JP7387033B2 - パケット通信システム及び個別パケット中継装置 - Google Patents

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Description

本開示は、パケット通信システム及び個別パケット中継装置に関する。
LAN(Local Area Network)では、パケットの中継を行うために、スイッチングハブ又はルーター等の中継装置であるパケット中継装置を用いている。代表的なパケット中継装置には、Ethernetスイッチングハブ(Ethernetは、登録商標)、又は、IP(Internet Protocol)ルーター等があり、パケット中継装置に対してFTP(File Transfer Protocol)又はSFTP(SSH File Transfer Protocol)等により遠隔でデータの転送を行い、設定変更及びファームウェアの更新を行っている。また、IPマルチキャストによりデータ転送する方法もある。
従来のパケット中継装置では、設定変更又はファームウェアの更新を行う際には、FTP接続等により、サーバ等の管理装置と一対一で接続して、データの転送を受ける必要がある(例えば、特許文献1)。
特開2005-159430号公報
従来のように、パケット中継装置が一対一でサーバ等の管理装置と接続する場合、多くのパケット中継装置が存在すると、データ転送に時間がかかる。このため、管理装置において並列処理を実施する必要がある。管理装置において並列処理を実施した場合、ネットワークの帯域を圧迫し、パケットが遅延し、パケットの廃棄が発生する可能性がある。
そこで、本開示の一又は複数の態様は、ネットワークの帯域を圧迫することなく、複数のパケット中継装置に対してデータ転送を行うことができるようにすることを目的とする。
本開示の一態様に係るパケット通信システムは、サーバと、複数のパケット中継装置と、を備え、前記複数のパケット中継装置の各々には、前記複数のパケット中継装置の各々を識別するための識別情報である装置識別情報が割り当てられているパケット通信システムであって、前記サーバは、前記複数のパケット中継装置の内の少なくとも一つのパケット中継装置と通信する通信部と、前記複数のパケット中継装置の各々の更新対象を更新するための更新データの少なくとも一部、前記複数のパケット中継装置の中で前記更新対象を更新させるパケット中継装置の前記装置識別情報、及び、前記更新データの少なくとも一部が格納されていることを示すデータ種別を格納したパケットであるデータ転送パケットを、前記通信部に、前記複数のパケット中継装置の内の一部のパケット中継装置へ送信させる制御部と、を備え、前記複数のパケット中継装置の各々として使用されるパケット中継装置である個別パケット中継装置は、複数の入出力ポートと、前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートがパケットを受信した場合に、前記データ種別を確認することで、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットであるか否かを判断するデータ種別確認部と、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットである場合に、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致するか否かを確認し、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致しない場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる装置識別情報確認部と、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記個別パケット中継装置の前記更新対象を更新するとともに、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致し、かつ、前記受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されている場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる更新部と、を備えることを特徴とする。
本開示の一態様に係る個別パケット中継装置は、各々を識別するための識別情報である装置識別情報が各々に割り当てられている複数のパケット中継装置の各々として使用されるパケット中継装置である個別パケット中継装置であって、複数の入出力ポートと、前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートがパケットを受信した場合に、更新対象を更新するための更新データの少なくとも一部を格納したデータ転送パケットであることを示すデータ種別を確認することで、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットであるか否かを判断するデータ種別確認部と、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットである場合に、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致するか否かを確認し、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致しない場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる装置識別情報確認部と、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記個別パケット中継装置の前記更新対象を更新するとともに、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致し、かつ、前記受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されている場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる更新部と、を備えることを特徴とする。
