JP7393557B2 - 振動子構造体、それを含むカートリッジ及びエアロゾル生成装置 - Google Patents

振動子構造体、それを含むカートリッジ及びエアロゾル生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、エアロゾルを生成する振動子構造体、それを含むカートリッジ及びエアロゾル生成装置に関する。
シガレットを燃焼させて、エアロゾルを生成する方式を代替して非燃焼方式でエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置に関する需要が増加している。エアロゾル生成装置は、例えば、エアロゾル生成物質から非燃焼方式でエアロゾルを生成してユーザに供給するか、エアロゾル生成物質から生成した蒸気を香媒体を通過させることで香味を有するエアロゾルを生成する機能を遂行する装置である。
エアロゾル生成装置で使用されるエアロゾル生成物質は、流動性を有する液体状態、ゲル状態、または、シガレットのような固体状態でもある。このようなエアロゾル生成装置は、内部のエアロゾル生成物質保存槽にエアロゾル生成物質が供給されて使用されるか、エアロゾル生成物質が含まれたカートリッジと結合されて使用されうる。エアロゾル生成物質が消尽されれば、エアロゾル生成物質保存槽にエアロゾル生成物質を再充填するか、新たなカートリッジに交換して、エアロゾル生成装置を持続的に使用することができる。
実施例は、エアロゾル生成物質に振動を加えてエアロゾルを生成する振動子をモジュール化することで、振動子構造体の組立と分解に係り、また振動子に電気エネルギーを印加する電気配線を単純化することに係わる。
また、持続的に印加された電気エネルギーによって振動子で発生する熱(heat)を効果的に放熱させ、振動子のさらに安定かつ持続的な運用を可能にする実施例が提供される。
実施例を通じて解決しようとする観点、特徴及び効果が上述した問題点に制限されるものではなく、本開示で言及されていない実施例は、本開示及び添付図面から実施例が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
一実施例によれば、エアロゾル生成装置の振動子構造体が提供される。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動して第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、及び振動子を収容して第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが第1電極に伝達される。
一実施例によれば、液体保存部;液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯;及び振動子構造体;を含むカートリッジが提供される。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、及び振動子を収容し、第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが第1電極に伝達され、振動子構造体は、芯を介して振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる。
一実施例によれば、エアロゾル生成装置が提供される。エアロゾル生成装置は、液体保存部、及び液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯を含むカートリッジ;カートリッジに電気エネルギーを供給するバッテリ;及び振動子構造体;を含む。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、及び振動子を収容し、第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介してバッテリから印加される電気エネルギーが第1電極に伝達され、振動子構造体は、芯を介して振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる。
上述した実施例に係わる振動子構造体は、振動子のモジュール化を通じて振動子に電気エネルギーを伝達する電気配線が単純化されるだけではなく、構造的な堅固さと分解組立の容易性が確保されうる。
また、熱伝導性素材を含む放熱設計を通じて振動子で発生する熱を効果的に放熱させ、振動子及び振動子を含むエアロゾル生成装置の安定かつ持続的な使用を可能ならしめる。
本開示の1以上の実施例による効果が上述した実施例に制限されるものではなく、本開示及び添付図面に基づいて、1以上の実施例が実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者によって実施可能であるという点が明確に理解されうる。
一実施例に係わるエアロゾル生成装置のブロック図である。 一実施例に係わるエアロゾル生成装置を概略的に示す図面である。 一実施例に係わる振動子構造体の分解斜視図である。 図3Aの振動子構造体の断面図である。 他の実施例に係わる振動子構造体の分解斜視図である。 図4Aの振動子構造体の断面図である。 一実施例に係わる振動子構造体における熱の流れを示す図面である。 一実施例に係わるカートリッジを含むエアロゾル生成装置の斜視図である。 図6Aのカートリッジ部分を示す断面図である。
一実施例によれば、エアロゾル生成装置の振動子構造体が提供される。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動して第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、及び振動子を収容して第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが第1電極に伝達される。
金属体は、振動子を収容する中空を形成する側壁及び第1電極と接触する上部電極を含む。
第1電極は、第1面の縁部に沿って配置され、上部電極は、側壁から第1面の中心に向かう方向に突出する。
第2電極は、第2面の縁部から離隔された位置に配置され、下部電極が中空に収容されて第2電極と接触する。
振動子構造体は、金属体と結合して振動子の振動を伝達されて振動を吸収する弾性体をさらに含む。
弾性体は、金属体の上部と結合する第1弾性体と、金属体の下部と結合する第2弾性体と、を含む。
金属体は、振動子の第1面から第2面に向かう方向に第1弾性体及び第2弾性体と同軸に結合される。
振動子構造体は、振動子及び下部電極の少なくとも一部と接触する加圧体をさらに含む。
振動子構造体は、金属体と電気的に連結される通電部を含み、金属体を支持する支持体をさらに含む。
振動子構造体は、支持体は、外部端子と下部電極とが連結される貫通口をさらに含む。
金属体は、振動子で発生する熱(heat)を伝達される熱伝導性素材を含む。
支持体は、振動子で発生する熱を伝達される熱伝導性素材を含む。
支持体は、支持体の表面に少なくとも1つの放熱フィン(cooling fin)をさらに含む。
一実施例によれば、液体保存部;液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯;及び振動子構造体;を含むカートリッジが提供される。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、振動子を収容し、第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが第1電極に伝達され、振動子構造体は、芯を介して振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる。
一実施例によれば、エアロゾル生成装置が提供される。エアロゾル生成装置は、液体保存部、及び液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯を含むカートリッジ;カートリッジに電気エネルギーを供給するバッテリ;及び振動子構造体;を含む。振動子構造体は、印加される電気エネルギーによって振動して第1面と第1面反対側の第2面を含む振動子、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、及び振動子を収容して第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体を含み、金属体を介してバッテリから印加される電気エネルギーが第1電極に伝達され、振動子構造体は、芯を介して振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる。
