JP7416398B2 - 検索ワード支援方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、検索候補として、検索頻度の高いワードのみを表示する構成と比較して、ユーザが次に取るべき医療手段を選別し易くすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記医療選別ワードは、重症化するまでの時間が短ければ高くなる緊急度に応じて選定されることを特徴とする請求項1記載のプログラムである。
請求項3に記載の発明は、前記医療選別ワードの前記緊急度に応じた選定は、救急車を用いて直ちに受診が必要な緊急状態、受診が必要な準緊急状態、翌日の受診でも構わない低緊急状態、および家庭での経過観察での受診を勧める非緊急状態、の少なくとも何れか一つを含む緊急度から選定がなされることを特徴とする請求項2記載のプログラムである。
請求項4に記載の発明は、前記医療選別ワードは、病院の選定および薬の選定の少なくとも何れか一つにユーザを誘導するために用いられることを特徴とする請求項1記載のプログラムである。
請求項5に記載の発明は、前記医療選別ワードは、医療に関するサービス、医療に関する商品、および医療に関するECサイトの少なくとも何れか一つへユーザを誘導するために用いられることを特徴とする請求項1記載のプログラムである。
請求項6に記載の発明は、前記医療選別ワードの選定は、Web検索にて検索頻度が高いものとして出力される検索候補に比べて検索頻度の低いものであっても、前記ユーザが次に取るべき医療手段を誘導するためであれば、当該医療選別ワードとして優先的に選定することを特徴とする請求項1記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記医療選別ワードは、症状または何れかの症状と組み合わせるキーワードであることを特徴とする請求項1記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、検索サイトでWeb検索を行うユーザから検索ワードの入力を受け付け、受け付けた前記検索ワードが、予め定められた医療選別の対象となるワードであるか否かを判定し、前記検索ワードが予め定められた医療選別の対象となるワードであると判定された場合に、次に取るべき手段へユーザを誘導するための医療選別プロトコルに従って前記検索サイトの検索候補として医療選別ワードを選定し、選定された前記医療選別ワードを前記ユーザの端末に出力することを特徴とする検索ワード支援方法である。
請求項9に記載の発明は、前記検索サイトより提供される前記ユーザの位置に関する位置情報を取得し、前記医療選別ワードの選定は、前記ユーザが次に取るべき医療手段を誘導するためのものであるとともに、取得した前記位置情報を用いて当該医療選別ワードを選定することを特徴とする請求項8記載の検索ワード支援方法である。
図1は、本実施の形態に係るシステムの全体構成例を示した図である。図示するように、本実施の形態に係るシステムでは、検索サーバ100とユーザ端末200とがネットワーク300を介して接続される。
また、医療選別ワードとは、検索ワードに関連して医療選別に用いられる言葉をいう。例えば、直ちに病院で受診するという医療手段を選別するためのワードや、翌日の受診でも構わないという医療手段を選別するためのワードである。
また、本実施の形態において、検索サーバ100は、検索支援ワード支援装置の一例として用いられる。
図2は、本実施の形態に係る検索サーバ100のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、検索サーバ100は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)101と、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを記憶する記憶領域であるROM(Read Only Memory)102と、プログラムの実行領域であるRAM(Random Access Memory)103とを備える。また、検索サーバ100は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種プログラム、各種プログラムに対する入力データ、各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)104を備える。そして、ROM102やHDD104等に記憶されたプログラムが、RAM103に読み込まれてCPU101に実行されることにより、検索サーバ100の機能が実現される。
