JP7409392B2 - 無線通信のための電子機器、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

無線通信のための電子機器、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2019年3月11日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201910180181.3であり、発明の名称が「無線通信のための電子機器、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は、本出願に援用される。
本出願は、無線通信技術分野に関し、具体的に、プライマリシステム及びセカンダリシステムが共存するシーンにおけるセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てに関する。より具体的には、無線通信のための電子機器、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
無線通信技術の発展に伴い、高品質、高速度、新サービスに対するユーザのサービス要求が高くなっている。無線通信事業者及び機器提供者は、ユーザの要求に応えるためにシステムを継続的に改善する必要がある。新しいサービスをサポートし、高速通信のニーズを満たすためには、大量のスペクトルリソース(例えば、時間、周波数、帯域幅、許容可能最大送信電力などのパラメータで量子化できる)が必要になる。限られたスペクトルリソースが既に固定事業者やサービスに割り当てられ、新たに利用できるスペクトルは非常に少ないか、高価である。この場合、スペクトル動的利用の概念が提案され、つまり、既に特定のサービスに割り当てられたが、十分に利用されていないリソースを動的に利用する。例えば、デジタルテレビ放送スペクトルにおける番組のないチャンネルのスペクトル又は隣接するチャンネルのスペクトルを動的に利用して、テレビ信号の受信に干渉することなく無線移動通信を行う。
この例では、テレビ放送スペクトルがテレビ放送システムに割り当てられるため、テレビ放送システムがプライマリシステムであり、テレビがプライマリユーザであり、移動通信システムがセカンダリシステムであり、移動通信システムの受信機がセカンダリユーザである。ここで、プライマリシステムとは、例えば、テレビジョン放送システムのようなスペクトル使用権を有するシステムを意味する。セカンダリシステムは、スペクトルの使用権を持たず、プライマリシステムがその持っているスペクトルを使用しない場合にのみ、当該スペクトルを適切に使用するシステムである。また、プライマリシステムとセカンダリシステムは、スペクトルの使用権を同時に持っているシステムであるが、スペクトルの使用で優先度が異なってもよい。例えば、事業者が新たな基地局を設置して新たなサービスを提供する場合、既存の基地局及び提供のサービスは優先的にスペクトルを使用できる。
なお、プライマリシステムとセカンダリシステムとが共存する通信方式は、セカンダリシステムの応用がプライマリシステムの応用に悪影響を及ぼさないか、又は、セカンダリシステムのスペクトルの使用による影響をプライマリシステムの許容範囲内に制御できることを要求する。複数のセカンダリシステムがある場合に、セカンダリシステムのアグリゲーション干渉は、プライマリシステムの干渉許容上限を超えてはならない。
スペクトル管理装置を使用してセカンダリシステムのスペクトルリソースへの使用を管理して、プライマリシステムの通信が影響を受けないようにすることができる。一方、スペクトル管理装置が利用する管理戦略が、スペクトル資源の利用効率をできるだけ向上させることが望まれる。
以下では、本開示に関する簡単な概説を説明して、本開示のある態様に関する基本的理解を提供する。この概説が本開示に関する取り尽くした概説ではないと理解すべきである。それは、本開示の肝心又は重要部分を意図的に特定することではなく、本開示の範囲を意図的に限定することでもない。その目的は、簡素化の形式で、ある概念を提供して、後続論述するより詳しい技術の前述とするものである。
本出願の一局面によれば、無線通信のための電子機器を提供し、処理回路を含み、特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定し、前記第1の共存グループは、第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、前記第2の共存グループは第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、スペクトル協調要求を生成して前記第2のスペクトル管理装置に提供し、前記スペクトル協調要求は、前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを指示するように配置される。
本出願の他の局面によれば、無線通信のための方法を提供し、特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定し、前記第1の共存グループは、第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、前記第2の共存グループは第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、スペクトル協調要求を生成して前記第2のスペクトル管理装置に提供し、前記スペクトル協調要求は、前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを指示する。
本出願の他の局面によれば、さらに、上記の無線通信のための方法を実現するためのコンピュータプログラムコードとコンピュータプログラム製品、及び当該上記の無線通信のための方法を実現するコンピュータプログラムコードが記録されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
本出願の電子機器及び方法によれば、異なるスペクトル管理装置の間でスペクトルリソースの使用を協調することで、スペクトル利用効率を効果的に向上させることができる。
以下は図面を結合して、本開示の好適な実施例を詳細に説明することで、本開示の以上及び他の利点はより明らかになる。
本開示の以上及び他の利点と特徴をさらに説明するために、以下は図面を結合して本開示の具体的な実施形態をさらに詳細に説明する。前記図面は以下の詳細説明とともに、本明細書に含まれ、本明細書の一部を形成する。同じ機能及び構成を有する素子は、同じ参照符号で示す。なお、これらの図面は本開示の典型例示を説明し、本開示の範囲に対する限定と見なされるべきではない。
図1は、異なる領域におけるスペクトル管理装置の例を示す図である。 図2は、本出願の一実施例による無線通信のための電子機器の機能モジュールを示すブロック図である。 図3は、本出願の一実施例による無線通信のための電子機器の機能モジュールを示すブロック図である。 図4は、第1レベルのスペクトル管理装置で構築された干渉関係マップの例を示す。 図5は、第1のスペクトル管理装置で構築された干渉関係マップの例を示す。 図6は、第のスペクトル管理装置で構築された干渉関係マップの例を示す。 図7は、本出願の一実施例による無線通信のための方法のフローチャートを示す。 図8は、セカンダリシステムとスペクトル管理装置との間の情報の流れの例示的な図を示す。 図9は、本開示内容の技術を応用できるサーバーの概略配置の例示を示すブロック図である。 図10は、本開示の実施例による方法及び/又は装置及び/又はシステムを実現できる汎用パーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を結合して、本開示の例示的な実施例を記載する。明確且つ簡明のために、明細書において実際の実施形態の全部特徴を記載しない。開発者の具体的な目標を実現するように、このような実際の実施例を開発する過程で実施形態に特定する決定をしなければならず、例えば、システム及び業務に関する制限条件に符合し、且つこれら制限条件は、実施形態により変わる可能性がある。また、開発仕事が複雑で、時間がかかる可能性があるが、本開示内容に得意な当業者にとって、このような開発仕事は普通の任務に過ぎない。
ここで、さらに説明する必要がある点は、不必要な細部によって本開示をぼかすことを避けるために、図面において、本開示の方案に緊密に関する装置構成及び/又は処理ステップのみを示し、本発明に関係がない他の内容を省略した。
<第1の実施例>
以上のように、プライマリシステムとセカンダリシステムとが共存するシーンにおいて、スペクトル管理装置(又は中央管理装置)を設置して、その管理領域におけるセカンダリシステムのスペクトルリソース使用を管理することができる。スペクトル管理装置は、リソース利用効率と公平性を確保しながら、セカンダリシステムの存在がプライマリシステムの通信に悪影響を与えないことを確保するように、セカンダリシステムの間で利用可能なスペクトルリソースを合理的に割り当てる。