実施例で使用される用語は、本発明での機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本発明で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とに基づいて定義されねばならない。
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
本明細書で使用されたように、「少なくともいずれか1つの」のような表現が配列された構成要素の前に位置するとき、配列されたそれぞれの構成ではない全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくともいずれか1つ」という表現は、a、b、c、またはaとb、aとc、bとc、またはaとbとcを含むと解釈せねばならない。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な互いに異なる形態に具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
また、本明細書で使用される「第1」または「第2」のように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するのに使用するが、構成要素は、用語によって限定されてはならない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
また、図面の一部構成要素は、その大きさや割合などが誇張されて図示されてもいる。また、図面上に図示されたある構成要素が他の図面上には図示されない場合もある。
また、明細書全体において構成要素の「長手方向」は、構成要素が構成要素の一軸に沿って延びる方向でもあり、この際、構成要素の一方向軸は、一方向軸を横切る他の軸よりも構成要素がさらに長く延びる方向でもある。例えば、長手方向は、図5において、y方向と平行な方向を意味する。
明細書全体において「パフ(puff)」とは、ユーザの吸入を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻を介してユーザの口腔内、鼻腔内または肺に吸い込む状況を意味する。
明細書全体において「実施例」は、本開示で発明を容易に説明するための任意の区分であって、実施例それぞれが互いに排他的である必要はない。例えば、一実施例に開示された構成は、他の実施例に適用及び/または具現され、本開示の範囲を外れない限度で変更されて適用及び/または具現されうる。
また、本開示で使用された用語は、実施例を説明するためのものであって、本実施例を制限しようとするものではない。本開示で単数形は、取り立てて言及しない限り、複数形も含む。
以下、添付図面に基づいて実施例を詳細に説明する。
図1は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置のブロック図である。
図1を参照すれば、エアロゾル生成装置10000は、バッテリ11、霧化器12、センサ13、ユーザインターフェース14、メモリ15及びプロセッサ16を含む。しかし、エアロゾル生成装置10000は、図1に図示された実施例に限定されない。エアロゾル生成装置10000の設計によって、図1に図示されたハードウェア構成要素のうち、一部が省略されるか、他の構成要素がさらに追加されうるということを、技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
一例として、エアロゾル生成装置10000は、本体を含み、その場合、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア要素は、本体に位置する。
他の実施例として、エアロゾル生成装置10000は、本体及びカートリッジを含み、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア要素は、本体及びカートリッジに分けられて位置する。選択的に、または付加的に、エアロゾル生成装置10000に含まれたハードウェア要素のうち、少なくとも一部は、本体及びカートリッジそれぞれに位置しうる。
以下、エアロゾル生成装置10000に含まれた各要素について位置的な限定をせず、各要素の動作について説明する。
バッテリ11は、エアロゾル生成装置10000の動作のための電力を供給する。すなわち、バッテリ11は、霧化器12がエアロゾル生成物質を霧化させうるように電力を供給する。また、バッテリ11は、エアロゾル生成装置10000内に備えられた他のハードウェア要素、すなわち、センサ13、ユーザインターフェース14、メモリ15及びプロセッサ16の動作に必要な電力を供給する。バッテリ11は、充電可能なバッテリであるか、使い捨てバッテリである。
例えば、バッテリ11は、ニッケル系バッテリ(例えば、ニッケル金属ハイドライドバッテリ、ニッケルカドミウムバッテリ)、またはリチウム系バッテリ(例えば、リチウムコバルトバッテリ、リン酸鉄リチウムバッテリ、チタン酸リチウムバッテリ、リチウムイオンバッテリまたはリチウムポリマーバッテリ)を含む。但し、エアロゾル生成装置10000に使用されるバッテリ11の種類は、上述したところによって制限されない。例えば、バッテリ11は、アルカリバッテリ、またはマンガンバッテリを含んでもよい。
霧化器12は、プロセッサ16の制御によってバッテリ11から電力を供給される。霧化器12は、バッテリ11から電力を供給され、エアロゾル生成装置10000に保存されたエアロゾル生成物質を霧化させうる。
霧化器12は、エアロゾル生成装置10000の本体に位置する。または、エアロゾル生成装置10000が本体及びカートリッジを含む場合、霧化器12は、本体からカートリッジに向かって延びるか、またはその反対に延びるか、本体とカートリッジのいずれか1つに位置する。
霧化器12がカートリッジに位置する場合、霧化器12は、本体及びカートリッジのうち、少なくともいずれか1箇所に位置したバッテリ11から電力を供給されうる。また、霧化器12が本体及びカートリッジに分けられて位置する場合、霧化器12で電力供給が必要な部品は、本体及びカートリッジのうち、少なくともいずれか1箇所に位置したバッテリ11から電力を供給されうる。
霧化器12は、カートリッジの内部のエアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させる。エアロゾルは、気体中に液体及び/または固体微粒子が分散されている浮遊物を意味する。したがって、霧化器12から発生するエアロゾルは、エアロゾル生成物質から発生した蒸気化された粒子と空気が混合された状態を意味する。例えば、霧化器12は、エアロゾル生成物質の相(phase)を気化及び/または昇華を通じて気体の相に変換させうる。また、霧化器12は、液相及び/または固相のエアロゾル生成物質を微粒子化して放出することで、エアロゾルを生成することができる。
例えば、霧化器12は、超音波振動方式を利用することで、エアロゾル生成物質からエアロゾルを発生させうる。超音波振動方式は、振動子によって発生する超音波振動でエアロゾル生成物質を霧化させることで、エアロゾルを発生させる方式を意味する。
図1に図示されていないが、霧化器12は、熱を発生させることで、エアロゾル生成物質を加熱することができるヒータを含む。エアロゾル生成物質は、ヒータによって加熱され、その結果、エアロゾルが生成されうる。
ヒータは、任意の適した電気抵抗性物質によっても形成される。例えば、適した電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されない。また、ヒータは、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されるが、それらに制限されない。
例えば、一実施例において、ヒータは、カートリッジ2000の一部分でもある。またカートリッジ2000は、後述する液体伝達部及び液体保存部を含む。液体保存部に収容されたエアロゾル生成物質は、液体伝達部に移動し、ヒータは、液体伝達部に吸収されたエアロゾル生成物質を加熱し、エアロゾルを発生させうる。例えば、ヒータは、液体伝達部に巻かれるか、液体伝達部に隣接して配置されうる。
他の例として、エアロゾル生成装置10000は、シガレットを収容する収容空間を含み、ヒータは、エアロゾル生成装置10000の収容空間に挿入されたシガレットを加熱することができる。エアロゾル生成装置10000の収容空間にシガレットが収容されることにより、ヒータは、シガレットの内部及び/または外部に位置する。これにより、ヒータは、シガレット内のエアロゾル生成物質を加熱し、エアロゾルを発生させうる。
