JP7415539B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、前記プロセッサは、前記認証の現場の状況が当該現場側の環境である場合、前記情報の読み取りを妨害する状況の回避が可能な位置に、前記像を形成する位置を変更する、情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、前記認証の現場の状況は、要求されるセキュリティの強度である、情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、要求されるセキュリティの強度が高い場合、前記プロセッサは、前記像を形成する位置を高い頻度で変更する、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、要求されるセキュリティの強度が高い場合、前記プロセッサは、前記像を形成する位置をランダムに変更する、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記像を認証が開始するまで形成しない、請求項4又は5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、前記プロセッサは、前記認証が行われる前記現場に複数人が存在する場合、前記像を前記複数人に応じて形成する、情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、前記認証の現場の状況が認証の対象者の身体に関する特徴である場合、当該認証の対象者の体の向きに合わせて前記像を形成する位置を変更する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、前記認証の現場の状況が当該現場側の環境である場合、前記情報の読み取りを妨害する状況の回避が可能な位置に前記像を形成する位置を変更する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能を実現させるためのプログラムであり、前記認証の現場の状況は、要求されるセキュリティの強度である、プログラムである。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、前記認証が行われる前記現場に複数人が存在する場合、前記像を前記複数人に応じて形成する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置を、情報の読み取りの妨害を回避可能な位置に変更できる。
請求項3記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置を、セキュリティの強度に応じて変更できる。
請求項4記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置が固定されないので、セキュリティの強度を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置が固定されないので、セキュリティの強度を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を読み取る領域の位置を直前まで隠蔽することでセキュリティを向上できる。
請求項7記載の発明によれば、複数人の認証にも対応できる。
請求項8記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置を、認証の対象者に合わせて変更できる。
請求項9記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置を、情報の読み取りの妨害を回避可能な位置に変更できる。
請求項10記載の発明によれば、認証に用いる物体から情報を非接触に読み取る領域の位置を、セキュリティの強度に応じて変更できる。
請求項11記載の発明によれば、複数人の認証にも対応できる。
<実施の形態1>
<システム構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の構成例を示す図である。
図1に示す情報処理システム1は、空中に浮かび上がるように像(以下「空中像」ともいう)を形成する空中像形成装置10と、空中像形成装置10等を制御する制御装置20と、認証の対象者の身体に関する特徴や認証が行われる現場の環境に関する情報の取得に用いられるカメラ30と、指向性を有する通信により認証の対象者が保持する情報端末との間で認証に用いる情報の取得に用いられる通信装置40と、認証の結果の通知等に使用されるスピーカ50と、認証の対象者の体の一部から認証に用いる情報を取得する認証用センサ装置60とを有している。
実施の形態1で使用する情報処理システム1は、いずれの情報の取得にも対応するため、通信装置40と認証用センサ装置60を有している。
この他、認証に用いる情報の取得にカメラ30で撮像される画像のみを用いる場合、通信装置40と認証用センサ装置60の両方が不要である。
本実施の形態の場合、認証する情報は、個人に限らず、入室の権限の有無、特定のサービスを利用する権限の有無等でもよい。
