JP7418698B2 - 情報処理装置、表示装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、表示装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、表示装置、情報処理方法、及びプログラム
に関する。
遠隔のユーザ同士でコミュニケーションを図る際に用いられる遠隔コミュニケーション
ツールにおいて、映像データ及び音声データを記録しておき、記録したデータを抽出して
プレイバック再生して、ユーザに提供する技術が提案されている。例えば、特許文献1に
は、音声と操作の開始時刻及び終了時刻に基づき、データを再生する装置が開示されてい
る。
特開2014-14091号公報
例えば遠隔会議などでは、ユーザ間の情報の送受信が停止した際にも、一方の拠点にお
いて会議が進行する場合がある。この場合、他方の拠点にいるユーザは、情報の送受信が
停止している間のデータを取得することができず、内容を理解することができなくなる。
特許文献1では、音声と操作の開始時刻及び終了時刻に基づきデータを再生しているため
、情報の送受信が停止した時間帯の内容をユーザに提供することができない。従って、情
報の送受信が停止した際にも、ユーザに適切に内容を確認させることが求められている。
本発明は、上記課題を鑑み、情報の送受信が停止した際にも、ユーザに適切に内容を確
認させることが可能な情報処理装置、表示装置、情報処理方法、及びプログラムを提供す
ることを目的とする。
本発明の一態様にかかる情報処理装置は、映像情報及び音声情報を含む配信情報の出力
を停止する旨の停止信号が取得されてから、前記配信情報の出力を再開する旨の再開信号
が取得されるまでの停止時間において、前記配信情報の出力を停止する配信情報出力部と
、前記停止時間における前記映像情報及び前記音声情報の少なくとも一方に基づき、前記
停止時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成部と、を備える
本発明の一態様にかかる表示装置は、所定の停止時間において、映像情報及び音声情報
を含む配信情報の表示を停止する配信情報表示部と、前記停止時間における前記映像情報
及び前記音声情報の少なくとも一方に基づく情報であって、前記停止時間の長さに応じて
情報量が異なる情報である補助情報を、前記停止時間の経過後に、前記配信情報と同時に
表示する補助情報表示部と、を有する。
本発明の一態様にかかる情報処理方法は、映像情報及び音声情報を含む配信情報の出力
を停止する旨の停止信号を取得してから、前記配信情報の出力を再開する旨の再開信号を
取得するまでの停止時間の間には、前記配信情報の出力を停止する配信情報出力ステップ
と、前記停止時間における前記映像情報及び前記音声情報の少なくとも一方に基づき、前
記停止時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
を有する。
本発明の一態様にかかるプログラムは、映像情報及び音声情報を含む配信情報の出力を
停止する旨の停止信号を取得してから、前記配信情報の出力を再開する旨の再開信号を取
得するまでの停止時間の間には、前記配信情報の出力を停止する配信情報出力ステップと
、前記停止時間における前記映像情報及び前記音声情報の少なくとも一方に基づき、前記
停止時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成ステップと、を
コンピュータに実行させる。
本発明によれば、情報の送受信が停止した際にも、ユーザに適切に内容を確認させるこ
とができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの模式図である。 図2は、本実施形態に係る表示装置の模式的なブロック図である。 図3は、本実施形態に係る情報処理装置のブロック図である。 図4は、停止時間データベースの一例を示す表である。 図5は、配信情報と補助情報の出力タイミングを示す図である。 図6は、本実施形態に係る表示装置の模式的なブロック図である。 図7は、総停止時間を設定するフローを説明するフローチャートである。 図8は、補助情報の出力フローを説明するフローチャートである。 図9は、表示装置による配信情報と補助情報との表示例を示す図である。 図10は、表示装置による配信情報と補助情報との表示例を示す図である。 図11は、表示装置による配信情報と補助情報との表示例を示す図である。 図12は、表示装置による配信情報と補助情報との表示例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実
施形態により本発明が限定されるものではない。
(情報処理システムの構成)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの模式図である。図1に示すように、本実
施形態に係る情報処理システム1は、離れた場所にある場所AR1と場所AR2とで情報
の送受信を行うものである。具体的には、情報処理システム1は、場所AR1にいるユー
ザH1の音声と映像とを、場所AR2にいるユーザH2に伝達し、場所AR2にいるユー
ザH2の音声と映像とを、場所AR1にいるユーザH1に伝達する。本実施形態では、場
所AR1にいるユーザH1が複数であり、場所AR2にいるユーザH2が単数である。情
報処理システム1は、場所AR1と場所AR2とで情報の送受信を行うことで、複数のユ
ーザH1による場所AR1での会議への、ユーザH2の遠隔からの参加を可能としている
。ただし場所AR1及び場所AR2のユーザの人数は任意である。
情報処理システム1は、場所AR1と場所AR2との情報の送受信が停止した場合にお
いて、停止していた間の場所AR1での会議の内容を、送受信の再開後に場所AR2のユ
ーザH2に伝達することで、ユーザH2に停止していた時間での会議の内容を理解させる
ものである。図1に示すように、情報処理システム1は、場所AR1に設置される情報取
得装置10、表示装置12、及び情報処理装置14と、場所AR2に設置される情報取得
装置16、表示装置18、及び検出装置19と、ネットワークNとを備える。なお、情報
処理装置14は、場所AR1に設置されることに限られず、任意の位置にあってもよい。
また、情報取得装置10と表示装置12と情報処理装置14とは、本実施形態では個別の
装置であるが、情報取得装置10と表示装置12と情報処理装置14との少なくとも2つ
が一体の装置であってもよい。同様に、情報取得装置16と表示装置18と検出装置19
とは、本実施形態では個別の装置であるが、情報取得装置16と表示装置18と検出装置
19との少なくとも2つが一体の装置であってもよい。また、情報取得装置16と表示装
置18とが一体の装置であってもよい。
情報取得装置10は、場所AR1の音声情報と映像情報とを取得する装置である。情報
取得装置10が取得する音声情報は、場所AR1で生じている音であり、場所AR1にい
るユーザH1が発する音声を含む。情報取得装置10が取得する映像情報は、場所AR1
を撮像した動画像であり、本実施形態では、場所AR1にいるユーザH1を撮像した動画
像を含む。情報取得装置10は、例えば録音機能付きのビデオカメラであり、マイク10
Aと撮像部10Bとを有する。マイク10Aは、場所AR1で録音することで音声情報を
取得する。撮像部10Bは、場所AR1を撮像することで撮像情報を取得する。情報取得
装置10は、情報処理装置14と接続されており、取得した場所AR1の音声情報及び映
像情報を、情報処理装置14に出力する。情報取得装置10は、場所AR1の音声情報と
映像情報とを連続して取得し続けており、取得した音声情報と映像情報とを、随時、情報
処理装置14に出力する。すなわち、情報取得装置10は、取得した音声情報と映像情報
とを、リアルタイムで情報処理装置14に出力する。詳しくは後述するが、情報処理装置
14は、音声情報及び映像情報に基づいた配信情報と補助情報とを、ネットワークNを介
して場所AR2の表示装置18に出力する。
情報取得装置16は、場所AR2の音声情報と映像情報とを取得する装置である。情報
