JP7413603B2 - プッシュ式入力装置およびプッシュ式シフタ装置 - Google Patents

プッシュ式入力装置およびプッシュ式シフタ装置 Download PDF

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Description

本発明は、プッシュ式入力装置およびプッシュ式シフタ装置に関する。
下記特許文献1には、例えば各種電子機器の入力操作部に用いられるプッシュスイッチに関し、操作ボタンのプッシュ操作に伴って可動接点が弾性反転し、可動接点と固定接点との間が電気的に導通してスイッチオンとなる技術が開示されている。
特開2011-243476号公報
ところで、従来のプッシュスイッチでは、弾性変形可能なドーム状の可動接点を設けることにより、プッシュ操作に対してクリック感を付与する技術が利用されている。しかしながら、このような従来のプッシュスイッチでは、操作者は、ドームが反転動作することによってクリック感を感じた後に、スイッチオン状態に切り替えるために、ドーム状の可動接点が基板の上面の固定接点に接触した後も、確実に電気的に導通するまで、さらに操作ボタンを押し込む必要があった。このため、従来のプッシュスイッチでは、操作ボタンによるクリック操作感を伴うプッシュ操作をより直感的且つ確実に行うことができなかった。
一実施形態に係るプッシュ式入力装置は、操作者によってプッシュ操作される操作ノブと、プッシュ操作に対してクリック感を付与するクリック感付与機構と、プッシュ操作に伴って、所定のスライド方向にスライドするスライダと、スライダのスライドに伴って回転する回転体と、回転体の回転角度を検出するセンサと、センサによる回転角度の検出結果に基づいて、スイッチオン判定を行う判定部とを備える。判定部は、プッシュ操作の荷重特性における最大荷重に対応する回転体の回転角度と、プッシュ操作の荷重特性における最小荷重に対応する回転体の回転角度との間で、スイッチオン判定を行う。
一実施形態によれば、操作ノブによるクリック操作感を伴うプッシュ操作をより直感的且つ確実に行うことができる。
一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置の外観斜視図 一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置の分解斜視図 一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置の斜視断面図 一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置の一部拡大斜視断面図 一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置の電気的構成を示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置が備えるスライダの外観斜視図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置が備える回転体の側面図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置における、スライダの上側摺動部および下側摺動部と、回転体のカム部との係合状態を示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置における、スライダの上側摺動部および下側摺動部と、回転体のカム部との係合状態を示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置における操作ノブによるプッシュ操作の荷重特性の一例を示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置が備える磁気センサ(GMRセンサ)の出力特性を示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置において、磁気センサの検出精度が最も高くなる磁石の回転角度を模式的に示す図 一実施形態に係るプッシュ式入力装置における操作ノブのストローク量と回転体の回転角度との関係を示す図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(プッシュ式シフタ装置10の概要)
図1は、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10の外観斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、X軸方向を前後方向とし、Y軸方向を左右方向とし、Z軸方向を上下方向とする。但し、X軸正方向を前方向とし、Y軸正方向を右方向とし、Z軸正方向を上方向とする。これらは、装置内の相対的な位置関係を示すものであり、装置の設置方向や操作方向を限定するものではなく、装置内の相対的な位置関係が同等なものは、設置方向や操作方向が異なっているものも全て、本発明の権利範囲に含まれるものである。
図1に示すプッシュ式シフタ装置10は、自動車等の車両に設置され、当該車両のシフトチェンジ操作に用いられる。図1に示すように、プッシュ式シフタ装置10は、4つのプッシュ式入力装置100(100-1~100-4)と、ケース101とを備える。4つのプッシュ式入力装置100は、左右方向(Y軸方向)に一列に並べられた状態で、一つのケース101によって一体化されている。4つのプッシュ式入力装置100の各々は、最上部に操作ノブ102を備えており、当該操作ノブ102のプッシュ操作によって、当該操作ノブ102に対応するシフトポジションへ、シフトチェンジ操作を行うことが可能である。
(プッシュ式入力装置100の構成)
