以下、説明する技術的特徴は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準化機構による通信標準、電気及び電子エンジニア機構(IEEE)による通信標準などにより使用できる。例えば、3GPP標準化機構による通信標準は、ロングタームエボリューション(LTE)及び/又はLTEのエボリューションシステムを含む。LTEのエボリューションシステムはLTE-アドバンスド(LTE-A)、LTE-A Pro、及び/又は5G新規ラジオ(NR)を含む。IEEE標準化機構による通信標準はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axのような無線地域ネットワーク(WLAN)システムを含む。上記のシステムはダウンリンク(DL)及び/又はアップリンク(UL)のために直交周波数分割多重接続(OFDMA)及び/又は単一キャリア周波数分割多重接続(SC-FDMA)のような多様な多重接続技術を使用する。例えば、DLのためにはOFDMAのみ使われることができ、ULのためにはSC-FDMAAのみ使われることができる。他の方式として、OFDMA及びSC-FDMAがDL及び/又はULのために使われることができる。
ここで、本発明での無線装置で具現された無線通信技術はLTE、NR、及び6Gと併せて低電力通信のための狭い帯域事物インターネット(NB-IoT)技術を含むことができる。例えば、NB-IoT技術は低電力広域ネットワーク(LPWAN)技術の例であることができ、LTE Cat NB2及び/又はLTE Cat NB2のような規格で具現されることができ、前述した名称に制限されない。追加的に、また/または代案として、本発明での無線装置で具現された無線通信技術はLTE-M技術に基づいて通信することができる。例えば、LTE-M技術はLPWAN技術の例であることができ、向上した機械類型通信(enhanced machine type communication:eMTC)のような多様な名称で称することができる。例えば、LTE-M技術は、1)LTE Cat 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE非帯域幅制限(non-bandwidth limited:non-BL)、5)LTE-MTC、6)LTE機械類型通信(Machine Type Communication)、及び/又は7)LTE Mのような多様な規格のうち、少なくとも1つで具現されることができ、前述した名称に制限されない。追加的に、また/または代案として、本発明での無線装置で具現された無線通信技術は低電力通信を考慮するジグビー(ZigBee(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、及び/又はLPWANのうち、少なくとも1つを含むことができ、前述した名称に制限されない。例えば、ジグビー(ZigBee)技術はIEEE 802.15.4のような多様な規格に基づいて小型/低電力デジタル通信と関連した個人領域ネットワーク(PAN)を生成することができ、多様な名称で称することができる。
本発明で、“AまたはB”は“ただA”、“ただB”、または“AとB両方とも”を意味することができる。言い換えると、本発明で“AまたはB”は“A及び/又はB”として解析できる。例えば、本発明で“A、BまたはC”は“ ただA”、“ ただB”、“ただC”、または“ A、B及びCのうち、いずれかの組み合わせ”を意味することができる。
本発明で、スラッシュ(/)またはコンマ(、)は“及び/又は”を意味することができる。例えば、“ A/B”は“ A及び/又はB”を意味することができる。これによって、“ A/B”は“ただA”、“ ただB”、または“ AとB両方とも”を意味することができる。例えば、“ A、B、C”は“ A、BまたはC”を意味することができる。
本発明で、“ AとBのうち、少なくとも1つ”は“ ただA”、“ ただB”または“ AとB両方とも”を意味することができる。追加的に、本発明で表現“ AまたはBのうち、少なくとも1つ”または“ A及び/又はBのうち、少なくとも1つ”は“ AとBのうち、少なくとも1つ”と同一に解析できる。
追加的に、本発明で、“ A、B、及びCのうち、少なくとも1つ”は“ ただA”、“ ただB”、“ ただC”、または“ A、B、及びCのいずれかの組み合わせ”を意味することができる。追加的に、“ A、B、またはCのうち、少なくとも1つ”または“ A、B、及び/又はCのうち、少なくとも1つ”は“ A、B、及びCのうち、少なくとも1つ”を意味することができる。
また、本発明で使われた括弧は“ 例えば”を意味することができる。詳しくは、括弧が“ 制御情報(PDCCH)”のように与えられる時、“PDCCH”は“ 制御情報”の一例として提案できる。言い換えると、本発明で“ 制御情報”は“ PDCCH”に制限されず、“PDDCH”は“ 制御情報”の一例として提案できる。また、“ 制御情報(即ち、PDCCH)”のように与えられる場合でも“ PDCCH”は“ 制御情報”の一例として提案できる。
本発明の図面で別途に説明された技術的特徴は別途にまたは同時に具現できる。
本発明の開示の全体で使われた用語は次のように定義できる:
論理チャネル優先順位付け(logical channel prioritization、LCP)は論理チャネルの優先順位によって論理チャネルにリソースを割り当てることを含む。例えば、LCPによって、ULグラント及び/又はSLグラントのリソースが論理チャネルの優先順位の降順に論理チャネルに割り当てられる。SLグラント及び/又はULグラントのリソースが割り当てられた論理チャネルはMAC PDUに含まれる。したがって、LCPによって、論理チャネルは論理チャネルの優先順位の降順にMAC PDUに含まれる。
「Aの優先順位値がBより高い」ということはAの優先順位及び/又は優先順位レベルがBより低いことを意味する。同様に、「Aの優先順位値がBより低い」ということはAの優先順位及び/又は優先順位レベルがBより高いことを意味する。
本発明の開示を通して、用語「無線接続ネットワーク(RAN)ノード」、「基地局」、「eNB」、「gNB」及び「セル」は相互交差して使用できる。又は、UEは無線装置の一種であり、本発明の開示を通して、用語「UE」及び「無線装置」は相互交換して使用できる。
本開示を通して、用語「セル品質」、「信号強度」、「信号品質」、「チャネル状態」、「チャネル品質」、「チャネル状態/基準信号の受信電力(reference signal received power、RSRP)」及び「基準信号の受信品質(reference signal received quality、RSRQ)」は相互交換して使用できる。
次の図面は本発明の特定の実施例を説明するために生成された。図面においてこのような特定の装置の名称又は特定の信号/メッセージ/フィールドの名称は例を介して提供され、したがって本発明の技術的特徴は以下の図面において特定の名称に限られるものではない。
図1は本開示の実装が適用される通信システムの例を示す。
5Gに対する三つの主要な要件カテゴリーは(1)向上された移動広帯域(enhanced mobile broadband、eMBB)のカテゴリー、(2)幅広いマシン型通信(massive machine type communication、mMTC)のカテゴリー、及び(3)超高信頼性及び低遅延通信(ultra-reliable and low latency communication、URLLC)のカテゴリーを含む。
部分的な使用例では最適化のための複数のカテゴリーを要求することがあり、他の使用例は一つの重要業績評価指標(key performance indicator、KPI)にだけ焦点を当てることができる。5Gは柔軟で信頼性の高い方法を用いてそのような様々な使用例をサポートする。
eMBBは基本的なモバイルインターネット接続を遥かに超え、クラウド及び拡張現実において豊富な双方向作業とメディア及び娯楽アプリケーションをカバーすることができる。データは5G核心動力の一つであり、5Gにおいては、専用音声サービスが初めて提供されない場合がある。5Gにおいて、音声は通信システムによって提供されるデータ接続を用いてアプリケーションプログラムに簡単にプロセスされると予想できる。増加されたトラフィックの量の主な原因はコンテンツのサイズ増加と高いデータ送信率を要求するアプリケーションの数の増加のためである。(オーディオ及びビデオの)ストリーミングサービス、会話ビデオ及びモバイルインターネットアクセスは更に多い装置がインターネットに接続されることによってより幅広く用いられる。このような多くのアプリケーションプログラムはリアルタイム情報及びユーザに警報を送るために常にオン状態のアクセスを要求する。クラウドストレージ及びアプリケーションはモバイル通信プラットフォ-ムにおいて急速に増加していて、作業及び娯楽全てに適用される。クラウドストレージはアップリンクデータ送信率の成長を促進する特別使用例である。5Gは遠隔作業及びクラウドに対しても用いられる。触覚を用いたインターフェースが使われるとき、5Gは良いユーザ経験を維持するために遥かに低い端対端(end-to-end)遅延を要求する。娯楽、例えば、クラウドゲーム及びビデオストリーミングは移動広帯域能力に対する需要を増加させるまた他の重要要素である。娯楽は列車、自動車及び飛行機のような移動性の高い環境を含むあらゆる場所においてもスマートフォン及びタブレットに対して必要である。他の使用例は娯楽のための拡張現実及び情報検索である。この場合、拡張現実は非常に低い遅延及び瞬時データ量を要求する。
更に、最も期待される5G使用例のうちの一つは全ての領域において埋め込まれたセンサを柔らかく接続してくれる機能(すなわち、mMTC)に関連する。潜在的IoT装置の数は2020年まで204億個に達すると予想している。産業IoTは5Gを介してスマートシティ、資産追跡、スマートユーティリティ、農業及びセキュリティ・インフラストラクチャを可能にする主要役割を実行するカテゴリーのうちの一つである。
URLLCは主要インフラストラクチャの遠隔制御を介して産業を変える新しいサービスと、自動運転車のような超高信頼/利用可能な低遅延リンクを含む。信頼性及び遅延の程度はスマートグリッド、自動化産業を制御し、ロボット化を達成し、ドローンを制御及び操縦するのに必要である。
5Gは毎秒、数百メガビットから毎秒、ギガビットまで評価されるストリーミングを提供するための手段であり、FTTH(fiber-to-the-home)及びケーブルベースのブロードバンド(又はDOCSIS)を補完することができる。そのような速い速度は仮想現実及び拡張現実だけでなく、4K又はそれ以上(6K、8Kそれ以上)の解像度でTVに伝えるのに必要である。仮想現実(virtual reality、VR)及び拡張現実(augmented reality、AR)アプリケーションはほぼ夢中にさせるスポーツゲームを含む。特定アプリケーションプログラムは特別なネットワーク設定を要求することができる。例えば、VRゲームに対して、ゲーム会社はレイテンシを最小にするためにコアサーバをネットワークオペレータのエッジネットワークサーバに組み込む必要がある。
自動化は車両のためのモバイル通信に対する多くの使用例とともに5Gにおいて新しい重要な原動力になると予想している。例えば、乗客のための娯楽は高い同時能力及び高いモビリティの移動広帯域を要求する。これは将来のユーザが位置及び速度に関係なく高い品質の接続を期待するためである。自動化領域においてまた他の使用例はARダッシュボードである。ARダッシュボードは運転者が前窓から見た物体に加えて暗い中で物体を識別するようにし、運転者に話す情報をオーバーラップさせ物体からの距離及び物体の動きをディスプレイする。未来には、無線モジュールが自動車間の通信、自動車及びサポート・インフラストラクチャ間の情報交換及び自動車と他の接続装置(例えば、歩行者が携帯する装置)間の情報交換が可能になる。安全システムは行動の大体のコースを知らせ運転者がより安全に運転し、したがって事故の危険を減らすことができる。次の段階は遠隔制御又は自律的に運転する自動車である。これは非常に高い信頼度と、自動運転車間、車両及びインフラストラクチャの間に非常に高速な通信を要求する。未来には、自動運転車が全ての運転活動を実行し運転者は車両が識別できない異常な交通のみに集中するようになる。自動運転車の技術的要件は超低遅延及び超高信頼を要求し交通安全が人間によって達成できないレベルまで高まることができる。
スマート社会として言及されるスマートシティ及びスマートホーム/建物は高密度の無線センサーネットワークに埋め込まれる。インテリジェントセンサの分散ネットワークは都市及び家のコスト及びエネルギーの効率的な管理のための条件を識別することができる。同様な設定がそれぞれの家具に対して実行される。全ての温度センサ、窓及び暖房コントローラ、警報器及び家電機器は無線で接続される。この中の大半は通常、低いデータ送信率、パワー及びコストを持つ。しかし、リアルタイムHDビデオはモニタリングを実行するために特定タイプの装置によって要求される。
熱及びガスを含むエネルギーの消費及び分布は高いレベルに分布され分布センサーネットワークの自動制御が要件される。スマートグリッドは情報を収集し、収集された情報によって動作するようにデジタル情報及び情報技術を用いてセンサを相互に接続する。このような情報に供給会社及び消費者の行動が含まれるため、スマートグリッドは効率性、信頼性、経済的実現可能性、生産の持続性及び自動化を持つ方法によって電気のような燃料の分布を向上させることができる。スマートグリッドは低遅延を持つ他のセンサーネットワークと見なすことができる。
ミッションクリティカルアプリケーション(例えば、e-health)は5G使用シナリオのうちの一つである。健康領域ではモバイル通信のベネフィットが享受できる多くの応用プログラムが含まれている。通信システムは遠く離れた場所において臨床治療を提供する遠隔診療をサポートすることができる。遠隔診療は距離に対するバリアを減らし遠い田舎地域において継続的に利用できない医療サービスに対するアクセスを改善するのに役立つ。遠隔診療はまた緊急事態において重要な治療をし、命を救うために使用される。モバイル通信ベースの無線センサーネットワークは心拍数及び血圧のようなパラメータに対する遠隔モニタリング及びセンサを提供することができる。
無線とモバイル通信は産業応用分野において徐々に重要になってきている。配線は取付及び維持管理コストが高い。したがってケーブルを再構成可能な無線リンクに交換する可能性は多くの産業分野において魅力的な機会である。しかしこのような交換を達成するためにはケーブルと同様な遅延時間、信頼性及び容量を持った無線接続を構築する必要があり、無線接続の管理を簡素化する必要がある。5G接続が必要なとき、待機時間が短くてエラー確率が非常に低いことが新たな要件である。
物流及び貨物追跡は位置ベース情報システムを用いてどの場所でも在庫及びパッケージの追跡を可能にするモバイル通信の重要な使用例である。物流と貨物の使用例は通常低いデータ速度を要求するが広い範囲と信頼性を備えた位置情報が必要である。
図1を参照すると、通信システム(1)は無線装置100a~100f、基地局BS;200及びネットワーク300を含む。図1は通信システム(1)のネットワークの例として5Gネットワークを説明するが、本明細書の実装は5Gシステムに限らず、5Gシステムを超え未来の通信システムに適用される。
基地局200とネットワーク300は無線装置に実装されることができ、特定の無線装置は他の無線装置に関連する基地局/ネットワークノードとして作動することができる。
無線装置100a~100fは無線接続技術(無線アクセス技術、RAT;radio access technology)(例えば、5G NR又はLTE)を用いて通信を実行する装置を示し、通信/無線/5G装置とも言える。無線装置100a~100fは、これに限らず、ロボット100a、自動車100b-1及び100b-2、拡張現実(XR;extended reality)装置100c、携帯型装置100d、家電機器100e、IoT装置100f及び人工知能(AI;artificial intelligence)装置/サーバ400を含む。例えば、車両には無線通信機能がある車両、自動運転車及び自動車間通信が実行できる自動車が含まれる。自動車には無人航空機(UAV;unmanned aerial vehicle)(例えば、ドローン)が含まれる。XR装置はAR/VR/複合現実(MR;mixed reality)装置を含み、自動車、テレビ、スマートフォン、コンピューター、装着型装置、家電機器、デジタルサイネージ、自動車、ロボットなどに装着されたHMD(head-mounted device)、HUD(head-up display)の形で実装される。携帯型装置ではスマートフォン、スマートパット、装着型装置(例えば、スマートッチ又はスマート眼鏡)及びコンピューター(例えば、ノートパソコン)が含まれる。家電機器ではテレビ、冷蔵庫、洗濯機が含まれる。IoT装置ではセンサとスマートメータが含まれる。
本明細書において、無線装置100a~100fはユーザ装置(UE;user equipment)と呼べる。UEは例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコンコンピューター、デジタル放送端末、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーションシステム、スレートPC、タブレットPC、ウルトラブック、自動車、自律走行機能がある車両、コネクテッドカー、UAV、AIモジュール、ロボット、AR装置、VR装置、MR装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、フィンテック装置(又は金融装置)、セキュリティ装置、天気/環境装置、5Gサービス関連装置又は第4次産業革命関連装置を含む。例えば、UAVは人が搭乗せずに無線制御信号によって航行される航空機である。例えば、VR装置は仮想環境のオブジェクト又は背景を実装するための装置を含む。例えば、AR装置は仮想世界のオブジェクトや背景を現実世界のオブジェクトや背景に接続し実装した装置を含む。例えば、MR装置はオブジェクトや仮想世界の背景をオブジェクトや現実世界の背景に併合し実装したデバイスを含む。例えば、ホログラム装置は、ホログラムと呼ばれる二つのレーザー光が会ったとき発生する光の干渉現状を用いて、立体情報を記録及び再生し360度立体映像を実装するための装置を含む。例えば、公共安全装置はユーザの体に着用できるイメージの中継装置又はイメージ装置を含む。例えば、MTC装置とIoT装置は人間の直接的な介入や操作の必要がない装置である。例えば、MTC装置とIoT装置はスマートメータ、自動販売機、温度計、スマート電球、ドアロック又は様々なセンサを含む。例えば、医療装置は病気の診断、処理、緩和、治療又は予防目的に使用される装置である。例えば、医療装置は負傷や損傷を診断、処理、緩和又は矯正するために使用される装置である。例えば、医療装置は構造や機能を検査、交換又は修正する目的に使用する装置である。例えば、医療装置は妊娠調節を目的に使用する装置である。例えば、医療装置は治療用装置、手術用装置、(体外)診断装置、補聴器又は処置用装置を含む。例えば、セキュリティ装置は起こり得る危険を防ぎ安全を維持するための装置である。例えば、セキュリティ装置はカメラ、CCTV、レコーダー又はブラックボックスである。例えば、フィンテック装置はモバイル決済のような金融サービスを提供する装置である。例えば、フィンテック装置は支払い装置又はPOSシステムを含む。例えば、天気/環境装置は天気/環境をモニタリングするか予測する装置を含む。
無線装置100a~100fは基地局200を介してネットワーク300に接続される。無線装置100a~100fにはAI技術が適用され、無線装置100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400に接続される。ネットワーク300は3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク、5G(例えば、NR)ネットワーク及び5G以後のネットワークなどを用いて構成される。無線装置100a~100fは基地局200/ネットワーク300を介して相互に通信することもできるが、基地局200/ネットワーク300を介せず直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))をすることもできる。例えば、自動車(100b-1、100b-2)は直接通信(例えば、V2V(vehicle-to-vehicle)/V2X(vehicle-to-everything)通信)をすることができる。又は、IoT機器(例えば、センサ)は他のIoT機器(例えば、センサ)又は他の無線装置100a~100fと直接通信をすることができる。
無線装置100a~100f間及び/又は無線装置100a~100fと基地局200間及び/又は基地局200間に無線通信/接続150a、150b、150cが確立される。ここで、無線通信/接続はアップ/ダウンリンク通信(150a)、サイドリンク通信150b(又は、D2D(device-to-device)通信)、基地局間通信(150c)(例えば、中継、IAB(integrated access and backhaul))などのように様々なRAT(例えば、5G NR)を介して確立される。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線装置100a~100fと基地局200は相互に無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本明細書の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報の設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、及びリソースの割り当て過程などのうち少なくとも一部が実行される。
NRは多様な5Gサービスを支援するために多重のヌメロロジー(または、サブキャリア間隔(SCS))を支援する。例えば、SCSが15kHzの時、伝統的なセルラー帯域での広い領域が支援できる。SCSが30kHz/60kHzの時、密度の高い都市地域、低い遅延時間、及びより広いキャリア帯域幅が支援できる。SCSが60kHzまたはこれより高い時は、位相ノイズを克服するために24.25GHzを超過する帯域幅が支援できる。
NR周波数帯域は2つの類型の周波数範囲、即ち、FR1及びFR2として定義できる。このような周波数範囲の数値の値は変更されることができ、例えば、2つの類型(FR1及びFR2)の周波数範囲は以下の表1に示すものと同一でありえる。説明を容易にするために、NRシステムで使われる周波数範囲で、FR1は“6GHz範囲以下”を意味することができ、FR2は“6GHz範囲超過”を意味することができ、ミリメートルウェーブ(mmW)と称することができる。
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値の値は変更できる。例えば、FR1は以下の表2に示すように410MHz乃至7125MHzの周波数帯域を含むことができる。即ち、FR1は6GHz(または、5850、5900、5925MHzなど)またはそれ以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1に含まれた6GHz(または、5850、5900、5925MHzなど)またはそれ以上の周波数帯域はライセンスされていない帯域を含むことができる。ライセンスされていない帯域は多様な目的のために、例えば、車両(例えば、無人走行)の通信のために使用できる。
図2は、本発明の技術的特徴が適用できる無線通信システムの例を示している。図2を参照すると、前記無線通信システムは第1装置210及び第2装置220を含むことができる。
