JP7414716B2 - 端末装置、インフラ機器、および方法 - Google Patents

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Description

本技術は、端末装置の場所の推定結果を生成するように構成される端末装置に関する。また、本技術は、自身の場所の推定結果を生成するために通信端末によって用いられる位置支援情報を提供するように構成されるインフラ機器と方法に関する。
本出願は、欧州特許出願EP17204751.6のパリ条約による優先権を主張し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書に記載する背景技術の説明は、本開示がどのような文脈で為されたかの概要を説明する目的で記載するものである。本技術の発明者として名前を挙げているものの研究内容は、この背景技術のセクションに記載されている限りにおいて、出願時に先行技術と認められない部分と同様に、本発明に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認めるものではない。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)定義のUMTSおよびLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャに基づくシステムのような第3および第4世代移動体通信システムは、前世代の移動体通信システムによって提供される単なる音声サービスおよびメッセージングサービスよりも高度なサービスをサポートすることができる。例えば、LTEシステムによって提供される改善された無線インターフェースおよび拡張データレートによって、ユーザは、以前は固定回線データ接続を介してのみ利用可能であったモバイルビデオストリーミングやモバイルビデオ会議といった高データレートのアプリケーションを享受することができる。そのため、第3および第4世代ネットワーク展開への要望は強く、これらのネットワークのカバレッジエリア、すなわちネットワークへのアクセスが可能な地理的な場所は、急速に増加するものと予想され得る。
将来的に無線通信ネットワークは、現在のシステムがサポートするように最適化された装置よりも広い範囲において日常的かつ効率的に通信をサポートすることが期待される。例えば、将来的に無線通信ネットワークは、複雑さが低減された装置や、マシンタイプ通信(MTC)装置、高解像度ビデオディスプレイ、バーチャルリアリティヘッドセット等を含む装置との通信を効率的にサポートすることが期待される。これらの異なるタイプの装置のいくつかは、非常に多数の、例えば、「モノのインターネット」(IoT)をサポートするための低複雑性装置で展開されてもよく、典型的には、比較的高いレイテンシ許容範囲を有する比較的少量のデータの送信に関連してもよい。また低複雑性装置は低電力装置であることが多く、このような装置は、低電力消費であることが望ましい(そのため、バッテリ持続時間が長い)。
将来的に無線通信ネットワークは、現在のシステムがサポートするように最適化された装置やアプリケーションよりも広い範囲において日常的かつ効率的にロケーションベースのサービスをサポートすることが期待される。
例えば、5Gでの無線通信は、子供の位置情報サービス、店舗の近くでトリガされるモバイルクーポンや広告、ゲートやカウンターでの空港自動チェックイン等のジオフェンシングサービスをサポートすることが期待される。これらのアプリケーションは、UE位置の連続トラッキングや低UE電力消費での等価トリガ条件の連続モニタリングを必要とする。
これを考慮すると、例えば、5G(第5世代)またはNR(new radio)システムやNew RAT(無線アクセス技術)システムと称される無線通信ネットワークや、既存のシステムの将来的なバーション/リリース等、広範囲の装置に対する接続性を効率的にサポートが将来的に無線通信ネットワークに対して求められていると予想される。特に、このような装置の電力消費を低く保ちながら、低複雑性装置との間でどのように信号を効率的に送受信するかという問題に対処する必要がある。したがって、確実に低消費電力でロケーションベースのサービスを提供するように端末装置を構成することが、技術的課題である。
本技術は、請求項に基づいて定義される。本技術の実施形態によると、端末装置は、インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、制御回路を含む。この制御回路は、上記無線通信受信回路を制御して、上記インフラ機器から送信された位置支援情報であって、上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる情報を提供する上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、上記位置検出回路を制御して、識別された上記位置支援情報と上記位置検出受信回路によって受信された電波信号とを組み合わせて上記端末装置の位置を推定するように構成される。また、上記制御回路は上記無線通信受信回路と共に、上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記インフラ機器から受信し、上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、上記1以上のシステム情報ブロックの受信を調整し、上記相対リスクに従い上記位置支援情報の更新バージョンを受信するように構成される。受信は、例えば、間欠受信の期間を変更することによって調整することができる。これにより、位置支援情報の変化のリスクが比較的低い場合に、より長い間欠受信(DRX)サイクルを採用するようにUEを構成することができ、これにより電力消費を低減することができる。UEは、位置支援情報の変化の相対リスクがより大きい場合、より短いDRXサイクルを採用することができる。これにより、UEは更新位置支援情報を受信するためにより迅速に反応することができる。この結果、UEは自身の位置をより確実に推定することができる。
他の実施形態によれば、位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを受信することによって受信の調整を行うことができる。
本技術の実施形態は、機械制御、自動運転等のアプリケーションを含む高度な位置または場所検出技術に応用することができる。将来、位置・場所検出に関して、位置検出の精度を数十メートルからサブメータ級まで向上させることが期待されている。例えば位置・場所検出の精度を1メートル未満に改善するGNSS技術によってGPSは強化され得る。このため、無人自動車等のより重要なロケーションアプリケーションが使用される可能性がある。しかし、これらのアプリケーションは、位置精度に誤差がある場合、数々のより危険な結果を引き起こす可能性がある。したがって、本技術の実施形態は、端末装置への位置支援情報の配信に関して改善を行うことができ、位置検出における誤差を減らしたり、これらの誤差のために起こり得る結果を回避することができる。
上記の段落は、一般的な序論として提供したものであり、以下の特許請求の範囲を限定するものではない。本開示の実施形態は、更なる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解される。
添付の図面と合わせて検討される以下の詳細な説明を参照することにより、本開示は更なる利点と共に最も良好に理解される。
3GPP規格による無線通信システムのいくつかの基本機能を示す概略的なブロック図である。 本技術の実施形態による、位置支援情報を端末装置に提供するように構成されるインフラ機器(gNodeB)、およびロケーションサーバと、自身の場所の推定結果を生成するように構成される端末装置の概略的なブロック図である。 本技術の実施形態による、通信装置へのロケーションサービスの提供に関連する、図1に示す無線通信システムの一部の概略的なブロック図である。 既知の構成による修正期間中の更新システム情報の送信のタイミングの概略図である。 特定のタイプの更新システム情報を受信したときに端末装置によって実行されるアクションの流れを示す概略図である。 本技術の実施形態による端末装置によって実行されるプロセスの一例を示す流れ図である。 更新位置支援情報を受信したときに端末装置が行うアクションの流れを示す概略図である。
上記に記載のように、本発明の実施形態はLTE、5G、またはNew Radio Access技術(NR)と呼ばれるアドバンスト無線通信システムに適用することができる。先行技術文献2として記載されているように、New Radio Access技術は次世代無線通信システム、すなわち5Gのための新しい無線アクセス技術(RAT)を発展させるためのものである。新たなRATは、数百MHzから100GHzまでの広い周波数範囲で動作することが期待され、広い範囲のユースケースをカバーすることが期待される。上記において検討されたユースケースは以下のものを含む。
・エンハンスドモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband:eMBB)
・大規模マシンタイプ通信(Massive Machine Type Communications:mMTC)
・超高信頼低遅延通信(Ultra Reliable & Low Latency Communications:URLLC)
5Gの目的は、人々にモバイル接続性を提供するだけでなく、接続によって恩恵を受けるあらゆる種類の装置やあらゆる種類のアプリケーションにユビキタス接続性を提供することである。多くの要件とユースケースに関していまだ議論をしている最中だが、その中には次のようなものがある。
・低遅延
・高データレート
・ミリ波スペクトルの使用
・高密度のネットワークノード(例えば小さなセルにおけるリレーノード)
・大容量システム
・大量のデバイス(例えばMTCデバイス/モノのインターネット(IoT)デバイス)
・高信頼(例えば自動運転車等の車の安全のためのアプリケーション等)
・低デバイスコストと低エネルギー消費
・フレキシブルなスペクトル使用
・フレキシブルモビリティ
図1は、NRや5Gのために提案されたとある技術を用いた無線通信ネットワークの構成の例を示す。図1において、複数の送受信ポイント(TRP)10は線3で表される接続インターフェースによって分散制御ユニット(DU)11.1、11.2に接続される。各送受信ポイント(TRP)10は無線通信ネットワークが利用可能な無線周波数帯域幅において無線アクセスインターフェースを介して信号を送受信するように構成される。従って、無線アクセスインターフェースを介して無線通信を行う範囲の中で、各TRP10は破線8によって表される無線通信ネットワークのセルを構成する。そして、セル10によって提供される無線通信範囲内の無線通信装置12は、無線アクセスインターフェースを介してTRP10と信号の送受信を行うことができる。各分散制御ユニット11.1、11.2はインターフェース16を介してコーディネーティングユニット(CU)14に接続される。そして、CU14はコアネットワーク17に接続される。コアネットワーク17は、無線通信装置とのデータ通信に必要なすべての他の機能を含み、他のネットワーク18に接続され得る。
