JP7388860B2 - 個室型のケアシステムおよび個室型のケアシステムの使用方法 - Google Patents

個室型のケアシステムおよび個室型のケアシステムの使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、個室型のケアシステムおよび個室型のケアシステムの使用方法に関する。
近年、手術室から離れた場所での遠隔操作によって患者に対する手術を実施することが可能な手術支援用のシステム等の開発が行われている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004-181229号公報
一方で、現在医師が十分であっても、例えば災害時には一時的に急激な医師不足状態になることも想定される。したがって、現在の医師の業務に関してリソース配分を見直し、医師が不在であっても、使用者の操作によって、容易にケアサービスを受けられるようなシステムが求められている。
本発明の発明者等は、上記課題の解決を図るにあたり、鋭意努力を重ねた結果、本発明の個室型のケアシステムおよび個室型のケアシステムの使用方法を案出するに至った。
本発明は、医師が不在であっても、使用者の操作によって、容易にケアサービスを受けられる個室型のケアシステムおよび個室型のケアシステムの使用方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る個室型のケアシステムは、使用者が入室する入室空間と、前記使用者の個人認証または個人情報の入力を行って前記使用者を特定する個人特定部と、前記入室空間内において前記使用者に対して、医学的なサービスを提供する提供部と、前記使用者に対して所定の問診を行う問診部と、前記提供部に設けられ、前記使用者の身体に対して、所定の処置を行う複数の処置部と、プログラムを実行して、前記問診部によって受け取った問診内容に対する応答内容によって、前記複数の処置部のうちどの処置部を用いるかを特定する特定部として機能するCPUと、を有する。
また、上記目的を達成する本発明に係る個室型のケアシステムの使用方法は、使用者が入室空間に入室する入室ステップと、前記使用者の個人認証または個人情報の入力を行って前記使用者を特定する個人特定ステップと、前記入室空間内において前記使用者に対して、所定の問診を行う問診ステップと、CPUがプログラムを実行することによって、前記問診ステップにおける応答内容に基づいて、複数ある処置部からどの処置部を用いるかを特定する特定ステップと、前記入室空間内において前記使用者に対して、前記特定ステップにおいて特定された前記処置部によって、前記使用者の身体に対して所定の処置を行う処置ステップと、を有する。
上記の個室型のケアシステムまたは個室型のケアシステムの使用方法によれば、医師が不在であっても、使用者の操作によって、容易にケアサービスを受けることができる。
本実施形態に係る個室型のケアシステムの概要を示す図である。 本実施形態に係る個室型のケアシステムのコンピューターの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る個室型のケアシステムのCPUの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る個室型のケアシステムの使用方法を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係る個室型のケアシステム1の概要を示す図である。図2は、本実施形態に係る個室型のケアシステム1のコンピューター50の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る個室型のケアシステム1のCPU51の機能構成を示すブロック図である。以下の説明において、個室型のケアシステム1を、単に「ケアシステム1」と称する場合がある。
ケアシステム1は、図1に示すように、入室空間10に入室した使用者に対して、医学的なサービスを提供するシステムである。
ケアシステム1は、図1、図2に示すように、入室空間10と、挿入部20と、提供部30と、取得部40と、コンピューター50と、を有する。
入室空間10は、使用者が入室する空間である。本実施形態において、入室空間10は、使用者が一人だけ入れる程度の広さである。入室空間10は、図1に示すように、開閉自在な扉11を有し、扉11を開くことによって、入室空間10に入室可能となっている。また、入室空間10内には、使用者が座る椅子12が設けられている。なお、入室空間10には、車椅子のまま進入可能なスペースが確保されていてもよい。