本開示の一又は複数の態様によれば、ネットワークの帯域を圧迫することなく、複数のパケット中継装置に対してデータ転送を行うことができる。
実施の形態1及び2におけるデータ転送システムの構成を概略的に示すブロック図である。 サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 データ転送パケットのフォーマットの第一の例を示す概略図である。 データ転送パケットのフォーマットの第二の例を示す概略図である。 データ転送パケットのフォーマットの第三の例を示す概略図である。 サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るパケット中継装置の構成を概略的に示すブロック図である。 (A)及び(B)は、パケット中継装置の一部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施の形態1においてパケットが受信された場合の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1における分割更新データ処理の第一の例を示すフローチャートである。 実施の形態1における分割更新データ処理の第二の例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るパケット中継装置の構成を概略的に示すブロック図である。 データ転送情報の一例を示す概略図である。 通知パケットのフォーマットの第一の例を示す概略図である。 通知パケットのフォーマットの第二の例を示す概略図である。 通知パケットのフォーマットの第三の例を示す概略図である。 通知パケットを送信する動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2においてパケットが受信された場合の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2における分割更新データ処理の第一の例を示すフローチャートである。 実施の形態2における分割更新データ処理の第二の例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるパケット通信システムとしてのデータ転送システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
データ転送システム100は、サーバ110と、パケット中継装置130A~130Dとを備える。
サーバ110は、パケット中継装置130A~130Dを含むネットワーク101に接続されている。
ここで、パケット中継装置130A~130Dは、同様に構成されているため、以下、パケット中継装置130A~130Dの各々を特に区別する必要がない場合には、パケット中継装置130A~130Dの各々をパケット中継装置130という。なお、パケット中継装置130A~130Dの各々には、パケット中継装置130A~130Dの各々を識別するための識別情報である装置識別情報が割り当てられているものとする。
図1には、四つのパケット中継装置130A~130Dが表されているが、パケット中継装置130の数については、特に制限はない。また、パケット中継装置130A~130Dの各々を、個別パケット中継装置ともいう。言い換えると、個別パケット中継装置は、複数のパケット中継装置130A~130Dの各々として使用されるパケット中継装置である。
図2は、サーバ110の構成を概略的に示すブロック図である。
サーバ110は、記憶部111と、通信部112と、制御部113とを備える。
記憶部111は、サーバ110での処理に必要なデータを記憶する。
例えば、記憶部111は、後述するパケットを生成する際に必要なデータを記憶する。具体的には、パケット中継装置130の処理に必要な更新データを記憶する。ここで、更新データは、パケット中継装置130の設定又はファームウェア等の更新対象を更新するためのデータである。
また、記憶部111は、更新データを用いて更新を行わせるパケット中継装置130の装置識別情報を記憶する。ここでは、記憶部111は、パケット中継装置130A~130Dの装置識別情報を記憶しているものとする。なお、装置識別情報については、特定の文字列又はOUI(Organizationally Unique Identifier)等が使用されてもよい。
通信部112は、パケット中継装置130を含むネットワーク101を介した通信を実行する。ここで、通信部112は、複数のパケット中継装置130の内の少なくとも一つのパケット中継装置130と通信することができるものとする。
制御部113は、サーバ110での処理を制御する。例えば、制御部113は、複数のパケット中継装置130の各々の更新対象を更新するための更新データの少なくとも一部、複数のパケット中継装置130の中で更新対象を更新させるパケット中継装置130の装置識別情報、及び、更新データの少なくとも一部が格納されていることを示すデータ種別を格納したパケットであるデータ転送パケットを、通信部112に、複数のパケット中継装置130の内の一部のパケット中継装置130へ送信させる。ここでは、少なくも一つのパケット中継装置130にデータ転送パケットが送信されればよい。
図3は、データ転送パケットのフォーマットの第一の例を示す概略図である。
図3に示されているデータ転送パケット102#1は、Ethernetヘッダ102a#1と、データ領域102b#1とを有する。
Ethernetヘッダ102a#1は、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス及びタイプを含む。
データ領域102b#1は、データ種別、装置識別情報及び分割更新データを含む。分割更新データは、更新データを分割したデータである。
ここでは、データ種別は、データ領域102b#1に含まれているが、実施の形態1はこのような例に限定されない。例えば、データ種別がEthernetヘッダ102a#1のタイプに含まれていてもよい。このような場合には、制御部113は、通信部112に必要な設定を行う。