図1に示す無線アクセスネットワークのエレメントは、3GPP(RTM)団体によって管理されている関連規格において定義されており、例えばHolma,H. and Toskala A(先行技術文献1)のように多くの書籍に記載されている公知のLTEネットワークの対応するエレメントと同様に動作し得る。当然、以下で具体的には説明されない(例えば異なるエレメント間での通信のための物理チャネルや特定の通信プロトコルに関する)、図1に示すテレコミュニケーションネットワークや本明細書において記載される本開示の実施形態に係る他のネットワークの動作的態様は、任意の公知の技術に従って、例えば、関連する規格等の、無線テレコミュニケーションシステムの上記のような動作的態様を実施するために現在用いられている手法に従って実装されて得る。
図1に示す複数の送受信プロセッサTRP10のいくつかは、LTEネットワークのeNodeBや基地局に対応する機能を有し得る。以下の説明において、TRPおよびeNodeBの用語はそれぞれ同義で使用される。無線ネットワークインフラ機器の例である基地局は、送受信局/NodeB/eNodeB(eNB)等と称することもできる。同様に、通信装置12もLTEネットワークにおいて機能する装置に対応する機能を含み得る。また、通信装置12は、移動局、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末、移動無線機、通信装置等と称することもできる。従って、当然、(例えば異なるエレメント間での通信のための物理チャネルや特定の通信プロトコルに関する)new RATネットワークの動作的態様は、LTEや他の既知の移動体通信規格とは異なっていてもよい。しかし、当然、new RATネットワークの各コアネットワーク要素、基地局、および端末装置はそれぞれLTE無線通信ネットワークのコアネットワーク要素、基地局、および端末装置と機能的に類似する。
図1に示すように、コアネットワーク1にはロケーションサーバ306が接続されている。本技術の実施形態をナビゲーションやロケーションベースのサービスに適用するにあたり、UEはその地理的ロケーションの推定結果を生成する必要がある。図2を参照して説明するように、受信した電波信号から生成された他の測定結果と組み合わせてUEがその場所を識別するのを支援する位置支援情報を生成するロケーションサーバを提供することが知られている。
(3GPPによって提案されるような)測位のための既存のソリューションと比較して、改善された測位構成を提供することが望ましい。「測位」という用語は、UEが空間内における自身の位置(特にその地理的位置)を特定する任意のプロセスを意味するものと理解すべきである。
以下の実施形態は、主に5G(NR)測位の補強に関する。しかし当然、ここで提供する教示は、LTEシステム(例えば、近い将来に利用可能になる可能性のあるオンデマンドSIやそれに類するものをサポートするLTEシステム)に適用可能である。本技術は、適切なLTEおよびNRシステムの両方に対して、上述の改良点のうち少なくとも一部を提供し得る。
本技術の実施形態と共に使用され得るオンデマンドシステム情報(SI)の一例は、例えば、欧州特許出願EP16180858.9に記載されている。
さらに、既存の3GPPロケーションベースのサービスおよびプロトコルに関する情報はLTE Location Based Services Technology Introduction (Rohde & Schwarz)(http://www.rohde-schwarz-wireless.com/documents/LTELBSWhitePaper_RohdeSchwarz.pdf)の白書に記載されている。この内容は参照により本明細書に組み込まれる。
LPPにおいてサポートされたUE測位方法のバージョンは、例えば、3GPP TS36.305に開示されている。この内容は参照により本明細書に組み込まれる。
3GPPでは、UEが自身の空間位置を特定すると、(GNSS衛星等からの)信号の測定結果とそれらの信号に基づくUEの位置の計算結果が区別される。「UE支援測位」とは、UEからの測定結果の報告に従ってUEの外部装置(UEが接続されているネットワークのロケーションサーバ等)がUEの位置を算出する状況のことである。一方、本技術は、追加で「UEベースの測位」を可能にする。これにより、自身の位置を計算するのに十分な情報がUEに提供される。つまり、(3GPP TS36.305 V13.0.0(2015-12)に記載されているように)、「~ベースの」および「~支援」という言葉はそれぞれ、測位演算を行う(加えて測定結果を提供し得る)ノードおよび測定結果を提供するノード(このノードは測位演算は行わない)を表す。このため、位置推定値の算出に用いるE-SMLC(Evolved Serving Mobile Location Centre)にUEが測定結果を提供する動作を「UE支援動作」と記載し((「E-SMLCベースの動作」とも呼ぶ)、UEが自身の位置を算出する動作を「UEベースの動作」と記載する。(本技術で使用されるように)UEベースの測位は、UE支援測位と比較してネットワークと通信を減らすことができる。従ってUEの電力消費を抑えることができる。
上述したように、UE測位は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて行われてもよい。https://www.gsa.europa.eu/system/files/reports/gnss_mr_2017.pdfに記載のように、例えば、全地球航法衛星システム(GNSS)は、衛星からの信号を処理することにより、互換性のある装置(この場合、UE)を持つユーザが自身の位置、速度、時間(PVT:position、velocity、time)を特定することができるインフラストラクチャである。GNSS信号は、グローバル衛星群や地域限定衛星群、静止衛星型補強システムを含む、さまざまな衛星測位システムによって提供される。
・グローバル衛星群:グローバル・ポジショニング・システム(GPS)(USA)、GLONASS(Globalnaya Navigazionnaya Sputnikovaya Sistema)(ロシア連邦)、ガリレオ(EU)、BeiDou(中華人民共和国)
・地域限定衛星群:準天頂衛星システム(QZSS)(日本)、IRNSS(Indian Regional Navigation Satellite System)(インド)、BeiDou regional component(中華人民共和国)
・静止衛星型補強システム(SBAS):WAAS(Wide Area Augmentation System)(USA)、EGNOS(European Geostationary Navigation Overlay Service)(EU)、運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)(日本)、GAGAN(GPS Aided GEO Augmented Navigation)(インド)、SDCM(System for Differential Corrections and Monitoring)(ロシア連邦)、SNAS(Satellite Navigation Augmentation System)(中華人民共和国)
GNSSは1以上のバンドまたはコード/信号を有し得る。
例えばGPSは、従来のL1 C/A(L1帯かつC/A(Coarse and Acquisition)コード)に加えて、L2C信号(L2帯、民間GPS信号)を新たにサポートする。しかし、多くのGPS端末はいまだにL1 C/Aのみをサポートしている。
セルラーネットワークを介したGNSS支援情報は測位におけるメリットを提供する。特に、GNSSを介してUEの位置を特定するために必要な情報の一部を衛星から直接提供するのではなくネットワーク経由でUEに提供することができる。本技術の一実施形態においては、GNSS支援情報はgNB101から1以上のシステム情報ブロックでUEに送信され、UE104の無線通信受信部202によって受信され得る。他のGNSS情報は、UE104の第1の受信部200によって、第1信号の一部として衛星から直接受信される。
GNSS衛星はコードとメッセージを送信する。コードは、擬似ランダムノイズ等の直交符号である。メッセージは、(位置推定に必要な)エフェメリスやアルマナック等の衛星軌道情報を含む。エフェメリスやアルマナックに関する情報については例えば3GPP TS 36.305 V13.0.0(2015-12)に記載されている。ここでは、エフェメリスとクロックモデル支援によってGNSS受信部(この場合、UE)にGNSS衛星の位置とクロックオフセットを算出するためのパラメータが提供されるということが定義されている。様々なGNSSは、異なるモデルパラメータやフォーマットを使用する。個々のGNSSによって定義されるすべてのパラメータフォーマットは、シグナリングによってサポートされる。また、アルマナック支援により、コアース(長期)GNSS衛星位置とクロックオフセットを算出するためのパラメータがGNSS受信部に提供されるということが定義されている。様々なGNSSは、異なるモデルパラメータやフォーマットを使用する。個々のGNSSによって定義されるすべてのパラメータフォーマットは、シグナリングによってサポートされる。
LTE測位プロトコル(LPP)は、GNSS衛星からのGNSS情報の送信をより迅速に補完するものとして、ロケーションサーバからLTE基地局を経由するUEへのGNSS情報の一部(メッセージ等)の通信をサポートすることができる。
セルラーネットワーク(つまり、ネットワークの基地局)からの測位のための支援情報は、GNSS衛星によって送信されるメッセージの感度、初回測位時間、および正確な測位の提供に関するものを含む、GNSS測位に関連する様々な問題を軽減するのに役立つ。