換言すると、空中像は、認証に用いる物体を位置決めするための目印として使用される。認証に用いる物体には、認証の対象者の体の一部の他、情報端末がある。
本実施の形態における空中像の内容は、認証に用いる物体に応じた像が選択される。空中像が形成される位置等は、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る領域の位置の一例である。
なお、認証に顔を用いる場合には、特定の高さや向きに頭部を向けるための空中像が形成される。もっとも、鏡を見る要領で顔の位置を合わせる方が対象者には分かり易い可能性もある。この場合には、後頭部ではなく、顔の画像が目視されるように空中像を形成する。
空中像は、目印であるので、必ずしも認証に用いる物体の像でなくてもよい。
本実施の形態の場合、認証の対象者が自身の体の一部や情報端末を空中像に重ねるように位置決めすると、認証用センサ装置60や通信装置40により認証に用いる情報が取得される。本実施の形態の場合、空中像は、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取るための位置を示している。
因みに、空中に形成される空中像は、立体の表面を規定する像に限らず、立体の表面を規定する像とその内部に対応する像の両方で構成されてもよい。換言すると、例えば空中像は、ボクセルデータといった3次元の表面のみならず、内部の構造にも画像の属性を与えられるデータにより表現されてもよい。本実施の形態における空中像は、静止画像でもよいし、動画像でもよい。
なお、本実施の形態における空中像は、認証の成功や失敗を視覚的に対象者に通知する目的でも形成される。例えば認証に成功した対象者の進行方向には、扉が開いた状態の空中像が形成される。一方、認証に失敗した対象者の進行方向には、扉が閉じた状態の空中像が形成される。
例えば空中像の形成にハーフミラーを用いる方法、ビームスプリッタを用いる方法、微小なミラーアレイを用いる方法、微小なレンズアレイを用いる方法、プラズマ発光、ホログラムを用いる方法等がある。これらの方式によって生成される空中像は、通り抜けることが可能である。
プロセッサ21は、例えばCPUで構成される。記憶装置22は、例えばBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)と、基本プログラムやアプリケーションプログラム等が記憶されたハードディスク装置とで構成される。
カメラ30は、空中像の周辺に位置する人の撮像に用いられる。本実施の形態の場合、カメラ30は、人の身長、年齢層の区分、体の向き、車椅子の利用の有無等の認証の対象者の身体に関する特徴、空中像の形成が可能な空間内における障害物の有無等の現場の環境に関する情報の取得に用いられる。認証の対象者の身体に関する特徴や現場の環境に関する情報は、認証の現場の状況の一例である。なお、認証の現場の状況の特定は、プロセッサ21において実行される。
スピーカ50は、認証の結果を音により対象者に通知する場合に使用される。
例えば静脈のパターンを認証に用いる場合、認証用センサ装置60は、認証に用いる位置に対して近赤外線を照射するLED(=Light Emitting Diode)と、対象とする部位を透過した又は反射した近赤外線光の像を撮像するカメラとで構成される。
図2は、実施の形態1で実行される認証の処理の手順を説明するフローチャートである。図2に示す処理は、プロセッサ21(図1参照)によるプログラムの実行により実現される。
まず、プロセッサ21は、予め定めた空間に人がいるか否かを判定する(ステップ1)。ここでの空間は、認証の対象者とそれ以外の人を区別する目的で設定されている。ステップ1の判定には、カメラ30(図1参照)で撮像された画像や不図示の人感センサからの出力等が用いられる。例えば画像を使用する場合、撮像される範囲内の特定の範囲に人が検知された場合、予め定めた空間に認証の対象者がいると判定される。なお、本実施の形態の場合、プロセッサ21は、画像を処理して被写体が人か否かを判定する。例えば被写体が動物の場合、プロセッサ21は、ステップ1で否定結果を得る。本実施の形態の場合、予め定めた空間への侵入が確認された人は、認証の対象者とみなされる。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、プロセッサ21は、対象者の身体に関する特徴の情報を取得する(ステップ2)。本実施の形態の場合、対象者の身体に関する特徴として、例えば対象者の身長、体の向き、年齢層、車椅子の使用の有無、ギブスの着用の有無等を取得する。言うまでもなく、これらは身体に関する特徴の一例である。
本実施の形態の場合、必要に応じ、これらの情報のうちの1つ又は複数を取得する。これらの情報は、例えばカメラ30で撮像された画像を対象とするプロセッサ21の解析処理を通じて取得される。
また、体の向きは、対象者の体の向きに応じて空中に形成される空中像の向きや傾きを設定する場合に参照される。
本実施の形態の場合、年齢層は、大人か子供かを区分する目的で使用される。身長と同じく、空中像を形成する高さの位置の設定に用いられる。もっとも、年齢層に応じて認証に用いる体の部位を切り換える仕様の場合、取得された年齢層の情報は、形成する空中像の内容の変更に用いられる。
