JP7387331B2 - Ue - Google Patents

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Description

本発明は、UEに関する。
近年の移動通信システムの標準化活動を行う3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)のシステムアーキテクチャであるSAE(System Architecture Evolution)の検討を行っている。
また、近年3GPPでは、次世代移動通信システムである5G (5th Generation) 移動通信システムの次世代通信技術やシステムアーキテクチャの検討も行っており、特に、5G移動通信システムを実現するシステムとして、5GS(5G System)の仕様化を行っている(非特許文献1、及び非特許文献2参照)。5GSでは、多種多様な端末をセルラーネットワークに接続する為の技術課題を抽出し、解決策を仕様化している。
3GPP TS 23.501 V16.1.0 (2019-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TS 23.502 V16.1.1 (2019-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TS 24.501 V16.1.0 (2019-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 16)
5GSでは、輻輳管理に相当する機能を提供する仕組みに加えて、さらに、輻輳管理以外の理由に基づく制御信号管理について検討が行われている (非特許文献1及び非特許文献2及び非特許文献3参照)。
一方で、5GSでは、非公共ネットワーク(Non-Public Network:NPN)の検討も行われている。NPNは、特定にユーザ又はUEのみアクセス又は接続が許可されるネットワークである。
しかし、NPNへ接続している状態において、UE及びネットワークが5GSにおける輻輳管理を適用するか否かが明確になっていない。
さらに、NPNへ接続されている状態において、輻輳管理が適用されている状態において、UEがPLMNの変更を行った場合、且つ変更前のPLMNがホームPLMNの場合に、移動先のPLMNにおいても輻輳管理が継続されるか否かが明確になっていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、システム変更時の輻輳管理の理由に基づく制御信号管理処理を実現するための仕組みや通信制御方法を提供することである。
本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)は、送受信部を備え、送受信部は、NPN (Non-Public Network) に接続している場合は、第26の5GSM (5G Session Management) 理由値を受信した場合に、第26の5GSM理由値を無視する、ことを特徴とする。
本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)は、送受信部を備え、送受信部は、NPN (Non-Public Network) に接続している場合は、第67の5GSM (5G Session Management) 理由値を受信した場合に、第67の5GSM理由値を無視する、ことを特徴とする。
本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)は、送受信部を備え、送受信部は、NPN (Non-Public Network) に接続している場合は、第69の5GSM (5G Session Management) 理由値を受信した場合に、第69の5GSM理由値を無視する、ことを特徴とする。
本発明の一実施形態のUE(User Equipment;端末装置)は、制御部と送受信部を備え、UEは、NPN (Non-Public Network) に接続しており、制御部は、DNN (Data Network Name) に対応付けられたバックオフタイマを開始し、バックオフタイマは、第1のPLMN (Public Land Mobile Network) と第2のPLMNに適用され、第1のPLMNは、UEが登録されたPLMNであり、第2のPLMNは、均等PLMNである、ことを特徴とする。
本発明によれば、5GSを構成する端末装置や、コアネットワーク内の装置は、非公共ネットワークに関する機能をサポートするための、移動管理、セッション管理の処理を実施する、ことを特徴とする。
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。 移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。 UEの装置構成を説明する図である。 5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。 5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF)の構成を説明する図である。 登録手続きを説明する図である。 PDUセッション確立手続きを説明する図である。 ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きを説明する図である。 UE主導のPDUセッションマネジメント手続きを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(Data Network)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150、N3IWF170等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM、N3IWF等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCNに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、non-3GPP アクセスネットワークは、信頼できない非3GPP(untrusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよいし、信頼できる非3GPP(trusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよい。ここで、信頼できない非3GPPアクセスネットワークは、例えば公衆無線LANなど、アクセスネットワーク内でセキュリティ管理を行わないnon-3GPPアクセスネットワークであってよい。一方で、信頼できる非3GPPアクセスネットワークは、3GPPが規定するアクセスネットワークであってよく、TNAP(trusted non-3GPP access point)とTNGF(trusted non-3GPP Gateway function)を備えていてもよい。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(Evolved Packet Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(Mobility Management Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(Home Subscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GCN(5G Core Network)に対応する。5GCNには、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)、UPF(User Plane Function)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(Unified Data Management)等が配置される。ここで、5GCNは、5GCと表現されてもよい。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置又はコアネットワーク内装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
また、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、PDN_A、DN_Aには、図2に記載されない装置が構成されていてもよい。例えば、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bには、AUSF(Authentication Server Function)やAAA(Authentication, authorization, and accounting)サーバ(AAA-S)が含まれてもよい。
ここで、AUSFは、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスに対する認証機能を備える、コアネットワーク装置である。具体的には、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスに対する認証の要求をUEから受信し、認証手続きを実行するネットワーク機能部である。
また、AAAサーバは、AUSFと直接的または他のネットワーク装置を介して間接的に接続する、認証及び承認及び課金機能を備える、装置である。AAAサーバはコアネットワーク内のネットワーク装置であってもよい。なお、AAAサーバは、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bに含まれず、PLMNに含まれてもよい。つまり、AAAサーバはコアネットワーク装置であってもよいし、コアネットワークの外にある装置であってよい。例えば、AAAサーバは3rd Partyが管理する、PLMN内のサーバ装置であってもよい。
なお、図2では、図の簡略化のため、各装置・機能は1つずつ記載したが、移動通信システム1には複数の同様の装置・機能が構成されてもよい。具体的には、移動通信システム1には複数のUE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、及び/又はUDM150等の装置・機能が構成されていてもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCNとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信されるAN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
[2.6. その他の装置及び/又は機能の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能について説明を行う。
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF140を介してUE_A10とSMF132の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、S1モードは、UE_A10に対して、E-UTRANを介したEPCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェースで構成されて良い。
また、N1モードは、UE_A10に対して、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスを許可したモードである。言い換えると、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が実行されるモードであってもよい。
また、APN(Access Point Name)は、コアネットワーク及び/又はPDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、APNは、コアネットワークA_90を接続するPGW_A30/UPF130等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。
また、TFT(Traffic Flow Template)とは、TFTは、EPSベアラと関連づけられた全てのパケットフィルターを示す。TFTは送受信するユーザデータの一部を識別する情報であり、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連付けたEPSベアラを用いて送受信する。さらに言い換えると、UE_A10は、TFTによって識別されたユーザデータを、TFTに関連づけたRB(Radio Bearer)を用いて送受信する。また、TFTは、送受信するアプリケーションデータ等のユーザデータを適切な転送路に対応づけるものでもよく、アプリケーションデータを識別する識別情報でもよい。また、UE_A10は、TFTで識別できないユーザデータを、デフォルトベアラを用いて送受信してもよい。また、UE_A10は、デフォルトベアラに関連付けられたTFTを予め記憶しておいてもよい。
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、EPSベアラは、UEとPGWとの間で確立される論理的な通信路であり、PDNコネクションを構成する通信路である。EPSベアラには、デフォルトベアラ(デフォルトEPSベアラとも称する)と、デディケイテッドベアラ(デディケイテッドEPSベアラとも称する)とがある。
また、デフォルトベアラとは、PDNコネクションの中で最初に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1つしか確立することができない。デフォルトベアラは、TFT(Traffic Flow Template)に対応付けられていないユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、デディケイテッドベアラとは、PDNコネクションの中でデフォルトベアラが確立された後に確立されるEPSベアラであり、1つのPDNコネクションの中で1以上の確立することができる。デディケイテッドベアラは、TFTに対応付けられているユーザデータの通信に用いることができるEPSベアラである。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークB190を接続するPGW_A30/UPF130等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
トラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。
TAリストは、ネットワークがUE_A10に割り当てた一又は複数のTAが含まれるリストである。なお、UE_A10は、TAリストに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、登録手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動することができてよい。言い換えると、UE_A10は、TAリストは、UE_A10が登録手続き、及び/又はトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。尚、TAリストは、一又は複数のTAI (Tracking area identity) で構成されるTAIリストと表現されてもよく、以下、TAIリストは、TAリストを指してもよい。TAリストはレジストレーションエリアと表現されてもよい。
UE IDとは、UEを識別する為の情報である。具体的に、例えば、UE IDは、SUCI(SUbscription Concealed Identifier)、又はSUPI(Subscription Permanent Identifier )、又はGUTI(Globally Unique Temporary Identifier)、又はIMEI(International Mobile Subscriber Identity)、又はIMEISV(IMEI Software Version)又は、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity )であってもよい。又は、UE IDはアプリケーションまたはネットワーク内で設定されたその他の情報であってもよい。さらに、UE IDは、ユーザを識別する為の情報であってもよい。
PLMN ID(Public land mobile network Identity)は、オペレータを識別する情報である。例えば、PLMN IDは、MCC(Mobile Country Code)とMNC(Mobile Network Code)で構成されてもよい。UEが登録されたPLMNを登録PLMN又はRPLMN(Registered PLMN)としてもよいし、UEがセル選択やハンドオーバー時に登録PLMNと同等のPLMNとして扱うPLMNを 均等PLMNまたは、EPLMN(equivalent PLMN)としてもよい。なお、1以上のEPLMNにより構成されるリストを、EPLMN listまたはequivalent PLMN listとしてもよい。equivalent PLMN listは、登録手続き中に、ネットワークからUEに送信されてもよい。