特に、セルラーネットワークを用いることにより、衛星信号強度の問題を軽減することができる。UEと衛星との間の距離が長いため、GNSS衛星信号は、とても弱くなってしまう。また、UEのGNSSアンテナは比較的小さいため、その信号を受信し損ねることもある。なお、GNSSコード(特にGPSコード)は、GNSSメッセージ(特にGPSメッセージ)よりも低い信号対雑音比(SN比)を必要とする。従って、UEはGNSSコードを受信できるがGNSSメッセージを受信できないという状況が発生する可能性がある。また、UEが高いSN比のメッセージを受信できる場合であっても、初回測位時間(TTFF)と呼ばれる測定時間が問題となる可能性がある。例えば、GPSはメッセージを超低ビットレート(例えば50ビット/秒)で送信する。UEがすべての必要なメッセージを最初から受信する場合(アルマナックとエフェメリスの両方)、この処理には12.5分かかる。対照的に、セルラーネットワークははるかに高いビットレートを提供する。UEは、数秒オーダーの期間において、すべての必要なメッセージを受信することができる。
GNSS支援情報の量は、より正確な測位が求められると予想されるため、近い将来増加すると予想される。3GPP release-15では、従来のGNSSコードベースの測距ではなく、キャリアベースの測距を提供するリアルタイムキネマティック(RTK)測位がサポートされるようになる(例えばhttps://www.novatel.com/an-introduction-to-gnss/chapter-5-resolving-errors/real-time-kinematic-rtk/を参照)。例えば、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、QZSSユーザのためにMADOCA(複数GNSS対応高精度軌道時刻推定ツール)を提供している。これは精密単独測位(PPP)を必要とする。MADOCAからの支援情報は、QZSS軌道時刻情報に含まれるだけでなく、他のGNSSシステムでも使用される。しかし、QZSS衛星通信(L帯)の容量は限られている。したがって、多くのユーザが必要とする非常に一般的な情報が衛星から送信され得る。しかし、他の支援情報は、他の通信方法(インターネット等)を介して送信することができる(例えばhttps://ssl.tksc.jaxa.jp/madoca/public/public_index_en.htmlを参照)。
上述したように、将来的に無線通信ネットワークは、複雑さが低減された装置やマシンタイプ通信(MTC)装置を含む装置との通信を効率的にサポートすることが期待される。これらの装置は、「モノのインターネット」をサポートするように展開され得る。典型的には、レイテンシ許容度が比較的高い、比較的少量のデータの送信に関連し得る。
図2は、位置情報をUEに伝達する、図1に示すエレメントに対応する移動無線ネットワークのエレメントの概略的なブロック図を示す。一例として図2に示すように、ロケーションサーバ306は、SLmインターフェース121を介してLMU120と接続する拡張ロケーションサーバ(eSMLC)である。移動性管理エンティティ122はSLsインターフェース128を介してeSMLC306と接続し、S1インターフェース124を介してgNodeB101と接続する。eSMLC306はまた、SLmインターフェース106を介してgNodeB101とも接続する。eSMLCはまた、プロプライエタリインターフェース112を介してSLP110に接続し、SUPLベアラ114を介してUE104に接続する。
図3は、UE104、基地局101およびデータ処理装置306のいくつかの構成要素を概略的に示している。これらは、本技術の実施形態おいてロケーション支援サーバまたはSMLCとして動作する。
図3に示すように、UE104は、位置検出受信部200と、無線通信受信部201と、無線通信送信部202と、制御部203とを含む。位置検出受信部200は、各空間的位置に配置された1以上の信号発信装置のそれぞれから無線信号を受信するためのものである。このような信号発信装置229は例えばGNSS(全球測位衛星システム)衛星であり得る。無線通信受信部201は、gNB101がその一部を構成する無線通信ネットワークから、ユーザデータを搬送する無線信号(例えば電波信号)を受信するためのものである。無線通信送信部202は無線信号(例えば電波信号)を送信するためのものである。制御部203は、位置検出受信部200、無線通信受信部201および無線通信送信部202を制御し、本開示の実施形態に従って動作するようにUE104を制御するように構成される。制御部203は、以下にさらに説明するように、本開示の実施形態に係る機能を提供するための種々のサブユニットを含み得る。無線通信受信部、無線通信送信部、位置検出受信部、制御部はそれぞれ別々のハードウェアエレメントとして実装してもよいし、または適切に構成された制御部203の機能として実装してもよい。制御部203は、通信システムにおける機器のための従来のプログラミング/構成技術を用いて、本明細書に記載される所望の機能を提供するように適切に構成/プログラムされ得る。図示を容易にするため、図2には、位置検出受信部200、無線通信受信部201、無線通信送信部200、および制御部201は別個のエレメントとして概略的に示されている。しかしながら、当然、これらのエレメントの機能は、例えば、単一の適切にプログラムされたコンピュータ、または適切に構成された特定用途向けの集積回路や回路を用いて、様々な異なる方法で提供することができる。図示はされていないが、当然、UE104は、一般的に、ユーザインターフェースやバッテリ等の、その動作機能に関連する様々な他のエレメントを含む。以下の実施形態において、位置検出受信部200、無線通信受信部201、送信部202、および制御部203は回路として実装される。
当業者には理解されるように、本技術の構成では、通信装置104の送受信部202は、例えば、通信装置104が低電力ウェアラブルデバイスであるような状況では、必ずしも送信部を含むとは限らない。
いくつかの例では、基地局101の受信部204は、UE104が各空間的位置に配置された1以上の信号発信装置232のそれぞれから送信された1以上の電波信号230を検出した後に、UE104からリクエストメッセージ(不図示)を受信するように構成される。基地局101の制御部206は、リクエストメッセージに応じて、1以上の信号発信装置232のそれぞれの空間的位置を特定するように構成される。送信部205は、所定のシステム情報ブロック(SIB)内の1以上の信号発信装置のそれぞれの空間的位置を示す位置支援情報を送信するように構成される。
いくつかの実施形態では、UE104の制御部203は、1以上の信号発信装置233のそれぞれによって送信される1以上の電波信号230の特性(例えば、信号強度および/または品質)の測定結果に基づいて、1以上の信号発信装置のそれぞれに対する端末装置の空間的位置を特定するように構成される。位置支援情報は、1以上の信号発信装置のそれぞれの空間的位置を示す。そして、制御部203は、1以上の各信号発信装置に対する端末装置の空間的位置および1以上の各信号発信装置のそれぞれの空間的位置に基づいて、所定の座標系におけるUE104の絶対位置を算出することができる(このような算出技術は当技術分野において既知であるため、ここでは詳述しない)。
本技術の実施形態は、UEによって検出可能な信号を発信する様々なタイプの信号発信装置を用いた測位に適用し得る。このような別の測位方法は、十分な強度および/または品質の衛星信号を取得することができない屋内の公共空間(ショッピングセンター、美術館、博物館等)において使用され得る。この場合、1以上の信号発信装置の位置を示す情報は、建物内のUEの位置を特定するために、(例えば、UE104の位置検出受信部200によって各信号発信装置からの第1の信号に基づいて測定される)各信号発信装置からのUEの距離と併せて使用される。この場合、(1以上の各屋内信号発信装置の位置を示す)支援情報はネットワークを介してUEに送信することができる。より一般的には、本技術は、所定の空間内の所定の位置のそれぞれに配置された1以上の衛星または非衛星信号発信装置を用いて実施され得る。従って、位置検出受信部200は、複数の検出器によって構成され得る。後述するように、UEの測位には様々な追加のセンサも使用され得る。支援情報を受信するためのUEの構成に関する他の情報は、EP 17199204(先行技術文献7)に開示されている。その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
5G(NR)測位の場合、位置、速度、時間(PVT)の推定においては、GNSS測位(または、より一般的には、GNSS衛星や屋内信号発信装置を含み得る1以上の信号発信装置に基づく測位)だけでなく、種々のタイプの1以上の他のセンサも使用され得る。したがって、位置検出受信部200が1以上の信号発信装置から信号を受信するように構成されることに加えて、またはその代わりに、位置検出受信部200は、UE104の一部として含まれる1以上の他のセンサからも信号を受信し得る。このようなセンサは、加速度計、重力計、気圧計センサ、ジャイロセンサ等を含み得る。GNSSまたは他の発信信号に加えて、またはその代わりに、このようなセンサは様々な方法で使用され得る。「センサ」という用語は、UEの位置(またはUEの位置に基づいて適用可能な少なくとも1以上のサービス)を特定する際の基準となる1以上の特性を検出するように構成されるエレメント(例えば回路を用いて実装されるエレメント)として広義に解釈すべきである。UEの測位を行うために、様々な異なるタイプのセンサを組み合わせて用いてもよい。
再び図3を参照すると、基地局101は送信部205、受信部204、ネットワークインターフェース208、および制御部206を含む。送信部205は、無線信号(例えば電波信号)を送信するためのものである。受信部204は、無線信号(例えば電波信号)を受信するためのものである。ネットワークインターフェース208は、インターネット等のネットワークを介して(例えば、以下に説明するように、ロケーションサーバとの間で)信号を送受信するためものである。制御部206は、送信部205、受信部204およびネットワークインターフェース208を制御し、本開示の実施形態に従って動作するように基地局101を制御するように構成される。制御部206は、以下にさらに説明するように、本開示の実施形態に係る機能を提供するための種々のサブユニットを含み得る。これらのサブユニットは、別々のハードウェアエレメントとして実装されてもよいし、適切に構成された制御部206の機能として実装されてもよい。制御部206は、通信システムにおける機器のための従来のプログラミング/構成技術を用いて、本明細書に記載される所望の機能を提供するように適切に構成/プログラムされ得る。図示を容易にするため、図2には、送信部205、受信部204、制御部206はそれぞれ別々のエレメントとして概略的に示されている。しかしながら、当然、これらのエレメントの機能は、例えば、単一の適切にプログラムされたコンピュータ、または適切に構成された特定用途向けの集積回路や回路を用いて、様々な異なる方法で提供することができる。図示はされていないが、当然、基地局101は、一般的に、その動作機能に関連する様々な他のエレメントを含む。以下の実施形態において、送信部205、受信部204、ネットワークインターフェース208、制御部206は回路として実装される。
