以下の詳細な説明においては、添付の図面を参照し、これらの図面は説明の一部を形成している。図面においては、特に明記しない限り、一般に、類似する記号は類似する要素を表している。なお、本開示の態様は、さまざまな異なる構造・構成に配置する、置き換える、組み合わせる、設計することができ、そのような構造・構成すべては明示的に意図されたものであり本開示の一部を形成することが、容易に理解されるであろう。
LTE V2Xにおいては、サイドリンク受信/送信の動作する時間/周波数位置または時間/周波数リソースを示すために、リソースプールのコンセプトが採用されている。リソースプールの設定は、RRCシグナリングによって半静的に示され、キャリア内の時間情報および周波数情報の両方を含む。UEの場合、UEには送信(Tx)リソースプールおよび受信(Rx)リソースプールが設定される。送信(Tx)リソースプールはリソースを送信するために使用され、受信(Rx)リソースプールはリソースを受信するために使用される。
LTEにおいては、リソース割当ては1つのキャリアに基づき、NRにおいては、リソース割当てはBWPに基づく(少なくとも、UE固有サーチスペース(USS)において送信されるDCIの場合)。LTEおよびNRいずれの場合も、UEおよび基地局はリソース割当て基準に関する共通の認識を有する。
NRにおけるサイドリンクの検討は、現在のところ依然として極めて初期段階にあり、NR V2XサイドリンクにBWPを導入するかどうかは現在検討中である。1つの可能性は、NR V2XサイドリンクにおいてBWPを定義/使用しないことである。別の可能性として、NRにおいてもBWPが定義または使用され、より正確なリソース割当てが必要である。これらの場合に、送信側装置(例:送信側UE)および受信側装置(例:受信側UE)がどのようにリソースを割り当てるかが不明確である。
以下の実施形態ではサイドリンク送信の場合を開示しているが、本開示はサイドリンク送信に限定されず、当業者は、ダウンリンク/アップリンク送信にもサイドリンク送信に基づいて同じ方法または同じ設定を容易に適用できるであろう。例えばダウンリンク送信では、送信側装置をユーザ機器と称し、受信側装置を基地局と称することができ、逆も同様である。
さらには、上述したように、1つの可能性は、NR V2XサイドリンクにおいてBWPを定義/使用しないことである。これらの場合、自身の送信リソースプールに基づいてサイドリンク送信を送信する送信側装置と、自身の受信リソースプールに基づいてサイドリンク送信を受信する受信側装置が、リソースの割当てに関して共通の認識を有することができない。送信は送信側装置の送信リソースプールに基づき、受信は受信側装置の受信リソースプールに基づき、この受信リソースプールが送信側装置の送信リソースプールとは異なりうるため、受信側装置は、受信されたサイドリンク送信を正しく解釈することができず、正しいリソース割当てを取得することができない。
以下では、上の問題点の少なくとも1つを解決するため、本開示の実施形態について説明する。
図1および図2Aは、本開示の実施形態を適用することのできるシナリオを記載している。
図1は、NRにおけるサイドリンク送信およびサイドリンク受信の例示的なシナリオを概略的に示している。図1に示したように、「SL」と記した2本の太い矢印によって示したようにデータ送信を車両101から車両102にサイドリンクを介して送信することができる。
例えば、この実施形態においては、車両101は、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)の中で示し(共通リソース割当て基準は、割り当てられたリソースを取得するために車両102によって使用される)、次いでこの割り当てたリソースでサイドリンク信号を車両102に送信することができる。
図2Aは、NRにおけるサイドリンク送信の別の例示的なシナリオ(すなわちNRにおけるサイドリンク送信、アップリンク送信、およびダウンリンク送信を含む送信の例示的なシナリオ)を概略的に示している。図1と同様に、図2では、「SL」と記した2本の太い矢印によって示したように、2つの車両101,102の間でサイドリンクを介して通信を実行することができる。冗長さを避ける目的で、図2Aにおける内容と同じ内容は再び説明しない。図1とは異なり図2には、基地局210がさらに存在しており、2つの車両101,102はいずれも基地局210のカバレッジ内である。「DL」または「UL」と記した細い各矢印によって示したように、2つの車両101,102それぞれと基地局(BS)210との間で無線(Uu)インタフェース通信も実行することができる。
図1で説明した共通リソース割当て基準に基づくリソース割当ては、DL送信またはUL送信にも適用することができる。具体的には、基地局210は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の中で示し(共通リソース割当て基準は、割り当てられたリソースを取得するために車両101/102によって使用される)、次いでこの割り当てたリソースでダウンリンク信号を車両101/102に送信することができる。または、車両101/102は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを、(割り当てられたリソースを取得するために基地局210によって使用される)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の中で示し、次いでこの割り当てたリソースでアップリンク信号を基地局210に送信することができる。
図2Bは、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の例示的なシナリオを概略的に示している。具体的には、Uu BWPにおけるスロットは、ダウンリンク送信用のダウンリンクシンボル、アップリンク送信用のアップリンクシンボル、およびフレキシブルシンボルを含み、ダウンリンクシンボルは、サイドリンク制御情報を送信するためのリソース(車両101/102のためのサイドリンクリソースを割り当てるために基地局によって使用される)をさらに含む。
一実施形態においては、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる。同様に、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)における割当ては、共通リソース割当て基準に基づくことができる(ただし細部は無視する)。
図3は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置を含む通信システム、のブロック図を示している。図3に示したように、通信システム300は、符号化器301、変調器302、リソースマッパー303、リソースマルチプレクサ304、第1の信号プロセッサ305、送信機306、アンテナ307、受信機308、第2の信号プロセッサ309、リソースデマルチプレクサ310、リソースデマッパー311、復調器312、復号器313、第1の回路314、および第2の回路315、を含む。
例えば、送信側装置においては、符号化器301が、送信データに対して符号化処理を実行し、変調器302は、符号化後の送信データに対して変調処理を実行してデータシンボルを生成する。リソースマッパー303は、第1の回路314の制御下で共通リソース割当て基準に基づいてデータシンボルを物理リソースにマッピングする。例えば、送信側UEが受信側UEにサイドリンクデータを送信するとき、リソースマッパー303は、サイドリンク送信用に割り当てられるリソースにデータシンボルをマッピングする。リソースマルチプレクサ304は、第1の回路314の制御下で、データシンボルおよび発生しうる制御情報および/または同期情報を多重化する。第1の信号プロセッサ305は、リソースマルチプレクサ304から出力される多重化された信号に対して信号処理を実行する。送信機306は、処理されたサイドリンク信号を、アンテナ307を介して例えば受信側装置に送信する。