取得装置16が取得する音声情報とは、場所AR2で生じている音であり、場所AR2に
いるユーザH2が発する音声を含む。情報取得装置16が取得する映像情報は、場所AR
2の動画像であり、場所AR2にいるユーザH2を撮像した動画像を含む。情報取得装置
16は、例えば録音機能付きのビデオカメラであり、マイク16Aと撮像部16Bとを有
する。マイク16Aは、場所AR2で録音することで音声情報を取得する。撮像部16B
は、場所AR2を撮像することで撮像情報を取得する。情報取得装置16は、ネットワー
クNと接続されており、取得した音声情報及び撮像情報を、ネットワークNを介して、場
所AR1の表示装置12に出力する。情報取得装置16は、場所AR2の音声情報と映像
情報とを連続して取得し続けており、取得した音声情報と映像情報とを、随時、表示装置
12に出力する。すなわち、情報取得装置16は、取得した音声情報と映像情報とを、リ
アルタイムで表示装置12に出力する。
検出装置19は、ネットワークNを介して、情報処理装置14に接続されている。検出
装置19は、ユーザH2以外の人が、場所AR2に、さらに言えば場所AR2の表示装置
18に、接近しているかを検出する装置である。以下、表示装置18に接近するユーザH
2以外の人を、接近者と記載する。検出装置19は、検出部19Aと検出情報出力部19
Bとを有する。
検出部19Aは、表示装置18が出力する情報を認識可能な程度に近い位置に、接近者
がいることを検出する機構であり、例えば近接センサである。検出部19Aは、表示装置
18の所定距離の範囲内に人がいるかを検出し、所定距離の範囲内にユーザH2以外の人
がいる場合、接近者がいると検出し、所定距離の範囲内にユーザH2以外の人がいない場
合、接近者がいると検出しない(接近者がいないとする)。検出部19Aは、例えば、表
示装置18に対向する位置にあるユーザH2の椅子よりも後方に設けられることで、ユー
ザH2を除いた人の接近を検出可能である。ただし、検出部19Aは、接近者を検出可能
な装置であれば、このような構成の近接センサに限られない。例えば、検出部19Aは、
映像を撮像する撮像部であってもよく、撮像した映像にユーザH2以外の人が写っている
場合に、表示装置18に接近者がいると検出し、撮像した映像にユーザH2以外の人が写
っていない場合に、表示装置18に接近者がいると検出しない(接近者がいないとする)
検出情報出力部19Bは、検出部19Aの検出結果を取得する。検出情報出力部19B
は、検出部19Aから、接近者がいるとの検出結果を取得した場合に、停止信号を生成し
て、生成した停止信号を、情報処理装置14に送信する。検出情報出力部19Bは、検出
部19Aが接近者の検出を解除した旨の結果を取得した場合に、すなわち、接近者がいる
と検出した後に接近者がいると検出しなくなった場合に、再開信号を生成して、生成した
再開信号を、情報処理装置14に送信する。言い換えれば、検出情報出力部19Bは、場
所AR2に接近者が現れた場合に、停止信号を出力し、接近者が場所AR1からいなくな
った場合に、再開信号を出力する。詳しくは後述するが、停止信号は、情報処理装置14
に配信情報の出力を停止させるトリガとなる信号であり、再開信号は、情報処理装置14
に配信情報の出力停止を解除させる、すなわち配信情報の出力を再開させるためのトリガ
となる信号である。
なお、検出装置19は、例えば、図示しない制御部、すなわちCPU(Central
Processing Unit)と、記憶部を備えていてよい。例えば、検出情報出
力部19Bは、制御部が記憶部に記憶されたプログラムを読み出すことによって後述する
処理を実行する。また、検出部19Aの制御も、制御部が記憶部に記憶されたプログラム
を読み出すことによって実行されてもよい。ただし、検出装置19は、このようにCPU
を備えることに限られず、接近者を検出した場合に停止信号を送信し、接近者がいなくな
った場合に再開信号を送信する処理を、ハードウェア回路によって実現してもよい。
本実施形態では、このように、接近者の有無に応じて、停止信号及び再開信号を情報処
理装置14に出力している。すなわち、本実施形態では、配信情報を出力停止及び出力再
開するためのトリガを、接近者の有無に設定している。これにより、配信情報がユーザH
2以外の人に認識されて、会議の情報が漏れることが抑制される。ただし、配信情報を出
力停止及び出力再開するためのトリガは、接近者の有無に限られない。例えば、ユーザH
2が場所AR2から離れたかをトリガとしてもよい。この場合、検出装置19は、ユーザ
H2が場所AR2から離れたかを検出して、ユーザH2が場所AR2を離れた場合に、停
止信号を出力し、ユーザH2が場所AR2に戻ってきた場合に、再開信号を出力する。ま
た例えば、ユーザH2の入力を、トリガとしてもよい。この場合、検出装置19は、ユー
ザH2による配信情報を停止させる旨の入力を検出することをトリガとして、停止信号を
生成、出力する。また、検出装置19は、ユーザH2による配信情報を再開させる旨の入
力を検出することをトリガとして、再開信号を生成、出力する。このように、停止信号及
び再開信号の出力のトリガは、任意に設定可能である。
図2は、本実施形態に係る表示装置の模式的なブロック図である。表示装置12は、ネ
ットワークNを介して、場所AR2の情報取得装置16に接続されており、情報取得装置
16から、場所AR2の音声情報及び映像情報を取得する。表示装置12は、取得した場
所AR2の音声情報及び映像情報を、場所AR1で出力する。図2に示すように、表示装
置12は、入力部20と、出力部22と、記憶部24と、制御部26とを有する。入力部
20は、ユーザH1の操作(入力)を受け付ける。出力部22は、場所AR2の音声情報
及び映像情報を出力する。すなわち、出力部22は、映像情報を表示するディスプレイで
ある表示部22Aと、音声情報を音声として出力するスピーカ22Bとを有する。記憶部
24は、制御部26の演算内容、プログラムの情報、及び、取得した音声情報及び映像情
報などを記憶するメモリである。記憶部24は、例えば、RAM(Random Acc
ess Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、HDD(
Hard Disk Drive)などの外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。
制御部26は、表示装置12の全体を制御する演算装置、すなわちCPUである。制御
部26は、出力情報取得部26Aと、出力制御部26Bとを有する。出力情報取得部26
Aと出力制御部26Bとは、制御部26が記憶部24に記憶されたソフトウェア(プログ
ラム)を読み出すことで実現されて、後述する処理を実行する。
出力情報取得部26Aは、場所AR2の映像情報及び音声情報を、情報取得装置16か
ら取得する。出力情報取得部26Aは、場所AR2の映像情報及び音声情報を、随時、す
なわちリアルタイムで取得する。出力制御部26Bは、出力情報取得部26Aが取得した
場所AR2の映像情報及び音声情報を、リアルタイムで出力部22に出力させる。すなわ
ち、出力制御部26Bは、場所AR2の映像情報を、リアルタイムで表示部22Aに表示
させ、場所AR2の音声情報を、リアルタイムでスピーカ22Bに音声として出力させる
。このように、出力部22は、離れた場所AR2の映像情報及び音声情報を、場所AR1
においてリアルタイムで出力する。ただし、出力部22は、場所AR2において映像及び
音声が取得されたタイミングから若干遅れて、映像情報及び音声情報を出力してもよい。
次に、情報処理装置14について説明する。図1に示すように、情報処理装置14は、
ネットワークNを介して表示装置18及び検出装置19に接続されており、情報取得装置
10にも接続されているコンピュータ、ここではサーバである。情報処理装置14は、情
報取得装置10から取得した場所AR1の映像情報及び音声情報である配信情報を、リア
ルタイムで表示装置18に出力する。また、情報処理装置14は、場所AR1の映像情報
及び音声情報に基づき生成した補助情報を、表示装置18に出力する。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置のブロック図である。図3に示すように、情報
