JP7412401B2 - 送風機制御システム - Google Patents

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Description

本開示は、畜舎での家畜へ送風を行う送風機制御システムに関する。
肥育を目的とする畜産業において、気温の高い夏季では、家畜の飼料摂取量が減少することによる増体量の低下が問題となっている。この問題に対しては、送風機の風を用いて家畜の暑熱によるストレスである暑熱ストレスを改善する方法でいくつかの提案がなされている。特に畜舎内で飼育される家畜全頭に効率よく風を当てるために、送風機の設置高さ等の設置条件の選定は重要な課題となっている。
特許文献1には、家畜自身が風を遮ってしまうことを回避するために、家畜の頭高さで、送風する方向に任意の間隔で送風機を設置し、畜舎の床面に平行な風を送風し、家畜に風を当てる方法が開示されている。これによって、送風方向の上流側に存在する家畜が風を遮ってしまうことを極力回避し、畜舎内で飼育される家畜全頭へ風を当てることができる。
特開2017-172851号公報
代表的な家畜である豚、鶏などは成長が早いため、家畜の成長に合わせて送風機の設置高さが家畜の頭高さとなるように送風機の設置位置を頻繁に変更する必要がある。また近年では、畜産の大規模化による作業の省人化が求められており、送風機の設置高さの変更は自動化されることが望ましい。特許文献1には、自動で送風機の高さを変更することが開示されている。しかしながら、特許文献1には、送風機の高さをどのようにして変更するかについての具体的な手段は開示されていない。つまり、特許文献1には家畜が鶏である場合が例示されているが、家畜が豚または牛などである場合には、どのように送風機の高さを変更するのかが不明である。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、家畜の成長に合わせて送風機の高さを変更することができる送風機制御システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の送風機制御システムは、畜舎に設置され、畜舎の内部の家畜に風を送る送風機と、送風機による風の風速を測定する風速計と、送風機の高さを変更する送風機高さ変更部と、風速計の高さを変更する風速計高さ変更部と、風速計から風速の測定値である風速値を取得し、送風機、送風機高さ変更部および風速計高さ変更部の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、送風機および風速計の複数の高さでの風速値を風速計から取得し、送風機および風速計の高さである機器高さと風速値との関係を用いて家畜の頭高さを決定し、決定した家畜の頭高さを送風制御高さとし、送風制御高さで送風を行うように送風機高さ変更部および送風機を制御する。
本開示によれば、家畜の成長に合わせて送風機の高さを変更することができるという効果を奏する。
実施の形態1による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける送風機制御高さの決定方法の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態1による送風機制御システムにおける家畜の頭高さのスキャンの状態の一例を示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける家畜の頭高さのスキャンの状態の一例を示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける家畜の頭高さのスキャンの状態の一例を示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける家畜の頭高さのスキャンの状態の一例を示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける送風機の機器高さと風速値との間の関係の一例を示す図 実施の形態1による送風機制御システムにおける送風制御方法の手順の一例を示すフローチャート 実施の形態2による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態3による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図 実施の形態1から3による送風機制御システムの制御部を実現するハードウェア構成の一例を模式的に示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる送風機制御システムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図である。送風機制御システム10は、一例では、家畜21が飼育される畜舎11に設けられる。家畜21の一例は、豚、牛、羊、犬、猫または鶏である。畜舎11は、床12と、側壁13と、天井14と、柵15と、通路16と、を備える。この例では、柵15に囲まれた領域、あるいは柵15と側壁13とで囲まれた領域である飼育領域90で家畜21が飼育される。
