JP7412191B2 - 撮影条件出力装置及び放射線治療装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、撮影条件出力装置及び放射線治療装置に関する。
放射線治療の分野においては、寝台上に搭載された患者に放射線を照射する医用線形加速器と、放射線を照射する前に、患者の位置合わせに用いられる画像撮影装置とを備えた放射線治療装置が広く知られている。この種の放射線治療装置は、操作者に設定されたコーンビームCT(Cone-Beam Computed Tomography)撮影条件(以下、CBCT撮影条件ともいう)に基づいて、画像撮影装置が患者のコーンビームCT画像(以下、CBCT画像ともいう)を撮影する。撮影されたCBCT画像は、治療計画用のCT画像である計画CT画像と比較される。比較の結果、適宜、画像撮影装置と寝台との位置関係が調整され、患者の位置合わせが行われる。
このようなCBCT画像は、位置合わせの精度を向上させる観点から、計画CT画像と同様に、高画質を有することが好ましい。一般的に、CBCT画像の画質を改善する方法としては、ニューラルネットワークなどのアルゴリズムを用いてノイズ低減などを行う画像処理の技術が知られている。例えば、画像処理の際に、ノイズによる低画質のCBCT画像をニューラルネットワークに入力し、ノイズを低減したCBCT画像をニューラルネットワークから出力する。このようなニューラルネットワークは、予め低画質のCBCT画像と、ノイズが低減されたCBCT画像とを含む学習用データを機械学習させることで、実現可能となっている。
しかしながら、この種の画像処理の技術は、通常は特に問題ないが、本発明者の検討によれば、次のような不都合がある。例えば、学習用データを構成するCBCT画像の撮影条件を操作者が決める手間がかかる一方、適切な撮影条件が操作者に分からない。また、撮影条件によるノイズや散乱線の発生の傾向が学習用データに潜在しており、撮影条件が学習用データに反映されていない。
特表2019-506208号公報
イアン・グッドフェロー(Ian Goodfellow)、外2名、「第9章 畳み込みネットワーク(Chapter 9 Convolutional Networks)」、ディープラーニング(Deep learning)、エムアイティー・プレス(MIT press)、2016年、p.330-372、インターネット<URL:http://www.deeplearningbook.org>
本発明が解決しようとする課題は、撮影条件を学習用データに反映でき、適切な撮影条件を操作者が決める手間を減らすことである。
実施形態に係る撮影条件出力装置は、取得部及び条件出力部を具備する。
前記取得部は、放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する。
前記条件出力部は、前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する。
図1は、本実施形態に係る放射線治療システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る撮影条件出力装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係る処理回路及び評価機能を説明するための模式図である。 図4は、本実施形態に係る撮影関連情報及び学習用データを説明するための模式図である。 図5は、本実施形態に係るCBCT撮影条件を説明するための模式図である。 図6は、本実施形態に係る学習用データ及び学習済みモデルを説明するための模式図である。 図7は、本実施形態に係る学習用データ及び学習済みモデルを説明するための模式図である。 図8は、本実施形態に係る学習用データ及び学習済みモデルを説明するための模式図である。 図9は、本実施形態における学習段階の動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、本実施形態におけるステップST20の動作を説明するための模式図である。 図11は、本実施形態における運用段階の動作を説明するためのフローチャートである。 図12は、本実施形態の第1変形例に係る学習用データ及び学習済みモデルを説明するための模式図である。 図13は、本実施形態の第3変形例に係る強化学習を説明するための模式図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。なお、以下の説明中、コーンビームCT撮影(以下、CBCT撮影ともいう)の際の患者を被写体と呼ぶが、これに限らず、当該被写体を患者と呼んでもよい。同様に、患者情報のうちのCBCT撮影に影響する情報を被写体情報と呼ぶが、これに限らず、当該被写体情報を患者情報と呼んでもよい。また、「コーンビームCT」の用語は、「CBCT」とも表記する。
図1に示すように、放射線治療システム100は、画像保管装置1、撮影条件出力装置2、治療計画用CT装置3、治療計画装置4、放射線治療装置5を有する。放射線治療装置5は、画像撮影装置51を含んでいる。画像保管装置1、撮影条件出力装置2、治療計画用CT装置3、治療計画装置4及び放射線治療装置5は、互いにネットワークを介して通信可能に接続されている。
画像保管装置1は、互いに異なる撮影条件をもつ過去の複数のCBCT画像を保管する。また、画像保管装置1は、撮影条件出力装置2からの要求に基づき、当該過去の複数のCBCT画像を撮影条件出力装置2に送信する。
撮影条件出力装置2は、例えば、放射線治療装置5や治療前の画像撮影装置51に対して、被写体情報に基づいて、被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力する装置である。補足すると、照射位置を撮影し確認するための画像撮影装置51において、治療の精度に影響する重要な要素としては、コーンビームCT画像の画質と、当該画質に影響する撮影条件とがある。よって、撮影条件出力装置2は、画像撮影装置51の最適な撮影条件を支援するために、被写体情報とCBCT撮影条件の組み合わせによって学習させた学習済みモデルを用いている。なお、撮影条件出力装置2は、学習済みモデルを生成してもよく、学習済みモデルを外部からインストールしてもよい。但し、撮影条件出力装置2は、これらの例に限定されない。例えば、撮影条件出力装置2は、放射線治療装置5に接続された外部装置に限らず、放射線治療装置5が備える装置として設けてもよい。撮影条件出力装置2の構成等については後述する。
