JP7417786B1 - カーテントとそれを装着したキャンピングカー - Google Patents

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Abstract

【課題】ハッチバック車のテールゲートを利用して車内空間の拡張を図るカーテントとそれを装着したキャンピングカーを提供する。【解決手段】カーテント10は、レール部本体の上面に切欠き部を形成する挟持部を有して略L字形に形成される一対のカーテンレールと、上端に取付固定手段を備え中間に伸縮手段を備え下端に設置固定手段を設けた二本の支柱パイプと、前方に掛止連結手段を備え後方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設けた前方床板パネル受けフレームと、前方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設け両端部に支柱パイプ貫通穴を設け後面に抑え留め手段を列設した後方床板パネル受けフレームと、前後面の下方に延出する落とし込み凸部を設け上面に取っ手穴を設け組み立て時の側面周縁部に抑え留め手段を列設した複数の床板パネルと、上端にカーテンランナーを備え下端に抑え留め手段を設けた遮蔽カーテンと、腰巻カーテンとから成る。【選択図】図2

Description

本発明は、ハッチバック車の車内空間を拡張するカーテントと、それを装着したキャンピングカーに関する。
従来より一般的に市販されているキャンピングカーの特徴としては、時間や宿泊場所が制限されないことによって旅行の自由度ならびに満喫度が格段と高まると共に、トレーラー内の座席の形状や配置を自由にレイアウトすることができる機能を装備し、さらに、車体の大きさや内装仕様においてもユーザー嗜好を多様に反映させることができるドライブ宿泊旅行の交通手段の一つとしてその需要が増している。
現在、そのような多様なユーザー嗜好を反映して多種多様のキャンピングカーが開発されている。
例えば、テールゲートを利用する小型車両用のキャンパーキットであって、基台ボックス体と、該基台ボックス体内に摺動可能に具設される一段以上のスライドレール体と、基台ボックス体に内部収容または外部付装される一以上の床板と、足部と、から成り、床板の底面には各床面に応じた床面高さ位置決め機構を有し、該床面高さ位置決め機構により、スライドレール上に装着された一以上の床板の上面と基台ボックス体の上面とが平坦となる手段、及び、テールゲート及びスライドレール体を利用して、小型車両の車内空間を拡張するキャンピングカーテントを備える「小型車両用のキャンパーキット」(特許文献-1)が提案されている。
しかしながら、係る「小型車両用のキャンパーキット」の提案は、基台ボックス体と、該基台ボックス体内に摺動可能に具設される一段以上のスライドレール体を車両内に備えるには複雑な構造と改造費を必要とすると共に、テールゲートやキャンピングカーテントの固定手段が講じられていないことによって、悪天候時における強風などによって煽られて不安定な状態となる可能性があると共にキャンピングカーテントの全面的な開放手段が備えられていないといった問題があるものだった。
また、車内・車外間でスライド移動可能に支持した支持フレームを車外にて脚部とバンパの上面とで水平に支持する。この支持フレーム上に、一面に折り畳み状態のテント布地を展開可能に格納した基板を表裏を反転可能として支持する。テント布地を展開する際には、テント布地の上部を車両後部の跳ね上げ式のテールゲートによって係止される「車載テント」(特許文献-2)が提案されている。
しかしながら、係る「車載テント」の提案は、キャンプ時においてテント設営の簡略化が図れるものではなく、所謂車両よりも一回り大きいテントの中に駐車することによって本案件の目的が達成することができるもの(図4参照)であって、特別に本案件の構成手段によって達成される提案ではなかった。
一方、従来における大型のキャンピングカーならびにキャンピングトレーラーの多くは、就寝ベッド、ソファ、キャンピング用品、キッチン、トイレ・シャワー、娯楽用品等を備えて車内を立ち歩きできる大型の豪華高額仕様になり勝ちになるもので、その結果、購入価格が高い、大型で運転が難しい、大きな駐車スペースが必要とするなど日本特有の住宅事情とあいまって広く普及していない要因となっていた。
また、大型のキャンピングカーならびにキャンピングトレーラーの製作手段は、主に手作業で一台一台仕上げるハンドメイド生産に頼っていることから、車両価格が高い、納期がかかる、修理部品の調達が容易にできない、修理期間がかかる、修理単価が高いなどの問題点があるものであった。