図2は、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10の分解斜視図である。図3は、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10の斜視断面図である。図4は、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10の一部拡大斜視断面図である。なお、図3は、プッシュ式シフタ装置10が備えるプッシュ式入力装置100-1の、XZ平面による断面(図1に示すA-A断面線による断面)を表している。また、図4は、プッシュ式シフタ装置10が備えるプッシュ式入力装置100-1(特に、回転体105)の、YZ平面による断面(図2に示すB-B断面線による断面)を表している。
図2に示すように、4つのプッシュ式入力装置100-1~100-4の各々は、操作ノブ102、ケース101、スライダ103、ライトガイド104、回転体105、ラバーシート106、基板107、およびカバー108を備える。
操作ノブ102は、操作者からのプッシュ操作を受け付ける樹脂製の部品である。図2に示す例では、操作ノブ102は、概ね直方体形状を有する。また、操作ノブ102は、その上面が、プッシュ操作を受け付けるための、概ね水平であり、且つ、僅かに凹状に湾曲した操作面102Aとなっている。また、操作ノブ102は、下面に相当する部分の全体が、下側開口部102Bとなっている。操作ノブ102は、下側(Z軸負側)から下側開口部102B内にスライダ103の上部が嵌め込まれることにより、スライダ103の上部に固定的に取り付けられる。これにより、操作ノブ102は、スライダ103と一体的に上下方向(Z軸方向)に移動することができる。すなわち、操作ノブ102は、操作面102Aに対するプッシュ操作がなされることにより、スライダ103を下方(Z軸負方向)にスライドさせることができる。
ケース101は、概ね直方体形状且つ中空構造を有する、容器状且つ樹脂製の部品である。ケース101の内部には、スライダ103、ライトガイド104、回転体105、ラバーシート106、および基板107が収容される。ケース101の上面には、平面視において矩形状を有する上側開口部101Aが形成されている。上側開口部101Aには、スライダ103が、上下方向(Z軸方向)にスライド可能に配置される。また、ケース101は、下面に相当する部分の全体が、下側開口部101Bとなっている。下側開口部101Bは、カバー108によって閉塞される。また、図3に示すように、ケース101の内部には、天井面から垂下して設けられた、円柱状の軸支部101Cが設けられている。図3に示すように、軸支部101Cは、回転体105の上部開口部105bに挿入されることにより、回転体105の上部を回転可能に支持する。また、図4に示すように、ケース101の内部には、軸受開口部101Dを間に挟んで互いに対向する一対の支持部101Eが設けられている。また、図4に示すように、回転体105の下端部には、当該回転体105の外周面から半径方向に拡大された鍔部105Eが設けられている。鍔部105Eの直径は、軸受開口部101Dの直径よりも大きい。図4に示すように、軸受開口部101Dには、回転体105の下端部が嵌め込まれる。この際、回転体105の鍔部105Eが、一対の支持部101Eの上面に当接する。これにより、回転体105の下部が回転可能に支持され、すなわち、回転体105の下方への移動が規制される。
スライダ103は、ケース101の上側開口部101Aに、上下方向(Z軸方向)(「所定のスライド方向」の一例)にスライド可能に配置される樹脂製の部品である。スライダ103は、上下方向(Z軸方向)を筒方向とする、概ね四角筒状の筒部103Aを有する。
ライトガイド104は、スライダ103の筒部103A内に配置される、樹脂製且つ四角柱状の部品である。ライトガイド104は、基板107の上面107Aに実装されたLED107Bから出射されて、当該ライトガイド104の底面から入射された光を、当該ライトガイド104の上面から出射する。これにより、ライトガイド104は、LED107Bから出射された光を、操作ノブ102へ導く。
回転体105は、上下方向を筒方向とする、概ね円筒状の部材である。回転体105は、スライダ103の側方において、上下方向(Z軸方向)を回転軸の軸方向として、当該回転軸の軸周りに回転可能に配置される。回転体105の外周面は、スライダ103の上下方向へのスライドに伴って回転するようにスライダ103と係合している(係合の詳細は後述する)。図3に示すように、回転体105の下側開口部105aには、磁石105Aが埋設されている。また、図3に示すように、回転体105の上部開口部105bには、ケース101の軸支部101Cが挿入されている。これにより、回転体105は、ケース101によって回転可能に支持される。また、回転体105の上部開口部105bには、ケース101の軸支部101Cの周囲に、環状のトーションばね105B(「付勢手段」の一例)が設けられている。トーションばね105Bの一端部は軸支部101Cに固定され、トーションばね105Bの他端部は回転体105に固定されている。これにより、回転体105は、トーションばね105Bの発生する弾性力により、上方から見て常に反時計回り(復帰回転方向)に付勢されている。回転体105は、プッシュ操作によるスライダ103の下方(Z軸負方向)へのスライドに伴って上方から見て時計回りに回転した後、プッシュ操作が解除されたとき、トーションばね105Bの発生する弾性力により、上方から見て反時計回り(復帰回転方向)に回転することができる。これにより、回転体105は、後述するラバーシート106のラバードーム106Aがスライダ103を上方(Z軸正方向)に押し上げて、スライダ103がプッシュ操作前の初期位置へ復帰する動作に伴って、回転体105の初期位置まで回転して復帰することができる。