挿入部20は、使用者の身体の少なくとも一部が挿入される。挿入部20は、例えば、橈骨動脈に医療用長尺体がアクセスする際の手首が挿入可能な凹部、CT検査の実施や脳波の確認のために頭部が挿入可能な凹部、採血するための腕が挿入可能な凹部、ピアスの穴開けや耳かきを行うための耳が挿入可能な凹部、歯垢除去や喉の炎症の確認を行うための口が挿入可能な凹部、酸素飽和度を測定するために指先が挿入可能な凹部、皮膚がんや皮膚の裂傷に対する処置を行うために特定の部位が挿入可能な凹部、内蔵のエコー検査を行うために腹部が挿入可能な凹部、心音や呼吸時の雑音を観測するために胸部が挿入可能な凹部、経口内視鏡を挿入するために顔が挿入可能な凹部、子宮鏡や経腸内視鏡を挿入するために臀部が挿入可能な凹部、および身体の洗浄を行うための身体が覆われるケース等を有する。
提供部30は、挿入部20に挿入された使用者の身体に対して所定の処置を行う処置部31を有する。処置部31は、挿入部20に挿入された使用者の身体に対して、所定の医療処置を行う。処置部31としては、公知のカテーテル操作用ロボット、CT検査装置、脳波測定器、注射針、ピアス穴開け器具、歯垢除去器具、身体洗浄器具等を有する。なお、処置部31は、互いに切り離し可能となるように構成されており、使用者の用途や症状に応じて、所定の処置を行うために処置部31同士で再構成可能に構成されていることが好ましい。具体的には、公知のカスタムロボットアームの複数の先端に各処置部31が把持されており、それらを再構成可能に構成されている。この構成によれば、多数存在する処置部31が煩雑となることを防止することができる。
取得部40は、使用者の生体情報を取得する。具体的には、取得部40は、使用者の血圧、体温、呼吸、脈拍数、動脈血酸素飽和度等(バイタルサイン)や身長・体重の数値を取得する。取得部40としては、公知のバイタルサイン測定装置を用いることができる。このように取得部40が設けられるため、生体情報を参考にして、処置部31による処置を行うことができる。
コンピューター50は、上記各部の制御および各種処理を行う。コンピューター50は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリー52と、ハードディスク53と、通信I/F部54と、表示部55と、操作部56と、音声入力部57と、音声出力部58と、を有する。各構成は、バス59を介して、相互に通信可能に接続されている。
CPU51は、メモリー52やハードディスク53に記録されているプログラムに従って、各構成の制御や各種の演算処理などを実行する。
メモリー52は、各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Randam Access Memory)などから構成される。
ハードディスク53は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを記憶する。
ハードディスク53は、使用者の個人情報や、処置部31の使用履歴を記憶する。使用者の個人情報としては、例えば、生年月日、性別、体重等である。
ハードディスク53は、使用者に対して行う所定の問診内容を記憶する。所定の問診内容としては、例えば、「外科、脳神経外科、心臓血管外科、小児科、整形外科、眼科、内科、皮膚科、産婦人科、耳鼻咽喉科のいずれの科ですか?」、「どこがどのように悪いですか?」、「いつからですか?」、「今までにかかった病気や治療中の病気はありますか?」、「現在飲んでいる薬はありますか?」、「アレルギーはありますか?」等を挙げることができる。なお、上述の「外科、脳神経外科、心臓血管外科、小児科、整形外科、眼科、内科、皮膚科、産婦人科、耳鼻咽喉科のいずれの科ですか?」という問診は省略されて、いずれの科が適切かは機械学習によって判断されてもよい。
通信I/F部54は、ネットワークを介して他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)などの規格を用いる。
表示部55は、例えば液晶ディスプレイであって、個人認証の際のID番号を入力したり、上述の問診内容を表示したりする。
操作部56は、例えばマウスなどのポインティングデバイスやキーボードであり、使用者が各種情報を入力するために使用される。