本実施形態における第1のタイマは、PDUセッション確立手続き等のセッションマネジメントのための手続きの開始、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージ等のSM(Session Management)メッセージの送信を管理するタイマであり、セッションマネジメントの挙動を管理するためのバックオフタイマの値を示す情報であってもよい。以下、第1のタイマ及び/又はバックオフタイマをタイマと称することがある。第1のタイマが実行されている間は、各装置の、セッションマネジメントのための手続きの開始、及び/又はSMメッセージの送受信は禁止されていてもよい。尚、第1のタイマは、NWが適用した輻輳管理単位、及び/又はUEが識別した輻輳管理単位の少なくとも一つに関連付けて設定されていてもよい。例えば、APN/DNN単位、及び/又は1又は複数のNWスライスを示す識別情報単位、及び/又はセッションマネジメント手続きにおける拒絶理由値単位、及び/又はセッションマネジメント手続きにおいて拒絶が示されたセッション単位、及び/又はセッションマネジメント手続きのPTI単位の少なくとも一つの単位で設定されていてもよい。
尚、SMメッセージは、セッションマネジメントのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF140を介してUE_A10とSM132の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更拒絶メッセージ等が含まれてもよい。さらに、セッションマネジメントのための手続きには、PDUセッション確立手続き、PDUセッション変更手続き等が含まれてもよい。また、これら手続きにおいて、UE_A10が受信するメッセージ毎にバックオフタイマ値が含まれることがある。UEは、第1のタイマとして、NWから受信したバックオフタイマを設定してもよいし、別の方法でタイマ値を設定してもよいし、ランダム値を設定してもよい。又、NWから受信したバックオフタイマが複数で構成されている場合は、UEは、複数のバックオフタイマに応じた複数の「第1のタイマ」を管理してもよいし、UEが保持するポリシーに基づいて、NWから受けた複数のバックオフタイマ値から一つのタイマ値を選択し、第1のタイマに設定し、管理してもよい。例えば、2つのバックオフタイマ値を受けた場合、UEは、NWから受けたバックオフタイマ値を、「第1のタイマ#1」と「第1のタイマ#2」にそれぞれに設定し、管理する。又、UEが保持するポリシーに基づいて、NWから受けた複数のバックオフタイマ値から一つの値を選択し、第1のタイマに設定し、管理してもよい。
UE_A10は、NWから複数のバックオフタイマ値を受けた場合、複数のバックオフタイマに応じた複数の「第1のタイマ」を管理してもよい。ここで、UE_A10が受信する複数の「第1のタイマ」を区別するため、以下、例えば「第1のタイマ#1」又は「第1のタイマ#2」のように記載することがある。尚、複数のバックオフタイマは、一度のセッションマネジメント手続きで取得してもよいし、異なる別のセッションマネジメント手続きで取得してもよい。
ここで、第1のタイマは、前述した通り1つのNWスライスを識別する為の情報に基づき関連する複数のNWスライスに対して設定され、再接続を抑止する為のバックオフタイマ、又はAPN/DNNと1つのNWスライスの組み合わせを単位として設定され、再接続を防止する為のバックオフタイマであって良いが、これに限らず、APN/DNNと1つのNWスライスを識別する為の情報に基づき関連する複数のNWスライスとを組み合わせた単位で設定され、再接続を抑止する為のバックオフタイマであってもよい。
本実施形態における第2のタイマは、第1の輻輳管理に用いるタイマであってよい。具体的には、第2のタイマはDNNに対応づけられたバックオフタイマであってよい。第2のタイマは、3GPPにおけるT3396であってもよい。第2のタイマは第1のタイマであってもよい。UEは、第2のタイマのカウントの実行中、第1の輻輳管理を有効にしていて良い。
本実施形態における第3のタイマは、第3の輻輳管理、及び/又は第4の輻輳管理に用いるタイマであってよい。具体的には、第3のタイマはDNN及び/又はS-NSSAI に対応づけられたバックオフタイマであってよい。第2のタイマは、3GPPにおけるT3584であってもよい。第3のタイマは第1のタイマであってもよい。UEは、第3のタイマのカウントの実行中、第3の輻輳管理及び/又は第3の輻輳管理を有効にしていて良い。
本実施形態における第4のタイマは、第2の輻輳管理に用いるタイマであってよい。具体的には、第4のタイマはS-NSSAIに対応づけられたバックオフタイマであってよい。第2のタイマは、3GPPにおけるT3585であってもよい。第4のタイマは第1のタイマであってもよい。UEは、第4のタイマのカウントの実行中、第2の輻輳管理を有効にしていて良い。
本実施形態における輻輳管理とは、第1の輻輳管理から第4の輻輳管理のうち、1又は複数の輻輳管理から構成される。尚、NWによるUEの制御は、第1のタイマとUEが認識する輻輳管理によって実現され、UEはこれらの情報の関連付けを記憶していてもよい。
本実施形態における第1の輻輳管理とは、DNNのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理を示す。例えば、NWにおいて、DNN#Aに対しての輻輳が検知された場合で、NWがDNN#Aのみのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求であると認識した場合、NWは、第1の輻輳管理を適用してもよい。尚、NWは、UE主導のセッションマネジメント要求にDNN情報が含まれていない場合でも、NW主導でデフォルトDNNを選定し、輻輳管理対象としてもよい。或は、NWがDNN#AとS-NSSAI#Aとを含むUE主導のセッションマネジメント要求とであると認識した場合においても、NWは、第1の輻輳管理を適用してもよい。第1の輻輳管理が適用された場合、UEは、DNN#Aのみを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求を抑止してもよい。
言い換えると、本実施形態における第1の輻輳管理とは、DNNを対象にした制御信号輻輳管理であり、DNNへの接続性が輻輳状態であることに起因した輻輳管理であってよい。例えば、第1の輻輳管理とは、すべての接続性におけるDNN#Aへの接続を規制するための輻輳管理であってよい。ここで、すべての接続性におけるDNN#Aへの接続とは、UEが利用可能なあらゆるS-NSSAIを用いた接続性におけるDNN#Aの接続であってよく、UEが接続可能なネットワークスライスを介したDNN#Aの接続であってよい。さらに、ネットワークスライスを介さないDNN#Aへの接続性が含まれてもよい。本実施形態において、第1の輻輳管理は、DNNベースの輻輳管理と称してもよい。
本実施形態における第2の輻輳管理とは、S-NSSIのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理を示す。例えば、NWにおいて、S-NSSAI#Aに対しての制御信号輻輳が検知された場合で、NWがS-NSSAI#Aのみのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求であると認識した場合、NWは、第2の輻輳管理を適用してもよい。第2の輻輳管理が適用された場合、UEは、S-NSSAI#Aのみを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求を抑止してもよい。
言い換えると、本実施形態における第2の輻輳管理とは、S-NSSAIを対象にした制御信号輻輳管理であり、S-NSSAIによって選択されるネットワークスライスが輻輳状態であることに起因した輻輳管理であってよい。例えば、第2の輻輳管理とは、S-NSSAI#Aに基づいたすべての接続を規制するための輻輳管理であってよい。つまり、S-NSSAI#Aで選択されるネットワークスライスを介したすべてのDNNへの接続を規制するための輻輳管理であってよい。本実施形態において、第2の輻輳管理は、S-NSSAIベースの輻輳管理と称してもよい。
本実施形態における第3の輻輳管理とは、DNN及びS-NSSAIのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理を示す。例えば、NWにおいて、DNN#Aに対しての制御信号輻輳とS-NSSAI#Aに対しての制御信号輻輳が同時に検知された場合で、NWがDNN#A及びS-NSSAI#Aのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求であると認識した場合、NWは、第3の輻輳管理を適用してもよい。尚、NWは、UE主導のセッションマネジメント要求にDNNを示す情報が含まれていない場合でも、NW主導でデフォルトDNNを選定し、合わせて輻輳管理対象としてもよい。第3の輻輳管理が適用された場合、UEは、DNN#A及びS-NSSAI#Aのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求を抑止してもよい。
言い換えると、本実施形態における第3の輻輳管理とは、DNN及びS-NSSAIのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理であり、S-NSSAIを基に選択されるネットワークスライスを介したDNNへの接続性が輻輳状態であることに起因した輻輳管理であってよい。例えば、第3の輻輳管理とは、S-NSSAI#Aに基づいた接続性の内、DNN#Aへの接続を規制するための輻輳管理であってよい。本実施形態において、第3の輻輳管理は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理や、S-NSSAIとDNNの組み合わせに対する輻輳管理と称してもよい。
本実施形態における第4の輻輳管理とは、DNN及び/又はS-NSSAIの少なくとも一つのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理を示す。例えば、NWにおいて、DNN#Aに対しての制御信号輻輳とS-NSSAI#Aに対しての制御信号輻輳が同時に検知された場合で、NWがDNN#A及び/又はS-NSSAI#Aの少なくとも一つのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求であると認識した場合、NWは、第4の輻輳管理を適用してもよい。尚、NWは、UE主導のセッションマネジメント要求にDNNを示す情報が含まれていない場合でも、NW主導でデフォルトDNNを選定し、合わせて輻輳管理対象としてもよい。第4の輻輳管理が適用された場合、UEは、DNN#A及び/又はS-NSSAI#Aの少なくとも一つのパラメータを対象としたUE主導のセッションマネジメント要求を抑止してもよい。本実施形態において、第4の輻輳管理は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理や、S-NSSAIとDNNの組み合わせに対する輻輳管理と称してもよい。
言い換えると、本実施形態における第4の輻輳管理とは、DNN及びS-NSSAIのパラメータを対象にした制御信号輻輳管理であり、S-NSSAIを基に選択されるネットワークスライスと、DNNへの接続性が輻輳状態であることに起因した輻輳管理であってよい。例えば、第4の輻輳管理とは、S-NSSAI#Aに基づいたすべての接続を規制するための輻輳管理であり、且つ、すべての接続性におけるDNN#Aへの接続を規制するための輻輳管理であってよい。つまり、S-NSSAI#Aで選択されるネットワークスライスを介したすべてのDNNへの接続を規制するための輻輳管理であり、且つ、すべての接続性におけるDNN#Aへの接続を規制するための輻輳管理であってよい。ここで、すべての接続性におけるDNN#Aへの接続とは、UEが利用可能なあらゆるS-NSSAIを用いた接続性におけるDNN#Aの接続であってよく、UEが接続可能なネットワークスライスを介したDNN#Aの接続であってよい。さらに、ネットワークスライスを介さないDNN#Aへの接続性が含まれてもよい。
したがって、DNN#AとS-NSSAI#Aをパラメータとする第4の輻輳管理は、DNN#Aをパラメータとする第1の輻輳管理とS-NSSAI#Aをパラメータとする第2の輻輳管理とを同時に実行する輻輳管理であってよい。
また、Non-Public Network(NPN)は、一般利用を目的とせず、企業など私的利用など、特定の利用者が特定の目的で利用する非公開ネットワークである。NPNにはStand-alone Non-Public Network (SNPN)とPublic network integrated NPNの2種類が存在する。なお、以下にNPNと記載した場合、SNPNとPublic network integrated NPNの両方を意味してよい。
SNPNは、NPNオペレータにより運用され、PLMNにより提供される機能部からの影響を受けない。つまり、言い換えるとSNPNは一般に公開されるPLMNとは独立したNPN専用のネットワークである。SNPNは、PLMN IDとNIDの組み合わせにより識別されてよく、PLMN IDとNIDの組み合わせをSNPN identity(SNPN ID)としてもよい。SNPNに用いられるPLMN IDはプライベートネットワークの為に確保された情報であってもよく、例えばPLMN IDに含まれるMCCは999であってもよい。なお、UEがSNPNに対して登録された場合、登録されたSNPNを登録SNPNまたはRNPN(registred SNPN)と称してもよい。
NID(Network identifier)は、ネットワークを識別する情報である。SNPNは、PLMN IDとNIDの組み合わせにより識別されてもよい。NIDは、SNPN内でユニークな情報であってもよいし、世界的にユニークな情報であってもよい。
また、Public network integrated NPNはPLMNの機能部を利用して実現される。つまり、言い換えると Public network integrated NPNは、PLMN内で仮想的に実現するNPNである。さらに、Public network integrated NPNは、PLMNを介して作成可能なNPNである。Public network integrated NPNは例えば、ネットワークスライスの機能を用いて実現してもよい。具体的には、NPNのために割り当てられたネットワークスライスを用いることにより実現可能である。Public network integrated NPNは、S-NSSAIで識別されてもよいし、S-NSSAIとCAG IDの組み合わせにより識別されてもよい。また、Public network integrated NPNは例えば、DNを用いて実現してもよい。具体的には、NPNの為のDNを用いる事で、Public network integrated NPNを実現する。
また、CAG(Closed Access Groups) IDは、CAGに関連付けられた1又は複数のセルに接続が許可された登録者(subscriber)のグループを識別する情報であり、CAGは、CAG IDにより識別されるグループである。CAGは、Public network integrated NPNを、ネットワークスライスで実現する際に利用されるグループである。CAGは、NPNの為に割り当てられたネットワークスライスに、NPNが許可されないUEから、アクセスを試みないようにするために使用される。CAG IDは、PLMN内でユニークな情報である。
SNPN有効UE(SNPN enable UE)とは、SNPNを利用する事が設定されているUEである。言い換えれば、SNPN有効UEの、UEの設定情報には、SNPNの利用が可能であることを示す情報が含まれていてよいし、又はUEは少なくとも1つのSNPNに関する情報を記憶してもよい。SNPN有効UEは、SNPNアクセスモードをサポートしてよい。言い換えると、SNPN有効UEは、SNPNアクセスモードで作動してもよいし、しなくてもよい。
SNPNアクセスモードで作動しているUEは、ネットワーク選択時に、SNPNのみを選択するUEである。SNPNアクセスモードで作動しているUEは、SNPNアクセスモードのUEと表現されてもよい。SNPNアクセスモードのUEは、SNPN有効UEである。
次に、本実施形態における識別情報について説明する。
第1の識別情報は、理由値である。第1の識別情報がPDUセッション拒絶メッセージに含まれる場合、第1の識別情報はネットワークがUEの要求を拒絶する理由、又はネットワークがPDUセッションを確立できない理由を示す情報であってよい。第1の識別情報は、第2から4の識別情報であってもよい。
