JP7409393B2 - 無線lanシステム、アクセスポイント装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線lanシステム、アクセスポイント装置及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線LANシステム、アクセスポイント装置及び無線通信方法に関する。
無線LANは、広帯域であることや、誰でも簡単に設置できる利便性などから、無線アクセス手段として広く普及している。無線LANが使用する周波数帯は、2.4GHz帯、及び5GHz帯が代表的であり、免許不要となっている。このため、誰でも申請することなく無線機(送信機,受信機)を設置し、無線LANを利用することが可能である。
無線LANは、IEEEによって仕様(非特許文献1参照)が策定されており、無線アクセス方式にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)を使用している。CSMA/CAは、各端末(STA:Station,端末局,子機)が送信前にキャリアセンスを実施し、一定時間チャネルが使用されていないことを確認してから送信を開始するものである。
無線LANにおける各端末は、チャネルが使用されている場合、チャネルの使用が終わるまで待機した後、予め定められた時間に加えて、ランダムに選択されたスロット数だけ送信を待機し、その間にチャネルの使用がなければ、無線フレームを送信する。このように、無線LANにおける複数の端末は、それぞれ自律的に衝突を回避して無線通信を行う。
しかし、CSMA/CA方式では、端末間の距離や電波を通さない障害物などの影響により、送信機が受信機の周囲の電波状況をキャリアセンスによって検知することができないことがある。例えば、送信機からの電波を受信できない位置にある他の無線機が、受信機に影響を与える無線フレームを送信していた場合、送信機から受信機へ送信された無線フレームは、受信機側で衝突を起こし、受信エラーとなる。このような問題を隠れ端末問題という。
無線LANには、隠れ端末問題を回避するために、RTS(Request to send)/CTS(Clear to send)手続きが標準技術として実装されている。RTS/CTS手続きでは、まず、送信機がデータフレームの送信前にRTSと呼ばれる信号を送信する。受信機は、RTSを受信するとCTSを送信する。送信機は、RTS/CTSの交換が行われたことを確認した後、実際のデータフレームを送信する。
RTS,CTSのフレームには、durationフィールドに、これから送信するデータフレームの伝送に必要な時間が書かれている。ブロードキャストされたRTS,CTSを受信した端末は、durationフィールドに書かれた時間だけ送信を待機する。
無線LANでは、この送信待機をNAV(Network Allocation Vector)と呼び、仮想的なキャリアセンスによってメディアがビジー状態であると設定する。つまり、無線LANは、RTS/CTS手続きをデータフレームの送信前に行うことにより、周囲の無線機からの送信を抑制し、干渉を低減する。
さらに、無線LANの規格は、追加機能が継続して仕様化されている。IEEE802.11ax規格(非特許文献2参照)では、MU-MIMO(Multi User MIMO)及びOFDMA(Orthogonal frequency-division multiple access)によるマルチユーザ伝送が導入されている。
従来の無線LANは、無線フレームの送信が1対1の通信(シングルユーザ伝送)であった。これに対し、マルチユーザ伝送では、アクセスポイント装置(AP装置,AP,基地局,親機)が複数の端末(STA)と同時に通信を行うことが可能であり、無線リソース(以下、単にリソースと記す)の効率的な利用が図られている。
OFDMAでは、サブキャリア単位でリソースを複数の端末に割当てることが可能であり、アクセスポイント装置は、複数の端末に対して同時に送信、又は複数の端末から同時に受信することが可能である。OFDMAにおいて割当て可能なリソースの最小単位はリソースユニット(RU:Resource Unit)と呼ばれる。
また、OFDMAを用いたマルチユーザ伝送では、データフレームの送受信の前に、従来のRTS/CTS手続きを拡張したMU-RTS(Multi User RTS)/CTS手続きを行うことができるようにされている。
MU-RTS/CTS手続きでは、まず、アクセスポイント装置がこれから通信を行う複数の端末を宛先に設定したMU-RTSを送信する。MU-RTSを受信した端末は、自身が宛先に設定されていた場合、定められた待機時間の後にCTSを送信する。
CTSは、複数の端末から送信されるが、MU-RTSによってμ秒オーダで同期するタイミングで送信されるため、相互の干渉にはならない。