図4は、データ転送パケットのフォーマットの第二の例を示す概略図である。
図4に示されているデータ転送パケット102#2は、Ethernetヘッダ102a#2と、IPヘッダ102b#2と、データ領域102c#2とを有する。
図4に示されているように、データ種別及び装置識別情報は、IPヘッダ102b#2よりも後に含まれていてもよい。なお、データ種別がEthernetヘッダ102a#2のタイプに含まれていてもよい。
図5は、データ転送パケットのフォーマットの第三の例を示す概略図である。
図5に示されているデータ転送パケット102#3は、Ethernetヘッダ102a#3と、IPヘッダ102b#3と、UDPヘッダ102c#3と、データ領域102d#3とを有する。
図5に示されているように、データ種別及び装置識別情報は、UDPヘッダ102c#3よりも後に含まれていてもよい。なお、データ種別がEthernetヘッダ102a#3のタイプに含まれていてもよい。
なお、データ転送パケットについては、AES(Advanced Encryption Standard)等の暗号化が施されてもよい。
サーバ110からパケット中継装置130A~130Dに対して、更新データを送信する場合、サーバ110は、パケット中継装置130Aにデータ転送パケットを送信し、パケット中継装置130Aから他のパケット中継装置130B~130Dに、データ転送パケットが転送される。
図6は、サーバ110のハードウェア構成例を示すブロック図である。
サーバ110は、メモリ11と、メモリ11に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ13とを備えるコンピュータ10により実現することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、コンピュータ10は、ネットワーク101と通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置12を備えている。
ここで、図2に示されている記憶部111は、例えば、メモリ11により実現することができ、図2に示されている制御部113は、プロセッサ13により実現することができ、図2に示されている通信部112は、通信装置12により実現することができる。
図7は、実施の形態1に係るパケット中継装置130の構成を概略的に示すブロック図である。
パケット中継装置130は、複数の入出力ポート131-1、131-2、・・・、131-N(Nは、3以上の整数)と、データ種別確認部132と、装置識別情報記憶部133と、装置識別情報確認部134と、更新部135と、更新データ記憶部138とを備える。
なお、複数の入出力ポート131-1、131-2、・・・、131-Nの各々は、同様に構成されているため、複数の入出力ポート131-1、131-2、・・・、131-Nの各々を特に区別する必要がない場合には、複数の入出力ポート131-1、131-2、・・・、131-Nの各々を入出力ポート131という。
入出力ポート131は、パケットの送受信を行う通信インタフェースである。
例えば、入出力ポート131は、データ転送パケットの送受信を行う。具体的には、入出力ポート131は、パケットを受信すると、そのパケットをデータ種別確認部132に与える。また、入出力ポート131は、データ種別確認部132からパケットを受け取ると、そのパケットをネットワーク101へ出力する。
なお、パケット中継装置130は、二つ以上の入出力ポート131を備えていればよい。
データ種別確認部132は、複数の入出力ポート131の内の一つの入出力ポート131がパケットを受信した場合に、データ種別を確認することで、受信されたパケットがデータ転送パケットであるか否かを判断する。
そして、データ種別確認部132は、その受信されたパケットがデータ転送パケットである場合には、その受信されたパケットを、複数の入出力ポート131の内、そのパケットを受信した一つの入出力ポート131とは異なる入出力ポート131に転送させる。ここでは、データ種別確認部132は、装置識別情報確認部134又は更新部135からの指示があった場合に、その受信されたパケットを、そのパケットを受信した一つの入出力ポート131を除く複数の入出力ポート131の全てに転送させる。
また、データ種別確認部132は、そのパケットがデータ転送パケットである場合には、そのデータ転送パケットのデータ領域のデータを装置識別情報確認部134に与える。
さらに、データ種別確認部132は、そのパケットがデータ転送パケットではない場合には、そのパケットの宛先に対応する入出力ポート131にそのパケットを転送させる。
装置識別情報記憶部133は、自装置であるパケット中継装置130の装置識別情報を記憶する。
装置識別情報確認部134は、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報と一致する装置識別情報がデータ転送パケットに含まれているか否かを判断する。
例えば、装置識別情報確認部134は、受信されたパケットがデータ転送パケットである場合に、受信されたパケットに含まれている装置識別情報と、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報とが一致するか否かを確認する。
そして、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報と、受信されたパケットに含まれている装置識別情報とが一致する場合には、装置識別情報確認部134は、少なくとも、そのデータ転送パケットに含まれているデータ領域のデータを更新部135に与える。
一方、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報と、受信されたパケットに含まれている装置識別情報とが一致しない場合には、装置識別情報確認部134は、そのデータ転送パケットに含まれていたデータ領域のデータをデータ種別確認部132に与えて、データ種別確認部132に指示することで、そのデータを含むデータ転送パケットを、そのデータが含まれていたデータ転送パケットを受信した一つの入出力ポート131とは異なる入出力ポート131に転送させる。ここでは、装置識別情報確認部134は、そのデータを含むデータ転送パケットを、そのデータが含まれていたデータ転送パケットを受信した一つの入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