さらに、検索サーバ100は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)105と、ディスプレイ等の表示機構106と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力デバイス107とを備える。
また、ユーザ端末200のハードウェア構成の一例として、図2に示すハードウェア構成と同様のものが例示される。
図3は、本実施の形態に係る検索サーバ100の機能構成例を示したブロック図である。検索サーバ100は、検索ワード取得部111と、通常検索候補選定部112と、通常検索候補データベース(以下、「通常検索候補DB」と称する)113と、医療選別プロトコル部114と、医療選別ワードデータベース(以下、「医療選別ワードDB」と称する)115と、検索候補出力部116と、検索実行指示受付部117と、検索実行部118と、検索結果出力部119とを備える。
また、例えば、検索履歴をユーザ毎(又は、ユーザ端末200毎)に記憶してもよい。そして、検索サイトに検索ワードが入力された場合(即ち、検索ワード取得部111が検索ワードを取得した場合)、通常検索候補選定部112は、通常検索候補DB113に記憶された検索履歴を参照して、検索者であるユーザが過去に検索したことのあるワードを検索候補として選定してもよい。
本実施の形態において、検索ワードと医療選別ワードとの対応付けは、医療選別ワードを示した医療選別ワード情報の一例として用いられる。
なお、これらの機能部を実現するためのプログラムを、複数のプログラムに分けて実現してももちろんよい。例えば、図3に示す機能部のうち、医療選別プロトコル部114を実現するプログラムとその他の機能部を実現するプログラムとを別に用意してもよい。
また、通常検索候補DB113、医療選別ワードDB115は、例えば、ROM102、RAM103、HDD104等により実現される。
図4は、検索サーバ100が検索候補を出力する処理手順の一例を示したフローチャートである。
以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する。
次に、通常検索候補選定部112は、通常検索候補DB113を参照して、取得された検索ワードに関連する検索候補を選定する(S102)。
次に、医療選別ワードDB115について、具体例を挙げて説明する。図5~図7は、医療選別ワードDB115の一例を示す図である。
このように、図5に示す例では、検索ワード「発熱」と、「発熱」に関連する医療選別ワードとが対応付けられており、医療選別ワードの各々に緊急度が定められている。なお、緊急度の種類は4つに限られない。
このように、医療選別ワードとして、症状が現れた時点からの経過時間を用いてもよい。
なお、特定の症状や病気が推定されるキーワードは、グルコサミンのように成分又は商品を表すものに限られない。成分又は商品以外のキーワードであっても、特定の症状や病気を推定可能なものであれば、検索ワードとして登録してもよい。
このように、医療選別ワードに複数の階層を定めてもよい。また、階層は2つに限られず、3つ以上の階層を定めてもよい。
このように、検索ワードに複数の階層を定めてもよい。また、階層は2つに限られず、3つ以上の階層を定めてもよい。
図7(C)に示す例は、特に緊急性の高いものに絞って医療選別ワードを登録した場合を示している。具体的には、検索ワード「発熱」と医療選別ワード「強い頭痛があって吐いている」とが対応付けられている。「強い頭痛があって吐いている」は、「緊急状態」に相当する医療選別ワードである。
次に、検索候補を出力する処理について、具体例を挙げて説明する。
まず、ユーザ端末200は、ユーザの操作を基にWebブラウザを起動させて、検索サーバが提供する検索サイトにアクセスする。その結果、図8(A)に示すように、ユーザ端末200に、検索サイトの画像11が表示される。
この例では、ユーザは、検索ワードとして、入力欄12に「発熱」を入力する。そして、検索ワード取得部111は、ユーザ端末200から、検索ワード「発熱」を取得する。次に、通常検索候補選定部112は、通常検索候補DB113を参照して、検索ワード「発熱」に関連する検索候補を選定する。ここで、従来の手法の場合、通常検索候補選定部112が選定した検索候補のみがユーザ端末200に表示される。
図8(B)は、従来の手法で表示される検索候補の一例を示す図である。例えば、「発熱」と一緒に検索される頻度の高いワードとして、「頭痛」、「下痢」、「原因」、「英語」、「発疹」、「風呂」、「嘔吐」、「腰痛」が表示されている。