IEEE Std 802.11-2016, IEEE Standard for Information technology- Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks- Specific requirements, Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, Revision of IEEE Std 802.11-2012, p.1295-1580 IEEE P802.11ax/D4.0 Draft Standard for Information technology- Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks- Specific requirements, Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, Amendment 1: Enhancements for High Efficiency WLAN, February 2019, p.69-272,p.295-440
従来の無線LANシステムは、端末数が少なく、周囲からの干渉が少ないような環境では、安定した品質を確保できるが、端末数の増加や、周囲からの干渉が増加した場合には、フレームの衝突や、送信待機の頻発により、通信品質が劣化するという問題があった。特に、リアルタイム性が求められるVoIP(Voice over IP)やストリーミング動画などのアプリケーションでは、無線LANの通信品質は問題となる。
このため、無線LANの標準規格(非特許文献1参照)においても、QoS(Quality of Service)の技術が導入されている。例えば、優先度毎にキャリアセンス時の待機時間を変更するアドミッション制御、又は、ポーリング型の集中制御による品質向上技術が標準化され、一部技術は実際に広く使用されている。
しかしながら、工場等で機器のネットワークによる制御を行う場合や、VR(Virtual Reality)のアプリケーション等では、これまで以上の低遅延、低ジッタの通信を要求される場合がある。これらの要求を無線通信において満たすためには、従来技術以上の品質確保が必要となる。
特に、無線LANは、周波数帯が免許不要であり、誰でも申請することなく無線機を設置できることから、周囲からの干渉を抑制することが、安定的な通信の実現のために必要とされる。
例えば、従来の無線LANシステムでは、所定のBSS(Basic Service Set)に帰属する端末が周囲の同一チャネルのOBSS(Overlapping BSS)からの干渉を受ける場合、遅延やジッタが保証されず、低遅延及び低ジッタを要求されるアプリケーションを提供することができなかった。
特に、RTS/CTSや、MU-RTS/CTSが用いられても、端末から送信される信号の到達範囲の外に他のアクセスポイント装置などの無線LAN機器が存在する可能性もある。この場合、RTS/CTS、MU-RTS/CTSによるプロテクションが上手く働かず、他のアクセスポイント装置などの無線LAN機器が端末に対する干渉源になる可能性がある。
本発明は、所定の端末の通信機会を保護して通信品質を向上させることができる無線LANシステム、アクセスポイント装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる無線LANシステムは、複数の端末と1つ以上のアクセスポイント装置との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う無線LANシステムにおいて、前記アクセスポイント装置は、データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出部と、データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当部と、前記選出部が選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、前記割当部が割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成部と、前記フレーム生成部が生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信部とを有し、前記選出部は、前記割当部がリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、前記割当部は、前記選出部が選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てることを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかるアクセスポイント装置は、複数の端末との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行うアクセスポイント装置において、データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出部と、データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当部と、前記選出部が選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、前記割当部が割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