本出願人は、上記の問題点を鑑みてなされたもので、従来のこれまでに普及している大型且つ豪華装備の高価格帯のキャンピングカーと比べて、低価格であると共にコンパクトで運転性に優れたキャンピングカーの提供ができないものかという構想の下、ハッチバック車の車内空間を拡張するカーテントと、それを装着したキャンピングカーを開発し、本発明における「カーテントとそれを装着したキャンピングカー」の提案に至るものである。
実用新案登録第3166278号公報 特開平10-278663号公報
ハッチバック車の車内空間を拡張するカーテントと、それを装着したキャンピングカーの提供を図ることを課題とする。
本発明におけるカーテントは、ハッチバック車のテールゲートを利用して車内空間の拡張を図るカーテントであって、前記カーテントは、レール部本体の上面に切欠き部を形成する挟持部を有して略L字形に形成される一対のカーテンレールと、上端に取付固定手段を備え、中間に伸縮手段を備え、下端に設置固定手段を設けた二本の支柱パイプと、前方に掛止連結手段を備え、後方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設けた前方床板パネル受けフレームと、前方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設け、両端部に支柱パイプ貫通穴を設け、後面に抑え留め手段を列設した後方床板パネル受けフレームと、前後面の下方に延出する落とし込み凸部を設け、上面に取っ手穴を設け、組み立て時の側面周縁部に抑え留め手段を列設した複数の床板パネルと、上端にカーテンランナーを備え、下端に抑え留め手段を設けた遮蔽カーテンと、上端に抑え留め手段を設けた腰巻カーテンと、から成り、前記カーテンレールの挟持部をハッチバック車のテールゲートのエッジ部の周縁に嵌め込んで組付け、前記支柱パイプの取付固定手段を前記カーテンレールの切欠き部を通過させてハッチバック車のテールゲートのエッジ部に嵌め込んで組付け、前記前方床板パネル受けフレームの掛止連結手段をハッチバック車のテールゲート開口段部のグロメット穴に引っ掛けて組付け、前記支柱パイプを後方床板パネル受けフレームの支柱パイプ貫通穴に挿入させた後、上端に設けられている取付固定手段を前記カーテンレールの挟持部の切欠き部を通過させてハッチバック車のテールゲートのエッジ部に挟持・固定して組付け、前記床板パネルの前後面に下方に延出する落とし込み凸部を前方床板パネル受けフレームと後方床板パネル受けフレームの落とし込み凹部に落とし込んで組付け、前記遮蔽カーテンのカーテンランナーを前記カーテンレールに取付け、さらに下端に設けられる抑え留め手段を前記床板パネルの周縁に設けられている抑え留め手段に係合させて組付け、前記腰巻カーテンの上端に設けられている抑え留め手段を前記床板パネルの周縁に設けられている抑え留め手段に係合させて組付け、前記遮蔽カーテンの両側端とハッチバック車のテールゲート開口段部とを隙間抑え具で密着固定して成る手段を採る。
また、本発明におけるカーテントは、前記カーテンレールが二重カーテンレールから成り、前記遮蔽カーテンの内側に上端にカーテンランナーを備えると共に下端に抑え留め手段を設けたメッシュカーテンを取り付けた手段を採る。
また、本発明におけるキャンピングカーは、請求項1または請求項2記載のカーテントをハッチバック車のテールゲートに装着して成る手段を採る。
本発明におけるカーテントによれば、ハッチバック車のテールゲートを天井部のルーフとして利用することで車内空間の拡張が容易に図れる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるカーテントによれば、極めて少量の構成部品で構成されることから、軽量かつ短時間で組み立て作業ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるカーテントによれば、カーテントを車両内に小スペースで格納することができることから、トレーラー仕様のような駐車スペースを必要としない、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるカーテントによれば、使用者の目的に合わせ遮蔽カーテンを閉じることによって就寝用テントとして利用することができると共に、遮蔽カーテンを解放することによってウッドデッキ仕様としても使用できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるカーテントによれば、カーテント自体をキャンピングカー用品として単独で販売することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるカーテントによれば、カーテントを構成するカーテンレール、支柱パイプ、前方床板パネル受けフレーム、床板パネル受け段部、後方床板パネル受けフレーム、床板パネルが嵌め込み手段、引っ掛け手段、挟持手段、挿入手段によって車両本体の一部に強固に連結固定されていることから、強風などの外的要因によって倒壊したりぐらついたりしたりしないテント構造となっている、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるキャンピングカーよれば、使用中の自家用車、ユースドカー、新車を問わずハッチバック車のテールゲート開口段部のグロメット穴を利用するだけで、従来にない極めて低価格帯のキャンピングカーの提供できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるキャンピングカーによれば、日常時においては通勤や買い物などの普通乗用車としてやセカンドカーとして利用できると共に、行楽先においても普段乗り馴れている乗用自動車として利用することができるもので、疲労運転がなくなり行楽先での観光や買い物などの行動範囲が広くとれる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるキャンピングカーによれば、低価格であると共に各車メーカーの多様なカーデザインが施されたキャンピングカーのラインアップが図られることによって、キャンピングユーザーの購買意欲を増すことができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるキャンピングカーによれば、キャンピングカーの大きさがワンボックスタイプから軽バンタイプの比較的コンパクトな小型車両で形成されていることによって、駐車スペースを広くとらないことや、車体長さが従来の乗用自動車と同様であることから女性や運転経験の浅いドライバーでも容易にドライブ運転が楽しめる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるキャンピングカーによれば、従来のキャンピングカーは大家族を対象として室内が豪華且つ大型に仕上げられているのが主流であったが、本発明におけるキャンピングカーは、どちらかといえば少人数(夫婦や恋人同士や趣味仲間)ならびに趣味を追求するソロキャンプ者(車中泊独身者)等をターゲットとしたコンパクト且つオートキャンプに必要な最低限の装備を備えていることから、従来のキャンピングカーのファミリー的な需要層とは異なった新たな需要層の掘り起こしができる、といった優れた効果を奏する。
本発明のカーテントの実施形態を示す分解斜視図である。 (実施例1) 本発明のカーテントの組み立て状態を示す全体斜視図である。 本発明のカーテントの使用状態を示す説明図である。 本発明のカーテントの別の実施形態を示す説明図である。 (実施例2) 本発明のキャンピングカーの実施形態を示す説明図である。 (実施例3)
本発明のカーテント10は、ハッチバック車HのテールゲートBを利用して車内空間Rの拡張を図ると共に、それを装着したキャンピングカーCが極めて安価に製作できる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明のカーテント10とそれを装着したキャンピングカーCは、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
また、本発明のカーテント10における取付固定手段17、設置固定手段18、伸縮手段19、掛止連結手段21、抑え留め手段33は、当業者が容易に成し得る設計事項を採用するもので、特にその形状や構造を限定するものではない。
図1は、本発明のカーテントの実施形態を示す分解斜視図である。