処理装置14は、入力部30と、通信部31と、記憶部32と、制御部34とを有する。
入力部30は、ユーザH1の操作(入力)を受け付ける。通信部31は、通信インターフ
ェイスであり、制御部34の制御により、他の装置、例えば情報取得装置10、表示装置
18及び検出装置19と通信することで、データの送受信をするよう構成される。記憶部
32は、制御部34の演算内容やプログラムの情報などを記憶するメモリであり、例えば
、RAMと、ROMと、HDDなどの外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。記憶
部32は、例えば外部記憶装置に、映像音声情報データベース40と、停止時間データベ
ース42と、優先話者データベース44と、分類情報データベース46と、テキストデー
タベース48とを有する。
制御部34は、情報処理装置14の全体を制御する演算装置、すなわちCPUである。
制御部34は、情報取得部50と、停止時間取得部52と、優先話者設定部54と、分類
情報生成部56と、テキストデータ生成部58と、補助情報生成部60と、出力制御部6
2とを有する。出力制御部62は、配信情報出力部64と、補助情報出力部66とを有す
る。情報取得部50と、停止時間取得部52と、優先話者設定部54と、分類情報生成部
56と、テキストデータ生成部58と、補助情報生成部60と、出力制御部62とは、制
御部34が記憶部32に記憶されたソフトウェア(プログラム)を読み出すことで実現さ
れて、後述する処理を実行する。
情報取得部50は、通信部31を介して、情報取得装置10から、場所AR1の映像情
報及び音声情報を取得する。情報取得部50は、場所AR1の映像情報及び音声情報を、
随時、すなわちリアルタイムで取得する。情報取得部50は、リアルタイムで取得した場
所AR1の映像情報及び音声情報を、随時、映像音声情報データベース40に記憶させる
停止時間取得部52は、通信部31を介して、検出装置19から、停止信号及び再開信
号を取得する。上述のように、検出装置19は、所定のタイミングにおいて、本実施形態
では接近者を検出したタイミングにおいて、停止信号を生成して情報処理装置14に送信
する。停止時間取得部52は、この所定のタイミングで送信された停止信号を取得するた
め、接近者を検出したタイミングとほぼ同じタイミングで、停止信号を取得する。停止時
間取得部52は、停止信号を取得した時刻を、停止信号取得時刻として、停止時間データ
ベース42に記憶させる。また、検出装置19は、停止信号を生成した後の所定のタイミ
ングにおいて、本実施形態では接近者がいなくなったタイミングにおいて、再開信号を生
成して情報処理装置14に送信する。停止時間取得部52は、この所定のタイミングで送
信された再開信号を取得するため、接近者がいなくなったタイミングとほぼ同じタイミン
グで、再開信号を取得する。停止時間取得部52は、再開信号を取得した時刻を、再開信
号取得時刻として、停止時間データベース42に記憶させる。すなわち、停止時間取得部
52は、停止時刻を取得した時刻と再開信号を取得した時刻とを、タイムスタンプ情報と
して停止時間データベース42に記憶させる。
ここで、配信情報出力部64は、映像音声情報データベース40に記憶された場所AR
1の映像情報及び音声情報を読み出す。配信情報出力部64は、読み出した場所AR1の
映像情報及び音声情報を、配信情報として、通信部31を介して、随時、表示装置18に
出力する。言い換えれば、配信情報出力部64は、場所AR1の映像情報及び音声情報で
ある配信情報を、リアルタイムで表示装置18に配信する。一方、配信情報出力部64は
、停止時間取得部52が停止信号を取得すると、配信情報の出力を停止する。すなわち、
配信情報出力部64は、停止信号取得時刻において、停止信号の出力を停止する。配信情
報出力部64は、停止信号を取得してから再開信号を取得するまでの間、配信情報の出力
の停止を続ける。配信情報出力部64は、停止時間取得部52が再開信号を取得すると、
配信情報の出力を再開する。すなわち、配信情報出力部64は、再開信号取得時刻におい
て、配信情報の出力を再開する。配信情報出力部64は、配信情報の出力を再開する際に
は、停止信号取得時刻から再開信号取得時刻までの、出力を停止した期間における配信情
報を出力することなく、再開信号取得時刻以降の配信情報をリアルタイムで出力する。配
信情報出力部64は、次に停止信号が取得されるまで、配信情報の出力を続ける。
このように、配信情報出力部64は、表示装置18にリアルタイムで配信情報を出力し
つつ、停止信号取得時刻から再開信号取得時刻までの間の時間である停止時間において、
配信情報の出力を停止する。
停止時間取得部52の説明に戻る。図4は、停止時間データベースの一例を示す表であ
る。停止時間取得部52は、停止信号取得時刻と、その直後の再開信号取得時刻とを紐付
けて、1つのレコードRとして、停止時間データベース42に記憶させる。停止時間取得
部52は、停止信号及び再開信号が複数回取得された場合は、すなわち配信情報の出力が
複数回停止された場合は、停止信号取得時刻及び再開信号取得時刻毎に、レコードRを記
憶させる。図4の例では、レコードR1、R2、R3、R4が記憶されている。レコード
R1は、停止信号取得時刻がTS11であり、再開信号取得時刻がTS12である。レコ
ードR1は、停止信号取得時刻TS11から再開信号取得時刻TS12までの間が、配信
情報の配信が停止された停止時間であることを示している。レコードR2は、停止信号取
得時刻が、再開信号取得時刻TS12より後のTS21であり、再開信号取得時刻がTS
22である。レコードR2は、停止信号取得時刻TS21から再開信号取得時刻TS22
までの間が、配信情報の配信が停止された停止時間であることを示している。レコードR
3は、停止信号取得時刻が、再開信号取得時刻TS22より後のTS31であり、再開信
号取得時刻がTS32である。レコードR3は、停止信号取得時刻TS31から再開信号
取得時刻TS32までの間が、配信情報の配信が停止された停止時間であることを示して
いる。レコードR4は、停止信号取得時刻が、再開信号取得時刻TS32より後のTS4
1であり、再開信号取得時刻がTS42である。レコードR4は、停止信号取得時刻TS
41から再開信号取得時刻TS42までの間が、配信情報の配信が停止された停止時間で
あることを示している。なお、図4における「状態」は、停止時間における映像情報又は
音声情報が、後述の補助情報として送信済みか、送信中か、又は未送信であるかを、レコ
ードR毎に示す情報である。
図3に戻り、優先話者設定部54は、会議に参加している場所AR1の複数のユーザH
1から、優先話者を設定し、設定した優先話者の情報を、優先話者データベース44に記
憶させる。優先話者として設定されたユーザH1の音声情報は、全てのユーザH1の音声
情報の中から、後述する補助情報として優先して抽出される。優先話者設定部54は、任
意の方法で優先話者を設定してよいが、本実施形態では、例えば場所AR1に集合するユ
ーザH1の情報に基づき、優先話者を設定する。例えば、優先話者設定部54は、場所A
R1に集合するユーザH1の情報(例えばIDや名前)を取得しておき、取得したユーザ
H1の情報に基づき、優先話者とするユーザH1を選択し、選択したユーザH1の情報を
優先話者データベース44に記憶させる。この場合、優先話者設定部54は、例えばユー
ザH1の情報に基づき、役職が高かったり、この会議で重要であったりするユーザH1(
例えば会議の招集者)を選択して、優先話者に設定してもよい。また、例えば、優先話者
設定部54は、音声情報又は映像情報に基づき、優先話者を設定してよい。例えば、優先
話者設定部54は、音声情報又は映像情報から、ユーザH1毎に音声を発した時間を算出
し、音声を発した時間が長いユーザH1を、優先話者に設定してもよい。また、優先話者
設定部54は、ユーザによる入力部30の入力により、優先話者を設定してもよい。もし
くは、ネットワークNを介して、入力部20、または入力部70の入力により、優先話者
