JP7390802B2 - 情報処理装置、プログラム、及び車両の比較検討支援方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び車両の比較検討支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の維持コストをシミュレーションする技術に関する。
自動車を購入する際の判断材料とするため、車両の維持費をシミュレーションする技術が知られている。例えば特許文献1には、対象となる車両について、標準維持費と推奨維持費とを並列表示する技術が記載されている。
特開2006-281966号公報
近年、電気をエネルギー源とする自動車が普及しており、自動車の維持費は使用者の自宅の電気料金とも密接な関係にある。しかし、特許文献1に記載の技術においては、自宅の電気料金は考慮されなかった。
これに対し本発明は、使用者の自宅の電気料金を考慮して、車両の維持コストをシミュレーションする技術を提供する。
本開示の一態様によれば、以下の(A)~(D)の情報を取得する取得手段と、
(A)あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する第1情報、
(B)前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する第2情報、
(C)前記ユーザが支払う電気料金の計算に用いられる第3情報、及び
(D)前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報、
少なくとも前記第1乃至第4情報を用いて計算された、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コストを出力する出力手段とを有する情報処理装置が提供される。
また、本開示の一態様によれば、コンピュータに、あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する第1情報の入力を受け付けるステップと、前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する第2情報の入力を受け付けるステップと、前記ユーザが支払う電気料金の計算に用いられる第3情報の入力を受け付けるステップと、前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報の入力を受け付けるステップと、少なくとも前記第1乃至第4情報を用いて計算された、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コストを出力するステップとを実行させるためのプログラムが提供される。
また、本開示の一態様によれば、コンピュータに、あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する第1情報を取得するステップと、前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する第2情報を取得するステップと、前記ユーザが支払う電気料金の計算に用いられる第3情報を取得するステップと、前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報を取得するステップと、少なくとも前記第1乃至第4情報を用いて前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コストを計算するステップと、前記金銭的コストを出力するステップとを実行させるためのプログラムが提供される。
さらに、本開示の一態様によれば、あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する第1情報の入力を受け付けるステップと、前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する第2情報の入力を受け付けるステップと、前記ユーザが支払う電気料金の計算に用いられる第3情報の入力を受け付けるステップと、前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報の入力を受け付けるステップと、少なくとも前記第1乃至第4情報を用いて、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コストを計算するステップと、前記金銭的コストを出力するステップとを有する車両の比較検討支援方法が提供される。
本発明によれば、使用者の自宅の電気料金を考慮して、車両の維持コストをシミュレーションすることができる。
一実施形態に係るコスト比較システムのシステム構成を例示する図。 コスト比較システムの機能構成を例示する図。 ユーザ端末のハードウェア構成を例示する図。 サーバのハードウェア構成を例示する図。 コスト比較システムの動作を示すシーケンスチャート。 比較対象の車種を指定するための画面を例示する図。 車種DBを例示する図。 自動車の維持費の計算に用いられる情報を入力するための画面を例示する図。 電気料金の計算に用いられる情報を入力するための画面を例示する図。 電力プランDBを例示する図。 省エネルギー設備の使用に関する情報を入力するための画面を例示する図。 省エネルギー設備DBを例示する図。 自動車を購入する際の割引に関する情報を入力するための画面を例示する図。 コスト計算の詳細を例示する図。 車種と走行様式とを対応させるテーブルを例示する図。 コストの比較画面を例示する図。
1.構成
図1は、一実施形態に係るコスト比較システム1のシステム構成を例示する図である。コスト比較システム1は、車両の購入を支援するため、対象となる複数の車両のコスト比較を行う。購入とは、買い換え又は新規購入をいう。また、車両とは、電力又は化石燃料をエネルギー源として走行する装置をいい、例えば、自動車、電動バイク、及びパーソナルモビリティを含む。自動車は、ガソリン車及び電気自動車を含む。ここでいう電気自動車は、二次電池に蓄えた電気エネルギーを用いて走行し、かつ外部電源からこの二次電池を充電できる自動車をいい、いわゆるEV(Electric Vehicle)及びPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)を含む。コスト比較システム1は、ユーザ端末10及びサーバ20を有する。サーバ20は、ユーザに対しコスト比較サービスを提供する。ユーザ端末10は、ユーザとコスト比較システム1との入出力インターフェースとして機能する。なおコスト比較システム1のユーザは、例えば、一般ユーザ又は自動車販売店の営業員である。コスト比較システム1は、比較対象の車両の少なくとも一方が電力をエネルギー源とする車両である場合に好適である。以下、比較対象の車両が自動車である場合を例に説明する。
