JP7410971B2 - 構成可能な接着デバイスおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ターゲット表面に接着するためのデバイスおよび関連する使用方法に関する。
デバイスを固定するためのさまざまな方法が存在する。例えば、デバイスは釘やネジを使用して表面に固定され得る。しかしながら、これは表面を損傷する可能性があり、明らかにデバイスを皮膚に適用するのには適していない。あるいは、接着剤などの物質も使用され得る。しかしながら、これは永続的すぎる場合がある。例えば、吸盤を使用して、非破壊(非侵襲)的な接続および/または一時的な接続が設けられ得る。しかしながら、これらは通常、例えば簡単にはがれ得る表面のように、すべての表面に適しているわけではない。あるいは、依然として、粘着性の物質および/またはテープを使用して、デバイスが接着され得る。
例えば、米国特許第5,394,877号明細書(特許文献1)には、患者に自己接着をもたらす結合媒体を有する超音波医療診断装置が記載されている。従来技術に記載されているように、外部から適用される医療診断装置に取り付け可能な接触媒体構造は、患者の皮膚への医療装置の自己接着を提供し、ベルトまたは同様の手段の必要性を排除する。具体的には、メッシュ強化ヒドロゲルフィルムが使用され、これはデバイスに接着し、デバイスの周囲を越えて延在し、患者の身体の輪郭に対する追加の接着性およびコンプライアンスをもたらす。医療機器の周囲に関連し、それを越えて延在する支持要素は、接触媒体に接着し、患者の皮膚に対して拡張されたヒドロゲルフィルムの適合可能性をもたらす。残念ながら、既知のヒドロゲルフィルムの接着特性を制御することは困難であり、ゲルは望ましくない残留物を残し得る。
米国特許第5,394,877号明細書
さまざまな表面との(一時的な)接続を形成するためのデバイスの接着を制御する上で、さらなる改善の必要性が残っている。
本開示の態様は、ターゲット表面に接着するためのデバイスおよび方法に関する。本明細書に記載されるように、接着力は、吸引によってもたらされ得る。例えば、ポケットは、接触面内に窪んだ領域によって形成される。ポケットは、デバイスがターゲット表面に接触したときに、ターゲット表面によって閉じられ得る。このように、ポケットは一種の吸盤として機能し得る。接着様式としての吸引の使用は、損傷の発生および/または残留物の形成を回避し得ることが理解されるであろう。本明細書に記載されるように、ポケットの内容物、すなわち、空気が、ポケットから積極的に除去されて、ポケット内に比較的低い圧力が形成されるか維持され得る。吸引機構を動的に制御することにより、接着を制御することができ、デバイスを様々なターゲット表面に適したものにし得る。好ましくは、振動する可撓性膜を使用して、空気をポケットから押し出す。例えば、膜は、ポケットを囲む壁の一部であり得る。このようにして、比較的単純なポンピングメカニズムが形成され、例えば、薄い(シート)デバイスに適用され得る。有利なことに、一方向弁を使用して、空気がポケットに逆流するのを防ぎながら、空気をポケットから出すことができる。このようにして、ポケット内の比較的低い圧力がより簡単に構築および維持され得る。柔軟な接触面および/または柔軟な基板を設けることにより、デバイスは、その形状を、平坦、湾曲、またはその他の形状であるかどうかにかかわらず、さまざまなターゲット表面に適合させ得る。それぞれの可撓性膜および一方向弁を備えた複数のポケットを設けることによって、自己接着性の大面積デバイス、例えば、自己接着性の超音波(シート)デバイスが形成され得る。好ましくは、1つ以上の弁が振動膜に形成される。例えば、振動膜におけるフラップを一方向弁として使用して、比較的コンパクトで簡単に構築できるデバイスが形成され得る。
本開示の装置、システム、その方法における、これらおよび他の特徴、態様、並びに、利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、そして、添付の図面からよりよく理解されるであろう。
図1Aは、吸引によりターゲット表面に接着するためのデバイスの断面図を概略的に示す。 図1Bは、それぞれの可撓性膜と一方向バルブを備えた複数のポケットを備えたデバイスを示す。 図2Aは、アクチュエータの代替配置を備えたデバイスを示す。 図2Bは、可撓性膜に接着された圧電層を備えたアクチュエータを示す。 図3Aは、可撓性膜を作動させるように構成された静電アクチュエータを示す。 図3Bは、基板を通って延在する比較的長い通路に配置された弁によって形成された一方向弁を示す。 図4Aは、可撓性膜が動的コンポーネントとしても機能するデバイスを示す。 図4Bは、自己接着性超音波装置の可能な用途を示す。 図5Aは、可撓性膜が積層によって基板上に取り付けられているデバイスの断面図を示す。 図5Bは、図5Aに示される実施形態の対応する分解斜視図を示す。
