JP7398809B2 - コンピュータロックシステム及びコンピュータロックシステムの動作方法 - Google Patents

コンピュータロックシステム及びコンピュータロックシステムの動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータロックシステムに関し、コンピュータ本体と、コンピュータ本体に接続される無線通信装置とによって実現されるコンピュータロックシステムに関する。
従来、特定ユーザがコンピュータを操作中に一時的に離れた場合にキーボードやマウスのデータ入力を無効とする処理装置の制御方法または装置が知られている。この例としては、例えば特開2001-268655号公報(特許文献1)が挙げられる。この特許文献1には、アンテナを備えたコンピュータと携帯型情報端末(PDA)とマウス等を有し、コンピュータに内蔵した近距離無線通信インターフェースに接続されたアンテナを介して携帯型情報端末と交信する構成を開示している。特定ユーザが携帯型情報端末を所持してコンピュータから離れて交信が不可能な状態になると、キーボードやマウス等のデータ入力を無効とする。また、携帯型情報端末を所持して戻ると、自動的に解除して再使用可能な状態に復帰する。
また、他の例としては、特開2000-222059号公報(特許文献2)が挙げられる。特許文献2は、携帯用の無線タグ(RFIDカード等)とアンテナを有するPOS本体によって構成される情報処理装置において、正規ユーザが操作終了処理や中断処理を行わずに、POS本体から離れてしまった場合、データ入力を禁止する。近づいた場合はデータ入力を許可し、不正操作を防止する構成を開示している。
さらに、他の例としては、特開平6-259160号公報(特許文献3)が挙げられる。特許文献3では、個別の情報を受信するID情報を受信するレシーバをコンピュータ本体に内蔵させ、個別IDを内蔵したトランスポンダを持つ利用者が近づくだけでIDを認識できる装置を開示している。
特開2001-268655号公報 特開2000-222059号公報 特開平6-259160号公報
しかし、このようなセキュリティシステムにも弱点がある。例えばコンピュータのロックがかかっていない状態で安全システムの一部をフリーズさせると、適正なロック解除無線信号が到達していないにもかかわらずフリーズ時の状態で固定されて、不正利用されることがある。
フリーズの一例としてはプログラムに攻撃を加えることを挙げることができる。或いはアンテナの機能を無効化させてフリーズさせることも考えられる。一例としてはアンテナの接続を切ることである。アンテナからの信号が途絶えてしまえば、適正なロック解除無線信号の発信源が交信圏外に出たのか、それとも交信圏内にあるが無線機能が損なわれたのか判断できなくなるからである。なぜなら、アンテナからの信号をもって判断するように構成されているところ、アンテナからの信号が届かなくなるからである。この判断ができなくなるとコンピュータのロックのステータスが固定化され、実際には交信圏外にいるにもかかわらずコンピュータが不正利用可能な状態となってしまう。
したがって、セキュリティシステムの一部機能が不全となった場合であっても、セキュリティシステムの重要部分が動作し続ける必要がある。
本発明の目的は、コンピュータ本体と、コンピュータ本体に接続される無線通信装置とを備えるコンピュータロックシステムにおいて、無線通信装置が取り外されたとしても、第三者による不正使用を阻止し得るコンピュータロックシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。すなわち、ある観点に従う発明は、コンピュータ本体と、前記コンピュータ本体に接続される無線通信装置とを備えるコンピュータロックシステムである。
前記無線通信装置は、ノイズや無信号状態を含み得る無線信号を受信する信号受信部と、受信した無線信号を前記コンピュータ本体に出力する信号出力部とを備える。
また、前記コンピュータ本体は、前記信号出力部から出力される信号を取得するための信号取得部と、取得した信号の信号強度が所定の値以上であるとの所定の条件を満たしているか否かを判断する信号強度判断部(第1の判断部)と、前記無線信号取得部からの前記取得信号に前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースを通常に利用可能な状態とするためのIDであるロック解除IDが含まれるか否かを間欠的に判断するID判断部(第2の判断部)と、前記取得信号に基づいて判断された前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするか否かを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持部と、前記信号強度判断部による判断結果が前記信号強度が所定の条件を満たしているとの判断結果であり、かつ、前記ID判断部による判断結果が有効な解除IDを含むとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするための利用可能ステータスとする利用可能化部と、前記信号強度判断部による判断結果が前記信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果、及び/又は前記ID判断部での判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とするための利用不能ステータスとする利用不能化部と、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御部と、を備え得る。
また、前記コンピュータロックシステムは、前記コンピュータ本体の前記無線信号取得部と、前記信号強度判断部と、前記ID判断部と、前記利用可能ステータス情報保持部と、前記利用可能化部と、前記利用不能化部と、前記制御部とは、コンピュータ稼働中は動作状態にあるように構成され得る。
また、前記コンピュータロックシステムは、前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態である場合において、前記信号強度判断部での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果であるか、及び/又はID判断部での判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果である場合に、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付部と、パスワードが正しいパスワードであるか判断するためのパスワード判断部と、パスワード判断部での判断結果がパスワードが正しいパスワードであるとの判断結果である場合に、強制的に前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を利用可能ステータスに固定する利用可能ステータス固定部と、を更に備え得る。
また、前記コンピュータロックシステムは、前記利用可能ステータス固定部により前記利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されている場合に、前記コンピュータ本体の前記無線信号取得部と、前記信号強度判断部と、前記ID判断部と、前記利用不能化部とによって前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とすることができないように、機能を不活性化する不活性化部を備え得る。
また、前記コンピュータロックシステムは、ユーザが携帯可能な、前記ロック解除IDを含む信号を発信するRFID装置を更に含み得る。
また、別の観点に従う本発明は、コンピュータ本体と、前記コンピュータ本体に接続される無線通信装置とを備えるコンピュータロックシステムの動作方法である。前記無線通信装置は、ノイズや無信号状態を含み得る無線信号を受信する無線信号受信ステップと、受信した無線信号を前記コンピュータ本体に出力する信号出力ステップとを実行する。また、前記コンピュータ本体は、前記信号出力部から出力される信号を取得するための信号取得ステップと、取得した信号強度が所定の強度以上であるとの所定の条件を満たしているか判断する信号強度判断ステップと、前記信号取得ステップによる取得信号に前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするためのIDであるロック解除IDが含まれるか間欠的に判断するID判断ステップと、前記取得信号に基づいて判断された前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするか否かを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持ステップと、前記信号強度判断ステップでの判断結果が前記信号強度が所定の条件を満たしているとの判断結果であり、かつ、前記ID判断ステップでの判断結果が有効なロック解除IDを含むとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された利用可能ステータス情報を、前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするための利用可能ステータスとする利用可能化ステップと、前記信号強度判断ステップでの判断結果が前記信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果、及び/又はID判断ステップでの判断結果が有効なロック解除IDを含まないとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された利用可能ステータス情報を、前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とするための利用不能ステータスとする利用不能化ステップと、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御ステップとを実行する。
また、別の観点に従う本発明は、コンピュータ本体上で動作するコンピュータプログラムである。前記コンピュータ本体には、無線通信装置が接続され得る。また、前記無線通信装置は、ノイズや無信号状態を含み得る無線信号を受信する信号受信部と、受信した信号をコンピュータ本体に出力する信号出力部とを含み得る。前記無線通信装置は、ノイズや無信号状態を含み得る無線信号を受信する信号受信部と、受信した信号をコンピュータ本体に出力する信号出力部とを含み得る。