成部と、前記フレーム生成部が生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信部とを有し、前記選出部は、前記割当部がリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、前記割当部は、前記選出部が選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てることを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信方法は、複数の端末と1つ以上のアクセスポイント装置との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う無線通信方法において、データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出工程と、データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当工程と、選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成工程と、生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信工程とを含み、前記選出工程は、前記割当工程においてリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、前記割当工程は、前記選出工程において選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、所定の端末の通信機会を保護して通信品質を向上させることができる。
一実施形態にかかる無線LANシステムの構成例を示す図である。 一実施形態にかかるアクセスポイント装置の構成例を示す図である。 アクセスポイント装置が送信するトリガーフレームの構成を示す図である。 端末の構成例を示す図である。 比較例の無線LANシステムにおける電波の到達範囲を模式的に示す図である。 比較例の無線LANシステムにおけるデータ送信のタイミングを例示するタイミングチャートである。 一実施形態にかかる無線LANシステムにおける電波の到達範囲を模式的に示す図である。 一実施形態にかかる無線LANシステムにおけるデータ送信のタイミングを例示するタイミングチャートである。 一実施形態にかかるアクセスポイント装置の動作例を示すフローチャートである。
以下に、図面を用いて無線LANシステムの一実施形態を説明する。図1は、一実施形態にかかる無線LANシステム1の構成例を示す図である。図1に示すように、無線LANシステム1は、例えばアクセスポイント装置(AP装置)2a,2b、及び端末3a,3b,3cを有し、IEEE802.11axの規格に準拠して、MU-MIMO及びOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う。
アクセスポイント装置2aは、到達範囲200aの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。アクセスポイント装置2bは、到達範囲200bの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。
端末3a,3b,3cは、それぞれアクセスポイント装置2aに帰属している。ここでは、端末3aは、所定の低遅延、低ジッタ、及びパケットロス低減等の条件を満たすべき保護対象となる端末(保護端末)であるとする。しかし、端末3aは、アクセスポイント装置2aをAP(アクセスポイント)とするBSSに帰属する端末3b,3cとの間で無線アクセスにおいて競合する可能性がある。
また、アクセスポイント装置2aをAPとするBSSに対して、アクセスポイント装置2bをAPとするOBSSが存在している。端末3a,3cは、アクセスポイント装置2bからのトラフィックも確認できる状態であるとする。以下、端末3a,3b,3cのように複数ある構成のいずれかを特定しない場合には、単に端末3などと略記する。
図2は、一実施形態にかかるアクセスポイント装置2の構成例を示す図である。図2に示すように、アクセスポイント装置2は、例えば設定部20、制御部21、フレーム生成部22、通信部23、アンテナ24、及び通信インターフェース(I/F)部25を有する。
設定部20は、制御部21に対して設定を行うことにより、当該アクセスポイント装置2の動作に対する設定を行う。
制御部21は、選出部210、判定部212、及び割当部214を有し、アクセスポイント装置2を構成する各部を制御する。
選出部210は、データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、上述した保護端末(ここでは、端末3a)を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出(指定)する。
判定部212は、例えば設定部20による設定に基づいて、CTSを送信させるべき端末であるか否かを、端末3それぞれについて判定し、判定結果を選出部210に対して出力する。この場合、選出部210は、予め定められた条件を満たす端末であるか否かにかかわらず、CTSを送信させるべき端末ではないと判定部212が判定した端末3を選出しない。