を設定してもよい。なお、優先話者設定部54が設定する優先話者の人数は、任意であり
、1人でもよいし2人以上であってもよい。すなわち、優先話者は、全てのユーザH1の
うち一部のユーザH1であればよい。また、優先話者設定部54は、優先話者を複数設定
する場合、複数の優先話者に、更に優先順位を付けることが好ましい。
分類情報生成部56は、映像音声情報データベース40から、場所AR1の音声情報を
読み出す。分類情報生成部56は、読み出した場所AR1の音声情報を解析して、音声情
報を、音声を発したユーザH1毎に分割、すなわち分類する。分類情報生成部56は、分
類したユーザH1毎の音声情報を、分類情報として、分類情報データベース46に記憶す
る。分類情報は、音声情報を分割して抽出されているため、音声情報の一部の情報である
といえる。すなわち、映像音声情報データベース40に記憶されている音声情報は、複数
のユーザH1の音声が含まれて録音開始時から現在までの音声情報であるのに対し、分類
情報データベース46に記憶される分類情報は、ユーザH1毎に分類された音声情報であ
り、そのユーザH1が音声を発した時間の音声情報となる。例えば、時刻T1から時刻T
2までユーザH1Aが音声を発し、時刻T2から時刻T3までユーザH1Bが音声を発し
、時刻T3から時刻T4までユーザH1Aが再度音声を発していた場合、分類情報生成部
56は、時刻T1から時刻T2の音声情報と時刻T3から時刻T4の音声情報とを、ユー
ザH1Aの音声情報として抽出し、時刻T2から時刻T3の音声情報を、ユーザH1Bの
音声情報として抽出する。なお、分類情報生成部56は、音声情報に加えて、音声情報と
同じ時間における映像情報も、分類情報に加えてもよい。
分類情報生成部56は、例えば、音声情報に含まれる音声波形(時間毎の振幅や波長な
ど)を解析することで、音声情報をユーザH1毎に分類する。分類情報生成部56は、例
えば、音声波形の特徴を、ユーザH1の情報(IDなど)毎に予め記憶させる。そして、
分類情報生成部56は、場所AR1の音声情報の音声波形を検出して、予め記憶させた音
声波形の特徴と一致又は類似する音声波形の音声情報を、そのユーザH1の分類情報とし
て抽出する。また、分類情報生成部56は、映像情報に基づき、分類情報を抽出してもよ
い。この場合、例えば、分類情報生成部56は、予めユーザH1の情報(IDなど)とユ
ーザH1の顔とを関連付けて記憶させる。分類情報生成部56は、映像情報からどのユー
ザH1が音声を発しているかを特定して、そのユーザH1が音声を発していると特定した
時間における音声情報を、そのユーザH1の分類情報として抽出する。分類情報生成部5
6は、ユーザH1が音声を発しているかを特定するために、例えば、映像情報から口が動
いているユーザH1を検出して、そのユーザH1の口が動いている時間の音声情報を抽出
する。そして、分類情報生成部56は、そのユーザH1の顔に関連付けられているユーザ
H1の情報を、抽出した音声情報に紐付けることで、ユーザH1毎の分類情報を抽出する
。ただし、ユーザH1毎の分類情報の抽出方法は任意であり、これらの方法に限られない
なお、分類情報生成部56は、例えば同じ時間に複数のユーザH1が音声を発していた
場合、その時間の音声情報を、音声を発していた全てのユーザH1の分類情報に割り当て
てよい。また例えば、あるユーザH1の音声が終了してから所定時間が経過する前にその
ユーザH1の音声が再度発せられた場合、分類情報生成部56は、ユーザH1の音声が終
了してから再開するまでの時間の音声情報も、そのユーザH1の分類情報に割り当てても
よい。このようにすると、そのユーザH1が他のユーザH1と対話している際に、対話の
音声の全体が分類情報に含まれることになり、内容の理解がし易くなる。また、分類情報
生成部56は、映像音声情報データベース40に記憶されている全ての時間における音声
情報から分類情報を生成することに限られず、少なくとも、配信情報が配信されない停止
時間における音声情報から分類情報を生成すればよい。
テキストデータ生成部58は、映像音声情報データベース40から、場所AR1の音声
情報を読み出す。分類情報生成部56は、読み出した音声情報から、その音声情報のテキ
ストデータを生成する。テキストデータは、その音声情報に含まれる音声として発せられ
た文を含む文字データである。テキストデータ生成部58は、生成した音声情報のテキス
トデータを、テキストデータベース48に記憶させる。また、テキストデータ生成部58
は、分類情報データベース46から、分類情報を読み出す。テキストデータ生成部58は
、読み出した分類情報のテキストデータを生成して、特定テキストデータとしてテキスト
データベース48に記憶させる。テキストデータは、音声情報の文字データであるため、
音声を発した全てのユーザH1の音声の文字データを含む。一方、特定テキストデータは
、分類情報の文字データであるため、一人のユーザH1の音声の文字データを含むもので
ある。なお、テキストデータ生成部58は、全てのユーザH1の分類情報についての特定
テキストデータを生成してもよいし、優先話者として設定されたユーザH1の分類情報の
特定テキストデータのみを生成してもよい。
テキストデータ生成部58は、例えば、音声情報から、時間毎の振幅や波長などによる
音声波形を検出する。そして、テキストデータ生成部58は、音声波形と、文字との関係
を記憶したテーブルに基づき、時間毎の音声波形をそれぞれ文字に置き換えることで、音
声情報をテキストデータに変換する。ただし、テキストデータ生成部58は、音声情報を
テキストデータに変換できるものであれば、変換の方法は任意である。
補助情報生成部60は、配信情報の出力が停止されている停止時間における、場所AR
1の映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき、補助情報を生成する。補助情報生
成部60は、停止時間の長さに応じて内容が異なるように、補助情報を生成する。
本実施形態においては、補助情報生成部60は、停止時間が、より詳しくは後述の総停
止時間が、第1時間範囲よりも短い場合に、映像音声情報データベース40から、停止時
間における場所AR1の映像情報を読み出し、テキストデータベース48から、停止時間
におけるテキストデータを読み出す。そして、補助情報生成部60は、停止時間における
映像情報と、停止時間におけるテキストデータとを、補助情報とする。以下、この停止時
間における映像情報とテキストデータとを含む補助情報を、適宜、第1補助情報と記載す
る。テキストデータは、音声情報から生成されるため、映像情報とテキストデータとを含
む第1補助情報は、場所AR1の映像情報及び音声情報に基づく情報であるといえる。な
お、補助情報生成部60は、停止時間における映像情報及びテキストデータの代わりに、
停止時間における映像情報及び音声情報を、第1補助情報としてもよい。なお、第1時間
範囲の長さは任意に設定される。
また、補助情報生成部60は、停止時間、より詳しくは後述の総停止時間が、第1時間
範囲よりも長く(又は第1時間範囲以上であり)、かつ、第2時間範囲よりも短い場合に
、テキストデータベース48から、停止時間におけるテキストデータを読み出し、停止時
間におけるテキストデータを、補助情報とする。第2時間範囲は、第1時間範囲より長い
時間である。以下、停止時間におけるテキストデータを含むこの補助情報を、適宜、第2
補助情報と記載する。このように、補助情報生成部60は、停止時間が第2時間範囲より
短い場合には、映像情報を含まずテキストデータを含む情報を、第2補助情報とする。言
い換えれば、補助情報生成部60は、停止時間が第1閾値以下である場合は、停止時間に
おける映像情報及びテキストデータを補助情報(第1補助情報)とし、停止時間が第1閾
値より長い場合は、停止時間におけるテキストデータを補助情報(第2補助情報)とする
また、補助情報生成部60は、停止時間、より詳しくは後述の総停止時間が、第2時間
範囲より長い場合(又は第2時間範囲以上である場合)、ここでは第3時間範囲内である
場合に、テキストデータベース48から、停止時間における優先話者の特定テキストデー
タを読み出し、停止時間における優先話者の特定テキストデータを、補助情報とする。第