特定の実施形態を説明するために使用される用語は、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかに他のことを示さない限り、複数形も含むことを意図している。「および/または」という用語は、関連してあげられたアイテムの1つまたは複数のありとあらゆる組み合わせを含む。「備える」および/または「備えた」という用語は、述べられた特徴の存在を規定するが、1つまたは複数の他の特徴の存在または追加を排除するものではないことが理解されよう。方法における特定のステップが別のステップに続くと指摘する場合、別段の指定がない限り、特定のステップを実行する前に、他のステップに直接従うことができるか、または1つまたは複数の中間ステップが実行され得ることをさらに理解されよう。同様に、構造または構成要素間の接続について説明される場合、この接続は、別段の指定がない限り、直接または中間の構造または構成要素を介して確立され得ることが理解されるであろう。
本発明は、本発明の実施形態が示されている添付の図面を参照して、以下において完全に説明される。図面では、システム、コンポーネント、レイヤー(層)、および領域の絶対サイズと相対サイズは、理解しやすくするために誇張されている場合がある。実施形態は、おそらく理想化された実施形態および本発明の中間構造の概略図および/または断面図を参照しつつ説明され得る。説明および図面において、同様の番号は、全体を通して同様の要素を指し示す。相対的な用語およびその派生語は、その時点で説明されている、或いは、その説明中の図面に示されている方向を指すと解釈されるべきである。これらの相対的な用語は、説明の便宜上のものであり、特に明記しない限り、システムを特定の方向で構築または操作する必要はない。
図1Aは、吸引によってターゲット表面200に接着するためのデバイス100の断面図を概略的に示している。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイス100をターゲット表面200に接触させるための接触面20aを有する基板20を含む。図示される実施形態では、ポケット10は、例えば、凹状で、接触面20a内に、延在するポケット面10aによって形成される。言い換えれば、ポケット10は、接触面20a内に窪んだ領域によって形成され得る。ポケットは、使用中にターゲット表面200に面し得る開放側10bを有する。このようにして、ターゲット表面は、ポケット10を閉じることができる。
いくつかの実施形態では、デバイスは、ポケット面10aの少なくとも一部を形成する可撓性膜15を含む。他の実施形態またはさらなる実施形態において、図示されるように、アクチュエータ40は、デバイスの一部として組み込まれる。一実施形態では、アクチュエータ40は、可撓性膜15を作動させるように構成される。好ましい実施形態では、一方向弁30は、ポケット面10aを通って延在する。特に、一方向弁30は、好ましくは、ポケット10の内容物を、一方向弁30を介して周囲300に案内するように構成される。原則として、周囲300は、例えば、通常、デバイスの外部環境である、一方向弁30の反対側の任意の容積(十分に大きい)によって形成され得る。好ましい実施形態では、ポケットの可撓性膜15を作動させる少なくとも1つのアクチュエータ40は、ポケットの内容物を、一方向弁30を介してポンプ排出させる。したがって、デバイスの接触面20aとターゲット面200との間の吸引が確立および/または維持され得る。
いくつかの実施形態では、ターゲット表面200は、(比較的)平坦な表面であり得る。したがって、接触面20aは、ターゲット表面200に隣接するために同様に平坦であり得る。他のまたはさらなる実施形態では、図1Bに示されるように、ターゲット表面200は湾曲し得る。したがって、接触面20aは、同様に湾曲することができ、そして/或いは、接触面20aは、可撓性および/または弾性であって、その形状を、湾曲しまたは任意の他の形状を有する多種多様なターゲット表面の形状に一致させ得る。柔軟性は、加えられた応力の影響下で弾性的に変形し、応力が除去されると元の形状に戻る材料の能力として通常理解される。
いくつかの実施形態では、基板20はシートとして形成される。例えば、基板20は、接触面20aに適応するように変形され得る可撓性シートである。他のまたはさらなる実施形態では、基板20は、変形を可能にするために、比較的薄く、および/または比較的柔軟な材料を含む。例えば、基板20は、1センチメートル未満、0.5センチメートル未満、3ミリメートル未満、或いは、0.1~2mmの間未満の比較的薄い厚さ「Zs」を有する。典型的には、基板20またはシートは、比較的大きな表面積を有し、すなわち、その表面に沿って、その厚さ「Zs」よりもはるかに大きい、例えば、10倍、100倍、1000倍、またはそれ以上の係数の寸法を有する。もちろん、基板20はまた、他の形態要素を有し得る。
