JP7398471B2 - カスタム毛髪染料製剤を生成するためのシステム - Google Patents

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１９年３月１日に出願された米国仮出願第６２／８１２，８８７号からの優先権の利益を主張し、その内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる。

従来の毛髪染料キットは、染料と現像剤との組み合わせを含み、それらの各々は、商業販売のためにボトルにパッケージされ得る。従来技術では、染料ボトルに分配される色製剤は、ソース工場から、より具体的には、大容量の容器から提供されるものである。

顧客が購入できるようにするために、より多様な色製剤、さらにはカスタマイズ可能な色製剤を提供する必要がある。しかしながら、従来のシステムは、毛髪染料製剤が製造され、大容量の容器を使用して分配される既存のシステムを用いて毛髪染料ボトルに分配するためのこのような多様な毛髪染料製剤を効率的に予測し、利用可能にすることが困難であるという問題を有する。

一実施形態では、特定の顧客のために単一の顧客容器内に分配されるカスタム毛髪染料製剤を生成するためのシステムであって、ネットワークを介して特定の顧客のユーザ装置との接続を確立することと、カラーリストの好ましいタイプの専門知識の選択を受信することと、好ましいタイプの専門知識に対応する利用可能なカラーリストを決定することと、特定の顧客と、決定されたカラーリストのカラーリスト装置との間でビデオ通信セッションを確立することと、ヘアカラーのターゲットタイプを指定するためのオプションを表示するように構成されたユーザ装置での顧客への顧客インターフェースの表示を引き起こすことと、特定の顧客およびヘアカラーのターゲットタイプに関する情報を入力するために、ならびにカスタム毛髪染料製剤を生成するために使用される情報を入力するために、ユーザ装置における表示オプションとは異なるオプションを表示するように構成されたカラーリスト装置へのカラーリストインターフェースの表示を引き起こすことと、ネットワークを介して、生成されたカスタム毛髪染料製剤を充填サイトに送ることと、を行うように構成された処理回路を含み、充填サイトが、生成されたカスタム毛髪染料製剤に基づいて、複数のバルク毛髪染料カラーのうちの１つ以上を単一の顧客容器に分配するようにされる、システムが提供されている。

本開示ならびにそれに付随する多くの利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明から容易に入手および理解され得、ここで、

本開示ならびにそれに付随する多くの利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明から容易に入手および理解され得、ここで、

一実施形態による接続生産システムを示している。 一実施形態による染料フルフィルメントフローのプロセスを示している。 一実施形態による、システムによって製造されるカスタマイズされた染料製剤のボトルに適用され得るラベルを示している。 一実施形態による充填ラインおよびパーソナライズプロセスの概要を示している。 一実施形態による個別化された充填ラインの概要および統計を示している。 一実施形態による充填ラインの異なる態様のウォークスルーを示している。 一実施形態による充填ステーション技術の概要を示している。 一実施形態によるバルクコンテナ戦略を示している。 一実施形態によるバルクコンテナ戦略に関連するより多くの詳細を示している。 一実施形態において、２つのタイプの中間バルク容器（ＩＢＣ）が存在することを示している。 一実施形態によるＩＢＣの「バッグインボックス」タイプの詳細を示している。 一実施形態による多用ＩＢＣの詳細を示している。 一実施形態において、生産中に使用されるＩＢＣ充填機器を示している。 一実施形態における容器に関連する詳細を示している。 一実施形態による、個別化された染料の注文を受け取るためのプロセスおよびシステムの概要を示している。 図一実施形態において、顧客およびカラーコンサルタントによって使用されるアプリケーションで提供される特徴の例を示している。 一実施形態による処理装置のハードウェア構成要素の概要を示している。 一実施形態による、充填サイトで実施されるプロセスを示している。 一実施形態による、サーバ、顧客、カラーリスト、および充填サイトの間で実施されるプロセスを示している。

本システムおよび本実施形態は、プローブ＋ホースアセンブリとの「クイック接続」相互作用のために設計された、接合された金具を備えた柔らかい側面を有する使い捨てバッグである、既存の「バッグインボックス」構成要素を使用する。我々は、これらの構成要素を新規の方法で使用して、当社の充填機の防爆範囲内に近接して複数の化合物を収容する。バッグサイズは、ライン上で頻繁に補充を必要としないように十分な大きさに最適化されているが、内部の流体の重量が機械的支援なしでオペレータによって簡単に人間工学的に持ち上げ／運ばれ、マシンのダウンタイムを減らすための非常に迅速な交換が可能になるように、十分な小ささになっている。バッグは分配ポンプを備えたカップルであり、バッグの柔らかい側面が崩壊するだけで流体が抽出されるため、圧力差を提供しない。バッグは、費用対効果が高く、折りたたみやすい波形のボックスに入っている。波形のボックスには、２Ｄバーコード付きのラベルがあり、それぞれの中に何があるかに関する重要なデータをエンコードする。新しい化合物がオペレータによって充填ラインにロードされると、ボックスがスキャンされ、対応するホースの端部にある２Ｄバーコードがスキャンされ、電子フィードバックが提供され、適切なホースが正しい化合物に接続されていることをオペレータに警告する（正しくない場合）。これにより、正しい化合物が意図されるときに分配されることが確実になる。

