本開示の実施形態は、さらに発展した無線通信システムにおいて、高解像度CSI報告が可能にする方法及び装置を提供する。
一実施形態において、UEが提供される。該UEは、プロセッサ、及び該プロセッサと通信可能に連結されたトランシーバを含む。該プロセッサは、複数のv階層に係わるN個のベースを含む全体ベース集合において、前記複数のv階層間で共通したN’個のベースを含む中間(intermediate)ベース集合を選択し、前記選択された中間ベース集合において、前記複数のv階層のそれぞれの階層lにつき、Ml個のベースを含むベース部分集合を選択するように構成される。該トランシーバは、前記選択された中間ベース集合に含まれるN’個のベースのインデックス、及び前記選択されたベース部分集合内に含まれるMl個のベースのインデックスをBSに伝送するように構成される。N、N’及びMlは正の整数であり、N’<N;Ml<N’;l∈0,1,...,v-1であり、vは、ランク(rank)値である。
他の実施形態において、BSが提供される。該BSは、トランシーバ、及びトランシーバと通信可能に連結されたプロセッサを含む。該トランシーバは、UEから、(i)中間ベース集合に含まれたN’個のベースのインデックス、及び(ii)複数のv階層のそれぞれの階層lにつき、ベース部分集合に含まれたMl個のベースのインデックスを受信するように構成される。該プロセッサは、前記受信された前記中間ベース集合に含まれたN’個のベースのインデックス、及び前記受信された前記ベース部分集合に含まれたMl個のベースのインデックスに基づき、前記複数のv階層のそれぞれの階層lに係わるMl個のベースを決定するように構成される。前記中間ベース集合内N’個のベースは、複数のv階層間で共通したものであり、N個のベースを含む全体ベース集合から選択される。複数のv階層のそれぞれの階層lに係わるベース部分集合内Ml個のベースは、前記中間ベース集合から選択される。N、N’及びMlは正の整数であり、N’<N;Ml<N’;l∈0,1,...,v-1であり、vは、ランク値である。
さらに他の実施形態において、UEを動作させる方法が提供される。該方法は、複数のv階層に係わるN個のベースを含む全体ベース集合において、前記複数のv階層間で共通したN’個のベースを含む中間ベース集合を選択する段階と、前記選択された中間ベース集合において、前記複数のv階層のそれぞれの階層lにつき、Ml個のベースを含むベース部分集合を選択する段階と、を含む。前記方法は、前記選択された中間ベース集合に含まれるN’個のベースのインデックス、及び前記選択されたベース部分集合内に含まれるMl個のベースのインデックスをBSに伝送する段階をさらに含む。N、N’及びMlは、正の整数であり、N’<N;Ml<N’;l∈0,1,...,v-1であり、vは、ランク値である。
以下の図面、詳細な説明、及び特許請求の範囲から、他の技術的特徴が当業者に自明になるであろう。
以下の内容に着手する前、本特許文書全体にわたって使用された所定の単語と語句との定義ついて説明することが望ましい。「連結(結合)する」と言う言葉とその派生語は、2以上の構成要素が、互いに物理的接触状態にあるか否かということ、それら間のある直接であったり間接であったりする通信を言う。「伝送する」、「受信する」そして「通信する」という用語だけではなく、その派生語は、直接であったり間接であったりする通信をいずれも含む。「含む」及び「具備する」という用語及びその派生語は、制限ない包含を意味する。「または」という言葉は、「及び/または」を意味する包括的な言葉である。「~に係わる」及びその派生語は、含む、~中に含まれる、~と相互連結する、内包する、~中に内包される、~に/と連結する、~に/と結合する、~と通信することができる、~と協力する、介在する、並べておく、~に近似する、~に束縛される、有する、~の特性を有する、~と関係を有するというような意味である。「コントローラ」という用語は、少なくとも一動作を制御するある装置、システムまたはその一部を意味する。そのようなコントローラは、ハードウェア、あるいはハードウェアとソフトウェア及び/またはファームウェアとの組み合わせによっても具現される。ある特定コントローラと係わる機能は、局地的であっても遠隔であっても、中央集中されたり分散されたりしうる。「少なくとも一つの~」という言葉は、項目リストと共に使用されるとき、羅列された項目中の1以上の互いに異なる組み合わせが使用され、そのリスト内のただ一項目だけが必要とされうるということを意味する。例えば、「A、B、及びCのうち少なくとも一つ」は、次のような組み合わせのうちいずれか一つを含む:A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、並びにAとBとC。
また、以下で記述される多様な機能は、1以上のコンピュータプログラムによって具現されたり支援されたりし、そのプログラムそれぞれは、コンピュータ可読プログラムコードで構成され、コンピュータ可読媒体で実施される。「アプリケーション」及び「プログラム」という用語は、1以上のコンピュータプログラム、ソフトウェア成分、命令語集合、手続き、関数、客体、クラス、インスタンス、関連データ、または適するコンピュータ可読プログラムコードの具現に適するそれらの一部を言う。「コンピュータ可読プログラムコード」という言葉は、ソースコード、客体コード及び実行コードを含む全タイプのコンピュータコードを含む。「コンピュータ可読媒体」という言葉は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、またはある他類型のメモリと共に、コンピュータによってアクセスされうる全ての類型の媒体を含む。「非一時的」コンピュータ可読媒体は、一時的な電気またはその他信号を伝送する有線リンク、無線リンク、光学リンク、またはその他通信リンクを排除する。非一時的コンピュータ可読媒体は、データが永久に保存されうる媒体、及び書き換え可能光学ディスクや削除可能メモリ装置のように、データが保存され、後で上書きされうる媒体を含む。
他の所定の単語及び語句に係わる定義が、本特許文書全体にわたって提供される。当業者は、ほとんどの場合ではなくとも、多くの場合、そのような定義が、そのように定義された単語及び語句の以前だけではなく、以後の使用にも適用されるということを知ることができるであろう。
以下で論議される図1ないし図16、及び本特許文書の本開示の原理を記述するのに使用される多様な実施形態は、ただ一例であるのみ、いかようにも本開示の範囲を限定するものであると見なされるものではない。当業者は、本開示の原理が、ある適切に構成されたシステムや装置で具現されうるということを知ることができるであろう。
次のような文書と規格内容とが、本明細書に全体的に記述されているように、本開示中に参照形態として含まれる:3GPP TS 36.211 v15.6.0、「E-UTRA、Physical channels and modulation(物理的チャネル及び変調);「3GPP TS 36.212 v15.6.0、「E-UTRA、Multiplexing and channel coding(多重化及びチャネルコーディング);「3GPP TS 36.213 v15.6.0、「E-UTRA、Physical Layer Procedures(物理階層手続き);「3GPP TS 36.321 v15.6.0、「E-UTRA、Medium Access Control(MAC) protocol specification(MACプロトコル仕様);「3GPP TS 36.331 v15.6.0、「E-UTRA、Radio Resource Control(RRC) Protocol Specification;(RRCプロトコル仕様);「3GPP TR 22.891 v1.2.0、「Study on New Services and Markets Technology Enablers(新たなサービス及び市場技術イネーブラに係わる研究);「3GPP TS 38.212 v15.6.0、「E-UTRA、NR、Multiplexing and Channel coding(多重化及びチャネルコーディング);そして3GPP TS 38.214 v15.6.0、「E-UTRA、NR、Physical layer procedures for data(データに係わる物理階層手続き)」。
本開示を実行するために考察された望ましい実施形態を含む多数の特定の実施形態と具現例とを例示することにより、以下の詳細説明から、本開示の様態、特徴及び利点を明確に知ることができる。本開示は、他の異なる実施形態を受容することもでき、そのさまざまな細部事項は、本開示の思想及び範囲から外れずに、さまざまに明らかな点においても変更される。それにより、図面と内容は、本質上、例示的なものと見なされなければならず、限定するものと見なされるものではない。本開示は、例として例示されたものであり、添付された図面形態に限られるものではない。
以下では、簡単にFDD及びTDDの二者が、いずれもDLシグナリング及びULシグナリングのいずれのためのデュプレックス方式であると見なされる。
例示的内容、及び以下の実施形態は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)またはOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)を仮定するが、本開示は、F-OFDM(filtered OFDM)のような他のOFDM基盤伝送波形または多重化アクセス方式にも拡張される。
本開示は、互いに連繋されたり組み合わされたりして使用されるか、あるいは単独方式として動作することができるさまざまな構成要素を包括する。
4G通信システムの配備後に増大している無線データトラフィックへの需要を満足させるために、向上された5G通信システムまたは予備5G通信システムを開発しようとする努力がなされてきた。それにより、5G通信システムまたは予備5G通信システムを「ビヨンド4G(4G以後)ネットワーク」または「ポストLTEシステム」とも称する。
該5G通信システムは、さらに高いデータレートを達成するために、さらに高い周波数(mmWave)帯域、例えば、60Ghz帯域で具現されると見なされる。無線波の電波損失を減らし、伝送範囲を広げるために、ビームフォーミング、大規模MIMO(multiple-input multiple-output)、全次元(full dimensional)MIMO(FD-MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、大規模スケールのアンテナ技法が5G通信システムとして論議されている。
また、該5G通信システムにおいては、アドバンスト小型セル、クラウド無線アクセスネットワーク(RAN)、超密集ネットワーク、D2D(device-to-device)通信、無線バックホール(backhaul)通信、移動ネットワーク、協力通信、CoMP(coordinated multi-points)伝送及び受信、受信端干渉除去などに基づき、システムネットワーク改善のための開発が進行中である。
該5Gシステムにおいて、適応的変調及びコーディング(AMC)技法として、ハイブリッド周波数シフトキーイング、直交振幅変調(FQAM)及びスライディングウィンドウ重畳コーディング(SWSC)、並びにアドバンストアクセス技術として、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、非直交多重化アクセス(NOMA)及びSCMA(sparse code multiple access)が開発されてきた。
以下の図1ないし図4Bは、無線通信システムにおいて、直交周波数分割多重化(OFDM)通信技法または直交周波数分割多重化アクセス(OFDMA)通信技法の使用を介して具現される多様な実施形態を示す。図1ないし図3の内容は、他の実施形態が具現されうる方式につき、物理的であったり構造的であったりする限界を内包するようになっているものではない。本開示の他の実施形態は、適切に構成されたいかなる通信システムによっても具現される。
図1は、本開示の実施形態による例示的な無線ネットワークを図示する。図1に図示された無線ネットワークの実施形態は、ただ例示のためのものである。本開示の範囲から外れない無線ネットワーク100の他の実施形態が使用されうる。
図1に図示されているように、該無線ネットワークは、gNB 101、gNB 102及びgNB 103を含む。gNB 101は、gNB 102及びgNB 103と通信する。gNB 101は、また、インターネット、私設インターネットプロトコル(IP)ネットワーク、または他のデータネットワークのような少なくとも1つのネットワーク130と通信する。
gNB 102は、gNB 102の適用領域120内にある第1複数のユーザ装置(UEs)に、ネットワーク130に係わる無線広帯域アクセスを提供する。第1複数のUEは、小さい事業場(SB)中に位置することができるUE 111、企業体(E)内に位置することができるUE 112、WiFiホットスポット(HS)内に位置することができるUE 113、第1居住地(R)内に位置することができるUE 114、第2居住地(R)内に位置することができるUE 115、及びセルフォン、無線ラップトップ、無線PDAのようなモバイル装置(M)でもあるUE 116を含む。gNB 103は、gNB 103のカバレージ領域125内にある第2複数のUEに、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。第2複数のUEは、UE 115及びUE 116を含む。一部実施形態において、gNB 101ないし103のうち1以上は、5G、LTE、LTE-A、WiMAX、WiFi、または他の無線通信技法を利用して互いに、そしてUE 111-116と通信することができる。
ネットワーク類型により、「基地局」または「BS」という用語は、送信ポイント(TP)、送受信ポイント(TRP)、エンハンスド基地局(eNode BまたはeNB)、5G基地局(gNB)、メクロセル、フェムトセル、WiFiアクセスポイント(AP)、または他の無線可能装置のように、ネットワークへの無線アクセスを提供するように構成された任意の構成要素(または、構成要素の集合)を言うことができる。該基地局は、1以上の無線通信プロトコル、例えば、3GPPニューラジオインターフェース/アクセス(NR)、LTE(long term evolution)、LTEアドバンスト(LTE-A)、高速パッケージアクセス(HSPA)、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acなどにより、無線アクセスを提供することができる。便利さを図るために、遠隔端末に対する無線アクセスを提供するネットワークインフラ構成要素を称するために、「BS」及び「TRP」という用語が、本特許文書内で使用される。また、ネットワーク類型により、「ユーザ機器」または「UE」とは、「移動局」、「加入者局」、「遠隔端末」、「無線端末」、「受信ポイント」または「ユーザ装置」のような任意の構成要素を称することができる。便利さのために、「ユーザ装置」及び「UE」という用語は、本特許文書において、該UEが、(モバイル電話やスマートフォンのような)モバイル装置においても、(デスクトップコンピュータやベンディングマシンのように)一般的に固定装置として見なされたり、無線でBSにアクセスする遠隔無線装置を称したりするために使用される。
点線は、ただ例示と説明とを目的に、大体の円形に見えるカバレージ領域120及び125の大体の程度を示している。カバレージ領域120及び125のように、gNBと係わるカバレージ領域は、自然的であったり人為的であったりするな障害物と係わる無線環境内変動及びgNBの構成により、不規則的形態を含む他の形態を有することができるということを明確に理解することができる。
以下においてさらに詳細に記述するように、UE111-116のうち1以上は、さらに発展した無線通信システムにおける効率的高解像度CSI報告のための回路、プログラミング、またはその組み合わせを含む。所定実施形態において、gNB 101-103のうち1以上は、さらに発展した無線通信システムにおいて、空間・周波数圧縮に基づくCSI習得のための回路、プログラミング、またはその組み合わせを含む。
図1は、無線ネットワークの一例を図示しているが、図1について、多様な変形があり得る。例えば、該無線ネットワークは、ある適切な配備を介し、任意個のgNB、及び任意個のUEを含んでもよい。また、gNB 101は、任意個のUEと直接通信し、そのUEに、ネットワーク130における無線広帯域アクセスを提供することができる。同様に、それぞれのgNB 102,103は、ネットワーク130と直接通信し、UEにネットワーク130における直接無線広帯域アクセスを提供することができる。また、gNB 101、102及び/または103は、外部電話網や、他のタイプのデータネットワークのような他の、あるいは付加的な外部ネットワークへのアクセスを提供することができる。
図2は、本開示の実施形態による例示的なgNBを図示する。図2に図示されたgNB 102の実施形態は、例示的なものであるのみ、図1のgNB 101及び103が同一であるか、あるいは類似した構成を有することもできる。しかし、該gNBは、広範囲な構成で示され、図2は、本開示の範囲を該gNBのある特定具現例に限定するものではない。
図2に図示されているように、gNB 102は、多重アンテナ205a-205n、多重RFトランシーバ210a-210n、送信(TX)プロセッシング回路215及び受信(RX)プロセッシング回路220を含む。gNB 102は、またコントローラ/プロセッサ225、メモリ230、及びバックホールインターフェースやネットワークインターフェース235を含む。
RFトランシーバ210a-210nは、アンテナ205a-205nから、ネットワーク100内UEによって伝送された信号と共に入るRF信号を受信する。RFトランシーバ210a-210nは、入るRF信号を下向き変換し、IFや基底帯域信号を生成する。該IFまたは該基底帯域信号は、RXプロセッシング回路220に送られ、RXプロセッシング回路220は、基底帯域またはIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/または二進化することにより、処理された基底帯域信号を生成する。RXプロセッシング回路220は、処理された基底帯域信号を追加処理するために、コントローラ/プロセッサ225に伝送する。
TXプロセッシング回路215は、コントローラ/プロセッサ225から、アナログデータやデジタルデータ(音声データ、ウェブデータ、電子メールまたはインタラクティブビデオゲームデータなど)を受信する。TXプロセッシング回路215は、出ていく基底帯域データを、エンコーディング、多重化及び/または二進化し、処理された基底帯域またはIF信号を生成する。RFトランシーバ210a-210nは、処理された出ていく基底帯域またはIF信号をTXプロセッシング回路215から受信し、アンテナ205a-205nを介して伝送される基底帯域またはIF信号をRF信号に上向き変換する。
コントローラ/プロセッサ225は、gNB 102の全般的動作を制御する1以上のプロセッサ、または他の処理装置を含んでもよい。例えば、コントローラ/プロセッサ225は、周知の原理により、RFトランシーバ210a-210n、RXプロセッシング回路220及びTXプロセッシング回路215により、フォワードチャネル信号の受信及びリバースチャネル信号の送信を制御することができる。コントローラ/プロセッサ225は、さらに進歩した無線通信器能のような追加機能も支援することができるであろう。
例えば、コントローラ/プロセッサ225は、さまざまなアンテナ205a-205nから出る信号を、所望方向に効果的に操向させるために、出ていく信号を互いに異なるように加重させるビームフォーミング動作または方向性ローティング動作を支援することができる。広範囲な他の機能のうちいずれか一つがコントローラ/プロセッサ225により、gNB 102内において支援されうるであろう。
コントローラ/プロセッサ225は、またOSのように、メモリ230に常駐するプログラム、及び他のプロセスを実行することもできる。コントローラ/プロセッサ225は、実行プロセスによって要求されるとき、メモリ230内外にデータを移動させることができる。
コントローラ/プロセッサ225は、バックホールインターフェースまたはネットワークインターフェース235にも連結される。バックホールインターフェースまたはネットワークインターフェース235は、gNB 102がバックホール接続やネットワークを介し、他の装置またはシステムと通信することを可能にする。インターフェース235は、ある適切な有線連結または無線連結を介して通信を支援することができる。例えば、gNB 102がセルラ通信システム(5G、LTEまたはLTE-Aを支援するようなシステム)として具現されるとき、インターフェース235は、gNB 102が、有線または無線のバックホール連結を介し、gNBと通信することを可能にする。gNB 102がアクセスポイントとして具現されるとき、インターフェース235は、gNB 102が、有線または無線のローカル領域ネットワークを介するか、あるいは(インターネットのような)さらに大きいネットワークへの有線連結または無線連結を介して通信するようにすることができる。インターフェース235は、イーサネットやRFトランシーバのように、有線連結または無線連結を介する通信を支援するいかなる適切な構造をも含む。
メモリ230は、コントローラ/プロセッサ225と結合される。メモリ230の一部は、RAMを含んでもよく、メモリ230の他の一部は、フラッシュメモリや他のROMを含んでもよい。
図2は、gNB 102の一例を図示しているが、図2につき、多様な変形があり得る。例えば、gNB 102は、図2に図示された所定個数のそれぞれの構成要素を含んでもよい。特定例として、アクセスポイントは、多数のインターフェース235を含んでもよく、コントローラ/プロセッサ225は、互いに異なるネットワークアドレス間においてデータをローティングするローティング機能を支援することができる。他の特定例として、TXプロセッシング回路215の1つの場合と、RXプロセッシング回路220の1つの場合を含むように図示されているが、gNB 102は、それぞれにつき、さまざまな場合を含んでもよい(RFトランシーバ当たり一つなど)。また、図2内のさまざまな構成要素が結合されたり、さらに細部分割されたり、省略されたりし、特定需要により、追加構成要素が追加されうる。
図3は、本開示の実施形態による例示的なUE 116を図示する。図3に図示されたUE 116の実施形態は、例示的なものであるのみ、図1のUE111-115が、同一であるか、あるいは類似した構成を有することができる。しかし、該UEは、広範囲な構成に示され、図3は、本開示の範囲をUEのある特定具現例に限定するものではない。
図3に図示されているように、UE 116は、アンテナ305、無線周波数(RF)トランシーバ310、TXプロセッシング回路315、マイクロフォン320及び受信(RX)プロセッシング回路325を含む。UE 116は、またスピーカ330、プロセッサ340、入出力(I/O)インターフェース(IF)345、タッチスクリーン350、ディスプレイ355及びメモリ360を含む。メモリ360は、オペレーションシステム(OS)361と、1以上のアプリケーション362とを含む。
RFトランシーバ310は、アンテナ305から、ネットワーク100のgNBによって伝送される入るRF信号を受信する。RFトランシーバ310は、入るRF信号を下向き変換し、中間周波数(IF)や基底帯域信号を生成する。該IFまたは該基底帯域信号は、RXプロセッシング回路325に送られ、RXプロセッシング回路325は、基底帯域またはIF信号をフィルタリング、デコーディング及び/または二進化することにより、処理された基底帯域信号を生成する。RXプロセッシング回路325は、処理された基底帯域信号を、スピーカ330(音声データなどの場合)に、あるいはプロセッサ340(ウェブブラウジングデータのような場合)に伝送する。
TXプロセッシング回路315は、マイクロフォン320から、アナログやデジタル音声データを、またはプロセッサ340から他の出ていく基底帯域データ(ウェブデータ、電子メールまたはインタラクティブビデオゲームデータ)を受信する。TXプロセッシング回路315は、出ていく基底帯域データを、エンコーディング、多重化及び/または二進化し、処理された基底帯域またはIF信号を生成する。RFトランシーバ310は、処理された出ていく基底帯域またはIF信号を、TXプロセッシング回路315から受信し、アンテナ305を介して伝送される基底帯域またはIF信号を、RF信号に上向き変換する。
プロセッサ340は、1以上のプロセッサ、または他のプロセッシング装置を含んでもよく、UE 116の全般的動作を制御するために、メモリ360に保存されたオペレーションシステム361を実行することができる。例えば、プロセッサ340は、周知の原理により、RFトランシーバ310、RXプロセッシング回路325及びTXプロセッシング回路315により、フォワードチャネル信号の受信、及びリバースチャネル信号の送信を制御することができる。一部実施形態においてプロセッサ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサやマイクロコントローラを含む。
プロセッサ340は、アップリンクチャネル上へのCSI報告のためのプロセスのように、メモリ360に常駐する他のプロセス及びプログラムを実行することもできる。プロセッサ340は、実行プロセスによって要求されるとき、メモリ360の内外にデータを移すことができる。一部実施形態において、プロセッサ340は、オペレーションシステム361に基づくか、あるいはgNBや運営者から受信された信号に応じ、アプリケーション362を実行するように構成される。プロセッサ340は、また、UE 116に、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータのような他の装置への連結機能を提供するI/Oインターフェース345と結合される。I/Oインターフェース345は、そのようなアクセサリとプロセッサ340との通信経路である。
プロセッサ340は、またタッチスクリーン350及びディスプレイ355と結合される。UE 116の運営者は、タッチスクリーン350を使用し、UE 116にデータを入力することができる。ディスプレイ355は、液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイまたはウェブサイトなどからのテキスト、及び/または少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングすることができる他のディスプレイでもある。
メモリ360は、プロセッサ340と結合される。メモリ360の一部は、RAMを含んでもよく、メモリ360の他の一部は、フラッシュメモリや、他のROMを含んでもよい。
図3は、UE 116の一例を図示しているが、図3につき、多様な変形があり得る。例えば、図3内のさまざまな構成要素が結合されるか、さらに詳細分割されるか、省略されるか、あるいは特定需要により、追加構成要素が追加されもする。特定例として、プロセッサ340は、1以上の中央処理ユニット(CPU)、及び1以上のグラフィック処理ユニット(GPU)のようなさまざまなプロセッサにも分割される。また、図3は、モバイル電話機やスマートフォンとして構成されたUE 116を図示しているが、該UEは、他タイプのモバイルまたは固定装置として動作するようにも構成される。
図4Aは、伝送経路回路の上位レベル図面である。例えば、該伝送経路回路は、直交周波数分割多重化アクセス(OFDMA)通信にも使用される。図4Bは、受信経路回路の上位レベル図面である。例えば、該受信経路回路は、直交周波数分割多重化アクセス(OFDMA)通信にも使用される。図4A及び図4Bにおいて、ダウンリンク通信のために、該伝送経路回路は、基地局(gNB)や中継局においても具現され、該受信経路回路は、ユーザ機器(例えば、ユーザ機器116(図1))においても具現される。他の例として、アップリンク通信のために、受信経路回路450が基地局(例えば、gNB(図1))や中継局においても具現され、該伝送経路回路は、ユーザ機器(例えば、ユーザ機器116(図1))においても具現される。
該伝送経路回路は、チャネルコーディング及び変調ブロック405、直列・並列(S-to-P)ブロック410、サイズNの逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック415、並列・直列(P-to-S)ブロック420、周期的プレフィックス(cyclic prefix)追加ブロック425及び上向きコンバータ(UC)430を含む。受信経路回路450は、下向きコンバータ(DC)455、周期的プレフィックス除去ブロック460、直列・並列(S-to-P)ブロック465、サイズNの高速フーリエ変換(FFT)ブロック470、並列・直列(P-to-S)ブロック475、並びにチャネルデコーディング及び復調ブロック480を含む。
図4A(400)及び図4B(450)の構成要素のうち少なくとも一部は、ソフトウェアを介しても具現され、他の構成要素は、設定可能なハードウェア、あるいはソフトウェアと、設定可能ハードウェアとの混合を介しても具現される。特に、本開示において記述されるFFTブロック及びIFFTブロックは、設定可能ソフトウェアアルゴリズムとしても具現され、ここで、サイズNの値は、具現例によっても変更されるということを知らなければならない。
また、本開示が、高速フーリエ変換及び逆高速フーリエ変換を具現する実施形態を志向しているものの、それは、例示であるのみ、本開示の範囲を限定するものであると解釈されることがあってはならないのである。本開示の他の実施形態において、高速フーリエ変換関数と逆高速フーリエ変換関数とが、離散フーリエ変換(DFT)関数及び逆離散フーリエ変換(IDFT)関数にそれぞれ容易に代替されうるということを知ることができるであろう。DFT関数及びIDFT関数において、変数Nの値は、任意の整数(すなわち、1、4、3、4など)でもあり、FFT関数及びIFFT関数において、変数Nの値は、2の冪数である整数(すなわち、1、2、4、8、16など)でもあることを予想することができる。
伝送経路回路400において、チャネルコーディング及び変調ブロック405は、情報ビットの集合を受信し、コーディング(例えば、LDPCコーディング)を適用し、入力ビットを変調し(例えば、QPSK(quadrature phase shift keying)やQAM(quadrature amplitude modulation))、周波数ドメイン変調シンボルのシーケンスを生成する。直列・並列ブロック410は、NがBS 102及びUE 116に使用されるIFFT/FFTサイズであるとき、N個の並列シンボルストリームを生成するために、直列変調されたシンボルを並列データに変換する(すなわち、逆多重化する)。サイズNのIFFTブロック415は、N個の並列シンボルストリームにIFFT演算を行い、時間ドメイン出力信号を生成する。並列・直列ブロック420は、直列時間ドメイン信号を生成するために、サイズNであるIFFTブロック415から、並列時間ドメイン出力シンボルを変換する(多重化する)。周期的プレフィックス追加ブロック425は、時間ドメイン信号に、周期的プレフィックスを挿入する。最後に、上向きコンバータ430は、周期的プレフィックス追加ブロック425の出力を、無線チャネルを介する伝送のためのRF周波数に変調する(上向き変換する)。前記信号は、RF周波数に変換する前、基底帯域でフィルタリングされうる。
伝送されたRF信号は、無線チャネルを通過した後、UE 116に逹し、gNB 102における動作に対して逆動作が遂行される。下向きコンバータ455は、受信された信号を基底帯域周波数に下向き変換し、周期的プレフィックス除去ブロック460は、周期的プレフィックスを除去し、直列時間ドメイン基底帯域信号を生成する。直列・並列ブロック465は、時間ドメイン基底帯域信号を、並列時間ドメイン信号に変換する。サイズNのFETブロック470は、FFTアルゴリズムを遂行し、N個の並列周波数ドメイン信号を生成する。並列・直列ブロック475は、並列周波数ドメイン信号を、変調されたデータシンボルのシーケンスに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック480は、変調されたシンボルを復調及びデコーディングし、本来の入力データストリームを復旧する。
gNB 101-103それぞれは、ユーザ機器111-116へのダウンリンク伝送と類似した送信経路を具現することができ、ユーザ機器111-116からのアップリンク受信と類似した受信経路を具現することができる。同様に、ユーザ機器111-116それぞれが、gNB 101-103へのアップリンク伝送のための構造に相応する送信経路を具現し、gNB 101-103からのダウンリンク受信のための構造に相応する受信経路を具現することができる。
5G通信システム使用ケースが識別及び記述されている。そのような使用ケースは、大体3個の互いに異なるグループにも分類される。一例において、eMBB(enhanced mobile broadband)は、高いビット率(bits/sec)要件、より厳格ではない待機時間及び信頼度要件と関係があると判断される。他の例において、URLL(ultr areliable and low latency)は、さらに厳格ではないビット率要件を有すると判断される。さらに他の例において、mMTC(massive machine type communication)は、多数の装置が平方キロメートル当たり、十万ないし百万個ほどあり得るが、信頼度/処理率(throughput)/待機時間は、より厳格ではないと判断される。そのようなシナリオは、バッテリ消費が可能な限り最小化されなければならないという点において、電力効率性必要要件をさらに伴うことになる。
通信システムは、基地局(BS)またはNode Bのような伝送地点からユーザ装置(UE)に信号を伝達するダウンリンク(DL)と、UEから、Node Bのような受信地点に信号を伝達するアップリンク(UL)とを含む。一般的に、端末やモバイルステーションとも呼ばれるUEは、固定されるか、あるいは移動型でもあり、携帯電話、パーソナルコンピュータ装置または自動化装置でもある。一般的に、固定ステーションであるeNode Bは、アクセスポイント、またはある他の相応する用語によっても呼ばれる。LTEシステムにおいて、Node Bは、一般的にeNode Bと称される。
LTEシステムのような通信システムにおいて、DL信号は、情報コンテンツを伝達するデータ信号、DL制御情報(DCI)を伝達する制御信号、及びパイロット信号とも知られた基準信号(RS)を含んでもよい。eNode Bは、物理的DL共有チャネル(PDSCH)を介してデータ情報を伝送する。eNode Bは、物理的DL制御チャネル(PDCCH)や、改善されたPDCCH(EPDCCH)を介してDCIを伝送する。
eNode Bは、物理的ハイブリッドARQ指示子チャネル(PHICH)を介し、UEからのデータ伝送ブロック(TB)に応答し、承認情報を伝送する。eNode Bは、UE-共通RS(CRS)、チャネル状態情報RS(CSI-RS)及び復調RS(DMRS)を含むさまざまな類型のRSのうち1以上を伝送する。CRSは、DLシステム帯域幅(BW)を介して伝送され、UEにより、データや制御情報を復調したり、計測を行ったりするためのチャネル推定値の獲得にも使用される。CRSオーバーヘッドを減らすために、eNode Bは、時間ドメイン及び/または周波数ドメインにおいて、CRSより小さい密度を有したCSI-RSを伝送することができる。DMRSは、各自のPDSCHやEPDCCHのBWにおいてのみ伝送され、UE 114は、DMRSを使用し、PDSCHやEPDCCHのそれぞれにおけるデータや制御情報を復調することができる。DLチャネルの伝送時間インターバルは、サブフレームと称され、例えば、1ミリ秒の持続期間を有することができる。
DL信号は、また、システム制御情報を搬送する論理チャネルの伝送を含む。BCCHは、DL信号がマスター情報ブロック(MIB)を搬送するときは、ブロードキャストチャネル(BCH)と称するか、あるいはDL信号がシステム情報ブロック(SIB)を搬送するときは、DL共有チャネル(DL-SCH)と称する伝送チャネルにマッピングされる。ほとんどのシステム情報は、DL-SCHを利用して伝送される多様なSIBに含まれる。1サブフレーム内DL-SCH上のシステム情報の存在は、システム情報RNTI(SI-RNTI)、及びスクランブリングされた周期的重複チェック(CRC)と共に、コードワードを搬送する当該PDCCHの伝送を介しても指示される。それとは異なり、SIB伝送のためのスケジューリング情報は、初期SIB内にも提供され、最初SIB(SIB-1)のスケジューリング情報は、MIBを介しても提供される。
DL資源割り当ては、サブフレーム単位で、物理的資源ブロック(PRB)のグループにもなされる。伝送BWは、資源ブロック(RB)と呼ばれる周波数資源ユニットを含む。それぞれのRBは、
サブキャリア、または12資源要素(RE)のようなREを含む。1サブフレームにわたる1RBの単位をPRBと称する。UEには、PDSCH伝送BWにつき、総
個のREに対するM
PDSCH個のRBが割り当てられうる。
UL信号は、データ情報を搬送するデータ信号、UL制御情報(UCI)を搬送する制御信号、及びULRSを含んでもよい。ULRSは、DMRS及びサウンディングRS(SRS)を含む。UEは、各自のPUSCHまたはPUCCHのBWないにおいてのみDMRSを伝送する。eNode Bは、DMRSを利用し、データ信号やUCI信号を復調することができる。UEは、eNode BにULCSIを提供するために、SRSを伝送する。UEは、それぞれの物理的UL共有チャネル(PUSCH)や物理的UL制御チャネル(PUCCH)を介し、データ情報やUCIを伝送する。UEがデータ情報及びUCIを等しいULサブフレームを介して伝送しなければならない場合、UEは、その二つをPUSCH内で多重化することができる。UCIは、データPDSCHを介し、データTBに対する正しい(ACK)というか、あるいは間違っている(NACK)という検出を示すハイブリッド自動反復要請確認(HARQ-ACK)情報、UE 114が自体のバッファ内にデータを有するか否かということを示すスケジューリング要請(SR)、ランク指示子(RI)及びeNode Bが、UEへのPDSCH伝送のためのリンク適応を行うことを可能にするチャネル状態情報(CSI)を含む。半永久的にスケジューリングされたPDSCHの解除を示すPDCCH/EPDCCH検出により、UEにより、HARQ-ACK情報も伝送される。
ULサブフレームは、2つのスロットを含む。それぞれのスロットは、データ情報、UCI、DMRSまたはSRSを伝送するための
を含む。ULシステムBWの周波数資源単位は、RBである。UEには、伝送BWのための総
個のREに対するN
RB個のRBが割り当てられる。PUCCHにつき、N
RB=1である。最後のサブフレームシンボルは1以上のUEからのSRS伝送の多重化にも使用される。データ/UCI/DMRS伝送に使用可能なサブフレームシンボルの個数は、
であり、ここで、N
SRS=1は、最後のサブフレームシンボルがSRSを伝送するのに使用される場合であり、他の場合、N
SRS=0である。
図5は、本開示の実施形態によるサブフレーム内PDSCHのための送信器ブロック図500を図示する。図5に図示された送信器ブロック図500の実施形態は、ただ例示のためのものである。図5は、送信器ブロック図500のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
図5に図示されているように、情報ビット510がターボエンコーダのようなエンコーダ520によってエンコーディングされ、例えば、直交位相シフトキーイング(QPSK)変調を利用する変調器530によって変調される。直列・並列(S/P)変換器540は、M個の変調シンボルを生成し、次に、そのシンボルをマッパ550に提供して割り当てられたPDSCH伝送BWにつき、伝送BW選択ユニット555が選択したREにマッピングされるようにし、ユニット560は、逆高速フーリエ変換(IFFT)を適用し、その出力は、並列・直列(P/S)変換器570を介して直列化され、時間ドメイン信号に生成され、フィルタ580によるフィルタリングが適用された後、信号が伝送される(590)。データスクランブリング、循環プレフィックス挿入、タイムウィンドウイング(time windowing)、インターリービング、及びその他追加機能が、該技術分野に周知されているが、簡潔さのために図示されていない。
図6は、本開示の実施形態によるサブフレーム内PDSCHに係わる受信器ブロック図600を図示する。図6に図示された図面600の実施形態は、ただ例示のためのものである。図6は、図面600のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
図6に図示されているように、受信された信号610が、フィルタ620によってフィルタリングされ、割り当てられた受信BWに係わるRE 630がBW選択器635によって選択され、ユニット640が高速フーリエ変換(FFT)を適用し、並列・直列変換器650を介し、出力が直列化される。次に、復調器660が、DMRS(図示せず)またはCRS(図示せず)から獲得したチャネル推定値を適用し、データシンボルを一貫されるように復調し、ターボデコーダのようなデコーダ670が復調されたデータをデコーディングし、情報データビットの推定値680を提供する。タイムウィンドウイング、周期的プレフィックス除去、デスクランブリング、チャネル推定及びデインターリービングのような追加的な機能は、簡潔性のために図示されていない。
図7は、本開示の実施形態によるサブフレーム内PUSCHのための送信器ブロック図700を図示する。図7に図示されたブロック図700の実施形態は、ただ例示のためのものである。図7は、ブロック図700のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
図7に図示されているように、情報ビット710が、ターボエンコーダのようなエンコーダ720によってエンコーディングされ、変調器730によって変調される。離散フーリエ変換(DFT)ユニット740が、変調されたデータビットにDFTを適用し、割り当てられたPUSCH伝送BWに対応するRE 750が、伝送BW選択ユニット755によって選択され、ユニット760がIFFTを適用し、周期的プレフィックス挿入(図示せず)後、フィルタ770を介し、フィルタリングが適用された後、信号が伝送される(780)。
図8は、本開示の実施形態によるサブフレーム内PUSCHのための受信器ブロック図800を図示する。図8に図示されたブロック図800の実施形態は、ただ例示のためのものである。図8は、ブロック図800のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
図8に図示されているように、受信された信号810は、フィルタ820によってフィルタリングされる。次に、周期的プレフィックスが除去された後(図示せず)、ユニット830がFFTを適用し、割り当てられたPUSCH受信BWに対応するRE 840が受信BW選択器845によって選択され、ユニット850が、逆DFT(IDFT)を適用し、復調器860がDMRS(図示せず)から獲得したチャネル推定値を適用し、データシンボルを一貫されるように復調し、ターボデコーダのようなデコーダ870が、復調されたデータをデコーディングし、情報データビットの推定値880を提供する。
次世代セルラシステムにおいては、LTEシステムの能力を超える多様な使用ケースが考察される。5Gまたは5世代セルラシステムと呼ばれる、6GHz未満及び6GHz以上(例えば、mmWave体制)で作動することができるシステムが、そのような要件のうちの一つになる。3GPP TR 22.891において、745G使用ケースが確認されて記述された。そのような使用ケースは、大体3個の互いに異なるグループに分類されうる。第1グループは、「改善されたモバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)と呼ばれ、さらに厳格ではない待機時間及び信頼性の要件を有する高いデータ速度のサービスをターゲットにする。第2グループは、「URLL(ultra-reliable and low latency)」と呼ばれ、さらに厳格ではないデータ速度要件を有するが、待機時間については、寛大さがさらに小さいアプリケーションをターゲットにする。第3グループは、「mMTC(massive MTC)」と呼ばれながら、さらに厳格ではない信頼性、データ速度及び待機時間の要件を有する平方キロメートル当たり百万個のような多数の低電力装置連結をターゲットにする。
5Gネットワークが、そのような多様なサービス品質(QoS)を有した多様なサービスを支援するために、ネットワークスライシングと呼ばれる1つの方法が3GPP仕様内で確認された。DL-SCHにおいて、PHY資源を効率的に活用し、(異なる資源割り当てスキーム、数秘学及びスケジューリング戦略を有する)多様なスライスを多重化するために、融通性あり、自己充足的なフレームまたはサブフレームの設計が使用される。
図9は、本開示の実施形態による例示的2枚のスライス900の多重化を図示する。図9に図示された2枚のスライス900の多重化に係わる実施形態は、ただ例示のためのものである。図9は、2枚のスライス900の多重化に係わるある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
共通するサブフレーム内またはフレーム内の2枚のスライスを多重化する2つの例示的インスタンスが図9に図示される。そのような例示的実施形態において、1枚のスライスは、1または2の伝送インスタンスによっても構成され、1つの伝送インスタンスは、例えば、制御(CTRL)成分920a,960a,960b,920bまたは960c、及び、例えば、データ成分930a,970a,970b,930bまたは970cを含む。一実施形態910において、2枚のスライスは、周波数ドメインで多重化される一方、一実施形態950において、2枚のスライスは、時間ドメインで多重化される。この2枚のスライスは、互いに異なる数秘学集合(sets of numerology)と共に伝送されうる。
3GPP仕様は、gNBが多数(64個または128個など)のアンテナ素子を備えさせる最大32個のCSI-RSアンテナポートを支援する。その場合、複数のアンテナ素子が、1つのCSI-RSポート上にマッピングされる。5Gのような次世代セルラシステムにつき、最大数のCSI-RSポートは、そのまま維持されるか、あるいは増加しうる。
図10は、本開示の実施形態による例示的アンテナブロック1000を図示する。図10に図示されたアンテナブロック1000の実施形態は、ただ例示のためのものである。図10は、アンテナブロック1000のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
mmWave帯域において、アンテナ素子の個数は、与えられた形態因子(form factor)に比べても多いが、CSI-RSポートの個数(デジタル前置コーディングされたポートの個数に該当しうる)は、図10に例示されているように、ハードウェア拘束要件(多数のADC/DACをmmWave周波数帯にインストールする可能性など)によって制限される傾向がある。その場合、1つのCSI-RSポートがアナログ位相シフタのバンクによっても制御される多数のアンテナ素子上にマッピングされる。1つのCSI-RSポートは、アナログビームフォーミングを介し、狭いアナログビームを生成する1つのサブアレイにも対応する。そのようなアナログビームは、シンボルまたはサブフレームにわたり、位相シフタバンク(phase shifter bank)を可変とすることにより、広い範囲の角度にわたってスウィーピングするようにも設定される。サブアレイの個数(RFチェーンの個数に該当する)は、CSI-RSポートの個数(NCSI-PORT)と同一である。デジタルビームフォーミングユニットは、前置コーディング利得をさらに高めるために、NCSI-PORT個のアナログビームにわたる線形組み合わせを行う。アナログビームは、広帯域であるが(従って、周波数選択性はない)、デジタル前置コーディングは、周波数サブ帯域や資源ブロックにわたって可変になりうる。
例示的内容、及び以下の実施形態は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)またはOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)を仮定するが、本開示は、F-OFDM(filtered OFDM)のような他のOFDM基盤伝送波形または多重化アクセス方式にも拡張される。
図11は、本開示の実施形態による例示的なネットワーク構成1100を図示する。図11に図示されたネットワーク構成1100の実施形態は、ただ例示のためのものである。図11は、構成1100のある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
5Gネットワークがそのような多様なサービス品質(QoS)を有した多様なサービスを支援するために、ネットワークスライシングと呼ばれる1つの方式が、3GPP仕様内で確認された。
図11で図示されているように、事業者のネットワーク1110は、gNB 1130a、小型セル基地局(femto/pico gNBまたはWi-Fiアクセスポイント)1135a及び1135bのようなネットワーク機器と結び付けられる多数の無線アクセスネットワーク1120(RAN)を含む。ネットワーク1110は、多様なサービスを支援することができ、そのそれぞれをスライスと表現する。
該例において、URLLスライス1140aは、車両1145a、トラック1145c、スマートウォッチ1145a及びスマートめがね1145dをサービスする。2つのmMTCスライス1150a及び550bは、電力測定器555b及び温度制御ボックス1155bのようなmMTCサービスを必要とするUEをサービスする。1枚のeMBBスライス1160aは、セルフォン1165a、ラップトップ1165b及びタブレット1165cのようなeMBBサービスを必要すとるUEをサービスする。2枚のスライドによって構成された機器も予想されうる。
図12は、本開示の実施形態による例示的アンテナポートレイアウト1200を図示する。図12に図示されたアンテナポートレイアウト1200の実施形態は、ただ例示のためのものである。図12は、ある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
本開示においては、N1及びN2が、それぞれ第1次元及び第2次元と、同一極性を有するアンテナポートの個数と仮定する。2Dアンテナポートレイアウトにおいては、N1>1、N2>1であり、1Dアンテナポートレイアウトにおいては、N1>1そしてN2=1である。従って、双極性(dual-polarized)アンテナポートレイアウトにおいて、アンテナポート総数は、2N1N2になる。一例示が、図12に図示される。
一実施形態において、ランク1-2高解像度(例えば、タイプII)CSI報告のためのデュアルステージW=W1W2コードブックが支援され、ここで、W1コードブックは、一定間隔の(N1,N2)DFTビームを含む直交ベース集合を、選択された直交ベース集合内N1N2DFTビーム内で自由にL個のビームを、2L係数(L個のビーム及び2極性)において最も強い係数を、そして残り(2L-10個の係数のWB振幅を選択するのに使用される。そのような実施形態において、L∈{2,3,4}は、上位階層にも設定される。該選択は、WB、すなわち、CSI報告について設定された全てのSBに共通するWBである。選択されたL個のビームは、全階層、及び2つの極性について共通するが(すなわち、ビームが階層共通的に極性共通的)、最も強い係数、及びWB振幅選択は、それぞれの階層ごとに独立的している(すなわち、階層に固有である)。
一実施形態において、W2コードブックは、階層ごとに独立して選択されたL個のビームを線形的に結合する(合わせる)ところに使用される。そのような係数を結合したところに係わるSB振幅及びSB位相がそれぞれ報告され、このとき、SB振幅報告は、上位階層シグナリングパラメータであるsubbandamplitudeを介し、ターンオン/オフされうる。
階層1に係わる前置コーディングベクトルが次のように与えられる:
ここで、
は、ビームi及び階層lに係わるWB振幅係数、SB振幅係数及びSB位相係数に該当し、インデックス
は、ビームi=0,1,K,L-1につき、
と与えられ、その数量v
l,m(DFTビーム)は、次のように与えられる:
このとき、ランクR前置コーディング行列(その列(columns)が、階層l=1、2、… …、Rに係わる前置コーディングベクトルに相当する)が、
で与えられる。
前置コーディング行列Wは、UEが報告するタイプII CSI内にも含まれるPMIと指示される。
2個のRxアンテナを使用するUEにおいて、タイプII CSIの平均システム性能がタイプICSIより大きい(平均ユーザ処理率(throughput)の最大30%まで)。UEにおける4個のRxアンテナと係わり(それは、NR配備において、一般的であると予想される)、UEがさらに高い(すなわち、ランク3-4)タイプII CSIを報告することができるので、利得がはるかに大きいであろうと予想される。しかし、ランク>2に係わるタイプII CSIコードブックの単純拡張は、かなり大きいCSI報告ペイロードを有し、それは、タイプII CSIを伝達するUCIが利用することができる資源には適さないのである。従って、相当なシステム性能を保証しながらも、さらに低いペイロード、例えば、ランク2に匹敵するペイロード)ランク>2タイプII CSIコードブックを設計することが望ましい。
本開示は、そのような目的を達成するために使用されうる一部の例示的実施形態/構成要素を提案する。開示の残り部分において、ランクR CSIは、伝送のためのR個の階層(階層1、階層2、…、階層R)を取って導出/獲得されるCSIに該当する。
実施形態1において、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(例えば、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、ランク1-2 CSIを報告するためのコードブックは、NR仕様タイプIIランク1-2 CSIコードブックに該当し、ランク>2 CSIを報告するためのコードブックは、以下の代案のうち少なくとも一つに該当する。
代案(Alt)1-1の一例において、ランク3-4タイプII CSIを報告するためのコードブックは、NRタイプIランク3-4 CSIコードブックに該当し、ランク5-8タイプII CSI報告は、支援されない。
代案1-2の一例において、ランク3-4タイプII CSIを報告するためのコードブックは、NRタイプIランク3-4 CSIコードブックに該当するが、16個未満のポートに係わるNR Rel.15タイプIランク3-4 CSIコードブックが16個未満のポート、及び16個以上のポートのいずれにも使用されるということは、例外とし、ランク5-8タイプII CSI報告は、支援されない。
代案1-3の一例において、ランク3-8タイプII CSIを報告するためのコードブックは、NRタイプIランク3-8 CSIコードブックに該当する。
代案1-4の一例において、ランク3-8タイプII CSIを報告するためのコードブックは、NRタイプIランク3-8 CSIコードブックに該当するが、16個未満のポートに係わるNR Rel.15タイプIランク3-4 CSIコードブックが16個未満のポート、及び16個以上のポートのいずれにも使用されるということは、例外にする。
代案1-5の一例において、ランク3-4タイプII CSIを報告するためのコードブックは、本開示で後で提案されるランク3-4コードブックに該当し、ランク5-8タイプII CSI報告は、支援されない。
代案1-6の一例において、ランク3-4タイプII CSIを報告するためのコードブックは、本開示で後で提案されるランク3-4コードブックに該当し、ランク5-8タイプII CSIを報告するためのコードブックは、NRタイプIランク5-8 CSIコードブックに該当する。
代案1-7の一例において、ランク3-8タイプII CSIを報告するためのコードブックは、本開示で後で提案されるランク3-8コードブックに該当する。
実施形態2において、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(別名として、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、デュアルステージW=W1W2であり、第1ステージ(W1)は、次のような代案のうち少なくとも一つにより、線形結合/和(LC)に係わるビーム(例えば、DFTビーム
)を選択する。
代案2-1(階層固有のビーム選択)の一例においては、それぞれの階層ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのM個のビームが選択される。
代案2-1-1の1つの場合において、M個のビームが、全階層について共通するL個のビーム(L≧M)から選択され、N1N2ビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,...,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたM個のビームを示す。
代案2-1-2の1つの場合において、N1N2ビームを含む直交DFTベースからL=M個のビームが選択される。一例において、PMIインデックス/は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,1は、階層1,2,…,vそれぞれについて選択されたM個のビームを示す。
代案2-1A(階層固有のビーム選択)の一例においては、それぞれの階層lごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのMl個のビームが選択される。
代案2-1A-1の1つの場合において、Ml個のビームが、全階層について共通するL個のビーム(L≧Ml)から選択され、N1N2ビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,...,i1,2,vは、階層1,2,…,R=vそれぞれについて選択されたMl個のビームを示す。
代案2-1A-2の1つの場合において、N1N2ビームを含む直交DFTベースからM1個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,...,i1,2,vは、階層1,2,…,R=vそれぞれについて選択されたMl個のビームを示す。
代案2-2(階層・対(layer-pair)固有のビーム選択)の一例においては、連続階層(i,i+1)に係わるそれぞれの対ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのM個のビームが選択される。
代案2-2-1の1つの場合において、M個のビームが、連続階層の全ての対について共通するL個のビーム(L≧M
l)から選択され、N1N2ビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi
1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi
1,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2)、(3,4)、…、それぞれについて選択されたM個のビームを示す。
代案2-2-2の1つの場合において、N1N2ビームを含む直交DFTベースからL=M個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi
1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2)、(3,4)、…、それぞれについて選択されたM個のビームを示す。
代案2-2A(階層・対固有のビーム選択)の一例においては、連続階層(i,i+1)に係わるそれぞれの対(l)ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのM1個のビームが選択される。
代案2-2A-1の1つの場合において、M
l個のビームが、連続階層の全ての対について共通するL個のビーム(L≧M
l)から選択され、N1N2ビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi
1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi
1,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2)、(3,4)、…、それぞれについて選択されたM
l個のビームを示す。
代案2-2A-2の1つの場合において、N1N2ビームを含む直交DFTベースからM1個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi
1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2)、(3,4)、…、それぞれについて選択されたM
l個のビームを示す。
代案2-3(階層共通のビーム選択)の一例においては、全階層につき、N1N2個のビームを含む直交DFTベースから、LCについてM=L個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2は、L個のビームを示す。代案2-1-2、代案2-2-2及び代案2-3につき、値L=Mは、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。代案2-1-1及び代案2-2-1につき、値L及びMは、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。代案2-1A-1及び代案2-2A-1につき、値L、及び値の集合{Ml}は、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。それと異なり、代案2-1-1及び代案2-2-1につき、値Lは、上位階層に設定され、Mは、固定されるか、あるいはUEによって報告される。それと異なり、代案2-1A-1及び代案2-2A-1につき、値Lは、上位階層に設定され、値の集合{Ml}は、固定されるか、あるいはUEによって報告される。
一例において、値Mは、ランクによって左右される。例えば、Mは、ランクによって低減される:ランク1-2についてM=L∈{2,3,4}であり、ランク3-4についてM=2であり、ランク5-8についてM=1である。
他の例において、Mビームに係わる選択は、WBだあり、すなわち、CSI報告のために設定された全てのSBについて共通するM個のビームが選択される。他の例において、Mビームに係わる選択は、SBごとになされ、すなわち、それぞれのSBごとに、M個のビームが選択される。
一例において、代案2-1A及び代案2-2Aにつき、値の集合{M
l}は、例えば、αが固定される場合、
になり、L
maxがランク2 CSI報告のためのLの最大値である場合、α=2L
maxになるようにする。
他の例において、代案2-1A及び代案2-2Aにつき、値の集合{M
l}は、例えば、αが固定される場合、
になり、L
maxがランク2 CSI報告のためのLの最大値である場合、α=2L
maxになるようにし、M
l>M
m for l<mである。
1つの下位実施形態2-1において、第1ステージ(W1)は、代案2-1,2-2,2-1A,2-2A及び/または2-3の組み合わせに基づき、ビームを選択する。例えば、階層の部分集合(S1)に係わるビーム選択は、代案Xにより、他の階層の部分集合(S2)に係わるビーム選択は、代案Yによる。一部例は、次の通りである。
例2-1である一例において、S1={1,2}、S2={3,4}、X=2-3、そしてY=2-1または2-1Aである。
例2-2である一例において、S1={1,2}、S2={3,4}、X=2-1または2-1Aであり、Y=2-3である。
例2-3である一例において、S1={1,2}、S2={3、8}、X=2-3、そしてY=2-1または2-1Aである。
例2-4である一例において、S1={1,2}、S2={3、8}、X=2-1または2-1Aであり、Y=2-3である。
1つの下位実施形態2-2において、第1ステージ(W1)は、値Lに基づき、ビームを選択する。L=aである場合、ビーム選択は、代案2-2-2による、すなわち、それぞれの連続階層・対(i,i+1)ごとに、独自にL個のビームが選択され、L>aである場合、代案2-3により、すなわち、全階層について共通するビームが選択される。
一例において、ランク3-4タイプII CSI報告のために、L=2である場合、ビーム選択は、代案2-2-2により、すなわち、階層・対(1,2)及び(3,4)それぞれにつき、独自にL=2個のビームが選択され、L=3-4である場合、代案2-3により、すなわち、全階層(1,2,3,4)について共通するビームが選択される。
実施形態3において、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(例えば、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、デュアルステージW=W1W2であり、第2ステージ(W2)は、次のような代案のうち少なくとも一つにより、線形結合/和のための係数(例えば、WB振幅係数
、SB振幅係数
及び/またはSB位相係数
)を選択する。
代案3-1の一例において、LCのためのビーム(例えば、DFTビーム
)の個数は、階層にわたって同一であり、それにより、LCのための係数の個数(ビームの個数の2倍に相当する)も、また階層にわたって同一である。それは、結局、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が、各階層ごとに同一であるということを意味する。
代案3-2の一例において、LCのためのビーム(例えば、DFTビーム
)の個数は、階層にわたって異なり、それにより、LCのための係数の個数(ビームの個数の2倍に相当する)も、また階層にわたっても異なる。それは、結局、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が各階層にわたって可変になりうるということを意味する。
LCのためのビームの個数は、2つのアンテナ極性について同一であると前提されること(すなわち、数式1の2つの合算式それぞれの項の個数が同一であると前提される)を知らなければならない。
1つの下位実施形態3-1において、L=aである場合、LCのためのビームの個数は、代案3-1により、L>aである場合には、代案3-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、L=2である場合、LCのためのビームの個数は、代案3-1により、L>2(例えば、3-4)である場合には、代案3-2による。
niが階層iの前置コーディングベクトルを得るために線形的に結合される(合わせられる)ビームの個数であると言うことができる。
1つの下位実施形態3-2において、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、ビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、αは、固定される。例えば、R>2についてα=8であり、それは、ランク2に係わるビームの総数の最大値に該当する(L=4に相当する)。
一例において、ビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、n1≧n2≧…≧nRである。
R=3-8及びL=2-4に係わる例が、表1及び表2に見られる。L=2において、ビームの個数に係わる唯一の仮説/候補だけが存在し(代案3-1に該当する)、L=3-4については、インデックスIと指示される多数の仮説/候補が存在する。インデックスIは、以下の代案のうち少なくとも一つによって決定される。
代案3-2-1の一例において、ただ1つのインデックスIが支援される。1つの場合、ランク3-4につき、L=2:I=3である。他の場合、ランク3につき、L=3:I=2であり、ランク4につき、I=3である。さらに他の場合、ランク3につき、L=4:I=2であり、ランク4につき、I=3である。
代案3-2-2の一例において、UEは、選好するインデックスIを報告する。そのような例において、そのような報告は、WB方式により、他のWB PMIインデックス(例えば、i1,3,l)と共同に、あるいは新たなWB PMI(例えば、i1,5,l)によってなる。他の例において、そのような報告は、SBごとに、他のSB PMIインデックス(例えば、i2,1,l)と共同に、あるいは新たなSB PMI(例えば、i2,3,l)によってなる。
代案3-2-3の一例において、インデックスIは、(例えば、上位階層RRCシグナリングを介して)他の上位階層パラメータ(例えば、L)と共同に、あるいは新たな上位階層パラメータ(例えば、beamAllocation)として設定される。
変形例として、ビームの数に係わる候補/仮説の集合は、全ての可能な候補の部分集合である。そのような部分集合は、固定されるか、あるいは上位階層にも設定される。該部分集合が最大2個の仮説を含む一例は、次の通りである。
一例において、ランク3につき、L=3:I=2であり、ランク4につき、I={2,3}である。他の例において、ランク3につき、L=4:I={1,2}であり、ランク4につき、I={2,3}である。
1つの下位実施形態3-3において、UEは、以下の代案のうち少なくとも一つにより、階層iに係わるni個のビームのインデックスを報告する。
代案3-3-1の一例:UEは、代案2-1-2、代案2-2-2または代案2-3により、L個のビームを選択(及び報告)し、その後、階層iにつき、L個の選択されたビームのうちM=ni個のビームを選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたM=ni個のビームを示す。
代案3-3-2の一例において、階層iにつき、UEは、代案2-1-1または代案2-2-1により、直接M=ni個のビームを選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたM=ni個のビームを示す。
実施形態4において、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(例えば、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、デュアルステージW=W1W2であり、第2ステージ(W2)は、次のような代案のうち少なくとも一つにより、線形結合/和のための係数(例えば、WB振幅係数
、SB振幅係数
及び/またはSB位相係数
)を選択する。
代案4-1の一例において、LCのための係数の個数は、階層にわたって同一である。それは、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が、各階層に同一であるということを意味する。
代案4-2の一例において、LCのための係数の個数は、階層にわたっても異なっている。それは、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が各階層にわたって可変になりうるということを意味する。LCのためのビームの個数は、2つのアンテナ極性について異なりうるということ(すなわち、数式1の2つの合算式それぞれの項の個数が異なりうる)と知らなければならない。
1つの下位実施形態4-1において、L≦aである場合、LCのための係数の個数は、代案4-1により、L>aである場合には、代案4-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、L=2である場合、LCのための係数の個数は、代案4-1により、L>2(例えば、3-4)である場合には、代案4-2による。
miが、階層iの前置コーディングベクトルを得るためのLCのための係数の個数であると言うことができる。
1つの下位実施形態4-2において、ランクRにおいて、同一/同一ではない係数の個数(代案4-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、係数の総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、βは、固定される。例えば、R>2につき、β=14であり、それは、ランク2に係わる係数の総数の最大値に該当する(L=4に相当する)。
一例において、係数の個数は、階層について増加せず、すなわち、m1≧m2≧...≧mRである。
R=3-4及びL=2-4に係わる例が、表3及び表4に見られる。L=2において、係数の個数に係わる唯一の仮説/候補だけが存在し(代案4-1に該当する)、L=3-4については、インデックスIと指示される多数の仮説/候補が存在する。インデックスIは、以下の代案のうち少なくとも一つによって決定される。
代案4-2-1の一例において、ただ1つのインデックスIが支援される。例えば、ランク3につき、L=2:I=7であり、ランク4につき、I=16であり、ランク3につき、L=3:I=6であり、ランク4につき、I=15であり、ランク3につき、L=4:I=6であり、ランク4につき、I=15である。
代案4-2-2の一例において、UEは、選好するインデックスIを報告する。一例において、そのような報告は、WB方式により、他のWB PMIインデックス(例えば、i1,3,l)と共同に、あるいは新たなWB PMI(例えば、i1,5,l)によってなる。他の例において、そのような報告は、SBごとに、他のSB PMIインデックス(例えば、i2,1,l)と共同に、あるいは新たなSB PMI(例えば、i2,3,l)によってなる。
代案4-2-3の一例において、インデックスIは、(例えば、上位階層RRCシグナリングを介して)他の上位階層パラメータ(例えば、L)と共同に、あるいは新たな上位階層パラメータ(例えば、coefficientAllocation)として設定される。
変形例として、係数の数に係わる候補/仮説の集合は、全ての可能な候補の部分集合である。そのような部分集合は、固定されるか、あるいは上位階層にも設定される。該部分集合が最大8個の仮説を含む一例は、次の通りである。
一例において、ランク3につき、L=3:I=6であり、ランク4につき、I={6,7,10,12-15}である。他の例において、ランク3につき、L=4:I={0-6}であり、ランク4につき、I={8-15}である。
R=5-8及びL=2-4に係わる他の例が、表5及び表6に見られる。多数の候補/仮説が可能である場合、それらのうち一つは、代案4-2-1,4-2-2及び4-2-3のうち少なくとも一つによって決定される。
1つの下位実施形態4-3において、UEは、以下の代案のうち少なくとも一つにより、階層iに係わるmi個の係数のインデックスを報告する。
代案4-3-1の一例:UEは、代案2-1-2、代案2-2-2または代案2-3により、L個のビームを選択(及び報告)し、その後、階層iにつき、2L個の係数のうちmi個の係数を選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2(または、i1,2,0)は、L個のビームを示し、PMIインデックスi1,3,1,i1,3,2,…,i1,3,v(または、i1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,v)は、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたmi個の係数を示す。
代案4-3-2の一例において、階層iにつき、UEは、(代案2-1-1または代案2-2-1と類似する)2N1N2係数のうちから、直接mi個の係数を選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,v(または、i1,3,1,i1,3,2,…,i1,3,v)は、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたni個の係数を示す。
実施形態1/2/3/4の変形例である一実施形態Aにおいて、UEは、階層lに係わる前置コーディングベクトルが
で与えられるポート選択と共に、タイプII CSI報告のために「TypeII-PortSelection」に設定された上位階層パラメータCodebookTypeに設定され、ここで、
前述のところで定義された通りであり、v
mは、元素(mmodP
CSI-RS/2)に値1を含み、他のところにおいては、0を含む(第1元素は、元素0である)P
CSI-RS/2元素列(column)ベクトルである。ベクトルv
mは、P
CSI-RS/2個のアンテナポートのうち1個を選択する選択ベクトルであり、このとき、P
CSI-RSは、CSI-RSポートの個数である。アンテナポートが二重極性によってなっていれば、v
mが二重極性アンテナポート対を選択する。それぞれの階層ごとに、極性当たりL個のアンテナポートがインデックスi1,l=q1によって選択され、ここで、
(これは、
個のビットを要する)であり、dの値は、上位階層パラメータPortSelectionSamplingSizeに設定され、このとき、d∈{1,2,3,4}であり、
である。従って、与えられた階層につき、2L個のアンテナポートが選択される。
(前述の)本開示の全ての実施形態(例えば、1/2/3/4)、下位実施形態、代案、及び例は、ビーム選択(数式1の
)を、ポート選択(数式2の
)に置き換えることにより、そのようなポート選択ケースにも拡張される。特に、ポート選択
の実施形態2の拡張は、階層に固有であるか(代案2-1)、階層・対に固有であるか(代案2-2)、あるいは階層に共通する(代案2-3)実施形態にも該当する。同様に、選択されたポートが線形結合される実施形態3の拡張は、階層ごとに同一数のポート(代案3-1)、または階層ごとに同一ではない数のポート(代案3-2)の実施形態にも該当する。同様に、選択されたポートが線形結合される実施形態3の拡張は、階層ごとに同一数の係数(代案3-1)、または階層ごとに同一ではない数の係数(代案3-2)の実施形態にも該当する。実施形態2/3/4/の細部内容は、そのようなポート選択ケースにも即座に適用される。
前述の実施形態は、線形結合基盤タイプII CSI報告フレームワーク(前述のところで考慮される)が、第1アンテナポート次元及び第2アンテナポート次元以外に、周波数次元を含むように拡張されるタイプII CSI報告の拡張例にも適用される。そのような拡張例において、UEは、線形結合基盤タイプII CSI報告フレームワークが、第1アンテナポート次元及び第2アンテナポート次元以外に、周波数次元を含むように拡張される高解像度(例えば、タイプII)CSI報告に設定される。
図13は、本開示の実施形態による例示的DFTビーム1300の3Dグリッドを図示する。図13に図示されたDFTビーム1300の3Dグリッドの実施形態は、ただ例示のためのものである。図13は、ある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
オーバーサンプリングされたDFTビームの3Dグリッドに係わる例示(第1ポート次元(1st port dim.)、第2ポート次元(2nd port dim.)、周波数(freq.)次元(dim.))が図13に図示され、ここで、第1次元は、第1ポート次元と係わり、第2次元は、第2ポート次元と係わり、第3次元は、周波数次元と係わる。
第1ポート次元表現及び第2ポート次元表現のためのベース集合は、それぞれ長さN1及び長さN2、そしてそれぞれオーバーサンプリングファクタ01及び02を有するオーバーサンプリングされたDFTコードブックである。同様に、周波数ドメイン表現(すなわち、第3次元)のためのベース集合は、長さN3及びオーバーサンプリングファクタ03を有するオーバーサンプリングされたDFTコードブックである。一例において、O1=O2=O3=4である。他の例において、オーバーサンプリングファクタ0iは、{2,4,8}に属する。さらに他の例において、01、02及び03のうち少なくとも一つは、上位階層に(RRCシグナリングを介して)設定される。
UEは、改善されたタイプII CSI報告のために、「TypeII-Compression」または「TypeIII」にセッティングされた上位階層パラメータCodebookTypeに設定され、このとき、全てのSB、及び与えられた階層l=1,…,vにつき、前置コーダは、次のように与えられ、vは、関連RI値である:
数式1及び数式2で、N1は、第1アンテナポート次元内アンテナポートの数であり、N2は、第2アンテナポート次元内アンテナポートの数であり、N3は、(CSI報告帯域を含む)PMI報告のためのSBまたは周波数ドメインユニットの個数であり、aiは、2N1N2x1(数式1)またはN1N2x1列ベクトルであり、bkは、N3x1列ベクトルであり、cl,i,kは、複素係数である。
変形例において、サブセットK<2LM係数を報告するとき(Kは、固定されるか、gNBによって設定されるか、あるいはUEによって報告される)、前置コーダ数式1または前置コーダ数式2で、係数c
l,i,mが
で置き換えられ、このとき、係数c
l,i,mが本開示の一部実施形態により、UEによって報告される場合、v
l,i,m=1であり、他の場合(すなわち、c
l,i,mがUEによって報告されない)、v
l,i,m=0である。
vl,i,m=1であるか0であるかということに係わる指示は、長さ2LMのビットマップに基づく。変形例において、前置コーダ数式である数式1または数式2は、それぞれ次のように一般化される:
数式3及び数式4で、与えられたiにつき、ベースベクトルの個数は、Miであり、対応するベースベクトルは、{bi,m}である。Miは、与えられたiにつき、UEが報告する係数cl,i,mの個数であり、Mi≦Mである(ここで、{Mi}またはΣMiは、固定されるか、gNBによって設定されるか、あるいはUEによって報告される)。
W
lの列は、ノルム(norm)1に正規化される。ランクRまたはR階層(v=R)につき、前置コーディング行列は、
で与えられる。数式2が、本開示の残り部分において取られる。本開示の実施形態は、しかし一般的であるので、数式1または数式3または数式4にも適用される。
ここで、L/2N1N2であり、K/N3である。L=2N1N2であるならば、Aは、単位行列であるので、報告されない。同様に、K=N3であるならば、Bは、単位行列であるので、報告されない。L<2N1N2と仮定するとき、一例において、Aの列を報告するためには、オーバーサンプリングされたDFTコードブックが使用される。例えば、ai=vl,mであり、このとき、vl,mの数量は、次のように与えられる:
同様に、K<N3と仮定するとき、一例において、Bの列を報告するためには、オーバーサンプリングされたDFTコードブックが使用される。例えば、b
k=w
kであり、このとき、w
kの数量は、
で与えられる。
他の例において、離散コサイン変換DCTベースが、第3次元に係わるベースBを構築/報告するのに使用される。DCT圧縮行列のm列目は、簡単に
と与えられる。
DCTが実数値の係数に適用されるので、DCTは、それぞれ(チャネルまたはチャネル固有ベクトルの)実数成分と虚数成分とに適用される。それと異なり、DCTは、それぞれ(チャネルまたはチャネル固有ベクトルの)大きさ及び位相成分に適用される。DFTベースまたはDCTベースの使用は、ただ例示的な目的のためのものである。本開示は、A及びBを構築/報告するために、いかなる他のベースベクトルにも適用されうる。
また、他の例において、相互関係基盤のタイプII CSI報告のために、UEは、ポート選択と共に、改善されたタイプII CSI報告のための「TypeII-PortSelection-Compression」または「TypeIII-PortSelection」にセッティングされた上位階層パラメータCodebookTypeに設定され、このとき、全てのSB、及び与えられた階層l=1,…,vに係わる前置コーダは、Wl=AClBHと与えられ、vは、関連RI値であり、N1、N2、N3及びcl,i,kは、行列Aが、ポート選択ベクトルを含むということを除けば、前述のように定義される。
例えば、極性当たりL個のアンテナポート、またはAの列ベクトルが、インデックスq
lによって選択され、ここで、
(これは、
個のビットを要する)であり、dの値は、上位階層パラメータPortSelectionSamplingSizeに設定され、このとき、d∈{1,2,3,4}であり、
である。Aの列を報告するために、ポート選択ベクトルが使用される。例えば、a
i=v
mであり、ここで、数量v
mは、元素(m mod P
CSI-RS/2)に1値を含み、他のところにおいては、0を含む(最初元素は、元素0である)P
CSI-RS/2元素列ベクトルである。
上位レベル上において、前置コーダWlは、次のように記述され、
ここで、A=W
1は、タイプIIコードブック内W
1に対応し、B=W
jである。
行列は、要求される全ての線形組み合わせ係数(例えば、振幅及び位相、または実数または虚数)からなる。
前述の実施形態(例えば、実施形態1-4及び実施形態A)は、周波数ドメイン(FD)のタイプII CSI拡張にも適用されうる。特に、実施形態2-4及び実施形態Aは、それぞれ、以下で説明する実施形態2X-4X及び実施形態AXに拡張される。
実施形態2Xにおいて、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(別名として、タイプII)CSIを報告するように構成され、このとき、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、トリプル(triple)ステージ
であり、第1ステージ(W1)は、以下のような代案、下位代案、または実施形態2の例のうち少なくとも一つにより、線形組み合わせ/合算(LC)するアンテナポートまたは空間ドメイン(SD)ベースベクトルまたはビーム(例えば、DFTビーム
)を選択し、第3ステージ(Wf)は、以下の代案のうち少なくとも一つにより、線形組み合わせ/合算(LC)する周波数ドメイン(FD)ベースベクトルまたはビーム(例えば、DFTビームw
k)を選択する。
代案2X-1(階層固有のビーム選択)の一例においては、それぞれの階層ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのN個のFDベースベクトルまたはビームが選択される。
代案2X-1-1の一例において、N個のビームが、全階層について共通するM個のビーム(M≧N)から選択され、N3個のビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、M個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたN個のビームを示す。
代案2X-1-2の1つの場合において、N3個のビームを含む直交DFTベースから、M=N個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,vそれぞれについて選択されたN個のビームを示す。
代案2X-1A(階層固有のビーム選択)の一例においては、それぞれの階層ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのN1個のFDベースベクトルまたはビームが選択される。
代案2X-1A-1の一例において、N1個のビームが、全階層について共通するM個のビーム(M≧N1)から選択され、N3個のビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、M個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,R=vそれぞれについて選択されたN1個のビームを示す。
代案2X-1A-2の1つの場合において、N3個のビームを含む直交DFTベースからN1個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,R=vそれぞれについて選択されたN1個のビームを示す。
代案2X-2(階層・対固有のビーム選択)の一例においては、連続階層(i,i+1)に係わるそれぞれの対ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのN個のFDベースベクトルまたはビームが選択される。
代案2X-2-1の一例において、N個のビームが、連続階層の全ての対について共通するM個のビーム(M=N)から選択され、N3個のビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、M個のビームを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2),(3,4),…それぞれについて選択されたN個のビームを示す。
代案2X-2-2の1つの場合において、N3個のビームを含む直交DFTベースから、M=N個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2),(3,4),…それぞれについて選択されたN個のビームを示す。
代案2X-2A(階層・対固有のビーム選択)の一例においては、連続階層(i,i+1)に係わるそれぞれの対(l)ごとに、次のような下位代案のうち少なくとも一つにより、LCのためのN1個のFDベースベクトルまたはビームが選択される。
代案2X-2A-1の一例において、N1個のビームが、連続階層の全ての対について共通するM個のビーム(M=N1)から選択され、N3個のビームを含む直交DFTベースから選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、M個のビームを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2),(3,4),…それぞれについて選択されたN1個のビームを示す。
代案2X-2A-2の1つの場合において、N3個のビームを含む直交DFTベースから、N1個のビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックス
は、階層対(1,2),(3,4),…それぞれについて選択されたN1個のビームを示す。
代案2X-3(階層共通のビーム選択)の一例においては、全階層につき、N3個のビームを含む直交DFTベースから、LCのためのM=N個のFDベースベクトルまたはビームが選択される。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2は、M個のビームを示す。
代案2X-1-2、代案2X-2-2及び代案2X-3につき、値M=Nは、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。代案2X-1-1及び代案2X-2-1につき、値M及びNは、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。代案2X-1A-1及び代案2X-2A-1につき、値M、及び値の集合{N1}は、固定されるか、あるいは上位階層に設定される。それと異なり、代案2X-1-1及び代案2X-2-1につき、値Mは、上位階層に設定され、Nは、固定されるか、あるいはUEによって報告される。それと異なり、代案2X-1A-1及び代案2X-2A-1につき、値Mは、上位階層に設定され、値の集合{N1}は、固定されるか、あるいはUEによって報告される。
一例において、値Nは、ランクによって左右される。例えば、Nは、ランクによって低減される。例えば、ランク1-2につき、
であり、ランク3-4につき、
であり、ランク5-8につき、
であり、このとき、
は、上位階層に設定され、p
1≦p, and p
2≦p
1, and p
1 and p
2は、(Pによって)固定されるか、あるいは上位階層に設定される。他の例において、N
SBは、
で置き換えられ、ここで、Rは、{1,2}から上位階層に設定される。
一例において、代案2X-1A及び代案2X-2Aにつき、値の集合{N}は、例えば、αが固定される場合、
になり、M
maxがランク2 CSI報告のためのMの最大値である場合、α=2M
maxになるようにする。
他の例において、代案2X-1A及び代案2X-2Aにつき、値の集合{N1}は、例えば、αが固定される場合、
になり、M
maxがランク2 CSI報告のためのMの最大値である場合、α=2M
max、l<mにつき、N
l≧N
mになるようにする。
他の例において、代案2X-1A及び代案2X-2Aにつき、値の集合{N1}は、例えば、αが固定される場合、
になり、M
maxがランク2 CSI報告のためのMの最大値である場合、α=2M
max、l<mにつき、N
l≧N
mになるようにする。
1つの下位実施形態2X-1において、第3ステージ(Wf)は、代案2X-1,2X-2,2X-1A,2X-2A及び/または2X-3の組み合わせに基づき、ビームを選択する。例えば、階層の部分集合(S1)に係わるビーム選択は、代案Xにより、他の階層の部分集合(S2)に係わるビーム選択は、代案Yによる。一部例は、次の通りである。
例2X-1である一例において、S1={1,2}、S2={3,4}、X=2X-3、そしてY=2X-1または2X-1Aである。例2X-2である他の例において、S1={1,2}、S2={3,4}、X=2X-1または2X-1A、そしてY=2X-3である。例2X-3であるさらに他の例において、S1={1,2}、S2={3、8}、X=2X-3、そしてY=2X-1または2X-1Aである。例2X-4であるさらに他の例において、S1={1,2}、S2={3、8}、X=2X-1または2X-1A、そしてY=2X-3である。
1つの下位実施形態2X-2において、第3ステージ(Wf)は、値Mに基づき、ビームを選択する。M≦aである場合、ビーム選択は、代案2X-2-2により、すなわち、それぞれの連続階層・対(i,i+1)ごとに、独自にM個のビームが選択され、M>aである場合、代案2X-3により、すなわち、全階層について共通するビームが選択される。
一例において、ランク3-4タイプII CSI報告のために、M=m1である場合、ビーム選択は、代案2X-2-2により、すなわち、階層・対(1,2)及び(3,4)それぞれにつき、独自にM=2個のビームが選択され、M=m2である場合、代案2X-3により、すなわち、全階層(1,2,3,4)について共通するビームが選択される。一例において、m1<m2である。
実施形態3Xにおいて、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(例えば、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、トリプルステージ
であり、第2ステージ(
)は、次のような代案のうち少なくとも一つにより、線形結合/和のための係数(例えば、第1振幅振幅係数
、第2振幅係数
及び/または位相係数
)を選択する。
代案3X-1の一例において、LCのためのSDビーム(例えば、DFTビーム
)の個数、及びFDビーム(例えば、DFTビームw
k)の個数のいずれも、階層にわたって同一であり、それにより、LCのための係数の個数(2xSDビームの個数xFDビームの個数に相当する)も、また階層にわたって同一である。それは、結局、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が、各階層に同一であるということを意味する。
代案3X-2の一例において、LCのためのビーム(例えば、DFTビーム
)の個数や、FDビーム(例えば、DFTビームw
k)の個数は、階層にわたっても異なり、それにより、LCのための係数の個数(2xビームの個数xFDビームの個数に相当する)も、また階層にわたっても異なっている。それは、結局、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が各階層にわたって可変になりうるということを意味する。
LCのためのSDビームの個数は、2つのアンテナ極性について同一であると前提されるということ(すなわち、数式1の2つの合算式それぞれの項の個数が、同一であると前提される)を知らなければならない。
1つの下位実施形態3X-1aにおいて、L≦aである場合、LCのためのSDビームの個数は、代案3X-1により、L>aである場合には、代案3X-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、L=2である場合、LCのためのSDビームの個数は、代案3X-1により、L>2(例えば、3-4)である場合には、代案3X-2による。
1つの下位実施形態3X-1bにおいて、M≦bである場合、LCのためのFDビームの個数は、代案3X-1により、M>bである場合には、代案3X-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、M=m1である場合、LCのためのビームの個数は、代案3X-1により、M>m1である場合には、代案3X-2により、ここで、m1は、固定される。
1つの下位実施形態3X-1cにおいて、L≦a及びM≦bである場合、LCのためのSDビームの個数、及びFDビームの個数は、代案3X-1により、他の場合には、代案3X-2による。
1つの下位実施形態3X-1dにおいて、LM≦cの場合、LCのためのSDビームの個数、及びFDビームの個数は、代案3X-1により、他の場合には、代案3X-2による。
niが階層iの前置コーディングベクトルを得るために、線形的に結合される(合わせられる)SDビームの個数であると言うことができる。miが階層iの前置コーディングベクトルを得るために線形的に結合される(合わせられる)FDビームの個数であると言うことができる。
1つの下位実施形態3X-2aにおいて、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、SDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、αは、固定される。例えば、R>2につき、α=8であり、それは、ランク2に係わるビームの総数の最大値に該当する(L=4に相当する)。または、R>2につき、α=12であり、それは、ランク2に係わるビームの総数の最大値に該当する(L=6に相当する)。
一例において、SDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、n1≧n2≧...≧nRである。
1つの下位実施形態3X-2bにおいて、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、FDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、γは、固定される。例えば、R>2につき、γ=2xM
maxであり、ここで、M
maxは、ランク2に係わるFDビームの個数(M)の最大値である。
一例において、FDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、m1≧m2≧...≧mRである。
1つの下位実施形態3X-2cにおいて、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、SDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、αは、固定され、FDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、γは、固定される。例えば、R>2につき、α=2xL
maxであり、γ=2xM
maxであり、このとき、L
max及びM
maxは、ランク2に係わるSDビームの個数(L)、及びFDビームの個数(M)の最大値である。
一例において、SDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、n1≧n2≧...≧nRである。
一例において、FDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、m1≧m2≧...≧mRである。
階層にわたって同一ではない数のSDビームの例が、R=3-8及びL=2-4に係わる表1及び表2に見られる。L=2において、SDビームの個数に係わる唯一の仮説/候補だけが存在し(代案3X-1に該当する)、L=3-4については、インデックスIと指示される多数の仮説/候補が存在する。インデックスIは、以下の代案のうち少なくとも一つによって決定される。
代案3X-2-1の一例において、ただ1つのインデックスIが支援される。例えば、ランク3-4につき、L=2:I=3であり、ランク3につき、L=3:I=2であり、ランク4につき、I=3であり、ランク3につき、L=4:I=2であり、ランク4につき、I=3である。
代案3X-2-2の一例において、UEは、選好するインデックスIを報告する。一例において、そのような報告は、WB方式により、他のWB PMIインデックス(例えば、i1,3,l)と共同に、あるいは新たなWB PMI(例えば、i1,5,l)によってなる。他の例において、そのような報告は、SBごとに、他のSB PMIインデックス(例えば、i2,1,l)と共同に、あるいは新たなSB PMI(例えば、i2,3,l)によってなる。
代案3X-2-3の一例において、インデックスIは、(例えば、上位階層RRCシグナリングを介して)他の上位階層パラメータ(例えば、L)と共同に、あるいは新たな上位階層パラメータ(例えば、spatialBeamAllocation)として設定される。
下位実施形態3X-2aaにおいて、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、次の条件に基づいて決定される:SDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、αである。例えば、R>2につき、ランク2に係わるビームの総数の最大値に該当するα=4Lであり、ここで、Lは、{2,4}または{2,4,6}または{2,3,4}から上位階層に設定され、n
i≦2Lであり、すなわち、それぞれの階層につき、SDベースベクトルの個数は、多いと言っても、RI=2に係わるところと同一であり、かつ/またはSDビームの個数は、階層によって増加せず、すなわち、n
1≧n
2≧...≧n
Rである。
下位実施形態3X-2bbにおいて、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、次の条件に基づいて決定される:FDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、γである。例えば、R>2につき、γ=2Mであり、ここで、Mは、上位階層に設定される。あるいは、
または
、このとき、p、N
SB及びRは、上位階層に設定され、m
i≦M、すなわち、それぞれの階層につき、FDベースベクトルの個数は、多いと言っても、RI=2に係わる同一であり、かつ/またはFDビームの個数は、階層によって増加せず、すなわち、m
1≧m
2≧...≧m
Rである。
1つの下位実施形態3X-2ccで、ランクRにおいて、同一/同一ではないビームの個数(代案3X-2による)に係わる候補/仮説は、以下の条件に基づいて決定される。
一例において、SDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、αは、固定される。例えば、R>2につき、ランク2に係わるビームの総数の最大値に該当するα=4Lであり、このとき、Lは、{2,4}または{2,4,6}または{2,3,4}から上位階層に設定される。
一例において、ni≦2Lであり、すなわち、それぞれの階層ごとに、SDベースベクトルの個数は、多いと言っても、RI=2に係わるところと同一である。
一例において、SDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、n
1≧n
2≧...≧n
Rであり、FDビームの総数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、γは、固定される。例えば、R>2につき、γ=2Mであり、ここで、Mは、上位階層に設定される。あるいは、
または
であり、このとき、p、N
SB及びRは、上位階層に設定される。
一例において、mi≦Mであり、すなわち、それぞれの階層ごとに、FDベースベクトルの個数は、多いと言っても、RI=2に係わるところと同一である。
一例において、FDビームの個数は、階層について増加せず、すなわち、m1≧m2≧...≧mRである。
図14は、本開示の実施形態による例示的な非均等SD/FDベース部分集合選択1400を図示する。図14に図示された非均等SD/FDベース部分集合選択1400の実施形態は、ただ例示のためのものである。図14は、ある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
集合{ni}及び{mi}が階層iが増大するとき、増加しない値を含む理由は、階層が強度が低下しないためであり(それは、優勢な固有ベクトルの固有値が増大しないためである)、それにより、さらに強い階層にさらに多くの数のSD/FDベースベクトルが割り当てられうる。それが、RI=3について図14に例示される。
{Xi}及び{Mi}のいくつかのが、表7ないし表10に見られる。{ni}(及び/または{mi})を示すインデックスI(及び/またはJ)は、以下の代案のうち少なくとも一つによって決定される。
代案3X-2-aの一例において、ただ1つのインデックスI(及び/またはJ)が支援される。
代案3X-2-bの一例において、UEは、選好するインデックスI(及び/またはJ)を報告する。
代案3X-2-cの一例において、インデックスI(及び/またはJ)は、(例えば、上位階層RRCシグナリングを介して)既存の上位階層パラメータ(例えば、Lまたはp)と共同に、あるいは新たな上位階層パラメータとして設定される。
変形例として、SDビームの数に係わる候補/仮説の集合は、全ての可能な候補の部分集合である。そのような部分集合は、固定されるか、あるいは上位階層にも設定される。該部分集合が最大2個の仮説を含む一例は、次の通りである。ランク3につき、L=3:I=2であり、ランク4につき、I={2,3}であり、ランク3につき、L=4:I={1,2}であり、ランク4につき、I={2,3}である。
一例において、
であり、ここで、
は、上位階層に設定される。他の例において、N
SBは、
で置き換えられ、ここで、Rは、{1,2}から上位階層に設定される。そのような例において、M
maxは、pの最大値(p
maxと表記する)を選択することによって得られる。p
iが階層iの前置コーディングベクトルを得るために線形的に結合される(合わせられる)FDビームの個数を決定するためのp値であると言うことができる。従って、下位実施形態3X-2b/2cにおける条件m
1≧m
2≧...≧m
Rは、p
1≧p
2≧...≧p
Rを意味する。
階層にわたって同一ではない数のFDビームの例が、R=3-8及び
に係わる表11及び表12に見られる。
において、FDビームの個数に係わる唯一の仮説/候補だけが存在し(代案3X-1に該当する)、
については、インデックスJと指示される多数の仮説/候補が存在する。インデックスJは、以下の代案のうち少なくとも一つによって決定される。
代案3X-2-4の一例において、ただ1つのインデックスJが支援される。例えば、ランク3-4につき、
:J=3であり、ランク3につき、
:J=2であり、ランク4につき、J=3である。
代案3X-2-5の一例において、UEは、選好するインデックスJを報告する。一例において、そのような報告は、WB方式により、他のWB PMIインデックス(例えば、i1,3,l)と共同に、あるいは新たなWB PMI(例えば、i1,5,l)によってなる。他の例において、そのような報告は、SBごとに、他のSB PMIインデックス(例えば、i2,1,l)と共同に、あるいは新たなSB PMI(例えば、i2,3,l)によってなる。
代案3X-2-6の一例において、インデックスJは、(例えば、上位階層RRCシグナリングを介して)他の上位階層パラメータ(例えば、p)と共同に、あるいは新たな上位階層パラメータ(例えば、freqBeamAllocation)として設定される。
変形例として、FDビームの数に係わる候補/仮説の集合は、全ての可能な候補の部分集合である。そのような部分集合は、固定されるか、あるいは上位階層にも設定される。該部分集合が最大2個の仮説を含む一例は、次の通りである。
:ランク3につき、J=2であり、ランク4につき、J={2,3}であり、
:ランク3につき、J={1,2}であり、ランク4につき、J={2,3}である。
階層にわたって同一ではない数のFDビームの例が、R=3-4及び
に係わる表13に見られる。
1つの下位実施形態3X-3において、UEは、実施形態3-3において、代案3-3-1及び代案3-3-2のうち少なくとも一つにより、階層iにつき、ni個のSDビームのインデックスを報告し、以下の代案のうち少なくとも一つにより、階層iにつき、mi個のFDビームのインデックスを報告する。
代案3X-3-1の一例において、UEは、代案2X-1-2、代案2X-2-2または代案2X-3により、M個のビームを選択(及び報告)し、その後、階層iにつき、M個の選択されたビームのうち、N=mi個のビームを選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi2,2,0は、L個のビームを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたN=mi個のビームを示す。
代案3X-3-2の一例において、階層iにつき、UEは、代案2X-1-1または代案2X-2-1により、直接N=mi個のビームを選択(及び報告)する。一例において、PMIインデックスi1,1は、直交DFTベースを示し、PMIインデックスi1,2,1,i1,2,2,…,i1,2,vは、階層1,2,…,Rそれぞれについて選択されたN=mi個のビームを示す。
実施形態4Xにおいて、UEは、(上位階層シグナリングを介して)高解像度(例えば、タイプII)CSIを報告するように構成され、ここで、タイプII CSIを報告するためのコードブックは、トリプルステージ
であり、第2ステージ(
)は、次のような代案のうち少なくとも一つにより、線形結合/和のための係数(例えば、第1振幅振幅係数
、第2振幅係数
及び/または位相係数
)を選択する。
代案4X-1の一例において、
を含むLCのための0ではない(NZ)係数の最大個数は、階層にわたって同一である。それは、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が、各階層に同一であるということを意味する。
代案4X-2の一例において、LCのための
を含むNZ係数の最大個数は、階層にわたっても異なっている。それは、係数を報告するためのペイロード(ビット数)が各階層にわたって可変にもなるということを意味する。
Kは、UEが報告することができるNZ係数の最大個数であると言うことができる。0である係数は、UEによって報告されない。
下位実施形態4X-1aにおいて、L≦aである場合、
を含む係数の個数は、代案4X-1により、L>aである場合には、代案4X-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、L=2である場合、LCのための係数の個数は、代案4X-1により、L>2(例えば、3-4)である場合には、代案4X-2による。
1つの下位実施形態4X-1bにおいて、M=bである場合、
を含む係数の個数は、代案4X-1により、M>bである場合には、代案4X-2による。例えば、ランク3-4タイプII CSI報告のために、M=m1である場合、LCのための係数の個数は、代案4X-1により、M>m1である場合には、代案4X-2により、ここで、m1は、固定される。
1つの下位実施形態4X-1cにおいて、L≦a及びM/bである場合、
を含む係数の個数は、代案4X-1により、他の場合には、代案4X-2による。
k
iが階層iの前置コーディングベクトルを得るために、
を含むNZ係数の最大個数であると言うことができる。
下位実施形態4X-2において、ランクRにおいて、同一/同一ではない係数の個数(代案4-X2による)に係わる候補/仮説は、次の条件に基づいて決定される:NZ係数の総最大数は、固定され、すなわち、
であり、ここで、θは、固定される。例えば、R>2につき、θ=2xK
maxであり、ここで、K
maxは、ランク1に係わるNZ係数の個数の最大値であり、かつ/またはNZ係数の最大個数は、階層によって増加せず、すなわち、k
1≧k
2≧...≧k
Rである。
一例において、
であり、ここで、
または
、上位階層に設定される。そのような例において、K
maxは、βの最大値(β
maxと表記する)、例えば、
を選択することによって得られる。従って、
である。β
iが階層iの前置コーディングベクトルを得るために線形的に結合される(合わせられる)NZ係数の最大値を決定するためのβ値であると言うことができる。従って、下位実施形態4X-2における条件k
1≧k
2≧...≧k
Rは、β
1≧β
2≧...≧β
Rを意味する。
階層にわたって同一ではない数の係数の例が、R=3-4及び
に係わる表14に見られる。
のそれぞれの値ごとの係数の個数につき、唯一の仮説/候補だけが存在するということを知らなければならない。
一実施形態5において、RI=3-4であるとき、UEは、gNBにおいて、2つのアンテナ極性について共通であるL個のSDベースベクトルを選択/報告するように設定される。階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、選択された2L個のSDベースベクトルから自由に(限定されない)ni個のSDベクトルを選択し、ここで、ni≦2Lである。以下の代案(Alt)のうち少なくとも一つは、全階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、ni個のSDベースベクトルを報告するのに使用される。
代案5-0の一実施形態において、それぞれのRI値ごとに、値の集合{ni}が固定され、それぞれの階層iごとに、ni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案5-0-0の一例において、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスは、長さ2Lのビットマップを使用して報告される。代案5-0-1の一例において、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスは、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
代案5-1の一実施形態において、値の集合{ni}は、またUEによって報告され、ni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案5-1-0の一例において、値の集合{ni}、及びni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、ビットマップを使用して共同で報告される。そのような例において、(長さ2Lの)独自のビットマップがそれぞれの階層ごとに使用されるので、ビットマップの長さは、2L×RIである。
代案5-1-1の一例において、値の集合{n
i}、及びn
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが独立して報告される。1つの場合において、値の集合{n
i}は、本開示のある実施形態で提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが、長さ2Lのビットマップを使用して報告される。他の場合において、値の集合{n
i}は、本開示のある実施形態で提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが組み合わせインデックス
を使用して報告される。
一実施形態5Aにおいて、RI=3-4であるとき、UEは、2L個のSDベースベクトル(実施形態5におけるところと同じである)を選択/報告し、選択された2L個のSDベースベクトルを整列/ソーティング(sort)するように設定され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、整列/ソーティングされた2L個のSDベースベクトルから、ni個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni≦2Lである。UEは、2L個のSDベースベクトル、及びそれらの整列/ソーティング情報を共同でも別々にも報告する。
一例において、2L個のSDベースベクトルの整列/ソーティングは、2L SDベースベクトルの低減冪数レベル(decreasing power level)による。階層iにつき、UEは、最大冪数のSDベースベクトルに該当するni個の「最も強い」ベースベクトルを選択する。
一実施形態5Bにおいて、RI=3-4であるとき、UEは、2L個のSDベースベクトル(実施形態5におけるところと同じである)を選択/報告するように設定され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、選択された2L個のSDベースベクトルから、次のように、n
i/個のSDベースベクトルを選択し、このとき、n
i≦2Lである。UEは、(ベースベクトルインデックスi=(0,1,…,L-1)に対応する)第1アンテナ極性に係わるn
i,1個のSDベースベクトル、及び(ベースベクトルインデックスi=L,L+1,…2L-1に対応する)第2アンテナ極性に係わるn
i,2個のSDベースベクトルを選択し、n
i,1,n
i,2≦L, n
i,1+n
i,2=n
i及び(n
i,1, n
i,2), or (n
i, n
i,2) or (n
i,1, n
i)、固定されるか、設定されるか、あるいはUEによって報告される。値n
i,1及びn
i,2は、以下の例のうち少なくとも一つによって決定される。
例5B-0の一例において、
及び
である。
例5B-4の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第1アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
例5B-5の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第2アンテナ極性に属する場合、
及び
、他の場合、
及び
である。
例5B-6の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第2アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
以下の代案(Alt)のうち少なくとも一つは、全階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、(ni,1,ni,2個の)SDベースベクトルを報告するのに使用される。
代案5B-0の一実施形態において、それぞれのRI値ごとに、値の集合{(ni,1,ni,2)}が固定され、それぞれの階層iごとに、(ni,1,ni,2個の)選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案5B-0-0の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、ni,k個の選択されたベースベクトルのインデックスは、長さLのビットマップを使用して報告される。
代案5B-0-1の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスは、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
代案5B-1の一実施形態において、値の集合{(ni,1,ni,2)}は、またUEによって報告され、(ni,1,ni,2)個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案5B-1-0の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、値の集合{ni,k}、及びni,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、ビットマップを使用して共同で報告される。1つの場合において、(長さLの)独自のビットマップが、それぞれの階層ごとに使用されるので、ビットマップの長さは、LxRIである。
代案5B-1-1の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、値の集合{n
i,k}、及びn
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが独自に報告される。1つの場合において、値の集合{n
i,k}は、本開示のある実施形態で提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、長さLのビットマップを使用して報告される。他の場合において、値の集合{n
i,k}は、本開示のある実施形態において提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
一変形例において、RI=3-4であるとき、それぞれのアンテナ極性k∈{1,2}につき、UEは、全階層につき、L個のSDベースベクトルを選択/報告し、選択されたL個のSDベースベクトルを整列/ソーティングするように設定され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、それぞれのk∈{1,2}ごとに、UEは、整列/ソーティングされたL個のSDベースベクトルから、ni,k個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni,k≦Lである。それぞれのk∈{1,2}ごとにUEは、L個のSDベースベクトル、及びそれらの整列/ソーティング情報を共同でも別々にも報告する。
一例において、L個のSDベースベクトルの整列/ソーティングは、L個のSDベースベクトルの低減冪数レベルによる。階層iにつき、UEは、最大冪数のSDベースベクトルに該当するni,k個の「最も強い」ベースベクトルを選択する。
一実施形態6において、RI=3-4であるとき、UEは、全階層につき、L個のSDベースベクトルを選択/報告するように構成され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、選択されたL個のSDベースベクトルから自由に(限定されないで)ni個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni≦Lである。ここで、L個のSDベースベクトルの集合は、gNBにおいて、2つのアンテナ極性について共通している。同様に、階層iに係わるni個のSDベースベクトルの集合も、gNBにおいて、2つのアンテナ極性について共通している。従って、2つのアンテナ極性にわたったSDベースベクトルの個数は、2niである。以下の代案(Alt)のうち少なくとも一つは、全階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、ni個のSDベースベクトルを報告するのに使用される。
代案6-0の一実施形態において、それぞれのRI値ごとに、値の集合{ni}が固定され、それぞれの階層iごとに、ni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案6-0-0の一例において、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスは、長さLのビットマップを使用して報告される。
代案6-0-1の一例において、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスは、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
任意のiにつき、ni=Lであるならば、niのインデックスを報告する必要がないが、それは、全てのL個のSDビームが選択されるためである。
代案6-1の一実施形態において、値の集合{ni}は、またUEによって報告され、ni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案6-1-0の一例において、値の集合{ni}、及びni個の選択されたベースベクトルのインデックスが、ビットマップを使用して共同で報告される。1つの場合において、(長さLの)独自のビットマップが、それぞれの階層ごとに使用されるので、ビットマップの長さは、LxRIである。
代案6-1-1の一例において、値の集合{n
i}、及びn
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが独立して報告される。1つの場合において、値の集合{n
i}は、本開示のある実施形態において提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが、長さLのビットマップを使用して報告される。他の場合において、値の集合{n
i}は、本開示のある実施形態において提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i個の選択されたベースベクトルのインデックスが、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
任意のiにつき、ni=Lであるならば、niのインデックスを報告する必要がないが、それは、全てのL個のSDビームが選択されるためである。
一実施形態6Aにおいて、RI=3-4であるとき、UEは、全階層につき、L個のSDベースベクトルを選択/報告し、選択されたL個のSDベースベクトルを整列/ソーティングするように設定され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、整列/ソーティングされたL個のSDベースベクトルから、ni個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni≦Lである。UEは、L個のSDベースベクトル、及びそれらの整列/ソーティング情報を共同でも別々にも報告する。
一例において、L個のSDベースベクトルの整列/ソーティングは、L個のSDベースベクトルの低減冪数レベルによる。階層iにつき、UEは、最大冪数のSDベースベクトルに該当するni個の「最も強い」ベースベクトルを選択する。
一実施形態6Bにおいて、RI=3-4であるとき、UEは、全階層につき、L個のSDベースベクトルを選択/報告するように構成され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、UEは、選択されたL個のSDベースベクトルから、次のようにni個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni≦L(または、オプションとしてni≦2L)である。UEは、(ベースベクトルインデックスi=0,1,…,L-1に該当する)第1アンテナ極性に係わるni,1個のSDベースベクトル、及び(ベースベクトルインデックスi=L,L+1,…2L-1に該当する)第2アンテナ極性に係わるni,2個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni,1,ni,2≦L, ni,1+ni,2=niであり、(ni,1, ni,2)または(ni, ni,2)または(ni,1, ni)は、固定されるか、設定されるか、あるいはUEによって報告される。値ni,1及びni,2は、以下の例のうち少なくとも一つによって決定される。
例6B-4の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第1アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
例6B-5の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第2アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
例6B-6の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第1アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
例6B-7の一例において、階層iにつき、最も強い係数指示子(SCI)が、第2アンテナ極性に属する場合、
及び
であり、他の場合、
及び
である。
以下の代案(Alt)のうち少なくとも一つは、全階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、(ni,1,ni,2個の)SDベースベクトルを報告するのに使用される。
代案6B-0の一実施形態において、それぞれのRI値ごとに、値の集合{n
i,1,n
i,2}が固定され、それぞれの階層iごとに、(n
i,1,n
i,2個の)選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案6B-0-0の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスは、長さLのビットマップを使用して報告される。
代案6B-0-1の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスは、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
代案6B-1の一実施形態において、値の集合{(ni,1,ni,2)}は、またUEによって報告され、(ni,1,ni,2)個の選択されたベースベクトルのインデックスが、次のような代案のうち少なくとも一つによって報告される。
代案6B-1-0の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、値の集合{ni,k}、及びni,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、ビットマップを使用して共同で報告される。1つの場合において、(長さLの)独自のビットマップが、それぞれの階層ごとに使用されるので、ビットマップの長さは、LxRIである。
代案6B-1-1の一例において、それぞれのk∈{1,2}ごとに、値の集合{n
i,k}、及びn
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが独自に報告される。1つの場合において、値の集合{n
i,k}は、本開示のある実施形態において提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、長さLのビットマップを使用して報告される。他の場合において、値の集合{n
i,k}は、本開示のある実施形態において提案されるようなインデックス(I)を使用して報告され、それぞれの階層iごとに、n
i,k個の選択されたベースベクトルのインデックスが、組み合わせインデックス
を使用して報告される。
一変形例において、RI=3-4であるとき、それぞれのアンテナ極性k∈{1,2}につき、UEは、全階層につき、L個のSDベースベクトルを選択/報告し、選択されたL個のSDベースベクトルを整列/ソーティングするように設定され、階層i∈{0,1,..,RI-1}につき、それぞれのk∈{1,2}ごとに、UEは、整列/ソーティングされたL個のSDベースベクトルから、ni,k個のSDベースベクトルを選択し、このとき、ni,k≦Lである。それぞれのk∈{1,2}ごとにUEは、L個のSDベースベクトル、及びそれらの整列/ソーティング情報を共同でも別々にも報告する。
一例において、L個のSDベースベクトルの整列/ソーティングは、L個のSDベースベクトルの低減冪数レベルによる。階層iにつき、UEは、最大冪数のSDベースベクトルに該当するni,k個の「最も強い」ベースベクトルを選択する。
一実施形態7において、UEは、上位階層シグナリングを介し、パラメータ(L,p)に設定され、このとき、Lは、SDベースベクトルの個数を示し、pは、FDベースベクトルの個数Mを示す(例えば、
であり、ここで、N
SBは、SBの個数であり、N
3は、PMI報告のためのFDユニットの個数であり、Rは、上位階層パラメータである)。RI∈{1,2}であるとき、それぞれの階層l∈{0,1}につき、SDベースベクトルの個数は、Lと同じであり、FDベースベクトルの個数は、Mと同じである。RI∈{3,4}であるとき、それぞれの階層l∈{0,1}ごとに、SDベースベクトルの個数は、Lに該当し、FDベースベクトルの個数は、Mに該当し、それぞれの階層l∈{2,3}ごとに、SDベースベクトルの個数は、L’に該当し、FDベクトルの個数は、M’に該当し、このとき、L’≦L及びp’≦p(or M’≦M)である。
以下の代案のうち少なくとも一つが(L,p)及び(L’,p’)に使用される。
一代案(代案7-0)において、(L,p)及び(L’,p’)のいずれも、以下の代案のうち少なくとも一つによって固定される。
代案7-0-2の一例において、
及び
である。代案7-0-3の一例において、
及び
である。
一代案(代案7-1)において、
は、固定され、L=2が固定され、
は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-2)において、
は、固定され、
が固定され、L∈{2,4}は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-3)において、
は、固定され、L∈{2,4}及び
は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-4)において、
は、固定され、L’=2が固定され、
は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-5)において、
は、固定され、
が固定され、L’∈{2,4}は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-6)において、
は、固定され、L’∈{2,4}及び
は、いずれも上位階層に設定される。
一代案(代案7-7)において、
は、固定され、L’=2が固定され、
は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-8)において、
は、固定され、L’∈{2,4}は、上位階層に設定され、
は、固定される。
一代案(代案7-9)において、
は、固定され、L’=2が固定され、
が固定される。
一代案(代案7-10)において、
は、固定され、L’=2が固定され、
は、上位階層に設定される。
一代案(代案7-11)において、
は、固定され、L’=2が固定され、
が固定される。
そのような代案のうち1を超えるものが支援される場合、それらのうち一つは、設定されるか、あるいはUEによって報告される。
一実施形態7Aにおいて、UEは、上位階層シグナリングを介し、パラメータ(L,p)に設定され、このとき、Lは、SDベースベクトルの個数を示し、pは、FDベースベクトルの個数Mを示す(例えば、
であり、ここで、N
SBは、SBの個数であり、N
3は、PMI報告のためのFDユニットの個数であり、Rは、上位階層パラメータである)。RI∈{1,2}であるとき、それぞれの階層l∈{0,1}につき、SDベースベクトルの個数は、Lと同じであり、FDベースベクトルの個数は、Mと同じである。
RI∈{3,4}であるとき、それぞれの階層l∈{0,1}ごとに、SDベースベクトルの個数は、L0に該当し、FDベースベクトルの個数は、M0(または、p0)に該当し、それぞれの階層l∈{2,3}ごとに、SDベースベクトルの個数は、L1に該当し、FDベクトルの個数は、M1(または、p1)に該当する。
ここで、k∈{0,1}, Lk,L’k≦L and pk,p’k≦p(or Mk,M’k≦M)である。パラメータ(L0,L1)及び(p0,p1)のいくつかの例が表15に見られる。L=4につき、以下の代案のうち少なくとも一つが使用される。
代案7A-0の一例において、(L0,L1)組み合わせを示すIに係わる3つの全ての値が支援される。支援される組み合わせのうち一つが設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7A-1の一例において、(L0,L1)組み合わせを示すIに係わる3つの値のうち二つが支援される(例えば、I=1、2)。2つの支援される組み合わせのうち一つは、設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7A-2の一例において、(L0,L1)組み合わせを示すIに係わる3つの値のうち1個だけが支援される(例えば、I=1)。
同様に、p=1/2につき、以下の代案のうち少なくとも一つが使用される。
代案7A-3の一例において、(p0,p1)組み合わせを示すJに係わる3つの全ての値が支援される。支援される組み合わせのうち一つが設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7A-4の一例において、(p0,p1)組み合わせを示すJに係わる3つの値のうち二つが支援される(例えば、J=1、2)。2つの支援される組み合わせのうち一つは、設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7A-5の一例において、(p0,p1)組み合わせを示すJに係わる3つの値のうち1個だけが支援される(例えば、J=1)。
I及びJのいずれもが設定されるとき、I及びJは、いずれも(2つの別途の設定パラメータを使用する)、別々に、または(1つの設定パラメータを使用する)共同で設定される。同様に、I及びJのいずれもがUEによって報告されるとき、I及びJは、いずれも(2つの別途のCSI報告パラメータを使用する)、別々に、または(1つのCSI報告パラメータを使用する)共同で報告される。
一実施形態7において、UEは、上位階層シグナリングを介し、パラメータ(L,p)に設定され、このとき、Lは、SDベースベクトルの個数を示し、pは、FDベースベクトルの個数Mを示す(例えば、
であり、ここで、N
SBは、SBの個数であり、N3は、PMI報告のためのFDユニットの個数であり、Rは、上位階層パラメータである)。RI∈{1,2}/であるとき、それぞれの階層l∈0,1につき、SDベースベクトルの個数は、Lと同じであり、FDベースベクトルの個数は、Mと同じである。
RI=3であるとき、それぞれの階層l∈0,1につき、SDベースベクトルの個数は、L0に該当し、FDベースベクトルの個数は、M0(または、p0)に該当し、それぞれの階層l=2ごとにSDベースベクトルの個数は、L1に該当し、FDベースベクトルの個数は、L1に該当し、FDベースベクトルの個数は、M1(または、p’1)である。
RI=4であるとき、それぞれの階層l∈0,1につき、SDベースベクトルの個数は、L’0に該当し、FDベースベクトルの個数は、M’0(または、p’0)に該当し、それぞれの階層l∈{2,3}ごとにSDベースベクトルの個数は、L’1に該当し、FDベースベクトルの個数は、L’1に該当し、FDベースベクトルの個数は、M’1(または、p’1)である。
ここで、k∈{0,1}につき、Lk,L’k≦L and pk,p’k≦p(or Mk,M’k≦M)である。パラメータ(L0,L1)及び(p0,p1)のいくつかの例が表15に見られる。パラメータ(L’0,L’1)及び(p’0,p’1)のいくつかの例が表16に見られる。
RI=3につき、(L0,L1)及び(p0,p1)に係わる残り細部事項(設定/報告)は、実施形態7Aにおけるところと同一である。RI=3につき、L=4であるとき、以下の代案のうち少なくとも一つが使用される。
代案7B-0の一例において、(L’0,L’1)組み合わせを示すI’に係わる3つの全ての値が支援される。支援される組み合わせのうち一つが設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7B-1の一例において、(L’0,L’1)組み合わせを示すI’に係わる3つの値のうち二つが支援される(例えば、I’=1、2)。2つの支援される組み合わせのうち一つは、設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7B-2の一例において、(L’0,L’1)組み合わせを示すI’に係わる3つの値のうち1個だけが支援される(例えば、I’=1)。
同様に、p=1/2につき、以下の代案のうち少なくとも一つが使用される。
代案7B-3の一例において、(p’0,p’1)組み合わせを示すJ’に係わる3つの全ての値が支援される。支援される組み合わせのうち一つが設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7B-4の一例において、(p’0,p’1)組み合わせを示すJ’に係わる3つの値のうち二つが支援される(例えば、J’=1、2)。支援される組み合わせのうち一つが設定されるか、あるいはUEによって報告される。2つの支援される組み合わせのうち一つは、設定されるか、あるいはUEによって報告される。
代案7B-5の一例において、(p’0,p’1)組み合わせを示すJ’に係わる3つの値のうち1個だけが支援される(例えば、J’=1)。
I’及びJ’がいずれも設定されるとき、I’及びJ’は、いずれも(2つの別途の設定パラメータを使用する)別々に、または(1つの設定パラメータを使用する)共同で設定される。同様に、I’及びJ’がいずれもUEによって報告されるとき、I’及びJ’は、いずれもは(2つの別途のCSI報告パラメータを使用する)別々に、または(1つのCSI報告パラメータを使用する)共同で報告される。
以下の代案のうち少なくとも一つが(I,I’)及び(J,J’)に使用される。代案7B-6の一例において、I=I’、J=J’である。代案7B-7の他の例において、I=I’、J≠J’である。代案7B-8のさらに他の例において、I≠I’、J=J’である。代案7B-9のさらに他の例において、I≠I’、J≠J’である。
I及びI’がいずれも設定されるとき、I及びI’は、いずれも(2つの別途の設定パラメータを使用する)、別々に、または(1つの設定パラメータを使用する)共同で設定される。同様に、I及びI’がいずれもUEによって報告されるとき、I及びI’は、いずれも(2つの別途のCSI報告パラメータを使用する)、別々に、または(1つのCSI報告パラメータを使用する)共同で報告される。
J及びJ’がいずれも設定されるとき、J及びJ’は、いずれも(2つの別途の設定パラメータを使用する)、別々に、または(1つの設定パラメータを使用する)共同で設定される。同様に、J及びJ’がいずれもUEによって報告されるとき、J及びJ’は、いずれも(2つの別途のCSI報告パラメータを使用する)、別々に、または(1つのCSI報告パラメータを使用する)共同で報告される。
(I,I’)及び(J,J’)がいずれも設定されるとき、(I,I’)及び(J,J’)は、いずれも(2つの別途の設定パラメータを使用する)、別々に、または(1つの設定パラメータを使用する)共同で設定される。同様に、(I,I’)及び(J,J’)がいずれもUEによって報告されるとき、(I,I’)及び(J,J’)は、いずれも(2つの別途のCSI報告パラメータを使用する)、別々に、または(1つのCSI報告パラメータを使用する)共同で報告される。
図15は、本開示の実施形態によるツーステップ(two-step)ベース選択に係わる図面1500を図示する。図15に図示されたツーステップベース選択の実施形態は、ただ例示のためのものである。図15は、ある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。
図15に図示されているように、第1ステップにおいて、UE 116は、N’がNより小さいするとき、N個のベースの全体ベース集合から、N’個のDFTベースを含む中間ベース集合(InS)を選択する。そのようなN’個のDFTベースは、複数のv階層間において共通するものであり、vは、ランク値(すなわち、RI)である。第2ステップにおいて、UE 116は、階層ごとのベース部分集合を選択し、その部分集合の個数は、Mlであり、l=0、1、…、RI-1であり、Mlは、N’より小さい。そのような階層ごとのベース部分集合は、InSに含まれたベースのうちから選択される。その後、UE 116は、InSのうちから選択されたベースのインデックスと、階層当たりベース部分集合それぞれから選択されたベースのインデックスとをいずれも(例えば、CSI報告のためのPMIを介して)報告することができる。そのようなツーステップベース選択により、UE 116がツーステップ選択プロセスを遂行し、全体DFTベース集合から、ベースのインデックスを報告する必要なしに、InSから報告するように、ベースのインデックスを決定するという点において、UE 116は、高解像度CSI報告のために要求されうるオーバーヘッドシグナリングの量を減らすことができる。
図16は、本開示の一実施形態により、UEを動作させる方法(1600)フローチャートを図示する。図16に図示された方法(1600)の実施形態は、ただ例示のためのものである。図16は、ある特定具現例であり、本開示の範囲を限定するものではない。該方法(1600)は、前述の図15で論議されたツーステップベース選択プロセスに係わるUE具現例でもある。該方法(1600)は、UE 116のようなUEや、ここで論議された他のいかなるUEによっても遂行される。
該方法(1600)は、UE 116が、複数のv階層間で共通するN’個のベースを含む中間ベース集合を選択する段階(段階1605)から始める。例えば、段階1605において、UE 116は、複数のv階層につき、N個のベースを含む全体ベース集合から選択することができる。全体ベース集合は、DFTベクトルの集合{w
r+nO:n∈{0,1,...,(N-1)}}でもあり、ここで、Oは、DFTベクトルの集合に係わるオーバーサンプリングファクタであり、r∈{0,1,..,O-1}は、DFTベクトルの集合内第1DFTベクトルのインデックスであり、
は、1つのDFTベクトルである。N及びN’は、正の整数であり、N<N’であり、vは、ランク値である。UE 116は、多数の方式により、中間ベース集合に含むベースの個数N’(すなわち、N’の値)を決定することができる。例えば、UE 116は、BSからトランシーバが受信する上位階層シグナリングに基づき、N’の値を決定することができる。他の例において、N’の値は、所定設定によって固定される。他の例において、UEは、n’の値に係わる情報を決定し、かつ/またはBSに伝送することができる。この段階の一部として、中間ベース集合のN’個ベースは、v階層のうち少なくとも一つにつき、共通的しているか、あるいはそれに対して含まれる。
UE 116は、選択された中間ベース集合において、複数のv階層のそれぞれの階層lにつき、Ml個のベースを含むベース部分集合を選択する(段階1610)。例えば、段階1610において、UE 116は、前述のところで選択された中間ベース集合内に含まれたベースから、階層0から階層(v-1)までであるv階層それぞれに係わるベースを選択する。Mlは、正の整数であり、Ml<N’であり;l=0、1、…、v-1である。
その後、UE 116は、選択された中間ベース集合に含まれるN’個のベースのインデックス、及び選択されたベース部分集合内に含まれるMl個のベースのインデックスをBS(例えば、BS 102)に伝送する(段階1615)。例えば、段階1615において、UE 116は、全ての選択されたベースのインデックスを、BS 102に報告することができる。一実施形態において、この段階として、UE 116は、先立って決定されたCSI報告をBSに伝送することができ、そのようなCSI報告は、ランク値を示すRI、並びに選択された中間ベース集合内に含まれたN’個のベースのインデックス、及び選択されたベース部分集合に含まれたMl個のベースのインデックスを示すPMIを含む。
前述のところのように、BS 102が、UE 116から、インデックス及び/またはCSI報告を受信し、中間ベース集合に含まれたN’個のベースの受信されたインデックス、及びベース部分集合内に含まれたMl個のベースの受信されたインデックスに基づき、複数のv階層のそれぞれの階層lにつき、Ml個のベースを決定するという点において、相互的(reciprocal)プロセスを遂行することができる。そのようなプロセスにより、UE 116がツーステップ選択プロセスを遂行し、全体ベース集合から、ベースのインデックスを報告する必要なしに、InSから報告するように、ベースのインデックスを決定するという点において、UE 116は、CSI報告のために要求されるオーバーヘッドシグナリングの量を減らすことができる。
本開示は、例示的な実施形態と共に記述されたが、当業者に、多様な変更及び修正案が提案されうる。本開示は、そのような変更及び修正が、特許請求の範囲中に入ることによって包括するようになっている。
本出願の内容は、ある特定要素、段階または機能が、特許請求の範囲に含まれなければならない必須構成要素を意味すると把握されるものではない。本開示の特許範囲は、ただ特許請求の範囲によってのみ限定される。