ラバーシート106は、基板107の上面107Aに重ねて設けられる、シート状の部材である。ラバーシート106は、弾性素材(例えば、シリコンゴム等)が用いられて形成される。ラバーシート106は、基板107の上面107Aを全域に亘って覆うことにより、ケース101の内部に水が浸入した場合であっても、基板107の上面107Aが被水してしまうことを抑制することができる。
また、ラバーシート106には、各スライダ103の底面と対向した位置に、2つのラバードーム106Aが一体的に形成されている。各ラバードーム106Aは、「クリック感付与機構」の一例である。各ラバードーム106Aは、ラバーシート106の上面から上方に突出した凸状に形成されている。各ラバードーム106Aは、プッシュ操作がなされたときに、スライダ103の底面によって押圧されることにより、ドーム部が弾性変形(反転屈曲)し、プッシュ操作に対してクリック操作感を付与する。また、上述した通り、各ラバードーム106Aは、プッシュ操作が解除されたとき、当該ラバードーム106Aの発生する弾性力(初期形状への復帰力)により、スライダ103を上方(Z軸正方向)に押し上げて、スライダ103をプッシュ操作前の初期位置に復帰させることができる。
基板107は、平板状の部品である。基板107は、平面視において四角形状を有する。基板107は、ケース101の内部において、XY平面に対して水平な姿勢で、カバー108の上面に固定的に設置される。基板107としては、例えば、PWB(Printed Wiring Board)が用いられる。基板107の上面107Aには、LED(Light Emitting Diode)107Bおよび磁気センサ107Cが実装されている。
LED107Bは、ライトガイド104の直下となる位置に設けられている。LED107Bは、外部に設けられた制御装置120(図5参照)からの制御により、発光することができる。LED107Bは、発光することによって、ライトガイド104内に光を照射することができる。
磁気センサ107Cは、回転体105の直下となる位置に設けられており、回転体105の下端面に設けられた磁石105Aと対向する。磁気センサ107Cは、磁石105Aの回転に伴う磁束方向の変化を検出することにより、回転体105の回転角度を検出することができる。そして、磁気センサ107Cは、検出された回転角度を示す回転角度信号を、コネクタ108Aを介して、外部に設けられた制御装置120(図5参照)へ出力することができる。なお、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100は、回転角度を検出するための「センサ」の一例として、磁気センサ107C(GMRセンサ)を用いている。但し、これに限らず、プッシュ式入力装置100は、回転角度を検出するための「センサ」の他の一例として、その他の方式(例えば、光学式、機械式、静電式、抵抗式等)のセンサを用いてもよい。
カバー108は、ケース101の下側開口部101Bを閉塞する、樹脂製且つ平板状の部品である。カバー108は、当該カバー108を貫通する4本のねじ109によって、ケース101にねじ止め固定される。カバー108の底面には、四角筒状のコネクタ108Aが下方に突出して設けられている。コネクタ108Aの内部には、基板107の下面から下方に垂下して設けられた複数のコネクタピン(図示省略)が配置される。コネクタ108Aは、外部のコネクタ(図示省略)が嵌め込まれることにより、複数のコネクタピンを、外部のコネクタに電気的に接続させる。
(プッシュ式シフタ装置10の電気的構成)
図5は、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10の電気的構成を示す図である。図5に示すように、プッシュ式シフタ装置10は、4つのプッシュ式入力装置100-1~100-4と、制御装置120とを備える。また、各プッシュ式入力装置100は、LED107Bおよび磁気センサ107Cを備える。
制御装置120は、プッシュ式シフタ装置10が備えるコネクタ108A(図2および図3参照)を介して、各プッシュ式入力装置100が備えるLED107Bおよび磁気センサ107Cに接続される。制御装置120は、発光制御部121および判定部122を備える。
発光制御部121は、各プッシュ式入力装置100が備えるLED107Bの発光を制御する。判定部122は、各プッシュ式入力装置100が備える磁気センサ107Cから供給された検出信号(すなわち、磁気センサ107Cによる回転角度の検出結果)に基づいて、各プッシュ式入力装置100について、プッシュ操作によるスイッチオン判定を行う。
(スライダ103の上側摺動部103Bおよび下側摺動部103C)
図6は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1が備えるスライダ103の外観斜視図である。図6では、プッシュ式入力装置100-1が備えるスライダ103の筒部103Aの、後側(X軸負側)の側面が示されている。図6に示すように、プッシュ式入力装置100-1が備えるスライダ103は、筒部103Aの後側(X軸負側)の側面に、上側摺動部103Bおよび下側摺動部103Cが突出して設けられている。
上側摺動部103Bは、下側摺動部103Cよりも僅かに上方(Z軸正方向)且つ僅かに左方(Y軸負方向)に設けられている。上側摺動部103Bと下側摺動部103Cとの間には、隙間103Dが形成されている。上側摺動部103Bは、隙間103Dに面した曲面状(隙間103Dに向かって凸面状)の上側摺動面103Baを有する。下側摺動部103Cは、隙間103Dに面した曲面状(隙間103Dに向かって凸面状)の下側摺動面103Caを有する。上側摺動部103Bと下側摺動部103Cとは、後述するカム部105Dを挟んで互いに対向する位置に設けられている。(図8、図9参照)