図2は、コスト比較システム1の機能構成を例示する図である。コスト比較システム1は、取得手段11、出力手段12、取得手段21、計算手段22、記憶手段23、及び出力手段24を有する。この例において、取得手段11及び出力手段12はユーザ端末10に、取得手段21、計算手段22、記憶手段23、及び出力手段24はサーバ20に、それぞれ実装される。
取得手段11は、各種情報を取得する。一例において、取得手段は、ユーザによる各種情報の入力を受け付ける。取得手段11が入力を受け付ける情報には、例えば以下の(A)~(G)が含まれる。
(A)比較検討の対象となる自動車の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する第1情報。なお第1車種は本実施形態でいう電気自動車である。
(B)比較検討の対象となる自動車の車種である第2車種を特定する第2情報。なお第2車種は、二次電池を有さない自動車(例えばガソリン車)であってもよい。
(C)ユーザが支払う電気料金の計算に用いられる第3情報。第3情報は、例えば、ユーザの自宅における特定月の電気料金を示す情報、又はユーザの自宅における電力プラン(例えば、いわゆる契約アンペア)を示す情報である
(D)自動車を維持するエネルギーコスト(例えば燃費又は電費)の計算に用いられる第4情報。第4情報は、例えば、自動車の走行距離及び乗り方(通勤又はレジャー等)を示す情報である。
(E)前記ユーザの自宅における電気の使用パターンを特定する第5情報。第5情報は、例えば、ユーザの自宅に同居する家族構成を示す情報、又はユーザの自宅に設置されているHEMS(Home Energy Management System)などの消費電力量を計測する計測装置から得られる電力使用量の実データである。
(F)ユーザの自宅外の充電器で自動車を充電する頻度を特定する第6情報。
(G)ユーザの自宅における省エネルギー設備の使用パターンを特定する第7情報。省エネルギー設備とは、家庭の電力消費を削減するための電気設備をいい、例えば、太陽光発電設備、コジェネレーション設備、潜熱回収型ガス給湯器、又はヒートポンプ式給湯器をいう。
なお上記(A)~(G)の情報がすべて用いられる必要はなく、一部の情報は省略されてもよい。例えば、(A)~(D)の情報だけが用いられ、他の情報は用いられなくてもよい。
取得手段21は、取得手段11を介して入力された情報を取得する。計算手段22は、取得手段21によって取得された情報を用いて、第1車種及び第2車種の自動車について、乗り換え(すなわち購入)及び所定期間の維持に要する金銭的コストを計算する。記憶手段23は、各種のデータを記憶する。記憶手段23に記憶されるデータには、計算手段22がコストの計算をする際に参照される種々のデータベースが含まれる。出力手段24は、計算手段22によって計算された金銭的コストを、外部装置、例えばユーザ端末10に出力する。
図3は、ユーザ端末10のハードウェア構成を例示する図である。ユーザ端末10は、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、ストレージ103、通信IF(InterFace)104、入力装置105、及び出力装置106を有するコンピュータ装置(又は情報処理装置)、例えばスマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータである。CPU101は、プログラムに従って各種の演算を行う処理装置である。メモリ102は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する主記憶装置である。ストレージ103は、各種のプログラム及びデータを記憶する補助記憶装置である。通信IF104は、所定の規格に従って通信を行うためのインターフェースである。通信IF104は、LTE(Long Term Evolution、登録商標)等の規格に従って無線通信を行うものであってもよいし、イーサネット(登録商標)等の規格に従って有線通信を行うものであってもよい。入力装置105は、ユーザがユーザ端末10に情報又は指示を入力するための装置、例えば、タッチセンサー、キーボード、又はマウスである。出力装置106は、ユーザに対して情報を出力するための装置、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。
この例において、ストレージ103は、コンピュータ装置をコスト比較システム1におけるユーザ端末10として機能させるためのプログラム(以下「クライアントプログラム」という。)を記憶している。クライアントプログラムは、コスト比較システム1専用のものであってもよいし、汎用のウェブブラウザであってもよい。CPU101がクライアントプログラムを実行することにより、コンピュータ装置に図2の機能が実装される。CPU101がクライアントプログラムを実行している状態において、CPU101及び入力装置105が取得手段11の一例であり、CPU101及び出力装置106が出力手段12の一例である。
図4は、サーバ20のハードウェア構成を例示する図である。サーバ20は、CPU201、メモリ202、ストレージ203、及び通信IF204を有するコンピュータ装置(又は情報処理装置)である。CPU201は、プログラムに従って各種の演算を行う処理装置である。メモリ202は、CPU201がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する主記憶装置である。ストレージ203は、各種のプログラム及びデータを記憶する補助記憶装置である。通信IF204は、所定の規格(例えばイーサネット(登録商標))に従って通信を行うためのインターフェースである。
この例において、ストレージ203は、コンピュータ装置をコスト比較システム1におけるサーバ20として機能させるためのプログラム(以下「サーバプログラム」という。)を記憶している。CPU201がサーバプログラムを実行することにより、コンピュータ装置に図2の機能が実装される。CPU201がサーバプログラムを実行している状態において、通信IF204が取得手段21及び出力手段24の一例であり、CPU201が計算手段22の一例であり、メモリ202及びストレージ203の少なくとも一方が記憶手段23の一例である。
2.動作
図5は、コスト比較システム1の動作を示すシーケンスチャートである。ここでは、以下の事例を想定する。コスト比較システム1のユーザは、自動車会社Xの系列自動車販売店の営業員である。ユーザ端末10は自動車販売店の備品である。この営業員の担当顧客が、現在の自動車(例えばガソリン車)からEV車(X社製:車種A)への乗り換え(すなわち買い換え)を検討している。この顧客が買い換えの候補としている車は、X社製の車種A及び車種Bである。営業員は、自社製品である車種A及び車種Bを、金銭的コストの観点から比較説明しようとしている。