更新部135は、更新データを用いて、パケット中継装置130の更新対象を更新する。ここでは、更新部135は、受信されたパケットに含まれている装置識別情報と、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報が一致する場合に、更新対象を更新する。
また、更新部135は、受信されたパケットに含まれている装置識別情報と、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報が一致する場合に、その受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されているか否かを判断する。そして、更新部135は、その受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されている場合には、その受信されたパケットを、複数の入出力ポート131の内、そのパケットを受信した一つの入出力ポート131とは異なる入出力ポート131に転送させる。ここでは、更新部135は、そのパケットを受信した一つの入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
取込部136は、装置識別情報確認部134からデータを受け取り、そのデータを、制御部137に与える。なお、取込部136は、制御部137にデータを与える際には、宛先MAC(Media Access Control)アドレス又は宛先IPアドレス等のパケット内部の情報を自装置であるパケット中継装置130のデータに変換してから、変換後のデータを制御部137に与えてもよい。
制御部137は、パケット中継装置130での処理を制御する。例えば、制御部137は、取込部136から与えられたデータから、更新データの一部である分割更新データを抽出して、その分割更新データから更新データを生成する。そして、制御部137は、生成された更新データを更新データ記憶部138に記憶させるとともに、その更新データを用いて、パケット中継装置130の設定又はファームウェア等の更新対象を更新する。
また、制御部137は、分割更新データを受信する期間を計時し、その期間内に受信されたデータ転送パケットを、データ種別確認部132に指示することで、そのデータ転送パケットを受信した一つの入出力ポート131を除く複数の入出力ポート131の全てに転送させる。
更新データ記憶部138は、更新データを記憶する。
図8(A)及び(B)は、パケット中継装置130の一部のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以上に記載されたデータ種別確認部132、装置識別情報確認部134、取込部136及び制御部137の一部又は全部は、例えば、図8(A)に示されているように、メモリ14と、メモリ14に格納されているプログラムを実行するCPU等のプロセッサ15とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。即ち、このようなプログラムは、例えば、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
また、データ種別確認部132、装置識別情報確認部134、取込部136及び制御部137の一部又は全部は、例えば、図8(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラムで動作するプロセッサ、プログラムで動作する並列プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路16で構成することもできる。
以上のように、データ種別確認部132、装置識別情報確認部134、取込部136及び制御部137は、処理回路網により実現することができる。
なお、装置識別情報記憶部133及び更新データ記憶部138は、データを記憶する記憶装置により実現することができる。この記憶装置は、図8(A)に示されているメモリ14であってもよい。
次に、実態の形態1に係るパケット中継装置130の更新動作について説明をする。
図9は、パケットが受信された場合の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、一つの入出力ポート131がパケットを受信する(S10)。受信されたパケット又は受信されたパケットのデータ領域に含まれているデータは、データ種別確認部132に与えられる。
次に、データ種別確認部132は、ステップS10で受信されたパケット内に、データ転送パケットであることを示すデータ種別が含まれているか否かを判断する(S11)。データ転送パケットであることを示すデータ種別が含まれていない場合(S11でNo)には、処理はステップS12に進む。データ転送パケットであることを示すデータ種別が含まれている場合(S11でYes)には、データ種別確認部132は、受信されたデータ転送パケットのデータ領域に含まれているデータを装置識別情報確認部134に送り、処理はステップS13に進む。
ステップS12では、データ種別確認部132は、ステップS10において受信されたパケットをその宛先に応じて、一又は複数の入出力ポート131に転送させる。
ステップS13では、装置識別情報確認部134は、ステップS10で受信されたパケット内に、自装置であるパケット中継装置130の装置識別情報が含まれているか否かを判断する。例えば、装置識別情報確認部134は、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報が、ステップS10で受信されたパケット内に含まれているか否かにより、このステップS13での判断を行えばよい。そのような装置識別情報が含まれている場合(S13でYes)には、処理はステップS14に進み、そのような装置識別情報が含まれていない場合(S13でNo)には、処理はステップS15に進む。