前記プログラムは、前記信号出力部から出力される信号を取得するための信号取得ステップと、取得した信号の信号強度が所定の強度以上であるとの所定の条件を満たしているか判断する信号強度判断ステップと、前記信号取得ステップによる取得信号に前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするためのIDであるロック解除IDが含まれるか間欠的に判断するID判断ステップと、取得信号に基づいて判断された前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするか否かを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持ステップと、前記信号強度判断ステップでの判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしているとの判断結果であり、かつ、前記ID判断ステップでの判断結果が有効な解除IDを含むとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持されている利用可能ステータス情報を、前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするための利用可能ステータスとする利用可能化ステップと、前記第1の判断ステップでの判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果、及び/又は前記第2の判断ステップでの判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果である場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップにて保持されている利用可能ステータス情報を、前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とするための利用不能ステータスとする利用不能化ステップと、前記利用可能ステータス情報保持ステップにて保持されている利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御ステップとを、前記コンピュータ本体に実行させるように構成される。
上述した構成によれば、コンピュータ本体と、コンピュータ本体に接続される無線通信装置とからなるコンピュータロックシステムにおいて、該無線通信装置が取り外されたとしても、第三者による不正使用を阻止し得るコンピュータロックシステムを提供することができる。
実施形態1のコンピュータロックシステムの概念図 実施形態1のコンピュータロックシステムの機能ブロック図 実施形態1のコンピュータ本体の無線信号取得部における取得信号を説明するための図 実施形態1の電波強度によるロック解除(ログイン)とロック(ログアウト)のレベル設定例を示す図 実施形態1の電波強度とロック解除距離との関係を示す図 実施形態1のロック解除距離の設定調整インターフェース画面例を示す図 実施形態1のコンピュータロックシステムのハードウェア構成例を示す図 実施形態1のコンピュータロックシステムの処理フローチャート 実施形態2のコンピュータロックシステムを説明するための図 実施形態3のコンピュータロックシステムの機能ブロック図 実施形態3のコンピュータロックシステムのハードウェア構成例を示す図 実施形態3のコンピュータロックシステムの処理フローチャート 実施形態4のコンピュータロックシステムの機能ブロック図 実施形態4のコンピュータロックシステムのハードウェア構成例を示す図 実施形態4のコンピュータロックシステムの処理フローチャート 実施形態5のコンピュータロックシステムの機能ブロック図 図6の詳細メニュー画面例を示す図 実施形態1におけるロックシステムを利用した勤怠管理例を説明するための図
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現され得る。具体的には、CPU(中央演算装置)や主メモリ、システムバス、或いは、二次記憶装置(ハードディスクドライブや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記録メディアとそれらメディアの読取りドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、表示装置、アンテナ、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、RFID、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザ・インターフェース用アプリケーションプログラムなどが挙げられる。そして、主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積され、また、上記各ハードウェア資源やソフトウェア資源を制御するための命令が生成される。或いは、本装置の機能ブロックは、専用ハードウェア資源によって構成されても良い。また、本装置は一つのハードウェア資源やソフトウェア資源により構成される場合に限られず、複数のハードウェア資源やソフトウェア資源の組み合わせによって構成されてもよく、ネットワークを介在したサーバ装置を含んで構成されても良い。
また、本発明は、装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、本発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるプログラム、及びプログラムを記録した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる。
[実施形態1]
<概要>
図1に示すように、本コンピュータロックシステムは、コンピュータ本体0100とコンピュータ本体0100に外部接続される無線通信装置0101とから実現される。例えばそのコンピュータにログインして作業しているユーザ(図1左図)が座席を離れたときに自動的にコンピュータインターフェース(ディスプレイインターフェース等)にロックがかかり(図1右図)、またユーザが席に戻り、近づいた状態でその無線通信装置0101からの無線信号に含まれるロック解除IDを受け取ると、自動的にロックが解除されるシステムを構成している。図1では、その他のハードウェアとして、ユーザが作業中に利用しているディスプレイ0102やキーボード0103を示している。図1左図のディスプレイ画面は作業中の画面を示し、図1右図のディスプレイ画面はコンピュータロック画面を示す。また、そのロック解除IDはユーザが所持しているRFID装置を利用しても良い。RFID装置は、例えば電池を内蔵したものでも良いし(アクティブICタグと称されることもある。)、内蔵していないものであっても良い(パッシブICタグと称されることもある)。
<構成>
図2に示すように、実施形態1のコンピュータロックシステムは、例えば、コンピュータ本体0200と、無線通信装置0210とを備えるコンピュータロックシステムである。無線通信装置0210は、例えば、無線信号受信部(以下「信号受信部」という。)0211と、無線信号出力部(以下「信号出力部」という。)0212とを備える。コンピュータ本体0200は、例えば、無線信号取得部(以下「信号取得部」という。)0201と、信号強度判断部0202と、ID判断部0203と、利用可能ステータス情報保持部0204と、利用可能化部0205と、利用不能化部0206と、制御部0207とを備える。これら各部(コンポーネントないしは手段)は、本開示では、機能的な観点から規定された一例であり、一の部が他の部の機能を含み構成されて良い。例えば、制御部0207は、信号取得部0201、信号強度判断部0202、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、及び利用不能化部0206の全部又は一部の機能を含み構成されても良い。
<無線通信装置>
無線通信装置0210は、例えば、コンピュータ本体0200に外部接続されている。他の例として、無線通信装置0210は、コンピュータ本体0200に内蔵されていても良い。例えば、コンピュータ本体0200のチップセットは、無線通信機能を有するモジュールを含み得る。ユーザは、会社内の自席のコンピュータにログインし、作業している(図1左図)。ユーザは、ロック解除IDを記憶した、無線機能を有するカードやタグ等を所有している。すなわち、コンピュータ本体0200の無線通信装置0210は、マスタの無線通信装置として機能し、タグ等は、スレーブの無線通信装置として機能する。今、ユーザが、作業中に、一時的に席を離れ(図1右図)、無線通信装置0210との有効交信範囲を超えて移動すると、ユーザとの間で交信できなくなり、自動的にコンピュータにロックがかかる。すなわち、図1右図のような離席中のロック画面の表示になる。次に、ユーザが席に近づく、又は戻ると、すなわち無線通信装置の有効交信範囲内に入ると、無線通信装置0210は、ユーザが所有しているロック解除IDを含む無線信号を受信し、受信した無線信号の中からコンピュータにロックがかかった利用不能状態からロックを解除するためのロック解除IDをコンピュータ本体に渡す。例えば、無線通信装置0210は、無線通信装置0210に接続されたコンピュータ本体0200に対して、信号出力部0212から自身を認識させるIDを出力し得る。
<信号受信部>
信号受信部0111は、無線通信により無線信号を受信する。無線信号は、例えば、RFID(電源内蔵・非内蔵)技術や他の近距離無線通信技術(例えばWi-Fi(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)等)に従う無線信号である。受信した無線信号は、上述したロック解除ID、及び/又はノイズや無信号の状態も含まれ得る。
<信号出力部>
信号出力部0212は、受信した無線信号をコンピュータ本体0200に出力する。信号出力部0212の出力は、コンピュータ本体0200の信号取得部0201に入力される。無線信号にはロック解除IDが含まれる場合とロック解除IDが含まれない場合がある。他の例として、信号出力部0212は、受信された無線信号に応じた所定のIDをコンピュータ本体0200に出力しても良い。
<コンピュータ本体>