まず、ユーザ端末10は、ユーザの操作に応じてサーバ20にアクセスする(ステップS1)。ユーザ端末10からのアクセスを受けると、サーバ20は、以下の処理に用いる情報を入力するための入力画面のデータをユーザ端末10に送信する(ステップS2)。ユーザは、ユーザ端末10の画面に表示される案内を見ながら、要求される情報を入力する。ユーザ端末10は、入力された情報をサーバ20に送信する(ステップS3)。以下、入力画面、及びその入力画面から入力される情報の例を示す。
図6は、比較対象の車種を指定するための画面を例示する図である。ここでは第1車種及び第2車種の、2つの車種が比較される例を示す。この画面は、領域91及び領域92の2つの領域を含む。領域91は、第1車種に関する情報(第1情報の一例)を入力及び表示するための領域である。領域92は、第2車種に関する情報(第2情報の一例)を入力及び表示するための領域である。領域91は、入力欄911、入力欄912、入力欄913を有する。入力欄911は、メーカー名を入力するための欄である。入力欄912は、車種名を入力するための欄である。入力欄913は、グレードを入力するための欄である。入力欄911~913は、プルダウンメニュー(又はプルダウンリスト)形式のUIオブジェクトである。メーカー名が入力されると、車種名が絞り込まれる。車種名が入力されると、グレードが絞り込まれる。領域92も、領域91と同様のUIオブジェクトを有する。領域91には、購入を検討している電気自動車に関する情報が入力される。領域92には、現在所有している自動車又は購入を検討している他の電気自動車に関する情報が入力される。なお、領域91及び領域92に入力される情報はこの例と逆でもよい。ボタン93は、次の入力画面に進む指示を入力するためのUIオブジェクトである。サーバ20は、プルダウンメニューに含まれる項目を、車種DB(Database)から取得する。
図7は、車種DBを例示する図である。この例において、車種DBは、メーカー名、車種、グレード、及び備考の各項目についての値を含む。この例においては、備考欄には、その自動車の駆動方式を示す情報(ガソリン車、HV、又はEV等の区別)が記録される。例えば、図7の例によれば、「マスダ」というメーカーの「エクセラ」という車種には「15Cスポーツ」、「15Sスポーツ」、「15Cセダン」、「15Sセダン」、「HYBRID-T」、及び「HYBRID-X」という6つのグレードが存在することが示される。なお、備考欄の情報によれば、前者4グレードがガソリン車であり、後者2グレードがHV(Hybrid Vehicle)である。
なお、車種によっては、充電に際し家庭用コンセントではなく車種に対応する充電器が存在する場合がある。このような車種が選択された場合、ユーザ端末10は、充電器設置の要否を顧客に入力させるための画面(図示略)を表示する。充電器を必要とするか否かは、車種DBに記録される。また、サーバ20は複数の充電器の各々について、購入する場合の価格、及び設置工事の費用を記録した充電器DBを記憶している。サーバ20は、この充電器DBから充電器の費用に関する情報を取得する。すなわち、第1情報(及び第2情報)は、車種を特定する情報に加え、その車種に関する情報(以下「関連情報」という)を含んでもよい。関連情報は、例えば上記のようにその車種がその車種に対応する充電器が存在するか否か、という情報を含む。
図8は、自動車の維持費の計算に用いられる情報を入力するための画面を例示する図である。自動車の維持費とは、エネルギーコスト(自動車を走らせるのに必要なエネルギーにかかるコスト。すなわち燃料代又は電気料金)及びメンテナンス費(すなわち車両の点検費用及び消耗部品の費用)を含む費用である。図6においてボタン93が選択されると、図8の画面に移行する。この例においては、自動車の走行様式(第4情報の一例)が入力される。走行様式とは、自動車をいつどれくらい走らせるかを示す情報をいう。この例においては、自動車を使用する曜日、一日当たりの(想定)走行距離、及び使用時間帯が入力される。例えば領域941は、月曜日において想定される一日当たり走行量を入力するための欄である。ボタン949は、次の入力画面に進む指示を入力するためのUIオブジェクトである。この例では、平日に1日あたり15km、土曜日に20km、日曜日に100kmの使用が想定される。
領域942は、自動車の使用目的を入力するための欄である。この例において、領域942は、「通勤」、「レジャー」、及び「業務」の3つの選択肢の中から該当するものを選択するチェックボックス式のUIオブジェクトである。領域942で入力される情報は、走行様式(第4情報の一例)を示す情報の一部である。領域943は、自動車の使用時間帯を入力するためのUIオブジェクトである。なお、領域941、領域942、及び領域943のうち少なくとも1つが省略されてもよい。例えば、領域943が省略される場合、サーバ20(詳細には計算手段22)は、領域942において入力された情報、及びその他の属性情報を用いて自動車の使用時間帯を推定してもよい。また、領域941及び領域942で入力される情報を合わせて、自宅外の充電器で電気自動車を充電する頻度を示す情報(第6情報の一例)として用いることもできる。例えば、通勤目的で比較的短距離を走るだけであれば自宅外の充電器で電気自動車を充電する頻度が少ないことが示唆される。あるいは、レジャー目的で比較的長距離を走るのであれば自宅外の充電器で電気自動車を充電する頻度が多いことが示唆される。
図9は、自動車の乗り換えを検討している顧客の電気料金の計算に用いられる情報を入力するための画面を例示する図である。図8においてボタン949が選択されると、図9の画面に移行する。この画面は、領域95及び領域96を有する。領域95は電力プランを入力するための領域であり、領域96は電気使用量又は電気料金の実績を入力するための領域である。ユーザは、電気使用量及び電気料金の実績のうちいずれか一方を入力すればよい。ユーザは、まず、電力プラン及び実績(いずれも第3情報の一例)のどちらを入力するか選択する。すなわち、ユーザは、領域95及び領域96のいずれかを選択する。領域95は、入力欄951、入力欄952、及び入力欄953を有する。入力欄951は、電力会社を入力するための欄である。入力欄952は、電力プランを入力するための欄である。入力欄953は、電気の使用パターン(第5情報の一例)を入力するための欄である。入力欄951及び入力欄952は、プルダウンメニュー式のUIオブジェクトである。入力欄953は、チェックボックス式のUIオブジェクトである。この例では「一人暮らし」、「夫婦2人(共働き)」、及び「夫婦2人(定年)」の項目が設定されており、ユーザは、該当する項目のチェックボックスを選択する。
領域96は、入力欄961、入力欄962、入力欄963、及び入力欄964を有する。入力欄961は、(ある月の)電気使用量(消費電力量)を入力するための欄である。入力欄962は、(ある月)の電気料金(金額)を入力するための欄である。入力欄963は、入力した電気使用量及び電気料金がどの月のものであったかを入力するための欄である。ユーザは、例えば、顧客が持参した電気料金明細書を参照してこれらの項目を入力する。サーバ20は、プルダウンメニューに含まれる項目を、電力プランDBから取得する。