(回転体105のカム部105D)
図7は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1が備える回転体105の側面図である。図7では、プッシュ式入力装置100-1が備える回転体105の、前側(X軸正側)の外周面105Cが示されている。図7に示すように、プッシュ式入力装置100-1が備える回転体105は、前側(X軸正側)の外周面105Cに、螺旋状のカム部105Dが突出して設けられている。カム部105Dは、上端部から下端部に向かって、外周面105Cに沿って、上方から見て反時計回りに延設されている。また、カム部105Dは、上端部から下端部に向かって、徐々に高さ位置が低くなるように、螺旋状に形成されている。カム部105Dの上側の傾斜面は、スライダ103の上側摺動面103Ba(図6参照)が当接して摺動可能な上側カム面105Da(「カム面」の一例)となっている。上側カム面105Daは、スライダ103のスライド力を、回転体105の回転力に変換する。また、カム部105Dの上側カム面105Daの裏側(下側)の傾斜面は、スライダ103の下側摺動面103Ca(図6参照)が当接して摺動可能な下側カム面105Dbとなっている。
なお、図7に示すように、上側カム面105Daは、回転開始部分P1、回転中間部分P2、および回転終了部分P3を有する。
回転開始部分P1は、操作ノブ102のストローク量がストローク量S1に達するまで(「回転体の回転開始時」に相当)、スライダ103の上側摺動部103Bが摺動する部分である。
回転中間部分P2は、操作ノブ102のストローク量がストローク量S1からストローク量S2に達するまで(「回転体の回転中間時」に相当)、スライダ103の上側摺動部103Bが摺動する部分である。
回転終了部分P3は、操作ノブ102のストローク量がストローク量S2以降のとき(「回転体の回転終了時」に相当)、スライダ103の上側摺動部103Bが摺動する部分である。
(スライダ103と回転体105との係合状態)
図8および図9は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1における、スライダ103の上側摺動部103Bおよび下側摺動部103Cと、回転体105のカム部105Dとの係合状態を示す図である。なお、図8は、上方(Z軸正方向)且つ右方(Y軸正方向)から見た、スライダ103および回転体105の外観斜視図である。また、図9は、前方(X軸正方向)から見た、スライダ103および回転体105のYZ平面による断面図であり、スライダ103のみ断面を表している。
図8および図9に示すように、回転体105のカム部105Dは、スライダ103における上側摺動部103Bと下側摺動部103Cとの間の隙間103D内に配置される。これにより、図9に示すように、カム部105Dの上側カム面105Daは、上側摺動部103Bの上側摺動面103Baに当接して摺動可能である。また、図9に示すように、カム部105Dの下側カム面105Dbは、下側摺動部103Cの下側摺動面103Caに当接して摺動可能である。
これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、操作ノブ102のプッシュ操作に伴って、プッシュ操作に伴ってスライダ103が下方(Z軸負方向)へ移動したとき、スライダ103に設けられた上側摺動部103Bの上側摺動面103Baが、回転体105に設けられたカム部105Dの上側カム面105Daをその下端部に向けて摺動しつつ、回転体105を上方から見て時計回り方向に回転駆動する。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、操作ノブ102のプッシュ操作に伴って、回転体105を上方から見て時計回りに回転駆動させることができる。また、トーションばね105Bの発生する弾性力により、回転体105は、上方から見て常に反時計回り(復帰回転方向)に付勢されているので、カム部105Dの上側カム面105Daは、上側摺動部103Bの上側摺動面103Baに常に当接する。このため、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、振動や衝撃があっても、回転体105がスライダ103から離れて回転してしまうことがなく、確実にプッシュ操作に伴う回転体105の回転角度を、スライダ103の下方(Z軸負方向)への移動量に応じたものとすることができる。
また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、操作ノブ102のプッシュ操作が解除されたとき、回転体105の上部開口部105bに設けられているトーションばね105Bの発生する弾性力により、回転体105を上方から見て反時計回りに回転させることができる。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105に設けられたカム部105Dの上側カム面105Daが、スライダ103に設けられた上側摺動部103Bの上側摺動面103Baに常に当接して摺動しつつ、ラバードーム106Aの弾性力によるスライダ103の上方(Z軸正方向)への移動に回転体105が追従して回転する。その結果、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、ラバードーム106Aによってスライダ103を上方(Z軸正方向)に押し上げて、スライダ103をプッシュ操作前の初期位置に復帰させるとともに、回転体105を初期位置に復帰させることができる。