送風機制御システム10は、家畜21の頭高さによって、送風機31が設置される高さを制御するシステムである。送風機制御システム10は、送風機31と、送風機高さ変更部32と、風速計33と、風速計高さ変更部34と、制御部35と、を備える。送風機31と制御部35との間、送風機高さ変更部32と制御部35との間、風速計33と制御部35との間、および風速計高さ変更部34と制御部35との間は、有線または無線によって通信可能である。
送風機31は、飼育領域90内の家畜21に風41を送る機器である。以下では、送風機31によって送られる風41は、人工風41とも称される。送風機31は、一例では、回転軸に取り付けられる羽根と回転軸を回転させるモータと、を有する。図1の例では、送風機31は、送風機高さ変更部32に設置されている。
送風機高さ変更部32は、制御部35からの指示に従って送風機31の高さを変更する。図1の例では、送風機高さ変更部32は、柵15に設置されている。一例では、送風機高さ変更部32は、柵15に設けられ、高さ方向に延在するリニアガイドおよびボールねじと、ボールねじに固定され、リニアガイドに沿って移動可能なキャリッジと、ボールねじに設けられるサーボモータと、を有する。この場合には、キャリッジに送風機31が固定される。また、サーボモータに制御部35が接続され、制御部35からの指示に従って、キャリッジの位置が変更される。送風機高さ変更部32は、柵15ではなく、側壁13に設置されていてもよいし、天井14に設置されていてもよいし、通路16に設けたスタンドなどに設置されていてもよい。
風速計33は、送風機31が発生させる人工風41の風速を測定する機器である。風速計33の一例は、風を受けて回転するプロペラの回転数で風速を測定する風車型風速計である。実施の形態1では、風速計33は、測定結果を制御部35に出力する。風速計33は、一例では、送風機31の送風方向の下流側に、送風機31と対向して配置される。図1の例では、風速計33は風速計高さ変更部34に設置されている。
風速計高さ変更部34は、制御部35からの指示に従って風速計33の高さを変更する。図1の例では、風速計高さ変更部34は、柵15に設置されている。一例では、風速計高さ変更部34は、柵15に設けられ、高さ方向に延在するリニアガイドおよびボールねじと、ボールねじに固定され、リニアガイドに沿って移動可能なキャリッジと、ボールねじに設けられるサーボモータと、を有する。この場合には、キャリッジに風速計33が固定される。また、サーボモータに制御部35が接続され、制御部35からの指示に従って、キャリッジの位置が変更される。風速計高さ変更部34は柵15ではなく、側壁13に設置されていてもよいし、天井14に設置されていてもよいし、通路16に設けたスタンドなどに設置されていてもよい。
制御部35は、風速計33からの風速値を含む入力データに基づいて送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34を動作させ、送風機31および風速計33の床12からの高さである機器高さ51を変更する。実施の形態1では、制御部35は、風速計33から風速の測定値である風速値を取得し、送風機31、送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34の動作を制御する。一例では、送風機31の機器高さ51は、送風機31の羽根が設けられる回転軸の床12からの高さであり、風速計33の機器高さ51は、風速計33のプロペラが設けられる回転軸の床12からの高さである。一例では、制御部35は、送風機31および風速計33の機器高さ51が同じとなるように制御する。
実施の形態1では、制御部35は、送風機31と風速計33との間の領域に存在する家畜21の全体に人工風41を行きわたらせる送風機31の高さである送風制御高さを決定する送風制御高さ決定処理と、送風制御高さで人工風41の送風を行うように送風機31および送風機高さ変更部32を制御する送風制御処理と、を行う。送風制御高さ決定処理では、制御部35は、送風機31および風速計33の複数の機器高さ51で送風機31からの風速値を風速計33から取得し、機器高さ51と風速値との関係を用いて家畜21の頭高さを決定し、決定した家畜21の頭高さを送風制御高さとする。送風制御処理では、制御部35は、送風制御高さで送風を行うように送風機高さ変更部32および送風機31を制御する。