一方、ヒータは、誘導加熱式ヒータでもある。ヒータは、シガレットまたはカートリッジを誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、シガレットまたはカートリッジには、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタが含まれうる。
エアロゾル生成装置10000は、少なくとも1つのセンサ13を含む。少なくとも1つのセンサ13でセンシングされた結果は、プロセッサ16に伝達され、センシング結果によってプロセッサ16は、霧化器12の動作制御、喫煙の制限、カートリッジ(または、シガレット)の挿入有/無判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行されるようにエアロゾル生成装置10000を制御することができる。
例えば、少なくとも1つのセンサ13は、パフ感知センサを含む。パフ感知センサは、外部から流入される気流の流量(flow)変化、圧力変化、及び音の検出のうち、少なくとも1つに基づいてユーザのパフを感知することができる。パフ感知センサは、ユーザのパフの開始時刻及び終了時刻を検出し、プロセッサ16は、検出されたパフの開始時刻及び終了時刻によってパフ期間(puff period)及び非パフ(non-puff)期間を判断することができる。
また、少なくとも1つのセンサ13は、ユーザ入力センサを含む。ユーザ入力センサは、スイッチ、物理的ボタン、タッチセンサのようにユーザの入力を受信するセンサでもある。例えば、タッチセンサは、ユーザが金属材質によって形成された所定の領域をタッチする場合、キャパシタンス(capacitance)の変化が発生し、キャパシタンスの変化を検出することで、ユーザの入力を感知する静電容量型センサでもある。プロセッサ16は、静電容量型センサから受信したキャパシタンスの変化の前後値を比較することで、ユーザの入力が発生したか否かを決定する。キャパシタンスの変化前後値が既設定のしきい値を超過した場合、プロセッサ16は、ユーザの入力が発生したと決定する。
また、少なくとも1つのセンサ13は、モーションセンサを含む。モーションセンサを通じてエアロゾル生成装置10000の傾度、移動速度及び加速度のようなエアロゾル生成装置10000の動きに係わる情報を獲得することができる。例えば、モーションセンサは、エアロゾル生成装置10000が動く状態、エアロゾル生成装置10000の休止状態、パフのためにエアロゾル生成装置10000が所定の範囲内の角度で傾いた状態及び各パフ動作の間でエアロゾル生成装置10000の角度に係わる情報を測定する。モーションセンサは、多様な方法を利用し、エアロゾル生成装置10000の運動情報を測定することができる。例えば、モーションセンサは、x軸、y軸及びz軸3方向の加速度を測定する加速度センサ及び3方向の角速度を測定するジャイロセンサを含む。
また、少なくとも1つのセンサ13は、近接センサを含む。近接センサは、接近する物体、あるいは近傍に存在する物体の有無または距離を電磁界の力または赤外線などを用いて機械的接触なしに検出するセンサを意味する。近接センサは、エアロゾル生成装置10000にユーザが接近するか否かを検出する。
また、少なくとも1つのセンサ13は、イメージセンサを含む。イメージセンサは、例えば、物体のイメージを獲得するためのカメラを含む。イメージセンサは、カメラによって獲得されたイメージに基づいて物体を認識する。プロセッサ16は、イメージセンサを通じて獲得されたイメージを分析し、ユーザがエアロゾル生成装置10000を使用するための状況であるか否かを決定する。例えば、ユーザがエアロゾル生成装置10000を使用するために、エアロゾル生成装置10000を唇当たりに接近させるとき、イメージセンサは、ユーザの唇のイメージを獲得する。プロセッサ16は、獲得されたイメージを分析して唇と判断される場合、ユーザがエアロゾル生成装置10000を使用するための状況であるか否かを決定する。これにより、エアロゾル生成装置10000は、霧化器12を予め動作させるか、ヒータを予熱させうる。
また、少なくとも1つのセンサ13は、エアロゾル生成装置10000に使用されうる消耗品(例えば、カートリッジ、シガレットなど)の装着または脱去を感知する消耗品脱着センサを含む。例えば、消耗品脱着センサは、消耗品がエアロゾル生成装置10000に接触したか否かを感知するか、イメージセンサによって消耗品が脱着されたか否かを判断する。また、消耗品脱着センサは、消耗品のマーカーと相互作用するコイルのインダクタンス値の変化を感知するインダクタンスセンサであるか、消耗品のマーカーと相互作用するキャパシタのキャパシタンス値の変化を感知するキャパシタンスセンサでもある。
また、少なくとも1つのセンサ13は、温度センサを含む。温度センサは、霧化器12のヒータ(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知する。エアロゾル生成装置10000は、ヒータの温度を感知する温度センサを含むか、ヒータ自体が温度センサの役割を遂行する。選択的にまたは付加的に、ヒータそのものが温度センサの役割を遂行すると共に、エアロゾル生成装置10000に別途の温度センサがさらに含まれうる。また、温度センサは、ヒータだけではなく、エアロゾル生成装置10000の印刷回路基板(PCB)、バッテリのような内部部品の温度を感知しうる。
また、少なくとも1つのセンサ13は、エアロゾル生成装置10000の周辺環境の情報を測定する多様なセンサを含む。例えば、少なくとも1つのセンサ13は、周辺環境の温度を測定する温度センサ、周辺環境の湿度を測定する湿度センサ、周辺環境の圧力を測定する大気圧センサなどを含む。
エアロゾル生成装置10000に備えられるセンサ13は、上述した種類に限定されず、多様なセンサをさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置10000は、ユーザ認証及び保安のためにユーザの指から指紋情報を獲得することができる指紋センサ、瞳の虹彩パターンを分析するための虹彩認識センサ、手の平を撮影したイメージから静脈内還元ヘモグロビンの赤外線の吸収量を感知する静脈認識センサ、目、鼻、口及び顔面輪郭などの特徴点を2Dまたは3D方式で認識する顔面認識センサ及びRFID(Radio-Frequency Identification)センサなどを含む。
エアロゾル生成装置10000には、上述した多様なセンサ13の例示のうち、1つまたは一部だけが取捨選択されて具現されうる。すなわち、エアロゾル生成装置10000は、前述したセンサのうち、少なくとも1つ以上のセンサでセンシングされる情報を組み合わせて活用することができる。
ユーザインターフェース14は、ユーザにエアロゾル生成装置10000の状態に係わる情報を提供する。ユーザインターフェース14は、視覚情報を出力するディスプレイまたは、ランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカ、ユーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O)インターフェーシング手段(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)とデータ通信を行うか、充電電力を供給されるための端子、外部デバイスと無線通信(例えば、WI-FI, WI-FI Direct, Bluetooth(登録商標), NFC(Near-Field Communication)など)を遂行するための通信インターフェーシングモジュールなどの多様なインターフェーシング手段を含む。
但し、エアロゾル生成装置10000には、上述した多様なユーザインターフェース14の例示のうち、1つまたは一部だけが取捨選択されて具現されうる。
メモリ15は、エアロゾル生成装置10000内で処理される各種データを保存するハードウェアであって、メモリ15は、プロセッサ16で処理されたデータ及び処理されるデータを保存することができる。メモリ15は、DRAM(dynamic random access memory), SRAM(static random access memory)を含むRAM(random access memory), ROM(read-only memory), EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)などの多様な種類によっても具現される。
メモリ15には、エアロゾル生成装置10000の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどが保存されうる。
プロセッサ16は、エアロゾル生成装置10000の全般的な動作を制御する。プロセッサ16は、多数の論理ゲートのアレイによって具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、プロセッサ16が異なる形態のハードウェアによっても具現されるということを、当該実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