割当部214は、例えばアクセスポイント装置2が送信するトリガーフレーム(Trigger Frame)に基づいて、データを送信するリソースを端末に対して割当てる(端末の指定)。
図3は、アクセスポイント装置2が送信するトリガーフレームの構成を示す図である。トリガーフレームには、User Infoフィールドにリソースを割り当てる端末3のアドレス、及び端末3に割当てるRUが記載される。
より具体的には、User InfoフィールドにおけるAID,RU Allocationに含まれる情報により、端末3は、CTSを送信するチャネルの帯域幅を指定される。また、MU-RTSには、トリガーフレームのフォーマットが使用される。
なお、選出部210(図2)は、割当部214がリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出する。例えば、選出部210は、予め特定(設定)された端末、アクセスポイント装置2に帰属する複数の端末からランダムに特定された端末、アクセスポイント装置2におけるRSSI(Received Signal Strength Indicator)のレベルが低い方から順に特定された端末、又はOBSSからの干渉量が多い方から順に特定された端末を、予め定められた条件の1つを満たす端末として、端末を選出する。OBSSからの干渉量は、例えば端末3がアクセスポイント装置2へ通知する。
フレーム生成部22は、選出部210が選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、割当部214が割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成し、通信部23に対して出力する。
通信部23は、信号送受信部230及びRF(Radio Frequency)部232を有する。信号送受信部230は、フレーム生成部22から入力されたフレームを用いて、無線フレームによる信号の送受信を行うための処理を実施する。RF部232は、信号送受信部230の処理に応じた無線フレームの送受信を、アンテナ24を介して行う。つまり、通信部23は、フレーム生成部22が生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信し、複数の端末が送信したフレームを受信する機能を備える。
通信I/F部25は、他の装置との間で行う通信におけるインターフェース処理を行う。
図4は、端末3の構成例を示す図である。図4に示すように、端末3は、例えば制御部31、フレーム生成部32、通信部33、アンテナ34、及び通信インターフェース(I/F)部35を有する。
制御部31は、当該端末3を構成する各部を制御する。フレーム生成部32は、送信信号のフレームを生成し、通信部33に対して出力する。
通信部33は、信号送受信部330及びRF(Radio Frequency)部332を有する。信号送受信部330は、フレーム生成部32から入力されたフレームを用いて、無線フレームによる信号の送受信を行うための処理を実施する。RF部332は、信号送受信部330の処理に応じた無線フレームの送受信を、アンテナ34を介して行う。つまり、通信部33は、フレーム生成部32が生成したフレームそれぞれを送信し、アクセスポイント装置2や他の端末が送信したフレームを受信する機能を備える。
通信I/F部35は、他の装置との間で行う通信におけるインターフェース処理を行う。
次に、一実施形態にかかる無線LANシステム1の動作を、比較例の無線LANシステムの動作と対比させて、より具体的に説明する。
まず、比較例の無線LANシステムの動作について、図5,6を用いて説明する。図5は、比較例の無線LANシステムにおける電波の到達範囲を模式的に示す図である。図5に示すように、比較例の無線LANシステムは、例えばアクセスポイント装置(AP装置)2c,2b、及び端末3a,3b,3cを有し、IEEE802.11axの規格に準拠して、MU-MIMO及びOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う。
比較例のアクセスポイント装置2cは、到達範囲200cの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。アクセスポイント装置2bは、到達範囲200bの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。
端末3a,3b,3cは、それぞれアクセスポイント装置2cに帰属している。ここでは、端末3aは、所定の低遅延、低ジッタ、及びパケットロス低減等の条件を満たすべき保護対象となる端末(保護端末)であるとする。しかし、端末3aは、アクセスポイント装置2cをAP(アクセスポイント)とするBSSに帰属する端末3b,3cとの間で無線アクセスにおいて競合する可能性がある。
また、アクセスポイント装置2cをAPとするBSSに対して、アクセスポイント装置2bをAPとするOBSSが存在している。端末3a,3cは、アクセスポイント装置2bからのトラフィックも確認できる状態であるとする。