また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、スライダ103が下側摺動部103Cを有する。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、操作ノブ102のプッシュ操作が解除されたときに、スライダ103がラバードーム106Aからの付勢力によって上方に移動したにも関わらず、回転体105の異物等による引っ掛かりによって、トーションばね105Bの発生する弾性力による回転体105の復帰回転方向(上方から見て反時計回り方向)への回転に不具合が生じ、スライダ103の上方への移動に回転体105の回転が追従できなくなった場合、通常の復帰の状態では、カム部105Dの下側カム面105Dbとは隙間を有して離れているスライダ103の下側摺動部103Cが、ラバードーム106Aの押し上げ力によって上方に移動されると、その場で止まっている回転体105に設けられたカム部105Dの下側カム面105Dbに当接し、下側カム面105Dbをその上端部に向けて摺動しつつ、回転体105を復帰回転方向(上方から見て反時計回り方向)に回転駆動することができる。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、異物等による引っ掛かりによって、トーションばね105Bの発生する弾性力だけでは回転体105を回転駆動させることができなくなった場合であっても、回転体105を復帰回転方向(上方から見て反時計回り方向)へ強制的に回転させることができ、回転体105をプッシュ操作前の初期の回転角度に確実に復帰させることができる。
さらに、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、仮にカム部105D、もしくはスライダ103の上側摺動部103Bと下側摺動部103Cの両方が破損して無くなった場合であっても、トーションばね105Bからの復帰回転方向への付勢力によって、回転体105を初期の回転角度に復帰させることができる。
なお、上側摺動部103Bと下側摺動部103Cとの間の隙間103Dには、当該隙間103D内でカム部105Dが滑らかに摺動できるように、カム部105Dに対する僅かなクリアランスが設けられている。このクリアランスは、隙間103D内におけるカム部105Dのがたつきを生じさせてしまう虞がある。
しかしながら、上述した通り、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105に設けられたトーションばね105Bの発生する付勢力により、カム部105Dを、上方から見て反時計回りに回転するように付勢している。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、カム部105Dを、常に上側摺動部103Bに押し当たる方向に付勢することができ、すなわち、カム部105Dを隙間103D内で一方向に片寄せすることで、がたつきを抑制することができる。よって、衝撃や振動を受けた際にも、カム部105Dのがたつきに起因して、回転体105の回転角度が不安定化してしまうことを抑制することができる。
さらに、上述した通り、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、カム部105Dを、常に上側摺動部103Bに当接する方向に付勢することにより、スライダ103の急激な操作に対する回転体105の先行回転(回り過ぎ)を抑制することができ、よって、スライダ103の上下方向(Z軸方向)へのスライドに対し、回転体105の回転動作を確実に追従させることができる。
また、回転体105と、回転体105を回転可能に支持する部品(ケース101の軸支部101Cおよび一対の支持部101E(図4参照))との間には、回転体105を滑らかに回転させるための僅かなクリアランスが設けられている。このクリアランスは、回転体105に対し、水平方向および上下方向のがたつきを生じさせてしまう虞がある。そこで、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、上側摺動面103Baおよび上側カム面105Daの各々を、回転体105の半径方向における外側に向かって徐々に高さ位置が低くなるように、所定の傾斜角度を有して傾斜させている。この傾斜により、カム部105Dの回転中心軸方向(上下方向)の板厚は、半径方向における内側部から外側部へ行くほど薄く設定されている。この傾斜は、トーションばね105Bからの付勢力によって、上側カム面105Daが上側摺動面103Baに押し当てられたときに、回転体105に対し、上側カム面105Daの傾斜した面に対して垂直な方向への反力を生じさせる。この反力の分力が、下向き(支持部101E向き)および水平(回転中心軸向き)の反力となる。一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、この反力によって、回転体105を、上記した回転体105を回転可能に支持する部品との間のクリアランス内で、下向き(支持部101E向き)および水平(回転中心軸向き)に付勢して片寄せすることができる。したがって、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105の水平方向および上下方向へのがたつきを抑制し、回転体105を安定的に回転させることができる。よって、スライダ103の上下方向(Z軸方向)へのスライドに対し、回転体105の回転動作を確実に追従させることができる。
(プッシュ操作の荷重特性)