治療計画用CT装置3は、治療対象の患者にCT撮像を施して、治療計画に使用するCT画像を生成する。以下、治療計画に使用するためのCT画像を計画CT画像と呼ぶ。計画CT画像は、2次元状に配列されたピクセルにより構成される2次元画像でもよいし、3次元状に配列されたボクセルにより構成される3次元画像でもよい。治療計画用CT装置3は、計画CT画像を生成可能な如何なるモダリティ装置であってもよい。モダリティ装置としては、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置、コーンビームCT装置、X線診断装置等が挙げられる。計画CT画像のデータは、例えば、治療計画装置4に送信される。
治療計画装置4は、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ、ディスプレイ、入力インタフェース、通信インタフェースを含むコンピュータを有する。治療計画装置4は、計画CT画像を利用して治療対象の患者の治療計画を作成する。治療計画に含まれるパラメータとしては、フィールド数(照射野数)やフィールド角度(照射角度)、放射線強度、コリメータ開度等が含まれる。治療計画装置4は、計画CT画像に基づいて腫瘍や臓器の位置及び形状を特定し、各種の治療計画パラメータを決定する。この際、腫瘍に照射する線量はできる限り多く、正常組織への線量はできる限り小さくなるような治療計画が作成される。治療計画のデータは、撮影条件出力装置2を介して放射線治療装置5に供給される。
放射線治療装置5は、治療計画装置4により作成された治療計画に従い患者に放射線を照射して患者を治療する。放射線治療装置5は、治療室に設けられた医用線形加速器と、画像撮影装置51と、治療寝台とを有する。治療寝台は、患者の治療部位がアイソセンタに略一致するように天板を移動する。医用線形加速器は、回転軸回りに回転可能に照射ヘッド部を支持する治療架台を備えている。照射ヘッド部は、治療計画装置4により作成された治療計画に従い放射線を照射する。具体的には、照射ヘッド部は、多分割絞り(マルチリーフコリメータ)により照射野を形成し、当該照射野により正常組織への照射を抑える。治療部位に放射線が照射されることにより当該治療部位が消滅又は縮小する。画像撮影装置51は治療架台に搭載されている。画像撮影装置51は、放射線治療時の位置確認のため患者の体内情報を収集するためのものである。例えば、画像撮影装置51は、回転軸を挟んで対向配置されたX線管とX線検出器とを有する。この構成により画像撮影装置51は、コーンビームCTを実現し、患者の体内の形態を描出する3次元のCT画像データを生成可能である。また、放射線治療装置5は、放射線を被写体に照射する照射部と、当該被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力する撮影条件出力装置2とを備えてもよい。照射ヘッド部は、照射部の一例である。
図2に示すように、撮影条件出力装置2は、処理回路21、メモリ22、入力インタフェース23、通信インタフェース24及びディスプレイ25を有する。
処理回路21は、CPU及びGPU等のプロセッサを有する。当該プロセッサがメモリ22等にインストールされたプログラムを起動することにより、当該プロセッサは、取得機能21a、評価機能21b、学習機能21c、条件出力機能21d及び表示制御機能21eを実現する。なお、各機能21a乃至21eは単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能21a乃至21eを分散して実現するものとしても構わない。
取得機能21aの実現により処理回路21は、種々のデータを取得する。例えば、処理回路21は、通信インタフェース24を介して治療計画装置4から受信された治療計画のデータと患者情報とを取得する。また例えば、処理回路21は、操作者による入力インタフェース23の操作に応じて患者情報及び治療計画データから選択された情報として、放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する。被写体情報は、患者情報及び治療計画データのうちのコーンビームCT撮影条件に影響する情報であるが、これに限らず、コーンビームCT撮影条件に影響しない情報を含んでいてもよい。具体的には例えば、被写体情報は、被写体の治療部位、固定具情報及び体格情報を含んでいる。体格情報は、被写体の体重又は体厚を含んでおり、更に、身長、年齢及び性別を含んでもよい。また、体格情報は、被写体の身長と体重から算出されるBMI(Body Mass Index)の如き、体格の指標を含んでもよい。固定具情報は、被写体を寝台に固定する固定具を表す情報であり、例えば固定具の製品名であってもよい。固定具は、CBCT画像を撮影するためのX線のパス上に位置してもよい。また、被写体情報としては、更に、治療体位、病歴及び体内組織構造などを適宜、含んでもよい。また例えば、処理回路21は、通信インタフェース24を介して画像保管装置1から受信された過去の複数のCBCT画像を取得してもよい。過去の複数のCBCT画像は、互いに異なる撮影条件で撮影された画像である。また例えば、処理回路21は、通信インタフェース24を介して治療計画装置4から受信された、被写体の計画CT画像を取得してもよい。また例えば、処理回路21は、通信インタフェース24を介して治療計画装置4から受信された、被写体の計画CT画像の撮影条件を取得してもよい。取得機能21a及び処理回路21は、取得部の一例である。
評価機能21bの実現により処理回路21は、コーンビームCT画像の良否の評価結果を求める。この場合、処理回路21は、図3に示すように、計画CT画像d2を正解データとして、過去の複数のCBCT画像d1の各々の評価結果d3を求めてもよい。この場合、処理回路21は、例えば、計画CT画像d2の特徴量と、CBCT画像d1の特徴量との類似度や、各CT画像のコントラストを反映するヒストグラムなどから評価値を算出し、評価値から評価結果を判定してもよい。ここで、計画CT画像d2の特徴量と、CBCT画像d1の特徴量とは、例えば、放射線治療の対象である腫瘍領域の画像データ、画素値、画素値の統計値及び形態的特徴量のうちの少なくとも1つである。画素値の統計値としては、腫瘍領域を構成する複数の画素の画素値の平均値、最大値、最小値、中間値、標準偏差及び分散値等の統計に関する特徴量の少なくとも1つである。形態的特徴量は、腫瘍領域の体積や表面積、空洞数、形状度等の形態に関する特徴量の少なくとも1つである。形状度は、腫瘍領域の円形度や尖鋭度、凹凸数等の形状に関する特徴量の少なくとも1つである。