プロセッサ16は、少なくとも1つのセンサ13によってセンシングされた結果を分析し、後続して遂行される処理を制御する。
プロセッサ16は、少なくとも1つのセンサ13によってセンシングされた結果に基づいて、霧化器12の動作が開始または終了されるように霧化器12に供給される電力供給を制御する。また、プロセッサ16は、少なくとも1つのセンサ13によってセンシングされた結果に基づいて、霧化器12が適量のエアロゾルを発生させるように霧化器12に供給される電力の量及び電力が供給される時間を制御する。例えば、プロセッサ16は、霧化器12の振動子が所定の周波数で振動するように振動子に供給される電気エネルギー(例えば、電流または、電圧)を制御することができる。
一実施例において、プロセッサ16は、エアロゾル生成装置10000に対するユーザ入力を受信した後、霧化器12の動作を開始する。また、プロセッサ16は、パフ感知センサを用いてユーザのパフを感知した後、霧化器12の動作を開始する。また、プロセッサ16は、パフ感知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、霧化器12に電力供給を中断させうる。
プロセッサ16は、少なくとも1つのセンサ13によってセンシングされた結果に基づいて、ユーザインターフェース14を制御する。例えば、パフ感知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既設定の回数に到逹すれば、プロセッサ16は、ランプ、モータ及びスピーカのうち、少なくともいずれか1つを用いて、ユーザにエアロゾル生成装置10000が直ぐ終了するということを予告する。
一方、図1には図示されていないが、エアロゾル生成装置10000は、別途のクレードルと共にエアロゾル生成システムに含まれうる。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置10000のバッテリ11を充電するのに用いられうる。例えば、エアロゾル生成装置10000は、クレードル内部の収容空間に収容された状態で、クレードルのバッテリから電力を供給され、エアロゾル生成装置10000のバッテリ11を充電することができる。
1以上の実施例は、コンピュータによって実行可能なプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態にも具現されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。また、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含む。コンピュータ記録媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をいずれも含む。通信媒体は、コンピュータ可読命令語、データ構造、プログラムモジュールのような不揮発性のデータ信号のその他データを含む。
図2は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置を概略的に示す図面である。
図2に図示された実施例に係わるエアロゾル生成装置10000は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ2000と、カートリッジ2000を支持する本体1000を含む。
カートリッジ2000は、内部にエアロゾル生成物質を収容した状態で本体1000に結合する。例えば、カートリッジ2000の一部が本体1000に挿入されるか、本体1000の一部がカートリッジ2000に挿入されることで、カートリッジ2000が本体1000に装着されうる。この際、本体1000とカートリッジ2000は、スナップフィット(snap-fit)方式、螺合方式、磁力結合方式、締まり嵌め方式などによって結合された状態を保持することができるが、本体1000とカートリッジ2000との結合方式は、上述した内容に制限されない。
カートリッジ2000は、マウスピース2100を含む。マウスピース2100は、本体1000と結合される一部分と反対側に形成され、ユーザの口腔に挿入される部分でもある。マウスピース2100は、カートリッジ2000内部のエアロゾル生成物質から発生したエアロゾルを外部に排出する排出孔2110を含む。
カートリッジ2000は、例えば、液体状態や、固体状態や、気体状態や、ゲル(gel)状態のうち、いずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有する。エアロゾル生成物質は、液状組成物を含む。例えば、液状組成物は揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
液状組成物は、例えば、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、及びビタミン混合物のうち、いずれか1つであるか、これら成分の混合物を含む。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分など含んでもよいが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含む。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含む。
例えば、液状組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリン及びプロピレングリコール溶液を含む。液状組成物には、2種以上のニコチン塩が含まれうる。ニコチン塩は、ニコチンに有機酸または無機酸を含む酸を添加することで形成されうる。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであって、液状組成物の総溶液重量に対する任意の重量の濃度を有する。
ニコチン塩の形成のための酸は、血中ニコチン吸収速度、エアロゾル生成装置10000の作動温度、香味または風味、溶解度などを考慮して適切に選択されうる。例えば、ニコチン塩の形成のための酸は、安息香酸、乳酸、サリチル酸、ラウリン酸、ソルビン酸、レブリン酸、ピルビン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、クエン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、フェニル酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、グルコン酸、サッカリン酸、マロン酸またはリンゴ酸で構成された群から選択される単独の酸または前記群から選択される2以上の酸の混合でもあるが、それらに限定されない。
カートリッジ2000は、内部にエアロゾル生成物質を収容する液体保存部2200を含む。液体保存部2200が内部に「エアロゾル生成物質を収容する」ということは、液体保存部2200が容器(container)の用途のようにエアロゾル生成物質を入れる機能を遂行することと、液体保存部2200の内部に、例えば、スポンジ(sponge)や綿や布地や多孔性セラミック構造体のようなエアロゾル生成物質を含浸(または含有)する要素を含むことを意味する。
エアロゾル生成装置10000は、カートリッジ2000の内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を変換し、エアロゾル(aerosol)を発生させる霧化器を含む。
例えば、エアロゾル生成装置10000の霧化器は、超音波振動でエアロゾル生成物質を霧化させる超音波振動方式を利用することで、エアロゾル生成物質の相を変換することができる。霧化器は、超音波振動を発生させる振動子1300と、エアロゾル生成物質を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に保持する液体伝達部2400と、液体伝達部のエアロゾル生成物質に超音波振動を伝達し、エアロゾルを発生させるための振動収容部2300を含む。
振動子1300は、短周期の振動を発生させうる。振動子1300から生成された振動は、超音波振動でもあり、超音波振動の周波数は、例えば、100kHz~3.5MHzでもある。振動子1300から生成された短周期の振動によって、エアロゾル生成物質は、気化及び/または粒子化され、エアロゾルに霧化されうる。
振動子1300は、例えば、圧電セラミックを含み、圧電セラミックは、物理的な力(圧力)によって電気(電圧)を発生させ、逆に電気が印加されるとき、振動(機械的な力)を発生させることで、電気と機械的な力を相互変換する機能性材料である。したがって、振動子1300に印加された電気によって振動(物理的な力)が発生し、そのような物理的な小さい振動がエアロゾル生成物質を小粒子化し、エアロゾルに霧化させうる。