第2の識別情報は、ネットワークがリソース不足しているため、PDUセッションを確立できない事を示す情報である。第2の識別情報は、DNNベースの輻輳管理を検出したこと、及び/又はDNNベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第2の識別情報は、DNNベースの輻輳管理、及び/又はDNNベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第2の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#26(5GSM cause #26 "Insufficient resources")であってよい。第2の識別情報は、第1の識別情報であってよい。
第3の識別情報は、ネットワークが特定のネットワークスライスとDNに対してリソースが不足しているため、PDUセッションを確立できない事を示す情報である。第3の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を検出した事、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第3の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理、及び/又はS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第3の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#67(5GSM cause #67 "Insufficient resources for specific slice and DNN")であってよい。第3の識別情報は、第1の識別情報であってよい。
第4の識別情報は、ネットワークがUEが要求するネットワークスライスに対してリソースが不足しているため、PDUセッションを確立できない事を示す情報である。第4の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理を検出した事、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第4の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第4の識別情報は、5GSセッションマネジメント理由#69(5GSM cause #69 " Insufficient resources for specific slice")であってよい。第4の識別情報は、第1の識別情報であってよい。
第5の識別情報は、バックオフタイマの値であってよい。第5の識別情報は、セッションマネジメント手続きの実行を再挑戦するまでの最小期間(インターバル)を要求、及び示す情報であってよい。UEがNPNへ登録している場合、第5の識別情報は、登録されたNPNに用いられるPLMN、または登録されたNPN、及び均等PLMNで有効な値であってよい。第5の識別情報は、第1から第4の識別情報の内、少なくとも1つの識別情報に関連付けられていてもよい。
第11の識別情報は、理由値である。第11の識別情報がPDUセッション拒絶メッセージに含まれる場合、第11の識別情報はネットワークがUEの要求を拒絶する理由、又はネットワークがネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きを開始する理由を示す情報であってよい。第11の識別情報は、第12から14の識別情報であってもよい。第11の識別情報は、第1の識別情報と同じであってもよい。
第12の識別情報は、ネットワークがリソース不足しているため、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きを開始する事を示す情報である。第12の識別情報は、DNNベースの輻輳管理を検出したこと、及び/又はDNNベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第12の識別情報は、DNNベースの輻輳管理、及び/又はDNNベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第12の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#26(5GSM cause #26 "Insufficient resources")であってよい。第12の識別情報は、第11の識別情報であってよい。第12の識別情報は、第2の識別情報と同じであってもよい。
第13の識別情報は、ネットワークが特定のネットワークスライスとDNに対してリソースが不足しているため、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きを開始する事を示す情報である。第13の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を検出した事、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第13の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理、及び/又はS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第13の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#67(5GSM cause #67 "Insufficient resources for specific slice and DNN")であってよい。第13の識別情報は、第11の識別情報であってよい。第13の識別情報は、第3の識別情報と同じであってもよい。
第14の識別情報は、ネットワークがUEが要求するネットワークスライスに対してリソースが不足しているため、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きを開始する事を示す情報である。第14の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理を検出した事、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第14の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第14の識別情報は、5GSセッションマネジメント理由#69(5GSM cause #69 " Insufficient resources for specific slice")であってよい。第14の識別情報は、第11の識別情報であってよい。第14の識別情報は、第4の識別情報と同じであってもよい。
第15の識別情報は、バックオフタイマの値であってよい。第5の識別情報は、セッションマネジメント手続きの実行を再挑戦するまでの最小期間(インターバル)を要求、及び示す情報であってよい。UEがNPNへ登録している場合、第15の識別情報は、登録されたNPNに用いられるPLMN、または登録されたNPN、及び均等PLMNで有効な値であってよい。第15の識別情報は、第11から第14の識別情報の内、少なくとも1つの識別情報に関連付けられていてもよい。第15の識別情報は、第5の識別情報と同じであってもよい。
第21の識別情報は、理由値である。第21の識別情報がPDUセッション変更拒絶メッセージに含まれる場合、第21の識別情報はネットワークがUEの要求を拒絶する理由、又はネットワークがPDUセッションを変更できない理由を示す情報であってよい。第21の識別情報は、第22から24の識別情報であってもよい。
第22の識別情報は、ネットワークがリソース不足しているため、PDUセッションを確立できない事、及び/又はPDUセッションを変更できない事を示す情報である。第22の識別情報は、DNNベースの輻輳管理を検出したこと、及び/又はDNNベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第22の識別情報は、DNNベースの輻輳管理、及び/又はDNNベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第22の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#26(5GSM cause #26 "Insufficient resources")であってよい。第2の識別情報は、第21の識別情報であってよい。第22の識別情報は、第2の識別情報と同じであってもよい。
第23の識別情報は、ネットワークが特定のネットワークスライスとDNに対してリソースが不足しているため、PDUセッションを確立できない事、及び/又はPDUセッションの変更をできない事を示す情報である。第23の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を検出した事、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、23の識別情報は、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理、及び/又はS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第23の識別情報は、5Gセッションマネジメント理由値#67(5GSM cause #67 "Insufficient resources for specific slice and DNN")であってよい。第23の識別情報は、第21の識別情報であってよい。第23の識別情報は、第3の識別情報と同じであってもよい。
第24の識別情報は、ネットワークがUEが要求するネットワークスライスに対してリソースが不足しているため、PDUセッションを確立できない事、及び/又はPDUセッションの変更をできない事、を示す情報である。第24の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理を検出した事、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理を実行中であることを示す情報であってよい。さらに、第24の識別情報は、S-NSSAIベースの輻輳管理、及び/又はS-NSSAIベースの輻輳管理の検出に基づく処理の開始を要求する情報であってよい。第24の識別情報は、5GSセッションマネジメント理由#69(5GSM cause #69 " Insufficient resources for specific slice")であってよい。第24の識別情報は、第21の識別情報であってよい。第24の識別情報は、第4の識別情報と同じであってもよい。
第25の識別情報は、バックオフタイマの値であってよい。第25の識別情報は、セッションマネジメント手続きの実行を再挑戦するまでの最小期間(インターバル)を要求、及び示す情報であってよい。UEがNPNへ登録している場合、第25の識別情報は、登録されたNPNに用いられるPLMN、または登録されたNPN、及び均等PLMNで有効な値であってよい。第25の識別情報は、第21から第24の識別情報の内、少なくとも1つの識別情報に関連付けられていてもよい。
[3. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
まず、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registration procedure)、Network Slice-Specific Authentication and Authorization手続き、UE設定更新手続き(Generic UE configuration update procedure)が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
尚、各実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[3.1.登録手続き]
まず、登録手続き(Registration procedure)について、図6を用いて説明する。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(RM-REGISTERED state)に遷移することができる。
なお、本手続きは、NPNに対する登録手続きであってもよく、本手続き完了に基づき、各装置はNPNごとの登録の状態(登録状態、又は非登録状態)を遷移する事ができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリスト(又は、登録エリア(Registration area))で示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UE設定更新手続きの完了に基づいて、又は登録手続きの完了に基づいて、又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、又はPDUセッションマネジメント手続きの完了に基づいて、又は各手続きでネットワークから受信した情報に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
なお、上述したUEがネットワークに登録していない状態から登録された状態に遷移する為の手続きを、初期登録手続き(initial registration procedure)としてよいし、UEがネットワークに登録された状態で実行された登録手続きを、移動及び定期的な登録更新の為の登録手続き(Registration procedure for mobility and periodic registration update)としてよい。
まず、UEは、コアネットワーク_B内のAMFに登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S600)(S602)(S604)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN(又はgNB)に送信する(S600)。尚、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UEは、NPNへの接続の要求を示す情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信する事ができる。なお、ここでNPNへの接続の要求を示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
尚、UEは、NPNへの接続の要求を示す情報をネットワークに送信するか否かを、UEの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はUEが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
具体的には、UEはNPNへの接続の機能をサポートしている場合、NPNへの接続を要求する場合、及び/又はSNPN有効UEである場合、及び/又はSNPNアクセスモードのUEである場合、NPNへの接続の要求を示す情報をネットワークに送信してもよい。
UEは、登録要求メッセージ及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージに、NPNへの接続の要求を示す情報以外も含めてもよく、例えばUE IDを含めて送信してもよい。なお、UEがNPNへの接続の要求を示す情報をネットワークに送信する場合、UE IDは、NPNのためのUE IDであってもよい。
また、UEは、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S602)。尚、5G AN(又はgNB)は、登録要求メッセージ、及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージ、に含まれる1又は複数の識別情報に基づいて、AMFを選択することができる。具体的には、5G AN(又はgNB)は、NPNへの接続の要求を示す情報の内、少なくとも1つの識別情報に基づいて、登録要求メッセージの送信先のAMFを選択してもよい。
例えば、5G AN(又はgNB)は、SNPN IDに含まれるPLMN IDに基づいて、AMFを選択してもよいし、SNPN IDに基づいてAMFを選択してもよいし、S-NSSAIに基づいてAMFを選択してもよいし、DNNに基づいてAMFを選択してもよい。
なお、AMFの選択方法はこれに限られず、5G AN(又はgNB)はこれ以外の条件に基づきAMFを選択してもよい。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S604)。なお、NPNへの接続の要求を示す情報が、登録要求メッセージには含まれずRRCメッセージに含まれた場合、RRCメッセージに含まれた識別情報を、選択したAMFに、登録要求メッセージと一緒に転送してもよい(S604)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、コアネットワーク内の処理#1(S606)を実行する。コアネットワーク内の処理#1は、例えば、第1の条件判別を実行であってもよいし、UEコンテキストの生成であってもよいし、認証手続きであってよいし、これらの組み合わせであってよい。