音声入力部57は、使用者の音声を電気信号に変換するマイクロホン、変換された電気信号を増幅するアンプ、電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/Dコンバーターなどから構成される。つまり、音声入力部57によって、使用者の音声はデジタル信号に変換され、変換されたデジタル信号は、CPU51によって、音声データとして処理される。ここで、使用者が入力する音声としては、例えば、上述の問診内容に対する返答である。
音声出力部58は、電気信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するD/Aコンバーター、電気信号を増幅するアンプ、電気信号を音に変換して音を出力するスピーカーまたはヘッドホンなどから構成される。ここで、出力される音声としては、例えば、上述の問診内容である。
なお、上述の問診およびそれに対する応答は音声で行うことに限定されず、表示部55に問診内容が出力されて、表示部55上に使用者が入力することによって行われてもよい。
CPU51は、各種プログラムを実行することによって、例えば、個人特定部511、問診部512、特定部513、指示部514、記録部515、および判断部516として機能する。以下、機能構成について説明する。
個人特定部511は、使用者を特定する。具体的には、ケアシステム1に訪れたことがある使用者または事前に登録済みの使用者に関しては、使用者の個人認証を行うことによって使用者を特定する。ここで、「ケアシステム1に訪れたことがある」とは、同一のケアシステム1に訪れたことがあるという場合だけでなく、他の場所にあるケアシステム1に訪れたことがある場合も含まれる。個人認証としては、特に限定されないが、指紋、音声、顔のような個人の固有特徴を利用することができる。また、初めてケアシステム1を訪問する使用者に対しては、個人情報の入力を行うことによって、使用者を特定する。ここで、個人情報としては、氏名、年齢、住所、既往歴等が含まれる。上述の様々な使用者データを、個人の生涯にわたる医療情報として電子カルテ化して、一元的に管理するPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)のようなシステムで総合的に管理されても良い。その場合、クラウド上で管理され、必要に応じて使用者の個人データにアクセスするような仕組みでも良い。
問診部512は、使用者に対して上述した問診を行う。また、問診部512は、問診内容に対する応答内容を受け取る。問診方法としては、音声による出力、または表示部55への表示である。なお、問診に対する回答は使用者本人が行うことに限定されず、使用者を介護する介護者によって行われてもよい。
特定部513は、問診部512によって受け取った問診内容に対する応答内容によって、複数の処置部31のうちどの処置部31を用いるかを特定する。
指示部514は、処置部31に対して所定の処置をする指示を行う。以下、冠動脈に発症した病変部を、橈骨動脈を介して治療するTRI(Trans Radial intervention)の場合を例に挙げて、指示部514が処置部31に対して指示する内容について具体的に説明する。このとき、処置部31としては、イントロデューサー用シース、ガイドワイヤ、カテーテル、画像診断カテーテル、バルーンカテーテル等を挙げることができる。
まず、指示部514は、処置部31に指示して、セルジンガー法により、イントロデューサー用シースを橈骨動脈に穿刺し、イントロデューサー用シースを介してガイドワイヤを動脈内に挿入する。次に、指示部514は、処置部31に指示して、カテーテルの内腔にガイドワイヤを挿入し、ガイドワイヤを先行させつつ、カテーテルを動脈内に挿入する。
そして、指示部514は、処置部31に指示して、イントロデューサー用シースの内腔を介して、ガイドワイヤ、ガイディングカテーテル、画像診断カテーテル、バルーンカテーテル等の診断・治療に用いられる医療器具を橈骨動脈に挿入する。そして、これらの医療器具を用いて、冠動脈の病変部を診断・治療する。
なお、指示部514は、上述のTRIの治療法に限定されず、例えば、血管にアクセスする場合は、血管のプラークを除去する血管掃除や、血液を浄化する血液浄化の処置を指示する。他にもCT検査装置、脳波測定器、注射針、ピアス穴開け器具、歯垢除去器具、身体洗浄器具等の処置部31に対して、所定の指示を行って、所定の処置を行わせる。
記録部515は、処置部31の使用履歴を記録する。具体的には、複数の処置部31に対して、各処置部31に、何回使用した履歴があるかを記録する。このため、使用者がどの処置部31を使用したことがあるかを把握できる。