なお、端末3aは、到達範囲300aの領域に所定レベルのCTS等の電波を到達させる。端末3bは、到達範囲300bの領域に所定レベルのCTS等の電波を到達させる。
図6は、比較例の無線LANシステムにおけるデータ送信(アップリンク)のタイミングを例示するタイミングチャートである。例えば、アクセスポイント装置2は、アップリンク又はダウンリンクのOFDMA伝送を行う場合、MU-RTS/CTS手続き(MU-RTS/CTS手順)を使用するか否かを決定する。ここでは、比較例の無線LANシステムがMU-RTS/CTS手続きを実施する場合について説明する。
比較例の無線LANシステムは、MU-RTS/CTS手続きを用いたデータの伝送を行う場合、“第1ステップ”としてMU-RTSの対象となる端末を指定し、“第2ステップ”として実際のデータ送信のリソースを割当てる端末を指定するという2段階の制御を行う。
比較例の無線LANシステムは、802.11axの仕様が規格化された意図、及び一般的に実装されることが想定される制御方法が考慮されており、“第1ステップ”及び“第2ステップ”においてそれぞれ同一の端末群を指定する。
そして、比較例の無線LANシステムは、実際にデータ送信の対象となる端末に対してMU-RTS/CTS手続きをとることにより、送受信に関係するアクセスポイント装置2及び端末3の周囲の干渉を抑制する。
比較例の無線LANシステムは、図5を用いて示したように、端末3a,3b,3cがそれぞれアクセスポイント装置2cに帰属している。図6に示したデータ送信(アップリンク)においては、アクセスポイント装置2cは、例えば端末3が送信するBuffer Status Reportを参照することなどにより、アップリンクに通信の機会を与えた方がよい端末を選出する。
ここでは、アクセスポイント装置2cは、通信の機会を与えた方がよい端末として、例えば端末3a,3bを選出する。そして、アクセスポイント装置2cは、選出した端末3a,3bを指定するMU-RTSフレームを送信する。
すなわち、アクセスポイント装置2cは、端末3a,3bを指定する情報(アドレスなど)、及び端末3a,3bそれぞれがCTSを送信するべき帯域をUser Infoフィールドに記載したMU-RTSフレームを送信する。
MU-RTSを受信した端末3a,3bは、規格で定められたSIFS(Short Inter Frame Space)時間の待機後、CTSをアクセスポイント装置2cに送信する。このとき、MU-RTSを受信した端末3cは、自身のアドレスがUser Infoフィールドに記載されていないため、受信したMU-RTSに従って送信の待機(NAV)を設定する。
アクセスポイント装置2cは、端末3a,3bからCTSを受信した後、トリガーフレームを送信する。上述したように、トリガーフレームには、User Infoフィールドにリソースを割り当てる端末3のアドレス、及び端末3に割当てるRUが記載される。ここでは、アクセスポイント装置2cは、トリガーフレームにおいて端末3a,3bに割当てるRUを記載する。
トリガーフレームを受信した端末3a,3bは、割当てられたRUを用いてアクセスポイント装置2cへのデータ送信(アップリンク)を開始する。端末3a,3bからデータを受信したアクセスポイント装置2cは、Block ACKフレームを送信することにより、データ送信の完了を通知する。
つまり、アクセスポイント装置2cは、第1ステップ”におけるMU-RTSの対象(MU-RTS/CTSによるプロテクション設定の対象)となる端末群の指定と、“第2ステップ”におけるデータ送信のリソースを割当てる対象(OFDMAのRU割当て対象)の端末群の指定とを同じにする。
このとき、例えば図6に示すように、端末3aからの電波(CTS)の到達範囲300aの外に存在するアクセスポイント装置2b(及び他の端末)は、端末3aからのCTSによるNAVの設定がなされない。
一方、アクセスポイント装置2bは、送信電力が端末3aよりも大きい等の理由により、端末3aに対してデータを送信可能となっている。すなわち、図6に示したように、アクセスポイント装置2bがデータを送信すると、アクセスポイント装置2cが送信するトリガーフレームとの衝突が生じるため、端末3aはOFDMAによるフレーム送信をできなくなり、送信は失敗となる。
このような送信失敗により、比較例の無線LANシステムは、無線通信におけるリソースの利用効率の低下、遅延の増大、及びジッタの増大が生じ得る。つまり、比較例の無線LANシステムは、OBSSが存在するような高密度の環境では、通信品質に問題が生じ得ることとなる。
次に、一実施形態にかかる無線LANシステム1の動作について、図7,8を用いて説明する。図7は、一実施形態にかかる無線LANシステム1における電波の到達範囲を模式的に示す図である。図7に示すように、無線LANシステム1は、例えばアクセスポイント装置(AP装置)2a,2b、及び端末3a,3b,3cを有し、IEEE802.11axの規格に準拠して、MU-MIMO及びOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う。
