JP7396716B1 - 音楽教材 - Google Patents

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Figure 0007396716000001
【課題】スケールやハーモニーといった音楽理論を直感的に学ぶ。
【解決手段】 本開示の音楽教材は、掲示部20に搭載される音楽教材1であって、音楽の階名を示す階名表示131,132,133,・・・を所定方向に並べることで所定のスケール13を表示する立体物10を備え、立体物10は、掲示部20に対して所定のスケール13の表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、掲示部20と接触する、音楽教材1である。
【選択図】図1

Description

本開示は、音楽教材に関する。
従来より、各種の音楽教材が知られている。例えば、特許文献1では、年少者向けに音の長さや拍子を直感的に教示するための音楽教材が提案されている。
特許第6963342号
従来より、音楽教室や音楽学校において、各種の音楽理論の教育がなされている。この中でも、ジャズ音楽等に用いる「スケール(音階)」の教示や、「ハーモニー(和声)」の教示の際には、その都度、黒板やホワイトボードに楽譜等を記載する必要があり、特に手間が掛かることが知られている。
また、スケールやハーモニーの習得は暗記によるところが多く、学生は、教示された楽譜を自身で実演することで、身体の感覚をつかむ必要がある。しかしながら、初心者にとってスケールやハーモニーを表示した楽譜例は一見しただけでは即座に把握しにくく、楽譜を読み解くのに時間が掛かるという課題もあった。
かかる課題に鑑み、本開示の目的は、スケールやハーモニーといった音楽理論を直感的に学ぶことが可能な音楽教材を提供することにある。
本開示の音楽教材は、掲示部に搭載される音楽教材であって、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで所定のスケールを表示する立体物を備え、前記立体物は、前記掲示部に対して前記所定のスケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触する、音楽教材である。
本開示によれば、スケールやハーモニーといった音楽理論を直感的に学ぶことができる。
図1は、第1実施形態に係る音楽教材の一例を示す図である。 図2は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図3は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図4は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図5は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図6は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図7は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図8は、変形例に係る音楽教材の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る音楽教材の一例を示す図である。 図10は、第2実施形態に係る音楽教材の一例を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
本開示の実施形態には、その要旨として、以下の構成が含まれる。
(1)本開示の音楽教材は、掲示部に搭載される音楽教材であって、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで所定のスケールを表示する立体物を備え、前記立体物は、前記掲示部に対して前記所定のスケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触する、音楽教材である。
このように構成することで、所定のスケールが1セットになった立体物を目視することで、直感的に所定のスケールに含まれる音階を学ぶことができる。また、立体物は掲示部に対して所定のスケールが並ぶ所定方向に可動な状態で接触しているため、例えば掲示部にチョーク等により記載した内容に対して所定のスケールを所定方向に動かすことができる。このため、所定のスケールについて書き直し等の手間を掛けることなく、他のスケール等との比較の説明を容易に行うことができ、所定のスケールに含まれる音階をより容易かつ直感的に学ぶことができる。この結果、スケールの音楽理論を直感的に学ぶことができる。
(2)前記(1)の音楽教材において、立体物は、1個又は複数個の前記階名表示を含む階名パーツと、複数の前記階名パーツを前記所定方向に着脱可能な状態で互いに結合する結合部と、を含んでもよい。
このように構成することで、複数種類のスケールを適宜に表示することができる。すなわち、1個の立体物により、複数種類のスケールを表示することができるため、より効率的にスケールを学ぶことができる。
(3)前記(1)又は前記(2)の音楽教材において、前記掲示部は、鉄材を含み、前記立体物は、磁石を含み、前記立体物は、前記所定方向にスライド可能な状態で、前記磁石の磁力により前記掲示部に吸着してもよい。
