本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。他に表現すれば、本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「A及び/又はB(A and/or B)」と解釈されることができる。例えば、本明細書において「A、B、またはC(A、B or C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。
本明細書において使用されるスラッシュ(/)やコンマ(comma)は、「及び/又は(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は、「A及び/又はB」を意味することができる。これにより、「A/B」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は、「A、B、またはC」を意味することができる。
本明細書において「少なくとも1つのA及びB(at least oneof A and B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。また、本明細書において「少なくとも1つのAまたはB(at least one of A or B)」や「少なくとも1つのA及び/又はB(at least one of A and/or B)」という表現は、「少なくとも1つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈されることができる。
また、本明細書において「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも1つのA、B、またはC(at least one of A、B or C)」や「少なくとも1つのA、B、及び/又はC(at least one of A、B and/or C)」は、「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」を意味することができる。
また、本明細書において使用される括弧は、「例えば(for example)」を意味することができる。具体的に、「制御情報(EHT-Signal)」と表示された場合、「制御情報」の一例として「EHT-Signal」が提案されたことでありうる。言い換えれば、本明細書の「制御情報」は、「EHT-Signal」に制限(limit)されず、「EHT-Signal」が「制御情報」の一例として提案されたことでありうる。また、「制御情報(すなわち、EHT-signal)」と表示された場合にも、「制御情報」の一例として「EHT-signal」が提案されたことでありうる。
本明細書において1つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に実現されることができ、同時に実現されることもできる。
本明細書の以下の一例は、様々な無線通信システムに適用されることができる。例えば、本明細書の以下の一例は、無線RAN(wireless local area network、WLAN)システムに適用されることができる。例えば、本明細書は、IEEE 802.11a/g/n/acの規格や、IEEE 802.11ax規格に適用されることができる。また、本明細書は、新しく提案されるEHT規格またはIEEE 802.11be規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、EHT規格またはIEEE 802.11beを改善(enhance)した新しい無線RAN規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、移動通信システムに適用されることができる。例えば、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)規格に基づくLTE(Long Term Evolution)及びその進化(evolution)に基づく移動通信システムに適用されることができる。また、本明細書の一例は、3GPP規格に基づく5G NR規格の通信システムに適用されることができる。
以下、本明細書の技術的特徴を説明するために、本明細書が適用され得る技術的特徴を説明する。
図1は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の一例を示す。
図1の一例は、以下において説明される様々な技術的特徴を行うことができる。図1は、少なくとも1つのSTA(station)に関連する。例えば、本明細書のSTA(110、120)は、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、または単にユーザ(user)などの様々な名称とも呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイなどの様々な名称と呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Deviceなどの様々な名称と呼ばれることができる。
例えば、STA(110、120)は、AP(Access Point)役割を果たすか、non-AP役割を果たすことができる。すなわち、本明細書のSTA(110、120)は、AP及び/又はnon-APの機能を行うことができる。本明細書においてAPは、AP STAとも表示されることができる。
本明細書のSTA(110、120)は、IEEE 802.11規格以外の様々な通信規格を共に支援することができる。例えば、3GPP規格による通信規格(例えば、LTE、LTE-A、5G NR規格)などを支援できる。また、本明細書のSTAは、携帯電話、車両(vehicle)、個人用コンピュータなどの様々な装置で実現されることができる。また、本明細書のSTAは、音声通話、画像通話、データ通信、自律走行(Self-Driving、Autonomous-Driving)などの様々な通信サービスのための通信を支援できる。
本明細書においてSTA(110、120)は、IEEE 802.11標準の規定にしたがう媒体接続制御(medium access control、MAC)と無線媒体に対する物理階層(Physical Layer)インターフェースを含むことができる。
図1の副図面(a)に基づいてSTA(110、120)を説明すれば、以下のとおりである。
第1のSTA(110)は、プロセッサ111、メモリ112、及びトランシーバ113を備えることができる。図示されたプロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、各々別のチップで実現されるか、少なくとも2つ以上記のブロック/機能が1つのチップを介して実現されることができる。
第1のSTAのトランシーバ113は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
例えば、第1のSTA(110)は、APの意図された動作を行うことができる。例えば、APのプロセッサ111は、トランシーバ113を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。APのメモリ112は、トランシーバ113を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、第2のSTA(120)は、Non-AP STAの意図された動作を行うことができる。例えば、non-APのトランシーバ123は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
例えば、Non-AP STAのプロセッサ121は、トランシーバ123を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。Non-AP STAのメモリ122は、トランシーバ123を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、以下の明細書においてAPで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第1のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。また、第2のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(110)のメモリ122に格納されることができる。
例えば、以下の明細書においてnon-AP(または、User-STA)で表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第2のSTA(120)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(120)のメモリ122に格納されることができる。例えば、第1のSTA(110)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(120)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。
以下の明細書において、(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと呼ばれる装置は、図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、具体的な図面符号なしに(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどで表示された装置も図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、以下の一例において様々なSTAが信号(例えば、PPPDU)を送受信する動作は、図1のトランシーバ113、123で行われるものであることができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号を生成するか、送受信信号のために予めデータ処理や演算を行う動作は、図1のプロセッサ111、121で行われるものであることができる。例えば、送受信信号を生成するか、送受信信号のために、予めデータ処理や演算を行う動作の一例は、1)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのビット情報を決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードする動作、2)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのために使用されるとき間資源や周波数資源(例えば、サブキャリヤ資源)などを決定/構成/取得する動作、3)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)のために使用される特定のシーケンス(例えば、パイロットシーケンス、STF/LTFシーケンス、SIGに適用されるエクストラシーケンス)などを決定/構成/取得する動作、4)STAに対して適用される電力制御動作及び/又はパワーセービング動作、5)ACK信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードなどに関連した動作を含むことができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードのために使用する様々な情報(例えば、フィールド/サブフィールド/制御フィールド/パラメータ/パワーなどに関連した情報)は、図1のメモリ112、122に格納されることができる。
上述した図1の副図面(a)の装置/STAは、図1の副図面(b)のように変形されることができる。以下、図1の副図面(b)に基づいて、本明細書のSTA(110、120)を説明する。
例えば、図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123は、上述した図1の副図面(a)に示されたトランシーバと同じ機能を行うことができる。例えば、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124は、プロセッサ111、121及びメモリ112、122を備えることができる。図1の副図面(b)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122は、上述した図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122と同じ機能を行うことができる。
以下において説明される、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、ユーザ(user)、ユーザSTA、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイ、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Device、受信Apparatus、及び/又は送信Apparatusは、図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)を意味するか、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124を意味することができる。すなわち、本明細書の技術的特徴は、図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)により行われることができ、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でのみ行われることもできる。例えば、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、図1の副図面(a)/(b)に示されたプロセッサ111、121で生成された制御信号が図1の副図面(a)/(b)に示されたトランシーバ113、123を介して送信される技術的特徴と理解されることができる。または、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でトランシーバ113、123に伝達される制御信号が生成される技術的特徴と理解されることができる。
例えば、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123により制御信号が受信される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121により取得される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124により取得される技術的特徴と理解されることができる。
図1の副図面(b)を参照すれば、メモリ112、122内にソフトウェアコード115、125が備えられ得る。ソフトウェアコード115、125は、プロセッサ111、121の動作を制御するinstructionが含まれ得る。ソフトウェアコード115、125は、様々なプログラミング言語で含まれることができる。
図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、及び/又はデータ処理装置を含むことができる。プロセッサは、AP(application processor)であることができる。例えば、図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、DSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも1つを備えることができる。例えば、図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、Qualcomm(登録商標)により製造されたSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)により製造されたEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)により製造されたAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)により製造されたHELIOTMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)により製造されたATOMTMシリーズプロセッサ、またはこれを改善(enhance)したプロセッサであることができる。
本明細書において上向きリンクは、non-AP STAからAP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、上向きリンクを介して上向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。また、本明細書において下向きリンクは、AP STAからnon-AP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、下向きリンクを介して下向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。
図2は、無線RAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
図2の上端は、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)802.11のインフラストラクチャBSS(basic service set)の構造を示す。
図2の上端を参照すれば、無線RANシステムは、1つまたはそれ以上記のインフラストラクチャBSS(200、205)(以下、BSS)を含むことができる。BSS(200、205)は、成功裏に同期化をなして、互いに通信できるAP(access point、225)及びSTA1(Station、200-1)のようなAPとSTAとの集合であって、特定領域を指す概念ではない。BSS(205)は、1つのAP(230)に1つ以上記の結合可能なSTA(205-1、205-2)を含むこともできる。
BSSは、少なくとも1つのSTA、分散サービス(distribution Service)を提供するAP(225、230)、及び複数のAPを連結させる分散システム(distribution System、DS、210)を含むことができる。
分散システム210は、いくつかのBSS(200、205)を連結して拡張されたサービスセットであるESS(extended service set、240)を実現できる。ESS(240)は、1つまたは複数個のAPが分散システム210を介して連結されてなる1つのネットワークを指示する用語として使用されることができる。1つのESS(240)に含まれるAPは、同じSSID(service set identification)を有することができる。
ポータル(portal、220)は、無線RANネットワーク(IEEE 802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との連結を行うブリッジ役割を果たすことができる。
図2の上端のようなBSSでは、AP(225、230)間のネットワーク及びAP(225、230)とSTA(200-1、205-1、205-2)との間のネットワークが実現され得る。しかし、AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うことも可能でありうる。AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うネットワークをアドホックネットワーク(Ad-Hoc network)または独立BSS(independent basic service set、IBSS)と定義する。
図2の下端は、IBSSを示した概念図である。
図2の下端を参照すれば、IBSSは、アドホックモードで動作するBSSである。IBSSは、APを含まないので、中央で管理機能を行う個体(centralized management entity)がない。すなわち、IBSSでSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)は、分散された方式(distributed manner)で管理される。IBSSでは、全てのSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)が移動STAからなり得るし、分散システムへの接続が許容されず、自己完備的ネットワーク(self-contained network)をなす。
図3は、一般的なリンクセットアップ(link setup)過程を説明する図である。
図示されたステップS310において、STAは、ネットワーク発見動作を行うことができる。ネットワーク発見動作は、STAのスキャニング(scanning)動作を含むことができる。すなわち、STAがネットワークにアクセスするためには、参加可能なネットワークを探さなければならない。STAは、無線ネットワークに参加する前に、互換可能なネットワークを識別しなければならないが、特定領域に存在するネットワーク識別過程をスキャニングという。スキャニング方式には、能動的スキャニング(active scanning)と受動的スキャニング(passive scanning)とがある。
図3では、例示的に、能動的スキャニング過程を含むネットワーク発見動作を図示する。能動的スキャニングでスキャニングを行うSTAは、チャネルを移しながら周辺にどのAPが存在するか探索するために、プローブ要請フレーム(probe request frame)を送信し、これに対する応答を待つ。応答者(responder)は、プローブ要請フレームを送信したSTAにプローブ要請フレームに対する応答としてプローブ応答フレーム(probe response frame)を送信する。ここで、応答者は、スキャニングされているチャネルのBSSで最後に信号フレーム(beacon frame)を送信したSTAであることができる。BSSでは、APが信号フレームを送信するので、APが応答者となり、IBSSでは、IBSS内のSTAが順番に信号フレームを送信するので、応答者が一定でない。例えば、1番チャネルでプローブ要請フレームを送信し、1番チャネルでプローブ応答フレームを受信したSTAは、受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネル(例えば、2番チャネル)に移動して同じ方法でスキャニング(すなわち、2番チャネル上でプローブ要請/応答送受信)を行うことができる。