コンピュータ本体0200は、例えばデスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータ等が該当する。ディスプレイは、コンピュータ本体0200と別体であっても良いし、又は一体型であっても良い。本開示のコンピュータロックシステムは、例えば、会社や市役所、公的機関等において複数人のユーザが作業しているような環境での使用が想定され、ユーザが作業中に席を離れても何ら操作することなく、コンピュータ本体0200のロックがかかるようになっている。また、ユーザが席に戻ってきた場合、コンピュータ本体0200に外部接続されている無線通信装置0210を介して受信した無線信号にロック解除IDが含まれている場合には、コンピュータのロックが解除される。コンピュータ本体0200に外部接続された無線通信装置0210とロック解除IDを所持しているユーザとの有効通信範囲(有効交信範囲)は例えば約0.4~5メートルの範囲で設定されるが、これに限られない。なお、無線通信装置0210は、接続されているコンピュータ本体0200からの制御によって有効通信範囲(有効交信範囲)を変更できるように構成されても良い。タグ等の送信強度及び/又は無線通信装置0210の受信感度は、ユーザによるユーザ・インターフェースの操作を介して、調整され得る。例えば、コンピュータ本体0200の設置間隔が1メートル未満と狭い場合、有効通信範囲(有効交信範囲)は1メートル以下に設定される。また、コンピュータ本体0200の設置間隔が広い場合、数メートルの有効通信範囲で設定することができる。
<信号取得部>
信号取得部0201は、信号出力部0212から出力される無線信号を取得する。信号取得部0201は、後述する図3に示すような適合した無線信号又は非適合しない無線信号を取得する。
<信号強度判断部>
信号強度判断部0202は、信号取得部0201から取得した無線信号強度が所定の強度以上であるとの所定の条件を満たしているか否かを判断する。本開示における第1の判断部は、信号強度判断部0202に対応する。例えば、図4に示すように、ロック解除距離が近い場合と遠い場合に分けてその時の無線信号強度の検知レベルを10段階に設定できるように構成しても良い。
ロック解除距離は、例えば、図5に示すように縦軸を電波(信号)強度(dBm)、横軸を0.4m~5.4mの距離とし、複数回の信号強度の測定を行い、平均値を求めて決定される。図5の例では、人が持ち歩くRFIDの電波の発信強度を8段階のレベルに分けて、パーソナルコンピュータの近傍に設置されるアンテナからの距離に応じてどの程度の受信強度が得られるかを実験したものである。この例では、必ずしも均一に距離に応じた電波強度の減少がみられるものでないことがわかる。図4の例は、図5のような信号強度レベル設定を10段階に設定したものである。この信号強度のレベル設定は、電波(信号)の測定環境によっても測定の値が異なるので、上述した信号強度の値に限定されないことは言うまでもない。また、信号強度レベルは、各種コンピュータのロックとロック解除の環境下で実測して設定することが望ましい。
図6は、このようなロック解除距離の設定画面インターフェースの例を示している。ユーザは、ロック解除距離を、「近い」・・・・・・・「遠い」でスライドバーの位置を変えることにより設定することができる。図6の例では、図4のように10段階にレベル設定した場合で考えると、レベル3か4に相当する。ロック解除距離としては、例えば2m程度に設定される。ユーザは、設定画面において、「有効期限」、「従業員番号」、「Eメールアドレス」、「ログインID」などを登録することができる。これらの登録情報は、例えば、「追加」アイコンがクリックされることで、その入力画面に切り替わる。また、ユーザは、「詳細」アイコンをクリックすると、図17に示すように、登録情報の「保存」、「削除」等が行える。1つのコンピュータ本体0200を複数人で共用している場合は、共同使用者として追加登録することにより複数人を設定することができる。また、同じ組織やグループで共用しているユーザごとにロック管理をすることができる。これにより、各ユーザのセキュリティを担保することができる。
<ID判断部>
ID判断部0203は、信号取得部0201からの適合した無線信号(適合信号)を含む又は適合していない無線信号(非適合信号)を含む取得信号にコンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするためのIDであるロック解除IDが含まれるか間欠的に判断する。本開示における第2の判断部は、ID判断部0203に相当する。
図3に示すように、上述した取得信号は、適合した無線信号(適合信号)及び/又は適合していない無線信号(非適合信号)を含む。取得信号の形態としては、例えば、適合信号(A)の形態と非適合信号(B)の形態がある。適合信号(A)は、ロック解除ID(A-1)のみを含む場合と、ロック解除ID(A-1)に加えて、その他の信号(A-2)を含む場合がある。また、取得信号が、適合信号(A)及び非適合信号(B)の双方を含む場合は、更にロック解除ID(A-1)を含む場合と、ロック解除ID(A-1)及びその他の信号(A-2)を含む場合がある。適合信号(A)のロック解除IDやその他の信号にはアンテナID付取得部IDが含まれている。また、非適合信号(B)にはアンテナIDなしの取得部IDが含まれ得る。ここで、非適合信号としては、無線通信装置0210が接続されていない場合など、コンピュータ本体0200の受信アンテナ差し込み口で発生する微弱電流も含まれる。したがって、ID判断部0203ないしは該ID判断部0203での判断結果を利用する各部は、取得信号にアンテナIDが含まれず、コンピュータロックシステムの一部が機能不全であると判断した場合であっても機能し続けるように構成される。
適合信号のその他の信号には、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、利用不能化部0206、及び制御部0207などの各部で用いられるパラメータなどを変更するためのパラメータ変更可能キーが含まれるように構成されても良い。例えば、ID判断部0203は、パラメータ変更可能化キーが含まれているか否かの判断を行い、該判断の結果に従って、コンピュータ本体0200のインターフェースから各部のパラメータが変更可能となるように構成されても良い。ID判断部0203のパラメータとしては、例えばロック解除IDを挙げることができる。また、利用可能ステータス情報保持部0204のパラメータとしては、利用可能ステータスそのものや、利用可能ステータスの有効期間、利用可能ステータスの履歴蓄積期間などを挙げることができる。また、利用可能化部0205や利用不能化部0206のパラメータとしては、利用可能ステータス情報保持部0204が複数ある場合にどの利用可能ステータス情報保持部0204のステータスを利用可能ステータス又は利用不能ステータスに設定(更新)するか否かを挙げることができる。
利用可能ステータス情報保持部0204が複数ある場合とは、OSにログインユーザが複数登録されているような場合(ログインユーザに応じて利用可能ファイルや利用可能データベース、利用可能外部接続装置、利用可能ネットワーク、利用可能アプリケーションが異なる)である。この場合には、コンピュータ本体0200が、ユーザAのロック解除IDを取得し、ロックが解除された場合、ユーザBは、ログインしてコンピュータ本体0200の通常の利用が可能となるが、ユーザAを含む他のユーザは、その間、ログインをすることができない。
制御部0207のパラメータとしては、制御対象となるディスプレイインターフェースの種類を選択するものを挙げることができる。具体的には、このようなパラメータは、例えば、一台のコンピュータに複数台のディスプレイが接続されている場合に、すべてのディスプレイに対して通常の操作が可能なように構成するのか、一部のディスプレイに対してのみ通常の操作が可能なように構成するのかといった選択を可能にする。また、制御部0207は、時間や時刻に応じてディスプレイインターフェースの制御を変更可能にするパラメータに従って動作するように構成されても良い。
ID判断部0203は、このような取得信号に基づいて適合信号や非適合信号に、ロック解除IDが含まれているか否かを間欠的に判断するので、コンピュータ本体0200に外部接続された無線通信装置が取り外されたとしても、これに影響を受けることなく、取得信号に基づいてコンピュータ本体0200のロック又はロック解除が行われるようになる。
例えば、コンピュータ本体0200にロックがかかり、これにより、ディスプレイインターフェースが利用不能状態になっている場合において、ID判断部0203は、取得信号にロック解除IDが含まれていると判断する場合、利用可能化部0205により利用可能ステータス情報保持部0204の利用可能ステータス情報を利用可能ステータスに設定し、制御部0207の制御によりコンピュータ本体0200のロックを解除する。一方、ID判断部0203は、取得信号にロック解除IDが含まれていないと判断する場合、コンピュータ本体0200のロックを継続した状態を維持する。ID判断部0203の動作は、例えば間欠的に、すなわち定期又は不定期の時間間隔で繰り返し行われる。間欠的な時間間隔は、作業内容によって選択され得るが、通常の作業であれば数秒から数十秒の時間で設定され得る。間欠的な時間間隔を調整するための時間間隔調整部をコンピュータ本体に備えていても良い。
<利用可能ステータス情報保持部>
利用可能ステータス情報保持部0204は、取得信号に基づいて判断されたコンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするか否かを示す利用可能ステータス情報を保持する。ディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とは、コンピュータ本体0200に接続されたキーボードやマウスによりデータ入力やマウスカーソルによる操作が可能な状態をいう。ただし、ロックされている状態でもロック画面にパスワードの入力をするためのカーソル移動や、キー操作は可能なように設計されるので、このような動作が可能な状態は、ここでいう通常に利用可能な状態とは称さない。利用可能ステータス情報保持部0204は、例えば、不揮発性メモリ0702上に形成される。
<利用可能化部>
利用可能化部0205は、信号強度判断部0202による判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしているとの判断結果であり、かつ、ID判断部0203による判断結果が有効な解除IDを含むとの判断結果である場合に、利用可能ステータス情報保持部0204の利用可能ステータス情報を、コンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするための利用可能ステータスとするように構成される。
<利用不能化部>