前記第1装置210は、基地局、ネットワークノード、転送UE、受信UE、無線装置、無線通信装置、車両、無人走行機能が装着された車両、連結された自動車、ドローン、無人走行車両(UAV)、人工知能(AI)モジュール、ロボット、AR装置、VR装置、混合現実(MR)装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、フィンテック装置(または、財政装置)、保安装置、気候/環境装置、5Gサービスと関連した装置、または4次産業革命と関連した装置を含む。
前記第2装置220は,基地局、ネットワークノード、送信UE、受信UE、無線装置、無線通信装置、車両、無人走行機能が装着された車両、連結された自動車、ドローン、UAV、AIモジュール、ロボット、AR装置、VR装置、MR装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、フィンテック装置(または、財政装置)、保安装置、気候/環境装置、5Gサービスと関連した装置、または4次産業革命と関連した装置を含む。
例えば、UEは、移動電話、スマートフォン、ラップトップコンピューター、デジタル放送ターミナル、個人デジタル補助装置(PDA)、携帯用マルチメディアプレーヤー(PMP)、ナビゲーション装置、スレート個人用コンピューター(PC)、タブレットPC、ウルトラブック、ウエアラブル装置(例えば、スマートッチ、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ(HMD))を含むことができる。例えば、このようなHMDは頭に被るディスプレイ装置でありえる。例えば、このようなHMDはAR、VR及び/又はMRを具現するために使用できる。
例えば、前記ドローンは人が乗らないままで無線制御信号により飛行する飛行物体でありえる。例えば、前記VR装置は仮想世界で物体または背景を具現する装置でありえる。例えば、前記AR装置は仮想世界の物体及び/又は背景の実際世界の物体及び/又は背景への連結を具現する装置を含むことができる。例えば、前記MR装置は仮想世界の客体及び/又は背景を実際の世界の客体及び/又は背景と融合する機能を具現する装置を含むことができる。例えば、ホログラム装置はホログラフィと称される互いに合う2つのレーザー光により生成される干渉現象を用いて立体情報を録画し再生することによって、360度立体イメージを具現する装置を含むことができる。例えば、公共安全装置は映像リレー装置またはユーザが自身の体に着用できる映像装置を含むことができる。例えば、MTC装置及びIoT装置は人の直接的な介入や操作を必要としない装置でありえる。例えば、前記MTC装置とIoT装置はスマート計器、販売機器、温度計、スマート電球、ドアロック、及び/又は多様なセンサを含むことができる。例えば、前記医療装置は疾病の診断、治療、軽減、処理、または予防のために使われる装置でありえる。例えば、前記医療装置は負傷または疾患の診断、治療、軽減、または矯正するための目的に使われる装置でありえる。例えば、前記医療装置は構造または機能の検査、交替または修正のための目的に使われる装置でありえる。例えば、前記医療装置は妊娠の制御のための目的に使われる装置でありえる。例えば、前記医療装置は治療装置、手術装置、(体外(in vitro))診断装置、聴覚補助、及び/又は手続のための装置などを含む。例えば、保安装置は発生できる危険を防止し、安全を維持するために設置される装置でありえる。例えば、前記保安装置は、カメラ、閉鎖回路TV(CCTV)、録画撮り、またはブラックボックスを含むことができる。例えば、前記フィンテック装置はモバイル支給のような財政サービスを提供することができる装置でありえる。例えば、前記フィンテック装置は支払装置またはPOS(point of sales)を含むことができる。例えば、前記気候/環境装置は気候/環境をモニタリングし予測するための装置を含むことができる。
前記第1装置210は、プロセッサ211のような少なくとも1つまたはそれ以上のプロセッサ、メモリ212のような少なくとも1つメモリ、及び送受信機213のような少なくとも1つ送受信機を含むことができる。前記プロセッサ211は、本発明の開示を通じて説明された第1装置の機能、手続、及び/又は方法を遂行することができる。前記プロセッサ211は1つまたはそれ以上のプロトコルを遂行することができる。例えば、前記プロセッサ211はエアーインターフェースプロトコルの1つまたはそれ以上のレイヤを遂行することができる。前記メモリ212は、前記プロセッサ211に連結され、多様な類型の情報及び/又は命令語を格納することができる。前記送受信機213は、前記プロセッサ211に連結され、無線信号を転送し受信するために前記プロセッサ211により制御できる。
前記第2装置220は、プロセッサ221のような少なくとも1つまたはそれ以上のプロセッサ、メモリ222のような少なくとも1つメモリ、及び送受信機223のような少なくとも1つ送受信機を含むことができる。前記プロセッサ221は、本発明の開示を通じて説明された第2装置220の機能、手続、及び/又は方法を遂行することができる。前記プロセッサ221は1つまたはそれ以上のプロトコルを遂行することができる。例えば、前記プロセッサ221はエアーインターフェースプロトコルの1つまたはそれ以上のレイヤを遂行することができる。前記メモリ222は、前記プロセッサ221に連結され、多様な類型の情報及び/又は命令語を格納することができる。前記送受信機223は、前記プロセッサ221に連結され、無線信号を転送し受信するために前記プロセッサ221により制御できる。
前記メモリ212、222は、前記プロセッサ211、212に内部的にまたは外部的に連結されるか、有線または無線連結のような多様な技術を通じて他のプロセッサに連結できる。
前記第1装置210及び/又は前記第2装置220は1つ以上のアンテナを有することができる。例えば、アンテナ214及び/又はアンテナ224は無線信号を送信し受信するように構成できる。
図3は、本発明の技術的特徴が適用できる無線通信システムの例を示している。
特定的に、図3は進化した(evolved)-UMTS地上無線接続ネットワーク(E-UTRAN)に基づいたシステムアーキテクチャーを示している。前述したLTEはNE-UTRAを使用する進化した(evolved)-UTMS(e-UMTS)の一部である。
図3を参照すると、このような無線通信システムは1つまたはそれ以上のユーザ装備(UE)310、E-UTRAN及び進化したパケットコア(EPC)を含む。前記UE310はユーザが持って歩く通信装備をいう。前記UE310は固定された装置または携帯用装置でありえる。前記UE310は、基地局(MS)、ユーザターミナル(UT)、加入者ステーション(SS)、無線装置などの他の用語として称することもできる。
E-UTRANは1つまたはそれ以上の進化したノードB(eNB)320で構成される。前記eNB320は、UE10へのE-UTRAユーザ平面及び制御平面プロトコル終端を提供する。前記eNB320は、一般的にUE310と通信する固定されたステーションである。前記eNB320はセル間無線資源管理(RRM)、無線ベアラ(RB)制御、連結移動性制御、無線承認制御、測定構成/提供、動的資源割り当て(スケジューラー)などの機能を有する。前記eNB320は、基地局(BS)、基本送受信機システム(BTS)、アクセスポイント(AP)などのような他の用語として称することができる。
ダウンリンク(DL)は、eNB320からUE310への通信を示す。アップリンク(UL)はUE310からeNB320への通信を示す。サイドリンク(SL)はUE310の間の通信を示す。DLで、転送機が前記eNB320の一部であることができ、受信機が前記UE310の一部であることができる。ULで、送信機は前記UE310の一部であることができ、受信機は前記eNB320の一部であることができる。SLで、送信機と受信機は前記UE310の一部であることができる。
前記EPCは、移動性管理個体(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW)、及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)を含む。前記MMEは非接続ストラタム(非アクセス層、non-access stratum:NAS)保安、アイドル状態移動性取扱、進化したパケットシステム(EPS)ベアラ制御などの機能を有する。前記S-GWは移動性アンカーリングなどの機能を有する。前記S-GWはe-UTRANをエンドポイントとして有するゲートウェイである。便宜上、本明細書でMME/S-GW330を単純に“ゲートウェイ”と称するが、この個体はMME及びS-GW全てを含むということを理解しなければならない。前記P-GWはUEインターネットプロトコル(IP)アドレス割り当て、パケットフィルタリングなどの機能を有する。前記P-GWはPDNをエンドポイントとして有するゲートウェイである。前記P-GWは外部ネットワークに連結される。
前記UE310は、Uuインターフェースを介して前記eNB320に連結される。前記UE310は、PC5インターフェースを介して各々相互連結される。前記eNB320は、X2インターフェースを介して各々相互連結される。前記eNB320もS1インターフェースを介して前記EPCに、より特定的にはS1-MMEインターフェースを介してMMEに、またS1-Uインターフェースを介して各々相互連結される。前記S1インターフェースは、MME/S-GW及びeNBの間の多数対多数(many-to-many)の関係を支援する。
図4は、本発明の技術的特徴が適用できる無線通信システムの更に他の例を示している。
特定に、図4は5G NRに基づいたシステムアーキテクチャーを示している。前記5G NRで使われた個体(以下、簡単に“NR”という)は図3に紹介された個体(例えばeNB、MME、S-GW)の機能の一部または全部を吸収することができる。前記NRで使われた個体はLTE/LTe-Aから区分するために“NG”という名称で識別できる。
図4を参照すると、前記無線通信システムは1つまたはそれ以上のUE410、次世代RAN(NG-RAN)及び第5世代コアネットワーク(5GC)を含む。前記NG-RANは少なくとも1つのNG-RANノードで構成される。前記NG-RANノードは、図3に図示されたeNB320に該当する個体である。前記NG-RANノードは少なくとも1つのgNB421及び/又は少なくとも1つのng-eNB422で構成される。前記gNB421は前記UE410へのNRユーザ平面及び制御平面プロトコル終端を提供する。前記ng-eNB422は前記UE410へのe-UTRAユーザ平面及び制御平面プロトコル終端を提供する。
前記5GCは接近及び移動性管理機能(AMF)、ユーザ平面機能(UPF)、及びセッション管理機能(SMF)を含む。前記AMFは、NAS保安、アイドル状態e移動性取扱などの機能を有する。前記AMFは通常的なMMEの機能を含む個体である。前記UPFは移動性アンカーリング、プロトコルデータユニット(PDU)取扱のような機能を有する。前記UPFは通常的なS-GWの機能を含む個体である。前記SMFはUE IPアドレス割り当て、PDUセッション制御のような機能を有する。
前記gNB 421及びng-eNB422はXnインターフェースを介して各々相互連結される。前記gNB421及びng-eNB422もNGインターフェースを介して5GCに、より特定的にはNG-Cインターフェースを介してAMFに、またNG-Uインターフェースを介してUPFに各々相互連結される。
前述したネットワーク個体の間のプロトコル構造を記述する。図3及び/又は図4のシステムで、UEとネットワークとの間の無線インターフェースプロトコルのレイヤ(例えば、NG-RAN及び/又はE-UTRAN)は、通信システムでよく知られた開放システム相互連結(OSI)モデルのより下位の3個のレイヤに基づいて第1レイヤ(L1)、第2レイヤ(L2)、及び第3レイヤー(L3)に分類することができる。
図5は、本発明の技術的特徴が適用できるユーザ平面プロトコルスタックのブロック図を示す。図6は、本発明の技術的特徴が適用できる制御平面プロトコルスタックのブロック図を示す。
図5及び図6に図示されたユーザ/制御平面プロトコルはNRで使われる。しかしながら、図5及び図6に図示されたユーザ/制御平面プロトコルスタックはgNB/AMFをeNB/MMEに代替することによって一般性を失わず、LTE/LTe-Aで使用できる。
図5及び図6を参照すると、物理(PHY)レイヤはL1に属する。前記PHYレイヤは媒体接近制御(媒体アクセス制御、MAC)サブレイヤーとこれより高いレイヤへの情報伝達サービスを提供する。PHYレイヤはMACサブレイヤー転送チャンネルに提供する。MACサブレイヤーとPHYレイヤとの間でデータは転送チャンネルを介して伝達される。互いに異なるPHYレイヤの間、即ち、転送側のPHYレイヤと受信側のPHYレイヤとの間で、データは物理チャンネルを介して伝達される。
MACサブレイヤーはL2に属する。MACサブレイヤーの主要サービスと機能には論理チャンネル及び転送チャンネルの間のマッピング、転送ブロック(TB)から転送チャンネルの物理レイヤに、または逆に伝達される1つまたは互いに異なる論理チャンネルに属するMACサービスデータユニット(SDU)の多重化/非多重化、スケジューリング情報報告、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)を通じての誤謬校正、動的スケジューリングによるUEの間の優先権処理、論理チャンネル優先順位(LCP)による1つのUEの論理チャンネルの間の優先順位処理などが含まれる。前記MACサブレイヤーは無線リンク制御(RLC)サブレイヤー論理チャンネルを提供する。
RLCサブレイヤーはL2に属する。前記RLCサブレイヤーは無線ベアラが要求する多様なサービス品質(QoS)を保障するために3個の転送モード、即ち透明モード(transparent mode:TM)、非認識モード(unacknowledged mode:UM)、及び認識モード(acknowledged mode:AM)を支援する。RLCサブレイヤーの主要サービスと機能は転送モードによって変わる。例えば、RLCサブレイヤーは3個の全てのモードに対して上位レイヤPDUの転送を提供するが、AMを通じてのみARQを通じての誤謬校正を提供する。LTE/LTE-Aで、RLCサブレイヤーはRLC SDUの合わせ、分離、及び再組立(UM及びAMデータ伝達のみに該当)及びRLCデータPDUの再分離(AMデータ伝達のみに該当)を提供する。NRで、RLCサブレイヤーはRLC SDUの分離(AM及びUMのみ該当)及び再分離(AMのみに該当)及びSDUの再組立(AM及びUMのみに該当)を提供する。即ち、NRはRLC SDUの合わせを支援しない。前記RLCサブレイヤーはパケットデータコンバーゼンスプロトコル(PDCP)サブレイヤーRLCチャンネルに提供する。
PDCPサブレイヤーはL2に属する。ユーザ平面に対するPDCPサブレイヤーの主要サービスと機能にはヘッダ圧縮と圧縮解除、ユーザデータの伝達、重複探知、PDCP PDUルーティング、PDCP SDUの再転送、暗号化及び非暗号化などが含まれる。制御平面に対するPDCPサブレイヤーの主要サービスと機能には暗号化と完結性保護、制御平面データの転送などが含まれる。
サービスデータ適応プロトコル(SDAP)サブレイヤーはL2に属する。SDAPサブレイヤーはユーザ平面のみで定義される。SDAPサブレイヤーはNRに対してのみ定義される。SDAPの主要サービスと機能にはQoS流れとデータ無線ベアラー(DRB)との間のマッピング、及びDL及びULパケット全てでのQoS流れID(QFI)のマーキングが含まれる。前記SDAPサブレイヤーは5GC QoS流れに提供する。
無線資源制御(RRC)レイヤはL3に属する。前記RRCレイヤは制御平面上のみで定義される。前記RRCレイヤは、UEとネットワークとの間の無線資源を制御する。このような目的で、前記RRCレイヤはUEとBSとの間でRRCメッセージを交換する。RRCレイヤの主なサービスと機能にはAS及びNASと関連したシステム情報のブロードキャスト、ページング、UEとネットワークのRRC連結の確立、維持及び解除、キー管理を含む保安機能、無線ベアラの確立、構成、維持及び解除、移動性機能、QoS管理機能、UE測定報告及び報告の制御、NASからUEまたはUEからNASへのNASメッセージ伝達が含まれる。
言い換えると、前記RRCレイヤは無線ベアラの構成、再構成、及び解除と関連して論理チャンネル、転送チャンネル、及び物理チャンネルを制御する。無線ベアラはUEとネットワークとの間のデータ転送のためにL1(PHY layer)及びL2(MAC/RLC/PDCP/SDAPサブレイヤー)が提供する論理経路をいう。無線ベアラを設定するということは無線プロトコルレイヤーの特性と特定のサービスを提供するためのチャンネルを定義し、各々のパラメータと作動方法を設定することを意味する。無線ベアラはシグナリングRB(SRB)及びデータRB(DRB)に分けられる。SRBは制御平面内でRRCメッセージを転送するための経路として使われて、DRBはユーザ平面内でユーザデータを転送するための経路として使われる。
RRC状態は前記UEのRRCレイヤがE-UTRANのRRCレイヤに論理的に連結されたか否かを示す。LTE/LTe-Aで、前記RRC連結がUEのRRCレイヤとE-UTRANのRRCレイヤとの間で確立されれば、前記UEはRRC連結状態(RRC_CONNECTED)にあるようになる。そうでなければ、前記UEはRRCアイドル状態(RRC_IDLE)にあるようになる。NRで、RRC不活性状態(RRC_INACTIVE)が追加的に導入される。RRC_INACTIVEは多様な目的のために使用できる。例えば、大量機械類型通信(MMTC)UEはRRC_INACTIVEで効率よく管理できる。特定の条件が満たされると、上記の3個の状態から他の状態への移転が遂行される。
所定の作動がRRC状態によって遂行できる。RRC_IDLEで、公共区域モバイルネットワーク(PLMN)選択、システム情報(SI)のブロードキャスト、セル再選択移動性、コアネットワーク(CN)ページング及びNASにより構成された不連続受信(DRX)が遂行できる。前記UEは追跡領域で該当UEを固有に識別する識別子(ID)が割り当てていなければならない。どんなRRCコンテクストも前記BSに格納されない。
RRC_CONNECTEDで、UEはネットワーク(即ち、e-UTRAN/NG-RAN)とのRRC連結を有する。ネットワーク-CN連結(C/U-平面全て)もUEに対して確立される。UE AS contextはネットワーク及びUEに格納される。RANはUEが属するセルを知っている。ネットワークはUEから/UEにデータを送信/受信することができる。測定を含んでネットワーク制御された移動性も遂行される。
RRC_IDLEで遂行される大部分の作動はRRC_INACTIVEで遂行できる。しかしながら、CNがRRC_IDLEでページングを遂行する代わり、RANページングがRRC_INACTIVEで遂行される。言い換えると、RRC_IDLEで、モバイル終端(mobile terminated:MT)データに対するページングがコアネットワークにより開始され、ページング領域はコアネットワークにより管理される。RRC_INACTIVEで、ページングはNG-RANにより開始され、RAN-基盤通知領域(RNA)はNG-RANより管理される。また、CNページングのためのDRXがRRC_IDLE内のNASにより構成される代わり、RANページングのためのDRXがRRC_INACTIVE内のNG-RANにより構成される。一方、RRC_INACTIVEで、5GC-NG-RAN連結(C/U-平面全て)がUEに対して確立され、UE ASコンテクストがNG-RAN及びUEに格納される。NG-RANはUEが属するRNAを知っている。
NASレイヤはRRCレイヤの上端に位置する。NAS制御プロトコルは認証、移動性管理、保安制御のような機能を遂行する。
物理チャンネルはOFDM処理によって変調されることができ、時間と周波数を無線資源として使用する。物理チャンネルは時間ドメインの多数の直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル及び周波数ドメインの多数のサブキャリアで構成される。1つのサブフレームは時間ドメイン内の多数のOFDMシンボルで構成される。資源ブロックは資源割り当てユニットであり、多数のOFDMシンボルと多数のサブキャリアで構成される。また、各々のサブフレームは物理ダウンリンク制御チャンネル(PDCCH)に対する該当サブフレーム、即ちL1/L2制御チャンネルの特定のOFDMシンボル(例えば、第1のOFDMシンボル)の特定のサブキャリアを使用することができる。転送時間間隔(TTI)は資源割り当てのためにスケジューラーが使用する基本単位である。TTIは1つまたは多数のスロットの単位で定義されるか、ミニスロットの単位で定義できる。
転送チャンネルはデータがどのように、いかなる特性で無線インターフェースに亘って伝達されるかによって分類される。DL転送チャンネルはシステム情報を転送するために使われるブロードキャストチャンネル(BCH)、ユーザトラフィックまたは制御信号を転送するために使われるダウンリンク共有チャンネル(DL-SCH)、及びUEをページングするために使われるチャンネル(PCH)を含む。UL転送チャンネルはユーザトラフィックまたは制御信号を転送するためのアップリンク共有チャンネル(UL-SCH)及び普通はセルに対する接続を開始するために使われる任意接近チャンネル(ランダムアクセスチャンネル、RACH)を含む。
互いに異なる種類のデータ伝達サービスはMACサブレイヤーにより提供される。各々の論理チャンネル類型はどんな類型の情報が伝達されるかにより定義される。論理チャンネルは次の2つのグループに分類される:制御チャンネル及びトラフィックチャンネル。
制御チャンネルは制御平面情報の伝達のみのために使われる。前記制御チャンネルはブロードキャスト制御チャンネル(BCCH)、ページング制御チャンネル(PCCH)、共通制御チャンネル(CCCH)、及び専用制御チャンネル(DCCH)を含む。DLチャンネルのBCCHはブロードキャスティングシステム制御情報である。DLチャンネルのPCCHは、ページング情報、システム情報交換通知を伝達する。前記CCCHはUEとネットワークとの間で制御情報を転送するためのチャンネルである。このチャンネルはネットワークとのRRC連結を有していないUEのために使われる。前記DCCHはUEとネットワークとの間で専用制御情報を転送する点対点(point-to-point)両方向チャンネルである。このチャンネルはRRC連結を有しているUEのために使われる。
トラフィックチャンネルはユーザ平面情報の転送のみのために使われる。前記トラフィックチャンネルは専用トラフィックチャンネル(DTCH)を含む。前記DTCHはユーザ情報の転送のための点から点への(point-to-point)チャンネルであり、1つのUEに専用である。前記DTCHはUL及びDL全てに存在することができる。
DLで論理チャンネルと転送チャンネルとの間のマッピングと関連して、BCCHはBCHにマッピングされることができ、BCCHはDL-SCHにマッピングされることができ、PCCHはPCHにマッピングされることができ、CCCHはDL-SCHにマッピングされることができ、DCCHはDL-SCHにマッピングされることができ、DTCHはDL-SCHにマッピングできる。ULでは、CCCHはUL-SCHにマッピングされることができ、DCCHはUL-SCHにマッピングされることができ、DTCHはUL-SCHにマッピングできる。
図7は本開示の技術的特徴が適用される競争ベースランダムアクセスの手順の例を示す。
図7を参考すると、ステップS701において、UEはアップリンクにおいてRACH上においてランダムアクセスプリアンブルをRANノードに送信することができる。UEはランダムアクセスプリアンブルを含むメッセージ1(message1、MSG1)を送信することができる。二つの可能なグループが定義され、一つは選択的である。二つのグループが設定された場合、メッセージ3のサイズとパスロスはどのグループにおいてプリアンブルが選択されたかを決定するのに使用される。プリアンブルが属するグループはメッセージ3のサイズとUEにおいての無線条件に対する指示を提供する。必要な閾値とともにプリアンブルグループ情報はシステム情報においてブロードキャストされる。