実施の形態1では、風速計33は、送風制御高さ決定処理で家畜21の頭高さをスキャンする手段の一例である。ここでは、家畜21の頭高さは、床12から測った頭部の最も高い位置であるものとする。風速計33は、送風機31と対向して配置される。風速計33と送風機31との間に何も存在しない場合で定められた風速で送風機31が運転されている場合には、風速計33は送風機31からの距離に応じた風速を測定することになる。一方、送風機31と風速計33との間に家畜21が存在する場合には、人工風41が家畜21によって一部または全部が遮られてしまうため、風速計33で測定される風速が、何も存在しない場合に比して小さくなる。そこで、機器高さ51における風速値を取得する処理を、機器高さ51が基準となる高さから高くなるように順に実行し、機器高さ51と風速値との関係を取得するスキャン処理が行われる。そして、機器高さ51と風速値との関係において、風速値が増加傾向から一定値へと変わるときの機器高さ51を家畜21の頭高さと決定することができる。つまり、風速値が増加傾向の後に、風速値が一定値となったときの機器高さ51の内、最小のものが家畜21の頭高さとなる。
つぎに、具体的な家畜21の送風制御高さ決定処理の内容について説明する。図2は、実施の形態1による送風機制御システムにおける送風機制御高さの決定方法の手順の一例を示すフローチャートである。まず、制御部35は、送風制御高さ決定処理の開始となるトリガを検出すると、基準機器高さを機器高さ51に設定する(ステップS11)。トリガの一例は、定められた時間、使用者からの指示等である。また、使用者によって、トリガが任意のタイミングとなるように決定される。基準機器高さは、送風制御高さ決定処理を行う場合に、最初に設定される機器高さ51である。ここでは、基準機器高さは、送風機31の羽根が床12に当たらない程度の低い位置であるものとする。
ついで、制御部35は、送風機31および風速計33が設定された機器高さ51となるように、送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34に指示を送信する(ステップS12)。送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34は、制御部35からの指示に従って動作し、この結果、送風機31および風速計33の機器高さ51は、基準機器高さとなる。
その後、制御部35は、定められた風量で動作するように送風機31を制御する(ステップS13)。これによって、送風機31が動作して、人工風41が風速計33に向かって生成されることになる。そして、風速計33は、送風機31によって生成された人工風41の風速値を測定し、測定結果である風速値を制御部35に送信する。制御部35は、風速計33からの風速値を受信し(ステップS14)、機器高さ51と風速値とを対応付けて記録する(ステップS15)。
ついで、制御部35は、機器高さ51が定められた値以上であるかを判定する(ステップS16)。定められた値は、家畜21が成長しきったときの頭高さよりも大きい値であり、一例では、家畜21が成長しきったときの頭高さの最大値に、送風機31の羽根の外周部が回転することによって得られる円の直径を足した値とすることができる。頭高さの最大値は、過去に飼育した家畜21の頭高さの最大値を用いてもよいし、飼育している家畜21と同じ種類の家畜21の頭高さについての統計データの最大値を用いてもよい。
機器高さ51が定められた値以上ではない場合(ステップS16でNoの場合)には、制御部35は、現在の機器高さ51に定められた高さを加算して、新たな機器高さ51を設定し(ステップS17)、ステップS12に処理が戻る。すなわち、機器高さ51が定められた値以上となるまで、送風機31および風速計33の機器高さ51を徐々に高くし、各高さでの風速値を取得する。機器高さ51に加算する値は、任意であるが、一例では、送風機31の羽根の外周部が回転することによって得られる円の半径とすることができる。以上のステップS11からステップS17までの処理は、家畜21の頭高さをスキャンするスキャン処理に対応する。
図3から図6は、実施の形態1による送風機制御システムにおける家畜の頭高さのスキャンの状態の一例を示す図である。図3に示されるように、家畜21の頭高さのスキャンは先ず送風機31および風速計33の機器高さ51が低い位置から開始される。このときの機器高さ51は基準機器高さ51aとされる。つまり、制御部35は、送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34に対して、送風機31および風速計33の高さが基準機器高さ51aとなるように指示を送信する。送風機高さ変更部32および風速計高さ変更部34は、指示に従って送風機31および風速計33の高さを変更する。機器高さ51が基準機器高さ51aである場合には、送風機31および風速計33との間に家畜21の体が存在し、送風機31からの人工風41が家畜21に遮られ、人工風41が送風方向の下流側の風速計33に到達する可能性は略ない。このため、風速計33では、0または0に近い値の風速値が測定される。