第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。各装置は、第1の条件判別が真の場合、(A)の手続きを実行する。一方で、各装置は、第1の条件判別が偽の場合、(A)の手続きをスキップし、(B)の手続きを実行してもよい。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。
例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。
まず、本手続きの(A)の手続きについて説明する。AMFがUEの登録要求の受諾を決定した場合、決定に基づいてAMFは、UEへ登録受諾メッセージを送信する(S610)。
AMFは、登録受諾メッセージ及び/又は登録受諾メッセージを含むRRCメッセージに、NPNへの接続が許可された事を示す情報を含めて、UEに送信してもよい。なお、NPNへの接続が許可された事を示す情報とは、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
尚、AMFは、登録受諾メッセージにに含める識別情報を、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、AMFは、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められていた場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含められていた場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、登録受諾メッセージを受信する(S610)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S612)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S612)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続き、及び登録手続きを完了する。
次に、第1の条件判別が偽の場合について説明する。AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、5G AN(gNB)を介して、UEに登録拒絶(Registration reject)メッセージを送信する(S614)。ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
なお、上記に示すUEが各識別情報の受信に基づき実行する各処理は、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。UEは、5G AN(gNB)介して、登録拒絶メッセージを受信する。UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、登録手続きを完了してもよい。
尚、各装置は、登録受諾メッセージ及び/又は登録完了メッセージの送受に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよいし、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state、又は5GMM-DEREGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づき、NPNへのPDUセッション確立手続きを開始してもよい。なお、PDUセッション確立手続きの詳細は後述する。
[3.2.PDUセッション確立手続き]
次に、PDUセッションを確立するために行うPDUセッション確立手続きの概要について説明する。以下、PDUセッション確立手続きは、本手続きとも称する。本手続きは、各装置がPDUセッションを確立する為の手続きである。尚、各装置は、本手続きを、登録手続きを完了した状態で実行してもよいし、登録手続きの中で実行してもよい。また、各装置は、登録状態で本手続きを開始してもよいし、登録手続き後の任意のタイミングで本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行している第1から第4のタイマの内少なくとも1つのタイマのカウントが満了した際に本手続きを開始してもよい。また、各装置は、PDUセッション確立手続きの完了に基づいて、PDUセッションを確立してもよい。さらに、各装置は、本手続きを複数回実行することで、複数のPDUセッションを確立してもよい。
なお、本手続きは、NPNに対するPDUセッション確立手続きであってもよく、各装置は、本手続き完了に基づいて、NPNに対するPDUセッションを確立してもよい。
図7を用いて、PDUセッション確立手続きを実行する手順の例を説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まず、UE_A10は、アクセスネットワーク_Bを介して、コアネットワーク_BにPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージを送信することにより(S700)、PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いて、NR node_A122を介して、コアネットワーク_B190内のAMF140に、PDUセッション確立要求メッセージを送信する(S700)。
ここで、UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージに、NPNを示す情報を含めてもよいし、NPNを示す情報を含めることで、UE_A10がNPNへの接続を要求することを示してもよい。なお、NPNを示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよいし、1つの識別情報を、2以上の識別情報で構成してもよい。
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、AMFが、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものである。コアネットワーク_Bは、第3の条件判別が真の場合はコアネットワーク内の処理#2を開始し(S702)、第3の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第3の条件判別が偽の場合のステップは後述する。ここで、コアネットワーク内の処理#2は、コアネットワーク_B190内のAMFによるSMF選択及び/又はAMFとSMFとのPDUセッション確立要求メッセージの送受信、転送手続きであってよい。
コアネットワーク_B190は、コアネットワーク内の処理#2を開始する。コアネットワーク内の処理#2において、AMF140が、PDUセッション確立要求メッセージのルーティング先のNFとしてSMF132を選択し、N11インターフェースを用いて、選択したSMF132に、PDUセッション確立要求メッセージを送信又は転送してもよい。ここで、AMF140は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる情報に基づき、ルーティング先のSMF132を選択してもよい。より詳細には、AMF140は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はAMF140が既に保持しているコンテキストに基づいて、ルーティング先のSMF132を選択してもよい。
尚、PDUセッション確立要求メッセージは、NASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立要求メッセージは、PDUセッションの確立を要求するメッセージであればよく、これに限らない。
コアネットワーク_B190内のSMF132は、PDUセッション確立要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、SMF132が、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものである。第3の条件判別において、SMF132は、第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF132は、第3の条件判別が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第3の条件判別が偽の場合のステップは後述する。
以下、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち本手続き中の(A)の手続きの各ステップを説明する。SMF132は、PDUセッションの確立先のUPF130を選択し、第11の条件判別を実行する。
ここで、第11の条件判別は、各装置がコアネットワーク内の処理#3を実行するか否かを判断するためのものである。ここで、コアネットワーク内の処理#3は、各装置によるPDUセッション確立認証手続きの開始及び又は実行、及び/又はコアネットワーク_B190内のSMFとUPFの間のセッション確立要求(Session Establishment request)メッセージの送受信及び/又は、セッション確立応答(Session Establishment response)メッセージの送受信、等が含まれていてよい(S704)。第11の条件判別において、SMF132は第11の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMF132は、第11の条件判別が真の場合はPDUセッション確立認証承認手続きを開始し、第11の条件判別が偽の場合はPDUセッション確立認証承認手続を省略する。尚、コアネットワーク内の処理#2のPDUセッション確立認証承認手続きの詳細は後述する。
次に、SMF132は、第11の条件判別、及び/又はPDUセッション確立認証承認手続きの完了に基づいて、選択したUPF130にセッション確立要求メッセージを送信し、本手続き中の(A)の手続きを開始する。尚、SMF132は、PDUセッション確立認証承認手続きの完了に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを開始せずに、本手続き中の(B)の手続きを開始してもよい。
ここで、SMF132は、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はSMF132が既に保持しているコンテキストに基づいて、1以上のUPF130を選択してもよい。尚、複数のUPF130が選択された場合、SMF132は、各々のUPF130に対してセッション確立要求メッセージを送信してもよい。
UPF130は、セッション確立要求メッセージを受信し、PDUセッションのためのコンテキストを作成する。さらに、UPF130は、セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はPDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、SMF132にセッション確立応答メッセージを送信する。さらに、SMF132は、セッション確立応答メッセージを受信する。尚、セッション確立要求メッセージ及びセッション確立応答メッセージは、N4インターフェース上で送受信される制御メッセージであってもよい。さらに、セッション確立応答メッセージは、セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージであってよい。
さらに、SMF132は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF130の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信に基づいて、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってよい。尚、SMF132は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当てをPDUセッション確立手続き中で行ってもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に行ってもよい。
具体的には、SMF132は、DHCPv4を用いずにIPv4アドレスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き中に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。さらに、SMF132は、DHCPv4又はDHCPv6又はSLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)用いてIPv4アドレス、及び/又はIPv6アドレス、及び/又はIPv6プレフィックスを割り当てる場合、PDUセッション確立手続き後に、アドレス割り当てを行ってもよいし、割り当てたアドレスをUE_A10に送信してもよい。尚、SMF132が実施するアドレス割り当てはこれらに限らない。
さらに、SMF132は、UE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、割り当てたアドレスをPDUセッション確立受諾メッセージに含めてUE_A10に送信してもよいし、PDUセッション確立手続きの完了後に、UE_A10に送信してもよい。
SMF132は、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPF130の選択、及び/又はセッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUE_A10に割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了に基づいて、AMF140を介してUE_A10にPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S706)。
具体的には、SMF132は、N11インターフェースを用いてAMF140にPDUセッション確立受諾メッセージを送信し、PDUセッション確立受諾メッセージを受信したAMF140が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立受諾メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立受諾メッセージはPDN接続受諾(PDN connectivity accept)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立受諾メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が受諾されたことを示すメッセージであればよい。
UE_A10は、SMF132からPDUセッション確立受諾メッセージを受信する。UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージを受信することで、PDUセッション確立受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識する。
次に、UE_A10は、PDUセッション確立受諾メッセージの受信の完了に基づいて、AMF140を介してSMF132にPDUセッション確立完了(PDU session establishment complete)メッセージを送信する(S708)。さらに、SMF132は、PDUセッション確立完了メッセージを受信し、第2の条件判別を実行する。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いてAMF140にPDUセッション確立完了メッセージを送信し、PDUセッション確立完了メッセージを受信したAMF140が、N11インターフェースを用いてSMF132にPDUセッション確立完了メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立完了メッセージは、PDN接続完了(PDN Connectivity complete)メッセージでもよいし、デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受諾(Activate default EPS bearer context accept)メッセージでもよい。さらに、PDUセッション確立完了メッセージは、N1インターフェース、及びN11インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立完了メッセージは、PDUセッション確立受諾メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、PDUセッション確立手続きが完了することを示すメッセージであればよい。
