以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は、各実施形態で使用される移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE_A10、アクセスネットワーク_A80、コアネットワーク_A90、PDN(Packet Data Network)_A5、アクセスネットワーク_B120、コアネットワーク_B190、DN(DataNetwork)_A6により構成されることが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5G AN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、UDM150、N3IWF170等の装置・機能、及びこれらの装置・機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。
以下では、これらの装置・機能について、UE、E-UTRAN、MME、SGW、PGW-U、PGW-C、PCRF、HSS、5G AN、AMF、UPF、SMF、PCF、UDM、N3IWF等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、4GシステムであるEPS(Evolved PacketSystem)は、アクセスネットワーク_A及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにUE及び/又はPDNが含まれても良い。また、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN(EvolvedUniversal Terrestrial Radio Access Network)及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。E-UTRANには、1以上のeNB(evolved Node B)45が配置される。尚、以下では、eNB45は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。また、複数のeNBがある場合は、各eNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)に対応する。5G ANは、NG-RAN(NGRadio Access Network)及び/又はnon-3GPPアクセスネットワークで構成される。NG-RANには、1以上のgNB(NR NodeB)122が配置される。尚、以下では、gNB122は、eNBのように記号を省略して記載する場合がある。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCNに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。
また、non-3GPP アクセスネットワークは、信頼できない非3GPP(untrusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよいし、信頼できる非3GPP(trusted non-3GPP)アクセスネットワークであってもよい。ここで、信頼できない非3GPPアクセスネットワークは、例えば公衆無線LANなど、アクセスネットワーク内でセキュリティ管理を行わないnon-3GPPアクセスネットワークであってよい。一方で、信頼できる非3GPPアクセスネットワークは、3GPPが規定するアクセスネットワークであってよく、TNAP(trustednon-3GPP access point)とTNGF(trusted non-3GPP Gatewayfunction)を備えていてもよい。
また、以下では、E-UTRANやNG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワーク_Bに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はアクセスネットワーク_Bに含まれる装置は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と称する場合がある。
また、コアネットワーク_Aは、EPC(EvolvedPacket Core)に対応する。EPCには、例えば、MME(MobilityManagement Entity)、SGW(Serving Gateway)、PGW(Packet Data Network Gateway)-U、PGW-C、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、HSS(HomeSubscriber Server)等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GCN(5G CoreNetwork)に対応する。5GCNには、例えば、AMF(Accessand Mobility Management Function)、UPF(User PlaneFunction)、SMF(Session Management Function)、PCF(Policy Control Function)、UDM(UnifiedData Management)等が配置される。ここで、5GCNは、5GCと表現されてもよい。
また、以下では、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、コアネットワーク_Aに含まれる装置、及び/又はコアネットワーク_Bに含まれる装置は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置又はコアネットワーク内装置と称する場合がある。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)は、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)と、PDN及び/又はDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator;MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(MobileVirtual Network Operator)や、MVNE(Mobile Virtual NetworkEnabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
コアネットワーク(コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B)と、アクセスネットワーク(アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B)は、移動体通信事業者毎に異なってもよい。
また、図1では、PDNとDNが同一である場合が記載されているが、異なっていても良い。PDNは、UEに通信サービスを提供するDN(Data Network)であってよい。尚、DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、PDNと接続する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、PDNのことをDNと表現してもよいし、DNのことをPDNと表現してもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、PDN、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN又はDNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
また、アクセスネットワーク_A、コアネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、PDN_A、DN_Aには、図2に記載されない装置が構成されていてもよい。例えば、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_B及び/又はPDN_A及び/又はDN_Aには、AUSF(Authentication Server Function)やAAA(Authentication, authorization, and accounting)サーバ(AAA-S)が含まれてもよい。AAAサーバはコアネットワークの外に配置されてもよい。
ここで、AUSFは、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスに対する認証機能を備える、コアネットワーク装置である。具体的には、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスに対する認証の要求をUEから受信し、認証手続きを実行するネットワーク機能部である。
また、AAAサーバは、AUSFと直接的または他のネットワーク装置を介して間接的に接続する、認証及び承認及び課金機能を備える、装置である。AAAサーバはコアネットワーク内のネットワーク装置であってもよい。なお、AAAサーバは、コアネットワーク_A及び/又はコアネットワーク_Bに含まれず、PLMNに含まれてもよい。つまり、AAAサーバはコアネットワーク装置であってもよいし、コアネットワークの外にある装置であってよい。例えば、AAAサーバは3rd Partyが管理する、PLMN内のサーバ装置であってもよい。
なお、図2では、図の簡略化のため、各装置・機能は1つずつ記載したが、移動通信システム1には複数の同様の装置・機能が構成されてもよい。具体的には、移動通信システム1には複数のUE_A10、E-UTRAN80、MME40、SGW35、PGW-U30、PGW-C32、PCRF60、HSS50、5GAN120、AMF140、UPF130、SMF132、PCF160、及び/又はUDM150等の装置・機能が構成されていてもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_B540、記憶部_A640、記憶部_B740)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、5GSとEPSとの間のインターワークをした場合には、5GS及び/又はEPS内に含まれる装置・機能との間で送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。このとき、N26インターフェースを介して送受信されたものだけでなく、N26インターフェースを介さずに送受信されたものも記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UE(User Equipment)の装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340で構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、E-UTRAN内の基地局装置(eNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、5G AN内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介してAMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. gNBの装置構成]
次に、gNBの装置構成例について、図4を用いて説明する。gNB は、制御部_B500、アンテナ510、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540で構成されている。制御部_B500、ネットワーク接続部_B520、送受信部_B530、記憶部_B540は、バスを介して接続されている。送受信部_B530は、アンテナ510と接続している。
制御部_B500は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B500は、必要に応じて、記憶部_B540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B520は、gNBが、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_B520を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_B530は、アンテナ510を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_B530を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5G AN内にあるgNBは、ネットワーク接続部_B520を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、gNBは、送受信部_B530を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_B540は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、AMFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるAMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N8インターフェースを介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェースを介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。また、AMFは、N26インターフェースをサポートする場合、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N26インターフェースを介して、MMEと通信することができる。
記憶部_B740は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connectionmanagement; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(SessionManagement)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA;Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM;Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPPInterworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED状態は、5GMM-DEREGISTERED状態と表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED状態と表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTEREDである場合、UE_A10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTEREDは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_A10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_A10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTEREDである場合、UE_A10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED状態にあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED状態では、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPPaccess)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTEDstate over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPPaccess)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCNとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.4. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるSMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェースを介して、UDMと通信することができる。
記憶部_B740は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知(Downlink Data Notification)する機能、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信されるAN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.5. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740で構成されている。制御部_B700、ネットワーク接続部_B720、記憶部_B740は、バスを介して接続されている。UPFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。
制御部_B700は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_B700は、必要に応じて、記憶部_B740に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_B720は、UPFが、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_B720を用いて、5G AN内の基地局装置(gNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GCN内にあるUPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_B740は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(UplinkClassifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDNコネクション、又はPDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、ユーザプレーンは、LTE-Uuインターフェース、及び/又はS1-Uインターフェース、及び/又はS5インターフェース、及び/又はS8インターフェース、及び/又はSGiインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNGRANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとMMEとの間のNAS(Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、EPSの場合、制御プレーンは、LTE-Uuインターフェース、及びS1-MMEインターフェースを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNGRANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
[2.6. その他の装置及び/又は機能及び/又は本実施形態における識別情報の説明]
次に、その他の装置及び/又は機能及び/又は識別情報について説明を行う。
ネットワークとは、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_B、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMF_A240を介してUE_A10とSMF_A230の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージ、PDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージ、PDUセッション拒絶(PDU session establishment reject)メッセージ、PDUセッション変更要求(PDU session modification request)メッセージ、PDUセッション変更コマンド(PDU session modification command)メッセージ、PDUセッション変更完了メッセージ(PDU session modification complete)、PDUセッション変更コマンド拒絶(PDU session modification command reject)メッセージ、PDUセッション変更拒絶(PDU session modificationreject)メッセージ、PDUセッション解放要求(PDUsession release request)メッセージ、PDUセッション解放拒絶(PDU session release reject)メッセージ、PDUセッション解放コマンド(PDU session release command)メッセージ、PDUセッション解放完了(PDU session release complete)メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きまたはSM手続きには、PDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)、PDUセッション変更手続き(PDU session modification procedure)、PDUセッション解放手続き(UE-requested PDU session release procedure)が含まれてもよい。なお、各手続きは、UEから開始される手続きであってもよいし、NWから開始される手続きであってもよい。
また、MM(Mobility management)メッセージ(またはNAS MMメッセージとも称する)は、MMのための手続きに用いられるNASメッセージであってよく、UE_A10とAMF_A240の間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、MMメッセージには、登録要求(Registration request)メッセージ、登録受諾(Registrationaccept)メッセージ、登録拒絶(Registration reject)メッセージ、登録解除要求(De-registration request)メッセージ、登録解除受諾(De-registrationaccept)メッセージ、configuration updateコマンド(configuration update command)メッセージ、設定更新受諾(configurationupdate complete)メッセージ、サービス要求(Service request)メッセージ、サービス受諾(Service accept)メッセージ、サービス拒絶(Service reject)メッセージ、通知(Notification)メッセージ、通知応答(Notificationresponse)メッセージ等が含まれてよい。また、MMのための手続きまたはMM手続きは、登録手続き(Registration procedure)、登録解除手続き(De-registration procedure)、ジェネリックUE設定更新(Generic UE configuration update)手続き、認証・承認手続き、サービス要求手続き(Service request procedure)、ページング手続き(Pagingprocedure)、通知手続き(Notification procedure)が含まれてよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワーク_B190を用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、PDN(Packet Data Network)タイプとは、PDNコネクションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、IPv4v6、non-IPがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。IPv4v6が指定された場合は、IPv4又はIPv6を用いてデータの送受信を行う事を示す。non-IPが指定された場合は、IPを用いた通信ではなく、IP以外の通信方法によって通信する事を示す。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションとは、PDU接続性サービスを提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、UEと外部ゲートウェイとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Bを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、QoSルール、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワーク_B190を接続するPGW_A30/UPF_A235等のゲートウェイを選択する情報として用いることもできる。さらに、DNNは、APN(Access Point Name)に相当するものでもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit/Packet Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernetが指定された場合は、Ethernetフレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernetは、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。
また、PLMN(Public land mobile network)は、移動無線通信サービスを提供する通信ネットワークである。PLMNは、(移動体)通信事業者であるオペレータが管理するネットワークであり、PLMNIDにより、オペレータを識別することができる。本稿でPLMNはPLMNIDを意味してもよい。UEのIMSI(InternationalMobile Subscriber Identity)のMCC(Mobile Country Code)とMNC(Mobile Network Code)と一致するPLMNはHome PLMN(HPLMN)であってよい。PLMNはコアネットワークを意味してもよい。
