JP7410439B2 - 置局設計装置及び置局設計方法 - Google Patents

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Description

本発明は、置局設計装置及び置局設計方法の技術に関する。
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やVDSL(Very high bitrate Digital Subscriber Line)等のベストエフォート型のインターネットアクセスサービスに対し、マルチホップ技術を活用した無線化の検討が行われている。また、生活基盤が未整備のエリアや災害時等の生活基盤の構築に、同様にマルチホップ技術の活用が行われている。マルチホップ無線技術を広域エリアで構築する場合には、地形や建物等の情報に基づき置局設計することが求められる。例えば、特許文献1では地形情報や建物情報等の三次元地図情報を用いて伝搬損失モデルを選択し、設置先候補の通信可否を判定する置局設計を行っている。或いは、例えば、特許文献2では地形情報に基づき無線伝送品質を計算してホップ数を算出し、被災害耐性を考慮してホップ数に応じた信頼性(ロバストネス)をパラメータとして置局設計を行っている。
特開2016-184898号公報 特開2017-69818号公報
改訂三版 802.11 高速無線LAN教科書 (インプレス標準教科書シリーズ)、インプレス、ISBN-10:4844325469
ADSLやVDSL等の既存のインターネットサービスを、マルチホップ技術を用いて無線化する場合に、既存のインターネットサービスと比較してどの程度のスループットが維持できるかを評価していくことが望まれる。ところが、適応的に変調方式や符号化率が変化する無線システム(例えば非特許文献1参照)では、周囲の環境により伝送レートが変化することになるため、従来の置局設計技術では、スループットを評価することが難しい。
適応変調技術は、例えば無線局間の伝送品質が良好な場合には、16QAM(quadrature amplitude modulation)でデータを変調して高い伝送レートを保ち、伝送品質が悪化した場合は、変調方式をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)に変更して、エラーレートは改善するようにしている。このような適応変調方式を用いた無線システムにてマルチホップ通信システムを構築する場合、無線局間の伝送品質に応じて伝送レートが変化するため、スループットを評価することが難しくなる。
上記事情に鑑み、本発明は、各無線局間の通信に適応変調技術を用いた場合にもスループットを正しく評価でき、最適な置局設計を行うことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、適応変調を用いる無線局間を無線接続するマルチホップ無線ネットワークの置局設計装置であって、各無線局の位置及び地形情報から各無線局間の伝送路の伝送品質を計算する伝送品質算出部と、前記伝送品質から各無線局間の適応変調方式に基づき決定される伝送レートを導出する伝送レート算出部と、各無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算する干渉量演算部と、経路のホップ数を計算するホップ数計算部と、前記伝送レート、ホップあたりのスループット劣化割合、及び周波数リソースの割当てによる干渉量から端末無線局毎のスループットを導出するスループット算出部と、前記スループットに応じて置局優先順位を指定する置局優先順位設定部と、を備える置局設計装置である。
本発明の一態様は、適応変調を用いる無線局間を無線接続するマルチホップ無線ネットワークの置局設計方法であって、各無線局の位置及び地形情報から各無線局間の伝送路の伝送品質を計算するステップと、前記伝送品質から各無線局間の適応変調方式に基づき決定される伝送レートを導出するステップと、各無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算するステップと、経路のホップ数を計算するステップと、前記伝送レート、ホップあたりのスループット劣化割合及び周波数リソースの割当てによる干渉量から端末無線局毎のスループットを導出するステップと、前記スループットに応じて置局優先順位を指定するステップとを有する置局設計方法である。
本発明により、各無線局間の通信に適応変調技術を用いた場合にもスループットを正しく評価でき、最適な置局設計を行うことが可能となる。