スペクトル管理装置の例として、市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Service、CBRS)用のスペクトルアクセスシステム(Spectrum Access System、SAS)を参照してもよい。CBRSの主な機能エンティティは、市民ブロードバンド無線サービスデバイス(Citizens Broadband Radio Service Devices、CBSD)、及びエンドユーザデバイス(End User Device、EUD)を含む。スペクトル管理用の機能エンティティは、例えば、SAS、スペクトル管理データベース(spectrum management database、SMD)、グループスペクトルコーディネータ(Group Spectrum Coordinator、GSC)、共存マネージャ(Coexistence Manager、CxM)などを含む。以下の説明は、理解を容易にするために、スペクトルアクセスシステムを参照するが、本出願の実施例の適用範囲は、それに限定されない。
図1は、異なる領域におけるスペクトル管理装置の例を示す図である。図1の例において、2つのレベルのスペクトル管理装置がある。第1レベルのスペクトル管理装置は、プライマリシステムへの干渉に応じてセカンダリシステムの利用可能なスペクトルリソースを確定し、第1レベルのスペクトル管理装置は、例えば、国家法規に従って認可された地理的位置データベースの事業者によって提供されるスペクトル割り当て機能モジュールである。第2レベルのスペクトル管理装置は、セカンダリシステムが利用可能なスペクトルリソースを取得した後に、利用可能なスペクトルリソース範囲内でセカンダリシステムのスペクトル使用を管理し、第2レベルのスペクトル管理装置は、例えば、異なる事業者、ネットワークプロバイダ、又はあるオフィス地域又は住宅地域のネットワーク管理組織であってもよい。第2レベルのスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムは、共存グループ(Coexistence Group)と呼ばれ、第2レベルのスペクトル管理装置は、取得した利用可能なスペクトルリソースに応じて共存グループ内のセカンダリシステムにスペクトルを割り当てる。
異なる共存グループにおける幾つかのセカンダリシステムのカバレッジは互いに重複する可能性があり、つまり、これらのセカンダリシステムの間に干渉が存在する可能性がある。したがって、このような干渉を回避するために、第1レベルのスペクトル管理装置は、係る二つの共存グループに互いに直交するスペクトルリソースを割り当てる必要がある。但し、実際に、二つの共存グループの他のセカンダリシステムは互いに干渉せず、スペクトルの利用効率を向上するために、本出願の実施例は、そのような差異を考慮したスペクトルリソース割り当て(使用)の協調解決策を提供する。
図2は、本出願の一実施例による無線通信のための電子機器100の機能モジュールブロックを示す図であり、図2に示すように、電子機器100は、特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定するように配置され、第1の共存グループは、第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、第2の共存グループは、第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含む確定ユニット101と、スペクトル協調要求を生成して第2のスペクトル管理装置に提供するように配置され、当該スペクトル協調要求は、第1のスペクトル管理装置が第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを指示する生成ユニット102とを含む。
なお、確定ユニット101及び生成ユニット102は、1つ又は複数の処理回路によって実現され得、当該処理回路は、例えば、チップ、プロセッサとして実現されてもよい。そして、図2に示す電子機器における各機能ユニットは、実現する具体的な機能に基づき区画された論理モジュールであって、具体的な実現形態を限定しない。これは、後続で説明する他の電子機器の例示にも同じく適用される。
電子機器100は、例えば、スペクトル管理装置(又は中央管理装置)側に設置されるか、又はスペクトル管理装置(又は中央管理装置)と通信可能に接続されてもよく、また、電子機器100は、コアネットワーク側に設置されてもよい。本明細書に記載のスペクトル管理装置(又は中央管理装置)は、例えば、前記CBRSアーキテクチャにおけるSAS、CxM又はGSCの様々な機能エンティティとして実現されてもよい。CBRSアーキテクチャにおいて、さらに、SASにより電子機器100の一部の機能を実現し、CxMにより電子機器100の他の機能を実現するように設置されてもよい。これらは制限的ではない。図1のシーンを例にとって、電子機器100は、例えば、第2レベルのスペクトル管理装置上に配置され得る。
電子機器100は、チップのレベルで実現されるか、又はデバイスのレベルで実現されてもよい。例えば、電子機器100は、スペクトル管理装置(又は中央管理装置)そのものとして機能し得、さらに、例えば、メモリ、トランシーバ(図面に図示せず)などの外部デバイスをさらに含んでもよい。メモリは、スペクトル管理装置(又は中央管理装置)が様々な機能を実現するために実行する必要があるプログラム及び関連するデータ情報を格納してもよい。トランシーバは、異なるデバイス(例えば、基地局、他のスペクトル管理装置(又は中央管理装置)、ユーザ機器)との通信をサポートするために、1つ又は複数の通信インターフェースを含み得、ここで、トランシーバの実現形態は、具体的に限定されない。
また、第1、第2等の用語は、区別及び説明を容易にするためのものであり、他の意味を持たず、順序を示すものでもない。
なお、特定の領域は、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置によってカバーされる管理領域であってもよいし、又は他の利用可能なスペクトルリソースを割り当てるためのスペクトル管理装置によってカバーされる管理領域であってもよい。ここで、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、例えば、図1に示す第2レベルのスペクトル管理装置である。SASシステムにおいて、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、例えば、CxMである。他の利用可能なスペクトルリソースを割り当てるためのスペクトル管理装置は、例えば、図1における第1レベルのスペクトル管理装置、例えば、SASシステムにおけるSASである。
例示的には、セカンダリシステム間の干渉関係情報は干渉関係マップで表してもよく、各頂点が1つのセカンダリシステム又は1グループのセカンダリシステムを代表し、このグループのセカンダリシステムは相互干渉に耐えることができるか、同じスペクトルリソースを使用することができる。二つの頂点が代表するセカンダリシステムの間に相互干渉があると、二つの頂点は一線で接続される。スペクトル管理装置はセカンダリシステム間の干渉状況に応じて干渉関係マップを構築する。例えば、図1に示す例において、第1レベルのスペクトル管理装置は、主に、各セカンダリシステムのカバレッジの間の重畳関係に従って干渉関係マップを構築し、第2レベルのスペクトル管理装置は、干渉関係マップを構築する場合に、より具体的な情報を利用して、実際の状况により近い干渉関係マップを構築することができる。各第2レベルのスペクトル管理装置は、異なるチャネル伝送モデル及び/又は干渉管理戦略を使用する可能性があるので、同じセカンダリシステムの集合に対して、異なる干渉関係マップを構築する可能性がある。
構築された干渉関係マップに基づいて、確定ユニット101は、このスペクトル管理装置(即ち、第1のスペクトル管理装置)によって管理される共存グループ(即ち、第1の共存グループ)における、第2のスペクトル管理装置によって管理される第2の共存グループにおけるセカンダリシステム(第2のセカンダリシステムと呼ばれる)と干渉関係があるセカンダリシステム(第1のセカンダリシステムと呼ばれる)を確定することができる。
生成ユニット102は、スペクトル協調要求を生成して第2のスペクトル管理装置に送信し、第2のスペクトル管理装置は、当該スペクトル協調要求を受信した場合、第1のスペクトル管理装置が第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを知ることができ、当該協調には、例えば、第1のセカンダリシステムと第2のセカンダリシステムとが異なるスペクトルリソースを使用することを確保することが含まれる。
確定ユニット101及び生成ユニット102の動作は、第1のスペクトル管理装置がスペクトル協調の実行を許可することに基づいてもよい。即ち、確定ユニット101及び生成ユニット102は、第1のスペクトル管理装置がスペクトル調整可能状態にある場合にのみ、上記の動作を実行する。