さらに、UEは、USIMに1又は複数のEHPLMN(Equivalent HPLMN、等価HPLMN)を識別するための、Equivalent HPLMN listを保持していてもよい。HPLMN、及び/又はEHPLMNと異なるPLMNはVPLMN(Visited PLMN)であってよい。
UEが登録を成功したPLMNはRPLMN(Registered PLMN、登録PLMN)であってよい。各装置は、UEのPLMN選択においてRPLMNと等価に使用できる、1又は複数のEPLMN(Equivalent PLMN、等価PLMN)を識別するためのEquivalent PLMN listをRPLMNから受信、及び/又は保持、及び/又は記憶してもよい。
現在のPLMN(current PLMN)とは、UEが要求するPLMN、及び/又はUEが選択したPLMN、及び/又はRPLMN、及び/又はネットワークが許可したPLMN、及び/又はメッセージを送受信するコアネットワーク装置が属するPLMNであってもよい。
要求するPLMNとは、UEがメッセージを送信する際の、メッセージの送信先ネットワークを意味する。具体的には、UEがメッセージを送信する際に、UEにより選択されたPLMNであってよい。要求するPLMNは、UEが要求するPLMNであり、現在のPLMNであってもよい。また、UEが登録状態においては、要求するPLMNは登録PLMNであってもよい。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。ネットワークスライスのことを、単にスライスとも呼称する場合がある。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク_B内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(NetworkSlice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。
ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク_B190内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。
UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUEusage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection AssistanceInformation)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、UEとNW間で送受信されるS-NSSAIは、S-NSSAI IE(Information element)と表現されてもよい。さらに、UEとNW間で送受信されるS-NSSAIIEは、登録PLMNのSST及び/又はSDで構成されるS-NSSAI、及び/又はそのS-NSSAIがマップされたHPLMNのS-NSSAIを示すSST及び/又はSDと、が構成されてもよい。UE及び/又はNWが記憶する一又は複数のS-NSSAIはSST及び/又はSDで構成されてもよいし、SST及び/又はSDで構成されるS-NSSAI、及び/又はそのS-NSSAIがマップされたHPLMNのS-NSSAIを示すSST及び/又はSDと、が構成されてもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection AssistanceInformation)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。UEは各NSSAI(allowed NSSAI、及び/又はconfigured NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又pendingNSSAI、及び/又第1のNSSAI)を、PLMNとEPLMNに適用させて良い。
mapped S-NSSAI(マップドS-NSSAI)は、ローミングシナリオにおいて、登録PLMNのS-NSSAIにマッピングされたHPLMNのS-NSSAIである。UEは、configured NSSAIと各アクセスタイプのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIにマップされたmapped S-NSSAIを1または複数記憶してよい。さらに、UEは、第1のNSSAI、及び/またはrejected NSSAI、及び/又はpendingNSSAIに含まれるS-NSSAIの、mappedS-NSSAIを1または複数記憶してもよい。
Network Slice-Specific Authentication andAuthorization(NSSAA)機能とは、ネットワークスライス特有の認証及び認可を実現する為の機能である。ネットワークスライス特有の認証及び認可では、3rd Partyなどコアネットワーク外でUEの認証及び認可を行うことが出来る。NSSAA機能を備える、PLMN及びネットワーク装置は、UEの登録情報に基づき、あるS-NSSAIに対してNSSAA手続きを実行する事ができる。更に、NSSAA機能を備えるUEは、pending NSSAI及び第3のrejected NSSAIを管理、及び記憶、及び送受信する事ができる。本稿では、NSSAAをネットワークスライス特有の認証及び認可手続きや、認証及び認可手続き、として称する場合がある。
NSSAAを要するS-NSSAIは、コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置により管理される、NSSAAを要するS-NSSAIである。さらに、NSSAAを要するS-NSSAIは、コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置により管理される、NSSAAを要するS-NSSAIがmappedS-NSSAIとなる、HPLMN以外のS-NSSAIであってもよい。
コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、S-NSSAIとNSSAAを要するか否かを示す情報を対応付けて記憶することにより、NSSAAを要するS-NSSAIを記憶してもよい。コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、更に、NSSAAを要するS-NSSAIと、NSSAAが完了しているか否かを示す情報、又はNSSAAが完了し許可又は成功している状態であることを示す情報と、を対応づけて記憶してもよい。コアネットワーク、及び/又はコアネットワーク装置は、NSSAAを要するS-NSSAIをアクセスネットワークに関わらない情報として管理してよい。
また、configured NSSAI(設定NSSAI)は、UEの中に供給され、記憶されているNSSAIである。UEは、PLMNごとにconfiguredNSSAIを記憶してもよい。UEはPLMNと関連付けてconfigured NSSAIを記憶してもよい。なお、本稿では、PLMNに対応付けられたconfigured NSSAIを、PLMNに対するconfigured NSSAI、又はPLMNのconfigured NSSAI、またはPLMNのためのconfigured NSSAI、PLMNに関連付けられたconfigured NSSAIと表現してもよい。また、UEは、PLMNと関連付けられず、すべてのPLMNに有効なconfigured NSSAIを記憶してよく、そのようなconfiguredNSSAIを「default configured NSSAI」としてもよい。
configured NSSAIは複数のPLMNと関連付けられてもよく、これら複数のPLMNはEPLMNであってよい。
configured NSSAIは、ネットワーク(又はPLMN)により設定された情報であってよい。configured NSSAIに含まれるS-NSSAIはconfigured S-NSSAIと表現されてもよい。configured S-NSSAIは、S-NSSAIとmapped S-NSSAIを含み構成されてもよい。または、PLMNのS-NSSAIは「configured S-NSSAI」、そのconfigured S-NSSAIがHPLMNにマップされたS-NSSAIは「PLMNのためのconfiguredNSSAIに対するmapped S-NSSAI」と表現されてもよい。
また、requested NSSAI(要求NSSAI)は、登録手続き中にUEからネットワークに提供されるNSSAIである。登録手続きにおいて、UEが送信するrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEが記憶するallowedNSSAI又はconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIであってよい。PDUセッション確立手続きにおいて、UEが送信するrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、UEが記憶するallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIであってよい。
requested NSSAIは、UEが要求するネットワークスライスを示す情報であってよい。requested NSSAIに含まれるS-NSSAIはrequested S-NSSAIと表現されてもよい。例えば、requestedNSSAIは登録要求メッセージ、又はPDUセッション確立要求メッセージ等のUEからネットワークに送信されるNASメッセージ又はNAS(Non-Access-Stratum )メッセージを含めるRRC(RadioResource Control)メッセージに含まれて送信される。
また、allowed NSSAI(許可NSSAI)は、UEが許可された1又は複数ネットワークスライスを示す情報である。言い換えると、allowed NSSAIは、ネットワークがUEへ接続を許可した、ネットワークスライスを識別する情報である。
UE及び/又はNWは、UEの情報として、アクセス(3GPPアクセス又は非3GPPアクセス)ごとに、allowedNSSAIを記憶と管理してよい。UE及び/又はNWは、さらに、登録エリアと関連付けてallowed NSSAIを管理してもよい。
さらに、UE及び/又はNWは、UEの情報として、PLMNに関連付けて、allowed NSSAIを記憶と管理してよい。allowed NSSAIは複数のPLMNと関連付けられてもよく、これら複数のPLMNはEPLMNであってよい。
なお、本稿では、PLMNとアクセスタイプに対応付けられたallowedNSSAIを、PLMNとアクセスタイプに対するallowedNSSAI、又はPLMNのアクセスタイプに対するallowedNSSAIと表現してもよい。allowed NSSAIに含まれるS-NSSAIはallowed S-NSSAIと表現されてもよい。allowed S-NSSAIは、S-NSSAIとmapped S-NSSAIを含み構成されてもよい。
また、rejected NSSAI(拒絶NSSAI)は、UEが許可されない1又は複数のネットワークスライスを示す情報である。言い換えると、rejected NSSAIは、ネットワークがUEに対して接続を許可しないネットワークスライスを識別する情報である。rejected NSSAIは、S-NSSAIと拒絶理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。
ここで、拒絶理由値とは、ネットワークが、対応するS-NSSAIを拒絶する理由を示す情報である。UEとネットワークは、各S-NSSAIを対応づけられた拒絶理由値に基づき、それぞれ適切に、rejected NSSAIを記憶と管理してよい。
さらに、rejected NSSAIは、登録受諾メッセージや、設定更新コマンドや、登録拒絶メッセージ等、ネットワークからUEへ送信されるNASメッセージ、又はNASメッセージが含まれるRRCメッセージに含められてもよい。rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはrejected S-NSSAIと表現されてもよい。
rejected NSSAIは、第1から第3のrejected NSSAIと、pendingNSSAIと、第1のNSSAIの何れかであってもよいし、これらの組み合わせであってよい。rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIはrejected S-NSSAIと表現されてもよい。rejected S-NSSAIは、S-NSSAIとmapped S-NSSAIを含み構成されてもよい。
UE及び/又はNWは、UEの情報として、PLMNに関連付けてrejected NSSAIを記憶と管理してよい。rejected NSSAIは複数のPLMNと関連付けられてもよく、これら複数のPLMNはEPLMNであってよい。
なお、本稿では、PLMNに関連付けられたrejectedNSSAIを、PLMNに対するrejected NSSAI、又はPLMNのrejected NSSAIと表現してもよい。UE及び/又はNWは、さらに、第2のrejected NSSAI、及び/又は第2のrejected S-NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよい。UE及び/又はNWは、第2のrejected NSSAI、及び/又は第2のrejected S-NSSAIをアクセスタイプ及び/又は登録エリアと関連付けて記憶してもよい。
ここで、第1のrejected NSSAIは、UEがrequested NSSAIに含めたS-NSSAIのうち、現在のPLMNで利用不可である、1以上のS-NSSAIの集合である。第1のrejected NSSAIは、5GSのrejectedNSSAI for the current PLMNであってもよいし、rejected S-NSSAI forthe current PLMNであってもよいし、rejected NSSAI for the currentPLMNに含まれるS-NSSAIであってもよい。第1のrejected NSSAIは、UEまたはNWが記憶するrejected NSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるrejectedNSSAIであってよい。第1のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejectedNSSAIである場合、第1のrejected NSSAIは、S-NSSAIと理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI(S-NSSAInot available in the current PLMN)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIが現在のPLMN又はSNPNで不可であることを示す情報であってよい。第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第1のrejectedS-NSSAIと表現されてもよい。
第1のrejected NSSAIは、登録PLMN全体に適用されてよい。UE及び/又はNWは、第1のrejectedNSSAI及び第1のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、第1のrejected NSSAIは、3GPP access及びnon-3GPP accessに対して有効な情報であってよい。
UEは、現在のPLMNに対して3GPP accessとnon-3GPP accessの両方のアクセスで非登録状態に遷移した場合、第1のrejected NSSAIを記憶から削除してよい。言い換えると、UEが、あるアクセス経由で現在のPLMNに対して非登録状態に遷移した場合、又はあるあるアクセス経由で新しいPLMNに登録が成功した場合、又はあるアクセス経由で新しいPLMNへの登録を失敗し非登録状態に遷移した場合に、さらにUEがもう一方のアクセス経由で登録されていない状態(非登録状態)である場合には、UEは第1のrejected NSSAIを削除する。つまり、UEが、あるアクセス経由で現在のPLMNに対して非登録状態に遷移した場合に、UEがもう一方のアクセス経由で現在のPLMNに対して登録されている状態 (登録状態)である場合には、UEは第1のrejected NSSAIを削除しなくてよい。
第2のrejected NSSAIは、UEがrequested NSSAIに含めたS-NSSAIのうち、現在のレジストレーションエリア内で利用不可である、1又は複数のS-NSSAIの集合である。第2のrejectedNSSAIは、5GSのrejected NSSAI forthe current registration areaであってよい。第2のrejected NSSAIは、UEまたはNWが記憶するrejected NSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるrejectedNSSAIであってよい。第2のrejected NSSAIがNWからUEへ送信されるrejectedNSSAIである場合、第2のrejected NSSAIは、S-NSSAIと理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI(S-NSSAI not available in the current registration area)」であってよく、理由値と対応付けられたS-NSSAIが現在のレジストレーションエリア内で不可であることを示す情報であってよい。第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第2のrejectedS-NSSAIと表現されてもよい。
第2のrejected NSSAIは、現在のレジストレーションエリア内で有効であってよく、現在のレジストレーションエリアに適用されてもよい。UE及び/又はNWは、第2のrejected NSSAI及び第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプごとの情報として扱ってよい。つまり、第2のrejected NSSAIは、3GPPaccessまたはnon-3GPP accessのそれぞれに対して有効な情報であってよい。つまり、UEは、一旦あるアクセスに対して非登録状態に遷移した場合は、そのアクセスに関連付けられた第2のrejected NSSAIを記憶から削除してよい。
第3のrejected NSSAIは、NSSAAを要するS-NSSAIであり、そのS-NSSAIに対するNSSAAが失敗された、または取り消された、1又は複数のS-NSSAIの集合である。第3のrejected NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWとUE間で送受信されるNSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIがNWからUEへ送信される場合、第3のrejectedNSSAIは、S-NSSAIと拒絶理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI(S-NSSAI notavailable due to the failed or revoked NSSAA)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIに対するNSSAAが失敗したことまたは取り消されたことを示す情報であってよい。第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは第3のrejectedS-NSSAIと表現されてもよい。
第3のrejected NSSAIは、登録PLMN全体に適用されてもよいし、登録PLMN及び/またはEPLMNに適用されてもよいし、全てのPLMNに適用されてもよい。第3のrejectedNSSAIが全てのPLMNに適用されるということは、第3のrejected NSSAIはPLMNに関連付けられないことを意味してもよいし、第3のrejected NSSAIはHPLMNに関連付けられることを意味してよい。
さらに、UE及び/又はNWは、第3のrejectedNSSAI及び第3のrejected S-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、第3のrejected NSSAIは、3GPPaccess及びnon-3GPP accessに対して有効な情報であってよい。第3のrejected NSSAIはrejectedNSSAIとは異なるNSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIは第1のrejectedNSSAIであってもよい。第3のrejected NSSAIは、5GSのrejected NSSAI for the failed or revokedNSSAAであってもよいし、rejected S-NSSAI for the failed orrevoked NSSAAであってもよいし、rejected NSSAI for the failed orrevoked NSSAAに含まれるS-NSSAIであってもよい。
第3のrejected NSSAIは、UEが、コアネットワークからNSSAAが失敗したこと、または取り消されたことにより拒絶されたスライスを識別するrejected NSSAIである。具体的には、UEは第3のrejected NSSAIを記憶する間、第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIに対する登録要求手続きを開始しない。第3のrejected NSSAIは、NSSAAの失敗を示す拒絶理由値と対応づけられてコアネットワークから受信したS-NSSAIを1又は複数含む識別情報であってよい。第3のrejected NSSAIは、アクセスタイプによらない情報である。具体的には、UEが第3のrejected NSSAIを記憶する場合、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの両方に送信を試みなくてもよい。または、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、UEポリシーに基づき送信する事ができる。または、UEは第3のrejected NSSAIを、UEポリシーに基づき削除し、第3のrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを送信できる状態に遷移してもよい。言い換えれば、UEは第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、UEポリシーに基づき送信する場合には、UEは第3のrejected NSSAIからそのS-NSSAIを削除してもよい。
第1のNSSAIは、ネットワークスライス毎の最大UE数に達したS-NSSAIを一又は複数含む情報である。第1のNSSAIは、rejectedNSSAIであってもよいし、allowed NSSAIであってもよいし、pending NSSAIであってもよい。第1の NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWからUEへ送信されるNSSAIであってよい。
第1のNSSAIがNWからUEへ送信される場合、第1のNSSAIは、S-NSSAIとマップドS-NSSAIと、拒絶理由値と、バックオフタイマの値と、バックオフタイマの値の有効期範囲を示す情報と、を少なくとも1つ含む情報を、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「ネットワークスライス毎の最大UE数に達したS-NSSAI」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIに許可できる最大UE数に達したことを示す情報であってよい。ここで、拒絶理由値は、rejected NSSAIに含まれる拒絶理由値であってもよいし、フラグ情報であってもよいし、5GMM causeであってもよい。さらに、この時、バックオフタイマの値は、UEが対応するS-NSSAIまたはマップドS-NSSAIに関するS-NSSAIを用いた、MMメッセージを送信すること、及びSMメッセージを送信することを禁止する期間を示す情報であってよい。
さらに、バックオフタイマの値の有効期範囲を示す情報は、バックオフタイマの値が、現在のPLMN(PublicLand Mobile Network)に適用されるか、全てのPLMNに適用されるか、現在のregistration areaで有効かを示す情報であってよい。
第1のNSSAIは、登録PLMN全体に適用されてよいし、すべてのPLMNに有効であってもよいし、適用されてもよいし、登録エリア内で有効であってもよいし、登録PLMNとEPLMNに適用されてもよいし、TAリスト(TAI listまたは登録エリア)に含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNに適用されてもよい。第1のNSSAIが全てのPLMNに適用されるということは、第1のNSSAIはPLMNに関連付けられないことを意味してもよいし、第1のNSSAIはHPLMNに関連付けられることを意味してよい。
第1のNSSAIが、登録PLMN全体で有効である場合、またはすべてのPLMNで適用される場合、または登録PLMN及び/またはEPLMNに適用される場合、UE及び/又はNWは、第1のNSSAI及び第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。第1のNSSAIが、登録エリア内で有効である場合、またはTAリスト(TAI listまたは登録エリア)に含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNに適用される場合、UE及び/又はNWは、第1のNSSAI及び第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプごとの情報として扱ってよい。
第1のNSSAIは、allowed NSSAIであってもよいし、rejected NSSAIであってもよいし、pending NSSAIであってもよいし、これらとは異なる情報であってもよい。
pending NSSAI(ペンディングNSSAI)は、UEが利用することがペンディング、及び/又は不可である、1又は複数のS-NSSAIの集合である。pendingNSSAIは、ネットワークがnetwork slice specific authenticationを要するS-NSSAIであり、network slice specificauthenticationが完了していないS-NSSAIの集合であってもよい。pending NSSAIは、5GSのpendingNSSAIであってよい。pending NSSAIは、UE及び/またはNWが記憶するNSSAIであってもよいし、NWとUE間で送受信されるNSSAIであってよい。