本発明の通信システム100のシステム構成例を示す図である。 置局設計装置100の概要を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る置局設計装置100での処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る置局設計装置100での処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る置局設計装置100での処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の通信システム100のシステム構成例を示す図である。図1は、本発明の実施形態に係る置局設計装置が適用できるマルチホップ通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、マルチホップ通信システムは、インターネット10に接続する集約無線局11a、11bと、集約無線局11a、11bに接続或いは相互に無線接続する中継無線局12a~12hと、端末無線局13a~13hとから構成される。各無線局(集約無線局11a、11b、中継無線局12a~12h、端末無線局13a~13h)は、無線によりデータ通信を行う。各無線局間で通信を行う際の無線方式としては、例えば4.9GHz帯を用いるIEEE802.11j、60GHz帯を用いるIEEE802.11ad、或いは2.4GHz帯や5GHz帯を用いるIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等が挙げられる。これらの無線方式では、伝送品質に応じて適応的に変調方式や符号化率等が変更される。
集約無線局11a、11bは、例えば局舎の屋上等、見通しが良好で、インターネットに接続することが可能な拠点に設置されることが想定される。端末無線局13a~13hの設置位置は、ユーザ宅の宅内に配線を引き込む家屋壁面等が想定される。各無線局(集約無線局11a、11b、中継無線局12a~12h、端末無線局13a~13h)は、マルチホップ接続してネットワークが構成される。
なお、この例では、2つの集約無線局11a、11bと、8つの中継無線局12a~12hと、8つの端末無線局13a~13hとが図示されているが、無線局の数は、これに限定されるものではない。また、各無線局(集約無線局11a、11b、中継無線局12a~12h、端末無線局13a~13h)は、どのように配置しても良い。
図2は、置局設計装置100の概要を示すブロック図である。置局設計装置100は、上述のようなマルチホップ通信システムを構築する場合に、端末無線局13a~13hから集約無線局11a、11bまでのスループットを比較して、最適な置局設定を行う。
例えば、端末無線局13aがインターネットに接続する場合の経路としては、端末無線局13aから、中継無線局12aを介して、集約無線局11aに接続する経路(以下、経路A1とする)と、端末無線局13aから、中継無線局12eと中継無線局12aとを介して、集約無線局11aに接続する経路(以下、経路A2とする)とが考えられる。この経路A1と経路A2とで、スループットを比較するとする。
経路A1では、端末無線局13aと集約無線局11aとの間に介在する中継無線局は、1つの中継無線局12aだけである。これに対して、経路A2では、端末無線局13aと集約無線局11aとの間に介在する中継無線局は、2つの中継無線局12e及び12aである。したがって、ホップ数に関しては、経路A1の方が経路A2より少なく、その分、スループットが大きいと考えられる。
しかしながら、経路A2では、それぞれの無線局の間の距離は全て近距離である。このため、経路A2では、各無線局の間では、全て伝送レートの高い変調方式に設定されると考えられる。これに対して、経路A1では、端末無線局13aと中継無線局12aとの間の距離は離れている。このため、端末無線局13aと中継無線局12aとの間では、伝送レートの低い変調方式に設定されると考えられる。したがって、変調方式による伝送レートに関しては、経路A2の方が経路A1よりスループットが大きいと考えられる。
このように、スループットの比較は、ホップ数だけでなく、変調方式による伝送レートの違いを考慮する必要がある。その他、隣接する無線局が同一の周波数チャネルを使用していると、その干渉により、スループットの低下が生じる。この置局設計装置100は、伝送品質に応じて適応的に変化する伝送レートと、端末無線局13a~13hから集約無線局11a、11bまでのホップ数と、周波数リソース割当てによる干渉量とからスループットを算出して、置局設定を行っている。これにより、各無線局の無線方式として、適応変調方式が用いられている場合にも、スループットを正しく評価できる。
次に、置局設計装置100について説明する。置局設計装置100は、パーソナルコンピューターや携帯端末やタブレット端末やサーバー装置等の情報処理装置を用いて構成される。置局設計装置100は、制御部101、記憶部102、入力部103及び表示部104を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部101は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、伝送品質算出部201、伝送レート算出部202、干渉量演算部203、ホップ数計算部204、スループット算出部205及び置局優先順位設定部206として機能する。なお、制御部101の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