3時間範囲は、第2時間範囲より長い時間である。以下、停止時間における優先話者の特
定テキストデータを含むこの補助情報を、適宜、第3補助情報と記載する。このように、
補助情報生成部60は、停止時間が第3時間範囲内である場合には、映像情報及びテキス
トデータを含まず、優先話者の特定テキストデータを含む情報を、第3補助情報とする。
言い換えれば、補助情報生成部60は、停止時間が第1閾値より長く第2閾値以下である
場合は、停止時間におけるテキストデータを補助情報(第2補助情報)とし、停止時間が
第2閾値より長い場合は、停止時間における優先話者の特定テキストデータを、補助情報
(第3補助情報)とする。
補助情報生成部60は、このように停止時間の長さに応じて補助情報を生成する。言い
換えれば、補助情報生成部60は、停止時間における映像情報と音声情報のテキストデー
タとのうち、少なくとも一部を含むように、停止時間の長さに応じて、情報量、言い換え
ればデータ量が異なる補助情報を生成しているといえる。さらに言えば、補助情報生成部
60は、停止時間が長いほど、補助情報の情報量を少なくしているともいえる。ただし、
補助情報は、上述のように第1補助情報から第3補助情報のいずれかとして生成されるこ
とに限られない。例えば、第1補助情報から第3補助情報以外の方法で補助情報が作成さ
れてもよい。また例えば、補助情報生成部60は、第1補助情報から第3補助情報のうち
、いずれか2つを作成するものであってもよい。すなわち、補助情報生成部60は、第1
補助情報と第2補助情報とのいずれかを生成してよいし、第2補助情報と第3補助情報と
のいずれかを生成してよいし、第1補助情報と第3補助情報のいずれかを生成してよい。
なお、補助情報生成部60は、配信情報の出力が複数回停止されることにより、停止時
間が複数設定される場合には、停止時間毎に補助情報を生成する。すなわち、補助情報生
成部60は、図4に示すレコードRが複数設定されている場合には、レコードR毎に、補
助情報を生成する。
補助情報出力部66は、補助情報生成部60が生成した補助情報を、通信部31を介し
て表示装置18に出力する。本実施形態では、補助情報出力部66は、補助情報生成部6
0が第1補助情報を生成した場合、第1補助情報を出力し、補助情報生成部60が第2補
助情報を生成した場合、第2補助情報を出力し、補助情報生成部60が第3補助情報を生
成した場合、第3補助情報を出力する。
図5は、配信情報と補助情報の出力タイミングを示す図である。補助情報出力部66は
、再開信号を取得した後に、すなわち停止時間が経過した後に、補助情報を出力する。さ
らに言えば、補助情報出力部66は、停止時間が経過した後に、配信情報出力部64によ
る配信情報の出力中に、配信情報と同じ出力先である表示装置18に、補助情報を出力す
る。図5は、時刻TS1において、停止信号が取得され、時刻TS2において、再開信号
が取得された例を示している。この場合、配信情報出力部64は、時刻TS1までは、時
刻TS1までの配信情報を、リアルタイムで表示装置18に出力する。そして、配信情報
出力部64は、時刻TS1から時刻TS2までの停止時間においては、配信情報の出力を
停止している。そして、配信情報出力部64は、時刻TS2からは、時刻TS2からの配
信情報を、リアルタイムで表示装置18に出力する。すなわち、配信情報出力部64は、
時刻TS1から時刻TS2までの停止時間の配信情報を、表示装置18に出力しない。
一方、補助情報出力部66は、時刻TS2の経過後に、時刻TS1から時刻TS2まで
の停止時間における補助情報を、表示装置18に出力する。すなわち、時刻TS2以降で
は、配信情報出力部64が時刻TS2からの配信情報をリアルタイムで出力しつつ、補助
情報出力部66が、時刻TS1から時刻TS2までの過去の情報である補助情報を、時刻
TS2からの配信情報の出力と同時に、表示装置18に出力する。
図5の例では、補助情報出力部66は、時刻TS2から、すなわち再開信号を取得した
時刻から、補助情報を出力する。すなわち、補助情報出力部66は、再開信号の取得をト
リガとして、補助情報を出力する。ただし、補助情報出力部66は、再開信号の取得をト
リガとして補助情報を出力することに限られない。例えば、再開信号を取得してから所定
時間経過したことをトリガとしてもよいし、ユーザの要求、すなわちユーザH2による表
示装置18への入力などをトリガとしてもよい。ただし、補助情報出力部66は、停止時
間中に補助情報を配信することはない。
次に、場所AR2の表示装置18について説明する。図6は、本実施形態に係る表示装
置の模式的なブロック図である。表示装置18は、ネットワークNを介して、場所AR1
の情報処理装置14に接続されており、情報処理装置14から、場所AR1の配信情報及
び補助情報を取得する。表示装置18は、取得した場所AR1の配信情報及び補助情報を
、場所AR2で出力する。図6に示すように、表示装置18は、入力部70と、出力部7
2と、記憶部74と、制御部76とを有する。入力部70は、ユーザH2の操作(入力)
を受け付ける。出力部72は、場所AR1の配信情報及び補助情報を出力する。すなわち
、出力部72は、映像情報及び補助情報を表示するディスプレイである表示部72Aと、
音声情報を音声として出力するスピーカ72Bとを有する。記憶部74は、制御部76の
演算内容、プログラムの情報、及び、取得した配信情報及び補助情報などを記憶するメモ
リである。記憶部74は、例えば、RAMと、ROMと、HDDなどの外部記憶装置との
うち、少なくとも1つ含む。
制御部76は、表示装置18の全体を制御する演算装置、すなわちCPUである。制御
部76は、配信情報取得部76Aと、補助情報取得部76Bと、出力制御部76Cとを有
する。配信情報取得部76Aと、補助情報取得部76Bと、出力制御部76Cとは、制御
部76が記憶部74に記憶されたソフトウェア(プログラム)を読み出すことで実現され
て、後述する処理を実行する。
配信情報取得部76Aは、場所AR1の配信情報を、情報処理装置14から取得する。
配信情報取得部76Aは、場所AR1の配信情報を、随時、すなわちリアルタイムで取得
する。補助情報取得部76Bは、場所AR1の補助情報を、情報処理装置14から取得す
る。
出力制御部76Cは、配信情報取得部76Aが取得した配信情報を、リアルタイムで出
力部72に出力させる。すなわち、出力制御部76Cは、配信情報に含まれる場所AR1
の映像情報を、リアルタイムで表示部72Aに表示させ、配信情報に含まれる場所AR1
の音声情報を、リアルタイムでスピーカ72Bに音声として出力させる。配信情報取得部
76Aは、停止時間中には配信情報を取得しない。従って、出力制御部76Cは、停止時
間の間には、出力部72に配信情報の出力を停止させる。
また、出力制御部76Cは、補助情報取得部76Bが取得した補助情報を、停止時間の
経過後に、出力部72に出力させる。すなわち、出力制御部76Cは、補助情報に含まれ
る映像情報、テキストデータ、又は特定テキストデータを、表示部72Aに表示させる。
また、補助情報に音声情報が含まれる場合、出力制御部76Cは、配信情報に含まれる音
声情報を、リアルタイムでスピーカ72Bに音声として出力させる。
出力制御部76Cは、補助情報取得部76Bから補助情報を取得したタイミングで、補
助情報を出力させる。すなわち、出力制御部76Cは、図5に示す配信情報及び補助情報
の出力と同様のタイミングで、配信情報と補助情報とを出力させる。例えば、出力制御部
76Cは、時刻TS1までは、時刻TS1までの配信情報を、リアルタイムで出力部72
に出力させ、時刻TS1から時刻TS2までの間は、配信情報の出力を停止させる。そし
て、出力制御部76Cは、時刻TS2からは、時刻TS2からの配信情報を、リアルタイ
ムで出力部72に出力させる。すなわち、出力制御部76Cは、時刻TS1から時刻TS
2までの停止時間の配信情報を出力させない。このように、出力制御部76Cは、配信情
報をライブ配信するといえる。ただし、情報の送受信のタイムラグなどにより、若干出力
が遅れてもよい。
また、出力制御部76Cは、時刻TS2の経過後に、時刻TS1から時刻TS2までの