典型的には、可撓性膜15は、基板20に固定されている。いくつかの実施形態では、可撓性膜15は、積層によって基板20に取り付けられている。他のまたはさらなる実施形態では、可撓性膜15は、基板20の一体部分として形成され得る。例えば、可撓性膜15は、基板20の一部を除去してポケット10を掘削することによって形成される。あるいは、または追加として、可撓性膜15を備えた1つまたは複数のポケット10が一緒に、例えば成形によって、基板20に形成される。また、可撓性膜15を基板20に固定するための、例えば、接着剤の使用、溶解など、他の方法が想定され得る。いくつかの実施形態では、基板20および可撓性膜15は、同じ材料で形成される。或いは、基板20は、異なる材料のものであり得る。
ポケット10がターゲット表面200によって閉じられている場合、専用通路30pがポケット面10aを通って延在したままであることが好ましく、この通路は、ポケット10の内容物を、周囲300へ一方向弁30を介してポケット10に案内するように構成される。図示される実施形態では、太い一点鎖線の矢印を使用して、通路30pを介して一方向弁30を介してポケット10から外部環境300への排他的(または優先)流れ方向を示す。図示される実施形態では、一方向弁30は、可撓性膜15を通って延在するが、弁はまた、図3A~3Bを参照して後で説明するように、ポケット面10aの他の部分を通って延在し得る。
いくつかの実施形態では、ポケット10は、空気または別の流体のような、ポケットの内容物のための貯蔵器(リザーバ)のように機能し得る。本明細書に記載されるように、ポケット10は、ポケット10を、境界付けるポケット面10aを備える。いくつかの実施形態では、図示されるように、ポケット面10aは、基板20および可撓性膜15を含むか、またはそれらによって形成される。好ましい実施形態では、可撓性膜15は、ポケット10bの開放側の反対側にある。また、他の相対的な配置も想定され得る。いくつかの実施形態では、図示されるように、一方向弁30が可撓性膜15を通って延在するときのように、可撓性膜15は、ポケット10を周囲300から分離する。
典型的には、一方向弁は、内容物が他の方向よりも一方向により容易に流れることを可能にするように構成され、この場合、周囲300からポケット10への内向きよりもポケット10から周囲300への外向きにより容易に流れる。例えば、ポケット10に入る方向の(流体)流れ抵抗は、ポケット10から出る方向よりも、少なくとも10倍、好ましくは50倍、または100倍以上高い。一方向弁30がポケット10に逆流する流体に抵抗するほど、ポケット10内の負圧がより良く影響され、および/または維持され得る。いくつかの実施形態では、一方向弁30は、ポケット10の内容物がそれを通って一方向にのみ、すなわち周囲300に流出することを可能にする一方で、内容物が他の方向に、すなわちポケット内に逆流するのを実質的に防止する。
好ましい実施形態では、図示されるように、一方向弁30は、可撓性膜15を通って形成される。別のまたはさらに好ましい実施形態では、一方向弁30は、空気がポケット10から出る方向に流れるときにポケットから通路30pを開き、反対方向に閉じるように構成されフラップ30fを含むか、またはそれによって形成される。フラップ30fは、例えば図1Aに示される可撓性膜15を通る通路30p、或いは、例えば図3Aに示されるポケットからの別の通路を覆い得る。典型的には、可撓性膜15の表面に沿ったフラップ「Df」の寸法は、フラップが覆う通路「Dp」の断面寸法よりも、少なくとも1.1倍または1.2倍から2倍以上まで大きい。いくつかの実施形態では、フラップは、フラップ30fの一端を可撓性膜または基板20に取り付けるヒンジ30hを含むか、またはその一部を形成する。フラップの別の端部は、可撓性膜(または基板)の対向する部分30に当接し、フラップ30fが通路30pを閉じるために静止され得る弁座(valve seat)として作用され得る。好ましい実施形態では、一方向弁30の可撓性膜15およびフラップ30fは、例えば、摩擦電気効果を回避するために、同じ材料で作られている。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、使用中に、ターゲット表面200に接触され得る。したがって、ターゲット表面200は、デバイスのポケット10bの開放側を少なくとも部分的に閉じることができる。ポケット面の少なくとも一部を形成する可撓性膜15は、アクチュエータによって、またはそうでなければ作動され得る。このようにして、膜は、ポケット10の内容物を外部環境300、例えば、一方向弁30を介して、外部環境300に案内することに寄与し得る。他のまたはさらなる実施形態では、デバイス100は、周囲300からポケット10に空気が漏入することによって、切り離されるか、またはオフにされ得る。例えば、いくらかの漏れは、一方向弁30を通って、または(透過性の)可撓性膜15を通って、あるいはそうでなければ、例えば、デバイスの小さな開口部を通って生じ得る。他のまたはさらなる実施形態において、デバイスは、例えば、一方向弁30の操作の切り替え、または別の解放弁(図示せず)を使用するように、ポケットを開くためにデバイスを動的に切り替えることによって切り離され得る。
好ましい実施形態では、図1Bに示されるように、デバイス100の吸引は、例えば、周囲圧力「Px」と比較して、ポケット10内に比較的低い圧力「Pp」を発生または維持することによってもたらされる。理論に拘束されることなく、周囲300とポケット10との間の圧力差は、ターゲット表面200に向かってデバイスに正味の力(net force)を引き起こし得る。図示された実施形態では、可撓性膜15は、ポケット面10aの一部を形成しながら振動するように作動される。このようにして、可撓性膜15は、ポケット10の内容物、例えば空気をポケット10から一方向弁30を通って押し出すポンプのように機能し得る。例えば、一方向弁30は、ポケット10内における(周囲300と比較して)比較的低い圧力の発生または維持を助け、吸引によって可撓性膜15をターゲット表面200に接着(付着)させ得る。
好ましくは、ポケット「Vp」の容積は、例えば、ポケットに空気が漏れる可能性を考慮して、ポケット10が空気の貯蔵器として効果的に機能することを可能にするのに十分な大きさにしなければならない。例えば、ポケット「Vp」の容積は、例えば、0.01~100立方ミリメートル(mm)の間、好ましくは0.05~20mmの間、例えば1~10mmの間である。十分な容積を達成するために、いくつかの実施形態では、ポケットの深さ「Zp」は、10マイクロメートルから5ミリメートルの間、好ましくは20から200マイクロメートルの間、より好ましくは50から100マイクロメートルの間である。例えば、ポケットの深さ「Zp」は、基板20の厚さ「Zs」によって決定または制限され得る。ポケットの深さを比較的低く保つことによって、基板を比較的薄く保つことができ、デバイスの適合性/柔軟性を保つのに役立ち得る。もちろん、ポケット「Vp」の容積はまた、その直径に関連し得るが、これは、可撓性膜15の直径と同じであり得る。例えば、可撓性膜「Dm」の直径は、100マイクロメートルから5ミリメートルの間、好ましくは300マイクロメートルから1ミリメートルの間、例えば、800マイクロメートルであり得る。いくつかの実施形態では、可撓性膜15の表面積は、平方ミリメートル(mm)から1平方センチメートル(cm)の単位まで、例えば、0.1mmから1cmの間、好ましくは、0.5~10mm、例えば1~5mmである。可撓性膜15の表面積が大きいほど、ポケットから一方向弁30を介してより多くの空気を外部環境300に押し出す。
一実施形態では、図示されるように、可撓性膜15は、振幅「Am」でポケット10の内側またはポケット10に隣接して振動するように構成される。いくつかの実施形態では、可撓性膜15の振動の(最大)振幅「Am」は、数マイクロメートルの単位、例えば、10から1000μmの間、好ましくは50から100マイクロメートルの間である。いくつかの実施形態では、可撓性膜15の表面積と組み合わされた可撓性膜15の振幅「Am」は、可撓性膜15がポケット10から押し出す空気の量、すなわちポケットの容積「Vp」を決定する。
好ましくは、可撓性膜15は、その機能を実行するために比較的高い柔軟性、伸縮性、および/または弾性を有し、すなわち、その内容物を除去するために比較的大きな振幅「Am」で振動中にポケット10内に拡張する。好ましくは、可撓性膜15は、基板20よりも柔軟で、すなわち、可撓性膜15と比較して、例えば、少なくとも2倍、5倍、10倍、またはそれ以上低い比較的低い曲げ剛性を有する。典型的には、可撓性膜15の曲げ剛性は、主にその弾性率および厚さに依存する。いくつかの実施形態では、可撓性膜15は、弾性率が、例えば0.01(ゴム)~5GPaの間である5ギガパスカル未満のヤング率(Young’s modulus)である弾性率を有する。適切な材料には、例えば、典型的なヤング率が2~2.7GPaのポリエチレンテレフタレートPETが含まれる。他のまたはさらに可能な可撓性膜15材料は、例えば、ポリエチレンナフタレートPENを含み得る。この教えは、熱可塑性ウレタンTPUなどの伸縮性の高い材料にも特に利益をもたらし得る。例えば、可撓性膜15のヤング率は、例えば、25℃の室温で測定して、1ギガパスカル未満であり得る。