ステップS14では、装置識別情報確認部134は、少なくとも、ステップS10で受信されたデータ転送パケットのデータ領域に含まれている分割更新データを取込部136に与え、制御部137は、少なくとも分割更新データを取込部136から取得して、分割更新データを処理する分割更新データ処理を行う。ここでの処理については、図10及び図11を用いて詳細に説明する。
ステップS15では、装置識別情報確認部134は、データ種別確認部132に指示することで、ステップS10で受信されたデータ転送パケットを、ステップS10でデータ転送パケットを受信した入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
図10は、実施の形態1における分割更新データ処理の第一の例を示すフローチャートである。
図10に示されているフローチャートは、分割更新データを取得するタイミングで受信タイマーを開始する場合の例を示す。受信タイマーで計時する時間は、一つの更新データから分割された全ての分割更新データを受信することができる時間として予め定められていればよい。
制御部137は、取込部136から分割更新データを取得したか否かを判断する(S20)。分割更新データが取得された場合(S20でYes)には、処理はステップS21に進む。
ステップS21では、制御部137は、受信タイマーが既に開始されているか否かを判断する。受信タイマーが未だ開始されていない場合(S21でNo)には、処理はステップS22に進み、受信タイマーが既に開始されている場合(S21でYes)には、処理はステップS23に進む。
ステップS22では、制御部137は、受信タイマーを開始する。そして、処理はステップS23に進む。
ステップS23では、制御部137は、受信タイマーが満了したか否かを判断する。受信タイマーが満了している場合(S23でYes)には、処理はステップS24に進み、受信タイマーが満了していない場合(S23でNo)には、処理はステップS25に進む。
ステップS24では、受信タイマーが満了しているため、制御部137は、受信タイマーを開始してから取得した分割更新データを全て廃棄する。
ステップS25では、制御部137は、データ種別確認部132に指示することで、ステップS10で受信されたデータ転送パケットを、ステップS10でデータ転送パケットを受信した入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
次に、制御部137は、一つの更新データから分割された全ての分割更新データを取得したか否かを判断する(S26)。全ての分割更新データが取得されている場合(S26でYes)には、処理はステップS27に進み、未だ取得されていない分割更新データがある場合(S26でNo)には、処理はステップS20に戻る。
ステップS27では、制御部137は、取得された全ての分割更新データを結合することで更新データを生成し、その更新データを更新データ記憶部138に記憶する。これにより、制御部137は、更新データに基づいて、更新対象、例えば、パケット中継装置130の設定又はファームウェアを更新する。
図11は、実施の形態1における分割更新データ処理の第二の例を示すフローチャートである。
図11に示されているフローチャートは、分割更新データを取得するタイミングで受信タイマーを更新する場合の例を示す。受信タイマーで計時する時間は、一つの更新データから分割された複数の分割更新データの内の一つの分割更新データを受信することができる時間として予め定められていればよい。
制御部137は、取込部136から分割更新データを取得したか否かを判断する(S30)。分割更新データが取得された場合(S30でYes)には、処理はステップS31に進む。
ステップS31では、制御部137は、受信タイマーが既に開始されているか否かを判断する。受信タイマーが未だ開始されていない場合(S31でNo)には、処理はステップS32に進み、受信タイマーが既に開始されている場合(S31でYes)には、処理はステップS33に進む。
ステップS32では、制御部137は、受信タイマーを開始する。そして、処理はステップS36に進む。
ステップS33では、制御部137は、受信タイマーが満了したか否かを判断する。受信タイマーが満了している場合(S33でYes)には、処理はステップS34に進み、受信タイマーが満了していない場合(S33でNo)には、処理はステップS35に進む。
ステップS34では、受信タイマーが満了しているため、制御部137は、受信タイマーを開始してから取得した分割更新データを全て廃棄する。
ステップS35では、制御部137は、受信タイマーを更新する。ここでは、制御部137は、受信タイマーを初期値にリセットする。そして、処理はステップS36に進む。
ステップS36では、制御部137は、データ種別確認部132に指示することで、ステップS10で受信されたデータ転送パケットを、ステップS10でデータ転送パケットを受信した入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
次に、制御部137は、一つの更新データから分割された全ての分割更新データを取得したか否かを判断する(S37)。全ての分割更新データが取得されている場合(S37でYes)には、処理はステップS38に進み、未だ取得されていない分割更新データがある場合(S37でNo)には、処理はステップS30に戻る。
ステップS38では、制御部137は、取得された全ての分割更新データを結合することで更新データを生成し、その更新データを更新データ記憶部138に記憶する。これにより、制御部137は、更新データに基づいて、更新対象、例えば、パケット中継装置130の設定又はファームウェアを更新する。
以上のように、実施の形態1によれば、サーバ110から一つのパケット中継装置130にデータ転送パケットを送信すれば、その一つのパケット中継装置130から他の全てのパケット中継装置130にデータ転送パケットを転送することができる。このため、サーバ110の処理負荷の軽減及びネットワーク101の使用帯域の軽減を図ることができる。
実施の形態2.
