JP7413553B2 - 再確立方法および通信機器 - Google Patents

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Description

本出願は、通信分野に関する。そして、より具体的には、通信分野における再確立方法および通信装置に関する。
本出願は、2020年2月19日に中国国家知識産権局に出願され、タイトルが「RE-ESTABLISHMENT METHOD AND COMMUNICATION APPARATUS」である中国特許出願第202010103185.4号について優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
現在、従来の無線リンク障害(radio link failure、RLF)後の無線リソース制御(radio resource control、RRC)の再確立(re-establishment)プロシージャにおいては、再確立セルが属するネットワーク装置に対して端末装置によって送信される再確立要求メッセージは、端末装置によって使用されている構成情報(configuration information)に対応するパラメータを含んでいる。
しかしながら、端末装置がソースセルからターゲットセルへハンドオーバ(hand over)するプロシージャにおいては、リンク障害が発生した場合、端末装置はRRC接続を再確立する必要がある。例えば、ターゲット装置がターゲットセルへ成功裡にハンドオーバしたが、ターゲットネットワーク装置から、ソースネットワーク装置と端末装置との間のリンクを解放(release)するための端末装置を示すメッセージを受信していない場合、端末装置は、ターゲットネットワーク装置から再構成(reconfiguration)メッセージを受信し、そして、端末装置において再構成障害が発生する。その結果、ターゲットセル内の端末装置において無線リンク障害が発生する。この場合、端末装置は、ソースセルで使用される構成情報およびターゲットセルで使用される構成情報の両方を保管する。従って、端末装置が、保管された構成情報に基づいて、どのように再確立を実行するかが、解決されるべき緊急の課題となる。
本出願は、ハンドオーバプロシージャにおけるリンク障害シナリオに足して適用可能な、再確立方法を提供する。端末装置は、保管された構成情報に基づいてRRC再確立を開始し得る。
第1態様に従って、再確立方法が提供される。ここで、本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする端末装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報であるステップと、リンク障害が発生したと判断するステップと、第2構成情報を解放するステップであり、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報であるステップと、第2構成情報を解放するステップと、第1セルを決定するステップと、第1構成情報に基づいて無線リソース制御RRC再確立要求メッセージを決定するステップと、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するステップと、を含む。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
上述の技術的ソリューションに基づき、端末装置は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバのプロシージャにおいて、リンク障害が発生した場合、ソースセルで使用されている構成情報を解放し、端末装置のメモリの一部を解放する。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ソースセルで使用されている構成情報が解放された後、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報のみを有している。このことは、、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。
第2態様に従って、再確立方法が提供される。ここで、本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルにハンドオーバする端末装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報であるステップと、リンク障害が発生したと判断するステップと、第1構成情報を解放するステップと、第1セルを決定するステップと、第2構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定するステップであり、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報であるステップと、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するステップと、を含む。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
上述の技術的ソリューションに基づき、端末装置は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバのプロシージャにおいて、リンク障害が発生した場合、ターゲットセルに使用されている構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部が解放され得る。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ターゲットセルで使用されている構成情報が解放された後で、端末装置は、ソースセルに使用されている構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。
第3態様に従って、再確立方法が提供される。ここで、本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルにハンドオーバする端末装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報であるステップと、リンク障害が発生したと判断するステップと、第1セルを決定するステップと、第1セルに基づいて第2構成情報を解放するステップであり、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報であるステップと、第1構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定するステップと、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するステップと、を含む。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
上述の技術的ソリューションに基づき、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバのプロシージャにおいて、端末装置は、最初に、端末装置内の実装、または、リンク障害が発生した場合には、事前構成に基づいて、第1セルを選択し、そして、次いで、第1セルに基づいてソースセルで使用されている構成情報を解放することを選択する。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。加えて、ソースセルで使用される構成情報は、決定された第1セルに基づいて解放されるので、リザーブされた構成情報に基づいて決定されたRRC再確立要求メッセージが、決定された第1セルとより良好に一致することを確実にすることができる。
第4態様に従って、再確立方法が提供される。ここで、本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するステップであり、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする端末装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報であるステップと、リンク障害が発生したと判断するステップと、第1セルを決定するステップと、第1セルに基づいて第1構成情報を解放するステップと、第2構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定するステップであり、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報であるステップと、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するステップと、を含む。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
上記の技術的ソリューションに基づいて、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバのプロシージャにおいて、端末装置は、最初に、端末装置内の実装、または、リンク障害が発生した場合には、事前構成に基づいて、第1セルを選択し、そして、次いで、第1セルに基づいてターゲットセルで使用されている構成情報を解放することを選択する。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。加えて、ターゲットセルに使用されている構成情報のうち1つの構成情報が、決定された第1セルに基づいて解放されるので、リザーブされた構成情報に基づいて決定された再確立要求メッセージが、決定された第1セルとより良好に一致することを確実にすることができる。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、リンク障害が発生したと判断することは、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、リンク障害が発生したと判断するステップと、デュアルアクティブプロトコルスタック(dual active protocol stack、DAPS)ハンドオーバを実行するステップと、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、リンク障害が発生したと判断するステップと、DAPSハンドオーバを実行するステップと、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、かつ、第2構成情報を解放する前に、リンク障害が発生したと判断するステップと、もしくは、DAPSハンドオーバを実行するステップと、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、かつ、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、リンク障害が発生したと判断するステップであり、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示し、または、ソースセルを解放することを示すステップと、を含む。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、リンク障害が発生したと判断するステップは、ターゲットセルまたは前記ソースセルにおいて、
RRC接続再構成障害の発生、
完全性チェック障害、
無線リンク制御(radio link control、RLC)再送量が既定の閾値に到達、
タイマT310の期限切れ、
ランダムアクセス障害、および、タイマT311の非動作、
デュアルアクティブプロトコルスタックDAPSハンドオーバシナリオにおける、ターゲットセル内の無線リンク障害の発生、または、
DAPSハンドオーバシナリオにおける、ターゲットセル内の無線リンク障害の発生、および、ソースセル内の無線リンク障害の発生、
といった事例のうち1つ以上が発生していると判定された場合に、リンク障害が発生したと判断するステップ、を含む。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、ターゲットセル内でRRC接続再構成障害が発生したと判断するステップは、ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信するステップであり、第1再構成メッセージは、第3構成情報を含み、かつ、第3構成情報は、ターゲットセルで使用される新しい構成情報であるステップと、第1再構成メッセージに基づいて、再構成を実行するステップと、ターゲットセルでRRC接続再構成障害が発生したと判断するステップと、を含む。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信する前に、本方法は、さらに、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、かつ、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、ターゲットネットワーク装置から1再構成メッセージを受信するステップであり、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示すか、または、ソースセルを解放することを示すステップ、を含む。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、リンク障害が発生したと判断するステップは、ハンドオーバプロシージャにおいて、
インターシステムのハンドオーバが失敗すること、または、
イントラシステムのハンドオーバが失敗すること、
のうち1つ以上のケースが発生したと判定された場合に、リンク障害が発生したと判断するステップ、を含む。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、第1再構成メッセージは、第1指示情報を含み、かつ、第1指示情報は、第2構成情報を解放することを示す。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、第2指示情報を含み、かつ、第2指示情報は、リンク障害を示す。
第1態様から第4態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、本方法は、さらに、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するステップと、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するステップであり、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示すステップと、ターゲットネットワーク装置へ第2メッセージを送信するステップであり、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示すステップと、を含む。
第1態様または第3態様に関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、ターゲットセルの物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)、ターゲットセルで使用されるセル無線ネットワーク一時識別子(cell-radio network temporary identifier、C-RNTI)、または、ターゲットセルで使用される完全性のためのショートメッセージ認証コード(short message authentication code for integrity、short MAC-I)、のうち1つ以上のパラメータを含む。
第2態様または第4態様に関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、ソースセルのPCI、ソースセルで使用されるC-RNTI、および、ソースセルで使用されるショートMAC-I、のうち1つ以上のパラメータを含む。
第3態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルである。
第4態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1セルは、ソースネットワーク装置が属するセル、または、非ターゲットネットワーク装置が属するセルである。
第5態様に従って、通信方法が提供される。本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセルに成功裡にアクセスした後で、タイマを開始するステップと、ターゲットセルが属するネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するステップであり、第1メッセージは、ソースセルの構成を解放することを示す、ステップと、ソースセルで使用される構成を解放するステップと、を含む。
上記の技術的ソリューションに基づいて、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、ターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始してよい。タイマが期限切れであれば、端末装置が、ターゲットセルが属するネットワーク装置から、ソースセルで使用されている構成情報を解放するメッセージを受信しなかった場合、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報を積極的に解放してよい。このことは、端末装置が、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてソースセルで使用される構成情報を長期間維持する必要がある、という問題を回避する。
第5態様に関して、いくつかの可能な実装において、本方法は、さらに、ターゲットセルが属するネットワーク装置に第2メッセージを送信するステップであり、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す。
第6態様に従って、通信方法が提供される。本方法は、端末装置に対して適用可能である。本方法は、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するステップと、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するステップであり、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示すステップと、ターゲットネットワーク装置へ第2メッセージを送信するステップであり、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示すステップと、を含む。
上述の技術的ソリューションに基づき、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、ターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始し得る。タイマが期限切れであり、端末装置が、ターゲットセルが属するネットワーク装置から、ターゲットセルで使用されている構成情報を解放するメッセージを受信していない場合に、端末装置は、ターゲットセルが属するネットワーク装置に対して、端末装置が、ソースセルで使用されている構成情報を解放するためのメッセージを受信していないことを示すメッセージを送信し得る。さらに、ターゲットセルが属するネットワーク装置は、ソースセルで使用されている構成情報を解放するためのメッセージを、端末装置に対して、送信または再送信し得る。さらに、端末装置は、ソースセルで使用する構成情報を解放する。このことは、端末装置が、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてソースセルで使用される構成情報を長期間維持する必要がある、という問題を回避する。
第6態様に関して、いくつかの可能な実装において、本方法は、さらに、第3メッセージをネットワーク装置へ送信するステップであり、ここで、第3メッセージは、第1メッセージが受信されたことを示す、ステップを含む。
第6態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1メッセージは、第1RRCシグナリング識別子を搬送する。
第7態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
トランシーバユニットは、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するように構成されており、ここで、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする通信装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、リンク障害が発生したと判断するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第2構成情報を解放するように構成されており、ここで、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、さらに、第1セルを決定するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定するように構成されている。トランシーバユニットは、さらに、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するように構成されている。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