当該スペクトル協調要求は、第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムの識別情報を含んでもよい。また、第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムが存在しない場合があり、即ち、第1のスペクトル管理装置は、第1の共存グループ及び第2の共存グループとの間に相互干渉がないことを考える。この場合に、生成ユニット102は、スペクトル協調要求を生成しなくてもよい。又は、特定のフォーマットのスペクトル協調要求、例えば、如何なるセカンダリシステムの識別情報も含まないスペクトル協調要求を生成してもよい。
さらに、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とは、情報の交換によりスペクトル協調を行うかどうかを確認し、即ち、二つの共存グループの間に干渉関係があるセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを協調するかどうかを確認し、及び、協調を行う方式を確定する。第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムが存在しないと、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置がスペクトル協調可能状態にあれば、両方の間の追加の情報交換を必要とせず、両方はスペクトルリソースの使用を協調することができる。
対応して、図3に示すように、電子機器100は、第2のスペクトル管理装置にスペクトル協調要求を送信するように配置される通信ユニット103をさらに含む。また、当該通信ユニット103は、さらに、第2のスペクトル管理装置から、スペクトル協調要求に対する応答を取得するように配置される。当該応答は、例えば、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する確認、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する拒否、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する別途設置のうちの1つを含む。
第1の例において、確定ユニット101は、さらに、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定するように配置される。第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式(以下、スペクトル協調方式とも呼ばれる)は、第2のスペクトル管理装置が第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整すること、及び第1のスペクトル管理装置が第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整することのうちの1つを含む。
例えば、確定ユニット101は、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度に基づいて利用しようとするスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定することができ、スペクトル使用自由度は、共存グループに割り当てられたスペクトルリソース範囲内で、セカンダリシステムがスペクトルリソースを自由に選択できる程度を指示する。
例えば、確定ユニット101は、干渉関係マップに基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定することができる。例示的には、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度は、第1の共存グループにおける他のセカンダリシステムが第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソースを使用する場合に、第1のセカンダリシステムが利用できるスペクトルリソース選択方式の数を含む。
理解を容易にするために、以下、スペクトル使用協調を行う一例を提供する。図4は、第1レベルのスペクトル管理装置で構築された干渉関係マップの例を示す。図5及び図6は、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置で構築された干渉関係マップの例をそれぞれ示す。図中の線は、各セカンダリシステムが受ける干渉がどのセカンダリシステムから来るかを示し、方向がある線は干渉の方向を表し、方向がない線は両方の方向に干渉があることを示す。なお、第1の共存グループがセカンダリシステム1、2、3を含み、第2の共存グループがセカンダリシステム4、5、6を含み、独立したセカンダリシステム7はどの共存グループにも属しない。
第1レベルのスペクトル管理装置において、例えば、グラフ染色法を使用して、干渉関係マップに基づいてセカンダリシステムに利用可能なスペクトルリソースを割り当てて、干渉関係マップにおいて、共存グループに対応するセカンダリシステムの頂点からなる集合は共存セットと呼ばれ、重畳する共存セットは1つの連結セット(Connected set)を構成する。なお、各共存セットについて、その染色に必要な最小色数(Chromatic number)を確定し、最後、連結セットの全体の染色に必要な最小色数を統計する。統計された最小色数に基づいて、利用可能なスペクトルリソースを分割し割り当てる。
図4に示す例において、第1の共存グループ及び第2の共存グループのそれぞれの最小色数は3であり、独立したセカンダリシステム7は第1の共存グループのスペクトルを共用できる。したがって、最終の最小色数は6である。利用可能なスペクトルリソースが60MHz(例えば、3600MHzから3660MHz)であると仮定し、この60MHzを6つ、即ち、チャネル1からチャネル6に分割し、各チャネルが10MHzである。例えば、第1の共存グループがチャネル1から3に割り当てられ、第2の共存グループがチャネル4~6に割り当てられ、独立したセカンダリシステム7がチャネル1から3のいずれか1つを利用できる。
図5に示すように、第1のスペクトル管理装置によって構築された干渉関係マップによれば、セカンダリシステム3が第1のセカンダリシステムであり、セカンダリシステム4が第2のセカンダリシステムである。第1のスペクトル管理装置は、三つのスペクトル利用可能なリソース、即ち、チャネル1からチャネル3を取得するが、図5の干渉関係マップによれば、第1のセカンダリシステムによるスペクトルリソースの選択がセカンダリシステム1及び2によって制限され、セカンダリシステム1及び2が割り当てられたスペクトルリソースを使用し、例えば、セカンダリシステム1がチャネル1を使用し、且つセカンダリシステム2がチャネル2を使用する場合に、セカンダリシステム3が選択できるチャネルはチャネル3又はチャネル2であり、つまり、スペクトル使用自由度は2である。
例えば、確定ユニット101は、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度が一定の程度よりも大きい場合、第1のスペクトル管理装置が第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整すると確定することができる。逆に、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度が一定の程度よりも小さい場合、第2のスペクトル管理装置が第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整すると確定することができる。これは、スペクトル使用自由度が大きいほど、対応するセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て調整に成功する可能性が高いからである。ただし、利用する確定方式はこれに限定されず、例えば、干渉が生じるセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を選択してスペクトルリソース割り当ての調整を行うか、又は、第1のスペクトル管理装置又は第2のスペクトル管理装置が固定的にスペクトルリソース割り当ての調整を行う。
第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムの識別情報に加えて、生成ユニット102は、確定ユニット101によって確定されたスペクトル協調方式の情報をスペクトル協調要求に含めて、通信ユニット103から第2のスペクトル管理装置に送信される。
対応して、第2のスペクトル管理装置は、受信したスペクトル協調要求に応答する。第2のスペクトル管理装置は、スペクトル協調に同意し、且つ、スペクトル協調要求における協調方式に同意する場合に、確認の応答を送信する。次に、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、前のスペクトル協調要求におけるスペクトル協調方式に従ってスペクトルリソースの協調使用を実行する。一方、第2のスペクトル管理装置は、スペクトル協調に同意しないか、又は、スペクトル協調要求における協調方式に同意しないと、拒否応答を送信する。