図10は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1における操作ノブ102によるプッシュ操作の荷重特性の一例を示す図である。図10では、操作ノブ102によるプッシュ操作の荷重特性を、F/Sカーブで表している。図10に示すグラフにおいて、縦軸は、操作荷重を示し、横軸は、ストローク量を示す。なお、一実施形態では、1個の操作ノブ102に対して、同じ仕様の2個ずつのラバードーム106Aを用いて操作荷重を2倍にしているが、これに限定されるものではない。例えば1個のラバードームを用いてもよいし、異なる仕様の3個以上のラバードームを組み合わせても良い。
図10に示すように、操作ノブ102によるプッシュ操作の開始後、当該プッシュ操作のストローク量が、ラバードーム106Aの反転動作が開始するストローク量S1となるまでの間、ラバードーム106Aを屈曲するのに伴い、操作ノブ102によるプッシュ操作に係る操作荷重は、徐々に増加する。このため、図10に示すように、操作ノブ102によるプッシュ操作に係る操作荷重は、プッシュ操作のストローク量がストローク量S1のときに、最大荷重となる。
その後、プッシュ操作のストローク量が、ラバードーム106Aの反転動作が終了するストローク量S2となるまでの間、ラバードーム106Aが反転動作するのに伴い、操作ノブ102によるプッシュ操作に係る操作荷重は、徐々に減少する。このため、図10に示すように、操作ノブ102によるプッシュ操作に係る操作荷重は、プッシュ操作のストローク量がストローク量S2のときに、最小荷重となる。
さらにその後、操作ノブ102によるプッシュ操作は、ラバードーム106Aを押し潰すものとなるため、操作ノブ102によるプッシュ操作に係る操作荷重は、プッシュ操作のストローク量が、最大ストローク量S3となるまでの間、徐々に増加する。
ここで、図10に示すように、制御装置120の判定部122は、操作ノブ102によるプッシュ操作のストローク量が、ストローク量S1とストローク量S2との間にあるときに、スイッチオン判定を行う。特に、判定部122は、操作ノブ102によるプッシュ操作のストローク量が、ストローク量S1とストローク量S2との中間ストローク量S4にあるときに、スイッチオン判定を行う。より具体的には、スライダ103によって回転駆動される回転体105の回転角度状態が、操作ノブ102のストローク量S4に対応した角度状態であるとセンサによって検出されるときに、スイッチオン判定を行う。
これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、操作者が、クリック感を感じたタイミングと略同タイミングで、スイッチオン判定を行うことができる。すなわち、操作者は、クリック感を感じた後に、スイッチオン判定が行われるまでに、さらに操作ノブ102を押し込む必要がない。したがって、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1によれば、操作ノブ102によるクリック操作感を伴うプッシュ操作をより直感的且つ確実に行うことができる。
特に、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、「クリック感付与機構」および「ドーム状弾性体」として、プッシュ操作に伴って押圧されることによって弾性変形するラバードーム106Aを用いている。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、「クリック感付与機構」としてその他の構成(例えば、カム機構等)を用いた場合と比較して、比較的簡単且つ低コストな構成で、プッシュ操作に対してクリック感を付与することができる。なお、本実施形態では、「ドーム状弾性体」の一例として、ラバードーム106Aを用いているが、これに限らず、「ドーム状弾性体」の他の一例として、反転動作可能な金属ドーム部材等を用いてもよい。
また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105に保持された磁石105Aを備えており、「センサ」の一例として、基板107に実装された磁気センサ107Cを用いている。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105の回転角度を、非接触で検出することができる。
また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、磁石105Aと磁気センサ107Cとが、回転体105の回転軸の軸方向において、互いに対向して設けられている。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、基板107の上方に回転体105を回転可能に配置するといった比較的簡単な構成により、磁石105Aと磁気センサ107Cとを互いに対向させて、磁気センサ107Cによる回転体105の回転角度の検出を実現することができる。
また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転体105に、操作ノブ102に加わる操作力を、回転体105の回転力に変換する上側カム面105Daを有する。これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、比較的簡単な構成で、操作ノブ102によるプッシュ操作に伴って、回転体105を回転させることができる。また、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、上側カム面105Daのプロファイル(傾斜角度、長さ等)を変更することで、回転体105の回転量、回転速度等を変更することができる。
(高精度にスイッチオン判定を行うための構成)
図11は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1が備える磁気センサ107C(GMRセンサ)の出力特性を示す図である。図12は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1において、磁気センサ107Cの検出精度が最も高くなる磁石105Aの回転角度を模式的に示す図である。