判断部516は、処置部31による処置を実施するか否かを、第3者に判断させる。ここで第3者としては、本人を除く人物であって、例えば、身内、医師である。このため、例えば、痴呆が進行しており正常な判断ができない虞のある使用者に対して、第3者に判断させる機会を設けることによって、誤った処置が施されることを防止できる。
次に、図4を参照して、ケアシステム1の使用方法について説明する。
図4は、本実施形態に係る個室型のケアシステム1の使用方法を示すフローチャートである。
まず、使用者は、自身が所定の医学的なサービスの提供を受けたいときに、個室型のケアシステム1に訪問して、ケアシステム1の入室空間10に入室する(入室ステップS1)。使用者は、入室空間10の扉11を開いて、入室空間10に入室して、入室空間10内の椅子12に着席する。なお、椅子12に限定されず、リクライニングシートやベッドに着席してもよい。
次に、入室空間10において、使用者が特定される(個人特定ステップS2)。具体的には、ケアシステム1に訪れたことがある使用者または事前に登録済みの使用者に関しては、使用者の個人認証を行うことによって使用者を特定する。また、初めてケアシステム1を訪問する使用者に対しては、個人情報の入力を行うことによって、使用者を特定する。
次に、入室空間10において、使用者に対して問診が行われる(問診ステップS3)。問診ステップS3では、音声によって使用者に対して問診が行われてもよいし、表示部55に表示される問診内容に対して、タッチパネルで回答することによって、問診が行われてもよい。なお、問診ステップS3では、問診および回答が音声によって行われてもよい。
次に、問診ステップS3に対する回答内容に基づいて、どの処置部31を用いるかを特定する(特定ステップS4)。具体的には、問診ステップS3に対する回答内容によって、TRI治療を行う場合は、処置部31としてガイドワイヤやカテーテル等を用いることを特定する。また、問診ステップS3に対する回答内容によって、CT検査を行う場合は、処置部31としてCT検査装置を用いることを特定する。また、問診ステップS3に対する回答内容によって、脳波測定を行う場合は、処置部31として脳波測定装置を用いることを特定する。また、上述した処置部31以外にも、特定ステップS4において、処置部31として注射針、ピアス穴開け器具、歯垢除去器具、身体洗浄器具等を用いることが特定される。
なお、特定ステップS4は、事前の機械学習の結果に基づいて、実施されてもよい。機械学習とは、アルゴリズムを使用して入力データを解析し、その解析結果から有用な規則や判断基準等を抽出し、アルゴリズムを発展させることを指す。機械学習のアルゴリズムは、一般的に、教師あり学習、教師なし学習、強化学習等に分類される。教師あり学習のアルゴリズムでは、入力(問診に対する回答内容)と結果(どの処置部31を特定したか)とのデータセットが与えられ、それに基づき機械学習が行われる。教師なし学習のアルゴリズムでは、入力データのみが大量に与えられて機械学習が行われる。強化学習のアルゴリズムは、アルゴリズムが出力した解に基づいて環境を変化させ、出力した解がどの程度正しいのかの報酬に基づいて、修正を加えていく。
次に、問診ステップS3に対する回答内容によって特定された処置部31を用いる際に、使用者の生体情報が必要か否かを判断する(S5)。処置部31を用いる際に使用者の生体情報が必要であると判断された場合(S5:YES)、取得ステップS6に移行する。このように処置部31を用いる際に使用者の生体情報が必要である処置部31としては、例えば、カテーテル操作用ロボット、CT検査装置、脳波測定器等である。一方、処置部31を用いる際に使用者の生体情報が不要であると判断された場合(S5:NO)、判断ステップS7に移行する。このように処置部31を用いる際に使用者の生体情報が不要である処置部31としては、注射針、ピアス穴開け器具、歯垢除去器具、身体洗浄器具等である。
処置部31を用いる際に使用者の生体情報が必要であると判断された場合、使用者の生体情報を取得する(取得ステップS6)。
次に、処置部31による処置を実施するか否かを、第3者に判断させる(判断ステップS7)。具体的には、例えば通信I/F部54を介して、第3者に連絡をとって、処置部31による処置の実施を問い合わせて、第3者が処置してもよいと判断すれば、S8に移行する。また、第3者が処置すべきではないと判断すれば、処置の実施を取りやめる。
次に、特定ステップS4において特定された処置部31によって、挿入部20に挿入された使用者の身体に対して、所定の医療処置を行う(処置ステップS8)。この際、全自動で処置ステップS8が行われてもよいし、使用者の手動を一部含む半自動で処置ステップS8が行われてもよい。