図1に示されているように、実施の形態2におけるデータ転送システム200は、サーバ110と、パケット中継装置230A~230Dとを備える。
実施の形態2におけるデータ転送システム200のサーバ110は、実施の形態1におけるデータ転送システム100のサーバ110と同様である。
また、パケット中継装置230A~230Dは、同様に構成されているため、以下、パケット中継装置230A~230Dの各々を特に区別する必要がない場合には、パケット中継装置230A~230Dの各々をパケット中継装置230という。
図12は、実施の形態2に係るパケット中継装置230の構成を概略的に示すブロック図である。
パケット中継装置230は、複数の入出力ポート131と、データ種別確認部232と、装置識別情報記憶部133と、装置識別情報確認部134と、更新部235と、更新データ記憶部138と、データ転送情報記憶部240とを備える。
実施の形態2に係るパケット中継装置230の複数の入出力ポート131、装置識別情報記憶部133、装置識別情報確認部134及び更新データ記憶部138は、実施の形態1に係るパケット中継装置130の複数の入出力ポート131、装置識別情報記憶部133、装置識別情報確認部134及び更新データ記憶部138と同様である。
データ種別確認部232は、入出力ポート131からパケットを受け取ると、そのパケットのデータ種別を確認することで、そのパケットが更新データの一部を格納したデータ転送パケットであるか否か、及び、そのパケットが装置識別情報を通知するための通知パケットであるか否かを判断する。
そのパケットがデータ転送パケットである場合には、データ種別確認部132は、そのデータ転送パケットのデータ領域のデータを装置識別情報確認部134に与える。
また、データ種別確認部232は、そのパケットがデータ転送パケットである場合には、装置識別情報確認部134又は制御部237からの指示に従って、指示された入出力ポート131にそのパケットを転送させる。
そのパケットが通知パケットである場合には、データ種別確認部232は、その通知パケットのデータ領域のデータを更新部235に与える。
そのパケットがデータ転送パケット及び通知パケットの何れでもない場合には、データ種別確認部232は、そのパケットの宛先に対応する入出力ポート131にそのパケットを転送させる。
データ転送情報記憶部240は、データ転送パケットを転送するためのデータ転送情報を記憶する。
図13は、データ転送情報の一例を示す概略図である。
図13に示されているように、データ転送情報の一例であるデータ転送テーブル240aは、装置識別情報列240bと、入出力ポート情報列240cとを備えるテーブル形式の情報である。
装置識別情報列240bは、装置識別情報を格納する。ここに格納される装置識別情報は、通知パケットにより通知を受けた装置識別情報である。
入出力ポート情報列240cは、入出力ポート131を識別するための入出力ポート識別情報を格納する。ここに格納される入出力ポート識別情報は、通知パケットを受信した入出力ポート131の入出力ポート識別情報である。入出力ポート識別情報は、入出力ポート131を識別するための識別情報である。
データ転送テーブル240aにより、通知パケットを受信した入出力ポート131と、その通知パケットに含まれている装置識別情報とを対応付けることができる。言い換えると、複数のパケット中継装置130の内の一つのパケット中継装置130である特定パケット中継装置が、複数の入出力ポート131の内の一つの入出力ポート131である特定入出力ポートの先に接続されている場合に、その特定入出力ポートと、その特定パケット中継装置に割り当てられている装置識別情報とを対応付けることができる。
図12に戻り、更新部235は、更新データを用いて、パケット中継装置230の更新対象を更新する。また、更新部235は、データ転送情報を更新する。さらに、更新部235は、自装置の装置識別情報を通知するためのパケットである通知パケットを、データ種別確認部232を介して、全ての入出力ポート131から送信させる。
また、更新部235は、データ種別確認部232に指示することで、予め定められた期間内に受信されたデータ転送パケットを、そのデータに含まれている装置識別情報で示されるパケット中継装置230に対応する入出力ポート131に転送させる。
更新部235は、取込部136と、制御部237とを備える。
実施の形態2における更新部235の取込部136は、実施の形態1における更新部135の取込部136と同様である。
制御部237は、パケット中継装置230での処理を制御する。
実施の形態2における制御部237は、実施の形態1における制御部137と同様の処理を制御するほか、以下の処理を制御する。