利用不能化部0206は、信号強度判断部0202による判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果であり、及び/又はID判断部0203による判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果である場合に、利用可能ステータス情報保持部0204の利用可能ステータス情報を、コンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とするための利用不能ステータスとするように構成される。ここで「通常には利用できない状態」とは、例えば、いわゆるデスクトップ画面が操作可能に表示されていない状態や、何らかのアプリケーション(ウェブブラウザ等を含む)が操作可能に表示されていない状態などをいう。ただし、「通常には利用できない状態」には、パスワードの入力を受付けて、その後「通常に利用できる状態」に移行可能とするようなものは、通常に利用できない状態に含まれ得る。
<制御部>
制御部0207は、例えば、利用可能ステータス情報保持部0204に保持されている利用可能ステータス情報に基づいてディスプレイインターフェースを制御する。制御部0207は、利用可能ステータス情報が利用可能ステータスであれば、ディスプレイインターフェースを通常に利用可能な状態として制御を行う。一方、利用可能ステータス情報が利用不能ステータスであれば、制御部0207は、ディスプレイインターフェースを通常には利用できない状態として制御を行う。ロック画面になっており、パスワードの入力を受け付けることでロック解除可能なように構成されている画面は、通常には利用可能でない状態である。これは、ディスプレイインターフェースがパスワードの受付機能のみを有している状態で通常の作業を直ちに開始できる状態ではないからである。ただし、ロック画面はこれに限定されず、パスワードの入力を受け付けない画面状態であるように構成されても良い。その場合には、制御部0207は、マウスやキーボード等の入力デバイスによる入力を受け付けない。
上述したようなコンピュータロックシステムにおいて、無線通信装置0210は、例えば、取り外し可能にコンピュータ本体0200に接続される。コンピュータ本体0200のロック中に、無線通信装置0210がコンピュータ本体0200から取り外されたとしても、コンピュータ本体0200は、上述したような取得信号に基づいて適合信号又は非適合信号のいずれであるか否かを判断しているので、コンピュータ本体0200を第三者による不正利用から守ることができる。すなわち、無線通信装置0210がコンピュータ本体0200から取り外されたか否かに拘わらず、コンピュータ本体0200をセキュアな状態におくことができる。
また、他の例として、無線通信装置0210が他の正規でないアンテナ受信装置と取り換えられたとしても、制御部0207は、コンピュータ本体0200を第三者が利用できないように制御し得る。
<コンピュータ本体>
図7に示すように、コンピュータ本体0200の構成は、例えば、CPU0701と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ0702と、D-RAM等の主メモリ0703と、インターフェース0704とから構成されている。不揮発性メモリ0702には、例えば、信号取得プログラム、ID判断プログラム、利用可能ステータス情報保持プログラム、利用可能化プログラム、利用不能化プログラム、制御プログラム等の各種のプログラムが格納されている。これらプログラムは、1つ又は複数のプログラムとして構成されても良い。各プログラムの全部又は一部は、CPU0701の制御の下、主メモリ0703の所定の領域に展開され、各種のデータに基づいて、実行される。各種のデータとしては、例えば、受信した無線信号、信号強度、ロック解除ID、及び利用可能ステータス情報等に基づくデータがある。インターフェース0404は、例えば、ディスプレイインターフェース0705、キーボードインターフェース0706、及びネットワークインターフェース0707等を含む。
<処理の流れ>
図8に示すように、無線通信装置0210は、例えばRFID等から発出された無線信号を受信する信号受信ステップを実行する(ステップ0801)。無線信号は、ノイズ及び/又は無信号状態を含み得る。
無線通信装置0210は、受信した信号をコンピュータ本体0200に出力する信号出力ステップを実行する(ステップ0802)。このステップにより、受信した信号は、外部接続されたコンピュータ本体0200に供給される。
コンピュータ本体0200は、CPU0701の制御の下、信号取得プログラムの実行に従って無線通信装置0210の信号出力部0212から出力される信号を取得するための無線信号取得ステップを実行する(ステップ0803)。
コンピュータ本体0200は、次に、信号強度判定プログラムの実行に従って、信号取得部0201から取得した信号(取得信号)の無線信号強度が所定の強度以上であるとの所定の条件を満たしているか否かを判断するための信号強度判断ステップを実行する(ステップ0804)。例えば、図4に示すように、検知レベルがレベル3に設定されている場合、コンピュータ本体0200は、信号強度がログイン(ロック解除)では-41dBm以上、ログアウト(ロック)では-51dBm以下の条件を満たすか否かを判断する。或いは、検知レベルがレベル4であれば、信号強度がログイン(ロック解除)では-50dBm以上、ログアウト(ロック)では-60dBm以下の条件を満たすか否かを判断する。
コンピュータ本体0200は、次に、ID判断プログラムの実行に従って、取得信号が信号取得ステップ0803による取得信号にコンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするためのIDであるロック解除IDが含まれるか否かを判断するための判断ステップを実行する(ステップ0804)。判断ステップは、通常の作業であれば、間欠的に(例えば数秒から数十秒に一回程度の割合で)実行される。
コンピュータ本体0200は、次に、利用可能化プログラムの実行に従って、信号強度判断ステップ0804での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしているとの判断結果であり、かつ、判断ステップ0805での判断結果が有効な解除IDを含むとの判断結果である場合、利用可能ステータス情報保持部0204の利用可能ステータス情報を、コンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースが通常に利用可能な状態とするための利用可能ステータスとする利用可能化ステップを実行する(ステップ0806)。
ここで、利用可能ステータス情報保持プログラムの実行により、取得信号に基づいて判断され設定された利用可能ステータス情報は、利用可能ステータス情報保持部0204に常時保持されている。したがって、利用可能ステータス情報は、利用可能化ステップによって利用可能ステータスに更新ないしは変更されて保持される。また、ロック解除IDと対象となるコンピュータ本体0200のログインユーザ情報は関連づけて保持されている。複数台のコンピュータ本体0200がある場合、個別にログイン解除IDを設定することもできる。或いは、コンピュータ本体0200が共有設定で使用される環境においては、各ユーザが1つのロック解除IDを相互に利用しても良いし、それぞれのロック解除IDが複数設定されても良い。さらに、企業や公的機関においてコンピュータ本体0200を担当するユーザが不在であっても、他のロック解除IDを設定して利用可能な状態にするように、システムが設定されても良い。
一方、コンピュータ本体0200は、信号強度判断ステップ0804での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果、及び/又は判断ステップ0805での判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果である場合、利用可能ステータス情報保持ステップの利用可能ステータス情報を、コンピュータ本体0200のディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とするための利用不能ステータスとする利用不能化ステップを実行する(ステップ0807)。
ここで、コンピュータ本体0200がロック状態にある場合において、近づいたタグ等からの無線信号が正規のロック解除IDを含まない場合は、コンピュータ本体0200は、ロック状態を維持する。また、コンピュータ本体0200と対応付けられているタグ等が他のコンピュータ本体に近づけられても、ロック状態は解除されない。したがって、当該他のコンピュータ本体のディスプレイインターフェースは、そのまま利用可能な状態にはない。これらの利用不能状態情報は利用可能ステータス情報保持部0204に保持されている。
コンピュータ本体0200は、次に、制御プログラムの実行に従って利用可能ステータス情報保持部0204にて保持されている利用可能ステータス情報に基づいて、ディスプレイインターフェースを制御するための制御ステップを実行する(ステップ0808)。
コンピュータ本体0200は、ユーザによるコンピュータ利用が終了しない場合は(ステップ0809のN)、上述した信号取得ステップに戻り、上記のステップを繰り返す。また、コンピュータ利用が終了する場合(ステップ0809のY)、例えばコンピュータの電源OFFされた場合は、処理を終了する。
再び、コンピュータ本体の電源がONになると、コンピュータロックシステムは作動し、コンピュータ本体0200に割り当てられたロック解除IDと利用者ステータス情報とに基づいて、ロック状態/ロック解除状態が、何らのユーザの操作を介することなく、自動的に制御される。
このように、実施形態1によれば、コンピュータ本体0200と、コンピュータ本体0200に外部接続される無線通信装置0210とからなるコンピュータロックシステムにおいて、無線通信装置0210が取り外されたとしても、不正な使用からコンピュータ本体0200を保護することができるようになる。
[実施形態2]
<概要>
実施形態2は、実施形態1の変形であり、コンピュータ本体0200の信号取得部0201と、信号強度判断部0202と、ID判断部0203と、利用可能ステータス情報保持部0204と、利用可能化部0205と、利用不能化部0206と、制御部0207とが、コンピュータ本体0200の稼働中は常に、動作状態にあるように構成している点に特徴がある。
<構成>