pending NSSAIがNWからUEへ送信されるNSSAIである場合、pendingNSSAIは、S-NSSAIと拒絶理由値の組み合わせを、1又は複数含める情報であってもよい。この時の拒絶理由値は、「NSSAAのためにペンディングするS-NSSAI(NSSAA is pendingfor the S-NSSAI)」であってよく、拒絶理由値と対応付けられたS-NSSAIが、そのS-NSSAIに対するNSSAAを完了するまでUEが使用するのを禁止またはペンディングすることを示す情報であってよい。
pending NSSAIがNWからUEへ送信されるNSSAIである場合、pendingNSSAIは、S-NSSAIとmapped S-NSSAIの組み合わせの集合であってもよい。
pending NSSAIは、登録PLMN全体に適用されてもよいし、登録PLMNと登録PLMNの一又は複数のEPLMNで適用されてもよいし、全てのPLMNに適用されてもよい。pending NSSAIが全てのPLMNに適用されるということは、pending NSSAIはPLMNに関連付けられないことを意味してもよいし、pending NSSAIはHPLMNに関連付けられることを意味してよい。
UE及び/又はNWは、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIをアクセスタイプによらない情報として扱ってよい。つまり、pendingNSSAIは、3GPP access及びnon-3GPPaccessに対して有効な情報であってよい。pending NSSAIはrejected NSSAIとは異なるNSSAIであってもよい。pending NSSAIは第1のrejectedNSSAIであってもよい。
pending NSSAIは、UEが、手続きをペンディングしているスライスを識別する1又は複数のS-NSSAIで構成されるNSSAIである。具体的には、UEは、pending NSSAIを記憶する間、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIに対する登録要求手続きを開始しない。言い換えれば、UEは、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIに対するNSSAAが完了するまで、pending NSSAIに含まれるS-NSSAIを登録手続き中に使用しない。pending NSSAIは、アクセスタイプによらない情報である。具体的には、UEがpending NSSAIを記憶する場合、UEはpending NSSAIに含まれるS-NSSAIを含む登録要求メッセージを、3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの両方に送信を試みない。
トラッキングエリアは、コアネットワークが管理する、UE_A10の位置情報で表すことが可能な単数又は複数の範囲である。トラッキングエリアは、複数のセルで構成されもよい。さらに、トラッキングエリアは、ページング等の制御メッセージがブロードキャストされる範囲でもよいし、UE_A10がハンドオーバー手続きをせずに移動できる範囲でもよい。さらに、トラッキングエリアは、ルーティングエリアでもよいし、ロケーションエリアでもよいし、これらと同様のものであればよい。以下、トラッキングエリアはTA(Tracking Area)であってもよい。トラッキングエリアは、TAC(Trackingarea code)とPLMNで構成されるTAI(TrackingArea Identity)により識別されてよい。
レジストレーションエリア(Registration area又は登録エリア)は、AMFがUEに割り当てる1又は複数のTAの集合である。なお、UE_A10は、レジストレーションエリアに含まれる一又は複数のTA内を移動している間は、トラッキングエリア更新のための信号を送受信することなく移動することができてよい。言い換えると、レジストレーションエリアは、UE_A10がトラッキングエリア更新手続きを実行することなく移動できるエリアを示す情報群であってよい。レジストレーションエリアは、1または複数のTAIにより構成されるTAIlistにより識別されてよい。
TAI listに含まれるTAIは、1つのPLMNに属してよいし、複数のPLMNに属してもよい。TAI listに含まれる複数のTAIが異なるPLMNに属する場合、それらPLMNはEPLMNであってよい。
UE IDとは、UEを識別する為の情報である。具体的に、例えば、UE IDは、SUCI(SUbscription ConcealedIdentifier)、又はSUPI(Subscription Permanent Identifier )、又はGUTI(Globally Unique Temporary Identifier)、又はIMEI(International Mobile Subscriber Identity)、又はIMEISV(IMEI Software Version)又は、TMSI(TemporaryMobile Subscriber Identity )であってもよい。又は、UE IDはアプリケーションまたはネットワーク内で設定されたその他の情報であってもよい。さらに、UE IDは、ユーザを識別する為の情報であってもよい。
スライスに接続する最大UE数管理とは、同時にネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数を管理することである。ここで、ネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録するUEとは、ネットワークスライスを示すS-NSSAIがallowed NSSAIに含まれて記憶することであってもよい。スライスに接続する最大UE数管理の機能をサポートネットワーク内の装置は、S-NSSAIごとに、スライスに接続する最大UE数管理を要するか否かを記憶することができ、さらに登録されたUEが最大数である定数に達しているか否かを登録手続き中に確認することができる。さらに、スライスに接続する最大UE数管理の機能をサポートする各装置は、第1のNSSAIを記憶することができてよい。本稿では、スライスに接続する最大UE数は、スライス毎に接続する最大UE数、またはネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数、または最大UE数、または定数、と表現される場合がある。
バックオフタイマは、UEによるMMメッセージの送信、及び/又はSMメッセージによる手続きの開始を禁止するためのタイマであり。バックオフタイマは、UEにより管理、実行される。バックオフタイマはS-NSSAIに対応づけられていてもよい。UEは、S-NSSAIに対応付けられたバックオフタイマが有効である間は、そのS-NSSAIを用いた、MMメッセージの送信、及び/又はSMメッセージの送信、が禁止、又は規制、又は制限された状態であってよい。これらの規制は5GSの輻輳管理による規制であってもよいし、5GSの輻輳管理による規制を含めた規制であってもよい。
バックオフタイマは、S-NSSAI、及び/又はPLMN単位で、開始、及び/又は停止されるタイマであってよい。
具体的には、バックオフタイマは、S-NSSAIに対応付けられてよく、特定のS-NSSAIを用いた、MMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってよい。言い換えると、UEは、このタイマのカウント中は、その特定のS-NSSAIを用いたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージを送信しないよう設定してもよい。
さらに、UEは、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIと同じS-NSSAI、及び/又は同じS-NSSAIに関連するS-NSSAI、及び/又は同じS-NSSAIのマップドS-NSSAIに関連するS-NSSAI、を用いたMMメッセージ、及び/又はSMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。
さらに、バックオフタイマは、特定のNSSAIを用いた、MMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってよい。言い換えると、UEは、このタイマのカウント中は、その特定のNSSAI、及び/又は特定のS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージを送信しないよう設定してもよい。
さらに、UEは、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたNSSAIと同じNSSAI、及び/又はバックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIと同じS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。さらに、変更前のPLMNで禁止されていた、MMメッセージの送信が許容されると表現した場合、バックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIに関連するS-NSSAIを含むNSSAI、及び/又はバックオフタイマに対応付けられたS-NSSAIのマップドS-NSSAIに関連するS-NSSAIを含むNSSAIを用いたMMメッセージの送信が許容されることを意味してもよい。
また、バックオフタイマは、no NSSAIに対応付けられ、noNSSAIを用いたMMメッセージの送信を禁止するためのタイマであってもよい。言い換えると、UE_A10は、このタイマのカウント中は、no NSSAIを用いたMMメッセージを送信しないよう設定してもよい。さらに、UE_A10は、このタイマのカウント中に、後述する特定の条件に基づいて、新しいPLMNにおいて、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されるように設定してもよい。尚、変更前のPLMNで禁止されていたMMメッセージの送信が許容されると表現した場合、no NSSAIを用いたMMメッセージが許容されることを意味してもよい。
さらに、バックオフタイマは、5GMMのタイマ、及び/又はEMM(EPS mobility management)のタイマであってもよい。さらに、バックオフタイマは、タイマT3448であってもよいし、タイマT3448と同等のタイマであってもよい。言い換えると、バックオフタイマは、コントロールプレーンを介したユーザデータの通信を規制するためのタイマと、同じタイマであってもよいし、同様のタイマであってもよい。
次に、本実施形態において、各装置により送受信、及び記憶管理される識別情報について説明する。
第1の識別情報は、UEが要求するネットワークスライスを示す情報である。第1の識別情報は、UEが要求するネットワークスライスと対応づけられたS-NSSAIを1以上含む情報であってよい。なお、ここでUEが要求するネットワークスライスとは、UEが使用したいネットワークスライスであってもよいし、UEがネットワークから使用を許可されることを要求するネットワークスライスであってよい。第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、現在のPLMNに対応付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAIであってもよいし、現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIであってもよい。
言い換えると、第1の識別情報には、1つ以上の現在のPLMNに対応付けられたconfigured NSSAIに含まれるS-NSSAI、又は1つ以上の現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、又は、上記2つの組み合わせであってよい。さらに具体的には、現在のPLMNに対応付けられたallowed NSSAIとは、現在のPLMNと現在のアクセスタイプに対応づけられたallowed NSSAIであってもよい。さらに、第1の識別情報は、5GSのrequested NSSAIであってもよい。
なお、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、UEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられたrejected NSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよいし、及び/又はUEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられたpending NSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよいし、UEが記憶し、現在のPLMNと関連付けられた第1のNSSAIに含まれていないS-NSSAIであってよい。
さらに、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、UEにおいて、そのS-NSSAI、またはそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIに関連付けられたバックオフタイマが実行されていないS-NSSAIであってよい。
第2の識別情報は、UEがスライスに接続する最大UE数管理のための機能をサポートする事を示す情報であってよい。または、第2の識別情報は、UEがスライスに接続する最大UE数管理のための機能をサポートするか否かを示す情報であってもよい。第2の識別情報は5G MM capability情報であってもよい。第2の識別情報は、UEが記憶する事ができる事を示す情報であってもよい。
第10の識別情報は、ネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数に達したS-NSSAIを示す情報であってよい。第10の識別情報は、ネットワークから送信されるallowed NSSAIに含まれてもよいし、ネットワークから送信されるrejected NSSAIに含まれてもよいし、ネットワークから送信されるpendingNSSAIに含まれてもよいし、これらとは異なる情報として、ネットワークから送信されてもよい。
さらに、第10の識別情報は、NSSAIであってもよい。さらに、第10の識別情報は、allowed NSSAIであってもよいし、rejected NSSAIであってもよい。さらに、第10の識別情報は、pending NSSAIであってよいし、これらとは異なるNSSAIであってよい。
第10の識別情報は、第1の NSSAIまたは第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIであってよい。第10の識別情報は、第11から15の識別情報のうち、少なくとも1つを含み構成されてもよい。具体的には、第10の識別情報は、ネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数に達したS-NSSAIと、そのS-NSSAIのmapped S-NSSAIと、そのネットワークスライスまたはS-NSSAIに対して登録できる最大UE数に達したことを示す理由値と、UEがそのS-NSSAIを用いた登録要求メッセージの送信が禁止される期間を示すバックオフタイマの値と、そのバックオフタイマの有効範囲を示す情報と、のうち少なくとも1つ以上の情報を含み構成されてよい。さらに、第10の識別情報は、ネットワークスライスに対して登録できる最大UE数に達したことを示す理由値と、no NSSAIを用いた登録要求メッセージの送信が禁止される期間を示すバックオフタイマの値と、そのバックオフタイマの有効範囲を示す情報のうち、少なくとも1つ以上の情報を含み構成されてよい。尚、ネットワークスライスに対して登録できる最大UE数に達したことを示す理由値と、no NSSAIを用いた登録要求メッセージの送信が禁止される期間を示すバックオフタイマの値と、そのバックオフタイマの有効範囲を示す情報とは、第10の識別情報には含まれず、別途、送受信されてもよい。ここで、第10の識別情報が、rejected NSSAIに含まれる場合、第10の識別情報に含まれる理由値は、拒絶理由値であってよい。
第11の識別情報は、ネットワークがUEに対して、ネットワークスライスまたはS-NSSAIに登録できる最大UE数に達したことを示す情報、及び/又は理由値であってよい。第11の識別情報は、スライス毎に接続する最大UE数に達したためS-NSSAIの使用を拒絶または制限することを示す情報、及び/又は理由値であってよい。言い換えれば、第11の識別情報は、UEがネットワークから、スライス毎に接続する最大UE数に達したためS-NSSAIの使用を拒絶または制限されたことを示す情報、理由値である。第11の識別情報は、第10の識別情報に含まれてよく、同じ第10の識別情報に含まれる第14の識別情報に示されるS-NSSAI、および/又は第15の識別情報に示されるmappedS-NSSAIに関連付けられていてよい。第11の識別情報は、同じ第10の識別情報に含まれる、各識別情報と関連付けられていてもよい。第11の識別情報が、rejected NSSAIに含まれる場合、第11の識別情報は、拒絶理由値であってもよい。第11の識別情報はフラグ情報であってもよい。
さらに、第11の識別情報は、スライスへの接続が、制限されている、及び/又は許可されていないことを示す理由値であってもよい。さらに、第11の識別情報は、スライスへの登録が、制限されている、及び/又は許可されていないことを示す理由値であってもよい。
さらに、第11の識別情報は、5GMM (5GMobility Management) causeであってもよい。さらに、第11の識別情報は、第22の5GMM causeであってもよい。ここで、第22の5GMM causeは、混雑(Congestion)を示す理由値であってもよい。さらに、第22の5GMM causeは、ネットワークの混雑が原因で、UEに送信される情報であってもよい。
さらに、第11の識別情報は、第22の5GMM cause以外の5GMM causeであってもよい。例えば、第11の識別情報は、ネットワークスライスの混雑が原因で、UEに送信される情報であってもよい。さらに、第11の識別情報は、ネットワークスライスのリソース不足が原因で、UEに送信される情報であってもよい。さらに、第11の識別情報は、特定のスライスに対してのリソースが不十分なことが原因で、要求されたサービスを提供することができないことを示す理由値であってもよい。
第12の識別情報は、バックオフタイマの値であってよい。具体的には、第12の識別情報は、UEが同じ10の識別情報に含まれる、第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報に示されるS-NSSAIを用いたMMメッセージを送信すること、またはPDU接続解放要求メッセージ以外のSMメッセージを送信することをネットワークが禁止する期間を示す情報であってよい。言い換えると、第12の識別情報は、UEが同じ10の識別情報に含まれる、第14の識別情報、及び/又は第15の識別情報に示されるS-NSSAIを用いた登録要求メッセージを送信すること、がネットワークにより禁止される期間を示す情報であってよい。
第12の識別情報は、第10の識別情報に含まれてよく、同じ第10の識別情報に含まれる第14の識別情報に示されるS-NSSAI、および/又は第15の識別情報に示されるmapped S-NSSAIに関連付けられていてよい。第12の識別情報は、同じ第10の識別情報に含まれる、各識別情報と関連付けられていてもよい。
第13の識別情報は、バックオフタイマの有効範囲を示す情報である。具体的には、第13の識別情報は、対応するバックオフタイマの値を用いた、UEによりカウントされるバックオフタイマの有効範囲を示す情報であってよい。さらに具体的には、第13の識別情報は、対応するバックオフタイマが、現在のPLMN(UEが要求したPLMN、又はRPLMN)に対して適用されること、又は全てのPLMNに適用されることを示す情報であってよい。さらに、又は、第13の識別情報は、現在の登録エリアに対して適用されることを示す情報であってよい。
さらに、第13の識別情報は、規制の範囲を示す情報であってもよいし、規制が適用される範囲を示す情報であってもよい。尚、前記規制は、輻輳管理による規制であってよい。より詳細には、前記規制は、UEのMMメッセージの送信を制限するものであってもよい。さらに、前記規制は、バックオフタイマによって実現されるものであってもよい。
第13の識別情報は、第10の識別情報に含まれてよく、その場合、対応するバックオフタイマの値は同じ第10の識別情報に含まれる第12の識別情報により示される値であって良い。さらに、その場合、第13の識別情報は、同じ第10の識別情報に含まれる、各識別情報と関連付けられていてもよい。
第14の識別情報は、S-NSSAI毎に登録できる最大UE数に達したS-NSSAIを示す情報である。第14の識別情報は、第10の識別情報に含まれるS-NSSAIであってもよく、同じ第10の識別情報に含まれる第15の識別情報に示されるmapped S-NSSAIに関連付けられていてよい。第14の識別情報は、同じ第10の識別情報に含まれる、各識別情報と関連付けられていてもよい。さらに、第14の識別情報は、S-NSSAIであってもよい。
第15の識別情報は、対応する S-NSSAIに関連付けられたHPLMNのS-NSSAIである。具体的には、現在のPLMN(current PLMN、又はUEが要求したPLMN、又はRPLMN、UEが選択したPLMN)がHPLMNでない場合、第15の識別情報は、現在のPLMNのS-NSSAIにマップされたHPLMNのS-NSSAIを示す情報であって良い。第15の識別情報はmapped S-NSSAIであってもよい。
第15の識別情報は、第10の識別情報に含まれるmapped S-NSSAIであってもよく、同じ第10の識別情報に含まれる第14の識別情報に示されるS-NSSAIに関連付けられていてよく、その場合第14の識別情報に示されるS-NSSAIのmappedS-NSSAIであってよい。第15の識別情報は、同じ第10の識別情報に含まれる、各識別情報と関連付けられていてもよい。さらに、第15の識別情報は、第14の識別情報が示すS-NSSAIのマップドS-NSSAIであってもよい。
[3.1. 各実施形態で用いられる手続きの説明]
次に、各実施形態で用いられる手続きについて説明する。尚、各実施形態で用いられる手続きには、登録手続き(Registrationprocedure)、Network Slice-Specific Authentication andAuthorization手続き、UE設定更新手続き(GenericUE configuration update procedure)、ネットワークが開始する非登録手続き(Network-initiatedde-registration procedure)が含まれる。が含まれる。以下、各手続きについて説明していく。
尚、各実施形態では、図2に記載されているように、HSSとUDM、PCFとPCRF、SMFとPGW-C、UPFとPGW-Uが、それぞれ同一の装置(つまり、同一の物理的なハードウェア、又は同一の論理的なハードウェア、又は同一のソフトウェア)として構成されている場合を例にとって説明する。しかし、本実施形態に記載される内容は、これらが異なる装置(つまり、異なる物理的なハードウェア、又は異なる論理的なハードウェア、又は異なるソフトウェア)として構成される場合にも適用可能である。例えば、これらの間で、直接データの送受信を行ってもよいし、AMF、MME間のN26インターフェースを介してデータを送受信してもよいし、UEを介してデータを送受信してもよい。
[3.2. 登録手続き]
まず、登録手続き(Registration procedure)について、図6を用いて説明する。以下、本手続きとは登録手続きを指す。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録していない状態であれば、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態(5GMM-DEREGISTERED state)であれば任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置(特にUEとAMF)は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態(5GMM-REGISTEDED state)に遷移することができる。尚、各登録状態は、アクセス毎に各装置で管理されてよい。具体的には、各装置は3GPPアクセスに対する登録の状態(登録状態又は非登録状態)と、non-3GPPアクセスに対する登録の状態を独立して管理してよい。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又は、UEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又は、ネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
UEは、TA(トラッキングエリア)を跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリスト(TAI list又は登録エリア)で示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているバックオフタイマ、またはその他のタイマが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UE設定更新手続きの完了に基づいて、又は登録手続きの完了に基づいて、又はPDUセッション確立手続きの完了に基づいて、又はPDUセッションマネジメント手続きの完了に基づいて、又は各手続きでネットワークから受信した情報に基づいて、又はバックオフタイマの満了、または停止に基づいて、登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
なお、上述したUEがネットワークに登録していない状態から登録された状態に遷移する為の手続きを、初期登録手続き(initial registration procedure)または初期登録のための登録手続き(registration procedure for initial registration)としてよいし、UEがネットワークに登録された状態で実行された登録手続きを、移動及び定期的な登録更新の為の登録手続き(registration procedure for mobility and periodic registrationupdate)または移動及び定期的な登録手続き(mobility and periodicregistration procedure)としてよい。