なお、図11は、25℃、-40℃、および105℃の各々における、磁気センサ107Cの出力電圧の変化を示す。図11に示すように、磁気センサ107C(GMRセンサ)は、0度方向および180度方向において、温度ドリフトによる出力電圧の変化が最も生じ難くなり、よって、最も検出精度が高くなる。
そこで、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、図12に示すように、磁石105Aの回転角度が、磁気センサ107C(GMRセンサ)の0度方向または180度方向に相当する回転角度にあるとき(すなわち、磁石105AのN極とS極との境界線が、磁気センサ107C(GMRセンサ)の0度方向および180度方向と直交するとき)に、制御装置120の判定部によるスイッチオン判定を行うことができるように、磁石105Aの設置向きと、磁気センサ107C(GMRセンサ)の設置向きとが調整されている。
すなわち、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、磁石105Aの回転角度が、磁気センサ107Cによる検出精度が最も高くなる回転角度となるときに、上述の操作ノブ102のストローク量S4に対応した角度状態になるように設定されているため、スイッチオン判定を環境温度によらず確実に行うことができる。したがって、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1によれば、より高精度に、スイッチオン判定を行うことができる。
(ストローク量と回転角度との関係)
図13は、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1における操作ノブ102のストローク量と回転体105の回転角度との関係を示す図である。
図7に示したように、回転体105に設けられた上側カム面105Daは、回転開始部分P1、回転中間部分P2、および回転終了部分P3を有する。
回転開始部分P1および回転終了部分P3は、傾斜角度が比較的急峻である。一方、回転中間部分P2は、傾斜角度が比較的緩やかである。このため、図13に示すように、回転中間部分P2は、単位ストローク量あたりの回転量が、回転開始部分P1および回転終了部分P3よりも大きい。なお、一実施形態では、回転中間部分P2は、図10の操作ノブ102のストロークS1とストロークS2の間の領域に対応しており、制御装置120の判定部122は、この回転中間部分P2の領域での回転状態を検出してスイッチオン判定を行い、好ましくは回転中間部分P2のセンター位置での回転状態(ストロークS4に対応)において、スイッチオン判定を行うように設定される。なお、傾斜角度が比較的緩やかである回転中間部分P2は、操作ノブ102のストロークに対して、任意の領域に設定することが可能であるし、スイッチオン判定は、傾斜角度が比較的緩やかである回転中間部分P2の領域内であれば、必ずしもセンター位置である必要はない。
これにより、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、単位ストローク量あたりの回転量が比較的大きいときに、スイッチオン判定を行うことができる。このため、一実施形態に係るプッシュ式入力装置100-1は、回転角度の検出値のばらつき等の影響を受け難く、スイッチオン判定の精度を高めることができる。
なお、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10が備えるプッシュ式入力装置100-2~100-4は、いずれも、プッシュ式入力装置100-1と同様の構成を有する。これにより、一実施形態に係るプッシュ式シフタ装置10は、プッシュ式入力装置100-1~100-4のいずれがプッシュ操作された場合であっても、操作ノブ102によるクリック操作感を伴うプッシュ操作をより直感的且つ確実に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、一実施形態では、「カム面」を回転体105に設けるようにしているが、これに限らず、「カム面」をスライダ103に設けるようにしてもよい。
本国際出願は、2021年2月16日に出願した日本国特許出願第2021-022837号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
10 プッシュ式シフタ装置
100,100-1~100-4 プッシュ式入力装置
101 ケース
101A 上側開口部
101B 下側開口部
101C 軸支部
101D 軸受開口部
101E 支持部
102 操作ノブ
102A 操作面
102B 下側開口部
103 スライダ
103A 筒部
103B 上側摺動部
103Ba 上側摺動面
103C 下側摺動部
103Ca 下側摺動面
104 ライトガイド
105 回転体
105a 下側開口部
105b 上部開口部
105A 磁石
105B トーションばね
105C 外周面
105D カム部
105E 鍔部
105Da 上側カム面
105Db 下側カム面
106 ラバーシート
106A ラバードーム
107 基板
107A 上面
107B LED
107C 磁気センサ
108 カバー
108A コネクタ
109 ねじ
120 制御装置
121 発光制御部
122 判定部

Claims (14)

  1. 操作者によってプッシュ操作される操作ノブと、
    前記プッシュ操作に対してクリック感を付与するクリック感付与機構と、
    前記プッシュ操作に伴って、所定のスライド方向にスライドするスライダと、
    前記スライダの前記スライドに伴って回転する回転体と、
