JP7398312B2 - 未臨界性評価方法、未臨界性評価装置及び未臨界性評価プログラム - Google Patents

未臨界性評価方法、未臨界性評価装置及び未臨界性評価プログラム Download PDF

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Description

本開示は、放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価方法、未臨界性評価装置及び未臨界性評価プログラムに関するものである。
従来、燃料を燃料貯蔵ラックや輸送キャスクなどの放射性物質格納容器に収納する場合、放射性物質格納容器における燃料の未臨界性を評価する方法として、未臨界中性子倍増体系の実効増倍率算出方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示す実効増倍率算出方法では、未臨界中性子増倍体系の中性子束を測定すると共に、中性子束を測定した未臨界中性子増倍体系の中性子束を算出する。そして、実効増倍率算出方法では、算出した中性子束と測定した中性子束と差が所定の基準値以下となるように群定数及び中性子発生率を補正した後、燃料組成及び中性子束に基づいて実効増倍率を算出している。
特開2015-184107号公報
しかしながら、特許文献1では、燃料の未臨界性を評価するにあたり、中性子束を測定する必要があることから、作業が煩雑なものとなってしまう。
そこで、本開示は、放射性物質格納容器に装荷される燃料の実態に即した未臨界性を安全設計の観点から保守的に、かつ容易に評価することができる未臨界性評価方法、未臨界性評価装置及び未臨界性評価プログラムを提供することを目的とする。
本開示の未臨界性評価方法は、放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価方法において、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を備える。
本開示の未臨界性評価装置は、放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置において、前記燃料が炉心で燃焼することにより、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の実効増倍率が低下する燃焼度クレジットを考慮した評価を実行する制御部を備え、前記制御部は、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を実行する。
本開示の未臨界性評価プログラムは、放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置により実行される未臨界性評価プログラムにおいて、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を実行させる。
本開示によれば、燃料の燃焼度クレジットを考慮して、放射性物質格納容器に装荷される燃焼の進んだ燃料の未臨界性を安全設計の観点から保守的に、かつ容易に評価することができる。
図1は、本実施形態に係る未臨界性評価装置を模式的に表したブロック図である。 図2は、キャスクに装荷される燃料集合体を示す模式図である。 図3は、燃料集合体の解析モデルに関する説明図である。 図4は、本実施形態に係る未臨界性評価方法で用いられる、燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。 図5は、燃焼度に応じて変化する実効増倍率の算出に関する説明図である。 図6は、本実施形態に係る未臨界性評価方法に関する一例のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係る未臨界性評価方法に関する一例のフローチャートである。 図8は、濃縮度を変化させたときの燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。 図9は、燃焼条件を変化させたときの燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る未臨界性評価装置を模式的に表したブロック図である。図2は、キャスクに装荷される燃料集合体を示す模式図である。図3は、燃料集合体の解析モデルに関する説明図である。図4は、本実施形態に係る未臨界性評価方法で用いられる、燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。図5は、燃焼度に応じて変化する実効増倍率の算出に関する説明図である。図6及び図7は、本実施形態に係る未臨界性評価方法に関する一例のフローチャートである。図8は、濃縮度を変化させたときの燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。図9は、燃焼条件を変化させたときの燃焼度に応じて変化する実効増倍率のグラフである。
