JP7399620B2 - ケラチン繊維を処置するための組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪等のケラチン繊維を処置するための組成物、並びに該組成物に関連する方法及び使用に関する。
毛髪の美容処置の分野において、リーブオン又はリーブオフタイプの毛髪化粧品は、ヘアケアカテゴリーにおける重要な部門の1つであり、消費者は、より高い程度の滑らかさ等を毛髪に付与するためにそれらを使用することがある。
上記の所望の効果を強化するために、シリコーン等の疎水性成分を添加することが提案されてきた。シリコーン、特にアミノシリコーンは、毛髪の損傷を効果的に修復することができ、したがって、それらは、高程度の滑らかさ及び容易な櫛通りを付与することができる。
また、アミノシリコーンを含む従来の化粧料は、ヘアスタイルを管理すること又はまとまりにくい毛髪のボリュームを減少させること等のまとまり(ruling)の効果を毛髪に付与することができる。
US 4185087 EP-A 0530974 EP-0216479 B2 米国特許第3,915,921号 米国特許第4,509,949号 EP 173109 仏国特許出願第0009609号
G. Fonnum、J. Bakke及びFk. Hansen著-Colloid Polym. Sci 271、380~389頁(1993年) Walter Noll著、Chemistry and Technology of Silicones(1968年)、Academic Press社 Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27~32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmetics ASTM規格445付録C
しかし、一部の場合、アミノシリコーンを含む組成物は、不安定であり、水中油型組成物、例えばO/Wエマルションの形態をとることが困難なことがある。
更に、アミノシリコーンを含む従来の組成物は、滑らかな感覚若しくは櫛通りの容易さ等のコンディショニング効果、又はヘアスタイルを管理すること若しくはまとまりにくい毛髪のボリュームを減少させること等のまとまりの効果をケラチン繊維に付与することができるが、こうしたコンディショニング又はまとまりの効果は、特に数回のシャンプー後に、長期間持続しないことがある。
本発明の目的は、幾度かのシャンプー後でも長期間持続しうる、良好なコンディショニング又は良好なまとまりの効果等の優れた美容効果を毛髪等のケラチン繊維に付与することができる、安定な水中油型組成物を提供することである。
上記の目的は、
(a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、
(b)少なくとも1種の会合性増粘剤と、
(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖と、
(d)水と
を含む、毛髪等のケラチン繊維用水中油型組成物により達成することができる。
(a)アミノシリコーンは、少なくとも1つの第一級アミン基を含む、少なくとも1つの側基及び/又は少なくとも1つの末端基を含むポリジメチルシロキサンから選択されてもよい。
(a)アミノシリコーンの量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%、好ましくは1質量%から10質量%、より好ましくは2質量%から5質量%であってもよい。
(b)会合性増粘剤は、会合性ポリマー増粘剤、好ましくは会合性ポリウレタン増粘剤であってもよい。
(b)会合性増粘剤は、少なくとも1つの親水性部分及び少なくとも1つの疎水性部分の両方を有する非イオン性会合性ポリウレタン/ポリエーテルであってもよい。
(b)会合性増粘剤は、それらの鎖中に、少なくとも1つのポリオキシエチレン化親水性ブロックと、脂肪族配列、環式脂肪族配列、及び芳香族配列から選択される少なくとも1つの配列を含有する疎水性ブロックの少なくとも1つとを含むポリウレタン/ポリエーテル、好ましくは、親水性ブロックで分離された8から30個の炭素原子を有する少なくとも2つの炭化水素系親油性鎖であって、ペンダント鎖及び親水性ブロックの末端にある鎖から選択される炭化水素系鎖を含むポリウレタン/ポリエーテル、より好ましくは、ステアレス-100/PEG-136/HDIコポリマー、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、並びにそれらの混合物から選択されてもよい。
(b)会合性増粘剤の量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%、好ましくは1質量%から10質量%、より好ましくは2質量%から5質量%であってもよい。
(c)微生物由来の多糖は、スクレロチウムガム、キサンタンガム及びそれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
(c)微生物由来の多糖の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%から10質量%、好ましくは0.05質量%から5質量%、より好ましくは0.1質量%から1質量%であってもよい。
(d)水の量は、組成物の総質量に対して、50質量%から95質量%、好ましくは60質量%から90質量%、より好ましくは70質量%から85質量%であってもよい。
本発明による組成物は、(e)(a)アミノシリコーンとは異なる少なくとも1種の油を更に含んでもよい。
本発明による組成物は、ケラチン繊維用化粧組成物であることが好ましい。
本発明はまた、
(1)本発明による組成物をケラチン繊維に塗布する工程と、
(2)任意選択でケラチン繊維をすすぐ工程と、
(3)任意選択でケラチン繊維を乾燥させる工程と
を含む、毛髪等のケラチン繊維を処置するための方法に関する。
本発明による方法は、美容効果、好ましくはコンディショニング又はまとまりの効果、より好ましくは長時間持続するコンディショニング又は長時間持続するまとまりの効果をケラチン繊維に付与するためのものでありうる。
本発明はまた、(a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、(d)水とを含む、ケラチン繊維用水中油型組成物における、組成物を安定にし、且つ、長時間持続するコンディショニング又は長時間持続するまとまりの効果をケラチン繊維に付与するための、(b)少なくとも1種の会合性増粘剤及び(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖の使用に関する。
鋭意検討の結果、本発明者等は、幾度かのシャンプー後でも長期間持続しうる、良好なコンディショニング又は良好なまとまりの効果等の優れた美容効果を毛髪等のケラチン繊維に付与することができる、安定な水中油型組成物を提供することが可能であることを発見した。
そのため、本発明は、主として、
(a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、
(b)少なくとも1種の会合性増粘剤と、
(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖と、
(d)水と
を含む、毛髪等のケラチン繊維用水中油型組成物に基づく。
「ケラチン繊維」は、本明細書では、少なくとも1種のケラチン物質を含む繊維を意味する。ケラチン繊維の表面の少なくとも一部は、ケラチン物質により形成されることが好ましい。ケラチン繊維の例は、毛髪、眉毛、まつ毛等を含む。本発明は、毛髪を処置するために使用されることが好ましい。
本発明による組成物は、安定である。本発明による組成物は、高温下でも長期間相分離を引き起こさない。したがって、本発明による組成物は、均質に見え、その均質な外観を維持することができる。
本発明による組成物は、良好なコンディショニング又は良好なまとまりの効果等の優れた美容効果を毛髪等のケラチン繊維に付与することができる。
本発明により付与されるコンディショニング効果は、例えば、滑らかな感覚又は櫛通りの容易さに反映されうる。また、本発明は、ケラチン繊維の摩擦を減少させることができる。加えて、本発明は、柔らかい触感を毛髪等のケラチン繊維に付与することができる。
本発明により付与されるまとまりの効果は、ヘアスタイルを管理すること又はまとまりにくい毛髪のボリュームを減少させることに反映されうる。
本発明により付与される優れた美容効果は、幾度かのシャンプー後でも長期間持続しうる。
本発明による組成物は、水中油型組成物、例えばO/Wエマルションであることから、本発明による組成物をケラチン繊維上に塗布することが容易でありうる。
以下では、本発明を詳細に説明する。
[組成物]
本発明の一態様は、
(a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、
(b)少なくとも1種の会合性増粘剤と、
(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖と、
(d)水と
を含む、毛髪等のケラチン繊維用水中油型組成物に関する。
(アミノシリコーン)
本発明による組成物は、(a)少なくとも1種のアミノシリコーンを含む。単一のタイプのアミノシリコーンを使用してもよく、又は2つ以上の異なるタイプのアミノシリコーンを組み合わせて使用してもよい。
(a)アミノシリコーンとして、化粧品の分野における任意のアミノシリコーン化合物を使用することができる。
「アミノシリコーン」という用語は、本明細書では、少なくとも1つの第一級、第二級若しくは第三級アミン基、又は少なくとも1つの第四級アンモニウム基を含むシリコーンを意味する。
本発明において使用することができる(a)アミノシリコーンとして、以下を引用することができる:
(i)式(A)に対応するポリシロキサン:
Figure 0007399620000001
(式中、x'及びy'は、独立して、質量平均分子量(Mw)が約5,000から500,000の間になるような整数である);
(ii)式(B)に対応するアミノシリコーン:
R'aG(3-a)-Si(OSiG2)n-(OSiGbR'(2-b))m-O-SiG(3-a')R'a' (B)
[式中、
Gは、独立して、水素原子、又はフェニル、OH、又はC1~C8アルキル基、例えばメチル、又はC1~C8アルコキシ基、例えばメトキシを指し、
a及びa'は、独立して、数0、又は1から3の整数、特に0を示し、
bは、0又は1、特に1を示し、
m及びnは、和(n+m)が、1から2,000、特に50から150の範囲になるような数であり、nは、0から1,999、特に49から149の数を示し、mは、1から2,000、特に1から10の数を示すことが可能であり、
R'は、独立して、式-CqH2qLを有する一価の基を示し、式中、qは、2から8の範囲の数であり、Lは、以下の基:
-NR"-Q-N(R")2
-N(R")2
-N+(R")3A-
-N+H(R")2A-
-N+H2(R")A-
-NR"-Q-N+R"H2A-
-NR"-Q-N+ (R")2HA-
-NR"-Q-N+(R")3A-
(式中、
R"は、独立して、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和の一価の炭化水素系基、例えばC1~C20アルキル基を示し、
Qは、直鎖状又は分枝状のCrH2r基を示し、rは、2から6、好ましくは2から4の範囲の整数であり、
A-は、化粧品として許容されるイオン、特にハロゲン化物イオン、例えばフッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン又はヨウ化物イオンを表す)
から選択される任意選択で四級化されたアミノ基である]。
この定義(B)に対応するアミノシリコーンの群は、式(C)を有する、「トリメチルシリルアモジメチコン」と呼ばれるシリコーンにより表される:
Figure 0007399620000002
(式中、n及びmは、上記の式B中で与えた意味を有する)。
この定義に対応するアミノシリコーンの別の群は、以下の式(D)又は(E)を有するシリコーンにより表される:
Figure 0007399620000003
(式中、
m及びnは、和(n+m)が、1から1,000、特に50から250、より特定すると100から200の範囲であることができるような数であり、nは、0から999、特に49から249、より特定すると125から175の数を示し、mは、1から1,000、特に1から10、より特定すると1から5の数を示すことが可能であり、
R1、R2、及びR3は、独立して、ヒドロキシ又はC1~C4アルコキシ基を表し、ここで、R1からR3基の少なくとも1つは、アルコキシ基を示す)。
アルコキシ基は、好ましくはメトキシ基である。
ヒドロキシ/アルコキシのモル比は、好ましくは0.2:1から0.4:1、好ましくは0.25:1から0.35:1の範囲であり、より特定すると0.3:1に等しい。
シリコーンの質量平均分子量(Mw)は、好ましくは2,000から1,000,000、より特定すると3,500から200,000の範囲である。
Figure 0007399620000004
(式中、
p及びqは、和(p+q)が、1から1,000、特に50から350、より特定すると150から250の範囲になるような数であり、pは、0から999、特に49から349、より特定すると159から239の数を示し、qは、1から1,000、特に1から10、より特定すると1から5の数を示すことが可能であり、
R1及びR2は、独立して、ヒドロキシ又はC1~C4アルコキシ基を表し、ここで、R1又はR2基の少なくとも1つは、アルコキシ基を示す)。
アルコキシ基は、好ましくはメトキシ基である。
ヒドロキシ/アルコキシのモル比は、一般に、1:0.8から1:1.1、好ましくは1:0.9から1:1の範囲であり、より特定すると1:0.95に等しい。
シリコーンの質量平均分子量(Mw)は、好ましくは2,000から200,000、更により特定すると5,000から100,000、より特定すると10,000から50,000の範囲である。
構造(D)又は(E)を有するこれらのシリコーンに対応する市販製品は、それらの組成中に、その構造が式(D)又は(E)とは異なる1種又は複数の他のアミノシリコーンを含んでもよい。
構造(D)を有するアミノシリコーンを含有する製品は、Wacker社により名称BELSIL ADM 652で販売されている。
構造(E)を有するアミノシリコーンを含有する製品は、Wacker社により名称FLUID WR 1300(登録商標)で販売されている。
この定義に対応するアミノシリコーンの別の群は、以下の式(F)により表される:
Figure 0007399620000005
(式中、
m及びnは、和(n+m)が、1から2,000、特に50から150の範囲になるような数であり、nは、0から1,999、特に49から149の数を示し、mは、1から2,000、特に1から10の数を示すことが可能であり、
Aは、4から8個の炭素原子、好ましくは4個の炭素原子を含有する、直鎖状又は分枝状のアルキレン基を示す。この基は、好ましくは直鎖状である)。
これらのアミノシリコーンの質量平均分子量(Mw)は、好ましくは2,000から1,000,000、更により特定すると3,500から200,000の範囲である。
式(F)の好ましいシリコーンは、Dow Corning社により商品名XIAMETER(登録商標)MEM-8299 Cationic Emulsionで販売されているアモジメチコンである。
この定義に対応するアミノシリコーンの別の群は、以下の式(G)により表される:
Figure 0007399620000006
(式中、
m及びnは、和(n+m)が、1から2,000、特に50から150の範囲になるような数であり、nは、0から1,999、特に49から149の数を示し、mは、1から2,000、特に1から10の数を示すことが可能であり、
Aは、4から8個の炭素原子、好ましくは4個の炭素原子を含有する、直鎖状又は分枝状のアルキレン基を示す。この基は、好ましくは分枝状である)。
これらのアミノシリコーンの質量平均分子量(Mw)は、好ましくは500から1,000,000、更により特定すると1,000から200,000の範囲である。
この式を有するシリコーンは、例えば、Dow Corning社によるDC2-8566 Amino Fluidである。
(iii)式(H)に対応するアミノシリコーン:
Figure 0007399620000007
(式中、
R5は、独立して、1から18個の炭素原子を含有する一価の炭化水素系基、特にC1~C18アルキル又はC2~C18アルケニル基、例えばメチルを表し、
R6は、SiC結合を介してSiに連結している、二価の炭化水素系基、特にC1~C18アルキレン基、又は二価のC1~C18、例えばC1~C8アルキレンオキシ基を表し、
Q-は、アニオン、例えばハロゲン化物イオン、特に塩化物イオン、又は有機酸塩(例えば酢酸塩)であり、
rは、2から20、特に2から8の平均統計値を表し、
sは、20から200、特に20から50の平均統計値を表す)。
こうしたアミノシリコーンは、より特定すると特許US 4185087に記載されている。
(iv)式(I)を有する第四級アンモニウムシリコーン:
Figure 0007399620000008
(式中、
R7は、独立して、1から18個の炭素原子を含有する一価の炭化水素系基、特にC1~C18アルキル基、C2~C18アルケニル基、又は5個若しくは6個の炭素原子を含有する環、例えばメチルを表し、
R6は、独立して、SiC結合を介してSiに連結している、二価の炭化水素系基、特にC1~C18アルキレン基、又は二価のC1~C18、例えばC1~C8アルキレンオキシ基を表し、
R8は、独立して、水素原子、1から18個の炭素原子を含有する一価の炭化水素系基、特にC1~C18アルキル基、C2~C18アルケニル基又は-R6-NHCOR7基を表し、
X-は、アニオン、例えばハロゲン化物イオン、特に塩化物イオン、又は有機酸塩(例えば酢酸塩)であり、
rは、2から200、特に5から100の平均統計値を表す);
これらのシリコーンは、例えば、特許出願EP-A 0530974に記載されている。
(v)式(J)を有するアミノシリコーン:
Figure 0007399620000009
(式中、
R1、R2、R3及びR4は、独立して、C1~C4アルキル基又はフェニル基を示し、
R5は、C1~C4アルキル基又はヒドロキシ基を示し、
mは、1から5の範囲の整数であり、
nは、1から5の範囲の整数であり、
式中、xは、アミン価が0.01から1meq/gの間になるように選択される);
(vi)タイプ(AB)n(Aは、ポリシロキサンブロックであり、Bは、少なくとも1つのアミン基を含有するポリオキシアルキレン化ブロックである)のマルチブロックのポリオキシアルキレン化アミノシリコーン。
前記シリコーンは、好ましくは、以下の一般式:
[-(SiMe2O)xSiMe2-R-N(R")-R'-O(C2H4O)a(C3H6O)b-R'-N(H)-R-]
或いは、
[-(SiMe2O)xSiMe2-R-N(R")-R'-O(C2H4O)a(C3H6O)b-]
(式中、
aは、1以上の、好ましくは5から200の範囲の、より特定すると10から100の範囲の整数であり、
bは、0から200の間に含まれる、好ましくは4から100の範囲の、より特定すると5から30の間の整数であり、
xは、1から10,000、より特定すると10から5,000の範囲の整数であり、
R"は、水素原子又はメチルであり、
Rは、独立して、1個又は複数のヘテロ原子、例えば酸素を任意選択で含む二価の直鎖状又は分枝状のC2~C12炭化水素系基を表し、好ましくは、Rは、独立して、エチレン基、直鎖状若しくは分枝状のプロピレン基、直鎖状若しくは分枝状のブチレン基、又は-CH2CH2CH2OCH(OH)CH2-基を示し、優先的には、Rは、独立して、-CH2CH2CH2OCH(OH)CH2-基を示し、
R'は、独立して、1個又は複数のヘテロ原子、例えば酸素を任意選択で含む二価の直鎖状又は分枝状のC2~C12炭化水素系基を表し、好ましくは、R'は、エチレン基、直鎖状若しくは分枝状のプロピレン基、直鎖状若しくは分枝状のブチレン基、又は-CH2CH2CH2OCH(OH)CH2-基を示し、優先的には、R'は、-CH(CH3)-CH2-を示す)
を有する繰り返し単位から構成される。
シロキサンブロックは、好ましくは、シリコーンの総質量の50から95mol%の間、より特定すると70から85mol%を占める。
アミン含有量は、好ましくは、ジプロピレングリコール中30%溶液中コポリマーの、0.02から0.5meq/gの間、より特定すると0.05から0.2meq/gの間である。
シリコーンの質量平均分子量(Mw)は、好ましくは5,000から1,000,000の間、より特定すると10,000から200,000の間である。
とりわけ、Momentive社により名称SILSOFT A-843又はSILSOFT A+で販売されているシリコーンを挙げることができる。
(vii)下記の式(K'及びK)に対応するアルキルアミノシリコーン:
Figure 0007399620000010
(式中、
R、R'及びR"は、独立して、C1~C4アルキル又はヒドロキシ基を表し、
Aは、C3アルキレン基を表し、m及びnは、化合物の質量平均分子量がおよそ5,000から500,000の間になるようなものである);
Figure 0007399620000011
(式中、
x及びyは、1から5,000の範囲の数であり、好ましくは、xは、10から2,000、とりわけ100から1,000の範囲であり、好ましくは、yは、1から100の範囲であり、
R1及びR2は、独立して、好ましくは同一であり、6から30個の炭素原子、好ましくは8から24個の炭素原子、とりわけ12から20個の炭素原子を含む、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和のアルキル基であり、
Aは、2から8個の炭素原子を含有する直鎖状又は分枝状のアルキレン基を示す)。
好ましくは、Aは、3から6個の炭素原子、とりわけ4個の炭素原子を含み、好ましくは、Aは、分枝状である。
とりわけ、以下の二価の基:-CH2CH2CH2-及び-CH2CH(CH3)CH2-を挙げることができる。
好ましくは、R1及びR2は、独立して、6から30個の炭素原子、好ましくは8から24個の炭素原子、とりわけ12から20個の炭素原子を含む、飽和の直鎖状のアルキル基であり、特に、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル及びエイコシル基を挙げることができ、優先的には、R1及びR2は、同一であっても異なっていてもよく、ヘキサデシル(セチル)及びオクタデシル(ステアリル)基から選択される。
優先的には、シリコーンは、式(K)のものであり、式中、
xは、10から2,000、とりわけ100から1,000の範囲であり、
yは、1から100の範囲であり、
Aは、3から6個の炭素原子、とりわけ4個の炭素原子を含み、好ましくは、Aは、分枝状であり、より特定すると、Aは、以下の二価の基:CH2CH2CH2及び-CH2CH(CH3)CH2-から選択され、
R1及びR2は、独立して、6から30個の炭素原子、好ましくは8から24個の炭素原子、とりわけ12から20個の炭素原子を含む、直鎖状の飽和のアルキル基であり、特に、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル及びエイコシル基から選択され、優先的には、R1及びR2は、同一であっても異なっていてもよく、ヘキサデシル(セチル)及びオクタデシル(ステアリル)基から選択される。
式(K)の好ましいシリコーンは、ビス-セテアリルアモジメチコンである。
とりわけ、Momentive社により名称SILSOFT AXで販売されているシリコーンを挙げることができる。
(a)アミノシリコーンは、少なくとも1つの第一級アミン基を含む、少なくとも1つの側基及び/又は少なくとも1つの末端基を含むポリジメチルシロキサンから選択されてもよい。
本開示のアミノシリコーンはまた、鎖末端に又は側鎖上に、例えばアミノプロピル末端又は側基に、第一級アミン基を含むポリジメチルシロキサン、例としては式(A)、(B)、又は(C)のものから選択されてもよい:
Figure 0007399620000012
式(A)中、nの値は、シリコーンの質量平均分子量が500から55,000の間になるようなものである。アミノシリコーン(A)の例として、Gelest社により名称DMS-A11、DMS-A12、DMS-A15、DMS-A21、DMS-A31、DMS-A32及びDMS-A35で販売されているものを挙げることができる。
式(B)中、n及びmの値は、シリコーンの質量平均分子量が1,000から55,000の間になるようなものである。シリコーン(B)の例として、Gelest社により名称AMS-132、AMS-152、AMS-162、AMS-163、AMS-191及びAMS-1203で、並びに信越化学工業株式会社により名称KF-8015及びKF8015Sで販売されているものを挙げることができる。
式(C)中、nの値は、シリコーンの質量平均分子量が500から3,000の間になるようなものである。シリコーン(C)の例として、Gelest社により名称MCR-A11及びMCR-A12で販売されているものを挙げることができる。
好ましくは、本発明によるアミノシリコーンは、アモジメチコンであり、例えば供給会社、信越化学工業株式会社から名称KF 8020で、又は供給会社MOMENTIVE PERFORMANCE MATERIALS社から商品名SILSOFT 253で販売されているアモジメチコンである。別の好ましいアミノシリコーンは、Dow Corning社により商品名XIAMETER(登録商標)MEM-8299 Cationic Emulsionで販売されている、式(F)のアモジメチコンである。
他の実施形態では、本発明によるアミノシリコーンは、ビス-セテアリルアモジメチコン(Momentive社により名称SILSOFT AXで販売されている)から選択される。
本発明の組成物において使用することができる別の好ましいアミノシリコーンは、アミノプロピルジメチコン、例えば、信越化学工業株式会社から名称KF-8015で販売されているアミノプロピルジメチコンである。
本発明による使用に好適なアミノシリコーンは、25℃で5×10-6から2.5m2/s、例えば、1×10-5から1m2/sの範囲の粘度を有する、揮発性及び不揮発性の、環状、直鎖状及び分枝状のアミノシリコーンを含むが、これらに限定されない。
(a)アミノシリコーンは、ケラチン繊維の表面に付着して、(a)アミノシリコーンの利益をもたらすことができる。(a)アミノシリコーンのアミノ基は、ケラチン繊維の表面の官能性部分と反応することができ、そのため、(a)アミノシリコーンのシリコーン部分は、数回のシャンプー後でもケラチン繊維上に留まることができると推定される。
本発明による組成物中の(a)アミノシリコーンの量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の(a)アミノシリコーンの量は、組成物の総質量に対して、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下であってもよく、ただし、(a)アミノシリコーンの量は、0ではないことを条件とする。
本発明による組成物中の(a)アミノシリコーンの量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%、好ましくは1質量%から10質量%、より好ましくは2質量%から5質量%の範囲であってもよい。
(会合性増粘剤)
本発明による組成物は、(b)少なくとも1種の会合性増粘剤を含む。単一のタイプの会合性増粘剤を使用してもよく、又は2つ以上の異なるタイプの会合性増粘剤を組み合わせて使用してもよい。
本明細書で使用するとき、「会合性増粘剤」という表現は、親水性単位及び疎水性単位の両方を含む、例えば、少なくとも1つのC8~C30脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性単位を含む、両親媒性増粘剤を意味する。
使用することができる代表的な会合性増粘剤は、
(1)少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性単位を含む非イオン性両親媒性ポリマー、
(2)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むアニオン性両親媒性ポリマー、
(3)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むカチオン性両親媒性ポリマー、並びに
(4)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含む両性両親媒性ポリマー
から選択される会合性ポリマーであり、脂肪鎖単位は、10から30個の炭素原子を含有する。
(1)少なくとも1つの脂肪鎖単位及び少なくとも1つの親水性単位を含む非イオン性両親媒性ポリマーは、例えば、以下から選択されてもよい:
(i)少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で修飾されたセルロース;挙げることができる例は、以下を含む:
- アルキル、アリールアルキル及びアルキルアリール基から選択される少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で修飾されたヒドロキシエチルセルロースであって、アルキル基が、例えばC8~C22であるヒドロキシエチルセルロース、例えばAqualon社により販売されている製品Natrosol Plus Grade 330 CS(C1~C6アルキル)、及びBerol Nobel社により販売されている製品Bermocoll EHM 100、並びに
- ポリアルキレングリコールアルキルフェニルエーテル基で修飾されたセルロース、例えばAmerchol社により販売されている製品Amercell Polymer HM-1500(ポリエチレングリコール(15)ノニルフェニルエーテル);
(ii)少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で修飾されたヒドロキシプロピルグアー、例えばLamberti社により販売されている製品Esaflor HM 22(C22アルキル鎖)、並びにRhodia Chimie社により販売されている製品Miracare XC95-3(C14アルキル鎖)及びRE205-1(C20アルキル鎖);
(iii)少なくとも1つの脂肪鎖、例えばC10~C30アルキル又はアルケニル基を含むポリエーテルウレタン、例としてはAkzo社により販売されている製品Elfacos T 210及びElfacos T 212又はRohm & Haas社により販売されている製品Aculyn 44及びAculyn 46;
(iv)ビニルピロリドンと疎水性脂肪鎖モノマーとのコポリマー;挙げることができる例は、以下を含む:
- I.S.P.社により販売されている製品Antaron V216及びGanex V216(ビニルピロリドン/ヘキサデセンコポリマー)、並びに
- I.S.P.社により販売されている製品Antaron V220及びGanex V220(ビニルピロリドン/エイコセンコポリマー);
(v)アクリル酸又はメタクリル酸アルキル(C1~C6)と、少なくとも1つの脂肪鎖を含む両親媒性モノマーとのコポリマー、例えばGoldschmidt社により名称Antil 208で販売されているオキシエチレン化メタクリル酸メチル/アクリル酸ステアリルコポリマー;
(vi)親水性アクリレート又はメタクリレートと、少なくとも1つの脂肪鎖を含む疎水性モノマーとのコポリマー、例えばメタクリル酸ポリエチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマー。
(2)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含むアニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、少なくとも1つの脂肪鎖アリルエーテル単位と、エチレン性不飽和アニオン性モノマー単位、例えば、ビニルカルボン酸単位を含む少なくとも1つの親水性単位とを含むものから選択されてもよく、更に、例えば、アクリル酸、メタクリル酸及びそれらの混合物に由来する単位から選択されてもよく、ここで、脂肪鎖アリルエーテル単位は、下記の式(I):
CH2=C(R1)CH2OBnR (I)
(式中、R1は、H及びCH3から選択され、Bは、エチレンオキシ基であり、nは、0及び1から100の範囲の整数から選択され、Rは、10から30個の炭素原子、更に、例えば10から24個の炭素原子、更に、例えば12から18個の炭素原子を含有する、アルキル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基から選択される炭化水素系基から選択される)
のモノマーに対応する。
一実施形態では、式(I)の単位は、例えば、R1がHであってもよく、nが10に等しくてもよく、Rがステアリル(C18)基であってもよい単位である。
このタイプのアニオン性両親媒性ポリマーは、特許EP-0216479 B2に記載されており、そのエマルション重合方法に従って調製される。
一実施形態では、アニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、20質量%から60質量%のアクリル酸及び/又はメタクリル酸、5質量%から60質量%の低級アルキル(メタ)アクリレート、2質量%から50質量%の式(I)の脂肪鎖アリルエーテル、並びに0質量%から1質量%の架橋剤から形成されるポリマーであり、架橋剤は、周知の共重合性不飽和ポリエチレン性モノマー、例えば、フタル酸ジアリル、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニルベンゼン、ジメタクリル酸(ポリ)エチレングリコール及びメチレンビスアクリルアミドである。
こうしたポリマーの例は、メタクリル酸と、アクリル酸エチルと、ポリエチレングリコール(10EO)ステアリルエーテル(ステアレス-10)との架橋ターポリマー、例えばCiba社により名称Salcare SC 80及びSalcare SC 90で販売されているものであり、これらは、メタクリル酸と、アクリル酸エチルと、ステアレス-10アリルエーテルと(40/50/10)の架橋ターポリマーの水性30%エマルションである。
アニオン性両親媒性ポリマーは、更に、例えば、不飽和オレフィン性カルボン酸タイプの少なくとも1つの親水性単位と、不飽和カルボン酸の(C10~C30)アルキルエステル等のタイプの少なくとも1つの疎水性単位とを含むものから選択されてもよい。不飽和オレフィン性カルボン酸タイプの親水性単位は、例えば、下記の式(II):
Figure 0007399620000013
(式中、R1は、H、CH3及びC2H5、すなわち、アクリル酸、メタクリル酸及びエタクリル酸単位から選択される)
のモノマーに対応する。不飽和カルボン酸の(C10~C30)アルキルエステル等のタイプの疎水性単位は、例えば、下記の式(III):
Figure 0007399620000014
(式中、R1は、H、CH3及びC2H5(すなわち、アクリレート、メタクリレート及びエタクリレート単位)から選択され、例えば、H(アクリレート単位)及びCH3(メタクリレート単位)から選択され、R2は、C10~C30アルキル基、例えば、C12~C22アルキル基から選択される)
のモノマーに対応する。
不飽和カルボン酸の(C10~C30)アルキルエステルの例は、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸デシル、アクリル酸イソデシル、及びアクリル酸ドデシル、並びに対応するメタクリレート、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸イソデシル及びメタクリル酸ドデシルを含む。
このタイプのアニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、米国特許第3,915,921号及び第4,509,949号により開示されており、調製される。
使用することができる代表的なアニオン性両親媒性ポリマーは、更に、以下を含むモノマーの混合物から形成されるポリマーから選択されてもよい:
(vii)アクリル酸、下記の式(IV):
Figure 0007399620000015
(式中、R1は、H及びCH3から選択され、R2は、C10~C30アルキル基、例えば12から22個の炭素原子を含有するアルキル基から選択される)のエステル、並びに架橋剤;例えば95質量%から60質量%のアクリル酸(親水性単位)、4質量%から40質量%のアクリル酸アルキル(C10~C30)(疎水性単位)、及び0質量%から6質量%の架橋重合性モノマーに由来するポリマー、若しくは98質量%から96質量%のアクリル酸(親水性単位)、1質量%から4質量%のアクリル酸アルキル(C10~C30)(疎水性単位)及び0.1質量%から0.6質量%の架橋重合性モノマーに由来するポリマー;又は
(viii)アクリル酸及びメタクリル酸ラウリル、例えば66質量%のアクリル酸及び34質量%のメタクリル酸ラウリルから形成されるポリマー。
架橋剤は、
Figure 0007399620000016
基を、その不飽和結合が共役していない少なくとも1つの他の重合性基とともに含むモノマーであってもよい。
例えば、ポリアリルエーテル、例えばポリアリルスクロース及びポリアリルペンタエリスリトールを挙げることができる。
上記の前記ポリマーの中で、例えば、Goodrich社により商品名Pemulen TR1、Pemulen TR2、Carbopol 1382、及び更に、例えば、Pemulen TR1で販売されている製品、並びにS.E.P.C.社により名称Coatex SXで販売されている製品を挙げることができる。
アニオン性両親媒性脂肪鎖ポリマーの中で、例えば、Amerchol社により名称Viscophobe DB 1000で販売されているメタクリル酸/アクリル酸メチル/アルキルジメチル-メタ-イソプロペニルベンジルイソシアネートのエトキシル化コポリマーも挙げることができる。
使用される(3)カチオン性両親媒性ポリマーは、例えば、四級化セルロース誘導体及びアミノ側基を含むポリアクリレートから選択される。
四級化セルロース誘導体は、例えば、
少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8個の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル及びアルキルアリール基並びにそれらの混合物を含む基で修飾された四級化セルロース、並びに
少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8個の炭素原子を含むアルキル、アリールアルキル及びアルキルアリール基並びにそれらの混合物を含む基で修飾された四級化ヒドロキシエチルセルロース
から選択される。
アミノ側基を含む四級化及び非四級化ポリアクリレートは、例えば、疎水性基、例えばステアレス20(ポリオキシ-エチレン化(20)ステアリルアルコール)及びイタコン酸(C10~C30)アルキルPEG-20を有する。
上記の四級化セルロース及びヒドロキシエチルセルロースにより担持されるアルキル基は、例えば、8から30個の炭素原子を含有する。
アリール基は、例えば、フェニル、ベンジル、ナフチル及びアントリル基から選択される。
C8~C30脂肪鎖を含む四級化アルキルヒドロキシエチルセルロースの例は、Amerchol社により販売されている製品Quatrisoft LM 200、Quatrisoft LM-X 529-18-A、Quatrisoft LM-X 529-18B(C12アルキル)及びQuatrisoft LM-X 529-8(C18アルキル)、並びにCroda社により販売されている製品Crodacel QM、Crodacel QL(C12アルキル)及びCrodacel QS(C18アルキル)である。
アミノ側鎖を含むポリアクリレートの例は、National Starch社製のポリマー8781-124B又は9492-103及びStructure Plusである。
(4)少なくとも1つの親水性単位及び少なくとも1つの脂肪鎖単位を含む両性両親媒性ポリマーの中で、例えば、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリル酸/メタクリル酸アルキル(C10~C30)(ここで、アルキル基は、例えば、ステアリル基である)のコポリマーを挙げることができる。
会合性増粘剤は、例えば、水中1%の活性材料の濃度の溶液又は分散体中で、Rheomat RM 180レオメーターを使用して25℃で測定される粘度が、剪断速度200s-1において、0.1psより高くてもよく、更に、例えば、0.2cpより高くてもよい。
(b)会合性増粘剤は、会合性ポリマー増粘剤、好ましくは会合性ポリウレタン増粘剤であってもよい。
会合性ポリウレタン増粘剤は、カチオン性又は非イオン性であってもよい。
会合性ポリウレタン増粘剤の中で、会合性ポリウレタン誘導体、例えば、約20質量%から70質量%の、α,β-モノエチレン性不飽和を含有するカルボン酸、約20から80質量%の、α,β-モノエチレン性不飽和を含有する非界面活性剤モノマー、約0.5から60質量%の、モノヒドロキシル化界面活性剤とモノエチレン性不飽和モノイソシアネートとの反応の生成物である非イオン性モノ-ウレタンの重合により得られるものを挙げることができる。
類似のものが、特にEP 173109に、より特定すると実施例3に記載されている。より正確には、このポリマーは、25%の水性分散体としてのメタクリル酸/アクリル酸メチル/エトキシル化ベヘニルアルコール(40EO)のジメチルメタイソプロペニルベンジルイソシアネートのターポリマーである。この製品は、AMERCHOL社により参照名VISCOPHOBE DB1000で提供されている。
カチオン性会合性ポリウレタン増粘剤も好適であり、そのファミリーは、本出願人により、仏国特許出願第0009609号に記載されている。これは、より特定すると、以下の一般式(A):R-X-(P)n-[L-(Y)m]r-L'-(P')p-X'-R' (A)(式中、R及びR'は、同一であり又は異なり、疎水性基又は水素原子を表し、X及びX'は、同一であり又は異なり、疎水性基を有するかそうではないアミン官能基を含有する基を表し、或いは、L"基を表し、L、L'及びL"は、同一であり又は異なり、ジイソシアネートに由来する基を表し、P及びP'は、同一であり又は異なり、疎水性基を有するかそうではないアミン官能基を含有する基を表し、Yは、親水性基を表し、rは、1から100の間、好ましくは1から50の間、特に1から25の間の整数であり、n、m及びpはそれぞれ、他から独立して、0から1000の間であり、分子は、少なくとも1つのプロトン化又は四級化アミン官能基及び少なくとも1つの疎水性基を含有する)により表すことができる。
非常に有利な実施形態では、これらのポリウレタンの疎水性基は、鎖末端にあるR及びR'基のみである。
第1の好ましい実施形態によれば、会合性ポリウレタン増粘剤は、式(A)(式中、R及びR'はいずれも、独立して、疎水性基を表し、X、X'はそれぞれ、L"基を表し、n及びpは、1から1000の間であり、L、L'、L"、P、P'、Y及びmは、式(A)中で示された意味を有する)に対応する。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、会合性ポリウレタン増粘剤は、式(A)(式中、R及びR'はいずれも、独立して、疎水性基を表し、X、X'はそれぞれ、L"基を表し、n及びpは、0に等しく、L、L'、L"、Y及びmは、上記に示された式(A)中の意味を有する)に対応する。
n及びpが0に等しいことは、これらのポリマーが、重縮合中にポリマーに組み込まれた、アミン官能基を含有するモノマーに由来する単位を含有しないことを意味する。これらのポリウレタンのプロトン化アミン官能基は、鎖末端にある過剰のイソシアネート官能基が加水分解され、続いて、疎水性基を含有するアルキル化剤、すなわちRQ又はR'Qタイプ(式中、R及びR'は、上記で定義された通りであり、Qは、脱離基、例えばハライド、スルフェート等を示す)の化合物により形成された第一級アミン官能基がアルキル化されることから生じる。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、会合性ポリウレタン増粘剤は、式(A)(式中、R及びR'はいずれも、独立して、疎水性基を表し、X及びX'はいずれも、独立して、第四級アミンを含有する基を表し、n及びpは、0に等しく、L、L'、Y及びmは、式(A)中で示された意味を有する)に対応する。
カチオン性会合性ポリウレタン増粘剤の数平均分子量は、普通は400から500000の間、特に1000から400000の間、理想的には1000から300000g/molの間である。
X及び/又はX'が第三級又は第四級アミンを含有する基を示す場合、X及び/又はX'は、以下の式:
Xに関して
Figure 0007399620000017
X'に関して
Figure 0007399620000018
(式中、
R2は、1から20個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の環を含有するかそうではない、直鎖状又は分枝状のアルキレン基、又はアリーレン基を表し、炭素原子の1個又は複数は、N、S、O、Pから選択されるヘテロ原子で置き換えられることが可能であり、
R1及びR3は、同一であり又は異なり、直鎖状又は分枝状のC1~C30アルキル又はアルケニル基、アリール基を示し、炭素原子の少なくとも1個は、N、S、O、及びPから選択されるヘテロ原子で置き換えられることが可能であり、
A-は、生理学的に許容される対イオンである)
の1つを表しうる。
L、L'及びL"基は、以下の式:
Figure 0007399620000019
(式中、
Zは、-O-、-S-又は-NH-を表し、
R4は、1から20個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の環を含有するかそうではない、直鎖状又は分枝状のアルキレン基、アリーレン基を表し、炭素原子の1個又は複数は、N、S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置き換えられることが可能である)
の基を表す。
アミン官能基を含むP及びP'基は、以下の式:
Figure 0007399620000020
又は
Figure 0007399620000021
又は
Figure 0007399620000022
又は
Figure 0007399620000023
又は
Figure 0007399620000024
又は
Figure 0007399620000025
(式中、
R5及びR7は、上記で定義されたR2と同じ意味を有し、R6、R8及びR9は、上記で定義されたR1及びR3と同じ意味を有し、
R10は、直鎖状又は分枝状のアルキレン基を表し、これは任意選択で不飽和であり、これはN、O、S及びPから選択される1個又は複数のヘテロ原子を含有してもよく、
A-は、生理学的に許容される対イオンである)
の少なくとも1つを表しうる。
Yの意味に関して、親水性基という表現は、ポリマー性又は非ポリマー性の水溶性基を意味すると理解される。例として、ポリマーが関与しない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。好ましい実施形態によれば、親水性ポリマーの場合、例として、ポリエーテル、スルホン化ポリエステル、スルホン化ポリアミド、又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。好ましくは、親水性化合物は、ポリエーテル、特にポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシドである。
式(A)のカチオン性会合性ポリウレタン増粘剤は、ジイソシアネートから、及び不安定水素を含有する官能基を保有する様々な化合物から形成される。不安定水素を含有する官能基は、アルコール官能基、第一級若しくは第二級アミン官能基又はチオール官能基であってもよく、これらは、ジイソシアネート官能基との反応後に、それぞれ、ポリウレタン、ポリ尿素及びポリチオ尿素を与える。本発明の「ポリウレタン」という用語は、これらの3つのタイプのポリマー、すなわち、厳密な意味でのポリウレタン、ポリ尿素及びポリチオ尿素、並びにそれらのコポリマーを網羅する。
式(A)のポリウレタンの調製の材料となる第1のタイプの化合物は、アミン官能基を含有する少なくとも1つの単位を含有する化合物である。この化合物は、多官能性であってもよいが、好ましくは、化合物は二官能性であり、すなわち、好ましい実施形態によれば、この化合物は、例えばヒドロキシル、第一級アミン、第二級アミン又はチオール官能基が有する、2個の不安定水素原子を含有する。多官能性化合物の百分率が低い、多官能性化合物と二官能性化合物との混合物を使用することも可能である。
上記に示す通り、この化合物は、アミン官能基を含有する1つ超の単位を含有してもよい。これは、その場合、アミン官能基を含有する単位の繰り返しを有するポリマーである。
このタイプの化合物は、以下の式:HZ-(P)n-ZH、又はHZ-(P')p-ZH(式中、Z、P、P'、n及びpは、上記で定義された通りである)の1つにより表されうる。
アミン官能基を含有する化合物の例として、N-メチルジエタノールアミン、N-tert-ブチルジエタノールアミン、N-スルホエチルジエタノールアミンを挙げることができる。
式(A)のポリウレタンの調製の材料となる第2の化合物は、式O=C=N-R4-N=C=O(式中、R4は、上記で定義されている)に対応するジイソシアネートである。
例として、メチレンジフェニルジイソシアネート、メチレンシクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ブタンジイソシアネート、及びヘキサンジイソシアネートを挙げることができる。
式(A)のポリウレタンの調製の材料となる第3の化合物は、式(A)のポリマーの末端疎水性基を形成することを目的とする疎水性化合物である。
この化合物は、疎水性基と、不安定水素を含有する官能基、例えばヒドロキシル、第一級若しくは第二級アミン、又はチオール官能基とからなる。
例として、この化合物は、脂肪アルコール、例えば、特にステアリルアルコール、ドデシルアルコール、及びデシルアルコールであってもよい。この化合物は、ポリマー鎖を含有する場合、例えばヒドロキシル水素化ポリブタジエンであってもよい。
式(A)のポリウレタンの疎水性基は、少なくとも1つの第三級アミン単位を含有する化合物の第三級アミンの四級化反応からも生じうる。そのため、疎水性基は、四級化剤により導入される。この四級化剤は、RQ又はR'Qタイプ(式中、R及びR'は、上記で定義された通りであり、Qは、脱離基、例えばハライド、スルフェート等を示す)の化合物である。
カチオン性会合性ポリウレタン増粘剤は、加えて、親水性配列を含んでもよい。この配列は、ポリマーの調製の材料となる第4のタイプの化合物により提供される。この化合物は、多官能性であってもよい。これは、好ましくは二官能性である。多官能性化合物の百分率が低い混合物を有することも可能である。
不安定水素を含有する官能基は、アルコール、第一級若しくは第二級アミン、又はチオール官能基である。この化合物は、不安定水素を含有するこれらの官能基の1つで鎖末端が終了したポリマーであってもよい。
例として、ポリマーが関与しない場合、エチレングリコール、ジエチレングリコール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
親水性ポリマーの場合、例として、ポリエーテル、スルホン化ポリエステル、スルホン化ポリアミド、又はこれらのポリマーの混合物を挙げることができる。好ましくは、親水性化合物は、ポリエーテル、特にポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシドである。
式(A)中でYと記されている親水性基は、任意選択である。実際、第四級又はプロトン化アミン官能基を含有する単位は、水溶液中のこのタイプのポリマーに必要な溶解性又は水分散性をもたらすのに十分でありうる。親水性基Yの存在は任意選択であるが、それでもなお、こうした基を含有するカチオン性会合性ポリウレタン増粘剤が好ましい。
本発明において使用される会合性ポリウレタン増粘剤はまた、非イオン性であってもよく、特に非イオン性ポリウレタン-ポリエーテルであってもよい。非イオン性ポリウレタン-ポリエーテルは、少なくとも1つの親水性部分及び少なくとも1つの疎水性部分の両方を有してもよい。より特定すると、前記ポリマーは、それらの鎖中に、最も多くの場合ポリオキシエチレン化された性質の親水性配列と、脂肪族連結単独並びに/又は環式脂肪族及び/若しくは芳香族連結でありうる疎水性配列との両方を含有してもよい。
好ましくは、これらのポリエーテル-ポリウレタンは、親水性配列で分離された6から30個の炭素原子、好ましくは6から20個の炭素原子を有する少なくとも2つの親油性炭化水素鎖を含み、炭化水素鎖は、ペンダント鎖又は親水性配列の末端にある鎖であることが可能である。特に、1つ又は複数のペンダント鎖を想定することが可能である。加えて、ポリマーは、親水性配列の片末端に又は両末端に炭化水素鎖を含んでもよい。
ポリエーテル-ポリウレタンは、ポリブロック、特に、トリブロックの形態であってもよい。疎水性配列は、鎖の各末端にあってもよく(例えば、親水性の中央配列を有するトリブロックコポリマー)、又は末端及び鎖中の両方に分布していてもよい(例えば、ポリブロックコポリマー)。これらの同じポリマーはまた、グラフト単位の形態であってもよく、又は星の形状であってもよい。
会合性ポリウレタン増粘剤は、疎水性部分が疑似ミセル(quasi-micelle)を接続するネットワークを水中で形成しうる。
したがって、会合性ポリウレタン増粘剤は、本発明による組成物の粘度又は稠度を増加させることができる。そのため、本発明による組成物の塗布後に、これは、組成物の元の弾性を急速に回復することができる。
脂肪鎖を含有する非イオン性ポリエーテル-ポリウレタンは、その親水性配列が50から1000のオキシエチレン化基を含むポリオキシエチレン化鎖であるトリブロックコポリマーであってもよい。
非イオン性ポリエーテル-ポリウレタンは、親水性配列の間にウレタン結合を含み、これが名称の起源である。
その意味が拡大されて、その親水性配列が他の化学結合により疎水性配列に連結されているものも、疎水性鎖を含有する非イオン性ポリエーテル-ポリウレタンの中に含まれる。
本発明において使用することができる疎水性鎖を含有する非イオン性ポリエーテル-ポリウレタンの例として、RHEOX社により販売されている尿素官能基を含有するRheolate(登録商標)205、又はRheolate(登録商標)208、204若しくは212、及びAcrysol RM 184(登録商標)を使用することも可能である。
AKZO社製のC12~C14アルキル鎖を含有する製品ELFACOS T210(登録商標)及びC18アルキル鎖を含有する製品ELFACOS T212(登録商標)も挙げることができる。
水中乾燥物質含有量20%で販売されている、C20アルキル鎖を含有し、ウレタン結合を有する、ROHM & HAAS社製の製品DW 1206B(登録商標)も使用することができる。
これらのポリマーの、特に、水中又は水性-アルコール性媒体中の溶液又は分散体を使用することも可能である。こうしたポリマーの例として、RHEOX社により販売されているRheolate(登録商標)255、Rheolate(登録商標)278及びRheolate(登録商標)244を挙げることができる。ROHM & HAAS社により提供されている製品DW 1206F及びDW 1206Jを使用することも可能である。
使用することができる上記のポリエーテル-ポリウレタンはまた、G. Fonnum、J. Bakke及びFk. Hansen著-Colloid Polym. Sci 271、380~389頁(1993年)の論文に記載されているものから選択することができる。
上記のポリエーテル-ポリウレタンとして、それらの鎖中に、少なくとも1つのポリオキシエチレン化親水性ブロックと、脂肪族配列、環式脂肪族配列、及び芳香族配列から選択される少なくとも1つの配列を含有する少なくとも1つの疎水性ブロックとを含むポリウレタン-ポリエーテルを挙げることができる。
ポリウレタン-ポリエーテルは、親水性ブロックで分離された8から30個の炭素原子を有する少なくとも2つの炭化水素系親油性鎖であって、ペンダント鎖及び親水性ブロックの末端にある鎖から選択される炭化水素系鎖を含むことが好ましいことがある。
本発明の特定の形態によれば、(i)150から180molのエチレンオキシドを含む少なくとも1種のポリエチレングリコールと、(ii)100molのエチレンオキシドを含むポリオキシエチレン化ステアリルアルコールと、(iii)ジイソシアネートとを含む少なくとも3種の化合物の重縮合により得ることができるポリウレタン/ポリエーテルが使用される。
こうしたポリウレタン/ポリエーテルは、とりわけ、Elementis社により名称Rheolate FX 1100(登録商標)及びRheoluxe 811(登録商標)で販売されており、これは、136molのエチレンオキシドを含有するポリエチレングリコールと、100molのエチレンオキシドでポリオキシエチレン化されたステアリルアルコールと、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)との、質量平均分子量が40000の重縮合物である(INCI名:PEG-136/ステアレス-100/HDIコポリマー)。
本発明の別の特定の形態によれば、(i)150から180molのエチレンオキシドを含む少なくとも1種のポリエチレングリコールと、(ii)ステアリルアルコール又はデシルアルコールと、(iii)少なくとも1種のジイソシアネートとを含む少なくとも3種の化合物の重縮合により得ることができるポリウレタン/ポリエーテルが使用される。
こうしたポリウレタン/ポリエーテルは、特に、Rohm & Haas社により名称Aculyn 46(登録商標)及びAculyn 44(登録商標)で販売されている。
INCI名:PEG-150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマーを有するAculyn 46(登録商標)は、マルトデキストリン(4%)及び水(81%)のマトリックス中15質量%の、150又は180molのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコールと、ステアリルアルコールと、メチレンビス(4-シクロへキシルイソシアネート)(SMDI)との重縮合物である(INCI名:PEG-150/ステアリルアルコール/SMDIコポリマー)。
Aculyn 44(登録商標)(PEG-150/デシルアルコール/SMDIコポリマー)は、プロピレングリコール(39%)と水(26%)との混合物中35質量%の、150又は180molのエチレンオキシドを含むポリエチレングリコールと、デシルアルコールと、メチレンビス(4-シクロへキシルイソシアネート)(SMDI)との重縮合物である(INCI名:PEG-150/デシルアルコール/SMDIコポリマー)。
会合性ポリウレタンとして、以下の式(1):
R1-{(O-R2)k-OCONH-R3[-NHCOO-(R4-O)n-R5]h}m (1)
(式中、R1は、炭化水素基を表し、R2及びR4は、独立して、2から4個の炭素原子を有する、互いに同一であっても異なっていてもよいアルキレン基、又はフェニルエチレン基を表し、R3は、任意選択でウレタン結合を有してもよい炭化水素基を表し、R5は、分枝鎖又は第二級炭化水素基を表し、mは、少なくとも2の数を表し、hは、少なくとも1の数を表し、kは、1から500の範囲内の数を表し、nは、1から200の範囲内の数を表す)
により表される化合物を使用することが好ましいことがある。
上記に示す一般式(1)により表される疎水性修飾されたポリウレタンは、例えば、式R1-[(O-R2)k-OH]mにより表される少なくとも1種のポリエーテルポリオール、式R3-(NCO)h+1により表される少なくとも1種のポリイソシアネート、及び式HO-(R4-O)n-R5により表される少なくとも1種のポリモノアルコールを反応させることにより得られる。
こうした場合、一般式(1)中のR1からR5は、化合物R1-[(O-R2)k-OH]m、R3-(NCO)h+1及びHO-(R4-O)n-R5により決定される。3種の化合物の間の投入比は特に限定されず、好ましくは、ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の、ポリエーテルポリオール及びポリエーテルモノアルコールに由来するヒドロキシル基に対する比が、0.8:1から1.4:1の間のNCO/OHの範囲内で選択されるようなものであるべきである。
式R1-[(O-R2)k-OH]mにより表され、一般式(1)により表される会合性増粘剤を得るために好ましくは使用することができるポリエーテルポリオール化合物は、m価ポリオールと、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、若しくはエピクロロヒドリン、又はスチレンオキシド等との付加重合から得ることができる。
ポリオールは、好ましくは、二から八価ポリオールであるべきである。二から八価ポリオールの例は、二価アルコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、及びネオペンチルグリコール;三価アルコール、例えばグリセロール、トリオキシイソブタン、1,2,3-ブタントリオール、1,2,3-ペンタントリオール、2-メチル-1,2,3-プロパントリオール、2-メチル-2,3,4-ブタントリオール、2-エチル-1,2,3-ブタントリオール、2,3,4-ペンタントリオール、2,3,4-ヘキサントリオール、4-プロピル-3,4,5-ヘプタントリオール、2,4-ジメチル-2,3,4-ペンタントリオール、ペンタメチルグリセロール、ペンタグリセロール、1,2,4-ブタントリオール、1,2,4-ペンタントリオール、トリメチロールエタン、及びトリメチロールプロパン;四価アルコール、例えばペンタエリスリトール、1,2,3,4-ペンタンテトラオール、2,3,4,5-ヘキサンテトラオール、1,2,4,5-ペンタンテトラオール、及び1,3,4,5-ヘキサンテトラオール;五価アルコール、例えばアドニトール、アラビトール、及びキシリトール;六価アルコール、例えばジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、及びイジトール;並びに八価アルコール、例えばスクロースを含む。
また、R2は、付加に供されるアルキレンオキシド、スチレンオキシド等により決定される。特に、入手可能性及び優れた効果のために、2から4個の炭素原子を有するアルキレンオキシド、又はスチレンオキシドが好ましい。
付加に供されるアルキレンオキシド、スチレンオキシド等は、単独重合、又は少なくとも2つの構成要素のランダム重合若しくはブロック重合に供されてもよい。付加のための手順は、従来の手順であってもよい。また、重合度kは、0から1,000の範囲内、好ましくは1から500の範囲内、より好ましくは10から200の範囲内で選択されてもよい。更に、R2を占めるエチレン基の比は、好ましくは、R2の総量に対して、50から100質量%の範囲内であるべきである。こうした場合、本発明の目的に適した会合性増粘剤が得られる。
更に、式R1-[(O-R2)k-OH]mにより表されるポリエーテルポリオール化合物の分子量は、好ましくは、500から100,000の範囲内で選択されるべきであり、より好ましくは、1,000から50,000の範囲内で選択されるべきである。
式R3-(NCO)h+1により表され、本発明に従って用いられる一般式(1)により表される疎水性修飾されたポリエーテルウレタンを得るために好ましくは使用することができるポリイソシアネートは、ポリイソシアネートが分子内に少なくとも2つのイソシアネート基を有する限り、特に限定されない。ポリイソシアネートの例は、脂肪族ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、フェニルメタンジイソシアネート、フェニルメタントリイソシアネート、及びフェニルメタンテトライソシアネートを含む。
また、上記で列挙されたポリイソシアネートの二量体及び三量体(イソシアヌレート結合)を用いることが可能である。更に、アミンとの反応により得られるビウレットを用いることが可能である。
更に、前述のポリイソシアネート化合物及びポリオールの反応により得られるウレタン結合を有するポリイソシアネートを用いることが可能である。ポリオールとして、二から八価ポリオールが好ましく、上記で列挙されたポリオールが好ましい。三価以上のポリイソシアネートが、式R3-(NCO)n+1により表されるポリイソシアネートとして使用される場合、ウレタン結合を有する前述のポリイソシアネートを用いることが好ましい。
式HO-(R4-O)n-R5により表され、本発明に従って用いられる一般式(1)により表される疎水性修飾されたポリエーテルウレタンを得るために好ましくは使用することができるポリエーテルモノアルコールは、ポリエーテルモノアルコールが直鎖、分枝鎖、又は第二級一価アルコールのポリエーテルである限り、特に限定されない。ポリエーテルモノアルコールは、直鎖、分枝鎖、又は第二級一価アルコールと、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、若しくはエピクロロヒドリン、又はスチレンオキシド等との付加重合により得ることができる。
一般式(1)により表される化合物は、例えば、80から90℃の温度で1から3時間加熱し、それにより、ポリエーテル及びイソシアネートの通常の反応と同じ様式で反応を引き起こすことにより生成されうる。
一般式(1)により表される化合物として、ポリエチレングリコール-240/デシルテトラデセス-20/ヘキサメチレンジイソシアネートコポリマーが好ましい。ポリエチレングリコール-240/デシルテトラデセス-20/ヘキサメチレンジイソシアネートコポリマーは、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーとも称される。
本発明によれば、会合性ポリウレタン増粘剤は、Rheox社によりRheolate FX 1100の名称で販売されているステアレス-100/PEG-136/HDIコポリマー、Asahi Denka社によりAdekanol GT-700の名称で販売されている(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、及びそれらの混合物から選択されることが好ましい。
本発明による組成物中の(b)会合性増粘剤の量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の(b)会合性増粘剤の量は、組成物の総質量に対して、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下であってもよく、ただし、(b)会合性増粘剤の量は、0ではないことを条件とする。
本発明による組成物中の(b)会合性増粘剤の量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%、好ましくは1質量%から10質量%、より好ましくは2質量%から5質量%の範囲であってもよい。
(微生物由来の多糖)
本発明による組成物は、(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖を含む。単一のタイプのこうした多糖を使用してもよく、又は2つ以上の異なるタイプのこうした多糖を組み合わせて使用してもよい。
(c)微生物由来の多糖は、菌又は細菌等の微生物により産生される多糖を意味する。
(c)微生物由来の多糖は、植物由来の多糖ではない。(c)微生物由来の多糖は、セルロース系ではないことが好ましいことがある。
(c)微生物由来の多糖の例として、カードラン(cardollan)、キサンタンガム、ジェランガム、デキストラン、プルラン、スクレロチウムガム、及びそれらの混合物を挙げることができる。
(c)微生物由来の多糖は、スクレロチウムガム、キサンタンガム及びそれらの混合物からなる群から選択されることが好ましいことがある。
本発明による組成物中の(c)微生物由来の多糖の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の(c)微生物由来の多糖の量は、組成物の総質量に対して、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、より好ましくは1質量%以下であってもよく、ただし、(c)微生物由来の多糖の量は、0ではないことを条件とする。
本発明による組成物中の(c)微生物由来の多糖の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%から10質量%、好ましくは0.05質量%から5質量%、より好ましくは0.1質量%から1質量%の範囲であってもよい。
(水)
本発明による組成物は、(d)水を含む。
(d)水の量は、組成物の総質量に対して、50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の(d)水の量は、組成物の総質量に対して、50質量%から95質量%、好ましくは60質量%から90質量%、より好ましくは70質量%から85質量%の範囲であってもよい。
(追加の油)
本発明による組成物は、(e)(a)アミノシリコーンとは異なる少なくとも1種の油を含んでもよい。単一のタイプのこうした追加の油を使用してもよく、又は2つ以上の異なるタイプのこうした追加の油を組み合わせて使用してもよい。
本明細書では、「油」は、大気圧(760mmHg)下室温(25℃)で、液体又はペースト(非固体)の形態である、脂肪化合物又は物質を意味する。油として、化粧品において一般に使用されるものを、単独で、又はそれらを組み合わせて使用することができる。これらの油は、揮発性であっても不揮発性であってもよい。
油は、非極性油、例えば炭化水素油、シリコーン油等;極性油、例えば植物若しくは動物油及びエステル油若しくはエーテル油;又はそれらの混合物であってもよい。
油は、植物又は動物起源の油、合成油、(a)アミノシリコーンとは異なるシリコーン油、炭化水素油及び脂肪アルコールからなる群から選択されてもよい。
植物油の例として、例えば、アマニ油、カメリア油、マカデミアナッツ油、コーン油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、アブラナ種子油、ゴマ油、ダイズ油、ピーナッツ油、及びそれらの混合物を挙げることができる。
動物油の例として、例えば、スクアレン及びスクアランを挙げることができる。
合成油の例として、アルカン油、例えばイソドデカン及びイソヘキサデカン、エステル油、エーテル油、並びに人工トリグリセリドを挙げることができる。
エステル油は、好ましくは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1~C26脂肪族一酸又は多酸と、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1~C26脂肪族モノアルコール又はポリアルコールとの液体エステルであり、エステルの炭素原子の総数は、10以上である。
好ましくは、モノアルコールのエステルに関して、本発明のエステルが由来するアルコール及び酸の中から少なくとも1つは分枝状である。
一酸とモノアルコールとのモノエステルの中で、パルミチン酸エチル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、炭酸ジカプリリル、ミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル又はミリスチン酸エチル、ステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2-エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ネオペンタン酸イソデシル及びネオペンタン酸イソステアリルを挙げることができる。
C4~C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸とC1~C22アルコールとのエステル、及びモノカルボン酸、ジカルボン酸又はトリカルボン酸と非糖C4~C26ジヒドロキシ、トリヒドロキシ、テトラヒドロキシ又はペンタヒドロキシアルコールとのエステルも使用することができる。
とりわけ、以下を挙げることができる:セバシン酸ジエチル、ラウロイルサルコシンイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ-n-プロピル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソステアリル、マレイン酸ビス(2-エチルヘキシル)、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソステアリル、三乳酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、クエン酸トリオクチルドデシル、クエン酸トリオレイル、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール、ジイソノナン酸ジエチレングリコール。
エステル油として、C6~C30、好ましくはC12~C22脂肪酸の糖エステル及びジエステルを使用することができる。「糖」という用語は、アルデヒド又はケトン官能基の有無にかかわらず、いくつかのアルコール官能基を含有し、少なくとも4個の炭素原子を含む、酸素担持炭化水素系化合物を意味することが想起される。これらの糖は、単糖、オリゴ糖又は多糖であってよい。
挙げることができる好適な糖の例は、スクロース(又はサッカロース)、グルコース、ガラクトース、リボース、フコース、マルトース、フルクトース、マンノース、アラビノース、キシロース及びラクトース、並びにそれらの誘導体、とりわけアルキル誘導体、例えばメチル誘導体、例としてはメチルグルコースを含む。
脂肪酸の糖エステルは、とりわけ、先に記載した糖と、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和のC6~C30、好ましくはC12~C22脂肪酸とのエステル又はエステルの混合物を含む群から選択されてもよい。それらが不飽和である場合、これらの化合物は、1から3個の共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を有してもよい。
この変形形態によるエステルはまた、モノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステル及びポリエステル、並びにそれらの混合物から選択されてもよい。
これらのエステルは、例えば、オレイン酸エステル、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ミリスチン酸エステル、ベヘン酸エステル、ヤシ脂肪酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、カプリン酸エステル及びアラキドン酸エステル、又はそれらの混合物、例えば、とりわけ、オレオパルミチン酸、オレオステアリン酸及びパルミトステアリン酸の混合エステル、並びにテトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルであってもよい。
より特定すると、モノエステル及びジエステル、とりわけスクロース、グルコース又はメチルグルコースのモノオレイン酸エステル又はジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル及びオレオステアリン酸エステルが使用される。
挙げることができる例は、Amerchol社により名称Glucate(登録商標)DOで販売されている製品であり、これはジオレイン酸メチルグルコースである。
好ましいエステル油の例として、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチル、ヘキサン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、オクタン酸セチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソデシル、プロピオン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタン酸2-エチルヘキシル、カプリル酸/カプリン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、炭酸ジカプリリル、ラウロイルサルコシンイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸エチルヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル、テトラ(2-エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、及びそれらの混合物を挙げることができる。
人工トリグリセリドの例として、例えば、カプリルカプリリルグリセリド、トリミリスチン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリリノレン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル及びトリ(カプリン酸/カプリル酸/リノレン酸)グリセリルを挙げることができる。
シリコーン油の例として、例えば、直鎖状オルガノポリシロキサン、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等;環状オルガノポリシロキサン、例えばシクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等;及びそれらの混合物を挙げることができる。
好ましくは、シリコーン油は、液体ポリジアルキルシロキサン、とりわけ液体ポリジメチルシロキサン(PDMS)、及び少なくとも1つのアリール基を含む液体ポリオルガノシロキサンから選択される。
これらのシリコーン油はまた、有機変性されていてもよい。本発明に従って使用することができる有機変性シリコーンは、上記で定義されたシリコーン油であり、それらの構造中に、炭化水素系基を介して結合した1つ又は複数の有機官能基を含む。
オルガノポリシロキサンは、Walter Noll著、Chemistry and Technology of Silicones(1968年)、Academic Press社においてより詳細に定義されている。それらは、揮発性であっても不揮発性であってもよい。
それらが揮発性である場合、シリコーンは、より特定すると、60℃から260℃の間の沸点を有するものから、更により特定すると、以下から選択される:
(i)3から7個、好ましくは4から5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。これらは、例えば、特にUnion Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7207で、又はRhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V2で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7158で、Rhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V5で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びMomentive Performance Materials社により名称Silsoft 1217で販売されているドデカメチルシクロペンタシロキサン、並びにそれらの混合物である。以下の式:
Figure 0007399620000026
のジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン等のタイプのシクロコポリマー、例えばUnion Carbide社により販売されているSilicone Volatile(登録商標)FZ 3109も挙げることができる。環状ポリジアルキルシロキサンの有機ケイ素化合物との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリスリトールとの混合物(50/50)及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンとの混合物も挙げることができる;並びに
(ii)2から9個のケイ素原子を含有し、25℃で5×10-6m2/s以下の粘度を有する直鎖状揮発性ポリジアルキルシロキサン。例は、特にToray Silicone社により名称SH 200で販売されているデカメチルテトラシロキサンである。このカテゴリーに属するシリコーンはまた、Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27~32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmeticsにおいて公表されている論文に記載されている。シリコーンの粘度は、ASTM規格445付録Cに従って25℃で測定される。
不揮発性ポリジアルキルシロキサンも使用することができる。これらの不揮発性シリコーンは、より特定すると、ポリジアルキルシロキサンから選択され、その中で、主として、トリメチルシリル末端基を含有するポリジメチルシロキサンを挙げることができる。
これらのポリジアルキルシロキサンの中で、非限定的に、以下の市販製品を挙げることができる:
- Rhodia社により販売されている47及び70047シリーズのSilbione(登録商標)油又はMirasil(登録商標)油、例としては油70047 V 500000、
- Rhodia社により販売されているMirasil(登録商標)シリーズの油、
- Dow Corning社製の200シリーズの油、例えば60000mm2/sの粘度を有するDC200、並びに
- General Electric社製のViscasil(登録商標)油及びGeneral Electric社製のSFシリーズのある種の油(SF 96、SF 18)。
名称ジメチコノール(CTFA)で知られている、ジメチルシラノール末端基を含有するポリジメチルシロキサン、例えばRhodia社製の48シリーズの油も挙げることができる。
アリール基を含有するシリコーンの中で、ポリジアリールシロキサン、とりわけポリジフェニルシロキサン及びポリアルキルアリールシロキサン、例えばフェニルシリコーン油を挙げることができる。
フェニルシリコーン油は、以下の式:
Figure 0007399620000027
(式中、
R1からR10は、互いに独立して、飽和又は不飽和の、直鎖状、環状又は分枝状のC1~C30炭化水素系基、好ましくはC1~C12炭化水素系基、より好ましくはC1~C6炭化水素系基、特にメチル、エチル、プロピル又はブチル基であり、
m、n、p及びqは、互いに独立して、0以上900以下、好ましくは0以上500以下、より好ましくは0以上100以下の整数であり、
ただし、和n+m+qは、0以外であることを条件とする)
のフェニルシリコーンから選択されてもよい。
挙げることができる例は、以下の名称で販売されている製品を含む:
- Rhodia社製の70641シリーズのSilbione(登録商標)油、
- Rhodia社製のRhodorsil(登録商標)70633及び763シリーズの油、
- Dow Corning社製の油Dow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid、
- Bayer社製のPKシリーズのシリコーン、例えば製品PK20、
- General Electric社製のSFシリーズのある種の油、例えばSF 1023、SF 1154、SF 1250及びSF 1265。
フェニルシリコーン油として、フェニルトリメチコン(上記の式中、R1からR10は、メチルであり、p、q、及びn=0であり、m=1である)が好ましい。
有機変性液体シリコーンは、とりわけ、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を含有してもよい。そのため、信越化学工業株式会社により提案されているシリコーンKF-6017、並びにUnion Carbide社製の油Silwet(登録商標)L722及びL77を挙げることができる。
炭化水素油は、以下から選択されてもよい:
- 直鎖状又は分枝状の、任意選択で環状のC6~C16低級アルカン。挙げることができる例は、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、及びイソパラフィン、例としてはイソヘキサデカン、イソドデカン及びイソデカンを含む;並びに
- 16個超の炭素原子を含有する直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン、流動ワセリン、ポリデセン及び水添ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、及びスクアラン。
炭化水素油の好ましい例として、例えば、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン、スクアラン、鉱油(例えば、流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又はペトロラタム、ナフタレン等;水添ポリイソブテン、イソエイコサン、及びデセン/ブテンコポリマー;並びにそれらの混合物を挙げることができる。
脂肪アルコールにおける「脂肪」という用語は、比較的多数の炭素原子が含まれることを意味する。そのため、4個以上、好ましくは6個以上、より好ましくは12個以上の炭素原子を有するアルコールは、脂肪アルコールの範囲内に包含される。脂肪アルコールは、飽和であっても不飽和であってもよい。脂肪アルコールは、直鎖状であっても分枝状であってもよい。
脂肪アルコールは、構造R-OH(式中、Rは、4から40個の炭素原子、好ましくは6から30個の炭素原子、より好ましくは12から20個の炭素原子を含有する、飽和及び不飽和の、直鎖状及び分枝状の基から選択される)を有してもよい。少なくとも1つの実施形態では、Rは、C12~C20アルキル及びC12~C20アルケニル基から選択されてもよい。Rは、少なくとも1つのヒドロキシル基で置換されていてもいなくてもよい。
脂肪アルコールの例として、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ウンデシレニルアルコール、ミリスチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、パルミトレイルアルコール、アラキドニルアルコール、エルシルアルコール、及びそれらの混合物を挙げることができる。
脂肪アルコールは、飽和脂肪アルコールであることが好ましい。
そのため、脂肪アルコールは、直鎖又は分枝状の、飽和又は不飽和のC6~C30アルコール、好ましくは直鎖又は分枝状の、飽和C6~C30アルコール、より好ましくは直鎖又は分枝状の、飽和C12~C20アルコールから選択されてもよい。
「飽和脂肪アルコール」という用語は、本明細書では、長い脂肪族飽和炭素鎖を有するアルコールを意味する。飽和脂肪アルコールは、任意の直鎖状又は分枝状の、飽和C6~C30脂肪アルコールから選択されることが好ましい。直鎖状又は分枝状の、飽和C6~C30脂肪アルコールの中で、好ましくは、直鎖状又は分枝状の、飽和C12~C20脂肪アルコールを使用することができる。より好ましくは、任意の直鎖状又は分枝状の、飽和C16~C20脂肪アルコールを使用することができる。更により好ましくは、分枝状C16~C20脂肪アルコールを使用することができる。
飽和脂肪アルコールの例として、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ウンデシレニルアルコール、ミリスチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、及びそれらの混合物を挙げることができる。一実施形態では、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、又はそれらの混合物(例えば、セテアリルアルコール)及びベヘニルアルコールを、飽和脂肪アルコールとして使用することができる。
少なくとも1つの実施形態によれば、本発明による組成物において使用される脂肪アルコールは、好ましくは、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール及びそれらの混合物から選択される。
本発明による組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上であってもよい。
本発明による組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、20質量%以下、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下であってもよい。
本発明による組成物中の(e)油の量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%から20質量%、好ましくは0.5質量%から15質量%、より好ましくは1質量%から10質量%の範囲であってもよい。
(任意選択の成分)
本発明による組成物はまた、少なくとも1種の任意選択の又は追加の成分を含んでもよい。
任意選択の又は追加の成分は、カチオン性、アニオン性、非イオン性、又は両性ポリマー;アニオン性、非イオン性、又は両性界面活性剤;有機又は無機UV遮蔽剤;ペプチド及びその誘導体;タンパク質加水分解物;膨潤剤及び浸透剤;脱毛に対抗するための薬剤;ふけ防止剤;天然又は合成の油用増粘剤;懸濁化剤;金属イオン封鎖剤;乳白剤;染料;日焼け止め剤;ビタミン又はプロビタミン;香料;保存剤、共保存剤(co-preservative)、安定剤;並びにそれらの混合物からなる群から選択されてもよい。
任意選択の又は追加の成分の量は、限定されないが、本発明による組成物の総質量に対して、0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から10質量%であってもよい。
[調製]
本発明による組成物は、上記で説明した必須成分と、上記で説明した任意選択の成分(必要な場合)とを混合することにより調製することができる。
上記の必須成分と任意選択の成分とを混合する方法及び手段は、限定されない。任意の従来の方法及び手段を、上記の必須成分と任意選択の成分とを混合して本発明による組成物を調製するために使用することができる。
[形態]
本発明による組成物は、(a)アミノシリコーンを含む油性相が組成物の水性相中に分散された水中油型組成物である。
本発明による組成物は、(a)アミノシリコーン及び任意選択で(e)追加の油を含有する油性相がその水性相中に分散されたO/W(水中油)型エマルションの形態であることが好ましい。
[化粧組成物]
本発明による組成物は、化粧用組成物、好ましくは毛髪化粧用組成物であってもよい。
本発明による組成物は、毛髪等のケラチン繊維の美容処置のための、リーブオン又はリーブオフタイプの、好ましくはリーブオンタイプの組成物であってもよい。
[方法]
本発明はまた、
(1)上記で説明した本発明による組成物をケラチン繊維に塗布する工程と、
(2)任意選択でケラチン繊維をすすぐ工程と、
(3)任意選択でケラチン繊維を乾燥させる工程と
を含む、毛髪等のケラチン繊維を処置するための方法に関する。
乾燥工程として、任意の従来の乾燥技術を、ケラチン繊維を乾燥させるために使用することができる。
必要な場合、ケラチン繊維を乾燥させる工程の前及び/又は後に、すすぐ工程を実施することが可能である。
[使用]
本発明はまた、(a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、(d)水とを含む、ケラチン繊維用水中油型組成物における、組成物を安定にし、且つ、長時間持続するコンディショニング又は長時間持続するまとまりの効果をケラチン繊維に付与するための、(b)少なくとも1種の会合性増粘剤及び(c)少なくとも1種の微生物由来の多糖の使用に関する。
成分(a)から(d)に関する上記の説明は、本発明による使用におけるものに適用されうる。
本発明を、実施例によって、より詳細に説明する。しかし、これらの実施例は、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。
(実施例1及び比較例1~4)
[調製]
実施例1による毛髪用処置組成物(実施例1)及び比較例1~4による毛髪用処置組成物(比較例1から比較例4)のそれぞれを、表1に示す成分を混合することにより調製した。成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。
Figure 0007399620000028
[評価]
{T0での櫛通り}
長さ27cmの脱色した毛束2.7gを水で濡らした。過剰の水をタオルで除去した。実施例1及び比較例1~4による組成物のそれぞれ0.24gを毛束上に塗布し、次いで毛束を完全に乾燥させた。完全に乾燥させた毛束の滑らかさ及び櫛通りの容易性を、パネリストが1から5の採点により評価し、平均した。結果を表1に示す。
{T5での櫛通り}
脱色した毛束2.7gをシャンプーで5回洗浄した。毛束を乾燥させ、室温で終夜保持した。実施例1及び比較例1~4による組成物のそれぞれ0.24gを毛束上に塗布し、次いで毛束を完全に乾燥させた。完全に乾燥させた毛束の滑らかさ及び櫛通りの容易性を、パネリストが1から5の採点により評価し、平均した。結果を表1に示す。
{安定性}
実施例1及び比較例1~4による組成物のそれぞれを、45℃±1℃のインキュベーターに入れた。組成物の外観を14日間の前後に目視観察により確認した。比較例1~4による組成物に関して、明らかな相分離(「不安定」)が観察された。実施例1による組成物のみが、相分離を示さなかった(「安定」)。
{概要}
表1から、アミノシリコーンと、会合性増粘剤と、微生物由来の多糖とを含む実施例1による組成物は、水中油(O/W)型の形態であり、安定であり、滑らかな感覚及び容易な櫛通り等の長時間持続するコンディショニング効果を毛髪に付与することができることが明らかである。
会合性増粘剤を欠く比較例1による組成物は、O/W型の形態となることができなかった。
微生物由来の多糖を欠く比較例2による組成物は、不安定であった。
微生物由来の多糖を欠くが、微生物に由来しない多糖を含む比較例3による組成物は、不安定であり、長時間持続するコンディショニング効果を毛髪に付与することができなかった。
微生物由来の多糖を欠くが、微生物に由来しない別の多糖を含む比較例4による組成物は、不安定であり、実施例1による組成物により付与されるものと同等のコンディショニング効果を毛髪に付与することができなかった。
表1から、アミノシリコーンを含むO/Wエマルションの形態の組成物における会合性増粘剤及び微生物由来の多糖の使用は、組成物を安定にし、長時間持続するコンディショニング効果をケラチン繊維に付与することができることも明らかである。

Claims (8)

  1. (a)少なくとも1種のアミノシリコーンと、
    (b)(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーと、
    (c)スクレロチウムガムと、
    (d)水と
    (e)(a)アミノシリコーンとは異なる少なくとも1種の油と
    を含む、ケラチン繊維用水中油型組成物であって、
    (a)アミノシリコーンの量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%であり、
    (b)(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーの量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%から15質量%であり、
    (c)スクレロチウムガムの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%から10質量%であり、
    (d)水の量が、組成物の総質量に対して、50質量%から95質量%であり、
    (e)油の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%から20質量%である、ケラチン繊維用水中油型組成物。
  2. (a)アミノシリコーンが、少なくとも1つの第一級アミノ基を含む、少なくとも1つの側基及び/又は少なくとも1つの末端基を含むポリジメチルシロキサンから選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. (a)アミノシリコーンの量が、組成物の総質量に対して、1質量%から10質量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. (b)(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーの量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%から10質量%である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. (c) スクレロチウムガムの量が、組成物の総質量に対して、0.05質量%から5質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. (d)水の量が、組成物の総質量に対して、60質量%から90質量%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. ケラチン繊維用化粧組成物である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. (1)請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物をケラチン繊維に塗布する工程
    を含む、ケラチン繊維を処置するための方法。
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