ステップS703において、UEはダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL-SCH)上においてMACから生成されたランダムアクセス応答をRANノードから受信することができる。UEはランダムアクセス応答を含むメッセージ2(message2、MSG2)を受信することができる。ランダムアクセス応答は(サイズが一つ以上の送信タイム間隔(transit time interval、TTI)であるフレキシブルウィンドウ以内において)メッセージ1と準同期される。ランダムアクセス応答メッセージはランダムアクセスプリアンブル識別子、プライマリタイミングアドバンスグループ(primary timing advance group、pTAG)、初期アップリンク(uplink、UL)グラント及び臨時C-RNTIの割り当てのうち少なくとも一つを含む。
ステップS705において、UEは装置識別メッセージをRANノードに送信することができる。UEは装置識別メッセージを含むメッセージ3(message3、MSG3)を送信することができる。装置識別メッセージはUL-SCH上において第一にスケジューリングされたUL送信である。初期アクセスのために、装置識別メッセージは少なくともNAS UE識別子を含む。UEがRRC_CONNECTED状態にありC-RNTIを持っている場合、装置識別メッセージはC-RNTIを含む。
ステップS707において、UEは競争解決メッセージをRANノードから受信することができる。UEは競争解決メッセージを含むメッセージ4(message4、MSG4)を受信することができる。競争解決メッセージは初期アクセスにおいて及び無線リンク失敗後にはPDCCH上の臨時C-RNTIにアドレスされるか、RRC_CONNECTED状態のUEに対してはPDCCH上においてC-RNTIにアドレスされる。RA成功を検出しC-RNTIを持っていないUEに対して臨時C-RNTIはC-RNTIに昇格することができる。RA成功を検出し既にC-RNTIを持っているUEはC-RNTIを使用することを継続することができる。
図8は本開示の技術的特徴が適用される2ステップランダムアクセスの手順の例を示す。
図8を参考すると、ステップS801において、UEは装置識別メッセージとともにランダムアクセスプリアンブルをRANノードに送信することができる。UEはランダムアクセスプリアンブル及び装置識別メッセージを含むMSG AをRANノードに送信することができる。
ステップS803において、UEは競争解決メッセージとともにランダムアクセスプリアンブルをRANノードから受信することができる。UEはランダムアクセスプリアンブル及び競争解決メッセージを含むMSG Bをネットワークノードから受信することができる。
本開示において、サブフレ-ムの数、スロットの数、及び/又はフレ-ム内シンボルの数は多様に変化する。3GPPベースの無線通信システムにおいて、OFDMヌメロロジー(例えば、サブキャリア間隔(SCS)、送信時間間隔(TTI)期間)は一つのUEに対して多数のセル間において異なって構成される。例えば、UEが前記cellに対して集合されたセルに対して相互に他のSCSに構成された場合、同じ一つのシンボルを含む、時間リソース(例えばサブフレ-ム、スロット、又はTTI)の(絶対時間の)期間が集合されたセル間において相互に異なる場合がある。本明細書において、シンボルはOFDMシンボル(又はCP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(又は離散フ-リエ変換-拡散-OFDM(DFT-s-OFDM)シンボル)を含む。
ダウンリンク及びアップリンク送信はフレ-ムに組織される。各フレ-ムはTf=10msの期間を持つ。各フレ-ムは二つのハーフフレームに分けられ、このハーフフレームそれぞれは5msの期間を持つ。それぞれのハーフフレームは5個のサブフレ-ムに構成され、サブフレ-ム当りの期間Tsfは1msである。それぞれのサブフレ-ムはスロットに分けられサブフレ-ム内スロットの数はサブキャリアの間隔によって異なる。それぞれのスロットは巡回プリフィックス(cyclic prefix:CP)をベースに14又は12個のOFDMシンボルを含む。通常のCPにおいて、それぞれのスロットは14個のOFDMシンボルを含み、拡張されたCPにおいて、それぞれのスロットは12個のOFDMシンボルを含む。前記ヌメロロジーは指数関数的に拡張可能なサブキャリア間隔△f=2u*15kHzに基づく。以下の表は△f=2u*15kHzのサブキャリア間隔によるスロット当りOFDMシンボルの数、フレ-ム当りスロットの数、及び通常のCPに対するスロットの数を示す。
以下の表は△f=2u*15kHzサブキャリア間隔に対するスロット当たりOFDMシンボルの個数、フレーム当たりスロットの個数、及び拡張されたCPに対してスロットの個数を示す。
スロットは時間ドメインで多数のシンボル(例えば、14または12シンボル)を含む。各々のヌメロロジー(例えば、サブキャリア間隔)及びキャリアに対して、Nsize、ugrid、x*NRBscサブキャリア及びNsubframe、usymb OFDMシンボルの資源グリッドが定義され、これはより高いレイヤーシグナリング(例えば、無線資源制御(RRC)シグナリング)により指定される共通資源ブロック(CRB)Nstart、ugridで始まり、ここでNsize、ugrid、xは資源グリッド内の資源ブロック(RB)の個数であり、下付き文字xはダウンリンクに対してはDLであり、アップリンクに対してはULである。NRBscはRB当たりサブキャリアの個数である。3GPP基盤無線通信システムで、NRBscは一般的に12個である。与えられたアンテナポートp、サブキャリア間隔構成u、及び転送方向(DLまたはUL)に対して1つの資源グリッドがある。サブキャリア間隔構成uに対するキャリア帯域幅Nsize、ugridはより高いレイヤーパラメータ(例えば、RRCパラメータ)により与えられる。アンテナポートp及びサブキャリア間隔構成uに対する資源グリッドでの各要素は資源要素(リソースエレメント、RE)と称し、1つの複雑なシンボルが各REにマッピングできる。Each in the資源グリッドでの各REは周波数ドメインでの指標k及び時間ドメイン内の基準点に対するシンボル位置を示す指標lにより固有に識別される。3GPP基盤無線通信システムで、RBは周波数ドメイン内の12個の連続的なサブキャリアにより定義される。3GPP NRシステムで、RBはCRBと物理資源ブロック(物理リソースブロック、PRB)に分類される。サブキャリア間隔構成uに対してCRBは周波数ドメインで0から上に番号が付けられる。サブキャリア間隔構成uに対するCRB 0のサブキャリア0の中心は‘ポイントA’と一致し、これは資源ブロックグリッドに対する共通した基準点に作用する。3GPP NRシステムで、PRBは帯域幅部分(BWP)内で定義され、0からNsizeBWP、i-1まで番号が付けられ、この際、iは帯域幅部分の個数である。帯域幅部分i内の物理資源ブロックnPRB及び共通した資源ブロックnCRBの間の関係は次の通りである:nPRB=nCRB+ NsizeBWP、i、この際、NsizeBWP、iは帯域幅部分がCRB 0に対して始める共同資源ブロックである。前記BWPは多数の連続的なRBを含む。キャリアは最大N(例えば、5)個のBWPを含むことができる。UEは与えられたコンポーネントキャリア上で1つまたはそれ以上のBWPで構成できる。BWPのうち、前記UEで構成された1つのBWPのみ1回に活性化できる。活性化されたBWPがセルの作動帯域幅内でUEの作動帯域幅を定義する。
本発明で、用語“セル”は1つまたはそれ以上のノードが通信システムを提供する地理学的領域、または無線資源をいう。地理学的領域の“セル”はその中でキャリアを使用してサービスを提供することができるカバレッジとして理解されることができ、無線資源としての“セル”(例えば、time-周波数資源)は前記carrierが構成した周波数範囲である帯域幅(bandwidth:BW)と関連している。無線資源と関連した“セル”はダウンリンク資源とアップリンク資源の組み合わせ、例えば、ダウンリンク(DL)コンポーネントキャリア(CC)とアップリンク(UL)CCの組み合わせにより定義される。前記セルはダウンリンク資源だけで構成されるか、またはダウンリンク資源及びアップリンク資源により構成できる。その中でノードが有効な信号を転送することができる範囲であるDLカバレッジ、及びノードがUEから有効な信号を受信することができるULカバレッジが信号を伝達するキャリアに依存するので、前記ノードのカバレッジは前記ノードにより使われる無線資源の“セル”のカバレッジと関連できる。これによって、用語“セル”は時にはノードのサービスカバレッジを、他の場合には無線資源を、または他の場合には前記無線資源を使用する信号が有効な強度で到達できる範囲を示すために使用できる。
キャリア集合(キャリアアグリゲーション、carrier aggregation:CA)で、2つまたはそれ以上のCCが集合される。UEは自分の容量によって1つまたは多重のCC上で受信または転送を同時に遂行することができる。CAは連続及び非連続CC全てに対して支援される。CAが構成されれば、UEはネットワークと1つの無線資源制御(RRC)連結のみを有する。RRC連結確立/再確立/ハンドオーバーで、1つのサービングセルが非接続ストラタム(non-access stratum:NAS)移動性情報を提供し、RRC連結確立/再確立/ハンドオーバーで、1つのサービングセルが保安入力を提供する。このセルは1次セル(プライマリセル、PCell)と称される。PCellは1次周波数上で作動するセルであって、セル内でUEは初期連結確立手続を遂行するか、または連結再確立手続を開始する。UEの容量によって、第2次セル(セカンダリセル、SCell)はPCellと共にサービングセルのセットを形成するように構成できる。SCellは特別なセルの上端で追加的な無線資源を提供するセルである。したがって、UEに対して構成されたサービングセルのセットは常に1つのPCellと1つまたはそれ以上のSCellで構成される。二重連結性作動のために、用語の特別なセル(SPCell)はマスターセルグループ(MCG)のPCellまたは第2次セルグループ(SCG)のPSCellを意味する。SPCellはPUCCH転送及び競合基盤任意接近を支援し、常に活性化される。MCGはマスターノードと関連したサービングセルのグループであり、SPCell(PCell)及び選択的に1つまたはそれ以上のSCellで構成される。SCGは2次ノードと関連したサービングセルの部分集合であり、二重連結性(デュアルコネクティビティ、DC)で構成されたUEに対してPSCell及び0またはそれ以上のSCellで構成される。RRC_CONNECTEDがCA/DCで構成されていないUEに対してPCellを含むただ1つのサービングセルが存在する。CA/DCで構成されたRRC_CONNECTED内のUEに対して用語“サービングセル”はSPCellと全てのSCellを含むセルの集合を示すために使われる。DCで、2つのMAC客体が1つのUE内で構成され、1つはMCGに対するものであり1つはSCGに対するものである。
本開示において、「RB」は無線ベアラを示し、「H」はヘッダを示す。無線ベアラは次の二つのグループに分けられる:ユーザ平面データのためのデータ無線ベアラ(DRB)及び制御平面データのためのシグナリング無線ベアラ(SRB)である。MAC PDUは無線リソースを用いてPHYレイヤを介して外部装置に/外部装置から送信/受信される。このようなMAC PDUは送信ブロックの形でPHYレイヤに到達する。
PHYレイヤにおいて、アップリンク送信チャネルUL-SCH及びRACHは自身の物理チャネルPUSCH及びPRACHにそれぞれマッピングされ、及びダウンリンク送信チャネルDL-SCH、BCH及びPCHはPDSCH、PBCH及びPDSCHにそれぞれマッピングされる。PHYレイヤにおいて、アップリンク制御情報(UCI)はPUCCHにマッピングされ、ダウンリンク制御情報(DCI)はPDCCHにマッピングされる。UL-SCHに関連するMAC PDUはUEによってPUSCHを介してULグラントに基づいて送信され、DL-SCHに関連するMAC PDUはBSによってPDSCHを介してDL指定に基づいて送信される。
本発明においてデータユニット(例えば、PDCP SDU、PDCP PDU、RLC SDU、RLC PDU、RLC SDU、MAC SDU、MAC CE、MAC PDU)はリソースの割り当て(例えばULグラント、DL指定)に基づいて物理チャネル(例えばPDSCH、PUSCH)上において送信/受信される。本発明において、アップリンクリソースの割り当てはアップリンクグラントとも呼ばれ、ダウンリンクリソースの割り当てはダウンリンク指定とも呼ばれる。このようなリソースの割り当ては時間ドメインリソースの割り当て及び周波数ドメインリソースの割り当てを含む。本発明において、アップリンクグラントはランダムアクセス応答(Random Access Response)においてUEによってPDCCH上において動的に受信されるか、RRCによって部分的に一貫してUEに構成される。本発明において、ダウンリンク指定はPDCCH上においてUEによって動的に受信されるか、又はBSからのRRCシグナリングによってUEに部分的に一貫して構成される。
図9は本開示の技術的特徴が適用される、通信リンクの一例を示す。
図9を参考すると、通信リンクはアップリンク、ダウンリンク及びサイドリンクを含む。アップリンクはUE(例えば、UE920)から基地局(例えば、eNB及び/又はgNBのような基地局910)への通信インターフェースである。ダウンリンクは基地局(例えば、基地局910)からUE(例えば、UE920)への通信インターフェースである。
サイドリンクはサイドリンク通信、サイドリンクディスカバリ(discovery)及び/又はV2X(vehicle to everything)通信のためのUE対UEのインターフェースである。例えば、サイドリンクはサイドリンク通信、サイドリンクディスカバリ及び/又はV2Xサイドリンク通信のためのPC5インターフェースに対応することができる。
UEはネットワークベースのインフラストラクチャ(infrastructure)を介して通信を実行することができる。例えば、図9に示されたように、UE1920は基地局910を介してアップリンク送信を実行するか、及び/又はダウンリンク送信を受信することができる。
又は、UEはネットワークベースのインフラストラクチャを利用せずピア(peer)UEと直接的に通信を実行することができる。例えば、図9に示されたように、UE1920は基地局910のようなネットワークベースのインフラストラクチャのサポートなしにサイドリンクを介してUE2930と直接通信を実行することができる。
様々な実施例によれば、上位層はUEが特定周波数においてサイドリンク通信を受信又は送信するか、一つ以上の周波数において公共安全(public safety、PS)に関連しないサイドリンクディスカバリ放送(announcement)をモニター又は送信するか、特定周波数においてPS関連サイドリンクディスカバリ放送をモニターするか送信するように設定することができるが、これはUEがこのような特定の近接サービス(proximity service、ProSe)関連サイドリンク活動を実行することが許可された場合に限られる。
サイドリンク通信は一対多(one-to-many)及び一対一(one-to-one)サイドリンク通信を含む。一対多のサイドリンク通信はリレー関連及びリレーに関連しない一対多のサイドリンク通信を含む。一対一のサイドリンク通信はリレー関連及びリレーに関連しない一対一のサイドリンク通信を含む。リレー関連一対一のサイドリンク通信において、通信対象は一つのサイドリンクリレーUE及び一つのサイドリンクリモ-トUEを含む。
サイドリンクディスカバリはPS関連及びPSに関連しないサイドリンクディスカバリを含む。PS関連サイドリンクディスカバリはリレー関連及びリレーに関連しないPS関連サイドリンクディスカバリを含む。上位層はRRCに特定のサイドリンク放送がPSに関連するか又はPSに関連しなかを指示する。
様々な実施例によれば、上位層はRRCに特定サイドリンク手順がV2X関連であるか否かを指示する。
様々な実施例によれば、UEは下記の条件1)~3)のうち少なくとも一つに満足した場合、V2Xサイドリンク通信動作を実行する:
条件1)UEのサービングセルが適合(suitable)した場合(RRC_IDLE又はRRC_CONNECTED);及びV2Xサイドリンク通信動作のために使用される周波数において選択されたセルが3GPP TS 24.334に説明したように登録済み又は同等なPLMN(public land mobile network)に属しているか、UEが3GPP TS 36.304において定義されているようにV2Xサイドリンク通信動作のために使用される周波数においてカバレッジ外にある場合;
条件2)UEのサービングセル(RRC_IDLE又はRRC_CONNECTEDに対して)が3GPP TS 23.285dpで説明したように限られたサービス状態においてV2Xサイドリンク通信をサポートするための条件に満足する場合;及び3GPP TS 36.304に定義されたようにサービングセルがV2Xサイドリンク通信動作のために使用される周波数上にあるかUEがV2Xサイドリンク通信動作のために使用される周波数においてカバレッジ外にある場合;又は
条件3)UEがサービングセルを持っていない場合(RRC_IDLE)。
図10は、本開示の技術的特徴が適用されるサイドリンク連結類型の例を示す。
図10を参考すると、UE 1011及びUE 1013の間のサイドリンク連結は、2つのUEのUE 1011及びUE 1013がネットワーク(例:基地局1010)のカバレッジにある“イン-カバレッジ(in-coverage)”でありえる。また、サイドリンク転送を受信するUE 1011がサイドリンク転送を転送するUE 1013と同一のセルにあるので、UE 1011及びUE 1013の間のサイドリンク連結はイントラ-セル類型のイン-カバレッジでありえる。
2つのUEの1017及び1021はネットワークのカバレッジにあるので、UE 1017及びUE 1021の間のサイドリンク連結もイン-カバレッジでありえる。しかしながら、サイドリンク転送を受信するUE 1021は基地局1020のセルカバレッジ内にある一方、サイドリンク転送を転送するUE 1017は基地局1010のセルカバレッジ内にあるので、UE 1011及びUE 1013の場合とは異なり、UE 1017及びUE 1021の間のサイドリンク連結はインターセル類型のイン-カバレッジでありえる。
UE 1015及びUE 1031の間のサイドリンク連結は、2つのUEのうちの1つ(例:UE 1015)がネットワークのカバレッジにある一方、他の1つ(例:UE 1031)はネットワークのカバレッジの外にある“部分-カバレッジ(partial-coverage)”でありえる。
UE 1033及びUE 1035の間のサイドリンク連結は、2つのUEのUE 1033及びUE 1035がネットワークのカバレッジの外にある“out-of-coverage”でありえる。
ここから、サイドリンクリソース割り当てが説明される。
サイドリンクリソース割り当てモード1及びサイドリンクリソース割り当てモード2を含んで、複数のサイドリンクリソース割り当てモードがあり得る。
サイドリンクリソース割り当てモード1で、BSは、SL送信のために、UEによって用いられるSLリソースをスケジューリングすることができる。サイドリンクリソース割り当てモード2で、UEは、i)BS/ネットワークによって設定されたSLリソース、または ii)予め設定されたSLリソースでSL送信リソースを決めることができる(すなわち、BSがスケジューリングしない)。サイドリンクリソース割り当てモード1は、簡単にサイドリンクモード1と指称され得る。
SLリソース割り当てモード2で、UEは、a)送信のためのSLリソースを自律的に(autonomously)選択;b)他のUEに対するSLリソース選択に役に立ち、これは、a)、c)、d)の一部機能であり得る;c)SL送信のための設定されたグラントが設定される;及び/またはd)他のUEのSL送信をスケジューリングすることができる。SLリソース割り当てモード2は、少なくともブラインド(blind)再送信のためのSLリソースの予約を支援することができる。サイドリンクリソース割り当てモード2は、簡単にサイドリンクモード2と指称され得る。
サイドリンクリソース割り当てモード2に対して、センシング及びリソース(再)選択に関する手続きが支援される。センシング手続きは、他のUEからのSCIをデコーディングすること、及び/またはSL測定を含むことができる。センシング手続きで、SCIをデコーディングすることは、少なくともSCIを送信するUEによって指示されたSLリソースに対する情報を提供することができる。センシング手続きは、対応するSCIがデコーディングされた時、SL DMRSに基づいたL1 SL RSRP測定を利用することができる。リソース(再)選択手続きは、センシング手続きの結果を利用して、SL送信のためのリソースを決めることができる。
TX UEがRRC_CONNECTED状態にあり、BSがスケジューリングするサイドリンクリソース割り当て(すなわち、サイドリンクリソース割り当てモード1)が設定された場合、TX UEは、サービスのトラフィックパターン、サービスにマッピングされるTXキャリア及び/またはRXキャリア、サービスに関するQoS情報(例:5QI、PPPP、PPPR、QCI値)、及び/またはサービスに関する宛先を含むサイドリンクUE情報を送信することができる。
サイドリンクUE情報を受信した後、BSは、少なくともサービスのための一つ以上のリソースプール及びサイドリンクBSR設定を含むサイドリンク設定を構成することができる。BSは、TX UEにサイドリンク設定をシグナリングすることができ、それで、TX UEは、サイドリンク設定を下位層に設定することができる。
サイドリンクの送信のために、メッセージがL2バッファに利用可能になった場合、TX UEは、スケジューリング要求(scheduling request、SR)をトリガーして、TX UEがPUCCHリソースを通じてSRを送信することができるようにすることができる。PUCCHリソースが設定されない場合、TX UEは、スケジューリング要求としてランダムアクセス手続きを実行することができる。SRの結果として、アップリンクグラントが与えられた場合、TX UEは、BSにサイドリンクバッファ状態報告(buffer status report、BSR)を送信することができる。サイドリンクバッファ状態報告は、少なくとも宛先インデックス、LCG及び/または宛先に対応するバッファサイズを指示することができる。
SL-BSRを受信した後、BSは、PDCCHでダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を送信して、TX UEにサイドリンクグラントを送信することができる。DCIは、割り当てられたサイドリンクリソースを含むことができる。TX UEがDCIを受信する場合、TX UEは、RX UEへの送信のために、サイドリンクグラントを用いることができる。
代替的に、TX UEがRRC状態に関係なく、UEが自律的にサイドリンクリソース割り当てをスケジューリング(すなわち、サイドリンクリソース割り当てモード2)するように設定された場合、TX UEは、自律的にサイドリンクリソースを選択または再選択して、RX UEへの送信に用いられるサイドリンクグラントを生成することができる。
図11は本開示の技術的特徴が適用されるサイドリンクチャネルマッピングの例を示す。