第2の条件判別は、SMF132が、送受信されるN4インターフェース上のメッセージの種類を決定する為ものである。第2の条件判別が真の場合、コアネットワーク内の処理#4を開始してもよい(S710)。ここで、コアネットワーク内の処理#4は、セッション変更要求(Session Modification request)メッセージの送受信及び/又は、セッション変更応答(Session Modification response)メッセージの送受信、等が含まれていてよい。SMF132はUPF130にセッション変更要求メッセージを送信し、さらに、セッション変更要求メッセージを受信したUPF130が送信したセッション変更受諾メッセージを受信する。また、第2の条件判別が偽の場合、SMF132は、コアネットワーク内の処理#2を実行する。すなわち、SMFは、UPF130にセッション確立要求メッセージを送信し、さらに、セッション確立要求メッセージを受信したUPF130が送信したセッション変更受諾メッセージを受信する。
各装置は、PDUセッション確立完了メッセージの送受信、及び/又はセッション変更応答メッセージの送受信、及び/又はセッション確立応答メッセージの送受信、及び/又はRA(Router Advertisement)の送受信に基づいて、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第3の条件判別が偽の場合のステップ、すなわち本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMF132は、AMF140を介してUE_A10にPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信し(S712)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。
具体的には、SMF132は、N11インターフェースを用いてAMF140にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信し、PDUセッション確立要求メッセージを受信したAMF140が、N1インターフェースを用いてUE_A10にPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する。
尚、PDUセッションがPDNコネクションである場合、PDUセッション確立拒絶メッセージはPDN接続拒絶(PDN connectivity reject)メッセージでよい。さらに、PDUセッション確立拒絶メッセージは、N11インターフェース、及びN1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであってよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、これに限らず、PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMF132は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、第1から第5の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が拒絶されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めて送信することで、NPNに対するPDUセッションの確立が拒絶された事をしめしてもよいし、NPNへのPDUセッションの確立が許可されない事を示してもよい。
より、詳細には、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を送信することで、コアネットワークがDNNベースの輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立が拒絶された事を示してもよいし、DNNベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第5の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第5の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立が拒絶された事を示してもよいし、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の開始を要求してもよいし、第5の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIベースの輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立が拒絶された事を示してもよいし、S-NSSAIベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第5の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
さらに、SMF132は、第1から第5の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、上述した事柄を組合せた要求を行ってもよい。尚、SMF132が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
さらに、SMF132は、第1から第5の識別情報以外の識別情報を、PDUセッション確立拒絶メッセージに含めてもよい。例えば、SMF132は、PDUセッション確立拒絶メッセージに、NPNを示す情報を含めてもよい。なお、ここで、NPNを示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。なお、PDUセッション確立拒絶メッセージに含めるNPNを示す情報は、UEから受信したNPNを示す情報であってもよい。
以上のように、コアネットワーク_B190はPDUセッション確立拒絶メッセージを送信することにより、UE_A10に適用する輻輳管理を通知してもよい。尚、これにより、コアネットワーク_B190は、UE_A10に輻輳管理を適用すること、及び/又は、UE_A10に輻輳管理を実行することを示すこと、及び/又は、適用する輻輳管理の種別を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応するDNN及び/又はS-NSSAI等の輻輳管理の対象を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応づけられたタイマの値を通知してもよい。
尚、コアネットワーク_Bは、PDUセッション確立拒絶メッセージに含める識別情報を、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。
例えば、コアネットワーク_B190は、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEがNPNへの接続を要求する場合、及び/又はUEがNPNに接続されている状態である場合、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行しなくてもよいし、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを、第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理してもよい。
さらに、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行していない場合、及び/又は、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第1から第5の識別情報のうち少なくとも1つをPDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてもよい。
具体的には、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1の輻輳管理を実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第2の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第2の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第3の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第3の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第5の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第4の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報をPDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてよい。
言い換えると、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEからNPNを示す情報を受信した場合、及び/又はUEがNPNへ接続している状態である場合、SMF132は、第1から第4の識別情報のうち少なくとも1つを、PDUセッション確立拒絶メッセージに含めなくてもよい。
UE_A10が、SMF132から受信するPDUセッション確立拒絶メッセージには、第1の識別情報から第5の識別情報の内、1又は複数の識別情報が含まれてよい。
次に、UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージの受信に基づいて、第5の処理を実施する(S714)。また、UE_A10は、第5の処理を本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
以下、第5の処理の第1の例について説明する。
ここで、第5の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を無視する処理であってよい。さらに、第5の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶された事を認識する処理であってよい。
具体的には、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第1の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第5の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第3の輻輳管理、及び/又は第4の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第1の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第2の輻輳管理を実行しなくてもよい。
ここで、第5の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第5の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第5の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶されたことを認識する処理であってもよい。
なお、UE_A10は第5の処理の完了に基づき、拒絶された要求を再送し、PDUセッション確立手続きを再挑戦してもよい。
次に、第5の処理の第2の例について説明する。
ここで、第5の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第5の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。
さらに、第5の処理では、第1の識別情報から第5の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、輻輳管理を適用することを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第5の処理では、第1の識別情報から第5の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、第1の輻輳管理から第4の輻輳管理の内、どの輻輳管理の種別を適用するかを識別する処理、及び、適用する輻輳管理に対応づけられるDNN及び/又はS-NSSAIを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第5の処理では、第1の識別情報から第5の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、適用する輻輳管理に対応づけられる第5の識別情報が示す第1から第4のタイマのうち少なくとも1つののタイマに設定する値を識別及び設定し、設定されたタイマのカウントを開始してもよい。
具体的には、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は第5の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第5の処理において、UE_A10は第2のタイマをRPLMNとEPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、第2のタイマのカウントの実行中に、RPLMNまたはEPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録していない場合も、UE_A10は第5の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第5の処理において、UE_A10は第2のタイマを全てのPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNへ登録しない、及び/又はNPNへ接続しないUE_A10は、第2のタイマのカウントの実行中に、登録先のPLMNの変更が生じても第2のタイマを維持してよいし、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第3の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第5の識別情報が示す値を第3のタイマに設定し、第3のタイマを開始してよい。この時、第5の処理において、UE_A10は第3のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、及び/又はRNPNとは異なるNPNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第1の識別情報、及び/又は第4の識別情報、及び/又は第5の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第5の識別情報が示す値を第4のタイマに設定し、第4のタイマを開始してよい。この時、第5の処理において、UE_A10は第4のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、及び/又はRNPNとは異なるNPNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第5の処理は、UE_A10が、一定期間後に再び本手続きを開始する処理であってもよいし、UE_A10の要求が限定又は制限された状態へ遷移する処理であってもよい。
これまで、第5の処理に対し、第1の例と第2の例を用いて処理内容を説明してきたが、第5の処理のこれらの処理に限らなくてもよい。例えば、第5の処理は、第1の例で説明した処理と第2の例で説明した処理を組み合わせた処理であってもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することにより、あるいは、PDUセッション確立受諾メッセージを受信しないことにより、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、PDUセッション確立拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第5の処理を実施してもよい。
また、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第3の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。さらに、第3の条件判別は、ネットワークが、輻輳状態であると判断した場合は真であってよく、輻輳状態ではないと判断した場合は偽であってよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが確立されているか否かに基づいて実行されてもよい。例えば、第2の条件判別は、PDUセッションのためのN4インターフェース上のセッションが、確立されている場合は真であってよく、確立されていない場合は偽であってよい。尚、第2の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