いくつかの実施形態では、可撓性膜15は、1つまたは複数の(面内)方向に沿って比較的高い伸縮性および/または弾性を有し、そのサイズ、例えば、破損することなく1つまたは複数の方向に沿った長さを、少なくとも1.1倍または1.2倍、例えば2倍以上まで拡張することを可能にする。他のまたはさらなる実施形態では、可撓性膜「Zm」の厚さは、1から1000マイクロメートルの間、好ましくは10から200マイクロメートルの間、より好ましくは50から100マイクロメートルの間である。可撓性膜「Zm」を例えば10マイクロメートルの比較的薄い厚さに設けることにより、可撓性膜15は、その低い曲げ剛性のために、アクチュエータ40によって容易に振動させられ得る。あるいは、可撓性膜「Zm」のより厚い厚さは、可撓性膜15のより低い通気性をもたらし得る。したがって、より高い負圧がポケット10に形成されて、一方向弁30が開き得る。
いくつかの実施形態では、可撓性膜15の振幅「Am」は、アクチュエータ40の周波数「F」によって決定される。一実施形態では、アクチュエータ40の周波数「F」は、可撓性膜15を作動させるように構成されたキロヘルツからメガヘルツの単位、例えば、100キロヘルツである。好ましい実施形態では、アクチュエータ40は、可撓性膜15の共振周波数またはその近くで周波数「F」で可撓性膜15を作動させる。いくつかの実施形態では、例えば、図1Aに示されるように、アクチュエータ40は、可撓性膜15上に配置される。
いくつかの実施形態では、例えば、図1Bに示されるように、デバイス100は、それぞれの可撓性膜15および一方向弁30を備えた複数のポケット10を備える。いくつかの実施形態では、それぞれの可撓性膜15は、それぞれのアクチュエータ40によって作動される。他のまたはさらなる実施形態では、1つまたは複数のアクチュエータは、複数の可撓性膜15(図示せず)を作動させるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、音響変換器などの動的コンポーネント50は、ポケット10の間に配置され得る。動的コンポーネント50は、1つ以上の可撓性膜15を作動させる1つ以上のアクチュエータ40と同じまたは別個であり得る。例えば、動的コンポーネント50はまた、例えば、ターゲット表面200、またはターゲット表面200の下の本体を検査するための(別個の)音響コンポーネントであり得る。また、他のタイプの動的コンポーネント50、例えば、発光デバイス、タッチ感知デバイスなどが想定され得る。
好ましい実施形態では、ポケット10は、可撓性膜「Dm」の直径およびポケットの容積「Vp」に応じて、ポケット「Dp」間の距離が数ミリメートルから数センチメートル、またはそれ以上の単位で互いに離れて配置される。例えば、ポケット「Vp」の容積が数立方マイクロメートルの単位、例えば最大1立方ミリメートルである場合、例えば、10個、20個、50個または100個を超える多くの(マイクロ)ポケット10のマトリックスが設けられて、デバイス100をターゲット表面200に保持し得る。あるいは、それぞれのポケット「Vp」の容積が数立方ミリメートル、あるいは1立方センチメートルの単位である場合、デバイス100を保持するために必要なポケット10の数は少なくなり得る。
好ましい実施形態では、デバイスは、ターゲットとの音響相互作用のための音響デバイス100であって、例えば、身体の検査、またはデバイスの上に保持された指などの対象物との相互作用のための音響デバイス100である(図4B)。一実施形態では、デバイスは、ターゲットとの音響相互作用、例えば、接触面20aを介した身体の検査または別の対象物との相互作用のために音響信号を受信するように構成された音響変換器(トランスデューサ)50(アクチュエータ40から分離され得るか、または同じ)を備える。いくつかの実施形態では、一方向弁30は、ターゲットとの音響相互作用中にデバイスをターゲット表面200に接着するために、ポケット10の内容物を、一方向弁30を介して案内するように構成される。一実施形態では、音響デバイスは、アクチュエータおよび/または音響変換器を制御するためのコントローラを含む。いくつかの実施形態では、コントローラは、音響変換器との間で電気信号を送受信するように構成される。一実施形態では、電気信号は、トランスデューサ(変換器)が、例えば、ターゲット表面200を介して身体に、またはデバイスの上の空気中に音波を放出するように構成される。別のまたはさらなる実施形態では、電気信号はトランスデューサから受信される。例えば、トランスデューサによって受信された音波を使用して、身体の(超音波)画像が形成され得る。本明細書に記載されるように、身体は、例えば人類生理学、または、例えば構造的一体性を検査するための対象物の本体を検査するための対象であり得る。