第8態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
トランシーバユニットは、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するように構成されており、ここで、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする通信装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、リンク障害が発生したと判断するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1構成情報を解放するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1セルを決定するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第2構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定するように構成されており、ここで、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報である。トランシーバユニットは、さらに、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するように構成されている。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
第9態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
トランシーバユニットは、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するように構成されており、ここで、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする通信装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、リンク障害が発生したと判断するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1セルを決定するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1セルに基づいて、第2構成情報を解放するように構成されており、ここで、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、さらに、第1構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定するように構成されている。トランシーバユニットは、さらに、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するように構成されている。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
第10態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
トランシーバユニットは、ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するように構成されており、ここで、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする通信装置を示し、ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、第1構成情報は、ターゲットセルで使用される構成情報である。処理ユニットは、リンク障害が発生したと判断するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1セルを決定するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第1セルに基づいて、第1構成情報を解放するように構成されている。処理ユニットは、さらに、第2構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定するように構成されており、ここで、第2構成情報は、ソースセルで使用される構成情報である。トランシーバユニットは、さらに、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信するように構成されている。
第1セルは、再確立が開始されたセルである。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、処理ユニットは、特定的に、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、リンク障害が発生したと判断し、DAPSハンドオーバを実行し、かつ、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、リンク障害が発生したと判断し、DAPSハンドオーバを実行し、かつ、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、第2構成情報を解放する前に、リンク障害が発生した判断し、もしくは、DAPSハンドオーバを実行し、かつ、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、リンク障害が発生したと判断するように構成されており、ここで、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示し、または、ソースセルを解放することを示す。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、処理ユニットは、特定的に、ターゲットセルまたはソースセルにおいて、
RRC接続再構成障害の発生、
完全性チェック障害、
無線リンク制御RLC再送量が既定の閾値に到達、
タイマT310の期限切れ、
ランダムアクセス障害、および、タイマT311の非動作、
DAPSハンドオーバシナリオにおける、ターゲットセル内の無線リンク障害の発生、または、
DAPSハンドオーバシナリオにおける、ターゲットセル内の無線リンク障害の発生、および、ソースセル内の無線リンク障害の発生、
といった事例のうち1つ以上が発生していると判定された場合に、リンク障害が発生したと判断する、ように構成されている。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、トランシーバユニットは、さらに、ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信するように構成されており、ここで、第1再構成メッセージは、第3構成情報を含み、かつ、第3構成情報は、ターゲットセルで使用される新しい構成情報である。処理ユニットは、さらに、第1再構成メッセージに基づいて、再構成を実行するように構成されている。処理ユニットは、さらに、ターゲットセルでRRC接続再構成障害が発生したと判断するように構成されている。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、かつ、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、トランシーバユニットは、さらに、ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信するように構成されており、ここで、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示すか、または、ソースセルを解放することを示す。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、処理ユニットは、特定的に、ハンドオーバプロシージャにおいて、
インターシステムのハンドオーバが失敗すること、または、
イントラシステムのハンドオーバが失敗すること、
のうち1つ以上のケースが発生したと判定された場合に、リンク障害が発生したと判断する、ように構成されている。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、第1再構成メッセージは、第1指示情報を含み、かつ、第1指示情報は、第2構成情報を解放することを示す。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、第2指示情報を含み、かつ、第2指示情報は、リンク障害を示す。
第7態様から第10態様までのいずれか1つに関して、いくつかの可能な実装において、処理ユニットは、さらに、APSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するように構成されておいる。処理ユニットは、さらに、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するように構成されており、ここで、第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示す。トランシーバユニットは、さらに、ターゲットネットワーク装置へ第2メッセージを送信するように構成されており、ここで、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す。
第7態様または第9態様に関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、ターゲットセルのPCI、ターゲットセルで使用されるC-RNTI、およびターゲットセルで使用されるショートMAC-Iのうちの1つ以上を含む。
第8態様または第10態様に関して、いくつかの可能な実装において、再確立要求メッセージは、ソースセルのPCI、ソースセルで使用されるC-RNTI、および、ソースセルで使用されるショートMAC-I、のうち1つ以上のパラメータを含む。
第9態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルである。
第10態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1セルは、ソースネットワーク装置が属するセル、または、非ターゲットネットワーク装置が属するセルである。
第11態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
処理ユニットは、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するように構成されている。処理ユニットは、さらに、ターゲットセルが属するターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するように構成されており、ここで、第1メッセージは、ソースセルの構成を解放することを示す。処理ユニットは、さらに、ソースセルで使用されている構成を解放するように構成されている。
第11態様に関して、いくつかの可能な実装において、トランシーバユニットは、第2メッセージをターゲットセルが属するネットワーク装置へ送信するように構成されており、ここで、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す。
第12態様に従って、通信装置が提供される。装置は、トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える。
処理ユニットは、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡にターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するように構成されている。処理ユニットは、さらに、ターゲットセルが属するターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、タイマが期限切れであると判断するように構成されており、ここで、第1メッセージは、ソースセルの構成を解放することを示す。トランシーバユニットは、さらに、第2メッセージをネットワーク装置へ送信するように構成されており、ここで、第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す。トランシーバユニットは、さらに、ネットワーク装置から第1メッセージを受信するように構成されている。処理ユニットは、さらに、ソースセルで使用されている構成を解放するように構成されている。
第12態様に関して、いくつかの可能な実装において、トランシーバユニットは、さらに、第3メッセージをネットワーク装置へ送信するように構成されており、ここで、第3メッセージは、第1メッセージが受信されたことを示す。
第12態様に関して、いくつかの可能な実装において、第1メッセージは、第1RRCシグナリング識別子を搬送する。
第13態様に従って、通信装置が提供される。装置は、プロセッサおよび通信インターフェイスを備えている。プロセッサは、メモリに結合され、そして、メモリ内の命令を実行するように構成されており、第1態様から第6態様までの任意の可能な実装に従って、本方法を実施することができる。任意的に、測距装置(ranging device)は、さらに、メモリを含んでいる。
一つの実装において、通信装置は、端末装置である。通信装置が端末装置である場合、通信インターフェイスは、トランシーバまたは入力/出力インターフェイスであってよい。
別の実装において、通信装置は、端末装置内に構成されたチップである。通信装置が、端末装置内に配置されたチップである場合、通信インターフェイスは、入力/出力インターフェイスであってよい。
任意的に、トランシーバは、トランシーバ回路であってよい。任意的に、入力/出力インターフェイスは、入力/出力回路であってもよい。
第14態様に従って、通信装置が提供される。通信装置は、入力回路、出力回路、および、処理回路を含んでいる。処理回路は、入力回路を使用することにより信号を受信し、かつ、出力回路を使用することにより信号を送信するように構成されており、プロセッサが、第1態様から第6態様までの可能な実施のうちいずれか1つに従って方法を実施することを可能にする。
特定的な実装プロセスにおいて、通信装置はチップであってよく、入力回路は入力ピンであってよく、出力回路は出力ピンであってよく、そして、処理回路は、トランジスタ、ゲート回路、トリガ、任意の論理回路、などであってよい。入力回路によって受信される入力信号は、例えば、これに限定されるわけではないが、受信器によって受信され、かつ、入力されてよく、出力回路によって出力される信号は、例えば、これに限定されるわけではないが、送信器に対して出力され、かつ、送信器によって送信されてよく、そして、入力回路および出力回路は、同じ回路であってよく、ここで、回路は、異なる瞬間に、入力回路および出力回路として使用される。プロセッサおよび種々の回路の特定的なの実装は、本出願の実施形態において限定されない。
第15態様に従って、通信装置が提供される。通信装置は、プロセッサおよび通信インターフェイスを含んでいる。プロセッサは、メモリに保管されている命令を読み出し、受信器を使用することにより信号を受信し、そして、送信器を使用することにより信号を送信するように構成されており、第1態様から第6態様までの可能な実施のうちいずれか1つに従って方法を実施する。
任意的に、1つ以上のプロセッサが存在し、かつ、1つ以上のメモリが存在する。
任意的に、メモリは、プロセッサと統合されてよく、または、メモリとプロセッサとは、別々に配置されてよい。
特定的な実装プロセスにおいて、メモリは、読出し専用メモリ(read-only memory、ROM)といった、非一時的(non-transitory)メモリであってよい。メモリおよびプロセッサは、1つのチップへと集積されてよく、または、別々に異なるチップに配置されてよい。メモリのタイプ、および、メモリとプロセッサとが配置される方法は、本出願のこの実施形態において限定されない。
指示情報の送信といった関連データ交換プロセスは、プロセッサから指示情報を出力するプロセスであってよく、そして、能力情報の受信は、プロセッサによる入力能力情報を受信するプロセスであってよいことが、理解されるべきである。具体的に、プロセッサによって出力されたデータは、送信器に対して出力されてよく、そして、プロセッサによって受信された入力データは、受信器からのものであってよい。送信器および受信器は、集合的にトランシーバと称される。
第15態様における通信装置は、チップであってよい。プロセッサは、ハードウェアを使用することにより実施されてよく、または、ソフトウェアを使用することにより実施されてよい。プロセッサがハードウェアを使用することにより実装される場合、プロセッサは、論理回路、集積回路、等であってよく、または、プロセッサがソフトウェアを使用することにより実装される場合、プロセッサは、汎用プロセッサであってよく、そして、メモリに保管されたソフトウェアコードを読出すことによって実装されてよい。メモリは、プロセッサの中へと統合されてよく、プロセッサの外側に配置され、かつ、独立して存在してよい。
第16態様に従って、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(コードまたは命令とも呼ばれ得るもの)を含んでいる。コンピュータプログラムが実行されると、コンピュータは、第1態様から第6態様までの可能な実施のうちいずれか1つにおいて、方法を実施することが可能となる。
第16態様に従って、コンピュータで読取り可能な媒体が提供される。コンピュータで読取り可能な媒体は、コンピュータプログラム(コードまたは命令とも呼ばれるもの)を保管する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1態様から第6態様までの可能な実施のうちいずれか1つに従って、方法を実施することが可能となる。
図1は、本出願の一つの実施形態による方法に従った、通信システムの概略図である。 図2は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図3は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図4は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図5は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図6は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図7は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図8は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図9は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図10は、本出願の一つの実施形態に従った、再確立方法の概略フローチャートである。 図11は、本出願の一つの実施形態に従った、通信方法の概略フローチャートである。 図12は、本出願の一つの実施形態に従った、通信装置の概略ブロック図である。 図13は、本出願の一つの実施形態に従った、端末装置の概略構造図である。
以下に、添付の図面を参照して、本出願の技術的ソリューションを説明する。
本出願の実施形態における技術的ソリューションは、様々な通信システム、例えば、ロングタームレボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割二重(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時間分割二重(Frequency Time Duplex、FDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)通信システムまたは新無線アクセス技術(New Radio Access Technology、NR)システム、車車間/路車間通信システム(vehicle-to-XV2X)、ロングタームレボリューション車両(Long Term Evolution-Vehicle、LTE-V)システム、車両システムのインターネット、マシン型通信(machine type Communication、MTC)システム、ロングタームレボリューションマシン(Long Term Evolution-Machine、LTE-M)システム、マシンツーマシン(machine-to-machine、M2M)システム、等に適用することができる。ここで、V2Xは、車両-ネットワーク(vehicle to network、V2N)、車両-車両(vehicle to vehicle、V2V)、車両-インフラストラクチャ(vehicle to infrastructure、V2I)、車両-歩行者(vehicle to pedestrian、V2P)を含み得る。
本出願の実施形態において、ネットワーク装置は、無線トランシーバ機能を有する任意の装置であり得る。本装置は、これらに限定されるわけではないが、エボルブド基地局(evolved NodeB、eNB)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、ベーストランシーバステーション(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、Home evolved NodeB、または、Home NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(BaseBand Unit、BU)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)システムにおけるアクセスポイント(Access Point、AP)、ワイヤレスリレーノード、ワイヤレスバックホールノード、送信ポイント(transmission point、TP)、送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)、等を含む。本装置は、代替的に、5GシステムにおけるgNBまたは送信ポイント(TRPまたはTP)、例えば、5Gシステムにおける基地局のNRシステム、または、アンテナパネルの1つ又はグループ(複数のアンテナパネルを含む)、もしくは、gNBまたは送信ポイントを構成するネットワークノード、例えば、ベースバンドユニット(BBU)または分散ユニット(distributed、DU)であり得る。