図6のnew AMF141は、本手続きによりUE_A10が登録されるAMFを示し、oldAMF142は本手続きより前の手続きによりUEが登録されていたAMFを意味する。本手続き内で、AMFの変更が発生しない場合、old AMF142とnew AMF141間のインターフェース、及びold AMF142とnew AMF141間の手続きは発生せず、new AMF141はold AMF142と同じ装置であってよい。本実施形態では、AMFと記載した場合、new AMF141を意味してもよいし、old AMF142を意味してもよいし、またその両方を意味してもよい。なお、new AMF141とold AMF142はAMF140であってよい。
まず、UE_A10は、new AMF141に登録要求(Registration request)メッセージを送信することにより(S600)(S602)(S604)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、5G AN120(又はgNB)に送信する(S600)。尚、登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5GAN120(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
ここで、UE_A10は、少なくとも第1から2の識別情報の内、1つ以上の識別情報を、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含めて送信する事ができる。さらに、UE_A10は登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに、本手続きの種類を示す識別情報を含めて送信してよい。ここで、本手続きの種類を示す識別情報は、5GS registration type IEであってよく、本手続きが初期登録の為、又は移動に伴う登録情報更新の為、又は定期的な登録情報更新の為、又は緊急時の登録の為、の登録手続きであることを示す情報であってよい。
UE_A10は、UE_A10がサポートする機能をネットワークに通知するために、UEの能力情報を登録要求メッセージ含めてもよい。ここで、UEの能力情報は、5GSの5G MM capabilityであってよい。
UE_A10はこれらの識別情報が、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、RRCレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。尚、UE_A10は、これらの識別情報を、送信することで、UE_A10が各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求を示してもよいし、これら両方を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
尚、UE_A10は、第1から2の識別情報をネットワークに送信するか否かを、UEの能力情報、及び/又はUEポリシー、及び/又はUEの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はUEが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
UE_A10は、スライスに接続する最大UE数管理のための機能を備える場合、またはスライスに接続する最大UE数管理のための管理を要するS-NSSAIを少なくとも1つ要求する場合、第2の識別情報を送信してもよい。UE_A10は、第2の識別情報を送信することで、第1のNSSAIを記憶する機能を備えることを、ネットワークに通知してもよい。
さらに、UE_A10は、NSSAA機能を備える場合、またはNSSAAを要するスライスを識別するS-NSSAIを少なくとも1つ要求する場合、NSSAA機能をサポートすることを示す能力情報を登録要求メッセージに含めて送信してもよい。UE_A10は、NSSAA機能をサポートすることを示す能力情報を送信することで、ネットワークにこのUEを、NSSAA機能を備えるUEとして扱うこと、及びUEに関する手続きにおいてNSSAA機能による認証及び承認手続きの実行を要求してもよい。
UEが、「UEが要求するPLMNと、UEが要求するアクセスタイプと、に対応づけられた、allowed NSSAI」を記憶する場合、及び/又は「要求するPLMNに対してconfigured NSSAI」を記憶する場合、及び/又は「default configured NSSAI」を記憶する場合、UEは第1の識別情報を登録要求メッセージに含めて、要求するPLMNへ送信してもよい。
または、「UEが要求するPLMNとは異なるPLMNと、UEが要求するアクセスタイプと、に対応付けられたallowed NSSAI」をUEが記憶する場合、そのallowed NSSAIまたはそのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIが関連付けられる登録エリアに含まれるTAIが、UEが要求するPLMNに属する場合、UEは第1の識別情報を登録要求メッセージに含めて、要求するPLMNへ送信してもよい。
UE_A10は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIに基づき、第1の識別情報に含まれる情報を決定してよい。UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、例えば要求するPLMNと要求するアクセスタイプに関連付けられたallowed NSSAI、及び/又は要求するPLMNに関連付けられたconfiguredNSSAI、及び/又はdefault configuredNSSAI、及び/又は要求するPLMNに関連付けられたrejected NSSAIであってよい。さらに/又は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、pendingNSSAI、及び/又は第1のNSSAIであってもよい。
さらに/又は、UEが記憶する一又は複数のNSSAIは、UEが要求するPLMN以外のPLMNと、UEが要求するアクセスタイプ及び/又はアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI、及び/又は要求するPLMN以外のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2のrejected NSSAIであってもよい。さらに、UE_A10は、UEが記憶する各NSSAIに含まれる、S-NSSAIのmapped S-NSSAIも記憶していてもよい。
UEは、記憶するallowed NSSAI及び/又はconfigured NSSAIから、1又は複数のS-NSSAIを選択して、第1の識別情報に含めて送信してもよい。
具体的には、UE_A10が、要求するPLMNと、要求するアクセスタイプと、に関連付けられた、allowed NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、第1の識別情報に、そのallowed NSSAI、又はそのallowed NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIを含めて送信してよい。
更に/又は、UE_A10が要求するPLMNに関連付けられた、configured NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、第1の識別情報に、そのconfiguredNSSAI、又はそのconfigured NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIを含めて送信してよい。
更に/又は、UE_A10が、「要求するPLMN以外のPLMNと、要求するアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を記憶する場合、さらに、そのallowed NSSAIまたはそのallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI、が関連付けられた登録エリア(TAI list)に含まれるTAIが、要求するPLMNと関連付けられる場合、UE_A10は、第1の識別情報に、そのallowed NSSAI、又はそのallowed NSSAIに含まれる一又は複数のS-NSSAIを含めて送信してよい。
言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に、UEが記憶する「要求するPLMN以外のPLMNと登録エリアと、に関連付けられたallowed NSSAIに含まれるS-NSSAI」または「要求するPLMN以外のPLMNに関連付けられたallowedNSSAIに含まれる、登録エリアと関連付けられたS-NSSAI」を含めてよく、この登録エリアに含まれる少なくとも1つのTAIは、第1のPLMNに属してよい。
第1の識別情報は、上記のS-NSSAIを一又は複数含めて構成されてもよい。ただし、UE_A10は、第1の識別情報に含める一又は複数のS-NSSAIが重複しないように制御してもよい。
更に、UE_A10が要求するPLMNに対してrejected NSSAIを記憶する場合、UE_A10は、rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIが、第1の識別情報に含めずに送信してもよい。
具体的には、UE_A10が、「要求するPLMNに関連付けられる第1のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第1のrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMNに関連付けられる第1のrejectedNSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UE_A10が、「要求するPLMN又はEPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UE_A10はそれらの第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「要求するPLMN又はEPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
UE_A10が記憶する現在の登録エリアを示す情報に、要求するPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属するTAIが含まれる場合、その異なる一又は複数のPLMNは要求するPLMNのEPLMNであり、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「その異なる一又は複数のPLMNのうちの1つのPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
言い換えると、UE_A10が記憶する現在の登録エリアを示す情報に、要求するPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属するTAIが含まれる場合、UE_A10は、第1の識別情報に、各「その異なる一又は複数のPLMNのうちの1つのPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられる第2のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIを含めなくてよい。
更に、UE_A10が、「要求するPLMNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第3のrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する「要求するPLMNに関連付けられる第3のrejectedNSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UE_A10が、「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第3のrejectedNSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UE_A10はその第3のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、_UE_A10が記憶する各「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第3のrejected NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UE_A10が、「全てのPLMNに有効な第3のrejected NSSAI」を記憶する場合、UE_A10はその第3のrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmappedS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UE_A10は、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UE_A10が記憶する各「全てのPLMNに有効な第3のrejectedNSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmappedS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効な第3のrejected NSSAI」とは、PLMNに関連付けられない第3のrejected NSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられた第3のrejectedNSSAIを意味してよい。
更に、UEが、「要求するPLMNに関連付けられるpending NSSAI」を記憶する場合、UEはそのpending NSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMNに関連付けられるpending」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UEが、「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられるpending NSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UEはそのpendingNSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられるpending NSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UEが、「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」を記憶する場合、UEはそのpending NSSAIに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmapped S-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIに関連付けられたS-NSSAI、又はそのS-NSSAIのmappedS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効なpending NSSAI」とは、PLMNに関連付けられないpending NSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられたpending NSSAIを意味してよい。
更に、UE_A10は、あるS-NSSAIに対応づけられたバックオフタイマが有効である場合、いいかえるとバックオフタイマが実行中の場合、またはバックオフタイマが停止されるまでは、そのS-NSSAI、またはそのS-NSSAIに関するS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してよい。具体的には、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIが、要求するPLMNに関連付けられたS-NSSAI又は、要求するPLMNに関連付けられたNSSAIに含まれるS-NSSAIである場合は、バックオフタイマのカウント中、又はバックオフタイマが満了又は停止されるまでは、UE_A10はそのS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してよい。又は、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIがHPLMNに関連付けられている場合、UE_A10はそのS-NSSAIがマップされた要求するPLMNのS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してよい。なお、バックオフタイマが対応づけられているS-NSSAIがHPLMNに関連付けられているとは、バックオフタイマが全てのPLMNに有効であることを意味してもよいし、バックオフタイマがPLMNに関連付けられていないことを意味してもよい。
更に、UEが、「要求するPLMNに関連付けられる第1のNSSAI」を記憶する場合、UEはその第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、UEが記憶する「要求するPLMNに関連付けられる第1のNSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UEが、「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第1のNSSAI」を少なくとも1つ記憶する場合、UEはその第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「要求するPLMNのEPLMNに関連付けられる第1のNSSAI」に含まれるS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。
更に、UEが、「全てのPLMNに有効な第1のNSSAI」を記憶する場合、UEはその第1のNSSAIに含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAIを第1の識別情報に含めずに送信してもよい。言い換えると、UEは、第1の識別情報に含まれる一又は複数のS-NSSAIが、各「全てのPLMNに有効な第1のNSSAI」に含まれるS-NSSAI、又はそのS-NSSAIがマップされたS-NSSAIではなくなる制御を行ってよい。なお、「全てのPLMNに有効な第1のNSSAI」とは、PLMNに関連付けられない第1のNSSAIを意味してよいし、HPLMNに関連付けられた第1のNSSAIを意味してよい。
UE_A10は、登録要求メッセージ及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージに、第1から2の識別情報以外も含めてもよく、例えばUE ID及び/又はPLMN ID及び/又はAMF識別情報を含めて送信してもよい。ここで、AMF識別情報とは、AMF、またはAMFの集合を識別する情報であってよく、例えば、5G-S-TMSI(5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier)やGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)であってよい。
また、UE_A10は、登録要求メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を含めて送信することで、又は登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)を送信することで、登録手続き中にPDUセッション確立手続きを開始してもよい。
5G AN120(又はgNB)は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S602)。尚、5G AN120(又はgNB)は、登録要求メッセージ、及び/又は登録要求メッセージが含まれるRRCメッセージ、に含まれる1又は複数の識別情報に基づいて、AMFを選択することができる。具体的には、5G AN(又はgNB)は、第1から2の識別情報の内、少なくとも1つの識別情報に基づいて、登録要求メッセージの送信先のnew AMF141を選択してもよい。
例えば、5G AN120(又はgNB)は、第1の識別情報に基づき、AMFを選択してもよい。具体的には、5G AN(又はgNB)は、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIにより識別されるネットワークスライスに含まれる、又はネットワークスライスへの接続性を備えるAMFを選択してもよい。
さらに、例えば、5G AN120(又はgNB)は、第2の識別情報に基づき、スライスに接続する最大UE数管理のための機能を備えるAMF及び又はスライスに接続する最大UE数管理のための機能を備えるネットワークへの接続性を備えるAMFを選択してもよい。
なお、AMFの選択方法はこれに限らず、5G AN(又はgNB)はこれ以外の条件に基づきAMFを選択してもよい。5G AN(又はgNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したnew AMFに、登録要求メッセージを転送する(S604)。なお、第1から2の識別情報の内少なくとも1つの識別情報が、登録要求メッセージには含まれずRRCメッセージに含まれた場合、RRCメッセージに含まれた識別情報を、選択したAMF(new AMF141)に、登録要求メッセージと一緒に転送してもよい(S604)。
new AMF141は、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はnewAMF141)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。new AMF141は、第1の条件判別が真の場合、S606からS612 の手続きを実行する。一方で、new AMF141は、第1の条件判別が偽の場合、S606からS608の手続きを実行せず、S610の手続きを実行してもよい。
または、new AMF141は、UEコンテキストをold AMF142に要求、及びUEコンテキストをold AMF142から受信(S606、S608)後に第1の条件判別をしてもよい。その場合、new AMF141は、第1の条件判別が真の場合、S610及び/又はS612を実行してよい。一方で、new AMF141は、第1の条件判別が偽の場合、S610を実行してもよい。
なお、ここで、第1の条件判別が真の場合、S610で送信及び受信される制御メッセージは、登録受諾(Registration accept)メッセージであって良いし、第1の条件判別が偽である場合、S610で送信及び受信される制御メッセージは、登録拒絶(Registrationreject)メッセージであってよい。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。
例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件判別は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件判別は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件判別は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件判別は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件判別は偽でよい。
また、AMFがUEから受信したrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIがNSSAA手続きを要するスライスを識別する情報である場合、更にAMFがUEに対して対応するS-NSSAIのNSSAA手続きの結果が成功であると記憶する場合、第1の条件判別は真であってよい。または、UEに許可するS-NSSAIがなく、今後もUEに対してallowedNSSAIを割り当てる予定がない場合、第1の条件判別は偽であってもよい。
また、AMFがUEから受信したrequested NSSAIに含まれるS-NSSAIがスライスに接続する最大UE数管理を要するスライスを識別する情報である場合、さらに最大UE数に達していなかった場合、第1の条件判別は真であってよい。または、UEに許可するS-NSSAIがない場合も、今後もUEに対してallowed NSSAIを割り当てることが期待できる場合には、第1の条件判別は真であってもよい。
AMFは、UEに許可するS-NSSAIがない場合で、第1のNSSAIをUEに割り当てる場合に、第1の条件判別は真であってよいし、偽であってもよい。
new AMF141は、new AMF141がUEから受信したメッセージに含まれるAMF識別情報に示されるAMFがold AMF142である場合、S606、S608の手続きを実行し、new AMF141がUE_A10から受信したメッセージに含まれるAMF識別情報に示されるAMFがnew AMF141である場合、S606、S608の手続きを実行しない。言い換えると、本手続きによりAMFの変更(AMF change)が発生した場合、S606、S608の手続きは実行され、AMFの変更が発生しない場合は、S606、S608の手続きはスキップされる。
UEコンテキストの転送手続き(S606、S608)について説明する。new AMF141は、old AMF142にUEコンテキストの要求メッセージを送信する(S606)。old AMF142は受信したUEコンテキストの要求メッセージに基づき、new AMF141へUEコンテキストを送信する。new AMF141は、受信したUEコンテキストに基づき、UEコンテキストを生成する。
ここで、new AMF141からold AMF142に送信されるUEコンテキストには、UE IDやallowedNSSAIが含まれていてもよい。更に、UEコンテキストには、configuredNSSAI及び/又はrejected NSSAI、NSSAI及び/又はpendingNSSAI、及び/又は第1のNSSAI、が含まれていてもよい。また、UEコンテキストに含まれるallowed NSSAI、及び/又はconfiguredNSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第1のNSSAI、及び各NSSAIに含まれるS-NSSAI、はUEへの通知が完了しているか否かの情報が紐づけられていてもよい。
また、UEコンテキストには、NSSAA手続きを要するS-NSSAIの情報、及び/又はUEに対してNSSAA手続きを完了した、認証が成功したことを示す情報、及び/又は認証が失敗した事を示す情報を含めてもよい。
また、UEコンテキストには、スライスに接続する最大UE数管理を要するS-NSSAIの情報、及び/又は最大UE数に達したことを示す情報、及び/又はスライスに接続する最大UE数に達したか否かを示す情報を含めてもよい。