ほとんどの材料は、この「バッグインボックス」構成（約１０Ｌの容量）でマシンにロードされるが、他の材料は、より大きな中間バルクコンテナ手段および中間タンクでマシンに結合され得る。この場合、化合物は、大規模コンテナから、分配ポンプに重力からの圧力をかけすぎないように十分に小さな中間保持タンクへとポンプで送られる。

本明細書に記載の充填ラインは、直線充填フォーマットを使用する（空のボトルが入力され、ボトルは、２Ｄバーコードリーダーでスキャンされ得るシリアライズされた２Ｄバーコードラベルでラベル付けされている。ボトルがマシンの充填部分に到達すると、それらはスキャンされ、注文データベースごとのシリアル番号に対応する情報ごとに、複数の化合物（可能性のある２０～２７から選択された５～９個の化合物）で充填される。各ボトルには異なる化合物が充填されているため、すべての単一のボトルを開封し、化合物と個々の充填量が正しいことを確認するための詳細な化学分析テストまたは機能テストを行うことは実用的ではない。代わりに、このシステムは、各充填位置に複数のノズル（１～６）が取り付けられた複数の充填位置（５～７）に依存する。各ノズルは、１つの化合物に対応している。化合物は、各ボトルに「投与」され、最終的なフォーミュラがなされる。ボトルは、「ウォーキング」タイプのコンベアによって、１つの充填位置から次の充填位置に順番に進められる。各充填位置には、振動から機械的に隔離されたラボ品質ロードセル（０．１ｍｇの範囲の読み出し）がある。組み合わされた重みは、各充填位置で測定され得る。

充填機は、以下の２つの方法で機能することができる。１）分配速度に最適化された生産モード、および２）分配ノズルの処理能力を確実にするために定期的に使用される、キャリブレーションモード。生産モードでは、複数のノズルから化合物を一度に分配し、ロードセルを使用して、予想される混合分配質量（注文データベースの「レシピ」に基づく）が許容範囲内であることを確認する。許容範囲内の場合、ボトルは、次のステーションまでラインを下り続ける。許容範囲外の場合、ボトルのシリアル番号は、自動的に／電子的にリジェクトとしてマークされる。キャリブレーションモードでは、各分配ノズルは、１つずつ複数回発射され、各個々の分配の重量は、ロードセルによってチェックされ、電子的に記録される。分配の分布が高いＣｐｋ（プロセス能力）値を表す場合、マシンは適格と見なされ、次の予定されたキャリブレーションチェック期間まで生産が承認される。

一実施形態では、ボトルの配列順序は、効率を高めるために人工知能を使用して構成され得る。例えば、シーケンシングは、各ボトルのそれぞれのフォーミュラに基づいて、複数のボトルの各々の予測充填時間に基づいて動的に実施され得る。

さらに、本明細書に記載のシステムは、工場で要求に応じて個別化された化粧品をオンデマンドで生産する。このマシンは、協働ロボットによって一緒にリンクされたいくつかの異なるステーションで構成されている。システムは、自己組織化されており、ステーションは、製品を生産するために何をする必要があるかを独自に把握している。システムは、効率損失なしで、いくつかのＳＫＵを同時に生成することができる。同じシステムは、多くのもののために使用され得る。

追加の詳細を以下および添付の図に記載する。

図１は、ユーザのためにカスタマイズされた個々の毛髪染料キットを作るために、充填システムで個別化された製品をオーダーメイドすることができるように、ｅコマースを直接的に生産に統合するための接続生産システムを示している。図１に示すように、サーバは、生産プロセスを調整し、品質および効率を監視し、ライブトレーサビリティダッシュボードを提供し、リモートで利用可能であり、ならびに人工知能を使用して注文をシーケンスすることができる。

図１は、生産プロセスに「メイドトゥーストック」パスおよび「メイドトゥーオーダー」パスの２つのパスがあり得ることをさらに示している。「メイドトゥーストック」パスは、高い需要のあるストックまたはジェネリックな染料の色のボトルを生成し得る。「メイドトゥーストック」パスは、ジェネリック製品をさらに個別化し、正しい色合いを確認し、注文のトレーサビリティを記録する。