図3の一例には表示されていないが、スキャニング動作は、受動的スキャニング方式で行われることもできる。受動的スキャニングに基づいてスキャニングを行うSTAは、チャネルを移しながら信号フレームを待つことができる。信号フレームは、IEEE 802.11で管理フレーム(management frame)のうち1つであって、無線ネットワークの存在を報知し、スキャニングを行うSTAをして無線ネットワークを探して、無線ネットワークに参加できるように周期的に送信される。BSSでAPが信号フレームを周期的に送信する役割を果たし、IBSSでは、IBSS内のSTAが順番に信号フレームを送信する。スキャニングを行うSTAは、信号フレームを受信すれば、信号フレームに含まれたBSSに関する情報を格納し、他のチャネルに移動しながら各チャネルで信号フレーム情報を記録する。信号フレームを受信したSTAは、受信した信号フレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネルに移動して、同じ方法で次のチャネルでスキャニングを行うことができる。
ネットワークを発見したSTAは、ステップS320を介して認証過程を行うことができる。このような認証過程は、後述するステップS340の保安セットアップ動作と明確に区分するために、1番目の認証(first authentication)過程と称することができる。S320の認証過程は、STAが認証要請フレーム(authentication request frame)をAPに送信し、これに応答してAPが認証応答フレーム(authentication response frame)をSTAに送信する過程を含むことができる。認証要請/応答に使用される認証フレーム(authentication frame)は、管理フレームに該当する。
認証フレームは、認証アルゴリズム番号(authentication algorithm number)、認証トランザクションシーケンス番号(authentication transaction sequence number)、状態コード(status code)、検問テキスト(challenge text)、RSN(Robust Security Network)、有限循環グループ(Finite Cyclic Group)などに関する情報を含むことができる。
STAは、認証要請フレームをAPに送信することができる。APは、受信された認証要請フレームに含まれた情報に基づいて、当該STAに対する認証を許容するか否かを決定できる。APは、認証処理の結果を認証応答フレームを介してSTAに提供することができる。
成功裏に認証されたSTAは、ステップS330に基づいて連結過程を行うことができる。連結過程は、STAが連結要請フレーム(association request frame)をAPに送信し、これに応答してAPが連結応答フレーム(Association response frame)をSTAに送信する過程を含む。例えば、連結要請フレームは、様々な能力(capability)に関連した情報、信号聴取間隔(listen interval)、SSID(service set identifier)、支援レート(supported rates)、支援チャネル(supported channels)、RSN、移動性ドメイン、支援オペレーティングクラス(supported operating classes)、TIM放送要請(Traffic Indication Map Broadcast request)、相互動作(interworking)サービス能力などに関する情報を含むことができる。例えば、連結応答フレームは、様々な能力に関連した情報、状態コード、AID(Association ID)、支援レート、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)パラメータセット、RCPI(Received Channel Power Indicator)、RSNI(Received Signal to Noise Indicator)、移動性ドメイン、タイムアウト間隔(連関カムバック時間(association comeback time))、重なり(overlapping)BSSスキャンパラメータ、TIM放送応答、QoSマップなどの情報を含むことができる。
その後、ステップS340において、STAは、保安セットアップ過程を行うことができる。ステップS340の保安セットアップ過程は、例えば、EAPOL(Extensible Authentication Protocol over LAN)フレームを介しての4-ウェイ(way)ハンドシェーキングを介してプライベートキーセットアップ(private key setup)する過程を含むことができる。
図4は、IEEE規格で使用されるPPDUの一例を示した図である。
図示されたように、IEEE a/g/n/acなどの規格では、様々な形態のPPDU(PHY protocol data unit)が使用された。具体的に、LTF、STFフィールドは、トレーニング信号を含み、SIG-A、SIG-Bには、受信ステーションのための制御情報が含まれ、データフィールドには、PSDU(MAC PDU/Aggregated MAC PDU)に相応するユーザデータが含まれた。
また、図4は、IEEE 802.11ax規格のHE PPDUの一例も含む。図4によるHE PPDUは、多重ユーザのためのPPDUの一例であって、HE-SIG-Bは、多重ユーザのための場合にのみ含まれ、単一ユーザのためのPPDUには当該HE-SIG-Bが省略されることができる。
図示されたように、多重ユーザ(Multiple User;MU)のためのHE-PPDUは、L-STF(legacy-short training field)、L-LTF(legacy-long training field)、L-SIG(legacy-signal)、HE-SIG-A(high efficiency-signal A)、HE-SIG-B(high efficiency-signal-B)、HE-STF(high efficiency-short training field)、HE-LTF(high efficiency-long training field)、データフィールド(または、MACペイロード)及びPE(Packet Extension)フィールドを含むことができる。それぞれのフィールドは、図示された時間区間(すなわち、4または8μs等)の間に送信されることができる。
以下、PPDUで使用される資源ユニットRUを説明する。資源ユニットは、複数個のサブキャリヤ(または、トーン)を含むことができる。資源ユニットは、OFDMA技法に基づいて複数のSTAに信号を送信する場合に使用されることができる。また、1つのSTAに信号を送信する場合にも、資源ユニットが定義され得る。資源ユニットは、STF、LTF、データフィールドなどのために使用されることができる。
図5は、UL-MUによる動作を示す。図示されたように、送信STA(例えば、AP)は、contending(すなわち、Backoff動作)を介してチャネル接続を実行し、Trigger frame530を送信することができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は、Trigger Frame530が含まれているPPDUを送信することができる。Trigger frameが含まれているPPDUが受信されると、SIFSほどのdelay以後、TB(trigger-based)PPDUが送信される。
TB PPDU541、542は、同じ時間帯に送信され、Trigger frame530内にAIDが表示された複数のSTA(例えば、User STA)から送信されることができる。TB PPDUに対するACKフレーム1050は、多様な形態で具現されることができる。
トリガーフレームの具体的特徴は、図6乃至図8を介して説明される。UL-MU通信が使われる場合にも、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)技法またはMU MIMO技法が使われることもでき、OFDMA及びMU MIMO技法が同時に使われることもできる。
図6は、トリガーフレームの一例を示す。図6のトリガーフレームは、アップリンクMU送信(Uplink Multiple-User transmission)のための資源を割り当て、例えば、APから送信されることができる。トリガーフレームは、MACフレームで構成されることができ、PPDUに含まれることができる。
図6に示された各々のフィールドは、一部省略されることもでき、他のフィールドが追加されることもできる。また、フィールドの各々の長さは、図示されたものと異なるように変化されることができる。
図6のフレームコントロール(frame control)フィールド610は、MACプロトコルのバージョンに関する情報及びその他の追加的な制御情報が含まれ、デュレーションフィールド620は、NAV設定のための時間情報やSTAの識別子(例えば、AID)に関する情報が含まれることができる。
また、RAフィールド630は、該当トリガーフレームの受信STAのアドレス情報が含まれ、必要に応じて省略されることができる。TAフィールド640は、該当トリガーフレームを送信するSTA(例えば、AP)のアドレス情報が含まれ、共通情報(common information)フィールド650は、該当トリガーフレームを受信する受信STAに適用される共通制御情報を含む。例えば、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのL-SIGフィールドの長さを指示するフィールドや、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれることができる。また、共通制御情報として、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのCPの長さに関する情報やLTFフィールドの長さに関する情報が含まれることができる。
また、図6のトリガーフレームを受信する受信STAの個数に相応する個別ユーザ情報(per user information)フィールド660#1乃至660#Nを含むことが好ましい。前記個別ユーザ情報フィールドは、「割当フィールド」と呼ばれることもできる。
また、図6のトリガーフレームは、パディングフィールド670と、フレームチェックシーケンスフィールド680を含むことができる。
図6に示された、個別ユーザ情報(per user information)フィールド660#1乃至660#Nの各々は、さらに複数のサブフィールドを含むことができる。
図7は、トリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。図7のサブフィールドのうち、一部は省略されることもでき、その他のサブフィールドが追加されることもできる。また、図示されたサブフィールドの各々の長さは、変形されることができる。
図示された長さフィールド710は、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドと同じ値を有し、アップリンクPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドは、アップリンクPPDUの長さを示す。結果的に、トリガーフレームの長さフィールド710は、対応するアップリンクPPDUの長さを指示するのに使われることができる。
また、カスケード指示子フィールド720は、カスケード動作が実行されるかどうかを指示する。カスケード動作は、同一TXOP内にダウンリンクMU送信とアップリンクMU送信が共に実行されることを意味する。すなわち、ダウンリンクMU送信が実行された以後、既設定された時間(例えば、SIFS)以後にアップリンクMU送信が実行されることを意味する。カスケード動作中には、ダウンリンク通信を実行する送信装置(例えば、AP)は、1個のみ存在し、アップリンク通信を実行する送信装置(例えば、non-AP)は、複数個存在できる。
CS要求フィールド730は、該当トリガーフレームを受信した受信装置が対応するアップリンクPPDUを送信する状況で無線媒体の状態やNAVなどを考慮すべきかどうかを指示する。
HE-SIG-A情報フィールド740は、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれることができる。
CP及びLTFタイプフィールド750は、該当トリガーフレームに対応して送信されるアップリンクPPDUのLTFの長さ及びCP長さに関する情報を含むことができる。トリガータイプフィールド760は、該当トリガーフレームが使われる目的、例えば、通常のトリガーリング、ビームフォーミングのためのトリガーリング、Block ACK/NACKに対する要請などを指示することができる。
本明細書において、トリガーフレームのトリガータイプフィールド760は、通常のトリガーリングのための基本(Basic)タイプのトリガーフレームを指示すると仮定することができる。例えば、基本(Basic)タイプのトリガーフレームは、基本トリガーフレームと言及されることができる。
図8は、ユーザ情報(per user information)フィールドに含まれるサブフィールドの一例を示す。図8のユーザ情報フィールド800は、前記図6で言及された個別ユーザ情報フィールド660#1~660#Nのうちいずれか一つと理解されることができる。図8のユーザ情報フィールド800に含まれているサブフィールドのうち、一部は省略されることもでき、その他のサブフィールドが追加されることもできる。また、図示されたサブフィールドの各々の長さは、変形されることができる。
図8のユーザ識別子(User Identifier)フィールド810は、個別ユーザ情報(per user information)に相応するSTA(すなわち、受信STA)の識別子を示し、識別子の一例は、受信STAのAID(association identifier)値の全部または一部になることができる。
また、RU割当(RU Allocation)フィールド820が含まれることができる。すなわち、ユーザ識別子フィールド810により識別された受信STAが、トリガーフレームに対応してTB PPDUを送信する場合、RU割当フィールド820が指示したRUを介してTB PPDUを送信する。
図8のサブフィールドは、コーディングタイプフィールド830を含むことができる。コーディングタイプフィールド830は、TB PPDUのコーディングタイプを指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド830は、「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド830は、「0」に設定されることができる。
また、図8のサブフィールドは、MCSフィールド840を含むことができる。MCSフィールド840は、TB PPDUに適用されるMCS技法を指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド830は、「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド830は、「0」に設定されることができる。
図9は、2.4GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
2.4GHzバンドは、第1のバンド(帯域)などの他の名称で呼ばれることができる。また、2.4GHzバンドは、中心周波数が2.4GHzに隣接したチャネル(例えば、中心周波数が2.4乃至2.5GHz内に位置するチャネル)が使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。
2.4GHzバンドには、多数の20MHzチャネルが含まれることができる。2.4GHzバンド内の20MHzは、多数のチャネルインデックス(例えば、インデックス1乃至インデックス14)を有することができる。例えば、チャネルインデックス1が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.412GHzであり、チャネルインデックス2が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.417GHzであり、チャネルインデックスNが割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、(2.407+0.005*N)GHzである。チャネルインデックスは、チャネル番号などの多様な名称で呼ばれることができる。チャネルインデックス及び中心周波数の具体的な数値は、変更されることができる。
図9は、2.4GHzバンド内の4個のチャネルを例示的に示す。図示された第1の周波数領域910乃至第4の周波数領域940は、各々、一つのチャネルを含むことができる。例えば、第1の周波数領域910は、1番チャネル(1番インデックスを有する20MHzチャネル)を含むことができる。このとき、1番チャネルの中心周波数は、2412MHzに設定されることができる。第2の周波数領域920は、6番チャネルを含むことができる。このとき、6番チャネルの中心周波数は、2437MHzに設定されることができる。第3の周波数領域930は、11番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル11の中心周波数は、2462MHzに設定されることができる。第4の周波数領域940は、14番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル14の中心周波数は、2484MHzに設定されることができる。
図10は、5GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
5GHzバンドは、第2のバンド/帯域などの他の名称で呼ばれることができる。5GHzバンドは、中心周波数が5GHz以上6GHz未満(または、5.9GHz未満)であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。または、5GHzバンドは、4.5GHzから5.5GHzの間で複数個のチャネルを含むことができる。図10に示された具体的な数値は、変更されることができる。
5GHzバンド内の複数のチャネルは、UNII(Unlicensed National Information Infrastructure)-1、UNII-2、UNII-3、ISMを含む。UNII-1は、UNII Lowと呼ばれることができる。UNII-2は、UNII MidとUNII-2 Extendedと呼ばれる周波数領域を含むことができる。UNII-3は、UNII-Upperと呼ばれることができる。
5GHzバンド内には、複数のチャネルが設定されることができ、各チャネルの帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHzまたは160MHzなどに多様に設定されることができる。例えば、UNII-1及びUNII-2内の5170MHz乃至5330MHz周波数領域/範囲は、8個の20MHzチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、40MHz周波数領域を介して4個のチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、80MHz周波数領域を介して2個のチャネルに区分されることができる。または、5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、160MHz周波数領域を介して1個のチャネルに区分されることができる。
図11は、6GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
6GHzバンドは、第3のバンド/帯域などの他の名称で呼ばれることができる。6GHzバンドは、中心周波数が5.9GHz以上であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。図11に示された具体的な数値は、変更されることができる。
例えば、図11の20MHzチャネルは、5.940GHzから定義されることができる。具体的に、図11の20MHzチャネルのうち最左側チャネルは、1番インデックス(または、チャネルインデックス、チャネル番号等)を有することができ、中心周波数は、5.945GHzが割り当てられることができる。すなわち、インデックスN番チャネルの中心周波数は、(5.940+0.005*N)GHzに決定されることができる。
これによって、図11の20MHzチャネルのインデックス(または、チャネル番号)は、1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233である。また、前述した(5.940+0.005*N)GHz規則にしたがって図11の40MHzチャネルのインデックスは、3、11、19、27、35、43、51、59、67、75、83、91、99、107、115、123、131、139、147、155、163、171、179、187、195、203、211、219、227である。
図11の一例には、20、40、80、160MHzチャネルが図示されるが、追加的に240MHzチャネルや320MHzチャネルが追加されることもできる。
以下、本明細書のSTAで送信/受信されるPPDUが説明される。
図12は、HE-PPDUの例を示す。
図示されたL-STF1200は、短いトレーニングOFDMシンボル(short training orthogonal frequency division multiplexing symbol)を含むことができる。L-STF1200は、フレーム探知(frame detection)、AGC(automatic gain control)、ダイバーシティ探知(diversity detection)、コース周波数/時間同期化(coarse frequency/time synchronization)のために使われることができる。
L-LTF1210は、長いトレーニングOFDMシンボル(long training orthogonal frequency division multiplexing symbol)を含むことができる。L-LTF1210は、ファイン周波数/時間同期化(fine frequency/time synchronization)及びチャネル予測のために使われることができる。
L-SIG1220は、制御情報を送信するために使われることができる。L-SIG1220は、データ送信率(rate)、データ長さ(length)に対する情報を含むことができる。また、L-SIG1220は、繰り返しされて送信されることができる。すなわち、L-SIG1220が繰り返しされるフォーマット(例えば、R-LSIGと称することができる)で構成されることができる。
HE-SIG-A1230は、受信ステーションに共通する制御情報を含むことができる。