図2Aは、アクチュエータ40が、可撓性膜15を作動させるように構成された基板20上に配置されている実施形態を示している。好ましくは、膜15とそれぞれのアクチュエータ40との間の距離「Da」は、比較的小さく、例えば、(基板表面に沿って)1センチメートル未満、0.5センチメートル未満、または1ミリメートル未満でさえある。したがって、可撓性膜15は、アクチュエータ40と共振している(直接的または基板20などの中間構造を介して連通する)。
図2Bは、アクチュエータ40が、可撓性膜15に接着された圧電層40Lを含むか、またはそれによって形成される実施形態を示す。例えば、作動は、例えば、好ましくは可撓性膜15の表面に沿った、可撓性膜15に対する、圧電層40Lの膨張および/または収縮によって行われ得る。例えば、可撓性膜15および圧電層40Lのスタックは、前記相対的な膨張および/または収縮の結果として変形し得る。別のまたはさらなる実施形態では、デバイスは、可撓性膜15を作動させるために圧電層40Lにエネルギーを与えるように構成されたコントローラ4Cをさらに含む。典型的には、圧電層40Lはまた、可撓性膜15の動的特性を保持するために伸縮性および可撓性を有する。例えば、圧電材料は、ポリマベースであり得る。いくつかの実施形態では、圧電層40Lは、基板30に成形され、基板20上に積層され、または他の方法で、それらの端部が基板20に固定されている一方、圧電層40Lによって可撓性膜15を振動させるように構成された基板30に固定され得る。
図3Aは、静電アクチュエータ40eが可撓性膜15を作動させるように構成された実施形態を示す。いくつかの実施形態では、図示されるように、通路30p(ここでは基板20を通る)は、一方向弁30を形成するフラップ30fによって閉鎖され得る。或いは、代替タイプの一方向弁30が使用され得る。もちろん、他のタイプの(一方向)バルブも使用できる。例えば、図3Bは、一方向弁30が逆止弁(check-valve)によって形成される実施形態を示している。図示されるように、通路30pは、基板20を通って延在し、一方向弁30は、通路30pに配置されたばねおよびバルブディスクを含む逆止弁システムによって形成される。また、他のタイプの一方向弁、または好ましい流れの方向を有するバルブが想定され得る。一実施形態(図示せず)では、一方向弁は、一方向の流速または流れ抵抗を(例えば、膜上の等しい圧力差で)他の方向よりも低くする非対称オリフィスによって形成されるか、またはそれを含む。例えば、一方向弁は、細長いチャネルまたはチューブ内の非対称オリフィスによって形成され得る。
図4Aは、デバイス100が複数のポケット10を含む別の実施形態を示す。一実施形態では、図示されるように、可撓性膜15は、接着以外の別の機能のための動的コンポーネント50としても機能する。例えば、それぞれのポケット10上で振動し、デバイス100を接着するために使用されるそれぞれの1つまたは複数の可撓性膜15は、それ自体で、動的コンポーネント50、例えば、音波を上向き(または下向き)およびターゲット表面200から離れて放出する音響変換器を形成し得る。これは、例えば、動的コンポーネント50が分離され、ポケット10の間に配置された図1Bの実施形態とは対照的であり得る。また、組み合わせも可能である。
図4Bは、自己接着性超音波デバイス100の可能な用途を示している。いくつかの実施形態では、異なる音源から発生する音波が使用され、例えば、建設的に干渉され得る。一実施形態では、図示されるように、異なる供給源は、それぞれの可撓性膜15によって形成され得る。別のまたはさらなる実施形態(図示せず)では、動的コンポーネント50などの他のまたはさらなる供給源も、ある特定の場所での音波の建設的または破壊的な干渉のために使用され得る。一実施形態では、図示されるように、音波は、建設的に干渉して、触覚インターフェース、例えば、空中の仮想ボタンが形成され得る。可能なアプリケーションには、仮想現実インターフェースが含まれ得る。
図5Aは、可撓性膜15が積層によって基板20に取り付けられている実施形態の断面を示している。図5Bは、実施形態の対応する分解斜視図を示している。
一実施形態では、図示されるように、可撓性膜15は、第1の膜層15aおよび第2の膜層15bを含み、第2の膜層15bは、第1の膜層15aに接着している。別のまたはさらなる実施形態では、一方向弁30は、第2の膜層15bから切り出された通路30pを覆う第1の膜層15aから切り出されたフラップ30fによって形成される。典型的には、フラップ30pは、通路よりも大きく、例えば、フラップ直径「Df」は、通路直径「Dp」よりも少なくとも1.1倍、1.5倍、またはそれ以上になり得る。いくつかの実施形態では、図示されるように、ポケット10は、基板20から切り取られ得る。典型的には、ポケット「Dm」の直径は、通路直径「Dp」および/またはフラップ直径「Df」よりも大きくなり得る。いくつかの実施形態では、第1の膜層15aおよび/または第2の膜層15bは、圧電層40Lによって覆われ得る。他のまたはさらなる実施形態では、他の層、例えば、図5Aに示されるような上部電極40e1および/または下部電極40e2も存在し得る。