本実施形態に係る未臨界性評価方法は、キャスク等の放射性物質格納容器に装荷される燃料集合体の燃料の未臨界性を評価する方法となっている。本実施形態に係る未臨界性評価方法では、未臨界性評価装置1を用いて、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価している。燃焼の進んだ燃料としては、例えば、使用済み燃料がある。
(キャスク及び燃料集合体)
先ず、図2及び図3を参照して、評価対象となるキャスク6及び燃料集合体5について説明する。図2に示すように、キャスク6には、複数の燃料集合体5が格納される。キャスク6は、沸騰水型軽水炉に用いられる使用済み燃料を格納する容器となっている。キャスク6は、複数の燃料集合体5の格納時において、臨界安全性を確保可能に設計される。
燃料集合体5は、複数の燃料棒8を有し、複数の燃料棒8が束ねられたものとなっている。複数の燃料棒8のうち、一部の燃料棒8には、可燃性毒物としてのガドリニウムGdが含まれている。可燃性毒物は、燃焼時において燃料から放出される中性子を吸収する。可燃性毒物は、初期において中性子を吸収することで、燃料の反応度を抑制する一方で、燃焼が進むと中性子の吸収能力が低下するため、後期における燃料の反応度の低下を抑制する。
(燃料集合体モデル)
次に、図3を参照して、燃料集合体5について説明する。図3の左側に示す燃料集合体5は、炉心に装荷される可燃性毒物を含む燃料棒8を有する実燃料の燃料集合体5である。実燃料の燃料集合体5は、ウラン等の核物質の濃縮度が異なる複数種の燃料棒8と、可燃性毒物を含む燃料棒8とを有している。実燃料の燃料集合体5は、所定の燃焼度(例えば、15GWd/t)において、反応度がピークとなるように設計される。なお、反応度は、実効増倍率により算出されるパラメータとなっている。
図3の中央に示す燃料集合体5は、実燃料の燃料集合体5に基づいて設定される解析モデルとしてのモデルバンドル燃料の燃料集合体5である。モデルバンドル燃料は、臨界安全性の観点から、最も厳しくなった状態の燃料となっている。つまり、実燃料の反応度をいずれの燃焼度においても包絡する包絡モデル燃料となっている。なお、本実施形態では、包絡モデル燃料として、モデルバンドル燃料を適用したが、実燃料の反応度を包絡するモデルであれば、モデルバンドル燃料に特に限定されない。モデルバンドル燃料の燃料集合体5は、ウラン等の核物質の濃縮度が異なる2種類の燃料棒8を有している。モデルバンドル燃料の燃料集合体5は、いずれの燃焼度においても、反応度が一定となるように設計される。
図3の右側に示す燃料集合体5は、本実施形態の未臨界性評価に用いられる解析モデルとしての評価モデル燃料(燃料集合体モデル)の燃料集合体5である。評価モデル燃料の燃料集合体5は、ウラン等の核物質の濃縮度が単一となる1種類の燃料棒8を有している。評価モデル燃料の燃料集合体5は、燃焼が進むにつれて、反応度が低下する燃料となっている。
(未臨界性評価装置)
次に、図1を参照して、未臨界性評価装置1について説明する。上記のような燃料集合体5をキャスク6に装荷して、燃料の未臨界性を評価する場合、燃焼度クレジットを考慮している。燃焼度クレジットとは、燃料が炉心で燃焼するに伴って、キャスク6に装荷した燃料の実効増倍率が低下することである。未臨界性評価装置1は、炉心に装荷された燃料集合体5の燃焼計算と、燃焼計算の計算結果に基づいて、キャスク6に装荷された燃料集合体5の燃料の実効増倍率の計算とを行っている。また、未臨界性評価装置1は、図3に示すモデルバンドル燃料及び評価モデル燃料の実効増倍率の計算を行っている。
未臨界性評価装置1は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、入力部14とを有している。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路を含んでいる。制御部11は、燃料集合体5の燃焼計算を実行したり、燃料の実効増倍率の計算を実行したりする。記憶部12は、半導体記憶デバイス及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスである。この記憶部12には、各種処理を実行するための各種プログラム、及び各種処理に用いられる各種データが記憶されている。各種データとしては、例えば、図3に示す燃料集合体の解析モデル及び燃料の濃縮度等の燃料諸元に関する情報D1、キャスク6のキャスク諸元に関する情報D2、燃料集合体5が装荷される炉心を含むプラントのプラント諸元に関する情報D3等である。各種プログラムとしては、燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価プログラムP1等である。表示部13は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。入力部14は、例えば、キーボード及びマウス等の入力デバイスである。なお、表示部13及び入力部14は、タッチパネル等の入力操作が可能な入力表示デバイスとして一体化されたものであってもよい。
(実効増倍率の計算)