本発明におけるカーテント10は、レール部本体11aの上面に切欠き部13を形成する挟持部12を有して略L字形に形成される一対のカーテンレール11と、上端に取付固定手段17を備え、中間に伸縮手段19を備え、下端に設置固定手段18を設けた二本の支柱パイプ16と、前方に掛止連結手段21を備え、後方に床板パネル受け段部22と落とし込み凹部23を設けた前方床板パネル受けフレーム20と、前方に床板パネル受け段部25と落とし込み凹部26を設け、両端部に支柱パイプ貫通穴27を設け、後面に抑え留め手段33を列設した後方床板パネル受けフレーム24と、前後面の下方に延出する落とし込み凸部29を設け、上面に取っ手穴30を設け、組み立て時の側面周縁部に抑え留め手段33を列設した複数の床板パネル28と、上端にカーテンランナー32を備え、下端に抑え留め手段33を設けた遮蔽カーテン31と、上端に抑え留め手段33を設けた腰巻カーテン34と、から成るものである。
カーテンレール11は、レール部本体11aの上面に切欠き部13を形成する挟持部12を有して略L字形に成形される一対のカーテンレールで形成される。
挟持部12は、レール部本体11aの上面に設けられ、形成される材質の付勢力によってハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eの周縁を挟持する形状に形成される。
切欠き部13は、レール部本体11aの上面に設けられる挟持部12の一部を切り欠いて形成されるもので、その切り欠いた個所に支柱パイプ16の取付固定手段17を通過させることで支柱パイプ16の取付固定手段17がハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eを挟持できるようにしたものである。
支柱パイプ16は、上端にはハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eを挟持する取付固定手段17を備え、中間には格納用の伸縮手段19を備え、下端には手動による高さ調整機能を有する設置固定手段18を備えた所定の長さと太さを有する金属製または樹脂製の二本のパイプで形成される。
取付固定手段17は、例えば、コの字状の挟持部12をグリップネジで締め付け固定する構造を有して形成されるもので、ハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eの周縁を挟持した状態で締め付け固定するものである。
設置固定手段18は、例えば、手動による高さ調整機能を有した円盤状のプレートで形成され、該円盤状のプレートの周縁には貫通穴が周設され、その貫通穴にペグ18aを打ち込むことにより軟弱な地盤や強風時のカーテント10の自立を確実なものとする。
伸縮手段19は、例えば、支柱パイプ16の略中間に設けられ、車種によって長さが異なる仕様に対応する機能と、使用時ならびに格納時においてその必要とする長さに適切に伸縮させる機能を備えるものである。また、設営セット時はピンや止めネジ等によって固定されるものである。
前方床板パネル受けフレーム20は、前方には掛止連結手段21を備え、後方には床板パネル受け段部22と落とし込み凹部23を設けてハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dの形状に合わせて成形され、さらにリブ構造によって剛性を高めた金属または樹脂製の所要の長さと幅と厚みをもって形成される。
掛止連結手段21は、例えば、ハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dの床面F位置高さに設けられる複数のグロメット穴Gにカギ状のフックを引っ掛けて掛止・連結される。
底板パネル受け段部22は、前方床板パネル受けフレーム20の後方に段差状に設けられるもので、その段差に底板パネル28が載置される。
落とし込み凹部23は、前方床板パネル受けフレーム20の後方の底板パネル受け段部22の角部に複数に分けて設けられるもので、床板パネル28の前面の下方に延出する落とし込み凸部29が落とし込まれ、後方床板パネル受けフレーム24と底板パネル28が連結・固定される。
後方床板パネル受けフレーム24は、前方に床板パネル受け段部25と落とし込み凹部26を設け、両端部に支柱パイプ貫通穴27を設け、後面に抑え留め手段33を列設し、リブ構造によって剛性を高めた金属または樹脂製の所要の長さと幅と厚みをもって形成される。
尚、両端部に設けられている支柱パイプ貫通穴27の側面には高さ位置を調整する位置決め押さえロックが備えられる。(図示省略)
底板パネル受け段部25は、後方床板パネル受けフレーム24の前方に段差状に設けられるもので、その段差に底板パネル28が載置される。
落とし込み凹部26は、後方床板パネル受けフレーム24の前方の底板パネル受け段部25の角部に複数に分けて設けられるもので、床板パネル28の前面の下方に延出する落とし込み凸部29が落とし込まれ、前方床板パネル受けフレーム20と底板パネル28が連結・固定される。