その後、図4から図6に示されるように送風機31および風速計33の機器高さ51を基準機器高さ51aから順に高くしていき、各機器高さ51での風速計33における風速を測定する。図4には、送風機31の回転軸の位置が家畜21の顔の中心部付近に存在する場合が示されている。この場合には、送風機31からの人工風41の一部は家畜21の顔によって遮られ、その他の部分は遮られずに、風速計33まで到達する。このため、風速計33では、風速値が測定される。
図5には、送風機31の羽根の下端の位置が家畜21の頭部の最も高い位置付近に存在する場合が示されている。図6には、送風機31の羽根の下端の位置が家畜21の頭部よりも十分に高い位置に存在する場合が示されている。これらの場合には、送風機31からの人工風41はすべて家畜21によって遮られず、風速計33まで到達することになる。このため、どちらの場合にも、風速計33では、定められた風速値が測定される。以上のように、機器高さ51を変えることによって、種々の風速値が測定されることになる。
図2に戻り、機器高さ51が定められた値以上である場合(ステップS16でYesの場合)には、制御部35は、取得した機器高さ51および風速値の複数の組み合わせのデータを用いて、家畜21の頭高さを決定する(ステップS18)。
図7は、実施の形態1による送風機制御システムにおける送風機の機器高さと風速値との間の関係の一例を示す図である。図7において、横軸は、送風機31および風速計33の床12からの高さ、すなわち機器高さ51を示しており、縦軸は、送風機31から送風される人工風41の風速計33での測定値、すなわち風速値を示している。図7は、ステップS11からステップS17の処理で得られた機器高さ51および風速値の組み合わせのデータをグラフ化したものである。図7に示されるように、機器高さ51と風速計33での人工風41の風速値との関係は変化する。すなわち、機器高さ51がh1よりも低いときには、送風機31が発生させる人工風41は、家畜21に遮られてしまうため、風速計33の風速値は0または非常に小さな値となる。機器高さ51をh1から高くしていくと、人工風41が家畜21に遮られる割合が減っていき、風速計33の風速値は、機器高さ51に応じて増加していく。風速値の増加は機器高さ51がh2となるまで続く。さらに機器高さ51をh2から高くしていくと、人工風41が家畜21に遮られることはなくなるため、風速計33の風速値は一定の値F1から変化しなくなる。
図7に示されるような機器高さ51と人工風41の風速値との関係から家畜21の頭高さを判断することができる。一例では、図7において、風速値が一定の値F1となった機器高さ51の最小値であるh2を家畜21の頭高さであると決定することができる。なお、畜舎11内のすべての家畜21は同じ成長速度で成長するわけではなく、成長速度には個体差が存在する。このため、h2を家畜21の頭高さとするのではなく、風速値が風速値の一定値から80%となる機器高さ51を家畜21の頭高さであると決定してもよい。このようにして決定された機器高さ51は、送風機31と風速計33との間の領域に存在する家畜21の全体に人工風41が当たるように求められた送風機31の高さであり、この明細書では送風制御高さと称される。
図2に戻り、制御部35は、決定した頭高さを送風制御高さに決定する(ステップS19)。この送風制御高さが、送風制御処理での送風機31の機器高さ51となる。以上で、送風制御高さ決定処理が終了する。
なお、上記した説明では、制御部35は、家畜21の頭高さのスキャン処理を1回だけ実施し、スキャン処理の結果より、現在の家畜21の頭高さ、すなわち送風制御高さを決定していた。しかし、スキャン処理を実施しているときに家畜21が寝ていたり、伏せていたり、などしている場合には、1回のスキャン処理では立った状態の家畜21の頭高さを正確に決定できない可能性がある。このため、スキャン処理の頻度を1時間に1回としてもよい。つまり、1日にスキャン処理を複数回実施してもよい。この場合には、制御部35は、1日に実行される複数のスキャン処理の結果得られる家畜21の頭高さの値の内の最大値を、現在の家畜21の頭高さ、すなわち送風制御高さとすることができる。また、このとき、制御部35は、送風機制御高さを、翌日の送風制御処理における送風機31の機器高さ51とすることができる。すなわち、制御部35は、送風制御高さを翌日の送風機高さ変更部32の制御に用いることができる。