eSMLC306を構成するデータ処理装置は、ネットワークインターフェース209、記憶媒体211、制御部210を含む。ネットワークインターフェース209は、インターネット等のネットワークを通して(例えば下記に説明するようにインフラ機器との間で)信号の送受信を行うためのものである。記憶媒体211は、デジタルデータを記憶するためのものである(記憶媒体211は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、テープドライブ等の形式をとり得る)。制御部210は、ネットワークインターフェース208および記憶媒体211を制御し、本開示の実施形態に従って動作するようにデータ処理装置306を制御するように構成される。制御部210は、以下にさらに説明するように、本開示の実施形態に係る機能を提供するための種々のサブユニットを含み得る。これらのサブユニットは、別々のハードウェアエレメントとして実装されてもよいし、適切に構成された制御部210の機能として実装してもよい。制御部210は、通信システムにおける機器のための従来のプログラミング/構成技術を用いて、本明細書に記載される所望の機能を提供するように適切に構成/プログラムされ得る。図示を容易にするため、図2には、ネットワークインターフェース209、記憶媒体211、制御部210はそれぞれ別々のエレメントとして概略的に示されている。しかしながら、当然、これらのエレメントの機能は、例えば、単一の適切にプログラムされたコンピュータ、または適切に構成された特定用途向けの集積回路や回路を用いて、様々な異なる方法で提供することができる。
図示はされていないが、当然、eSMLC306は、一般的に、その動作機能に関連する様々な他のエレメントを含む。以下の実施形態において、ネットワークインターフェース209と制御部210は回路として実装される。
図1、図2、図3に示す構成に関する上記の説明から理解されるように、UEがその場所を特定するために、ロケーションサーバ306から無線通信ネットワークによって送信されたシステム情報ブロックは、位置支援情報をUEに配信する。本技術の実施形態は、位置支援情報をUEに配信する時間に関連する技術的問題に対処する。
上述したように、位置支援情報は、オンデマンドシステム情報または定期的に配信されるシステム情報のいずれかを使用して送信され得る。しかし、位置支援情報は予期せず変化する可能性がある。位置支援情報が予期せず変化した場合、eNodeBはできるだけ早くそのことをUEに通知する必要がある。しかし、UEの電力消費の観点から見ると、ページングのクイックレスポンス(例えばDRX期間の短縮)のコストは高コストである。予期せぬイベントのリスクが高い場合、クイックレスポンスが必要となる。対照的に、予期せぬイベントのリスクが低い場合、電力の節約が優先される。
例えば、電離層に影響を与える太陽嵐の結果、位置支援情報は変化し得る。例えばhttp://gpsworld.com/innovation-gnss-and-ionosphere-11036/に記載されているように、電離層の特性の空間的、時間的な変化は太陽活動の結果として変化する可能性がある。これは、GNSS測位においてよく知られている問題である。電離層の特性が突然変化したり、信号発信装置(衛星)229の位置や性能等の態様が予期せず変化したりすると、測位情報に誤差が生じる可能性がある。もしこのような問題が検出された場合、衛星軌道や衛星クロックは地上局によって修正することができる。したがって、人工パラメータは支援情報の有効時間に関して予想外に変化する可能性がある。位置支援情報が変化した場合、ネットワークは直ちにUEにその変化を通知する必要がある。そして、UEは例えば、自身の現在の位置の算出ミスのような悪影響を避けるために、新しい位置支援情報をできるだけ早く受信することによって、対応策を取ることができる。
R2-1710094(サムスン)(先行技術文献9)には、オンデマンドシステム情報の更新方法が開示されており、オンデマンドシステム情報の即時更新が提案されている。しかし支援情報の変化はある程度予測できるので、UEは測位という目的のためにシステム情報の即時更新行う必要はない。したがって、UEは、システム情報がシステム情報修正期間後に更新される通常のオンデマンドシステム情報更新方法を使用すれば十分である。
以下では、本技術の実施例をより良く理解するために、地震津波警報信号(ETWS)等のシステム情報を伝達したり他の緊急通信を行うための代表的な構成について簡単に説明する。
<システム情報通信>
システム情報ブロック(SIB)234は、無線通信ネットワーク内で動作するUEにシステム情報を提供するために3GPPにおいて使用されることが知られている。SIB234は、無線アクセスインターフェースの既知のリソースエレメントにおいて、gNBによってネットワーク内のUE104にブロードキャスト送信される。UEが基地局によって提供されるセルを使用する前に、端末は一連のステップを実行することが求められる。LTEのような他の3GPPシステム用の従来の構成によれば、UEはセルを検出するためにプライマリ同期信号(PSS)とセカンダリ同期信号(SSS)を使用してセルとセルIDを検出し、物理報知チャネル(PBCH)からマスタシステム情報ブロック(MIB)を受信し、さらにPDSCHからシステム情報ブロック(SIB)を受信する。より具体的には、UEは通常、基地局によって発信されるレガシーPSSおよびSSSを使用して、最初にセルとの時刻/周波数同期を達成する必要がある。そして、端末はPBCHを復号し、MIBを取得する。MIBは様々な情報を含むが、特に、端末が他のシステム情報、つまりPDSCHを介して送信されるSIB1を取得するための情報を含む。SIB1はPDSCHを介して送信され、システム情報の残りの部分(その他のSIB)を取得するためのスケジューリング情報を含む。
例えば、TS36.331に開示されているように、3GPP仕様の一例によれば、特定の無線フレームを含む特定の修正期間中にのみシステム情報は変化し得る。システム情報は、そのスケジューリングによって定義されるように、修正期間内において同じ内容で何回も送信され得る。修正期間の境界は、システムフレーム番号の値によって定義される。修正期間はシステム情報によって構成される。UEのためのシステム情報更新通知を可能にするために、修正期間より長い間欠受信サイクル(DRX)サイクルを使用するようにアイドル状態が構成され、eDRX取得期間が定義される。
図4は、第1の期間400において変更通知が提供され、第2の期間402において更新情報が提供される、システム情報修正期間の概略図を示す。
無線通信ネットワークがシステム情報またはその一部を変更すると、まずUEにこの変更について通知する。これは修正期間において行われ得る。次の修正期間において、ネットワークは更新システム情報を送信する。このような一般原則は図4に示されている。図4に示すように、第1の修正期間400において、1以上のシステム情報ブロック404はシステム情報が変化しているというインジケーションを提供し、次の修正期間402において、1以上のシステム情報ブロック406は、更新システム情報を配信する。変更通知を受信すると、修正期間より長いDRXサイクルを使用するように構成されていないUEは、次の修正期間の開始から直ちに新たなシステム情報を取得する。eDRXに対応する変更通知を受信すると、修正期間400、402より長いDRXサイクルを使用するように構成されているアイドルモードのUEは、次のeDRX取得期間の開始から直ちに更新システム情報を取得する。UEが新たなシステム情報を取得するまで、UEは以前に取得したシステム情報を用いる。詳細はTS36.331に記載されている。その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかの例によれば、これらの残りのSIBのうちの1以上のSIBにおいて位置支援情報が搬送されるロケーションサービスを提供するため、測位支援情報をUEに提供するためにシステム情報が使用され得る。しかしながら、上記の説明から理解されるように、更新システム情報の取得には遅延が発生する恐れがあり、既知の構成では更新位置支援情報の配信に適さない可能性がある。
<ETWS/CMAS(LTE)用のシステム情報変更プロシージャ>
いくつかの無線通信システムは、地震津波警報信号(ETWS)を受信するように構成されたとあるクラスのUEに、ETWSを提供するように構成することができる。このような構成は例えばTS23.828 V8.0.0(2008-09)に開示されている。同様に、例えばTS23.042 v9.4.0(2010-06)に開示されているように、緊急アラートをUEに発信するCMAS(Commercial Mobile Alert System)を通してUEが警告を受信するように構成されていてもよい。これらのシステムによると、UEが認識可能なページングメッセージを用いて警告メッセージが配信される。TS36.331に開示されているように、このページングの検出後、UEはシステム情報を検出することによって警告メッセージの内容の受信に進む。レスポンスタイムを減らすため、ETWS/CMASは以下に示すようにシステム情報変更通知に関して特別なプロシージャを用いる。
・eNodeBがページングのトリガを行い、UEにシステム情報の変更を通知する(この時点ではシステム情報はまだ変更されてはいない)。
・UEは、ページングとともに、システム情報がいつ変更されるかを示す情報「systemInfoModification」を受信する。
・eNodeBは、システム情報修正期間の境界までシステム情報の更新を待つ。
・eNodeBは、境界タイミングにおいて新たなsysteminfo値タグ(SIのバージョン)を用いてシステム情報を変更する。
・UEは更新システム情報を受信する。
TS36.331に開示されているように、ETWSには、2つのレベルがある。この2つのレベルは、最小限の緊急の情報を示す一次通知と、特定のイベントに関する補足情報を含む、より容量が大きいメッセージを提供する二次通知を含む。一次通知は第1のページングメッセージによって示され、二次通知は第2のページングメッセージによって示される。この構成において、ページングメッセージを検出したときにUEによって読み取られるシステム情報ブロックとページングメッセージのタイプとの間に関連性がある。この構成は図5に示す。