振動子1300は、ポゴピン(Pogo Pin)またはC-クリップによって回路と電気的に接続されうる。したがって、振動子1300は、ポゴピン(Pogo Pin)またはC-クリップから電流または、電圧を供給されて振動を発生させうる。但し、振動子1300に電流または、電圧を供給するために連結される素子の種類は、上述したところによって制限されない。
振動収容部2300は、振動子1300から発生した振動を伝達され、液体保存部2200から伝達されたエアロゾル生成物質をエアロゾルに変換することができる。
液体伝達部2400は、液体保存部2200の液状組成物を振動収容部2300に伝達しうる。例えば、液体伝達部2400は、綿繊維、セラミック繊維、ガラスファイバ、多孔性セラミックの少なくとも1つを含む芯(wick)にもなるが、それらに限定されるものではない。
また、霧化器は、別途の液体伝達部を使用せず、エアロゾル生成物質を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に保持する機能と、エアロゾル生成物質に振動を伝達してエアロゾルを発生させる機能をいずれも遂行するメッシュ状(mesh shape)や板状(plate shape)の振動収容部によって具現されうる。
また、図2に図示された実施例において霧化器の振動子1300は、本体1000に配置され、振動収容部2300及び液体伝達部2400は、カートリッジ2000に配置されているが、それに限定されるものではない。例えば、カートリッジ2000は、振動子1300、振動収容部2300及び液体伝達部2400を含み、本体1000にカートリッジ2000の一部が挿入されれば、本体1000は、端子(図示せず)を通じてカートリッジ2000に電力を提供するか、カートリッジ2000の作動に係わる信号をカートリッジ2000に供給し、これを通じて振動子1300の作動が制御されうる。
カートリッジ2000の内部に収容されたエアロゾル生成物質を外部から視認可能なようにカートリッジ2000の液体保存部2200は、少なくとも一部が透明な素材を含む。マウスピース2100及び液体保存部2200の全体が透明なプラスチックやガラスなどの素材によって作製され、液体保存部2200の一部だけが透明な素材によって作製されうる。
エアロゾル生成装置10000のカートリッジ2000は、エアロゾル排出通路2500及び気流通路2600を含む。
エアロゾル排出通路2500は、液体保存部2200の内部に形成されてマウスピース2100の排出孔2110と流体連通することができる。したがって、霧化器で発生したエアロゾルは、エアロゾル排出通路2500に沿って移動し、マウスピース2100の排出孔2110を介してユーザに伝達されうる。
気流通路2600は、外部空気をエアロゾル生成装置10000の内部に流入させる通路である。気流通路2600を通じて流入された外部空気は、エアロゾル排出通路2500に流入されるか、エアロゾルが発生する空間に流入されうる。これにより、エアロゾル生成物質から発生した蒸気化された粒子と混合されてエアロゾルが生成されうる。
例えば、図2に図示されたように、気流通路2600は、エアロゾル排出通路2500の外部を取り囲むようにも形成される。したがって、エアロゾル排出通路2500及び気流通路2600の形態は、エアロゾル排出通路2500が内側に配置され、気流通路2600がエアロゾル排出通路2500の外側に配置される二重管状でもある。これにより、外部空気は、エアロゾル排出通路2500からエアロゾルが移動する方向と反対方向に流入されうる。
しかし、気流通路2600の構造は、上述したところによって限定されない。例えば、気流通路は、本体1000とカートリッジ2000とが結合するとき、本体1000とカートリッジ2000との間に形成されて霧化器と流体連通される空間でもある。
上述した実施例に係わるエアロゾル生成装置10000において本体1000とカートリッジ2000の長手方向を横切る方向における断面形状は、ほぼ円形、楕円形、正方形、長方形またはさまざまな形態の多角形の断面形状でもある。但し、エアロゾル生成装置10000の断面形状は、上述したところによって制限されず、エアロゾル生成装置10000は、長手方向に延びるとき、必ずしも直線状に延びる構造によって制限されるものではない。例えば、エアロゾル生成装置10000の断面形状は、ユーザが手で取りやすく流線形に湾曲されるか、特定領域で既設定の角度で折り曲げられつつ長く延びるが、エアロゾル生成装置10000の断面形状は、長手方向に沿って変化する。
図3Aは、一実施例に係わる振動子構造体の分解斜視図であり、図3Bは、図3Aの振動子構造体の断面図である。
図3A及び図3Bを参照すれば、一実施例に係わる振動子構造体10は、振動子100、第1電極111、第2電極121、及び金属体200を含み、下部電極300をさらに含む。振動子構造体10は、カートリッジまたは本体に含まれ、振動子構造体10の外部に伝達されるエアロゾル生成物質を霧化させうる。
振動子100は、印加される電気エネルギーによって振動する。例えば、振動子100は、第1面110と反対側の第2面120を通じて電気エネルギーを印加されうる。振動子100は、印加される電気エネルギーの強度、周波数及び電界方向のうち、少なくともいずれか1つに基づいて、特定強度、特定周波数及び特定モードで振動する。
振動子100は、板状でもある。例えば、振動子100は、円板状または四角板状でもあるが、それらに限定されるものではなく、円柱状または、円筒柱状でもある。
第1電極111は、振動子100の第1面110に配置され、第2電極121は、振動子100の第2面120に配置されうる。例えば、振動子100が円板状であるとき、第1面110は、上面であり、第2面120は、下面である。
第1電極111及び第2電極121が互いに振動子100の反対側面に配置されることで、電気エネルギーを印加された振動子100には、振動子100の第1面110及び第2面120に垂直方向への電界が形成され、これにより、振動子100の振動方向が第1面110及び第2面120に垂直な方向に設定されうる。
例えば、振動子100の振動方向は、第1面110及び第2面120に垂直な方向でもある。しかし、振動子100の振動方向が、それに限定されるものではなく、振動子100の形状によって振動子100は、第1面110及び第2面120に水平方向に振動する。
第1電極111及び第2電極121は、導電性の高い素材によって生成されうる。例えば、第1電極111及び第2電極121は、銀(Ag)、銅(Cu)、金(Au)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、鉄(Fe)、白金(Pt)及び鉛(Pb)のうち、いずれか1つによって生成されうる。例えば、第1電極111及び第2電極121は、それぞれ振動子100の第1面110及び第2面120にシルバーペースト(silver paste)が塗布されて形成されうる。
一実施例によれば、第1電極111及び第2電極121は、それぞれ第1面110及び第2面120の少なくとも一領域に配置されうる。例えば、第1電極111は、第1面110の全体領域に配置されうる。
他の例として、第1電極111は、第1面110の少なくとも一領域を除いた残りの全体領域に配置されうる。例えば、第1電極111は、第1面110の縁部の少なくとも一部を除いた残りの全体領域に塗布されるシルバーペーストによっても形成される。
他の実施例によれば、第1電極111は、第1面110の縁部に沿って配置されうる。一例として、第1電極111は、第1面110の縁部全体に配置されうる。他の例として、第1電極111は、第1面110の縁部の一部に配置されうる。ここで、「第1電極111が第1面110の縁部に沿って配置される」という記載は、第1電極111が第1面110の縁部に配置されるだけではなく、縁部を含むさらに広い領域に配置されることを包括する意味でもある。
第2電極121は、第2面120の縁部から中心に向かう方向に離隔された位置に配置されうる。一例として、第2電極121は、振動子100の第2面120の中心部に配置されうる。他の例として、第2電極121は、振動子100の中心から所定距離だけ離隔された位置に円形帯状にも配置される。ここで、「第2電極121が第2面120の縁部から中心に向かう方向に離隔された位置に配置される」という記載は、第2電極121が第2面120の中心部に配置されることだけではなく、中心部を含むさらに広い領域に配置されることを包括する意味でもある。
第1電極111及び第2電極121が配置される位置は、上述したところに限定されず、振動子100の両面に電極を形成する他の位置がさらに含まれるということを、本実施例が適用される技術分野で通常の技術を有する者であれば、理解できるであろう。