また、上記した説明では、スキャン処理の開始位置、すなわち基準機器高さ51aを床12に近い位置としていたが、基準機器高さ51aを前日の送風制御高さまたは前日の送風制御高さの前後としてもよい。家畜21の頭高さは、成長に伴って増加することが通常であり、減少することはないと考えられる。このため、基準機器高さ51aを前日の送風制御高さまたは前日の送風制御高さの前後とすることで、スキャン処理に要する時間を短縮することが可能となる。
つぎに、決定した送風制御高さを用いた送風機31の送風制御処理について説明する。図8は、実施の形態1による送風機制御システムにおける送風制御方法の手順の一例を示すフローチャートである。まず、制御部35は、家畜21の送風制御高さ決定処理で決定された送風制御高さを取得し(ステップS31)、送風機高さ変更部32に機器高さ51として送風制御高さを設定する(ステップS32)。送風機高さ変更部32は、送風機31が送風制御高さとなるように位置を変更する。その後、制御部35は、定められた風量で動作するように送風機31に指示を送信する(ステップS33)。送風機31は、指示に従って動作し、家畜21に人工風41が当てられる。以上によって、処理が終了する。
実施の形態1では、制御部35は、送風機31と風速計33とを同じ機器高さ51にして送風機31を動作させ、風速計33で風速を測定するスキャン処理を、定められた高さの範囲で行う。スキャン処理の結果得られる、機器高さ51と風速値との関係を示すデータを用いて家畜21の頭高さを決定し、この家畜21の頭高さを送風制御高さとする。そして、制御部35は、送風制御処理時に、送風機31が送風制御高さとなるように送風機高さ変更部32を制御し、送風機31による送風を行う。これによって、スキャン処理を行った結果得られる家畜21の頭高さの位置で送風機31による送風が行われるため、家畜21によって人工風41が遮られることなく、風速計33の近傍の家畜21にまで人工風41を届けることが可能となる。つまり、家畜21の成長に合わせて、家畜21が送風機31の人工風41を遮ってしまうことを回避し、畜舎11の内部の家畜21の全体にわたって効率よく人工風41を当てることができるという効果を有する。
また、制御部35は、1日の内に複数回スキャン処理を行って得られる家畜21の頭高さのうち最大のものを送風制御高さとする。これによって、家畜21が寝ていたり、伏せていたり、などの状態でスキャン処理が行われてしまった場合の結果を排除して、通常の立った状態における家畜21の頭高さを決定することができるという効果を有する。
なお、家畜21の成長の程度、すなわち家畜21の頭高さを判断する手段としてカメラなどの光学センサを用いることもできる。しかし、家畜21を飼育する畜舎11では、一般的に埃が滞留しやすい環境であり、光学センサでは安定して家畜21の頭高さの検知ができない可能性がある。一方、実施の形態1による送風機制御システム10では、家畜21の頭高さを判断する手段として、送風機31からの人工風41を、回転体を用いて測定する風速計33を用いる。つまり、光学的な手法を用いないため、埃が滞留しやすい環境下においても、家畜21の頭高さを判断することができ、また風速計33への埃の滞留を抑制することができるという効果も有する。
実施の形態2.
実施の形態2では、家畜21に送風機31の人工風41を当てずに送風機31を稼働させる場合についての一例を示す。これは冬場など気温の低いときに送風機31の人工風41で家畜21の糞尿から発生するアンモニアなどの家畜21の飼育に有害なガスを飼育領域90から排出することを想定したものである。
図9は、実施の形態2による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。以下では、実施の形態1と異なる部分について説明する。実施の形態2の送風機制御システム10Aは、実施の形態1の送風機制御システム10に温度測定部36をさらに備える。温度測定部36は、畜舎11の内部の温度を測定し、測定結果を制御部35に出力する。このため、温度測定部36は、畜舎11の中に設けられていればよい。図9の例では、温度測定部36が、天井14に設置される場合が示されているが、天井14ではなく、柵15、側壁13等に設置されていてもよい。