このように構成することで、立体物を掲示部に対して所定のスケールが並ぶ所定方向に可動な状態で接触させることができる。
(4)本開示の音楽教材は、掲示部に搭載される音楽教材であって、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで所定の第1スケールを表示する第1立体物と、前記階名表示を前記所定方向に並べることで前記第1スケールとは異なる第2スケールを表示する第2立体物と、を備え、前記第1立体物は、前記掲示部に対して前記第1スケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触し、前記第2立体物は、前記掲示部に対して前記第2スケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触し、前記掲示部に搭載された状態において、前記第1立体物及び前記第2立体物のうち少なくとも一方は、前記第1立体物及び前記第2立体物に含まれる複数の前記階名表示のうちコードに用いる階名を示す前記階名表示が前記所定方向と直交する方向に互いに隣接する位置へ、移動可能である、音楽教材である。
このようにコード進行に用いる階名表示を隣接させることで、複数のスケールの関係を直感的に学ぶことができる。また、第1立体物及び第2立体物の少なくとも一方は、コード進行に用いる階名表示を隣接させた状態から、所定方向に移動させることができる。これにより、第1スケール及び第2スケールに含まれる音の関係を対比することができ、複数のスケールの関係を直感的に学ぶことができる。この結果、スケールの音楽理論を直感的に学ぶことができる。
(5)本開示の音楽教材は、上下方向に並ぶ複数の横線が表示される掲示部と、前記上下方向にそれぞれ並んだ状態で前記掲示部に搭載されることで、所定のハーモニーを表示する複数の立体物と、を備え、複数の前記横線は、五線譜における五線、又は、前記五線よりも高音もしくは低音を示す加線、をそれぞれ示し、複数の前記立体物は、前記所定のハーモニーに含まれている音符をそれぞれ示し、複数の前記立体物のそれぞれは、複数の前記横線上、又は前記上下方向に隣接する2個の前記横線の間において、前記掲示部に着脱可能な状態で接触する、音楽教材である。
このように構成することで、目視によりハーモニーに含まれる音を直感的に把握することができる。このため、ハーモニーに関する音楽理論を直感的に学ぶことができる。また、掲示部に着脱可能な複数の立体物によってハーモニーを構成する音符をそれぞれ表現するため、掲示部に搭載されている立体物を転回形を構成する場所へ付け替えることで、直感的にハーモニーの転回形を説明することができる。このため、音楽教材によれば、ハーモニーに関する音楽理論をより直感的に学ぶことができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、図面を参照して、本開示の実施形態の詳細を説明する。
[1. 第1実施形態]
[1.1 音楽教材の構成]
図1は、第1実施形態に係る音楽教材1の一例を示す図である。
音楽教材1は、掲示部20に搭載される教材である。第1実施形態において、掲示部20は黒板又はホワイトボード等の鉛直方向に立てられている板状の掲示器具である。掲示部20の枠内21は、鉄材(例えば、鉄板)を含む。音楽教材1は磁石を含み、枠内21に磁力吸着により搭載される。
以下、掲示部20に音楽教材1が搭載された際の方向について、鉛直方向を「上下方向」と定義し、掲示部20が延びる水平方向を「左右方向」と定義し、掲示部20が向かう方向を「奥行方向」と定義する。上下方向は、本開示の「所定方向」の一例である。
音楽教材1は、具体的には立体物10を備える。立体物10は、所定のスケール(音階)13、スケール名称14、その他の表示15を表示している。これらの表示13~15は、音楽教材1が掲示部20に搭載された際に、正面側に表示される。
所定のスケール13では、音楽の階名(ド、レ、ミ等)を示す複数の階名表示131,132,133,・・・が上下方向に並べられている。図1の例では、所定のスケール13として、下からファ、ソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミが並ぶ「Fメジャースケール」が立体物10によって表示されている。
なお、立体物10によって表示される所定のスケール13は、Fメジャースケールに限定されず、様々なスケールが表示されてもよい。例えば、Fメジャースケールの第2音目(ソ)を出発点に、下からソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファと並ぶ「ドリアンスケール」であってもよいし、下からレ、ファ、ソ、ソ♯、ラ、ド、レと並ぶ「Dマイナー・ブルース・スケール」であってもよい。
また、階名表示131,132,133,・・・には、階名の他に、各種の表示が記載されていてもよい。図1の例では、階名表示131の中央に根音(ルート)であることを示す「R」の文字が記載されている。また、階名表示132の中央には、テンションコードを示す「9」の文字が記載されている。これは、ルートの「ファ」からソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファと音を上げて、一周した後の「ソ」が9番目であることを示す表示である。