また、ギブスの着用の有無は、ギブスが取り付けられている体の部位を認証に用いることが困難な場合が多いためである。例えば右手にギブスが取り付けられている場合、右手の動きは制限されることが多く、右手を用いた認証の実行は、対象者の負担となる可能性がある。
本実施の形態の場合、特徴の情報は、画像の解析を通じて特定が可能な情報であればよい。なお、解析に使用する画像は静止画像に限らず、動画像でもよい。例えば予め定めた空間に移動する過程を撮像した動画像や予め定めた空間内に入ってからの人の動きを撮像した画像も解析に用いることが可能である。
本実施の形態の場合、認証の対象には、例えば対象者の体の特定の部位を使用する。例えば対象者の顔、手、指、掌の静脈のパターンが認証の対象として使用される。もっとも、前述したように、認証の対象には、情報端末も含まれる。情報端末は、指向性を有する通信により対象者を特定する情報を通信装置40(図1参照)に送信させることで認証を実現する場合に用いられる。情報端末の一例には、例えばスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末がある。
また、空中像の大きさも設定される。空中像の大きさは、対象者の体格に応じて設定される。例えば大人と子供では頭の大きさや手の大きさが異なるためである。
この後、プロセッサ21は、通信装置40(図1参照)や認証用センサ装置60(図1参照)等により、対象者の認証に用いる情報が取得され、認証に成功したか否かを判定する(ステップ5)。
例えば認証に体の一部を用いる場合、認証に用いる部位が空中像に重なるように正しく位置決めされていることを条件として、認証に用いる情報の取得が成功する。また例えば認証に情報端末を用いる場合、情報端末が空中像に重なるように正しく位置決めされることを条件として通信が成功し、認証に用いる情報が情報端末から通信装置40に送信される。
また、プロセッサ21は、認証の成功を対象者に通知する(ステップ7)。本実施の形態の場合、プロセッサ21は、通知に空中像や音を使用する。
本実施の形態では、ステップ7の通知の後、プロセッサ21は、空中像形成装置10に対し、空中像の形成の終了を指示する(ステップ8)。認証が終了すると空中像が空中から消えるため、認証が開始するまで、認証に用いる位置や向きを対象者に秘匿することが可能になる。認証の度に空中像が空中に形成され、認証が終了すると空中から空中像が消去されることで、セキュリティの向上が期待される。
また、プロセッサ21は、認証の失敗を対象者に通知する(ステップ10)。認証が成功した場合と同様に、プロセッサ21は、通知に空中像や音を使用する。
ステップ10の通知の後、プロセッサ21は、空中像形成装置10に対し、空中像の形成の終了を指示する(ステップ8)。
なお、認証の開始から終了に合わせて空中像を形成しないことも可能である。すなわち、認証位置の目印を与える空中像は常に空中に形成することも可能である。この場合には、ステップ4及びステップ8の処理が不要となる。
以下では、認証の対象者の身体の特徴に応じて空中像を形成する位置を制御する場合の具体例を説明する。
図3は、認証の対象者が大人の場合と子供の場合における空中像の形成の違いを説明する図である。
なお、認証の対象者が大人であるか子供であるかは、カメラ30で撮像された画像の解析により推定が可能である。もっとも、空中像を形成する位置を決めるために用いるので、厳密な年齢の特定は不要である。
このため、図3に示した身長の高低と年齢との関係は、空中像の形成に関する処理を説明するための一例に過ぎない。なお、対象者が大人であるか子供であるかは、カメラ30(図1参照)で撮像された画像の解析により推定する。
本実施の形態の場合、身長は、履物を履いた状態における頭頂部の地上面からの高さである。もっとも、厳密な意味での頭頂部である必要はなく、頭部のおおよその高さでよい。この意味で、本実施の形態における身長は、頭部のおおよその高さを含んでいる。
図3では、認証の対象者が大人の場合に形成される空中像の大きさが、認証の対象者が子供の場合に形成される空中像の大きさよりも大きい。これは、身長が高い人の手の方が、身長が低い人よりも手の大きさが大きいためである。
また、図3では、認証の対象者が大人の場合に形成される空中像の高さが、認証の対象者が子供の場合に形成される空中像の高さよりも高い。空中像が形成される高さについては、年齢や性別に関係なく、身長が高い人用の空中像は、身長が低い人用の空中像の高さよりも高い位置が選択される。
空中像形成装置10と認証用センサ装置60の両方が対応可能であれば、対象者の身長に応じて任意の高さに空中像を形成することが望ましい。なお、空中像は、対象者の肩の高さ付近等、対象者が広げた手を前方にかざし易い高さに形成される。もっとも、対象者の肩の高さ付近は一例であり、頭上、腹部の前方、膝上高さ等も可能である。
なお、認証の対象者の身長を数段階に区分し、空中像を形成する高さを区分に応じた高さに設定することも可能である。