    前記回転体の回転角度を検出するセンサと、
    前記センサによる前記回転角度の検出結果に基づいて、スイッチオン判定を行う判定部と
    を備え
    前記クリック感付与機構は、
    前記プッシュ操作に伴って前記スライダから押圧されることによって弾性変形するドーム状弾性体である
    ことを特徴とするプッシュ式入力装置。
  2. 前記判定部は、
    前記プッシュ操作の荷重特性における最大荷重に対応する前記回転体の前記回転角度と、前記プッシュ操作の荷重特性における最小荷重に対応する前記回転体の前記回転角度との間で、前記スイッチオン判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のプッシュ式入力装置。
  3. 前記回転体に保持された磁石をさらに備え、
    前記センサは、基板に実装され、前記回転体に保持された前記磁石の前記回転角度を検出する磁気センサである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプッシュ式入力装置。
  4. 前記磁石と前記磁気センサとは、前記回転体の回転軸の軸方向において、互いに対向して設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のプッシュ式入力装置。
  5. 前記回転体は、
    回転開始時と回転終了時よりも、前記回転開始時と前記回転終了時との間の回転中間時の前記スライダの単位ストローク量あたりの回転量が大きく、
    前記判定部は、
    前記回転体が前記回転中間時にあるときに、前記スイッチオン判定を行う
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のプッシュ式入力装置。
  6. 前記判定部は、
    前記スイッチオン判定を行う際の前記磁石の前記回転角度が、前記磁気センサによる検出精度が最も高くなる所定の回転角度にある
    ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置。
  7. 前記スライダおよび前記回転体のいずれか一方に、前記スライダのスライド力を、前記回転体の回転力に変換するカム面を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置。
  8. 操作者によってプッシュ操作される操作ノブと、
    前記プッシュ操作に対してクリック感を付与するクリック感付与機構と、
    前記プッシュ操作に伴って、所定のスライド方向にスライドするスライダと、
    前記スライダの前記スライドに伴って回転する回転体と、
    前記回転体の回転角度を検出するセンサと、
    前記センサによる前記回転角度の検出結果に基づいて、スイッチオン判定を行う判定部と
    を備え、
    前記回転体を復帰回転方向に付勢する付勢手段をさらに備え、
    前記回転体は、外周面に設けられた螺旋状のカム部に上側カム面を有し、
    前記スライダは、当該スライダの下方への前記スライドに伴って、前記上側カム面を摺動することにより、前記回転体を回転させる上側摺動部を有し、
    前記回転体の前記上側カム面は、
    前記付勢手段の付勢力により、常に前記スライダの前記上側摺動部に押し当たる方向に付勢されている
    ことを特徴とするプッシュ式入力装置。
  9. 前記回転体に保持された磁石をさらに備え、
    前記センサは、基板に実装され、前記回転体に保持された前記磁石の前記回転角度を検
    出する磁気センサである
    ことを特徴とする請求項に記載のプッシュ式入力装置。
  10. 前記磁石と前記磁気センサとは、前記回転体の回転軸の軸方向において、互いに対向して設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のプッシュ式入力装置。
  11. 前記クリック感付与機構は、
    前記プッシュ操作に伴って前記スライダから押圧されることによって弾性変形するドーム状弾性体である
    ことを特徴とする請求項から請求項10のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置。
  12. 前記回転体は、前記外周面に設けられた螺旋状の前記カム部における前記上側カム面の裏側に下側カム面を有し、
    前記スライダは、前記カム部を挟んで前記上側摺動部と対向する位置に設けられた下側摺動部をさらに備え、
    前記下側摺動部は、前記スライダの下方への前記スライドの際には前記下側カム面と隙間を有しており、前記スライダの上方への前記スライドの際には、前記付勢手段からの付勢力では前記回転体が前記復帰回転方向に回転できない場合にのみ、前記スライダの上方への前記スライドに伴って、前記下側摺動部が前記下側カム面に当接して摺動することにより、前記回転体を前記復帰回転方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項から請求項11のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置。
  13. 前記上側カム面および前記上側摺動部の各々は、
    前記回転体の半径方向における外側に向かうにつれて高さ位置が低くなるように傾斜している
    ことを特徴とする請求項から請求項12のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプッシュ式入力装置を複数備える
    ことを特徴とするプッシュ式シフタ装置。
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