入力欄964は、電気料金を計算する際の前提事項の変更可否、具体的には、電力プランの変更可否、及び電気設備の変更可否を入力するための欄である。なお入力欄964は、この他、電力会社の変更可否の入力をするための欄を含んでもよい。ボタン97は、次の入力画面に進む指示を入力するためのUIオブジェクトである。
なお、顧客の自宅にHEMSが導入済である場合、サーバ20は、HEMS等、自宅の消費電力量を計測する装置から出力される実データを取得してもよい。実データとは、HEMSにおいて生成される、電力の使用状況を示す情報をいい、例えば、所定の期間(例:1年)における電力使用量の時間変化の実績を示すデータである。実データは、例えば、HEMS、インターネット上のサーバ装置、又は可搬記録媒体に記録される。サーバ20は、これらのリソースから実データを取得する。ユーザ端末10は、実データの入力を受け付けるためのUIを提供する。あるいは、サーバ20は、電力会社の装置又はその他の計測装置から電力使用の実データを取得してもよい。電力使用の実データを取得する手法には、HEMSを介するもの以外に例えば以下のものがある。
・CTクランプを介して分電盤に接続する方式の電力計測装置(自宅の消費電力量を計測する装置の別の例)。
・送配電事業者が設置するスマートメーター等の装置((自宅の消費電力量を計測する装置のさらに別の例))から直接取得する(いわゆるBルート経由)。この装置には、スマートメーター以外にも、例えばルーターと一体となっているホームゲートウェイと言われる装置等、一般的にはHEMSと言われない機器からも実データを取得することができる。
・小売電力事業者が電力の使用実績を示す実データを、ウェブサイト(サーバー)を介して提供している場合、サーバから実データをダウンロードする(いわゆるCルート経由)。
図10は、電力プランDBを例示する図である。この例において、電力プランDBは、電力会社名、プラン名、基本料金、及び電力量料金の各項目についての値を含む。項目「基本料金」は、使用した電力量にかかわらず毎月請求される費用を示す。項目「電力量料金」は、使用した電力量に応じて課金される費用を示し、適用条件及び単価を含む。図10の例では、上段に適用条件が、下段に単価が、それぞれ示される。適用条件は、使用量を対象とするもの、使用時間を対象とするもの、使用設備を対象とするものなど、どのようなものであってもよい。図10の「スタンダードS」というプランは、電力量料金が使用量により変動する例である。当月の累積使用量が100kWhまでは19.5円/kWh、101kWhから300kWhまでの分は26.0円/kWh、301kWhを超えた分は30.0円/kWhであることが示される。また、「オール電化」というプランは、電力量料金が時間帯により変動する例である。午前6時から翌日の午前1時までに使用した分は25.3円/kWh、午前1時から午前6時までに使用した分は12.5円であることが示される。
図11は、省エネルギー設備の使用に関する情報を入力するための画面を例示する図である。図9においてボタン97が選択されると、図11の画面に移行する。この画面は、入力欄981、入力欄982、入力欄983を有する。入力欄981は、顧客の自宅に設置済の、又はこれから設置予定(若しくは設置の意思あり)の省エネルギー設備を入力するための欄である。入力欄982は、入力欄981で指定された省エネルギー設備のメーカーを指定する情報を入力するための欄である。入力欄983は、その省エネルギー設備の運転モードを指定する情報(第7情報の一例)を入力するための欄である。運転モードとは、その省エネルギー設備で生成したエネルギーの使途の優先順位を決める情報である。入力欄981、入力欄982、入力欄983はプルダウンメニュー式のUIオブジェクトである。サーバ20は、プルダウンメニューに含まれる項目を、省エネルギー設備DBから取得する。ボタン984は、次の入力画面に進む指示を入力するためのUIオブジェクトである。
図12は、省エネルギー設備DBを例示する図である。この例において、省エネルギー設備DBは、設備種類、メーカー名、運転モード、及び備考の各項目についての値を含む。項目「設備種類」は、省エネルギー設備の種類、例えば、太陽光発電設備、コジェネレーション設備、潜熱回収型ガス給湯器、又はヒートポンプ式給湯器の別を指定する情報である。項目「運転モード」は、そのメーカーの省エネルギー設備が備えている運転モードを示す情報である。項目「備考」はその運転モードが優先する使途を示す。図12の例において、メーカー「マナソニック」の太陽光発電設備は、「経済優先」、「環境優先」、及び「蓄電優先」の3つの動作モードを備えることが示される。「経済優先」は電気代を最小化するための運転モードである。「環境優先」は発電した電力を自家消費することを優先する運転モードである。「蓄電優先」は発電した電力を蓄電池に貯めることを優先する運転モードである。
図13は、自動車を購入する際の割引に関する情報を入力するための画面を例示する図である。図11においてボタン984が選択されると、図13の画面に移行する。この画面は、入力欄991及び入力欄992を有する。入力欄991は、下取りする旧車の属性情報を入力するための欄である。この例において、入力欄991は、メーカー名、車種、グレード、年式、及び走行距離を入力する欄を有する。入力欄991はプルダウンメニュー式のUIオブジェクトである。サーバ20は、プルダウンメニューに含まれる項目を、下取りDB(図示略)から取得する。入力欄992は、買い換えの候補となる車種の各々について、割引額(いわゆる値引き額)を入力するための欄である。ボタン999は、次の処理に進む指示を入力するためのUIオブジェクトである。
以上で情報の入力は完了する。なお上記の説明はあくまで例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、情報の入力を受け付ける順序は上記の例に限定されず、入れ替えられてもよい。また、上記で説明した情報のうち一部の情報の入力が省略されてもよいし、上記で説明していない情報の入力が受け付けられてもよい。例えば、コスト比較システム1は、顧客の家族において、自動車を運転する可能性のある者(顧客自身を含む)の属性情報の入力を受け付けてもよい。属性情報は、例えば、年齢、性別、運転歴、運転頻度、自動車の使用目的、自宅の住所、勤務先の住所、家族構成、及び趣味を含む。
再び図5を参照する。ステップS4において、コスト比較システム1は、入力された情報を用いて、対象となる2車種以上の自動車について、購入及び所定期間の維持に要する金銭的コストを計算する。以下、コスト計算の対象となる自動車(すなわち車種及びグレードで特定される特性を有する自動車)を「対象車」という。