また、第11の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第11の条件判別は、DN_A6による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することをネットワークが許可する場合、真でよい。また、第11の条件判別は、DN_A6による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することをネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第11の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、DN_A6による認証、及び/又は承認を本手続き中で実施することを、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。さらに、第11の条件判別は、第61の識別情報を、受信した場合は真であってよく、受信しなかった場合は偽であってよい。言い換えると、第11の条件判別は、SM PDU DN Request Container等の情報、及び/又は複数の情報を含むコンテイナーを、受信した場合は真であってよく、受信しなかった場合は偽であってよい。尚、第11の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以上の手続きにおける、PDUセッション確立拒絶メッセージの送受信により、コアネットワーク_B190はUE_A10に対して適用する輻輳管理を通知し、UE_A10は、コアネットワーク_B190の指示する輻輳管理を適用することができるし、コアネットワーク_B190の指示する輻輳管理を無視する事ができる。なお、コアネットワークB190及びUE_A10は、本手続きで説明した手続き及び処理を複数回実行することで、複数の輻輳管理を適用してもよい。尚、適用される各輻輳管理は、異なる輻輳管理の種別、及び/又は異なるDNNに対応する輻輳管理、及び/又は異なるS-NNSAIに対応する輻輳管理、及び/又はDNNとS-NSSAIの組み合わせに差異がある輻輳管理であってよい。
[3.3.ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続き]
次に、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きの概要について説明する。以下、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きは本手続きとも称する。本手続きは、確立されたPDUセッションに対してネットワークが主導して実行するセッションマネジメントの為の手続きである。尚、本手続きは、前述の登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きが完了し、各装置が少なくとも1つのPDUセッションを確立した状態に遷移した後、任意のタイミングで実行してもよい。また、各装置は、本手続き中に輻輳管理を停止又は変更する為の識別情報を含んだメッセージを送受信してもよいし、本手続きの完了に基づいてネットワークが指示する新たな輻輳管理に基づく挙動を開始してもよい。
尚、本手続きは、ネットワーク主導のPDUセッション変更(PDUセッションモディフィケーション)手続き、及び/又はネットワーク主導のPDUセッション解放(PDUセッションリリース)手続き等であってもよいし、これらに限らないネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを実行してもよい。尚、各装置は、ネットワーク主導のPDUセッション変更手続きにおいて、PDUセッション変更メッセージを送受信してもよいし、ネットワーク主導のPDUセッション解放手続きにおいて、PDUセッション解放メッセージを送受信してもよい。
図8を用いて、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きの例を説明する。本章では、本手続きとはネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。
前述の通り、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づき、少なくとも1つのPDUセッションを確立しているUE_A10及びコアネットワーク_B190内の各装置は、任意のタイミングで、ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを開始する。ここで、本手続きを開始するコアネットワーク_B190内の装置は、SMF及び/又はAMFであってよく、UE_AはAMF及び/又はアクセスネットワーク_Bを介して本手続きにおけるメッセージを送受信してもよい。
具体的には、コアネットワーク_B190内の装置が、UE_Aにネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージを送信する(S802)。ここでコアネットワーク_B190内の装置は、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに第11から第15の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、この識別情報を含めることで、コアネットワーク_B190の要求を示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報をネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含めて送信することで、NPNに対するPDUセッションの変更を要求する事、NPNに対するPDUセッションの確立が解放された事、又はNPNに対するPDUセッションの確立の解放を要求すること、又は、NPNへのPDUセッションの確立が許可されない事を示してもよい。
より、詳細には、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送信することで、コアネットワークがDNNベースの輻輳管理を実行しているためNPNに対するPDUセッションのマネジメント手続きを開始した事を示してよいし、DNNベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第5の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行しているためNPNに対するPDUセッションのマネジメント手続きを開始した事を示してよいし、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の開始を要求してもよいし、第15の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIベースの輻輳管理を実行しているためNPNに対するPDUセッションのマネジメント手続きを開始した事を示してよいし、S-NSSAIベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第15の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
さらに、SMF132は、第11から第15の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、上述した事柄を組合せた要求を行ってもよい。尚、SMF132が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
さらに、SMF132は、第11から第15の識別情報以外の識別情報を、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めてもい。例えば、SMF132は、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに、NPNを示す情報を含めてもよい。なお、ここで、NPNを示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。なお、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めるNPNを示す情報は、UEから受信したNPNを示す情報であってもよい。
以上のように、コアネットワーク_B190はネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージを送信することにより、UE_A10に適用する輻輳管理を通知してもよい。尚、これにより、コアネットワーク_B190は、UE_A10に輻輳管理を適用すること、及び/又は、UE_A10に輻輳管理を実行することを示すこと、及び/又は、適用する輻輳管理の種別を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応するDNN及び/又はS-NSSAI等の輻輳管理の対象を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応づけられたタイマの値を通知してもよい。
尚、コアネットワーク_Bは、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含める識別情報を、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。
例えば、コアネットワーク_B190は、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEがNPNへの接続を要求する場合、及び/又はUEがNPNに接続されている状態である場合、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行しないくてもよいし、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを、第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理してもよい。
さらに、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行していない場合、及び/又は、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第11から第14の識別情報のうち少なくとも1つをネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めなくてもよい。
具体的には、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1の輻輳管理を実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報をネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めないくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第2の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第2の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報をネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めないくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第3の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第3の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第15の識別情報をネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めないくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第4の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報をネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めないくてよい。
言い換えると、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEからNPNを示す情報を受信した場合、及び/又はUEがNPNへ接続している状態である場合、SMF132は、第11から第15の識別情報のうち少なくとも1つを、ネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージに含めなくてもよい。
UE_A10が、SMF132から受信するネットワーク主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージには、第11の識別情報から第15の識別情報の内、1又は複数の識別情報が含まれてよい。
次に、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージを受信したUE_Aは、ネットワーク主導のセッションマネジメント完了メッセージを送信する(S804)。さらに、UE_Aは、コアネットワーク_B190から受信した第11から第15の識別情報のうち1以上の識別情報に基づいて、第6の処理を実行し(S806)、本手続きを完了してもよい。また、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて第6の処理を実施してもよい。
以下、第6の処理の第1の例について説明する。
ここで、第6の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を無視する処理であってよい。さらに、第6の処理は、PDUセッションのマネジメントが要求された事を認識する処理であってよい。
具体的には、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第1の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第15の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第3の輻輳管理、及び/又は第4の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第11の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第2の輻輳管理を実行しなくてもよい。
ここで、第6の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第6の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。
なお、UE_A10は第6の処理の完了に基づき、拒絶された要求を再送し、PDUセッション確立手続きを再挑戦してもよい。
次に、第6の処理の第2の例について説明する。
ここで、第6の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第6の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。
さらに、第6の処理では、第11の識別情報から第15の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、輻輳管理を適用することを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第6の処理では、第11の識別情報から第15の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、第1の輻輳管理から第4の輻輳管理の内、どの輻輳管理の種別を適用するかを識別する処理、及び、適用する輻輳管理に対応づけられるDNN及び/又はS-NSSAIを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第6の処理では、第11の識別情報から第15の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、適用する輻輳管理に対応づけられる第15の識別情報が示す第1から第4のタイマのうち少なくとも1つのタイマに設定する値を識別及び設定し、設定されたタイマのカウントを開始してもよい。