なお、所定のスケール13に含まれている階名表示131,132,133,・・・は、適宜、色分けされていてもよい。例えば、階名表示131,132,133,・・・のうち、ルートを1番目として、3番目、5番目、7番目の階名表示を赤色により表示し、その他の階名を黒色により表示してもよい。このように色分けすることで、スケールのコード構成音を目視により感覚的に把握することができる。このほか、テンションコードを色分けしてもよいし、その他の種別によって階名表示131,132,133,・・・を色分けしてもよい。
スケール名称14は、所定のスケール13の上側に表示されている。その他の表示15は、所定のスケール13の下側に表示されている。なお、スケール名称14及びその他の表示15は、所定のスケール13の上側及び下側のいずれに表示されてもよい。また、スケール名称14及びその他の表示15は省略されてもよい。
スケール名称14には、所定のスケール13を示すスケールの名称が表示されている。スケール名称14において表示されるスケールの名称は略称であってもよい。図1の例では、スケール名称14として「b×1 シ」が表示されている。
その他の表示15には、各種の表示がなされている。例えば、所定のスケール13に含まれる音階の説明が表示されている。図1の例では、Fメジャーであり、ルートがファであることを示す「Fファ」という表示の他、「Cド」「Gソ」という表示がなされている。
立体物10は、枠体11と、接触部12とを含む。枠体11は、例えば樹脂製のフレームであり、所定方向に細長い形状を有する。所定のスケール13、スケール名称14及びその他の表示15は、枠体11の正面側に記載されている。これらの表示13~15は、枠体11に印字されていてもよいし、シールによって枠体11に貼付されていてもよい。
接触部12は、掲示部20と接触する部分である。接触部12の正面側及び左右方向は、枠体11に覆われている。接触部12は、例えば所定方向に延びる棒状の磁石を含む。このため、接触部12は、枠内21に対して磁力吸着する。
当該磁石としては、人の手で立体物10を所定方向にスライド可能な磁力の磁石を用いる。例えば、接触部12に含まれる磁石はネオジム磁石であり、13N程度の吸着力で、A4のコピー用紙を5~10枚程度、掲示部20に挟むことができる磁力の磁石である。このような接触部12により、立体物10は、掲示部20に対して所定のスケール13の表示が所定方向に一律に可動な状態で、掲示部20と接触する。
[1.2 音楽教材の作用及び効果]
従来より、スケールに関する音楽理論を教示するには、掲示部20(黒板等)に楽譜を記載する必要があった。初心者にとってスケールを表示した楽譜例は一見しただけでは即座に把握しにくく、楽譜を読み解くのに時間が掛かっていた。
これに対し、本開示の音楽教材1を用いれば、カタカナにより階名が表示された所定のスケール13が1セットになった立体物10を目視することで、直感的に所定のスケール13に含まれる音を学ぶことができる。
また、従来は複数のスケールを掲示部20に記載していたため、複数のスケールを互いに比較する際に、都度書き直したり、重ね書きをしたりするなど、掲示部20における記載が複雑になりやすかった。
これに対し、立体物10は掲示部20に対して所定のスケール13が並ぶ所定方向に可動な状態で接触しているため、例えば掲示部20にチョーク又はホワイトボードマーカー等により記載した内容(例えば、他のスケール)に対して所定のスケール13を所定方向に動かすことができる。このため、所定のスケール13について書き直し等の手間を掛けることなく、他のスケール等との比較の説明を容易に行うことができる。この結果、所定のスケール13に関する音楽理論を容易かつ直感的に学ぶことができる。
[2. 変形例]
以下、第1実施形態の変形例について説明する。変形例において、上記の第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
[2.1 複数の立体物を含む音楽教材]
図1では、音楽教材1として1個の立体物10を用いる例を説明した。しかしながら、音楽教材として複数の立体物を含み、これらの立体物が掲示部20上で互いに所定方向に可動な状態となっていてもよい。これにより、複数のスケールと、それらスケールの互いの関係を直感的に学ぶことができる。
図2は、音楽教材1aを示す図である。音楽教材1aは、複数(例えば、5個)の立体物10a,10b,10c,10d,10eを含む。複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eは、図1の立体物10と同じく、枠体11と接触部12(図2では図示省略)とをそれぞれ有し、掲示部20に対して所定方向に可動な状態で、掲示部20に接触している。
複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eのうち少なくとも1個の立体物(例えば、立体物10a)は、本開示の「第1立体物」の一例であり、残りの少なくとも1個の立体物(例えば、立体物10b,10c,10d,10e)は、本開示の「第2立体物」の一例である。
立体物10aは、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで、所定の第1スケール13aを表示している。第1スケール13aは、例えば、図1の所定のスケール13と同じ「Fメジャースケール」である。