技術的には、空中像形成装置10と認証用センサ装置60が任意の高さに対応することが可能である場合でも、様々な制約のため、情報処理システム1として対応可能な高さの数が制限されることがある。例えば対応可能な高さとして4つの区分が設定されている場合、カメラ30で撮像された画像等から推定された対象者の身長が属する区分に応じた高さに空中像が形成される。
図4は、認証の対象者が車椅子に乗っている場合と直立している場合における空中像の形成の違いを説明する図である。
図4では、車椅子に乗っている対象者も直立している対象者も大人である場合を想定している。もっとも、例2の場合、対象者の年齢層は重要ではない。
図4の場合、認証の対象者が大人でも、対象者が車椅子に乗っている場合には、手を表す空中像が形成される高さが、車椅子に乗っている対象者に合わせた高さに形成されている。具体的には、直立している対象者の太ももの高さに形成されている。換言すると、図4に示す例は、車椅子に乗っている対象者の頭部の高さに応じて、空中像を形成する高さを制御する例である。
また、図4の場合には、認証の対象者が車椅子に乗っているが、座面付きの買い物カートに座っている場合や椅子に座っている場合にも、図4に示したように、認証の対象者の頭部の高さや姿勢に応じて空中像を形成する高さを変更してもよい。ここでの姿勢は、認証の対象者の身体に関する特徴に含まれる。姿勢には、車椅子に乗っている状態の姿勢、座面や椅子に座っている状態の姿勢、屈んでいる姿勢、直立した姿勢も含まれる。
図5は、対象者が所持する情報端末70を用いて認証を実行する例を説明する図である。
図5の場合、対象者の認証に用いる情報は、情報端末70から通信装置40(図1参照)に送信される。図5においては、情報端末70がスマートフォンである場合を想定している。スマートフォンの大きさは、対象者の違いによらず、おおよその大きさは同じである。このため、空中像として形成されるスマートフォンの大きさは、対象者が大人の場合と子供の場合で同じである。
認証に用いる赤外線光の受光部は1つでもよいが、図5の場合、少なくとも2つの受光部が空間内の異なる場所に取り付けられている。
例えば認証の対象者が大人の場合、不図示の受光部は、Y軸の延長方向に配置されている。この場合、大人が操作する情報端末70は、赤外線光を出力する光源が、Y軸を示す矢印の方向に向けられる必要がある。このため、大人が対象者である場合の空中像は、X軸とZ軸で規定される面内と平行になるように形成されている。
また、認証の対象者が子供の場合、不図示の受光部は、X軸の延長方向に配置されている。この場合、子供が操作する情報端末70は、赤外線光を出力する光源が、X軸を示す矢印の方向に向けられる必要がある。このため、子供が対象者である場合の空中像は、Y軸とZ軸で規定される面と平行になるように形成されている。
なお、図5における空中像の高さは、例1の場合と同じく、認証の対象者の身長に応じた高さに制御されている。また、例2の場合と同じく、認証の対象者が車椅子に乗っている場合と直立している場合とでは、対象者による情報端末70の位置決めが容易な高さが選択される。
この他、実行回毎ではなく、予め定めた回数を単位として空中像を形成する位置等を変更してもよい。例えば認証の回数が5の倍数に達するたびに、空中像を形成する位置等を変更してもよい。なお、認証に用いる位置の変更を実行する周期はランダムに変更してもよい。例えば認証が3回行われると位置を変更し、次に認証が2回行われると位置を変更し、更に認証が5回行われると位置を変更してもよい。
また、認証の対象者が複数人の場合には人数分の空中像を空中に形成してもよい。例えば認証の対象者が2人の場合には、各人に対応する2つの空中像を同じ空間内に形成する。また例えば認証の対象者が3人の場合には、各人に対応する3つの空中像を同じ空間に形成する。このとき、空中に形成される複数の空中像は、対象者毎の身体の特徴や現場の状況に応じた位置に形成される。
なお、認証に用いる位置の変更は、実行の回数とは関係なく、予め定めた時間を基準に変更してもよい。例えば1時間毎に位置を変更してもよい。また、認証に用いる位置の変更は、実行の回数とは関係なく、予め定めたスケジュールに従って実行してもよい。
図6は、対象者の体の向きに応じて空中像が形成される位置が変更される例を説明する図である。(A)は対象者の視線の方向がY軸の方向の場合であり、(B)は対象者の視線の方向がX軸の方向の場合である。
なお、図6の場合も、対象者の認証に用いる情報は、情報端末70から通信装置40(図1参照)に送信される場合を想定している。また、情報端末70がスマートフォンである場合を想定している。
図6の場合、(A)の対象者の身長と(B)の対象者の身長は同じである。違いは、対象者の体の向きである。この例の場合、情報端末70を表す空中像は、認証の対象者の体の向きに応じて空中に形成される。この場合、対象者は、認証のために体の向きを変える必要がない。また、認証が可能な範囲に入った対象者は、該当する範囲に入ったときの体の向きのまま認証を始めることが可能である。
なお、図6では、認証に情報端末70を用いる例を表しているが、例1や例2のように対象者の体の一部を認証に用いる場合にも、例4に示す空中像の形成の応用が可能である。