また、医療選別ワードではない検索候補と医療選別ワードである検索候補とを異なる色で示したり、文字の太さや文字の大きさを異ならせたりしてもよい。
さらに、医療選別ワードである検索候補に何らかの情報を付ける代わりに、医療選別ワードでない検索候補に何らかの情報を付けることにより、医療選別ワードではない検索候補と医療選別ワードである検索候補とを区別し易くしてもよい。
図9(A)は、検索結果の一例を示す図である。ここでは、検索結果として、「危ない頭痛」、「くも膜下出血、脳内出血」、「危険な頭痛に注意」などのWebサイトのタイトルが表示されている。また、各Webサイトのタイトルの下には、WebサイトのURL、Webサイト内の文章の一部が表示されている。付言すると、「発熱」に加えて、「強い頭痛があって吐いている」を検索ワードにして検索することにより、例えば、救急車などを用いて直ちに受診が必要な状態であることを報知するWebサイト等が検索され易くなる。
まず、図6(A)のように医療選別ワードDB115に記憶されている場合について説明する。例えば、ユーザが、検索ワードとして、入力欄12に「胸痛」を入力する。図6(A)に示す医療選別ワードDB115の場合、医療選別プロトコル部114は、検索ワード「胸痛」が、医療選別の対象となるワードであると判断する。そして、医療選別プロトコルを発動させる。この例では、図6(A)に示すように、医療選別ワードとして、「3日以上前から」、「1~2日前から」、「今日から」の3つが選定される。
また、この例では、ユーザが検索候補として「背中や脇腹に痛みがある」を選択した場合に、さらに「胸痛」、「頭痛」という2つの医療選別ワードを選定したが、例えば、ユーザが、入力欄12で、「発熱」の次に「背中や脇腹に痛みがある」の文字列を直接入力した場合に、「胸痛」、「頭痛」という2つの医療選別ワードを選定することとしてもよい。
さらに、医療選別ワードを表示する場合、緊急度に応じて表示態様を変えてもよい。例えば、緊急度の最も高い「緊急状態」の医療選別ワードの文字を、他の緊急度の医療選別ワードの文字よりも大きくしたり太くしたりして表示してもよい。また、医療選別ワードとともに緊急度の情報を表示してもよい。
また、上述した例では、医療選別プロトコルを発動した場合、緊急度に応じた医療選別ワードを選定した。しかし、本実施の形態に係る医療選別ワードは、医療選別に用いられる言葉であればよく、緊急度に応じたものに限られない。例えば、医療選別ワードとして、重症度に応じたものを定めてもよい。そして、このような医療選別ワードの状態に応じて、例えば、医療選別ワードの文字を大きくしたり太くしたりして、医療選別ワードの表示態様を変えてもよい。
次に、医療選別ワードの他の例について説明する。
なお、医療選別ワードDB115には、このような医療選別ワードと、検索ワード「グルコサミン」とが対応付けられている。
このように、ユーザの入力した検索ワードから、ユーザに疑われる症状を推定し、推定される症状を治す病院を検索できるように、医療選別ワードを選定してもよい。
なお、医療選別ワードDB115には、このような医療選別ワードと、検索ワード「グルコサミン」とが対応付けられている。
このように、ユーザの入力した検索ワードから、ユーザに疑われる症状を推定し、推定される症状を治す薬を検索できるように、医療選別ワードを選定してもよい。
例えば、医療選別ワードは、医療に関するサービス、医療に関する商品、医療に関するECサイト等にユーザを誘導するために用いられるものであってもよい。例えば、検索サーバ100は、ユーザが「グルコサミン」と入力した場合、医療選別プロトコルを発動させる。ここで、検索サーバ100は、「親指周辺が痛いのを治す薬剤の提供サービス」、「親指周辺が痛いのを治すための医療機器」、「親指周辺が痛いのを治す薬の販売サイト」等を医療選別ワードとして選定する。そして、これらの医療選別ワードが、検索候補としてユーザ端末200に表示される。
このように、ユーザの入力した検索ワードから、ユーザに疑われる症状を推定し、推定される症状に関するサービスや商品、ECサイト等を検索できるように、医療選別ワードを選定してもよい。
このように、ユーザの入力した検索ワードを基にユーザが次に取るべき医療手段を誘導するために、ユーザの位置情報を用いて医療選別ワードが選定される。
次に、医療選別ワードの他の表示例について説明する。
本実施の形態では、医療選別ワードを、Closed Question(クローズドクエスチョン)の形式で表示してもよい。Closed Questionとは、一般に、回答する方法や回答の範囲が限定されている質問をいう。
