JP7393481B1 - 歩行訓練パラメータを即時調整する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステップ(a)において、筋弛緩状態下で検出した第一ユーザーの筋弛緩歩行データーと、主動出力状態下で検出した第一ユーザーの主動出力歩行データーを収集し、続いて第一ユーザーの主動出力歩行データーおよび筋弛緩歩行データーの比に基づいて標準的な運動模式を作成する。ステップ(b)において、第二ユーザーの運動模式を読み取る。第二ユーザーの運動模式は筋弛緩状態下で検出した第二ユーザーの筋弛緩歩行データーを含む。第二ユーザーの筋弛緩歩行データーと標準的な運動模式とを統合し、パーソナライズ化のトレーニング模式を推測する。ステップ(c)において、第二ユーザーの実際のトレーニング状態がパーソナライズ化のトレーニング模式の基準を満たすか否かを判定し、続いてパーソナライズ化のトレーニング模式を調整することによって補助トレーニング模式を提供する。
【選択図】図1
Description
図1および図3に示すように、本発明の一実施形態による歩行訓練パラメータを即時調整する方法10は、歩行訓練設備100に適用される。歩行訓練設備100は検出ユニット、トレーニングユニットおよび制御ユニットを備える。検出ユニットは両足裏用力センサーと両膝用圧力センサーを有する。両足裏用力センサーは左足力センサー101および右足力センサー102である。両膝用圧力センサーは左膝圧力センサー103および右膝圧力センサー104である。トレーニングユニットは二つのペダル11と、ユーザーの下肢のトレーニングを行う部材とを有する。左足力センサー101は一つのペダル11に配置される。右足力センサー102は別の一つのペダル11に配置される。
制御ユニットは検出ユニットおよびトレーニングユニットに電気的に接続されたうえでトレーニングユニットの作動を制御する。制御ユニットは分析および計算能力を有するCPU(Central Processing Unit)またはメッセージ処理ユニットであるが、これに限定されない。第一ユーザーまたは第二ユーザーが歩行訓練設備100を利用する際、歩行訓練設備100は歩行訓練パラメータを即時調整する方法10に従って制御、演算および作動する。歩行訓練パラメータを即時調整する方法10はステップ(a)、ステップ(b)およびステップ(c)を含む。
本実施形態において、左足力センサー101および右足力センサー102はロードセル(Load Cell)であるが、これに限定されない。左膝圧力センサー103および右膝圧力センサー104はフィルム型圧力センサーであるが、これに限定されない。つまり、ユーザーは実際の状況に応じて適切なセンサーを選択することができる。
制御ユニットは第一ユーザーの主動出力歩行データーおよび筋弛緩歩行データーの比に基づいて標準的な運動模式(図3d参照)を作成する。筋弛緩状態とは歩行訓練中のユーザーが特に力を入れなくてもよい状態のことである。このとき歩行訓練設備100の制御ユニットはトレーニングユニットによってユーザーに足を運動させる。主動出力状態とはユーザーがトレーニングユニットに従って主動出力して両足を動かす状態のことである。
本実施形において、上部検出素子105の中心が100mmに位置し、下部検出素子106の中心が10mmに位置する場合、上部検出素子105の中心点から下部検出素子106の下端面までの最短距離をX1に設定し、下部検出素子106中心点から下部検出素子106の下端面までの最短距離をX2に設定すれば、左膝圧力センサー103または右膝圧力センサー104の圧力中心位置は式1で算出される。
本実施形態において、図5aに示すように、パーソナライズ化のトレーニング模式のグラフは10%、15%、20%、25%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%および100%の難易度によって作成される。図5aには100%難易度グラフL1と10%難易度グラフL12だけが表示される。そのほかの難易度グラフは省略される。言い換えれば、上述した技術的特徴により、異なる難易度のパーソナライズ化のトレーニング模式を作成することができる。難易度グラフは本実施形態に限定されず、実際のニーズに応じて調整されてもよい。
股関節屈曲可動域F2および膝伸展範囲F3、即ち右足が持ち上がる段階において、右足力センサー102で検出した数値が低ければ低いほど、パーソナライズ化のトレーニング模式の難易度が高くなる。右足力センサー102で検出した数値が高ければ高いほど、パーソナライズ化のトレーニング模式の難易度が低くなる。つまり、歩行周期45から100までの間で最も下のグラフは100%難易度グラフL1である。最も上のグラフは10%難易度グラフL12である。