立体物10bは、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで、所定の第2スケール13bを表示している。第2スケール13bは、第1スケール13aとは異なるスケールであり、例えば下からラ、ラ♯、ド、ド♯、レ♯、ファ、ソと並ぶ「A7オルタードスケール」である。
残りの3個の立体物10c、10d,10eも、立体物10bと同じく、音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで、第1スケール13aとは異なるスケールを表示している。立体物10cは、下からラ、シ、ミ♭、ファ、ソ、ラと並ぶ「Aホールトーンスケール」を表示している。
立体物10dは、下からド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シと並ぶ「ダイアトニックスケール(全音階)」を表示している。立体物10eは、下からレ、ファ、ソ、ソ♯、ラ、ド、レと並ぶ「Dマイナー・ブルース・スケール」を表示している。
ここで、立体物10a,10bは下から全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音の7音が並ぶ「メジャースケール」であるのに対し、立体物10cは下から6音の全音が並ぶ「ホールトーンスケール」である。このため、立体物10a,10bと立体物10cとの間で所定方向における音の間隔(度数)を合わせるために、立体物10cにおいて「シ(2音目の全音)」をメジャースケールにおける2音目、3音目の「全音、半音」の間に配置し、4音目を空白として、5音目の位置に「ミ♭」を配置している。
また、立体物10eにおいて表示されている「Dマイナー・ブルース・スケール」は、メジャースケールから「ヨナ抜き」と通称される技法により2音(レの次のミ、ラの次のシ)を抜いている。このため、立体物10a,10bと立体物10eとの間で所定方向における音の間隔を合わせるために、立体物10eにおいて1音目の「レ」と2音目の「ファ」の間を1音分空白とし、5音目の「ラ」と6音目の「ド」の間を1音分空白としている。
このように、複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eにおいて、スケールを構成する複数の階名表示は、「メジャースケール」に対応する音の間隔により配置されている。これにより、左右方向に隣接する複数のスケール間において、音の間隔を直感的に学ぶことができる。
複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eは、それぞれに含まれている接触部12により、それぞれ掲示部20に対して所定方向に移動可能となっている。具体的には、人の手で接触部12を掲示部20の表面で摺り動かすことで、複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eのそれぞれに含まれている複数の階名表示のうち、コードC1に用いる階名を示す階名表示を、所定方向と直交する方向(左右方向)に互いに隣接する場所に位置させることができる。
図2の例において、コードC1は、ミ、ラ、レがこの順に並ぶ「マイナーツーファイブワン」である。この場合、複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eは、コードC1に用いる階名(ミ、ラ、レ)を示す階名表示が左右方向に隣接している状態で、掲示部20に搭載可能となっている。なお、音楽教材1aにおいて表示させるコードC1は特に限定されず、マイナーツーファイブファン以外であってもよい。
このようにコード進行に用いる階名表示を左右方向に隣接させることで、複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eにおいてそれぞれ表示されている複数のスケールの関係を直感的に学ぶことができる。
さらに、複数の立体物10a,10b,10c,10d,10eは、コード進行に用いる階名表示を左右方向に隣接させた状態(図2の状態)から、それぞれ所定方向に移動させることができる。例えば、立体物10b,10c,10d,10eを図2の状態に維持したまま、立体物10aを上側に移動させ、立体物10bのルートの「ラ」と立体物10aの3音目の「ラ」とを左右方向に隣接させることで、第1スケール13aに含まれる音と第2スケール13bに含まれる音との関係を対比することができる。これにより、複数のスケールの関係を直感的に学ぶことができる。
[2.2 階名パーツを含む立体物の第1例]
第1実施形態の立体物10において、所定のスケール13を示す階名表示131,132,133,・・・は枠体11に印刷され、又はシールにより貼付されている。しかしながら、立体物に階名表示を含む階名パーツが着脱可能となっていてもよい。
図3は、変形例に係る立体物10fを示す図である。
立体物10fは、枠体11aと接触部12とを含む。枠体11aには、階名表示131,132,・・・をそれぞれ1個ずつ含む複数の階名パーツP1を嵌め込むための結合部16が形成されている。
階名パーツP1は、例えば円盤状に形成されたゴム製のパーツである。図3の例では、1個の階名パーツP1に、1個の階名表示(例えば、階名表示131:ファ)が表示されている。結合部16は、階名パーツP1と同じか少し小さい大きさの複数の凹み161,162,・・・を含む。複数の階名パーツP1は、複数の凹み161,162,・・・にそれぞれ1個ずつ嵌め込まれることで、所定方向に結合される。