次に、図4及び図5を参照して、燃料の実効増倍率の計算について説明する。図5に示すように、図3の実燃料の実効増倍率を計算する場合、燃料集合体5の燃焼計算を実行した後、燃料の実効増倍率の計算を実行する。具体的に、燃料集合体5の燃焼計算では、設計された実燃料の燃料集合体5に関する燃料諸元の情報D1を取得する。この後、燃料集合体5の燃焼計算では、燃料諸元の情報D1に基づく実燃料の燃料集合体5の解析モデルを設定する。そして、燃料集合体5の燃焼計算では、燃料集合体5を装荷する炉心を含むプラントのプラント諸元の情報D3を取得する。この後、燃料集合体5の燃焼計算では、実燃料の燃料集合体5の解析モデルを用いて、プラント諸元の情報D3及びノミナル値となる燃焼条件に基づいて、燃料集合体5の燃焼計算を行う。燃焼条件としては、炉心内における冷却材のボイド率、燃料温度、比出力、燃料の冷却期間、制御ブレードの挿入量等である。燃料集合体5の燃焼計算では、計算結果として、燃料の燃焼度に応じた燃料の組成パラメータを算出する。燃料の組成パラメータとしては、燃焼燃料中の各核種の原子個数密度である。続いて、燃料の実効増倍率の計算では、燃料集合体5が装荷されるキャスク諸元の情報D2を取得する。この後、燃料の実効増倍率の計算では、キャスク諸元の情報D2及び燃焼度に応じた燃料の組成パラメータに基づいて、燃焼度に応じた実効増倍率を計算する。燃料の実効増倍率の計算では、計算結果として、燃料の燃焼度に応じた燃料の実効増倍率を算出する。
ここで、図4は、その縦軸が実効増倍率となっており、その横軸が燃焼度となっている。図4に示すLは、実燃料の実効増倍率の燃焼度に応じた変化となっている。実効増倍率Lは、燃焼初期から所定の燃焼度まで、実効増倍率が増加する。実効増倍率は、所定の燃焼度(換言すると、反応度)においてピークとなる。この後、実効増倍率は、所定の燃焼度から燃焼後期まで、実効増倍率が低下する。なお、モデルバンドル燃料及び評価モデル燃料の実効増倍率の計算については、後述する未臨界性評価方法において説明する。
(未臨界性評価方法)
次に、図6から図9を参照して、上記の未臨界性評価装置1により実行される未臨界性評価方法について説明する。未臨界性評価方法では、燃料が炉心で燃焼することにより、キャスク6に装荷した燃料の実効増倍率が低下する燃焼度クレジットを考慮している。未臨界性評価方法は、大別して、評価モデル燃料の濃縮度を決定するステップと、決定した濃縮度に基づき臨界安全上において保守的な燃焼条件による実効増倍率の計算を行うステップと、を実行している。具体的に、評価モデル燃料の濃縮度を決定するステップは、図7のステップS21からステップS28となっている。また、保守的な燃焼条件による実効増倍率の計算を行うステップは、ステップS29からステップS31となっている。
先ず、図6に示すように、未臨界性評価方法では、未臨界性評価装置1の制御部11が、モデルバンドル燃料に関する燃料諸元の情報D1を取得する(ステップS11)。モデルバンドル燃料の燃料諸元は、燃焼度に亘って一定となっている。つまり、ステップS11では、モデルバンドル燃料の燃料諸元として、燃焼度に亘って一定となる燃料の組成パラメータとしての各核種の原子個数密度を取得する。続いて、制御部11は、モデルバンドル燃料の燃料集合体5が装荷されるキャスク諸元の情報D2を取得する(ステップS12)。そして、制御部11は、キャスク諸元の情報D2及び燃料の組成パラメータに基づいて、燃焼度に応じた実効増倍率keff(第2の実効増倍率)を計算する(ステップS13)。実効増倍率keffは、図4のL2に示すとおりであり、燃焼初期から燃焼後期に亘って、一定の実効増倍率となっており、実効増倍率L1を包絡する実効増倍率L2(keff)となっている。なお、算出した実効増倍率keffは、後述するステップS27において用いられる。
次に、図7に示すように、未臨界性評価方法では、未臨界性評価装置1の制御部11が、評価モデル燃料に関する燃料諸元の情報D1を取得する(ステップS21)。制御部11は、ステップS21において取得した燃料諸元の情報D1に基づく評価モデル燃料の燃料集合体5の解析モデルを設定する(ステップS22)。そして、制御部11は、燃料集合体5を装荷する炉心を含むプラントのプラント諸元の情報D3を取得する(ステップS23)。この後、制御部11は、評価モデル燃料の燃料集合体5の解析モデルを用いて、プラント諸元の情報D3及びノミナル値となる燃焼条件(第1の燃料条件)に基づいて、燃料集合体5の燃焼計算を行い、計算結果として、燃料の燃焼度に応じた燃料の組成パラメータ(第1の組成パラメータ)、つまり、各核種の原子個数密度(N.D.)を算出する(ステップS24)。続いて、制御部11は、燃料集合体5が装荷されるキャスク諸元の情報D2を取得する(ステップS25)。この後、制御部11は、キャスク諸元の情報D2及び燃焼度に応じた燃料の組成パラメータに基づいて、燃焼度に応じた実効増倍率keff(第1の実効増倍率)を計算する(ステップS26)。実効増倍率keffは、図4のL1に示すとおりであり、燃焼初期から燃焼後期まで、実効増倍率が低下するものとなっている。