なお、これらS-NSSAIの特性に関する情報は、1つの情報として管理されてよく、具体的には、ネットワークは、各S-NSSAIごとに、NSSAAを要するか否か、NSSAAが成功したか否か、スライスに接続する最大UE数の管理を要するか否か、スライスに接続する最大UE数に達したか否か、を示す情報を関連付けて記憶してもよい。
new AMF141は、第1の条件判別の決定に基づいて、及び/又はold AMF142からUEコンテキストの受信に基づき、UEへ制御メッセージを送信してよい(S610)。制御メッセージは登録受諾メッセージであってもよいし、登録拒絶メッセージであってもよい。
new AMF141は、1又は複数の第10の識別情報を、制御メッセージに含めて送信してよい。または、new AMF141は、制御メッセージに少なくとも第10から15の識別情報の内、1つ以上の識別情報を含めて送信してもよい。尚、new AMF141は、これらの識別情報及び/又は制御メッセージを送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、UEからの要求を許可していない事を示してもよいし、これらを組み合わせた情報を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
new AMF141は、UEから第1の識別情報及び/又は第2の識別情報を受信した場合、第10から15の識別情報のうち、少なくとも1つの識別情報を制御メッセージに含めて送信してよい。
更に、new AMF141は、UEの設定情報の更新があった場合に、第10から15の識別情報の内少なくとも1つを送信してよい。
new AMF141は、さらに、configuredNSSAI、及び/又はallowed NSSAI、及び/又はrejected NSSAI、及び/又はpending NSSAI、及び/又は第1のNSSAIを制御メッセージに含めてUE_A10へ送信してよい。
なお、第10から15の識別情報は、allowed NSSAI、及び/又はrejectedNSSAI、及び/またはpending NSSAI、及び/又は第1のNSSAIに含まれて、送信されてもよいし、これらのNSSAIであってもよい。
new AMF141は、制御メッセージの送信時に、UEに許可するS-NSSAI(allowed NSSAI)はないが、本手続き完了後または本手続きと並行して、NSSAA手続きを実行する予定がある場合、またはUEとネットワーク間でNSSAA手続きを実行中である場合、またはpending NSSAIを制御メッセージに含めて送信した場合、空の値をallowed NSSAIに含めて送信してもよい。
new AMF141は、制御メッセージの送信時に、UEに許可するS-NSSAI(allowed NSSAI)はないが、第10の識別情報を制御メッセージに含める場合、また本手続きより前に第1のNSSAIをUEへ通知している場合には、空の値をallowed NSSAIに含めて送信してもよい。
new AMF141は、全てのPLMNに適用されることを示す、第13の識別情報を制御メッセージに含める場合、第15の識別情報をともに制御メッセージに含めてもよい。
UE_A10は、制御メッセージ、及び/又は第10から15の識別情報の内の1つ以上の情報を、ネットワークから受信する。より詳細には、UEは、制御メッセージ、及び/又は第10から15の識別情報の内の1つ以上の情報を、newAMF141から受信する。
UE_A10は、第10から15の識別情報のうち、少なくとも1つの情報の受信に基づき、受信した情報を認識してよい。具体的には、UE_A10は、スライス毎に接続する最大UE数に達したために、第10の識別情報で示されるS-NSSAI、及び/又は第14の識別情報で示されるS-NSSAI、及び又は第15の識別情報で示されるmapped S-NSSAIに関係するS-NSSAIを用いたMMメッセージの送信、及び/又はSMメッセージの送信一時的に禁止されている状態であることを認識してよい。なお、ここでMM手続きは登録要求メッセージであってもよいし、SMメッセージはPDUセッション確立要求メッセージであってもよい。
UE_A10は、第10から15の識別情報のうち少なくとも1つ以上の情報の受信、及び/又は制御メッセージの受信に基づき、第10の識別情報ごとに、以下の作業を実行してよい。
UE_A10は、第10の識別情報で示されるS-NSSAI、及び/又は第14の識別情報で示されるS-NSSAI、及び又は第15の識別情報で示されるmapped S-NSSAIに関係するS-NSSAIを、適切な第1のNSSAIに含めて記憶してもよい。具体的には、UEは受信した第14の識別情報で示されるS-NSSAIを、第11の識別情報、及び/または第13の識別情報に示される情報と関連付けられた、第1のNSSAIに追加してもよい。
または、UE_A10は、受信した第15の識別情報で示されるmapped S-NSSAIを第1のNSSAIに追加してもよいし、受信した第15の識別情報で示されるmapped S-NSSAIに関するS-NSSAIを現在のPLMNに対応付けられた第1のNSSAIに追加してもよいし、現在のPLMNと現在のアクセスタイプ(登録されたアクセスタイプ、3GPP access又はnon-3GPP access)に対応付けられた第1のNSSAIに追加してもよいし、現在のPLMNと全てのアクセスタイプに対応づけられた第1のNSSAIに追加してもよい。
さらに、UEが記憶する第1のNSSAIに含まれるS-NSSAIが、UEが記憶し、本手続きでUEが要求したPLMNとアクセスタイプ及び他のアクセスタイプに対応づけられたallowed NSSAIに含まれる場合、allowed NSSAIから、そのS-NSSAIを削除してよい。
さらに、UE_A10は、第15の識別情報を受信した場合、第15の識別情報で示されるS-NSSAIを第14の識別情報で示されるS-NSSAIのmappedS-NSSAIとして記憶してもよい。
UEは、受信した第13の識別情報が、全てのPLMNに適用されることを示す情報である場合、現在のPLMN以外のPLMNに対応するallowed NSSAIから、第15の識別情報で示されたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
UE_A10は、第10の識別情報及び/又は第11の識別情報の受信、及び/又は制御メッセージの受信に基づき、第10の識別情報に示されるS-NSSAIが、スライス毎に接続する最大UE数に達していることを認識してよい。ここで、第10の識別情報に示されるS-NSSAIは、第14の識別情報に示されるS-NSSAIおよび/又は第15の識別情報に示されるmapped S-NSSAIであってもよい。
UE_A10は、第10から15の識別情報のうち、すくなくとも1つ以上の情報の受信、及び/又は制御メッセージの受信に基づき、受信したバックオフタイマの値を用いて、S-NSSAIに関連づけられたバックオフタイマのカウント、またはバックオフタイマを開始してよいし、バックオフタイマを管理してよい。ここで、バックオフタイマの値は、第10の識別情報、及び/又は第12の識別情報に示されるタイマの値であってよいし、S-NSSAIは、第1の識別情報、及び/又は第10の識別情報、及び/又は第14の識別情報に示されるS-NSSAI、及び/又は第15の識別情報に示されるmapped S-NSSAIであってもよい。
バックオフタイマが実行中は、UE_A10は、バックオフタイマに対応づけられたS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられたmappedS-NSSAI(HPLMNのS-NSSAI)、またはバックオフタイマが対応づけられたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを用いたMMメッセージの送信、SMメッセージの送信が禁止された状態であってよい。
さらに、UE_A10は第13の識別情報を受信した場合、第13の識別情報に示される有効範囲に従い、バックオフタイマを適用させてよい。
具体的には、第13の識別情報が、現在のPLMN内で適用されることを示す情報である場合、UE_A10はバックオフタイマを現在のPLMN内で適用してよい。具体的には、PLMNの変更(PLMN change)に伴い、UE_A10は、バックオフタイマのカウント、又はバックオフタイマを停止しなくてもよいが、移動前のPLMNに関連付けられたバックオフタイマによる規制は、解除されてもよい。言い換えれば、PLMNが変更された場合、UEは、バックオフタイマを維持するが、移動前のPLMNに対する規制は、解除されてもよい。
または、UE_A10は、PLMNの変更に伴い、現在のPLMNに関連付けられたバックオフタイマのカウント、又はバックオフタイマを停止してもよい。言い換えれば、UE_A10は、PLMNが変更された場合、バックオフタイマを停止してもよいし、移動前のPLMNに対する規制は、解除されてもよい。
または、第13の識別情報が、全てのPLMNに適用されることを示す情報である場合、UE_A10はバックオフタイマを全てのPLMNで適用してよい。言い換えると、UE_A10はPLMNの変更が発生しても、バックオフタイマを停止せず、維持してよい。バックオフタイマが実行されている間に、PLMNの変更が発生した場合、UE_A10は、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAIのmapped S-NSSAIに関連付けられた移動先PLMNのS-NSSAI、またはmappedS-NSSAIに関連する移動先PLMNのS-NSSAI、またはmapped S-NSSAIを用いた、MMメッセージ、SMメッセージが禁止された状態を維持してよい。
または、第13の識別情報が、現在の登録エリアで適用されることを示す情報である場合、UE_A10はバックオフタイマを現在の登録エリアで適用してよい。言い換えると、UE_A10が登録エリアから出たことに伴い、UE_A10はバックオフタイマのカウント、又はバックオフタイマを停止してよい。
さらに、UE_A10は、第11の識別情報、及び/又は第13の識別情報と関連付けられた第1のNSSAIまたは第1のNSSAIに含まれる一又複数のS-NSSAIを、管理、及び/又は記憶してよい。
ここで、バックオフタイマの停止または満了に伴い、制限が解除され、UE_A10は、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関するS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIを用いたMMメッセージ、SMメッセージの送信できる状態に遷移してもよい。言い換えると、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関するS-NSSAI、及び/又はバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIをrequested NSSAIに用いた、MMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。
さらに、UE_A10は、バックオフタイマの停止または満了に伴い、バックオフタイマに関連付けられていたNSSAIを用いたMMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。言い換えると、UE_A10は、バックオフタイマの停止または満了に伴い、バックオフタイマに関連付けられていたNSSAIを、requested NSSAIとして用いたMMメッセージの送信ができる状態に遷移してもよい。
さらに、バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は、第1のNSSAIから、バックオフタイマが対応づけられていたS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
具体的には、バックオフタイマが登録PLMNに有効である場合に、該バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は現在のPLMNに関連付けられた第1のNSSAIから、該バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
さらに、バックオフタイマが登録PLMNに有効である場合に、該バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は全てのPLMNに適用される第1のNSSAIから、該バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
または、バックオフタイマが全てのPLMNに有効である場合に、該バックオフタイマの停止または満了に伴い、UE_A10は、全てのPLMNに適用される第1のNSSAIから、バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、またはバックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
さらに、バックオフタイマが全てのPLMNに有効である場合に、該バックオフタイマの停止または満了に伴い、各PLMNに適用される第1のNSSAIから、該バックオフタイマが関連付けられていたS-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAIに関連するS-NSSAIを削除してよい。
つまり、該バックオフタイマが関連付けられたS-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmapped S-NSSAI、または該バックオフタイマが対応づけられていたmappedS-NSSAIに関連するS-NSSAIが、複数の第1のNSSAIに含まれてUE_A10が記憶する場合、UE_A10は該当する全ての第1のNSSAIから、該当するS-NSSAIを削除してよい。
具体的には、例えば、S-NSSAI#1に関連付けられたバックオフタイマ#1が、全てのPLMNで有効であるとして管理されていた場合、バックオフタイマ#1の停止又は満了に伴い、UEは、PLMN#1と関連付けられた第1のNSSAI#1からS-NSSAI#1を削除し、更にPLMN#2と関連付けられた第1のNSSAI#2からS-NSSAI#1のmapped S-NSSAIと関連付けられたS-NSSAI#2を削除してよい。
また、UE_A10がTAI listを受信した場合には、受信したTAI listを有効にし、すでにUE_A10が有効なTAI listを記憶していた場合には、古いTAI listを削除または無効にしてよい。以下、有効なTAI listを登録エリアと表現してもよい。なお、UE_A10が有効なTAI listを記憶しておらず、本手続き中にコアネットワークからTAI listを受信しなかった場合には、有効なTAI listは記憶されない状態であってよい。
また、UE_A10は受信した各NSSAIを適切に記憶してよい。具体的には、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、受信したconfigured NSSAIを「現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」を「受信したconfigured NSSAI」に入れ替えてよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、「受信したconfiguredNSSAI」にmapped S-NSSAIが一又は複数含まれる場合、UE_A10は、それら一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」を削除してよい。
又は、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejectedNSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejected NSSAI」のうち、少なくとも1つを削除してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する第1のNSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」を削除してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶するpending NSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第1のpending NSSAI」を削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、受信したallowed NSSAIを「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
更に、UE_A10がTAI listとallowed NSSAIをnew AMF141から受信した場合、更にTAI listに含まれる少なくとも1つのTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信したallowed NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。
または、UE_A10がTAI listは受信せず、allowed NSSAIをnew AMF141から受信した場合、更にUEが事前に受信し記憶しているTAI listに含まれるTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信したallowed NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。
つまり、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は「受信したallowed NSSAI」を、各「その異なる一又は複数のPLMNのうちの一つのPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」に記憶してよい。
言い換えると、UE_A10は、「受信したallowedNSSAI」を各「UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIが属するPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する各「登録エリアに含まれるTAIが属する各PLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」と、「PLMN#2と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#2」と、に記憶してよい。
又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「登録エリアに含まれるTAIが属するその異なる一又は複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる2以上のTAIが複数のPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「登録エリアに含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1とPLMN#2と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」に記憶してよい。
又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」のみに記憶してよい。いいかえれば、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合であっても、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、その異なる一又は複数のPLMNに関連付けられたallowed NSSAIとしては記憶しなくてもよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」にのみ記憶してよい。
なお、UE_A10はallowed NSSAIを記憶する場合、allowed NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよいし、allowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「受信に基づき削除したallowed NSSAI」または「受信に基づき更新された古いallowed NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、「受信したallowed NSSAI」にmapped S-NSSAIが含まれる場合、UE_A10はその一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」を削除してよい。
具体的には、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejectedNSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと現在の登録エリアとに関連付けられた、第2のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejectedNSSAI」のうち少なくとも一つから、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよいし、全てのNSSAIから受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
具体的に、更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNに関連付けられた、第2のrejected NSSAI」から、現在の登録エリアに関連付けられ、更に受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのS-NSSAIが関連付けられた拒絶理由値に基づき「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」に「受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI」を追加してよい。
具体的には、UE_A10は拒絶理由値「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第1の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10は「受信したrejected S-NSSAI」を、「現在のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2の拒絶NSSAI」に追加してよい。
なお、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信した場合、現在の登録エリアは受信したTAIlistで示される。一方で、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信しなかった場合、現在の登録エリアは、UE_A10が前回受信し記憶したTAI listで示される。
UE_A10が記憶する現在の登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、各「その異なる一又は複数のPLMNのうち1つのPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に記憶、及び/又は追加してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる一又は複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する各「登録エリアに含まれるTAIが属する各PLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に「 拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」と、「PLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#2」と、に記憶してよい。
または、登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI“と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、「その異なる一又は複数のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた一つの第2のrejected NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「それら複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」に「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1とPLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」に記憶してよい。
更に、現在の登録エリアを示すTAI listに含まれるTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信した拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」に関連付けられるS-NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」として記憶してよい。
または、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」のみに記憶してよい。いいかえれば、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合であっても、UE_A10は、「受信した第2のrejectedS-NSSAI」を、その異なる一又は複数のPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIとしては記憶しなくてもよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」を「受信した第2のrejected S-NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」にのみ記憶、及び/又は追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第3の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