図2に示すように、実施形態2のコンピュータロックシステムは、例えば、コンピュータ本体0200と、無線通信装置0210とを備えるコンピュータロックシステムである。無線通信装置0110は、例えば、信号受信部0211と、信号出力部0212とを備えるコンピュータ本体0200は、例えば、信号取得部0201と、信号強度判断部0202と、ID判断部0203と、利用可能ステータス情報保持部0204と、利用可能化部0205と、利用不能化部0206と、制御部0207とを備える。コンピュータ本体0200の信号取得部0201と、信号強度判断部0202と、ID判断部0203と、利用可能ステータス情報保持部0204と、利用可能化部0205と、利用不能化部0206と、制御部0207とはコンピュータ稼働中は常に動作状態にあるように構成されている。本開示において、信号取得部0201と、信号強度判断部0202と、ID判断部0203と、利用可能ステータス情報保持部0204と、利用可能化部0205と、利用不能化部0206と、制御部0207とを、ロック制御部と称することもある。
<構成・作用の説明>
図9に示すように、ケース(CASE)1の例では、コンピュータ本体0200の電源がON(コンピュータが稼働中)になると、本コンピュータロックシステムもONとなり、ロック制御部(信号取得部0201、信号強度判断部0202、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、利用不能化部0206、及び制御部0207)が動作状態となる。例えば、本開示に係るコンピュータロックシステムの機能がソフトウェアによって実現される場合は、コンピュータロックシステムのソフトウェアがアプリケーションとしてインストールされ、コンピュータ本体0200のOS上に常駐することになる。そして、コンピュータ本体0200の電源がONとなり、CPU0701の制御の下、信号強度判断部0202が信号取得部0201の信号強度を判定し、かつ、ID判断部0203が信号取得部0201の取得信号を判定しているので、正常にコンピュータロックシステムが動作する。また、コンピュータ本体0200の電源がOFFになると、本コンピュータロックシステムもOFFとなる。すなわち、ロック制御部(信号取得部0201、信号強度判断部0202、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、及び利用不能化部0206、制御部0207)が非動作状態となる。このように、コンピュータ本体0200の電源ON、OFFの操作に連動して、コンピュータロックシステムもそれぞれON、OFFとなる。
図9に示すように、ケース(CASE)2の例では、コンピュータ本体0200に無線通信装置0210が接続又は非接続されている状態を示す。コンピュータ本体0200に無線通信装置0210が外部接続されている場合に、コンピュータ本体0200の電源がONすると、本コンピュータロックシステムもONとなる。すなわち、ロック制御部(信号取得部0201、信号強度判断部0202、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、利用不能化部0206、及び制御部0207)が動作状態となる。また、無線通信装置が外部接続されている場合において、コンピュータ本体0200の電源がOFFになると、本コンピュータロックシステムもOFFとなる。すなわち、ロック制御部(信号取得部0201、信号強度判断部0202、ID判断部0203、利用可能ステータス情報保持部0204、利用可能化部0205、利用不能化部0206、及び制御部0207)が非動作状態となる。
無線通信装置0210がOFF(又は無線通信装置0210が取り外された状態)の場合であっても、コンピュータ本体0200の電源がONになると、本コンピュータロックシステムはONとなり、動作状態となる。すなわち、アプリケーションの起動命令がなくても動作する。無線通信装置がOFFの状態でコンピュータの電源がOFFになると、本コンピュータロックシステムはOFFとなり、ロック制御動作を終了する。コンピュータ本体0200の電源がONの状態で、無線通信装置0210が脱装された場合であっても、本コンピュータロックシステムは動作を続行する。
このように、実施形態2によれば、実施形態1に加え、無線通信装置0210が外部接続されていても、外部接続されていなくても、コンピュータ本体0200の稼働中は常に動作状態にあるので、コンピュータ本体0200稼働中におけるセキュリティは継続して維持される。
[実施形態3]
<概要>
実施形態3は、実施形態1及び/又は実施形態2の変形であり、ディスプレイインターフェースは、通常時に、利用不能状態(コンピュータロックがかかっている状態)において、ロック解除IDが取得信号に含まれない場合でも、正しいパスワードを受け付けたときには利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定される点に特徴がある。
<構成>
図10に示すように、実施形態3のコンピュータロックシステムは、例えば、コンピュータ本体1000と、無線通信装置1020と、からなるコンピュータロックシステムである。無線通信装置1020は、例えば、信号受信部1021と、信号出力部1022とを備える。コンピュータ本体1000は、例えば、信号取得部1001と、信号強度判断部1002と、ID判断部1003と、利用可能ステータス情報保持部1004と、利用可能化部1005と、利用不能化部1006と、制御部1007とを備える。また、コンピュータ本体1000は、パスワード入力受付部1008と、パスワード判断部1009と、利用可能ステータス固定部1010とを更に備える。
<パスワード入力受付部>
パスワード入力受付部1008は、コンピュータ本体1000のディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態である場合において、信号強度判断部1002での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしていないとの判断結果であるか、及び/又はID判断部1003での判断結果が有効な解除IDを含まないとの判断結果であり、パスワード入力の受け付け有無の判断を行う。例えば、コンピュータ本体1000に接続されたキーボードやタブレットPCのタッチ画面に表示されたソフトウェアキーボードなどからパスワードが入力されると、パスワード判断部1009の処理に進む。
<パスワード判断部>
パスワード判断部1009は、入力されたパスワードが正しいパスワードであるか判断する。ここで、例えばコンピュータ本体1000がウィンドウズ(登録商標)パソコンであれば、対象となるコンピュータ本体1000のログインパスワードとして設定されたものと同じであれば、パスワードは正常と判断する。
<利用可能ステータス固定部>
利用可能ステータス固定部1010は、パスワード判断部1009での判断結果がパスワードが正しいパスワードであるとの判断結果である場合に、強制的に利用可能ステータス情報保持部1004の利用可能ステータス情報を利用可能ステータスに固定とする。すなわち、本コンピュータロックシステムは、パスワードが正常である場合、利用可能ステータス情報保持部1004の利用可能ステータス情報を利用不能ステータスから利用可能ステータスに固定とする。コンピュータ本体1000のディスプレイインターフェースが通常の利用可能な状態になる。このように構成するのは、万が一、ロック解除IDの発信源が故障したり、ロック解除IDの発信源を紛失したりしたような場合の緊急避難策が必要だからである。したがって、このパスワードは、会社のシステム管理者などの高度の権限を有する者が秘匿して保持していることが好ましい。また、一旦、このパスワードを利用してロック解除された後、間欠的にロック解除IDの取得有無が判断されるとすると、ほんの数秒間しかロック解除状態を維持できないという問題が生じ、実質的にロック解除してコンピュータを操作するということ不可能になる。そこで、パスワードを利用してロック解除した場合には、ロック解除IDの取得判断などの通常の処理を実行せず、常時利用可能ステータス情報のステータスが利用可能ステータスに固定しておく。その他の構成は、実施形態1の図2の構成と同様であるので、説明を省略する。
<作用>
図11に示すように、コンピュータ本体1000の構成は、CPU1101と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1102と、D-RAM等の主メモリ1103と、インターフェース1104、ディスプレイインターフェース1105と、キーボードインターフェース1106と、ネットワークインターフェース1107とを含み構成されている。不揮発性メモリ1102には、例えば、パスワード入力受付プログラム、パスワード判断プログラム、利用可能化ステータス固定プログラム等の各種のプログラムが格納されている。各種のデータとしては、無線信号、信号強度、ロック解除ID、及び利用可能ステータス情報等に基づくデータがある。これらのプログラム及び/又はデータは、CPU1101の制御の下、主メモリ1103上に読み込まれ、実行される。その他のプログラムは、実施形態1の図7に示したものと同様であるので、説明を省略する。
<処理の流れ>
図12に示すように、信号受信ステップ1201及び信号出力ステップ1202により、無線通信装置1020によって受信された無線信号はコンピュータ本体1000に出力される。信号受信ステップ1201及び信号出力ステップ1202の処理は、実施形態1の図8に示した信号受信ステップ0801と信号出力ステップ0802と同様であるので、詳細な説明は省略する。
コンピュータ本体1000は、CPU1101の制御の下、信号取得ステップ1203、信号強度判断ステップ1204、判断ステップ1205、利用可能化ステップ1206、利用不能化ステップ1207、制御ステップ1208を実行することにより、信号強度判断部1002での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしているか否かで判断し(ステップ1204)、及び/又は信号取得部1001からの図3に示すような取得信号にロック解除IDが含まれているか否かで判断する(ステップ1205)。続いて、コンピュータ本体1000は、CPU1101の制御の下、利用可能化ステップ1206及び利用不能化ステップ1207の実行により、利用可能ステータス情報保持部1004の利用可能ステータス又は利用不能ステータスを利用可能ステータス情報として常時保持する。処理ステップ1203~1208までの処理は、実施形態1の図8の処理ステップ0803から0808までの処理と同様であるので、詳細な説明を省略する。