続いて、制御部11は、所定の燃焼度、具体的には、実燃料の実効増倍率Lがピークとなる燃焼度において、実効増倍率keffが、実効増倍率keff以上となるか否かを判定する(ステップS27)。制御部11は、ステップS27において、実効増倍率keffが実効増倍率keffよりも小さいと判定すると(ステップS27:No)、評価モデル燃料において設定した濃縮度を見直して、異なる濃縮度に再設定する(ステップS28)。そして、制御部11は、実効増倍率keffが実効増倍率keff以上となるまで、ステップS24からステップS28を繰り返し実行することで、図8に示すように、実効増倍率keffを変化させる。つまり、実効増倍率keff(L1)は、所定の燃焼度(例えば、15GWd/t)において実効増倍率keff以上となるように濃縮度を見直すことで、図8のL1が点線から実線に移行する。
制御部11は、ステップS27において、実効増倍率keffが実効増倍率keff以上であると判定する(ステップS27:No)。すると、制御部11は、評価モデル燃料の燃料集合体5の解析モデルを用いて、プラント諸元の情報D3及びステップS24のノミナル値よりも保守的な燃焼条件(第2の燃焼条件)に基づいて、燃料集合体5の燃焼計算を行い、計算結果として、燃料の燃焼度に応じた組成パラメータ(第2の組成パラメータ)、つまり、各核種の原子個数密度(N.D.)を算出する(ステップS29)。具体的に、保守的な燃焼条件とは、ノミナルな燃焼条件と比較して、燃料を冷却する冷却材のボイド率と、評価モデル燃料に挿入される制御ブレードの挿入量とを変化させたものである。つまり、保守的な燃焼条件は、ノミナルな燃焼条件に比べて、ボイド率が増加し、挿入量が増加する燃焼条件となっている。換言すれば、保守的な燃焼条件は、燃料にPu239がより多く蓄積する燃焼条件となっている。つまり、保守的な燃焼条件は、減速材が少なくなることで、高速中性子が発生し易い燃焼条件となっており、この燃焼条件においては、Pu239が生成され易いものとなっている。
続いて、制御部11は、燃料集合体5が装荷されるキャスク諸元の情報D2を再び取得する(ステップS30)。この後、制御部11は、キャスク諸元の情報D2及び燃焼度に応じた燃料の組成パラメータに基づいて、燃焼度に応じた実効増倍率keff(第3の実効増倍率)を計算する(ステップS31)。実効増倍率keffは、図4及び図9のL3に示すとおりであり、燃焼初期から燃焼後期まで、実効増倍率が低下するものとなっており、L1に比して実効増倍率が高いものとなっている。
これにより、制御部11は、保守的な燃焼条件に基づいて実効増倍率keffを計算することで、図9に示すように、実効増倍率keffから実効増倍率keffに変化させる。つまり、実効増倍率keff(L1)は、燃焼条件を保守的なものとすることで、図9のL1から実効増倍率keff(L3)に移行する。
そして、制御部11は、ステップS31の実行後、未臨界性評価方法に関する処理を終了する。なお、キャスク6は、30GWd/t程度から40GWd/t程度までの燃焼度の範囲に基づいて設計される。このため、モデルバンドル燃料よりも実効増倍率が低い評価モデル燃料の実効増倍率に基づいてキャスク6を設計することができる。
以上のように、本実施形態に記載の未臨界性評価方法、未臨界性評価装置1及び未臨界性評価プログラムP1は、例えば、以下のように把握される。
第1の態様に係る未臨界性評価方法は、放射性物質格納容器(キャスク6)に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価方法において、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデル(評価モデル燃料)を設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップ(ステップS24)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率(実効増倍率keff:L1)を算出するステップ(ステップS26)と、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料(モデルバンドル燃料)を設定するステップ(ステップS11)と、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率(実効増倍率keff:L2)を算出するステップ(ステップS13)と、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップ(ステップS27)と、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップ(ステップS29)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率(実効増倍率keff:L3)を算出するステップ(ステップS29)と、を備える。