実施の形態2でも、制御部35は、実施の形態1と同様の方法で送風制御高さを決定する。ただし、実施の形態2では、制御部35は、畜舎11の内部の温度を用いて、家畜21への送風の実行の有無を判定する。一例では、畜舎11の内部の温度が定められた温度よりも高い場合には、実施の形態1で説明したように、制御部35は、送風機31を送風制御高さとなるように送風機高さ変更部32を動作させ、送風機31を動作させる。一方、畜舎11の内部の温度が定められた温度よりも低い場合には、制御部35は、送風機31が家畜21の頭高さよりも高い、定められた高さとなるように送風機高さ変更部32を動作させ、送風機31を動作させる。このように送風機31を動作させることで、冬場など気温の低いときに人工風41が家畜21に当たってしまうことを回避し、また家畜21の糞尿から発生するアンモニアなどの有害なガスを畜舎11の内部から排気することが可能となる。なお、定められた温度は、送風機31による送風を寒いと家畜21が感じる温度であり、使用者によって任意に決定することができる。また、機器高さ51を送風制御高さよりもどの程度高くするかについても使用者によって任意に決定することができる。一例では、定められた高さは、送風機31を動作させても、家畜21に人工風41がほとんど当たらない高さである。なお、畜舎11の内部の温度が定められた温度と等しい場合には、制御部35は、送風機31を送風制御高さで動作させてもよいし、送風制御高さよりも定められた高さだけ高い位置で送風機31を動作させてもよい。
実施の形態2では、送風機制御システム10Aは、畜舎11の内部の温度を測定する温度測定部36をさらに備え、制御部35は、スキャン処理によって求めた機器高さ51と風速値との関係を示すデータを用いて家畜21の頭高さを決定し、決定した家畜21の頭高さを送風制御高さとする。さらに、制御部35は、温度測定部36で測定された畜舎11の内部の温度が定められた温度よりも高い場合には、送風機31を送風制御高さで動作させる。また、制御部35は、畜舎11の内部の温度が定められた温度よりも低い場合には、送風機31の機器高さ51を送風制御高さよりも高くして送風機31を動作させる。このように、畜舎11の内部の温度によって送風機31の機器高さ51を変更することで、冬季などの気温が低い季節では送風機31からの人工風41が家畜21に当たることを極力回避し、送風機31からの人工風41で家畜21の糞尿から発生するアンモニアなどの家畜21の飼育に有害なガスを飼育領域90から排出することができるという効果を有する。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3による送風機制御システムの構成の一例を模式的に示す図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。以下では、実施の形態1と異なる部分について説明する。実施の形態3の送風機制御システム10Bは、実施の形態1の送風機制御システム10に成長情報記憶部37と、成長情報処理部38と、をさらに備える。
成長情報記憶部37は、家畜21の頭高さを時系列で記録した成長情報を記憶する。すなわち、成長情報記憶部37は、家畜21の頭高さと、家畜21の頭高さを決定した日時と、を対応付けた成長情報を記憶する。成長情報は、現在、畜舎11で飼育されている家畜21についての情報を含むものであるが、この他に、過去に畜舎11で飼育されていた家畜21についての情報を含むものであってもよい。なお、成長情報は、家畜21の頭高さではなく、送風制御高さを時系列で記録したものであってもよい。
制御部35は、実施の形態1と同様の方法で家畜21の頭高さを決定する。このとき、制御部35は、家畜21の頭高さを、決定した日時とともに、成長情報記憶部37の成長情報に記録する。これによって、家畜21の頭高さの時系列データが作成される。
成長情報処理部38は、成長情報記憶部37の成長情報から、現在飼育中の家畜21の頭高さの時系列データから、現在飼育中の家畜21の成長の程度を示す情報を使用者に通知する。一例では、使用者が保持するスマートフォン、タブレット端末等の情報処理装置に家畜21の成長の程度を示す情報を送信し、情報処理装置の表示部に表示させる。成長の程度を示す情報の一例は、家畜21の頭高さと日時とをグラフ化した情報である。また、成長情報処理部38は、成長情報記憶部37の成長情報を参照し、畜舎11で現在飼育中の家畜21についての頭高さの時系列データと、畜舎11で過去に飼育した家畜21についての頭高さの時系列データと、の比較結果を使用者に通知する。具体的には、成長情報処理部38は、現在飼育中の家畜21の頭高さが過去に飼育した家畜21の頭高さよりも高い場合には、成長が進んでいることを通知し、逆に現在飼育中の家畜21の頭高さが過去に飼育した家畜21の頭高さよりも低い場合には、成長が遅れていることを通知する。なお、複数回、家畜21を飼育していた場合には、過去に飼育した家畜21の頭高さは、平均値、中央値、最頻値等の統計手法を用いて算出したデータを比較の基準としてもよい。
実施の形態3では、送風機制御システム10Bは、家畜21の頭高さを時系列で記録した成長情報を記憶する成長情報記憶部37と、成長情報または成長情報から得られる過去の家畜21と比較した成長の進行の度合を使用者に通知する成長情報処理部38と、をさらに備える。これによって、実施の形態1の効果に加えて、使用者が現在の家畜21の成長を監視することができるという効果を有する。