図5に示すように、UEは、ステップ501でPDCCHのページングメッセージを検出する。PDCCHにおいては、ダウンリンク情報を受信するために特定のUEにページングメッセージが送信されることを含む、様々なことを示すことができる特定のPRNTIが送信される。そしてステップ502において、UEはページングメッセージおよびページングメッセージに含まれる情報要素を解析する。ステップ503において、UEは、ページングメッセージがETWSインジケーションに関連付けられた特定のRNTIを有することを検出する。
UEがETWS機能を有する場合、UEはステップ504において特定のシステム情報ブロックスケジューリング(SIB1)の読み込みに進み、そしてステップ505においてUEは特定のシステム情報ブロック(SIB)の読み込みに進む。UEがETWS機能を持たない場合、現在の3GPP仕様に従いETWSインジケーションは無視される。
例えば、ETWS一次通知はSIBタイプ10に含まれるが、ETWS二次通知はSIBタイプ11に含まれる。したがって、この情報によれば、UEは連続する通知期間においてシステム情報の変更に関するインジケーションと更新情報の両方を読み取る時間がないので、ページングメッセージを使用して、SIBで送信された情報をUEに通知し、UEが次の通知期間に進み、SIBからその情報を受信できるようにする。
TS36.331によると、RRC接続モードのETWSおよび/またはCMAS対応UEは、ページングサイクル毎に少なくとも1回ページングの読み取りを行い、ETWSおよび/またはCMAS通知が存在するか否かをチェックするように構成される。CMAS/ETWSのような即時応答を提供するために、どのSIBが更新されたかをチェックするためにシステム情報値タグを読み取る時間はUEには無い。したがって、従来のLTEでは、UEはページングメッセージにおけるページングのタイプを知っており、次の修正期間を待つことなく関連するSIBを読み取ることをUEに直接知らせるこのメッセージを認識する。
<測位支援情報用のページングプロシージャの例>
以下に、更新位置支援情報を受信するためにUEによってPagingメッセージを受信する一例を示す。
ページングメッセージにetws-Indicationが含まれており、UEがUEの測位を行うことが可能であるが、UEが影響緩和機能(例えばデュアルバンドレシ-バ)をサポートしていない場合、
2> SystemInformationBlockType1をすぐに、すなわち、次のシステム情報修正期間の境界まで待たずに再取得する。
2> schedulingInfoListがSystemInformationBlockType Xが存在するということを示す場合、
3> SystemInformationBlockType Yを取得する。
2>schedulingInfoListがSystemInformationBlockType Yが存在するということを示す場合、
3> SystemInformationBlockType11を取得する。
<SI変更通知のアダプティブレスポンスタイム>
上記のように、例えば太陽嵐によって測位支援情報が破損したり無効になる場合がある。しかし、このような嵐はある程度予測可能である(例えば、太陽放射嵐予報http://www.swpc.noaa.gov/products/3-day-forecastを参照)。このような予報は、太陽がいつ活動しているか、太陽嵐が地球のどこ(例えば地球の磁気赤道付近)に影響を与える可能性があるか、ということを予測することができる。深刻な宇宙天気嵐のリスクが高い場合には、クイックレスポンスページングのコストを妥当だとみなすことができる。
本技術の実施形態は、とある情報が通信装置(UE)に送信されて、測位情報の変化を引き起こす予期しないイベントが発生する相対的な可能性を示す構成を提供することができる。UEはこれに反応して、相対リスクレベルに応じて所定のアクションを実行することができる。一例においては、UEはシステム情報の変更を受信するための通常の構成から、ETWS通信に対応する構成に切り替え、次の通知修正期間を待つことなくSI情報を読み取ることができる。別の例において、UEは新たな位置支援情報が送信されるときにUEが接続状態または少なくとも電源投入状態にある可能性を高めるために、長DRX期間から短DRX期間に切り替えることができる。したがって、位置支援情報が変化するという相対リスクに応じてUEが消費する電力が調整され得る。この理由として、DRX(間欠受信サイクル)が、通常、第1のサイクル部分と、第2のサイクル部分から成ることが挙げられる。第1のサイクル部分においては、UEの受信部は、eNodeBから送信された信号を検出することができる電源投入状態にある。第2のサイクル部分においては、受信部の電源は切れているか、インフラ機器から送信された信号を検出する可能性が低い状態か検出しない状態にまで受信部の電力を下げる。したがって、長DRXサイクルでは、UEの受信部が電源オフ状態にある時間が長くなるため、位置支援情報の新しいバージョンを検出する代わりにより多くの電力が節約される。
したがって、本技術の実施形態は、以下のような構成のUEおよびインフラ機器を提供することができる。
1.システム情報は、測位支援情報の急変を引き起こす予期しないイベントの相対リスクを示すことができる。あるいは、専用のRRCシグナリングを用いて、測位支援情報に影響を与える予期せぬイベントの相対リスクを示すことができる。
2.相対リスクが低い場合、UEは従来のSI変更通知を用いる。この場合、UEは修正期間においてSIの変化に関するインジケーションを受信し、次の修正期間において更新SIを受信する。
3.相対リスクが高い場合、UEは特別なSI変更通知を受信する。これにより、即時通知をサポートすることができる。
例えば、
a.通常動作から、次の変更通知期間まで待たずにSI変更通知を行うETWSのような動作に切り替える。
b.通常のDRXよりもDRX期間を短くする(減らす)。
4.相対リスクが非常に高い(差し迫っている)場合、UEはバックアップとして、1以上の代替測位技術を有効にし得る。例えば、
a.例えば観測到達時間差(OTDOA)等のネットワーク型測位
b.例えば慣性計測装置(IMU)等のセンサ型測位
4a、4bの結果がGNSSと一致しない場合、UEは自身の場所のGNSS推定結果を使用せず、可能であれば他の測位技術を使用して補正を行う。
c.例えば自動運転等、測位精度の低下が人やモノに損害を与える可能性のある重要な用途にUEが使用されている場合、UEは、事故や損傷を避けるために、位置推定機能のうちのいくつかを一時停止してもよいし、または動作を一時停止してもよい。
任意の実施形態に係る、図3に示すUEの動作の例が図6に示されている。図6において、制御回路203は、位置検出受信部200、無線通信送信部202、受信部201を制御して、位置支援情報の変化に関する相対リスクのインジケーションに応答する。図6の概要を以下に記載する。
S2:開始状態S1で開始後、UEは位置支援情報の変更をもたらす可能性のある予期しないイベントのリスクの相対表現を与えるインジケーション受信する。一例では、この相対インジケーションはeNodeBからシステム情報を介して送信される。別の例においては、相対リスクは、RRC通信としてeNodeBからUEに送信される。
第1の判定ポイントS4において、UEは相対リスクのインジケーションがリスクが高いことを示しているかどうかを特定する。示していない(NO)場合、処理はステップS2に戻る。リスクの相対インジケーションが高い場合、処理はステップS6に進む。
ステップ6において、UEは、図4を参照して上述したように、修正期間中に定期的にシステム情報を受信する通常の動作モードから、システム情報を介して伝達される位置支援情報が変化したことを示すためのページングリクエストをモニタリングする状態に切り替える。したがってUEは、位置支援情報が変化したことを示すインジケーションをページングメッセージとして受信した後、現在の通知期間中におけるシステム情報の受信にダイレクトに進む必要がある。
判定ポイントS8において、UEは、相対リスクがシステム情報の変更が差し迫っていることを示すかどうかを特定する。示していない(NO)場合、処理はステップS2に戻る。しかし、位置支援情報の変化に関する相対リスクのインジケーションが急変を示す場合には、処理はステップS10に進む。
S10:位置支援情報の急変を示すインジケーションが存在する場合、UEは例えば、自身の位置を識別するために、異なるネットワークや測位方法、異なるセンサを使用するように、自身の動作を調整し得る。
S12:UEのアプリケーションに従い、UEが自身の位置のロケーションが自身の動作にとって重要であると特定した場合、すなわち、アプリケーションが相対的な重要度に応じてミッションクリティカルである場合、判定ポイントS12において位置支援情報の変化がミッションクリティカルである場合、UEはステップS14に進む。そうでない場合、ステップS2に戻る。
S14:位置支援情報が急変するか少なくとも現在の位置支援情報に誤りがあり、UEがミッションクリティカルなサービスまたはアプリケーションを実行している場合、UEは、自動運転やナビゲーションの中断等、自身の位置のロケーションに関連して実行している機能のいくつかを無効にし得る。
本技術の実施形態は次のような利点を提供することができる。位置支援情報の変化のリスクが比較的低い場合に、より長い間欠受信(DRX)サイクルを採用するようにUEを構成することができ、これにより電力消費を低減することができる。UEは、位置支援情報の変化の相対リスクがより大きい場合、消費電力を増加させ、より短いDRXサイクルを採用することができる。これにより、UEは更新位置支援情報を受信するためにより迅速に反応することができる。この結果、UEは自身の位置をより確実に推定することができる。
<デュアルバンド(またはトリプルバンド)GNSSレシーバの特別処理>
上述のように、UEは、2以上の周波数帯域からの信号発信装置(衛星)からの信号をモニタリングするように構成された複数の検出器を含む位置検出受信部200を備えることができる。この例では、UEは位置支援情報の変化に関するいかなる緊急インジケーションにも応答する必要はない。例えば、デュアルバンドGNSSレシーバ(例えばL1とL5)は電離層における変化に強い。例えば、深刻な宇宙天気嵐の間、数十メートル以上のオーダーの測位誤差が発生する可能性がある。しかし、デュアル周波数GPSシステムは数センチメートルまで正確な位置情報を提供することができる(http://www.swpc.noaa.gov/impacts/space-weather-and-gps-systems参照)。このため、UEの位置検出受信部200がデュアルバンド測位能力を有する場合、UEは電離層の変化に関連する測位支援情報の更新に関する緊急ページングを無視することができる。
<ページングを用いた位置支援情報の変化に関するインジケーション>