金属体200は、振動子100を収容し、第1電極111の少なくとも一領域と接触して振動子構造体10の外部から印加される電気エネルギーを、第1電極111に/から伝達するか/伝達される。例えば、金属体200は、振動子100の少なくとも一部を金属体200外部に露出させつつ、振動子100の少なくとも一部を取り囲む構造でもある。
一実施例によれば、金属体200は、振動子100を収容する中空を形成する側壁220及び振動子100の第1電極111と接触する上部電極210を含む。例えば、金属体200は、側壁220を含む筒状構造であり、上部電極210は、側壁220から第1面110の中心に向かう方向に突出する構造でもある。
この際、振動子100は、金属体200の側壁220の内側に挿入され、振動子100の第1面110が金属体200の上部電極210と接触して振動子100と金属体200が電気的に連結され、振動子100の第1面110の少なくとも一部は、金属体200の外部に露出されうる。
他の実施例によれば、金属体200は、円筒状キャップ構造でもある。ここで、キャップの上面は、上部電極210を形成し、キャップの側面は、側壁220を形成する。振動子100は、金属体200内部に挿入されて振動子100の第1電極111と金属体200の上部電極210とが接触することができる。
金属体200の上面には、金属体200の内部を露出させるように円筒状振動子100よりも小径の通孔230が形成されうる。通孔230を通じて振動子100で生成されたエアロゾルが振動子構造体の外部に移動することができる。
振動子100は、振動子100の外周面と金属体200の側壁220の内周面との間で締まり嵌め(interference fit)られるか、接着物質によって金属体200との結合が保持されうる。また、振動子100は、後述する他の構成要素と共に、金属体200と結合し、金属体200との結合を保持する。
金属体200は、伝導体物質によって製造されうる。例えば、金属体200は、ステンレス鋼またはアルミニウムによっても製造されるが、それに限定されるものではなく、他の導電性素材も金属体200の製造に用いられる。
下部電極300は、振動子100の第2電極121と接触して振動子構造体10の外部から印加される電気エネルギーを第2電極121から伝達されるか、第2電極121に伝達することができる。下部電極300は、例えば、柱状構造でもある。下部電極300は、振動子100の第2電極121と電気的に連結されるだけではなく、振動子100の第2面120において振動子100を支持する。
例えば、下部電極300は、高さによって直径サイズが異なる構造である。そのような構造は、下部電極300の他の構成要素との結合が容易にもなる。下部電極300は、金、銀、銅のような導電性素材によって作製されるか、金属体200と同一素材によっても作製される。
実施例によれば、振動子100と連結された上部電極210及び下部電極300において、金属体200または上部電極210が正極(+)であり、下部電極300が負極(-)でもある。逆に、金属体200または上部電極210が負極(-)であり、下部電極300が正極(+)でもある。
このように上部電極210、振動子100、及び下部電極300は、電気回路の一部であり、電気回路に電気エネルギーを供給する外部電源に連結されうる。
一実施例に係わる振動子構造体10は、振動子100、第1電極111と電気的に連結される金属体200または上部電極210、第2電極121と電気的に連結される下部電極300を含んでモジュール化されうる。これにより、金属体200の内部に位置する振動子100は、外部の衝撃に対して安定性を有するだけではなく、それと同時に電気エネルギー供給のための電気配線が単純化されうる。
図4Aは、他の実施例に係わる振動子構造体の分解斜視図であり、図4Bは、図4Aの振動子構造体の断面図である。
図4A及び図4Bを参照すれば、他の実施例に係わる振動子構造体10は、振動子100、金属体200、第1電極111、第2電極121、下部電極300、弾性体400、500、加圧体550及び支持体600を含む。
図4A及び図4Bに図示された振動子構造体10は、図3A及び図3Bの振動子構造体10に弾性体400、500、加圧体550、及び支持体600が追加された振動子構造体10でもあり、以下、図3A及び図3Bで説明した内容との重複説明は、省略し、追加される構成要素について詳細に説明する。
振動子100と接触する金属体200は、振動子から振動を伝達されて振動する。金属体200が共に振動することにより、振動子100の振動効率が減少し、振動子構造体10が全体として振動することになり、振動子構造体10が含まれたエアロゾル生成装置のユーザに不便さが提供されうる。これにより、振動子構造体10の全体的な振動を防止または低減するための構造設計が必要にもなる。
該弾性体は、金属体200と結合して振動子100の振動を伝達されて金属体200の振動を吸収する。該弾性体は、例えば、ゴム、シリコン、合成樹脂及び多孔性物質のうち、いずれか1つによって作製されうるが、それに限定されるものではなく、金属体200に伝達された振動を吸収または減衰させうる他のいかなる素材によっても作製されうる。
一実施例によれば、該弾性体は、金属体200の上部と結合する第1弾性体400と金属体200の下部と結合する第2弾性体500を含む。例えば、第1弾性体400は、金属体200の外面の少なくとも一部を取り囲むように配置され、第2弾性体500は、金属体200の内面の少なくとも一部を取り囲むようにも配置される。
第1弾性体400と金属体200は、締まり嵌めまたはスナップフィット方式で結合され、第2弾性体500と金属体200も締まり嵌めまたはスナップフィット方式で結合される。これにより、別途の締結要素なしにも、金属体200と第1弾性体400及び第2弾性体500との結合がなされ、振動子構造体10の分解組立が容易になる。
弾性体と金属体200との結合方式は、上述した例示に限定されるものではなく、結合ネジまたはキー(key)のような別途の締結要素が用いられる。
一実施例によれば、第1弾性体400は、金属体200に収容された振動子100の第1面110の少なくとも一部を外部に露出させるホール部410を含む。ホール部410は、エアロゾル生成装置で流体が外部に移動する排出通路と連通されうる。これにより、振動子100で生成されたエアロゾルは、ホール部410を通じて振動子構造体10の外部に移動し、さらに、排出通路に沿って移動し、エアロゾル生成装置の外部に排出されうる。
第2弾性体500は、振動子100の第2面120の少なくとも一部と接触する。例えば、振動子100は、金属体200の上部電極210と第2弾性体500との間に位置し、第2弾性体500によって下部電極300から上部電極210に向かう方向に加圧されうる。これにより、振動子100と金属体200との間における電気的な接触がさらに堅固になり、振動子100と金属体200に沿って流れる電気エネルギーの伝達がさらに円滑になる。
他の実施例によれば、金属体200は、振動子100の第1面110から第2面120に向かう方向と平行な方向に第1弾性体400及び第2弾性体500と同軸に結合されうる。例えば、金属体200、第1弾性体400及び第2弾性体500は、振動子100の第1面110及び第2面120に垂直方向から見たとき、同じ断面形状を有するようにも作製される。これにより、第1弾性体400の内部に金属体200が結合され、金属体200の内部に第2弾性体500が結合されうる。
例えば、金属体200、第1弾性体400及び第2弾性体500は、ほぼ円筒状でもあり、金属体200、第1弾性体400及び第2弾性体500は、互いに異なる直径の3個の円筒が互いに対して配置される方式で結合されうる。
加圧体550は、振動子100及び下部電極300の少なくとも一部と接触して振動子100と下部電極300との接触を保持する。例えば、加圧体550は、ゴムまたはシリコン材質によって作製され、振動子100の第2面120または第2電極121の少なくとも一部と密着されるように接触し、下部電極300の外面の少なくとも一部と密着されるように接触して、第2電極121と下部電極300との接触が堅固に保持されるように加圧することができる。
一実施例において、加圧体550は、金属体200の内部で結合する第2弾性体500の内側に位置し、下部電極300を取り囲む構造でもある。他の実施例において、加圧体550は、第2弾性体500と一体に形成され、下部電極300を取り囲む構造でもある。
また他の実施例において、加圧体550と下部電極300は、互いに噛み合う構造によって作製される。例えば、図4Bに図示されたように、下部電極300及び加圧体550は、断面が階段状構造によって作製されて互いに堅固に結合されうる。これにより、下部電極300と第2電極121との接触が容易には分離されない。