この場合、リソースマッパー303およびリソースマルチプレクサ304の動作は、第1の回路314によって制御される。第1の回路314は、例えば、PSSCHのリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、そのリソース割当てを(1つまたは複数の)キャリアにおいてPSCCHを介して示す。リソースマッパー303は、割り当てられたリソースにサイドリンクデータシンボルをマッピングし、送信機306は、割り当てられたリソースにおけるPSSCHと、このようなリソース割当てを示すPSCCHを、別のUEに送信する。
これに応じて、受信側装置では、受信機308が、アンテナ307を介して送信側装置からサイドリンク信号を受信することができる。第2の信号プロセッサ309は、受信機308によって受信されたサイドリンク信号に対して信号処理を実行する。リソースデマルチプレクサ310は、処理されたサイドリンク信号を逆多重化して、サイドリンクデータおよび発生しうるサイドリンク制御情報および/または同期情報にする。リソースデマッパー311は、第2の回路315の制御下で共通リソース割当て基準に基づいてサイドリンク制御情報を解釈してサイドリンク送信用に割り当てられた物理リソースを取得することによって、サイドリンクデータを逆マッピングする。復調器312は、サイドリンクデータシンボルに対して復調処理を実行し、復号器313は、復調されたサイドリンクデータシンボルに対して復号処理を実行して受信データを取得する。
上のケースは、前述したように、Uu通信が存在しないアンライセンスキャリアのケースに対応することができるが、本開示はこのケースに限定されない。ライセンスキャリアのケースでは、通信システム300は、符号化器301、変調器302、リソースマッパー303、リソースマルチプレクサ304、第1の信号プロセッサ305、送信機306、アンテナ307、および第1の回路314を通じて、アップリンク信号を基地局(例えば図2に示した基地局210)に送信することができる。例えば、第1の回路314が、(1つまたは複数の)キャリアにおける通信システム300と基地局との間のデータ送信用のリソースを割り当てて、それに対応して、割り当てたデータを制御チャネルを介して示す。送信機306は、(1つまたは複数の)キャリアにおける通信システム300と基地局との間のデータ送信用に割り当てられたリソースで、アップリンク信号をアンテナ307を介して基地局に送信する。
同様に、ライセンスキャリアのケースでは、通信システム300は、アンテナ307、受信機308、第2の信号プロセッサ309、リソースデマルチプレクサ310、リソースデマッパー311、復調器312、復号器313を通じて、基地局(例えば図2に示した基地局210)からダウンリンク信号を受信することもできる。基地局からのダウンリンク信号の受信の原理は、当業者に周知であるため、冗長さを避ける目的で詳細には説明しない。
図4は、本開示の一実施形態に係る、例示的な送信側装置のブロック図を示している。送信側装置400は、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して示すように動作する回路410であって、共通リソース割当て基準が、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用される、回路410と、PSCCHおよび関連付けられるPSSCHを、割り当てたリソースで受信側装置に送信するように動作する送信機420と、を備えている。
上に述べたように、あるケースでは、送信側装置が、リソース基準として自身の送信リソースプールを使用してリソースを割り当て、その一方で、受信側装置が、送信側装置の送信リソースプールとは異なる自身の受信リソースプールを使用して、割り当てられたリソースを取得し、したがって送信側装置と受信側装置が、割り当てられるリソースに関して異なる認識を有し、受信側装置が、割り当てられたリソースを正しく取得することができない。しかしながら、本実施形態において説明する共通リソース割当て基準では、送信側装置と受信側装置との間にリソース割当てに関する共通の認識を確立することができ、したがって受信側装置は、送信側装置と受信側装置との間で同じ認識を有する共通リソース割当て基準に基づいて、受信したサイドリンク送信を解釈することができる。
図4に示した送信側装置400は、図1および図2における車両101とすることができ、送信側装置400と通信する受信側装置を、車両102とすることができ、またはこの逆である。
なお、図4に示した送信側装置400は、図3に示した通信システム300に対応しうることに留意されたい。送信機420が送信機306に対応しうる。回路410は、図3に示した第1の回路314に対応しうる。
一実施形態においては、PSSCHおよびPSCCHの送信において帯域幅部分(BWP)がサポートまたは使用され得ない。さらなる実施形態においては、BWPもサポートまたは使用され、BWPによってカバーされる広い範囲の帯域幅内で、さらなる電力の節約のためにより正確なリソース割当てが必要であるとき、上の設定を適用することができる。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールを、共通リソース割当て基準として使用することができる。
図5は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の例示的なシナリオを概略的に示しており、送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される。
なお、受信リソースプールおよび送信リソースプールは、同一の物理リソースプールとする、および個別のリソースプールとすることができることに留意されたい。「受信リソースプール」および「送信リソースプール」という用語は、命名を目的として、リソースプールの異なる機能を示している。
本開示の上の設定の場合、送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、そのリソースプールのPRBのサイズや位置を変更することなく共通リソース割当て基準として使用されるため、リソース割当て基準を受信側装置に示す追加のシグナリングの送信が回避されることにより、複雑さを低減することができ、したがってシグナリングに起因する誤りの可能性が減少し、電力節約のより良好な性能が達成される。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが送信側装置の受信リソースプールによって覆われ、受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが受信側装置の受信リソースプールによって覆われる。したがって、受信側装置に送信されるデータチャネル(例:PSSCH)/制御チャネル(例:PSCCH)に割り当てられる帯域幅を、受信側装置によって受信して完全に解釈することができる。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールと同一である。この実施形態は、送信側装置が、送信側装置の受信リソースプールに基づいてPSSCHを送信し、受信側装置が、共通リソース割当て基準として使用される受信リソースプールに基づいてPSSCHを取得して解釈する場合に適用することができる。このようにして、送信側装置と受信側装置は、それぞれ自身の受信リソースプール(互いに同じである)に基づいてリソース割当てに関する同じ認識を共有する。
一実施形態においては、受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合を共通リソース割当て基準として使用することができる。