凹み161に嵌め込まれた階名パーツP1は、例えば手の爪で周縁部を引っ掛けることで凹み161から取り出すことができる。このように、複数の階名パーツP1は結合部16に着脱可能な状態で装着される。
スケールには無数の種類が存在している。例えば、図1の所定のスケール13として示す「Fメジャースケール」ひとつを取り上げても、ファから始めるスタンダードなスケール(図1の例)の他、2音目のソを出発点にする「ドリアンスケール」、7音目のミを出発点にする「ロクリアンスケール」等、6種類の派生スケールが存在する。
立体物10fにおいて、複数の階名パーツP1を結合部16に対して着脱可能に設けることで、このような複数種類のスケールを適宜に表示することができる。すなわち、1個の立体物10fにより、複数種類のスケールを表示することができるため、より効率的にスケールを学ぶことができる。
[2.3 階名パーツを含む立体物の第2例]
図3に示す立体物10fでは、凹み161に階名パーツP1を着脱することで、任意のスケールを表示する。この場合、例えば既に結合部16に複数の階名パーツP1が結合されて、ファを出発点とする「Fメジャースケール」(下からファ、ソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ)を表示している状態で、立体物10fにおけるスケールの表示をFメジャースケールのドリアンスケールに組み替えようとすると、全ての階名パーツP1を結合部16から取り外して、下からソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファと並べる必要がある。
これに対して、本変形例の立体物では、階名パーツを所定方向の一方側から枠体に装填し、いわゆる「ロケット鉛筆」のように所定方向の他方側から階名パーツを取り出すことで、所定のスケールから派生スケールに組み替える手間を低減させることができる。
図4は、変形例に係る立体物10gを示す図である。
立体物10gは、枠体11bと、複数の階名パーツP2とを含む。枠体11bは、所定方向に延びる部材であり、背面側に開放された断面コの字形の形状を有する。枠体11bのうち背面側の背壁の左右端からそれぞれ正面側に延びる側壁は、正面側の端において内側に折り曲がっている。このように、枠体11bは、背壁と2個の側壁とによって内部空間を形成している。枠体11bは、例えば樹脂製のフレームである。
階名パーツP2は、例えば直方体状に形成された樹脂製のパーツである。階名パーツP2には磁石M1が設けられている。磁石M1は階名パーツP2に内蔵されていてもよいし、階名パーツP2の背面側に貼り付けられていてもよい。図3と同様に、1個の階名パーツP2に1個の階名表示(例えば、階名表示131:ファ)が表示されている。
階名パーツP2は、枠体11bの内部空間に所定方向から差し込み可能となっている。図4では、枠体11bの上側から階名パーツP2を挿入し、枠体11bの下側から階名パーツP2を取り出す例を示している。しかしながら、階名パーツP2は枠体11bの上側から挿入した後、枠体11bの上側から取り出してもよい。また、階名パーツP2は枠体11bの下側から挿入した後、枠体11bの下側から取り出してもよい。このように、立体物10gにおいて、枠体11bは、複数の階名パーツP2を所定方向に着脱可能な状態で互いに結合する結合部16aとして機能する。
立体物10gでは、階名パーツP2に設けられている磁石M1の磁力を枠体11bの背壁を介して掲示部20に及ぼすことで、立体物10gが掲示部20に吸着する。この状態で、立体物10gの接触部12(枠体11bの背面側)は掲示部20に対して所定のスケールの表示が所定方向に一律に可動な状態で、掲示部20と接触する。
立体物10gによれば、例えば下からファ、ソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミと並ぶ「Fメジャースケール」を表示している場合に、一番下のファを示す階名パーツP2を枠体11bの下側から取り出して、上側からこの階名パーツP2を枠体11bの上側から挿入すれば、下からソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファと並ぶドリアンスケールを表示することができるため、所定のスケールから派生スケールに組み替える手間を低減することができる。
[2.4 階名パーツを含む立体物の第3例]
図5は、変形例に係る立体物10hを示す図である。
立体物10hは、複数の階名パーツ17と、複数の結合部18とを含む。複数の階名パーツ17を特に区別する場合には、階名パーツ171,172,173,174,175,176とそれぞれ称する。図5において、吹出状に示す図面は階名パーツ171を背面側から見た斜視図である。
複数の階名パーツ17は円盤状または複数の円盤が所定方向に融合した瓢箪状に形成され、上部と下部にそれぞれ穴17aが形成されている。また、複数の階名パーツ17には磁石17bが内蔵されており、磁力により掲示部20にそれぞれ吸着することができる。すなわち、本変形例では、複数の階名パーツ17の背面が、接触部12として機能する。