トレーニングユニットが減速した後、第二ユーザーが基準を満たす場合、制御ユニットはトレーニングユニットに運動速度を38%ずつ上げさせ、最初の速度設定の100%を最大限度に設定する。ワンタッチで判定する方法は下記のとおりである。歩行周期の重心移動域F1、股関節屈曲可動域F2および膝伸展範囲F3のいずれ一つの区間内に任意の一つのデーターがパーソナライズ化のトレーニング模式の基準を満たせば、第二ユーザーはパーソナライズ化のトレーニング模式の基準に至ると判定されるため、パーソナライズ化のトレーニング模式を調整しようとする際、第二ユーザーの持続的な出力を抑制する。
股関節屈曲可動域F2において検出した第二ユーザーのデーターがパーソナライズ化のトレーニング模式の予測値の80%以下であれば、第二ユーザーの実際のトレーニング状態がパーソナライズ化のトレーニング模式に対応できないと判定される。股関節屈曲可動域F2において検出した第二ユーザーのデーターがパーソナライズ化のトレーニング模式の予測値の50%に達すれば、第二ユーザーが歩行訓練のみを受けたと判定される。パーソナライズ化のトレーニング模式において、5回の歩行周期の歩行訓練を第二ユーザーが受けた後、そのうちの四回のデーターがパーソナライズ化のトレーニング模式の基準を満足させれば、制御ユニットはパーソナライズ化のトレーニング模式の難易度を上げることによって補助トレーニング模式を提供する。そのうちの四回のデーターがパーソナライズ化のトレーニング模式の基準を満足させなければ、制御ユニットはパーソナライズ化のトレーニング模式の難易度を下げることによって補助トレーニング模式を提供する。
100 歩行訓練設備
101 左足力センサー
102 右足力センサー
103 左膝圧力センサー
104 右膝圧力センサー
105 上部検出素子
106 下部検出素子
11 ペダル
F1 重心移動域
F2 股関節屈曲可動域
F3 膝伸展範囲
L1 100%難易度グラフ
L12 10%難易度グラフ
Claims (5)
- 歩行訓練設備に適用され、ステップ(a)、ステップ(b)およびステップ(c)を含む歩行訓練パラメータを即時調整する方法であって、
前記歩行訓練設備は検出ユニット、トレーニングユニットおよび制御ユニットを備え、
前記制御ユニットは前記検出ユニットおよび前記トレーニングユニットに電気的に接続されたうえで前記トレーニングユニットの作動を制御し、
前記ステップ(a)において、前記検出ユニットは少なくとも第一ユーザーに対し、筋弛緩状態下で歩行訓練を通して検出した筋弛緩歩行データーと、主動出力状態下で前記歩行訓練を通して検出した主動出力歩行データーと、を収集し、前記制御ユニットは前記第一ユーザーの前記主動出力歩行データーおよび前記筋弛緩歩行データーの比に基づいて標準的な運動模式を作成し、
前記ステップ(b)において、前記制御ユニットは第二ユーザーの運動模式を読み取り、前記第二ユーザーの運動模式は筋弛緩状態下で前記歩行訓練を通して検出した前記第二ユーザーの筋弛緩歩行データーを含み、続いて、前記制御ユニットは前記第二ユーザーの前記筋弛緩歩行データーと前記標準的な運動模式とを統合し、少なくとも一つのパーソナライズ化のトレーニング模式を推測し、前記パーソナライズ化のトレーニング模式の難易度の高い及び低いの度合いを特定する難易度グラフを作成し、
前記ステップ(c)において、前記第二ユーザーの実際のトレーニング状態が少なくとも一つの前記パーソナライズ化のトレーニング模式の基準を満たすか否かを、前記制御ユニットが判定し、続いて前記難易度グラフに対応する少なくとも一つの前記パーソナライズ化のトレーニング模式を調整することによって補助トレーニング模式を提供することを特徴とする歩行訓練パラメータを即時調整する方法。 - 前記歩行訓練は少なくとも一つの歩行周期を有し、前記歩行周期は重心移動域、股関節屈曲可動域および膝伸展範囲に分けられることを特徴とする請求項1に記載の歩行訓練パラメータを即時調整する方法。
- 前記ステップ(b)において、前記パーソナライズ化のトレーニング模式を前記制御ユニットによって推測する計算方式は下記のとおりであり、
前記第二ユーザーの筋肉を弛緩させたうえで検出した数値に基づいて前記歩行周期中の最大筋弛緩状態値および最小筋弛緩状態値を算出し、
続いて、前記第二ユーザーを主動出力させたうえで前記歩行周期中の最大主動出力値および最小主動出力値を前記標準的な運動模式に基づいて推測し、
続いて、前記第二ユーザーを主動出力させたうえで前記検出ユニットを通して検出した数値に基づいて前記歩行周期中の実際の最大主動出力値および最小主動出力値を算出し、
続いて、実際の前記最大主動出力値、推測した前記最大主動出力値および前記最大筋弛緩状態値に基づいて前記重心移動域の出力程度を計算し、実際の前記最小主動出力値、推測した前記最小主動出力値および前記最小筋弛緩状態値に基づいて前記股関節屈曲可動域の出力程度を計算し、
続いて、比較的低い出力程度に基づいて前記第二ユーザーの前記パーソナライズ化のトレーニング模式を作成することを特徴とする請求項2に記載の歩行訓練パラメータを即時調整する方法。
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