いくつかのデプロイメントにおいて、gNBは、集中型ユニット(centralized unit、CU)およびDUを含み得る。gNBは、さらに、アクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)を含み得る。CUは、gNBのいくつかの機能を実装し、そして、DUは、gNBのいくつかの他の機能を実装する。例えば、CUは、非リアルタイムプロトコルおよびサービスを処理する責任があり、そして、無線リソース制御(radio resource control、RRC)レイヤおよびパケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)レイヤの機能を実装する。DUは、物理層プロトコルおよびリアルタイムサービスを処理する責任があり、そして、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、メディアアクセス制御(media access control、MAC)層、および物理(physical、PHY)層の機能を実装する。AAUは、いくつかの物理層処理機能、無線周波数処理、および、アクティブアンテナに関連する機能を実装する。RRC層での情報は、最終的にPHY層での情報に変換されるか、または、PHY層での情報から変換される。従って、このアーキテクチャにおいては、RRC層シグナリングといった上位層シグナリングも、また、DUによって送信されるか、または、DUおよびAAUによって送信されるものとして考えられる。ネットワーク装置は、CUノード、DUノード、およびAAUノードのうち1つ以上を含む装置であり得ることが理解され得る。加えて、CUは、アクセスネットワーク(radio access network、RAN)におけるネットワーク装置へと分類され、または、CUは、コアネットワーク(core network、CN)におけるネットワーク装置へと分類される。このことは、本出願において限定されない。
ネットワーク装置は、セルをサービスし、そして、端末装置は、ネットワーク装置によって割り当てられた送信リソース(例えば、周波数ドメインリソースまたはスペクトルリソース)を使用することにより、セルと通信する。セルは、マクロ基地局(例えば、マクロeNBまたはマクロgNB)に所属してよく、または、小セル(small cell)に対応する基地局に所属してもよい。ここにおける小セルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)、等を含み得る。これらの小セルは、小さなカバレッジおよび低い送信電力という特性を有し、そして、高速(high-rate)データ伝送サービスの提供に適用可能である。
本出願の実施形態において、端末装置は、ユーザ装置(user equipment、UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、または、ユーザ装置を含む。本出願の実施形態における端末装置は、移動電話(mobile phone)、タブレット(pad)、無線送受信器能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末装置、拡張現実(augmented reality、AR)端末装置、産業用制御(industrial control)における無線端末、無人運転(self driving)における無線端末、遠隔治療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、コンピュータ装置、無線モデムに接続された別の処理装置、車載装置、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末装置、将来のエボルブド公衆陸上移動網(public land mobile network、PLMN)における端末装置、等であり得る。
ウェアラブルデバイスは、また、ウェアラブル・インテリジェント・デバイスと称されてよく、そして、日常の衣類のインテリジェントなデザインにおいてウェアラブル技術を適用することによって開発された、眼鏡、手袋、時計、衣類、靴といったウェアラブルデバイスの一般用語である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着するか、または、ユーザの衣類またはアクセサリーの中へ組み込むことができるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換、およびクラウドインタラクションを通じて強力な機能も、また、実施する。一般的なウェアラブル・インテリジェント・デバイスは、スマートウォッチやスマート眼鏡といった、スマートフォンに依存することなく完全または部分的な機能を実施できる、フル機能および大きなサイズのデバイス、および、1種類のアプリケーション機能のみにフォーカスし、かつ、物理的なサインをモニタリングするための様々なスマートバンドまたはスマートジュエリーといった、スマートフォンなどの他のデバイスと連携する必要があるデバイスを含む。
加えて、端末装置は、代替的に、モノのインターネット(internet of things、IoT)システムにおける端末装置であってよい。IoTは、将来の情報技術開発の重要な部分である。IoTの主な技術的特徴は、通信技術を使用することによってネットワークにモノを接続することであり、人と機械(human-machine)の相互接続およびモノとモノ(thing-thing)の相互接続のためのインテリジェントネットワークを実現する。
端末装置の特定の形態は、本出願においては限定されない。
本出願の実施形態の理解を促進するために、本出願の実施形態が適用可能な通信システムが、図1を参照して最初に詳細に説明される。図1は、本出願の一つの実施形態に従った、通信方法および通信装置に対して適用可能な通信システムの概略図である。図1に示されるように、通信システム100は、少なくとも2つのネットワーク装置、例えば、図1に示されるネットワーク装置110およびネットワーク装置120を含み得る。通信システム100は、さらに、少なくとも1つの端末装置、例えば、図1に示される端末装置130を含み得る。端末装置130は、移動式、または、固定式であってよい。ネットワーク装置110およびネットワーク装置120は、両方とも、無線リンクを介して端末装置130と通信することができる基地局または基地局コントローラといった装置である。各ネットワーク装置は、特定の地理的区域に対して通信カバレッジ(communication coverage)を提供することができ、そして、カバレッジ領域内の端末装置(セル)と通信することができる。
図1は、2つのネットワーク装置および1つの端末装置が存在する実施例を示している。任意的に、通信システム100は、少なくとも1つのネットワーク装置を含んでよく、そして、各ネットワーク装置のカバーエリア内に別の量の端末装置が含まれてよい。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
複数のアンテナは、図1におけるネットワーク装置110、ネットワーク装置120、または端末装置130といった各通信装置のために構成され得る。複数のアンテナは、信号を送信するように構成された少なくとも1つの送信アンテナ、および、信号を受信するように構成された少なくとも1つの受信アンテナを含み得る。加えて、通信装置は、さらへ送信器チェーンおよび受信器チェーンを含む。当業者であれば、送信器チェーンおよび受信器チェーンは、それぞれ、信号の送受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、または、アンテナ)を含み得ることを理解するだろう。従って、ネットワーク装置と端末装置とは、マルチアンテナ技術を使用することによって、相互に通信することができる。
任意的に、無線通信システム100は、ネットワークコントローラまたはモビリティ管理エンティティといった別のネットワークエンティティをさらに含んでよい。このことは、本出願の実施態様において限定されない。
本出願の実施態様の理解を促進するために、以下では、本出願で使用される用語を、最初に、簡単に説明する。
1.RRC再確立(re-establishment):端末装置において、ハンドオーバ障害、再構成(reconfiguration)障害、完全性チェック障害、RLF、等が発生した場合、端末装置は、RRC再確立プロシージャを開始し得る。
例えば、RRC再確立プロシージャは、以下のステップを含み得る。
ステップ1:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを、再確立セル(または、セルが属するネットワーク装置)へ送信する。
ステップ2:再確立セルが端末装置の要求を許可する場合、RRC再確立メッセージを、端末装置へ送信する。
ステップ3:端末装置は、RRC再確立完了メッセージを、再確立セルへ送信する。
ここにおいて、再確立セルは、セル探索または検出を通じて端末装置によって決定されるセルであり得る。再確立セルは、所定(predefined)の基準、例えば、NRプロトコルTS38.304-f30のセル選択S基準を満足するセルであり得る。簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されない。端末装置がセルにメッセージを送信するプロセスは、本質的には、端末装置が、セルが属するネットワーク装置にメッセージを送信するプロセスであることに留意すべきである。セルが属するネットワーク装置は、例えば、セルのサービス基地局である。表現を簡潔にするために、本出願では、「端末装置がメッセージをセルへ送信する」が使用される。
RLFにおけるRRC再構成失敗(failure)後のRRC再確立プロシージャが、RRCプロシージャを説明するための一つの例として使用される。
端末装置のサービス基地局は基地局#1であり、そして、対応するサービスセルはセル#1であることが仮定されている。この場合に、端末装置は、基地局#1によって提供されるコンフィグレーション#1を端末装置について使用する。
ステップ1:端末装置は、基地局#1からRRC再構成メッセージを受信する。ここで、RRC再構成メッセージは、コンフィグレーション#2を含んでいる。
ステップ2:端末装置は、RRC再構成メッセージに基づいて再構成を実行する。RRC再構成障害が発生した場合、端末装置は、引き続きコンフィグレーション#1を使用し、そして、再確立プロシージャを開始する。
ステップ3:端末装置は、適切な再確立セルを選択し、RRC再確立プロシージャを開始し、そして、再確立要求メッセージを再確立セルへ送信する。具体的に、再確立要求メッセージは、セル#1の端末装置によって使用されるパラメータを含み、かつ、具体的に、コンフィグレーション#1に対応し、かつ、セル#1における端末装置によって使用されるKRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズム、セル#1において使用されるC-RNTIおよびショートMAC-I、並びに、セル#1の物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)を含んでいる。
2.RRC接続:正常な通信(normal communication)の前に、端末装置はネットワーク装置へのRRC接続、すなわち、セルへのRRC接続を確立することができる。RRC接続が切断された場合、端末装置は正常な通信を実行することができない。
3.セル(cell):セルは、上位層それぞれから、すなわち、リソース管理、モビリティ管理、またはサービスユニットの観点から説明される。各ネットワーク装置のカバレッジ領域は、1つ以上のセルに分割することができ、そして、各セルは1つ以上の周波数に対応し得る。別の言葉で言えば、各セルは、1つ以上の周波数のカバレッジ領域によって形成される領域として考えることができる。
セルは、ネットワーク装置の無線ネットワークのカバレッジ内の領域であり得ることに留意されたい。本出願の実施形態において、異なるセルは、同一のネットワーク装置または異なるネットワーク装置に対応し得る。例えば、セル#1が属するネットワーク装置およびセル#2が属するネットワーク装置は、例えば、異なるネットワーク装置、例えば、基地局であってよい。別の言葉で言えば、セル#1およびセル#2は、異なる基地局によって管理され得る。代替的に、別の例として、セル#1を管理するネットワーク装置およびセル#2を管理するネットワーク装置は、交替に同じ基地局の異なる無線周波数処理ユニット、例えば、無線遠隔ユニット(radio remote unit、RRU)であってよい。別の言葉で言えば、セル#1およびセル#2は、同じ基地局によって管理され、そして、同じベースバンド処理ユニットおよび同じ中間周波数処理ユニットを有し得るが、異なる無線周波数処理ユニットを有してもよい。代替的に、さらに別の例について、セル#1が属するネットワーク装置およびセル#2が属するネットワーク装置は、同じネットワーク装置、例えば、基地局であり得る。すなわち、セル#1およびセル#2は、同じ基地局によって管理され得る。この場合、セル#1およびセル#2は、共存(co-sited)していると称され得る。このことは、本出願において特に限定されない。
上述のように、いくつかの可能なデプロイメントにおいて、gNBは、CUおよびDUを含み得る。このデプロイメントにおいて、セル#1およびセル#2は、同じCUおよび同じDUによって管理されてよく、別の言葉で言えば、CUおよびDUを共有することができる。セル#1およびセル#2は、同じCUおよび異なるDUによって管理することができる。別の言葉で言えば、CUは共有するが、DUは共有しない。代替的に、セル#1およびセル#2は、異なるCUおよび異なるDUによって管理されてよく、別の言葉で言えば、CUを共有せず、かつ、DUを共有しない。
4.ハンドオーバ(Hanover):無線通信システムでは、端末装置が一つのセルから別のセルへ移動し/近づく場合、端末装置の通信が中断されないことを確保するためにハンドオーバが実行されることを要する。本出願のこの実施形態において、ソースセルは、ハンドオーバの前に端末装置のためにサービスを提供するセルを表し、そして、ターゲットセルは、ハンドオーバの後で端末装置のためにサービスを提供するセルを表す。ハンドオーバメッセージを使用して、ターゲットセルの関連情報(例えば、ターゲットセルの物理セル識別子、周波数情報、および、ターゲットセルへのハンドオーバのために必要とされるランダムアクセスリソースに関する情報)を示すことができる。ハンドオーバメッセージは、ソースセルが属するネットワーク装置(すなわち、ソースネットワーク装置)によって端末装置へ送信される。
ハンドオーバは、イントラ基地局(intra-base station)ハンドオーバまたはインター基地局(inter-base station)ハンドオーバであってよい。イントラ基地局ハンドオーバは、ソースセルとターゲットセルが同じネットワーク装置(例えば、基地局)に属することを意味し得る。ソースセルおよびターゲットセルは、同じセルまたは異なるセルであってよい。インター基地局ハンドオーバは、ソースセルとターゲットセルが異なるネットワーク装置(例えば、基地局)に属することを意味する。このことは、本出願において限定されない。
セルは、ネットワーク装置のカバレッジ領域であり、ソースセルは、ソースネットワーク装置(例えば、ソース基地局)に対応しており、そして、ターゲットセルは、ターゲットネットワーク装置(例えば、ターゲット基地局)に対応することが理解されるべきである。
ソースセルとターゲットセルは、同じネットワーク装置に属してよく、別の言葉で言えば、ソースセルとターゲットセルは、共存してよいことが、さらに理解されるべきである。この場合、特定の端末装置について、ターゲットセルに対応するTAは、ソースセルに対応するTAに等しくてよい。代替的に、ターゲットセルは小セルであってよい。この場合、特定の端末装置について、ターゲットセルのTAは0であり得る。
5.デュアルアクティブプロトコルスタックハンドオーバ(Dual active protocol stack handover、DAPSHO):端末装置のハンドオーバプロシージャの最中の中断がゼロであることを確保するために、DAPSハンドオーバが、通信業界標準に導入されている。
従来のハンドオーバプロシージャでは、ソースネットワーク装置のハンドオーバコマンドを受信した後で、端末装置は、ソースセルから切り離され、そして、ターゲットセルにアクセスする。従来のハンドオーバとは異なり、DAPSハンドオーバプロシージャでは、ソースネットワーク装置によって送信されたハンドオーバコマンドを受信した後で、端末装置は、ターゲットセルにアクセスし、そして、ソースセルのリンクを用いた通信を維持する。ターゲットネットワーク装置が、ソースセルで使用されている構成を完全に解放するように端末装置に指示する場合にのみ、端末装置は、ソースセルとの通信を停止し、そして、ソースセルへの通信リンクを解放する。
DAPSハンドオーバプロシージャは、従来のハンドオーバプロシージャと同様である。ソースネットワーク装置は、ハンドオーバを実行することを決定し、そして、次に、ソースネットワーク装置は、ハンドオーバ要求をターゲットネットワーク装置へ送信する。さらに、ターゲットネットワーク装置は、端末がターゲットセルにハンドオーバされ得ることを示すために、ソースネットワーク装置にハンドオーバ確認(acknowledgment)メッセージを返す。さらに、ソースネットワーク装置は、ハンドオーバする端末装置をターゲットセルに示すために、端末装置にハンドオーバコマンドを送信する。次いで、端末装置は、ソースセルおよびターゲットセルの両方への接続を維持する。端末装置が、ターゲットセルに成功裡にアクセスし、そして、コアネットワークへの新しい接続を確立した後で、コアネットワークは、ダウンリンクデータストリームをターゲットネットワーク装置へハンドオーバし、そして、同時に、エンドマーカ(end marker)データパケットをソースネットワーク装置へハンドオーバする。次いで、ソースネットワーク装置は、データをターゲットネットワーク装置へ転送する。ターゲットネットワーク装置がエンドマーカパケットを受信した後で、ターゲットネットワーク装置は、DAPSハンドオーバプロシージャを完了するために、ソースセルへの接続を解放する端末装置を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャでは、端末装置がターゲットネットワーク装置に正常にアクセスした後で、端末装置は、ソースネットワーク装置へ新しいアップリンクデータを送信することを停止する。端末装置がソースセルへの接続を成功裡に解放した後で、端末装置は、ソースネットワーク装置との全ての通信を停止する。端末装置がターゲットネットワーク装置に正常にアクセスした後で、ソースネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置から送信されたハンドオーバ成功表示メッセージを受信する。次いで、ソースネットワーク装置は、端末装置へ新しいダウンリンクデータを送信することを停止する。端末装置がソースセルへの成功裡に解放する前に、ソースネットワーク装置は、新しいダウンリンクデータを端末装置へ送信しないが、再送信されたダウンリンクデータを送信する。
上述のように、RRC再構成障害によって生じたRRC再構成のプロシージャにおいて、再構成セルが属するネットワーク装置に対して端末装置から送信される再構成要求メッセージは、端末装置によって使用される構成情報、すなわち、端末装置がRRC再構成メッセージを取得する前に端末装置によって使用されていた構成に対応するパラメータを含んでいる。
しかしながら、端末装置が、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバするプロシージャでは、リンク障害、再構成障害、または、完全性チェック障害が端末装置において発生し、かつ、再確立プロシージャがトリガされる場合、端末装置は、ソースセルで使用される構成情報およびターゲットセルで使用される構成情報の両方を有している。従って、端末装置は、保管されている構成情報に基づいて再確立要求メッセージを送信する方法について問題を有している。
例えば、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、ターゲットセルに成功裡にアクセスする。端末装置が、ターゲットネットワーク装置から、ソースセルで使用されている構成情報を解放するための指示情報を受信する前に、端末装置は、RRC再構成メッセージを、ターゲットネットワーク装置から受信する。RRC再構成メッセージは、端末装置に対してターゲットセルによって提供される新しい構成情報を含んでいる。RRC再構成障害が発生した場合、端末装置は、ソースセルで使用される構成情報およびターゲットセルで使用されるオリジナルの構成情報の両方を有している。この場合に、端末装置は、保管されている構成情報に基づいて再確立要求メッセージを送信する方法について問題を有している。
これに基づいて、本出願は、通信方法を提供する。端末装置のハンドオーバプロシージャでは、RLFが発生したことを判定した後で、端末装置は、RRCの再確立を開始し得る。
本出願の実施態様の理解を促進するために、以下の説明が、本出願の実施態様が説明される前に、最初に提供される。