また、処理回路21は、操作者による入力インタフェース23の操作に応じて、複数のコーンビームCT画像d1の各々の評価結果d3を求めてもよい。評価機能21b及び処理回路21は、評価部の一例である。
学習機能21cの実現により処理回路21は、図4に示すように、撮影関連情報d0から学習用データd10を作成する。撮影関連情報d0は、複数のCBCT画像d1、計画CT画像d2、複数の評価結果d3、被写体情報d4及び複数のCBCT撮影条件d5を含んでいる。学習用データd10は、撮影関連情報d0のうち、被写体情報d4と、正解データであるCBCT撮影条件d5とを含んでいる。但し、これに限らず、学習用データd10としては、更に、計画CT画像d2や、評価結果d3を含んでもよい。また、計画CT画像d2に代えて、計画CT画像d2の撮影条件を学習用データd10に含めてもよい。また、図4中、複数の情報に関する表記“(1,・・・,n)”を付したCBCT画像d1、評価結果d3及びCBCT撮影条件d5は、1つの被写体情報あたり、それぞれn個あることを示している。撮影関連情報d0は、被写体情報d4毎に存在するので、CBCT画像d1、評価結果d3及びCBCT撮影条件d5についても、被写体情報d4毎に複数個が存在する。学習用データd10は複数の被写体情報について作成されるので、図4に示す如き、学習用データd10が複数作成される。これら複数の学習用データd10は、学習段階で用いられる。このような複数の学習用データd10は、学習用データセットと呼んでもよい。
ここで、図4に示す各種データは、以下の内容である。
n個のCBCT画像d1:撮影条件を変えたCBCT画像。
計画CT画像d2:治療計画時に治療部位を治療体位で撮影した画像(正解に近いデータ)。
n個の評価結果d3:生成されたCBCT画像の良否を示す結果。評価結果は、良好(OK)/不良(NG)などの二者択一で表現してもよく、10段階等の複数段階の値などの定量的な数値で表現してもよい。また、評価結果は、各画像のコントラストや臓器の形状などの評価をする観点ごとに求めてもよい。
被写体情報d4:治療部位、治療体位、病歴、体内組織構造、固定具情報、体格情報。
n個のCBCT撮影条件d5:架台角度、回転範囲、回転方向、絞りの種類、フィルターの種類、撮影範囲(FOVの大きさ)、管電圧、管電流(又は管電流時間積)、フレームレート、検出器までの距離(画像撮影装置51は固定)、寝台の位置、などの撮影条件。なお、CBCT撮影条件d5は、図5に示すように、各々の条件の組合せが各々のプロトコルとして使用可能となっている。この場合、CBCT撮影条件d5の組合せの個数は、使用可能なプロトコルの個数以下である。また、CBCT撮影条件d5に含まれる要素は、画像撮影装置51に用いられる条件であるので、必ずしもCBCT画像の画質に影響する要素に限定されない。例えば、CBCT撮影条件d5に含まれる回転範囲及び回転方向は、画像撮影装置51の制約条件であり、CBCT画像の画質には影響しない。
また、n個のCBCT撮影条件d5のうち、正解データを定めるには、例えば、評価結果が良を示すCBCT画像の撮影条件を正解データとする方式がある。また、CBCT画像撮影条件d5を正解データとするための評価結果としては、例えば、コントラストが良く臓器の形状が判別しやすい旨の評価結果や、ノイズや散乱線の影響が少ない旨の評価結果などが適宜、使用可能となっている。
また、学習機能21cの実現により処理回路21は、図6に示すように、作成した学習用データd10を用いて機械学習モデルM1に機械学習を施すことにより、機械学習モデルM1から学習済みモデルM2を作成する。図6中、学習用データd10は、被写体情報d4を入力データに含み、CBCT撮影条件d5を出力データに含んでいる。但し、これに限らず、学習用データd10としては、被写体情報d4を入力データに含み、CBCT撮影条件d5を出力データに含んでいれば、他のデータが付加されていてもよい。例えば、学習用データd10としては、図6に示した構成に比べ、図7に示すように、評価結果d3を更に出力データに含んでいてもよい。なお、評価結果d3は、学習用データd10の出力データに限らず、学習用データd10の入力データに含んでもよい。また例えば、学習用データd10としては、図6に示した構成に比べ、図8に示すように、計画CT画像撮影条件d2aを更に入力データに含んでもよい。あるいは、学習用データd10としては、図6に示した構成に比べ、計画CT画像d2を更に入力データに含んでもよい。またあるいは、図6に示した構成に比べ、計画CT画像撮影条件d2aや計画CT画像d2を更に入力データに含む学習用データd10に対し、更に評価結果d3を入力データ又は出力データに含めてもよい。
このように各々の学習用データd10は、入力データ及び出力データを有する。入力データは、学習用データd10のうち、機械学習モデルM1の入力層に入力されるデータである。出力データは、学習用データd10のうち、入力データ以外のデータである。