図7は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の成功の通知例を説明する図である。(A)は認証が開始される前の時点T1の様子を示し、(B)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(C)は認証が終了した時点T3の様子を示す。
時点T1の場合、認証の対象者は、認証の対象者とそれ以外の人を区別するために予め定めた空間に入っていない。このため、空中像は空中に形成されていない。
認証の対象者であることが判明すると、時点T2に示すように、認証に用いる情報を取得する対象である物品や体の一部の像を表す空中像が対象者の周辺に形成される。図7の場合、認証には右手の静脈パターンを用いるので、右手の像が空中像として空中に形成されている。この時点T2における空中像の形成は、前述した例1~4と同様である。
図7の場合、認証の成功を想定している。このため、「ピン ポン」との音がスピーカ50から出力され、認証の対象者に自身の認証が成功したことが通知されている。なお、音による通知の後、空中からは空中像が消去される。空中像が空中から消去されることで、対象者は、視覚的に認証の終了を認識する。なお、音の内容は、成功であることが対象者に認識可能であれば任意である。
なお、図7の場合には、認証の成功を音で通知した後に空中像を空中から消去しているが、認証に必要な静脈パターンの取得が終了した時点で空中像の形成を終了してもよい。
図8は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の成功の通知の他の例を説明する図である。(A)は認証が開始される前の時点T1の様子を示し、(B)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(C)は認証が終了した時点T3の様子を示す。図8には、図7との対応部分に対応する符号を付して示している。
図8における時点T1と時点T2の内容は、図7における時点T1と時点T2の内容と同じである。
相違点は、時点T3の内容である。図8の場合、認証の成功が音だけでなく、空中像の色の変化により通知される。図8に示す例では、右手を表現する空中像の色が緑色に変化し、認証の成功が対象者に通知されている。この例の場合、対象者は音だけでなく、視覚的にも認証の成功を確認することが可能である。なお、認証の成功に用いる色は一例である。例えば青色でもよい。なお、緑色に変化した空中像は、予め定めた時間が経過すると、空中から消去される。
図9は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の成功の通知の他の例を説明する図である。(A)は認証が開始される前の時点T1の様子を示し、(B)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(C)は認証が終了した時点T3の様子を示す。図9には、図7との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9の場合も、時点T1と時点T2の内容は、図7における時点T1と時点T2の内容と同じである。
相違点は、時点T3の内容である。図9の場合、認証の成功が音だけでなく、認証の成功を示す文字列を含む空中像が空中に形成される。図9に示す例では、認証が成功した時点で、空中像の内容が右手の甲を表す像から「成功」との文字が記載された板状の像に切り換わっている。
この例の場合、対象者は音だけでなく、文字によっても認証の成功を確認することが可能である。なお、文字が記載された空中像は、予め定めた時間が経過すると、空中から消去される。
図10は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の失敗の通知例を説明する図である。(A)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(B)は認証が終了した時点T3の様子を示す。図10には、図7との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10では、時点T1を省略し、時点T2から説明する。図10の時点T2の内容は、図7における時点T2の内容と同じである。
相違点は、図10の場合、認証が失敗に終わっている点である。このため、図10の時点T3では、「ブブー」との音がスピーカ50から出力されている。この音には、成功の場合とは異なる音が選択される。「ブブー」との音を耳にした対象者は、自身の認証が失敗に終わったことを認識する。なお、失敗を認識できれば他の音でもよい。
図10では、音による通知に加え、空中像の色の変化によっても認証の失敗を通知している。図10の例では、右手の甲を表す空中像の色が赤色に変化し、認証の失敗が対象者に通知されている。この例の場合、対象者は、音だけでなく視覚的によっても、認証の失敗を認識する。なお、認証の失敗に用いる色は一例である。例えば黒色でもよい。なお、赤色に変化した空中像は、予め定めた時間が経過すると、空中から消去される。
