JP7406726B2 - ガス漏れ防止具 - Google Patents
ガス漏れ防止具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7406726B2 JP7406726B2 JP2020109140A JP2020109140A JP7406726B2 JP 7406726 B2 JP7406726 B2 JP 7406726B2 JP 2020109140 A JP2020109140 A JP 2020109140A JP 2020109140 A JP2020109140 A JP 2020109140A JP 7406726 B2 JP7406726 B2 JP 7406726B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lance tube
- casing
- prevention device
- gas leak
- lance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims description 44
- 239000004071 soot Substances 0.000 claims description 38
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 18
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 18
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 8
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 24
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000009474 immediate action Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
なお、図5(a)では熱交換器の内部構造を見易くするために手前側の炉壁の図示を省略している。
また、図5(a)に破線で示すように、ランス管56の基端部とモータ57は、ハウジング61によって囲まれている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、ウォールボックス62の内部には、炉壁51aの挿通孔51bとの隙間を塞ぐようにカーボン製のシールリング63がランス管56に外挿されている。
このような構造によれば、連結管を介して供給される堆積物除去ガスによりチャー等の連結管への堆積を防ぐことができる。
このような構造によれば、シールリングによるシール効果がワイヤブラッシリングによってさらに高められるという効果を奏する。
また、支持部は、ランス管を軸方向へ変位可能に保持するので、スートブロワは、ランス管の中心軸方向への移動を円滑に行うことができる。その一方で、支持部は、ランス管の径方向への変位を規制するので、ランス管の径方向変位やランス管の自重によってシールリングに加わる負荷を軽減できる。
このような構造のガス漏れ防止具においては、第1の発明の作用に加え、開いた状態のケーシングをランス管の近くに配置した後、一方の半割体を他方の半割体に対して閉じる方向にヒンジの回動軸を中心として回動させると、ランス管がケーシングに遊挿された状態になるという作用を有する。また、ランス管がケーシングに遊挿された状態において、一方の半割体を他方の半割体に対して開く方向にヒンジの回動軸を中心として回動させると、ケーシングが開放された状態となり、ガス漏れ防止具のランス管からの取り外しが可能になるという作用を有する。
このような構造のガス漏れ防止具においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加えて、ウォールボックスの壁面とケーシングの開口端の間からの熱交換器内のガスの漏出が抑制されるという作用を有する。
このような構造のガス漏れ防止具においては、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明の作用に加えて、ウォールボックスの壁面に当接していない側のケーシングの開口端において、簾状部材がランス管の側面と開口部の内壁面との隙間を塞ぐという作用を有する。
このような構造のガス漏れ防止具においては、第5の発明の作用に加えて、熱交換器の内部へ向かってランス管が移動した場合でも、簾状部材の先端がケーシングに噛み込まれてしまうおそれがないという作用を有する。
また、支持部は、ランス管の径方向への変位を規制しつつ、ランス管の軸方向へ変位可能に支持するので、ランス管の中心軸方向への移動を行う際に、ランス管の移動を円滑に行いつつ、ランス管の径方向変位に伴ってシールリングに加わる負荷を軽減できる。さらに、ランス管は、支持部により支持されるので、ランス管の自重による負荷がシールリングに加わることを抑制できる。これにより、ガス漏れ防止具は、シールリングの長寿命化を図ることができ、シールリングの交換頻度を減らすことができる。その結果、ガス漏れ防止具は、シールリングの交換に伴う熱交換器の運転停止の頻度を減らすことができる。
なお、図2(a)では図1(a)に示した締結具の図示を省略している。また、図5及び図6を用いて既に説明した構成要素については、同一の符号を付することにより、それらの説明の一部を適宜省略する。さらに、図1(a)、図1(b)、図3(a)及び図3(b)ではケーシングの中心軸を破線で示している。
上述のようにガス漏れ防止具1aがシール部材4を備えている場合、ケーシング2は、シール部材4を介してウォールボックス62の壁面に開口端2aが当接した状態となる。また、簾状部材6を構成する紐状体6aは、ケーシング2の開口部2fの内壁面とランス管56の側面との間隔よりも短い又は太くなっている。したがって、熱交換器51の内部へ向かってランス管56が移動した場合でも、簾状部材6の先端がケーシング2に噛み込まれることがないため、後述のローラ13に簾状部材6が巻き込まれてしまうおそれがない。すなわち、ガス漏れ防止具1aでは、簾状部材6の先端がケーシング2の内部に入り込んでローラに巻き込まれてしまうおそれがないため、故障し難い。