次に、使用者の処置部31に対する使用履歴を記録する(記録ステップS9)。
以上説明したように、本実施形態に係る個室型のケアシステム1は、使用者が入室する入室空間10と、使用者の個人認証または個人情報の入力を行って使用者を特定する個人特定部511と、入室空間10内において使用者に対して、医学的なサービスを提供する提供部30と、を有する。このように構成された個室型のケアシステム1によれば、医師が不在であっても、使用者の操作によって、容易にケアサービスを受けられる。
また、ケアシステム1は、使用者の身体の少なくとも一部が挿入される挿入部20をさらに有し、提供部30は、挿入部20に挿入された使用者の身体に対して、所定の処置を行う処置部31を有する。このように構成されたケアシステム1によれば、医師が不在であっても、容易に所定の処置を受けることができる。
また、処置部31は、互いに切り離し可能な複数の処置部31から構成され、所定の処置を行うために必要な処置部31同士で再構成可能に構成されてなる。このように構成されたケアシステム1によれば、多数存在する処置部31が煩雑となることを防止することができる。また、各地域や設置場所、時期や時間の経過によって必要となるケアシステム1に求められる機能は異なる。そこで、複数の処置部31を組み合わせることによって、要望に合わせた最適なケアシステム1にカスタマイズすることができる。例えば、周辺の病院の機能の一部をケアシステム1に担ってほしいときには、処置部31には病院の一部の機能を備えるように複数の処置部31を組み合わせて構成され、また、前述の病院の機能の一部が不要となったときには、処置部31から取り外され、簡素化された他の目的にあった処置部31としてカスタマイズすることができ、無駄を省くことによって、操作性・適性性・経済性・効率性を高めることができる。
また、ケアシステム1は、使用者に対して所定の問診を行う問診部512をさらに有し、提供部30は、問診部512において得られた問診結果に基づいて、医学的なサービスを提供する。このように構成されたケアシステム1によれば、使用者が望むサービスを正確に提供することができる。
また、ケアシステム1は、提供部30の使用者に対する提供履歴を記録する記録部515をさらに有する。このように構成されたケアシステム1によれば、使用者がどの処置部31を使用したことがあるかを把握することができる。
また、ケアシステム1は、使用者の生体情報を取得する取得部40をさらに有する。このように構成されたケアシステム1によれば、取得部40によって取得された生体情報を用いて、処置部31による処置を行うことができる。
また、ケアシステム1は、提供部30によるサービスを提供するか否かを、第3者に判断させる判断部516をさらに有する。このように構成されたケアシステム1によれば、例えば、痴呆が進行しており正常な判断ができない虞のある使用者に対して、第3者に判断させる機会を設けることによって、誤った処置が施されることを防止できる。
また、入室空間10には、1名の使用者が入室可能である。このように構成されたケアシステム1によれば、使用者の情報(例えばどのような処置行われたか)を他人に知られることを防止できる。
また、以上説明したように、個室型のケアシステム1の使用方法は、使用者が入室空間10に入室する入室ステップS1と、使用者の個人認証または個人情報の入力を行って使用者を特定する個人特定ステップS2と、入室空間10内において使用者に対して、医学的なサービスを提供する提供ステップ(処置ステップS8)と、を有する。この使用方法によれば、医師が不在であっても、使用者の操作によって、容易にケアサービスを受けられる。
以上、実施形態を通じて本発明に係る個室型のケアシステム1および個室型のケアシステム1の使用方法について説明したが、本発明は説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば上述した実施形態では、入室空間10には1名の使用者が入室可能であったが、複数名の使用者が入室可能となるように構成されていてもよい。この構成によれば、一度にまとめて複数の使用者に対して医学的なサービスを提供することができ、効率性が向上する。
また、上述した実施形態では、問診部512、記録部515、取得部40、判断部516を有していたが、これらの構成はなくてもよい。
また、使用者に対して「最近の楽しみを教えてください。」等の問診を行うことによって、使用者の認知力を把握してもよい。そして、この使用者の認知力に応じて、判断ステップS7で第3者に判断を委ねるかの参考にしてもよい。