図11は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の失敗の通知の他の例を説明する図である。(A)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(B)は認証が終了した時点T3の様子を示す。図11には、図10との対応部分に対応する符号を付して示している。
図11の場合も、時点T2の内容は、図10における時点T2の内容と同じである。
相違点は、時点T3の内容である。図11の場合、認証の失敗が音だけでなく、認証の失敗を示す文字列を含む空中像が形成される。図11に示す例では、認証が失敗した時点で、空中像の内容が右手の甲を表す像から「失敗」との文字が記載された板状の像に切り換わる。
この例の場合、対象者は、音だけでなく文字によっても、認証の失敗を認識する。なお、文字が記載された空中像は、予め定めた時間が経過すると、空中から消去される。
図12は、空中像を用いた認証の進捗の様子と認証の失敗の通知の他の例を説明する図である。(A)は空中像の形成が開始された時点T2の様子を示し、(B)は認証が終了した時点T3の様子を示す。図12には、図10との対応部分に対応する符号を付して示している。
相違点は、時点T3の内容である。図12の場合、認証の失敗が音だけでなく、認証の失敗を示す空中像の形成により通知される。図12の場合、対象者が移動する前方方向に閉じた状態の扉を表す空中像が形成される。閉じた扉を目にした対象者は、普段利用している自動改札と同様、認証に失敗したことを視覚的に理解する。
例えば崖や壊れた橋を目にした対象者は、本能的に立ち止まり、認証の失敗を認識する。水たまりや危険な生物等についても同様である。なお、動画像を用いて認証の失敗を通知してもよい。
なお、図12に例示した空中像の表現は、認証が成功した場合の通知にも応用が可能である。例えば認証が成功した場合には、扉が開く様子を動画像で表現する空中像を形成してもよい。扉が開く様子を目にした対象者は、認証の成功を視覚的に理解する。この他、鍵が開いて扉が開く様子や蓋が開く様子を動画像で表現する空中像を空中に形成してもよい。勿論、失敗を通知する場合と同様に、静止画像を用いてもよい。
この他、認証の成功又は失敗の通知には、触覚刺激を用いてもよい。触覚刺激を通知に用いる場合、制御装置20(図1参照)には、超音波触覚インタフェース装置を接続する。超音波触覚インタフェース装置は、超音波振動子を格子状に多数並べた超音波振動子アレイで構成される。超音波触覚インタフェース装置は、対象者の体に焦点を結ぶように超音波を発生させる。超音波振動子アレイが作動すると、超音波が集中している特定の領域に音響放射圧と呼ばれる圧力が生じる。この結果、音響放射圧が生じている位置には、表面に押されるような触覚刺激が生じる。この触覚刺激の強さやパターンを、認証が成功した場合と失敗した場合とで変更すれば、音や空中像を用いなくても、認証の結果を対象者に通知することが可能になる。
続いて、実施の形態2について説明する。実施の形態2が使用するシステム構成は、実施の形態1と同様である。すなわち、情報処理システム1(図1参照)を使用する。
実施の形態1の場合には、カメラ30(図1参照)で撮像された画像から認証の対象者の身体に関する特徴を取得しているが、本実施の形態では、認証が行われる現場の環境に関する情報を取得する。
図13は、実施の形態2で実行される認証の処理の手順を説明するフローチャートである。図13に示す処理は、プロセッサ21(図1参照)によるプログラムの実行により実現される。なお、図13には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、プロセッサ21は、認証が行われる現場の環境に関する情報を取得する(ステップ11)。本実施の形態の場合、認証が行われる現場の環境に関する情報として、例えば空中像の形成や認証に用いる情報の取得を妨げる障害物の有無等を取得する。ここでの障害物には、看板やディスプレイなどの一時的に設置された物体の他、認証の対象者以外の人等も含まれる。
本実施の形態の場合、プロセッサ21は、例えばカメラ30で撮像された画像を対象とする解析処理を通じ、認証を妨げる可能性がある障害物に関する情報を取得する。
なお、障害物に関する情報を取得する方法は、画像の解析処理に限らない。例えば現場に事前に配置されたセンサを用いて障害物を検知してもよい。
本実施の形態では、認証を妨げる障害物の影響を受けない空間に空中像を形成する。もっとも、実施の形態1で説明したように、対象者の身体に関する特徴の情報を組み合わせて、可能な限り、対象者に便利なように空中像を形成する位置等を設定してもよい。
空中像を形成する位置等の設定が完了すると、空中像形成装置10(図1参照)に対し、プロセッサ21は、空中像の形成を指示する(ステップ4)。ステップ4以降の処理の内容は実施の形態1と同様である。
図14では、2台の認証用センサ装置60A及び60Bが現場に存在し、そのうち認証の対象者である人と認証用センサ装置60Bとの間に障害物80が存在する場合を想定している。この例の場合、認証用センサ装置60Bを用いて認証に用いる情報を取得することは物理的に無理である。