一実施形態においては、リソースプールが存在し、このリソースプールは、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、このリソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。送信側装置または受信側装置のいずれにおいても、このようなリソースプールは、送信および受信の両方に使用することができる(各装置の観点から送信リソースプールと受信リソースプールの区別はない)。
図6は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の別の例示的なシナリオを概略的に示している。特に図6に示したように、送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の複数の受信リソースプールの上位集合が共通リソース割当て基準として使用される。
「上位集合」のコンセプトは集合を表し、集合は、送信側装置のすべての受信プールによって示されるすべてのPRBを少なくとも含む。したがって上位集合は、少なくとも2つのケースを意味し、すなわち上位集合の先頭のPRBが、送信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBのうち最も低いPRBである一方で、上位集合の最後のPRBが、送信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBのうち最も高いPRBであるケースと、上位集合のPRBが、送信側装置/受信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBの集まりであるケース、を意味する。
一実施形態においては、送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が共通リソース割当て基準として使用される。
同様に、「上位集合」のコンセプトは集合を表し、集合は、受信側装置のすべての受信プールによって示されるすべてのPRBを少なくとも含む。したがって上位集合は、少なくとも2つのケースを意味し、すなわち上位集合の先頭のPRBが、受信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBのうち最も低いPRBである一方で、上位集合の最後のPRBが、受信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBのうち最も高いPRBであるケースと、上位集合のPRBが、受信側装置のすべての受信プールによって示されるPRBの集まりであるもう1つのケース、を意味する。
一実施形態においては、受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
本開示の上の設定の場合、共通リソース割当て基準として使用される上位集合が、送信側装置のすべての受信プールによって示される少なくともすべてのPRBを含み得るため、送信側装置および受信側装置は、それらのリソースプールのPRBのサイズや位置を変更することなくリソース割当てに関する同じ認識を有することができる。
別の実施形態においては、送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの場合、送信側装置のこれら1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合を、共通リソース割当て基準として使用することができる。したがって、送信側装置および受信側装置は、それらのリソースプールのPRBのサイズや位置を変更することなくリソース割当てに関する同じ認識を有することができる。
別の実施形態においては、受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの場合、受信側装置のこれら1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。送信側装置および受信側装置は、同様に、それらのリソースプールのPRBのサイズや位置を変更することなくリソース割当てに関する同じ認識を有することができる。
図7は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の別の例示的なシナリオを概略的に示している。
この実施形態においては、特に、PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールを、共通リソース割当て基準として使用することができる。
例えば、クロスキャリアスケジューリングが適用されるとき、すなわちサイドリンク送信が2つ以上のキャリアを占有するときである。図7に示したように、送信側装置および受信側装置の両方が、それぞれPSCCHおよびPSSCHのための2つのキャリアを有し、2つ以上のセルが設定され、スケジューリングされたキャリアにおいてPSSCHが送信される。この場合、送信側装置は、たとえPSCCHがスケジューリングキャリアにおいて送信される場合でも、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールを、送信側装置および受信側装置の両方のリソース割当て基準として使用する。
図7は、2つのキャリアの場合を示しているが、本開示はこれに限定されない。具体的には、本開示は、多数のキャリアが使用される場合にも適用することができる。そしてこのような状況においては、送信側装置は、データチャネル(例:PSSCH)を送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールを、送信側装置および受信側装置の両方のリソース割当て基準として使用する。
本開示における上の設定の場合、多数のキャリアを使用するUEは、PSSCHのリソース割当てを取得するときの送信側装置および受信側装置の間の誤認識を排除するため、PSCCHではなくPSSCHに関連する共通リソース割当て基準に依存することができる。
図8は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の別の例示的なシナリオを概略的に示している。
この実施形態においては、共通リソース割当て基準を、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI:Sidelink Control Information)を介して受信側装置に通知することができる、または、共通リソース割当て基準は、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して、送信側装置に通知される。
より具体的には、例えば、共通リソース割当て基準を、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知することができる場合、送信側装置の側において、受信リソースプール#1が10個のPRBを有し、10ビットのビットマップを使用して、PSCCHで送信されるSCIの中のリソース割当てを示すものと想定する。「0100000000」は、2番目のPRBがデータ送信(例:PSSCH)用に割り当てられることを示している。このようなビットマップは、受信リソースプール#1にちょうどマッピングされる(1ビットが1個のPRBを表す)。受信側装置の側においては、制御チャネル(例:PSCCH)が受信されるとき、受信側装置は、受信されたPSCCHに基づいてビットマップを認識する。このようにして、次いで受信側装置は、PSSCHを受信した後、受信したPSSCHのリソース割当てを、送信側装置と同じ認識に基づいて正しく取得することができる。
上に述べたように、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる。
上の実施形態においては、リソース割当て基準は、データチャネルに割り当てられるリソースの特定の帯域幅を主として示すことができ、例えばキャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す。先頭のPRBが、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBが事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が共通リソース割当て基準を示す。または、先頭のPRBが事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定されており、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される。リソース割当ては、別のフィールド内のリソース割当て基準によって示される特定の帯域幅内で割り当てられる特定のPRBを主として示すことができる。
本開示の上の設定の場合、共通リソース割当て基準を、より正確かつ柔軟に確立することができ、なぜならリソース割当て基準およびリソース割当てを正確かつ柔軟に示す2つのフィールドが、送信ベースで(すなわち送信側装置が受信側装置にPSCCHを送信するたびに)更新されるPSCCHにおいて伝えられるためである。
本開示の別の実施形態においては、送信側装置であって、共通リソース割当て基準が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである、すなわち、共通リソース割当て基準を、標準規格に従って事前に設定する、基地局によって設定するかまたは指定する、またはこれらの任意の組合せとすることができる、送信側装置、を提供する。特に、上に開示した実施形態に示したように、共通リソース割当て基準としての自身の受信リソースプールに頼ることとは異なり、共通リソース割当て基準を、送信側装置および受信側装置の両方を対象に(事前に)設定する、または指定することもできる。
より具体的には、例えば、共通リソース割当て基準を、データチャネル(例:PSSCH)および/または制御チャネル(例:PSCCH)のためのキャリア内の特定の帯域幅に関して、基地局/MME/反対側の通信装置によって設定する/事前に設定する、または3GPP標準規格に従って指定する、またはこれらの任意の組合せによって指定することができる。
本開示における上の設定の場合、共通リソース割当て基準が送信側装置および受信側装置の両方に柔軟に発行される理由で、送信側装置および受信側装置に同じ認識が提供されることに加えて、リソースプールの設定がより柔軟である。
この場合、データチャネル用に割り当てられるリソースの特定の帯域幅が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せであり、例えば、キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが、事前に設定されるかまたは無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す。先頭のPRBは、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBは、事前に設定されるかまたはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す。または、先頭のPRBが事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される。リソース割当ては、別のフィールド内のリソース割当て基準によって示される特定の帯域幅内で割り当てられる特定のPRBを主として示すことができる。
本開示の上の設定の場合、共通リソース割当て基準が基地局によって、または標準規格に定義されている潜在的な選択(事前の設定)に従って送信側装置および受信側装置の両方に柔軟に発行される理由で、送信側装置および受信側装置に同じ認識が提供されることに加えて、リソースプールの設定がより柔軟である。
図9は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置および受信側装置のリソース割当て基準の別の例示的なシナリオを概略的に示している。
この実施形態においては、制御リソースセット(CORESET)またはPSCCHのリソースプールを、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用することができる。
この場合、CORESETは、PSCCHリソースプールと同じように機能し、PSSCHのリソース割当て基準に使用されるものと考えられる。送信側装置および受信側装置の両方が、それらに関連付けられるCORESETからPSSCH帯域幅を取得し、したがってCORESETは、例えばPSCCHの受信リソースプールとして理解することができる。
本開示の上の設定の場合、CORESETが設定された既存のPSCCHによっても、システム全体にさほどの変更を行うことなく、送信側装置および受信側装置の間で認識を同期させるための共通リソース割当て基準のコンセプトを導入することができる。
一実施形態においては、リソースプールが存在し、共通リソース割当て基準がそのリソースプールである。
図10は、本開示の一実施形態に係る、例示的な受信側装置のブロック図を示している。受信側装置1000は、割り当てられたリソースにおける物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を受信するように動作する受信機1020と、PSSCHのための割り当てられたリソースを、割り当てたリソースでPSSCHを送信する送信側装置によって使用される共通リソース割当て基準に基づいて取得するように動作する回路1010と、を備えている。
図10を参照し、受信側装置において使用される共通リソース割当て基準を、送信側装置における共通リソース割当て基準と同じように(事前に)設定する、または指定することができる。これに代えて、受信側装置の受信リソースプールと送信側装置の受信リソースプールが互いに完全に重なっている(すなわち同じ)場合には、受信側装置における共通リソース割当て基準を、受信側装置の受信リソースプールとすることができる。
再び図3を参照し、図3に示した通信システム300は、図10に示した受信側装置1000として機能することができる。具体的には、受信機308は、受信機1020に対応することができる。回路1010は、第2の信号プロセッサ309、リソースデマルチプレクサ310、リソースデマッパー311、復調器312、復号器313、第2の回路315、リソースデマッパー311、復調器312、および復号器313、を含むことができる。これに代えて、特定の要件に応じて、これらのユニットの1つまたは複数を、回路1010から個別にすることもできる。
したがって、図4の送信側装置400および図10の受信側装置1000を、まとめて通信装置と呼ぶ、または1つの通信装置として組み合わせることができ、このような通信装置は、回路(410,1010)と、送信機(420)と、受信機(1020)を備えることができる。
一実施形態においては、帯域幅部分(BWP)は、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない。
一実施形態においては、送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、送信側装置の受信リソースプールによって覆われる。受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールと同じである。
一実施形態においては、送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される。
一実施形態においては、SCIは、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、リソース割当てのフィールドは、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準は、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである。
一実施形態においては、キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBは、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBは、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBは、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される。
一実施形態においては、多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる。
一実施形態においては、リソースプールが存在し、このリソースプールは、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、このリソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。送信側装置または受信側装置のいずれにおいても、このようなリソースプールを送信および受信の両方に使用することができる(各装置の観点から送信リソースプールと受信リソースプールの区別はない)。
図11は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置と受信側装置との間の通信の流れ図の例を概略的に示している。特に、本開示の一実施形態に係る、送信側装置400と受信側装置1000との間の通信方法の流れ図の例を示している。例えば、送信側装置400を、図4に示した送信側装置400とすることができ、受信側装置1000を、図10に示した受信側装置1000とすることができる。
図11に示したように、ステップ1101においては、送信側装置400が、サイドリンクリソースを割り当てる。例えば、PSSCHのために割り当てられるキャリア内のリソースを、事業者によって事前設定することができる。例えば事業者は、送信側装置400を設計するときに、共通リソース割当て基準を設定し、それを送信側装置400の中にあらかじめ格納しておくことができ、送信側装置400は、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して示すことができ、共通リソース割当て基準は、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用される。
ステップ1102においては、送信側装置400が、受信側装置1000へのサイドリンク送信を実行することができる。接続は、公知の方法または今後開発される方法(ここではその詳細については省く)を実施することによって確立することができる(例:ユニキャスト通信またはグループキャスト通信の場合)、または、接続を完全には確立しない(例:ブロードキャスト通信の場合)。
ステップ1103においては、受信側装置1000は、PSSCHのための割り当てられたリソースを共通リソース割当て基準に基づいて受信/取得し、共通リソース割当て基準は、割り当てられたリソースでPSSCHを送信するために送信側装置によって使用される。
図12は、本開示の一実施形態に係る、送信側装置の無線通信方法の流れ図を示している。
図12に示したように、送信側装置によって実行される無線通信方法1200は、ステップS1201において開始され、このステップS1201では回路が、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して示し、共通リソース割当て基準は、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用される。次いでステップS1202においては、送信機が、割り当てられたリソースでPSSCHを受信側装置に送信する。例えば、送信側装置は、図4に示した送信側装置400とすることができ、回路および送信機は、それぞれ図4に示した回路410および送信機420とすることができる。
無線通信方法1200の場合、送信機の設計の複雑さを低減することができ、システム性能を改善することができる。これに加えて、たとえBWPが使用/サポートされる場合にも、より正確なリソース割当てを達成することができ、したがって電力節約がさらに改善される。
一実施形態においては、PSSCHおよびPSCCHの送信に帯域幅部分(BWP)が使用されない。
一実施形態においては、送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、送信側装置の受信リソースプールによって覆われる。受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールと同じである。
一実施形態においては、送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが個別である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHにおいて送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される。
一実施形態においては、SCIは、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、リソース割当てのフィールドは、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準は、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである。
一実施形態においては、キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBは、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBは、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBは、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される。
一実施形態においては、多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる。
一実施形態においては、リソースプールは、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、このリソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
図13に示したように、受信側装置によって実行される無線通信方法1300は、ステップS1301から開始され、このステップS1301では受信機が、割り当てられたリソースにおける物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を受信する。次いでステップS1302においては、回路が、PSSCHのための割り当てられたリソースを共通リソース割当て基準に基づいて取得し、共通リソース割当て基準は、割り当てたリソースでPSSCHを送信するために送信側装置によって使用される。受信側装置は、例えば、図10に示した受信側装置1000とすることができ、回路および送信機は、それぞれ図10に示した回路1010および受信機1020とすることができる。
無線通信方法1300の場合、受信機の設計の複雑さを低減することができ、システム性能を改善することができる。これに加えて、たとえBWPが使用/サポートされる場合にも、より正確なリソース割当てを達成することができ、したがって電力節約がさらに改善される。
一実施形態においては、帯域幅部分(BWP)は、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない。
一実施形態においては、送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、送信側装置の受信リソースプールによって覆われる。受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる。
一実施形態においては、送信側装置の受信リソースプールは、受信側装置の受信リソースプールと同じである。
一実施形態においては、送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される。
一実施形態においては、基地局は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる。
一実施形態においては、SCIは、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、リソース割当てのフィールドは、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す。
一実施形態においては、共通リソース割当て基準は、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである。
一実施形態においては、キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBは、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBは、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBは、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す。
一実施形態においては、先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される。
一実施形態においては、多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される。
一実施形態においては、リソースプールが存在し、このリソースプールは、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、このリソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される。送信側装置または受信側装置のいずれにおいても、このようなリソースプールは、送信および受信の両方に使用することができる(各装置の観点から送信リソースプールと受信リソースプールの区別はない)。
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上述した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、その一部または全体を、集積回路などのLSIによって実施することができ、各実施形態において説明した各プロセスは、その一部または全体を、同じLSIまたはLSIの組合せによって制御することができる。LSIは、チップとして個別に形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように1個のチップを形成することができる。LSIは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ、または専用プロセッサを使用することによって実施することができる。さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。本開示は、デジタル処理またはアナログ処理として実施することができる。半導体技術または別の派生技術が進歩する結果として、LSIが将来の集積回路技術に置き換わる場合、その将来の集積回路技術を使用して機能ブロックを集積化することができる。バイオテクノロジを適用することもできる。
本開示は、通信の機能を有する任意の種類の装置、デバイス、またはシステム(通信装置と称する)によって実施することができる。
このような通信装置の非限定的ないくつかの例としては、電話(例:携帯電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例:ラップトップ、デスクトップ、ノートブック)、カメラ(例:デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレイヤー(デジタルオーディオ/ビデオプレイヤー)、ウェアラブルデバイス(例:ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、電子書籍リーダー、遠隔医療/テレメディシン(リモート医療・医薬)装置、通信機能を提供する車両(例:自動車、飛行機、船舶)、およびこれらのさまざまな組合せ、が挙げられる。
通信装置は、携帯型または可搬型に限定されず、非携帯型または据え付け型である任意の種類の装置、デバイス、またはシステム、例えば、スマートホームデバイス(例:電化製品、照明、スマートメーター、コントロールパネル)、自動販売機、および「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」のネットワーク内の任意の他の「モノ」なども含むことができる。
通信は、例えばセルラーシステム、無線LANシステム、衛星システム、その他、およびこれらのさまざまな組合せを通じて、データを交換するステップを含むことができる。
通信装置は、本開示の中で説明した通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラやセンサなどのデバイスを備えることができる。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号またはデータ信号を生成するコントローラまたはセンサ、を備えていることができる。
通信装置は、インフラストラクチャ設備、例えば、上の非限定的な例における装置等の装置と通信する、またはそのような装置を制御する基地局、アクセスポイント、および任意の他の装置、デバイス、またはシステムなどを、さらに含むことができる。
本開示の実施形態は、少なくとも、以下の主題を提供することができる。
(1) 送信側装置であって、
物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して示す、ように動作する回路であって、共通リソース割当て基準が、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用される、回路、および、
PSCCHおよび関連付けられるPSSCHを、割り当てたリソースで受信側装置に送信するように動作する送信機、
を備えている、送信側装置。
(2) 帯域幅部分(BWP)が、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない、(1)に記載の送信側装置。
(3) 送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(4) 送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、送信側装置の受信リソースプールによって覆われ、受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる、(3)に記載の送信側装置。
(5) 送信側装置の受信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールと同じである、(1)に記載の送信側装置。
(6) 送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(7) 受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(8) 送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(9) 受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(10) PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(11) 共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される、(1)に記載の送信側装置。
(12) SCIが、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、
リソース割当てのフィールドが、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す、
(11)に記載の送信側装置。
(13) 共通リソース割当て基準が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである、(1)に記載の送信側装置。
(14) キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す、(11)に記載の送信側装置。
(15) 先頭のPRBが、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBが、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す、(11)に記載の送信側装置。
(16) 先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される、(11)に記載の送信側装置。
(17) 多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(18) 制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される、(1)に記載の送信側装置。
(19) 基地局が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる、(1)に記載の送信側装置。
(20) 受信側装置であって、
割り当てられたリソースにおける物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を受信するように動作する受信機、および、
PSSCHのための割り当てられたリソースを共通リソース割当て基準に基づいて取得するように動作する回路であって、共通リソース割当て基準が、割り当てたリソースでPSSCHを送信するために送信側装置によって使用される、回路、
を備えている、受信側装置。
(21) 帯域幅部分(BWP)が、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない、(20)に記載の受信側装置。
(22) 送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(23) 送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、送信側装置の受信リソースプールによって覆われ、受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる、(22)に記載の受信側装置。
(24) 送信側装置の受信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールと同じである、(20)に記載の受信側装置。
(25) 送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(26) 受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(27) 送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(28) 受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(29) PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(30) 共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される、(20)に記載の受信側装置。
(31) SCIが、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、
リソース割当てのフィールドが、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す、
(30)に記載の受信側装置。
(32) 共通リソース割当て基準が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである、(20)に記載の受信側装置。
(33) キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す、(30)に記載の受信側装置。
(34) 先頭のPRBが、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBが、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す、(30)に記載の受信側装置。
(35) 先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される、(30)に記載の受信側装置。
(36) 多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(37) 制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される、(20)に記載の受信側装置。
(38) 基地局が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる、(20)に記載の受信側装置。
(39) 送信側装置の無線通信方法であって、
物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを共通リソース割当て基準に基づいて割り当てて、このリソース割当てを物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して示すステップであって、共通リソース割当て基準が、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用される、ステップ、および、
割り当てたリソースでPSSCHを受信側装置に送信するステップ、
を含む、無線通信方法。
(40) 帯域幅部分(BWP)が、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない、(39)に記載の無線通信方法。
(41) 送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(42) 送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、送信側装置の受信リソースプールによって覆われ、受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる、
(41)に記載の無線通信方法。
(43) 送信側装置の受信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールと同じである、(39)に記載の無線通信方法。
(44) 送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(45) 受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(46) 送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(47) 受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(48) PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(49) 共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される、(39)に記載の無線通信方法。