停止時間における補助情報を、出力部72に出力させる。すなわち、出力制御部76Cは
、時刻TS2以降では、時刻TS2からの配信情報をリアルタイムで出力しつつ、時刻T
S1から時刻TS2までの過去の情報である補助情報を、時刻TS2からの配信情報の出
力と同時に出力する。
ただし、出力制御部76Cは、補助情報取得部76Bから補助情報を取得したタイミン
グで、補助情報を出力させなくてよく、任意のタイミングで補助情報を出力させてよい。
例えば、出力制御部76Cは、補助情報を取得してから所定時間経過後に補助情報を出力
させてよいし、ユーザH2の入力部70への入力を検出したことをトリガとして、補助情
報を出力させてよい。
(補助情報の出力フロー)
情報処理システム1は、以上のような構成となっている。次に、情報処理装置14によ
る補助情報の出力フローを、フローチャートに基づき説明する。情報処理装置14は、停
止時間の合計値である総停止時間に基づき、補助情報を生成するため、最初に総停止時間
の設定方法について説明する。
図7は、総停止時間を設定するフローを説明するフローチャートである。図7に示すよ
うに、補助情報生成部60は、総停止時間を初期化し(ステップS10)、停止時間デー
タベース42に、状態が未確認のレコードRがあるか確認する(ステップS12)。レコ
ードRの状態とは、そのレコードRに紐づいた停止時間における音声情報及び映像情報が
、補助情報として表示装置18に送信されているかを示す情報である。停止時間取得部5
2は、補助情報を送信していないレコードRの状態を送信済みに設定し、補助情報を送信
中のレコードRの状態を送信中に設定し、補助情報を送信済みのレコードRの状態を送信
済みに設定する。図4の例では、レコードR1が、補助情報として送信済みであり、レコ
ードR2が、補助情報として送信中(送信の最中)であり、レコードR3、R4が、補助
情報として未送信となっている。
補助情報生成部60は、ステップS12において、状態が未確認のレコードRがあるか
、すなわち、状態が未送信であるか送信中であるか送信済みであるかを確認していないレ
コードRがあるかを、確認する。状態が未確認のレコードRがない場合(ステップS12
;No)、補助情報生成部60は、全てのレコードRの状態が確認済みであり総停止時間
のアップデートが不要であると判断して、本処理を終了する。一方、状態が未確認のレコ
ードRがある場合(ステップS12;Yes)、補助情報生成部60は、状態が未確認の
レコードRのうちで最も古い(最も過去)レコードRの状態が、送信中又は未送信である
かを確認する(ステップS14)。すなわち、補助情報生成部60は、状態が未確認のレ
コードRが、補助情報として表示装置18に送信が完了していないものであるかを確認す
る。補助情報生成部60は、このステップS14で状態を確認したレコードRを、状態が
未確認であるものから状態が確認済みのものに変更する。状態が未確認だった最も古いレ
コードRの状態が送信中又は未送信でない場合(ステップS14;No)、すなわち送信済
みである場合、補助情報生成部60は、ステップS12に戻り処理を繰り返す。
状態が未確認だった最も古いレコードRの状態が、送信中又は未送信である場合(ステ
ップS14;Yes)、補助情報生成部60は、そのレコードRの停止時間を算出する(
ステップS16)。補助情報生成部60は、そのレコードRに紐づいた再開信号取得時刻
と停止信号取得時刻との差分を、そのレコードRの停止時間として算出する。停止時間を
算出したら、補助情報生成部60は、算出した停止時間を合計して、総停止時間を算出す
る(ステップS18)。すなわち、補助情報生成部60は、状態が未送信または送信中の
レコードRの停止時間の合計値を、総停止時間として算出する。総停止時間を算出したら
、補助情報生成部60は、状態が未確認のレコードRが残っていないか確認し(ステップ
S20)、残っていない場合(ステップS20;Yes)、本処理を終了して総停止時間
の算出を終了する。状態が未確認のレコードが残っている場合(ステップS20;No)
、ステップS14に戻って処理を繰り返し、総停止時間の算出を続ける。
このように、補助情報生成部60は、状態が未送信または送信中のレコードRの停止時
間の合計値を、総停止時間として算出する。すなわち、補助情報生成部60は、停止時間
における音声情報及び映像情報が補助情報として出力済みである場合、その停止時間を総
停止時間に含めず、音声情報及び映像情報が補助情報として出力済みでない停止時間の合
計値を、総停止時間とする。なお、本実施形態に係る補助情報生成部60は、図7に示す
手順で総停止時間を算出したが、総停止時間の算出手順はこれに限られない。
図8は、補助情報の出力フローを説明するフローチャートである。図8に示すように、
情報処理装置14は、補助情報生成部60により、優先話者データベース44から、優先
話者を設定し(ステップS30)、図7のように算出した総停止時間を取得する(ステッ
プS32)。そして、情報処理装置14は、補助情報生成部60により、総停止時間が第
1時間範囲より短いかを確認し(ステップS34)、第1時間範囲よりも短い場合(ステ
ップS34;Yes)、未送信のテキストデータ及び映像情報を、補助情報(第1補助情
報)として生成する(ステップS36)。未送信のテキストデータ及び映像情報とは、補
助情報として表示装置18に出力済みでない停止時間のテキストデータ及び映像情報を指
し、言い換えれば、状態が未送信のレコードRに紐づいた停止時間のテキストデータ及び
映像情報である。
総停止時間が第1時間範囲より短くない場合、ここでは総停止時間が第1時間範囲より
も長い場合(ステップS34;No)、情報処理装置14は、補助情報生成部60により
、総停止時間が第2時間範囲より短いかを確認し(ステップS38)、第2時間範囲より
短い場合(ステップS38;Yes)、未送信のテキストデータを、補助情報(第2補助
情報)として生成する(ステップS40)。すなわち、補助情報生成部60は、総停止時
間が第2時間範囲より短い場合、補助情報として出力済みでない停止時間のテキストデー
タ(状態が未送信のレコードRに紐づいた停止時間のテキストデータ)を、第2補助情報
として生成する。
総停止時間が第2時間範囲より短くない場合、ここでは総停止時間が第2時間範囲より
も長い場合(ステップS38;No)、補助情報生成部60は、総停止時間が第3時間範
囲内であると判断して、未送信の優先話者の特定テキストデータを、補助情報(第3補助
情報)として生成する(ステップS42)。すなわち、補助情報生成部60は、総停止時
間が第3時間範囲内である場合、テキストデータベース48に記憶されているユーザH1
毎の特定テキストデータに、優先話者の特定テキストデータがあるかを確認する。補助情
報生成部60は、優先話者の特定テキストデータがある場合、その優先話者の特定テキス
トデータのうち、補助情報として出力済みでない停止時間の特定テキストデータ(状態が
未送信のレコードRに紐づいた停止時間の特定テキストデータ)を、第3補助情報として
生成する。なお、優先順位を付けて優先話者を複数設定している場合、補助情報生成部6
0は、最も優先順位の高い優先話者の特定テキストデータがあるか確認して、最も優先順
位の高い優先話者の特定テキストデータがある場合は、その優先話者の未送信の特定テキ
ストデータを、第3補助情報とする。最も優先順位の高い優先話者の特定テキストデータ
が無い場合、補助情報生成部60は、次に優先順位の高い優先話者の特定テキストデータ
があるかを確認し、同様の処理を続けて、優先話者の特定テキストデータを抽出する。ま
た、補助情報生成部60は、優先話者を複数設定している場合、複数の優先話者の特定テ
キストデータを、第3補助情報としてもよい。
情報処理装置14は、ステップS36、S40、S42のいずれかで生成した補助情報
を、補助情報出力部66によって、表示装置18に出力させて(ステップS44)、本処
理を終了する。
なお、補助情報出力部66は、未送信のレコードRが複数ある場合、言い換えれば未送
信の補助情報が複数ある場合、未送信の補助情報のうち、最も古い(過去の)補助情報か
ら順に出力する。すなわち、補助情報出力部66は、時系列に沿って補助情報を出力する