「メイドトゥーストック」パスには、以下で詳細に説明する専用充填ステーションが含まれる。「メイドトゥーオーダー」パスは、完全な生産トレーサビリティ、ＲＭバッチの監視、充填ステーションの分配メカニズムの自動キャリブレーションモード、自動機能の確認、および完全なパーソナライズを提供する。

上記の２つのパスのうちのいずれかは、生産される染料および開発者キットのトレーサビリティを確実にするだけでなく、構成要素のピッキング検証が行われるプロセスの接続されたフルフィルメントセクションにつながる。

図２は、染料モノクロームのバルク生産から、中間バッチ容器のバルク充填、充填ライン、フルフィルメントまでのプロセスを示す、染料フルフィルメントフローの概要を提供する。

図３は、システムによって生産されるカスタマイズされた染料製剤のボトルに適用され得るラベルを示している。その他の情報のうち、ラベルには、顧客名、フォーミュラ番号、推奨アプリケーション、シェードレベル、およびトーンが指定されている。

図４は、一実施形態による充填ラインおよびパーソナライズプロセスの概要を示している。このプロセスには、充填ライン（分配が行われる）とフルフィルメントライン（キットが組み立てられ、個別化されたラベルが生産および適用される）との２つの構成要素が含まれていることが分かる。

図５は、個別化された充填ラインの概要および統計を示している。本実施形態に記載されている個別化された充填ラインは、以下を提供することが分かる。
●これまでで最速の個別化された製造（毎分１０台）。２＊８時間シフトを想定した１５０万台／年
●１００％トレーサビリティおよび完全なユニットシリアル化
●インライン品質チェック
●高度な自動化（＜１名の常勤オペレータが必要）
●将来的に新しい染料の色を可能にするための高度な適応性
●キッティングラインへの直接的なリンク
●業界標準４．０に従うインターネット接続

さらに、１台または２台のマシンが必要なため、今後数年間で充填ラインの生産能力は大幅に増加する。

図６Ａ～図６Ｅは、充填ラインの異なる側面のウォークスルーを示している。

図６Ａは、インターネット接続されたラベラーが注文ごとにカスタム情報を印刷し、ラベルをボトルフィーダーの出口に適用することができることを示している。

図６Ｂは、精度を確実にし、品質管理を強化するために、適用後に視覚システムを使用してラベルをスキャンすることができることを示している。

図６Ｃは、超高精度ポンプを使用して、波形の容器から大量の成分を投与して、カスタム染料製剤を作成することができることを示している。

図６Ｄは、インライン品質管理および自動ポンプキャリブレーションに精度スケールを使用することができることを示している。

図６Ｄは、ロボットアームが、柔軟なパックアウト構成をサポートするためにフルフィルメントで使用され得ることを示している。

図７は、充填ステーション技術の概要を示している。充填ラインおよび分配ステーションは、リアルタイム機能と監視、冗長ボリュームおよび質量分配、ＱＲコードによるＲＭバッチトラッキング、ボトルが開いて空気にさらされた時間量を追跡する機能、ステーション間のボトルのトラッキング、ならびに充填後にボトルがロードされるカートンの識別のトラッキングなどの、いくつかの機能を同時に適用する。

図８は、充填ステーションのニーズに適合するバルク毛髪染料体積のサイズを提供するために使用され得るバルク容器戦略を示している。この戦略は、バルク毛髪染料製造と専用バルクフィラーとの組み合わせを使用して、毛髪染料で「バッグ」のような容器を充填することができ、次いで、安全な保管のためにバッグを保持するためにボックス容器を使用することができる、工場での中間バルク容器（ＩＢＣ）を充填することを含む。バッグは、ボックスに折りたたまれ得、バッグは、使用率に従ってサイズ決定され得る。

このバルクコンテナ戦略は、以下の機能を提供する。
●ＸＰ（爆発性）材料を含むと評価する
●国際的な発送が承認されており、簡単にパレット化できる
●充填ラインのダウンタイムを短縮するクイックスワップ機能を提供する
●簡単な使い捨て／リサイクル
●オペレータにとって人間工学に基づいたまま、化合物の使用率に最適なサイズ化
●長期保管における１７＋化合物との化学的適合性
●遮光
●酸化を防止するための完全な気密性
●ＦＧピース価格に影響しないリーズナブルな価格
●信頼できるサプライヤーからの長期的な可用性

図９は、バルクコンテナ戦略に関連するより多くの詳細を示している。毛髪染料ボトルは、サードパーティサイトの充填ステーションで利用される箱入りＩＢＣだけでなく、開発者をサードパーティサイトに供給することができるＲＭサプライヤーによって提供されるより大きな容器に基づいて充填することもできることが分かる。