なお、上記に示すUEが各識別情報の受信に基づき実行する各処理は、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。
尚、AMFは、第10から15の識別情報の内、どの識別情報を制御メッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、AMFは、制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、登録受諾メッセージにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を含めて送信するか、又は登録受諾メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージ)を送信することができる。ただし、この送信方法は、登録要求メッセージの中にSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が含められていた場合に、実行されてもよい。また、この送信方法は、登録要求メッセージとともにSMメッセージ(例えば、PDUセッション確立要求メッセージ)が送信された場合に、実行されてもよい。AMFは、このような送信方法を行うことにより、登録手続きにおいて、SMのための手続きが受諾されたことを示すことができる。
また、AMFは、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよいし、登録拒絶メッセージを送信することでUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。
UEは、5G AN(gNB)介して、制御メッセージを受信する(S608)。制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び登録受諾メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。または、制御メッセージが登録拒絶メッセージである場合、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及び登録拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。また、UEは、登録要求メッセージを送信した後、所定の期間が経過しても、制御メッセージを受信しない場合には、UEの要求が拒絶されたことを認識してもよい。
UEは、さらに、制御メッセージが登録受諾メッセージである場合、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了メッセージを、5G AN(gNB)介して、AMFに送信することができる(S610)。尚、UEは、PDUセッション確立受諾メッセージ等のSMメッセージを受信した場合は、登録完了メッセージに、PDUセッション確立完了メッセージ等のSMメッセージを含めて送信してもよいし、SMメッセージを含めることで、SMのための手続きが完了したことを示してもよい。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5GAN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、5G AN(gNB)介して、登録完了メッセージを受信する(S612)。また、各装置は、登録受諾メッセージ、及び/又は登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了する。
または、各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、登録手続きを完了してもよい。
尚、各装置は、登録受諾メッセージ及び/又は登録完了メッセージの送受に基づいて、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTERED state、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持をしてもよいし、登録拒絶メッセージの送受信に基づいて、UEが現在のPLMNに対して登録拒絶メッセージを受信したアクセス上でネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state、又は5GMM-DEREGISTEREDstate)への遷移又は維持をしてもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録完了メッセージの送受信または登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を送受信した場合、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。さらに、各装置は、UEの要求が拒絶された理由に基づいて、再度本手続きを実施してもよいし、コアネットワーク_Aや別のセルに対して登録手続きを実施してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、登録受諾メッセージ、及び/又は登録拒絶メッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。
さらに、UEは、登録手続きの完了に基づいて、記憶する一又は複数のNSSAIを削除してもよい。具体的には、UE_A10は、本手続きの完了に基づき、UE_A10が現在のPLMNに対して両アクセス(3GPPアクセスと非3GPPアクセス)上で非登録状態に遷移した場合、UE_A10は記憶する第1のrejectedNSSAI及び/又は第3のrejected NSSAI及び/又は第1のNSSAIを削除してもよい。
更に、UE_A10は、本手続きの完了に基づき、UE_A10が現在のPLMNに対してあるアクセス(3GPPアクセスと非3GPPアクセス)上で非登録状態に遷移した場合、又は、UE_A10が新しい登録エリアで登録手続きが成功した場合、又は、UE_A10が新しい登録エリアで登録手続きを実行した結果、あるアクセス上で非登録状態、または登録状態に遷移した場合、UE_A10は現在のPLMNと、現在の登録エリア、及び/又はそのアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAIを削除してよい。
さらに、各装置は、バックオフタイマの満了、または停止に基づき、再度登録手続きを開始してもよい。
さらに、各装置は、記憶するNSSAIの更新に基づき、再度登録手続きを開始してよい。
さらに、各装置は、UEがネットワークに登録された状態(RM_REGISTEREDstate、又は5GMM-REGISTERED state)への遷移又は維持に基づき、SMメッセージの送受信により、SM手続きを開始してよい。
[3.3. Network Slice-Specific Authentication andAuthorization手続き]
次に、Network Slice-Specific Authentication andAuthorization(NSSAA)手続きについて、図7を用いて説明する。以下、NSSAA手続きは本手続きとも称する。本手続きは、コアネットワークが、NSSAA手続きを要するスライスに対するUEの認証及び承認手続きを実行する為の手続きであってよい。ここで、認証手続き及び承認手続きは、再認証手続き、及び再承認手続きであってよい。
本手続きは、PLMNにより実行される手続きであり、NSSAA手続きの対象となる、S-NSSAI(mapped S-NSSAI)ごとに、及び/又はUEごとに、実行されてよい。本手続きは、登録手続きの完了状態で、実行されてよい。
本手続きは、AMF140が開始してもよい。例えば、AMF140はUE_A10からの登録要求メッセージの受信に基づいて、本手続きを開始してもよい。AMF140は、UE_A10から要求された少なくとも1つのS-NSSAI又はS-NSSAIのmappedS-NSSAIが、NSSAA手続きを要するS-NSSAIであると記憶し、更に該S-NSSAIのNSSAAの結果を記憶していない場合に、本手続きを開始してもよい。ここで、NSSAAの結果とは、NSSAAが成功したことを示す情報であってもよいし、NSSAAが失敗したことを示す情報であってもよいし、その両方であってもよい。更に、NSSAAが成功したことを示す情報は、allowed NSSAIであってもよい。言い換えると、S-NSSAIがallowed NSSAIとして記憶されていた場合、AMF140はそのS-NSSAIのNSSAAが成功したことを認識してよく、NSSAAの結果を保持していてもよい。
または、AMF140は、AAA-S181からの要求に基づき本手続きを開始してもよい。例えば、既に実行されたNSSAA手続きの結果に基づき、AMF140及び/又はNWがallowed NSSAIとしてあるS-NSSAIを管理している状態において、AAA-S181が再度、該S-NSSAIに対してNSSAAの実行を要求する場合に、AMFはAAA-S181からの要求に基づき、本手続きを開始してもよい。この場合、本手続きはAAA-Sより開始されたNSSAA手続きとしてもよい。
以下、本手続きについて説明する。AMF140はUE_A10へ5G AN(又は、gNB又は、non-3GPPアクセス)を介してEAP ID要求メッセージを送信する(S700)。EAP ID要求メッセージは、NASメッセージである認証要求メッセージ(Authentication requestmessage)に含まれて送信されても良いし、NASメッセージである認証要求メッセージであってもよい。なお、NASメッセージである認証要求メッセージは、5GSのNETWORK SLICE-SPECIFIC AUTHENTICATION COMMANDメッセージであってもよい。AMF140は、EAP ID要求メッセージ又は、EAP ID要求メッセージが含まれる認証要求メッセージに、このEAP ID要求メッセージに対応するS-NSSAIを1又は複数含めて送信する。ここで、S-NSSAIはHPLMNのS-NSSAI、又はmapped S-NSSAIであってよい。
AMF140は、EAP ID要求メッセージの送信に基づき、UE_A10へ、1又は複数のS-NSSAIに対してNSSAAを実行するために使用するUEの識別情報として、1又は複数のEAP IDを要求する。
UE_A10は、EAP ID要求メッセージの受信、及び/又はS-NSSAIの受信、及び/又は認証要求メッセージの受信に基づき、EAP ID応答メッセージをAMF140へ送信する(S702)。EAP ID応答メッセージは、NASメッセージである認証応答メッセージ(Authentication responsemessage)に含まれて送信されても良いし、NASメッセージである認証応答メッセージであってもよい。なお、NASメッセージである認証応答メッセージは、5GSのNETWORK SLICE-SPECIFIC AUTHENTICATION COMPLETEメッセージであって良い。UE_A10は、EAP ID応答メッセージ又は、EAP ID応答メッセージが含まれる認証要求メッセージに、AMF140から受信したS-NSSAIを含めて送してよい。UE_A10は、EAP ID応答メッセージに、AMF140から受信したS-NSSAIに対応するUEの識別情報であるEAP IDを含めて送してよい。なお、UE_A10は、EAP ID応答メッセージに複数のEAP IDと複数のS-NSSAIを含めてもよく、各EAP IDと各S-NSSAIは関連付けられて送信されてよい。
AMF140は、UE_A10からのEAP ID応答メッセージ、及び/又はEAPID、及び/又はNASメッセージである認証応答メッセージの受信に基づき、AUSF180を介しAAA-S181に、NSSAA認証要求メッセージを送信する(S704,S706)。AM140Fは、UE_A10から受信したEAP ID応答メッセージをNSSAA認証要求メッセージに含めてAUSF180及び/又はAAA-S181へ送信してもよいし、UE_A10から受信したEAP ID応答メッセージに含まれる、EAP ID及び/又はS-NSSAIをNSSAA認証要求メッセージに含めてAUSF180及び/又はAAA-S181へ送信してもよい。
なお、AMF140からAUSF180へ送信されるNSSAA認証要求メッセージと、AUSF180からAAA-S181へ送信されるNSSAA認証要求メッセージは、同じメッセージであってもよいし、異なるメッセージであってもよい。具体的には、AUSF180は、AMF140から受信したNSSAA認証要求メッセージをAAA-S181へ転送してもよいし、AMF140から受信した認証要求メッセージに含まれるEAP ID及び/又はS-NSSAIをNSSAA認証要求メッセージに含めてAAA-S181へ送信してもよい。
AAA-S181は、NSSAA認証要求メッセージ、及び/又はNSSAA認証要求メッセージに含まれる少なくとも1つの情報の受信に基づき、UE_A10とAAA-S181間で、認証に必要なメッセージの交換の手続きを開始してよい(S708)。なお、AAA-S181とUE_A10間のメッセージの交換手続きに用いられるメッセージはEAPメッセージであってもよい。
次に、AAA-S181は、AMF140から受信した認証要求メッセージの応答として、NSSAA認証応答メッセージを、AUSF180を介してAMF140へ送信する(S710,S712)。
なお、AAA-S181からAUSF180へ送信されるNSSAA認証応答メッセージと、AUSF180からAMF140へ送信されるNSSAA認証応答メッセージは、同じメッセージであってもよいし、異なるメッセージであってもよい。具体的には、AUSF180は、AAA-S181から受信したNSSAA認証応答メッセージをAAA-S181へ転送してもよいし、AAA-S181から受信した認証応答メッセージに含まれる認証結果及び/又はS-NSSAIに基づき、NSSAA認証応答メッセージに含めてAMF140へ送信してもよい。
AUSF180は、NSSAA認証応答メッセージに、認証結果とS-NSSAIを含めて送信する。ここで、認証結果は、成功又は失敗を示す情報であってよい。ここで、NSSAA認証応答メッセージに含まれるS-NSSAIはHPLMNのS-NSSAI、又はmappedS-NSSAIであってよい。 AMF140は、NSSAA認証応答メッセージの受信に基づき、UE_A10へ認証結果メッセージ(Authentication resultmessage)を送信する(S714)。AMF140は認証結果メッセージに、NSSAA認証応答メッセージ、又はNSSAA認証応答メッセージに含まれる認証結果及びS-NSSAIを含めて送信してもよい。
認証結果メッセージは、5GSのNETWORKSLICE-SPECIFIC AUTHENTICATION RESULTメッセージであって良いし、NETWORKSLICE-SPECIFIC AUTHENTICATION RESULTメッセージに含まれて送信されてもよい。
各装置は、認証結果メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了してもよい。各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した情報に基づいて、記憶している情報を更新してもよい。具体的には、AMF140及び/又はNWは、認証結果の送受信に基づき、S-NSSAIごとの認証結果を記憶してもよい。例えば、AMF140及び/又はNWは、認証結果として「成功」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIと関連付けて、UEの情報として、NSSAAが「成功」している状態として記憶してよい。同様に、AMF140及び/又はNWは、認証結果として「失敗」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIと関連付けて、UEの情報として、NSSAAが「失敗」している状態として記憶してよい。
また、本手続きが、UE_A10からの登録要求メッセージの受信に基づき開始された手続きである場合、AMF140は、認証結果の送受信に基づき、UEに対するallowed NSSAI及び/又はrejectedNSSAIを更新してもよい。具体的には、例えば、AMF140は、認証結果として「成功」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIをallowed NSSAIに含めて、又はallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIとして記憶してもよいし、受信したS-NSSAIに「allowed」を関連付けて記憶してもよい。同様に、AMF140は、認証結果として「失敗」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIを第3のrejectedNSSAIとして、又は第3のrejected NSSAI に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIとして記憶してもよいし、受信したS-NSSAIに「rejected」を関連付けて記憶してもよい。さらに、AMFは、認証結果として「失敗」又は「成功」を送受信した場合、更にUE_A10が認証結果と共に送受信したS-NSSAIをpending NSSAIに含めて、又はpending NSSAIに含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIとして記憶していた場合、UE_A10はpending NSSAIからそのS-NSSAIを削除、又はpending NSSAIからそのS-NSSAIと関連付けられたS-NSSAIを削除してよい。
また、UEは、認証結果の送受信に基づき、S-NSSAIごとの認証結果を記憶してもよい。具体的に、例えば、UEは、認証結果として「成功」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIと関連付けて、UEの情報として、NSSAAが「成功」している状態として記憶してよい。同様に、UEは、認証結果として「失敗」を送受信した場合、認証結果と共に送受信したS-NSSAIと関連付けて、UEの情報として、NSSAAが「失敗」している状態として記憶してよい。
また、各装置は、本手続きの完了に基づき、記憶している情報の更新に基づいた処理を実施してよい。例えば、AFMは、本手続きの完了に基づき、UEに対するallowed NSSAI及び/又はrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIに変更があった場合に、UE設定更新手続きまたは、ネットワークが開始する非登録手続きを開始してもよい。AMFはUE設定更新手続きを用いて、新しいallowed NSSAI及び新しいrejected NSSAIをUEに通知してもよい。AMFはネットワークが開始する非登録手続きを用いて、新しいrejected NSSAIをUEに通知してもよい。
[3.4.UE設定更新手続き]
次に、UE設定更新手続き(Generic UEconfiguration update procedure)について、図8を用いて説明する。以下、UE設定更新手続きは本手続きとも称する。本手続きは、コアネットワークが、UEの設定情報を更新するための手続きである。本手続きは、ネットワークに登録されたUEに対してネットワークが主導して実行するモビリティマネジメントのための手続きであってよい。
さらに、AMF等のコアネットワーク内の装置は、ネットワークの設定の更新、及び/又はオペレータポリシーの更新に基づいて本手続きを開始してもよい。尚、本手続きのトリガは、UEのモビリティの検出であってもよいし、UE、及び/又はアクセスネットワーク、及び/又はコアネットワークの状態変化の検出であってもよいし、ネットワークスライスの状態変化であってもよい。さらに、本手続きのトリガは、DN、及び/又はDNのアプリケーションサーバーからの要求の受信であってもよいし、ネットワークの設定の変化であってもよいし、オペレータポリシーの変化であってもよい。さらに、本手続きのトリガは、実行しているタイマの満了であってもよい。尚、コアネットワーク内の装置が本手続きを開始するトリガはこれらに限らない。言い換えると、本手続きは、前述の登録手続き及び/又はPDUセッション確立手続きが完了した後の任意のタイミングで実行されてよい。さらに、本手続きは、各装置が5GMMコンテキストを確立した状態、及び/又は各装置が5GMM接続モードである状態であれば、任意のタイミングで実行されてよい。
また、各装置は、本手続き中に、UEの設定情報を変更するための識別情報、及び/又はUEが実行している機能を停止又は変更するための識別情報を含んだメッセージを送受信してもよい。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、ネットワークが指示する設定に、設定情報を更新してもよいし、ネットワークが指示する挙動を開始してもよい。
UEは、本手続きによって送受信される制御情報を基に、UEの設定情報を更新してもよい。さらに、UEは、UEの設定情報の更新に伴って、実行している機能を停止してもよいし、新たな機能を開始してもよい。言い換えると、コアネットワーク内の装置は、本手続きを主導すること、さらには本手続きの制御メッセージ及び制御情報をUEに送信することより、これらの制御情報を用いて識別可能なUEの設定情報を、UEに更新させてもよい。さらに、コアネットワーク内の装置は、UEの設定情報を更新させることで、UEが実行している機能を停止させてもよいし、UEに新たな機能を開始させてもよい。
まず、AMF140は、5G AN120(又はgNB)を介してUE_A10に、設定更新コマンド(Configuration update command)メッセージを送信することにより(S800)、UE設定更新手続きを開始する。
AMF140は、設定更新コマンドメッセージにUE_A10に関する各NSSAI(以下、configured NSSAI、及びallowed NSSAI、及びrejected NSSAI、及びpending NSSAI、及び第1のNSSAIを意味する)の内、1つ以上を含めて送信してもよい。尚、AMFは、各NSSAIの内、1つ以上を送信することで、新しいUEの設定情報を示してもよいし、UEの設定情報の更新を要求してもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
さらに、AMF140は、設定更新コマンドメッセージに新しい登録エリアを示すTAI listを含めて送信してもよい。
さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
尚、AMF140は、各NSSAI、TAI listを設定更新コマンドメッセージに含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMF140が保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、AMF140は、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMF140が保持するコンテキスト等に基づいて、設定更新コマンドメッセージを送信することで、UE_A10の設定情報の更新の要求を示してもよい。
UE_A10は、5G AN120(又はgNB)介して、AMF140から設定更新コマンドメッセージを受信する(S800)。UE_A10は、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は設定更新コマンドメッセージに含まれる識別情報に基づいて、UEの設定情報を更新してもよい。
また、UE_A10がTAI listを受信した場合には、受信したTAI listを有効にし、すでにUE_A10が有効なTAI listを記憶していた場合には、古いTAI listを削除または無効にしてよい。以下、有効なTAI listを登録エリアと表現してもよい。なお、UE_A10が有効なTAI listを記憶しておらず、本手続き中にコアネットワークからTAI listを受信しなかった場合には、有効なTAI listは記憶されない状態であってよい。
また、UE_A10は受信した各NSSAIを適切に記憶してよい。具体的には、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、受信したconfigured NSSAIを「現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」を「受信したconfigured NSSAI」に入れ替えてよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する現在のPLMNと関連付けられたconfigured NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、「受信したconfiguredNSSAI」にmapped S-NSSAIが一又は複数含まれる場合、UE_A10は、それら一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」を削除してよい。
又は、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejectedNSSAI」と「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejected NSSAI」のうち、少なくとも1つを削除してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶する第1のNSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」を削除してよい。
更に、UE_A10はconfigured NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶するpending NSSAI」、及び/又は「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」、及び/又は一又は複数の「UE_A10が記憶し、現在のPLMNのEPLMNと関連付けられた、第1のpending NSSAI」を削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、受信したallowed NSSAIを「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
更に、UE_A10がTAI listとallowed NSSAIをnew AMF141から受信した場合、更にTAI listに含まれる少なくとも1つのTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信したallowed NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。
または、UE_A10がTAI listは受信せず、allowed NSSAIをnew AMF141から受信した場合、更にUEが事前に受信し記憶しているTAI listに含まれるTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信したallowed NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」として記憶してよい。