図14は、ステップS4の処理の詳細を例示する図である。ステップS401において、計算手段22は、顧客の年間走行距離を計算(又は推定)する。具体的には、計算手段22は、図8を介して入力された情報を用いて年間走行距離を計算する。一例において、計算手段22は、入力された月~日曜日の走行距離を積算し、これを4倍(又は4.3倍)して1月あたりの走行距離を得る。計算手段22は、1月あたりの走行距離をさらに12倍して1年あたりの走行距離を得る。
ステップS402において、計算手段22は、自動車の使用に必要な1月あたりのエネルギー量(具体的には、燃料の量及び電力量)を計算(又は推定)する。一例において、計算手段22は、車種と走行様式(年間走行距離)とを対応させるテーブルを参照し、エネルギー量を推定する。
図15は、車種と走行様式とを対応させるテーブルを例示する図である。図15は、X社製の車種Aの必要エネルギー量を示す。行及び列は、それぞれ、グレード及び年間走行距離を示す。例えば、このテーブルの第1列は、年間走行距離が2,400kmである場合の各グレードにおける月あたりの必要エネルギー量を示す。上段は燃料量を、下段は電力量を、それぞれ示す。また、このテーブルの第1行は、車種Aのグレード「120」について、各年間走行距離における月あたりの必要エネルギー量を示す。一例として、このテーブルの第1行第1列のセルは、車種Aのグレード120の自動車が、年間2,400km走行する場合、ガソリン5L及び電力40kWhを必要とすることを示す。なお、EVの場合は必要なガソリン量は常にゼロである。ガソリン車の場合は必要な電力量は常にゼロである。
計算手段22は、ステップS401において推定された年間走行距離に相当するエネルギー量を、図15のテーブルを参照して計算する。この例ではテーブルには離散的な年間走行距離しか表されていないので、テーブルに直接記載の無い年間走行距離に対しては、例えば線形補間を用いてエネルギー量を計算する。
再び図14を参照する。ステップS403において、計算手段22は、対象車を購入する際の初期費用を計算する。初期費用とは、対象車の売買契約を締結してから所定の期間(例えば1月)以内に支払いが必要な費用をいう。初期費用は、例えば、車両価格、付属品費用、及び諸費用を含む。付属品費用は、車両の追加装備に関する費用であり、例えば、カーナビゲーション装置及びフロアマットの費用を含む。諸経費は車両及び付属品以外の物及びサービスにかかる費用であり、例えば、自動車税、自動車取得税、自動車重量税、自賠責保険、検査登録代行費用、車庫証明書取得費用、及び消費税を含む。これの情報は、例えば費用DB(図示略)に記録されている。計算手段22は、費用DBからこれらの情報を取得する。
ステップS404において、計算手段22は、顧客の自宅における電力プランの候補を特定する。候補として抽出される電力プランは、顧客が、自宅に新たな省エネルギー設備を導入する予定又は意思があるか無いかに応じて変化する。顧客が自宅に新たな省エネルギー設備を導入する予定及び意思が無い場合、計算手段22は、顧客の自宅の現状の電力設備に対応する電力プランを候補として抽出する。この候補には、現状の電力プラン、現状の電力プランと同一の電力会社における他の電力プラン、及び現状の電力プランと異なる電力会社における電力プランが含まれる。顧客が自宅に新たな省エネルギー設備を導入する予定又は意思がある場合、計算手段22は、顧客の自宅の現状の電力設備に対応する電力プランに加え、導入を予定している又は導入の意思がある省エネルギー設備に対応する電力プランを候補として抽出する。電力会社、省エネルギー設備、及び電力プランを対応させる情報は、電力プランDBに記録されている。計算手段22は、電力プランDBを参照して電力プランの候補を特定する。
電力プランの候補を特定するに際し、システム上、候補の数には上限(例えば3つ)が設定される。これは、あまり多くの候補を示すとかえって顧客の混乱を招き、意思決定に支障をきたすためである。計算手段22は、抽出された電力プランに優先順位を付与する。計算手段22は、抽出された複数の電力プランのうち、優先順位の高いものから順に所定数の電力プランを候補とする。優先順位は所定のアルゴリズムにより付与される。
ステップS405において、計算手段22は、顧客の自宅における毎月(1月~12月)の消費電力量を推定する。電力量の推定には、図9の画面を介して入力された情報が用いられる。例えば、計算手段22は、家族構成から電力の使用量を推定するアルゴリズムを有する。計算手段22は、図9で入力された家族構成をこのアルゴリズムに当てはめて消費電力量を推定する。
今回の買い換えによって、顧客の自宅における電力消費カーブ(すなわち時間-消費電力量の曲線)は変化する可能性がある。例えば、ガソリン車からPHVに買い換えた場合、PHVを充電するぶん、自宅の消費電力量は増加する。PHVを昼に充電するのであれば昼間の消費電力量が増加し、夜に充電するのであれば夜間の消費電力量が増加する。このように、買い換え後の車種及びその使用時間帯が、顧客の自宅の電力消費カーブに影響を与える。電力消費カーブの形状又はピーク値が大幅に変わると、推奨される電力プランが変更される可能性もある。したがって、計算手段22は単に消費電力量の総量を推定するだけでなく、電力消費カーブを推定することが好ましい。また、計算手段22は、図9の画面において入力される情報に加え、比較対象車の車種及び走行様式、又は(新たに自宅に設置する)充電器の機種など、他の情報を用いてもよい。例えば、計算手段22は、図8の領域943に入力された使用時間帯を用いて、その時間帯以外の時間を充電可能な時間として用いた電力消費カーブを推定してもよい。これにより、コスト比較システム1は、より精度が高い電力消費カーブを推定することができる。
ステップS406において、計算手段22は、顧客の年間の電気料金を推定する。まず、計算手段22は、ステップS405において計算された毎月の消費電力量を、ステップS404において特定された電力プラン候補の各々に当てはめ、毎月の電気料金の推定値を計算する。さらに、計算手段22は毎月の電気料金を1年分、積算することによって、年間の電気料金を推定する。
なおここまでは、計算手段22が各種の情報を推定するに際し、一例として簡単な方法を示した。しかし、計算手段22は、いわゆるAI又は機械学習の手法を用いて、上記で例示した情報の少なくとも一部を推定してもよい。例えば、計算手段22は、AI又は機械学習の機能を含み、入力層に顧客(すなわち運転者)の属性情報(例えば、年齢、性別、運転歴、運転頻度、自動車の使用目的、自宅の住所、勤務先の住所、家族構成、及び趣味)が入力されると、出力層から年間走行距離の推定値を出力するものであってもよい。この場合、計算手段22に対し事前に教師データを与え、学習をさせておく必要がある。他の情報の推定についても同様である。
ステップS407において、計算手段22は、年間のトータルコストを計算する。トータルコストとは、不定期で発生する費用及び定期的に発生する費用を合算したコストである。不定期で発生する費用は、例えば、購入時の初期費用及び法令で定められた検査費用(例えばいわゆる車検の費用)を含む。定期的に発生する費用は、顧客の自宅における電気料金及び対象車の使用に必要なエネルギーコストを含む。