図１０は、２つのタイプの中間バルク容器（ＩＢＣ）があることを示している。第１のタイプは、標準的な使用化合物を格納する「バッグ」型容器として上記に記載されており、図１０に示されるような気密シールを形成するために、特別なバルブおよびプローブを使用してアクセスされ得る。第２のタイプは、多用化合物を保持する、より大きいサイズの硬化容器である。

図１１は、ＩＢＣの「バッグインボックス」タイプの詳細を示しており、図１２は、多用ＩＢＣの詳細を示している。

図１３は、生産中に使用されるＩＢＣ充填機器を示している。図１３に示される充填装置は、例えば、Ｓｃｈｏｌｌｅ ＩＰＮ ＴｒｕｅＦｉｌｌ ９００、およびすべての文献であってもよい。

図１４は、アンモニア等の直接ＲＭ成分に使用される容器の詳細を示している。

図１５は、一実施形態による、個別化された染料１５６０の注文を受け取るプロセスおよびシステムの概要を示している。システムは、上述した顧客サイト装置１５１０と、カラーコンサルタントサイト装置１５２０と、充填サイト１５５０と、を含む。サーバ１５３０または装置の任意の組み合わせ（クラウドネットワークなど）は、顧客装置１５１０、カラーコンサルタント１５２０、および充填ラインサイト１５５０の各々に接続されてもよい。コントローラ装置１５４０は、充填ラインサイト１５５０で実施される機能性を制御し得る。

図１５のシステムでは、カスタムカラーを分配するために使用される所定のフォーミュラを生成するために、顧客がユーザ情報を入力できるように構成されたアプリケーションが提供されている。アプリケーションは、サーバサイトにインストールされてもよく、例えば、ウェブブラウザまたはアプリケーション（「アプリ」）を介してユーザによってアクセスされてもよい。さらに、アプリケーション、またはサーバサイトにもインストールされている異なるアプリケーションは、ウェブブラウザまたはアプリケーションを介してカラーコンサルタントによってアクセスされ得る。

一実施形態では、顧客は、以下の２つの選択肢を提示されてもよい。（１）カラーコンサルタントと話す、または（２）カラークイズまたはアンケートを受ける。オプション（２）では、顧客は自身のヘアおよびヘアゴールに関する一連の質問に答えることができ、回答に基づいて、推奨されるヘアカラー製品が自動的に生成され、ユーザに提供される。しかしながら、クイズ中、顧客は、いつでも終了してオプション（１）を選択する選択肢を有する。さらに、以前の非染色カラー処理の使用などのクイズへの回答に基づいて、ユーザは、カラーコンサルタントに話すことを要求されてもよい。

顧客のためのアプリケーションおよびカラーコンサルタントのためのアプリケーションは、顧客とカラーコンサルタントとの間のビデオコンサルテーションセッションを容易にするように構成されている。

顧客、カラーコンサルタント、およびシステム内の任意の他の点によって使用されるコンピュータ装置のオペレーティングシステムは、複数の機能を実行するように構成されたユーザインターフェースを有することができる。ある態様では、装置は、ネットワークと通信し、モノのインターネット（ＩＯＴ）だけでなく、インターネットへのユーザインターフェースへのアクセスを可能にすることができる。当然ながら、ネットワークは、インターネットなどの公共ネットワーク、またはＬＡＮもしくはＷＡＮネットワークなどのプライベートネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせであり得、またＰＳＴＮまたはＩＳＤＮサブネットワークを含み得る。ネットワークはまた、イーサネットネットワークなどの有線であってもよいし、またはエッジ、３Ｇおよび４Ｇの無線セルラシステムを含むセルラネットワークなどの無線であってもよい。無線ネットワークはまた、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、または既知の任意の他の無線通信形態であってもよい。

装置はまた、ビデオセッションを容易にするために使用され得る統合されたまたは外部のいずれかのカメラ機能を有することができる。

図１６～図３４は、顧客およびカラーコンサルタントによって使用されるアプリケーションで提供される特徴の例を示している。

図１６に示されるように、顧客は、彼らがヘアカラーリストで求めている特定のタイプの専門知識を入力するように促され得る。図１６～図１８に示すように、顧客は、性別、色、または民族性に基づいてヘアカラーを専門とするカラーリストを求めている場合、プロンプトを求められ得る。注記が示されているが、カラーリストは、スペイン語または英語などの言語に基づいて任意に選択されてもよい。図１９に描写されるように、ユーザの選択に基づいて、システムは、顧客をカラーリストと接続して、ビデオセッションを形成し、顧客は、ビデオを介してカラーリストを見ることができ、逆もまた同様である。