また、第2のスペクトル管理装置がスペクトル協調に同意するがスペクトル協調要求における協調方式に同意しないと、別途の設置を送信することもできる。当該別途の設置は、例えば、第2のスペクトル管理装置によって計算される第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を含み得、第1のスペクトル管理装置は当該別途の設置に応じてスペクトル協調方式を変更できるようにする。
第2の例において、生成ユニット102は、さらに、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度の情報をスペクトル協調要求に含める。この例において、第2のスペクトル管理装置は、同様に、第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を計算し、それと受信した第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とを比較し、比較結果に基づいて、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定することができる。例えば、スペクトル使用自由度が高いセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を、スペクトルリソース割り当ての調整を実行するスペクトル管理装置として選択し、即ち、調整スペクトル使用自由度が高いセカンダリシステムのスペクトル割り当てを選択する。第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度と第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とが等しいと、1つのセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を、スペクトルリソース割り当ての調整を実行するスペクトル管理装置としてランダムに選択するか、又は、所定のルールに従って選択し、例えば、干渉が生じるセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を選択するなどする。
続いて、第2のスペクトル管理装置は、受信したスペクトル協調要求に応答する。第2のスペクトル管理装置がスペクトル協調を行うことを同意する場合に、当該応答は、スペクトル協調要求に対する確認を含んでもよく、当該確認は、例えば、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調方式の設置を含む。一方、第2のスペクトル管理装置がスペクトル協調を行うことを同意しないと、拒否の応答を送信する。
さらに、図4~図6に示す例を参照し、図6は、第2のスペクトル管理装置によって構築された干渉関係マップを示し、第1の共存グループと第2の共存グループとの間に相互干渉がない。第2のスペクトル管理装置は、第1のスペクトル管理装置からのスペクトル協調要求を受信した後に、セカンダリシステム4が第2のセカンダリシステムであることを認識し、そのスペクトル自由度を3として計算し、セカンダリシステム5及び6がどのスペクトルリソースを使用するかにかかわらず、セカンダリシステム4によるスペクトルリソースの選択に影響を与えず、セカンダリシステム4は、チャネル4からチャネル6のいずれか1つを選択することができるためである。第2のスペクトル管理装置は、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度2と第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度3とを比較することで、数値が大きい第2のセカンダリシステムに対応する第2のスペクトル管理装置を、調整を実行するスペクトル管理装置として選択する。続いて、第2のスペクトル管理装置は、選択結果を、スペクトル協調要求に対する応答に含めて第1のスペクトル管理装置に送信する。第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、当該応答に含まれるスペクトル協調方式に従ってスペクトルリソースの協調使用を行う。
また、生成ユニット102は、さらに、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトル協調を実行すると確定した場合に、スペクトル協調情報を生成して、特定の領域におけるセカンダリシステムにスペクトルリソースを割り当てるための第3のスペクトル管理装置(即ち、第1レベルのスペクトル管理装置)に提供し、当該スペクトル協調情報は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調することを指示する。通信ユニット103は、当該スペクトル協調情報を第3のスペクトル管理装置に送信する。又は、当該スペクトル協調情報は、第2のスペクトル管理装置から第3のスペクトル管理装置に送信されてもよい。
当該スペクトル協調情報を受信した後に、第3のスペクトル管理装置は、第1の共存グループ及び第2の共存グループを1つの仮想な共存グループとしてスペクトルリソースを再割り当てするか、又は、前のスペクトルリソース割り当てを調整する。
続いて図4を例に、第3のスペクトル管理装置は、第1の共存グループ及び第2の共存グループを1つの仮想な共存グループとして考慮し、その最小色数が3であると確定し、独立したセカンダリシステム7と当該仮想な共存グループとの間に干渉があるするので、それに1つの色を追加して割り当てる必要がある。最終の最小色数は4となる。当該最小色数が小さいほど、分割して得られた各スペクトルリソースが広くなる。この場合、60MHzの利用可能なリソースを4つに分割し、チャネル1~チャネル4と定義し、各チャネルは15MHzであってもよい。第1の共存グループ及び第2の共存グループがスペクトル割り当て協調を行わない場合と比べて、チャネルの帯域幅が大きくなり、スペクトルリソースの利用効率が向上する。
また、第3のスペクトル管理装置は、独立したセカンダリシステムのスペクトル割り当てを変更せずに保持し、係る共存グループのスペクトルリソース割り当てのみを調整することができる。図4に示す例において、チャネル1が独立したセカンダリシステム7に割り当てられると仮定すると、チャネル2~6の帯域幅を3つのチャネルに再分割し第1の共存グループ及び第2の共存グループに割り当てることにより、各チャネルは依然として15MHzの帯域幅を取得することができる。
要するに、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置が協調することができ、第1の共存グループ及び第2の共存グループを1つの仮想な共存グループとしてスペクトル割り当てを行うことができる場合に、必要な最小色数を減らし、これにより、スペクトル利用効率を向上させる。
通信ユニット103は、第3のスペクトル管理装置から、当該第3のスペクトル管理装置がスペクトル協調情報に基づいて第1の共存グループ及び第2の共存グループに再割り当てたスペクトルリソースのリソース割り当て情報を取得し、当該リソース割り当て情報に基づいて第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを実行する。
なお、二つの共存グループの間に干渉関係があるセカンダリシステムのスペクトル割り当ての直交性は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置との間の協調によって保証される。したがって、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置との間で第1のセカンダリシステム又は第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報を交換する必要がある。
例えば、第1のスペクトル管理装置が第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、通信ユニット103は、さらに、第2のスペクトル管理装置から、第2のセカンダリシステムに関するスペクトルリソース割り当て情報を取得するように配置され、第1のスペクトル管理装置は、当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行う。具体的に、第1のスペクトル管理装置は、第1のセカンダリシステムに、第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報で指示されるスペクトルリソースに直交するスペクトルリソースを割り当てることを確保する。