また、CPU51は、使用者からの質問や伝えたい内容を受け付ける受付部をさらに有してもよい。このとき受付部において、使用者からの質問を受け付けて、使用者が再度ケアシステム1に訪問した際に、医療従事者が回答することができる。
また、通信I/F部54は、使用者が持参したデバイス(例えばスマートフォン)や体温計等と通信可能であってもよい。このとき、入室空間10以外の場所でも、例えば、使用者の体温等の情報を取得することができる。
また、提供部30は、災害時に無給電で動作できるように、自己発電装置を有していてもよい。
また、個室型のケアシステム1の設置は、特に限定されないが、クリニックやイベント会場、ショッピングモールといった複合施設、マンション(住宅)等の内部または隣接するように設置することが好ましい。使用者にとって、より身近で抵抗なく入室できることが重要である。さらには、自動車、電車、船、飛行機、宇宙船等の移動手段の内部に設けられていてもよい。この構成によれば、移動中であっても、個室型のケアシステム1を利用することができる。
1 ケアシステム、
10 入室空間、
20 挿入部、
30 提供部、
31 処置部、
40 取得部、
511 個人特定部、
512 問診部、
513 特定部、
514 指示部、
515 記録部、
516 判断部、
S1 入室ステップ、
S2 個人特定ステップ、
S3 問診ステップ、
S4 特定ステップ、
S6 取得ステップ、
S7 判断ステップ、
S8 処置ステップ、
S9 記録ステップ。

Claims (9)

  1. 使用者が入室する入室空間と、
    前記使用者の個人認証または個人情報の入力を行って前記使用者を特定する個人特定部と、
    前記入室空間内において前記使用者に対して、医学的なサービスを提供する提供部と、
    前記使用者に対して所定の問診を行う問診部と、
    前記提供部に設けられ、前記使用者の身体に対して、所定の処置を行う複数の処置部と、
    プログラムを実行して、前記問診部によって受け取った問診内容に対する応答内容によって、前記複数の処置部のうちどの処置部を用いるかを特定する特定部として機能するCPUと、を有する個室型のケアシステム。
  2. 前記使用者の身体の少なくとも一部が挿入される挿入部をさらに有し、
    前記提供部は、前記挿入部に挿入された前記使用者の前記身体に対して、前記特定部で特定された前記処置部を用いて、所定の処置を行う、請求項1に記載の個室型のケアシステム。
  3. 前記複数の処置部は、互いに切り離し可能に構成され、
    前記所定の処置を行うために必要な前記処置部同士で再構成可能に構成されてなる、請求項2に記載の個室型のケアシステム。
  4. 前記提供部の前記使用者に対する提供履歴を記録する記録部をさらに有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の個室型のケアシステム。
  5. 前記使用者の生体情報を取得する取得部をさらに有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の個室型のケアシステム。
  6. 前記提供部による前記サービスを提供するか否かを、第3者に判断させる判断部をさらに有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の個室型のケアシステム。
  7. 前記入室空間には、1名または複数名の前記使用者が入室可能である、請求項1~6のいずれか1項に記載の個室型のケアシステム。
  8. 前記提供部は、自己発電装置を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の個室型のケアシステム。
  9. 使用者が入室空間に入室する入室ステップと、
    前記使用者の個人認証または個人情報の入力を行って前記使用者を特定する個人特定ステップと、
    前記入室空間内において前記使用者に対して、所定の問診を行う問診ステップと、
    CPUがプログラムを実行することによって、前記問診ステップにおける応答内容に基づいて、複数ある処置部からどの処置部を用いるかを特定する特定ステップと、
    前記入室空間内において前記使用者に対して、前記特定ステップにおいて特定された前記処置部によって、前記使用者の身体に対して所定の処置を行う処置ステップと、を有する、個室型のケアシステムの使用方法。
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