1番に、本出願の実施態様において、「指示する(“indicate”)」は、直接的に指示すること、および、間接的に指示することを含み、または、明示的な指示および暗示的な指示を含むことができる。情報によって指示される情報は、指示されるべき情報(to-be-informed)と呼ばれる。特定の実装プロセスにおいて、指示されるべき情報は、複数の方法、例えば、指示されるべき情報を直接的に示す方法で示されてよいが、これらに限定されない。例えば、指示されるべき情報または指示されるべき情報のインデックスが表示される。指示されるべき情報は、他の情報と指示されるべき情報との間に関連する関係が存在する場合には、他の情報を示すことによって間接的に示されてよい。代替的に、指示されるべき情報の一部のみが表示されてよく、そして、指示されるべき情報の他の部分は、知られているか、または、事前に合意されている。例えば、情報要素が存在するか否かに応じて、指示されるべき情報が表示されることに事前に合意し(例えば、プロトコルで規定されている)、それによって、表示のオーバーヘッドをある程度低減している。
2番に、以下の実施形態における用語「第1(“first”)」、「第2(“second”)」、および、種々の数字は、説明を容易にするために単に区別のために使用されているに過ぎず、そして、本出願の実施形態の範囲を制限するために使用されるものではない。例えば、種々の番号は、異なる指示情報または異なる時間間隔を区別するために使用される。
3番に、「事前定義(“predefinition”)」または「事前構成(“preconfiguration”)」は、対応するコードまたは対応するテーブルをデバイス(例えば、端末装置またはネットワーク装置を含む)に事前に保管することによって、または、関連する情報を示すことができる別の方法によって実装することができる。「事前定義」または「事前構成」の特定の実装は、本出願において制限されない。「保管(“storage”)」は、1つ以上のメモリにおけるストレージであり得る。1つ以上のメモリは、別々に配置されてよく、または、エンコーダまたはデコーダ、プロセッサ、または通信装置に統合されてよい。代替的に、1つ以上のメモリのいくつかは別々に配置されてよく、そして、1つ以上のメモリのいくつかはデコーダ、プロセッサ、または通信装置に統合される。メモリのタイプは、任意の形態の記憶媒体であってよく、このことは、本出願において限定されない。
4番に、本出願の実施形態における「プロトコル(“protocol”)」は、通信分野における標準プロトコルであってよく、例えば、LTEプロトコル、NRプロトコル、および、将来の通信システムに適用される関連プロトコルを含んでよい。このことは、本出願において限定されない。
5番に、「少なくとも一つ(“at least one”)」は1つ以上を意味し、そして、「複数(“a plurality of”)の」は2つ以上を意味する。以下の項目(ピース)の少なくとも一つ、または、その類似の表現は、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単数の項目(ピース)または複数の項目(ピース)の任意の組み合わせを含んでいる。例えば、a、b、およびcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aかつb、aかつc、bかつc、または、aかつbかつcを表すことができる。ここで、a、b、およびcは、それぞれ単数または複数であってよい。
6番に、本出願の実施形態において、「場合(“when”、“in a case”、および(“if”)」といった記載は、デバイス(例えば、端末装置、ネットワーク装置)が客観的な状況において対応する処理を実行することを意味し、そして、デバイス(例えば、端末装置、ネットワーク装置)は、実施の最中に判断動作を実行することを必要されるものではなく、かつ、任意の他の制限を意味するものではない。
7番に、本出願の実施形態を容易に説明するために、特に指定のない限り、全ての使用されるメッセージ名は、NRにおけるメッセージ名である。しかしながら、これらのメッセージ名は、単に理解を容易にするための例に過ぎず、本出願において、あらゆる制限を構成するものではない。本出願は、同一または類似の機能を実装するために、本出願にリストされているメッセージ名を置き換えるように、将来のプロトコルで別のメッセージ名が定義される可能性を排除するものではない。加えて、NRにおけるメッセージ名は、本出願の実施形態を説明するための一つの例として使用され、そして、本出願に置いて提供される方法が適用可能なシナリオに対して、あらゆる制限を構成するものではない。例えば、本出願で提供される方法は、また、LTEシステムにも適用可能である。本出願で提供される方法がLTEシステムに適用される場合、以下の実施形態における「RRC再構成」、「RRC再確立」、等は、それぞれに、「RRC接続再構成」、「RRC接続再確立」、等に置き換えることができる。簡潔にするために、例は、ここにおいて一つずつ列挙されない。
8番に、以下では、複数のフローチャートを参照して、複数の実施形態を詳細に説明する。しかしながら、対応する実施形態のフローチャートおよび関連する説明は、単に理解を促進するための例に過ぎず、そして、本出願において、あらゆる制限を構成されるものではないことが理解されるべきである。各フローチャートの各ステップは、必ずしも実行される必要はない。例えば、いくつかのステップはスキップされ得る。加えて、各ステップの実行シーケンスは、固定されておらず、そして、図に示されるものに限定されない。各ステップの実行シーケンスは、ステップの機能および内部論理に基づいて決定される。
以下は、添付の図面を参照して、本出願の実施形態において提供される方法を詳細に記載する。
理解および説明を容易にするためだけに、端末装置とネットワーク装置との間の相互作用は、本出願の実施形態で提供される方法を詳細に説明するために、以下の一つの例として使用されることが理解されるべきである。しかしながら、このことは、本出願で提供される方法の実行体(execution body)に対する制限を構成すべきではない。例えば、以下の実施形態に示される端末装置は、端末装置において構成されるコンポーネント(例えば、チップまたは回路)と置き換えられてよい。以下の実施形態で示されるネットワーク装置は、また、ネットワーク装置において構成されるコンポーネント(例えば、チップまたは回路)と置き換えられてよい。
本出願の実施態様で提供される方法の実行体の特定の構造は、本出願の実施態様で提供される方法のコードを記録するプログラムが、本出願の実施態様で提供される方法に従って通信を行うために実行され得る限り、以下の実施態様において特には限定されない。例えば、本出願の実施形態で提供される方法は、端末装置またはネットワーク装置、もしくは、端末装置またはネットワーク装置においてプログラムを呼び出し、かつ、実行することができる機能モジュールによって実行されてよい。
本出願の実施形態で言及されている「ターゲットセルで使用されるKRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズム(“KRRCint key and integrity protection used in a target cell”)」は、端末装置とターゲットセルとの間の通信プロシージャで使用されるKRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズムである。本出願の実施形態で言及されている「ソースセルで使用されるKRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズム」は、端末装置とソースセルとの間の通信プロシージャで使用されるKRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズムである。
本実施形態において、ネットワーク装置#1は、ソースネットワーク装置、すなわち、ソースセルが属するネットワーク装置であり、ネットワーク装置#2は、第1セルが属するネットワーク装置、すなわち、再確立セルが属するネットワーク装置であり、そして、ネットワーク装置#3は、ターゲットネットワーク装置、すなわち、ターゲットセルが属するネットワーク装置である。
ネットワーク装置#2は、以前のハンドオーバプロシージャにおける端末装置のターゲットセルが属するネットワーク装置(ネットワーク装置#3)であってよい。別の言葉で言えば、ネットワーク装置#2は、ネットワーク装置#3である。ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#3は、同じデバイスである。例えば、第1セルが、ネットワーク装置#3が属するセルである場合、ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#3は、同じデバイスである。
代替的に、ネットワーク装置#2は、以前のハンドオーバプロシージャにおける端末装置のソースセルが属するネットワーク装置(ネットワーク装置#1)であってよい。別の言葉で言えば、ネットワーク装置#2は、ネットワーク装置#1である。ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#1は、同じデバイスである。例えば、第1セルが、ネットワーク装置#1が属するセルである場合、ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#1は、同じデバイスである。
確かに、ネットワーク装置#2は、ネットワーク装置#3またはネットワーク装置#1とは異なるネットワーク装置であってよい。例えば、第1セルが、ネットワーク装置#3の属するセルでない場合、または、ネットワーク装置#1の属するセルでない場合には、ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#3は、同じネットワーク装置でないか、または、ネットワーク装置#2およびネットワーク装置#1は、同じネットワーク装置ではない。
図2は、本出願の一つの実施形態に従った、デバイス相互作用の観点からの再確立方法200の概略フローチャートである。図2に示されるように、方法200は、S210からS260までを含み得る。以下に、方法200のステップを詳細に説明する。
S210:端末装置は、ネットワーク装置#1(ソースネットワーク装置)からハンドオーバコマンドを受信する。ここで、ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバする端末装置を示す。
ハンドオーバコマンドは、構成情報#1(第1構成情報の一つの例)を含み、そして、構成情報#1は、ターゲットセル内の端末装置によって使用される構成情報、または、ターゲットセル内の通信用の端末装置によって使用される構成情報、または、端末装置についてターゲットネットワーク装置によって提供される構成情報、または、ターゲットセル内で端末装置についてターゲットネットワーク装置によって提供され、かつ、通信用に使用される構成情報である。
構成情報#1は、以下のうち少なくとも1つを含む。ターゲットセルのPCI、端末装置についてターゲットネットワーク装置によって提供されるC-RNTI、選択されたセキュリティアルゴリズムに対するターゲットネットワーク装置のセキュリティアルゴリズム識別子(選択されたセキュリティアルゴリズムに対するターゲットgNBセキュリティアルゴリズム識別子)、ランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)リソース、および、ターゲットセルのシステムメッセージ、である。
確かに、構成情報#1は、より多くのパラメータを含んでよい。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
端末装置がソースセルからターゲットセルへのハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、構成情報#2(第2構成情報の一つの例)を解放せず、そして、構成情報#2は、ソースセル内の端末装置によって使用される構成情報、または、ソースセル内の通信用の端末装置によって使用される構成情報である。
構成情報#2は、以下のうち少なくとも1つを含む。ソースセルのPCI、測定構成、モビリティ制御(mobility control)構成、無線リソース構成、アクセス層(access stratum、AS)セキュリティ構成、および、端末装置についてソースネットワーク装置によって提供されるC-RNTI、である。
無線リソース構成は、無線ベアラ(radio、RB)構成、メインメディアアクセス制御(main access control、MAC)構成、物理チャネル構成、等であり得る。
構成情報#2は、さらに、より多くのパラメータを含んでよい。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S220:端末装置は、リンク障害が発生したと判断する。
一つの実装では、ターゲットセルまたはソースセルにおいて、以下のケースのうち1つ以上が発生すると判断された場合、端末装置は、リンク障害が発生すると決定し得る。
1.RRC接続再構成障害が発生する。
例えば、端末装置は、ソースセルが属するネットワーク装置から再構成メッセージ#1を受信する。再構成メッセージ#1は、構成情報#3を含み、そして、構成情報#3は、ソースセルで使用され、かつ、構成情報#2とは異なる、新しい構成情報である。端末装置は、再構成メッセージ#1に基づいて再構成を実行する。端末装置は、ソースセルでRRC接続再構成障害が発生したと判断する。RRC接続再構成障害が発生したと決定された場合、端末装置は、構成情報#3を解放し、そして、ソースセルで使用されている構成情報#2を引き続き使用する。構成情報#2は、端末装置が再構成メッセージ#1を受信する前に、ソースセル内の端末装置によって使用されている構成情報である。
別の例について、端末装置は、ターゲットセルが属するネットワーク装置から再構成メッセージ#2(第1再構成メッセージの一つの例)を受信する。再構成メッセージ#2は、構成情報#4(第3構成情報の一つの例)を含み、そして、構成情報#4は、ターゲットセルで使用される新しい構成情報であり、かつ、構成情報#1とは異なるものである。端末装置は、再構成メッセージ#2に基づいて再構成を実行する。端末装置は、ターゲットセルにおいてRRC接続再構成故障が発生したと判断する。RRC接続再構成故障が発生したと決定された場合、端末装置は、構成情報#4を解放し、そして、ターゲットセルで使用されている構成情報#1を引き続き使用する。構成情報#1は、ターゲットセル内の端末装置が再構成メッセージ#2を受信する前に、ターゲットセル内の端末装置によって使用されている構成情報である。
任意的に、再構成メッセージ#2は、さらに、第1指示情報を含んでよく、そして、第1指示情報は、構成情報#2を解放するための端末装置を示している。
一つの例として、DAPSハンドオーバプロシージャが使用される。DAPSハンドオーバプロシージャでは、ターゲットセルが属するネットワーク装置から第1メッセージを受信しない場合、または、ターゲットセルが属するネットワーク装置から第1メッセージを受信しない場合、ターゲットセルが属するネットワーク装置から第1メッセージを受信する前、もしくは、構成情報#2を解放する前に、端末装置は、ターゲットセルが属するネットワーク装置から再構成メッセージ#2を受信する。再構成メッセージ#2は、構成情報#4を含んでいる。端末装置は、再構成メッセージに基づいて再構成を実行する。次いで、端末装置は、ターゲットセルでRRC接続再構成故障が発生したと判断する。第1メッセージは、構成情報#2を解放する端末装置を示し、または、ソースセル内の端末装置によって使用される構成情報#2を解放する端末装置を示し、または、ソースセルと端末装置との間のリンクを解放する端末装置を示し、もしくは、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放する端末装置を示す。
2.完全性チェックが失敗する。
例えば、このことは、端末装置が完全性チェック失敗の表示を受け取ることを意味し得る。
別の例では、このことは、端末装置が、下位層から完全性チェック失敗の表示を受け取ることを意味し得る。
具体的に、このことは、これらに限定されるわけではないが、ターゲットデバイスが、ターゲットセル内で、下位層から完全性チェック失敗の表示を受け取ること、または、端末装置が、ソースセル内で、下位層から完全性チェック失敗の表示を受け取ること、または、ターゲットデバイスが、ターゲットセル内で、完全性チェック失敗を判断すること、もしくは、端末装置が、ソースセル内で、下位層から完全性チェック失敗の表示を判断すること、を意味する。
3.RLC再送の量が既定の閾値に到達する。
具体的には、ソースネットワーク装置から端末装置へのRLC再送の量が、既定の閾値に到達する。代替的に、端末装置からソースセルへのデータ再送の量が、RLC再送の量の既定の閾値に到達する。代替的に、ソースセル内の端末装置のアップリンクRLC再送の量が、最大量に到達する。代替的に、ソースセル内の端末装置のアップリンクRLC再送の量が、既定の閾値に到達する。
代替的に、ターゲットネットワーク装置からターゲットデバイスへのRLC再送の量が、既定の閾値に到達する。代替的に、端末装置からターゲットセルへのデータ再送の量が、RLC再送の量の既定の閾値に到達する。代替的に、ターゲットセル内の端末装置のアップリンクRLC再送の量が最大量に到達する。代替的に、ターゲットセル内の端末装置のアップリンクRLC再送の量が、既定の閾値に到達する。
具体的に、端末装置は、ネットワーク装置にデータを送信し得る。メディアアクセス制御(MAC)層では、ネットワーク装置がデータを正しく受信すること保証するために、ハイブリッド自動リピート要求(hybrid auto repeat request、HARQ)が使用される。加えて、RLC層では、ネットワーク装置がデータを正しく受信したことを確認するために、ネットワーク装置から返されるRLCステータスレポートも、また、使用することができる。端末装置は、RLCステータスレポートから、現在のデータがネットワーク装置に正常へ送信されたか否かを学習する。ネットワーク装置がRLCプロトコルデータユニット(protocol data unit、PDU)に確認応答(acknowledgement、ACK)しない場合、端末装置がネットワーク装置から送信されたACKを受信するまで、データの再送を開始する。RLC再送の量が既定の閾値に到達すると、リンク障害が発生する。
4.タイマ310が満了する。
具体的には、端末装置のダウンリンク同期ずれ(out-of-synchronization)検出が実行される。端末装置が、レイヤ1(layer1、L1)から報告されたN310同期ずれ(out-of-sync)指示を、連続して受信した場合、端末装置は、同期ずれであるとみなされる。同時に、T310タイマが開始される。T310が終了する前にN311の同期状態(in-sync)の表示を受信した場合、端末装置が同期状態を回復したものとみなされる。そうでなければ、T310が終了した後で、端末装置は、再確立プロシージャをトリガし、そして、T311タイマを開始する。T311が終了した後でも、なお、再確立に失敗した場合、端末装置は、アイドル(IDLE)状態に入る。
タイマT310は、RLFを検出するために端末装置によって使用されるタイマである。例えば、T310の有効な持続時間は、ソースセルが属するネットワーク装置によるシグナリングを使用することによって、事前に端末装置に対して送達されてよく、または、事前に定義されてもよい。このことは、本出願において限定されない。端末装置は、物理層の異常を検出したときに、タイマを開始する。端末装置がタイマT310の有効な持続時間内で同期状態に回復するのに失敗した場合、無線リンク障害が発生する。T310が終了した後で、端末装置は、再確立プロシージャをトリガする。
代替的に、T310の有効な持続時間は、ターゲットセルが属するネットワーク装置によるシグナリングを使用することによって、事前にターゲットデバイスに送達されてよく、または、事前に定義されてもよい。このことは、本出願において限定されない。端末装置は、物理層の異常を検出したとき、タイマを開始する。端末装置が同期状態に回復するのに失敗した場合、無線リンク障害が発生する。T310が終了した後で、端末装置は、再確立プロシージャをトリガする。
5.ランダムアクセスが失敗し、かつ、タイマT311が動作していない。
6.DAPSハンドオーバシナリオにおいて、ターゲットセルで無線リンク障害が発生する。
具体的に、ターゲットセルにおける無線リンク障害は、ターゲットセルにおける以下のケースの1つ以上の場合であり得る。
RLC再送量が既定の閾値に到達した。
タイマT310が終了した。または、
ランダムアクセスが失敗し、かつ、タイマT311が動作していない。
7.DAPSハンドオーバシナリオにおいて、ターゲットセルで無線リンク障害が発生し、かつ、ソースセルで無線リンク障害が発生する。
具体的に、ターゲットセルにおける無線リンク障害は、ターゲットセルにおける以下のケースの1つ以上の場合であり得る。
RLC再送量が既定の閾値に到達した。
タイマT310が終了した。または、
ランダムアクセスが失敗し、かつ、タイマT311が動作していない。
具体的に、ソースセルにおける無線リンク障害は、ソースセルにおける以下のケースの1つ以上の場合であり得る。
RLC再送量が既定の閾値に到達した。
タイマT310が終了した。または、
ランダムアクセスが失敗し、かつ、タイマT311が動作していない。
別の実装において、端末装置は、ハンドオーバプロシージャにおいて以下のケースのうち1つが発生している場合に、リンク障害が発生すると判断し得る。
1.インターシステム(inter-system)のハンドオーバが失敗する。
インターシステムのハンドオーバは、ソースセルおよびターゲットセルが異なるシステムに属しているハンドオーバを指す。例えば、ソースセルは、LTEセル(LTE基地局によってサービスされるセル)であり、そして、ターゲット基地局は、NRセル(5G基地局によってサービスされるセル)である。
2.イントラシステム(intra-system)のハンドオーバが失敗する。
イントラシステムのハンドオーバにおいて、ソースセルおよびターゲットセルは同じシステムに属している。例えば、ソースセルは、NRセル(5G基地局によってサービスされるセル)であり、かつ、ターゲット基地局は、NRセル(すなわち、5G基地局によってサービスされるセル)である。もしくは、例えば、ソースセルは、LTEセル(LTE基地局によってサービスされるセル)であり、かつ、ターゲット基地局は、LTEセル(すなわち、LTE基地局によってサービスされるセル)である。
S230:端末装置は、構成情報#2を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S2301:端末装置は構成情報#2を解放することを決定する。具体的に、端末装置は、構成情報#2を、事前データ、既定の指示情報、または、既定の優先順位情報に基づいて解放することを決定し得る。例えば、端末装置は、優先順位情報を事前に設定する。優先順位情報は、ハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生した場合に、端末装置が構成情報#1および構成情報#2の両方を保管していれば、構成情報#2を解放し得ることを示している。別の例について、端末装置は、構成情報#1に対応する通信品質情報および構成情報#2に対応する通信品質情報を保管する。また、構成情報#1に対応する通信品質がより高いと判断した場合に、構成情報#2を解放するように判断し得る。別の例について、指示情報は、プロトコルにおいて予め定義される。指示情報は、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生した場合、構成情報#1および構成情報#2の両方を保管していれば、構成情報#2を解放し得ることを示している。指示情報は、優先順位情報であってよい。
可能な実装では、S2301の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S2302:端末装置は、ネットワーク装置#2からの指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、指示情報は、ハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生したことを判定した後、端末装置が再確立を開始するときに、優先的に選択される構成情報を示している。代替的に、指示情報は、ハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生したことを判定した後、端末装置が再確立を開始するときに、優先的に解放される構成情報を示している。任意的に、指示情報は、アプリケーション優先順位情報であり得る。例えば、ネットワーク装置#2は、アプリケーション優先順位情報を使用することによって、構成情報#1を優先的に適用する端末装置を示すことができる。さらに、端末装置は、アプリケーション優先順位情報に基づいて構成情報#2を解放し、そして、構成情報#1に基づいて再確立ネットワーク装置に対する再確立を開始することができる。
別の可能な実装では、S2301の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S2303:ネットワーク装置#2は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的には、ハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生したことを判定した後、端末装置が再確立を開始するときに、優先的に選択される構成情報を示している。代替的に、指示情報は、ハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生したことを判定した後、端末装置が再確立を開始するときに、優先的に解放される構成情報を示している。任意的に、指示情報は、解放優先順位情報であり得る。例えば、ネットワーク装置は、解放優先順位情報をプリセットすることにより、構成情報#2を優先的に解放するように、端末装置に指示することができる。さらに、端末装置は、解放優先順位情報に基づいて構成情報#2を解放し、そして、構成情報#1に基づいて再確立ネットワーク装置に対する再確立を開始することができる。
端末装置が構成情報#2を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#2を削除すること、または、端末装置が、端末装置とソースセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放することであると理解され得る。
本出願のこの実施形態において、ハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、ソースセルにおいて使用される構成情報を解放する。このことは、端末装置のメモリ消費を低減する。
S240:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ターゲットセルまたは別のセルであり得ることが理解されるべきである。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S250:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第1構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ターゲットセルのPCI、および、ターゲットセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I(short MAC-I)、である。
ショートMAC-Iは、完全性のためのメッセージ認証コード(message authentication code for integrity、MAC-I)の下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)抽象構文表記法.1(abstract syntax notation.1、ASN.1)を使用することにより、VarShortMAC入力(VarShortMAC―Input入力)をエンコーディングする。
(2)ターゲットセルにおいて、KRRCintキーおよび完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT(COUNT)、BEARER(BEARER)、DIRECTION(DIRECTION)について、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージは、第2指示情報を含んでよく、そして、第2指示情報は、リンク障害を示している。例えば、第2指示情報またはリンク障害は、以下のうち1つ以上を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、端末装置で再構成障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて再構成障害が発生するか、または、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセルで再構成障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生し、かつ、ソースセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスし、かつ、完全性チェックが失敗する。もしくは、
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、完全性チェックが失敗する。
S260:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)に対してRRC再確立要求メッセージを送信する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージを受信した後、第1セルが属するネットワーク装置は、RRC再確立要求メッセージにおけるC-RNTI、PCI、および、ショートMAC-Iに基づいて、RRC再確立の前の端末装置のコンテキストについて探索する。さらに、ネットワーク装置は、端末装置の見つかったコンテキストに基づいて、RRC構成情報およびセキュリティ情報を回復する。さらに、ネットワーク装置は、シグナリング無線ベアラ(signaling radio bearer、SRB)#1を再確立する。さらに、ネットワーク装置は、SRB#1を介して端末装置へRRC再確立メッセージを送信する。再確立メッセージは、nextHopChaningCount情報要素を搬送し、そして、情報要素は、アクセス階層セキュリティキーを更新する端末装置を示す。
任意的に、端末装置は、さらに、第1セルが属するネットワーク装置へ再確立完了メッセージを送信し得る。
本出願のこの実施形態において、端末装置は、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバするプロシージャにおいて、リンク障害が発生した場合にソースセルで使用されている構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部を解放することができる。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ソースセルで使用されている構成情報が解放された後で、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。
図3は、本出願の別の実施形態に従った、再確立方法300の概略フローチャートである。図3に示されるように、方法300は、S310からS360までを含み得る。S310およびS320は、方法200におけるS210およびS220と同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
S330:端末装置は、構成情報#1(第1構成情報の一つの例)を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S3301:端末装置は、構成情報#2を解放することを決定する。具体的に、ステップの実装については、S2301における関連の記載を参照のこと。
可能な実装において、S3301の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S3302:端末装置は、ネットワーク装置から指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2302における関連の記載を参照のこと。
別の可能な実装において、S3301の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S3303:ネットワーク装置は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2303における関連の記載を参照のこと。
端末装置が構成情報#1を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#1を削除すること、または、端末装置が、端末装置とターゲットセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とターゲットネットワーク装置との間のリンクを解放することであるとして、理解され得る。
本出願のこの実施形態では、ハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報を解放する。このことは、端末装置のメモリ消費を低減する。
S340:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ソースセルまたは別のセルであり得ることが理解されるべきである。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S350:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第2構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ソースセルのPCI、および、ソースセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-Iは、MAC-Iの最下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ソースセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
S360:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)へRRC再確立要求メッセージを送信する。
本出願のこの実施形態において、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバするプロシージャにおいて、端末装置は、リンク障害が発生した場合、ターゲットセルで使用されている構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部が解放され得る。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ターゲットセルで使用されている構成情報が解放された後、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できないという問題を解決する。
図4は、本出願の別の実施形態に従った、再確立方法400の概略フローチャートである。図4に示されるように、方法400は、S410からS460までを含み得る。S410およびS420は、方法200におけるS210およびS220と同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
S430:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルであり得る。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S440:端末装置は、第1セルに基づいて、構成情報#2を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S4401:端末装置は、構成情報#2を解放することを決定する。具体的に、ステップの実装については、S2301における関連の記載を参照のこと。
可能な実装において、S4401の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S4402:端末装置は、ネットワーク装置から指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2302における関連の記載を参照のこと。
別の可能な実装において、S4401の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S4403:ネットワーク装置は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2303における関連の記載を参照のこと。
端末装置が構成情報#2を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#2を削除すること、または、端末装置が、端末装置とソースセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放することであるとして、理解され得る。
本出願のこの実施形態では、ハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、決定された第1セルに基づいて、ソースセルで使用される構成情報を解放する。このことは、リザーブされた構成情報に基づいて決定された再確立要求メッセージが、第1セルとより良好に一致することを確保し、そして、構成情報を解放することは、端末装置のメモリ消費を低減することができる。
S450:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第1構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ターゲットセルのPCI、ターゲットセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-Iは、MAC-Iの最下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ターゲットセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージは、第2指示情報を含んでよく、そして、第2指示情報は、リンク障害を示している。例えば、第2指示情報は、以下のうち1つ以上を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、端末装置で再構成障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて再構成障害が発生するか、または、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセルで再構成障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生し、かつ、ソースセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスし、かつ、完全性チェックが失敗する。もしくは、
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、完全性チェックが失敗する。
S460:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)に対してRRC再確立要求メッセージを送信する。
本出願のこの実施形態において、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、最初に、端末装置内の実装に基づいて、または、リンク障害が発生した場合には事前構成に基づいて、第1セルを選択し、次いで、第1セルに基づいて、ソースセルで使用される構成情報を解放することを選択する。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。加えて、ソースセルで使用される構成情報は、決定された第1セルに基づいて解放されるので、リザーブされた構成情報に基づいて決定された再確立要求メッセージが、決定された第1セルとより良好に一致することを確実にすることができる。
図5は、本出願の別の実施形態に従った、再確立方法500の概略フローチャートである。図5に示されるように、方法500は、S510からS560までを含み得るよい。S510およびS520は、方法200におけるS210およびS220と同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
S530:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ソースネットワーク装置が属するセル、または、非ターゲットネットワーク装置が属するセルあり得る。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S540:端末装置は、構成情報#1を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S5401:端末装置は、構成情報#1を解放することを決定する。具体的に、ステップの実装については、S2301における関連の記載を参照のこと。
可能な実装において、S5401の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S5402:端末装置は、ネットワーク装置から指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2302における関連の記載を参照のこと。
別の可能な実装において、S5401の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S5403:ネットワーク装置は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2303における関連の記載を参照のこと。端末装置が構成情報#1を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#1を削除すること、または、端末装置が、端末装置とターゲットセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とターゲットネットワーク装置との間のリンクを解放することであるとして、理解され得る。
本出願のこの実施形態では、ハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、決定された第1セルに基づいて、ターゲットセルで使用される構成情報を解放する。このことは、リザーブされた構成情報に基づいて決定された再確立要求メッセージが、第1セルとより良好に一致することを確保することができる。
S550:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第2構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ソースセルのPCI、ソースセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-IはMAC-Iの最下位16ビットに設定されており、計算ステップは、以下のとおりである:
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ソースセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
S560:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)に対してRRC再確立要求メッセージを送信する。
本出願の実施形態において、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、最初に、端末装置内の実装に基づいて、または、リンク障害が発生した場合には事前構成に基づいて、第1セルを選択し、次いで、第1セルに基づいて、ターゲットセルで使用される構成情報を解放することを選択する。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。
加えて、ターゲットセルで使用される構成情報は、決定された第1セルに基づいて解放されるので、リザーブされた構成情報に基づいて決定された再確立要求メッセージが、決定された第1セルとより良好に一致することを確実にすることができる。
図6は、本出願の一つの実施形態に従った、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内でRRC再構成障害が発生した場合に、端末装置によるRRC再確立を開始するための方法を示す。図6に示されるように、方法600は、S601からS611までを含んでいる。以下は、各ステップを詳細に説明している。
S601:端末装置は、ネットワーク装置#1(ソースネットワーク装置)からハンドオーバコマンドを受信する。ここで、ハンドオーバコマンドは、端末装置にソースセルからターゲットセルへハンドオーバすることを指示する。
ハンドオーバコマンドは、構成情報#1(第1構成情報の一つの例)を含み、そして、構成情報#1は、ターゲットセル内の端末装置によって使用される構成情報、または、ターゲットセル内の通信用の端末装置によって使用される構成情報、または、ターゲットデバイスのターゲットネットワーク装置によって提供される構成情報、もしくは、ターゲットセル内の通信用のターゲットネットワーク装置によって提供されるが構成情報である。
構成情報#1は、以下のうち少なくとも1つを含み得る。ターゲットセルのPCI、端末装置についてターゲットネットワーク装置によって提供されるC-RNTI、選択されたセキュリティアルゴリズムについてターゲットネットワーク装置セキュリティアルゴリズム識別子、RACHリソース、および、ターゲットセルのシステムメッセージ、である。
確かに、構成情報#1は、より多くのパラメータを含んでよい。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
端末装置がソースセルからターゲットセルへハンドオーバするプロシージャにおいて、端末装置は、構成情報#2(第2構成情報の一つの例)を解放せず、そして、構成情報#2は、ソースセル内の端末装置によって使用される構成情報、または、ソースセル内の通信用の端末装置によって使用される構成情報である。
構成情報#2は、以下のうち少なくとも1つを含み得る。ソースセルのPCI、測定構成、モビリティ制御構成、無線リソース構成、ASセキュリティ構成、および、端末装置についてソースネットワーク装置によって提供されるC-RNTI、である。
無線リソース構成は、RB構成、MACメイン構成、物理チャネル構成、等であり得る。
構成情報#2は、さらに、より多くのパラメータを含み得る。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S602:端末装置は、ハンドオーバコマンドに基づいて、成功裡にターゲットセルにアクセスする。
端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスした後、端末装置は、ターゲットセル内の構成情報#1を使用する。端末装置がネットワーク装置#3(ターゲットネットワーク装置)から第1メッセージを受信しない場合、または、端末装置が第1メッセージを端末装置#3から受信する前に、端末装置は、構成情報#2を保持する。別の言葉で言えば、構成情報#2を解放しない。第1メッセージは、構成情報#2を解放する端末装置を示している。
S603:端末装置は、ネットワーク装置#3から第1再構成メッセージを受信する。
端末装置は、第1メッセージを受信する前に、第1再構成メッセージを受信する。第1再構成メッセージは、ターゲットセルで使用され、かつ、構成情報#1とは異なっている、新しい構成情報#4(第3構成情報の一つの例)を含んでいる。第1メッセージは、ソースセルで使用されている構成情報を解放する端末装置を示し、または、ソースセル内の端末装置によって使用されている構成情報を解放する端末装置を示し、または、端末装置とソースセルとの間のリンクを解放する端末装置を示し、もしくは、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放する端末装置を示す。
任意的に、第1再構成メッセージは、第1指示情報を含み、そして、第1指示情報は、構成情報#2を解放することを示している。
S604:端末装置は、第1再構成メッセージに基づいて、再構成を実行する。
S605:端末装置は、再構成障害が発生したと判断する。
再構成障害が発生した場合、端末装置は、ターゲットセル内の構成情報#1を引き続き使用する。加えて、端末装置は第1メッセージを受信しないので、端末装置は、ソースセルで使用されるUEの構成(構成情報#2)を保持する。別の言葉で言えば、構成情報#2を解放しない。
別の言葉で言えば、ターゲットセルにおいて再構成障害が発生した場合、端末装置は、構成情報#1および構成情報#2の両方を有している。
S606:端末装置は、構成情報#2を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S6061:端末装置は、構成情報#2を解放することを決定する。具体的に、ステップの実装については、S2301の関連記述を参照のこと。
可能な実装において、S6061の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S6062:端末装置は、ネットワーク装置から指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2302における関連の記載を参照のこと。
別の可能な実装において、S6061の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S6063:ネットワーク装置は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2303における関連の記載を参照のこと。
端末装置が構成情報#2を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#2を削除すること、または、端末装置が、端末装置とソースセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放することであるとして、理解され得る。
本出願のこの実施形態では、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報を解放する。このことは、端末装置のメモリ消費を低減する。
S607:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルであり得ることが理解されるべきである。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S608:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第1構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ターゲットセルのPCI、および、ターゲットセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-Iは、MAC-Iの最下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ターゲットセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージは、さらに、第2指示情報を含み得る。第2指示情報は、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて再構成障害が発生したか、または、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内で再構成障害が発生したこと、もしくは、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスした後で、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを端末装置が受信する前に、端末装置において再構成障害が発生したこと、を示している。
S609:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)へRRC再確立要求メッセージを送信する。
S610:ネットワーク装置#2は、RRC再確立メッセージを端末装置へ送信する。
S611:端末装置は、RRC再確立完了メッセージをネットワーク装置#2へ送信する。
本出願のこの実施形態では、端末装置のDAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内でRRC再構成障害が発生した場合、端末装置は、ソースセルで使用される構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部が解放され得る。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ソースセルで使用されている構成情報が解放された後、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを送信できないという問題を解決する。
図7は、本出願の一つの実施形態に従った、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセルに内でリンク障害が発生した場合に、端末装置によるRRC再確立を開始するための方法を示す。図7に示されるように、方法700は、S701からS709までを含んでいる。以下は、各ステップを詳細に説明している。
S701は、方法600におけるS601と同一である。簡潔にするために、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
S702は、方法600におけるS602と同一である。簡潔にするために、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
S703:端末装置が第1メッセージを受信する前に、端末装置は、無線リンク障害が発生したと判断するか、または、完全性保護チェックが不合格と判断する。
第1メッセージは、ソースセル内で使用されている構成情報を解放する端末装置を示し、または、ソースセル内で端末装置によって使用されている構成情報を解放する端末装置を示し、または、端末装置とソースセルとの間のリンクを解放する端末装置を示し、もしくは、端末装置とソースネットワーク装置との間のリンクを解放する端末装置を示す。
S704は、方法600におけるS606と同一である。簡潔にするために、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
S705は、方法600におけるS607と同一である。簡潔にするために、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
S706:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ターゲットセルのPCI、および、ターゲットセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-Iは、MAC-Iの最下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ターゲットセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージは、さらに、第2指示情報を含んでよく、そして、第2指示情報は、DAPSハンドオーバプロシージャにおけるリンク障害を示す。
端末装置が、S703において無線リンク障害が発生したと判断した場合、第2指示情報は、以下のうち1つ以上を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生し、かつ、ソースセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。もしくは、
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。
端末装置が、S703において完全性チェックに失敗したと判断する場合、第2指示情報は、以下のうち1つ以上を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスし、かつ、完全性チェックが失敗する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって送信された第1メッセージを受信する前に、完全性チェックが失敗する。
S707からS709までは、方法600におけるS609からS611までと同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
本出願のこの実施形態では、端末装置のDAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内で無線リンク障害、完全性チェック失敗、等が発生した場合、端末装置は、ソースセルで使用される構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部が解放され得る。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ソースセルで使用される構成情報が解放された後、端末装置は、ターゲットセルで使用される構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、保管されている構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを送信できない、という問題を解決する。
図8は、本出願の一つの実施形態に従った、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内でRRC再構成障害が発生した場合に、端末装置によるRRC再確立を開始するための方法を示す。図8に示されるように、方法800は、S801からS806までを含んでいる。S801からS805までは、方法600におけるS601からS605までと同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
S805以降、端末装置は、S806aまたはS806bを実行することができる。
S806a:端末装置は、第4メッセージをネットワーク装置#1へ送信する。ここで、第4メッセージは、端末装置においてリンク障害が発生したことを示す。
S806b:端末装置は、第4メッセージをネットワーク装置#3へ送信する。ここで、第4メッセージは、端末装置においてリンク障害が発生したことを示す。
具体的に、第4メッセージは、以下のうち1つ以上を示す。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、端末装置において再構成障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、再構成障害が発生し、または、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置で再構成障害が発生する。
図9は、本出願の一つの実施形態に従った、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内でリンク障害が発生した場合に、端末装置によるRRC再確立を開始するための方法を示す。図9に示されるように、方法900は、S901からS904までを含んでいる。S901からS903までは、方法700におけるS701からS703までと同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において詳細は再び説明されない。
S903以降、端末装置は、S904aを実行してよく、または、S904bを実行し得る。
S904a;端末装置は、第5メッセージをネットワーク装置#1へ送信する。ここで、第5メッセージは、端末装置においてリンク障害が発生したことを示す。
S904b:端末装置は、第5メッセージをネットワーク装置#3へ送信する。ここで、第5メッセージは、端末装置においてリンク障害が発生したことを示す。
端末装置が、S903で無線リンク障害が発生したと判断した場合、第5メッセージは、以下のうち1つ以上を示す。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいてリンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを受信する前に、無線リンク障害が発生する。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生し、かつ、ソースセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。もしくは、
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内の端末装置で無線リンク障害が発生する。
端末装置が、S903で完全性チェックに失敗したと判断する場合、第5指示情報は、以下のうち1つ以上を示すことができる。
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスし、かつ、完全性チェックが失敗する。もしくは、
DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、成功裡にターゲットセルにアクセスした後、かつ、端末装置が、ターゲットネットワーク装置によって送信された第1メッセージを受信する前に、完全性チェックが失敗する。
図10は、本出願の実施形態に従った、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内でRRC再構成障害が発生した場合に、端末装置によるRRC再確立を開始するための方法を示す。図10に示されるように、方法1000は、S1001からS1011までを含む。S1001からS1005までは、方法600におけるS601からS605までと同一である。簡潔にするために、本出願のこの実施態様において、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
S1006:端末装置は、構成情報#1(第1構成情報の一つの例)を解放する。
任意的に、本方法は、さらに、以下を含む。
S10061:端末装置は、構成情報#1を解放することを決定する。具体的に、ステップの実装については、S2301における関連の記載を参照のこと。
可能な実装に置いて、S10061の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S10062:端末装置は、ネットワーク装置からの指示情報を受信する。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用、解放の優先順位を示す。具体的に、ステップの実装については、S2302における関連の記載を参照のこと。
別の可能な実装において、S10061の前に、本方法は、さらに、以下を含む。
S10063:ネットワーク装置は、指示情報をプリセットする。ここで、指示情報は、端末装置による構成情報の適用または解放の優先順位を示している。具体的に、ステップの実装については、S2303における関連の記載を参照のこと。端末装置が構成情報#1を解放することは、端末装置が、保管された構成情報#1を削除すること、または、端末装置が、端末装置とターゲットセルとの間のリンクを解放すること、もしくは、端末装置が、端末装置とターゲットネットワーク装置との間のリンクを解放することであるとして、理解され得る。
本出願のこの実施形態では、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、リンク障害が発生したと判断した場合、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報を解放する。このことは、端末装置のメモリ消費を低減する。
S1007:端末装置は、第1セルを決定する。
第1セルは、端末装置が再確立を開始するセルである。
端末装置は、端末装置における実装に基づいて、または、既定の基準に従って、第1セルを決定することができる。例えば、端末装置は、隣接するセルから、既定の基準を満たすセルを選択することができる。既定の基準は、セル選択S基準であってよい。例えば、端末装置は、セル選択を実行し、そして、セル選択S基準を満たすセルを第1セルとして使用する。
端末装置によって決定される第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルであり得ることが理解されるべきである。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
S1008:端末装置は、RRC再確立要求メッセージを決定する。
具体的に、端末装置は、第2構成情報に基づいてRRC再確立要求メッセージを決定する。
RRC再確立要求メッセージは、以下のパラメータのうち1つ以上を含んでいる。ターゲットセルのPCI、および、ターゲットセル内の端末装置によって使用されるC-RNTIとショートMAC-I、である。
ショートMAC-Iは、MAC-Iの最下位16ビットに設定されており、そして、計算ステップは、以下のとおりである。
(1)ASN.1を使用することにより、VarShortMAC入力をエンコーディングする。
(2)ソースセルにおいて、KRRCintキーと完全性保護アルゴリズムを使用する。
(3)COUNT、BEARER、DIRECTIONについて、全ての入力ビットをバイナリに設定する。
任意的に、RRC再確立要求メッセージは、さらに、第2指示情報を含み得る。第2指示情報は、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて再構成障害が発生したか、または、DAPSハンドオーバプロシージャにおいてターゲットセル内で再構成障害が発生したこと、もしくは、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が成功裡にターゲットセルへアクセスした後で、ターゲットネットワーク装置によって端末装置へ送信されたソースセル解放メッセージを端末装置が受信する前に、端末装置において再構成障害が発生したこと、を示している。
S1009:端末装置は、第1セルにおいてRRC再確立要求メッセージを送信する。具体的に、端末装置は、ネットワーク装置#2(第1セルが属するネットワーク装置)へRRC再確立要求メッセージを送信する。
S1010:ネットワーク装置#2は、RRC再確立メッセージを端末装置へ送信する。
S1011:端末装置は、RRC再確立完了メッセージをネットワーク装置#2へ送信する。
本出願のこの実施形態では、端末装置のDAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ターゲットセル内でRRC再構成障害が発生した場合、端末装置は、ターゲットセルで使用されている構成情報を解放し、その結果、端末装置のメモリの一部が解放され得る。このことは、端末装置の実装を簡素化する。加えて、ターゲットセルで使用されている構成情報が解放された後、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報のみを有している。このことは、端末装置が、」保管されている構成情報に基づいて、RRC再確立要求メッセージを送信できないという問題が解決される。
上述のように、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置が、長い間、ターゲットネットワーク装置からソースセルで使用されている構成情報を解放するための指示情報を受信しなかった場合、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報を長期間維持する必要がある。その結果、端末装置のメモリの一部が長期間占有される。
従って、本出願の実施形態は、さらに、通信方法を提供し、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ソースセルで使用されている構成情報を解放するためにターゲットネットワーク装置によって送信される指示情報を、端末装置が、長い間、受信しなかった場合に、端末装置が、長期間ソースセルの構成を維持する必要があることを回避する。
図11は、本出願の一つの実施形態に従った、デバイス相互作用の観点からの通信方法1100の概略フローチャートである。図11に示されるように、方法1100は、S1110からS1160までを含み得る。以下で、方法1100におけるステップを詳細に説明する。
S1110:DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、成功裡にターゲットセルにした後で、タイマを開始する。
S1120:ネットワーク装置#3(ターゲットセルが属するネットワーク装置)からの第1メッセージを受信する前に、端末装置は、タイマが期限切れ(expire)であると判断する。
第1メッセージは、構成情報#2(第1構成情報の一つの例)を解放することを示す。
任意的に、端末装置が第1メッセージを受信しない場合、端末装置は、タイマが期限切れであることを決定し得る。
任意的に、端末装置が構成情報#2を解放しない場合、端末装置は、タイマが期限切れであることを決定し得る。
タイマの持続時間は、シグナリングを使用して事前にネットワーク装置#3によって端末装置へ配信されてよく、または、事前に定義されていてよい。このことは、本出願のこの実施態様において限定されない。
端末装置が、タイマは期限切れであると判断した場合、2つの処理方法が存在し得る。方法(manner)1は、S1130aおよびS1140aを含む。方法2は、S1130bからS1160bまでを含んでいる。
方法1:
S1130a:端末装置は、第2構成情報を解放する。
S1140a:端末装置は、第2メッセージをネットワーク装置#3へ送信する。ここで、第2メッセージは、端末装置が第1メッセージを受信しないこと、または、端末装置が第1メッセージの受信に失敗したことを示す。
マナー2:
S1130b:端末装置は、第2メッセージをネットワーク装置#4へ送信する。ここで、第2メッセージは、端末装置が第1メッセージを受信しないこと、または、端末装置が第1メッセージの受信に失敗したことを示す。
S1140b:ネットワーク装置#3は、第1メッセージを端末装置へ送信する。
第1メッセージは、第1RRCシグナリング識別子を含んでよい。
S1150b:端末装置は、第2構成情報を解放する。
S1160b:端末装置は、第3メッセージをネットワーク装置#3へ送信する。ここで、第3メッセージは、端末装置が第1メッセージを受信したことを示す。
第1メッセージが第1RRCシグナリング識別子を含む場合、第3メッセージは、また、第1RRCシグナリング識別子も含んでいる。
本出願のこの実施形態では、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、端末装置は、ターゲットセルにアクセスした後でタイマを開始してよい。タイマが期限切れのとき、端末装置が、ターゲットセルが属するネットワーク装置から、ソースセルで使用されている構成情報を解放するメッセージを受信していない場合、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報を積極的に解放し、または、ターゲットセルが属するネットワーク装置へメッセージを送信してよく、端末装置が、ソースセルで使用されている構成情報を解放するメッセージを受信しないことを示す。さらに、ターゲットセルが属するネットワーク装置は、端末装置へ、ソースセルで使用されている構成情報を解放するためのメッセージを、送信または再送信することができる。さらに、端末装置は、ソースセルで使用されている構成情報を解放する。このことは、端末装置が、DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、ソースセルで使用されている構成情報を長期間維持する必要がある、という問題を回避する。
上記は、複数の添付図面を参照して、本出願において提供される複数の実施形態を詳細に説明していることが理解されるべきである。上記の実施形態において、プロセスのシーケンス番号は実行シーケンスを意味するものではない。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能および内部ロジックに基づいて決定されるべきものであり、そして、本出願の実施態様の実装プロセスにおける対するあらゆる限定として解釈されるべきではない。
本出願の実施形態に従った方法が、図2から図11までを参照して、上述されている。本出願の実施形態において提供される装置は、図12および図13を参照して、以下で詳細に説明される。
図12は、本出願の一つの実施形態に従った、通信装置20の概略ブロック図である。図12に示されるように、通信装置20は、処理ユニット21およびトランシーバユニット22を含んでよい。
可能な設計において、通信装置20は、上記の方法の実施形態における端末装置に対応する動作を実施することができる。例えば、通信装置は、端末装置、または、端末装置内で構成されている、チップまたは回路といった、コンポーネントであってよい。
端末装置20は、図2から図11までに示される方法の実施形態における端末装置に係る対応する動作を実施することができる。通信装置20は、図2から図11までに示される方法の実施形態において端末装置によって実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでよい。加えて、通信装置10におけるユニット、および、上記の他の動作及び/又は機能は、それぞれに、図2から図11までに示される方法の実施形態における対応するプロシージャを実施するために使用される。
通信装置20が図2の方法200を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法200においてS220からS250までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法200においてS210からS260までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図3の方法300を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法300においてS320からS350までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法300においてS310からS360までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図4の方法400を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法400においてS420からS450までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法400においてS410からS460までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図5の方法500を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法500においてS520からS550までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法500においてS510からS560までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図6の方法600を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法600においてS602、S604からS608までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法600においてS601、S603、S609からS611までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図7の方法700を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法700においてS702~S706を実行するように構成されていてもよく、トランシーバユニット22は、方法700においてS701,S707,S709を実行するように構成されていてもよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が、図8の方法800を実行するように構成される場合、処理ユニット21は、方法800においてS802、S804、およびS805を実行するように構成されてよく、そして、送受信ユニット22は、方法800においてS801、S806を実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図9の方法900を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法900においてS902およびS903を実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法900においてS901およびS904を実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が図10の方法1000を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法1000においてS1002、S1004からS1008までを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法1000においてS1001、S1003、S1009からS1011までを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20が、図11の方法1100を実行するように構成されている場合、処理ユニット21は、方法1100においてS1110、S1120、S1130a、S1150aを実行するように構成されてよく、そして、トランシーバユニット22は、方法1100においてS1140a、S1130b、S1140b、S1160bを実行するように構成されてよい。ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に記載されており、簡潔にするために、ここにおいて詳細は説明されないことが理解されるべきである。
通信装置20内のトランシーバユニット22は、例えば、図13に示す端末装置2000内のトランシーバ2020に対応するトランシーバまたは通信インターフェイスを使用して実現することができることが理解されるべきである。通信装置20内の処理ユニット21は、例えば、図13に示す端末装置2000内のプロセッサ2010に対応する少なくとも1つのプロセッサを使用することによって実現することができる。
さらに、通信装置20がチップまたは端末装置内に構成されたチップシステムである場合、通信装置20内のトランシーバユニット22は、入出力インターフェイスによって実装されてよく、そして、通信装置20内の処理ユニット21は、チップまたはチップシステムに一体化されたプロセッサ、マイクロプロセッサ、集積回路などによって実装されてよいことが理解されるべきである。
図13は、本出願の一つの実施形態に従った、端末装置2000の構造の概略図である。端末装置2000は、図1に示すシステムにおいて、前述の方法の実施形態における端末装置の機能を実行するために使用することができる。図に示されるように、端末装置2000は、プロセッサ2010およびトランシーバ2020を含んでいる。任意的に、端末装置2000はさらに、メモリ2030を含む。プロセッサ2010、トランシーバ3002、およびメモリ2030は、制御信号及び/又はデータ信号を転送するために、内部接続経路を介して互いに通信することができる。メモリ2030は、コンピュータプログラムを保管するように構成されている。プロセッサ2010は、メモリ2030からコンピュータプログラムを起動し、コンピュータプログラムを実行し、そして、トランシーバ2020を制御して信号を送受信するように構成されている。任意的に、端末装置3000は、さらに、無線信号を使用して、トランシーバ2020によって出力されるアップリンクデータまたはアップリンク制御信号を送信するように構成されたアンテナ2040を含んでよい。
プロセッサ2010およびメモリ2030は、1つの処理装置に統合されてよい。プロセッサ2010は、上記機能を実現するために、メモリ2030に保管されたプログラムコードを実行するように構成されている。特定の実施の最中に、メモリ2030は、代替的に、プロセッサ2010に統合されてよく、または、プロセッサ2010から独立していてよい。プロセッサ2010は、図12における処理ユニット21に対応し得る。
トランシーバ2020は、図12におけるトランシーバユニット22に対応し得る。トランシーバ2020は、受信器(または、受信器マシンもしくは受信器回路と呼ばれる)、および、送信器(または、送信器マシンもしくは送信器回路と呼ばれる)を含んでよい。受信器は、信号を受信するように構成され、送信器は、信号を送信するように構成されている。
図13に示される端末装置2000は、図2から図11に示す方法の実施形態において、端末装置のプロセスを実施することができることが理解されるべきである。端末装置2000内のモジュールの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態における対応するプロシージャを実施するように意図されている。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照のこと。繰返しを避けるために、ここにおいて詳細な説明は適切に省略されている。
プロセッサ2010は、端末装置内で実装され、かつ、前述の方法の実施形態で説明されるアクションを実行するように構成されてよい。トランシーバ2020は、前述の実施形態において、ネットワーク装置に対する端末装置による送信動作またはネットワーク装置からの受信動作を実行するように構成されてよい。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照のこと。詳細は、ここにおいて再び説明されない。
任意的に、端末装置2000は、さらに、端末装置内の種々のコンポーネントまたは回路に電力を供給するように構成された電源2050を含んでよい。
任意的に、端末装置の機能を改善するために、端末装置3000は、さらに、入力ユニット2060、表示ユニット2070、音声回路2080、カメラ2090、センサ2100などのうち1つ以上をさらに含んでよく、そして、音声回路は、さらに、スピーカ2082、マイクロホン2084などを含んでもよい。
本出願の一つの実施形態は、さらに、プロセッサおよび通信インターフェイスを含む通信装置を提供する。プロセッサは、前述の方法の実施形態のうち任意の1つに従って、方法を実行するように構成されている。
処理装置は、1つ以上のチップであり得ることが理解されるべきである。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理ユニット(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラ(micro controller unit、MCU)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、または、別の集積チップであってよい。
実装プロセスにおいて、前述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、または、ソフトウェアの形式で命令を使用することによって、実装することができる。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接的に実行されてよく、または、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的消去可能なプログラマブルメモリ、または、レジスタといった、当該技術分野における成熟した記憶媒体内に配置され得る。記憶媒体は、メモリ内に配置され、かつ、プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、そして、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。反復を回避するために、詳細は、ここにおいて再び説明されない。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップであってよく、信号処理能力を有することが留意されるべきである。実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態のステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、または、ソフトウェアの形式で命令を使用することによって、実装することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、もしくは、他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理デバイス、または離散ハードウェアコンポーネントであってもい。それは、本出願の実施形態において開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、または、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、等であってもい。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサを使用して、直接的に実行され、そして、達成されてよく、または、復号化プロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせを使用して、実行され、そして、達成されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的に去可能なプログラマブルメモリ、またはレジスタといった、当該技術分野における成熟した記憶媒体に配置され得る。記憶媒体は、メモリ内に配置されており、そして、プロセッサは、メモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。