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークは関連する測位情報がいつ変更されるかを、例えばタイムスタンプのフォーマットや無線フレームの数によってページングメッセージで示すように構成することができる。このインジケーションを用いて、ネットワークはUEにダウンリンク通信について警告するためのページングメッセージや位置支援情報の変化を示すために使用されるSIの変化を示すページングメッセージ内で、位置支援情報の変化時刻を伝達することができる。ページングメッセージ内のこのタイミング情報を受信した後、いつ関連する変化測位情報をSIBから読み出す必要があるかをUEは認識している。
いくつかの実施形態によれば、ページングメッセージは、位置支援情報が無効であることをシンプルに示すことができる。
位置支援情報が無効であることを示すインジケーションに加えて、いくつかの実施形態では、ページングメッセージは更新位置支援情報を提供する1以上のシステム情報ブロック(SIB)を示すことができる次のレベルの新しい情報要素を含むこともできる。
図7は、位置支援情報の変化を伝達するためにページングメッセージを調整する実施形態を示す。UEによって行われる、図7に示す処理ステップは、図5に示す処理ステップに相当する。この処理ステップは、位置支援情報が無効であるというインジケーションをページングメッセージが含む実施形態を実施できるように調整されている。図7に示すように、ステップ501、502は図5に示すステップに相当する。しかし、ステップ703において、UEはeNodeBから受信したページングメッセージが、位置支援情報が無効または更新されていること示すインジケーションを提供することを検出する。そしてUEは、ロケーションサービスを一時停止したり、自身の位置のロケーションに関してミッションクリティカルであり得る特定のタスクまたはアプリケーションの実行を一時停止するといった適切なアクションを取ることができる。
ステップ704においてUEは、位置支援情報を更新するために用いることができる次の通知期間に提供されたシステム情報ブロックから、更新位置支援情報を読み出すことに進むことができる。そしてステップ705において、UEはページングメッセージによって示される位置支援情報を更新するために提供されたものに従って、システム情報ブロックタイプを受信する。
あるいは、関連する更新SIBが既知である場合、UEはステップ704をスキップしてもよい。そしてステップ705において、UEはページングメッセージによって示されるように位置支援情報を更新するために提供されたものに従って、システム情報ブロックタイプを受信する。
ステップ706において、UEはシステム情報の更新と平行して緊急アクション(建設機械の運転停止等)を進めることができる。
一実施形態によると、新たな位置支援情報搬送する特定のシステム情報ブロックを読み取る必要があるということをUEに示すために、ページングメッセージ内の情報要素が提供される。以下の表に、この情報要素の例を「MTCのDirect Indication Information」の6の番号を付したエントリとして示す。
Figure 0007414716000001
いくつかの実施形態によれば、重要度/緊急度に応じて、位置支援情報に関して2つのレベルの通知を提供することができる。一次通知は、即時アクションを必要とするイベントがあったことを示すが、その詳細は示さない。二次通知は、問題の詳細とその理由に関する追加の情報を提供する。
上記の教示に照らして本開示の多数の修正および変形が可能である。したがって、添付の特許請求の範囲内において、本開示が、本明細書に具体的に記載したものと異なる方法で実践され得ることが理解されるべきである。
新たに定義したPosisitioingAssistanceInfoModificationの代わりに、systemInfoModificationやsystemInfoModification-eDRX等の従来のインジケータを使用して位置支援情報の更新バージョンを伝達する。システム情報によって示されるリスクの程度に応じて、PosisitioingAssistanceInfoModificationと同じ解釈/挙動を適用することができる。
システム情報によって示されるリスクの程度を新たに定義する代わりに、2以上のPosisitioingAssistanceInfoModificationインジケータが定義される。
上記の様々な実施形態において、本技術の実施形態は、無線通信ネットワーク用の端末装置であって、インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースであって、複数の修正期間に分割されている無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、制御回路を含む端末装置を提供することができる。この制御回路は、上記無線通信受信回路を制御し、上記複数の修正期間のうちの1つにおいて、1以上のシステム情報ブロックが次の修正期間において受信されるというインジケーションを受信することにより上記インフラ機器から送信された位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、上記次の修正期間において、端末装置の位置の特定を支援するために用いることができる情報を提供する上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを受信し、上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、上記ページングメッセージに応じて上記複数の修正期間のうちの1つにおいて上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される。
とある例においては、上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックが上記インフラ機器によって送信される上記修正期間のインジケーションを含む。他の例においては、上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックのインジケーションを提供する。他の例においては、上記ページングメッセージは、上記位置支援情報が無効であるというインジケーションを提供し、これに応じて上記制御回路は上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される。
他の実施形態において、無線通信ネットワーク用の端末装置は、インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースであって、複数の修正期間に分割されている無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、制御回路を含む。この制御回路は、上記無線通信受信回路を制御し、端末装置の位置の特定を支援するために用いることができる情報を提供する位置支援情報であって、ブロードキャストチャネルにおいて上記インフラ機器から送信された位置支援情報を受信し、上記位置支援情報と連携して、上記位置支援情報と受信した上記電波信号の組み合わせから上記端末装置の位置の推定結果を生成するように構成される制御回路を含む。さらに、上記制御回路は、上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、上記端末装置の位置の推定結果に応じたタスクを上記端末装置が実行しているかどうかを特定し、上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージの検出に応じて、上記タスクの実行を中断するように構成される。
他の実施形態においては、無線通信ネットワークと動作上関連して構成されるロケーションサーバが提供される、このロケーションサーバは、事前に決められた場所に配置される1以上の信号発信装置から、各信号発信装置の場所のインジケーションを提供する信号を受信するように構成される位置情報受信部と、制御回路を含む。この制御回路は、各信号発信装置の場所のインジケーションを提供する位置支援情報を生成し、1以上の端末装置と通信するための無線通信ネットワークのインフラ機器に、インターフェースを通して上記位置支援情報のインジケーションを伝達し、上記位置支援情報が変化するという相対リスクを特定し、上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記無線通信ネットワークのインフラ機器に上記インターフェースを通して送信するように構成される。
本発明の実施形態は、ソフトウェア制御型データ処理装置によって、少なくとも部分的に実施されるものとして記載する限りにおいて、当然、そのようなソフトウェアを有する光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ等の非一過性の機械読み取り可能媒体も本開示の一実施形態を表すと考えられる。
上述の記載においては、説明を明確にするために、異なる実施形態に関して異なる機能的ユニット、回路、および/またはプロセッサを参照しつつ説明したことに留意されたい。しかし、異なる機能的ユニット、回路、および/またはプロセッサの間では、実施形態に悪影響を与えずに任意の適切な役割分担を採用できることは明らかである。
上記の実施形態は、任意の適切な態様で実施されることができ、これにはハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組合せが含まれる。上記の実施形態は、オプションとして、1以上のデータプロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサ上で実行されるコンピュータソフトウェアとして少なくとも部分的に実装してもよい。任意の実施形態のエレメントや構成要素は、任意の適切な態様にて、物理的、機能的、または論理的に実装され得る。実際には、機能性を実装するに際しては、単一のユニット、複数のユニット、または他の機能的ユニットの一部として実装することができる。したがって、開示した実施形態は、単一のユニット内で実装されてもよいし、または、異なるユニット、回路、および/またはプロセッサ間で物理的にまたは機能的に分散されてもよい。
本開示はいくつかの実施形態に関して説明したが、具体的に列挙されたこれらの形態に限定されることは意図していない。また、ある特徴が特定の実施形態と関連して説明されているように見えても、当業者であれば開示された実施形態の様々な特徴は本技術を実施するのに適切な任意の態様で組み合わせ得ることに気付くであろう。
本技術の種々の他の態様および特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。本技術の各種の実施形態は、以下の項目によって定義される。
段落1.