図２０に示されるように、カラーリストは、図２１に示されるように、異なるカテゴリに基づいてヘアカラーのタイプの異なる列挙された例を示し得る「インスピレーション」画面に入力を提供し得る。「インスピレーション」画面への入力は、顧客によって提供された口頭での説明に基づいていてもよい。示されていないが、顧客はまた、画像のアップロードおよび／またはＰｉｎｔｅｒｅｓｔ、Ｉｎｓｔａｇｒａｍ、Ｆａｃｅｂｏｏｋ、Ｔｗｉｔｔｅｒなどのソーシャルメディアを使用して、独自のインスピレーションをアップロードすることができる。

図２２は、サブメニューで顧客の白髪の自然なレベルおよびパーセンテージをさらに指定するための入力が提供され得ることを示している。

その時点で、カラーリストは、ユーザの入力を取り出し、カラーリストに表示されるアプリケーション表示画面上で動作を実施してもよい。例えば、図２３に示されるように、「相談」画面上の異なるカテゴリのための異なるオプションを選択するためにカラーリストが必要とされる場合がある。例えば、カラーリストが「ヘアゴール」を選択した場合、カラーリストは、図２４に示すように、性別、最終結果、およびサービスのタイプに関する仕様などの、３つの必須項目を入力しなければならない。

図２５は、「銅、赤、または紫」の最終結果が選択されている場合、いくつかの選択が「依存性」（「反響」など）の追加の選択を引き起こし得ることを示している。

図２６～図３０は、「相談」画面に示されているオプションからトリガーされる様々な要件を示している。

カラーリストが「相談」画面内のすべての選択の入力を完了すると、インスピレーション見本からヘアゴールを選択することに加えて、選択を要約する「処方画面」が示され得、次いで、図３２に示されるような「ルーツ」、「ルーツ後の終了」、および「全体」のいずれかについて毛髪染料の「アプリケーション」を指定するための新しいオプションをさらに表示し得る。アプリケーションおよびフォーミュラを選択する間に、カラーリストはサービスを選択し、顧客が受け取る個別化された指示のセットを決定する。

図３３に示されるように、「アプリケーション」の選択が行われると、カラーリストは次いで、タイプ、レベル、トーン、ＤＶＬＰ、ルート値、および「終了」値によって特徴付けられる特定のフォーミュラを指定してもよい。

最終的にすべての選択が行われると、顧客のカラーゴールおよび所定のカラーを示す最終画面が図３４に表示される。追加のオプションは、カラーリストが言及すべきさらなる説明および推奨事項を思い出させるように示され得る。

ステップが完了すると、カラーリストは、最終製品をカートに送る。相談が終わると、カラーリストは切断され、顧客は自動的にカートに誘導される。顧客は、購入するために支払い情報を入力することにより、購入を完了することができる（支払い情報を機密に保つための安全な接続を介して）。購入が完了すると、上述のようにカスタム染料製剤を分配するために所定のカラーが充填サイトに送られる。

カラーリストが、ビデオセッション中に生じるいくつかの懸念に基づいて所定のカラーを与えることができると考えない場合、カラーリストは、図３１に示されるように、「現時点で推奨される処方なし」を選択し得ることに留意されたい。この場合、カラーリストは、顧客がサロンでカラーリストを直接訪問することを推奨することができ、アプリケーションは、必要に応じて、予約のために顧客を特定のサロンに接続することを容易にすることができる。

次に、図３５を参照して、例示的な実施形態による上記の説明で利用される処理装置のハードウェア記述を説明する。図３５において、コンピューティングは、上記／以下に記載されるプロセスを実行するＣＰＵ３５００を含む。プロセスデータおよび命令は、メモリ３５０２に記憶され得る。これらのプロセスおよび命令はまた、ハードドライブ（ＨＤＤ）もしくはポータブル記憶媒体などの記憶媒体ディスク３５０４に記憶されてもよく、または遠隔的に記憶されてもよい。さらに、特許請求される進歩は、発明のプロセスの命令が記憶されるコンピュータ可読媒体の形態によって制限されない。例えば、命令は、ＣＤ、ＤＶＤ、フラッシュメモリ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ハードディスク、または処理装置が通信する任意の他の情報処理装置、例えばサーバまたはコンピュータに記憶されてもよい。

さらに、特許請求される進歩は、ＣＰＵ３５００およびＭｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｗｉｎｄｏｗｓ、ＵＮＩＸ、Ｓｏｌａｒｉｓ、ＬＩＮＵＸ、Ａｐｐｌｅ ＭＡＣ－ＯＳ、ならびに当業者に既知の他のシステムなどのオペレーティングシステムと組み合わせて実行される、ユーティリティアプリケーション、バックグラウンドデーモン、もしくはオペレーティングシステムの構成要素、またはそれらの組み合わせとして提供され得る。