具体的に、HE-SIG-A1230は、1)DL/UL指示子、2)BSSの識別子であるBSSカラー(color)フィールド、3)現行TXOP区間の残余時間を指示するフィールド、4)20、40、80、160、80+80MHz可否を指示する帯域幅フィールド、5)HE-SIG-Bに適用されるMCS技法を指示するフィールド、6)HE-SIG-BがMCSのためにデュアルサブキャリアモジュレーション(dual subcarrier modulation)技法によりモジュレーションされるかに対する指示フィールド、7)HE-SIG-Bのために使われるシンボルの個数を指示するフィールド、8)HE-SIG-Bが全帯域にわたって生成されるかどうかを指示するフィールド、9)HE-LTFのシンボルの個数を指示するフィールド、10)HE-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールド、11)LDPCコーディングのために追加のOFDMシンボルが存在するかを指示するフィールド、12)PE(Packet Extension)に関する制御情報を指示するフィールド、13)HE-SIG-AのCRCフィールドに対する情報を指示するフィールドなどに関する情報を含むことができる。このようなHE-SIG-Aの具体的なフィールドは、追加され、または一部が省略されることができる。また、HE-SIG-Aは、多重ユーザ(MU)環境でないその他の環境では、一部フィールドが追加され、または省略されることができる。
また、HE-SIG-A1230は、HE-SIG-A1とHE-SIG-A2の2個のパートで構成されることができる。HE-SIG-Aに含まれているHE-SIG-A1とHE-SIG-A2は、PPDUによって以下のようなフォーマット構造(フィールド)に定義されることができる。まず、HE SU PPDUのHE-SIG-Aフィールドは、以下のように定義されることができる。
また、HE MU PPDUのHE-SIG-Aフィールドは、以下のように定義されることができる。
また、HE TB PPDUのHE-SIG-Aフィールドは、以下のように定義されることができる。
HE-SIG-B1240は、前述したように多重ユーザ(MU)のためのPPDUである場合にのみ含まれることができる。基本的に、HE-SIG-A1230またはHE-SIG-B1240は、少なくとも一つの受信STAに対する資源割当情報(または、仮想資源割当情報)を含むことができる。
図13は、本明細書に使われるPPDUの一例を示す。
図13のPPDUは、EHT PPDU、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプまたは第NのタイプPPDUなどの多様な名称で呼ばれることができる。例えば、本明細書において、PPDUまたはEHT PPDUは、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプまたは第NのタイプPPDUなどの多様な名称で呼ばれることができる。また、EHT PPDUは、EHTシステム及び/又はEHTシステムを改善した新しい無線LANシステムで使われることができる。
図13のPPDUは、EHTシステムで使われるPPDUタイプのうち一部または全部を示すことができる。例えば、図13の一例は、SU(single-user)モード及びMU(multi-user)モードの両方とものために使われることができる。他に表現すれば、図13のPPDUは、一つの受信STAまたは複数の受信STAのためのPPDUである。図13のPPDUがTB(Trigger-based)モードのために使われる場合、図13のEHT-SIGは、省略されることができる。他に表現すれば、UL-MU(Uplink-MU)通信のためのTrigger frameを受信したSTAは、図13の一例でEHT-SIGが省略されたPPDUを送信することができる。
図13において、L-STF乃至EHT-LTFは、プリアンブル(preamble)または物理プリアンブル(physical preamble)と呼ばれることができ、物理階層で生成/送信/受信/取得/デコーディングされることができる。
図13のL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのsubcarrier spacingは、312.5kHzに決められ、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのsubcarrier spacingは、78.125kHzに決められることができる。すなわち、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、312.5kHz単位で表示され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、78.125kHz単位で表示されることができる。
図13のPPDUにおいて、L-LTF及びL-STFは、従来のフィールドと同じである。
図13のL-SIGフィールドは、例えば、24ビットのビット情報を含むことができる。例えば、24ビット情報は、4ビットのRateフィールド、1ビットのReservedビット、12ビットのLengthフィールド、1ビットのParityビット、及び、6ビットのTailビットを含むことができる。例えば、12ビットのLengthフィールドは、PPDUの長さまたはtime durationに関する情報を含むことができる。例えば、12ビットLengthフィールドの値は、PPDUのタイプに基づいて決定されることができる。例えば、PPDUがnon-HT、HT、VHT PPDUであり、またはEHT PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができる。例えば、PPDUがHE PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。他に表現すれば、non-HT、HT、VHT PPDUであり、またはEHT PPDUのために、Lengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができ、HE PPDUのために、Lengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。
例えば、送信STAは、L-SIGフィールドの24ビット情報に対して1/2の符号化率(code rate)に基づいたBCCエンコーディングを適用することができる。以後、送信STAは、48ビットのBCC符号化ビットを取得することができる。48ビットの符号化ビットに対しては、BPSK変調が適用されて48個のBPSKシンボルが生成されることができる。送信STAは、48個のBPSKシンボルを、パイロットサブキャリア{サブキャリアインデックス-21、-7、+7、+21}及びDCサブキャリア{サブキャリアインデックス0}を除外した位置にマッピングできる。結果的に、48個のBPSKシンボルは、サブキャリアインデックス-26乃至-22、-20乃至-8、-6乃至-1、+1乃至+6、+8乃至+20、及び+22乃至+26にマッピングされることができる。送信STAは、サブキャリアインデックス{-28、-27、+27、+28}に{-1、-1、-1、1}の信号を追加でマッピングできる。前記信号は、{-28、-27、+27、+28}に相応する周波数領域に対するチャネル推定のために使われることができる。
送信STAは、L-SIGと同じく生成されるRL-SIGを生成することができる。RL-SIGに対しては、BPSK変調が適用されることができる。受信STAは、RL-SIGの存在に基づいて受信PPDUがHE PPDUまたはEHT PPDUであることを知ることができる。
図13のRL-SIG以後には、U-SIG(Universal SIG)が挿入されることができる。U-SIGは、第1のSIGフィールド、第1のSIG、第1のタイプSIG、制御シグナル、制御シグナルフィールド、第1(タイプ)の制御シグナルなどの多様な名称で呼ばれることができる。
U-SIGは、Nビットの情報を含むことができ、EHT PPDUのタイプを識別するための情報を含むことができる。例えば、U-SIGは、2個のシンボル(例えば、連続する2個のOFDMシンボル)に基づいて構成されることができる。U-SIGのための各シンボル(例えば、OFDMシンボル)は、4usのdurationを有することができる。U-SIGの各シンボルは、26ビット情報を送信するために使われることができる。例えば、U-SIGの各シンボルは、52個のデータトーンと4個のパイロットトーンに基づいて送受信されることができる。
U-SIG(または、U-SIGフィールド)を介しては、例えば、Aビット情報(例えば、52un-code dbit)が送信されることができ、U-SIGの第1のシンボルは、総Aビット情報のうち、初めのXビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信し、U-SIGの第2のシンボルは、総Aビット情報のうち、残りのYビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信することができる。例えば、送信STAは、各U-SIGシンボルに含まれる26un-coded bitを取得することができる。送信STAは、R=1/2のrateに基づいてconvolutional encoding(すなわち、BCCエンコーディング)を実行して52-coded bitを生成し、52-coded bitに対するインターリービングを実行することができる。送信STAは、インターリービングされた52-coded bitに対してBPSK変調を実行することで、各U-SIGシンボルに割り当てられる52個のBPSKシンボルを生成することができる。一つのU-SIGシンボルは、DCインデックス0を除き、サブキャリアインデックス-28からサブキャリアインデックス+28までの56個トーン(サブキャリア)に基づいて送信されることができる。送信STAが生成した52個のBPSKシンボルは、パイロットトーンである-21、-7、+7、+21トーンを除外した残りのトーン(サブキャリア)に基づいて送信されることができる。
例えば、U-SIGにより送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、CRCフィールド(例えば、4ビット長さのフィールド)及びテールフィールド(例えば、6ビット長さのフィールド)を含むことができる。前記CRCフィールド及びテールフィールドは、U-SIGの第2のシンボルを介して送信されることができる。前記CRCフィールドは、U-SIGの第1のシンボルに割り当てられる26ビットと、第2のシンボル内で前記CRC/テールフィールドを除外した残りの16ビットと、に基づいて生成されることができ、従来のCRC calculationアルゴリズムに基づいて生成されることができる。また、前記テールフィールドは、convolutional decoderのtrellisをterminateするために使われることができ、例えば、「000000」に設定されることができる。
U-SIG(または、U-SIGフィールド)により送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、version-independent bitsとversion-dependent bitsに区分されることができる。例えば、version-independent bitsの大きさは、固定的または可変的である。例えば、version-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボルにのみ割り当てられ、またはversion-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボル及び第2のシンボルの両方ともに割り当てられることができる。例えば、version-independent bits及びversion-dependent bitsは、第1の制御ビット及び第2の制御ビットなどの多様な名称で呼ばれることができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、3ビットのPHY version identifierを含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierは、送受信PPDUのPHY versionに関連した情報を含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierの第1の値は、送受信PPDUがEHT PPDUであることを指示することができる。他に表現すれば、送信STAは、EHT PPDUを送信する場合、3ビットのPHY version identifierを第1の値に設定できる。他に表現すれば、受信STAは、第1の値を有するPHY version identifierに基づいて、受信PPDUがEHT PPDUであることを判断することができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、1ビットのUL/DL flagフィールドを含むことができる。1ビットのUL/DL flagフィールドの第1の値は、UL通信に関連し、UL/DL flagフィールドの第2の値は、DL通信に関連する。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、TXOPの長さに関する情報、BSS color IDに関する情報を含むことができる。
例えば、EHT PPDUが多様なタイプ(例えば、SUモードに関連したEHT PPDU、MUモードに関連したEHT PPDU、TBモードに関連したEHT PPDU、Extended Range送信に関連したEHT PPDUなどの多様なタイプ)に区分される場合、EHT PPDUのタイプに関する情報は、U-SIGのversion-dependent bitsに含まれることができる。
例えば、U-SIGは、1)帯域幅に関する情報を含む帯域幅フィールド、2)EHT-SIGに適用されるMCS技法に関する情報を含むフィールド、3)EHT-SIGにデュアルサブキャリアモジュレーション(dual subcarrier modulation、DCM)技法が適用されるかどうかに関連した情報を含む指示フィールド、4)EHT-SIGのために使われるシンボルの個数に関する情報を含むフィールド、5)EHT-SIGが全帯域にわたって生成されるかどうかに関する情報を含むフィールド、6)EHT-LTF/STFのタイプに関する情報を含むフィールド、7)EHT-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールドに関する情報を含むことができる。
図13のPPDUには、プリアンブルパンクチャリング(puncturing)が適用されることができる。プリアンブルパンクチャリングは、PPDUの全体帯域のうち一部帯域(例えば、Secondary 20MHz帯域)に対してパンクチャリングを適用することを意味する。例えば、80MHz PPDUが送信される場合、STAは、80MHz帯域のうち、secondary 20MHz帯域に対してパンクチャリングを適用し、primary 20MHz帯域とsecondary 40MHz帯域を介してのみPPDUを送信することができる。
例えば、プリアンブルパンクチャリングのパターンは、予め設定されることができる。例えば、第1のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第2のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 40MHz帯域に含まれた2個のsecondary 20MHz帯域のうち、いずれか1つに対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第3のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれたsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第4のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれたprimary 40MHz帯域は、存在(present)し、primary 40MHz帯域に属しない少なくとも1つの20MHzチャネルに対してパンクチャリングが適用され得る。
PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報は、U-SIG及び/又はEHT-SIGに含まれることができる。例えば、U-SIGの第1のフィールドは、PPDUの連続する帯域幅(contiguous bandwidth)に関する情報を含み、U-SIGの第2のフィールドは、PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。
例えば、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。PPDUの帯域幅が80MHzを超過する場合、U-SIGは、80MHz単位で個別的に構成されることができる。例えば、PPDUの帯域幅が160MHzである場合、当該PPDUには、1番目の80MHz帯域のための第1のU-SIG及び2番目の80MHz帯域のための第2のU-SIGが含まれ得る。この場合、第1のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第1のU-SIGの第2のフィールドは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。また、第2のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第2のU-SIGの第2のフィールドは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。一方、第1のU-SIGに連続するEHT-SIGは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができ、第2のU-SIGに連続するEHT-SIGは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
追加的にまたは代替的に、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。U-SIGは、全ての帯域に関するプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。すなわち、EHT-SIGは、プリアンブルパンクチャリングに関する情報を含まず、U-SIGのみがプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
U-SIGは、20MHz単位で構成されることができる。例えば、80MHz PPDUが構成される場合、U-SIGが複製され得る。すなわち、80MHz PPDU内に同じ4個のU-SIGが含まれ得る。80MHz帯域幅を超過するPPDUは、互いに異なるU-SIGを含むことができる。
図13のEHT-SIGは、受信STAのための制御情報を含むことができる。EHT-SIGは、少なくとも一つのシンボルを介して送信されることができ、一つのシンボルは、4usの長さを有することができる。EHT-SIGのために使われるシンボルの個数に関する情報は、U-SIGに含まれることができる。
図13のPPDUは、以下の方法に基づいてEHT PPDUと判断(または、識別)されることができる。
受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをEHT PPDUと判断できる。例えば、1)受信PPDUのL-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)受信PPDUのL-SIGが繰り返しされるRL-SIGがdetectされ、3)受信PPDUのL-SIGのLengthフィールドの値に対して「modulo3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合、受信PPDUは、EHT PPDUと判断されることができる。受信PPDUがEHT PPDUと判断される場合、受信STAは、図13のRL-SIG以後のシンボルに含まれるビット情報に基づいて、EHT PPDUのタイプ(例えば、SU/MU/Trigger-based/Extended Rangeタイプ)をdetectすることができる。他に表現すれば、受信STAは、1)BSPKであるL-LTF信号以後の1番目のシンボル、2)L-SIGフィールドに連続してL-SIGと同じRL-SIG、3)「modulo 3」を適用した結果が「0」に設定されるLengthフィールドを含むL-SIG、及び4)前述したU-SIGの3ビットのPHY version identifier(例えば、第1の値を有するPHY version identifier)に基づいて、受信PPDUをEHT PPDUと判断できる。
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをHE PPDUと判断できる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返しされるRL-SIGがdetectされ、3)L-SIGのLength値に対して「modulo 3」を適用した結果が「1」または「2」にdetectされる場合、受信PPDUは、HE PPDUと判断されることができる。
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて、受信PPDUのタイプをnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断できる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返しされるRL-SIGがdetectされない場合、受信PPDUは、non-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。また、受信STAがRL-SIGの繰り返しをdetectしたとしても、L-SIGのLength値に対して「modulo 3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合には、受信PPDUがnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。
以下の一例において、(送信/受信/上向き/下向き)信号、(送信/受信/上向き/下向き)フレーム、(送信/受信/上向き/下向き)パケット、(送信/受信/上向き/下向き)データユニット、(送信/受信/上向き/下向き)データなどで表示される信号は、図13のPPDUに基づいて送受信される信号である。図13のPPDUは、多様なタイプのフレームを送受信するために使われることができる。例えば、図13のPPDUは、制御フレーム(control frame)のために使われることができる。制御フレームの一例は、RTS(request to send)、CTS(clear to send)、PS-Poll(Power Save-Poll)、BlockACKReq、BlockAck、NDP(Null Data Packet)announcement、Trigger Frameを含むことができる。例えば、図13のPPDUは、管理フレーム(management frame)のために使われることができる。management frameの一例は、Beacon frame、(Re-)Association Request frame、(Re-)Association Response frame、Probe Request frame、Probe Response frameを含むことができる。例えば、図13のPPDUは、データフレームのために使われることができる。例えば、図13のPPDUは、制御フレーム、管理フレーム、及びデータフレームのうち少なくとも二つ以上を同時に送信するために使われることもできる。