支持体600は、金属体200を支持する。例えば、支持体600は、金属体200の上部電極210が位置する側の反対側に位置して金属体200を支持する。特に、支持体600の上面は、金属体200の下面と接触し、金属体200の下面に反力を提供することができる。
支持体600は、金属体200内部に位置する他の構成要素を支持する。例えば、支持体600は、金属体200と結合された第1弾性体400及び/または第2弾性体500を支持する。
一実施例において、支持体600は、第2弾性体500または加圧体550の外面の少なくとも一部を取り囲む構造でもある。他の実施例において、支持体600の外面の少なくとも一部は、第2弾性体500及び/または加圧体550の外面の少なくとも一部と噛み合う構造でもあり、支持体600と第2弾性体500及び/または支持体600と加圧体550は、互いに締まり嵌め方式で結合されうる。
支持体600と結合された第2弾性体500及び加圧体550は、金属体200と堅固に結合されており、支持体600と金属体200との結合も堅固に保持されうる。また、支持体600と結合された加圧体550は、下部電極300及び振動子100との結合を保持する。これにより、振動子構造体10に含まれた構成要素間の有機的な結合が堅固になされる。
一実施例によれば、支持体600は、金属体200と連結される通電部610を含み、金属体200を支持する。例えば、支持体600の通電部610は、金属体200の側壁220の末端221から金属体200と電気的に連結されうる。
一実施例において、支持体600の一部は、不導体(例えば、ゴム、合成樹脂、プラスチック)によって作製され、残りの一部は、導電性物質によって作製された通電部610でもある。他の実施例において、支持体600は、全体として導電性物質によって作製され、金属体200を支持すると共に、金属体200に電気エネルギーを伝達する通電部610の機能も遂行する。
通電部610の一側は、金属体200と電気的に連結され、一側の反対側である他側は、振動子構造体10の外部電源と電気的に連結される。特に、通電部610の一側は、支持体600の上面に位置し、他側は、支持体600の下面に位置する。
支持体600が通電部610を含むことにより、金属体200を通過する電気エネルギーは、振動子構造体10の外部に伝達されるか、振動子構造体10の外部に印加された電気エネルギーが金属体200に伝達されうる。
一実施例によれば、支持体600は、電気エネルギーを供給する外部端子の下部電極との連結を許容する貫通口620をさらに含んでもよい。一例として、貫通口620は、図4Bに図示されたように、支持体600の中心部に位置し、貫通口620には、下部電極300の一端部が位置する。
他の例として、貫通口620を介して外部端子が挿入されて下部電極300と外部端子とが連結されうる。外部端子は、例えば、ポゴピン、C-クリップまたはFPCBのうち、少なくともいずれか1つを含む。外部端子が貫通口620に挿入されることにより、外部端子と下部電極300とが電気的に連結され、これにより、振動子構造体10に電気エネルギーが印加されうる。
このように、支持体600は、金属体200の末端221側に位置して金属体200及び金属体200内部の構成要素を支持する。また、支持体600を通じて振動子構造体10は、外部電源及び/または外部端子と連結されうる。これにより、支持体600の通電部610、金属体200、振動子100、下部電極300、そして外部端子に沿って電気エネルギーが伝達される電気回路が形成されうる。
金属体200と接触する支持体600及び下部電極300と連結された振動子100において、支持体600または通電部610が正極(+)であり、下部電極300が負極(-)である。選択的に、支持体600または通電部610が負極(-)であり、下部電極300が正極(+)である。
図5は、一実施例に係わる振動子構造体における熱の流れを説明するための図面である。
図5を参照すれば、一実施例に係わる振動子構造体10は、振動子100、第1電極111、第2電極121、金属体200、下部電極300及び支持体600を含む。
図5の振動子構造体10は、図3A及び図3Bの振動子構造体10において支持体600が追加されたものでもあり、以下、図3A及び図3Bで説明した内容と重複する説明は、省略する。
振動子100を構成する物質または振動子100の素材によって、振動子100の固有の特性が異なり、同一物質または素材からなる場合にも、振動子100の温度によって固有の特性が異なる。ここで、振動子100の固有の特性は、例えば、共振周波数(resonant frequency)または、インピーダンス(impedance)でもある。
一実施例において、振動子100の温度がキュリー温度(Curie temperature)に到逹すれば、振動子100の共振周波数及びインピーダンスのうち、少なくともいずれか1つが異なる。
物質のキュリー温度は、磁性体が強磁性(ferromagnetism)状態から常磁性(paramagnetism)状態に変わるか、その反対に変わる遷移温度(transition temperature)を意味し、振動子100のキュリー温度は、例えば、約250~300℃でもある。
振動子100に持続的に電気エネルギーが印加されることによって発振する振動子100によって熱(heat)が発生し、これにより、振動子100の温度が持続的に上昇しうる。
振動子100の持続的な発熱によって振動子100の温度がキュリー温度に到逹すれば、振動子100は、インピーダンスまたは共振周波数の急変によって正常に作動しない場合もある。これにより、振動子100で生じる熱による振動子100の過熱を防止するための振動子構造体10の放熱構造または熱循環構造が必要にもなる。
一実施例によれば、金属体200及び支持体600は、熱伝導性素材を含み、振動子100で発生する熱を伝達されて振動子100の過熱を防止することができる。例えば、金属体200及び支持体600は、ステンレス鋼、銀、銅及びアルミニウムのうち、少なくともいずれか1つの素材を含み、振動子100から熱を伝達されうる。
金属体200及び支持体600は、振動子100で発生する熱を共有して振動子100のキュリー温度までの温度上昇を防止することができる。例えば、振動子100で発生する熱は「A方向」に沿って伝達されて振動子100の熱が分散されうる。これにより、熱は、振動子100の外部に放出され、結果として、振動子100の過熱が防止されて振動子100の安定し、かつ持続的な運用が可能になる。
熱伝導性素材を含む金属体200及び/または支持体600の質量及び/または体積が増加することにより、金属体200及び/または支持体600は、振動子100からさらに多くの熱を伝達され、振動子100の過熱防止効率が向上しうる。また、振動子100と金属体200の接触面積及び/または金属体200と支持体600の接触面積が増加することにより、振動子100で発生した熱意熱伝逹量が向上して振動子100の放熱効率が向上しうる。
一実施例において、振動子100と金属体200とが接触する位置、または金属体200と支持体600とが接触する位置に熱の伝達率を向上させるインターフェース物質が塗布されうる。インターフェース物質は、例えば、サーマルグリース(thermal grease)でもあるが、それに限定されるものではない。
他の実施例によれば、金属体200及び支持体600のうち、少なくともいずれか1つは、少なくとも1つの放熱フィン(cooling fin)630をさらに含んでもよい。例えば、少なくとも1つの放熱フィン630が支持体600の外部面の円周に沿って配置されるか、長手方向(例えば、y方向)に沿って配置される。
金属体200または支持体600に放熱フィン630がさらに含まれることにより、振動子構造体10の外部との熱伝逹面積が増加して振動子構造体10の放熱効率が向上しうる。
図6Aは、一実施例に係わるカートリッジを含むエアロゾル生成装置の斜視図であり、図6Bは、図6Aのカートリッジ部分を示す断面図である。
図6A及び図6Bを参照すれば、一実施例に係わるエアロゾル生成装置10000は、振動子構造体10を含むカートリッジ2000及び本体1000を含む。
カートリッジ2000は、液体保存部20、液体保存部20に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯30、及び芯30を通じて振動子100に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる振動子構造体10を含む。振動子構造体10は、印加される電気エネルギーによって振動する振動子100を含む。振動子100は、第1面と第1面反対側の第2面を含み、第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極、第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極、振動子100を収容し、第1電極の少なくとも一領域と接触して外部から印加される電気エネルギーが第1電極に伝達される金属体200が含まれる。
