5-4.他の実施の形態4]
さらに上述した実施の形態では、サービス利用者から指定される商品の引き取り場所が1か所のみであったが、複数指定されてもよい。この場合、図8(I)に示すように、管理装置5に登録されるサービス利用情報D5には、複数の引き取り場所(例えば引き取り場所1、引き取り場所2)が指定されることになる。この場合、買い物支援システム1では、図10に示す商品引き取り時の動作を、複数の引き取り場所のそれぞれで行うようにすればよい。さらに上述した実施の形態では、サービス利用者により訪問場所が複数指定されたが、1カ所のみ指定されてもよい。
[5-5.他の実施の形態5]
さらに上述した各実施の形態では、本発明を、管理装置及びコンピュータとしての管理装置5に適用したが、例えば、管理装置5の構成を一部変更してもよい。例えば、管理装置5で管理する各種情報(図8参照)を、管理装置5の記憶部ではなく、管理装置5に接続された外部記憶装置に記憶するなどしてもよい。また管理装置5で管理する各種情報については一例であり、システム全体で実現する訪問サービスの内容に対応する情報となっていればよい。さらに上述した各実施の形態では、本発明を、通信端末2、3、4と、本人確認サーバ6と連携可能な管理装置5とを有する、管理システムとしての買い物支援システム1に適用したが、これに限らず、買い物支援サービスとは異なる訪問サービスを実現する様々な管理システムにも適用することもできる。つまり、買い物支援システム1の構成については一例であり、システム全体で実現する訪問サービスの内容に対応する構成となっていればよい。
[5-6.他の実施の形態6]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、訪問先でサービス提供者の本人確認が必要となる訪問サービスで広く利用することができる。
1……買い物支援システム、2、3、4……通信端末、5……管理装置、6……本人確認サーバ、20、30、40……アプリ処理部、50……サービス処理部、52……サービス利用者登録部、53……サービス提供者登録部、54……スケジュール登録部、55……店舗登録部、56……サービス利用管理部、57……本人確認連携部、D1……サービス利用者情報、D2……サービス提供者情報、D3……スケジュール情報、D4……店舗情報、D5……サービス利用情報、Nt……ネットワーク。

Claims (9)

  1. サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理する管理装置であって、
    前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と、
    前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、
    前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部と
    を備え、
    前記サービス利用管理部は、
    前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付け、
    前記本人確認連携部は、
    前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定する
    ことを特徴とする管理装置。
  2. 記サービス提供者登録部により登録された前記サービス提供者ごとに指定された訪問可能日時と訪問可能エリアを示すスケジュール情報を登録するスケジュール登録部を備え、
    前記サービス利用管理部は、
    前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報を登録する際に、当該サービス利用情報に含まれている前記訪問日時及び前記訪問場所と、登録されている前記スケジュール情報に含まれている前記訪問可能日時及び訪問可能エリアとをもとに、登録されている前記サービス提供者のうち、前記サービス利用者から受け付けた利用申請に対応可能なサービス提供者を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記サービス利用管理部は、
    前記サービス利用者から受け付けた利用申請に対応可能と判断した前記サービス提供者の通信端末に対し、対応可能かどうかを確認する為の対応可能確認情報を送信し、前記サービス提供者の通信端末から、対応可能である旨を示す確認結果を受信すると、前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能であると確認できた前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記サービス利用管理部は、
    前記サービス提供者の通信端末から、前記サービス利用者から受け付けた利用申請に対応可能である旨を示す確認結果を受信すると、当該利用申請を受け付けた前記サービス利用者の通信端末に対し、当該サービス利用者から受け付けた利用申請に対応可能である旨を示す通知情報を送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記サービス利用管理部は、
    前記本人確認結果が本人確認OKである場合、前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、前記サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された通信端末に、前記本人確認結果が送信された後、当該訪問場所を前記サービス提供者が訪問したことを示す訪問完了フラグを、前記サービス利用情報に付与する
    ことを特徴とする請求項に記載の管理装置。
  6. 前記本人確認連携部は、
    前記本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の顔画像の撮影指示を前記サービス提供者の通信端末に送信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した前記サービス提供者の顔画像と、登録されている前記サービス提供者本人の顔画像とを、本人確認用情報として、前記本人確認システムに送信する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の管理装置。
  7. 前記本人確認連携部は、eKYC技術を用いて本人確認を行う前記本人確認システムに、前記本人確認用情報を送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の管理装置。
  8. サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理するコンピュータを、
    前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と
    前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、
    前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部と
    して機能させ
    さらに前記サービス利用管理部を、
    前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付けるように動作させ、
    さらに前記本人確認連携部を、
    前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定するように動作させる
    為の管理プログラム。
  9. サービス利用者により指定された訪問場所をサービス提供者が訪問する訪問サービスを管理する管理装置と、
    サービス提供者の通信端末と
    を有し、
    前記サービス提供者の通信端末は、
    前記管理装置に本人確認要求を送信する本人確認部を備え、
    前記管理装置は、
    前記サービス提供者の通信端末から受信した本人確認要求に応じて、前記サービス提供者の本人確認に必要な本人確認用情報を外部の本人確認システムに送信し、当該本人確認システムから本人確認結果を受信し、前記サービス提供者の通信端末から受信した当該通信端末の位置情報をもとに、前記本人確認結果の送信先を決定して当該送信先に前記本人確認結果を送信する本人確認連携部と、
    前記サービス提供者に関するサービス提供者情報を登録するサービス提供者登録部と、
    前記サービス利用者から受け付けた訪問日時と訪問場所とが指定された利用申請を示すサービス利用情報を登録するサービス利用管理部と
    を備え
    前記サービス利用管理部は、
    前記サービス利用者から受け付けた利用申請を示す前記サービス利用情報に、当該利用申請に対応可能な前記サービス提供者のサービス提供者情報を関連付け、
    前記本人確認連携部は、
    前記サービス提供者の通信端末から前記本人確認要求を受信すると、当該サービス提供者のサービス提供者情報と関連付けられている前記サービス利用情報に含まれている訪問場所のうちの、当該サービス提供者の通信端末から受信した位置情報に該当する訪問場所に用意された、前記サービス提供者の通信端末とは別の通信端末を、前記本人確認結果の送信先に決定する
    ことを特徴とする管理システム。
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AUTO-ID NEWS!!,月刊自動認識,日本,日本工業出版株式会社,2019年12月10日,第32巻 第14号,第72頁

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