アクセスポイント装置2aは、到達範囲200aの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。アクセスポイント装置2bは、到達範囲200bの領域に所定レベルのMU-RTS等の電波を到達させる。
端末3a,3b,3cは、それぞれアクセスポイント装置2aに帰属している。ここでは、端末3aは、所定の低遅延、低ジッタ、及びパケットロス低減等の条件を満たすべき保護対象となる端末(保護端末)であるとする。しかし、端末3aは、アクセスポイント装置2aをAP(アクセスポイント)とするBSSに帰属する端末3b,3cとの間で無線アクセスにおいて競合する可能性がある。
また、アクセスポイント装置2aをAPとするBSSに対して、アクセスポイント装置2bをAPとするOBSSが存在している。端末3a,3cは、アクセスポイント装置2bからのトラフィックも確認できる状態であるとする。
なお、端末3aは、到達範囲300aの領域に所定レベルのCTS等の電波を到達させる。端末3bは、到達範囲300bの領域に所定レベルのCTS等の電波を到達させる。端末3cは、到達範囲300cの領域に所定レベルのCTS等の電波を到達させる。そして、端末3cによる到達範囲300cの領域内には、アクセスポイント装置2a,2b及び端末3aが存在している。
図8は、一実施形態にかかる無線LANシステム1におけるデータ送信(アップリンク)のタイミングを例示するタイミングチャートである。無線LANシステム1は、MU-RTS/CTS手続きを用いたデータの伝送を行う場合、“第1ステップ”としてMU-RTSの対象となる端末を指定し、“第2ステップ”として実際のデータ送信のリソースを割当てる端末を指定するという2段階の制御を行う。
このとき、無線LANシステム1は、“第1ステップ”及び“第2ステップ”において異なる端末群を指定し得るように構成されている。
具体的には、無線LANシステム1は、図7を用いて示したように、端末3a,3b,3cがそれぞれアクセスポイント装置2aに帰属している。図8に示したデータ送信(アップリンク)においては、アクセスポイント装置2aは、例えば端末3が送信するBuffer Status Reportを参照することなどにより、アップリンクに通信の機会を与えた方がよい端末などを選出する。
ここでは、アクセスポイント装置2aは、例えば端末3a,3b,3cを選出する。そして、アクセスポイント装置2aは、選出した端末3a,3b,3cを指定するMU-RTSフレームを送信する。
すなわち、アクセスポイント装置2aは、端末3a,3b,3cを指定する情報(アドレスなど)、及び端末3a,3b,3cそれぞれがCTSを送信するべき帯域をUser Infoフィールドに記載したMU-RTSフレームを送信する。
MU-RTSを受信した端末3a,3b,3cは、規格で定められたSIFS時間の待機後、CTSをアクセスポイント装置2aに送信する。
アクセスポイント装置2aは、端末3a,3b,3cからCTSを受信した後、トリガーフレームを送信する。上述したように、トリガーフレームには、User Infoフィールドにリソースを割り当てる端末3のアドレス、及び端末3に割当てるRUが記載される。ここでは、アクセスポイント装置2aは、トリガーフレームにおいて端末3a,3bに割当てるRUを記載する。つまり、アクセスポイント装置2aは、端末3cに対してRUを割当てない。
トリガーフレームを受信した端末3a,3bは、割当てられたRUを用いてアクセスポイント装置2aへのデータ送信(アップリンク)を開始する。端末3a,3bからデータを受信したアクセスポイント装置2aは、Block ACKフレームを送信することにより、データ送信の完了を通知する。
つまり、アクセスポイント装置2aは、第1ステップ”におけるMU-RTSの対象(MU-RTS/CTSによるプロテクション設定の対象)となる端末群の指定と、“第2ステップ”におけるデータ送信のリソースを割当てる対象(OFDMAのRU割当て対象)の端末群の指定とを異なるものにする。
このとき、図8に示すように、端末3aからの電波(CTS)の到達範囲300aの外に存在するアクセスポイント装置2b(及び他の端末)は、端末3aからのCTSによるNAVの設定がなされない。しかし、アクセスポイント装置2b(及び他の端末)は、端末3cが送信するCTSにより、NAVの設定がなされる。
よって、アクセスポイント装置2bは、送信電力が端末3aより大きくても、CTSがより広域的に送信されているために、端末3aに対してデータを送信しない。すなわち、図8に示したように、アクセスポイント装置2bがデータを送信しないので、アクセスポイント装置2aが送信するトリガーフレームに応じて、端末3a,3bはOFDMAによるフレーム送信を確実に行うことができる。
図9は、一実施形態にかかるアクセスポイント装置2aの動作例を示すフローチャートである。図9に示すように、アクセスポイント装置2aは、制御部21が設定部20から保護対象として設定された端末を示す情報を取得する(S100)。
制御部21は、保護対象の端末に対し、アップリンク(又はダウンリンク)のリソースを割当てる機会の到来を認識すると(S102)、選出部210がCTSを送信すべき端末を選出する(S104)。