一方、第2のスペクトル管理装置が第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、通信ユニット103は、さらに、第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報を第2のスペクトル管理装置に提供し、第2のスペクトル管理装置が当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行うようにする。具体的には、第2のスペクトル管理装置は、第2のセカンダリシステムに、第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報で指示されるスペクトルリソースに直交するスペクトルリソースを割り当てることを確保する。
また、通信ユニット103は、さらに、第2のスペクトル管理装置によって送信されるスペクトル協調要求を受信するように配置される。この場合、第1のスペクトル管理装置は、対応するように以上で説明した第2のスペクトル管理装置により実行される各動作を実行する。
例えば、生成ユニット102は、当該スペクトル協調要求に対する応答を生成する。第1のスペクトル管理装置がスペクトル割り当て協調に同意しないと、当該応答は、スペクトル協調要求に対する拒否を含んでもよく、逆に、スペクトル協調要求に対する確認を含んでもよい。
一例において、スペクトル協調要求は、第2のスペクトル管理装置によって確定された第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムの識別情報を含み、第2のスペクトル管理装置によって確定されたスペクトル協調方式をさらに含むことができる。確定ユニット101により、第1のスペクトル管理装置がスペクトル割り当て協調を許可しないと確定された場合に、生成ユニット102は拒否の応答を生成する。さもなければ、確定ユニット101は、例えば、構築された干渉関係マップを使用して第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定し、当該スペクトル使用自由度に基づいて、第2のスペクトル管理装置によって確定されたスペクトル協調方式に同意するかどうかを確定することができる。例えば、第2のスペクトル管理装置により、第1のスペクトル管理装置がセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当ての調整を実行すると確定された場合に、確定ユニット101は第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度が所定の程度よりも低いと確定すると、当該スペクトル協調要求を拒否するか、第2のスペクトル管理装置によりセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当ての調整を実行するように要求することができる。後者の場合、生成ユニット102によって生成される応答は、スペクトル協調要求に対する別途の配置、例えば、スペクトル協調方式に対する設置を含んでもよい。また、確定ユニット101により、スペクトル協調要求におけるスペクトル協調方式に同意すると確定されると、生成ユニット102は、同意(確認)の応答を生成する。
もう一つの例において、スペクトル協調要求は、第2のスペクトル管理装置によって確定された第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を含む。確定ユニット101により、第1のスペクトル管理装置がスペクトル割り当て協調を許可しないと確定された場合に、生成ユニット102は拒否の応答を生成する。さもなければ、確定ユニット101は、構築された干渉関係マップを使用して第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定し、それと第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とを比較し、比較結果に基づいて、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定する。以上のように、確定ユニット101は、スペクトル使用自由度が高いセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置をスペクトルリソース割り当ての調整を実行するスペクトル管理装置として選択することができる。特に、二つのセカンダリシステムのスペクトル使用自由度が等しい場合に、確定ユニット101は、1つのセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置をランダムに選択するか、又は、特定のルールに従って選択してもよく、例えば、干渉が生じるセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を選択するなどする。
この例において、生成ユニット102によって生成される応答は、スペクトル協調方式の設置の情報、即ち、確定ユニット101によって確定されたスペクトル協調方式の情報を含むことができる。
通信ユニット103は、生成ユニット102によって生成されたスペクトル協調要求に対する応答を第2のスペクトル管理装置に送信する。
要するに、本実施例による電子機器100は、二つのスペクトル管理装置の間のスペクトルリソース使用の協調を実現でき、スペクトル利用効率を向上させる。
<第2の実施例>
以上の実施形態で無線通信に用いられる電子機器に対する説明過程において、明らかにいくつかの処理又は方法を開示した。以下は、前文において既に議論したいくつかの細部を重複せず、これらの方法の概要を記載する。これらの方法は無線通信に用いられる電子機器を説明する過程で開示したが、必ずしも説明した部材を利用するか又はこれらの部材により実行されるとは限らない。例えば、無線通信に用いられる電子機器の実施形態は部分的又は完全にハードウェア及び/又はファームウェアにより実現されてもよく、以下の無線通信のための方法は、完全にコンピュータ実行可能なプログラムにより実現されてもよい。もちろんこれらの方法は無線通信に用いられる電子機器のハードウェア及び/又はファームウェアを利用してもよい。
図7は、本出願の一実施例による無線通信のための方法のフローチャートを示し、当該方法は、特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定し(S11)、第1の共存グループは第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、第2の共存グループは第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含むことと、スペクトル協調要求を生成して第2のスペクトル管理装置に提供し(S12)、当該スペクトル協調要求は、第1のスペクトル管理装置が第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを示すことを含む。当該方法は、第1のスペクトル管理装置側(又は中央管理装置側)で実行されてもよい。
図7には図示していないが、上記の方法は、スペクトル協調要求を第2のスペクトル管理装置に送信するステップをさらに含むことができる。
例えば、スペクトル協調要求は、第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムの識別情報を含むことができる。
また、ステップS11において、干渉関係マップに基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定することができ、当該スペクトル使用自由度は、第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソース範囲内で、第1のセカンダリシステムがスペクトルリソースを自由に選択であきる程度を指示する。例えば、スペクトル使用自由度は、第1の共存グループにおける他のセカンダリシステムが第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソースを使用する場合に、第1のセカンダリシステムが利用できるスペクトルリソース選択方式の数を含むことができる。
例えば、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度に基づいて利用するスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定することができ、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式は、第2のスペクトル管理装置が第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整することと、第1のスペクトル管理装置が第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整することのうちの1つを含む。確定したスペクトルリソースの使用を協調する方式を指示する情報をスペクトル協調要求に含み得る。
別の例において、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度の情報をスペクトル協調要求に含めて、第2のスペクトル管理装置が当該情報と第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度の情報に基づいてスペクトル協調方式を確定するようにすることができる。