ステップS408において、計算手段22は、複数の対象車についてトータルコストを対比する画面のデータを生成する。こうして、図14のフローが終了する。
再び図5を参照する。ステップS5において、サーバ20は、計算した金銭的コストを比較するための画面データをユーザ端末10に送信する(又は出力する)。金銭的コストを比較するための画面データには、例えば、ステップS408において生成された画面データが含まれる。ユーザ端末10は、金銭的コストを比較するための画面を表示する(ステップS6)。
図16は、コストの比較画面を例示する図である。この例においては、2つの対象車(すなわちA車及びB車)について、横軸が現時点からの経過年数(すなわち時間)であり、縦軸が累積コスト(すなわちトータルコストの累積値)であるグラフが示される。図16(A)の例では、A車の方がB車よりも初期費用が高いものの維持費用が安い。そのため、4年目を過ぎたところからトータルコストが逆転し、4年以上の期間で見れば金銭的なコストではA車の方がB車よりも有利であることが分かる。
コストの比較画面は、コスト計算の前提事項を変更するためのUIオブジェクトを有してもよい。図16の例では、このUIオブジェクトの例として、ボタン81、ボタン82、及びボタン83が示される。ボタン81は、前提事項として太陽光発電設備の導入を指定するためのUIオブジェクトである。ボタン82は、前提事項としてコジェネレーション設備の導入を指定するためのUIオブジェクトである。ボタン83は、前提事項として電力プランの変更を指定するためのUIオブジェクトである。これらの前提事項は2つ以上のものが変更されてもよい。例えば、太陽光発電設備の導入及び電力プランの変更が指定されてもよい。
図16(B)は、図16(A)の例から太陽光発電設備の導入及び電力プランの変更が指定された例を示す。ここでは、図16(A)の例に加え、太陽光発電設備を導入した上で現状の電力プランのままB車に乗り換えた場合(図の「B車+太陽光(プラン変更無し)」)の例、及び太陽光発電設備を導入した上で最適な電力プランに変更してB車に乗り換えた場合(図の「B車+太陽光(最適プラン)」)の例が示される(電気設備及び電力会社のうち変更可とされた項目について変更を許容するという仮定の下で特定された電力プランの一例)。なお最適な電力プランとは、候補となる電力プランのうちトータルコストが最も安くなる電力プランをいう。この例では、太陽光発電設備の導入により初期費用が増加する(太陽光発電設備の設備装置代金、及び設置工事費)ものの、維持費が安くなり、結果として6年目からトータルコストが逆転し、6年以上の期間で見れば金銭的なコストではB車の方がA車よりも有利であることが分かる。さらに、電力プランの変更(最適化)まで行うこととすれば、維持費がさらに減少し、3年目からトータルコストが逆転することがわかる。なお、ここでは図面を簡単にするため、A車については前提条件の変更が無いものとして図示している。しかし、A車についてもB車と同様に前提条件の変更をしてもよい。
コスト比較システム1は、コストの対比結果に加え(又は代えて)、ユーザに対し各種の提案をしてもよい。この提案には、例えば、(自宅で充電する場合の)最適な充電時間帯の提案、最適な車種及びグレードの提案、及び(外部充電器を使用する場合の)最適な充電プランの提案のうち少なくとも一種を含む。
最適な充電時間帯の提案について説明する。顧客の自宅の電力プランによっては、電気を使用する時間帯に応じて電気料金が変わる場合がある。そのような顧客に対し、コスト比較システム1は、最適な充電時間帯の提案を提供する。計算手段22は、顧客の現状の電力プラン及び走行様式の下で、充電時間帯を変更しながら、対象車を充電した場合の充電にかかるコスト(すなわち電気料金)を計算する。例えば、計算手段22は、充電開始時刻を午前0時から1時間ずつずらしながら、対象車を満充電するのに要する電気料金を計算する。計算手段22は、こうして計算された電気料金のうち最安の電気料金を与える充電開始時刻及び充電終了時刻を最適な充電時間帯として特定し、これを提案する。このとき、計算手段22は、図8の領域943に入力された使用時間帯を用いて、その時間帯以外の時間を充電可能な時間として、充電にかかるコストを計算してもよい。これにより、コスト比較システム1はより最適な充電時間帯の提案を提供することができる。更に、計算手段22が、図8の領域943に入力された使用時間帯を用いて電力消費カーブを推定した場合、計算手段22は、当該電力消費カーブのピークにならない時間帯を最適な充電時間帯として提案することができる。よって、コスト比較システム1は、電力プランの基本料金を抑えた、ピークシフト後の最小契約アンペアを提案することができる。
最適な車種及びグレードについて説明する。この実施形態においては、ユーザが最初に比較対象の車種及びグレードを指定する例を説明したが、金銭的コストだけを考えれば、ユーザが指定したもの以外に、金銭的コストを最小化できる車種及びグレードが存在する可能性がある。このような状況に対し、コスト比較システム1は、最適な車種及びグレードの提案を提供する。計算手段22は、顧客の現状の電力プラン及び走行様式の下で、車種及びグレードを変更しながら、対象車の維持に要するトータルコストを計算する。なお、コスト比較システム1が利用されるシーンに応じて、この提案の候補となる車種及びグレードは一定の範囲に制限されてもよい。具体的には、自動車会社Xの系列自動車販売店で使用される場合には、候補となる車種はX社製のものに限定される。あるいは、顧客が「乗車定員7人以上」等の条件を指定した場合、この条件を満たす車種のみが候補となってもよい。計算手段22は、こうして計算されたトータルコストのうち最安のトータルコストを与える車種及びグレードを、最適な車種及びグレードとして特定し、これを提案する。
最適な充電プランの提案について説明する。充電プランとは、自宅外の充電器で電気自動車を充電する際の料金プランをいう。コスト比較システム1は、電気自動車の充電サービスを提供する各社の料金プランを記録した充電プランDB(図示略)を記憶する。計算手段22は、充電プランDBを参照し、顧客の走行様式に対し最適な充電プランを選択する。具体的には、例えば、計算手段22は、顧客の走行様式から、外部の充電器を用いた1月あたりの充電回数及び充電1回あたりの充電量(又は充電時間)を推定する。計算手段22は、推定した充電回数及び充電量(又は充電時間)を、充電プランDBに記録されている複数の充電プランに当てはめて比較し、最適なもの(すなわちトータルコストが最も安くなるもの)を選択し、これを提案する。このとき、計算手段22は、顧客の属性を考慮してもよい。例えば、顧客の自宅及び職場が茨城県にあるとき、計算手段22は、充電プランDBに記録されている充電プランのうち、茨城県内で充電サービスを提供していない会社の充電プランを候補から除外する。