そして、アクセスポイント装置2aは、保護対象の端末、及びCTSを送信すべき端末を示す情報をMU-RTSによって指定する(S106)。
また、アクセスポイント装置2aは、保護対象の端末に対し、データ送信のためのリソースを割当てる(S108)。
このように、無線LANシステム1は、保護端末である端末3aと、端末3bに対してアクセスポイント装置2aがリソースを割当てる場合に、“第1ステップ”において端末3a,3bだけでなく端末3cも指定する(選出工程)。そして、アクセスポイント装置2aは、“第2ステップ”において端末3a,3bのみにRUを割当てるように指定し、端末3cを指定しない(割当工程)。そして、無線LANシステム1は、CTSを効率的に送信することができ、干渉を低減させることができる。
特に、端末3aは、アクセスポイント装置2bによる到達範囲200cの領域内に存在していても、データを送信しない端末3cが送信するCTSによって通信機会を保護されるので、所定の低遅延、低ジッタ、及びパケットロス低減等の条件を満たすことが可能となる。つまり、無線LANシステム1は、OBSSが存在するような高密度の環境であっても、通信品質を向上させることができる。
なお、無線LANシステム1が図7に示した状況である場合、端末3bのみが保護端末である場合、アクセスポイント装置2bは端末3bに対して影響を及ぼさないため、端末3cにCTSを送信させる必要はない。
この場合、アクセスポイント装置2aは、端末3a,3b,3c及びアクセスポイント装置2bの位置関係及び電波強度等に基づいて、端末3cにCTSを送信させるか否かを判定部212が判定してもよい。
また、アクセスポイント装置2aは、端末3a,3b,3cそれぞれに対して、APのスキャン情報から得られる同一チャネルを使用する周囲のAPの数、又はOBSSの当該チャネルの使用量などを報告させてもよい。そして、アクセスポイント装置2aは、報告させた情報に基づいて、端末3a,3b,3cそれぞれがCTSを送信する端末として確率的に有効に働く可能性が高い端末であるか否かを判定部212が判定してもよい。
また、無線LANシステム1は、複数のアクセスポイント装置2それぞれを制御するコントローラを有し、当該コントローラが複数のアクセスポイント装置2及び複数の端末3それぞれの受信電力情報を各アクセスポイント装置2から集約するように構成されてもよい。この場合、コントローラは、例えば受信電力情報及び位置関係をグラフ化し、端末3それぞれにおけるCTSを送信することの有効性を判定してもよい。
なお、上述した無線LANシステム1については、アップリンクOFDMAの伝送を例に動作を説明したが、ダウンリンクOFDMAの伝送においても同様に制御を適用可能である。
例えば、無線LANシステム1がダウンリンクの伝送を行う場合には、“第2ステップ”の動作において、トリガーフレームによって端末群に対するRUの割当て(指定)を行うのではなく、OFDMAのデータフレームのプリアンブルによってRUの割当てを行う。
つまり、無線LANシステム1は、アップリンクではMU-RTSフレーム及びトリガーフレームの両方を使用し、ダウンリンクではMU-RTSフレームのみ使用して、トリガーフレームは使用しない。
なお、以上述べた実施形態は、本発明の実施形態を例示的に示すものであって、限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様でも実施することができる。
1・・・無線LANシステム、2a,2b,2c・・・アクセスポイント装置、3a,3b,3c・・・端末、20・・・設定部、21,31・・・制御部、22,32・・・フレーム生成部、23,33・・・通信部、24,34・・・アンテナ、25,35・・・通信I/F部、210・・・選出部、212・・・判定部、214・・・割当部、230,330・・・信号送受信部、232,332・・・RF部、200a,200b,200c,300a,300b,300c・・・到達範囲

Claims (9)

  1. 複数の端末と1つ以上のアクセスポイント装置との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う無線LANシステムにおいて、
    前記アクセスポイント装置は、
    データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出部と、
    データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当部と、
    前記選出部が選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、前記割当部が割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記フレーム生成部が生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信部と
    を有し、
    前記選出部は、
    前記割当部がリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、
    前記割当部は、
    前記選出部が選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てること