(50) SCIが、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、
リソース割当てのフィールドが、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す、
(49)に記載の無線通信方法。
(51) 共通リソース割当て基準が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである、(39)に記載の無線通信方法。
(52) キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す、(49)に記載の無線通信方法。
(53) 先頭のPRBが、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBが、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す、(49)に記載の無線通信方法。
(54) 先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される、(49)に記載の無線通信方法。
(55) 多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(56) 制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される、(39)に記載の無線通信方法。
(57) 基地局が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる、(39)に記載の無線通信方法。
(58) 受信側装置の無線通信方法であって、
割り当てられたリソースにおける物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を受信するステップ、および、
PSSCHのための割り当てられたリソースを共通リソース割当て基準に基づいて取得するステップであって、共通リソース割当て基準が、割り当てたリソースでPSSCHを送信するために送信側装置によって使用される、ステップ、
を含む、無線通信方法。
(59) 帯域幅部分(BWP)が、PSSCHおよびPSCCHの送信に使用されない、(58)に記載の無線通信方法。
(60) 送信側装置または受信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(61) 送信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、送信側装置の受信リソースプールによって覆われ、受信側装置の受信リソースプールが共通リソース割当て基準として使用される場合、送信側装置の送信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールによって覆われる、(58)に記載の無線通信方法。
(62) 送信側装置の受信リソースプールが、受信側装置の受信リソースプールと同じである、(58)に記載の無線通信方法。
(63) 送信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、送信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(64) 受信側装置に多数の受信リソースプールが設定されている場合、受信側装置の多数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(65) 送信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(66) 受信側装置の1つまたは複数の送信リソースプールおよび1つまたは複数の受信リソースプールの上位集合が、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(67) PSCCHおよびPSSCHを受信するための受信リソースプールが別々である場合、送信側装置のPSSCHを受信するための受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(68) 共通リソース割当て基準が、送信側装置によってPSCCHで送信されるサイドリンク制御情報(SCI)を介して受信側装置に通知される、または、共通リソース割当て基準が、基地局によってPDCCHで送信されるサイドリンクダウンリンク制御情報(DCI)を介して送信側装置に通知される、(58)に記載の無線通信方法。
(69) SCIが、共通リソース割当て基準のフィールドおよびリソース割当てのフィールドを示し、
リソース割当てのフィールドが、共通リソース割当て基準内の割り当てられる物理リソースブロック(PRB)を示す、
(68)に記載の無線通信方法。
(70) 共通リソース割当て基準が、事前に設定される、設定される、指定される、またはこれらの任意の組合せである、(58)に記載の無線通信方法。
(71) キャリア内の先頭のPRBおよび最後のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定され、共通リソース割当て基準を示す、(68)に記載の無線通信方法。
(72) 先頭のPRBが、キャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、最後のPRBが、事前に設定される、またはRRCによって設定され、最も低いPRBインデックスおよび最後のPRBの両方が、共通リソース割当て基準を示す、(68)に記載の無線通信方法。
(73) 先頭のPRBが、事前に設定される、または無線リソース制御(RRC)によって設定される、またはキャリア内の最も低いPRBインデックスとして指定され、PRBの数が設定される、事前に設定される、または指定される、(68)に記載の無線通信方法。
(74) 多数のキャリアまたは多数のセルが設定されている場合、PSSCHを送信するためのスケジューリングされたキャリア内の送信側装置の受信リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(75) 制御リソースセットまたはPSCCHのリソースプールが、PSSCHのための共通リソース割当て基準として使用される、(58)に記載の無線通信方法。
(76) 基地局が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のリソースを、共通リソース割当て基準に基づいて割り当てる、(58)に記載の無線通信方法。
(77) リソースプールが存在し、リソースプールが、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用される、(58)または(39)に記載の無線通信方法。
(78) リソースプールが存在し、リソースプールが、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用され、送信側装置または受信側装置のいずれにおいても、このようなリソースプールを送信および受信の両方に使用することができる、(1)に記載の送信側装置。
(79) リソースプールが存在し、リソースプールが、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)のリソースを割り当てるために送信側装置によって使用され、かつ、割り当てられたリソースを取得するために受信側装置によって使用され、リソースプールが、共通リソース割当て基準として使用され、送信側装置または受信側装置のいずれにおいても、このようなリソースプールを送信および受信の両方に使用することができる、(20)に記載の受信側装置。