制御部237は、定期的に、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報を格納した通知パケットを、データ種別確認部232を介して、全ての入出力ポート131から送信させる。
図14は、通知パケットのフォーマットの第一の例を示す概略図である。
図14に示されている通知パケット203#1は、Ethernetヘッダ203a#1と、データ領域203b#1とを有する。
Ethernetヘッダ203a#1は、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス及びタイプを含む。
データ領域203b#1は、データ種別及び装置識別情報を含む。ここでのデータ種別は、通知パケットであることを示すものとする。
ここでは、データ種別は、データ領域203b#1に含まれているが、実施の形態2はこのような例に限定されない。例えば、データ種別がEthernetヘッダ203a#1のタイプに含まれていてもよい。
図15は、通知パケットのフォーマットの第二の例を示す概略図である。
図15に示されている通知パケット203#2は、Ethernetヘッダ203a#2と、IPヘッダ203b#2と、データ領域203c#2とを有する。
図15に示されているように、データ種別及び装置識別情報は、IPヘッダ203b#2よりも後に含まれていてもよい。なお、データ種別がEthernetヘッダ203a#2のタイプに含まれていてもよい。
図16は、通知パケットのフォーマットの第三の例を示す概略図である。
図16に示されている通知パケット203#3は、Ethernetヘッダ203a#3と、IPヘッダ203b#3と、UDPヘッダ203c#3と、データ領域203d#3とを有する。
図16に示されているように、データ種別及び装置識別情報は、UDPヘッダ203c#3よりも後に含まれていてもよい。なお、データ種別がEthernetヘッダ203a#3のタイプに含まれていてもよい。
なお、通知パケットは、AES等の暗号化が施されてもよい。
図12に戻り、制御部237は、装置識別情報を格納した通知パケットを複数の入出力ポート131の何れかが受信した場合には、その通知パケットに格納されている装置識別情報と、複数の入出力ポート131の内、その通知パケットを受信した入出力ポート131とを対応付けるデータ転送情報をデータ転送情報記憶部240に記憶させる。
また、制御部237は、受信されたパケットがデータ転送パケットである場合に、データ転送情報記憶部240に記憶されているデータ転送情報を参照することで、受信されたパケットに含まれている装置識別情報が、データ転送情報に登録されているか否かを判断する。制御部237は、そのような装置識別情報がデータ転送情報に登録されている場合には、データ転送情報においてそのような装置識別情報に対応付けられている入出力ポート131を特定する。そして、制御部237は、データ種別確認部232に、受信されたパケットを特定された入出力ポート131に転送させるように指示する。ここで、転送されるパケットは、制御部237において計時されている期間内に受信されたデータ転送パケットである。
以上に記載された実施の形態2に係るパケット中継装置230の一部も、図8(A)及び(B)に示されているようなハードウェアで実現することができる。
なお、データ転送情報記憶部240は、データを記憶する記憶装置により実現することができる。この記憶装置は、図8(A)に示されているメモリ14であってもよい。
次に、実態の形態2に係るパケット中継装置230での通知パケットの送信動作について説明する。
図17は、通知パケットを送信する動作を説明するためのフローチャートである。
制御部237は、送信タイマーを用いて計時を行っており、その送信タイマーが満了したか否かを判断する(S40)。送信タイマーが満了した場合(S40でYes)には、処理はステップS41に進む。送信タイマーで計時する時間については、通知パケットを送信する間隔として好適な時間が予め定められていればよい。
ステップS41では、制御部237は、データ種別確認部232を介して、装置識別情報記憶部133に記憶されている装置識別情報及び通知パケットであることを示すデータ種別を含む通知パケットを、全ての入出力ポート131から送信させる。
そして、制御部237は、送信タイマーをリセットすることで、送信タイマーの計時を再び開始する(S42)。
次に、実態の形態2に係るパケット中継装置230の更新動作について説明をする。
図18は、パケットが受信された場合の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、一つの入出力ポート131がパケットを受信する(S50)。受信されたパケット又は受信されたパケットのデータ領域に含まれているデータは、データ種別確認部232に与えられる。