具体的には、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は第15の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第6の処理において、UE_A10は第2のタイマをRPLMNとEPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、第2のタイマのカウントの実行中に、RPLMNまたはEPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第12の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録していない場合も、UE_A10は第15の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第6の処理において、UE_A10は第2のタイマを全てのPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNへ登録しない、及び/又はNPNへ接続しないUE_A10は、第2のタイマのカウント実行中に、PLMNの変更が生じても第2のタイマを維持してよいし、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。。
さらに、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第15の識別情報が示す値を第3のタイマに設定し、第3のタイマを開始してよい。この時、第6の処理において、UE_A10は第3のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、第3のタイマのカウント中に、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。
さらに、第6の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第11の識別情報、及び/又は第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第15の識別情報が示す値を第4のタイマに設定し、第4のタイマを開始してよい。この時、第6の処理において、UE_A10は第4のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、第4のタイマのカウント実行中に、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。
さらに、第6の処理は、UE_A10が、一定期間後に再び本手続きを開始する処理であってもよいし、UE_A10の要求が限定又は制限された状態へ遷移する処理であってもよい。
これまで、第6の処理に対し、第1の例と第2の例を用いて処理内容を説明してきたが、第6の処理のこれらの処理に限らなくてもよい。例えば、第6の処理は、第1の例で説明した処理と第2の例で説明した処理を組み合わせた処理であってもよい。
また、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求で送受信されるメッセージは、PDUセッション変更コマンド(PDU SESSION MODIFICATION COMMAND)であってもよいし、PDUセッション解放コマンド(PDU SESSION RELEASE COMMAND)であってもよいし、これらに限らない。
尚、UE_A10は、第6の処理において、受信した第11から第15の識別情報に基づいて、UE_A10が適用する輻輳管理識別処理を行ってもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第6の処理を実施してもよいし、第6の処理の完了後に本手続きを完了してもよい。
以上の手続きにおいて、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージの送受信により、コアネットワーク_B190は、UE_A10に対して、UE_A10が既に適用している輻輳管理の停止又は変更を指示することができる。更にUE_A10は、ネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに基づいて、UE_A10が適用している輻輳管理の停止又は変更を実施することができる。ここで、UE_A10が1以上の輻輳管理を適用している場合、コアネットワーク_B190からのネットワーク主導のセッションマネジメント要求メッセージに含まれる識別情報の受信に基づき、停止又は変更を実施する輻輳管理を識別してもよい。尚、適用される各輻輳管理は、異なる輻輳管理の種別、及び/又は異なるDNNに対応する輻輳管理、及び/又は異なるS-NNSAIに対応する輻輳管理、及び/又はDNNとS-NSSAIの組み合わせに差異がある輻輳管理であってよい。
[3.4.UE主導のPDUセッションマネジメント]
次に、UE主導のセッションマネジメント手続きの概要について説明する。以下、UE主導のセッションマネジメント手続きは本手続きとも称する。本手続きは、確立されたPDUセッションに対してUEが主導して実行するセッションマネジメントの為の手続きである。尚、本手続きは、前述の登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きが完了し、各装置が少なくとも1つのPDUセッションを確立した状態に遷移した後、任意のタイミングで実行してもよい。さらに、UEは、実行している第1から第4のタイマの内少なくとも1つのタイマのカウントが満了した際に本手続きを開始してもよい。また、各装置は、本手続き中に輻輳管理を停止又は変更する為の識別情報を含んだメッセージを送受信してもよいし、本手続きの完了に基づいてネットワークが指示する新たな輻輳管理に基づく挙動を開始してもよい。
尚、本手続きは、UE主導のPDUセッション変更(PDUセッションモディフィケーション)手続きであってもよいし、これに限らないネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを実行してもよい。尚、各装置は、UE主導のPDUセッション変更手続きにおいて、PDUセッション変更要求メッセージ、及び/又はPDUセッション変更拒絶メッセージを送受信してもよい。
図9を用いて、UE主導のセッションマネジメント手続きの例を説明する。本章では、本手続きとはUE主導のセッションマネジメント手続きを指す。以下、本手続きの各ステップについて説明する。 前述の通り、登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きの完了に基づき、少なくとも1つのPDUセッションを確立しているUE_A10及びコアネットワーク_B190内の各装置は、任意のタイミングで、UE主導のセッションマネジメント手続きを開始する。ここで、本手続きは、UE_A10により開始されてよく、UE_A10はAMF及び/又はアクセスネットワーク_Bを介して本手続きにおけるメッセージを送受信してもよい。
具体的には、UE_A10は、N1インターフェースを用いて、NR node_A122を介して、コアネットワーク_B190内のAMF140に、UE主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージを送信する(S902)。本手続きが、UE主導のPDUセッション変更手続きである場合、UE主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージはPDUセッション変更要求(PDU SESSION MODIFICATION REQUEST)メッセージであってよい。
ここで、UE_A10は、PDUセッションマネジメント要求メッセージに、NPNを示す情報を含めてもよいし、NPNを示す情報を含めることで、UE_A10がNPNへの接続を要求することを示してもよい。なお、NPNを示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよいし、1つの識別情報を、2以上の識別情報で構成してもよい。
AMFは、PDUセッションマネジメント要求メッセージを受信し、第3の条件判別を実行する。第3の条件判別は、AMFが、UE_A10の要求を受諾するか否かを判断する為のものである。コアネットワーク_Bは、第3の条件判別が真の場合は(A)ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きを開始し(S906)、第3の条件判別が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第3の条件判別が真の場合の(A)ネットワーク主導のセッションマネジメント手続きは、前述したネットワーク主導のPDUセッションマネジメント手続きであってよい。
次に、第3の条件判別が偽の場合のステップ、すなわち本手続き中の(B)の手続きの各ステップを説明する。SMF132は、AMF140を介してUE_A10にUE主導のPDUセッショマネジメント拒絶メッセージを送信し(S908)、本手続き中の(B)の手続きを開始する。本手続きが、UE主導のPDUセッション変更手続きである場合、UE主導のPDUセッショマネジメント拒絶メッセージは、PDUセッション変更拒絶(PDU SESSION MODIFICATION REJECT)メッセージであってよい。
具体的には、SMF132は、N11インターフェースを用いてAMF140にUE主導のPDUセッションマネジメント拒絶メッセージを送信し、UE主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージを受信したAMF140が、N1インターフェースを用いてUE_A10にUE主導のPDUセッションマネジメント拒絶メッセージを送信する。
ここで、SMF132は、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに、第21から第25の識別情報のうち1以上の識別情報を含めてもよいし、これらの識別情報を含めることで、UE_A10の要求が拒絶されたことを示してもよい。尚、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。
さらに、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報をPDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めて送信することで、NPNに対するPDUセッションの確立が拒絶された事をしめしてもよいし、NPNへのPDUセッションの確立が許可されない事を示してもよいし、NPNに対するPDUセッションの変更が拒絶された事を示してもよいし、NPNに対するPDUセッションの変更が許可されない事をしめしてもよい。
より、詳細には、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報を送信することで、コアネットワークがDNNベースの輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立、及び/又は変更が拒絶された事を示してもよいし、DNNベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第25の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第25の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立、及び/又は変更が拒絶された事を示してもよいし、S-NSSAIとDNNの組み合わせによる輻輳管理の開始を要求してもよいし、第25の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
または、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報を送信することで、コアネットワークがS-NSSAIベースの輻輳管理を実行しているため、NPNに対するPDUセッションの確立、及び/又は変更が拒絶された事を示してもよいし、S-NSSAIベースの輻輳管理の開始を要求してもよいし、第25の識別情報に示される値を用いたタイマの開始を要求してもよい。
さらに、SMF132は、第21から第25の識別情報のうち2以上の識別情報を組合せて送信することにより、上述した事柄を組合せた要求を行ってもよい。尚、SMF132が各識別情報を送信することで示す事柄はこれらに限らなくてもよい。
さらに、SMF132は、第21から第25の識別情報以外の識別情報を、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めてもよい。例えば、SMF132は、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに、NPNを示す情報を含めてもよい。なお、ここで、NPNを示す情報は、SNPN IDであってもよいし、NPNの為のS-NSSAIであってもよいし、NPNの為のDNNであってもよいし、CAG IDであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。なお、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めるNPNを示す情報は、UEから受信したNPNを示す情報であってもよい。
以上のように、コアネットワーク_B190はPDUセッションマネジメント拒絶メッセージを送信することにより、UE_A10に適用する輻輳管理を通知してもよい。尚、これにより、コアネットワーク_B190は、UE_A10に輻輳管理を適用すること、及び/又は、UE_A10に輻輳管理を実行することを示すこと、及び/又は、適用する輻輳管理の種別を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応するDNN及び/又はS-NSSAI等の輻輳管理の対象を識別する情報、及び/又は、適用する輻輳管理に対応づけられたタイマの値を通知してもよい。
尚、コアネットワーク_Bは、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含める識別情報を、受信した識別情報、及び/又は、ネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー等のポリシー、及び/又はネットワークの状態に基づいて決定してもよい。
例えば、コアネットワーク_B190は、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEがNPNへの接続を要求する場合、及び/又はUEがNPNに接続されている状態である場合、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行しなくてもよいし、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを、第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理してもよい。
さらに、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1から第4の輻輳管理手続きのうち少なくとも1つを実行していない場合、及び/又は、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1から第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第21から第25の識別情報のうち少なくとも1つをPDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めなくてもよい。
具体的には、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第1の輻輳管理を実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第1の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報をPDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めなくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第2の輻輳管理及びを実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第2の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報をPDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めなくてよい。
同様に、例えば、コアネットワーク_B190が、UE及び/又はUEとNPNの組み合わせに対して第3の輻輳管理及び/又は第4の輻輳管理を実行していない状態である場合、及び/又はUE及び/又はUEとNPNの組み合わせを第3の輻輳管理及び/又は第4の輻輳管理の除外対象として管理している場合、SMF132は、第21の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第25の識別情報をPDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めなくてよい。