第5の態様に係る未臨界性評価装置1は、放射性物質格納容器(キャスク6)に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置1において、前記燃料が炉心で燃焼することにより、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の実効増倍率が低下する燃焼度クレジットを考慮した評価を実行する制御部11を備え、前記制御部11は、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデル(評価モデル燃料)を設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップ(ステップS24)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率(実効増倍率keff:L1)を算出するステップ(ステップS26)と、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料(モデルバンドル燃料)を設定するステップ(ステップS11)と、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率(実効増倍率keff:L2)を算出するステップ(ステップS13)と、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップ(ステップS27)と、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップ(ステップS29)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率(実効増倍率keff:L3)を算出するステップ(ステップS29)と、を実行する。
第6の態様に係る未臨界性評価プログラムP1は、放射性物質格納容器(キャスク6)に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置1により実行される未臨界性評価プログラムP1において、前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデル(評価モデル燃料)を設定するステップと、前記燃料集合体モデルを用いて、第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップ(ステップS24)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率(実効増倍率keff:L1)を算出するステップ(ステップS26)と、前記燃料の健全性を包絡する包絡モデル燃料(モデルバンドル燃料)を設定するステップ(ステップS11)と、前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率(実効増倍率keff:L2)を算出するステップ(ステップS13)と、所定の燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップ(ステップS27)と、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップ(ステップS29)と、前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率(実効増倍率keff:L3)を算出するステップ(ステップS29)と、を実行させる。
これらの構成によれば、燃料の燃焼度クレジットを考慮した未臨界性評価を行うことができる。つまり、第3の実効増倍率に基づくキャスク6の設計が可能となることから、実効増倍率を過大に見積もることなく、キャスク6を設計することができる。また、中性子束の測定を行う必要もなく、キャスク6に装荷される燃料の未臨界性を安全設計の観点から保守的に、かつ容易に評価することができる。
第2の態様として、前記第2の組成パラメータを算出するステップ(ステップS29)では、前記第2の燃焼条件として、前記燃料を冷却する冷却材のボイド率と、前記燃料集合体モデルに挿入される制御ブレードの挿入量とを適用し、前記第2の燃焼条件は、前記第1の燃焼条件に比べて、前記ボイド率が増加し、前記挿入量が増加する条件となっている。
この構成によれば、ボイド率及び制御ブレードの挿入量は、燃料にPu239がより多く蓄積する燃焼条件となるため、第2の燃焼条件を保守的な燃焼条件とすることができる。
第3の態様として、前記判定するステップ(ステップS27)では、所定の燃焼度として、前記放射性物質格納容器(キャスク6)に装荷される、前記燃料クレジットを考慮した実燃料の実効増倍率Lがピークとなる燃焼度である。
この構成によれば、第1の実効増倍率L1を、実燃料の実効増倍率Lを適切に包絡する実効増倍率とすることができる。このため、臨界安全性を適切に確保することができる。
第4の態様として、前記包絡モデル燃料は、モデルバンドル燃料である。
この構成によれば、包絡モデル燃料として、モデルバンドル燃料を援用することができるため、第2の実効増倍率を簡易に計算することができる。
1 未臨界性評価装置
5 燃料集合体
6 キャスク
8 燃料棒
11 制御部
12 記憶部
13 表示部
14 入力部
D1 燃料諸元の情報
D2 キャスク諸元の情報
D3 プラント諸元の情報
P1 未臨界性評価プログラム

Claims (5)

  1. 放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価方法において、
    前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、
    前記燃料集合体モデルを用いて、ノミナル値となる第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、
    前記燃料の健全性が最も厳しく、実燃料の反応度をいずれの燃焼度においても包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷される、燃焼度クレジットを考慮した実燃料の実効増倍率がピークとなる燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、
    前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を備える未臨界性評価方法。
  2. 前記第2の組成パラメータを算出するステップでは、前記第2の燃焼条件として、前記燃料を冷却する冷却材のボイド率と、前記燃料集合体モデルに挿入される制御ブレードの挿入量とを適用し、
    前記第2の燃焼条件は、前記第1の燃焼条件に比べて、前記ボイド率が増加し、前記挿入量が増加する条件となっている請求項1に記載の未臨界性評価方法。
  3. 前記包絡モデル燃料は、実燃料の前記燃料集合体に基づいて設定される解析モデルであり、いずれの燃焼度においても、反応度が一定となるように設計されたモデルバンドル燃料である請求項1または2に記載の未臨界性評価方法。
  4. 放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置において、
    前記燃料が炉心で燃焼することにより、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の実効増倍率が低下する燃焼度クレジットを考慮した評価を実行する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、
    前記燃料集合体モデルを用いて、ノミナル値となる第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、
    前記燃料の健全性が最も厳しく、実燃料の反応度をいずれの燃焼度においても包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷される、燃焼度クレジットを考慮した実燃料の実効増倍率がピークとなる燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、
    前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を実行する未臨界性評価装置。
  5. 放射性物質格納容器に装荷される、燃焼の進んだ燃料の未臨界性を評価する未臨界性評価装置により実行される未臨界性評価プログラムにおいて、
    前記燃料の濃縮度が単一となる燃料集合体の解析モデルである燃料集合体モデルを設定するステップと、
    前記燃料集合体モデルを用いて、ノミナル値となる第1の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第1の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第1の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第1の実効増倍率を算出するステップと、
    前記燃料の健全性が最も厳しく、実燃料の反応度をいずれの燃焼度においても包絡する包絡モデル燃料を設定するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷した前記包絡モデル燃料の燃焼度の変化に伴う第2の実効増倍率を算出するステップと、
    前記放射性物質格納容器に装荷される、燃焼度クレジットを考慮した実燃料の実効増倍率がピークとなる燃焼度において、前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となるか否かを判定するステップと、
    前記第1の実効増倍率が前記第2の実効増倍率以上となると判定した場合、前記燃料集合体モデルを用いて、前記第1の燃焼条件よりも保守的な第2の燃焼条件に基づいて、前記燃料の燃焼度に応じた第2の組成パラメータを算出するステップと、
    前記燃料の燃焼度に応じた前記第2の組成パラメータに基づいて、前記放射性物質格納容器に装荷した前記燃料の燃焼度の変化に伴う第3の実効増倍率を算出するステップと、を実行させる未臨界性評価プログラム。
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Tsukasa KIKUCHI, et al.,"Application of Gadolinia credit to cask transportation of BWR-step3 SFAs",JAERI-CONF2003-019,2003年,Page 711-716,https://inis.iaea.org/collection/NCLCollectionStore/_Public/36/116/36116544.pdf

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