図11を参考すると、サイドリンク論理チャネルはサイドリンクトラフィックチャネル(sidelink traffic channel、STCH)、サイドリンク制御チャネル(sidelink control channel、SCCH)及びサイドリンク放送制御チャネル(sidelink broadcast control channel、SBCCH)を含む。サイドリンク送信(tranport)チャネルはサイドリンク共有チャネル(sidelink shared channel、SL-SCH)、及びサイドリンク放送チャネル(sidelink broadcast channel、SL-BCH)を含む。サイドリンク物理チャネル及び/又は信号は物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)、物理サイドリンクフィードバックチャネル(physical sidelink feedback channel、PSFCH)及び物理サイドリンク放送チャネル(physical sidelink broadcast channel、PSBCH)を含む。
SCCHは一つのUEから一つ以上の他のUEに制御情報(すなわち、PC5-RRC及びPC5-Sメッセージ)を送信するためのサイドリンクチャネルである。SCCHはSL-SCHにマッピングされ、SL-SCHはPSCCHにマッピングされる。
STCHは一つのUEから一つ以上の他のUEにユーザ情報を送信するためのサイドリンクチャネルである。STCHはSL-SCHにマッピングされ、SL-SCHはPSSCHにマッピングされる。
SBCCHは一つのUEから他のUEにサイドリンクシステム情報を放送するためのサイドリンクチャネルである。SBCCHはSL-BCHにマッピングされ、SL-BCHはPSBCHにマッピングされる。このチャネルはサイドリンク同期のためにも使用され、サイドリンク関連システム情報を含む。例えば、サイドリンク関連システム情報はサイドリンクマスタ情報ブロック(sidelink master information block、SL-MIB)と呼ばれる。
PSCCHはサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を伝送する。SCIはリソースブロック割り当て、変調及びコ-ド方法及び/又はグループデスティネーションIDのようなサイドリンクスケジューリング情報を含む。
PSSCHはデータの送信ブロック(transport block、TB)及びHARQ手順とCSI/又はCSIフィードバックトリガーのための制御情報を運ぶことができる。
PSFCHはPSSCH送信の意図された受信者から送信を実行したUEにサイドリンクを介したHARQフィードバックを運ぶことができる。
図12は本開示の技術的特徴が適用されるPC5-シグナリング(PC5-S)のためのSCCHに対する制御平面プロトコルスタックの例を示す。
本開示において、PC5は無線装置が直接チャネルを介して別の無線装置と直接的に通信が実行できる基準点を指すことができる。サイドリンクはPC5を介した直接通信を指す用語である。
図12を参考すると、PC5-Sプロトコルのサポートのために、PC5-SはPC5-SのためのSSCHに対する制御平面プロトコルスタックにおいてPDCP、RLC及びMAC下位層、及び物理層の上に位置する。
PC5-Sプロトコルはセキュリティレイヤ2リンクに対してPC5基準点を介した制御平面シグナリングに用いられる。PDCP/RLC/MAC/PHYの機能は図5-6に示されたものと同じである。
図13はSL-BSR及び切断されたSL-BSR MAC CEの例を示す。
バッファ状態報告(buffer status report、BSR)は送信されるデータがUEバッファにどれだけ多く存在するかに関する情報をUEからネットワークに伝送するMAC CEの一種である。BSRはアップリンクのためのBSR及び/又はサイドリンクのためのBSRを含む。本開示を通して、アップリンクのためのBSRは単にBSRと称し、サイドリンクのためのBSRはSL-BSRと称する。BSRはUEバッファにおいてアップリンクを介して送信されるULデータの量を指示することができる。SL-BSRはUEバッファにおいてサイドリンクを介して送信されるSLデータの量を指示することができる。UEがBSRをネットワークに送信したとき、ネットワークはUL送信のためのULグラントをUEに割り当てることができる。UEがSL-BSRをネットワークに送信したとき、ネットワークはSL送信のためのSLグラントをUEに割り当てることができる。
SL-BSR MAC CEはSL-BSRフォーマット(可変サイズである)又は切断されたSL-BSRフォーマット(可変サイズである)のうち少なくとも一つを含む。
図13を参考すると、SL-BSR及び切断されたSL-BSR MAC制御要素は報告されたターゲットグループ毎にデスティネーションインデクスフィールド、LCG IDフィールド及び対応するバッファのサイズフィールドを含む。
SL-BSRフォーマットはLCIDとともにMACサブヘッダによって識別される。
SL-BSR MAC CEのフィールドは以下のように定義される:
-デスティネーション・インデクス:デスティネーション・インデクスフィールドはデスティネーションを識別することができる。このフィールドの長さは5ビットである。インデクス値は[v2x-DestinationInfoList]において報告されたことと同じデスティネーションに関連するインデクスのうちにおいて一つのインデクスに設定される。このようなリストが複数報告された場合、インデクス値は同じ手順で全てのリストに対して順番にインデクス付けされる。
-LCG ID:論理チャネルグループIDフィールドはSLバッファ状態が報告される論理チャネルのグループを識別することができる。このフィールドの長さは3ビットである。
-LCGi:SL-BSRフォーマットに対して、このフィールドは論理チャネルグループiに対してバッファのサイズフィールドの存在を示すことができる。1に設定されたLCGiフィールドは論理チャネルグループiに対するバッファのサイズフィールドが報告されたことを示すことができる。0に設定されたLCGiフィールドは論理チャネルグループiに対するバッファのサイズフィールドが報告されないことを示すことができる。切断されたSL-BSRフォーマットに対して、このフィールドは論理チャネルグループiが利用可能なデータを持っているかどうかを示すことができる。1に設定されたLCGiフィールドは論理チャネルグループiが利用可能なデータを持っていることを示すことができる。0に設定されたLCGiフィールドは論理チャネルグループiが利用可能なデータを持っていないことを示すことができる。
-バッファのサイズ:バッファのサイズフィールドはMAC PDUが作られた後(すなわち、バッファのサイズフィールドの値を0にする論理チャネル優先順位付け手順の後)デスティネーションの論理チャネルグループの全ての論理チャネルにかけたSLデータ量の計算手順によって存在するデータの全体の量を識別することができる。データの量はバイト単位に示される。RLC及びMACヘッダのサイズはバッファのサイズ計算に考慮されない場合がある。このフィールドの長さは8ビットである。SL-BSRフォーマット及び切断された(truncated)SL-BSRフォーマットに対して、バッファのサイズフィールドはLCGiに基づいて昇順に含まれる。切断されたSL-BSRフォーマットに対して、含まれたバッファのサイズフィールドの数はパディングビットの数を超えずに最大化される。SL-BSR及び切断されたSL-BSRフォーマットにおいてバッファのサイズフィールドの数は0である。
無線通信システムにおいて、RACHは2ステップRACH又は4ステップRACHに設定される。4ステップRACHに対して、UEはRACHプリアンブルを送信し、ランダムアクセス応答MAC CEを受信し、メッセージ3(すなわち、装置識別メッセージ)をPUSCH上において送信し、競争解決MAC CEを受信することができる。2ステップRACHにおいて、UEはRACHプリアンブル及び装置識別メッセージを含むメッセージAをPUSCH上において送信し、ランダムアクセス応答及び競争解決を含むメッセージBを受信することができる。
無線通信システムで、UEは、サイドリンク基準信号受信パワー(sidelink-reference signal received power、SL-RSRP)、SL-基準信号受信品質(SL-reference signal received quality、SL-RSRQ)、チャンネル状態情報(channel stat information、CSI)、チャンネル品質指示子(channel quality indication)、及び/またはランク指示子(rank indication、RI)のようなサイドリンク送信の品質を他のUEからのサイドリンク送信に基づいて測定することができる。測定に基づいて、UEは、他のUEに測定された結果を報告することができる。この場合、UEは、測定された結果を送信するために、SLグラントが必要であり得る。しかし、UEは、他のUEに測定された結果を報告するための有効なSLグラントを有しないこともあり得る。
図14は、本開示の実施形態に係るサイドリンクチャンネル品質報告のための方法の例を示す。図14に示したステップは、無線装置及び/またはUEによって実行されることができる。
図14を参考すると、ステップS1401で、UEは、サイドリンク送信のうち少なくとも一つに対するサイドリンクチャンネル品質報告に対する設定を受信することができる。そして、UEは、ネットワークにサイドリンクチャンネル品質報告に対する設定を指示することができる。サイドリンクチャンネル品質報告に対する設定は、他のUEによってUEに送信されることができる。
ステップS1403において、UEは、一つ以上のUEへの一つ以上のサイドリンク送信に対するサイドリンク(sidelink、SL)バッファ状態報告(buffer status report、BSR)に対する設定を受信することができる。サイドリンク送信は、一つ以上の宛先に対応することができる。サイドリンク送信は、ソース及び宛先の一つ以上の対に対応することができる。サイドリンク送信は、一つ以上のPC5 RRC連結または一つ以上のPC5-Sユニキャストリンクに対応することができる。SL BSR設定(すなわち、SL-BSRに対する設定)は、サイドリンクチャンネル品質報告がイネーブル(enable)となったことを指示することができる。
ステップS1405において、UEは、サイドリンク送信のうち、少なくとも一つに対するサイドリンクチャンネル品質報告をトリガーすることができる。
ステップS1407において、UEは、サイドリンクチャンネル品質報告のために有効なSLグラントが存在するか否かを決めることができる。サイドリンクチャンネル品質報告のための有効なSLグラントが存在しない場合、UEは、ステップS1409を実行することができる。一方、サイドリンクチャンネル品質報告のための有効なSLグラントが存在する場合、UEは、ステップS1413を実行することができる。
ステップS1409において、UEは、特定フィールドの特定値がサイドリンク送信の一つに対するサイドリンクチャンネル品質報告を指示するのに用いられるSL BSRをトリガー及び構成することができる。互いに異なるサイドリンク送信に対して、互いに異なるサイドリンクチャンネル品質報告が互いに異なる特定フィールドの特定値によって指示されることができ、それぞれの互いに異なる特定フィールドは、互いに異なるサイドリンクチャンネル品質報告に対応することができる。
ステップS1411において、UEは、ネットワークにSL BSRを送信することができる。SL BSRを受信した直後に、ネットワークは、少なくともSL BSRによって指示された一つ以上のサイドリンクチャンネル品質報告のサイズを含むSLグラントを割り当てることができる。
ステップS1413において、サイドリンクチャンネル品質報告に対するSLグラントを受信した直後に、UEは、サイドリンクチャンネル品質報告の一つを送信することができる。サイドリンクチャンネル品質報告は、サイドリンクで他のUEに送信されることができる。
多様な実施形態に係ると、ステップS1401を実行する前に、UEは、選択的にリソースのセットを獲得/割り当てることができる。
図15は、本開示の実施形態に係るSL-CSI報告のための信号フローの例を示す。図15は例示であるだけで、本開示は、アップリンクデータ送信に対する品質報告にもまた適用されることができる。
図15を参考すると、ステップS1501において、RX UEは、TX UEとPC5-Sユニキャストリンク及び関連されたPC5-RRC連結を設立することができる。TX UEは、CSI報告がPC5-RRC連結に対して設定されたPC5-RRC再設定を送信することができる。PC5-RRC再設定を受信した直後に、RX UEは、SL CSI報告を設定し、TX UEによって提供されたサイドリンクCSI-RS送信に対して測定を実行することができる。
ステップS1503において、RX UEは、ネットワークにTX UEの宛先IDを指示するサイドリンクUE情報を送信することができる。RX UEは、ネットワークにSL CSI報告が、例えば、サイドリンクUE情報を通じて宛先IDに対して設定されたことを指示することができる。宛先IDは、サイドリンクUE情報のコンテンツによって、宛先インデックスと関連されることができる。RX UEは、少なくとも宛先IDに対するサイドリンクBSRに対する設定が受信/設定されることができる。前記設定は、また、サイドリンクCSI報告がイネーブルとなったことを指示することができる。
ステップS1505において、RX UEは、ネットワークからサイドリンクモード1設定を受信することができる。すなわち、RX UEは、RX UEがサイドリンクリソース割り当てモード1で動作するための設定を受信することができる。
ステップS1507において、RX UEは、TX UEからSL CSI報告をトリガーするSCIを受信することができる。
ステップS1509において、TX UEからサイドリンクCSI報告を指示するSCIを受信した直後に、RX UEは、宛先に対してサイドリンクSCI報告をトリガーすることができる。
ステップS1511において、RX UEは、ネットワークからULグラントを受信することができる。
ステップS1513において、サイドリンクCSI報告のために有効なサイドリンクグラントが存在しない場合、及びサイドリンクモード1がサイドリンクCSI報告のために設定された場合、RX UEは、SL BSRをトリガーすることができる。そして、RX UEは、特定フィールドの特定値が宛先IDに対するサイドリンクCSI報告を指示するのに用いられるSL BSRを構成することができる。例えば、宛先インデックス、LCG IDまたはバッファサイズの少なくとも一つの特定値はSL CSI報告を指示することができる。
宛先インデックスフィールドの特定値がSL CSI報告を指示するのに用いられる場合、LCG IDフィールドまたはバッファサイズフィールドの値は、SL CSI報告がトリガーされた宛先及び/またはPC5-RRC連結の数を指示することができる。
LCG IDの特定値がトリガーされたSL CSI報告を指示するのに用いられる場合、宛先インデックスフィールドの値は、サイドリンクUE情報によって宛先インデックスを指示することができる。バッファサイズフィールドの値は、SL CSI報告MAC CEのサイズを指示することができる。代替的に、この場合、SL CSI報告MAC CEに対応するバッファサイズフィールドは、SL BSR MAC CEに含まれないこともあり得る。
バッファサイズフィールドの特定値がトリガーされたSL CSI報告を指示するのに用いられる場合、宛先インデックスフィールドの値は、サイドリンクUE情報によって、宛先インデックスを指示することができる。LCG IDフィールドの値は、宛先に対するPC5-RRC連結のサイドリンクチャンネル品質(例:SL CSI、SL-RSRPまたはSL-RSRQ)を指示することができる。代替的に、この場合、LCG IDフィールドは、SL BSR MAC CEに含まれないこともあり得る。
代替的に、SL BSR MAC CEで、あるフィールドは、SL BSR MAC CEの拡張(extension)を指示することができ、その次に、SL CSI報告がトリガーされたそれぞれの宛先インデックスフィールドのリストがつくことができる。
RX UEは、SL CSI報告を指示するSL BSRの優先順位をPC5-RRC連結の宛先に属する論理チャンネルの最も高い優先順位に設定することができる。SL BSRの優先順位の値がネットワークによって指示された臨界値より低い場合、RX UEは、論理チャンネル優先順位を付与するために、及び/または衝突する他の送信に対してSL BSR送信に対する優先順位を付与するために、SL BSRに優先順位を付与することができる。
ステップS1515において、論理チャンネル優先順位付与、及び衝突があった場合、衝突する他の送信に対してSL BSR送信の優先順位を付与した後、RX UEは、構成されたSL BSR MAC CEをネットワークにULグラントを通じて送信することができる。
ステップS1517において、SL BSRを受信した直後に、ネットワークは、RX UEに少なくともSL BSRによって指示された一つ以上のSL CSI報告のサイズを含むSLグラントを割り当てることができる。
代替的に、サイドリンクCSI報告のためのサイドリンクグラントが存在しない場合、及びサイドリンクモード2がサイドリンクCSI報告のために設定された場合、RX UEは、TXキャリアまたはリソース再選択をトリガーし、自律的にi)単一MAC PDUの送信のためのSLグラント、またはii)複数のMAC PDUの送信のための複数のSLグラントを予約することができる。
サイドリンクCSI報告のために有効なSLグラントを受信または割り当てた直後にUEはトリガーされ、SL BSR MAC CEによって指示されたSL CSI報告のためのSL CSI報告MAC CEを構成することができる。そして、スキップされることもできるステップS1519及びS1521を実行した後、RX UEは、SL CSI報告MAC CEを含むMAC PDUを物理層に伝達することができる。
ステップS1519において、RX UEは、論理チャンネル優先順位付与(logical channel prioritization, LCP)からSL-CSI報告MAC CEに優先順位を付与することができる。
ステップS1521において、RX UEは、他の送信と衝突するSL-CSI報告MAC CEに優先順位を付与することができる。
宛先またはPC5-RRC連結に対して、一つ以上のSL CSI報告がトリガーされた場合、RX UEは、以下の条件a)~e)の中の一つが充足されると、トリガーされた全てのSL CSI報告を取り消すことができる:
条件a)SL CSI報告MAC CEを指示するSL BSR MAC CEがトリガーされたり、物理層で伝達されたり、ネットワークに送信される時;
条件b)SL CSI報告MAC CEを含むMAC PDUが物理層に伝達されたり、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEに送信される時;
条件c)無線リンク失敗が宛先またはPC5-RRC連結に対して検出される時;
条件d)SL CSI報告をトリガーする新しいSCIが、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEから受信される時;及び
条件e)SL CSI報告をリリースしたり中断する新しいSCIが、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEから受信される時。
ステップS1523において、RX UEは、SL CSI報告MAC CEの送信を指示するSCI及びSL CSI報告MAC CEを含むMAC PDUをサイドリンクで送信することができる。
ステップS1525において、RX UEは、TX UEから、RX UEから送信されたSL CSI報告MAC CEを含むMAC PDUに対する応答(acknowledgement)を指示することができるHARQフィードバックを受信することができる。
HARQフィードバックを受信した直後に、RX UEは、サイドリンクでMAC PDUを再送信することができる。
RX UEは、以下の条件の一つが充足される場合、タイマーをスタートまたはリスタートすることができる:
-SL CSI報告MAC CEを指示するSL BSR MAC CEがトリガーされたり、物理層に伝達されたり、ネットワークに送信される時;
-SL CSI報告MAC CEを含むMAC PDUが物理層に伝達されたり、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEに送信される時;
-無線リンク失敗が宛先またはPC5-RRC連結に対して検出される時;
-SL CSI報告をトリガーする新しいSCIが、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEから受信される時;
-新しいSL CSI報告がトリガーされる時;及び
-SL CSI報告をリリースしたり中断する新しいSCIが、宛先またはPC5-RRC連結に対してTX UEから受信される時。
タイマーの満了直後、RX UEは、SL CSI報告を再トリガーまたは再送信することができる。そして、RX UEは、SL CSI報告MAC CEをTX UEに再び送信することができる。
多様な実施形態に係ると、ステップS1501を実行する前に、TX UEがRRC_CONNECTEDにあり、gNBがスケジューリングするサイドリンクリソース割り当て(例、サイドリンクモード1)に対して設定された場合、TX UEは、PDCCHでダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を受信して、ネットワークからグラントを選択的に受信することができる。DCIは、割り当てられたサイドリンクリソースを含むことができる。TX UEは、RX UEへの送信のためにサイドリンクグラントを用いることができる。TX UEが、UEがRRC状態にかかわらずサイドリンクリソース割り当ての自律的なスケジューリング(例、サイドリンクモード2)に対して設定された場合、TX UEは、リソースプールからサイドリンクリソースを選択または再選択して、RX UEへの送信に用いられるサイドリンクグラントを生成することができる。
本開示で、UL送信及びSL送信は、互いに異なるRATまたは同一RATに対して実行されることができる。
本開示は、また、互いに異なる基地局への互いに異なるアップリンク送信(例:二重連結が設定されたり、アップリンクでの搬送波集成)に対するチャンネル品質報告にも適用されることができる。この場合、図15のTX UEは、同一または互いに異なる基地局で取り替えられることができる。
本開示において、各HARQプロセスはHARQバッファに関連する。
新しい送信がPDCCH、ランダムアクセス応答、又はRRC上において指示されたMCSとしてリソース上において実行される。再送は、提供されるのであれば、PDCCH上において指示されたMCSにリソース上において実行されるか、バンドル内において最後の送信試みに使用されたことと同じMCSとして同じリソース上において実行される。
HARQエンティティがTBに対して新しい送信を要求する場合、HARQプロセスは:
1>MAC PDUに関連するHARQバッファに格納する;
1>HARQエンティティから受信されたアップリンクグラントを格納する;
1>以下で説明する通り送信を生成する。
HARQエンティティがTBに対して新しい送信を要求する場合、HARQプロセスは:
1>HARQエンティティから受信されたアップリンクグラントを格納する;
1>以下で説明する通り送信を生成する。
TBに対する送信を生成するために、HARQプロセスは:
1>MAC PDUがMSG3バッファから獲得された場合;又は
1>送信時点で測定ギャップが存在せず、再送の場合、再送がMSG3バッファから獲得されたMAC PDUに対する送信と衝突しない場合:
2>送信時点でMACエンティティのサイドリンク送信及び他のMACエンティティ(すなわち、E-UTRA MACエンティティ)のV2Xサイドリンク通信の送信が存在しない場合;又は
2>送信時点で他のMACエンティティ(すなわち、E-UTRAN MACエンティティ)のSL-SCH上においてV2Xサイドリンク通信の送信に対する設定済みグラントが存在し、どのV2Xサイドリンク通信の送信にも優先順位が与えられないかMACエンティティ及び他のMACエンティティがこのUL送信及び優先順位が与えられたV2Xサイドリンク通信の送信を同時に実行できる場合;又は
2>送信時点でサイドリンク送信に対するサイドリンクグラントが存在するか、サイドリンク送信に優先順位が与えられないか又はMAC PDUの論理チャネルの最も高い優先順位の値が[thresUL-TxPrioritization]が設定された場合に[thresUL-TxPrioritization]より低い場合;又は
2>送信時点でサイドリンク送信に対するサイドリンクグラントが存在し、MACエンティティがこのUL送信及び優先順位が与えられたサイドリンク送信を同時に実行できる場合:
3>物理層が格納されたアップリンクグラントによって送信を生成するように指示する。
本開示において、ダイナミックグラントなしに二つのタイプの送信が存在する場合がある:
-サイドリンクグラントがRRCによって提供され、設定済みサイドリンクグラントに格納される設定済みグラントタイプ1;
-サイドリンクグラントがPDCCHによって提供され、設定済みサイドリンクグラントの活性化又は非活性化を指示するL1シグナリングに基づいて設定済みサイドリンクグラントに格納又はクリアされるように設定済みグラントタイプ2。
タイプ1及びタイプ2に単一BWPが設定される。多重設定がBWP上において同時に活性化される。タイプ2に対して、活性化及び非活性化は独立的である。
RRCは設定済みグラントタイプ1が設定されたとき、以下のようなパラメータを設定することができる:
-slcs-RNTI:再送のためのSLCS-RNTI;
-periodicity:設定済みグラントタイプ1の周期;
-timeDomainOffset:時間ドメインにおいて[SFN=0]に対するリソースのオフセット;
RRCは設定済みグラントタイプ2が設定されたとき、以下のようなパラメータを設定することができる:
-slcs-RNTI:活性化、非活性化及び再送のためのSLCS-RNTI;
-periodicity:設定済みグラントタイプ2の周期;
設定済みグラントタイプ1の設定直後、MACエンティティは各設定済みサイドリンクグラントに対して:
1>複数のMAC PDUの送信のためのPSCCH間隔のセット及びPSSCH間隔のセットを決定するために設定済みサイドリンクグラントを初期化又は再初期化する。
設定済みサイドリンクグラントが上位層によってリリースされたとき、対応する全ての設定はリリースされる必要があって、対応する全てのサイドリンクグラントはクリアされる必要がある。
MACエンティティは:
1>設定済みサイドリンクグラント確認がトリガーされ取り消しされていない場合;及び
1>MACエンティティが新しい送信のために割り当てられたULリソースを持っている場合:
2>多重化及び組立手順が設定済みグラント確認を生成するように指示する;
2>トリガーされた設定済みサイドリンクグラント確認を取り消しする。
設定済みグラントタイプ2に対して、MACエンティティは設定済みサイドリンクグラント非活性化によってトリガーされた設定済みグラント確認の最初の送信後すぐ対応される設定済みサイドリンクグラントをクリアする必要がある。
本開示において、サイドリンクグラントはPDCCH上において動的に受信されるか、RRCによって半永久的に設定されるか、MACエンティティによって自律的に設定される。MACエンティティはSCIの送信が発生するPSSCH間隔のセット及びSCIに関連するSL-SCHの送信が発生するPSSCH間隔のセットを決定するために活性化されたSL BWP上においてサイドリンクグラントを持つ必要がある。要求された送信を実行するために、MAC層は下位層からHARQ情報を受信することができる。
MACエンティティがSL-RNTI又はSLCS-RNTIを持っている場合、又は他のMACエンティティ(すなわち、E-UTRA MACエンティティ)がSLCS-RNTIを持っている場合、MACエンティティは各PDCCH機会及びこのPDCCH機会に対して受信された各グラントに対して:
1>MACエンティティのSL-RNTIに対するPDCCH上においてサイドリンクグラントが受信された場合:
2>サイドリンクグラント及び関連するHARQ情報を設定済みサイドリンクグラントに格納する;
2>受信されたサイドリンクグラントを使用し単一MAC PDUの一つ以上の(再)送信のためのPSCCH間隔のセット及びPSSCH間隔のセットを決定する。
1>そうではなく、MACエンティティのSLCS-RNTI又は他のMACエンティティのSLCS-RNTIに対するPDCCH上においてサイドリンクグラントが受信された場合:
2>PDCCHコンテンツが設定済みサイドリンクグラントに対する設定済みグラントタイプ2非活性を指示した場合:
3>存在する場合、設定済みサイドリンクグラントをクリアする;
設定済みサイドリンクグラントに対する設定済みサイドリンクグラント確認をトリガーする;
2>そうではなくPDCCHコンテンツが設定済みサイドリンクグラントに対して設定済みグラントタイプ2活性化を指示する場合:
3>設定済みサイドリンクグラントに対して設定済みサイドリンクグラント確認をトリガーする;
3>設定済みサイドリンクグラントを初期化又は再初期化し複数のMAC PDUの送信のためのPSCCH間隔のセット及びPSSCH間隔のセットを決定する。
MACエンティティがRRCによってセンシング、部分センシング又はランダム選択に基づいてキャリアにおいてリソースのプールを用いて送信するように設定された場合、MACエンティティは各サイドリンクプロセスに対して:
1>上位層が複数のMAC PDUの送信が許可されていることを指示し、MACエンティティが複数のMAC PDUの送信に対応する設定済みサイドリンクグラントを生成するように選択し、SLデータが論理チャネルに存在する場合:
2>TXリソース(再)選択チェックを実行する;
2>TXリソース(再)選択が複数のMAC PDUの送信のためにTXリソース(再)選択チェックの結果にトリガーされた場合:
3>間隔においてリソース予約間隔に対する間隔において整数値を同等な確率でランダムに選択する;
3>PSSCH-TxConfigListに含まれたallowedRetxNumberPSSCHにおいて上位層によって設定され、上位層によって設定された場合、CBR測定結果が利用可能な場合下位層によって測定されたCBR又はCBR測定結果が利用可能でない場合、上位層によって設定された対応するdefaultTxConfigIndex及び選択されたキャリア上において許可されたサイドリンク論理チャネルの最も高い優先順位に対するcbr-PSSCH-TxConfigListにおいて指示されたallowedRetxNumberPSSCHに重複する許可された数からHARQ再送の数を選択する;
3>PSSCH-TxConfigListに含まれたminiSubchannel-NumberPSSCH及びmaxSubchannel-NumberPSSCH間において上位層によって設定され、上位層によって設定された場合、CBR測定結果が利用可能な場合、下位層によって測定されたCBR又はCBR測定結果が利用可能でない場合、上位層によって設定された対応するdefaultTxConfigIndex及び選択されたキャリア上において許可されたサイドリンク論理チャネルの最も高い優先順位に対するcbr-PSSCH-TxConfigListにおいて指示されたminiSubchannel-NumberPSSCH及びmaxSubchannel-NumberPSSCH間に重複する範囲内において周波数リソースの量を選択する;
3>選択された周波数リソースの量によって、物理層において指示されたリソースから一つの送信機会のための時間及び周波数リソースをランダムに選択する。
3>ランダムに選択されたリソースを用いてMAC PDUの送信機会の数に対応するPSCCH及びPSSCHの送信のためにリソース予約間隔だけ離れている周期的リソースのセットを選択する;
3>一つ以上のHARQ再送が選択された場合:
4>次の送信機会に対して物理層において指示されたリソースにおいて残った利用可能なリソースが存在する場合:
5>選択された周波数リソースの量及び選択されたHARQ再送の数によって、利用可能なリソースにおいて一つ以上の送信機会のための時間及び周波数リソースをランダムに選択する;
5>ランダムに選択されたリソースを用いてMAC PDUの再送機会の数に対応するPSCCH及びPSSCHの送信のためにリソース予約間隔だけ離れている周期的リソースのセットを選択する;
5>送信機会の第1セットを新しい送信機会に、送信機会の残りのセットを再送機会と見なす;
5>新しい送信機会及び再送機会のセットを選択されたサイドリンクグラントと見なす。
3>そうでない場合:
4>前記セットを選択されたサイドリンクグラントと見なす。
3>選択されたサイドリンクグラントを使用しPSCCH間隔のセットとPSSCH間隔のセットを決定する;
3>選択されたサイドリンクグラントが設定済みサイドリンクグラントであると見なす。
1>MACエンティティが単一MAC PDUの送信に対応する設定済みサイドリンクグラントを生成するように選択し、SLデータが論理チャネルにおいて利用可能な場合:
2>TXリソース(再)選択チェックを実行する;
2>TXリソース(再)選択が単一MAC PDUの送信のためにTXリソース(再)選択チェックの結果にトリガーされた場合;
3>PSSCH-TxConfigListに含まれたallowedRetxNumberPSSCHにおいて上位層によって設定され、上位層によって設定された場合、CBR測定結果が利用可能な場合、下位層によって測定されたCBR又はCBR測定結果が利用可能でない場合、上位層によって設定された対応するdefaultTxConfigIndex及び選択されたキャリア上において許可されたサイドリンク論理チャネルの最も高い優先順位に対するcbr-PSSCH-TxConfigListにおいて指示されたallowedRetxNumberPSSCHに重複する許可された数からHARQ再送の数を選択する;
3>PSSCH-TxConfigListに含まれたminiSubchannel-NumberPSSCH及びmaxSubchannel-NumberPSSCH間において上位層によって設定され、上位層によって設定された場合、CBR測定結果が利用可能な場合、下位層によって測定されたCBR又はCBR測定結果が利用可能でない場合、上位層によって設定された対応するdefaultTxConfigIndex及び選択されたキャリア上において許可されたサイドリンク論理チャネルの最も高い優先順位に対するcbr-PSSCH-TxConfigListにおいて指示されたminiSubchannel-NumberPSSCH及びmaxSubchannel-NumberPSSCH間に重複する範囲内において周波数リソースの量を選択する;
3>選択された周波数リソースの量によって物理層によって指示されるリソースから一つの送信機会のための時間及び周波数リソースをランダムに選択する。
3>一つ以上のHARQ再送が選択された場合:
4>次の送信機会に対して物理層によって指示されたリソースにおいて残った利用可能なリソースが存在する場合:
5>選択された周波数リソースの量及び選択されたHARQ再送の数によって、利用可能なリソースにおいて一つ以上の送信機会のための時間及び周波数リソースをランダムに選択する;
5>時間的に初めて到来する送信機会を新しい送信機会に、時間的に次に到来する送信機会を再送機会と見なす;
5>送信機会全てを選択されたサイドリンクグラントと見なす;
3>そうでない場合:
4>前記セットを選択されたサイドリンクグラントと見なす;
3>選択されたサイドリンクグラントを使用しPSCCH間隔及びPSSCH間隔を決定する;
3>選択されたサイドリンクグラントが設定済みサイドリンクグラントであると見なす。
MACエンティティは各PSSCH間隔に対して:
1>このPSSCH間隔において発生する各設定済みグラントに対して:
2>このPSSCH間隔に対してサイドリンクグラント及び関連するHARQ情報をサイドリンクHARQエンティティに伝える。
本開示において、TXリソース(再)選択チェック手順がサイドリンクプロセスに対して論理チャネルにマッピングされたキャリア上においてトリガーされた場合、MACエンティティはサイドリンクプロセスに対して:
1>SL_RESOURCE_RESELECTION_COUNTER=0であり、SL_RESOURCE_RESELECTION_COUNTERが1であったとき、MACエンティティがproResourceKeepにおいて上位層によって設定された確率より高い、間隔[0、1]での値を同等な確率でランダムに選択した場合;又は
1>最後の時間の間に設定済みサイドリンクグラントにおいて指示されたどのリソースにおいてもMACエンティティによって送信又は再送が実行されない場合;又は
1>SL-ReselectAfterが設定され設定済みサイドリンクグラントにおいて指示されたリソース上の連続的な未使用の送信機会の数がSL-ReselectAfterと同じである場合;又は
1>論理チャネル、論理チャネルのQoS要件、論理チャネルのデスティネーション又は論理チャネルのキャストタイプにマッピングされたキャリア上において設定済みサイドリンクグラントが存在しない場合;
1>HARQフィードバックが論理チャネルに対して可能になった場合、HARQフィードバックがエネイブルされたキャリア上において設定済みサイドリンクグラントが存在しない場合;又は
1>HARQフィードバックが論理チャネルに対して不可能になった場合、HARQフィードバックが不可能になったキャリア上において設定済みサイドリンクグラントが存在しない場合;又は
1>MCSレベルが論理チャネルに対して設定された場合、MCSレベルがサポートされるキャリア上において設定済みサイドリンクグラントが存在しない場合;又は
1>キャストタイプ(すなわち、ユニキャスト、グループキャスト及び放送のうち一つ以上)が論理チャネルに対して設定された場合キャストタイプがサポートされるキャリア上において設定済みサイドリンクグラントが存在しない場合;又は
1>リソースのプールが上位層によって設定又は再設定される場合:
2>利用可能な場合、サイドリンクプロセスに関連する設定済みサイドリンクグラントをクリアする;
2>複数のMAC PDUの送信のために又は単一MAC PDUの送信のためにTXリソース(再)選択をトリガーする。
1>そうでなく、設定済みサイドリンクグラントのSLリソースがmaxMCS-PSSCHにおいて上位層によって設定済みの最大に許可されたMCSを利用しRLC SDUを収容することができないか、MACエンティティがRLC SDUをセグメント化(segment)しないと選択した場合;又は
1>そうでなく、設定済みサイドリンクグラントのSLリソースを介した送信が関連する優先順位によって論理チャネルにおいてデータの遅延要件に満足させることができず、MACエンティティが単一MAC PDUに対応する送信を実行しないと選択した場合;
1>そうでなく、(LTE V2X通信又はNR通信のための)サイドリンク送信が論理チャネルの優先順位より更に高い優先順位に他のUEによってスケジューリングされ設定済みサイドリンクグラントのSLリソースと重複することが予想され、サイドリンク送信に関連するSL-RSRPの測定結果が閾値より高い場合;又は
1>そうでなく、(LTE V2X通信又はNR通信のための)サイドリンク送信が論理チャネルの優先順位より更に高い優先順位に他のUEによってスケジューリングされ設定済みサイドリンクグラントのSLリソースと重複すると予想され、UEが他のUEによってスケジューリングされたサイドリンク送信の受信とSLリソース上においてサイドリンク送信の実行を同じ時間に同時にできない場合;又は
1>そうでなく、LTE又はNRアップリンク送信が閾値又は論理チャネルの優先順位より高い優先順位を持つ最も高い論理チャネル優先順位のMAC PDUに対してスケジューリングされ設定済みサイドリンクグラントのSLリソースと重複することが予想され、UEがアップリンク送信及びサイドリンク送信をSLリソース上において同時に実行できない場合;又は
1>そうでなく、キャリア上において設定済みサイドリンクグラントの一つ以上の再送リソースが成功裏に送信されたことと見なされた(例えば、MAC PDUの送信に対する肯定応答の受信のため)MAC PDUの次の再送のために引き続き利用可能な場合;又は
1>そうでなく(LTE V2X通信又はNR通信のための)サイドリンク送信が論理チャネルの優先順位より高い優先順位にNG-RANによってスケジューリングされ設定済みサイドリンクグラントのSLリソースと重複すると予想され、UEがNG-RANによってスケジューリングされたサイドリンク送信とSLリソース上のサイドリンク送信を同時に実行できない場合;
2>利用可能な場合、キャリアに対するサイドリンクプロセスに関連する設定済みサイドリンクグラント(すなわち、一部のみ)のSLリソースをクリアする;
2>キャリア上において単一MAC PDUの送信のためのTXリソース(再)選択をトリガーする。
本開示において、MACエンティティは多数の並列サイドリンクプロセスを維持する、SL-SCH上の送信のためのサイドリンクHARQエンティティを最大一つ含む。
サイドリンクプロセスは複数のMAC PDUの送信のために設定される。
伝えられたサイドリンクグラント及びそれに関連するHARQ情報及びQoS情報はサイドリンクプロセスに関連する。各サイドリンクプロセスは一つのTBをサポートすることができる。
各サイドリンクグラントに対して、サイドリンクHARQエンティティは:
1>サイドリンクプロセスをこのグラントに関連させ、各関連するサイドリンクプロセスに対して:
2>MACエンティティがサイドリンクグラントが初期送信に使用されると決定し、どのMAC PDUも獲得されない場合:
3>もしあれば、多重化及び組立エンティティから送信のためのMAC PDUを獲得する;
3>送信のためのMAC PDUが獲得された場合:
4>MAC PDU、サイドリンクグラント及びTBのHARQ情報及びQoS情報に関連するサイドリンクプロセスに伝える;
4>関連するサイドリンクプロセスが新しい送信をトリガーするように指示する;
3>そうでない場合:
4>関連するサイドリンクプロセスのHARQバッファをフラッシュする。
2>そうでない場合(すなわち、再送):
3>MAC PDUの送信に対する肯定応答が受信された場合;又は
3>否定応答のみ設定され、どの否定応答もMAC PDUの最も最近(再)送信でない場合:
4>サイドリンクグラントをクリアする;
4>関連するサイドリンクプロセスのHARQバッファをフラッシュする;
3>そうでない場合:
4>サイドリンクグラント及びMAC PDUのHARQ情報及びQoS情報に関連するサイドリンクプロセスに伝える;
4>関連するサイドリンクプロセスが再送をトリガーするように指示する。
本開示において、サイドリンクプロセスはHARQバッファに関連する。
新しい送信及び再送はサイドリンクグラントにおいて指示されたリソース上においてMCSとして実行される。
サイドリンクプロセスが複数のMAC PDUの送信を実行するように設定された場合、プロセスはSL_RESOURCE_RESELECTION_COUNTERカウンターを維持することができる。サイドリンクプロセスの他の設定に対して、このカウンターは利用不可能な場合がある。
サイドリンクHARQエンティティが新しい送信を要求する場合、サイドリンクプロセスは:
1>NDIがサイドリンクプロセスに対してトグルされたことと見なす;
1>MAC PDUに関連するHARQバッファに格納する;
1>サイドリンクプロセスをソースレイヤ-2ID及びデスティネーションレイヤ-2IDのペアに関連するユニキャスト、グループキャスト及び放送のうちの一つに対するMAC PDUの前記のペアに対するHARQプロセスIDに関連させる;
1>サイドリンクHARQエンティティから受信されたサイドリンクグラントを格納する;
1>以下で説明する通り送信を生成する;
サイドリンクHARQエンティティが再送を要求する場合、サイドリンクプロセスは:
1>NDIがサイドリンクプロセスに対してトグルされないことと見なす;
1>以下で説明する通り送信を生成する;
送信を生成するために、サイドリンクプロセスは:
1>アップリンク送信が存在しない場合;又は
1>MACエンティティがアップリンク送信及びサイドリンク送信を送信時点で同時に実行できる場合;又は
1>他のMACエンティティ(すなわち、E-UTRA MACエンティティ)及びMACエンティティがアップリンク送信及びサイドリンク送信をそれぞれの送信時点で同時に実行できる場合:
2>物理層がNDIの値及びHARQプロセスIDを含む関連するHARQ情報及びMAC PDUにおいて論理チャネルの最も高い優先順位の値を含む関連するQoS情報を利用し格納されたサイドリンクグラントによってSCIを送信するように指示する;
2>物理層が格納されたサイドリンクグラントによって送信を生成するように指示する;
2>HARQフィードバックがMAC PDUに含まれたMAC SDUからの論理チャネルに対して設定された場合:
3>送信に対するPSFCHをモニターする。
1>この送信がMAC PDUの最後送信に対応する場合:
2>利用可能な場合、SL_RESOURCE_RESELECTION_COUNTERを1のみ減少させる。
MAC PDUの送信は以下のような条件に満足する場合、MACエンティティ又は他のMACエンティティのアップリンク送信対比優先順位が与えられる:
1>MACエンティティが送信時点でこのサイドリンク送信及び全てのアップリンク送信を同時に実行できない場合、及び
1>アップリンク送信に優先順位が与えられない場合;及び
1>MAC PDUにおいて論理チャネルの最も高い優先順位の値が[thres-TxPrioritization]が設定された場合[thres-TxPrioritization]より小さい場合、又は含まれた場合、MAC PDUにおいてMAC CEの優先順位値が[thres-TxPrioritization]が設定された場合[thres-TxPrioritization]より低い場合。
サイドリンクにおいて送信されるデスティネーションのサイドリンク送信に対するSL-CSI/RIの測定された結果を伝送するMAC CE又はSCCHの優先順位値は以下のように決定される:
-固定された値;又は
-(MACエンティティのUEが受信されたSCIから又はピアUEから送信されたPC5-RRCメッセージからのサイドリンク送信の優先順位を獲得するとき)デスティネーションに対して、測定された結果に対して使用されるサイドリンク送信の最も高い優先順位;又は
-論理チャネルが送信のために利用可能なデータを有するかどうかに関わらずデスティネーションに属する論理チャネルの最も高い優先順位
MAC CEの優先順位値が固定された場合、優先順位値はPC5-RRS及びPC5-Sの優先順位値より高く、STCHからのどのデータの優先順位値より低い場合がある。(すなわち、優先順位レベルはPC5-RRC及びPC5-Sの優先順位レベルより低く、STCHからのどのデータの優先順位レベルより高い)
アップリンク送信がSL-SCHリソース又はUL-SCHリソースを要求するためにトリガーされたSRのためのPUCCH送信、サイドリンクHARQ応答をNG-RANに伝えるためのPUCCH送信及びMAC制御要素のうちの一つである場合、MAC PDUの送信は以下のような条件に満足する場合、MACエンティティ又は他のMACエンティティのアップリンク送信対比優先順位が与えられる:
1>MACエンティティが送信時点でこのサイドリンク送信及び全てのアップリンク送信を同時に実行できない場合;及び