機械学習モデルM1は、当該入力データを入力とし、当該出力データを出力する、複数の関数が合成されたパラメータ付き合成関数である。パラメータ付き合成関数は、複数の調整可能な関数及びパラメータの組合せにより定義される。本実施形態に係る機械学習モデルM1は、上記の要請を満たす如何なるパラメータ付き合成関数であっても良いが、多層のネットワークモデル(以下、多層化ネットワークと呼ぶ)であるとする。多層化ネットワークを用いる学習済みモデルM2は、少なくとも被写体情報d4を入力する入力層と、CBCT画像の撮影条件d5を出力する出力層と、入力層と出力層との間に設けられる少なくとも1層の中間層とを有する。なお、入力層としては、被写体情報d4の入力に並列して、評価結果d3、計画CT画像d2、計画CT画像の撮影条件d2aの入力を受け付けてもよい。これら評価結果d3、計画CT画像d2、計画CT画像の撮影条件d2aは、CBCT撮影に関連する情報であるが、必須ではなく、任意の付加的事項である。このような多層化ネットワークとしては、例えば、深層学習(Deep Learning)の対象となる多層ニューラルネットワークである深層ニューラルネットワーク(Deep Neural Network:DNN)を用いている。DNNとしては、例えば、畳込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network:CNN)を用いてもよい。この種のCNNは、DCNN(Deep CNN)ともいう。本実施形態では、学習済みモデルとしてDCNNを用いている。CNNについては、例えば、「イアン・グッドフェロー(Ian Goodfellow)、外2名、「第9章 畳み込みネットワーク(Chapter 9 Convolutional Networks)」、ディープラーニング(Deep learning)、エムアイティー・プレス(MIT press)、2016年、p.330-372、インターネット <URL:http://www.deeplearningbook.org>」に記載されている。以上の当該多層化ネットワークに関する説明は、以下の全ての機械学習モデル及び学習済みモデルにも該当する。
条件出力機能21dの実現により処理回路21は、被写体情報d4に基づいて、被写体の位置合わせに用いるCBCT画像の撮影条件d5を出力するための学習済みモデルM2に対して、被写体情報d4を入力することで、撮影条件d5を出力する。ここで、処理回路21は、被写体情報d4に基づいて、評価結果d3が良を示すCBCT画像の撮影条件d5を出力する学習済みモデルM2に対して、被写体情報d4を入力することで、撮影条件d5を出力してもよい。また、処理回路21は、被写体情報d4及び計画CT画像撮影条件d2aに基づいて、CBCT画像の撮影条件d5を出力する学習済みモデルM2に対して、被写体情報d4及び計画CT画像撮影条件d2aを入力することで、撮影条件d5を出力してもよい。また、処理回路21は、被写体情報d4及び計画CT画像d2に基づいて、CBCT画像の撮影条件d5を出力する学習済みモデルM2に対して、被写体情報d4及び計画CT画像d2を入力することで、撮影条件d5を出力してもよい。条件出力機能21d及び処理回路21は、条件出力部の一例である。
表示制御機能21eの実現により処理回路21は、種々の情報をディスプレイ25に表示する。例えば、処理回路21は、前述した撮影関連情報や学習用データなどを表示するようにディスプレイ25を表示制御する。表示制御機能21e及び処理回路21は、表示制御部の一例である。
メモリ22は、種々の情報を記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。メモリ22は、上記記憶装置以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬型記憶媒体や、半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ22は、撮影条件出力装置2にネットワークを介して接続された他のコンピュータ内にあってもよい。また、メモリ22は、プログラム、被写体情報、治療計画、撮影関連情報、学習用データ、機械学習モデル、学習済みモデル、各種テーブル等のデータを記憶する。
補足すると、メモリ22は、前述した通り、機械学習モデルM1及び学習済みモデルM2を記憶する。但し、条件出力機能21dを実現した処理回路21が学習済みモデルM2を用いる場合でも、機械学習モデルM1の記憶とその学習機能21cは、必須ではなく省略してもよい。これは、学習済みモデルM2を用いる場合、撮影条件出力装置2が機械学習モデルM1の学習により学習済みモデルM2を生成する必要はなく、外部から取得した学習済みモデルを用いてもよいからである。例えば、メモリ22は、撮影条件出力装置2の工場出荷前に予め学習済みモデルを記憶してもよく、あるいは撮影条件出力装置2の工場出荷後に、図示しないサーバ装置などから取得した学習済みモデルを記憶してもよい。これらは、放射線治療装置5が撮影条件出力装置2を備えた場合でも同様である。メモリ22は、記憶部の一例である。
入力インタフェース23は、オペレータからの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路21に出力する。具体的には、入力インタフェース23は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の入力機器に接続されている。入力インタフェース23は、当該入力機器への入力操作に応じた電気信号を処理回路21へ出力する。また、入力インタフェース23に接続される入力機器は、ネットワーク等を介して接続された他のコンピュータに設けられた入力機器でもよい。
通信インタフェース24は、放射線治療システム100に含まれる他の装置との間でデータ通信するためのインタフェースである。例えば、通信インタフェース24は、治療計画装置4からネットワークを介して、患者情報、治療計画及び計画CT画像のデータを受信する。また例えば、通信インタフェース24は、画像保管装置1からネットワークを介して、過去のCBCT画像のデータを受信する。
ディスプレイ25は、処理回路21の表示制御機能21eに従い種々の情報を表示する。例えば、ディスプレイ25は、CBCT画像の評価画面を表示する。ディスプレイ25としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが適宜使用可能である。ディスプレイ25は、表示部の一例である。
次に、以上のように構成された撮影条件出力装置2の動作について図9乃至図11の図面を参照しながら説明する。詳しくは、学習段階の動作について図9のフローチャート及び図10の模式図を用いて説明し、運用段階の動作について図11のフローチャートを用いて述べる。
[学習段階の動作]
放射線治療の前のCBCT撮影毎に、処理回路21は、図9に示すように、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、過去のCBCT画像を通信インタフェース24を介して画像保管装置1に保管しておく(ステップST10)。このとき、CBCT撮像条件は、例えば、付帯情報としてCBCT画像と共に保管される。