処理装置を達成するためのハードウェア要素は、当業者に既知の様々な回路要素によって実現され得る。例えば、ＣＰＵ３５００は、Ｉｎｔｅｌ ｏｆ ＡｍｅｒｉｃａのＸｅｎｏｎもしくはＣｏｒｅプロセッサ、もしくはＡＭＤ ｏｆ ＡｍｅｒｉｃａのＯｐｔｅｒｏｎプロセッサであってもよく、または当業者に認識される他のプロセッサタイプであってもよい。あるいは、ＣＰＵ３５００は、当業者が認識するように、ＦＰＧＡ、ＡＳＩＣ、ＰＬＤ上に、または離散論理回路を使用して実装され得る。さらに、ＣＰＵ３５００は、上述の発明のプロセスの命令を実施するために並行して働く複数のプロセッサとして実装されてもよい。

図３５の処理装置はまた、ネットワーク３５３０とインターフェースするための、Ｉｎｔｅｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ ｏｆ ＡｍｅｒｉｃａのＩｎｔｅｌ Ｅｔｈｅｒｎｅｔ ＰＲＯネットワークインターフェースカードなどのネットワークコントローラ３５０６を含む。当然ながら、ネットワーク３５３０は、インターネットなどの公共ネットワーク、またはＬＡＮもしくはＷＡＮネットワークなどのプライベートネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせであり得、またＰＳＴＮまたはＩＳＤＮサブネットワークを含み得る。ネットワーク３５３０はまた、イーサネットネットワークなどの有線であってもよいし、またはエッジ、３Ｇおよび４Ｇの無線セルラシステムを含むセルラネットワークなどの無線であってもよい。無線ネットワークはまた、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、または既知の任意の他の無線通信形態であってもよい。

処理装置は、Ｈｅｗｌｅｔｔ Ｐａｃｋａｒｄ ＨＰＬ２４４５ｗ ＬＣＤモニタなどのディスプレイ３５１０とインターフェースするための、ＮＶＩＤＩＡ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ ｏｆ ＡｍｅｒｉｃａからのＮＶＩＤＩＡ ＧｅＦｏｒｃｅ ＧＴＸまたはＱｕａｄｒｏグラフィックスアダプタなどのディスプレイコントローラ３５０８をさらに含む。汎用Ｉ／Ｏインターフェース３５１２は、ディスプレイ３５１０上にある、またはディスプレイ３５１０とは別のタッチスクリーンパネル３５１６だけでなく、キーボードおよび／またはマウス３５１４ともインターフェースする。汎用Ｉ／Ｏインターフェースはまた、Ｈｅｗｌｅｔｔ ＰａｃｋａｒｄのＯｆｆｉｃｅＪｅｔまたはＤｅｓｋＪｅｔなどのプリンタおよびスキャナを含む、様々な周辺機器３５１８に接続する。

音響コントローラ３５２０はまた、スピーカ／マイクロフォン３５２２とインターフェースするために、ＣｒｅａｔｉｖｅからのＳｏｕｎｄ Ｂｌａｓｔｅｒ ３５－Ｆｉ Ｔｉｔａｎｉｕｍなどの処理装置に提供され、それによって、音および／または音楽を提供する。

汎用記憶コントローラ３５２４は、記憶媒体ディスク３５０４を通信バス３５２６と接続し、通信バス３５２６は、処理装置の構成要素のすべてを相互接続するためのＩＳＡ、ＥＩＳＡ、ＶＥＳＡ、ＰＣＩ、または同様のものであり得る。ディスプレイ３５１０、キーボードおよび／またはマウス３５１４、ならびにディスプレイコントローラ３５０８、記憶コントローラ３５２４、ネットワークコントローラ３５０６、音響コントローラ３５２０、および汎用Ｉ／Ｏインターフェース３５１２の一般的な特徴および機能の説明は、これらの特徴が既知であるため、簡潔にするために本明細書では省略される。

本開示の文脈で説明される例示的な回路要素は、他の要素と置き換えられ、本明細書に提供される例とは異なるように構造化され得る。さらに、本明細書に記載の特徴を実施するように構成された回路は、複数の回路ユニット（例えば、チップ）に実装され得るか、または特徴は、単一のチップセット上の回路において組み合わされ得る。

本明細書に記載の機能および特徴はまた、システムの様々な分散構成要素によって実行されてもよい。例えば、１つ以上のプロセッサは、これらのシステム機能を実行し得、ここで、プロセッサは、ネットワーク内で通信する複数の構成要素にわたって分散される。分散構成要素は、様々なヒューマンインターフェースおよび通信装置（例えば、ディスプレイモニタ、スマートフォン、タブレット、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ））に加えて、処理を共有し得る１つ以上のクライアントおよびサーバマシンを含んでもよい。ネットワークは、ＬＡＮもしくはＷＡＮなどのプライベートネットワークであってもよく、またはインターネットなどのパブリックネットワークであってもよい。システムへの入力は、直接的なユーザ入力を介して受信され、リアルタイムまたはバッチプロセスのいずれかとして遠隔で受信され得る。さらに、いくつかの実装は、説明されたものと同一ではないモジュールまたはハードウェア上で実施され得る。したがって、他の実装は、特許請求され得る範囲内である。