図7の破線のボックスに示すように、上記の方法は、第2のスペクトル管理装置からスペクトル協調要求に対する応答を取得するステップS13をさらに含むことができる。当該応答は、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する確認、第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する拒否、及び第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する別途設置のうちの1つを含んでもよい。第2のスペクトル管理装置によるスペクトル協調要求に対する別途設置は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式の設置を含む。
図7の別の破線のボックスに示すように、上記の方法は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトル協調を実行すると確定した場合に、スペクトル協調情報を生成して、特定の領域におけるセカンダリシステムにスペクトルリソースを割り当てるための第3のスペクトル管理装置に提供し、当該スペクトル協調情報は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調することを指示するステップS14をさらに含むことができる。
上記の方法は、第3のスペクトル管理装置から、当該第3のスペクトル管理装置がスペクトル協調情報に基づいて第1の共存グループ及び第2の共存グループに再割り当てたスペクトルリソースのリソース割り当て情報を取得し、当該リソース割り当て情報に基づいて第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを実行するステップS15をさらに含む。
上記の方法は、スペクトルリソース割り当ての協調を実行するステップS16をさらに含む。具体的には、第1のスペクトル管理装置が第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、当該ステップは、第2のスペクトル管理装置から第2のセカンダリシステムに関するスペクトルリソース割り当て情報を取得し、当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行うことを含み、第2のスペクトル管理装置が第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、当該ステップは、第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報を第2のスペクトル管理装置に提供して、第2のスペクトル管理装置が当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて第2の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行うようにすることを含む。
また、図示していないが、上記の方法は、第2のスペクトル管理装置によって送信される第2のスペクトル協調要求を受信することをさらに含むことができる。
第2のスペクトル協調要求は、第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を含み、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度と第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とを比較し、比較結果に基づいて、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定してもよい。例えば、スペクトル使用自由度が高いセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を、スペクトルリソース割り当ての調整を実行するスペクトル管理装置として選択する。
上記の方法は、第2のスペクトル協調要求に対する応答を生成することをさらに含むことができ、当該応答は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を指示する設置を含む。当該応答は、例えば、前記第2のスペクトル協調要求に対する確認、前記第2のスペクトル協調要求に対する拒否のうちの1つを含む。
上記の方法の詳細は、第1の実施例で詳述しており、ここでは繰り返さないことに留意されたい。
理解を容易にするために、図8は、さらに、セカンダリシステムとスペクトル管理装置との間の関連情報の流れの概略図を示す。この情報の流れは限定的ではなく例示的であることに留意されたい。
図8において、第1のセカンダリシステムは、第1のスペクトル管理装置によって管理される第1の共存グループにおけるセカンダリシステムであり、第2のセカンダリシステムは第2のスペクトル管理装置によって管理される第2の共存グループにおけるセカンダリシステムである。第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムはそれぞれ第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置にスペクトル要求を送信し、これらのスペクトル要求は、さらに、第3のスペクトル管理装置に送信され、第3のスペクトル管理装置は、セカンダリシステムに利用可能なスペクトルリソースを割り当てるためのスペクトル管理装置である。例えば、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、第2レベルのスペクトル管理装置、例えば、CxMであり、第3のスペクトル管理装置は、第1レベルのスペクトル管理装置、例えば、SAS又はGSCである。第3のスペクトル管理装置は、スペクトル要求を受信した後に共存グループ間のスペクトル割り当てを実行し、各共存グループが利用可能なスペクトルリソースの情報を、それぞれ第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置に提供する。
続いて、第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置は、それぞれの干渉関係マップを構築し、それぞれ当該干渉関係マップに基づいて、もう一つの共存グループにおけるセカンダリシステムと干渉関係があるセカンダリシステムを確定する。この例において、第1のスペクトル管理装置は、第1のセカンダリシステムが第2のセカンダリシステムと干渉関係があると確定したと仮定する。対応して、第1のスペクトル管理装置は、スペクトル協調要求を生成し第2のスペクトル管理装置に送信し、当該スペクトル協調要求は、第1のセカンダリシステム及び第2のセカンダリシステムの識別情報と、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度情報とを含む。第2のスペクトル管理装置は、当該スペクトル協調応答を受信した後に、第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を計算し、それと第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とを比較する。第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度が第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度よりも大きいと仮定し、第2のスペクトル管理装置は、それがスペクトルリソース割り当ての調整を実行すると確定し、当該スペクトル協調方式をスペクトル協調応答に含めて第1のスペクトル管理装置に送信する。第2のスペクトル管理装置は、さらに、第3のスペクトル管理装置にスペクトル協調情報を送信し、当該情報は、第1のスペクトル管理装置と第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調することを指示する。当該スペクトル協調情報は、第1のスペクトル管理装置から第3のスペクトル管理装置に送信されてもよいことに留意されたい。
第3のスペクトル管理装置は、スペクトル協調情報を受信した後に、利用可能なスペクトルリソースの分割及び割り当てを再実行し、リソース割り当て情報を第1のスペクトル管理装置及び第2のスペクトル管理装置に送信する。第1のスペクトル管理装置は、取得した利用可能なスペクトルリソースを、第1の共存グループにおけるセカンダリシステムに割り当てて、第1の共存グループにおける各セカンダリシステムは、第3のスペクトル管理装置にスペクトル使用申請を送信し、承認を得る。また、前に確定されたスペクトル協調方式に基づいて、第1のスペクトル管理装置は、さらに、第1のセカンダリシステムのスペクトル使用情報を第2のスペクトル管理装置に送信する。第2のスペクトル管理装置は、当該スペクトル使用情報に基づいて第2のセカンダリシステムのスペクトル割り当てを調整して、第2のセカンダリシステムで使用されるスペクトルリソースと第1のセカンダリシステムで使用されるスペクトルリソースとが直交するように保証することを確保する。その後、第2のスペクトル管理システムは、スペクトル割り当て結果を第2の共存グループにおける各セカンダリシステムに送信する。同様に、第2の共存グループにおける各セカンダリシステムは、第3のスペクトル管理装置にスペクトル使用申請を送信し、承認を得る。