1>アップリンク送信がBSR MAC CE及びSL-BSR MAC CEを除いてMAC PDUに特定のMAC制御要素を含まず、その特定MAC制御要素が上位層又はNG-RANによって設定された場合;及び
1>全ての送信がBSR MAC CE及びSL-BSR MAC CEを含まない場合、又はアップリンク送信が、優先順位が与えられないBSR MAC CE及び/又は優先順位が与えられないSL-BSR MAC CEを含む場合;及び
1>アップリンク送信がSL-SCHリソースを要求するためにトリガーされたSRのためのPUCCH送信に対応し、SRが最も高い優先順位の値が[thres-TxPrioritization]より高いかMAC PDUにおいて論理チャネルの最も高い優先順位の値より高い論理チャネルに対してトリガーされた場合;及び
1>アップリンク送信がUL-SCHリソースを要求するためにトリガーされたSRのためのPUCCH送信に対応し、SRが最も高い優先順位値が[thresUL-TxPrioritization]より高いかMAC PDUにおいて論理チャネルの最も高い優先順位の値より高い論理チャネルに対してトリガーされた場合;及び
1>アップリンク送信このサイドリンクHARQ応答(すなわち、HARQフィードバック)を伝えるためのPUCCH送信に対応しPUCCH送信に優先順位が与えられない場合;
1>MAC PDUにおいて論理チャネルの最も高い優先順位の値が[thres-TxPrioritization]が設定された場合[thres-TxPrioritization]より低いか、含まれた場合、MAC PDUにおいてMAC CEの優先順位値が[thres-TxPrioritization]が設定された場合[thres-TxPrioritization]より低い場合。
1>本開示において、PSSCH送信に関連するSCIがHARQが可能であることを指示した場合、MACエンティティは論理チャネルを伝送するMAC PDU1の各PSCCH送信に対して:
1>MACエンティティが関連するサイドリンクプロセスからのMAC PDU1のPSSCH送信に対するPSFCHをモニターするPSFCH間隔に対して:
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のNRサイドリンク送信を同時に実行できない場合;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEサイドリンク送信を同時に実行できない場合;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のNRアップリンク送信を同時に実行できない場合;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEアップリンク送信を同時に実行できない場合;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のNRサイドリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はサイドリンク受信をスケジューリングするSCIにおいて指示され;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEサイドリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はサイドリンク受信をスケジューリングするSCIにおいて指示され;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のNRダウンリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はダウンリンク受信をスケジューリングするDCIにおいて指示され;又は
2>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPSFCH受信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEダウンリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はダウンリンク受信をスケジューリングするDCIにおいて指示され:
3>MAC PDU2の論理チャネルの最も高い優先順位の値が閾値より高い場合;又は
3>MAC PDU1の論理チャネルの最も高い優先順位の値が閾値より低い場合;又は
3>MAC PDU1の論理チャネルの最も高い優先順位の値がMAC PDU2の論理チャネルの最も高い優先順位の値以上である場合;
4>物理層がPSFCH間隔の間にPSFCHを受信するように指示する。
3>そうでない場合:
4>PSFCH間隔と重複した送信又は受信を実行する。
4>否定応答が物理層から獲得されたと見なす(実際のPSFCH受信なしで)
2>送信に対応する応答が物理層から獲得された場合:
3>該当する応答をサイドリンクプロセスに対する対応するサイドリンクHARQエンティティに伝える;
2>そうでない場合:
3>否定応答をサイドリンクプロセスに対する対応するサイドリンクHARQエンティティに伝える;
2>MACエンティティが[SL-RNTI]又は[SLCS-RNTI]及びサイドリンク応答に対して設定された有効なPUCCHリソースを持っている場合:
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のNRサイドリンク送信を同時に実行できない場合;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEサイドリンク送信を同時に実行できない場合;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のNRアップリンク送信を同時に実行できない場合;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEアップリンク送信を同時に実行できない場合;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のNRサイドリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はサイドリンク受信をスケジューリングするSCIにおいて指示され;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEサイドリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はサイドリンク受信をスケジューリングするSCIにおいて指示され;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のNRダウンリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はダウンリンク受信をスケジューリングするPDCCHにおいて指示され;又は
3>MACエンティティがPSFCH間隔の間にPUCCH送信と論理チャネルのMAC PDU2のLTEサイドリンク受信を同時に実行できない場合、ここで論理チャネルの最も高い優先順位の値はダウンリンク受信をスケジューリングするPDCCHにおいて指示され:
4>MAC PDU2の論理チャネルの最も高い優先順位の値が閾値より高い場合;又は
4>MAC PDU1の論理チャネルの最も高い優先順位の値が閾値より低い場合;又は
4>MAC PDU1の論理チャネルの最も高い優先順位の値がMAC PDU2の論理チャネルの最も高い優先順位の値が閾値以上である場合;
5>PUCCHに優先順位を与える
5>物理層がPUCCHを信号を送るように指示する。
4>そうでない場合:
5>PUCCHリソースと重複した送信又は受信を実行する。
5>PUCCH送信をスキップするか、送信又は受信との重複しない次の時間間隔にPUCCH送信を実行する。
本開示において、サイドリンク論理チャネル優先順位付け手順は新しい送信が実行されるたびに適用される。
RRCは各論理チャネルに対して以下の情報をシグナリングし、サイドリンクデータのスケジューリングを制御することができる:
-[SL-priority]増加する優先順位値は低い優先順位レベルを指示する;
-[SL-prioritisedBitRate]サイドリンク優先順位付けのビット速度(sidelink prioritized bit rate、sPBRを設定する;
-[SL-bucketSizeDuration]サイドリンクバケットサイズ間隔(sidelink bucket size duration、sBSD)を設定する。
RRCはさらに各論理チャネルに対してマッピングの制限を設定しLCP手順を制御することができる:
-[configuredSLGrantType1Allowed]設定済みグラントタイプ1がサイドリンク送信に使用されるか否かを設定する。
-[HARQfeedback]HARQフィードバックがサイドリンク送信に対してエネイブルされたか、ディセーブルされたか又は両方であるかを設定する。(両方はこの論理チャネルが送信のためにHARQフィードバックを利用するか利用しない場合があることを指示する。)
以下のUE変数が論理チャネル優先順位付け手順に用いられる:
-[SBj]各論理チャネルjに対して維持される。
MACエンティティは論理チャネルが確立されたとき、論理チャネルの[SBj]を0に初期化する必要がある。
各論理チャネルjに対して、MACエンティティは:
1>LCP手順の全てのインスタンス前に[SBj]をsPBR×Tだけ増加させる、ここでTは[SBj]が最後に増加されてから経過された時間である;
1>[SBj]の値がサイドリンクバケットサイズ(すなわち、sPBR×sBSD)より大きい場合:
2>[SBj]をサイドリンクバケットサイズに設定する。
本開示において、MACエンティティは新しい送信に対応する各SCIに対して:
1>HARQフィードバックが与えられたSLグラントに対してエネイブルされた場合:
2>送信のための利用可能なデータを持っている論理チャネルのうちにおいて最も高い優先順位の論理チャネルを持つユニキャスト、グループキャスト及び放送のうちの一つに関連するデスティネーションを選択する、
HARQフィードバックはデスティネーションに対して最も高い優先順位の論理チャネルに対してエネイブルされる;又は
HARQフィードバックはデスティネーションに対して確立された全ての論理チャネルに対してエネイブルされる;又は
HARQフィードバックはデスティネーションに対して閾値より高い優先順位の全ての論理チャネルに対してエネイブルされる。
複数のデスティネーションが同じ最も高い優先順位を持つ場合、MACエンティティは送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、最も高い優先順位及びエネイブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つ、又は送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、エネイブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つを選択する必要がある;
2>選択されたデスティネーションのSCIに対してHARQフィードバックをエネイブルする;
1>そうでなくHARQフィードバックが与えられたSLグラントに対してディセーブルされた場合:
2>送信のために利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、最も高い優先順位の論理チャネルを持つユニキャスト、グループキャスト及び放送のうちの一つに関連するデスティネーションを選択する、;
HARQフィードバックはデスティネーションに対して最も高い優先順位を持つ論理チャネルに対してディセーブルされる;又は
HARQフィードバックはデスティネーションに対して確立された全ての論理チャネルに対してディセーブルされる;又は
HARQフィードバックはデスティネーションに対して閾値より高い優先順位の全ての論理チャネルに対してディセーブルされる
複数のデスティネーションが同じ最も高い優先順位を持つ場合、MACエンティティは送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、最も高い優先順位及びディセーブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つ、又は送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、ディセーブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つを選択する必要がある;
2>選択されたデスティネーションに対してSCIに対するHARQフィードバックをディセーブルする;
1>そうでなくHARQフィードバックが与えられたSLグラントに対してエネイブルも、ディセーブルもされていない場合:
2>送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて最も高い優先順位の論理チャネルを持つユニキャスト、グループキャスト及び放送のうちの一つに関連するデスティネーションを選択する、
複数のデスティネーションが同じ最も高い優先順位を持つ場合、MACエンティティは送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、最も高い優先順位及びエネイブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つ、又は送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、エネイブルされたことに設定されたHARQフィードバックの論理チャネルを持つデスティネーションのうちの一つを選択する必要がある;
2>選択されたデスティネーションに対して最も高い優先順位を持つ論理チャネルこの送信のための利用可能なデータを持って、設定された場合、[HARQfeedback]がRRCによって論理チャネルに対してエネイブルされたこと又は両方に設定された場合、及びPSFCHリソースがSCIに対して有効な場合;(又は選択されたデスティネーションに対して最も高い優先順位の論理チャネルが送信のための利用可能なデータを持って、設定された場合、[HARQfeedback]がRRCによって選択されたデスティネーションに対して閾値より高い優先順位の全ての論理チャネルに対してエネイブルされたこと又は両方に設定された場合、及びPSFCHリソースがSCIに対して有効な場合);
3>選択されたデスティネーションに対してSCIに対するHARQフィードバックをエネイブルする;
2>そうでない場合:
選択されたデスティネーションに対してSCIに対するHARQフィードバックをディセーブルする;
1>以下の条件を全て満足する各SLグラントに対して論理チャネルを選択する:
2>SLグラントが設定済みグラントタイプ1である場合、設定された場合、[configuredSLGrantType1Allowed]がtrueに設定される。
2>HARQフィードバックがSCI又はSLグラントに対してエネイブルされた場合(又は、送信のための利用可能なデータを持つ最も高い優先順位の選択された論理チャネルがエネイブルされたこと又は両方に設定された場合)、設定された場合、[HARQfeedback]がエネイブルされたこと又は両方に設定される。
2>HARQフィードバックがSCI又はSLグラントに対してディセーブルされた場合(又は、送信のための利用可能なデータを持つ最も高い優先順位の選択された論理チャネルがディセーブルされたこと又は両方に設定された場合)、設定された場合、[HARQfeedback]がディセーブルされたこと又は両方に設定される。
本開示において、MACエンティティは新しい送信に対応する各SCIに対して:
1>送信のための利用可能なデータを持つ論理チャネルのうちにおいて、最も高い優先順位の論理チャネルを持つユニキャスト、グループキャスト及び放送のうちの一つに関連するデスティネーションを選択する、:
選択されたデスティネーションに対する最も高い優先順位の論理チャネルはQoS要件に満足する必要がある(例えば、ピアUE間の距離が選択されたデスティネーションに対する最も高い優先順位の論理チャネルの通信距離以下であるとき、又はSLグラントが選択されたデスティネーションに対して最も高い優先順位の論理チャネルの遅延要件に満足したとき)又は
選択されたデスティネーションに属するどの論理チャネルもQoS要件に満足する必要がある(例えば、ピアUE間の距離が選択されたデスティネーションに属するある論理チャネルの通信距離以下であるとき、又はSLグラントが選択されたデスティネーションに属するある論理チャネルの遅延要件に満足したとき)又は
1>以下の条件全てに満足する各SLグラントに対して論理チャネルを選択する:
2>SLグラントが設定済みグラントタイプ1である場合、設定された場合、[configuredSLGrantType1Allowed]がtrueに設定される。
2>設定された場合、[CommunicationRange]が最も高い優先順位の論理チャネルの通信距離の値以下である値に設定される(あるいは、設定された場合、[CommunicationRange]が最も高い優先順位の論理チャネルの通信距離の値よりオフセット以内の値に設定される、例えば、最も高い優先順位のLoCH1=100m、オフセット=500m、及びLoCH2=200mである場合、UEはSLグラントに対してLoCH1だけでなくLoCH2も選択する)
2>設定された場合、[delayrequirement]が最も高い優先順位の論理チャネルの通信距離の値以下の値に設定される(あるいは、設定された場合、[delayrequirement]が最も高い優先順位の論理チャネルの通信距離の値よりオフセット以内の値に設定される、例えば、最も高い優先順位のLoCH1=100msec、オフセット=500msec及びLoCH2=200msecである場合、UEはSLグラントに対してLoCH1だけでなくLoCH2も選択する)
本開示において、MACエンティティは新しい送信に対応する各SCIに対して:
1>以下のように論理チャネルにリソースを割り当てる:
2>[SBj]>0でありSLグラントに対して選択された論理チャネルは優先順位の降順に割り当てられたリソースである。論理チャネルのSL-BSRが無限大に設定された場合、MACエンティティは低い優先順位の論理チャネルのsPBRに満足する前に論理チャネルにおいて送信のために利用可能な全てのデータに対してリソースを割り当てる必要がある;
2>前記の論理チャネルjに提供されるMAC SDUの全体のサイズだけ[SBj]を減少させる;
2>あるリソースが残った場合、全ての論理チャネルはその論理チャネルに対するデータ又はSLグラントのうちいずれか先になくなるまで([SBj]の値に関わらず)優先順位の降順に提供される。同じ優先順位が設定された論理チャネルは同じくサービングされる。[SBj]の値は負の数である。
UEは又前記のSLスケジューリング手順の間、以下のようなルールに従う必要がある:
-UEは全体SDU(又は部分的に送信されたSDU又は再送されたRLC PDU)が関連するMACエンティティの残ったリソースにあった場合RLC SDU(又は部分的に送信されたSDU又は再送されたRLC PDU)をセグメント化してはならない;
-UEが論理チャネルからのRLC SDUをセグメント化する場合、UEはセグメント化のサイズを最大化し関連するMACエンティティのグラントを可能な限り満たす必要がある;
UEはデータの送信を最大化する必要がある。
-MACエンティティが送信のために許可され利用可能なデータを持っている間xバイト以上であるサイドリンクグラントサイズを与えられた場合、MACエンティティはパディングだけを送信してはならない;
-HARQがエネイブルされた論理チャネル及びHARQがディセーブルされた論理チャネルは同じMAC PDUに多重化されない。
MACエンティティは以下のような条件に満足される場合、HARQエンティティに対するMAC PDUを生成することができない:
-このPSSCH送信に要求された非周期SL-CSIが存在しない場合;及び
-MAC PDUが0個のMAC SDU及び0個のMAC制御要素を含む場合。
論理チャネルはソース/デスティネーション層-2IDののペアに対するキャストタイプに対して以下の手順によって優先順位を与える必要がある(最も高い優先順位が第一にリストされた):
-PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのPC5-Sシグナリング;
-PC5-RRC接続前のSCCHからのRRCメッセージ;
-PC5-RRC接続後SL-CSI/RIを除いてSCCHからのRRCメッセージ;
-PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのPC5-Sシグナリング;
-SL-CSI/RIに対するMAC CE又はSCCHからのSL-CSI/RIを含むRRCメッセージ;
-ランダムのSTCHからのデータ。
UEはサイドリンク送信を測定しRLC TMにSCCH上においてMAC CE又はRRCメッセージを介してピアUEにSL-CSI/RIを報告することができる。
UEはPC5-RRC接続又はPC5-Sユニキャストリンクが確立されたか否かに基づいてPC5-Sシグナリング(及び/又はRRCメッセージ)に対して相互異なる優先順位を持つ場合がある。例えば、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値より低い場合がある。あるいは、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値より高い場合がある。更に、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値より低い場合がある。あるいは、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値より高い場合がある。さらに、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値より低い場合がある。あるいは、PC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)前のSCCHからのRRCシグナリングの優先順位値はPC5-RRC接続(又はPC5-Sユニキャストリンク確立)後のSCCHからのPC5-Sシグナリングの優先順位値より高い場合がある。
UEがデスティネーションに対してSL-CSI/RIを測定する場合、及びSL-CSI/RIの測定結果がMAC CE又はRRCメッセージにおいて伝えられる場合、MAC CE又はRRCメッセージの優先順位はデスティネーション及び関連するキャストタイプに属する論理チャネルの最も高い優先順位に設定される。
シグナリングの優先順位値はPSCCH上のシグナリングをスケジューリングするSCIにおいて指示され、又UL及びSL送信間、PUCCH送信及びSL送信間又はPSFCH受信及びSL送信間においての優先順位付けに用いられる。
本開示で、サイドリンクバッファ状態報告(sidelink buffer status reporting、SL-BSR)手続きは、MACエンティティでSLデータの量に関する情報をサービングgNBに提供するために用いられることができる。
RRCは、SL-BSRを制御するために、以下のようなパラメータを設定することができる:
- periodicBSR-TimerSL;
- retxBSR-TimerSL;
- logicalChannelSR-DelayTimerAppliedSL;
- logicalChannelSR-DelayTimerSL;
- logicalChannelSR-MaskSL;
- logicalChannelGroupSL.