支柱パイプ貫通穴27は、後方床板パネル受けフレーム24の両端コーナー部付近に設けられるもので、支柱パイプ16を挿入して略ハッチバック車Hの床面F高さ位置で固定することでカーテント10の骨組みが強固に連結・固定される。
床板パネル28は、前方床板パネル受けフレーム20と後方床板パネル受けフレーム24を架設する補強リブを構成した踏板状の矩形のパネルプレートで形成され、両端には前後面の下方に延出する落とし込み凸部29を設け、上面に取っ手穴30を設け、組み立て時の側面周縁部に抑え留め手段33を列設した複数の補強パネルによって形成される。
また、炊飯時において遮蔽カーテン31との隙間のないキッチンテーブルとして利用できるように外側に位置する床板パネル28には隙間を防止するために外側に突出する形状に形成される。
落とし込み凸部29は、床板パネル受けフレームに設けられる落とし込み凹部23、26の形状に合わせて形成され、前方床板パネル受けフレーム20と、後方床板パネル受けフレーム24と床板パネル28が嵌め合うことにより構造的補強剛性が高まるものである。
取っ手穴30は床板パネル28の上面に設けられるもので、床板パネル28をセットする場合や、セット後の床下収納物を出し入れする取り出し用の穴である。
遮蔽カーテン31は、ハッチバック車HのテールゲートBの周縁を取り巻く長さと、ハッチバック車HのテールゲートBを開いて水平にした状態の高さを有する矩形の防水シートで形成され、上端にカーテンランナー32を備え、下端部は床板受けフレーム21の側面に設けられる抑え留め手段33が備えられる。
抑え留め手段33は、例えば、床板パネル28と後方床板パネル受けフレーム24の外側に設けられ、遮蔽カーテン31と腰巻カーテン34を係止する凹凸状の鋲によって形成される。
腰巻カーテン34は、ハッチバック車HのテールゲートBの周縁を取り巻く長さと、ハッチバック車Hの床面F高さの長さを有する矩形の防水シートで形成され、上端部は床板パネル28と後方床板パネル受けフレーム24の外側の抑え留め手段33によって留められるものである。
腰巻カーテン34が設けられる理由は、床板パネル28の下にキャンプ道具などを床下に収納した場合、外部からの美観を確保すると共に盗難防止対策として備えられるものであって、腰巻カーテン34を不要とすることもできる。
隙間抑え具35は、例えば、遮蔽カーテン31の両端とハッチバック車HのテールゲートBのパッキング部を挟持固定するために設けられるものであり、当業者が容易に成し得る設計事項を採用するもので、特にその形状や構造を限定するものではない。
グロメット穴Gは、ハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dの床面F位置高さに左右に設けられ、前方床板パネル受けフレーム20の掛止連結手段21に連結される。
形状は特に限定されないが、前方床板パネル受けフレーム20の掛止連結手段21におけるカギ状のフックを引っ掛けやすいように円形の穴に上下に延出する縦溝を設けることが望ましい。
図2は、本発明のカーテントの組み立て状態を示す全体斜視図である。
図2(a)は本発明のカーテント10における遮蔽カーテン31を閉じた状態を示す説明図である。
図2(b)は本発明のカーテント10における遮蔽カーテン31を解放した状態を示す説明図である。
<組み立て・設置手順>
(1)カーテンレール11の挟持部12をハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eの周縁に嵌め込んで組付ける。
(2)支柱パイプ16の取付固定手段17をカーテンレール11の切欠き部13を通過させてハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eに嵌め込んで組付ける。
(3)前方床板パネル受けフレーム20の掛止連結手段21をハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dのグロメット穴Gに引っ掛けて組付ける。
(4)支柱パイプ16を後方床板パネル受けフレーム24の支柱パイプ貫通穴27に挿入させた後、上端に設けられている取付固定手段17をカーテンレール11の挟持部12の切欠き部13を通過させてハッチバック車HのテールゲートBのエッジ部Eに挟持・固定して組付ける。
(5)床板パネル28の前後面に下方に延出する落とし込み凸部29を前方床板パネル受けフレーム20と後方床板パネル受けフレーム24の落とし込み凹部23、26に落とし込んで組付ける。