コンピュータ本体1000は、制御ステップ1208によりロック制御されている状態において、ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない利用不能状態か否かの判断ステップを実行する(ステップ1209)。コンピュータ本体1000は、利用不能状態でないと判断する場合(ステップ1209のN)、信号取得ステップ1203の処理に戻る。
一方、コンピュータ本体1000は、ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態(利用不能状態)であると判断する場合(ステップ1209のY)、パスワード入力受付プログラムの実行に従ってパスワード入力の受け付け有無の判断を行うパスワード入力受付ステップを実行する(ステップ1210)。
コンピュータ本体1000は、次に、パスワード判断プログラムの実行に従ってパスワードが正しいパスワードであるか判断するためのパスワード判断ステップを実行する(ステップ1211)。コンピュータ本体1000は、パスワード判断ステップ1211での判断結果がパスワードが正しいパスワードであるとの判断結果である場合に、利用可能ステータス情報固定プログラムにより強制的に利用可能ステータス情報保持部1004の利用可能ステータス情報を、利用可能ステータスに固定にする利用可能ステータス固定ステップを実行する(ステップ1212)。コンピュータ本体1000は、次に、制御プログラムの実行に従ってロック制御処理に制御を渡す(ステップ1213)。制御部1007は、利用可能ステータスに基づいて処理を行う一方、利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されているために、コンピュータ本体1000の利用が終了となるまで、通常の状態で、ディスプレイが利用できる状態のままである。更に、コンピュータ本体1000が電源OFFになった後に、再びONになり、再起動する場合でも、利用可能ステータス情報は利用可能ステータスに固定されることが好ましい。コンピュータ本体1000は、次に、ユーザによるコンピュータの利用が終了したか否かを判断し(ステップ1214)、利用終了でないと判断する場合には(ステップ1214のN)、制御ステップ1213に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、ユーザによるコンピュータの利用が終了したと判断するの場合(ステップ1214のY)、例えばコンピュータの電源がOFFにされた場合、ロックシステムは終了する。
このように、実施形態3によれば、実施形態1又は実施形態2に加え、例えばウィンドウズ(登録商標)パソコンなどにおいて、コンピュータロック中であっても、正しいパスワードの入力であれば、そのパスワード入力を受け付け、コンピュータ本体1000のディスプレイインターフェースが利用不能状態であっても、そのディスプレイインターフェースを通常の利用可能な状態に変更できる。したがって、コンピュータ本体1000の正当なユーザであれば、コンピュータ本体1000での作業を継続して行うことができる。
[実施形態4]
<概要>
実施形態4は、実施形態3の変形であり、利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されている場合に機能を不活性化する不活性部を有する点に特徴がある。
<構成>
図13に示すように、実施形態4のコンピュータロックシステムは、例えば、コンピュータ本体1300と、無線通信装置1320と、からなるコンピュータロックシステムである。無線通信装置1320は、例えば、信号受信部1321と、信号出力部1322とを備えるコンピュータ本体1300は、例えば、信号取得部1301と、信号強度判断部1302と、ID判断部1303と、利用可能ステータス情報保持部1304と、利用可能化部1305と、利用不能化部1306と、制御部1307と、パスワード入力受付部1308と、パスワード判断部1309と、利用可能ステータス固定部1310と、不活性化部1311とを備える。
<不活性化部>
不活性化部1311は、利用可能ステータス固定部1310により利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されている場合に、コンピュータ本体1300の信号取得部1301と、信号強度判断部1302と、ID判断部1303と、利用不能化部1306とによってディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とすることができないように、その機能を不活性化する。すなわち、これは、本コンピュータロックシステムの機能が停止することを意味する。
<コンピュータ本体>
図14に示すように、コンピュータ本体1300は、CPU1401と、HDD、ROM等の不揮発性メモリ1402と、D-RAM等の主メモリ1403と、インターフェース1404と、ディスプレイインターフェース1405と、キーボードインターフェース1406と、ネットワークインターフェース1407とを含み構成されている。不揮発性メモリ1402には、例えば、不活性化プログラム等の各種のプログラムが格納されている。各種のデータとしては、無線信号、信号強度、ロック解除ID、及び利用可能ステータス情報等に基づくデータがある。これらのプログラム及び/又はデータは、CPU1401の制御の下、主メモリ1403上に読み込まれ、作業領域で実行される。その他のプログラムは実施形態3の図11の構成と同様であるので、説明を省略する。
<処理の流れ>
図15に示すように、信号受信ステップ1501及び信号出力ステップ1502により、無線通信装置1320によって受信された無線信号はコンピュータ本体1300に出力される。信号受信ステップ1501と信号出力ステップ1502の処理は、実施形態1の図8に示す信号受信ステップ0801と信号出力ステップ0802と同様であるので、詳細な説明は省略する。
コンピュータ本体1300は、CPU1401の制御の下、信号取得ステップ1503、信号強度判断ステップ1504、判断ステップ1505、利用可能化ステップ1506、利用不能化ステップ1507、制御ステップ1508を実行することにより、信号強度判断部1302での判断結果が無線信号強度が所定の条件を満たしているか否かで判断し(ステップ1504)、及び/又は信号取得部1301からの図3に示すような取得信号にロック解除IDが含まれているか否かで判断する(ステップ1505)。続いて、コンピュータ本体1300は、CPU1401の制御の下、利用可能化ステップ1506及び利用不能化ステップ1507の実行により、利用可能ステータス情報保持部1304に利用可能ステータス又は利用不能ステータスを利用可能ステータス情報として保持する。処理ステップ1503~1508までの処理は、実施形態1の図8の処理ステップ0803から0808までの処理と同様であるので、詳細な説明を省略する。
コンピュータ本体1300は、制御ステップ1508によりロック制御されている状態において、ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない利用不能状態か否かの判断ステップを実行する(ステップ1509)。コンピュータ本体1300は、利用不能状態でないと判断する場合(ステップ1509のN)、信号取得ステップ1503の処理に戻る。
一方、コンピュータ本体1300は、ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態(利用不能状態)であると判断する場合(ステップ1509のY)、パスワード入力受付プログラムの実行に従ってパスワードの入力を受け付けるか否かの判断を行う入力受付判断ステップを実行する(ステップ1510)。
コンピュータ本体1300は、パスワード入力受付判断ステップ1510において、パスワード入力を受け付けた場合(ステップ1510のY)、続いて、パスワード判断プログラムの実行に従ってパスワードが正しいパスワードであるか判断するためのパスワード判断ステップを実行する(ステップ1511)。
コンピュータ本体1300は、パスワード判断ステップ1511での判断結果がパスワードが正しいパスワードであるとの判断結果である場合に、利用可能ステータス情報固定プログラムの実行に従って、強制的に、利用可能ステータス情報保持部1304の利用可能ステータス情報を利用可能ステータスに固定とする利用可能ステータス固定ステップを実行する(ステップ1512)。
コンピュータ本体1300は、上記パスワード入力受付判断ステップ1510において、パスワード入力を受け付けなかった場合(ステップ1510のN)、信号取得ステップ1503に戻る。
コンピュータ本体1300は、次に、不活性化プログラムの実行に従って利用可能ステータス固定部1310により利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されている場合に、無線信号取得部1301と、信号強度判断部1302と、判断部1303と、利用不能化部1306とによってコンピュータ本体1300のディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には利用できない状態とすることができないように機能を不活性化する(ステップ1513)。すなわち、これは、本コンピュータロックシステムの機能が停止することを意味する。
次に、コンピュータ本体1300は、制御プログラムの実行に従ってロック制御処理に制御を渡す(ステップ1514)。制御プログラムは、利用可能ステータス情報に基づいて制御する一方、利用可能ステータス情報が利用可能ステータスに固定されているため、制御は利用可能状態に固定される。次に、コンピュータ本体1300は、ユーザによるコンピュータの利用が終了したか否かを判断し(ステップ1515)、利用終了でないと判断する場合には(ステップ1515のN)、制御ステップ1514に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、ユーザによるコンピュータの利用終了の場合(ステップ1515のY)、例えばコンピュータ本体1300の電源がOFFにされた場合、ロックシステムを終了する。ただし、電源OFFの後、再度、電源がONにされ、コンピュータ本体1300が再起動する場合には、再度ロックシステムが稼働すると不都合である場合がある。したがって、再起動後も不活性化状態や、利用可能ステータス情報の固定化が再現されることが好ましい。
[実施形態5]
<概要>
実施形態5は、実施形態1から実施形態4のいずれかの変形であり、ユーザが携帯可能で、ロック解除IDを含む信号を発信するRFID装置をさらに含むコンピュータロックシステムである。
<構成>