つぎに、制御部35を実現するハードウェアの構成について説明する。図11は、実施の形態1から3による送風機制御システムの制御部を実現するハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。制御部35は、図11に示される処理回路100で実現可能である。
処理回路100は、プロセッサ101、メモリ102、入力回路103および出力回路104を有する。プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVD(Digital Versatile Disc)等である。
制御部35は、対応するプログラムをメモリ102から読み出してプロセッサ101が実行することにより実現できる。入力回路103は、プロセッサ101が処理する情報、メモリ102が記憶する情報などを外部から受け取る際に使用される。出力回路104は、プロセッサ101が生成した情報、メモリ102が記憶している情報を外部へ出力する際に使用される。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,10A,10B 送風機制御システム、11 畜舎、12 床、13 側壁、14 天井、15 柵、16 通路、21 家畜、31 送風機、32 送風機高さ変更部、33 風速計、34 風速計高さ変更部、35 制御部、36 温度測定部、37 成長情報記憶部、38 成長情報処理部、41 人工風、90 飼育領域。

Claims (8)

  1. 畜舎に設置され、前記畜舎の内部の家畜に風を送る送風機と、
    前記送風機による風の風速を測定する風速計と、
    前記送風機の高さを変更する送風機高さ変更部と、
    前記風速計の高さを変更する風速計高さ変更部と、
    前記風速計から前記風速の測定値である風速値を取得し、前記送風機、前記送風機高さ変更部および前記風速計高さ変更部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記送風機および前記風速計の複数の高さでの風速値を前記風速計から取得し、前記送風機および前記風速計の高さである機器高さと前記風速値との関係を用いて前記家畜の頭高さを決定し、決定した前記家畜の頭高さを送風制御高さとし、
    前記送風制御高さで送風を行うように前記送風機高さ変更部および前記送風機を制御することを特徴とする送風機制御システム。
  2. 前記制御部は、前記機器高さにおける前記風速値を取得する処理を、基準となる高さから前記機器高さが高くなるように順に実行し、前記機器高さと前記風速値との関係を取得することを特徴とする請求項1に記載の送風機制御システム。
  3. 前記制御部は、前記機器高さと前記風速値との関係において、前記風速値が増加傾向から一定値へと変わる前記機器高さ、あるいは一定値となる前記風速値の定められた割合に対応する前記機器高さを、前記家畜の頭高さと決定することを特徴とする請求項2に記載の送風機制御システム。
  4. 前記制御部は、前記家畜の頭高さの決定を1日の内で複数回実施し、前記家畜の頭高さの値の1日の内の最大値を前記送風制御高さとすることを特徴とする請求項3に記載の送風機制御システム。
  5. 前記制御部は、決定した前記送風制御高さを翌日の前記送風機高さ変更部の制御に用いることを特徴とする請求項4に記載の送風機制御システム。
  6. 前記畜舎の内部の温度を測定する温度測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記畜舎の内部の温度が定められた値よりも低い場合に、前記送風制御高さよりも高い位置で送風を行うように前記送風機高さ変更部および前記送風機を制御することを特徴とする請求項5に記載の送風機制御システム。
  7. 前記家畜の頭高さを前記家畜の頭高さを決定した日時と対応付けた成長情報を記憶する成長情報記憶部と、
    前記成長情報を用いて得られる前記家畜の成長の程度を示す情報を使用者に通知する成長情報処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の送風機制御システム。
  8. 前記成長情報処理部は、前記畜舎で現在飼育中の前記家畜についての頭高さの時系列データと、前記畜舎で過去に飼育した前記家畜についての頭高さの時系列データと、の比較結果を前記使用者に通知することを特徴とする請求項7に記載の送風機制御システム。
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