無線通信ネットワーク用の端末装置であって、上記端末装置は、
インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、
測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、
上記無線通信受信回路を制御して、上記インフラ機器から送信された位置支援情報であって、上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる情報を提供する上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
上記位置検出回路を制御して、識別された上記位置支援情報と上記位置検出受信回路によって受信された電波信号とを組み合わせて上記端末装置の位置を推定するように構成される制御回路を含み、
上記制御回路は上記無線通信受信回路と共に、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記インフラ機器から受信し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、上記1以上のシステム情報ブロックの受信を調整し、上記相対リスクに従い上記位置支援情報の更新バージョンを受信するように構成される、
端末装置。
段落2.
段落1に記載の端末装置であって、
上記インフラ機器から受信した相対リスクのインジケーションは、上記位置支援情報の急変のインジケーションを表し、
上記制御回路は上記受信回路と共に、上記位置支援情報の急変のインジケーションを提供する上記インフラ機器からページングメッセージを受信するように構成される、
端末装置。
段落3.
段落2に記載の端末装置であって、
上記位置支援情報の更新バージョンは、上記位置支援情報の即時更新を伝える上記ページングメッセージによって提供される、
端末装置。
段落4.
段落1に記載の端末装置であって、
上記制御回路は上記無線通信受信回路と協働して、間欠受信サイクルに従い上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成され、
上記間欠受信サイクルは上記1以上のシステム情報ブロックを検出する第1のサイクル部分と、上記1以上のシステム情報ブロックが検出されない第2のサイクル部分を含み、
上記制御回路は、上記相対リスクに従い上記第1および第2のサイクル部分の長さの一方または両方を調整するように構成される、
端末装置。
段落5.
段落1に記載の端末装置であって、
上記無線アクセスインターフェースは複数の修正期間に分割され、
上記制御回路は、
上記無線通信受信回路と協働して、示された第1の相対リスクに従い上記複数の修正期間のうちの1つにおいて、1以上のシステム情報ブロックが次の修正期間において受信されるというインジケーションを受信することにより上記更新位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
上記次の修正期間において上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを受信し、
上記位置支援情報の変化の可能性がより高いことを示す、示された第2の相対リスクに従い上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックの受信を調整し、
上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、
上記ページングメッセージに応じて上記複数の修正期間のうちの1つにおいて上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される、
端末装置。
段落6.
段落5に記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックが上記インフラ機器によって送信される修正期間のインジケーションを含む、
端末装置。
段落7.
段落5または6に記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックのインジケーションを提供する、
端末装置。
段落8.
段落2から7のいずれかに記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報が無効であるというインジケーションを提供し、これに応じて上記制御回路は上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される、
端末装置。
段落9.
段落1から8のいずれかに記載の端末装置であって、
上記位置検出受回路は複数の検出器を含むように構成され、
この検出器のうちの1つは上記電波信号を検出するように構成され、
1以上の他の検出器は上記端末装置の場所の推定結果を生成するために用いることができる1以上の他の電波信号を検出し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、上記1以上の他の検出器を用いて上記端末装置の場所の推定結果を生成するように上記位置検出受信部を調整する、
端末装置。
段落10.
段落1から9のいずれかに記載の端末装置であって、
上記制御回路は上記端末装置の場所の推定結果に応じたタスクを上記端末装置が実行しているかどうかを特定し、上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、上記タスクの実行を中断するように構成される、
端末装置。
段落11.
段落2、3、または4に記載の端末装置であって、
上記制御回路は、上記端末装置の場所の推定結果に応じたタスクを上記端末装置が実行しているかどうかを特定し、上記位置支援情報の急変を示すページングメッセージの受信に応じて上記タスクの実行を中断するように構成される、
端末装置。
段落12.
無線通信ネットワーク用の端末装置であって、上記端末装置は
インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースであって、複数の修正期間に分割されている無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、
測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、
上記無線通信受信回路を制御し、
上記複数の修正期間のうちの1つにおいて、1以上のシステム情報ブロックが次の修正期間において受信されるというインジケーションを受信することにより上記インフラ機器から送信された位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
上記次の修正期間において、端末装置の位置の特定を支援するために用いることができる情報を提供する上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを受信し、
上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、
上記ページングメッセージに応じて上記複数の修正期間のうちの1つにおいて上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される制御回路を含む、
端末装置。
段落13.
段落12に記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックが上記インフラ機器によって送信される上記修正期間のインジケーションを含む、
端末装置。
段落14.
段落12または13に記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックのインジケーションを提供する、
端末装置。
段落15.
段落14に記載の端末装置であって、
上記ページングメッセージは、上記位置支援情報が無効であるというインジケーションを提供し、これに応じて上記制御回路は上記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される、
端末装置。
段落16.
無線通信ネットワーク用の端末装置であって、上記端末装置は
インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースであって、複数の修正期間に分割されている無線アクセスインターフェースを介して上記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、
測定によって上記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、
上記無線通信受信回路を制御し、
端末装置の位置の特定を支援するために用いることができる情報を提供する位置支援情報であって、ブロードキャストチャネルにおいて上記インフラ機器から送信された位置支援情報を受信し、
上記位置支援情報と連携して、上記位置支援情報と受信した上記電波信号の組み合わせから上記端末装置の位置の推定結果を生成するように構成される制御回路を含み、
上記制御回路は、
上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、
上記端末装置の位置の推定結果に応じたタスクを上記端末装置が実行しているかどうかを特定し、
上記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージの検出に応じて、上記タスクの実行を中断するように構成される、
端末装置。
段落17.
無線通信ネットワークの一部を構成するインフラ機器であって、上記インフラ機器は、
上記無線通信ネットワークを介して通信する端末装置に信号を送信するように構成される送受信回路であって、上記インフラ機器によって提供される無線アクセスインターフェースを介して上記信号を送信する送受信回路と、
上記無線通信ネットワークと動作可能に関連付けられるロケーションサーバとのインターフェースを含み、
上記インターフェースは、
1以上の端末装置の位置を特定するためにこの端末装置によって用いられる位置支援情報を上記ロケーションサーバから受信し、
上記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを上記端末装置に送信し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記ロケーションサーバから受信し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記端末装置に送信し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、上記相対リスクに従い上記端末装置が間欠受信サイクルを変更する必要があるというインジケーションを上記1以上の端末装置に送信し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクが高いほど上記サイクルを短くするように構成される、
インフラ機器。
段落18.
段落17に記載のインフラ機器であって、
上記1以上の端末装置の間欠受信サイクルは上記1以上のシステム情報ブロックを検出する第1のサイクル部分と、信号を受信する電力を抑える第2のサイクル部分を含み、
上記制御回路は上記送信回路上記インジケーションと協働して上記位置情報が変化するという相対リスクが高いほど上記第2のサイクル部分が短くなるように上記相対リスクに従い上記第2のサイクル部分の長さを調整するように構成される、
インフラ機器。
段落19.
段落17または18のいずれかに記載のインフラ機器であって、
上記制御回路は上記送信回路と共に、上記1以上のシステム情報ブロックにおいて上記1以上の端末装置に上記位置支援情報の変化の相対リスクのインジケーションを送信するように構成される、
インフラ機器。
段落20.
段落19に記載のインフラ機器であって、
上記制御回路は上記送信回路と共に、上記ロケーションサーバから受信した更新位置支援情報を1以上のシステム情報ブロックにおいて上記1以上の端末装置に送信するように構成される、
インフラ機器。
段落21.
段落17から19のいずれかに記載のインフラ機器であって、
上記制御回路は上記送信回路と共に、上記更新位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを識別する上記1以上の端末装置にページングメッセージを送信するように構成される、
インフラ機器。
段落22.
事前に決められた場所に配置される1以上の信号発信装置から、各信号発信装置の場所のインジケーションを提供する信号を受信するように構成される位置情報受信部と、
各信号発信装置の場所のインジケーションを提供する位置支援情報を生成し、
1以上の端末装置と通信するための無線通信ネットワークのインフラ機器に、インターフェースを通して上記位置支援情報のインジケーションを伝達し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクを特定し、
上記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを上記無線通信ネットワークのインフラ機器に上記インターフェースを通して送信するように構成される制御回路を含む、
ロケーションサーバ。
段落23.
段落22に記載のロケーションサーバであって、
上記制御回路は上記位置情報受信部と協働して、
上記位置支援情報が無効であるということを検出し、
上記位置支援情報が無効であるということを上記端末装置に伝達するために、上記無線通信ネットワークのインフラ機器に上記インターフェースを通してアラートを送信するように構成される、
ロケーションサーバ。
段落24.
段落22に記載のロケーションサーバであって、
上記制御回路は上記位置情報受信部と協働して、
上記位置支援情報が変化したことを検出し、
上記位置支援情報が変化したということを上記端末装置に伝達するために上記位置支援情報が変化したというインジケーションを、上記無線通信ネットワークのインフラ機器に上記インターフェースを通して送信するように構成される、
ロケーションサーバ。
段落25.