いくつかの実施形態(図示せず)では、一方向弁のフラップ形成部分は圧電材料を含む。例えば、図示された実施形態は、圧電層40Lを第2の膜層15bに適用するように修正され得る。他のまたはさらなる実施形態では、一方向弁(フラップまたはその他)は、(周期的に)振動する膜の特定の間隔で開閉するように動的に制御され、例えば、可撓性膜がポケットに近づいたり離れたりそれぞれするときに開閉する。例えば、フラップの圧電材料が使用されてバルブが作動させられ得る。一実施形態では、フラップの圧電材料への分離された電気接続(チャネル)が設けられ得る。例えば、フラップは、高温電極と接地電極の接続を反転し、ポーリング方向を制御する(例えば、それを反転する)ことによって作動される。あるいは、または追加で、膜を作動させて第1の共振周波数で振動させ、フラップを作動させて第2の共振周波数で振動させることができる。いくつかの実施形態では、(膜およびフラップ内の)両方の圧電材料層は、同じチャネルを使用してアドレス指定され、例えば、少なくとも2つの共振周波数からなる信号を使用して両方が作動され得る。
明確化および簡潔な説明の目的で、特徴は、同じまたは別個の実施形態の一部として本明細書に記載されるが、本発明の範囲は、記載される特徴のすべてまたはいくつかの組み合わせを有する実施形態を含み得ることが理解される。議論されて示された実施形態の様々な要素は、超音波医療診断装置などの曲面または平坦な表面に適用される可撓性大面積デバイスのために、大きな表面上で一時的な非破壊物理的接触を達成および維持するなどの特定の利点をもたらす。もちろん、上述した実施形態またはプロセスのいずれか1つを1つまたは複数の他の実施形態またはプロセスと組み合わせて、設計および利点を見つけて一致させることにおいてさらなる改善が提供され得ることを理解されたい。本開示は、様々な表面へのデバイスの接着を制御することに特定の利点をもたらし、一般に、表面またはデバイス間の接着接触が望まれる任意の用途に適用できることが理解される。
添付された特許請求の範囲を解釈する際に、「含む」という言葉は、所与の請求項に記載されているもの以外の要素または行為の存在を排除するものではないことを理解されたい。要素の前にある「a」または「an」という単語は、そのような複数の要素の存在を排除するものではない。請求項内の参照記号は、その範囲を制限するものではない。いくつかの「手段」は、同じまたは異なるアイテムまたは実装された構造または機能によって表される場合がある。開示されたデバイスまたはその一部のいずれかは、特に明記しない限り、一緒に組み合わせるか、またはさらなる部分に分離され得る。ある請求項が別の請求項を参照している場合、これは、それぞれの機能の組み合わせによって達成される相乗的な利点を示している可能性がある。しかしながら、特定の措置が相互に異なる請求項に記載されているという単なる事実は、これらの措置の組み合わせを有利に使用できないことを示すものではない。したがって、本実施形態は、文脈によって明確に除外されない限り、各請求項が原則として任意の先行する請求項を参照し、請求項のすべての有効な組み合わせを含み得る。
4C コントローラ
10 ポケット
10a ポケット面
15 可撓性膜
15a 第1の膜層
15b 第2の膜層
20 基板
20a 接触面
30 一方向弁
30f フラップ
30h ヒンジ
30p 通路
40 アクチュエータ、音響変換器(トランスデューサ)
40e 静電アクチュエータ
40e1 上部電極
40e2 下部電極
40L 圧電層
50 動的コンポーネント
100 デバイス、音響デバイス
200 ターゲット表面
300 周囲、外部環境

Claims (15)

  1. ターゲット表面(200)への吸引によって接着するためのデバイス(100)であって、
    当該デバイス(100)をターゲット表面(200)に接触させるための接触面(20a)を有する基板(20)と、
    前記接触面(20a)上に分布し、前記接触面(20a)内に延在するポケット面(10a)によって形成された複数のポケット(10)であって、使用中に開放側(10b)が前記ターゲット表面(200)に面し、前記ターゲット表面(200)によって閉じられている、複数のポケット(10)と、
    を含んでなる、デバイス(100)において、
    それぞれのポケットが、
    それぞれのポケット面(10a)の少なくとも一部を形成する可撓性膜(15)と、
    それぞれの前記ポケット面(10a)を貫通する一方向弁(30)と、
    を備え、前記一方向弁(30)が、それぞれのポケットと周囲(300)との間に配置され、それぞれの前記ポケット(10)の内容物を前記一方向弁(30)を介して周囲(300)に案内するように構成されており、