本開示内容の技術は、各種の製品に適用される。
例えば、電子機器100は、タワー型サーバー、ラック型サーバー及びブレードサーバーのような任意タイプのサーバーとして実現されてもよい。電子機器100は、サーバーに搭載される制御モジュールであってもよい(例えば、単一チップを含む集積回路モジュール、及びブレードサーバーのスロットに挿入されるカード又はブレッド(blade))。
[サーバーについての適用例]
図9は、本開示内容の技術を応用できるサーバー700の概略配置の例示を示すブロック図である。サーバー700は、プロセッサ701、メモリ702、記憶装置703、ネットワークインターフェース704及びバス706を含む。
プロセッサ701は、例えば中央処理装置(CPU)又はデジタル信号プロセッサ(DSP)であり、サーバー700の機能を制御する。メモリ702はランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み取り専用メモリ(ROM)を含み、データ及びプロセッサ701により実行されるプログラムを記憶する。記憶装置703は、半導体メモリ及びハードディスクのような記憶媒体を含む。
ネットワークインターフェース704は、サーバー700を通信ネットワーク705に接続するための通信インターフェースである。通信ネットワーク705は、例えば進化したパケットコアネットワーク(EPC)のコアネットワーク、又は例えばインターネットのパケットデータネットワーク(PDN)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、記憶装置703及びネットワークインターフェース704を互いに接続する。バス706は、それぞれ異なる速度を有する2つ又はより多いバス(例えば高速バス及び低速バス)を含むことができる。
図9に示すサーバー700において、図2を参照して説明した確定ユニット101、生成ユニット102、及び図3を参照して説明した通信ユニット103などは、プロセッサ701により実現され得る。例えば、プロセッサ701は、確定ユニット101、生成ユニット102、通信ユニット103の機能を実行することで二つのスペクトル管理装置の間のスペクトルリソース使用の協調を実現することができる。
以上は具体的な実施例を結合して本開示の基本的な原理を説明したが、当業者にとって、本願の方法及び装置の全部或いは任意のステップ又は部材が、任意のコンピュータ装置(プロセッサ、記憶媒体等を含む)或いはコンピュータ装置のネットワークで、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、或いはそれらの組み合わせによって実現できることを理解でき、これは当業者が本開示の説明を読んで、その基本的な回路設計知識又は基本的なプログラムスキルを利用して実現できる。
そして、本開示は、機械読取可能な命令コードが記憶されるプログラム製品を提出する。前記命令コードは機械により読み取られて実行される場合、上記の本開示の実施例による方法を実行する。
対応して、上記の機械読取可能なコードが記憶されるプログラム製品を格納するための記憶媒体も本開示の開示に含まれる。前記記憶媒体はフレキシブルディスク、 光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリースティックなどを含むが、これらに限定されない。
ソフトウェア又はファームウェアにより本開示を実現する場合、記憶媒体又はネットワークから、専用ハードウェア構成を有するコンピュータ(例えば、図10に示す汎用コンピュータ1000)に、当該ソフトウェアを構成するプログラムをインストールし、各種のプログラムがインストールされる場合、当該コンピュータは各種の機能を実行できる。
図10において、中央処理装置(CPU)1001は、読み取り専用メモリ(ROM)1002に記憶されるプログラム、又は記憶部分1008からランダムアクセスメモリ(RAM)1003にロードされるプログラムに基づき、各種の処理を実行する。RAM 1003において、必要に応じて、CPU 1001が各種の処理を実行するなどの際に必要なデータを記憶する。CPU 1001、ROM 1002及びRAM 1003はバス1004を介して互いに接続される。入力/出力インターフェース1005もバス1004に接続される。
入力部分1006(キーボード、マウスなどを含む)、出力部分1007(例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)などのようなディスプレイ、及びスピーカなどを含む)、記憶部分1008(ハードディスクなどを含む)、通信部分1009(LANカード、変調復調器などのようなネットワークインターフェースカードを含む)は入力/出力インターフェース1005に接続される。通信部分1009はネットワーク、例えばインターネットを介して通信処理を実行する。必要に応じて、ドライブ1010は入力/出力インターフェース1005に接続されてもよい。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルメディア1011は、必要に応じて、ドライブ1010に搭載されることで、それから読み出されたコンピュータプログラムは必要に応じて、記憶部分1008にインストールされる。
ソフトウェアにより上記の一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えばインターネット、又は記憶媒体、例えばリムーバブルメディア1011から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
当業者であれば、このような記憶媒体は、図10に示すプログラムが記憶され、装置と分離するように配信することで、ユーザにプログラムを提供するリムーバブルメディア1011に限定されないことを理解すべきである。リムーバブルメディア1011の例は、磁気ディスク(フレキシブルディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(光ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)及びデジタル汎用ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、及び半導体メモリを含む。また、記憶媒体は、ROM 1002、記憶部分1008に含まれるハードディスクなどであってもよく、プログラムが記憶されており、それらを含む装置とともに、ユーザに配分される。
本開示の装置、方法及びシステムにおいて、各部材又は各ステップは、分解及び/又は再組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再組み合わせも、本開示の等価方案と見なされるべきである。なお、前記一連の処理の実行ステップは、説明順、時間順で行うことができるが、必ずしも時間順で行われる必要はなく、あるステップは、並行、或いは互いに独立に行われてもよい。
最後に、用語「含む」「包含」又はその他の任意の変形は非排他的な包含を含むように意図され、それにより、一連の要素を含む過程、方法、品物又は機器はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されていない他の要素も含み、或いは、このような過程、方法、品物又は装置の固有の要素も含む。また、特に限定しない限り、語句「一つの……を含む」で限定された要素は、前記要素を含むプロセス、方法、品物又は装置にさらに他の同じ要素が存在することを排除しない。
以上では図面を結合して、本開示の実施例を詳細に説明したが、以上に説明の実施形態は本開示を説明するだけであり、本開示に対する限定を構成しない。当業者にとって、上記の実施形態に対して各種の修正及び変更を行っても、本開示の実質及び範囲から逸脱しない。したがって、本開示の範囲は添付の請求項及びその等価の意味で限定される。

Claims (19)

  1. 無線通信のための電子機器であって、
    処理回路を含み、
    前記処理回路は、
    特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定し、前記第1の共存グループは、第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、前記第2の共存グループは、第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、