宛先に属する各論理チャンネルは、LCGに割り当てられることができる。LCGの最大個数は8つであり得る。
MACエンティティは、データ量計算手続きによって、論理チャンネルに対して利用可能なSLデータの量を決めることができる。
SL-BSRは、以下のイベントのいずれかが発生すると、トリガーされなければならない:
1>MACエンティティが[SL-RNTI]または[SLCS-RNTI]を有している場合:
2>宛先の論理チャンネルに対して、SLデータがMACエンティティに利用可能となる;及び
または
3>このSLデータが同じ宛先に属するいずれのLCGに属する利用可能なSLデータを含む論理チャンネルの優先順位よりも高い優先順位を有する論理チャンネルに属する;または
3>同じ宛先に属するLCGに属する論理チャンネルのうち、何れも利用可能なSLデータを含まない。
この場合、SL-BSRは、以下で「レギュラー(regular)SL-BSR」と指称される;
2>ULリソースが割り当てられ、パディングBSRがトリガーされた後に残ったパディングビットの数がSL-BSR MAC CE及びそのサブヘッダのサイズ以上である。この場合、SL-BSRは、以下で、「パディングSL-BSR」と指称される;
2>retxBSR-TimerSLが満了し、LCGに属する論理チャンネルの少なくとも一つがSLデータを含む。この場合、SL-BSRは、以下で、「レギュラーSL-BSR」と指称され得る;
2>periodicBSR-TimerSLが満了する、この場合、このSL-BSRは、以下で、「周期的SL-BSR」と指称され得る。
レギュラーSL-BSRに対して、MACエンティティは:
1>SL-BSRが、値が真(true)であるlogicalChannelSR-DelayTimerAppliedSLが上位層によって設定された論理チャンネルに対してトリガーされた場合:
2>logicalChannelSR-DelayTimerSLをスタートまたはリスタートする。
1>そうでない場合:
2>動作すると、logicalChannelSR-DelayTimerSLを停止する。
例えば、レギュラー及び周期的SL-BSRに対して、MACエンティティは:
1>ULグラントのビット数が送信のための利用可能なデータを有する全てのLCGに対するバッファ状態を含むSL-BSR及びそのサブヘッダのサイズ以上である場合:
2>送信のための利用可能なデータを有する全てのLCGに対するバッファ状態を含むSL-BSRを報告する;
1>そうでなく、少なくとも一つのSL-BSRが周期的SL-BSRにトリガーされた場合:
2>ULグラントのビット数を考慮して、送信のための利用可能なデータを有するできるだけ多くのLCGに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する。このステップで、MACエンティティは、最も高い優先順位が他のLCGに属する論理チャンネルの最も高い優先順位よりも高い優先順位を有する論理チャンネルを有するLCGに優先順位を付与する。よって、MACエンティティは、全てのLCGのうちLCGに属する論理チャンネルの最も高い優先順位の降順でLCGをULグラントにLCGに対する利用可能なビットがなくなるまで含ませる。
1>そうでない場合:
2>少なくとも一つのSL-BSRが優先順位値が[thresSL-TxPrioritization]より低い論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合;及び少なくとも一つのBSRが優先順位値が[thresUL-TxPrioritization]以上の論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合:または
2>[thresSL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、任意の宛先に対するSLデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresSL-TxPrioritization]より低い場合;及び[thresUL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、ULデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresUL-TxPrioritization]以上である場合:
3>宛先に対するLCGに優先順位を付与する;
3>ULグラントのビット数を考慮して、送信のための利用可能なデータを有するできるだけ多くの優先順位が付与されたLCGに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する。
3>論理チャンネル優先順位付与のために、SL-BSRに優先順位を付与する;
2>そうでない場合:
3>ULデータを有する論理チャンネルに対して、トリガーされたBSRに優先順位を付与する;
3>ULグラントのビット数を考慮して、送信のための利用可能なデータを有するできるだけ多くのLCGに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する。このステップで、MACエンティティは、最も高い優先順位が他のLCGに属する論理チャンネルの最も高い優先順位よりも高い優先順位を有する論理チャンネルを有するLCGに優先順位を付与する。よって、MACエンティティは、全てのLCGのうち、LCGに属する論理チャンネルの最も高い優先順位の降順でLCGをULグラントにLCGに対する利用可能なビットがなくなるまで含ませる。
代替的に、
3>少なくとも一つのSL-BSRが優先順位値が[thresSL-TxPrioritization]より低い論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合;及び少なくとも一つのBSRが優先順位値が[thresUL-TxPrioritization]以上の論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合:または
3>[thresSL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、任意の宛先に対するSLデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresSL-TxPrioritization]より低い場合;及び[thresUL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、ULデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresUL-TxPrioritization]以上である場合:
4>宛先に対するLCGに優先順位を付与する;
4>ULグラントのビット数を考慮して、送信のための利用可能なデータを有する全ての優先順位が付与されたLCG及び送信のための利用可能なデータを有するできるだけ多くの優先順位が付与されないLCGに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する。
パディングBSRに対して:
1>パディングBSRがトリガーされた後に残ったパディングビットの数が送信のための利用可能なデータを有する全てのLCGに対するバッファ状態を含むSL-BSR及びそのサブヘッダのサイズ以上である場合:
2>送信のための利用可能なデータを有する全てのLCGに対するバッファ状態を含むSL-BSRを報告する;
1>そうでない場合:
2>少なくとも一つのSL-BSRが優先順位値が[thresSL-TxPrioritization]より低い論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合;及び少なくとも一つのBSRが優先順位値が[thresUL-TxPrioritization]以上の論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合:または
2>[thresSL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、任意の宛先に対するSLデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresSL-TxPrioritization]より低い場合;及び[thresUL-TxPrioritization]が設定され、任意のLCGに属し、ULデータを含む論理チャンネルの最も高い優先順位の値が[thresUL-TxPrioritization]以上である場合:
3>宛先に対するLCGに優先順位を付与する;
3>ULグラントのビット数を考慮して、送信のための利用可能なデータを有する全ての優先順位が付与されたLCG及び送信のための利用可能なデータを有するできるだけ多くの優先順位が付与されないLCGに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する。(SL-BSRは、論理チャンネル優先順位付与のために、優先順位が付与されない)
ULグラントのビット数を考慮して、MACエンティティが送信のための利用可能なデータを有する可能な優先順位が付与されたLCGのみに対するバッファ状態を含む切断されたSL-BSRを報告する場合、MACエンティティは、論理チャンネル優先順位を付与するために、SL-BSRに優先順位を付与することができる。
retxBSR-TimerSL満了によってトリガーされたSL-BSRに対して、MACエンティティは、SL-BSRをトリガーした論理チャンネルが、SL-BSRがトリガーされた時点に、送信のための利用可能なデータを有する最も高い優先順位論理チャンネルと見做すことができる。
periodicBSR-TimerSL満了によってトリガーされたSL-BSRに対して、MACエンティティは、SL-BSRをトリガーした論理チャンネルが、SL-BSRがトリガーされた時点に、送信のための利用可能なデータを有する最も高い優先順位論理チャンネルと見做すことができる。
MACエンティティは:
1>サイドリンクバッファ状態報告手続きが少なくとも一つのSL-BSRがトリガーされ、取り消されなかったことを決めた場合:
2>UL-SCHリソースが、新しい送信のために利用可能で、UL-SCHリソースが論理チャンネル優先順位付与結果、SL-BSR MAC CE及びそのサブヘッダを収容することができる場合、及びBSRが優先順位値が[thresSL-TxPrioritization]以上の論理チャンネルに対してトリガーされ、取り消されない場合:
3>多重化及び組み立て手続きがSL-BSR MAC CEを生成するように指示する;
3>生成された全てのSL-BSRが切断されたSL-BSRである時を除き、SL-BSR MAC CEに含まれた各宛先に対してPeriodicBSR-TimerSLをスタートまたはリスタートする;
3>SL-BSR MAC CEに含まれた各宛先に対して、retxBSR-TimerSLをスタートまたはリスタートする。
2>レギュラーSL-BSRがトリガーされ、logicalChannelSR-DelayTimerSLが動作中でない場合:
3>新しい送信のために利用可能なUL-SCHリソースが存在しない場合;または
3>MACエンティティに設定されたアップリンクグラントが設定され、レギュラーSL-BSRが、logicalChannelSR-MaskSLが偽(false)に設定された論理チャンネルに対してトリガーされた場合:
4>BSRが、優先順位値が[thresSL-TxPrioritization]以上の論理チャンネルに対してトリガーされ、まだ取り消されない場合、スケジューリング要求をトリガーする。
MACエンティティが設定されたアップリンクグラントの何れかの類型に対して活性設定を有する場合、または、MACエンティティが流動的アップリンクグラントを受信した場合、またはこの二つの条件を全部充足した場合、UL-SCHリソースは利用可能なものと見なされることができる。MACエンティティが与えられた時点にUL-SCHリソースが利用可能なものと決めた場合、これは、UL-SCHリソースがその時点に使用するために利用可能であると暗示する必要はない。
複数のイベントがSL-BSRをトリガーした時にも、MAC PDUは、最大一つのSL-BSR MAC CEを含まなければならない。レギュラーSL-BSR及び周期的SL-BSRは、パディングSL-BSRに対して優先順位を有する。
MACエンティティは、任意のSL-SCH上の新しいデータを送信するためのSLグラントを受信した直後にretxBSR-TimerSLをリスタートする必要がある。
代替的に、MACエンティティは、宛先に対する任意のSL-SCH上で新しいデータの送信に対する宛先に関するSLグラントの受信直後に関連されたキャスト類型に対する各宛先に対して、retxBSR-TimerSLをリスタートする必要がある。
全てのトリガーされたSL-BSRは、SLグラントが送信のために利用可能な全ての係留中のデータを収容することができる時に取り消されることができる。MAC PDUの組み立ての前にトリガーされた全てのBSRは、MAC PDUが送信され、このPDUがMAC PDUの組み立て前にSL-BSRをトリガーした最後のイベントを含んで、その最後のイベントまでのバッファ状態を含むSL-BSR MAC CEを含む時に取り消されなければならない。上位層がQoSフロー、論理チャンネル、優先順位、宛先またはソース及び宛先の対に対する自律的なリソース選択を設定する時、QoSフロー、論理チャンネル、優先順位、宛先またはソース及び宛先の対に対するLCGを含まないSL BSRを除いて、全てのトリガーされたSL-BSRは取り消されなければならなく、係わるretx-BSR-TimerSL及びPeriodic-BSR-TimerSLは停止されなければならない。代替的に、上位層がQoSフロー、論理チャンネル、優先順位、宛先またはソース及び宛先の対に対する自律的なリソース選択を設定する時、QoSフロー、論理チャンネル、優先順位、宛先またはソース及び宛先の対に対するLCGを含む全てのトリガーされたSL-BSRは取り消されなければならなく、係わるretx-BSR-TimerSL及びPeriodic-BSR-TimerSLは停止されなければならない。
MAC PDUの組み立ては、アップリンクグラント受信及び対応するMAC PDUの実際送信の間のどの時点でも発生し得る。SL-BSR及びSRは、SL-BSR MAC CEを含むMAC PDUの組み立て後、しかし、このMAC PDUの送信以前にトリガーされ得る。さらに、SL-BSR及びSRはMAC PDUの組み立ての過程でトリガーされ得る。
本開示で、サイドリンクプロセスに対する送信が発生する各PSSCH区間の間、一つのTB及び関連するHARQ情報がサイドリンクHARQエンティティから受信されることができる。
それぞれの受信されたTB及び関連するHARQ情報に対して、サイドリンクプロセスは:
1>これが新しい送信の場合:
2>受信されたデータのデコーディングを試みる。
1>これが再送信の場合:
2>このTBに対するデータがまだ成功裏にデコーディングされない場合:
3>物理層が受信されたデータと、このTBに対するソフトバッファに現在存在するデータを結合し、結合されたデータのデコーディングを試みるように指示する。
1>MACエンティティがデコーディングを試みたデータがこのTBに対して成功裏にデコーディングされた場合;または
1>このTBに対するデータが以前に成功裏にデコーディングされた場合:
2>これがこのTBに対するデータの初めての成功したデコーディングである場合、及びデコーディングされたMAC PDUサブヘッダのDSTフィールドが[y]MSBが対応するSCIで宛先IDと同一のUEの宛先層-2 IDの何れの[x]MSBと同じである場合:
3>デコーディングされたMAC PDUを分解及び逆多重化エンティティに伝達する。
1>そうでない場合:
2>物理層がこのTBに対するソフトバッファにあるデータをMACエンティティがデコーディングを試みたデータに置き換えるように指示する。
1>HARQフィードバックがサイドリンクプロセスに対して分離されたPSFCHリソースに設定された場合;または
1>このTBに対応するHARQフィードバックが共有されたPSFCHリソースが設定され、このPSSCH区間に対して有効なSCIに基づいて計算された通信距離が、このPSSCH区間に対して有効なSCIで指示された要求事項以下である場合:
2>物理層がこのTBのデータに対して肯定応答を生成するように指示する。
本開示で、MACサブヘッダは、以下のフィールドを含むことができる:
- V:MAC PDUフォーマットバージョン番号フィールドは、どんなバージョンのSL-SCHサブヘッダが用いられたのかを指示する。Vフィールドサイズは、4ビットであり得る。
- SRC:ソース層-2 IDフィールドは、ソースの識別子を担持することができる。ソース層-2 IDは、上位層によって提供された識別子に設定されることができる。SRCフィールドサイズは、24ビットであり得る。
- DST:DSTフィールドサイズは、24ビットであり得る。宛先層-2 IDは、上位層によって提供された識別子に設定されることができる。Vフィールドが「1」に設定された場合、この識別子は、ユニキャスト識別子であり得る。Vフィールドが「2」に設定された場合、この識別子は、グループキャスト識別子であり得る。Vフィールドが「3」に設定された場合、この識別子は、放送識別子であり得る。
- LCID:論理チャンネルIDフィールドは、対応するMAC PDUまたはパディングに対する一つのソース層-2 ID及び宛先層-2 ID対の範囲で論理チャンネル場合を識別することができる。SL-SCHサブヘッダを除いて、MACサブヘッダ当たり一つのLCIDフィールドを有し得る。LCIDフィールドサイズは、6ビットであり得る。
- L:長さフィールドは、バイト単位に対応するMAC SDUの長さを指示することができる。SL-SCHサブヘッダまたはパディングに対応するサブヘッダを除いて、MACサブヘッダ当たり一つのLフィールドを有し得る。Lフィールドのサイズは、Fフィールドによって指示されることができる。
- F:フォーマットフィールドは、長さフィールドのサイズを指示することができる。SL-SCHサブヘッダまたはパディングに対応するサブヘッダを除いて、MACサブヘッダ当たり一つのFフィールドを有し得る。Fフィールドのサイズは1ビットであり得る。値0は、長さフィールドの8ビットを指示することができる。値1は、長さフィールドの16ビットを指示することができる。
- R:予約されたビットで、0に設定される。
MACサブヘッダはオクテット単位に整列されることができる。
表5は、SL-SCHに対するVの値の例を示す:
表6は、SL-SCHに対するLCIDの値の例を示す:
図16は、本開示の実施形態に係るSL CSI報告のための方法の例を示す。図16に示したステップは、UE及び/または無線装置によって実行されることができる。
図16を参考すると、ステップS1601において、第1無線装置は、第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC連結を設立することができる。PC5 RRC連結は、サイドリンクで設立された第1無線装置及び第2無線装置の間のRRC連結を含むことができる。
ステップS1603において、第1無線装置は、第2無線装置からSCIを受信することができる。SCIは、第1無線装置がPC5 RRC連結に対するSL-CSI報告を実行するように指示することができる。
ステップS1605において、第1無線装置は、SL-CSI報告をトリガーすることができる。例えば、第1無線装置は、SCI及び/またはSCIによる指示に基づいて、SL-CSI報告をトリガーすることができる。
ステップS1607において、第1無線装置は、SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、ネットワークにサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を送信することができる。例えば、第1無線装置は SL-CSI報告のための有効なサイドリンクリソースが存在せず、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されたことに基づいて、ネットワークにサイドリンクリソースを要求するためのスケジューリング要求(scheduling request、SR)及び/またはサイドリンクバッファ状態報告(sidelink buffer status report、SL-BSR)を送信することができる。
多様な実施形態に係ると、サイドリンクリソースは、SLグラントを含むことができる。
多様な実施形態に係ると、第1無線装置は、SL-CSI報告のための有効なサイドリンクリソースが存在せず、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されたことに基づいて、SL-BSRをトリガーすることができる。第1無線装置は、SL-CSI報告が宛先IDに対してトリガーされたことを知らせる情報を含むSL-BSRを生成することができる。第1無線装置は、SL-BSRをネットワークに送信することができる。
多様な実施形態に係ると、前記情報は、宛先ID、論理チャンネルグループIDまたはバッファサイズの少なくとも一つを含むことができる。
多様な実施形態に係ると、第1無線装置は、ネットワークにSL-BSRを送信した後、ネットワークから、SLリソースに対するスケジューリング情報を含むDCIを受信することができる。第1無線装置は、SL-CSI報告によって、SL-CSIをSLリソースを通じて第2無線装置に送信することができる。
多様な実施形態に係ると、第1無線装置は、SL-CSI報告のために有効なサイドリンクリソースが存在せず、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されたことを決めた直後にSRをトリガーすることができる。第1無線装置は、PUCCH(physical uplink control channel)を通じてネットワークにSRを送信することができる。
多様な実施形態に係ると、第1無線装置は、 SRをネットワークに送信した後、アップリンクリソース(例:ULグラント)に対するスケジューリング情報を含むダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を受信することができる。第1無線装置は、アップリンクリソースを通じてネットワークにSL-BSRを送信することができる。
多様な実施形態に係ると、MACエンティティは、上位層によって設立されたPC%-RRC連結に対応するソース層-2 ID及び宛先層-2 IDの各対に対して:
1>SL-CSI報告がSCIによってトリガーされ、取り消されない場合:
2>トリガーされたSL-CSI報告に対するsl-CSI-ReportTimerが動作していない場合:
3>sl-CSI-ReportTimerを動作させる。
2>トリガーされたSL-CSI報告に対するsl-CSI-ReportTimerが満了する場合:
3>トリガーされたSL-CSI報告を取り消す。
2>そうでなく、MACエンティティが新しい送信のために割り当てられたSLリソースを有し、SL-SCHリソースがSL CSI報告MAC CE及びそのサブヘッダを論理チャンネル優先順位付与の結果として収容することができる場合:
3>多重化及び組み立て手続きがサイドリンクCSI報告MAC CEを生成するように指示する;
3>トリガーされたSL-CSI報告に対してsl-CSI-ReportTimerを中止させる;
3>トリガーされたSL-CSI報告を取り消す。
2>そうでなく、MACエンティティにサイドリンクリソース割り当てモード1が設定された場合:
3>スケジューリング要求をトリガーする。
サイドリンクリソース割り当てモード1が設定されたMACエンティティはサイドリンクグラントを有する係留中のSL-CSI報告の送信がSL-CSI報告に関する遅延要求事項を充足させることができない場合、スケジューリング要求をトリガーすることができる。
図17は、本開示の実施形態に係るSL-CSI報告のための信号フローの例を示す。
図17を参考すると、ステップS1701で、基地局は第1無線装置にサイドリンクモード1に対する設定を送信して、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されることができるようにすることができる。
ステップS1703において、第1無線装置は、第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC連結を設立することができる。
ステップS1705において、第1無線装置は、第2無線装置からSCIを受信することができる。SCIは、第1無線装置がPC5 RRC連結に対するSL-CSI報告を実行するように指示することができる。
ステップS1707において、第1無線装置は、SCI及び/またはSCIによる指示に基づいて、SL-CSI報告をトリガーすることができる。
ステップS1709において、基地局は、第1無線装置からサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を受信することができる。第1無線装置は、SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、ネットワークにサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を送信することができる。
図17のBSは、図2の第2装置220の一例であり得、よって、図17に示したBSのステップは、第2装置220によって具現されることができる。例えば、プロセッサ221は送受信機223を制御して、第1無線装置にサイドリンクモード1に対する設定を送信して、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されることができるように設定されることができる。第1無線装置は、第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC連結を設立することができる。第1無線装置は、第2無線装置からSCIを受信することができる。SCIは、第1無線装置がPC5 RRC連結に対するSL-CSI報告を実行するように指示することができる。第1無線装置は、SCI及び/またはSCIによる指示に基づいてSL-CSI報告をトリガーすることができる。プロセッサ221は、送受信機223を制御して第1無線装置からサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を受信するように設定されることができる。第1無線装置は、SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、ネットワークにサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を送信することができる。
図18は、本発明の実施形態を具現するUEを示す。UE側に対して、前述した発明を本実施形態にも適用することができる。図18で、UEは図2に示した第1装置218の一例であり得る。
UEは、プロセッサ1810(すなわち、プロセッサ211)、電力管理モジュール1811、バッテリー1812、ディスプレイ1813、キーパッド1814、加入者識別モジュール(SIM)カード1815、メモリ1820(すなわち、メモリ212)、送受信機1830(すなわち、送受信機213)、一つまたはそれ以上のアンテナ1831、スピーカー1840、及びマイク1841を含む。