本実施形態によれば、単に乗り換える自動車の車種及び走行様式だけでなく、自宅の電気料金も考慮した金銭コストの差を明示することができる。例えば、ユーザが自動車販売店の営業員であった場合、自動車に関する知識は十分にあるものの、電力設備又は電力料金に関する知識は乏しく、従来は顧客に対し十分な説明をすることができなかった。しかし、コスト比較システム1によれば、電力設備又は電力料金に関する知識が乏しくとも、自宅の電気料金までも含めたコスト比較を容易に提供することができる。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
コスト計算に用いられる各種の情報及びその入力方法は、実施形態において例示したものに限定されない。特に、実施形態において示した、各種情報の入力を受け付ける画面はあくまで例示である。また、コスト比較システム1は、入力する情報量が相対的に少ない簡易入力モード及び情報量が相対的に多い詳細入力モード等、複数の入力モードを備えていてもよい。一例において、簡易入力モードにおける情報の入力方法は、多肢選択式の質問に答える方式を含む。例えば、第1車種及び第2車種の指定を受け付けた後、コスト比較システム1は、「平日は車に乗りますか?」、「休日は車で出かけますか?」、「お子さんはいますか?」等の質問を出力し、これらの質問に対する回答の入力を受け付ける。コスト比較システム1は、これらの回答から詳細な情報を推定する。これらの回答は、間接的に第3情報及び第4情報等の情報を表すものでるといえる。
コスト比較システム1は、コスト計算に用いられる情報の少なくとも一部を、他のシステムから取得してもよい。実施形態において言及した、HEMSから電力使用の実データを取得することはこの一例である。例えば、コスト比較システム1は、給油サービス又は充電サービスの会員システムから、顧客の給油量又は充電量の実データを取得してもよい。
コスト比較システム1は、全ての顧客から全ての(詳細な)情報を取得する代わりに、一部の顧客のみから詳細な情報を取得し、他の一部の顧客からは一部の情報のみを取得し、他の情報はこの一部の情報から推定してもよい。例えば、コスト比較システム1は、ある人数の顧客について、属性情報、電力使用の実データ、及び走行様式の実データを取得する。コスト比較システム1は、AI、機械学習、統計処理等の手法を用いて、一部の情報と別の一部の情報との相関を見つける。例えば、コスト比較システム1は、顧客の属性情報と電力使用及び走行様式との相関を見つける。相関が見つけられれば、他の顧客については、一部の情報(例えば、属性情報)が入力されれば、他の情報(例えば、電力使用及び走行様式)については、入力された一部の情報から推定できる。
コスト比較システム1の装置構成は実施形態において説明したものに限定されない。例えば、実施形態においてサーバ20が有するものとして説明した機能の一部が、ユーザ端末10又はネットワーク上の他のサーバ装置に実装されてもよい。一例において、ユーザ端末10に全ての機能が集約されてもよい。この場合、取得手段11及び取得手段21、並びに出力手段12及び出力手段24は、それぞれ一体となる(取得手段21及び出力手段24が省略されるということもできる)。
ユーザ端末10又はサーバ20において実行されるプログラムは、非一時的な記録媒体(例えば、CD-ROM又はフラッシュメモリ)に記録された状態で提供されてもよい。
1…コスト比較システム、10…ユーザ端末、11…取得手段、12…出力手段、20…サーバ、21…取得手段、22…計算手段、23…記憶手段、24…出力手段、81…ボタン、82…ボタン、83…ボタン、91…領域、92…領域、93…ボタン、95…領域、96…領域、97…ボタン、101…CPU、102…メモリ、103…ストレージ、104…通信IF、105…入力装置、106…出力装置、120…グレード、201…CPU、202…メモリ、203…ストレージ、204…通信IF、911…入力欄、912…入力欄、913…入力欄、941…領域、942…領域、943…領域、949…ボタン、951…入力欄、952…入力欄、953…入力欄、961…入力欄、962…入力欄、963…入力欄、964…入力欄、981…入力欄、982…入力欄、983…入力欄、984…ボタン、991…入力欄、992…入力欄、999…ボタン

Claims (14)

  1. 以下の(A)~(E)の情報を取得する取得手段と、
    (A)ユーザにより入力された、当該ユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する情報を含む第1情報、
    (B)前記ユーザにより入力された、前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する情報を含む第2情報、
    (C)前記ユーザにより入力された、当該ユーザが支払う自宅の電気料金の計算に用いられる、当該ユーザの自宅における電力プランを含む第3情報、
    (D)前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報であって、前記ユーザにより入力された、当該車両をいつどれくらい走らせるかを示す走行様式を含む第4情報、及び
    (E)前記ユーザの自宅における電気の使用パターンを特定する第5情報であって前記ユーザにより入力された、前記ユーザの自宅に同居する家族構成を示す情報、又は、ユーザの自宅に設置されている消費電力量を計測する計測装置から得られる電力使用量の実データを含む第5情報、
    少なくとも前記第1乃至第5情報を用いて、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コスト並びに前記ユーザの自宅の電気料金を含むトータルコストを計算する計算手段と、
    前記計算手段が前記トータルコストの計算をする際に参照するデータを記憶する記憶手段と、
    前記計算手段によって計算された前記トータルコストを示す情報を出力する出力手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第4情報が、前記車両の使用時間帯を示す情報を含み、
    前記計算手段は、前記第4情報により示される使用時間帯以外の時間を、前記車両を充電する時間として推定された時間-消費電力量の曲線に基づいて、当該自宅における電気料金の推定値を計算し、
    前記出力手段は、前記電気料金の推定値を含む前記トータルコストを示す情報を出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記計算手段は、前記比較対象の車種に基づいて前記ユーザの自宅における時間-消費電力量の曲線を推定する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザの自宅には消費電力量を計測する計測装置が設置され、
    前記第5情報が、前記計測装置から得られる電力使用量の実データであり、
    前記第5情報は、前記ユーザの自宅に設置された前記計測装置から取得される