また、シール部材4には、ランス管56を遊挿可能な大きさを有する開口部4aがケーシング2の開口部2eと連通するように設けられており、簾状部材6の紐状体6aは、ケーシング2に遊挿されたランス管56の中心軸に先端を向けるようにして開口部2fの内壁面に基端が固定されている。
したがって、締結具11を緩めて固定部8a,9aから外した後、第1の半割体8をヒンジ10の回動軸10aを中心として回動させると、図2(a)に示したように、ケーシング2の上部が開放された状態になる。
そして、4本の軸体12は回転の中心軸が、半円筒状をなす2つの分割体3aからなる支持部3の円筒の中心軸に直交する同一平面上に配置されるとともに、その中心を支持部3の中心軸が通る仮想円の接線方向に対して上記回転の中心軸がそれぞれ平行をなすように配置されており、ローラ13は、凹状をなす外周面13aがランス管56の側面に対して当接可能に配置されている。
なお、支持部3は中心軸がケーシング2の中心軸と一致しており、ケーシング2はランス管56に対して互いの中心軸が一致するように配置される。
また、ガス漏れ防止具1aでは、炉壁51aの外面側に設けられたウォールボックス62の挿入孔62a及びケーシング2の開口部2eを介してウォールボックス62にケーシング2が連通している。そのため、熱交換器51から炉壁51aに設けられた挿通孔51bとランス管56の隙間を通ってケーシング2に流入したガスが排気管5を経由してケーシング2の外部に排出される。したがって、スートブロワ55の一部を囲むように設置されたハウジング61(図5(a)参照)の外に排気管5の出口を設けることによれば、ウォールボックス62の内部に設置されたシールリング63が破損した場合に、上記ガスが充満することによりハウジング61の中で行われるスートブロワ55の点検作業が困難になるという事態を防ぐことができる。
しかも、支持部3は、ランス管56の径方向への変位を規制しつつ、ランス管56の軸方向へ変位可能に支持するので、ランス管56の中心軸方向への移動を行う際に、ランス管56の移動を円滑に行いつつ、ランス管56の径方向変位に伴ってシールリング63に加わる負荷を軽減できる。さらに、ランス管56は、支持部3により支持されるので、ランス管56の自重による負荷がシールリング63に加わることを抑制できる。これにより、ガス漏れ防止具1aは、シールリング63の長寿命化を図ることができ、シールリング63の交換頻度を減らすことができる。
既に述べたように、シールリング63を交換する際は熱交換器51の運転を停止しなければならないが、熱交換器51の運転を停止すると、発電できない状態となる。しかし、発電を頻繁に停止することは困難である。そこで、従来、熱交換器51の運転を停止する頻度を減らすべく、シールリング63の交換を遅らせ、単位期間あたりの交換頻度を減らすことが望まれていた。上述のとおり、ガス漏れ防止具1aでは、シールリング63の交換頻度を減らすことが可能であるため、シールリング63の交換に伴う熱交換器51の運転停止の頻度を減らすことができる。
さらに、ガス漏れ防止具1aにおいては、ケーシング2の開口端2bにおいて、簾状部材6がランス管56の側面と開口端2bの内壁面との隙間を塞ぐように作用し、隙間からケーシング2内のガスが漏出し難いため、当該ガスを排気管5からケーシング2の外へ効率よく排出させることが可能である。
ケーシング2の大径部の両端の近くにそれぞれ配置された一対の球体保持具14,14は、略半円筒状をなす2つの分割体14aに分割可能な構造となっており、2つの分割体14aは、分割される面が第1の半割体8と第2の半割体9にケーシング2が分割される面と一致するように第1の半割体8と第2の半割体9にそれぞれ固定されている。
したがって、ガス漏れ防止具1bによれば、ランス管56が中心軸を中心として回動しながら、中心軸方向へ移動する場合でも球体15とランス管56の間に発生する摩擦抵抗が小さく、球体15が故障し難いため、長期にわたって安全に使用できるという効果を奏する。
また、軸体12及びローラ13並びに球体15の個数は、上述の実施例に示した場合に限定されるものではなく、適宜変更可能である。さらに、排気管5は第2の半割体9の代わりに第1の半割体8に設けられていても良い。
Claims (6)
- ハウジングに一部が収容されたスートブロワのランス管が熱交換器の炉壁に貫入される箇所に設置され、前記炉壁と前記ランス管との隙間を塞ぐシールリング、及び、前記炉壁の外面側に設置されるとともに前記ランス管が遊挿される挿入孔を有するウォールボックスに取り付けられるガス漏れ防止具であって、
前記ウォールボックスに当接するように設置されるとともに、前記ウォールボックスとの当接面に前記ランス管が遊挿される開口部を有し、この開口部及び前記挿入孔を介して前記ウォールボックスに連通する筒状のケーシングと、
前記ケーシングの側面に連通する排気管と、を備え、
前記ケーシングは、
前記ランス管の径方向への変位を規制しつつ、前記ランス管を軸方向へ変位可能に支持する支持部を備えていることを特徴とするガス漏れ防止具。 - 前記ケーシングは、
ヒンジを介して開閉自在に連結された一対の半割体からなることを特徴とする請求項1に記載のガス漏れ防止具。 - 前記支持部に代えて、半円筒状をなす一対の分割体と、この分割体の中心軸が中心を通る仮想円の円周方向へ等間隔に配置されるとともに、外面が前記ランス管の側面に対して当接可能に配置された複数の球体と、を備え、
前記球体は、
前記外面を露出させた状態で前記分割体に一部が埋設されるとともに、前記分割体によって、固定された回転軸が無く、あらゆる方向へ回転可能な状態で保持されており、
前記分割体は、
分割面が一対の前記半割体の分割面と一致するように一対の前記半割体の内部にそれぞれ設置されていることを特徴とする請求項2に記載のガス漏れ防止具。 - 前記ケーシングの開口端と前記ウォールボックスとの前記当接面がシールされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガス漏れ防止具。
- 弾性を有する複数の紐状体からなる簾状部材を備え、
前記紐状体の基端は、