図16に示すように、実施形態5のコンピュータロックシステムは、例えば、コンピュータ本体1600と、無線通信装置1610とを備えるコンピュータロックシステムである。無線通信装置1610は、例えば、信号受信部1611と、信号出力部1612とを備える。無線通信装置1610は、送受信機能を有する無線通信装置であり得る。コンピュータ本体1600は、例えば、信号取得部1601と、信号強度判断部1602と、ID判断部1603と、利用可能ステータス情報保持部1604と、利用可能化部1605と、利用不能化部1606と、制御部1607とを備える。信号受信部1611は、RFID装置1613から無線信号を受信するように構成されている。RFID装置1613は電源内蔵型であっても良い。この場合、電源は着脱不能でRFID装置1613は、使い捨てでも良いし、ON/OFFスイッチを有さず、電源である電池のみが着脱可能であるように構成しても良い。このように構成する利点は、電源の入れ忘れによってコンピュータのロック解除がされない事故を防止するためである。なお、電源の残量(電圧変化)に関する情報もこのRFIDから発信するようにして、コンピュータ本体1600のディスプレイ画面にて確認できるように構成しても良い。この確認画面は「通常には使用できない状態」の画面に表示しても良い。
信号受信部1611は、RFID装置1613から無線信号を受信可能に構成されている。ここで、RFID装置1613は、カード型、無線タグ等の形態を問わない。例えば、社員証のようなカード型でも良く、無線タグのような小型の装置でも良い。RFID装置1613に使用される無線周波数としては、例えば2.4GHzの周波数帯域が使用でき、これに限られず、特殊な環境下や電波干渉の問題が発生する部屋(エリア)では他の周波数帯を使用しても良い。
RFID装置1613と無線通信装置1610との有効交信範囲は例えば約1メートルに設定され得る。これにより、コンピュータ本体1600が複数台隣接して設置されているような環境においても、他の無線通信装置1601との混信を防ぐことができる。なお、無線通信装置は、指向性があるアンテナであっても良い。このような指向性アンテナは、そのコンピュータ本体1600の操作をするユーザの座席の方向に向けられていることが好ましい。電波状態が良好な環境下では、RFID装置1613は、電源を必ずしも有していなくても良い。例えば、RFID装置1613の大きさは、Suica(登録商標)程度の大きさを有し、また、薄型の電池を内蔵しても良い。各RFID装置1613は、カードごとにユニークな識別番号で多数桁の情報(例えば15桁以上)を有し、このような識別番号は、例えば従業員番号と関連付けられる。これにより、本コンピュータロックシステムは、図18に示すような従業員の勤怠管理に利用することもできる。このユニークな識別情報は、ロック解除IDであっても良いし、ロック解除IDとは別の追加の識別情報であっても良い。追加の識別情報は、RFID装置1613から発出され、無線通信装置1610の信号受信部1610によって受信される。また、ロック解除IDと追加の識別情報とは、それぞれ、RFID装置1613による発信電波強度が異なるように構成されても良い。追加の識別情報についての発信電波強度がロック解除IDについての発信電波強度よりも強くなるように設定されることで、ロック解除は不要であるが、近辺にその者が滞在していることを情報として得ることができる。このような二段階の距離情報によって、ロック解除の準備を予めユニークな識別情報を受信することによって開始し、実際にロック解除IDが所定以上の電波強度で受信されると、直ちにロック解除されるような制御が可能になる。
図18に示す例では、1日を24時間として、ロック(ログオフ)状態、アンロック(ロック解除)状態、及びマウスやキーボードが使用されていない(コンピュータにログインしているが、コンピュータに対して何らアクセスしていない)状態等の履歴(ログ)が、コンピュータ本体1600のCPU1601の制御の下、取得され、勤怠管理が実現されている。また、データ入力作業等が中心の従業員の業務に関しては、本コンピュータロックシステムは、作業効率の分析に利用され得る。図18では、ロック状態が23.7h、アンロック状態が0.3h、マウスやキーボード不使用状態が0.18hであることが示されている。図示されていないが、午前10時~午後6時等の勤務時間及び残業時間等が視覚的にグラフ表示されてもよい。
また、RFID装置1613は、その電源容量(電池容量)が例えば840mA程度あれば、1年ないしは2年程度の期間、電池交換がなされずに使用可能である。メンテナンス作業等を考慮する場合は、電池交換不能とし、使用期間が満了したら、RFID装置1613全体を交換しても良い。無線通信装置1610は、USBインターフェースを介してケーブル接続されても良い。或いは、無線通信装置1610は、小型のUSBコネクタタイプであっても良い。なお、コンピュータ本体1600と無線通信装置1610とが双方向通信可能に構成されても良い。すなわち、コンピュータ本体1600は、無線通信装置1610を用いて、RFID装置1613に向けて識別情報を発信し、RFID装置1613は、当該識別情報を受信した場合にのみ、ロック解除IDを発信する。これにより、RFID装置1613は、常時、ロック解除IDを発信する必要がなくなるので、消費電力を削減することができるその他の構成については、実施形態1の図2の構成と同様であるので、説明を省略する。
<コンピュータ本体>
実施形態1の図7の構成と同様であるので、説明を省略する。
<処理の流れ>
無線通信装置1613及びコンピュータ本体1600の処理の流れについては、実施形態1の図8に示した処理の流れと同様であるので、詳細な説明を省略し、以下では、実施形態5の特徴に特に関連する事項を説明する。すなわち、実施形態5では、例えば、ユーザは、カード型の社員証や小型の無線タグのようなRFID装置(電源内蔵/非内蔵を問わない。)を携帯する。ユーザがコンピュータ本体1600での作業中に席を離れて有効交信範囲の外に出ると、本コンピュータロックシステムによって、自動的にコンピュータ本体1600にロックがかかる。また、ユーザが席に近づく又は席に戻ると、すなわち有効交信範囲内に入ると、本コンピュータロックシステムによって、自動的にロックが解除される。有効交信範囲は、コンピュータ本体1600の設置間隔や部屋の電波状況に応じて、例えば無線通信装置1613が接続されたコンピュータ本体1600からの距離が約0.4メートルから数メートルぐらいの範囲であり得る。
このように、実施形態5によれば、実施形態1から実施形態4に加え、例えばカード型の社員証や小型の無線タグのようなRFID装置を携帯するユーザがコンピュータの作業中に有効交信範囲の外に出ると、自動的にコンピュータ本体1600にロックがかかりことになる。また、ユーザが席に近づき有効交信範囲内に入ると、自動的にロックが解除されることになる。
以上のように、上記実施形態1から実施形態5によれば、コンピュータ本体と、コンピュータ本体に接続される無線通信装置とを備えるコンピュータロックシステムにより、第三者による不正使用を阻止することができる。
0100 コンピュータ本体
0101 無線通信装置
0102 ディスプレイ
0103 キーボード
0200 コンピュータ本体
0201 信号取得部
0202 信号強度判断部
0203 ID判断部
0204 利用可能ステータス情報保持部
0205 利用可能化部
0206 利用不能化部
0207 制御部
0210 無線通信装置
0211 信号受信部
0212 信号出力部
0701 CPU
0702 不揮発性メモリ
0703 主メモリ
0704 インターフェース
0705 ディスプレイインターフェース
0706 キーボードインターフェース
0707 ネットワークインターフェース
0801 信号受信ステップ
0802 信号出力ステップ
0803 信号取得ステップ
0804 信号強度判断ステップ
0805 ロック解除ID判断ステップ
0806 利用可能化ステップ
0807 利用不能化ステップ
0808 制御ステップ
1002 信号強度判断部
1008 パスワード入力受付部
1009 パスワード判断部
1010 利用可能ステータス固定部
1204 信号強度判断ステップ
1210 パスワード受付ステップ
1211 パスワード判断ステップ
1212 利用可能ステータス情報固定ステップ
1311 不活性化部
1513 不活性化ステップ
1302、1602 信号強度判断部
1204、1504 信号強度判断ステップ
1613 RFID

Claims (7)

  1. コンピュータ本体と、前記コンピュータ本体に接続される無線通信装置とを備えるコンピュータロックシステムであって、
    前記無線通信装置は、
    無線信号を受信する無線信号受信部と、
    受信した前記無線信号を前記コンピュータ本体に出力する無線信号出力部と、
    を備え、
    前記コンピュータ本体は、
    前記無線信号出力部から出力される前記無線信号を取得するための無線信号取得部と、
    前記無線信号取得部により取得した信号の信号強度が所定の値以上であるか否か判断する第1の判断部と、
    前記取得した信号にロック解除IDが含まれるか否かを判断する第2の判断部と、
    前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースが利用可能な状態又は利用不能な状態のいずれかを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持部と、
    前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていると判断され、かつ、前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含むと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用可能な状態にする利用可能化部と、
    前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含まないと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用不能な状態にする利用不能化部と、
    前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御部と、
    前記利用可能ステータス情報が前記利用不能な状態を示す場合において、前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含まないと判断される場合に、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付部と、