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、(F)前記ユーザの自宅外の充電器で前記車両を充電する頻度を特定する第6情報をさらに取得し、
    前記出力手段は、少なくとも前記第1乃至第5情報及び前記第6情報を用いて計算された前記トータルコストを示す情報を出力する
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザの自宅には省エネルギー設備が設置され、
    前記取得手段は、(G)前記ユーザにより入力された、当該ユーザの自宅における前記省エネルギー設備の使用パターンを特定する第7情報をさらに取得し、
    前記出力手段は、少なくとも前記第1乃至第5情報及び前記第7情報を用いて計算された前記トータルコストを示す情報を出力する
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1情報は、前記第1車種が当該第1車種に対応する充電器が存在するか否かを示す関連情報を含み、
    前記第1車種が前記第1車種に対応する充電器が存在することが前記関連情報により示される場合、前記出力手段は、当該第1車種に対応する充電器の購入及び設置に係る費用を含む前記トータルコストを示す情報を出力する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力手段は、前記ユーザの自宅における最適な電力プランであって、候補となる電力プランのうち前記トータルコストが最も安くなる電力プランをさらに出力する
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記ユーザの自宅における電気設備及び当該自宅に電力を販売する電力会社の各々について変更可否の情報をさらに取得し、
    前記出力手段は、前記電気設備及び前記電力会社のうち変更可とされた項目について変更を許容するという仮定の下で特定された、最適な電力プランを出力する
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記出力手段は、前記ユーザに対する提案であって、前記車両を充電するのに最適な時間帯の提案をさらに出力する
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記出力手段は、前記ユーザに対する提案であって、前記車両の購入及び所定期間の維持、並びに当該ユーザの自宅の電気料金を含め、全体として金銭的コストが最適となる車種の提案をさらに出力する
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記出力手段は、前記ユーザに対する提案であって、当該ユーザの自宅外で前記車両を充電するための最適な充電プランの提案をさらに出力する
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータに、
    あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する情報を含む第1情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する情報を含む第2情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記ユーザが支払う自宅の電気料金の計算に用いられる、当該ユーザの自宅における電力プランを含む第3情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと 、
    前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報であって、当該車両をいつどれくらい走らせるかを示す走行様式を含む第4情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記ユーザの自宅における電気の使用パターンを特定する第5情報であって、前記ユーザから入力された、前記ユーザの自宅に同居する家族構成を示す情報、又は、ユーザの自宅に設置されている消費電力量を計測する計測装置から得られる電力使用量の実データを含む第5情報の入力を受け付けるステップと、
    少なくとも前記第1乃至第5情報を用いて、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コスト並びに前記ユーザの自宅の電気料金を含むトータルコストを計算するステップと、
    前記計算するステップにおいて、前記トータルコストの計算をする際に参照するデータを記憶するステップと、
    前記計算するステップにおいて計算された前記トータルコストを示す情報を出力するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  14. コンピュータに、
    あるユーザが検討している車両の購入について比較対象となる車両の車種であり、少なくとも電気をエネルギー源とする第1車種を特定する情報を含む第1情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記比較対象となる車両の車種である第2車種を特定する情報を含む第2情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記ユーザが支払う自宅の電気料金の計算に用いられる、当該ユーザの自宅における電力プランを含む第3情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記車両を維持するエネルギーコストの計算に用いられる第4情報であって、当該車両をいつどれくらい走らせるかを示す走行様式を含む第4情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    前記ユーザの自宅における電気の使用パターンを特定する第5情報であって、前記ユーザから入力された、前記ユーザの自宅に同居する家族構成を示す情報、又は、ユーザの自宅に設置されている消費電力量を計測する計測装置から得られる電力使用量の実データを含む第5情報の入力を前記ユーザから受け付けるステップと、
    少なくとも前記第1乃至第5情報を用いて、前記第1車種及び前記第2車種の各々について当該車両の購入及び所定期間の維持に要する金銭的コスト並びに前記ユーザの自宅の電気料金を含むトータルコストを計算するステップと、
    前記計算するステップにおいて、前記トータルコストの計算をする際に参照するデータを記憶するステップと、
    前記計算するステップにおいて計算された前記トータルコストを示す情報を出力するステップと
    を実行させるための車両の比較検討支援方法。
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