記憶部102は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部102は、地図情報記憶部210及び無線設備記憶部211として機能する。地図情報記憶部210は、設計対象のネットワーク周辺の3次元地図情報を記憶している。無線設備記憶部211は、各無線局(集約無線局11a、11b、中継無線局12a~12h、端末無線局13a~13h)の個数や設置位置、使用可能な周波数チャネル、使用可能な無線方式等の他、障害物がある場合の減衰パラメータ、干渉が生じた場合の減衰パラメータ、ホップ毎の減衰パラメータ等、種々の情報を記憶する。
入力部103は、外部から置局設計装置100にデータを入力するインターフェースである。入力部103は、例えば外部から各無線局の位置設置情報の入力を受け付ける。入力部103は、例えば通信インターフェースを用いて構成され、ネットワークを介してこれらの情報を受け付けてもよい。入力部103は、外部記憶装置からデータを読み出す装置を用いて構成されてもよい。
伝送品質算出部201は、各無線局の位置と、地図情報記憶部210に記憶されている地形情報から、各無線局間の伝送路の伝送品質を計算する。すなわち、伝送品質算出部201は、各無線局の位置と、地図情報記憶部210に記憶されている三次元地図情報とを参照し、各無線局間の距離や各無線局間の障害物を判定する。そして、伝送品質算出部201は、各無線局間の距離や障害物から減衰量を求め、各無線局間の伝送品質を求める。
伝送レート算出部202は、伝送品質算出部201で算出された伝送品質から、伝送レートを算出する。すなわち、適応変調方式では、伝送品質に応じて伝送レートが変化する。伝送レート算出部202は、適応変調方式に基づき、伝送品質から伝送レートを決定する。
干渉量演算部203は、各無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算する。すなわち、隣接する無線局で同一の周波数のチャネルが使用されていると、その干渉を受けて、スループットが低下する。干渉量演算部203は、地図情報記憶部210に記憶されている三次元地形情報を参照して、このような隣接無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算する。
ホップ数計算部204は、端末無線局13a~13hから集約無線局11a、11bまでのホップ数を計算する。
スループット算出部205は、伝送レート算出部202で算出された伝送レートと、干渉量演算部203で算出された干渉量と、ホップ数計算部204で計算されたホップ数とから、各端末無線局13a~13hから集約無線局11a、11bまでのスループットを算出する。
置局優先順位設定部206は、スループット算出部205で求められたスループットに応じて、置局優先順位を指定する。
図3~図5は、本発明の第1の実施形態に係る置局設計装置100での処理を示すフローチャートである。
置局設計を行う際には、先ず、各無線局の設定が行われる。図3は、無線局の設定処理のフローチャートである。
(ステップS101)操作者は、入力部103に観測対象となる集約無線局11a、11bの位置を設定して、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)操作者は、入力部103に観測対象となる端末無線局13a~13hの位置を設定して、設定処理を終了する。
観測対象の無線局の設定が完了すると、スループットリスト作成の処理が行われる。図4は、スループットの作成処理のフローチャートである。
(ステップS201)制御部101は、観測対象となる集約無線局11a、11bと端末無線局13a~13hとの間のマルチホップ経路の組合わせを作成して、処理をステップS202に進める。
(ステップS202)制御部101は、全てのマルチホップ経路の組合わせの評価が完了したか否かを判定する。制御部101は、全てのマルチホップ経路の組合わせの評価が完了していなければ(ステップS202:No)、処理をステップS203に進め、 全てのマルチホップ経路の組合わせの評価が完了していれば(ステップS202:Yes)、処理をステップS204に進める。
(ステップS203)制御部101は、評価対象となるマルチホップの組合わせで、スループットを導出して、処理をステップS202に戻す。