    スペクトル協調要求を生成して前記第2のスペクトル管理装置に提供し、前記スペクトル協調要求は、前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを指示し、
    さらに、干渉関係マップに基づいて前記第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定するように配置され、前記スペクトル使用自由度は、前記第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソース範囲内で、前記第1のセカンダリシステムがスペクトルリソースを自由に選択できる程度を指示する電子機器。
  2. 前記スペクトル協調要求は、前記第1のセカンダリシステム及び前記第2のセカンダリシステムの識別情報を含む請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記スペクトル使用自由度は、前記第1の共存グループにおける他のセカンダリシステムが前記第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソースを使用する場合に、前記第1のセカンダリシステムが利用できるスペクトルリソース選択方式の数を含む請求項に記載の電子機器。
  4. 前記処理回路は、さらに、前記スペクトル使用自由度の情報を前記スペクトル協調要求に含めるように配置される請求項に記載の電子機器。
  5. 前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調することは、
    前記第2のスペクトル管理装置が前記第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する方式、及び前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する方式のうちの1つを含む請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記スペクトル協調要求は、前記第1のスペクトル管理装置によって確定されたスペクトルリソースの使用を協調する方式を指示する情報を含む請求項に記載の電子機器。
  7. 前記処理回路は、前記第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度に基づいて、利用しようとするスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定するように配置され、前記スペクトル使用自由度は、前記第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソース範囲内で、前記第1のセカンダリシステムがスペクトルリソースを自由に選択できる程度を指示する請求項に記載の電子機器。
  8. 前記処理回路は、さらに、前記第2のスペクトル管理装置から、前記スペクトル協調要求に対する応答を取得するように配置される請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記応答は、前記第2のスペクトル管理装置による前記スペクトル協調要求に対する確認、前記第2のスペクトル管理装置による前記スペクトル協調要求に対する拒否、及び、前記第2のスペクトル管理装置による前記スペクトル協調要求に対する別途設置のうちの1つを含む請求項に記載の電子機器。
  10. 前記第2のスペクトル管理装置による前記スペクトル協調要求に対する別途設置は、前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式の設置を含む請求項に記載の電子機器。
  11. 前記処理回路は、さらに、前記第2のスペクトル管理装置によって送信される第2のスペクトル協調要求を受信するように配置される請求項に記載の電子機器。
  12. 前記第2のスペクトル協調要求は、前記第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を含み、前記処理回路は、前記第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度と、前記第2のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度とを比較し、比較結果に基づいて、前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を確定するように配置される請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記処理回路は、スペクトル使用自由度が高いセカンダリシステムに対応するスペクトル管理装置を、スペクトルリソース割り当ての調整を実行するスペクトル管理装置として選択するように配置される請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記処理回路は、さらに、前記第2のスペクトル協調要求に対する応答を生成するように配置され、当該応答は、前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調する方式を指示する設置を含む請求項12に記載の電子機器。
  15. 前記処理回路は、さらに、前記第2のスペクトル協調要求に対する応答を生成するように配置され、当該応答は、前記第2のスペクトル協調要求に対する確認、及び、前記第2のスペクトル協調要求に対する拒否のうちの1つを含む請求項11に記載の電子機器。
  16. 前記処理回路は、前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトル協調を実行すると確定した場合に、スペクトル協調情報を生成して、前記特定の領域におけるセカンダリシステムにスペクトルリソースを割り当てるための第3のスペクトル管理装置に提供し、前記スペクトル協調情報は、前記第1のスペクトル管理装置と前記第2のスペクトル管理装置とがスペクトルリソースの使用を協調することを指示する請求項に記載の電子機器。
  17. 前記処理回路は、さらに、前記第3のスペクトル管理装置から、当該第3のスペクトル管理装置が前記スペクトル協調情報に基づいて前記第1の共存グループ及び前記第2の共存グループに再割り当てたスペクトルリソースのリソース割り当て情報を取得し、当該リソース割り当て情報に基づいて前記第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを実行するように配置される請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、前記処理回路は、さらに、前記第2のスペクトル管理装置から、前記第2のセカンダリシステムに関するスペクトルリソース割り当て情報を取得し、当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第1の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行うように配置され、
    前記第2のスペクトル管理装置が前記第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第2のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを調整する場合に、前記処理回路は、さらに、前記第1のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当て情報を前記第2のスペクトル管理装置に提供し、前記第2のスペクトル管理装置が当該スペクトルリソース割り当て情報に基づいて前記第2の共存グループ内のセカンダリシステムのスペクトルリソース割り当てを行うようにするように配置される請求項に記載の電子機器。
  19. 無線通信のための方法であって、
    特定の領域内のセカンダリシステム間の干渉関係情報に基づいて、第1の共存グループにおける第1のセカンダリシステムと干渉関係がある第2の共存グループにおける第2のセカンダリシステムを確定し、前記第1の共存グループは、第1のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、前記第2の共存グループは第2のスペクトル管理装置によって管理されるセカンダリシステムを含み、
    スペクトル協調要求を生成して前記第2のスペクトル管理装置に提供し、前記スペクトル協調要求は、前記第1のスペクトル管理装置が前記第2のスペクトル管理装置とスペクトルリソースの使用の協調を期待することを指示し、
    さらに、干渉関係マップに基づいて前記第1のセカンダリシステムのスペクトル使用自由度を確定し、前記スペクトル使用自由度は、前記第1の共存グループに割り当てられたスペクトルリソース範囲内で、前記第1のセカンダリシステムがスペクトルリソースを自由に選択できる程度を指示する方法。
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