(6)遮蔽カーテン31のカーテンランナー32をカーテンレール11に取付け、さらに下端に設けられる抑え留め手段33を床板パネル28の周縁に設けられている抑え留め手段33に係合させて組付ける。
(7)腰巻カーテン34の上端に設けられている抑え留め手段33を床板パネル28の周縁に設けられている抑え留め手段33に係合させて組付ける。
(8)遮蔽カーテン31の両側端とハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dとを隙間抑え具35で密着固定して組付ける。
(9)完成。
図3は、本発明のカーテントの使用状態を示す説明図である。
図3(a)は、本発明のカーテント10の就寝時における使用状態を示す説明図である。
本発明のカーテント10をハッチバック車HのテールゲートBに装着することで車内空間Rの拡張が図られる。
図3(b)は、本発明のカーテント10の休憩時における使用状態を示す説明図である。
本発明のカーテント10をハッチバック車HのテールゲートBに装着して遮蔽カーテン31を解放することで休息時のテラスデッキとして使用することができるもので、使用目的に合わせ車内空間Rと野外空間Yの使い分けができる。
図3(c)は、本発明のカーテント10の炊飯時における使用状態を示す説明図である。
複数ある中の中央の床板パネル28を取り外し、片側の床板パネル28の上に炊飯器具を載せ、反対側の床板パネル28をキッチンテーブルとすることで、立ちながら炊飯作業ができるキッチンスペースとしたり、椅子に腰掛けながら食事、読書、車内作業等を行うユーティリティスペースとすることができる。さらに、遮蔽カーテン31を解放したり閉めたりすることで使用目的に合わせ室内作業と野外作業の使い分けができる。
図3(d)は、本発明のカーテント10の移動時ならびに格納時における使用状態を示す説明図である。
収納バック36内に遮蔽カーテン31と腰巻カーテン34を折り畳んで重ね、その上に複数の床板パネル28を重ね、さらにその上に前方床板パネル受けフレーム20と後方床板パネル受けフレーム24を重ね置きし、さらにその上に支柱パイプ16を短縮した状態で重ね置きし、またさらにその上にカーテンレール11を重ね置きして収納しハッチバック車Hのラゲッジスペース内にコンパクトに格納することができる。
図4は、本発明のカーテントの別の実施形態を示す説明図である。
本発明のカーテント10は、カーテンレール11が二重カーテンレール14から成り、既存の吊持されている遮蔽カーテン31の内側に新たにメッシュカーテン15を取り付けた手段を採るものである。
二重カーテンレール14は、雨風除け用の遮蔽カーテン31と虫除け用のメッシュカーテン15を吊持することができる二列仕様のカーテンレールである。
遮蔽カーテン31を使用した場合は、プライバシーの確保ならびに防犯対策や悪天候時の風雨除け対策用に使用される。
メッシュカーテン15は、上端にカーテンランナー32を備えると共に下端に抑え留め手段を設けたもので、野外キャンプ時における虫除け対策用のカーテンとして使用される。
以上における本発明のカーテント10を使用することによって、設営時の天候状況に合わせて様様な使用形態に対応することができるため、多様な目的に合った快適なキャンプ生活を送ることができる。
図5は、本発明のキャンピングカーの実施形態を示す説明図である。
本発明のキャンピングカーCは、請求項1または請求項2記載のカーテント10をハッチバック車HのテールゲートBに装着して成るものである。
キャンピングカーCにおける掛止連結手段21は、ハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dに設けられている既存のグロメット穴Gを利用することができる。
既に使用中のハッチバック車Hならびにメーカーから販売される新車のハッチバック車Hのテールゲート開口段部Dの床面F位置に相当する箇所にあるグロメット穴Gを利用することによって容易に組み立て作業ができ、さらに持ち運びが容易であり、かつ極めて安価なキャンピングカーCの提供が可能になる。
図5(a)は本発明のカーテント10をワンボックスカーに装着した実施例を示す説明図である。
本発明のカーテント10は使用されるハッチバック車Hの車体の大きさに合わせて製作することで販売される新車のオプション製品として全車種を対象として幅広く販売することができる。
図5(b)は本発明のカーテント10を軽ワゴン車に装着した実施例を示す説明図である。