図14は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形された一例を示す。
図1の副図面(a)/(b)の各装置/STAは、図14のように変形されることができる。図14のトランシーバ630は、図1のトランシーバ113、123と同じである。図14のトランシーバ630は、受信機(receiver)及び送信機(transmitter)を含むことができる。
図14のプロセッサ610は、図1のプロセッサ111、121と同じである。または、図14のプロセッサ610は、図1のプロセシングチップ114、124と同じである。
図14のメモリ620は、図1のメモリ112、122と同じである。または、図14のメモリ620は、図1のメモリ112、122とは異なる別途の外部メモリである。
図14を参照すると、電力管理モジュール611は、プロセッサ610及び/又はトランシーバ630に対する電力を管理する。バッテリ612は、電力管理モジュール611に電力を供給する。ディスプレイ613は、プロセッサ610により処理された結果を出力する。キーパッド614は、プロセッサ610により使われる入力を受信する。キーパッド614は、ディスプレイ613上に表示されることができる。SIMカード615は、携帯電話及びコンピュータのような携帯電話装置で加入者を識別して認証するのに使われるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれと関連したキーを安全に格納するために使われる集積回路である。
図14を参照すると、スピーカ640は、プロセッサ610により処理された音関連結果を出力することができる。マイク641は、プロセッサ610により使われる音関連入力を受信することができる。
以下、本明細書のSTAが支援するチャネルボンディングの技術的特徴が説明される。
例えば、IEEE802.11nシステムでは2個の20MHzチャネルが結合されて40MHzチャネルボンディングが実行されることができる。また、IEEE802.11acシステムでは40/80/160MHzチャネルボンディングが実行されることができる。
例えば、STAは、Primary 20MHzチャネル(P20チャネル)及びSecondary 20MHzチャネル(S20チャネル)に対するチャネルボンディングを実行することができる。チャネルボンディング過程ではバックオフカウント/カウンタが使われることができる。バックオフカウント値は、ランダム値として選択されてバックオフインターバルの間に減少されることができる。一般的に、バックオフカウント値が0になると、STAは、チャネルに対する接続を試みることができる。
チャネルボンディングを実行するSTAは、バックオフインターバルの間にP20チャネルがIdle状態と判断されてP20チャネルに対するバックオフカウント値が0になる時点に、S20チャネルが一定期間(例えば、PIFS(point coordination function interframe space))の間にIdle状態を維持したかを判断する。もし、S20チャネルがIdle状態である場合、STAは、P20チャネルとS20チャネルに対するボンディングを実行することができる。すなわち、STAは、P20チャネル及びS20チャネルを含む40MHzチャネル(すなわち、40MHzボンディングチャネル)を介して信号(PPDU)を送信することができる。
図15は、チャネルボンディングの一例を示す。図15に示すように、Primary 20MHzチャネル及びSecondary 20MHzチャネルは、チャネルボンディングを介して40MHzチャネル(Primary 40MHzチャネル)を構成することができる。すなわち、ボンディングされた40MHzチャネルは、Primary 20MHzチャネル及びSecondary 20MHzチャネルを含むことができる。
チャネルボンディングは、Primaryチャネルに連続するチャネルがIdle状態である場合に実行されることができる。すなわち、Primary 20MHzチャネル、Secondary 20MHzチャネル、Secondary 40MHzチャネル、Secondary 80MHzチャネルは、順次にボンディングされることができ、もし、Secondary 20MHzチャネルがBusy状態と判断される場合、他のSecondaryチャネルが全てIdle状態であるとしてもチャネルボンディングが実行されないことがある。また、Secondary 20MHzチャネルがIdle状態であり、Secondary 40MHzチャネルがBusy状態と判断される場合、Primary 20MHzチャネル及びSecondary 20MHzチャネルに対してのみチャネルボンディングが実行されることがある。
以下、本明細書のSTAが支援するプリアンブルパンクチャリング(preamble puncturing)が説明される。
例えば、図15の一例において、Primary 20MHzチャネル、Secondary 40MHzチャネル、Secondary 80MHzチャネルが全てidle状態であり、Secondary 20MHzチャネルがBusy状態である場合、Secondary 40MHzチャネル及びSecondary 80MHzチャネルに対するボンディングが不可能である。この場合、STAは、160MHz PPDUを構成し、Secondary 20MHzチャネルを介して送信されるプリアンブル(例えば、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、HE-SIG-A、HE-SIG-B、HE-STF、HE-LTF、EHT-SIG、EHT-STF、EHT-LTF等)をパンクチャリング(preamble puncturing)して、Idle状態であるチャネルを介して信号を送信することができる。他に表現すれば、STAは、PPDUの一部帯域に対してプリアンブルパンクチャリング(preamble puncturing)を実行することができる。プリアンブルパンクチャリングに関する情報(例えば、パンクチャリングが適用される20/40/80MHzチャネル/帯域に関する情報)は、PPDUのシグナルフィールド(例えば、HE-SIG-A、U-SIG、EHT-SIG)に含まれることができる。
以下、本明細書のSTAが支援するマルチリンク(Multi-link;ML)に対する技術的特徴が説明される。
本明細書のSTA(AP及び/又はnon-AP STA)は、マルチリンク(Multi Link;ML)通信を支援することができる。ML通信は、複数のリンク(Link)を支援する通信を意味することができる。ML通信に関連したリンクは、図9に開示された2.4GHzバンド、図10に開示された5GHzバンド、図11に開示された6GHzバンドのチャネル(例えば、20/40/80/160/240/320MHzチャネル)を含むことができる。
ML通信のために使われる複数のリンク(link)は、多様に設定されることができる。例えば、ML通信のために一つのSTAに支援される複数のリンク(link)は、2.4GHzバンド内の複数のチャネル、5GHzバンド内の複数のチャネル、6GHzバンド内の複数のチャネルである。または、ML通信のために一つのSTAに支援される複数のリンク(link)は、2.4GHzバンド(または、5GHz/6GHzバンド)内の少なくとも一つのチャネルと、5GHzバンド(または、2.4GHz/6GHzバンド)内の少なくとも一つのチャネルと、の組み合わせである。一方、ML通信のために一つのSTAに支援される複数のリンク(link)のうち少なくとも一つは、プリアンブルパンクチャリングが適用されるチャネルである。
STAは、ML通信を実行するためにML設定(setup)を実行することができる。ML設定(setup)は、Beacon、Probe Request/Response、Association Request/Responseなどのmanagement frameやcontrol frameに基づいて実行されることができる。例えば、ML設定に関する情報は、Beacon、Probe Request/Response、Association Request/Response内に含まれるelementフィールド内に含まれることができる。
ML設定(setup)が完了すると、ML通信のためのenabled linkが決定されることができる。STAは、enabled linkとして決定された複数のリンクのうち少なくとも一つを介してフレーム交換(frame exchange)を実行することができる。例えば、enabled linkは、management frame、control frame、及びdata frameのうち少なくとも一つのために使われることができる。
一つのSTAが複数のLinkを支援する場合、各Linkを支援する送受信装置は、一つの論理的STAのように動作できる。例えば、2個のLinkを支援する一つのSTAは、第1のLinkのための第1のSTAと第2のlinkのための第2のSTAとを含む一つのMLデバイス(Multi Link Device;MLD)で表現されることができる。例えば、2個のLinkを支援する一つのAPは、第1のLinkのための第1のAPと第2のlinkのための第2のAPとを含む一つのAP MLDで表現されることができる。また、2個のLinkを支援する一つのnon-APは、第1のLinkのための第1のSTAと第2のlinkのための第2のSTAとを含む一つのnon-AP MLDで表現されることができる。
以下、ML設定(setup)に関するより具体的な特徴が説明される。
MLD(AP MLD及び/又はnon-AP MLD)は、ML設定(setup)を介して、該当MLDが支援できるリンクに関する情報を送信することができる。リンクに関する情報は、多様に構成されることができる。例えば、リンクに関する情報は、1)MLD(または、STA)がsimultaneous RX/TX operationを支援するかどうかに関する情報、2)MLD(または、STA)が支援するuplink/downlink Linkの個数/上限に関する情報、3)MLD(または、STA)が支援するuplink/downlink Linkの位置/帯域/資源に関する情報、4)少なくとも一つのuplink/downlink Linkで使用可能なまたは選好されるframeのtype(management、control、data等)に関する情報、5)少なくとも一つのuplink/downlink Linkで使用可能なまたは選好されるACK policy情報、及び6)少なくとも一つのuplink/downlink Linkで使用可能なまたは選好されるTID(traffic identifier)に関する情報のうち少なくとも一つを含むことができる。TIDは、トラフィックデータの優先順位(priority)に関し、従来無線LAN規格によって8種類の値で表現される。すなわち、従来無線LAN規格による4個のアクセスカテゴリ(access category;AC)(AC_BK(background)、AC_BE(best effort)、AC_VI(video)、AC_VO(voice))に対応される8個のTID値が定義されることができる。
例えば、uplink/downlink Linkに対して全てのTIDがマッピング(mapping)されると事前に設定されることができる。具体的に、ML設定(setup)を介して交渉が行われない場合には、全てのTIDがML通信のために使われ、追加的なML設定を介してuplink/downlink LinkとTIDとの間のマッピングが交渉される場合、交渉されたTIDがML通信のために使われることができる。
ML設定(setup)を介してML通信に関連した送信MLD及び受信MLDが使用することができる複数のlinkが設定されることができ、これを「enabled link」と呼ぶことができる。「enabled link」は、多様な表現で呼ばれることができる。例えば、第1のLink、第2のLink、送信Link、受信Linkなどの多様な表現で呼ばれることができる。
ML設定(setup)が完了した以後、MLDは、ML設定(setup)をアップデートすることができる。例えば、MLDは、リンクに関する情報に対するアップデートが必要な場合、新しいリンクに関する情報を送信することができる。新しいリンクに関する情報は、management frame、control frame、及びdata frameのうち少なくとも一つに基づいて送信されることができる。
一実施例によると、MLDは、non-AP MLD及びAP-MLDを含むことができる。non-AP MLD及びAP-MLDは、AP(access point)の機能によって区分されることができる。non-AP MLD及びAP-MLDは、物理的に区分され、または論理的に区分されることができる。例えば、MLDがAPの機能を遂行する場合にはAP MLDと呼ばれることができ、前記MLDがSTAの機能を遂行する場合にはnon-AP MLDと呼ばれることができる。
以下の明細書において、MLDは、一つ以上の連結されたSTAを有していて、上位リンク階層(Logical Link Control、LLC)と通じる一つのMAC SAP(service access point)を有している。MLDは、物理的機器を意味し、または論理的機器を意味することができる。以下、デバイスは、MLDを意味することができる。
また、MLDは、マルチリンクの各リンクと連結された少なくとも一つのSTAを含むことができる。例えば、MLDのプロセッサは、前記少なくとも一つのSTAを制御することができる。例えば、前記少なくとも一つのSTAは、各々、独立的に構成され、動作できる。前記少なくとも一つのSTAは、各々、プロセッサ及び送受信機を含むことができる。一例として、前記少なくとも一つのSTAは、MLDのプロセッサと関係なしに独立的に動作することもできる。
以下の明細書では説明の便宜のために、MLD(または、MLDのプロセッサ)が少なくても一つのSTAを制御すると説明されるが、これに限定されるものではない。前述したように、前記少なくとも一つのSTAは、MLDと関係なしに独立的に信号を送受信することもできる。
一実施例によると、AP MLDまたはNon-AP MLDは、複数のリンクを有する構造で構成されることができる。他に表現すれば、non-AP MLDは、複数のリンクを支援することができる。non-AP MLDは、複数のSTAを含むことができる。複数のSTAは、各STA別にLinkを有することができる。
EHT規格(802.11be規格)では一つのAP/non-AP MLDがいくつかのLinkを支援するMLD(Multi-Link Device)構造を主要技術として考慮している。Non-AP MLDに含まれているSTAは、一つのLinkを介してnon-AP MLD内の他のSTAに対する情報を共に伝達できる。したがって、フレーム交換のオーバーヘッドが減る効果がある。また、STAのリンク使用効率を増加させて電力消耗を減少させることができる効果がある。
図16は、non-AP MLDの構造の例を示す。
図16を参照すると、non-AP MLDは、複数のリンクを有する構造で構成されることができる。他に表現すれば、non-AP MLDは、複数のリンクを支援することができる。non-AP MLDは、複数のSTAを含むことができる。複数のSTAは、各STA別にLinkを有することができる。図16は、non-AP MLD構造の一例を示すが、AP MLDの構造も、図16に示すnon-AP MLDの構造の一例と同じく構成されることができる。
例えば、non-AP MLDは、STA1、STA2、及びSTA3を含むことができる。STA1は、link1で動作できる。link1は、5GHzバンド内に含まれることができる。STA2は、link2で動作できる。link2は、6GHzバンド内に含まれることができる。STA3は、link3で動作できる。link3は、6GHzバンド内に含まれることができる。link1/2/3が含まれるバンドは、例示に過ぎず、2.4、5、及び6GHz内に含まれることができる。
このように、Multi-linkを支援するAP/non-AP MLDの場合、AP MLDの各APとnon-AP MLDの各STAがLink setup過程を介して各々のLinkに連結されることができる。そして、この時に連結されたLinkは、状況に応じて、AP MLDまたはnon-AP MLDにより他のLinkに変更または再連結されることができる。
また、EHT規格では電力消耗減少のために、LinkがAnchored linkまたはnon-Anchored Linkに区分されることができる。Anchored linkまたはnon-Anchored Linkは、多様に呼ばれることができる。例えば、Anchored linkは、Primary Linkと呼ばれることができる。non-Anchored Linkは、Secondary linkと呼ばれることができる。
一実施例によると、Multi-linkを支援するAP MLDは、各LinkをAnchored linkまたはnon-Anchored Linkに指定することによって管理できる。AP MLDは、複数のLinkのうち一つ以上のLinkをAnchored Linkとして支援できる。non-AP MLDは、Anchored Link List(AP MLDが支援するAnchored Link目録)の中から自分のAnchored Linkを一つまたは一つ以上を選択することによって使用することができる。
例えば、Anchored Linkは、synchronizationのためのframe exchangeだけでなく、non-data frame exchange(例えば、Beacon及びManagement frame)のために使われることができる。また、non-Anchored linkは、data frame exchangeのためにのみ使われることができる。
non-AP MLDは、idle期間の間にBeacon及びManagement frame受信のためにAnchored linkに対してのみモニタリング(または、monitor)できる。したがって、non-AP MLDの場合、Beacon及びmanagement frame受信のために最小一つ以上のAnchored Linkと連結されなければならない。前記一つ以上のAnchored Linkは、常にenable状態を維持しなければならない。これと違って、non-Anchored Linkは、data frame exchangeのためにのみ使われる。したがって、non-Anchored Linkに該当するSTA(または、non-Anchored Linkに連結されたSTA)は、channel/linkを使用しないidle期間の間にdozeに進入できる。これを介して電力消耗を減らすことができる効果がある。
したがって、以下の明細書では、効率的なLink連結のために、状況に応じてダイナミックにAP MLDまたはnon-AP MLDがLink再連結を推薦または要請するプロトコルが提案されることができる。また、以下の明細書では、一般的なLinkだけでなく、電力減少を目的にして使用するAnchored Linkの特性を考慮したAnchored Link再連結プロトコルが追加的に提案されることができる。
Link変更及び再連結のための実施例
一実施例によると、AP MLDとnon-AP MLDとの間の各Linkは、Associationまたは(re)Association過程で決定されることができる。この時に連結されたLinkを介してAP MLD及びnon-AP MLDは、frame exchangeを実行することができる。Link setup過程を介してAP MLD及びnon-AP MLDが連結される具体的な実施例が図17を介して説明されることができる。
図17は、Link setup過程を介してAP MLD及びnon-AP MLDが連結される例を示す。
図17を参照すると、AP MLDは、AP1、AP2、及びAP3を含むことができる。non-AP MLDは、STA1及びSTA2を含むことができる。AP1及びSTA1は、link1を介して連結されることができる。AP2及びSTA2は、link2を介して連結されることができる。
例えば、AP1及びSTA1は、第1のlink setup過程を介してlink1を介して連結されることができる。AP2及びSTA2は、第2のlink setup過程を介してlink2を介して連結されることができる。他の例として、AP MLD及びnon-AP MLDは、一回のlink setup過程を介して連結されることもできる。他に表現すれば、AP MLD及びnon-AP MLDは、一回のlink setup過程に基づいて、link1及びlink2を介して連結されることができる。
前述したように、各々のAP及びSTAは、連結されたLinkを介してframe exchangeを実行することができる。また、一つのLinkを介して、これと異なるlinkに関するother AP、または、これと異なるlinkに関するother STAの情報が送受信されることができる。
しかし、このようなLink setup過程以後、状況/環境によってより効率的なframe exchange(例えば、Load balancingまたはinterference avoiding等)のために、AP MLDまたはnon-AP MLDは、Link変更または再連結を要請することができる。
Link変更または再連結に関する実施例が図18を介して説明されることができる。
図18は、Linkが変更または再連結される例を示す。
図18を参照すると、既存にはSTA2がAP2に連結されている。以後、AP2のData loadが過度に発生できる。data loadが比較的少ないAP3にSTA2が再連結されることができる。この場合、AP MLD及びnon-AP MLDが効率的なデータ交換を実行することができる効果がある。
図19は、Linkが変更または再連結される具体的な例を示す。
図19を参照すると、AP MLDのAP1は、non-AP MLDのSTA1とlink1を介して連結されることができる。AP MLDのAP2は、non-AP MLDのSTA2とlink2を介して連結されることができる。以後、STA2は、link変更または再連結を介してAP3と連結を試み/要請することができ、STA2は、前記link変更または再連結に基づいて、AP3とlink2を介して連結されることができる。
一実施例によると、non-AP MLDとAP MLDは、性能向上のためにLink transitionを要請することができる。AP MLD及びnon-AP MLDは、現在Link別多様な情報及びlink状態(state)に関する情報を送受信/交換することができる。したがって、AP MLD及びnon-AP MLDは、現在Link別多様な情報及びlink状態(state)に基づいて、信号を送受信するに適したlinkを選択することができ、選択を容易にするために前述した情報を送信することができる。例えば、現在Link別多様な情報は、各Link別data traffic load、Link間のchannel access capabilityに関する情報を含むことができる。例えば、link状態(state)は、disableまたはenableなどに設定されることができる。
以下の明細書では、AP MLD/non-AP MLDが性能を高めるために連結されたlinkでない他のLinkに変更または再連結を要請するために、non-AP MLD/AP MLDと協議する過程が「Link switching negotiation」と命名されることができる。前記「Link switching negotiation」の名称は、多様に呼ばれることができ、これは変更されることもできる。
Link switching negotiation過程でnon-AP MLD(または、AP MLD)は、特定STAに連結されたLinkを他のLinkに変更することを要請し、この要請に対してAP MLD(または、non-AP MLD)は、要請受諾または拒絶メッセージを介して応答できる。
一例として、図19に示すように、Link switching negotiationを介してLink変更が合意された場合、STAは、既存のLinkをAP2からAP3に変更することで、再連結されるLink re-setup過程を実行することができる。
以下ではLink変更または再連結過程が、AP MLDが要請する場合及びnon-AP MLDが要請する場合に区分されて説明されることができる。
AP MLDがLink変更または再連結を要請する実施例
一実施例によると、AP MLDは、効率的なデータ送信のためにnon-AP MLDにLink変更または再連結を要請することができる。例えば、load balancingのために各APのData trafficに基づいて、AP MLDは、STAにさらに効率的なLinkへの変更または再連結を要請することができる。
例えば、AP MLDは、各AP別Data traffic load情報及び/又は各Link間のChannel access capability情報(例えば、STR(Simultaneous TX/RX)capabilityに関する情報等)などに基づいて、non-AP MLDのSTAに適したLinkを計算/確認/確定することができる。以後、AP MLDは、各AP別Data traffic load情報及び/又は各Link間のChannel access capability情報などに基づいて、STA(または、non-AP MLD)にlink変更または再連結を要請することができる。
前述したように、Link変更要請時、AP MLDは、要請メッセージを介して最も適すると考えるLink情報をnon-AP MLDに送信できる。例えば、前記要請メッセージは、Beaconまたはmanagement frameなどを含むことができる。
前述した実施例と関連して、最も適すると考えるLink情報が含まれているelementまたはfieldが新しく提案されることができる。新しく提案されたelementまたはfieldが「recommended link」に定義されることができる。「recommended link」は、例示に過ぎず、具体的なelementまたはfieldの名称は、変更されることもできる。
recommend link(element/field):AP MLDが各Link別多様な情報(例えば、Link別data load等)に基づいて、non-AP MLDのSTAに最も適したLinkを推薦するためのelementまたはfield。例えば、recommend link(element/field)は、AP MLDのLink ID情報またはAP BSS情報等に指示されることができる。他に表現すれば、recommend link(element/field)は、AP MLDのLink ID情報またはAP BSS情報などを含むことができる。
一実施例によると、前記recommend Link(element/field)は、optionalにLink switching Responseに含まれて送信されることができる。例えば、STAは、前記element/field(すなわち、recommend Link)に基づいて、APが推薦したLinkに連結を確立することができる。他の例として、STAは、前記element/field(すなわち、recommend Link)及び自分が有する追加情報に基づいて、指示されたLinkと異なるLinkに連結要請を実行することもできる。
前述した実施例によるAP MLD及びnon-AP MLDの具体的な信号交換過程が図20を介して説明されることができる。
図20は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図20を参照すると、STA2がlink2を介してAP2と連結された状況で、AP2に多くのdata trafficが集まることができる。他に表現すれば、STA2がlink2を介してAP2と連結された状況で、AP2に多くのdata trafficが発生されることができる。
AP MLD(または、AP2)は、相対的にSTAの連結が少ないAP3に再連結することをnon-AP MLD(または、STA2)に要請できる。一般的に、再連結を要請するためのメッセージは、再連結をすることを所望するSTA(すなわち、STA2)に送信するが、状況(例えば、チャネル状況またはリンク状態)に応じて、いかなるSTA(すなわち、other STA)にも送信されることができる。他に表現すれば、チャネル状況またはリンク状態に基づいて、再連結を要請するための要請メッセージ(例えば、Link switching request frame)が送信されるSTAは、変更されることができる。
例えば、前記再連結を要請するための要請メッセージを受信したSTA(すなわち、STA2)は、この要請を受諾する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージ(例えば、Link switching response frame)を送信することができる。他の例として、前記STA(すなわち、STA2)は、この要請を拒絶する場合、「拒絶(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
一般的に、再連結を受諾するSTA(すなわち、STA2)が既存Link(再連結以前の連結Link)に応答メッセージを送信するが、前記応答メッセージは、multi-linkの特性を使用していかなるLink(すなわち、他のSTA)を介しても送信されることができる。
もし、STA2がlink再連結要請を受諾する場合、応答メッセージ送信以後、STA2は、既存のAP2との連結を切ってAP3に対してLink再連結を要請することができる。このとき、再連結要請過程は、既存のMLD間のLink setup過程と同じく実行されることができる。AP3とSTA2との間のLink setup過程が完了した後、STA2は、Link2を介してAP3とFrame exchangeを実行することができる。
それに対して、STA2がlink再連結要請を拒絶する場合、STA2及びAP2は、既存連結されたLink(すなわち、link2)をそのまま使用することができる。
一実施例によると、APがSTAにリンク変更を要請する時、適したLinkを推薦した場合、STAは推薦されたLinkにlinkを変更することもあり、変更しないこともある。例えば、APがSTAに適したlinkを推薦するために、前述したrecommend linkが使われることができる。
例えば、STAは、APの再連結を要請するための要請メッセージに対する応答メッセージとしてLink変更を承認することができる。STAは、推薦Linkにlink変更を承認/確認することができ、前記要請メッセージに含まれている情報以外の他の情報に基づいて、他のLink変更をAPに要請することもできる。
したがって、APは、前記応答メッセージに対する受諾可否をSTAに知らせる必要がある。このために、APは、STAの応答メッセージ(例えば、Link switching Response frame)に対するConfirmationメッセージ(例えば、link switching confirmation frame)をSTAに送信できる。
前述した実施例のAP MLD及びnon-AP MLDの具体的な動作が図21を介して説明されることができる。
図21は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図21を参照すると、AP2は、推薦リンク情報を含んでSTA2にリンク変更を要請することができる。他に表現すれば、AP2は、推薦リンク情報を含むlink switching request frameをSTA2に送信できる。
STA2は、リンク要請受諾可否をLink switching Response frameを介して送信できる。
例えば、Link switchingを受諾した場合、STA2は、Link switching response frameに変更するLink情報を含んで送信できる。このとき、変更するLink情報は、推薦リンクと同じであることもあり、異なることもある。
他の例として、STA2が、AP2が提供した推薦リンクでない他のリンクを選択してLink switching response frameで応答した場合、APは、これに対する最終承認可否に対するメッセージをSTAに送信できる。前記メッセージは、Link switching confirmation frameと呼ばれることができる。
一例として、AP2は、Link switching Confirmation frameを介して、STA2が指定したlinkにlink変更することを受諾することができる。STA2は、Link switching Confirmation frameに基づいて、自分が指定したlinkにlink変更を試みることができる。
他の一例として、AP2は、Link switching Confirmation frameを介して、STA2が指定したlinkにlink変更することを拒絶することができる。STA2及びAP2は、link変更なしに既存に連結されたLinkとの連結を維持することができる。
図21に示された実施例は、APがLink switching request frameに推薦リンク情報を含まずに送信した場合にも適用されることができる。例えば、AP(例えば、AP2)がSTA(例えば、STA2)に推薦リンク情報なしにLink switching request frameを送信した場合、STAは、自分が有した情報に基づいて、直接変更Linkを指定した後、APにLink switching response frameを介して応答できる。この場合にも、APは、最終的に承認に対するLink switching Confirmation frameを送信しなければならない。したがって、Link switching request frameに推薦リンク情報が含まれない場合にも、APがLink switching Confirmation frameを送信する実施例が適用されることができる。
non-AP MLDがLink変更または再連結を要請する実施例
一実施例によると、non-AP MLDは、効率的なデータ送信のために、AP MLDにLink変更または再連結を要請することができる。例えば、データ送信時、STR capabilityを使用するために、non-AP MLDがAP MLDに連結Link変更または再連結を要請することができる。
図22は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図22を参照すると、AP MLD及びnon-AP MLDは、Link switching negotiationを実行することができる。non-AP MLDのSTA2は、link switching request frameをAP MLDのAP2に送信できる。AP MLDのAP2は、前記link switching request frameに応答して、link switching response frameをnon-AP MLDのSTA2に送信できる。link switching request frameまたはlink switching response frameは、変更対象になるlinkを介して送受信されることができるが、これに限定されるものではない。link switching request frameまたはlink switching response frameは、変更対象になるlinkだけでなく、多様なlinkを介して送受信されることもできる。
non-AP MLDは、多様な方法を介してLink変更または再連結を要請することができる。以下、non-AP MLDがLink変更または再連結を要請する三つの方法が提案されることができる。具体的に、前記三つの方法は、Solicited方法、Unsolicited方法、及びGeneral方法が順に説明されることができる。
1)Solicited方法:non-AP MLDがAP MLDに、AP MLDに含まれているAPの多様な情報を要請し、これを介して多様な情報を受信する方法。例えば、多様な情報は、capability、operation element、BSS Parametersに関する情報を含むことができる。
一実施例によると、STAが連結AP MLDのother APsの情報を要請する方法は、linkを再設定する場合だけでなく、多様な場合に使われることができる。例えば、multi-link setup以後、STAは、Link switchingのために、other APのBSS parameter情報を要請し、受信した情報に基づいてbest linkを選択することができる。または、discovery過程で、STAは、AP MLDに各APのBSS load情報を要請し、受信した情報に基づいてlink setupを実行するlinkを選択することができる(ただ、non-AP MLDのSTA個数よりAP MLDのAP個数が多い場合を仮定する)。
したがって、情報要請メッセージを受信したAPは、AP MLD内の全てのAPに対するCapability情報、BSS parameter情報、critical parameters、及び/又はOperation element情報など、いかなる情報も送信できる。前述した例は、以下で説明される実施例に全て適用されることができる。
2)Unsolicited方法:non-AP MLDの別途の情報要請なしに、APが多様な情報を送信する方法。STAは、受信した情報を多様な状況で活用できる。一実施例によると、STAの別途の情報要請なしに、AP MLDのAPがother APsの情報を送信する方法は、linkを再設定する場合だけでなく、多様な場合に使われることができる。したがって、情報要請メッセージを受信したAPは、AP MLD内の全てのAPに対するCapability情報、BSS parameter情報、critical parameters、及び/又はOperation element情報など、いかなる情報も送信できる。前述した例は、以下で説明される実施例に全て適用されることができる。
3)General方法:non-AP MLDが以前Beacon frame等を介して取得した情報に基づいて追加情報なしにLink (re)selectionを要請する方法
1)Solicited方法
以下、まず、前述したsolicited方法に関する実施例が説明されることができる。
一実施例によると、non-AP MLDは、Link変更または再連結前にAP MLDに適したLinkを選択するための情報を要請することができる。STAは、適したLinkを選択するために、各AP別Data load情報または各LinkのCapability情報(または、other linkの情報)などを活用することができる。
例えば、前記各Link別Capability情報は、Beacon frameなどに含まれて周期的に送信されることができる。
他の例として、Link別Capability情報は、optional情報であって、周期毎に送信されるBeacon frameに含まれないこともある。または、フレームオーバーヘッドを減らすために、STAが連結されたリンクまたは関連した一部リンクの情報のみが受信されることもある。または、non-AP MLDの特性(例えば、低電力デバイス)によってBeacon受信周期が長い場合、non-AP MLDは、さらに適したLink選択のためのLink別Capability情報を受信することができないこともある。
前述した場合において、non-AP MLDは、Link別capability情報及びAP MLDの各Link別情報(例えば、BSS parameter情報またはOperation element情報等)の最新情報を要求することができる。前記link別capability情報及び各Link別情報のlinkは、送受信されるlinkだけでなく、other linkも含むことができる。例えば、QoS data frameのfield(11ax規格のA-Control field)、management frame、Probe response/request frame、PS-PollフレームまたはNull frameなどが最新情報を要請/送信するために使われることができる。または、最新情報を要請/送信するために、別途の新規フレームが定義されることもできる。
一実施例によると、Link別capability情報及びAP MLDの各Link別情報の最新情報を要請するために、STAは、APにLink再選択のために必要な情報を要請する要請メッセージを送信することができる。例えば、前記要請メッセージのために従来に定義されたprobe request frameが再使用されることができる。他の例として、前記要請メッセージのための新規フレームが定義されることもできる。
一実施例によると、前記要請メッセージを介して、STAは、必要な特定情報を指定してAPに要求することもできる。指定されることができる特定情報は、状況に応じて変更されることができる。すなわち、STAは、特定Linkに該当する情報のみを要請し、または特定Capabilityに該当する情報のみを要請することもできる。例えば、特定linkに該当する情報は、特定linkのBSS load/parametersに関する情報を含むことができる。また、Capabilityに該当する情報は、全てのlink(all link)のBSS load情報または特定linkのBSS load情報を含むことができる。この場合、APは、応答メッセージを介してSTAが指定した情報のみを送信することができる。特定情報要請及び応答に関する具体的な実施例がIOM定義及び動作に関する実施例を介して説明されることができる。
他の一例として、STAは、前記要請メッセージを介してAP MLDが現在有した全てのCapability情報(例えば、other linkの情報も含む)を要求することもできる。
前述した例のように、APが有した全ての情報を送信するための実施例またはSTAが指定した特定情報のみを送信するための実施例は、多様に定義/設定されることができる。例えば、APは、特定情報のみを指示(または、送信)するために、別途のfieldまたはbitmapなどに基づいて、全ての情報または指定された情報を送信することができる。
一般的に、AP MLDに情報を要請するメッセージは、再連結をすることを所望するSTAを介して送信されることができるが、状況に応じて(チャネル状況またはリンク状態)、いかなるSTA(すなわち、other STA)を介しても送信されることができる。
前記要請メッセージを受信したAP MLDは、STAが要請した情報(例えば、Link別data load情報、Link間のSTR capability情報等)を含む応答メッセージ(すなわち、information message)をnon-AP MLDに送信できる。例えば、前記要請メッセージのために従来規格のProbe request frameが再使用される場合、AP(または、AP MLD)は、前記応答メッセージとしてProbe response frameを使用して応答しなければならない。
前記応答メッセージも一般的にRequest messageを受信したAPを介して送信されることができるが、multi-linkの特性を使用していかなるAP(すなわち、other AP)を介しても送信されることができる。
選択的に、AP MLDは、STAに適したLinkを推薦する「recommend link」elementを、前述した多様な情報(例えば、Link再選択のために必要な最新情報)を含む応答メッセージを介して共に送信できる。
前述したsolicited方法は、non-AP MLDのSTAでLink変更または再連結のために使われることができる。例えば、non-AP MLDのSTAがLink congestionによってLink再選択を所望する場合、non-AP MLDのSTAは、Solicited methodを介して連結されたAP MLDの各リンク別BSS load情報及びBSS parameter情報を要請することができる。この要請メッセージを受信したAPは、STAが指示したリンク及び情報を応答メッセージに含ませて送信できる。
以下、前述した要請メッセージ及び応答メッセージは、link変更のための要請メッセージ及びlink変更のための応答メッセージと区分するために、情報要請メッセージ及び情報応答メッセージとして説明されることができる。
前述した情報応答メッセージに含まれている情報に基づいて、STAは、適したLinkを再選択してAP MLDにLink変更または再連結を、link変更のための要請メッセージを介して要請できる。前記link変更のための要請メッセージは、自分が再連結するAP情報とLink情報を含むことができる。
前記要請メッセージを受信したAP MLDは、要請を受諾する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができる。AP MLDは、要請を拒絶する場合、「拒絶(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし、要請を受諾する場合、APは、応答メッセージ送信以後からは再選択されたAPのLinkを介したframe exchangeに基づいて、Link (re)setupを実行することができる。それに対して、要請を拒絶する場合、STAは、既存連結されたLinkをそのまま使用することができる。
Solicited方法による具体的なAP MLD及びnon-AP MLDの動作の例が図29を介して説明されることができる。
図23は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図23を参照すると、non-AP MLDのSTA2が連結されたLinkを再選択したい時、STA2は、AP MLDにLink2を介してInfo要請メッセージを送信することができる。これを受信したAP MLDは、non-AP MLDのLink再選択のために必要な情報を含むInfo応答メッセージを送信することができる。前述したInfo応答メッセージに含まれている情報に基づいて、non-AP MLDのSTA2は、link変更のための要請メッセージ(すなわち、link switching request frame)をAP MLDのAP2に送信できる。以後、STA2は、link変更のための応答メッセージ(すなわち、link switching response frame)を受信して、link変更のためのlink (re)set-upを実行することができる。
本明細書で提案される情報要請に関する実施例は、STAがAPに必要な情報を要請する場合にも使用/適用されることができる。STAがAPから受信するフレーム(例えば、beacon)に含まれている情報が足りない場合、STAは、足りない情報に対してAPに要請できる。例えば、APがother linkの情報を含まずに、連結されたlinkの情報のみを送信し、またはother linkの情報アップデート有無に関する情報のみを送信する場合、STAは、足りない情報に対してAPに要請できる。
以下、non-AP MLDのSTAが適したLinkを選択するための情報を含む新しいelement/fieldが提案されることができる。
例えば、「STA ratio per Link」(element/field)が提案されることができる。「STA ratio per Link」は、Link別連結されたSTA個数比率に関する情報を含むことができる。「STA ratio per Link」の具体的な例が図24を介して説明されることができる。
図24は、STA ratio per Linkの具体的な例を示す。
図24を参照すると、STA ratio per Link(element/field)は、全体AP MLDで各Link別に連結されているSTA個数または比率に関する情報を含むことができる。
例えば、3個のLinkを有するAP MLDに総50個のSTAが連結されている場合、Link1に10個、Link2に20個のSTAが連結されることができる。AP MLDは、STA ratio per Link(element/field)を介して各々のLink別連結されたSTAに対する情報を値または比率(%)に関する情報をnon-AP MLDに送信できる。
一例として、各々のLink別連結されたSTAに対する情報が値で表現される場合、Link1は10、Link2は20で表現/設定されることができる。したがって、STA ratio per link1の値が10に設定されることができる。また、STA ratio per link2の値が20に設定されることができる。
他の一例として、各々のLink別連結されたSTAに対する情報が割合で表現される場合、Link1は20(10/50)%、Link2は40(20/50)%で表現/設定されることができる。したがって、STA ratio per link1の値が20に設定されることができる。また、STA ratio per link2の値が40に設定されることができる。
前述した例は、例示に過ぎず、各々のLink別連結されたSTAに対する情報は、多様に設定されることができる。前述した例の以外にも、相対的な値に各々のLink別連結されたSTAに対する情報が設定されることができる。
前述した各々のLink別連結されたSTAに対する情報に基づいて、STAは、各Link別に連結されたSTA個数及び比率を確認/取得することができ、これをLink選択のための情報として使用することができる。
一実施例によると、前述した「STA ratio per Link」(element/field)外にも、多様な情報/element/fieldが情報応答メッセージに含まれることができる。例えば、下記のような情報/element/fieldが情報応答メッセージに含まれることができる。
-各AP別BSS load情報
-Link間のSTR Capability情報
-各Link別TXOP情報
-各Link別NAV情報
-推薦Link情報(すなわち、「recommend Link」element)
-Link別連結STA比率情報(すなわち、「STA ratio per Link」element)
-その他等等
前述した情報/element/field外にも、link選択のために必要な多様な情報が情報応答メッセージに含まれて送信されることができる。
前述した例のような情報を受信したSTAは、受信した情報に基づいて、自分が変更または再連結するAPを選択した後、Link再連結を要請するための要請メッセージを送信することができる。前記要請メッセージを受信したAP MLDは、要請を受諾する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができる。AP MLDは、要請を拒絶する場合、「拒絶(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし、要請を受諾する場合、APは、応答メッセージ送信以後からは再選択されたAPとのLinkを介してframe exchangeを実行することができる。それに対して、拒絶する場合、STAは、既存連結されたLinkをそのまま使用することができる。
2)Unsolicited方法
non-AP MLDが直接追加情報を要請するSolicited方法と違って、Unsolicited方法によると、non-AP MLDの追加情報要請なしにBeacon frameまたは別途のフレーム(例えば、QoS data frameのfield(11ax規格のA-Control field)、management frame、FILS discovery frame、unsolicited Probe response frame、PS-PollフレームまたはNull frame等)を介して、AP MLDは、non-AP MLDに追加情報を送信することができる。他の例として、non-AP MLDに追加情報を送信するためのフレームとして新規フレームが定義されることもできる。
例えば、Beacon周期が多少長い場合、non-AP MLDがLink switchingのために必要な必須情報が足りない、または最新情報でないこともある。したがって、APは、AP MLDのLink capability情報が含まれているフレームをnon-AP MLDに送信できる。以後、non-AP STAは、AP MLDの各Link別Capabilityに対する最新情報を取得することができる。前記フレームは、周期的に送信されることもあり、非周期的に送信されることもある。
一例として、前記フレームが周期的に送信される場合、APは、一定の時間間隔毎にAPの最新情報を共有するためにフレームを送信することができる。このとき、その時間間隔は、APが送信するBeacon周期よりは短いべきである。また、前記フレームとしてFILS Discovery frameが使われる場合、前記フレームは、20us毎に送信されることもできる。他の一例として、APとSTAがcapability negotiationを介して合意した周期が使われることもできる。例えば、IOM capability elementの「periodic」field及び「interval」field/subfield値を介して送信周期が指示されることができる。
他の一例として、前記フレームが非周期的に送信される場合、APの情報(capability、BSS parameter、operation element)のアップデートイベントが発生するたびに、APは、前記フレームを送信することができる。具体的な一例として、AP MLDのAPのLink capabilityが変更されるたびに、連結されたSTAに、変更された情報が送信されることができる。この場合、STAは、Link capabilityに対する最新情報を維持することができる。
前述した例によると、non-AP STAが別途のLink capability取得のための要請メッセージを送信しないため、solicited方法に比べて相対的にframe exchange overheadが少なく発生する効果がある。また、主要情報がアップデートされるたびにアップデートされた情報をSTAが受信することができるため、STAが受信した情報を有用に使用することができる効果がある。
Unsolicited方法による具体的なAP MLD及びnon-AP MLDの動作の例が図25を介して説明されることができる。
図25は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図25を参照すると、AP MLDは、non-AP MLDの別途要請メッセージなしにLink再選択(reselection)に必要な必須情報を別途のframe(例えば、Info message)でnon-APに送信できる。
一実施例によると、図25とは違って、AP MLDは、non-AP MLDの別途要請メッセージなしに、Link capabilityに対する情報を自分がnon-AP MLDに送信するDLフレーム(例えば、QoS data frame)のfieldを介してSTAに送信することもできる。
したがって、non-AP MLDは、Beacon frame周期と関係なしに最新Link capability情報を取得することができる。non-AP MLDは、受信された情報に基づいて、Link switching時に適したLinkを選択することができる。前記受信された情報に基づいて、STAは、適したLinkを再選択することでAP MLDにLink変更または再連結を要請することができる。前記要請メッセージは、自分が再連結するAP情報及びLink情報を含むことができる。また、このメッセージを受信したAP MLDは、要請を受諾する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができ、拒絶する場合、「拒絶(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし、要請を受諾する場合、APは、応答メッセージ送信以後からは再選択されたAPのLinkでframe exchangeを介してLink (re)setupを実行することができる。それに対して、拒絶する場合、STAは、既存連結されたLinkをそのまま使用することができる。
3)General方法
General方法によると、non-AP MLDは、自分が現在有した情報に基づいて、追加情報要請なしにLink変更または再連結を要請することができる。この時に使われる情報は、以前に受信したBeaconまたはManagement frameなどに含まれているAP MLDの情報及びnon-AP MLDの情報(例えば、Link別STR Capability情報、Link state(enable/disable)情報等)を含むことができる。
Solicited方法と違って、STAは、AP MLDに別途の情報要請なしに直接Link変更または再連結のための要請メッセージをAP MLDに送信できる。前記要請メッセージは、自分が再連結するAP情報とLink情報を含むことができる。前記要請メッセージを受信したAP MLDは、要請を受諾する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信し、拒絶する場合、「拒絶(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし、要請を受諾する場合、APは、応答メッセージ送信以後からは再選択されたAPとのLinkを介してframe exchangeを実行することができる。それに対して、拒絶する場合、STAは、既存連結されたLinkをそのまま使用することができる。
General方法による具体的なAP MLD及びnon-AP MLDの動作の例が図26を介して説明されることができる。
図26は、link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図26を参照すると、STA2は、QoS保障を理由で直接Linkを変更することを所望することができる。STA2が既存にAP MLDから受けた情報(例えば、Beacon frameまたはManagement frame等を介して受信した情報)があり、または再連結することを所望するLinkを既に決定した場合、STA2は、別途の情報要請なしにLink変更または再連結を要請することができる。
STA2は、Link switching request frameにSTA情報(例えば、STA ID等)及び変更しようとするLink情報(例えば、Link IDまたはAP BSS情報等)を含んで送信できる。これを受信したAP MLDは、変更を受諾する場合、既存Link2を介して「承認」のLink switching response frameをSTA3に送信できる。以後、non-AP MLDのSTA2は、Link (re)setup過程を実行した後、AP3に再連結されることができる。
Link変更及び再連結方法をIndicationするためのシグナリング
前記提案された方法を指示するために、AP MLDとnon-AP MLDとの間のnegotiationを介して相互間の合意過程が必要である。このために、以下の明細書では提案される方法をenableするためのシグナリング方法が提案されることができる。
まず、前記提案された方法を指示するために、新規elementが提案されることができる。以下、Link変更及び再連結方法に対してIndicationするためのシグナリングに関する実施例が説明されるが、前記実施例は、Anchored Link変更及び再連結方法に対してindicationするためのシグナリングに関する実施例にも適用されることができる。
Link変更及び再連結方法をIndicationするためのシグナリング過程は、multi-link setupまたはmulti-link setup以後に実行されることができる。また、Link変更及び再連結方法をIndicationするためのシグナリング過程に、以下で提案される新規elementsが使われることができる。例えば、前記elementsは、従来規格の(re)association frameまたは新規frameに含まれることもできる。
IOM(Information Obtain Method)Capability Element
IOM Capability Elementは、マルチリンクのための追加情報取得方法の活性化(enable)可否に関する情報を含むことができる。例えば、AP MLDとnon-AP MLDがmulti-link setup過程で動作合意のためのメッセージを交換する過程(例:capability negotiation過程)で、メッセージに、elementにIOM capability値が存在できる。前記メッセージに、elementにIOM capability値が存在することは、IOM capabilityが支援されることを意味することができる。
一実施例によると、AP MLDがIOM capabilityを支援する場合、APは、Other APの情報を内部的に共有を受けて、Other APの情報を有していることがある。other APの情報が共有されないMLDは、IOM capabilityを支援することができない。
一実施例によると、IOM capability elementの値が第1の値(例えば、1)に設定される場合、IOM capability elementは、IOMを活性化させて指示された機能で動作することを意味することができる。それに対して、IOM capability elementの値が第2の値(例えば、0)に設定される場合、IOM capability elementは、IOMを非活性化させることを意味することができる。
一実施例によると、IOM capability elementは、多様な動作を指示するために多様なfield/elementを含むことができる。例えば、IOM capability elementは、以下で説明される多様なfield/elementを含むこともできる。ただし、AP MLDがリンク変更を要請する場合及びnon-AP MLDがリンク変更を要請する場合によって、IOM capability elementに追加されるfield/elementが異なるように設定されることができる。また、IOM capability elementに追加されるfield/elementのうち少なくとも一部は、省略されることもできる。一例として、IOM capability elementに追加されるfield/elementのうち指示する必要がない情報を含むfield/elementは、省略されることができる。
以下、マルチリンクに関する追加的な情報を取得するために定義/設定される多様なfield/elementの例が説明されることができる。以下で説明される多様なfield/elementは、独立的に構成され、または二つ以上のfield/elementが結合されて多様なフレームを介して送信されることができる。例えば、以下で説明される多様なfield/elementは、他のelementに含まれて定義する動作を実行することができる。他の例として、以下で説明される多様なfield/elementは、各々のelementまたは独立的なfieldで他のelementに追加されて使われることもできる。
Method種類(または、Method)field/element
Method種類field/element(以下、Method field/element)は、IOMの動作方法に関する情報を含むことができる。他に表現すれば、Method field/elementは、IOMの動作方法を指示することができる。例えば、Non-AP MLDがAPから情報取得のためにIOM方法を活性化させる時、Non-AP MLDは、前記提案した方法(例えば、Solicited方法、Unsolicited方法、General方法)の中から使用する方法を選択して指示できる。
一例として、Method field/elementの値が第1の値(例:0)であることに基づいて、Solicited方法が指示/使われることができる。Method field/elementの値が第2の値(例:1)であることに基づいて、Unsolicited方法が指示/使われることができる。Method field/elementの値が第3の値(例:2)であることに基づいて、General方法が指示/使われることができる。Method field/elementの値が第4の値(例:3)であることに基づいて、Solicited方法とUnsolicited方法が全て指示/使われることができる。
他の一例として、Method field/elementとして1bitが使われることができる。この場合、Method field/elementの値が第1の値(例:0)(例:0)であることに基づいて、Solicited方法が指示/使われることができる。Method field/elementの値が第2の値(例:1)であることに基づいて、Unsolicited方法が指示/使われることができる。
他の一例として、Method field/elementとして2bitが使われることができる。この場合、各方法別単独使用または重複使用などが指示されることもできる。
リンク範囲(Link range)field/element
non-AP MLDは、AP MLDに情報を要請する場合、リンク範囲(Link range)field/elementを介して要請するリンクの範囲を指示することができる。リンク範囲(Link range)field/elementは、STAがAP MLD内の全てのリンクの情報を要請することを所望するか、または、AP MLD内の一部リンクの情報を要請することを所望するかに関する情報を含むことができる。
例えば、リンク範囲field/elementの値が第1の値(例:0)である場合、リンク範囲field/elementは、AP MLD内の全てのリンクに対する情報を要請することを意味することができる。リンク範囲field/elementの値が第2の値(例:1)である場合、リンク範囲field/elementは、AP MLD内の一部リンクに対する情報を要請することを意味することができる。
このとき、リンク範囲field/elementの値が第1の値(例:0)である場合には、AP MLD内の全体リンクに対する要請であるため、別途のリンク指示子(例えば、「Link condition」field)情報が必要でない。これに対して、リンク範囲field/elementの値が第2の値(例:1)である場合には、AP MLD内の一部リンクに対する情報要請であるため、リンク指示子情報が必要である。
情報範囲(Info range)field/element
情報範囲(Info range)fieldは、non-AP MLDが情報を要請する場合、情報の範囲を指示するために使われることができる。
例えば、情報範囲(Info range)fieldの値が第1の値(例:0)である場合、情報範囲(Info range)fieldは、APが有した一部情報のみが提供されることを示すことができる。情報範囲(Info range)fieldの値が第2の値(例:1)である場合、情報範囲(Info range)fieldは、APが有した全ての情報(または、全体情報)が提供されることを示すことができる。
一実施例によると、APが有した情報(element)の全体または一部要請を示すために情報範囲(Info range)fieldが定義されることができるが、STAは、追加的なsubfieldを介してより細かい情報を要請することもできる。例えば、提供を受ける情報範囲(例えば、all informationまたはpartial information)を指示するためのsubfieldが情報範囲fieldに含まれることもできる。例えば、提供を受ける情報範囲を指示するためのsubfieldは、all/partial subfieldに定義/設定されることができる。
一実施例によると、全ての情報の提供を受けるかどうかまたは前記全ての情報のうち変更された情報のみの提供を受けるかどうかを示すためのsubfieldが新しく提案されることができる。他に表現すれば、前記新しく提案されたsubfieldは、全ての情報の提供を受けるかどうかまたは前記全ての情報のうち変更された情報のみの提供を受けるかどうかを指示することができる。
例えば、全ての情報の提供を受けるかどうかまたは前記全ての情報のうち変更された情報のみの提供を受けるかどうかを示すためのsubfieldは、only updated subfieldに定義/設定されることができる。
STAが変更された情報のみを受信することを所望する場合、only updated subfield値が1に設定されることができる。他に表現すれば、STAが変更された情報のみを受信することを所望する場合、前記STAは、only updated subfield値を1に設定できる。例えば、only updated subfield値が1に設定された場合、solicited方法によると、STAが情報要請時、AP(または、AP MLD)は、要請した情報のうち変更された情報(すなわち、アップデートされた情報)のみを送信することができる。他の例として、only updated subfield値が1に設定された場合、unsolicited方法によると、APは、STAが設定した情報範囲で変更された情報のみを公知(notify)することができる。
前記例によると、変更された情報のみを受信するために、情報範囲(Info range)field内のonly updated subfieldが提案されたが、これに限定されるものではない。変更された情報のみを受信するために、別途のfieldまたはelementが定義/設定されることもできる。
前述した実施例によると、STAが要請できる情報の範囲が、Updateされた情報または全ての情報に設定されることができる。この場合、多くのフレームオーバーヘッドを所望しないSTAは、変更された情報に対してのみ受信するように要請できる。したがって、オーバーヘッドを減少させることができる効果がある。
リンク条件(Link condition)field/element
リンク条件(Link condition)fieldは、要請する特定リンクを指示するために使われることができる。他に表現すれば、リンク条件(Link condition)fieldは、要請する特定リンクに関する情報を含むことができる。リンク条件fieldは、STAが特定リンク情報のみをAPから提供を受けることを所望する場合に使われることができる。
リンク条件(Link condition)fieldは、リンク識別子(例えば、Link ID、BSS ID)で表示されることができる。他に表現すれば、リンク条件(Link condition)fieldは、リンク識別子(例えば、Link ID、BSS ID)に関する情報を含むことができる。他に表現すれば、情報を取得するためのリンクを特定するために、リンク識別子が使われることができる。
例えば、Link1に連結されたSTAがLink2、Link3に対する情報のみをAPに要請したい場合、STAは、リンク条件fieldにlink2、link3を表示してLink2、Link3に対する情報をAPに要請できる。例えば、前述したinfo range fieldの値が1である場合、link2、link3に該当する全ての情報が送信されることができる。他の例として、前述したinfo range fieldの値が0である場合、link2、link3でSTAが指定した一部情報が送信されることができる。一実施例によると、STAが指定する一部情報は、下記のInfo condition fieldを介して決定されることができる。
一実施例によると、リンク条件(Link condition)fieldの値がない、または0である場合、APは、リンク条件がないと判断できる。したがって、APは、STAに全てのリンクに関する情報を提供/送信することができる。
情報条件(Info condition)field/element
情報条件(Info condition)fieldは、要請する特定情報種類を指示するために使われることができる。他に表現すれば、情報条件(Info condition)fieldは、STAが特定情報のみをAPから提供を受けることを所望する場合に使われることができる。
例えば、情報条件fieldは、info range fieldが0に設定された場合にのみ使われることができる。他の例として、情報条件fieldは、info range fieldがない場合にも、STAが特定情報を指示するために使われることができる。
例えば、情報条件field内で、STAが指定可能な情報(例えば、BSS Load、STR Capability等)がBitmapで表示されることができる。一例として、APが提供する情報の種類及びBit内の指示方法または順序などは、多様に設定されることができる。
一実施例によると、情報条件fieldは、前述したリンク条件fieldと共に使われることができる。一実施例によると、情報条件fieldは、多様なfield/elementの組み合わせに基づいて、多様な条件の要請情報をSTA(または、AP)に送信できる。
一実施例によると、マルチリンクに関する追加的な情報を取得するために定義/設定されるfield/elementは、前述したfield/elementに限定されるものではなく、多様なfield/elementがさらに設定されることもできる。
したがって、MLD(AP MLDまたはnon-AP MLD)は、multi-link setup過程で、前述したelements/fieldsのうち少なくとも一つを使用してAP MLDとnon-AP MLDとの間のnegotiationを介してIOM機能(capability)を指示することができる。また、MLDは、multi-link setup完了以後、別途のメッセージ交換を介してMLD間の合意内容をアップデートさせることができる。
一実施例によると、IOM機能(capability)が活性化された場合、リンク変更及び再連結のための実施例に基づいてAP MLD及びnon-AP MLDが動作できる。
以下、IOM機能(capability)が活性化された場合、AP MLD及びnon-AP MLDの動作の例が説明されることができる。例えば、non-AP MLDが前述したfield/elementをAP MLDに送信することによって、マルチリンクのための追加情報を要請することができる。non-AP MLDは、前述したfield/elementを含むIOM Capability elementをAP MLDに送信できる。前述したfield/elementがIOM Capability elementに含まれることは、例示に過ぎず、独立的なfield/elementで送信されることもできる。
例えば、multi-link setup過程で、non-AP MLDは、「Method field=0」及び「Info range field=1」を含むIOM Capability elementをAP MLDに送信し、AP MLDとこれに対して合意できる。この場合、multi-link setup以後、non-AP MLDは、Solicited methodで動作し、情報要請時にbeaconに含まれている全ての情報を含むマルチリンクのための情報(例えば、Other APに関する情報)を要請することができる。したがって、AP MLDは、STAから要請メッセージを受信した場合にのみ、Linkに対する情報を応答メッセージとして提供/送信できる。AP MLDは、要請メッセージ受信時、AP MLD内の全てのリンクに対する情報を含む応答メッセージをSTAに送信できる。前記AP MLD内の全てのリンクに対する情報は、beaconに含まれている情報を全て含むことができる。
他の例として、non-AP MLDは、「Method field=1」、「Info range field=0」、「Link range=Link id2」、「Info condition field=(bitmapを介してBSS Loadを表示した値)」を含むIOM Capability elementをAP MLDに送信し、AP MLDとこれに対して合意できる。この場合、multi-link setup以後、non-AP MLDは、Unsolicited methodで動作できる。したがって、別途の要請メッセージがなくても、APは、Link2のBSS load情報を別途のメッセージを介してSTAに送信できる。
一実施例によると、AP MLDとnon-AP MLDは、multi-link setup過程でまたはmulti-link setup以後に、本明細書で提案されたシグナリング方法を介して提案するIOM方法を活性化させることができる。また、AP MLDとnon-AP MLDは、IOM Capability element内の多様なfield値を介して要請する情報範囲及び種類を制限することができる。
一実施例によると、前述したIOMシグナリング方法を介してMLD間の正確な動作協議(Negotiation)以後にIOM動作が実行されることができるが、別途のシグナリング過程なしに、MLD具現によりIOM動作が実行されることもできる。これはAP MLDとnon-AP MLDの協議なしに、AP MLD具現によりまたはnon-AP MLDの具現により動作することを意味することができる。
前述した実施例に基づいて、AP MLD及びnon-AP MLDが動作できるが、別途のシグナリング交換なしにMLDがIOM動作を実行する場合、下記のような制約事項が発生できる。
1)Solicited方法に対する制約事項:もし、AP MLDのAP間にInfo sharingが支援されない場合、STAが他のLinkに対する情報を要請すると、応答することができない。
2)Unsolicited方法に対する制約事項:APは、Link追加情報が必要なSTAを自ら判断して(例えば、beacon周期等)別途のメッセージを提供することができる。したがって、STAは、自分がこの情報を受信するかどうかをあらかじめ予測することができない。
MLDが別途のシグナリング方法なしにIOMを具現する場合、動作過程が単純になる効果があるが、前述した制約事項が発生できる問題がある。
Anchored Link変更及び再連結のための実施例
一実施例によると、AP MLDは、Anchored Linkを支援することができる。AP MLDがAnchored Linkを支援する場合、前述したLink変更及び再連結のための実施例に追加的に考慮される事項がある。
AP MLDは、一つまたは一つ以上のAnchored Linkを支援することができ、一つまたは一つ以上のAnchored Linkに関する情報をnon-AP MLDにAnchored Link List情報/elementを介して提供できる。Non-AP MLDは、このようなAnchored Link Listの中から一つまたは一つ以上のLinkを自分のAnchored Linkとして選択して使用することができる。Anchored Linkとして選択されたlinkでない残りのLinkは、non-Anchored Linkとして動作できる。
Anchored Link及びnon-Anchored Linkは、電力消耗側面、データロード側面でtrade-off関係を有する。すなわち、non-AP MLDが一つのAnchored Linkを使用すると、電力消耗量は減少させることができるが、データ(特に、Beacon及びmanagement frameに対するデータ)送信QoS保障は容易でない。それに対して、複数のAnchored Linkを使用すると、データ送信QoS保障はできるが、電力減少量が減ることができる。
したがって、non-AP MLDは、効率的なdata exchangeのためにAnchored Linkに対して動的に(dynamically)再選択を要請しなければならない。したがって、以下、non-AP MLDがAnchored link変更/再選択を動的に(dynamically)要請するための実施例が提案されることができる。
まず、Anchored Linkを支援するMLD構造が図27を介して説明されることができる。
図27は、Anchored Linkを支援するMLD構造の例を示す。
図27を参照すると、AP MLDは、5個のLinkのうち2個のLink(すなわち、AP1及びAP4)をAnchored Linkとして使用することができる。non-AP MLDは、Anchored Linkとして使われる2個のlinkの中からLink1を選択して一つのAnchored Linkを使用することができる。Non-AP MLDの残りのLinkは、non-Anchored Link(Link2、Link3)に連結されることができる。すなわち、non-AP MLDは、Beacon及びmanagement frame受信のためにLink1を常にmonitoringしなければならない。
一実施例によると、STA1がLoad balancingなどの理由で既存に使用したAnchored LinkをAP1でないAP4のAnchored Linkに変更することを要請することができる。Anchored Link変更のために、前述したLink switchingに関する実施例が適用されることができる。
ただし、Anchored Linkは、AP MLDが支援するLinkのうち一部Linkで制限的に支援される。したがって、AP MLDは、別途のAnchored Link Listを有することができる。non-AP MLD(または、STA)は、前記Anchored Link Listに含まれているLinkの中から一つを選択して変更または再連結を要請しなければならない。また、non-AP MLDは、最小限一つ以上のAnchored Linkを有しなければならないため、Link変更または再連結要請時にこれを考慮してAnchored Link変更を要請しなければならない。
前述した実施例のために、AP MLDは、non-AP MLDに追加的に「Anchored Link List」情報を提供しなければならない。これは新規Elementまたはfield形態でフレームに含まれることができる。前述した「Anchored Link List」の名称は、例示に過ぎず、多様に設定/表現されることができる。
-「Anchored Link List」(element/field):現在AP MLDが支援するAnchored Linkのリスト情報。例えば、現在AP MLDが支援するAnchored Linkのリスト情報は、一つまたは一つ以上のLink IDまたはAP BSS値等に指示/設定されることができる。Non-AP MLDは、前記リスト内に含まれているLinkのうち最小限一つ以上のAnchored Linkと連結されなければならない。
前述した情報(例えば、「Anchored Link List」(element/field))は、既存のBeaconまたはmanagement frameに含まれて送信され、または前述したSolicited方法の場合、Info response messageに共に含まれてnon-AP MLDに送信されることができる。
したがって、non-AP MLDが、自分が使用するAnchored Link変更を要請する場合、non-AP MLDは、現在支援するAnchored Link List情報をあらかじめ知っていなければならない。もし、Anchored Link List情報を知らない、または(最も)最新情報を得たい場合には、Solicited方法でAP MLDから取得できる。
Anchored Link List情報に基づいて、STAは、Anchored Link Listのうち一つのLinkにのみ変更または再連結を要請することができる。もし、Listに含まれない他のLinkに変更または再連結を要請する場合、AP MLDは、拒絶メッセージをSTAに送信できる。
Anchored Link変更または再連結をする場合、既存のLink変更方法以外に追加的に考慮すべき事項がある。non-AP MLDのSTAがAnchored Linkを変更する場合は、大きく二つに区分されることができる。
第一は、既にAnchored Linkに連結されているSTAがload balancingなどの理由でAP MLDの他のAnchored Linkに変更する場合(Anchored LinkのためのAP変更)である。第二は、Anchored Linkに連結されているSTAが電力状態などの理由でdisableされて、non-AP MLDの他のSTAがAnchored Linkに再連結される場合(Anchored LinkのためのSTA変更)である。
第一の場合は、前述したLink変更及び再連結のための実施例と類似/同一に動作できる。ただし、STAがLink再選択時、AP MLDが支援するAnchored Link ListのLinkの中から選択しなければならない。もし、他のLinkを選択する場合、AP MLDは、拒絶応答メッセージを送信することができる。
第二の場合は、追加的な考慮事項が必要である。第二の場合に対する例が図28を介して説明されることができる。
図28は、Anchored link変更または再連結が必要な状況の例を示す。
図28を参照すると、non-AP MLDのSTAは、多様な理由(例えば、power offなど)でSTA1の状態がdisabledされることができる。このとき、現在STA2とSTA3は、全てnon-Anchored Linkに連結されているため、二つのうち一つのSTAは、Anchored Linkに再連結されなければならない。
図28に示すように、non-AP MLDがAnchored Linkを再連結すべき場合、non-AP MLDは、STA2とSTA3のうち一つのSTAをAnchored Linkに再連結を試みることができる。
例えば、non-AP MLDが、AP MLDが支援するAnchored Link Listに対する情報を知っている場合、non-AP MLDは、適したLinkを選択してLink変更を要請することができる。
他の例として、non-AP MLDが、AP MLDが支援するAnchored Link Listに対する情報がない場合、non-AP MLDは、AP MLDにInfo requestを介して情報を取得した後、適したLinkを選択してLink変更を要請することができる。
前述した実施例によるAP MLD及びnon-AP MLDの具体的な動作の例が図29を介して説明されることができる。
図29は、Anchored link変更または再連結のためのAP MLD及びnon-AP MLDの動作を示す。
図29を参照すると、Anchored Linkと連結されていたSTA1がDisabledされた場合、non-AP MLDは、新しいAnchored Link連結が必要である。このとき、non-AP MLDは、STA3に対して既存に連結されていたAP3とのnon-Anchored Link連結を切ってAnchored Linkに再連結を試みることができる。
例えば、STA3は、既存Anchored Linkとして使用したAP1に連結を試みることができる。他の例として、STA3は、多様な情報に基づいて、新しいAP4に連結を試みることもできる。
新しいAnchored Linkを選択する過程は、前述したlink変更または再連結のための実施例と同一/類似するように実行されることができる。例えば、STA3は、APから推薦されたanchored linkを選択し、またはSTA3が直接anchored link選択することによって再連結を要請することができる。Anchored Link再連結完了以後、STA3のLinkは、Anchored Linkとして動作できる。
Anchored Linkに関する情報を含むelement/field
一実施例によると、AP MLDが支援するAnchored Linkに関する情報が変更され、またはSTAが直接Anchored Linkに関する情報を要請した場合、AP MLDは、non-AP MLDに前記情報(すなわち、変更されたAnchored Linkに関する情報またはSTAから要請を受けたAnchored Linkに関する情報)を送信することができる。
例えば、前記情報は、現在使用中であるAnchored Linkと関連した情報であって、Beacon frame内に含まれて送信されることもあり、別途のManagement frameに含まれて送信されることもある。
Anchored Linkに関する情報は、前述したAP MLDが支援するAnchored Linkを示す「Anchored Link List」element及びnon-AP MLDのSTA別Anchored Link使用有無情報を含むことができる。
以下、前述したAnchored Linkに関する情報を含む新しいelementが提案されることができる。新しく提案されるelementは、下記のように構成/設定されることができる。
1)「Anchored Link Indication」element(or field):「Anchored Link Indication」elementは、AP MLDに連結された全てのSTA別Anchored Link使用有無に関する情報を含むことができる。すなわち、「Anchored Link Indication」elementは、non-AP MLDのLink別またはSTA別にAnchored Link使用有無をindicationしたelement/fieldである。
2)「STA ratio per Anchored Link」element(or field):「STA ratio per Anchored Link」elementは、Anchored Link別連結されたSTA比率または個数に関する情報を含むことができる。ただし、LinkをAnchored Linkとして使用するSTAのみが考慮されることができる。他に表現すれば、AP MLDが第1のLinkをAnchored Linkとして支援しても、前記第1のLinkをNon-Anchored Linkとして使用するSTAは、Anchored Link別連結されたSTAに含まれない。
一実施例によると、前記elementは、前述したAnchored Link変更または再連結のための実施例の全ての過程で、必要な場合、フレーム内に追加情報として含まれることができる。
前記elementの具体的な例が図30及び図31を介して説明されることができる。
図30及び図31は、Anchored Link再連結のためのelementの具体的な例を示す。
図30及び図31を参照すると、Anchored Linkに関する情報は、Anchored Link List element(または、field)、Anchored Link Indication element(または、field)、及び/又はSTA ratio per Anchored Link element(または、field)を介して送信されることができる。他に表現すれば、Anchored Link再連結のためのelementは、Anchored Link List element(または、field)、Anchored Link Indication element(または、field)、及び/又はSTA ratio per Anchored Link element(または、field)を含むことができる。
一実施例によると、Anchored Link List elementは、前述したように現在AP MLDが支援するLink目録情報を含むことができる。例えば、現在AP MLDが支援するLink目録情報は、Link IDまたはAP BSS情報等に基づいて指示されることができる。他に表現すれば、現在AP MLDが支援するLink目録が、Link IDまたはAP BSS情報に基づいて構成/設定されることができる。
一実施例によると、Anchored Link Indication elementは、non-AP MLDのSTA別にAnchored Link使用有無に関する情報を含むことができる。例えば、non-AP MLDのSTA別にAnchored Link使用有無に関する情報は、各Link別にIndication bitmapを介して指示/表示されることができる(すなわち、図28)。他の例として、一つのBitmapを介して全てのSTAに対するAnchored Link使用有無が指示/表示されることができる(すなわち、図29)。
一例として、Link IDによるIndication bitmapでAnchored Link使用有無に関する情報が指示される場合、STAは、Anchored Link List elementの値に基づいて、現在Anchored Linkを確認することができる。したがって、前記STAは、各Anchored Linkに連結されたSTAの比率を確認することができる。このとき、non-Anchored Linkに対するIndication bitmap fieldは、オーバーヘッドを減らすために省略されることもできる。