ステップST10の後、処理回路21は、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、過去の複数のCBCT画像を通信インタフェース24を介して画像保管装置1から読み出す。なお、各々のCBCT撮像条件は、付帯情報として複数のCBCT画像と共に読み出される。
しかる後、処理回路21は、過去の複数のCBCT画像の各々を評価し、各々のCBCT画像の評価結果を得る(ステップST20)。ステップST20の評価の際には、例えば図10に示すように、評価結果d3の入力画面をディスプレイ25に表示させてもよい。具体的には例えば、過去のCBCT画像d1の識別番号d1aと、識別番号d1aに応じたCBCT画像d1と、識別番号d1aの減少ボタンbt1及び増加ボタンbt2と、評価結果d3とを含む入力画面を表示させてもよい。このような入力画面の表示中、処理回路21は、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、各々のCBCT画像d1の評価結果d3を入力する。
あるいは、ステップST20の評価の際には、処理回路21は、例えば、計画CT画像d2の特徴量と、CBCT画像d1の特徴量とを用いた演算処理により評価値を算出し、評価値を複数段階に分類してCBCT画像の評価結果を得るようにしてもよい。いずれにしても、各々のCBCT画像の評価結果を得ることにより、ステップST20を終了する。
ステップST20の後、処理回路21は、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、学習用データd10を作成する(ステップST30)。なお、学習用データd10は、図4、図6、図7及び図8に例示したように、被写体情報d4及びCBCT撮影条件d5を含んでおり、さらに、評価結果d3、計画CT画像d2、計画CT画像の撮影条件d2a、などを適宜、含んだものとして作成される。なお、学習用データd10が評価結果d3を含まない場合、前述したステップST20は省略可能である。また、ステップST30では、同一の患者に対応する被写体情報d4に限らず、多数の患者に対応する多数の被写体情報d4に関して、多数の学習用データd10が作成される。
ステップST30の後、処理回路21は、ステップST30で作成した多数の学習用データd10を機械学習モデルM1に機械学習させる。機械学習の終了により、処理回路21は、学習用データd10の入力データに基づいて、学習用データd10の出力データを出力するための学習済みモデルM2を生成する(ステップST40)。
ステップST40の終了により、学習段階の動作が終了する。
[運用段階の動作]
放射線治療の前に、処理回路21は、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、放射線治療対象患者に関する患者情報と治療計画データとを選択する。患者情報と治療計画データとは、例えば、治療計画装置4内の患者情報と治療計画データから選択して取得することが可能である。しかる後、処理回路21は、患者情報及び治療計画データに基づき、患者情報及び治療計画データのうち、CBCT撮影条件に影響する被写体情報を入力する(ステップST50)。被写体情報は、例えば、被写体の治療部位、固定具情報及び体格情報を含んでいる。これに限らず,被写体情報としては、更に、被写体の治療体位、病歴及び体内組織構造を含んでもよい。
ステップST50の後、処理回路21は、当該被写体情報d4を学習済みモデルM2に入力することで、当該被写体情報d4に基づいて、被写体の位置合わせに用いるCBCT画像の撮影条件d5を出力する(ステップST60)。
ステップST60の後、処理回路21は、出力した撮影条件d5を表示するようにディスプレイ25を表示制御する。これにより、処理回路21は、操作者に撮影条件d5の確認を促す(ステップST70)。
ステップST70の後、処理回路21は、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、表示中の撮影条件d5を用いてCBCT画像を撮影するか否かを判定する(ステップST80)。否の場合には(ST80:No)、入力インタフェース23に対する操作者の操作に応じて、表示中の撮影条件d5を修正し、ステップST90に移行する。
ステップST80又はST81の後、処理回路21は、確認された撮影条件d5を放射線治療装置5に出力する。これにより、撮影条件出力装置2の運用段階の動作が終了する。
以下、放射線治療装置5においては、撮影条件出力装置から受けた撮影条件d5に基づいて、画像撮影装置51がコーンビームCT画像を撮影する(ステップST90)。撮影されたコーンビームCT画像は、治療計画用のCT画像である計画CT画像と比較される。比較の結果、適宜、画像撮影装置51と寝台との位置関係が調整され、被写体の位置合わせが行われる。位置合わせの後、放射線治療装置5による放射線治療が被写体に施される。放射線治療が終了した場合には、放射線治療装置5の処理を終了する。
上述したように本実施形態によれば、放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する。また、被写体情報に基づいて、被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、当該被写体情報を入力することで、当該撮影条件を出力する。これにより、被写体情報を入力するだけで、学習済モデルから適切な撮影条件が出力される。従って、撮影条件を学習用データに反映でき、適切な撮影条件を操作者が決める手間を減らすことができる。また、高画質且つ低線量の撮影条件を学習させて学習済みモデルを生成することにより、高画質と被ばく線量の低減を両立したコーンビームCT画像の撮影条件を適用させることができる。
また、本実施形態によれば、被写体情報が、被写体の治療部位、固定具情報及び体格情報を含んでいてもよい。この場合、前述した効果に加え、コーンビームCT画像の撮影条件に影響する被写体情報を用いるので、学習済みモデルから出力される撮影条件の適切さを確保することができる。