ユーザに関するデータを外部システムまたはサーバ（クラウドベースシステムなど）にアップロードするように構成された処理装置は、ユーザ（顧客）によって使用される。処理装置はまた、ユーザデータを匿名に保つためのオプションを提供することができる。

さらに、処理装置の回路は、処理装置とシステムが互いを識別し、１つ以上の事前共有鍵をネゴシエートすることを可能にする発見プロトコルを作動させるように構成されてもよく、これは、システムおよび処理装置が暗号化および匿名化された情報を交換することをさらに可能にする。発見プロトコルは、クライアント装置およびシステムが、治療レジメン情報を交換することをさらに可能にしてもよい。

上述のハードウェア記述は、本明細書に記載の機能を実施するための対応する構造の非限定的な例である。
図３６は、一実施形態による、充填ラインサイトコントローラ１５４０（図１５を参照）の回路によって実施されるプロセスまたはアルゴリズムを示している。ステップ３６１０において、回路は、異なるバルク毛髪染料カラーを有する複数の容器の中から、１つ以上のバルク毛髪染料カラーで顧客の容器を充填するためのフォーミュラを受信する。ステップ３６２０において、回路は、顧客容器が充填ラインに沿って複数の分配機構の各々に輸送されるときに、一時に一定量のバルク毛髪染料カラーを分配するために分配操作を実施するように、または分配操作を実施しないように、複数の分配機構の各々を制御する。

図３７は、少なくともサーバ１５３０等の、上記の図１５に示されるシステム内の１つ以上の装置の回路によって実施されるプロセスまたはアルゴリズムを示している。ステップ３７１０では、回路は、ネットワークを介して特定の顧客のユーザ装置との接続を確立する。ステップ３７２０において、回路は、カラーリストの好ましいタイプの専門知識の選択を受信する。ステップ３７３０では、回路は、好ましいタイプの専門知識に対応する利用可能なカラーリストを決定する。ステップ３７４０では、回路は、特定の顧客と、決定されたカラーリストのカラーリスト装置との間でビデオ通信セッションを確立する。ステップ３７５０では、回路は、ヘアカラーのターゲットタイプを指定するためのオプションを表示するように構成されたユーザ装置での顧客への顧客インターフェースの表示を引き起こす。ステップ３７６０では、回路は、特定の顧客およびヘアカラーのターゲットタイプに関する情報を入力するために、ならびにカスタム毛髪染料製剤を生成するために使用される情報を入力するために、ユーザ装置における表示オプションとは異なるオプションを表示するように構成されたカラーリスト装置へのカラーリストインターフェースの表示を引き起こす。ステップ３７７０において、回路は、ネットワークを介して、生成されたカスタム毛髪染料製剤を充填サイトに送る。続いて、コントローラ１５４０は、生成されたカスタム毛髪染料製剤に基づいて、複数のバルク毛髪染料カラーのうちの１つ以上を単一の顧客容器に分配するように充填サイトを制御する。

本開示の原理、代表的な実施形態、および動作モードは、前述の説明で説明されている。しかしながら、保護されることが意図される本開示の態様は、開示される特定の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。さらに、本明細書に記載の実施形態は、限定ではなく例示と見なされるべきである。当然のことながら、変形例および変更例は、本開示の趣旨から逸脱することなく、他者によって行われ、および使用される均等物であり得る。したがって、すべてのそのような変形例、変更例、および均等物が、特許請求の範囲に記載の本開示の趣旨および範囲内に含まれることが明示的に意図される。

Claims (11)