    当該デバイス(100)は、当該デバイスに統合された少なくとも1つのアクチュエータ(40)であって、前記ポケットの内容物を、作動された前記可撓性膜によって前記一方向弁(30)を介してポンプ排出するように、前記ポケットの可撓性膜(15)を作動させるように構成された、少なくとも1つのアクチュエータ(40)を備え、それにより、当該デバイスの前記接触面(20a)と前記ターゲット表面(200)との間の吸引が、確立または維持されていることを特徴とする、デバイス(100)。
  2. 前記一方向弁(30)が、前記可撓性膜(15)を貫通して形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記一方向弁(30)は、前記可撓性膜(15)が作動した結果、空気が前記ポケット(10)の外の方向に流れるときに、前記ポケット(10)から通路(30p)を開き、反対方向に閉じるように構成されたフラップ(30f)を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 前記可撓性膜(15)と、前記一方向弁(30)を形成するフラップ(30f)とが同じ材料でできていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
  5. 前記アクチュエータ(40)が前記可撓性膜(15)上に配置されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記アクチュエータ(40)が、前記可撓性膜(15)に接着されたポリマベースの圧電層(40L)を備え、前記圧電層(40L)を含む前記可撓性膜(15)が、前記基板(20)よりも柔軟であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
  7. 前記アクチュエータ(40)が、前記可撓性膜(15)の共振周波数で振動するように構成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 前記基板(20)が可撓性シートとして形成されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
  9. 前記ポケットの容積(Vp)が10立方ミリメートル未満であることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記デバイス(100)が、それぞれの可撓性膜(15)および一方向弁(30)を備えた複数の前記ポケット(10)を含んでなることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記基板(20)が、100を超えるポケット(10)のマトリックスを有するシートとして形成されている場合、それぞれのポケット(10)の容積(Vp)が1立方ミリメートル未満であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 前記デバイス(100)が、前記ポケット(10)の間に配置された1つまたは複数の動的コンポーネント(50)であって、前記ターゲット表面(200)の下の身体を検査するために、音響信号を前記ターゲット表面(200)に送信または受信するように構成された、1つまたは複数の動的コンポーネント(50)を含んでいることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のデバイス。
  13. 超音波医療診断装置を形成していることを特徴とする、請求項12に記載のデバイス。
  14. デバイス(100)をターゲット表面(200)に接着する方法であって、
    前記デバイス(100)を前記ターゲット表面(200)に接触させるステップであって、前記ターゲット表面(200)が、前記デバイス(100)の接触面(20a)内に延在するそれぞれのポケット面(10a)によって形成されたポケット(10)の開放側を閉じる、ステップと、
    前記デバイスの一部として統合されたアクチュエータ(40)によって、それぞれの前記ポケット面(10a)の少なくとも一部を形成する可撓性膜(15)を作動させるステップであって、前記ポケット(10)の内容物を、それぞれの一方向弁(30)を介して、前記ポケット面(10a)通って周囲(300)に案内する、ステップと、
    を含んでなることを特徴とする、方法。
  15. 前記デバイス(100)は、接着した後に前記アクチュエータ(40)をオフにすることによって取り外され、空気が前記周囲(300)から前記ポケット(10)内に逆流することを可能にしていることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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