また、本実施形態によれば、体格情報が、被写体の体重又は体厚を含んでいてもよい。この場合、前述した効果に加え、様々な体格情報の中でもコーンビームCT画像の撮影条件に影響する体格情報を用いるので、学習済みモデルから出力される撮影条件の適切さをより一層、確保することができる。
また、本実施形態によれば、固定具情報が、被写体を寝台に固定する固定具を表す情報であってもよい。当該固定具が、コーンビームCT画像を撮影するためのX線のパス上に位置する、ようにしてもよい。この場合、前述した効果に加え、様々な固定具情報の中でもコーンビームCT画像を撮影するためのX線のパス上に位置する固定具を表す情報を用いるので、学習済みモデルから出力される撮影条件の適切さをより一層、確保することができる。
また、本実施形態によれば、コーンビームCT画像の良否の評価結果を求めてもよい。また、被写体情報に基づいて、評価結果が良を示すコーンビームCT画像の撮影条件を出力する学習済みモデルに対して、被写体情報を入力することで、撮影条件を出力する、ようにしてもよい。この場合、前述した効果に加え、コーンビームCT画像の評価結果が良を示す撮影条件を出力するので、出力される撮影条件に対する信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、互いに異なる撮影条件をもつ過去の複数のコーンビームCT画像と、被写体の計画CT画像とを更に取得してもよい。また、当該計画CT画像を正解データとして、複数のコーンビームCT画像の各々の評価結果を求める、ようにしてもよい。この場合、前述した効果に加え、計画CT画像を正解データとするので、計画CT画像のような高画質をもつコーンビームCT画像の撮影条件を出力することが期待できる。
また、本実施形態によれば、被写体の計画CT画像の撮影条件を示す計画CT画像撮影条件を更に取得してもよい。また、被写体情報及び計画CT画像撮影条件に基づいて、コーンビームCT画像の撮影条件を出力する学習済みモデルに対して、被写体情報及び計画CT画像撮影条件を入力することで、撮影条件を出力する、ようにしてもよい。この場合、前述した効果に加え、学習済みモデルへの入力に計画CT画像撮影条件が加わるので、学習済みモデルの生成が容易になり、出力される撮影条件が計画CT画像の如き高画質なコーンビームCT画像に対応することを期待できる。補足すると、入力側の計画CT画像撮影条件と、出力側のコーンビームCT画像の撮像条件とがある程度関連するので、入力側に計画CT画像撮影条件が無い場合に比べ、学習済みモデルの生成が容易になると推測される。同様に、入力側の計画CT画像撮影条件と、出力側のコーンビームCT画像の撮像条件とがある程度関連するので、出力される撮像条件が高画質なコーンビームCT画像に対応すると推測される。
また、本実施形態によれば、被写体の計画CT画像を更に取得してもよい。また、被写体情報及び計画CT画像に基づいて、コーンビームCT画像の撮影条件を出力する学習済みモデルに対して、被写体情報及び計画CT画像を入力することで、撮影条件を出力する、ようにしてもよい。この場合、前述した効果に加え、学習済みモデルへの入力に計画CT画像が加わるので、学習済みモデルの生成が容易になり、出力される撮影条件が計画CT画像の如き高画質なコーンビームCT画像に対応することを期待できる。
[第1変形例]
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。第1変形例は、コーンビームCT撮影の複数の観点を個別に優先した複数の撮影条件を出力する形態である。
具体的には例えば、図12に示すように、CBCT画像の撮影条件d5は、高画質を優先した場合の第1撮影条件と、高画質よりも低線量を優先した場合の第2撮影条件とを含む複数の撮影条件d5である。なお、図12中、「CBCT撮影条件(画質優先)」が第1撮影条件に対応し、「CBCT撮影条件(線量優先)」が第2撮影条件に対応する。これに伴い、条件出力機能21dの実現により処理回路21は、被写体情報d4に基づいて、当該複数の撮影条件d5を出力するための学習済みモデルM2に対して、被写体情報d4を入力することで、複数の撮影条件d5を出力する。また、第2撮影条件は、必ずしも第1撮像条件よりも画質が低い場合に限らず、第1撮像条件と同等の画質であって、第1撮像条件よりも低線量の場合を包含する。他の構成は、本実施形態と同様である。
従って、以上のような第1変形例によれば、前述した効果に加え、高画質を優先した場合の第1撮影条件と、高画質よりも低線量を優先した場合の第2撮影条件とを出力することができる。また、操作者が第1撮影条件又は第2撮影条件を選択することにより、選択した撮影条件に基づいてコーンビームCT撮影を行うことができる。例えば、第1変形例によれば、最適な撮影条件を複数表示し、同程度に高画質な撮影条件のうち、より被ばく線量を抑えられるような撮影条件を操作者が選択することができる。従って、第1の変形例によれば、操作者の選択により、高画質と被ばく線量の低減を両立したコーンビームCT画像の撮影条件を適用することができる。
なお、第1撮影条件を出力する第1の学習済みモデルM2と、第2撮影条件を出力する第2の学習済みモデルM2とを作成しておき、いずれかの学習済みモデルM2を選択することにより、選択した学習済みモデルM2からの撮影条件を出力してもよい。
[第2変形例]
次に、本実施形態の第2変形例について説明する。第2変形例は、被写体の体重の変化に追従して、被写体情報を更新する形態である。
具体的には例えば、被写体の重量を測定する重量測定部(体重計)を寝台に備え、処理回路21は、当該測定された重量に基づいて、被写体情報を更新する。これに伴い、条件出力機能21dの実現により処理回路21は、学習済みモデルM2に対して、当該更新された被写体情報d4を入力することで、更新された撮影条件d5を出力する。他の構成は、本実施形態と同様である。
従って、以上のような第2変形例によれば、前述した効果に加え、30日位の放射線治療日程の中で被写体の体格が変化したとしても、体格の変化を撮影条件d5に反映できるので、適切な撮影条件を維持することができる。
[第3変形例]