このため、図14では、障害物80が影響しない認証用センサ装置60Aを認証に用いる。そこで、図14の場合、右手を表現する空中像が、認証の対象者と認証用センサ装置60Aとの間に形成されている。対象者が自身の右手を空中像に重ねると、静脈パターンが認証用センサ装置60Aで読み取られ、プロセッサ21(図1参照)による認証が実行される。
図15の場合も、2台の認証用センサ装置60A及び60Bが現場に存在する。ただし、図15の場合には、認証の対象者である人と認証用センサ装置60Aとの間に障害物80が存在する。この例の場合、認証用センサ装置60Aを用いて認証に用いる情報を取得することは物理的にも無理である。
このため、図15では、障害物80が影響しない認証用センサ装置60Bを認証に用いる。そこで、図15の場合、右手を表現する空中像が、認証の対象者と認証用センサ装置60Bとの間に形成されている。
続いて、実施の形態3について説明する。実施の形態3が使用するシステム構成も、実施の形態1と同様である。すなわち、情報処理システム1(図1参照)を使用する。
実施の形態3の場合には、認証が行われる現場の状況として、認証時に要求されるセキュリティの強度に関する情報を使用する。
図16は、実施の形態3で実行される認証の処理の手順を説明するフローチャートである。図16に示す処理は、プロセッサ21(図1参照)によるプログラムの実行により実現される。なお、図16には、図2との対応部分に対応する符号を付して示している。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、プロセッサ21は、要求されるセキュリティの強度に関する情報を取得する(ステップ21)。セキュリティの強度は、例えば数段階のうちの1つが設定されている。例えば弱い、中程度、強いの3段階のうちの1つが設定される。本実施の形態の場合、セキュリティの強度は、空中像が形成される位置の変更に影響を与える。例えばセキュリティの強度が高い場合、位置を変更する頻度が高くなる。また、セキュリティの強度が高い場合、認証に用いる位置のランダム性が高くなる。具体的には、予め用意された順番に位置が変更されるのではなく、形成が可能な全ての位置の中から空中像が形成される位置がランダムに選択される。
空中像を形成する位置等の設定が完了すると、空中像形成装置10(図1参照)に対し、プロセッサ21は、空中像の形成を指示する(ステップ4)。ステップ4以降の処理の内容は実施の形態1と同様である。
図17に示す例は、セキュリティの強度が高い場合である。このため、認証を実行する度に空中像が形成される位置が変更されている。
実行回#N+1の場合、右手を表す空中像は、X軸とY軸で規定される面に平行に形成される。この例の場合、右手の掌は地面側を向いている。
実行回#N+1の場合、右手を表す空中像は、Y軸とZ軸で規定される面に平行に形成されている。この例の場合、右手の掌は図の右側を向いている。
各実行回の対象者が同じであるか異なるか、大人か子供か等の違いによらず、空中像が形成される向きが変更されることで、各実行回に応じた向きでの認証が要求される。
なお、本実施の形態においても、前述した実施の形態1や実施の形態2で説明した技術を組み合わせることが可能である。
本実施の形態では、認証が行われる現場の状況として、認証時に要求されるセキュリティの強度に関する情報を使用する場合の他の例について説明する。
実施の形態3の場合には、セキュリティの強度が低い場合にも、認証を実行する度に空中像が空中に形成され、認証が終了すると空中像が空中から消去されている場合について説明した。本実施の形態の場合、セキュリティの強度が予め定めた閾値より低い場合には、空中に空中像が常に形成される。
まず、プロセッサ21は、要求されるセキュリティの強度に関する情報を取得する(ステップ21)。
セキュリティの強度に関する情報が取得されると、プロセッサ21は、取得されたセキュリティの強度は閾値以上か否かを判定する(ステップ23)。
ステップ1で否定結果が得られている間、プロセッサ21は、ステップ1の判定を繰り返す。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、プロセッサ21は、取得されたセキュリティの強度に応じて、認証の対象を表す空中像を形成する位置等を設定する(ステップ22)。ここでの設定には、空中像の大きさも含まれる。なお、ステップ22は、セキュリティの強度が高い場合に実行されるので、空中像を形成する位置等の設定は高い頻度で変更される。これ以降の処理は、実施の形態3と同じである。
認証に成功した場合、プロセッサ21は、ステップ5で肯定結果を得る。この場合、プロセッサ21は、認証の結果を保存して、認証の成功を対象者に通知する(ステップ6、7)。他の実施の形態とは異なり、ステップ7の実行後も、空中像の形成は維持される。このため、ステップ7の通知に空中像の色を変更した場合には、予め定めた時間が経過した時点で空中像の変更がリセットされる。空中に形成される空中像が認証の成功を示す空中像に変更された場合にも、認証に用いる部位等を表す空中像に戻される。
本実施の形態では、前述した実施の形態で説明した情報処理システム1(図1参照)を画像形成装置の認証に用いる場合について説明する。