階名パーツ171,172,173,174,175には、それぞれ1個の階名表示(例えば、階名パーツ171から順に、ファ、ソ、ラ、シ♭、ド)が表示されている。これに対し、瓢箪状を有する階名パーツ176には、2個の階名表示(例えば、下からレ、ミ)が表示されている。このように、階名パーツ17は、1個又は複数個の階名表示を含む。なお、階名パーツ176は所定方向に延びる長円状であってもよい。
複数の結合部18は、それぞれ所定方向に延びる棒状の樹脂製部材である。結合部18の上下それぞれの端部18aは、球状に形成されている。端部18aは、階名パーツ17の穴17aに差し込むことができる。この際に、端部18aは穴17aの開口部分において収縮し、穴17aの内部で復帰するように弾性変形することで、穴17a内に固定される。また、端部18aは、手で所定方向に引くことで、穴17aから抜くことができる。
立体物10hは、図5に示すように所定方向に階名パーツ17と結合部18とを交互に結合することで、形成されている。このとき、結合部18は所定方向に並ぶ2個の階名パーツ17の間に位置し、上側の端部18aと下側の端部18aとを、それぞれ上下の階名パーツ17の穴17aに差し込むことで、2個の階名パーツ17を所定方向に着脱可能な状態で互いに結合する。
立体物10hによれば、例えば下からファ、ソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミと並ぶ「Fメジャースケール」を表示している場合に、一番下のファを示す階名パーツ17を結合部18から所定方向に外して、上側からこの階名パーツ17を結合部18に結合すれば、下からソ、ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファと並ぶドリアンスケールを表示することができるため、所定のスケールから派生スケールに組み替える手間を低減することができる。
さらに、図4の立体物10gでは、枠体11bよりも長いスケールを表示することは困難であるのに対し、立体物10hによれば、複数の階名パーツ17と複数の結合部18との数さえ揃えば、例えばスケールを2オクターブ以上表現することも可能である。このため、立体物10hによれば、スケール表現の自由度をより高めることができる。
図6は、変形例に係る立体物10h1を示す図である。立体物10h1は、図5の立体物10hを更に変形させたものである。立体物10h1は、階名パーツ17として、半音パーツ177をさらに含む。半音パーツ177は、例えば階名パーツ171~176の間に所定方向と直交する方向(左右方向)から接続することで、階名パーツ171~176の「半音上げ」又は「半音下げ」を表示する。
具体的には、T字状の結合部181により階名パーツ171~176を結合し、この結合部181の端部18bに半音パーツ177を接続する。結合部181は、所定方向の2個の端部18a,18aの他に、2個の端部18a,18aの間の縦軸から左右方向に延びる横軸の端部18bを有する。半音パーツ177は、階名パーツ171~176の右側に接続してもよいし、左側に接続してもよい。
また、複数個の階名表示を含む階名パーツ176の所定方向の途中に端部18bを差し込む穴を設けてもよい。この場合、左右方向に2個の端部18b,18bを有する結合部182(横軸棒)の一方の端部18bを当該穴に接続し、他方の端部18bを半音パーツ177に接続してもよい。これにより、階名パーツ176の所定方向の途中(例えば、レとミの間)に、半音パーツ177を接続させることができる。
[2.5 階名パーツを含む立体物の第4例]
図1から図6までに示す立体物は、上下方向(鉛直方向)を所定方向とし、縦に階名表示が並んでいる。このように上下方向に階名表示が並ぶ構成は、トランペット、サックス、クラリネット等の管楽器の指の配置に対応するため、管楽器奏者がスケールを学ぶ際に特に有効に用いることができる。
これに対し、ピアノ、オルガン等の鍵盤楽器の場合、奏者は、指を左右方向に配置させた状態で楽器を演奏する。このため、例えば鍵盤楽器奏者がスケールを学びやすくするために、立体物において階名表示が並ぶ所定方向を左右方向としてもよい。
図7は、立体物10h(図5)の階名表示が並ぶ所定方向を上下方向から左右方向に変更した変形例である。図7の立体物10iは、複数の階名パーツ17に代えて、複数の階名パーツ19が左右方向(所定方向)において結合部18によって結合されることで構成されている。この他、図1から図4に示す立体物についても、適宜、所定方向を左右方向としてよい。
複数の階名パーツ19は、鍵盤楽器の白鍵に用いられる階名表示191(例えば、ミ、ファ、ソ、ラ)と、鍵盤楽器の黒鍵に用いられる階名表示192(例えば、シ♭)と、を含む。結合部18の端部18a(図5)は球状になっているため、階名パーツ19に差し込んだ状態で、階名パーツ19からの突出方向を調整することができる。すなわち、結合部18は、階名パーツ19に対して、ユニバーサルジョイントのように機能する。
階名表示191は、所定方向に沿う直線L1上に並んでいる。一方で、階名表示192は、結合部18の突出方向を所定方向からずらすことで、直線L1から外れた位置(具体的には、直線L1から上側に外れた位置)に並んでいる。この配置により、鍵盤楽器奏者は、黒鍵に用いられる階名表示192を直感的に視認することができるため、立体物10iによって表現されているスケールをより直感的に学ぶことができる。
[2.6 音楽教材及び掲示部の変形例]