本出願のこの実施形態のメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってよく、または、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでよいことが理解されるべきである。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってよい。例示的であるが、限定的ではない記述を通じて、RAMの多くの形態は、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synclink DRAM、SLDRAM)、ダイナミックランバスランダムアクセスメモリ(dynamic rambus RAM、DR RAM)を使用し得る。本明細書で説明されるシステムおよび方法のメモリは、これら及び別の適切なタイプの任意のメモリを含むが、これらに限定されないことが留意されるべきである。
本出願の実施形態において供される方法に従って、本出願は、さらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含んでいる。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、図2から図11に示す実施形態のうちいずれか1つにおいて、この方法を実行することが可能とされる。
本出願の実施形態に提供される方法に従って、本出願は、さらに、コンピュータ読取り可能な媒体を提供する。コンピュータ読取り可能な媒体は、プログラムコードを保管している。プログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、図2から図11で示される実施形態のいずれか1つにおいて、この方法を実行することが可能とされる。
上記装置のネットワーク装置および端末装置の実施形態は、上記方法の実施形態におけるネットワーク装置および端末装置に完全に対応している。対応するモジュールまたはユニットは、対応するステップを実行する。例えば、通信ユニット(トランシーバ)は、方法の実施形態において受信または送信ステップを実行し、そして、処理ユニット(プロセッサ)は、送信ステップおよび受信ステップ以外のステップを実行してよい。特定のユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照のこと。1つ以上のプロセッサが存在してよい。
本明細書で使用されるする「コンポーネント(“component”)」、「モジュール(“module”)」、「システム(“system”)」といった、用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または、実行中のソフトウェアを示す。例えば、コンポーネントは、これらに限定されるわけではないが、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又は、コンピュータ上で実行されるプロセスであってよい。図を使用して示されるように、計算装置および計算装置上で動作するアプリケーションの両方は、コンポーネントであってよい。1つ以上のコンポーネントは、プロセス及び/又は実行スレッド内に存在してよく、そして、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に配置されてよく、かつ/あるいは、2つ以上のコンピュータ間に分散されていてよい。加えて、これらのコンポーネントは、種々のデータ構造を保管する種々のコンピュータ読取り可能な媒体から実行することができる。例えば、コンポーネントは、ローカル及び/又はリモートプロセスを使用することにより、そして、例えば、1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システムにおいて、かつ/あるいは、信号を使用して他のシステムと相互作用するインターネットといった、ネットワークを介して、別のコンポーネントと相互作用する2つのコンポーネントからのデータ)を有している信号に従って、通信することができる。
当業者であれば、本明細書およびステップ(ステップ)に開示された実施形態において説明された例示的な論理ブロック(illustrative logical block)と組み合わせて、電子ハードウェア、または、コンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施することができることを認識するだろう。機能がハードウェアまたはソフトウェアによって実行されるか否かは、特定のアプリケーションおよび技術的ソリューションの設計制約条件に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、説明された機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、その実装が本出願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
便利で、かつ、簡単な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを指すことが、当業者によって、明確に理解され得る。そして、詳細は、ここにおいて、再び説明されない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実施され得ることが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単なる一つの例である。例えば、ユニットへの分割は、単なる論理関数分割であり、そして、実際の実装の最中には他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに結合または統合されてよく、もしくは、いくつかの特徴は、無視され、または、実行されなくてよい。加えて、表示または説明された相互結合、直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェイスを使用することによって実装することができる。装置またはユニット間の間接的なカップリングまたは通信接続は、電子的、機械的、または、他の形態で実施され得る。
別個の部品として説明されるユニットは、物理的に分離されていても、または、されていなくてもよい。そして、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであっても、なくてもよく、もしくは、1つの位置に配置されてよく、または、複数のネットワークユニット上に分散されていてよい。ユニットの一部または全部は、実施形態のソリューションの目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットへと統合されてよく、または、ユニットそれぞれは、物理的に単独で存在してよく、もしくは、2つ以上のユニットが1つのユニットへと統合されてよい。
前述の実施形態において、機能ユニットの機能の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせを使用して実装することができる。ソフトウェアを使用して実施形態を実装する場合、実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令(プログラム)を含んでいる。コンピュータプログラム命令(プログラム)がロードされ、コンピュータ上で実行されるとき、本出願の実施形態に従ったプロシージャまたは機能が、全部または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に保管されてよく、または、コンピュータ読取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読取り可能な記憶媒体へ送信されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタへ送信され得る。コンピュータ読取り可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、または、1つ以上の使用可能媒体を統合するデータ記憶装置、例えば、サーバまたはデータセンタであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid-state disk、SSD))等、であり得る。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、かつ、独立した製品として販売または使用される場合、これらの機能は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に保管することができる。そうした理解に基づいて、本出願の本質的な技術的ソリューション、または、従来の技術に寄与する部分、もしくは、技術的ソリューションのいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に保管され、そして、本出願の実施形態で説明された方法のステップの全部または一部を実行するために、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置であり得る)を示すためのいくつかの命令を含んでいる。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクといった、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の単なる具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定するように意図されたものではない。本出願に開示された技術的範囲の中で、当業者が容易に理解することができる変更または代替は、本出願の保護範囲に含まれるものである。従って、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものである。

Claims (18)

  1. 端末装置に対して適用可能な、再確立方法であって、前記方法は、
    ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するステップであり、
    前記ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバするデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを示し、
    前記ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、
    前記第1構成情報は、前記ターゲットセルで使用される構成情報である、
    ステップと、
    前記DAPSハンドオーバを実行して、前記ターゲットセルにアクセスした後で、かつ、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、リンク障害が発生したと判断するステップであり、
    前記第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示し、または、前記ソースセルを解放することを示す、
    ステップと、
    前記第2構成情報を解放するステップであり、
    前記第2構成情報は、前記ソースセルで使用される構成情報である、
    ステップと、
    第1セルを決定するステップと、
    無線リソース制御(RRC)再確立要求メッセージを決定するステップと、
    前記第1セルにおいて前記RRC再確立要求メッセージを送信するステップと、
    を含み、
    前記リンク障害が発生したと判断するステップは、
    デュアルアクティブプロトコルスタックDAPSハンドオーバシナリオにおける、前記ターゲットセル内の無線リンク障害が発生していると判定された場合に、リンク障害が発生したと判断するステップ、
    を含み、
    前記再確立要求メッセージは、
    前記ターゲットセルの物理セル識別子(PCI)、前記ターゲットセルで使用されるセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)、および、前記ターゲットセルで使用される完全性ショートMAC-Iのためのショートメッセージ認証コード、
    のうち1つ以上のパラメータを含む、
    方法。
  2. 前記ターゲットセル内でRRC接続再構成障害が発生したと判断するステップは、
    前記ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信するステップであり、前記第1再構成メッセージは、第3構成情報を含み、かつ、前記第3構成情報は、前記ターゲットセルで使用される新しい構成情報である、
    ステップと、
    前記第1再構成メッセージに基づいて、再構成を実行するステップと、
    前記ターゲットセルで前記RRC接続再構成障害が発生したと判断するステップと、
    を含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信する前に、前記方法は、さらに、
    DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡に前記ターゲットセルにアクセスした後で、かつ、前記ターゲットネットワーク装置から前記第1メッセージを受信する前に、前記ターゲットネットワーク装置から前記第1再構成メッセージを受信するステップであり、
    前記第1メッセージは、前記第2構成情報を解放することを示すか、または、前記ソースセルを解放することを示す、
    ステップ、
    を含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記リンク障害が発生したと判断するステップは、
    ハンドオーバプロシージャにおいて、
    インターシステムのハンドオーバが失敗すること、または、
    イントラシステムのハンドオーバが失敗すること、
    のうち1つ以上のケースが発生したと判定された場合に、リンク障害が発生したと判断する、ステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1再構成メッセージは、さらに、第1指示情報を含み、かつ、
    前記第1指示情報は、前記第2構成情報を解放することを示す、
    請求項2または3に記載の方法。
  6. 前記第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルである、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記再確立要求メッセージは、第2指示情報を含み、かつ、
    前記第2指示情報は、前記リンク障害を示す、
    請求項1乃至いずれか一項に記載の方法。
  8. 前記方法は、さらに、
    前記DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡に前記ターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するステップと、
    前記ターゲットネットワーク装置から前記第1メッセージを受信する前に、前記タイマが期限切れであると判断するステップであり、
    前記第1メッセージは、前記第2構成情報を解放することを示す、
    ステップと、
    前記ターゲットネットワーク装置へ第2メッセージを送信するステップであり、
    前記第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す、
    ステップと、を含む、
    請求項に記載の方法。
  9. トランシーバユニットおよび処理ユニットを備える通信装置であって、
    前記トランシーバユニットは、
    ソースネットワーク装置からハンドオーバコマンドを受信するように構成されており、
    前記ハンドオーバコマンドは、ソースセルからターゲットセルへハンドオーバするデュアルアクティブプロトコルスタック(DAPS)ハンドオーバを示し、
    前記ハンドオーバコマンドは、第1構成情報を含み、かつ、
    前記第1構成情報は、前記ターゲットセルで使用される構成情報であり、
    前記処理ユニットは、前記DAPSハンドオーバを実行するように構成されており、前記ターゲットセルにアクセスした後で、かつ、ターゲットネットワーク装置から第1メッセージを受信する前に、リンク障害が発生したと判断し、
    前記第1メッセージは、第2構成情報を解放することを示し、または、前記ソースセルを解放することを示し、
    前記処理ユニットは、さらに、第2構成情報を解放するように構成されており、
    前記第2構成情報は、前記ソースセルで使用される構成情報であり、
    前記処理ユニットは、さらに、第1セルを決定するように構成されており、
    前記処理ユニットは、さらに、無線リソース制御RRC再確立要求メッセージを決定するように構成されており、
    前記トランシーバユニットは、さらに、前記第1セルにおいて前記RRC再確立要求メッセージを送信するように構成されており、
    前記処理ユニットは、
    デュアルアクティブプロトコルスタックDAPSハンドオーバシナリオにおける、前記ターゲットセル内の無線リンク障害が発生していると判定された場合に、リンク障害が発生したと判断する、
    ように構成されており、
    前記再確立要求メッセージは、
    前記ターゲットセルの物理セル識別子(PCI)、前記ターゲットセルで使用されるセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)、および、前記ターゲットセルで使用される完全性ショートMAC-Iのためのショートメッセージ認証コード、
    のうち1つ以上のパラメータを含む、
    通信装置。
  10. 前記トランシーバユニットは、さらに、前記ターゲットネットワーク装置から第1再構成メッセージを受信するように構成されており、
    前記第1再構成メッセージは、第3構成情報を含み、かつ、
    前記第3構成情報は、前記ターゲットセルで使用される新しい構成情報であり、
    前記処理ユニットは、前記第1再構成メッセージに基づいて、再構成を実行するように構成されており、かつ、
    前記処理ユニットは、さらに、前記ターゲットセルでRRC接続再構成障害が発生したと判断するように構成されている、
    請求項に記載の通信装置。
  11. DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡に前記ターゲットセルにアクセスした後で、かつ、前記ターゲットネットワーク装置から前記第1メッセージを受信する前に、前記トランシーバユニットは、さらに、前記ターゲットネットワーク装置から前記第1再構成メッセージを受信するように構成されており、
    前記第1メッセージは、前記第2構成情報を解放することを示すか、または、前記ソースセルを解放することを示す、
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記処理ユニットは、特定的に、
    ハンドオーバプロシージャにおいて、
    インターシステムのハンドオーバが失敗すること、または、
    イントラシステムのハンドオーバが失敗すること、
    のうち1つ以上のケースが発生したと判定された場合に、リンク障害が発生したと判断する、ように構成されている、
    請求項に記載の通信装置。
  13. 前記第1再構成メッセージは、第1指示情報を含み、かつ、
    前記第1指示情報は、前記第2構成情報を解放することを示す、
    請求項10または11に記載の通信装置。
  14. 前記第1セルは、ターゲットネットワーク装置が属するセル、または、非ソースネットワーク装置が属するセルである、
    請求項に記載の通信装置。
  15. 前記再確立要求メッセージは、第2指示情報を含み、かつ、
    前記第2指示情報は、前記リンク障害を示す、
    請求項11に記載の通信装置。
  16. 前記処理ユニットは、前記DAPSハンドオーバプロシージャにおいて、成功裡に前記ターゲットセルにアクセスした後で、タイマを開始するように構成されており、
    前記処理ユニットは、さらに、前記ターゲットネットワーク装置から前記第1メッセージを受信する前に、前記タイマが期限切れであると判断するように構成されており、
    前記第1メッセージは、前記第2構成情報を解放することを示し、
    前記トランシーバユニットは、さらに、前記ターゲットネットワーク装置へ第2メッセージを送信するように構成されており、
    前記第2メッセージは、第1メッセージが受信されなかったことを示すか、または、第1メッセージを受信することに失敗したことを示す、
    請求項11に記載の通信装置。
  17. プロセッサおよび通信インターフェイスを備える、通信装置であって、
    前記プロセッサは、前記通信インターフェイスを通して受信されたコンピュータ命令を実行するように構成されており、
    請求項1乃至いずれか一項に記載の方法を実施することが可能である、
    通信装置。
  18. コンピュータプログラムを保管している、コンピュータ読取り可能な記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムが実行されると、請求項1乃至請求項いずれか一項に記載の方法が実施される、
    コンピュータで読取り可能な記憶媒体。
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