次に、本実施形態の第3変形例について説明する。第3変形例は、図13に示すように、処理回路21が機械学習モデルM1に強化学習を行う形態である。なお、強化学習においては、エージェントが環境21c1に行動を行い、その行動に応じて環境21c1が状態と報酬をエージェントに返す。この繰り返しにより、エージェントが、環境から受ける報酬を最大化するように行動すること(方策)を学習する。このような強化学習については詳細な理論が既知であるため、ここでは第3変形例との対応関係についてのみ述べる。第3変形例では、エージェントが機械学習モデルM1に対応し、環境21c1が学習機能21cの強化学習機能に対応し、行動がCBCT撮影条件の出力に対応し、状態が被写体情報d4に対応し、報酬が評価結果d3に対応する。エージェント及び環境21c1の各々は、処理回路21が各プログラムを実行することにより実現される。
具体的には例えば、取得機能21aの実現により処理回路21は、放射線治療における被写体に関する被写体情報d4と、被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件d5と、コーンビームCT画像の良否の評価結果d3とを取得する。
また、学習機能21cの実現により処理回路21は、被写体情報d4を示す状態に基づいて、撮影条件d5を更新出力する行動に対する報酬としての評価結果d3が良を示すように、当該撮影条件d5を更新出力する強化学習を機械学習モデルM1に行う。強化学習においては、機械学習モデルM1が環境21c1にCBCT撮影条件d5を出力する行動を行い、その行動に応じて環境21c1が、被写体情報d4を示す状態と評価結果d3を示す報酬とを機械学習モデルM1に返す。この繰り返しにより、機械学習モデルM1が、環境21c1から受ける評価結果d3を最大化(最適化)するように行動すること(方策)を学習する。これにより、処理回路21は、被写体情報d4に基づいて、評価結果d3が良を示す撮影条件d5を出力するための学習済みモデルM2を生成する。すなわち、強化学習が完了した機械学習モデルM1を学習済みモデルM2とする。学習機能21c及び処理回路21は、学習部の一例である。他の構成は、本実施形態と同様である。
以上のような第3変形例によれば、前述した効果に加え、良好な評価結果をもつCBCT撮影条件d5を十分な数だけ準備できない場合でも、良好な評価結果と悪い評価結果とを報酬にした強化学習により、学習済みモデルを生成できる。また、良好な評価結果に加え、悪い評価結果を学習用データに用いることができるので、学習用データの数を増やすことができ、もって、機械学習の精度向上を図ることができる。
なお、第3変形例は、コーンビームCT画像を更に状態として用いるように変形してもよい。すなわち、第3変形例の変形例では、状態が被写体情報d4及びコーンビームCT画像d1に対応する。他の対応関係は、第3変形例と同様である。
この場合、取得機能21aの実現により処理回路21は、被写体に関する被写体情報d4と、被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像d1と、当該コーンビームCT画像の撮影条件d5と、コーンビームCT画像の良否の評価結果d3とを取得する。
また、学習機能21cの実現により処理回路21は、強化学習を機械学習モデルM1に行う。具体的には、処理回路21は、被写体情報d4及びコーンビームCT画像d1を示す状態に基づいて、撮影条件d5を更新出力する行動に対する報酬としての評価結果d3が良を示すように、撮影条件d5を更新出力する強化学習を機械学習モデルM1に行う。強化学習においては、機械学習モデルM1が環境21c1にCBCT撮影条件d5を出力する行動を行い、その行動に応じて環境21c1が、被写体情報d4及びコーンビームCT画像d1を示す状態と評価結果d3を示す報酬とを機械学習モデルM1に返す。この繰り返しにより、機械学習モデルM1が、環境21c1から受ける評価結果d3を最大化(最適化)するように行動すること(方策)を学習する。これにより、処理回路21は、被写体情報d4及び被写体の計画CT画像d2に基づいて、評価結果d3が良を示す撮影条件d5を出力するための学習済みモデルM2を生成する。このとき、処理回路21は、強化学習が完了した機械学習モデルM1を学習済みモデルM2とする。なお、学習段階では、過去のコーンビームCT画像d1を機械学習モデルM1に入力するが、運用段階では、被写体のコーンビームCT画像がないので、被写体の計画CT画像を学習済みモデルM2に入力する。補足すると、運用段階は、被写体のコーンビームCT画像の撮影前に、コーンビームCT画像撮影条件を出力するための学習済みモデルM2を用いる段階なので、被写体のコーンビームCT画像が存在しない。他の構成は、本実施形態と同様である。
以上のような第3変形例の変形例によれば、第3変形例の効果に加え、コーンビームCT画像d1の状態が変化するので、強化学習の効率の向上を図ることができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、撮影条件を学習用データに反映でき、適切な撮影条件を操作者が決める手間を減らすことができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス等の回路を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)等の回路が適宜、使用可能となっている。プロセッサはメモリ22等に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、メモリ22等にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、プログラムを実行するのではなく、論理回路の組合せにより当該プログラムに対応する機能を実現しても良い。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1又は図2における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
また、以上のような撮影条件出力装置又は放射線治療装置は、以下の[1]~[4]に示すように、表現してもよい。
[1]被写体情報とコーンビームCT撮影条件の組合せによって学習させた学習済みモデルを生成し、当該学習済みモデルを用いて画像撮影装置の最適な撮影を支援する撮影条件出力装置。
[2]評価を行う観点に従い、コーンビームCT画像の自動判別または手動判別を行う上記[1]記載の装置。