    を特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記選出部は、
    予め特定された端末、当該アクセスポイント装置に帰属する複数の端末からランダムに特定された端末、当該アクセスポイント装置におけるRSSIのレベルが低い方から順に特定された端末、又はOBSSからの干渉量が多い方から順に特定された端末を、予め定められた条件の1つを満たす端末とすること
    を特徴とする請求項1に記載の無線LANシステム。
  3. 前記アクセスポイント装置は、
    CTSを送信させるべき端末であるか否かを判定する判定部
    をさらに有し、
    前記選出部は、
    予め定められた条件を満たす端末であるか否かにかかわらず、CTSを送信させるべき端末ではないと前記判定部が判定した端末を選出しないこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の無線LANシステム。
  4. 複数の端末との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行うアクセスポイント装置において、
    データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出部と、
    データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当部と、
    前記選出部が選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、前記割当部が割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記フレーム生成部が生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信部と
    を有し、
    前記選出部は、
    前記割当部がリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、
    前記割当部は、
    前記選出部が選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てること
    を特徴とするアクセスポイント装置。
  5. 前記選出部は、
    予め特定された端末、当該アクセスポイント装置に帰属する複数の端末からランダムに特定された端末、当該アクセスポイント装置におけるRSSIのレベルが低い方から順に特定された端末、又はOBSSからの干渉量が多い方から順に特定された端末を、予め定められた条件の1つを満たす端末とすること
    を特徴とする請求項4に記載のアクセスポイント装置。
  6. CTSを送信させるべき端末であるか否かを判定する判定部
    をさらに有し、
    前記選出部は、
    予め定められた条件を満たす端末であるか否かにかかわらず、CTSを送信させるべき端末ではないと前記判定部が判定した端末を選出しないこと
    を特徴とする請求項4又は5に記載のアクセスポイント装置。
  7. 複数の端末と1つ以上のアクセスポイント装置との間でOFDMAによるマルチユーザ伝送を行う無線通信方法において、
    データを送信するリソースを割当てるべき端末であるか否かにかかわらず、所定の低遅延及び低ジッタを満たすべき保護対象となる端末を少なくとも含むように、予め定められた条件を満たす端末を、MU-RTSのフレームによるCTSを送信させる端末として選出する選出工程と、
    データを送信するリソースを端末に対して割当てる割当工程と、
    選出した端末がCTSを送信するようにMU-RTSのフレームを生成し、且つ、割当てたリソースを示す信号を含むフレームを生成するフレーム生成工程と、
    生成したフレームそれぞれを複数の端末に対して送信する通信工程と
    を含み、
    前記選出工程は、
    前記割当工程においてリソースを割当てる端末数以上の数の端末を選出し、
    前記割当工程は、
    前記選出工程において選出する端末数以下の数の端末に対してリソースを割り当てること
    を特徴とする無線通信方法。
  8. 前記選出工程は、
    予め特定された端末、前記アクセスポイント装置に帰属する複数の端末からランダムに特定された端末、前記アクセスポイント装置におけるRSSIのレベルが低い方から順に特定された端末、又はOBSSからの干渉量が多い方から順に特定された端末を、予め定められた条件の1つを満たす端末とすること
    を特徴とする請求項7に記載の無線通信方法。
  9. CTSを送信させるべき端末であるか否かを判定する判定工程
    をさらに含み、
    前記選出工程は、
    予め定められた条件を満たす端末であるか否かにかかわらず、CTSを送信させるべき端末ではないと前記判定工程により判定した端末を選出しないこと
    を特徴とする請求項7又は8に記載の無線通信方法。
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