つまり、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は「受信したallowed NSSAI」を、各「その異なる一又は複数のPLMNのうちの一つのPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」に記憶してよい。
言い換えると、UE_A10は、「受信したallowedNSSAI」を各「UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIが属するPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する各「登録エリアに含まれるTAIが属する各PLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられたallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」と、「PLMN#2と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#2」と、に記憶してよい。
又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「登録エリアに含まれるTAIが属するその異なる一又は複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる2以上のTAIが複数のPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「登録エリアに含まれるTAIが属する一又は複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1とPLMN#2と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」に記憶してよい。
又は、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNがEPLMNであり、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」のみに記憶してよい。いいかえれば、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合であっても、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、その異なる一又は複数のPLMNに関連付けられたallowed NSSAIとしては記憶しなくてもよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つのallowed NSSAI」を「受信したallowed NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信したallowed NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられたallowed NSSAI#1」にのみ記憶してよい。
なお、UE_A10はallowed NSSAIを記憶する場合、allowed NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよいし、allowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを登録エリアと関連付けて記憶してもよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「受信に基づき削除したallowed NSSAI」または「受信に基づき更新された古いallowed NSSAI」に含まれるS-NSSAIのmapped S-NSSAIを削除してよい。更に、「受信したallowed NSSAI」にmapped S-NSSAIが含まれる場合、UE_A10はその一又は複数のmapped S-NSSAIを記憶してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、rejected NSSAI」を削除してよい。
具体的には、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第2のrejectedNSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと現在の登録エリアとに関連付けられた、第2のrejected NSSAI」と、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第3のrejectedNSSAI」のうち少なくとも一つから、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよいし、全てのNSSAIから受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
具体的に、更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNに関連付けられた、第2のrejected NSSAI」から、現在の登録エリアに関連付けられ、更に受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してもよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのS-NSSAIが関連付けられた拒絶理由値に基づき「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」に「受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI」を追加してよい。
具体的には、UE_A10は拒絶理由値「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第1の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10は「受信したrejected S-NSSAI」を、「現在のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2の拒絶NSSAI」に追加してよい。
なお、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信した場合、現在の登録エリアは受信したTAIlistで示される。一方で、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信しなかった場合、現在の登録エリアは、UE_A10が前回受信し記憶したTAI listで示される。
UE_A10が記憶する現在の登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、各「その異なる一又は複数のPLMNのうち1つのPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に記憶、及び/又は追加してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる一又は複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する各「登録エリアに含まれるTAIが属する各PLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に「 拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」と、「PLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#2」と、に記憶してよい。
または、登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI“と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、「その異なる一又は複数のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた一つの第2のrejected NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「それら複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」に「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1とPLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」に記憶してよい。
更に、現在の登録エリアを示すTAI listに含まれるTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信した拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」に関連付けられるS-NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」として記憶してよい。
または、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」のみに記憶してよい。いいかえれば、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合であっても、UE_A10は、「受信した第2のrejectedS-NSSAI」を、その異なる一又は複数のPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIとしては記憶しなくてもよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」を「受信した第2のrejected S-NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」にのみ記憶、及び/又は追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第3の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
なお、上記に示すUEが_A10各識別情報の受信に基づき実行する各処理は、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。さらに、UEは、設定更新コマンドメッセージに含まれる識別情報に基づいて、設定更新コマンドメッセージに対する応答メッセージとして、設定更新完了(Configuration update complete)メッセージを、5GAN(gNB)を介して、AMF140に送信してもよい(S802)。
AMF140は、UE_A10が設定更新完了コマンドメッセージを送信した場合、5G AN(gNB)を介して、設定更新完了メッセージを受信する(S802)。また、各装置は、設定更新コマンドメッセージ、及び/又は設定更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続きを完了する。
さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、設定情報に対する更新情報を送受信した場合、各装置は、設定情報を更新してもよい。さらに、登録手続きの実行が必要であることを示す情報を送受信した場合、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、登録手続きを開始してもよい。
さらに、UE_A10は、本手続きの完了に基づいて、設定情報コマンドメッセージとともに受信した識別情報を記憶してもよいし、ネットワークの決定を認識してもよい。また、UEは本手続き完了に基づき、記憶した情報に基づいて、各手続きを実行してもよい。
以上の手続きにおいて、設定更新コマンドメッセージの送受信により、コアネットワーク内の装置は、UEに対して、UEが既に適用している設定情報の更新を指示することができるし、UEが実行している機能の停止又は変更を指示することができる。
[3.5.ネットワークが開始する非登録手続き]
次に、ネットワークが開始する非登録手続き(Network-initiated de-registrationprocedure)について、図9を用いて説明する。以下、本手続きはネットワークが開始する非登録手続きを指す。ネットワークが開始する非登録手続きは、ネットワークが手動して、アクセスネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDN、及び/又はPDNへ登録を解除する為の手続きである。本手続きは、ネットワークに登録されたUEに対してネットワークが主導して実行するモビリティマネジメントのための手続きであってよい。
AMFは、UEがネットワークに登録されている状態(RM-REGISTERED state又は5GMM-REGISTEDED state)であれば、任意のタイミングで本手続きを実行する事ができる。例えば、AMFはUEの登録情報の更新に伴い、本手続きを開始してもよい。さらに具体的に、AMFは、NSSAA手続きの完了に基づき、UEの登録情報にallowed NSSAIがなくなった場合に、本手続きを開始してもよい。言い換えると、AMFは、UEに許可するS-NSSAIはなく、今後、他の手続き(例えばNSSAA手続き)により、allowed NSSAIにS-NSSAIを追加する予定がない場合、本手続きを開始してよい。
まず、AMF140は、非登録要求(De-registrationrequest)メッセージをUE_A10に送信する(S900)ことにより、本手続きを開始してよい。ここで、非登録要求メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEと5G AN(gNB)間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMF140は、非登録要求メッセージに各NSSAI(以下、rejected NSSAI、及びpending NSSAI、及び第1のNSSAIを意味する)のうち少なくとも1つの識別情報を含めて送信してもよい。AMFは、非登録要求メッセージに更に理由値、及び/又は登録を解除するアクセスタイプを示す情報を含めて送信してもよい。ここで、理由値は、5GMMcauseであってよい。さらに、本手続きが、NSSAA手続きの結果に基づき開始された場合、又はNSSAAの完了により理由値は、利用可能なネットワークスライスがないことを示す値であってよい。その場合、5GSの5GMM cause value#62“No network slices available”であってもよい。
尚、AMF140は、これらの識別情報及び/又は非登録メッセージを送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていない事を示してもよいし、非登録状態への遷移を要求してもよいし、AMF140の変更を通知してもよいし、続けて登録手続きの開始を指示してもよいし、これらを組み合わせた情報を示してもよい。さらに、複数の識別情報が送受信される場合、これらの識別情報の2以上の識別情報は、1以上の識別情報として構成されてもよい。尚、各機能のサポートを示す情報と、各機能の使用の要求を示す情報は、同じ識別情報として送受信されてもよいし、異なる識別情報として送受信されてもよい。
UE_A10は各NSSAIのうち少なくとも1つの受信、及び/又は理由値の受信、及び/又は他の識別情報の受信、及び/又はUEの状態、に基づき、rejectedS-NSSAI及び拒絶の理由を認識、及び記憶、及びUEの挙動の決定をしてよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、そのS-NSSAIが関連付けられた拒絶理由値に基づき「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」として記憶してよい。つまり、UE_A10は、UE_A10が記憶する「現在のPLMNに関連付けられたrejected NSSAI」に「受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAI」を追加してよい。
具体的には、UE_A10は拒絶理由値「現在のPLMN又はSNPNで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第1の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10は「受信したrejected S-NSSAI」を、「現在のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2の拒絶NSSAI」に追加してよい。
なお、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信した場合、現在の登録エリアは受信したTAIlistで示される。一方で、UE_A10がTAI listをrejected NSSAIと一緒に受信しなかった場合、現在の登録エリアは、UE_A10が前回受信し記憶したTAI listで示される。
UE_A10が記憶する現在の登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、各「その異なる一又は複数のPLMNのうち1つのPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に記憶、及び/又は追加してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる一又は複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する各「登録エリアに含まれるTAIが属する各PLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」に「 拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」と、「PLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#2」と、に記憶してよい。
または、登録エリアに含まれるTAIがRPLMNと異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「拒絶理由値”現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI“と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を、「その異なる一又は複数のPLMNと、現在の登録エリアと、に関連付けられた一つの第2のrejected NSSAI」に記憶してよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「それら複数のPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」に「拒絶理由値“現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI”と関連付けられて受信したrejected S-NSSAI」を追加して記憶してよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#2に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1とPLMN#2と現在の登録エリアとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」に記憶してよい。
更に、現在の登録エリアを示すTAI listに含まれるTAIがEPLMNに属す場合、UE_A10は受信した拒絶理由値「現在のレジストレーションエリアで不可であるS-NSSAI」に関連付けられるS-NSSAIを「TAI listに含まれるTAIが属するEPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた第2のrejected NSSAI」として記憶してよい。
または、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合、その異なる一又は複数のPLMNはEPLMNであり、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」のみに記憶してよい。いいかえれば、UE_A10が記憶する登録エリアに含まれるTAIがRPLMNとは異なる一又は複数のPLMNに属する場合であっても、UE_A10は、「受信した第2のrejectedS-NSSAI」を、その異なる一又は複数のPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIとしては記憶しなくてもよい。
更に/又は、登録エリアに含まれる複数のTAIがそれぞれ異なるPLMNに属する場合、UE_A10は、UE_A10が記憶する「RPLMNと、現在のアクセスタイプと、に関連付けられた1つの第2のrejected NSSAI」を「受信した第2のrejected S-NSSAI」に入れ替えてよい。
具体的には、UE_A10が記憶する登録エリアにTAI#1とTAI#2が含まれる場合に、TAI#1はRPLMNであるPLMN#1に属し、TAI#2がEPLMNであるPLMN#1に属する場合、UE_A10は、「受信した第2のrejected S-NSSAI」を、「PLMN#1と現在のアクセスタイプとに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1」にのみ記憶、及び/又は追加してよい。
更に、UE_A10は拒絶理由値「NSSAAの失敗または取り消しのために不可であるS-NSSAI」と、拒絶理由値に関連付けられたrejected S-NSSAIを受信した場合、UE_A10はS-NSSAIを、現在のPLMNと関連付けられた第3の拒絶NSSAIに追加してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、allowed NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。または、UE_A10はallowed NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、pending NSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、現在のPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したrejectedNSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、全てのPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるmapped S-NSSAまたはS-NSSAIを削除してよい。更に、UE_A10はrejected NSSAIを受信した場合、「UE_A10が記憶し、EPLMNと関連付けられた、第1のNSSAI」から、受信したallowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを削除してよい。
なお、上記に示すUEが_A10各識別情報の受信に基づき実行する各処理は、本手続き中、又は本手続き完了後に実行されてもよいし、本手続き完了後に、本手続き完了に基づき実行されてもよい。
UE_A10は、5G AN(gNB)介して、非登録要求メッセージを受信する。UE_A10は、非登録要求メッセージを受信することで、非登録要求メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
UE_A10は、非登録要求メッセージの受信に伴い、AMF140に非登録受諾メッセージ(DEREGISTRAION ACCEPT message)を5G AN(又はgNB)を介して送信してよい。尚、非登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEと5G AN(又はgNB)との間で送受信される制御メッセージであってよい。
各装置は、登録受諾メッセージの送受信に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state、又は5GMM-DEREGISTEREDstate)への遷移をしてもよい。また、各装置の各状態への遷移は、本手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、非登録手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。例えば、UE_A10は、非登録手続きの完了に基づいて、登録手続きを開始してよい。
[4.本発明における実施形態]
本発明における実施形態は、1以上の3章で説明した手続きの組み合わせであってよい。例えば、本実施形態では、3章で説明した初期登録手続きの完了後に、NSSAA手続きを実施し、UE設定更新手続きが実行されてもよい。更に、各装置(UE及びコアネットワーク内装置)が初期登録手続きの完了に基づき、移動及び定期的な登録手続きを1以上が実行されてよい。または、3章で説明した初期登録手続きの完了後に、NSSAA手続きを実施し、ネットワークが開始する非登録手続きが実施されてもよい。
以下、具体的な本発明の実施形態の一例を説明する。なお、以下に記載する、複数の実施形態の挙動を各装置は組み合わせて実施してもよい。
具体的には、各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第1の実施形態に準じて、第2のrejectedNSSAIの送受信時の挙動は第2の実施形態に準じてもよい。または、各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第1の実施形態に準じて、第2のrejected NSSAIの送受信時の挙動は第3の実施形態に準じてもよい。
または、各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第2の実施形態に準じて、第2のrejectedNSSAIの送受信時の挙動は第1の実施形態に準じてもよい。各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第2の実施形態に準じて、第2のrejected NSSAIの送受信時の挙動は第3の実施形態に準じてもよい。
または、各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第3の実施形態に準じて、第2のrejectedNSSAIの送受信時の挙動は第1の実施形態に準じてもよい。各装置はallowed NSSAIの送受信時の挙動は第3の実施形態に準じて、第2のrejected NSSAIの送受信時の挙動は第2の実施形態に準じてもよい。