図6A及び図6Bのエアロゾル生成装置10000に適用された振動子構造体10は、図4A及び図4Bの振動子構造体10と同一であり、図3A及び図3Bの振動子構造体がエアロゾル生成装置10000に適用されうる。以下では、振動子構造体10と係わって説明した内容は、省略し、カートリッジ2000及びエアロゾル生成装置10000を中心に説明する。
本体1000は、カートリッジ2000に電気エネルギーを印加するバッテリ1100及びエアロゾル生成装置10000の全般的な動作を制御するプロセッサ1200を含む。また、本体1000は、エアロゾル生成装置10000の作動に必要な他の構成要素を含む。例えば、本体1000は、カートリッジ2000に含まれた振動子構造体10と、本体1000を電気的に連結する外部端子(図示せず)を含む。
エアロゾル生成装置10000は、本体1000とカートリッジ2000の結合に具現されうる。例えば、本体1000とカートリッジ2000が結合しながら外部端子と振動子構造体10が電気的に連結されうる。これにより、バッテリ1100から振動子構造体10に電気エネルギーが印加され、プロセッサ1200が振動子構造体10の作動を制御することで、エアロゾル生成装置10000が動作する。
カートリッジ2000の一端部には、マウスピース2100が位置し、マウスピース2100からカートリッジ2000の内部に沿って、エアロゾルが移動する排出通路2500が形成されうる。また、カートリッジ2000の内部には、液体保存部20、芯30、振動子構造体10及び外気が流入される気流通路(図示せず)が位置する。
液体保存部20は、エアロゾル生成物質を収容し、振動子構造体10にエアロゾル生成物質を供給するための液状通路31を含む。例えば、液状通路31は、液体保存部20と振動子構造体10との間に位置する。
芯30は、液状通路31と隣接して位置して振動子100側にエアロゾル生成物質を伝達する。例えば、芯30は、液状通路31から振動子100の第1面110まで延びて液体保存部20に存在するエアロゾル生成物質を振動子100に伝達しうる。芯30は、例えば、綿繊維、セラミック繊維、メラミン(melamine)樹脂を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。
図6Bに図示されたように、第1弾性体400の少なくとも一領域には、芯30が延びる間隙が存在する。芯30は、そのような間隙に位置して液状通路31から振動子構造体10の内部まで連結されうる。すなわち、エアロゾル生成物質は、液状通路31を通じて芯30に移動し、芯30に沿って振動子100側に伝達されうる。
本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、本開示の範囲から外れず、変形された形態によっても具現されるということを理解できるであろう。したがって、本開示の実施例は、説明的な例として見なされねばならず、本開示の範囲を制限すると解釈されてはならない。本開示の範囲は、前述した説明ではなく、請求範囲に示されておらず、本開示の実施例の全ての変形、置換、及び改善は、本開示に含まれていると解釈されねばならない。

Claims (12)

  1. 印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と、前記第1面の反対側の第2面を含む振動子と、
    前記第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極と、
    前記第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極と、
    前記振動子を収容し、前記第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体と、を含み、
    前記金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが前記第1電極に伝達される、振動子構造体であって、
    前記振動子構造体は、前記金属体と電気的に連結される通電部と、前記金属体を支持する支持体と、をさらに含み、
    前記支持体は、前記振動子で発生する熱を伝達される熱伝導性素材と、前記支持体の表面に少なくとも1つの放熱フィン(cooling fin)を含む、振動子構造体
  2. 前記金属体は、前記振動子を収容する中空を形成する側壁及び前記第1電極と接触する上部電極を含む、請求項1に記載の振動子構造体。
  3. 前記第1電極は、前記第1面の縁部に沿って配置され、
    前記上部電極は、前記側壁から前記第1面の中心に向かう方向に突出した、請求項2に記載の振動子構造体。
  4. 前記第2電極は、前記第2面の縁部から離隔された位置に配置され、
    下部電極が前記中空に収容されて前記第2電極と接触する、請求項2に記載の振動子構造体。
  5. 前記金属体と結合して前記振動子の振動を伝達されて振動を吸収する弾性体をさらに含む、請求項1に記載の振動子構造体。
  6. 前記弾性体は、
    前記金属体の上部と結合する第1弾性体と、前記金属体の下部と結合する第2弾性体と、を含む、請求項5に記載の振動子構造体。
  7. 前記金属体は、前記振動子の第1面から第2面に向かう方向に前記第1弾性体及び前記第2弾性体と同軸に結合される、請求項6に記載の振動子構造体。
  8. 前記振動子及び前記下部電極の少なくとも一部と接触する加圧体をさらに含む、請求項4に記載の振動子構造体。
  9. 前記支持体は、外部端子と前記下部電極とが連結される貫通口をさらに含む、請求項に記載の振動子構造体。
  10. 前記金属体は、前記振動子で発生する熱(heat)を伝達される熱伝導性素材を含む、請求項1に記載の振動子構造体。
  11. 液体保存部と、
    前記液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯と、
    振動子構造体と、を含み、
    前記振動子構造体は、
    印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と、前記第1面の反対側の第2面を含む振動子と、
    前記第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極と、
    前記第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極と、
    前記振動子を収容し、前記第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体と、を含み、
    前記振動子構造体は、前記芯を介して前記振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させ
    前記金属体を介して外部電源から印加される電気エネルギーが前記第1電極に伝達される、カートリッジであって、
    前記振動子構造体は、前記金属体と電気的に連結される通電部と、前記金属体を支持する支持体と、をさらに含み、
    前記支持体は、前記振動子で発生する熱を伝達される熱伝導性素材と、前記支持体の表面に少なくとも1つの放熱フィンを含む、カートリッジ
  12. 液体保存部、及び前記液体保存部に保存されたエアロゾル生成物質を吸収する芯を含むカートリッジと、
    前記カートリッジに電気エネルギーを供給するバッテリと、
    振動子構造体と、を含み、
    前記振動子構造体は、
    印加される電気エネルギーによって振動し、第1面と、前記第1面の反対側の第2面を含む振動子と、
    前記第1面の少なくとも一領域に配置される第1電極と、
    前記第2面の少なくとも一領域に配置される第2電極と、
    前記振動子を収容し、前記第1電極の少なくとも一領域と接触する金属体と、を含み、
    前記金属体を介して前記バッテリから印加される電気エネルギーが前記第1電極に伝達され、
    前記振動子構造体は、前記芯を介して前記振動子に供給されるエアロゾル生成物質を霧化させる、エアロゾル生成装置であって、
    前記振動子構造体は、前記金属体と電気的に連結される通電部と、前記金属体を支持する支持体と、をさらに含み、
    前記支持体は、前記振動子で発生する熱を伝達される熱伝導性素材と、前記支持体の表面に少なくとも1つの放熱フィンを含む、エアロゾル生成装置
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