図1から図7までに示す立体物は、いずれも磁力吸着により掲示部に搭載される。しかしながら、立体物が掲示部に搭載される方法は、特に限定されない。例えば、立体物は掲示部においてレールによって所定方向にスライドさせてもよい。
図8は、変形例に係る音楽教材1bは、複数の立体物10jを備える。複数の立体物10jは、例えば第1実施形態の立体物10と同様に、スケールをそれぞれ所定方向に表示している。
音楽教材1bは、掲示部20aに搭載される。掲示部20aは、所定方向(上下方向)に延びる軸部22,23を有する。軸部22は掲示部20aの左右方向の端に位置し、軸部23は軸部22の間において左右方向に並んだ状態で位置している。
軸部22の左右方向一方側(掲示部20aの内側)には、所定方向に延びる凸状の案内レール12aが形成されている。軸部23の左右方向両側にも、所定方向に延びる案内レール12aがそれぞれ形成されている。
立体物10jの左右方向の両側面には、所定方向に沿って、接触部12bがそれぞれ形成されている。接触部12bは、案内レール12aに係合する凹状の領域である。例えば、立体物10jを上側から2個の軸部23の間(又は、軸部22,23の間)に差し込むと、接触部12bは所定方向にスライド可能な状態で、案内レール12aに係合する。
立体物10jは、人の手で案内レール12aに沿ってスライドさせることで、所定方向における位置を調整することができる。なお、案内レール12aと接触部12bとの間の摩擦力は、立体物10jが重力により下側に落ちない程度に強く、かつ人の手でスライド可能な程度に弱く、設定されている。
以上のように、レールによって所定のスケールの表示を所定方向に一律に可動な状態としてもよい。このように構成する場合にも、直感的にスケールの音楽理論を学ぶことができる。
[3. 第2実施形態]
[3.1 音楽教材の構成]
図9は、第2実施形態に係る音楽教材1cの一例を示す図である。上記の第1実施形態及びその変形例では、スケールの音楽理論を直感的に学ぶための音楽教材を説明する。これに対し、第2実施形態では、ハーモニー(和声)の音楽理論を直感的に学ぶための音楽教材を説明する。
音楽教材1cは、複数の立体物30と、掲示部40と、を備える。複数の立体物30は、掲示部40にそれぞれ搭載される。複数の立体物30を特に区別する場合、立体物31,32,33,34とそれぞれ称する。
掲示部40には、上下方向に並ぶ複数の横線41,42が表示されている。横線41は、五線譜における五線を意味している。横線42は、五線よりも高音(又は低音)を示す加線を意味している。横線41,42の左右方向の一方側(例えば、右側)には、横線41,42が意味する音階に対応する番号43がそれぞれ表示されている。
番号43として、例えば、最下段の横線42の右側には「1番目の音(ド)」を示す「1」が表示されている。また、最下段の横線42と、下から2段目の横線41との間の右側には「2番目の音(レ)」を示す「2」が表示されている。横線41,42及び番号43は、例えば、掲示部40の正面側に印字されている。
複数の立体物30は、正面側から見ると黒色の楕円形状を有しており、それぞれ音符を意味している。なお、立体物30の形状はその他の色及び形状を有していてもよい。例えば白色に黒枠の四角形状であってもよい。複数の立体物30のそれぞれは、複数の横線41,42上、又は、上下方向に隣接する2個の横線41,42の間(例えば、横線41と横線41との間)において、掲示部40に着脱可能な状態で接触する。
複数の立体物30は、上下方向にそれぞれ並んだ状態で掲示部40に搭載されることで、所定のハーモニーを表示する。例えば、「ド、ミ、ソ、ラ」を含むハーモニーを表示する場合、図8に示すように、立体物31を最下段の横線42上に搭載し、立体物32を下から2段目の横線41上に搭載し、立体物33を下から3段目の横線41上に搭載し、立体物34を下から3段目の横線41と下から4段目の横線41との間に搭載する。これにより、立体物31,32,33,34が、それぞれ、ド、ミ、ソ、ラを示す。
このように構成することで、目視によりハーモニーに含まれる音を直感的に把握することができる。このため、ハーモニーに関する音楽理論を直感的に学ぶことができる。
さらに、複数の立体物30は掲示部40に着脱可能となっている。このため、例えば「ド、ミ、ソ、ラ」のハーモニーを示した後に、「ラ」の位置にある立体物34を掲示部40から外して「シ」の位置である下から4段目の横線41上に装着することで「ド、ミ、ソ、シ」という別のハーモニーを容易に表示することができる。
また、「ド、ミ、ソ、シ」を表示した後に、例えば立体物31(ド)を掲示部40から外して、下から4段目の横線41と下から5段目(図8の例では最上段)の横線41との間に装着することで「ミ、ソ、シ、ド」という派生ハーモニー(第一転回形)を容易に表示することができる。この状態からさらに、立体物32(ミ)を掲示部40から外して、下から5段目の横線41のさらに上側に装着することで「ソ、シ、ド、ミ」という派生ハーモニー(第二転回形)を容易に表示することができる。
従来は、ハーモニーの転回形を説明するために、例えば黒板やホワイトボードにハーモニーの基本形を記載した後、音符を書き足したり、消したりすることで音符の移動を表現する必要があった。
これに対し、音楽教材1cによれば、音符を掲示部40に着脱可能な複数の立体物30によってそれぞれ表現するため、掲示部40に搭載されている立体物30を転回形を構成する場所へ付け替えることで、直感的にハーモニーの転回形を説明することができる。このため、音楽教材1cによれば、ハーモニーに関する音楽理論を直感的に学ぶことができる。