言い換えると、UEがNPNに対して登録されている状態である場合、及び/又はUEからNPNを示す情報を受信した場合、及び/又はUEがNPNへ接続している状態である場合、SMF132は、第1から第4の輻輳管理を検出した場合においても、第21から第24の識別情報のうち少なくとも1つを、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージに含めなくてもよい。
UE_A10が、SMF132から受信するPDUセッションマネジメント拒絶メッセージには、第21の識別情報から第25の識別情報の内、1又は複数の識別情報が含まれてよい。
次に、UE_A10は、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージの受信に基づいて、第7の処理を実施する(S910)。また、UE_A10は、第7の処理を本手続きの完了に基づいて実施してもよい。
以下、第7の処理の第1の例について説明する。
ここで、第7の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を無視する処理であってよい。さらに、第7の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶された事を認識する処理であってよい。
具体的には、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第1の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第25の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第3の輻輳管理、及び/又は第4の輻輳管理を実行しなくてもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNを示す情報をネットワークに送信した事、に基づき、UE_A10は、第21の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報に示される情報及び要求を無視し、第2の輻輳管理を実行しなくてもよい。
ここで、第7の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第7の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。さらに、第7の処理は、UE_A10が、本手続きの要求が拒絶されたことを認識する処理であってもよい。
なお、UE_A10は第7の処理の完了に基づき、拒絶された要求を再送し、PDUセッションマネジメント手続きを再挑戦してもよい。
次に、第7の処理の第2の例について説明する。
ここで、第7の処理は、UE_A10が、SMF132によって示された事柄を認識する処理であってよい。さらに、第7の処理は、UE_A10が、受信した識別情報をコンテキストとして記憶する処理であってもよいし、受信した識別情報を上位層、及び/又は下位層に転送する処理であってもよい。
さらに、第7の処理では、第21の識別情報から第25の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、輻輳管理を適用することを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第7の処理では、第21の識別情報から第25の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、第1の輻輳管理から第4の輻輳管理の内、どの輻輳管理の種別を適用するかを識別する処理、及び、適用する輻輳管理に対応づけられるDNN及び/又はS-NSSAIを識別する処理を実行してもよい。
さらに、第7の処理では、第21の識別情報から第25の識別情報のうち一つ以上の識別情報に基づいて、適用する輻輳管理に対応づけられる第25の識別情報が示す第1から第4のタイマのうち少なくとも1つののタイマに設定する値を識別及び設定し、設定されたタイマのカウントを開始してもよい。
具体的には、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は第25の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第7の処理において、UE_A10は第2のタイマをRPLMNとEPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、第2のタイマのカウントの実行中に、RPLMNまたはEPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第22の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録していない場合も、UE_A10は第25の識別情報が示す値を第2のタイマに設定し、第2のタイマを開始してよい。この時、第7の処理において、UE_A10は第2のタイマを全てのPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNへ登録しない、及び/又はNPNへ接続しないUE_A10は、第2のタイマのカウントの実行中に、PLMNの変更が生じても第2のタイマを維持してよいし、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第23の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第25の識別情報が示す値を第3のタイマに設定し、第3のタイマを開始してよい。この時、第7の処理において、UE_A10は第3のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10がコアネットワーク_B190から第21の識別情報、及び/又は第24の識別情報、及び/又は第25の識別情報を受信した場合に、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、に基づき、UE_A10は、第25の識別情報が示す値を第4のタイマに設定し、第4のタイマを開始してよい。この時、第7の処理において、UE_A10は第4のタイマをRPLMNに有効なタイマとして管理してもよい。言い換えると、NPNに登録、及び/又はNPN接続するUE_A10は、RPLMNとは異なるPLMNに登録する場合、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。
さらに、第7の処理は、UE_A10が、一定期間後に再び本手続きを開始する処理であってもよいし、UE_A10の要求が限定又は制限された状態へ遷移する処理であってもよい。
これまで、第7の処理に対し、第1の例と第2の例を用いて処理内容を説明してきたが、第7の処理のこれらの処理に限らなくてもよい。例えば、第7の処理は、第1の例で説明した処理と第2の例で説明した処理を組み合わせた処理であってもよい。
さらに、UE_A10は、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージを受信することにより、あるいは、UE主導のPDUセッションマネジメント要求メッセージを受信しないことにより、UE_A10の要求が拒絶されたことを認識してもよい。各装置は、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。尚、各装置は、本手続き中の(A)の手続きの完了に基づいて、PDUセッションが確立された状態に遷移してもよいし、本手続き中の(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きが拒絶されたことを認識してもよいし、PDUセッションが確立されていない状態に遷移してもよい。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。言い換えると、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、第7の処理を実施してもよい。
また、第3の条件判別は、PDUセッションマネジメント要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシーに基づいて実行されてもよい。例えば、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可する場合、真でよい。また、第3の条件判別は、UE_A10の要求をネットワークが許可しない場合、偽でよい。さらに、第3の条件判別は、UE_A10の接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UE_A10が要求する機能を、サポートしている場合は真でよく、サポートしていない場合は偽でよい。さらに、第3の条件判別は、ネットワークが、輻輳状態であると判断した場合は真であってよく、輻輳状態ではないと判断した場合は偽であってよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
以上の手続きにおける、PDUセッションマネジメント拒絶メッセージの送受信により、コアネットワーク_B190はUE_A10に対して適用する輻輳管理を通知し、UE_A10は、コアネットワーク_B190の指示する輻輳管理を適用することができるし、コアネットワーク_B190の指示する輻輳管理を無視する事ができる。なお、コアネットワークB190及びUE_A10は、本手続きで説明した手続き及び処理を複数回実行することで、複数の輻輳管理を適用してもよい。尚、適用される各輻輳管理は、異なる輻輳管理の種別、及び/又は異なるDNNに対応する輻輳管理、及び/又は異なるS-NNSAIに対応する輻輳管理、及び/又はDNNとS-NSSAIの組み合わせに差異がある輻輳管理であってよい。
[4.実施形態の説明]
以下、第1から第2の実施形態の説明をする。なお、第1から第2の実施形態は、本発明の一例であり。つまり、本発明を示す実施形態は、第1から第2の実施形態に限らず、3章で説明した1以上の手続きの組み合わせであってよい。
[4.1.第1の実施形態の説明]
まず、第1の実施形態の説明をする。第1の実施形態は、登録手続き、PDUセッション確立手続きにより構成される。なお、本実施形態における登録手続き、及びPDUセッション確立手続きの詳細は、前述を参照する。
第1の実施形態において、まず、UE_A10は登録手続きを開始する。UE_A10及び各装置は、登録手続きの完了に基づき、NPNへ登録された状態、及び/又はNPNへの接続が許可された状態、及び/又は、NPNへ接続された状態に遷移する。具体的には、AMF140から、登録受諾メッセージを受信することで、NPNへ登録された状態、又はNPNへの接続が許可された状態、及び/又は、NPNへ接続された状態に遷移する。
更に、UE_A10は登録手続きの完了に基づき、PDUセッション確立手続きを開始する。UE_A10はNPNを示す情報をコアネットワーク_B190に送信することで、NPNに対するPDUセッション確立を要求してもよい。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの応答として、コアネットワーク_B190よりPDUセッション確立拒絶メッセージを受信する。なお、PDUセッション確立拒絶メッセージには、第1から第5の識別情報の内、少なくとも1つが含まれていてよい。
UE_A10は、UE_A10がNPNへ登録している状態、及び/又はNPNへ接続している状態、及び/又はUE_A10がNPNに対するPDUセッションマネジメント手続きを要求していることに基づき、コアネットワーク_B190からの要求を無視し、コアネットワーク_B190から受信した識別情報に示される輻輳管理を開始しない。つまり、言い換えると、UE_A10は、コアネットワーク_B190により示される輻輳管理の開始の要求を無視し、対応する輻輳管理を開始しない。
輻輳管理を開始しないUE_A10は、続けて再度PDUセッション確立要求メッセージを送信することで、PDUセッション確立手続きを実行する事ができる。
以上により、UE_A10及び各装置は、NPNに接続するUEに対して、輻輳管理手続きを有効にしない。言い換えると、本手続きにより、UE_A10及び各装置は、NPNに接続するUEを、輻輳管理手続きの対象外として処理する事ができる。
[4.2.第2の実施形態の説明]
次に、第2の実施形態の説明をする。第2の実施形態は、第1の登録手続き、PDUセッション確立手続き、第2の登録手続きにより構成される。なお、本実施形態における第1の登録手続き、及び第2登録手続きの詳細は、前述の登録手続きを参照し本実施形態におけるPDUセッション確立手続きの詳細は、前述のPDUセッション確立手続きを参照する。
第2の実施形態において、UE_A10は第1の登録手続きを開始する。UE_A10及び各装置は、第1の登録手続きの完了に基づき、NPNへ接続された状態に遷移する。具体的には、AMF140から、PDUセッション受諾メッセージを受信することで、NPNへ登録された状態、又はNPNへの接続が許可された状態に遷移する。
更に、UE_A10は登録手続きの完了に基づき、PDUセッション確立手続きを開始する。UE_A10はNPNを示す情報をコアネットワーク_B190に送信することで、NPNに対するPDUセッション確立を要求する。
UE_A10は、PDUセッション確立要求メッセージの応答として、コアネットワーク_B190よりPDUセッション確立拒絶メッセージを受信する。なお、PDUセッション確立拒絶メッセージには、第1から第5の識別情報の内、少なくとも1つが含まれていてよい。
UE_A10は、コアネットワーク_B190からの要求に基づき、輻輳管理手続きを開始する。具体的に、例えば、UE_A10は第1の識別情報、及び/又は第2の識別情報、及び/又は第5の識別情報の受信に基づき、第2の輻輳管理を実行してもよい。
UE_A10は、輻輳管理実行中に、RPLMN及び/又はRSNPNから出て、他のPLMNに対して第2の登録手続きを開始する。UE_A10は第2の登録手続きで、UEが選択したPLMNがRPLMN及びRSNPN及びEPLMNでない事に基づき、輻輳管理を停止してよい。
以上により、UE_A10及び各装置は、UEがNPNへ接続されている場合、登録されたPLMN、及び/又は登録されたSNPN、及び/又は均等PLMNに対して、輻輳管理及び/又は輻輳管理に対応付けられたタイマを有効にしてもよいし、SMメッセージの送信が許可された状態に遷移してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可された状態に遷移してもよい。。
言い換えると、UEがNPNへ接続されている場合に、UEが登録されたPLMN、及び均等PLMNとは異なるPLMNへ接続する場合、またはUEが登録されたNPNとは異なるNPNへ接続する場合、UE_A10及び各装置は、登録されたPLMN、及び/又は登録されたSNPN、及び/又は均等PLMNに対して、輻輳管理及び/又は輻輳管理に対応付けられたタイマを無効にする、又は停止してもよいし、SMメッセージの送信が許可されない状態を維持してよいし、PDUセッション確立手続きの開始、及び/又はPDUセッションマネジメント手続きの開始が許可されない状態を維持してもよい。
[5. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
10 UE_A
30 PGW-U
32 PGW-C
35 SGW
40 MME
45 eNB
50 HSS
60 PCRF
80 アクセスネットワーク_A(E-UTRAN)
90 コアネットワーク_A
120 アクセスネットワーク_B(5G AN)
122 gNB
130 UPF
132 SMF
140 AMF
150 UDM
160 PCF
190 コアネットワーク_B

Claims (2)

  1. UE(User Equipment)であって、
    制御部と送受信部とを備え、
    前記送受信部がDNN(Data Network Name)に基づく輻輳管理のためのタイマを開始するための理由値とバックオフタイマ値と、を受信した場合、
    前記制御部は、前記バックオフタイマ値を用いて、前記タイマを開始し、
    前記理由値は、リソースの不足を示し、
    SNPN(Stand-alone Non-Public Network)の場合、前記タイマは、DNNとSNPNごとに開始される、
    ことを特徴とするUE
  2. UE(User Equipment)の通信制御方法であって、
    DNN(Data Network Name)に基づく輻輳管理のためのタイマを開始するための理由値とバックオフタイマ値と、を受信した場合、
    前記バックオフタイマ値を用いて、前記タイマを開始し、
    前記理由値は、リソースの不足を示し、
    SNPN(Stand-alone Non-Public Network)の場合、前記タイマは、DNNとSNPNごとに開始される、
    ことを特徴とするUEの通信制御方法
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