段落24に記載のロケーションサーバであって、
上記制御回路は上記位置情報受信部と協働して、
上記位置支援情報の変化の検出に応じて上記位置支援情報の更新バージョンを生成し、
上記インターフェースを通して上記無線通信ネットワークのインフラ機器に上記位置支援情報の更新バージョンを送信するように構成される、
ロケーションサーバ。
(先行技術文献1)3GPP TS36 series(LTE)http://www.3gpp.org/DynaReport/36-series.htm
(先行技術文献2) 3GPP TS38 series(NR)http://www.3gpp.org/DynaReport/38-series.htm
(先行技術文献3)3GPP TS36.305:"Stage2 functional specification of User Equipment (UE) positioning in E-UTRAN"
(先行技術文献4)3GPP TS36.355:"Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);LTE Positioning Protocol(LPP)"
(先行技術文献5)3GPP TS23.271:"Functional stage 2 description of Location Services(LCS)".
(先行技術文献6)OMA Secure User Plane Location (SUPL)
(先行技術文献7)EP17199204
(先行技術文献8)TS36.331
(先行技術文献9)R2-1710094(Samsung)
(先行技術文献10)TS23.828 V8.0.0(2008-09)
(先行技術文献11)TS23.042 v9.4.0(2010-06)

Claims (19)

  1. 無線通信ネットワーク用の端末装置であって、前記端末装置は、
    インフラ機器から提供される無線アクセスインターフェースを介して前記インフラ機器から信号を受信するように構成される無線通信受信回路と、
    測定によって前記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる電波信号を受信するように構成される位置検出受信回路と、
    前記無線通信受信回路を制御して、前記インフラ機器から送信された位置支援情報であって、前記端末装置の位置の特定の支援に用いることができる情報を提供する前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
    前記位置検出受信回路を制御して、識別された前記位置支援情報と前記位置検出受信回路によって受信された電波信号とを組み合わせて前記端末装置の位置を推定するように構成される制御回路を含み、
    前記制御回路は前記無線通信受信回路と共に、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記インフラ機器から受信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記1以上のシステム情報ブロックの受信を調整し、前記相対リスクに従い前記位置支援情報の更新バージョンを受信するように構成される、
    端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記インフラ機器から受信した相対リスクのインジケーションは、前記位置支援情報の急変のインジケーションを表し、
    前記制御回路は前記無線通信受信回路と共に、前記位置支援情報の急変のインジケーションを提供する前記インフラ機器からページングメッセージを受信するように構成される、
    端末装置。
  3. 請求項2に記載の端末装置であって、
    前記位置支援情報の更新バージョンは、前記位置支援情報の即時更新を伝える前記ページングメッセージによって提供される、
    端末装置。
  4. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記制御回路は前記無線通信受信回路と協働して、間欠受信サイクルに従い前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成され、
    前記間欠受信サイクルは前記1以上のシステム情報ブロックを検出する第1のサイクル部分と、前記1以上のシステム情報ブロックが検出されない第2のサイクル部分を含み、
    前記制御回路は、前記相対リスクに従い前記第1および第2のサイクル部分の長さの一方または両方を調整するように構成される、
    端末装置。
  5. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記無線アクセスインターフェースは複数の修正期間に分割され、
    前記制御回路は、前記無線通信受信回路と協働して、示された第1の相対リスクに従い前記複数の修正期間のうちの1つにおいて、1以上のシステム情報ブロックが次の修正期間において受信されるというインジケーションを受信することにより前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
    前記次の修正期間において前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシス
    テム情報ブロックを受信し、
    前記位置支援情報の変化の可能性がより高いことを示す、示された第2の相対リスクに従い前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックの受信を調整し、
    前記位置支援情報が変化したことを示すページングメッセージを検出し、
    前記ページングメッセージに応じて前記複数の修正期間のうちの1つにおいて前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される、
    端末装置。
  6. 請求項5に記載の端末装置であって、
    前記ページングメッセージは、前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックが前記インフラ機器によって送信される修正期間のインジケーションを含む、
    端末装置。
  7. 請求項5に記載の端末装置であって、
    前記ページングメッセージは、前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックのインジケーションを提供する、
    端末装置。
  8. 請求項2に記載の端末装置であって、
    前記ページングメッセージは、前記位置支援情報が無効であるというインジケーションを提供し、これに応じて前記制御回路は前記位置支援情報の更新バージョンを搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出するように構成される、
    端末装置。
  9. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記位置検出受回路は複数の検出器を含むように構成され、
    この検出器のうちの1つは前記電波信号を検出するように構成され、
    1以上の他の検出器は前記端末装置の場所の推定結果を生成するために用いることができる1以上の他の電波信号を検出し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記1以上の他の検出器を用いて前記端末装置の場所の推定結果を生成するように前記位置検出受信回路を調整する、
    端末装置。
  10. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記制御回路は前記端末装置の場所の推定結果に応じたタスクを前記端末装置が実行しているかどうかを特定し、前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記タスクの実行を中断するように構成される、
    端末装置。
  11. 請求項2に記載の端末装置であって、
    前記制御回路は、前記端末装置の場所の推定結果に応じたタスクを前記端末装置が実行しているかどうかを特定し、前記位置支援情報の急変を示すページングメッセージの受信に応じて前記タスクの実行を中断するように構成される、
    端末装置。
  12. 端末装置の位置の推定結果を生成する端末装置による方法であって、前記方法は、
    インフラ機器から送信された位置支援情報であって、端末装置の位置の特定の支援に用いることができる情報を提供する位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを検出し、
    受信した電波信号と識別された前記位置支援情報とを組み合わせて前記端末装置の場所を推定し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記インフラ機器から受信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記相対リスクに従い前記位置支援情報の更新バージョンを受信するように前記1以上のシステム情報ブロックの受信を調整することを含む、
    方法。
  13. インフラ機器と端末装置を含む無線通信システム用のインフラ機器であって、前記インフラ機器は送受信回路と制御回路を含み、 前記送受信回路と制御回路は協働して、
    端末装置の位置を特定するために前記端末装置によって用いられる位置支援情報をロケーションサーバから受信し、
    位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションをロケーションサーバから受信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記相対リスクに従い前記端末装置が間欠受信サイクルを変更する必要があるというインジケーションを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクが高いほど前記サイクルを短くし、
    前記1以上のシステム情報ブロックを受信し、
    前記相対リスクに従い前記位置支援情報の更新バージョンを受信するように構成される、
    インフラ機器。
  14. 無線通信ネットワークの一部を構成するインフラ機器であって、前記インフラ機器は、
    前記無線通信ネットワークを介して通信する端末装置に信号を送信するように構成される送受信回路であって、前記インフラ機器によって提供される無線アクセスインターフェースを介して前記信号を送信する送受信回路と、
    前記無線通信ネットワークと動作可能に関連付けられるロケーションサーバとのインターフェースを含み、
    前記インターフェースは、
    1以上の端末装置の位置を特定するためにこの端末装置によって用いられる位置支援情報を前記ロケーションサーバから受信し、
    前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記ロケーションサーバから受信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記相対リスクに従い前記端末装置が間欠受信サイクルを変更する必要があるというインジケーションを前記1以上の端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクが高いほど前記サイクルを短くするように構成される、
    インフラ機器。
  15. 請求項14に記載のインフラ機器であって、制御回路をさらに具備し、
    前記1以上の端末装置の間欠受信サイクルは前記1以上のシステム情報ブロックを検出する第1のサイクル部分と、信号を受信する電力を抑える第2のサイクル部分を含み、
    前記制御回路は送受信回路と協働して、前記位置支援情報が変化するという相対リスクが高いほど前記第2のサイクル部分が短くなるように前記相対リスクに従い前記第2のサイクル部分の長さを調整するように構成される、
    インフラ機器。
  16. 請求項14に記載のインフラ機器であって、制御回路をさらに具備し、
    前記制御回路は前記送受信回路と協働して、前記1以上のシステム情報ブロックにおいて前記1以上の端末装置に前記位置支援情報の変化の相対リスクのインジケーションを送信するように構成される、
    インフラ機器。
  17. 請求項15に記載のインフラ機器であって、
    前記制御回路は前記送受信回路と協働して、前記ロケーションサーバから受信した位置支援情報を1以上のシステム情報ブロックにおいて前記1以上の端末装置に送信するように構成される、
    インフラ機器。
  18. 請求項14に記載のインフラ機器であって、制御回路をさらに具備し、
    前記制御回路は前記送受信回路と協働して、前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを識別する前記1以上の端末装置にページングメッセージを送信するように構成される、
    インフラ機器。
  19. 無線通信ネットワークの一部を構成するインフラ機器によって行われる方法であって、
    前記方法は、
    前記無線通信ネットワークを介して通信を行う端末装置に信号を送信し、
    1以上の端末装置の位置を特定するためにこの端末装置によって用いられる位置支援情報をロケーションサーバから受信し、
    前記位置支援情報を搬送する1以上のシステム情報ブロックを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記ロケーションサーバから受信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションを前記端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクのインジケーションに応じて、前記相対リスクに従い前記端末装置が間欠受信サイクルを変更する必要があるというインジケーションを前記1以上の端末装置に送信し、
    前記位置支援情報が変化するという相対リスクが高いほど前記サイクルを短くすることを含む、
    方法。
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