本発明のカーテント10は使用されるハッチバック車Hの車体の大きさに合わせて製作することで販売される新車のオプション製品として全車種を対象として幅広く販売することができる。
本発明のカーテントは、ハッチバック車のテールゲートを利用することによって車内空間の拡張が図れると共に、またそれを装着するキャンピングカーは既存の車両を利用することでキャンピングカー仕様とすることができることから、本発明の「カーテントとそれを装着したキャンピングカー」は、産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 カーテント
11 カーテンレール
11aレール部本体
12 挟持部
13 切欠き部
14 二重カーテンレール
15 メッシュカーテン
16 支柱パイプ
17 取付固定手段
18 設置固定手段
18aペグ
19 伸縮手段
20 前方床板パネル受けフレーム
21 掛止連結手段
22 床板パネル受け段部
23 落とし込み凹部
24 後方床板パネル受けフレーム
25 床板パネル受け段部
26 落とし込み凹部
27 支柱パイプ貫通穴
28 床板パネル
29 落とし込み凸部
30 取っ手穴
31 遮蔽カーテン
32 カーテンランナー
33 抑え留め手段
34 腰巻カーテン
35 隙間抑え具
36 収納バック
C キャンピングカー
H ハッチバック車
B テールゲート
D テールゲート開口段部
G グロメット穴
E エッジ部
R 車内空間
Y 野外空間
F 床面

Claims (3)

  1. ハッチバック車のテールゲートを利用して車内空間の拡張を図るカーテントであって、
    前記カーテントは、レール部本体の上面に切欠き部を形成する挟持部を有して略L字形に形成される一対のカーテンレールと、
    上端に取付固定手段を備え、中間に伸縮手段を備え、下端に設置固定手段を設けた二本の支柱パイプと、
    前方に掛止連結手段を備え、後方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設けた前方床板パネル受けフレームと、
    前方に床板パネル受け段部と落とし込み凹部を設け、両端部に支柱パイプ貫通穴を設け、後面に抑え留め手段を列設した後方床板パネル受けフレームと、
    前後面の下方に延出する落とし込み凸部を設け、上面に取っ手穴を設け、組み立て時の側面周縁部に抑え留め手段を列設した複数の床板パネルと、
    上端にカーテンランナーを備え、下端に抑え留め手段を設けた遮蔽カーテンと、
    上端に抑え留め手段を設けた腰巻カーテンと、から成り、
    前記カーテンレールの挟持部をハッチバック車のテールゲートのエッジ部の周縁に嵌め込んで組付け、
    前記支柱パイプの取付固定手段を前記カーテンレールの切欠き部を通過させてハッチバック車のテールゲートのエッジ部に嵌め込んで組付け、
    前記前方床板パネル受けフレームの掛止連結手段をハッチバック車のテールゲート開口段部のグロメット穴に引っ掛けて組付け、
    前記支柱パイプを後方床板パネル受けフレームの支柱パイプ貫通穴に挿入させた後、上端に設けられている取付固定手段を前記カーテンレールの挟持部の切欠き部を通過させてハッチバック車のテールゲートのエッジ部に挟持・固定して組付け、
    前記床板パネルの前後面に下方に延出する落とし込み凸部を前方床板パネル受けフレームと後方床板パネル受けフレームの落とし込み凹部に落とし込んで組付け、
    前記遮蔽カーテンのカーテンランナーを前記カーテンレールに取付け、さらに下端に設けられる抑え留め手段を前記床板パネルの周縁に設けられている抑え留め手段に係合させて組付け、
    前記腰巻カーテンの上端に設けられている抑え留め手段を前記床板パネルの周縁に設けられている抑え留め手段に係合させて組付け、
    前記遮蔽カーテンの両側端とハッチバック車のテールゲート開口段部とを隙間抑え具で密着固定して成ることを特徴とするカーテント。
  2. 前記カーテンレールが二重カーテンレールから成り、前記遮蔽カーテンの内側に上端にカーテンランナーを備えると共に下端に抑え留め手段を設けたメッシュカーテンを取り付けたことを特徴とする請求項1記載のカーテント。
  3. 請求項1または請求項2記載のカーテントをハッチバック車のテールゲートに装着して成ることを特徴とするキャンピングカー。
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