図10は、立体物30を掲示部40に搭載するための具体的な方法を説明する図である。図10中の(a)、(b)、(c)は、それぞれ音楽教材1cの一部を右側から見た図である。
図10(a)に示すように、立体物30の背面側には、マジックテープ(登録商標)等の面ファスナー30aが貼付されていてもよい。この場合、掲示部40の表面にも面ファスナー40aが貼付される。例えば、面ファスナー30a,40aの一方はフック状になっており、他方はループ状になっている。このため、面ファスナー30aを面ファスナー40aに結合させることで、立体物30を掲示部40に搭載することができる。
図10(b)に示すように、立体物30の背面側には、磁石30bが貼付されていてもよい。また、立体物30に磁石30bが内蔵されていてもよい。この場合、掲示部40の表面(又は内部)は鉄板40bで構成される。磁石30bと鉄板40bとが磁力により吸着することで、立体物30を掲示部40に搭載することができる。
図10(c)に示すように、立体物30の背面側には、突起30cが形成されていてもよい。この場合、掲示部40の表面には凹部40cが形成される。突起30cを凹部40cに差し込むことで、立体物30を掲示部40に搭載することができる。
反対に、立体物30の背面に凹部が形成され、掲示部40の表面に突起が形成されてもよい。この場合でも、掲示部40の突起を立体物30の凹部に差し込むことで、立体物30を掲示部40に搭載することができる。
また、掲示部40の表面には、凹部40cではなく、突起30cによって変形可能な可撓部が形成されていてもよい。可撓部は、例えば、粘土、練り消しゴム等の柔らかい素材であってもよいし、フェルト地等の針を刺すことができる素材であってもよい。この場合、突起30cを可撓部に突き刺すことで、立体物30を掲示部40に搭載することができる。
[4.補記]
なお、上記の実施形態及び各種の変形例については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。また、今回開示された実施形態及び変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 音楽教材 10 立体物 11 枠体
12 接触部 12a 案内レール 12b 接触部
13 所定のスケール 13a 第1スケール 13b 第2スケール
131 階名表示 132 階名表示 133 階名表示
14 スケール名称 15 その他の表示 16 結合部
161 凹み 162 凹み 17 階名パーツ
17a 穴 17b 磁石 18 結合部
18a 端部 19 階名パーツ 191 階名表示
192 階名表示 20 掲示部 21 枠内
22 軸部 23 軸部 30 立体物
30a 面ファスナー 30b 磁石 30c 突起
40 掲示部 40a 面ファスナー 40b 鉄板
40c 凹部 41 横線 42 横線
43 番号 C1 コード P1 階名パーツ
P2 階名パーツ M1 磁石 L1 直線

Claims (3)

  1. 掲示部に搭載される音楽教材であって、
    音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで所定のスケールを表示する立体物を備え、
    前記立体物は、
    前記掲示部に対して前記所定のスケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触し、
    1個又は複数個の前記階名表示を含む階名パーツと、
    複数の前記階名パーツを前記所定方向に着脱可能な状態で互いに結合する結合部と、
    を含む、
    音楽教材。
  2. 前記掲示部は、鉄材を含み、
    前記立体物は、磁石を含み、
    前記立体物は、前記所定方向にスライド可能な状態で、前記磁石の磁力により前記掲示部に吸着する、
    請求項1に記載の音楽教材。
  3. 掲示部に搭載される音楽教材であって、
    音楽の階名を示す階名表示を所定方向に並べることで所定の第1スケールを表示する第1立体物と、
    前記階名表示を前記所定方向に並べることで前記第1スケールとは異なる第2スケールを表示する第2立体物と、
    を備え、
    前記第1立体物は、前記掲示部に対して前記第1スケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触し、
    前記第2立体物は、前記掲示部に対して前記第2スケールの表示が前記所定方向に一律に可動な状態で、前記掲示部と接触し、
    前記掲示部に搭載された状態において、前記第1立体物及び前記第2立体物のうち少なくとも一方は、前記第1立体物及び前記第2立体物に含まれる複数の前記階名表示のうちコードに用いる階名を示す前記階名表示が前記所定方向と直交する方向に互いに隣接する位置へ、移動可能であり、
    前記第1立体物及び前記第2立体物は、それぞれ
    1個又は複数個の前記階名表示を含む階名パーツと、
    複数の前記階名パーツを前記所定方向に着脱可能な状態で互いに結合する結合部と、
    を含む、
    音楽教材。
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