[3]上記学習済みモデルに被写体情報が入力された後、当該学習済みモデルの出力として提示された複数の最適なコーンビームCT撮影条件から、当該画像撮影装置に用いるコーンビームCT撮影条件を操作者が選択できる、上記[1]又は[2]記載の装置。
[4]上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の撮影条件出力装置を備えた放射線治療装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 画像保管装置
2 撮影条件出力装置
21 処理回路
21a 取得機能
21b 評価機能
21c 学習機能
21d 条件出力機能
21e 表示制御機能
22 メモリ
23 入力インタフェース
24 通信インタフェース
25 ディスプレイ
3 治療計画用CT装置
4 治療計画装置
5 放射線治療装置
51 画像撮影装置
100 放射線治療システム

Claims (9)

  1. 放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する取得部と、
    前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する条件出力部と、
    前記コーンビームCT画像の良否の評価結果を求める評価部と
    を具備し、
    前記条件出力部は、前記被写体情報に基づいて、前記評価結果が良を示すコーンビームCT画像の撮影条件を出力する前記学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力し、
    前記取得部は、互いに異なる撮影条件をもつ過去の複数のコーンビームCT画像と、前記被写体の計画CT画像と、を更に取得し、
    前記評価部は、前記計画CT画像を正解データとして、前記複数のコーンビームCT画像の各々の評価結果を求める、
    影条件出力装置。
  2. 放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する取得部と、
    前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する条件出力部と
    を具備し、
    前記取得部は、前記被写体の計画CT画像の撮影条件を示す計画CT画像撮影条件を更に取得し、
    前記条件出力部は、前記被写体情報及び前記計画CT画像撮影条件に基づいて、前記コーンビームCT画像の撮影条件を出力する前記学習済みモデルに対して、前記被写体情報及び前記計画CT画像撮影条件を入力することで、前記撮影条件を出力する、
    影条件出力装置。
  3. 放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する取得部と、
    前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する条件出力部と
    を具備し、
    前記取得部は、前記被写体の計画CT画像を更に取得し、
    前記条件出力部は、前記被写体情報及び前記計画CT画像に基づいて、前記コーンビームCT画像の撮影条件を出力する前記学習済みモデルに対して、前記被写体情報及び前記計画CT画像を入力することで、前記撮影条件を出力する、
    影条件出力装置。
  4. 放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する取得部と、
    前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する条件出力部と、
    前記コーンビームCT画像の良否の評価結果を求める評価部と
    を具備し、
    前記条件出力部は、前記被写体情報に基づいて、前記評価結果が良を示すコーンビームCT画像の撮影条件を出力する前記学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力し、
    前記取得部は、互いに異なる撮影条件をもつ過去の複数のコーンビームCT画像と、前記被写体の計画CT画像と、を更に取得し、
    前記評価部は、前記計画CT画像の特徴量と、前記コーンビームCT画像の特徴量とを用いた演算処理により評価値を算出し、前記評価値を複数段階に分類することにより、前記複数のコーンビームCT画像の各々の評価結果を求める、
    撮影条件出力装置。
  5. 前記演算処理は、前記計画CT画像の特徴量と、前記コーンビームCT画像の特徴量との類似度を計算する処理である、請求項4記載の撮影条件出力装置。
  6. 前記被写体情報は、前記被写体の治療部位、固定具情報及び体格情報を含んでいる、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮影条件出力装置。
  7. 前記体格情報は、前記被写体の体重又は体厚を含んでいる、
    請求項記載の撮影条件出力装置。
  8. 前記固定具情報は、前記被写体を寝台に固定する固定具を表す情報であり、
    前記固定具は、前記コーンビームCT画像を撮影するためのX線のパス上に位置する、
    請求項又は記載の撮影条件出力装置。
  9. 放射線を照射する照射部と、
    放射線治療における被写体に関する被写体情報を取得する取得部と、
    前記被写体情報に基づいて、前記被写体の位置合わせに用いるコーンビームCT画像の撮影条件を出力するための学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力する条件出力部と
    前記コーンビームCT画像の良否の評価結果を求める評価部と
    を具備し、
    前記条件出力部は、前記被写体情報に基づいて、前記評価結果が良を示すコーンビームCT画像の撮影条件を出力する前記学習済みモデルに対して、前記被写体情報を入力することで、前記撮影条件を出力し、
    前記取得部は、互いに異なる撮影条件をもつ過去の複数のコーンビームCT画像と、前記被写体の計画CT画像と、を更に取得し、
    前記評価部は、前記計画CT画像を正解データとして、前記複数のコーンビームCT画像の各々の評価結果を求める、
    射線治療装置。
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