この例では、図13(A)に示すように、医療選別ワードDB115において、医療選別の対象となる検索ワードである「鼻水」が登録されている。「鼻水」は、症状を表す検索ワードの一例である。そして、検索ワード「鼻水」と、「鼻水」に関連する5つの医療選別ワードとが対応付けられている。具体的には、「鼻水」に関連する医療選別ワードとして、「飲み込む時の痛み」、「発熱」、「喉(のど)のはれ・むくみ」、「悪寒」、「下痢」の5つが登録されている。これらの5つは、症状を表す医療選別ワードの一例である。なお、医療選別ワードの各々には、緊急度が設定されている。
このように、検索候補である医療選別ワードがClosed Questionの形式で表示され、ユーザの選択により医療選別が進められる。
また、程度の評価(例えば、1~10の10段階)の選択を受け付けるようにしてもよい。具体的には、例えば、「発熱」の場合、ユーザの発熱の程度によって、1~10のうちの何れかの段階がユーザによって選択される。そして、選択された段階に応じて医療選別が進められる。
更に、例えば、図13(D)に示すように、表示された医療選別ワードの症状の中からユーザに選択させることにより、選択された医療選別ワードで検索を行って、医療選別を進めるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供することも可能である。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
Claims (9)
- 検索サイトを有するコンピュータにて用いられるプログラムであって、
Web検索を行うユーザから検索ワードの入力を受け付け、
受け付けた前記検索ワードが、予め定められた医療選別の対象となるワードであるか否かを判定し、
前記検索ワードが予め定められた医療選別の対象となるワードであると判定された場合に、次に取るべき手段へユーザを誘導するための医療選別プロトコルに従って動作し前記検索サイトの検索候補として医療選別ワードを選定する、
プログラム。 - 前記医療選別ワードは、重症化するまでの時間が短ければ高くなる緊急度に応じて選定されることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
- 前記医療選別ワードの前記緊急度に応じた選定は、救急車を用いて直ちに受診が必要な緊急状態、受診が必要な準緊急状態、翌日の受診でも構わない低緊急状態、および家庭での経過観察での受診を勧める非緊急状態、の少なくとも何れか一つを含む緊急度から選定がなされることを特徴とする請求項2記載のプログラム。
- 前記医療選別ワードは、病院の選定および薬の選定の少なくとも何れか一つにユーザを誘導するために用いられることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
- 前記医療選別ワードは、医療に関するサービス、医療に関する商品、および医療に関するECサイトの少なくとも何れか一つへユーザを誘導するために用いられることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
- 前記医療選別ワードの選定は、Web検索にて検索頻度が高いものとして出力される検索候補に比べて検索頻度の低いものであっても、前記ユーザが次に取るべき医療手段を誘導するためであれば、当該医療選別ワードとして優先的に選定することを特徴とする請求項1記載のプログラム。
- 前記医療選別ワードは、症状または何れかの症状と組み合わせるキーワードであることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
- 検索サイトでWeb検索を行うユーザから検索ワードの入力を受け付け、
受け付けた前記検索ワードが、予め定められた医療選別の対象となるワードであるか否かを判定し、
前記検索ワードが予め定められた医療選別の対象となるワードであると判定された場合に、次に取るべき手段へユーザを誘導するための医療選別プロトコルに従って前記検索サイトの検索候補として医療選別ワードを選定し、
選定された前記医療選別ワードを前記ユーザの端末に出力する
ことを特徴とする検索ワード支援方法。 - 前記検索サイトより提供される前記ユーザの位置に関する位置情報を取得し、
前記医療選別ワードの選定は、前記ユーザが次に取るべき医療手段を誘導するためのものであるとともに、取得した前記位置情報を用いて当該医療選別ワードを選定することを特徴とする請求項8記載の検索ワード支援方法。
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