。ただし、補助情報の出力の順番は、これに限られず、設定した所定の順所であればよい
。例えば、補助情報出力部66は、最も新しい(直近の)補助情報から、時系列を遡る順
番で出力してもよい。また、補助情報出力部66は、停止時間が長い補助情報から順に出
力してもよい。すなわち、補助情報出力部66は、停止時間が長い補助情報ほど、先に出
力してもよい。また、補助情報出力部66は、配信情報に基づき、出力する補助情報を選
択し、選択した補助情報を優先して出力してもよい。例えば、補助情報出力部66は、現
在出力されている配信情報において発言しているユーザH1を検出して、そのユーザH1
が発言している補助情報を選択して、優先して出力する。また、補助情報出力部66は、
ユーザH2の要求、すなわちユーザH2による表示装置18への入力に基づき、出力する
補助情報を設定してもよい。すなわち、補助情報出力部66は、ユーザH2がどの時間帯
の補助情報を求めているかの情報を、表示装置18から取得して、その情報における時間
帯の補助情報を、表示装置18に出力する。また、補助情報出力部66は、重要な情報を
含む補助情報を選択して、選択した補助情報を優先して出力してもよい。この場合、例え
ば、補助情報出力部66が、停止時間における音声情報及び映像情報に基づき、重要な情
報を含む補助情報を選択する。重要な情報を含む補助情報とは、例えば、優先話者が発言
している際の補助情報や、ユーザH1がホワイトボードに書き込みを行っている際の補助
情報など、任意に設定可能である。
また、本実施形態では、特定のユーザH1のテキストデータ(特定テキストデータ)を
第3補助情報として提供するために、優先話者設定部54が、集合するユーザH1の情報
を予め取得することで優先話者を設定していた。ただし、情報処理装置14は、第3補助
情報を提供する際に、優先話者の設定を行わなくてもよい。この場合、分類情報生成部5
6は、場所AR1の音声情報を、異なるユーザH1毎に分類して分類情報を生成するが、
その分類情報がどのユーザH1のものであるかを同定しなくてよい。例えば、音声波形の
特徴はユーザH1毎に異なるため、分類情報生成部56は、音声情報の音声波形を解析す
ることで、音声情報を、異なるユーザH1毎に分類することが可能である。そして、テキ
ストデータ生成部58は、このように分類された分類情報毎に、特定テキストデータを生
成する。補助情報出力部66は、それぞれの分類情報に基づき生成された特定テキストデ
ータのうちから、任意の特定テキストデータを読み出して、補助情報として出力する。ユ
ーザH2は、例えば、出力された特定テキストデータを表示装置18から確認して、別の
ユーザH1の特定テキストデータが見たいと判断すれば、表示装置18の入力部70など
を介して、特定テキストデータを切り替えることを要求する。補助情報出力部66は、こ
の要求を受けると、別の特定テキストデータを出力する。これにより、補助情報出力部6
6は、優先話者を予め設定しない場合にも、ユーザH2が必要とする特定のユーザH1の
テキストデータを、補助情報として送信することができる。
(配信情報及び補助情報の表示)
次に、表示装置18による配信情報と補助情報との表示例を説明する。図9から図12
は、表示装置による配信情報と補助情報との表示例を示す図である。図9は、映像情報と
テキストデータとを含む第1補助情報を表示している場合の例である。表示装置18は、
表示部72Aに、配信情報に含まれる映像情報と第1補助情報とを同時に表示しつつ、図
示しないスピーカ72Bに、配信情報に含まれる音声情報を出力させる。図9の例では、
表示装置18は、ウィンドウW1に配信情報を表示し、ウィンドウW1より狭いウィンド
ウW2Aに、第1補助情報を表示している。ウィンドウW2Aには、映像情報P1と、テ
キストデータP2とが表示されている。テキストデータP2は、映像情報P1と連動して
いるため、映像情報P1が表示されている時刻のものが表示され、時間経過に応じて切り
替わる。また、第1補助情報として、映像情報と音声情報とが含まれる場合、表示装置1
8は、配信情報に含まれる音声情報と、第1補助情報に含まれる音声情報とを、例えばユ
ーザH2の入力によって切り替え可能にスピーカ72Bに出力させてよい。
図10は、テキストデータを含む第2補助情報を表示している場合の例である。表示装
置18は、第2補助情報を表示する場合でも、配信情報については、第1補助情報を表示
する場合と同様に出力している。図10の例では、表示装置18は、ウィンドウW2Bに
、テキストデータP3を表示する。図9のテキストデータP2は、映像情報P1と連動し
たものであり、時間経過に応じて内容が切り替わっていた。それに対し、図10のテキス
トデータP3は、映像情報P1と連動しない。従って、テキストデータP3は、時間経過
に応じて内容が切り替わらず、停止時間全体のテキストデータを含むものであってよい。
図11は、優先話者の特定テキストデータを含む第3補助情報を表示している場合の例
である。表示装置18は、第3補助情報を表示する場合でも、配信情報については、第1
補助情報を表示する場合と同様に出力している。図11の例では、表示装置18は、ウィ
ンドウW2Cに、特定テキストデータP4を表示する。特定テキストデータP4は、図1
0の例では「Aさんのコメント」と記載があるように、どのユーザH1の発言であるかを
示す情報を表示させてもよい。また、特定テキストデータP4も、時間経過に応じて内容
が切り替わらず、停止時間全体の特定テキストデータを含むものであってよい。
図12は、ユーザH2が表示する補助情報を切り替え可能である場合の例である。この
場合、図12に示すように、表示装置18は、ウィンドウW3に、補助情報のリストを表
示する。補助情報のリストは、補助情報毎に割り当てられた番号や記号など、補助情報毎
を識別可能な情報と、その補助情報がどの時間の情報であるかを示す情報と、が含まれる
。ユーザH2は、入力部70に入力することで、補助情報のリストから、必要な補助情報
を選択する。表示装置18は、ユーザH2に選択された補助情報を、ウィンドウW2Aに
表示する。なお、図12では、補助情報として第1補助情報が表示された例を説明してい
るが、第1補助情報に限られず、第2補助情報や第3補助情報が表示されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置14は、情報取得部50と、配信
情報出力部64と、補助情報生成部60と、補助情報出力部66とを有する。情報取得部
50は、所定の場所AR1の映像情報と音声情報とを取得する。配信情報出力部64は、
映像情報及び音声情報を配信情報としてリアルタイムで出力しつつ、配信情報の出力を停
止する旨の停止信号が取得されてから、配信情報の出力を再開する旨の再開信号が取得さ
れるまでの停止時間の間には、配信情報の出力を停止する。補助情報生成部60は、停止
時間における映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき、停止時間の長さに応じて
情報量が異なる補助情報を生成する。補助情報出力部66は、再開信号を取得した後に、
補助情報を出力する。
情報処理装置14は、場所AR1にいるユーザH1の映像や音声を、配信情報としてリ
アルタイムで出力している。従って、場所AR2にいるユーザH2は、場所AR2で配信
情報を視聴することで、ユーザH1同士の会議内容など、ユーザH1が提供する情報を、
リアルタイムで確認することができる。しかし、例えば場所AR2に部外者が接近するな
ど、配信情報を場所AR2で表示しない方が適切な場合がある。この場合、情報処理装置
14は、停止信号を取得することで、配信情報の配信を停止する。これにより、配信情報
を場所AR2で表示しない方が適切な場合に、好適に配信情報の配信を停止できる。ただ
し、配信情報の配信が停止されている時間帯にも、場所AR1にいるユーザH1同士の会
議が進行するなど、ユーザH1の情報が蓄積されるケースが考えられる。このようなケー
スが生じると、例え配信情報の配信が再開されたとしても、ユーザH2は、配信が停止さ
れていた時間帯の情報を得ることが出来ず、ユーザH1の会議進行についていけず、会議