[4.1.第1の実施形態]
以下、第1の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。本実施形態では、現在の登録エリアに含まれるTAが異なるPLMNに属する場合の、各NSSAIの送受信後の各装置の挙動、更にPLMN変更発生後の各装置の挙動についての各装置の挙動の一例を説明する。
本実施形では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信したallowedNSSAIを、複数のallowed NSSAIに記憶することができる。更に/又は、本実施形態では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、複数の第2のrejectedNSSAIに記憶または追加することができる。
具体的には、本実施形態では、UEは3GPPアクセス上で、PLMN#1のコアネットワークに、第1の登録要求メッセージを送信することで、PLMN#1の3GPPアクセスに対する第1の登録手続き中を開始する。
UEは第1の登録手続き中に、PLMN#1(コアネットワーク)から第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージを受信してよい。
ここで、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれてもよい。UEは第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに新しいTAI listが含まれていた場合には、そのTAI listを使用可能(有効)なものとして扱う。もし、UEが新しいTAI listを受信した際に、古いTAI listを記憶してた場合には、古いTAI listは削除、または使用不可として扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合には、すでに記憶するTAI listが有効であるとして扱う。以下、登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI listにより示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合に、さらにUEが有効な登録エリアを記憶しない場合、UEは有効な登録エリア(TAI list)を記憶しない状態である。
以下、第1の登録受諾メッセージ又は第1登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI list(もしあれば)により示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
例えば、UEは第1の登録受諾メッセージに含まれるallowed NSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1と関連付けられたallowedNSSAI#1と、PLMN#2と関連付けられたallowedNSSA#2とに、それぞれに受信したallowed NSSAIを記憶することができる。
同様に、例えばUEは、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに含まれる第2のrejectedNSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1と関連付けられた第2のrejected NSSAI#1と、PLMN#2と関連付けられた第2のrejected NSSAI#2とに、それぞれに受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶することができる。
ここで、第1の登録手続きが初期登録手続きである場合、第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれないが第2のrejectedNSSAIが含まれる場合、UEが有効な登録エリアを記憶していないことに基づき、UEは、PLMN#1と関連付けられた第2のrejected NSSAI#3に、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶してもよい。
ここで、第2のrejected NSSAI#3に含まれるS-NSSAIは、登録エリアには関連付けられ記憶されなくてもよいし、ダミーの登録エリア情報に関連付けられてもよい。ここで、ダミーの登録エリア情報は、空の登録エリア情報であってもよい。
または、UEが現在の登録エリアを記憶していない場合、初期登録手続きにおいてUEがPLMN#1から受信した第2のrejected NSSAIは、記憶しなくてもよい。
なお、第1の登録手続きは、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
現在の登録エリアに、少なくともTAI#1とTAI#2が含まれていた場合、更にTAI#1がPLMN#1に属し、TAI#2がPLMN#2に属する場合について、以下の挙動を説明する。
次に、UEは、登録エリアの変更のないPLMN変更が発生する。具体的には、例えばTAI#1からTAI#2へUEが移動した場合について説明する。
UEがTAI#1からTAI#2移動後に、移動または定期的な登録手続きが発生する。なお、この登録手続き発生要因は、特に指定しないが、例えば定期的に発生する登録手続きであってもよい。
UEはTAI#2がPLMN#2に属していることに基づき、PLMN#2の3GPPアクセスに対して第2の登録手続きを実施してよい。UEはPLMN#2(コアネットワーク)に、第1の識別情報を少なくとも含める第2の登録要求メッセージを送信することで、登録手続きを開始してよい。
ここで、UEは第1の識別情報に、PLMN#2と関連付けられたallowed NSSAI#2に含まれるS-NSSAIを含めてよい。さらに、UEは、第1の識別情報に、PLMN#2と関連付けられた第2のrejected NSSAI#2に含まれるS-NSSAIが含まれないように制御してよい。言い換えると、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、PLMN#2と関連付けられた第2のrejected NSSAI#2に含まれなくてよい。
PLMN#2(コアネットワーク)は、第2の登録要求メッセージの受信に基づき、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージをUEに送信してよい。
UEは、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージの受信に基づき、第1の登録手続きと同様の挙動を実行する。
なお、第2の登録手続きも、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
以上により、本実施形態では、各装置は、現在の登録エリアに基づき、受信したallowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを、複数のallowed NSSAI及び/又は複数の第2のrejected NSSAIに記憶することができる。
なお、本実施形態では登録手続きにのみついて説明したが、その他の手続きで実現してもよい。具体的には、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のUE設定更新手続き中の設定更新コマンドメッセージで、allowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
または、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のネットワークが開始する非登録手続き中の非登録要求メッセージで、allowedNSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
[4.1.第2の実施形態]
以下、第2の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。本実施形態では、現在の登録エリアに含まれるTAが異なるPLMNに属する場合の、各NSSAIの送受信後の各装置の挙動、更にPLMN変更発生後の各装置の挙動についての各装置の挙動の一例を説明する。
第1の実施形態では、現在の登録エリアに基づき、受信したallowedNSSAIを複数のallowed NSSAIに記憶したのに対して、本実施形では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信したallowed NSSAIを複数のPLMNに関連付けられた1つのallowedNSSAIに記憶することができる。
同様に、第1の実施形態、現在の登録エリアに基づき、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを複数の第2のrejected NSSAIに記憶したのに対して、本実施形態では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、複数のPLMNに関連付けられた1つの第2のrejected NSSAIに記憶または追加することができる。
具体的には、本実施形態では、UEは3GPPアクセス上で、PLMN#1のコアネットワークに、第1の登録要求メッセージを送信することで、PLMN#1の3GPPアクセスに対する第1の登録手続き中を開始する。
UEは第1の登録手続き中に、PLMN#1(コアネットワーク)から第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージを受信してよい。
ここで、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれてもよい。UEは第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに新しいTAI listが含まれていた場合には、そのTAI listを使用可能(有効)なものとして扱う。もし、UEが新しいTAI listを受信した際に、古いTAI listを記憶してた場合には、古いTAI listは削除、または使用不可として扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合には、すでに記憶するTAI listが有効であるとして扱う。以下、登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI listにより示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合に、さらにUEが有効な登録エリアを記憶しない場合、UEは有効な登録エリア(TAI list)を記憶しない状態である。
以下、第1の登録受諾メッセージ又は第1登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI list(もしあれば)により示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
例えば、UEは第1の登録受諾メッセージに含まれるallowed NSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられたallowed NSSAI#1に、受信したallowed NSSAIを記憶することができる。
同様に、例えばUEは、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに含まれる第2のrejectedNSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1に、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶することができる。
ここで、第1の登録手続きが初期登録手続きである場合、第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれないが第2のrejectedNSSAIが含まれる場合、UEが有効な登録エリアを記憶していないことに基づき、UEは、PLMN#1と関連付けられた第2のrejected NSSAI#3に、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶してもよい。
ここで、第2のrejected NSSAI#3に含まれるS-NSSAIは、登録エリアには関連付けられ記憶されなくてもよいし、ダミーの登録エリア情報に関連付けられてもよい。ここで、ダミーの登録エリア情報は、空の登録エリア情報であってもよい。
または、UEが現在の登録エリアを記憶していない場合、初期登録手続きにおいてUEがPLMN#1から受信した第2のrejected NSSAIは、記憶しなくてもよい。
なお、第1の登録手続きは、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
現在の登録エリアに、少なくともTAI#1とTAI#2が含まれていた場合、更にTAI#1がPLMN#1に属し、TAI#2がPLMN#2に属する場合について、以下の挙動を説明する。
次に、UEは、登録エリアの変更のないPLMN変更が発生する。具体的には、例えばTAI#1からTAI#2へUEが移動した場合について説明する。
UEがTAI#1からTAI#2移動後に、移動または定期的な登録手続きが発生する。なお、この登録手続き発生要因は、特に指定しないが、例えば定期的に発生する登録手続きであってもよい。
UEはTAI#2がPLMN#2に属していることに基づき、PLMN#2の3GPPアクセスに対して第2の登録手続きを実施してよい。UEはPLMN#2(コアネットワーク)に、第1の識別情報を少なくとも含める第2の登録要求メッセージを送信することで、登録手続きを開始してよい。
ここで、UEは第1の識別情報に、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられたallowed NSSAI#1に含まれるS-NSSAIを含めてよい。さらに、UEは、第1の識別情報に、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejectedNSSAI#1に含まれるS-NSSAIが含まれないように制御してよい。言い換えると、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejectedNSSAI#1に含まれなくてよい。
PLMN#2(コアネットワーク)は、第2の登録要求メッセージの受信に基づき、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージをUEに送信してよい。
UEは、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージの受信に基づき、第1の登録手続きと同様の挙動を実行する。
なお、第2の登録手続きも、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
以上により、本実施形態では、各装置は、現在の登録エリアに基づき、受信したallowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを、複数のPLMNと関連付けられた1つのallowedNSSAI及び/又は複数のPLMNと関連付けられた1つの第2のrejected NSSAIに記憶することができる。
なお、本実施形態では登録手続きにのみついて説明したが、その他の手続きで実現してもよい。具体的には、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のUE設定更新手続き中の設定更新コマンドメッセージで、allowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
または、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のネットワークが開始する非登録手続き中の非登録要求メッセージで、allowedNSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
[4.1.第3の実施形態]
以下、第3の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。本実施形態では、現在の登録エリアに含まれるTAが異なるPLMNに属する場合の、各NSSAIの送受信後の各装置の挙動、更にPLMN変更発生後の各装置の挙動についての各装置の挙動の一例を説明する。
第1の実施形態では、現在の登録エリアに基づき、受信したallowedNSSAIを複数のallowed NSSAIに記憶し、第2の実施形態では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信したallowed NSSAIを複数のPLMNに関連付けられた1つのallowedNSSAIに記憶したのに対し、本実施形態では、受信したallowed NSSAIを現在のPLMNにのみ属する1つのallowedNSSAIに記憶する。
同様に、第1の実施形態では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを複数の第2のrejectedNSSAIに記憶し、第2の実施形態では、UEは、現在の登録エリアに基づき、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを、複数のPLMNに関連付けられた1つの第2のrejected NSSAIに記憶または追加することができたのに対し、本実施形態では、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを現在のPLMNにのみ属する1つの第2のrejected NSSAIに記憶する。
更に本実施形態では、UEは登録要求メッセージの送信先であるPLMN(コアネットワーク)以外のPLMNに属しているallowedNSSAIであっても、そのallowed NSSAIが関連付けられた登録エリアに含まれるTAIが現在のPLMN(送信先であるPLMN)と関連付けられる場合には、登録要求メッセージに該allowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを含めることができる。
更に本実施形態では、UEは登録要求メッセージを送信する場合、現在の登録エリアに含まれる少なくとも1つのTAIが登録要求メッセージの送信先と異なるPLMNに属している場合、さらにUEがその異なるPLMNに関連付けられた第2のrejectedNSSAIを記憶する場合に、UEはその異なるPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを登録要求メッセージに含めない制御を実施してよい。
具体的には、本実施形態では、UEは3GPPアクセス上で、PLMN#1のコアネットワークに、第1の登録要求メッセージを送信することで、PLMN#1の3GPPアクセスに対する第1の登録手続き中を開始する。
UEは第1の登録手続き中に、PLMN#1(コアネットワーク)から第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージを受信してよい。
ここで、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれてもよい。UEは第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに新しいTAI listが含まれていた場合には、そのTAI listを使用可能(有効)なものとして扱う。もし、UEが新しいTAI listを受信した際に、古いTAI listを記憶してた場合には、古いTAI listは削除、または使用不可として扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合には、すでに記憶するTAI listが有効であるとして扱う。以下、登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI listにより示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
もし、UEは第1の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれない場合に、さらにUEが有効な登録エリアを記憶しない場合、UEは有効な登録エリア(TAI list)を記憶しない状態である。
以下、第1の登録受諾メッセージ又は第1登録拒絶メッセージ受信後に有効なTAI list(もしあれば)により示されるエリアを現在の登録エリアとして扱う。
例えば、UEは第1の登録受諾メッセージに含まれるallowed NSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられたallowed NSSAI#1と、PLMN#2と関連付けられたallowed NSSA#2とに、それぞれに受信したallowed NSSAIを記憶することができる。
同様に、例えばUEは、第1の登録受諾メッセージ又は第1の登録拒絶メッセージに含まれる第2のrejectedNSSAIを受信した場合に、更に現在の登録エリアにPLMN#1に属するTAI#1とPLMN#2に属するTAI#2が含まれる場合、UEは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejected NSSAI#1と、PLMN#2と関連付けられた第2のrejected NSSAI#2とに、それぞれに受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶することができる。
ここで、第1の登録手続きが初期登録手続きである場合、第1の登録拒絶メッセージには登録エリアを示すTAI listが含まれないが第2のrejectedNSSAIが含まれる場合、UEが有効な登録エリアを記憶していないことに基づき、UEは、PLMN#1と関連付けられた第2のrejected NSSAI#3に、受信した第2のrejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを記憶してもよい。
ここで、第2のrejected NSSAI#3に含まれるS-NSSAIは、登録エリアには関連付けられ記憶されなくてもよいし、ダミーの登録エリア情報に関連付けられてもよい。ここで、ダミーの登録エリア情報は、空の登録エリア情報であってもよい。
または、UEが現在の登録エリアを記憶していない場合、初期登録手続きにおいてUEがPLMN#1から受信した第2のrejected NSSAIは、記憶しなくてもよい。
なお、第1の登録手続きは、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
現在の登録エリアに、少なくともTAI#1とTAI#2が含まれていた場合、更にTAI#1がPLMN#1に属し、TAI#2がPLMN#2に属する場合について、以下の挙動を説明する。
次に、UEは、登録エリアの変更のないPLMN変更が発生する。具体的には、例えばTAI#1からTAI#2へUEが移動した場合について説明する。
UEがTAI#1からTAI#2移動後に、移動または定期的な登録手続きが発生する。なお、この登録手続き発生要因は、特に指定しないが、例えば定期的に発生する登録手続きであってもよい。
UEはTAI#2がPLMN#2に属していることに基づき、PLMN#2の3GPPアクセスに対して第2の登録手続きを実施してよい。UEはPLMN#2(コアネットワーク)に、第1の識別情報を少なくとも含める第2の登録要求メッセージを送信することで、登録手続きを開始してよい。
ここで、UEは第1の識別情報に、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられたallowed NSSAI#12に含まれるS-NSSAIを含めてよい。さらに、UEは、第1の識別情報に、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejectedNSSAI#12に含まれるS-NSSAIが含まれないように制御してよい。言い換えると、第1の識別情報に含まれるS-NSSAIは、PLMN#1とPLMN#2とに関連付けられた第2のrejectedNSSAI#12に含まれなくてよい。
PLMN#2(コアネットワーク)は、第2の登録要求メッセージの受信に基づき、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージをUEに送信してよい。
UEは、第2の登録受諾メッセージ又は第2の登録拒絶メッセージの受信に基づき、第1の登録手続きと同様の挙動を実行する。
なお、第2の登録手続きも、3章記載の登録手続きであってよく、各装置の挙動は上記に限定されず、3章記載の登録手続きの挙動を実施してよい。
以上により、本実施形態では、各装置は、現在の登録エリアによらず、受信したallowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを、現在のPLMN(RPLMN)と関連付けられた1つのallowed NSSAI及び/又は現在のPLMN(RPLMN)と関連付けられた1つの第2のrejected NSSAIに記憶する。
さらに、UEは、要求先のPLMN以外のPLMNに関連付けられたallowed NSSAIであっても、そのallowed NSSAIが関連付けられた登録エリアに含まれるTAIが現在のPLMNに属する場合には、そのallowed NSSAIも、第1の識別情報の生成に使用できる。
さらに、UEは、現在の登録エリアに基づき、要求先のPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIと同様に、要求先のPLMN以外のPLMNに関連付けられた第2のrejected NSSAIも、第1の識別情報の生成に使用できる。
なお、本実施形態では登録手続きにのみついて説明したが、その他の手続きで実現してもよい。具体的には、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のUE設定更新手続き中の設定更新コマンドメッセージで、allowed NSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
または、UEは登録受諾メッセージ又は登録拒絶メッセージの代わりに、3章記載のネットワークが開始する非登録手続き中の非登録要求メッセージで、allowedNSSAI及び/又は第2のrejected NSSAIを受信し、各NSSAIの受信に基づく挙動をしてもよい。
[5. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、CentralProcessing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。