前記ケーシングにおいて前記ウォールボックスに当接しない側の開口端に設けられた開口部の内壁面に固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガス漏れ防止具。 - 前記簾状部材を構成する前記紐状体は、前記内壁面と前記ランス管との間隔よりも短い又は前記間隔よりも太いことを特徴とする請求項5に記載のガス漏れ防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020109140A JP7406726B2 (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | ガス漏れ防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020109140A JP7406726B2 (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | ガス漏れ防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022006728A JP2022006728A (ja) | 2022-01-13 |
JP7406726B2 true JP7406726B2 (ja) | 2023-12-28 |
Family
ID=80110835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020109140A Active JP7406726B2 (ja) | 2020-06-24 | 2020-06-24 | ガス漏れ防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7406726B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162018A (ja) | 2000-11-22 | 2002-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気式スートブロワの挿入部構造 |
JP6134330B2 (ja) | 2011-12-05 | 2017-05-24 | アナトリェヴィッチ ロミートキン,イーゴリ | うつ病及び不安症の食事管理用医療食品並びにその方法 |
-
2020
- 2020-06-24 JP JP2020109140A patent/JP7406726B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162018A (ja) | 2000-11-22 | 2002-06-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 蒸気式スートブロワの挿入部構造 |
JP6134330B2 (ja) | 2011-12-05 | 2017-05-24 | アナトリェヴィッチ ロミートキン,イーゴリ | うつ病及び不安症の食事管理用医療食品並びにその方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022006728A (ja) | 2022-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6168162B1 (en) | Self-centering brush seal | |
BRPI0612716A2 (pt) | conjunto de vedação de eixo | |
JP4913306B2 (ja) | タービン及び同様の回転装置のための改良型ブラシシールのデザイン | |
JP7406726B2 (ja) | ガス漏れ防止具 | |
BRPI0706722B1 (pt) | unidade de recuperação de calor | |
US5286063A (en) | Ball and socket floating seal assembly | |
TW536556B (en) | Device for loading a shaft furnace | |
CN110259952A (zh) | 一种离心机旋转动密封装置 | |
JP2014521046A (ja) | ノンリーク式シーリングシステムの分離エアカーテン構造を有する回転型のガス−ガス熱交換器 | |
CN111036063B (zh) | 一种塔式脱硫废气处理设备 | |
CN102901118A (zh) | 一种回转式空气预热器柔性密封结构 | |
CN205154485U (zh) | 发电机导轴承油盆密封盖 | |
CN200975264Y (zh) | 迷宫密封 | |
CN201037539Y (zh) | 回转式空气预热器轴端密封装置 | |
CN207728891U (zh) | 密封装置及具有其的回转式热工设备 | |
CN208169526U (zh) | 唇式机械密封装置 | |
CN202884978U (zh) | 一种回转式空气预热器柔性密封结构 | |
JP3917872B2 (ja) | 石炭ガス化炉用スートブロワ | |
KR820002140B1 (ko) | 트러니언 밀봉장치 | |
WO2024057674A1 (ja) | ロータリバルブ装置 | |
CN214307178U (zh) | 一种回转式空气预热器中心筒空气密封装置 | |
CN208919333U (zh) | 一种用于渣浆蒸发器的机械密封 | |
CN220669480U (zh) | 一种挡板门门轴密封结构 | |
CN104329467B (zh) | 一种s型多重梳齿密封装置 | |
CN217979953U (zh) | 一种用于滚筒冷却机进料端的密封装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231115 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7406726 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |