JP7399476B2 - センサ装置及びホルダ - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、センサ装置及びホルダに関する。
従来より、体表に装着されて、体内に超音波を送信し、体内からの反射波を受信するセンサ装置が知られている。例えば、特許文献1には、体内に超音波を送信し、膀胱からの反射波を受信するセンサ装置が開示されている。
特許第4677615号公報
前述のようなセンサ装置においては、プローブが体表の適切な位置に装着されることによって、超音波を適切に送受信することができる。このようなプローブは、体表に常時装着され、超音波の送受信を行う場合がある。そのような場合、対象者の入浴等のために、プローブを体表から一旦取り外し、再び体表へ装着することが考えられる。このとき、プローブの装着の前後で超音波を送受信する条件が変化する虞がある。特に、プローブの装着位置の再現性が低いと、超音波を送受信する条件の変化が大きく、プローブの装着の前後で受信された超音波を一貫性を持って評価することが困難となる。
ここに開示された技術は、プローブを再装着する際の装着位置の再現性を高めることにある。
ここに開示されたセンサ装置は、超音波を送受信するプローブと、体表に貼着されるシート、及び、前記シートに設けられ、前記プローブを保持するホルダ本体を有するホルダと備え、前記ホルダには、体表においてマーキングされる場所を規定する開口又は切欠きが形成されている。
ここに開示されたホルダは、超音波を送受信するプローブのためのホルダであって、体表に貼着されるシートと、前記シートに設けられ、前記プローブを保持するホルダ本体とを備え、前記ホルダには、体表においてマーキングされる場所を規定する開口又は切欠きが形成されている。
前記センサ装置によれば、プローブを再装着する際の装着位置の再現性を高めることができる。
前記ホルダによれば、プローブを再装着する際の装着位置の再現性を高めることができる。
図1は、実施形態に係るセンサ装置の平面図である。 図2は、センサ装置を対象者に装着した場合の模式図である。 図3は、プローブの斜視図である。 図4は、プローブの正面図である。 図5は、プローブの平面図である。 図6は、センサ装置を装着した状態における下腹部を中心とする模式的な断面図である。 図7は、ホルダ本体の斜視図である。 図8は、プローブを保持した状態のホルダ本体の斜視図である。 図9は、図1のA-A線における、ホルダの断面図である。 図10は、図1のA-A線における、センサ装置の断面図である。 図11は、体表に貼着されたホルダの正面図である。 図12は、印が付された後にホルダが取り外された体表の正面図である。 図13は、印を基準にホルダが体表に再貼着される際のホルダの正面図である。 図14は、超音波測定システムの概略図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態に係るセンサ装置100について説明する。図1は、センサ装置100の平面図である。図2は、センサ装置100を対象者に装着した場合の模式図である。
〈センサ装置の構成〉
センサ装置100は、超音波を送受信するプローブ1と、ホルダ4とを備えている。プローブ1は、ホルダ4に保持されている。センサ装置100は、対象者の体表に接触した状態で装着され、体内に超音波を送信し、その反射波を受信する。以下、「接触」は、体表との直接的な接触だけでなく、体表との間にカップリング剤を介した間接的な接触も含む意味である。センサ装置100は、図2に示すように、対象者の下腹部の体表に装着される。
図3は、プローブ1の斜視図である。図4は、プローブ1の正面図である。図5は、プローブ1の平面図である。図6は、センサ装置100を装着した状態における下腹部を中心とする模式的な断面図である。プローブ1は、1又は複数の超音波センサ11と、超音波センサを収容するケーシング12とを有している。プローブ1は、外部機器と有線又は無線によって信号の授受可能に接続されている。ここでは、例として、プローブ1がケーブル13を介して外部機器(図示省略)と接続されている。
ケーシング12は、扁平な箱状に形成されている。ケーシング12は、略長円状に形成され、体表に接触する面である接触面12aを有している(図4参照)。接触面12aは、略平坦に形成されている。ケーシング12は、接触面12aの法線方向を向いて見たときに(図5に示すように見たときに)略長円状の外形(外周の形状)を有する。以下、「プローブ1の外形」とは、この接触面12aの法線方向を向いてみたときの外形を意味する。
例えば、プローブ1は、4つの超音波センサ11を有している。4つの超音波センサ11は、図4,5に示すように配置されている。具体的には、4つの超音波センサ11A~11Dは、接触面12aに沿って配置されている。第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B及び第3超音波センサ11Cは、接触面12aの長手方向へ略一直線状にこの順番で配列されている。第4超音波センサ11Dは、第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B及び第3超音波センサ11Cで形成される列に対して、接触面12aの短手方向へオフセットした位置に配置されている。より具体的には、プローブ1が体表に装着された状態において、第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B及び第3超音波センサ11Cは、この順で略水平方向に並ぶように配列され、第4超音波センサ11Dは、第2超音波センサ11Bの下方に配置されている。
第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B、第3超音波センサ11C及び第4超音波センサ11Dは、図6に示すように、それぞれ異なる方向へ超音波を送信する。図6は、各超音波センサ11の図示を省略し、各超音波センサ11の超音波の送信方向を図示している。第1超音波センサ11Aの超音波の送信方向がB1で示され、第2超音波センサ11Bの超音波の送信方向がB2で示され、第3超音波センサ11Cの超音波の送信方向がB3で示され、第4超音波センサ11Dの超音波の送信方向がB4で示される。詳しくは、超音波の送信方向の仰俯角が、第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B、第3超音波センサ11C及び第4超音波センサ11Dでそれぞれ異なる。例えば、第1超音波センサ11Aは、最も上向きに超音波を送信し、第2超音波センサ11B、第3超音波センサ11C、第4超音波センサ11Dの順に下向きに超音波を送信する。例えば、プローブ1が体表の適切な位置に装着された場合に、第4超音波センサ11Dは、恥骨101に向けて超音波を送信し、第3超音波センサ11C、第2超音波センサ11B、第1超音波センサ11Aは、膀胱102に向けて超音波を送信する。具体的には、膀胱102が小さいときには、第3超音波センサ11Cからの超音波の送信先に膀胱102が位置し、第1超音波センサ11A及び第2超音波センサ11Bからの超音波の送信先には膀胱102が位置していない(図6は、この状態を表している)。膀胱102がそれよりも少し膨張したときには、第3超音波センサ11C及び第2超音波センサ11Bからの超音波の送信先に膀胱102が位置し、第1超音波センサ11Aからの超音波の送信先には膀胱102が位置していない。膀胱102がさらに膨張したとき(例えば、尿意を催す程度に膨張したとき)には、第3超音波センサ11C、第2超音波センサ11B及び第1超音波センサ11Aからの超音波の送信先に膀胱102が位置する。第1超音波センサ11A、第2超音波センサ11B、第3超音波センサ11C及び第4超音波センサ11Dの超音波の送信方向をこのように設定することによって、膀胱102の膨張に応じて、膀胱102からの反射波を検出する超音波センサ11の個数を増加させることができる。つまり、膀胱102からの反射波を検出する超音波センサ11の個数によって、膀胱102の膨張の程度を推定することができる。
ホルダ4は、体表に貼着されるシート6と、シート6に設けられ、プローブ1を保持するホルダ本体41とを有している。図7は、ホルダ本体41の斜視図である。図8は、プローブ1を保持した状態のホルダ本体41の斜視図である。図9は、図1のA-A線における、ホルダ4の断面図である。図10は、図1のA-A線における、センサ装置100の断面図である。尚、図7,8では、シート6の図示を省略している。
ホルダ本体41は、プローブ1を着脱可能に保持する。ホルダ本体41には、保持したプローブ1を体表の側へ露出させる開口44が形成されている。ホルダ本体41は、弾性を有し、変形及び復元可能に形成されている。例えば、ホルダ本体41は、PP、エラストマ又はシリコンゴムで形成されている。この例では、ホルダ本体41は、接触面12aが体表の方を向き且つ横長形状となるようにプローブ1を保持する。
ホルダ本体41は、枠43を有している。枠43は、プローブ1が嵌る形状に形成されている。より詳しくは、枠43は、長円状に形成されている。枠43には、プローブ1のケーブル13が横切る切欠き43eが形成されている。
枠43の内側に開口44が形成されている。開口44は、プローブ1の外形と同様の略長円状に形成されている。開口44は、体表と反対側の開口縁である第1開口縁44aと、体表側の開口縁である第2開口縁44bを有している。開口44を区画する、枠43の内周面45は、開口44の面積が第1開口縁44a及び第2開口縁44bにおいて小さく、開口44の深さ方向の中間部分において大きくなるように湾曲している。第1開口縁44a及び第2開口縁44bは、プローブ1の外形よりも小さい。開口44の深さ方向において開口44の面積が最も大きくなる部分は、プローブ1の外形と略同じ大きさを有する。
枠43には、枠43の外周面から開口44の軸心Xに直交する方向に拡がる平板46が設けられている。平板46の外形は、略長方形状に形成されている。平板46のうち体表と反対側の面を第1面46aと称し、平板46のうち体表側の面を第2面46bと称する。枠43は、平板46の第1面46aと第2面46bの両方から突出している。第2面46bに、両面テープ(両面テープは薄いので、図9では表されていない)を介してシート6が貼着されている。
シート6は、図1に示すように、ホルダ本体41よりも大きな形状をしている。例えば、シート6は、可撓性を有する材質で形成されている。例えば、シート6は、PE、又は、ウレタン系のフォーム材で形成されている。シート6のうち体表と反対側の面を第1面6aと称し、シート6のうち体表側の面を第2面6bと称する。シート6の第2面6bには、粘着層7が設けられている。
シート6の略中央に、図9,10に示すように、開口61が形成されている。開口61は、枠43のうち、平板46の第2面46bから突出している部分の外形よりも大きく且つ平板46の外形よりも小さく形成されている。シート6の第1面6aには、ホルダ本体41が貼着される。具体的には、枠43が開口61に挿入された状態で、平板46の第2面46bが両面テープ(図示省略)を介してシート6の第1面6aに貼着されている。シート6は、開口44の軸心Xと直交する方向であって枠43から外方へ拡がっている。
シート6のうちホルダ本体41が重なっていない部分には、複数の通気口62が形成されている。通気口62を設けることによって、シート6の通気性が確保されている。
シート6の外形に関し、シート6は、内方へ窪んだ凹部63を有している。凹部63は、シート6を体表に貼着した状態において、対象者の頭部を上方とした場合に、ホルダ本体41よりも下方に位置している。詳しくは、シート6は、概ね下底よりも上底が長い台形状に形成されている。凹部63は、台形の下底に相当する部分の略中央に形成されている。
体表へのホルダ4の貼着時に、凹部63の内部に恥骨101が位置するようにしてシート6が下腹部に貼着される。つまり、凹部63は、基準部分の一例であり、恥骨101は、体の特定の部分の一例である。
粘着層7は、シート6を体表に貼着及び剥離を繰り返すことができる程度の粘着力を有している。粘着層7は、通気性を有する材料、好ましくは、シート6よりも通気性が高い材料で形成されている。例えば、粘着層7は、不織布製の粘着テープで形成されている。尚、シート6も、粘着層7と同程度の通気性を有していてもよい。粘着層7は、両面テープ(図示省略)を介してシート6の第2面6bに貼着されている。
粘着層7は、シート6の第2面6bの略全面に設けられている。例えば、粘着層7の外形は、シート6の外形と略同じであってもよい。粘着層7の略中央に、シート6の開口61と連通する開口が形成されている。ホルダ本体41に保持されるプローブ1は、シート6の開口61及び粘着層7の開口を介して体表側へ露出する。
その一方で、粘着層7には、シート6の通気口62に対応する開口が形成されていない。シート6及び粘着層7が両面テープによって接合された状態においては、通気口62は、粘着層7によって塞がれている。ただし、粘着層7は、通気性を有するので、通気口62の通気性が損なわれることはない。
ホルダ4には、体表においてマーキングされる場所を規定する開口64が形成されている。開口64は、ホルダ4の2か所に形成されている。詳しくは、開口64は、シート6を体表に貼着した状態において、対象者の頭部を上方とした場合に、ホルダ本体41よりも上方に位置している。2つの開口64は、左右方向に並んで配置されている。
〈センサ装置の装着方法〉
次に、このように構成されたセンサ装置100の体表への装着方法について説明する。装着前の段階では、プローブ1とホルダ4とは分離されている。図11は、体表に貼着されたホルダ4の正面図である。
まず、ホルダ4が粘着層7を介して体表へ貼着される。このとき、図11に示すように、凹部63の内部に恥骨101が位置するようにしてシート6が下腹部に貼着される。これにより、ホルダ4の位置決めを行うことができる。
ホルダ4を体表へ貼着した後、ホルダ本体41にプローブ1を装着する。まず、プローブ1の接触面12a又は体表のうち開口44から露出している部分にカップリング剤を塗布する。次に、プローブ1を枠43に嵌め込む。このとき、プローブ1は、接触面12bが体表の方を向く状態で枠43に嵌め込まれる。ケーブル13は、枠43の切欠き43e内に配置される。
プローブ1が枠43に嵌め込まれると、プローブ1は、枠43の弾性によって保持され、プローブ1が枠43に固定される。
詳しくは、プローブ1が枠43に嵌め込まれた状態においては、プローブ1は、枠43から体表側へ部分的に突出している。接触面12aは、シート6及び粘着層7よりも体表側に位置している。そのため、接触面12aが体表に接触する。
このような装着によれば、プローブ1をホルダ本体41に嵌め込むことによって、プローブ1の位置決め及び装着が完了する。つまり、プローブ1の位置決め及び装着を簡便に行うことができる。
また、ホルダ4を体表に貼着することによってプローブ1の実質的な位置決めが完了する。このとき、プローブ1が装着されていないホルダ4だけを体表に貼着するので、ホルダ4の取り扱いが容易になり、ひいてはホルダ4の位置決めの精度を向上させることができる。これにより、プローブ1の実質的な位置決めの精度も向上させることができる。
さらには、ホルダ4が体表に貼着されたままで、プローブ1だけを取り外すことができる。これにより、プローブ1のメンテナンス(例えば、プローブ1の充電、点検及び交換、並びに、カップリング剤の塗り直し)等を容易に行うことができる。さらに、メンテナンス後にプローブ1を体表に再び装着する際には、ホルダ4の位置は変わっていないので、プローブ1をメンテンナス前と同じ位置に再装着することができる。
〈ホルダの再貼着〉
このように構成されたセンサ装置100においては、ホルダ4を再貼着する場合がある。ホルダ4は、対象者が入浴する際などに一旦、取り外され、再び貼着される。あるいは、ホルダ4を交換する際にも、古いホルダ4が取り外され、新しいホルダ4が再び貼着される。ホルダ4はプローブ1を保持するため、プローブ1の装着位置の再現性を高めるためには、再貼着されるホルダ4の貼着位置の再現性を高める必要がある。図12は、印Mが付された後にホルダ4が取り外された体表の正面図である。図13は、印Mを基準にホルダ4が体表に再貼着される際のホルダ4の正面図である。
まず、ホルダ4を取り外す前に、ホルダ4の開口64を利用して体表にマーキングが行われる。例えば、体表のうち開口64内の部分にペン等で印Mが付される。
続いて、ホルダ4が体表から取り外される。その結果、図12に示すように、体表には、開口64が存在した位置に2つの印Mが付されている。
その後、ホルダ4を体表へ再貼着させる際には、図13に示すように、体表の印Mが開口64内に配置されるように、ホルダ4の位置を合わせる。印Mが開口64内に位置する状態でホルダ4が体表へ貼着される。その結果、ホルダ4は、取り外される前と略同じ位置に再貼着される。恥骨101が自然と凹部63の内部に配置された状態でホルダ4の貼着が完了する。
このとき、開口64が2つ形成されているので、2つの印Mを基準にホルダ4を再貼着することができる。その結果、ホルダ4の姿勢についても再現性を高めることができる。つまり、開口64が1つであっても、ホルダ4の貼着位置の再現性を高めることはできる。それに加えて、開口64が2つ以上であれば、ホルダ4の姿勢も決定される。その結果、ホルダ4の再貼着の位置だけでなく姿勢についても再現性を高めることができる。
さらに、ホルダ4を再貼着する際に凹部63も利用することもできる。つまり、ホルダ4の開口64を印Mに合わせつつ、恥骨101が凹部63内に配置されるようにしてホルダ4の位置を決めることができる。このとき、凹部63はホルダ本体41よりも下方に配置され、開口64はホルダ本体41よりも上方に配置されているので、凹部63と開口64との距離を確保することができる。凹部63と開口64との距離が長いほど、ホルダ4の位置決め精度を向上させることができる。
こうして、ホルダ4を再貼着する際の貼着位置の再現性を高めることができる。その結果、ホルダ4に保持されるプローブ1を再装着する際の装着位置の再現性も高めることができる。
〈センサ装置の適用例〉
続いて、センサ装置100の適用例について説明する。例えば、センサ装置100は、超音波測定システム9に組み込まれる。図14は、超音波測定システム9の概略図である。
超音波測定システム9は、超音波を用いて、対象者の蓄尿量又は排尿タイミングを推定するものである。超音波測定システム9は、超音波を送受信するセンサ装置100と、センサ装置100の超音波の送受信を制御する処理装置91と、センサ装置100の受信信号を解析するサーバ群92とを備える。センサ装置100は、対象者に常時装着され、超音波の送受信を繰り返す。センサ装置100と処理装置91とは、有線で接続されている。処理装置91は、サーバ群92と無線通信を行う。
処理装置91は、プローブ1の超音波センサ11へ駆動電圧を出力すると共に、超音波センサ11から電気信号を受信する。プローブ1は、駆動電圧を受けて体内に超音波を送信する。プローブ1は、体内からの反射波を受信し、反射波に応じた受信信号を処理装置91へ送信する。処理装置91は、超音波センサ11を切り替えながら、各超音波センサ11に対してそのような超音波の送受信の処理を行う。処理装置91は、プローブ1の全ての超音波センサ11への超音波の送受信の処理が完了すると、得られた受信信号を外部機器へ送信する。例えば、処理装置91は、中継機93を介してサーバ群92へ受信信号を送信する。処理装置91は、以上の処理を所定の周期で実行する。
サーバ群92は、所謂、クラウドコンピューティングを行う。サーバ群92は、複数のサーバを含んでいる。例えば、サーバ群92は、処理装置91から送信されてくる、超音波センサ11の受信信号を保存し、解析する。例えば、サーバ群92は、超音波センサ11の受信信号に基づいて膀胱の蓄尿量及び/又は排尿タイミングを推定する。さらに、サーバ群92は、ユーザ端末94にアプリケーションを提供する。例えば、ユーザ端末94は、専用のアプリケーションをダウンロードしておくことによって、サーバ群92から提供される各種情報を得ることができる。ユーザ端末94は、専用のアプリケーションを介して、膀胱の蓄尿量及び/又は排尿タイミングを表示することができる。
以上のように、センサ装置100は、超音波を送受信するプローブ1と、体表に貼着されるシート6、及び、シート6に設けられ、プローブ1を保持するホルダ本体41を有するホルダ4と備え、ホルダ4には、体表においてマーキングされる場所を規定する開口64が形成されている。
換言すると、ホルダ4は、超音波を送受信するプローブ1のためのホルダであって、体表に貼着されるシート6と、シート6に設けられ、プローブ1を保持するホルダ本体41とを備え、ホルダ4には、体表においてマーキングされる場所を規定する開口64が形成されている。
この構成によれば、ホルダ4が体表に貼着された状態において、開口64を利用して体表にマーキングすることができる。詳しくは、体表のうち開口64から露出する部分にペン等で印Mを付けることができる。これにより、ホルダ4を一旦、取り外した後に、印Mを目印としてホルダ4を再貼着することによって、ホルダ4を取り外し前と略同じ位置に再び貼着することができる。ホルダ4を再貼着する際の貼着位置の再現性を高めることができるので、ホルダ4に保持されるプローブ1を再装着する際の装着位置の再現性も高めることができる。
また、開口64は、ホルダ4の少なくとも2か所に形成されている。
この構成によれば、ホルダ4を再貼着する際に、ホルダ4の位置及び姿勢の再現性を高めることができる。
さらに、シート6は、シート6を体表に貼着する際の基準となる恥骨101(体の特定の部分)に対応する形状に形成された凹部63(基準部分)を有し、シート6を体表に貼着した状態において、対象者の頭部を上方とした場合に、凹部63は、ホルダ本体41よりも下方に位置する一方、開口64は、ホルダ本体41よりも上方に位置する。
この構成によれば、ホルダ4の位置決めに凹部63も利用する場合において、凹部63と開口64との距離を確保することができ、ホルダ4の位置決め精度を向上させることができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、プローブ1は、前述の構成に限定されない。プローブ1が含む超音波センサ11の個数は、1つ、2つ又は3つであってもよく、5つ以上であってもよい。プローブ1が複数の超音波センサ11を含む場合、複数の超音波センサ11は、任意の配置とすることができる。
プローブ1の外形は、略長円形以外の形状であってもよい。例えば、プローブ1の外形は、略長方形状であってもよい。
プローブ1は、ケーブル13を介して外部機器に接続されているが、これに限定されない。プローブ1は、外部機器に無線で接続されていてもよい。外部機器は、PC又はスマートフォン等の端末であってもよい。
センサ装置100は、超音波測定システム9に適用されているが、これに限定されない。センサ装置100は、体内へ送信した超音波の反射波を受信し、その受信波を利用する装置及びシステムに適用することができる。例えば、センサ装置100は、膀胱の蓄尿量又は排尿タイミングの推定以外の用途に用いられてもよい。センサ装置100は、例えば、腸内の蓄便量及び/又は排便タイミングの推定に用いられてもよい。あるいは、センサ装置100は、連続波ドプラ法(CWD:Continuous Wave Doppler)を用いた生体活動性に関する情報の取得に用いられてもよい。生体活動性に関する情報としては、蠕動運動の活動性に関する情報が挙げられる。連続波ドプラ法によれば、送信した超音波の周波数と受信した反射波の周波数の差異に基づいて、超音波が反射した対象物の動きの大きさを推定することができる。プローブ1から上行結腸、横行結腸、下行結腸又はS状結腸に向けて超音波を送信し、その反射波を受信し、周波数の変化(差異)を抽出することによって、反射部分における蠕動運動を評価することができる。センサ装置100は、このような生体活動性に関する情報の取得に用いられてもよい。
ホルダ4の材料、即ち、ホルダ本体41、シート6及び粘着層7の材料は、適宜選択することができる。
1枚のシート6に、複数のホルダ本体41が設けられていてもよい。例えば、1枚のシート6に、4つのホルダ本体41が設けられていてもよい。4つのプローブ1がそれぞれ対応するホルダ本体41に装着される。この場合、体表の異なる4か所の位置において、超音波の送受信を行うことができる。
ホルダ本体41は、プローブ1が開口44の第2開口縁44bよりも突出しないようにプローブ1を保持してもよい。例えば、ホルダ41は、プローブ1が開口44の第2開口縁44bと面一となるようにプローブ1を保持してもよい。ただし、プローブ1を体表に密着させる必要がある場合は、プローブ1を第2開口縁44bよりも突出させることが好ましい。
ホルダ本体41の構成は、前述の構成に限定されない。ホルダ本体41は、複数の分割体によって環状に形成される枠を有していてもよい。例えば、枠43を2分割とし、一方の分割体をシート6及び粘着層7に固定し、他方の分割体を、一方の分割体から着脱可能に構成してもよい。この場合、一方の分割体にプローブ1が嵌め込まれた状態で他方の分割体を一方の分割体に取り付けることによって、プローブ1が枠に装着される。このとき、枠は、枠43のような弾性を有していなくてもよい。
シート6の形状は、任意に形成することができる。シート6のうち体の特定の部分に対応する形状に形成された基準部分は、凹部63でなくてもよい。適宜に選択された、体の特定の部分に対応する形状であれば、基準部分は任意に形成することができる。例えば、シート6は、臍を露出させる開口を基準部分として有していてもよい。シート6の基準部分が対応する、体の特定の部分は、恥骨101でなくてもよい。体の特定の部分は、鼠径部又は臍であってもよい。
開口64の個数は、2個に限定されない。開口64は、1個であってもよく、3個以上であってもよい。
また、開口64の位置は、前述の位置に限定されない。開口64は、任意の位置に配置することができる。例えば、開口64は、ホルダ本体41の平板46の部分に配置されていてもよい。この場合、開口64は、平板46及びシート6を貫通して形成される。
さらに、ホルダ4には、開口64に代えて、体表においてマーキングされる場所を規定する切欠きが形成されていてもよい。例えば、シート6の外縁に切欠きが形成されていてもよい。体表のうち切欠きの内部に位置する部分に印を付すことによって、該印を基準にホルダ4を再貼着することができる。
また、ホルダ本体とシートとは、単一部材で形成されていてもよい。例えば、ホルダ本体41とシート6とが同じ材料(例えば、PET)で一体的に形成されていてもよい。
粘着層7は、シート6の第2面6bの全面ではなく、一部に設けられていてもよい。
100 センサ装置
1 プローブ
4 ホルダ
41 ホルダ本体
6 シート
63 凹部
64 開口
101 恥骨(体の特定の部分)

Claims (6)

  1. 超音波を送受信するプローブと、
    体表に貼着されるシート、及び、前記シートに設けられ、前記プローブを保持するホルダ本体を有するホルダと備え、
    前記ホルダには、体表においてマーキングされる場所を規定する開口又は切欠きが形成されているセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記開口又は前記切欠きは、前記ホルダの少なくとも2か所に形成されているセンサ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のセンサ装置において、
    前記シートは、前記シートを体表に貼着する際の基準となる、体の特定の部分に対応する形状に形成された基準部分を有し、
    前記シートを体表に貼着した状態において、対象者の頭部を上方とした場合に、前記基準部分は、前記ホルダ本体よりも下方に位置する一方、前記開口又は切欠き部は、前記ホルダ本体よりも上方に位置するセンサ装置。
  4. 超音波を送受信するプローブのためのホルダであって、
    体表に貼着されるシートと、
    前記シートに設けられ、前記プローブを保持するホルダ本体とを備え、
    前記ホルダには、体表においてマーキングされる場所を規定する開口又は切欠きが形成されているホルダ。
  5. 請求項4に記載のホルダにおいて、
    前記開口又は前記切欠きは、前記ホルダの少なくとも2か所に形成されているホルダ。
  6. 請求項4又は5に記載のホルダにおいて、
    前記シートは、前記シートを体表に貼着する際の基準となる、体の特定の部分に対応する形状に形成された基準部分を有し、
    前記シートを体表に貼着した状態において、対象者の頭部を上方とした場合に、前記基準部分は、前記ホルダ本体よりも下方に位置する一方、前記開口又は切欠き部は、前記ホルダ本体よりも上方に位置するホルダ。
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