Bitmapで一つのビットの値が1である場合、前記一つのビットは、STAに現在連結されたLinkがAnchored Linkであることを意味することができる。Bitmapで一つのビットの値が0である場合、前記一つのビットは、STAに現在連結されたLinkがnon-Anchored Linkであることを意味することができる。STA別Anchored Link連結有無を表示するためにbitmapが使われる実施例は、例示に過ぎず、多様な実施例を介してSTA別Anchored Link連結有無に関する情報が送信されることができる。
一実施例によると、AP MLDが支援する全てのLinkに対してSTAの比率が送信されることもできる。一実施例によると、STA ratio per Anchored Link elementは、各Anchored Link別STAの実際Anchored Linで使用比率または個数に関する情報を含むことができる。例えば、Anchored Link List elementに指示/表示されたAnchored Linkに対してのみ前記情報が表示されることによって、オーバーヘッドを減少させることができる効果がある。
STA ratio per Anchored Link elementの値が設定される例が、以下で説明されることができる。
例えば、AP MLDは、5個のAP(すなわち、AP1乃至AP5)を含むことができ、AP1は、link1を介してSTAと連結されることができる。AP2は、link2を介してSTAと連結されることができる。AP3は、link3を介してSTAと連結されることができる。AP4は、link4を介してSTAと連結されることができる。AP5は、link5を介してSTAと連結されることができる。
AP MLDは、5個のlink(すなわち、link1乃至link5)のうち2個のLinkをAnchored Linkとして支援できる。link1及びlink4がAnchored Linkとして支援/使われることができる。
Link1(または、AP1)に総10個のSTAが連結されていて、link1をAnchored Linkとして使用するSTAは、7個である。これを割合で表現すれば、70%で表現/表示されることができ、これを値で表現すれば、7で表現/表示されることができる。
Link4(または、AP4)に総20個のSTAが連結されていて、link4をAnchored Linkとして使用するSTAは、5個である。これを割合で表現すれば、25%で表現/表示されることができ、これを値で表現すれば、5で表現/表示されることができる。
前記STA ratio per Anchored Link elementは、前述したSTA ratio per Link element情報と共に送信されることによって、STAにさらに正確な情報が送信されることができる。一般的に、Anchored Linkは、non-Anchored Linkに比べて相対的に多くのdata trafficを有することができるため、Anchored Linkを再選択するSTAに、前記STA ratio per Anchored Link elementは、有用な情報として使われることができる。
前述した情報(または、element)に基づいて、non-AP MLDは、自分が連結されたLinkがAnchored Linkであるかどうか、各Anchored Link別STAの連結比率、及び実際にAnchored Linkが使われる比率を確認することができる。
追加的に、AP MLDがOther link、すなわち、全てのLinkの情報を前述したelementを介して送信する場合、STAは、一つのフレームに基づいて、AP MLDの全てのAnchored Linkに対するSTA別連結比率と実際使用比率を確認することができる。したがって、前記情報(または、element)は、STAが使用するAnchored Linkを再選択する時に活用されることができる。
したがって、Anchored Link変更または再選択のための実施例によると、Link変更または再選択のための実施例で使われた多様なLink情報(例えば、各AP別BSS Load情報またはLink別STR Capability情報等)だけでなく、前述したAnchored Linkに対する情報(例えば、Anchored Linkリスト情報、STA別Anchored Link使用有無indication情報またはAnchored Link別実際STA使用比率情報等)を使用することによって、さらに適したAnchored Link変更または再連結を実行することができる効果がある。
図32は、マルチリンクデバイスの動作を説明するための流れ図である。
図32を参照すると、S3210ステップにおいて、マルチリンクデバイスは、複数のリンクのうち第1のリンクを介してPPDUを受信することができる。例えば、複数のリンクは、2.4GHz、5GHz、及び6GHzバンド内に含まれることができる。
例えば、マルチリンクデバイスは、第1のリンク及び第2のリンクを含む複数のリンクを介してAPマルチリンクデバイスと連結されることができる。マルチリンクデバイスは、複数のリンクに関する複数のSTAを含むことができる。マルチリンクデバイスは、第1のSTA及び第2のSTAを含むことができる。
一例として、複数のSTAのうち第1のSTAは、第1のリンクと連結されることができる。他に表現すれば、第1のSTAは、第1のリンクで動作できる。また、第1のSTAは、第1のリンクを介してAPマルチリンクデバイスの第1のAPと連結されることができる。
一例として、複数のSTAのうち第2のSTAは、第2のリンクと連結されることができる。他に表現すれば、第2のSTAは、第2のリンクで動作できる。また、第2のSTAは、第2のリンクを介してAPマルチリンクデバイスの第2のAPと連結されることができる。
一実施例によると、PPDUは、複数のリンクのうち第1のリンクと区別される第2のリンクに関する第1の情報フィールドを含むことができる。前記第1の情報フィールドは、第2のリンクに関する情報を含むことができる。
例えば、第2のリンクに関する第1の情報フィールドは、第2のリンクのリンク識別子に関する第2の情報フィールド及び第2のリンクに関する全てのエレメント情報がPPDUに含まれたかどうかに関する第3の情報フィールドを含むことができる。
第2の情報フィールドは、4ビットで構成されることができる。第2の情報フィールドは、第2のリンクのリンク識別子(identifier、ID)情報を含むことができる。第2のリンクのリンク識別子は、4ビットに設定されることができる。前記第2の情報フィールドは、Link IDフィールドを含むことができる。
第3の情報フィールドは、1ビットで構成されることができる。第3の情報フィールドは、第1の値に設定されることができる。一例として、第3の情報フィールドが第1の値(例:1)に設定されたことに基づいて、マルチリンクデバイスは、PPDUに第2のリンクに関する全てのエレメント情報が含まれていることを確認することができる。他の一例として、第3の情報フィールドが第2の値(例:0)に設定されたことに基づいて、 マルチリンクデバイスは、PPDUに第2のリンクに関する一部エレメント情報が含まれていることを確認することができる。前記第3の情報フィールドは、Complete profileフィールドを含むことができる。
一実施例によると、第2のリンクに関する全てのエレメント情報は、PPDUのタイプに基づいて設定されることができる。他に表現すれば、PPDUのタイプによって、PPDUに含まれる全てのエレメント情報が変更されることができる。例えば、probe request frameに含まれることができるエレメント情報が設定/定義されることができる。他の例として、(re)association response frameに含まれることができるエレメント情報が設定/定義されることができる。したがって、マルチリンクデバイスは、前記PPDUがprobe request frameである場合、第3の情報フィールドに基づいて、probe request frameに含まれることができるエレメント情報がPPDUに全て含まれたかどうかを確認することができる。
一実施例によると、PPDUは、複数のリンクのうち第3のリンクに関する第4の情報フィールドをさらに含むことができる。第4の情報フィールドは、第3のリンクのリンク識別子に関する第5の情報フィールド及び第3のリンクに関する全てのエレメント情報がPPDUに含まれたかどうかに関する第6の情報フィールドを含むことができる。
一実施例によると、マルチリンクデバイスは、第2のリンクに関する全てのエレメント情報を要請するための第2のPPDUを送信することができる。前記第2のPPDUに基づいて、マルチリンクデバイスは、第1の情報フィールドを含むPPDUを受信することができる。
S3220ステップにおいて、マルチリンクデバイスは、第2の情報フィールド及び第3の情報フィールドに基づいて、第2のリンクに関する全てのエレメント情報を取得することができる。
一実施例によると、第1のリンクは、アンカーリンク(anchored link)で動作できる。第2のリンクは、ノンアンカーリンク(non-anchored link)で動作できる。
例えば、マルチリンクデバイスは、第2のリンクに関する全てのエレメント情報に基づいて、アンカーリンクで動作するリンクを第1のリンクから第2のリンクに変更できる。一例として、マルチリンクデバイスは、第2のリンクに関するtraffic load情報を確認することができる。マルチリンクデバイスは、第2のリンクに関するtraffic load情報に基づいて、アンカーリンクで動作するリンクを第1のリンクから第2のリンクに変更するためのフレーム(または、PPDU)を送信することができる。
図33は、APマルチリンクデバイスの動作を説明するための流れ図である。
図33を参照すると、S3310ステップにおいて、APマルチリンクデバイスは、PPDUを生成することができる。例えば、複数のリンクは、2.4GHz、5GHz、及び6GHzバンド内に含まれることができる。
例えば、APマルチリンクデバイスは、第1のリンク及び第2のリンクを含む複数のリンクを介してマルチリンクデバイスと連結されることができる。APマルチリンクデバイスは、複数のリンクに関する複数のAPを含むことができる。マルチリンクデバイスは、第1のAP及び第2のAPを含むことができる。
一例として、複数のAPのうち第1のAPは、第1のリンクと連結されることができる。他に表現すれば、第1のAPは、第1のリンクで動作できる。また、第1のAPは、第1のリンクを介してマルチリンクデバイスの第1のSTAと連結されることができる。
一例として、複数のAPのうち第2のAPは、第2のリンクと連結されることができる。他に表現すれば、第2のAPは、第2のリンクで動作できる。また、第2のAPは、第2のリンクを介してマルチリンクデバイスの第2のSTAと連結されることができる。
一実施例によると、PPDUは、複数のリンクのうち第1のリンクと区別される第2のリンクに関する第1の情報フィールドを含むことができる。前記第1の情報フィールドは、第2のリンクに関する情報を含むことができる。
例えば、第2のリンクに関する第1の情報フィールドは、第2のリンクのリンク識別子に関する第2の情報フィールド及び第2のリンクに関する全てのエレメント情報がPPDUに含まれたかどうかに関する第3の情報フィールドを含むことができる。
第2の情報フィールドは、4ビットで構成されることができる。第2の情報フィールドは、第2のリンクのリンク識別子(identifier、ID)情報を含むことができる。第2のリンクのリンク識別子は、4ビットに設定されることができる。前記第2の情報フィールドは、Link IDフィールドを含むことができる。
第3の情報フィールドは、1ビットで構成されることができる。第3の情報フィールドは、第1の値に設定されることができる。一例として、APマルチリンクデバイスは、PPDUに第2のリンクに関する全てのエレメント情報が含まれていることを示すために、第3の情報フィールドを第1の値(例:1)に設定できる。他の一例として、APマルチリンクデバイスは、PPDUに第2のリンクに関する一部エレメント情報が含まれていることを示すために、第3の情報フィールドを第2の値(例:0)に設定できる。前記第3の情報フィールドは、Complete profileフィールドを含むことができる。
一実施例によると、第2のリンクに関する全てのエレメント情報は、PPDUのタイプに基づいて設定されることができる。他に表現すれば、PPDUのタイプによって、PPDUに含まれる全てのエレメント情報が変更されることができる。例えば、probe request frameに含まれることができるエレメント情報が設定/定義されることができる。他の例として、(re)association response frameに含まれることができるエレメント情報が設定/定義されることができる。したがって、APマルチリンクデバイスは、前記PPDUがprobe request frameである場合、probe request frameに含まれることができるエレメント情報がPPDUに全て含まれたかどうかを示すための第3の情報フィールドを前記PPDUに含ませて送信できる。
一実施例によると、PPDUは、複数のリンクのうち第3のリンクに関する第4の情報フィールドをさらに含むことができる。第4の情報フィールドは、第3のリンクのリンク識別子に関する第5の情報フィールド及び第3のリンクに関する全てのエレメント情報がPPDUに含まれたかどうかに関する第6の情報フィールドを含むことができる。
一実施例によると、APマルチリンクデバイスは、第2のリンクに関する全てのエレメント情報を要請するための第2のPPDUを受信することができる。前記第2のPPDUに基づいて、APマルチリンクデバイスは、第1の情報フィールドを含むPPDUを送信することができる。
S3320ステップにおいて、APマルチリンクデバイスは、複数のリンクのうち第1のリンクを介してPPDUを送信することができる。例えば、第1のリンクは、アンカーリンク(anchored link)で動作できる。第2のリンクは、ノンアンカーリンク(non-anchored link)で動作できる。APマルチリンクデバイスは、アンカーリンクである第1のリンクを介して第2のリンクに関する情報を含むPPDUを送信することができる。
前述した本明細書の技術的特徴は、多様な装置及び方法に適用されることができる。例えば、前述した本明細書の技術的特徴は、図1及び/又は図19の装置を介して実行/支援されることができる。例えば、前述した本明細書の技術的特徴は、図1及び/又は図19の一部にのみ適用されることができる。例えば、前述した本明細書の技術的特徴は、図1のプロセシングチップ114、124に基づいて具現され、または図1のプロセッサ111、121とメモリ112、122に基づいて具現され、または図19のプロセッサ610とメモリ620に基づいて具現されることができる。例えば、本明細書の装置は、プロセッサ、及び前記プロセッサと連結されたメモリを含み、前記プロセッサは、PPDUを生成し、前記PPDUは、前記複数のリンクのうち第1のリンクと区別される第2のリンクに関する第1の情報フィールドを含み、前記第2のリンクに関する第1の情報フィールドは、前記第2のリンクのリンク識別子に関する第2の情報フィールド及び前記第2のリンクに関する全てのエレメント情報が前記PPDUに含まれたかどうかに関する第3の情報フィールドを含み、前記複数のリンクのうち前記第1のリンクを介して前記PPDUを送信するように設定されることができる。
本明細書の技術的特徴は、CRM(computer readable medium)に基づいて具現されることができる。例えば、本明細書により提案されるCRMは、命令語を含む少なくとも一つのコンピュータプログラムでエンコーディングされることができる。前記命令語は、少なくとも一つのプロセッサにより実行される時、前記少なくとも一つのプロセッサにとって、複数のリンクのうち第1のリンクを介してPPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を受信し、前記PPDUは、前記複数のリンクのうち前記第1のリンクと区別される第2のリンクに関する第1の情報フィールドを含み、前記第2のリンクに関する第1の情報フィールドは、前記第2のリンクのリンク識別子に関する第2の情報フィールド及び前記第2のリンクに関する全てのエレメント情報が前記PPDUに含まれたかどうかに関する第3の情報フィールドを含むステップ;及び、前記第2の情報フィールド及び前記第3の情報フィールドに基づいて、前記第2のリンクに関する全てのエレメント情報を取得するステップ;を含む動作(operations)を実行するようにすることができる。本明細書のCRM内に格納される命令語は、少なくとも一つのプロセッサにより実行(execute)されることができる。本明細書のCRMに関連した少なくとも一つのプロセッサは、図1のプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124であり、または図19のプロセッサ610である。一方、本明細書のCRMは、図1のメモリ112、122であり、または図19のメモリ620であり、または別途の外部メモリ/格納媒体/ディスクなどである。
上述した本明細書の技術的特徴は、様々な応用例(application)やビジネスモデルに適用可能である。例えば、人工知能(Artificial Intelligence:AI)を支援する装置における無線通信のために上述した技術的特徴が適用され得る。
人工知能は、人工的な知能またはこれを作ることができる方法論を研究する分野を意味し、マシンラーニング(機械学習、Machine Learning)は、人工知能分野で扱う様々な問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。マシンラーニングは、いかなる作業に対してたゆまぬ経験を介してその作業に対する性能を高めるアルゴリズムと定義することもある。
人工神経網(Artificial Neural Network;ANN)は、マシンラーニングで使用されるモデルであって、シナプスの結合でネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)で構成される、問題解決能力を有するモデル全般を意味することができる。人工神経網は、他のレイヤのニューロン間の連結パターン、モデルパラメータを更新する学習過程、出力値を生成する活性化関数(Activation Function)により定義されることができる。
人工神経網は、入力層(Input Layer)、出力層(OutputLayer)、そして選択的に1つ以上記の隠れ層(Hidden Layer)を備えることができる。各層は、1つ以上記のニューロンを含み、人工神経網は、ニューロンとニューロンとを連結するシナプスを含むことができる。人工神経網において各ニューロンは、シナプスを介して入力される入力信号、加重値、偏向に対する活性関数の関数値を出力できる。
モデルパラメータは、学習を介して決定されるパラメータを意味し、シナプス連結の加重値とニューロンの偏向などが含まれる。そして、ハイパーパラメータは、マシンラーニングアルゴリズムで学習前に設定されなければならないパラメータを意味し、学習率(Learning Rate)、繰り返し回数、ミニバッチサイズ、初期化関数などが含まれる。
人工神経網の学習の目的は、損失関数を最小化するモデルパラメータを決定することとみなすことができる。損失関数は、人工神経網の学習過程で最適のモデルパラメータを決定するための指標として用いられることができる。
マシンラーニングは、学習方式によって教師あり学習(Supervised Learning)、教師なし学習(Unsupervised Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)に分類することができる。
指導学習は、学習データに対するラベル(label)が与えられた状態で人工神経網を学習させる方法を意味し、ラベルとは、学習データが人工神経網に入力される場合、人工神経網が推論し出すべき正解(または、結果値)を意味することができる。教師なし学習は、学習データに対するラベルが与えられなかった状態で人工神経網を学習させる方法を意味することができる。強化学習は、どの環境内で定義されたエージェントが各状態で累積補償を最大化する行動あるいは行動順序を選択するように学習させる学習方法を意味することができる。
人工神経網の中で複数の隠れ層を備える深層神経網(DNN:Deep Neural Network)で実現されるマシンラーニングをディープラーニング(深層学習、Deep Learning)と呼ぶこともあり、ディープラーニングは、マシンラーニングの一部である。以下において、マシンラーニングは、ディープラーニングを含む意味として使用される。
また、上述した技術的特徴は、ロボットの無線通信に適用されることができる。
ロボットは、自ら保有した能力により、与えられた仕事を自動に処理するか、作動する機械を意味することができる。特に、環境を認識し、自ら判断して動作を行う機能を有するロボットを知能型ロボットと称することができる。
ロボットは、使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用等に分類することができる。ロボットは、アクチュエータまたはモータを備える駆動部を具備してロボット関節を動かすなどの様々な物理的動作を行うことができる。また、移動可能なロボットは、駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上で走行するか、空中で飛行することができる。
また、上述した技術的特徴は、拡張現実を支援する装置に適用されることができる。
拡張現実は、仮想現実(VR:Virtual Reality)、増強現実(AR:Augmented Reality)、混合現実(MR:Mixed Reality)を総称する。VR技術は、現実世界のオブジェクトや背景などをCG画像にのみ提供し、AR技術は、実際事物画像上に仮想で作られたCG画像を共に提供し、MR技術は、現実世界に仮想オブジェクトを混ぜて、結合させて提供するコンピュータグラフィック技術である。
MR技術は、現実オブジェクトと仮想オブジェクトとを共に見せるという点においてAR技術と類似している。しかし、AR技術では、仮想オブジェクトが現実オブジェクトを補完する形態で使用されることに対し、MR技術では、仮想オブジェクトと現実オブジェクトとが同等な性格で使用されるという点において差異点がある。
XR技術は、HMD(Head-Mount Display)、HUD(Head-Up Display)、携帯電話、タブレットPC、ラップトップ、デスクトップ、TV、デジタルサイネージなどに適用されることができ、XR技術が適用された装置をXR装置(XR Device)と称することができる。
本明細書に記載された請求項等は、様々な方式で組み合わせられることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置として実現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法として実現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴とが組み合わせられて装置として実現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴とが組み合わせられて方法として実現されることができる。