の内容を適切に理解できなくなるおそれがある。
それに対し、本実施形態に係る情報処理装置14は、配信が停止していた停止時間にお
ける映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき生成した補助情報を、配信が再開し
てから送信する。従って、ユーザH2は、この補助情報を確認することで、配信が停止さ
れていた時間帯の情報を好適に得ることが可能となり、会議の内容をキャッチアップして
、会議の内容を、すなわちユーザH1の情報を、適切に確認することができる。また、情
報処理装置14は、配信が停止されていた停止時間の長さに応じて、補助情報の内容を変
化させる。これにより、情報処理装置14は、停止時間の長さに応じて、補助情報の情報
量を調整することが可能となるため、ユーザH2に、配信情報と補助情報との両方を好適
に確認可能とすることができる。
また、補助情報出力部66は、配信情報出力部64による配信情報の出力中に、配信情
報と同じ出力先に、補助情報を出力する。情報処理装置14は、配信情報と同時に補助情
報を出力するため、ユーザH2は、配信情報と補助情報とを同時に確認することが可能と
なり、配信情報で現在の会議などの進行を確認しつつ、補助情報で配信が停止していた時
間の内容を確認することができる。従って、この情報処理装置14によると、ユーザH2
は、ユーザH1の情報を好適に確認することができる。
また、補助情報生成部60は、停止時間が長いほど、補助情報の情報量を少なくする。
停止時間が長い場合、表示装置18に補助情報を表示する時間も長くなり、結果として補
助情報の情報量が増える。この場合、ユーザH2は、補助情報の確認が長引き、配信情報
をフォローできなくなるおそれがある。それに対し、情報処理装置14は、停止時間が長
いほど、補助情報の情報量を少なくする。従って、ユーザH2は、配信情報と補助情報と
の両方を、好適に確認することができる。
また、補助情報生成部60は、停止時間が第1時間範囲より短い場合、停止時間におけ
る映像情報を含む情報を補助情報(第1補助情報)として生成する。そして、補助情報生
成部60は、停止時間が第1時間範囲より長く、かつ第2時間範囲より短い場合、停止時
間における音声情報のテキストデータを取得して、映像情報を含まずテキストデータを含
む情報を、補助情報(第2補助情報)として生成する。この情報処理装置14は、停止時
間が短い場合には、情報量の多い映像情報を提供し、停止時間がある程度長い場合には、
情報量が比較的少ないテキストデータを提供する。従って、ユーザH2は、停止時間の長
さに応じて、配信情報と補助情報との両方を、好適に確認することができる。
また、補助情報生成部60は、停止時間が第2時間範囲より長い場合、停止時間におい
て音声を発しているユーザH1のうち特定のユーザH1の音声情報のテキストデータであ
る特定テキストデータを取得する。補助情報生成部60は、映像情報を含まず特定テキス
トデータを含む情報を、補助情報(第3補助情報)として生成する。この情報処理装置1
4は、停止時間がさらに長い場合には、情報量がさらに少ない特定テキストデータを提供
する。従って、ユーザH2は、停止時間の長さに応じて、配信情報と補助情報との両方を
、好適に確認することができる。
また、補助情報生成部60は、配信情報の出力が複数回停止されることにより停止時間
が複数設定される場合に、停止時間毎に、すなわちレコードR毎に、補助情報を生成する
。補助情報出力部66は、複数の補助情報を、設定した所定の順序で出力する。この情報
処理装置14は、配信情報の出力が複数回停止されても、このように補助情報を生成する
ため、停止時間の長さに応じて、配信情報と補助情報との両方を、好適に確認させること
ができる。
また、情報処理システム1は、情報処理装置14と、配信情報及び補助情報を表示する
表示装置18とを有する。この情報処理システム1は、情報処理装置14と表示装置18
とを有するため、配信情報と補助情報との両方を、好適に確認させることができる。なお
、本実施形態においては、情報処理装置14は、場所AR1の配信情報及び補助情報を、
場所AR2の表示装置18に提供していた。ただし、情報処理装置14は、場所AR2の
配信情報及び補助情報を場所AR1の表示装置12に提供することも行ってよい。
また、情報処理システム1は、表示装置18への接近者を検出する検出部19Aを更に
有する。情報処理装置14は、検出部19Aが接近者を検出した場合に停止信号を取得し
、接近者の検出が解除された場合に再開信号を取得する。この情報処理システム1による
と、接近者がいると情報提供が停止されるため、部外者への情報漏えいが抑制される。
また、本実施形態に係る表示装置18は、離れた場所AR1の映像情報及び音声情報を
配信情報としてリアルタイムで表示しつつ、所定の停止時間の間には、配信情報の表示を
停止する配信情報表示部(表示部72A)を有する。また、表示装置18は、停止時間に
おける映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づく情報であって、停止時間の長さに
応じて内容が異なる情報である補助情報を、停止時間の経過後に配信情報と同時に表示す
る補助情報表示部(表示部72A)を有する。この表示装置18は、配信情報及び補助情
報を表示するため、ユーザH2が、ユーザH1の情報を、適切に確認することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により実施形態が限定さ
れるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質
的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適
宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で
構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 情報処理システム
10、16 情報取得装置
12、18 表示装置
14 情報処理装置
19 検出装置
50 情報取得部
52 停止時間取得部
54 優先話者設定部
56 分類情報生成部
58 テキストデータ生成部
60 補助情報生成部
64 配信情報出力部
66 補助情報出力部
72A 表示部(配信情報表示部、補助情報表示部)
AR1、AR2 場所
H1、H2 ユーザ

Claims (3)

  1. 接近者がいると検出した際に生成する第1の信号が取得されてから、接近者がいないと検出した際に生成する第2の信号が取得されるまでの時間における映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき、前記時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成部と、
    前記補助情報を出力する補助情報出力部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 接近者がいると検出した際に生成する第1の信号が取得されてから、接近者がいないと検出した際に生成する第2の信号が取得されるまでの時間における映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき、前記時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
    前記補助情報を出力する補助情報出力ステップと、
    を有する、情報処理方法。
  3. 接近者がいると検出した際に生成する第1の信号が取得されてから、接近者がいないと検出した際に生成する第2の信号が取得されるまでの時間における映像情報及び音声情報の少なくとも一方に基づき、前記時間の長さに応じて情報量が異なる補助情報を生成する補助情報生成ステップと、
    前記補助情報を出力する補助情報出力ステップと、
    をコンピュータに実行させる、プログラム。
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