ステップS202からステップS203を繰り返すことで、マルチホップ経路の組合わせ毎のスループットの評価が進められていく。全てのマルチホップ経路の組合わせの評価が完了すると、ステップS202で、評価が完了したと判定され、ステップS204に処理が移る。
(ステップS204)制御部101は、全端末無線局13a~13hについてのスループットリストを作成して、処理をステップS205に進める。
(ステップS205)制御部101は、優先順位に沿ってスループットリストをソートし、置局設計における優先順位リストとして出力する。
図5は、図4におけるステップS203のスループット導出の処理を示すフローチャートである。
(ステップS301)制御部101は、全経路の評価を完了したか否かを判定し、全経路の評価が完了していなければ(ステップS301:No)、処理をステップS302に進め、全経路の評価が完了していれば(ステップS301:Yes)、処理をステップS307に進める。
(ステップS302)制御部101は、評価経路を選択して、処理をステップS303に進める。
(ステップS303)制御部101は、記憶部102から三次元地図情報を読み込み、処理をステップS304に進める。
(ステップS304)制御部101は、評価経路の無線局の位置と三次元地図情報とを参照して、評価経路の無線伝搬モデルを選択して、処理をステップS305に進める。評価経路には、中継無線局12a~12hへの経路や、端末無線局13a~13hへの経路がある。中継無線局12a~12hの経路は見通しがある状態で設置することが想定され、一方で各戸に設置する端末無線局13a~13hの経路は見通しがないことが想定される。同じ周波数帯の無線方式を利用する場合でも、これらの設置形態に応じて適用する無線伝搬モデルは異なる。
(ステップS305)制御部101は、ステップS304で選択した無線伝搬モデルを用いて、評価経路の減衰量を導出し、処理をステップS306に進める。
(ステップS306)制御部101は、ステップS305で算出された減衰量から、伝送速度を決定し、処理をステップS301に戻す。すなわち、適応変調方式では、伝送品質に応じて変調方式が適応的に設定され、その経路のデータレートが変化する。このことから、制御部101は、ステップS305で求められた観測経路の減衰量を基に、観測経路で設定される変調方式を決定し、これに基づいて、観測経路のデータレートを算出する。
ステップS301からステップS306を繰り返すことにより、評価経路毎の伝送速度が決定される。全ての評価経路の伝送速度が決定されると、ステップS301で、全経路の評価が完了したと判定されることになり、ステップS307に処理が移る。
(ステップS307)制御部101は、全端末無線局13a~13hについての伝送速度の組合わせリストを作成して、処理をステップS308に進める。
(ステップS308)制御部101は、端末無線局13a~13hから集約無線局11a、11bまでのホップ数から、スループットの低下割合を導出する。すなわち、スループットはマルチホップ数に応じて低下する。制御部101は、あらかじめ伝送速度とホップ数に応じたスループットの低下割合をデータベース化して記憶部102に記憶しておき、このデータベースのデータに基づき、全端末無線局13a~13hについてのスループット低下割合を導出する。
(ステップS309)制御部101は、全ての無線チャネルの組合わせの評価が完了したか否かを判定し、全ての無線チャネルの組合わせの評価が完了していなければ(ステップS309:No)、処理をステップS310に進め、全ての無線チャネルの組合わせの評価が完了していたら(ステップS309:Yes)、処理をステップS315に進める。
(ステップS310)制御部101は、評価対象の組合わせで全経路に無線チャネルを割当てて、処理をステップS311に進める。複数の周波数帯域、例えば2.4GHz、4.9GHz、5GHz、60GHz帯を用いる場合は、これらの周波数帯域と各周波数帯域のチャネルから、無線チャネルの割当ての組合わせを作成する。
(ステップS311)制御部101は、記憶部102から三次元地図情報を読み込み、処理をステップS312に進める。
(ステップS312)制御部101は、各無線局の位置と、三次元地図情報とを参照して、評価対象の組合わせの無線チャネルの無線伝搬モデルを選択して、処理をステップS313に進める。このとき、制御部101は、記憶部102から読み出した三次元地図情報から、互いの無線局間に見通しがあるかどうか等の条件を考慮して、無線伝搬モデルを選択する。
(ステップS313)制御部101は、評価対象の組合わせの無線チャネルでの干渉量を導出し、処理をステップS314に進める。すなわち、隣接無線局が同一チャネルを利用する場合、干渉が発生して、スループットの低下が発生する。制御部101は、このことを考慮して、干渉量を導出する。