前記プロセッサ1810は、本説明で記述された提案された機能、手続き及び/または方法を具現するように構成されることができる。無線インターフェースプロトコルのレイヤが前記プロセッサ1810で具現されることができる。前記プロセッサ1810は、ASIC(application-specific integrated circuit)、その他チップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。前記プロセッサ1810は、アプリケーションプロセッサ(AP)である得る。前記プロセッサ1810は、少なくとも一つのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、モデム(変調及び復調)を含むことができる。前記プロセッサ1810の例は、クアルコム(Qualcomm(登録商標))が製造したスナップドラゴン(SNAPDRAGONTM)シリーズプロセッサ、三星(Samsung(登録商標))が製造したエクシノス(EXYNOSTM)シリーズプロセッサ、アップル(Apple(登録商標))が製造したプロセッサシリーズ、メディアテック(MediaTek(登録商標))が製造したヘリオ(HELIOTM)シリーズプロセッサ、インテル(Intel(登録商標))が製造したアトム(ATOMTM)シリーズプロセッサまたはこれに対応する次世代プロセッサがある。
前記プロセッサ1810は、本発明の開示にわたって、前記UE及び/または前記無線装置によって実行されるステップを具現するように構成されるか、前記送受信機1830を制御するように構成されることができる。
前記電力管理モジュール1811は、前記プロセッサ1810及び/または前記送受信機1830の電力を管理する。前記バッテリー1812は、前記電力管理モジュール1811に電力を供給する。前記ディスプレイ1813は、前記プロセッサ1810が処理した結果を出力する。前記キーパッド1814は、前記プロセッサ1810が使う入力を受信する。前記キーパッド1814は、前記ディスプレイ1813上に示されることができる。前記SIM カード1815は、移動電話通信装置(携帯電話とコンピューターなど)上で加入者を識別して認証するために用いられる国際携帯電話加入者識別(IMSI)番号及びこれに関するキーを安全に保存するための集積回路である。多くのSIMカード上で接触情報を保存することも可能である。
前記メモリ1820は、前記プロセッサ1810と作動可能に連結されて、前記プロセッサ1810を作動するための多様な情報を保存する。前記メモリ1820は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/またはその他記憶装置を含むことができる。このような実施例がソフトウェアで具現される場合、本明細書で記述された技術は、本明細書に記述された機能を実行するためのモジュール(例えば、手続き、機能、など)で具現されることができる。前記モジュールは、前記メモリ1820に記憶されて、前記プロセッサ1810によって実行されることができる。前記メモリ1820は、前記プロセッサ1810内に具現されたり、前記プロセッサ1810の外部にあってもよく、この場合、これらは当該分野において周知の多様な手段を通じて前記プロセッサ1810に通信が可能に連結されることができる。
前記送受信機1830は、前記プロセッサ1810と作動可能に連結され、無線信号の送信及び/または受信を実行する。前記送受信機1830は、発送機及び受信機を含む。前記送受信機1830は、無線周波数信号を処理するための基本帯域回路を含むことができる。前記送受信機1830は、無線信号の送信及び/または受信のための一つまたはそれ以上のアンテナ1831を制御する。
前記スピーカー1840は、前記プロセッサ1810が処理したサウンド関連結果を出力する。前記マイク1841は、前記プロセッサ1810が用いるサウンド関連入力を受信する。
多様な実施形態に係ると、プロセッサ1810は、本開示で、UE及び/または無線装置によって実行されるステップを具現するように設定されるか、送受信機1830を制御して、本開示で、UE及び/または無線装置によって実行されるステップを具現するように設定されることができる。例えば、プロセッサ1810は、第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC連結を設立するように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、前記第2無線装置からSCIを受信するように設定されることができる。SCIは、第1無線装置がPC5 RRC連結に対するSL-CSI報告を実行するように指示することができる。プロセッサ1810は、SL-CSI報告をトリガーするように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、ネットワークにサイドリンクリソースを要求するためのSL CSI報告に関する信号を送信するように設定されることができる。
多様な実施形態に係ると、サイドリンクリソースは、SLグラントを含むことができる。
多様な実施形態に係ると、プロセッサ1810は、SL-CSI報告のための有効なサイドリンクリソースが存在せず、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されたことに基づいて、SL-BSRをトリガーするように設定されることができる。プロセッサ1810は、SL-CSI報告が宛先IDに対してトリガーされたことを知らせる情報を含むSL-BSRを生成するように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、SL-BSRをネットワークに送信するように設定されることができる。
多様な実施形態に係ると、前記情報は、宛先ID、論理チャンネルグループIDまたはバッファサイズの少なくとも一つを含むことができる。
多様な実施形態に係ると、プロセッサ1810は、送受信機183を制御してネットワークにSL-BSRを送信した後、ネットワークから、SLリソースに対するスケジューリング情報を含むDCIを受信するように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、SL-CSI報告によってSL-CSIをSLリソースを通じて第2無線装置に送信するように設定されることができる。
多様な実施形態に係ると、プロセッサ1810は、SL-CSI報告のために有効なサイドリンクリソースが存在せず、第1無線装置にサイドリンクモード1が設定されたことを決めた直後にSRをトリガーするように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、PUCCH(physical uplink control channel)を通じてネットワークにSRを送信するように設定されることができる。
多様な実施形態に係ると、プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、SRをネットワークに送信した後、アップリンクリソース(例:ULグラント)に対するスケジューリング情報を含むダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を受信するように設定されることができる。プロセッサ1810は、送受信機183を制御して、アップリンクリソースを通じてネットワークにSL-BSRを送信するように設定されることができる。
図19は、本発明の技術的特徴が適用されることができる無線通信システムの一例を示す。
図19を参照すると、前記無線通信システムは、第1装置1910(すなわち、第1装置210)及び第2装置1920(すなわち、第2装置220)を含むことができる。
前記第1装置1910は、送受信機1911のような少なくとも一つの送受信機、及び処理チップ1912のような少なくとも一つ処理チップを含むことができる。前記処理チップ1912は、プロセッサ1913のような少なくとも一つのプロセッサ、及びメモリ1914のような少なくとも一つのメモリを含むことができる。前記メモリは、前記プロセッサ1913に動作可能に連結されることができる。前記メモリ1914は、多様なタイプの情報及び/またはコマンドを記憶することができる。前記メモリ1914は、前記プロセッサ1913によって実行された時、本発明の開示にわたって記述された前記第1装置910の作動を実行するコマンドを具現するソフトウェアコード1915を記憶することができる。例えば、前記ソフトウェアコード1915は、前記プロセッサ1913によって実行された時、本発明の開示にわたって記述された前記第1装置1910の機能、手続き、及び/または方法を実行するコマンドを具現するソフトウェアコード1915を記憶することができる。例えば、前記ソフトウェアコード1915は、一つまたはそれ以上のプロトコルを実行するように、前記プロセッサ1913を制御することができる。例えば、前記ソフトウェアコード1915は、前記無線インターフェースプロトコルの一つまたはそれ以上のレイヤを実行するように、前記プロセッサ1913を制御することができる。
前記第2装置1920は、送受信機1921のような少なくとも一つの送受信機、及び処理チップ1922のような少なくとも一つの処理チップを含むことができる。前記処理チップ1922は、プロセッサ1923のような少なくとも一つのプロセッサ、及びメモリ1924のような少なくとも一つのメモリを含むことができる。前記メモリは、前記プロセッサ1923に作動可能に連結されることができる。前記メモリ1924は多様なタイプの情報及び/またはコマンドを保存することができる。前記メモリ1924は、前記プロセッサ1923によって実行された時、本発明の開示にわたって記述された前記第2装置1920の作動を実行するコマンドを具現するソフトウェアコード1925を含むことができる。例えば、前記ソフトウェアコード1925は、前記プロセッサ1923によって実行された時、本発明の開示にわたって記述された前記第2装置1920の機能、手続き、及び/または方法を実行するための命令を具現することができる。例えば、ソフトウェアコード1925は、一つまたはそれ以上のプロトコルを実行するように、前記プロセッサ1923を制御することができる。例えば、前記ソフトウェアコード1925は、一つまたはそれ以上の無線インターフェースプロトコルのレイヤを実行するように、前記プロセッサ1923を制御することができる。
多様な実施形態に係ると、図19に例示された第1装置1910は、無線装置を含むことができる。無線装置は、送受信機1911、処理チップ1912を含むことができる。処理チップ1912は、プロセッサ1913及びメモリ1914を含むことができる。メモリ1914は、プロセッサ1913に機能的に結合されることができる。メモリ1914は、多様なタイプの情報及び/または指示を保存することができる。メモリ1914は、プロセッサ1913によって実行された時に動作を実行する指示を具現するソフトウェアコード1915を記憶することができる。前記動作は、前記第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC(radio resource control)連結を設立する動作と、前記第2無線装置からサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を受信する動作と、前記SCIは、前記第1無線装置が前記PC5 RRC連結に対するサイドリンク(sidelink、SL)-チャンネル状態情報(channel state information、CSI)報告を実行するように指示し、前記SL-CSI報告をトリガーする動作と、前記SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、前記第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、前記ネットワークに前記サイドリンクリソースを要求するための前記SL CSI報告に関する信号を送信する動作とを含む。
多様な実施形態に係ると、コンピューター上で方法の各ステップを実行するためのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体(computer-readable medium、CRM)が提供される。前記方法は、前記第1無線装置及び第2無線装置の間でPC5 RRC(radio resource control)連結を設立する過程と、前記第2無線装置からサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を受信する過程と、前記SCIは、前記第1無線装置が前記PC5 RRC連結に対するサイドリンク(sidelink、SL)-チャンネル状態情報(channel state information、CSI)報告を実行するように指示して、前記SL-CSI報告をトリガーする過程と、前記SL-CSI報告のためのリソースが利用可能でなく、前記第1無線装置にサイドリンクリソースがネットワークによってスケジューリングされるモードが設定されたことに基づいて、前記ネットワークに前記サイドリンクリソースを要求するための前記SL CSI報告に関する信号を送信する過程とを含む。
本発明は AI、ロボット、無人走行/自律走行車、及び/または拡張現実(XR)のような多様な未来技術に適用されることができる。
<AI>
AIは、人工知能及び/またはこれを製作するための研究方法論を意味する。マシンラーニングは、AIが扱う多様な問題を定義して解決する研究方法論の分野である。マシンラーニングは、ある作業のたゆまぬ経験を通じて作業遂行を向上させるアルゴリズムと定義することができる。
人工ニューラルネットワーク(ANN)は、マシンラーニングで用いられるモデルである。これは、シナプスのネットワークを形成する人工ニューロン(ノード)で構成された問題解決能力を有する全体モデルを意味することができる。ANNは、互いに異なるレイヤ内ニューロンの間の連結パターン、モデルパラメータをアップデートするための学習過程、及び/または出力値を生成するための活性化関数によって定義されることができる。ANNは、入力レイヤ、出力レイヤ、及び選択的に一つまたはそれ以上の隠れレイヤを含むことができる。それぞれのレイヤは一つまたはそれ以上のニューロンを含むことができ、ANNは、ニューロンとニューロンとを連結するシナプスを含むことができる。ANNで、それぞれのニューロンは、シナプスを通じて入力信号に対する活性化関数の和、ウェート、及び偏向入力を出力することができる。モデルパラメータは、学習を通じて決められたパラメータで、ニューロンの偏向及び/またはシナプスの連結のウェートを含む。ハイパーパラメータは、学習前にマシンラーニングアルゴリズムで設定されるパラメータを意味し、学習速度、繰り返しの個数、最小配置サイズ、初期化関数、などを含む。ANN学習の目的は、損失関数を最小化するモデルパラメータを決めることと見ることができる。損失関数は、ANNの学習過程で最適のモデルパラメータを決める指標として用いられることができる。
マシンラーニングは、学習方法によって教師付き及び教師無し学習、及び強化学習に分けられることができる。教師付き学習は、ANNを学習データに与えられたラベルとして学習させる方法である。ラベルは、学習データがANNに入力された時、ANNが推論すべき正解(または結果値)である。教師無し学習は、学習データに与えられたラベルがない状態でANNを学習させる方法を意味することができる。強化学習は、環境で定義されたエージェントがそれぞれの状態で累積補償を最大化する行為及び/または行為のシーケンスを選択することを学習する学習方法を意味することができる。
マシンラーニングがANNの中で多重の隠れレイヤを含むディープニューラルネットワーク(DNN)で具現された時、ディープラーニングと呼ばれたりする。ディープラーニングは、マシンラーニングの一部である。以下の説明で、マシンラーニングは、ディープラーニングを意味するように用いられる。
図20は、本発明の技術的特徴が適用されることができるAI装置の一例を示す。
前記AI装置2000は、TV、プロジエクタ、携帯電話、スマートフォン、デスクトップコンピューター、ノート・パンコン、デジタル放送ターミナル、PDA、PMP、ナビゲーション装置、タブレットPC、ウエアラブル装置、セットトップボックス(STB)、デジタルマルチメディア放送(DMB)受信機、ラジオ、洗濯機、冷蔵庫、デジタルサイネージ、ロボット、車などのような静的装置または携帯用装置で具現されることができる。
図20を参照すると、前記AI装置2000は、通信部2010、入力部2020、学習プロセッサ2030、送信部2040、出力部2050、メモリ2060、及びプロセッサ2070を含むことができる。
前記通信部2010は、AI装置及び有線及び/または無線通信技術を利用するAIサーバのような外部装置からデータを送信及び/または受信することができる。例えば、前記通信部2010は、センサ情報、使用者入力、学習モデル、及び外部装置による制御信号を送信及び/または受信することができる。前記通信部2010によって用いられる通信技術は、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、LTE/LTE-A、5G、WLAN、Wi-Fi、ブルートゥース(Bluetooth)、無線周波数識別(RFID)、赤外線データソシエーション(IrDA)、ジグビー(ZigBee)、及び/または近距離通信(NFC)を含むことができる。
前記入力部2020は、多様なタイプのデータを獲得することができる。前記入力部2020は、画像信号を入力するためのカメラ、オーディオ信号を受信するためのマイク、及び使用者から情報を受信するための使用者入力部を含むことができる。カメラ及び/またはマイクは、センサで取り扱うことができ、カメラ及び/またはマイクから獲得した信号は、データ及び/またはセンサ情報と言える。前記入力部2020は、学習データと学習モデルを用いて出力を獲得する時に用いられる入力データを獲得することができる。前記入力部2020は、加工されない入力データを獲得することができ、この場合、前記プロセッサ2070または前記学習プロセッサ2030は、入力データを予め処理することにより、特徴を抽出することができる。
前記学習プロセッサ2030は、学習データを用いてANNで構成されたモデルを学習することができる。このように学習されたANNは、学習モデルと呼ぶことができる。前記学習モデルは、データを学習するよりは新しい入力データに対する結果値を推論するために用いられることができ、このような推論された値はどんな行動を行うべきかを決めるための基盤として用いられることができる。前記学習プロセッサ2030は、前記AIサーバの学習プロセッサとともにAI処理を実行することができる。前記学習プロセッサ2030は、前記AI装置2000内に統合及び/または具現されたメモリを含むことができる。他の方式として、前記学習プロセッサ2030は、前記メモリ2060、前記AI装置2000に直接連結される外部メモリ、及び/または外部装置内に保持されるメモリを用いて具現されることができる。
前記感知部2040は、多様なセンサを用いて少なくとも一つの前記AI装置2000の内部情報、前記AI装置2000の環境情報、及び/または使用者情報を獲得することができる。前記感知部2040に含まれたセンサは、近接センサ、照度センサ、加速度センサ、磁気センサ、ジャイロセンサ、慣性センサ、RGBセンサ、IRセンサ、指紋認識センサ、超音波センサ、光学センサ、マイク、光探知及び範囲探知(LIDAR)、及び/またはレーダーを含むことができる。
前記出力部2050は、視覚的、聴覚的、触覚的感覚などに関する出力を生成することができる。前記出力部2050は、視覚情報を出力するためのディスプレイユニット、聴覚情報を出力するためのスピーカー、及び/または触覚情報を出力するためのハプティクスモジュールを含むことができる。
前記メモリ2060は、前記AI装置2000の多様な機能を支援するデータを記憶することができる。例えば、前記メモリ2060は、前記入力部2020が獲得した入力データ、学習データ、学習モデル、学習履歴などを記憶することができる。
前記プロセッサ2070は、データ分析アルゴリズム及び/またはマシンラーニングアルゴリズムを用いて決定及び/または生成された情報に基づいて、前記AI装置2000の少なくとも一つの実行可能な動作を決めることができる。前記プロセッサ2070は、また前記決められた作動を実行するように、前記AI装置2000の構成品を制御することができる。前記プロセッサ2070は、前記プロセッサ2030及び/または前記メモリ2060でデータを要求、照会、受信、及び/または活用することができ、予測された動作及び/または前記少なくとも一つの実行可能な動作のうち、好ましいと決められた動作を実行するように、AI装置2000の構成品を制御することができる。前記プロセッサ2070は、外部装置を制御するための制御信号を生成することができ、外部装置が決められた動作を実行するためにリンクされる必要がある時は、このような生成された制御信号を外部装置に送信することができる。前記プロセッサ2070は、使用者入力に対して、意向に関する情報を獲得し、獲得された意向に関する情報に基づいて、使用者の要求を決めることができる。前記プロセッサ2070は、使用者入力に対応する意向に関する情報を獲得するために、少なくとも一つの音声入力をテキストストリングに変換するための音声テキスト変換(speech-to-text:STT)エンジン及び/または自然語の意向に関する情報を獲得するための自然語処理(NLP)エンジンを用いることができる。前記少なくとも一つのSTTエンジン及び/またはNLPエンジンは、ANNとして構成されることができ、この中、少なくとも一部は、マシンラーニングアルゴリズムによって学習される。少なくとも一つのSTTエンジン及び/またはNLPエンジンは、前記学習プロセッサ2030によって学習され/学習されるか、前記AIサーバの学習プロセッサによって学習され/学習されるか、分散処理によって学習されることができる。前記プロセッサ2070は、前記AI装置2000の作動コンテンツ及び/または作動に対する使用者のフィードバックなどを含む履歴情報を収集することができる。前記プロセッサ2070は、収集された履歴情報を前記メモリ2060及び/または前記学習プロセッサ2030に記憶、及び/またはAIサーバのような外部装置に送信ことができる。このように収集された履歴情報は、学習モデルをアップデートするために用いられることができる。前記プロセッサ2070は、メモリ2060に記憶されたアプリケーションプログラムを駆動するために、AI装置2000の構成品の少なくとも一部を制御することができる。また、前記プロセッサ2070は、アプリケーションプログラムを駆動するためのそれぞれを組み合わせて、前記AI装置2000内に含まれた二つまたはそれ以上の構成品を作動させることができる。
図21は、本発明の技術的特徴が適用されることができるAIシステムの一例を示す。
図21を参照すると、前記AIシステムで、少なくとも一つのAIサーバ2120、ロボット2110a、自律走行車2110b、XR装置2110c、スマートフォン2110d及び/または家電器具2110eがクラウドネットワーク2100で連結される。AI技術が適用されるこのようなロボット2110a、無人車2110b、XR装置2110c、スマートフォン2110d、及び/または家電器具2110eは、AI装置2110a乃至2110eと呼ばれ得る。
前記クラウドネットワーク2100は、クラウドコンピューティングインフラストラクチャの一部を形成するネットワーク及び/またはクラウドコンピューティングインフラストラクチャ内部に存在するネットワークを言える。前記クラウドネットワーク2100は、3Gネットワーク、4GまたはLTEネットワーク、及び/または5Gネットワークを用いて構成されることができる。すなわち、前記AIシステムを構成する装置(2110a乃至2110e)及び2120のそれぞれは、前記クラウドネットワーク2100を通じて互いに連結されることができる。特に、装置2110a乃至2110e及び2120のそれぞれは、基地局を介して互いに通信することができるが、基地局を介せずに互いに直接通信することができる。
前記AIサーバ2120は、AI処理を実行するためのサーバ、及びビッグデータ上での作業を実行するためのサーバを含むことができる。前記AIサーバ2120は、前記クラウドネットワーク2100を通じて前記AIシステムを構成する少なくとも一つまたはそれ以上のAI装置、すなわち前記ロボット2110a、前記自律走行車2110b、前記XR装置2110c、前記スマートフォン2110d及び/または前記家電器具2110eに連結され、連結されたAI装置2110a乃至2110eのAI処理の少なくとも一部を処理することができる。前記AIサーバ2120は、前記AI装置2110a乃至2110eの代わりに、マシンラーニングアルゴリズムによってANNを学習することができ、学習モデルの直接記憶及び/またはこの前記AI装置2110a乃至2110eへの送信を実行することができる。前記AIサーバ2120は、前記AI装置2110a乃至2110eから入力データを受信し、前記学習モデルを用いて受信された入力データに対する結果値を推論し、前記推論された結果値に基づいて、反映及び/または制御命令を生成し、前記生成されたデータを前記AI装置2110a乃至2110eに送信することができる。他の方式として、前記AI装置2110a乃至2110eは、学習モデルを用いて入力データに対する結果値を直接推論することができ、前記推論された結果値に基づいて、反映及び/または制御命令を生成することができる。
本発明の技術的特徴が適用されることができる前記AI装置2110a乃至2110eの多様な実施形態が記述されるはずである。図21に示されたAI装置2110a乃至2110eは、図20に示したAI装置2000の特定の実施形態と見ることができる。
本開示は、多様な有利な効果を奏することができる。
例えば、バッファ状態報告を利用してチャンネル品質報告を実行するUEは、特に、UEが他のUEからチャンネル品質を測定する時、本開示によって他のUEからの送信を考慮してチャンネル品質報告を送信するためのリソースを適切に割り当てることができる。
例えば、サイドリンクモード1が設定されたUEは、SL-CSI報告のためのサイドリンクリソースを要求するための信号を送信することができ、したがって、SL-CSI報告のために有効なサイドリンクリソースが存在しない時にもSL-CSI報告が成功裏に実行されることができる。
本開示は、システムがサイドリンク送信または受信を実行するUEに対して、チャンネル品質報告のためのリソースを適切に割り当てることができるという点で有益である。
本開示の具体的な例示を通じて得られる効果は、以上で羅列された効果に制限されない。例えば、係わる技術分野において通常の知識を有する者(a person having ordinary skill in the related art)が本開示から理解したり誘導することができる多様な技術的効果が存在し得る。従って、本開示の具体的な効果は、本開示に明示的に記載されたものに制限されず、本開示の技術的特徴から理解されたり誘導され得る多様な効果を含むことができる。
本明細書で記述された例示的システムの観点で、本発明の対象によって具現されることができる方法論を多数の流れ図を参照して記述した。説明を簡単にするために、このような方法論は、一連のステップまたはブロックで示して説明し、請求された発明の対象は、このようなステップまたはブロックの手順によって制限されないことを理解して認めるべきであり、一部ステップが互いに異なる手順で発生したり、本明細書で描写されて記述された他のステップと同時に実行されることができる。また、当該分野において通常の知識を有する者であれば、前記流れ図で例示されたステップが排他的でなく、他のステップが含まれるか、流れ図で一つまたはそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさないながら削除されることができるということを理解すべきである。
本明細書における特許請求範囲は多様な方式に組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項での技術的特徴は、装置で具現されたり実行されるように組み合わせられることができ、装置請求項での技術的特徴は、方法で具現されたり実行されるように組み合わせられることができる。また、方法請求項及び装置請求項での技術的特徴は、装置で具現されたり実行されるように組み合わせられることができる。また、方法請求項及び装置請求項での技術的特徴は、方法で具現されたり実行されることができるように組み合わせられることができる。その他の具現は特許請求範囲の範囲内にある。