図19は、実施の形態5で使用する情報処理システム1Aの構成例を示す図である。図19には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図19に示す情報処理システム1Aには、認証を要求する装置の一例として画像形成装置90が追加されている。画像形成装置90は、制御装置20と通信可能に接続されており、認証が成功したか否かの結果の通知を受ける。認証が成功した場合、画像形成装置90は、対象者に与えられている権限の範囲での使用を許可する。
ここでの原稿の画像イメージを読み取る機能を実現するハードウェアは、スキャナ又は画像読取装置とも呼ばれる。用紙に画像を形成する機能を実現するハードウェアは、プリンタとも呼ばれる。ファクシミリ通信を制御する機能を実現するハードウェアは、ファクスとも呼ばれる。
また、画像形成装置90は、前述した全ての機能を備える必要はなく、一部の機能だけを備えてもよいし、特定の機能だけを備えてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
また、前述の実施の形態における制御装置20は、いわゆるコンピュータでもよいし、スマートフォンその他の情報端末でもよいし、インターネット上に設置されるサーバでもよい。
また、前述した各実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサが単独で実行してもよいが、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して実行してもよい。また、プロセッサにおける各動作の実行の順序は、前述した各実施の形態に記載した順序のみに限定されるものでなく、個別に変更してもよい。
Claims (11)
- プロセッサを有し、
前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、
前記プロセッサは、前記認証の現場の状況が認証の対象者の身体に関する特徴である場合、当該認証の対象者の体の向きに合わせて前記像を形成する位置を変更する、
情報処理装置。 - プロセッサを有し、
前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、
前記プロセッサは、前記認証の現場の状況が当該現場側の環境である場合、前記情報の読み取りを妨害する状況の回避が可能な位置に、前記像を形成する位置を変更する、情報処理装置。 - プロセッサを有し、
前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、
前記認証の現場の状況は、要求されるセキュリティの強度である、情報処理装置。 - 要求されるセキュリティの強度が高い場合、前記プロセッサは、前記像を形成する位置を高い頻度で変更する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 要求されるセキュリティの強度が高い場合、前記プロセッサは、前記像を形成する位置をランダムに変更する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記像を認証が開始するまで形成しない、請求項4又は5に記載の情報処理装置。
- プロセッサを有し、
前記プロセッサは、空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御し、
前記プロセッサは、前記認証が行われる前記現場に複数人が存在する場合、前記像を前記複数人に応じて形成する、情報処理装置。 - コンピュータに、
空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、
前記認証の現場の状況が認証の対象者の身体に関する特徴である場合、当該認証の対象者の体の向きに合わせて前記像を形成する位置を変更する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、
前記認証の現場の状況が当該現場側の環境である場合、前記情報の読み取りを妨害する状況の回避が可能な位置に前記像を形成する位置を変更する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - コンピュータに、
空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能を実現させるためのプログラムであり、
前記認証の現場の状況は、要求されるセキュリティの強度である、プログラム。 - コンピュータに、
空気中に形成される像が、認証に用いる物体から情報を非接触で読み取る位置を示す場合、当該認証の現場の状況に応じ、当該像の変更を制御する機能と、
前記認証が行われる前記現場に複数人が存在する場合、前記像を前記複数人に応じて形成する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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