    受け付けた前記パスワードが正しいパスワードであるか否かを判断するためのパスワード判断部と、
    前記パスワード判断部により前記パスワードが正しいパスワードであると判断される場合に、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用可能な状態に固定する利用可能ステータス固定部と、を備える、
    コンピュータロックシステム。
  2. 前記無線信号取得部、前記第1の判断部、前記第2の判断部、前記利用可能ステータス情報保持部、前記利用可能化部、前記利用不能化部、及び前記制御部は、前記コンピュータ本体の動作中は常に動作状態にあるように構成され、
    請求項1に記載のコンピュータロックシステム。
  3. 前記利用可能ステータス固定部によって前記利用可能ステータス情報が前記利用可能な状態に固定されている場合に、
    前記無線信号取得部、前記第1の判断部、前記第2の判断部、及び前記利用不能化部によって前記コンピュータ本体の前記ディスプレイインターフェースがディスプレイを通常には前記利用不能な状態とすることができないように機能を不活性化する不活性化部を更に備える、
    請求項1又は2に記載のコンピュータロックシステム。
  4. ユーザが携帯可能な、前記ロック解除IDを含む信号を発信するRFID装置を更に備える、
    請求項1から3のいずれか一に記載のコンピュータロックシステム。
  5. コンピュータ本体と、前記コンピュータ本体に接続される無線通信装置を備えるコンピュータロックシステムの動作方法であって、
    前記無線通信装置は、
    無線信号を受信する信号受信ステップと、
    受信した前記無線信号を前記コンピュータ本体に出力する信号出力ステップと、
    によって動作し、
    前記コンピュータ本体は、
    前記信号出力ステップから出力される信号を取得するための信号取得ステップと、
    取得した前記信号の信号強度が所定の値以上であるとの所定の条件を満たしているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記取得した信号にロック解除IDが含まれるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースが利用可能な状態又は利用不能な状態を示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持ステップと、
    前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていると判断され、かつ、前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含むと判断される場合、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された前記利用可能ステータス情報を、前記利用可能な状態にする利用可能化ステップと、
    前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断され、及び/又は前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含まないと判断される場合、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用不能な状態にする利用不能化ステップと、
    前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された前記利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御ステップと、
    前記利用可能ステータス情報が前記利用不能な状態を示す場合において、前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含まないと判断される場合に、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付ステップと、
    受け付けた前記パスワードが正しいパスワードであるか否かを判断するためのパスワード判断ステップと、
    前記パスワード判断ステップにより前記パスワードが正しいパスワードであると判断される場合に、前記利用可能ステータス情報保持ステップに保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用可能な状態に固定する利用可能ステータス固定ステップと、
    を含む、コンピュータロックシステムの動作方法。
  6. コンピュータ本体と、前記コンピュータ本体に接続される無線通信装置を含むコンピュータロックシステムで動作するコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータ本体に、CPUの制御の下、
    前記無線通信装置によって受信された無線信号を取得する取得ステップと、
    取得した前記無線信号の信号強度が所定の値以上であるとの所定の条件を満たしているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記取得した無線信号にロック解除IDが含まれるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースが利用可能な状態又は利用不能な状態のいずれかを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持ステップと、
    前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていると判断され、かつ、前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含むと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップで保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用可能な状態にする利用可能化ステップと、
    前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断され、及び/又は前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含まないと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持ステップにより保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用不能な状態にする利用不能化ステップと、
    前記利用可能ステータス情報保持ステップにより保持された前記利用可能ステータス情報に基づいて、前記ディスプレイインターフェースを制御する制御ステップと、
    前記利用可能ステータス情報が前記利用不能な状態を示す場合において、前記第1の判断ステップにより前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断ステップにより前記ロック解除IDを含まないと判断される場合に、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付ステップと、
    受け付けた前記パスワードが正しいパスワードであるか否かを判断するためのパスワード判断ステップと、
    前記パスワード判断ステップにより前記パスワードが正しいパスワードであると判断される場合に、前記利用可能ステータス情報保持ステップに保持された前記利用可能ステータス情報を、前記利用可能な状態に固定する利用可能ステータス固定ステップと、
    を実行させる、
    コンピュータプログラム。
  7. コンピュータ本体のコンピュータロックシステムであって、
    無線通信装置によって受信した無線信号を取得する信号取得部と、
    前記信号取得部により取得した無線信号の信号強度が所定の値以上であるか否か判断する第1の判断部と、
    前記取得した信号に、ロック解除IDが含まれるか否かを判断する第2の判断部と、
    前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースが利用可能な状態又は利用不能な状態のいずれかを示す利用可能ステータス情報を保持する利用可能ステータス情報保持部と、
    前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていると判断され、かつ、前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含むと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用可能な状態にする利用可能化部と、
    前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含まないと判断される場合には、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を前記利用不能な状態にする利用不能化部と、
    前記利用可能ステータス情報に従って、前記コンピュータ本体のディスプレイインターフェースを前記利用可能な状態又は前記利用不能な状態のいずれかに制御する制御部と、
    前記利用可能ステータス情報が前記利用不能な状態を示す場合において、前記第1の判断部により前記信号強度が所定の条件を満たしていないと判断される場合、及び/又は前記第2の判断部により前記ロック解除IDを含まないと判断される場合に、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力受付部と、
    受け付けた前記パスワードが正しいパスワードであるか否かを判断するためのパスワード判断部と、
    前記パスワード判断部により前記パスワードが正しいパスワードであると判断される場合に、前記利用可能ステータス情報保持部に保持された前記利用可能ステータス情報を、前記利用可能な状態に固定する利用可能ステータス固定部と、を備える、
    コンピュータロックシステム。
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