1. 特定の顧客のために単一の顧客容器内に分配されるカスタム毛髪染料製剤を生成するためのシステムであって、
   ネットワークを介して前記特定の顧客のユーザ装置との接続を確立することと、
   カラーリストの好ましいタイプの専門知識の選択を受信することと、
   前記好ましいタイプの専門知識に対応する利用可能なカラーリストを決定することと、
   前記特定の顧客と、前記決定されたカラーリストのカラーリスト装置との間でビデオ通信セッションを確立することと、
   ヘアカラーのターゲットタイプを指定するためのオプションを表示するように構成された前記ユーザ装置での前記顧客への顧客インターフェースの表示を引き起こすことと、
   前記特定の顧客および前記ヘアカラーのターゲットタイプに関する情報を入力するために、ならびに前記カスタム毛髪染料製剤を生成するために使用される情報を入力するために、前記ユーザ装置における前記表示されたオプションとは異なるオプションを表示するように構成された前記カラーリスト装置へのカラーリストインターフェースの表示を引き起こすことと、
   前記ネットワークを介して、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤を充填サイトに送ることと、を行うように構成された処理回路を含み、
   前記充填サイトが、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤に基づいて、複数のバルク毛髪染料カラーのうちの１つ以上を前記単一の顧客容器に分配するようにされる、システム。
2. 特定の顧客のために単一の顧客容器内に分配されるカスタム毛髪染料製剤を生成するためのシステムであって、
   ネットワークを介して前記特定の顧客のユーザ装置との接続を確立することと、
   ヘアカラーのターゲットタイプを指定するためのオプションを表示するように構成された前記ユーザ装置での前記顧客への顧客インターフェースの表示を引き起こすことと、
   前記顧客からの入力に基づいて、カスタム毛髪染料製剤を生成することと、
   前記ネットワークを介して、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤を充填サイトに送ることと、を行うように構成された処理回路を含み、
   前記処理回路が、前記特定の顧客とカラーリストのカラーリスト装置との間でビデオ通信セッションを確立して、前記入力を収集し、
   前記処理回路が、前記特定の顧客および前記ヘアカラーのターゲットタイプに関する情報を入力するために、ならびに前記カスタム毛髪染料製剤を生成するために使用される情報を入力するために、前記ユーザ装置における前記表示されたオプションとは異なるオプションを表示するように構成された前記カラーリスト装置へのカラーリストインターフェースの表示を引き起こすように構成されており、
   前記充填サイトが、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤に基づいて、複数のバルク毛髪染料カラーのうちの１つ以上を前記単一の顧客容器に分配するようにされる、システム。
3. 前記顧客からの前記入力が、前記顧客のヘアおよびヘアゴールに関する一連の質問に対する前記顧客の回答であり、前記回答に基づいて、前記処理回路が、前記カスタム毛髪染料製剤を自動的に推奨する、請求項２に記載のシステム。
4. 前記入力のうちの１つが非染色カラー処理の以前の使用であるときに、前記処理回路が、前記特定の顧客に、カラーリストに相談するように促す、請求項２に記載のシステム。
5. 前記顧客からの前記入力が、前記顧客の白髪の自然なレベルおよびパーセンテージを示す、請求項２に記載のシステム。
6. 前記処理回路が、前記顧客から前記カラーリストの好ましいタイプの専門知識の選択を受信し、前記好ましいタイプの専門知識に対応する利用可能なカラーリストを決定し、および前記利用可能なカラーリストの前記決定に基づいて前記ビデオ通信セッションを確立する、請求項２に記載のシステム。
7. 特定の顧客のために単一の顧客容器内に分配されるカスタム毛髪染料製剤を生成するためのシステムによって実装される方法であって、
   ネットワークを介して前記特定の顧客のユーザ装置との接続を確立することと、
   ヘアカラーのターゲットタイプを指定するためのオプションを表示するように構成された前記ユーザ装置での前記顧客への顧客インターフェースの表示を引き起こすことと、
   前記顧客からの入力に基づいて、カスタム毛髪染料製剤を生成することと、
   前記ネットワークを介して、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤を充填サイトに送ることと、
   前記特定の顧客とカラーリストのカラーリスト装置との間でビデオ通信セッションを確立して、前記入力を収集することと、
   前記特定の顧客および前記ヘアカラーのターゲットタイプに関する情報を入力するために、ならびに前記カスタム毛髪染料製剤を生成するために使用される情報を入力するために、前記ユーザ装置における前記表示されたオプションとは異なるオプションを表示するように構成された前記カラーリスト装置へのカラーリストインターフェースの表示を引き起こすことと、を含み、
   前記充填サイトが、前記生成されたカスタム毛髪染料製剤に基づいて、複数のバルク毛髪染料カラーのうちの１つ以上を前記単一の顧客容器に分配するようにされる、方法。
8. 前記顧客からの前記入力が、前記顧客のヘアおよびヘアゴールに関する一連の質問に対する前記顧客の回答であり、前記回答に基づいて、処理回路が、前記カスタム毛髪染料製剤を自動的に推奨する、請求項７に記載の方法。
9. 前記入力のうちの１つが非染色カラー処理の以前の使用であるときに、処理回路が、前記特定の顧客に、カラーリストに相談するように促す、請求項７に記載の方法。
10. 前記顧客からの前記入力が、前記顧客の白髪の自然なレベルおよびパーセンテージを示す、請求項７に記載の方法。
11. 前記顧客から前記カラーリストの好ましいタイプの専門知識の選択を受信することと、前記好ましいタイプの専門知識に対応する利用可能なカラーリストを決定することと、前記利用可能なカラーリストの前記決定に基づいて前記ビデオ通信セッションを確立することと、をさらに含む、請求項７に記載の方法。

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