(ステップS314)制御部101は、干渉量によるスループット低下量を算出して、処理をステップS309に戻す。例えば、制御部101は、同一チャネルを用いる経路間の干渉量が閾値以上の場合には干渉ありと判定する。そして、制御部101は、あらかじめ干渉がある場合のスループットの低下割合をデータベース化して記憶部102に記憶しておき、このデータベースのデータに基づき、全端末無線局13a~13hについてのスループット低下割合を導出する。
ステップS309からステップS314を繰り返すことにより、チャネルの組合わせ毎のスループットの低下割合が導出される。全てのチャネルの組合わせでのスループットの低下割合が導出されると、ステップS309で、全てのチャネルの組合わせでのスループットの低下割合が導出されたと判定されることになり、ステップS315に処理が移る。
(ステップS315)制御部101は、伝送速度、ホップあたりのスループット劣化割合、及び無線チャネルの干渉に伴うスループットの劣化割合から、全端末無線局のスループットの組合わせリストを作成する。そして、このサブルーチン(図4のステップS203)の処理を終了して、図4のメイン処理に復帰する。
以上説明したように、本実施形態では、適応変調方式を用いてマルチホップネットワークを構築した場合でも、スループットを正しく評価でき、最適な置局設計を行うことができる。
なお、制御部101は、スループットの優先順位リストとして出力する際には、全ての端末無線局があらかじめ設定により定められた閾値以上のスループットになるよう置局優先順位を設定しても良い。
また、端末無線局全てのスループットを足し合わせた値が最大となるよう置局優先順位を設定しても良い。また、上述した複数の置局設計方法を組合わせて置局優先順位を設定しても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、ネットワークの設計支援技術に適用可能である。
11a,11b…集約無線局、12a~12h…中継無線局、13a~13h…端末無線局、101 制御部、102…記憶部、103…入力部、104…表示部、202…伝送レート算出部、203…干渉量演算部、204…ホップ数計算部、205…スループット算出部、206…置局優先順位設定部

Claims (5)

  1. 適応変調を用いる無線局間を無線接続するマルチホップ無線ネットワークの置局設計装置であって、
    各無線局の位置及び地形情報から各無線局間の伝送路の伝送品質を計算する伝送品質算出部と、
    前記伝送品質から各無線局間の適応変調方式に基づき決定される伝送レートを導出する伝送レート算出部と、
    各無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算する干渉量演算部と、
    経路のホップ数を計算するホップ数計算部と、
    前記伝送レート、ホップあたりのスループット劣化割合、及び周波数リソースの割当てによる干渉量から端末無線局毎のスループットを導出するスループット算出部と、
    前記スループットに応じて置局優先順位を指定する置局優先順位設定部と、を備える置局設計装置。
  2. 全ての端末無線局があらかじめ設定により定められた閾値以上のスループットになるよう置局優先順位を設定する請求項1に記載の置局設計装置。
  3. 前記端末無線局全てのスループットを足し合わせた値が最大となるよう置局優先順位を設定する請求項1に記載の置局設計装置。
  4. 複数の置局設計方法を組合わせて置局優先順位を設定し、
    前記置局設計方法は、全ての端末無線局があらかじめ設定により定められた閾値以上のスループットになるよう置局優先順位を設定する方法と、前記端末無線局全てのスループットを足し合わせた値が最大となるよう置局優先順位を設定する方法と、を含む請求項に記載の置局設計装置。
  5. 適応変調を用いる無線局間を無線接続するマルチホップ無線ネットワークの置局設計方法であって、
    各無線局の位置及び地形情報から各無線局間の伝送路の伝送品質を計算するステップと、
    前記伝送品質から各無線局間の適応変調方式に基づき決定される伝送レートを導出するステップと、
    各無線局間の周波数リソースの割当てによる干渉量を演算するステップと、
    経路のホップ数を計算するステップと、
    前記伝送レート、ホップあたりのスループット劣化割合及び周波数リソースの割当てによる干渉量から端末無線局毎のスループットを導出するステップと、
    前記スループットに応じて置局優先順位を指定するステップと
    を有する置局設計方法。
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JP2009218913A (ja) 2008-03-11 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク条件判定装置及びネットワーク条件判定プログラム
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