次に、データ種別確認部232は、ステップS50で受信されたパケット内に、分割更新データを格納したパケットであるデータ転送パケットであることを示すデータ種別又は装置識別情報を通知するための通知パケットであることを示すデータ種別が含まれているか否かを判断する(S51)。データ転送パケットであることを示すデータ種別及び通知パケットであることを示すデータ種別の何れもが含まれていない場合(S51でNo)には、処理はステップS52に進む。データ転送パケットであることを示すデータ種別又は通知パケットであることを示すデータ種別が含まれている場合(S51でYes)には、処理はステップS53に進む。
ステップS52では、データ種別確認部232は、ステップS50において受信されたパケットをその宛先に応じて、一又は複数の入出力ポート131に転送させる。
ステップS53では、データ種別確認部232は、ステップS50で受信されたパケット内に含まれているデータ種別が通知パケットを示すか否か、言い換えると、ステップS50で受信されたパケットが通知パケットであるか否かを判断する。ステップS50で受信されたパケットが通知パケットである場合(S53でYes)には、データ種別確認部232は、受信されたデータ転送パケットのデータ領域に含まれているデータを制御部237に送り、処理はステップS54に進む。一方、ステップS50で受信されたパケットが通知パケットではない場合(S53でNo)には、データ種別確認部132は、受信されたデータ転送パケットのデータ領域に含まれているデータを装置識別情報確認部134に送り、処理はステップS55に進む。
ステップS54では、制御部237は、データ種別確認部232から与えられたデータに基づいて、データ転送情報記憶部240に記憶されているデータ転送情報を更新する。言い換えると、制御部237は、データ転送情報が、通知パケットで示される装置識別情報と、その通知パケットを受信した入出力ポート131とを対応付けるように、データ転送情報を更新する。
ステップS55では、装置識別情報確認部134は、ステップS50で受信されたパケット内に、自装置であるパケット中継装置230の装置識別情報が含まれているか否かを判断する。そのような装置識別情報が含まれている場合(S55でYes)には、処理はステップS56に進み、そのような装置識別情報が含まれていない場合(S55でNo)には、処理はステップS57に進む。
ステップS56では、装置識別情報確認部134は、少なくとも、ステップS50で受信されたデータ転送パケットのデータ領域に含まれている分割更新データを取込部136に与え、制御部237は、少なくとも分割更新データを取込部136から取得して、分割更新データを処理する分割更新データ処理を行う。ここでの処理については、図19及び図20を用いて詳細に説明する。
一方、ステップS57では、装置識別情報確認部134は、データ種別確認部132に指示することで、ステップS10で受信されたデータ転送パケットを、ステップS10でデータ転送パケットを受信した入出力ポート131を除く全ての入出力ポート131に転送させる。
図19は、実施の形態2における分割更新データ処理の第一の例を示すフローチャートである。
図19に示されているフローチャートは、分割更新データを取得するタイミングで受信タイマーを開始する場合の例を示す。受信タイマーで計時する時間は、一つの更新データから分割された全ての分割更新データを受信することができる時間として予め定められていればよい。
なお、図19に示されているフローチャートに含まれているステップの内、図10に示されているフローチャートに含まれているステップと同様の処理を行うステップについては、図10と同様の符号を付す。
図19に示されているステップS20~S24での処理は、図10に示されているステップS20~S25での処理と同様である。但し、図19において、ステップS23でNoと判断された場合、言い換えると、ステップS23において、受信タイマーが満了していないと判断された場合には、処理はステップS60に進む。
ステップS60では、制御部237は、ステップS20で受信されたデータ転送パケットに含まれている装置識別情報がデータ転送情報記憶部240に記憶されているデータ転送情報に登録されているか否かを判断する。そのような装置識別情報が登録されている場合(S60でYes)には、処理はステップS61に進み、そのような装置識別情報が登録されていない場合(S60でNo)には、処理はステップS24に進む。
ステップS61では、制御部237は、データ転送情報においてステップS20で受信されたデータ転送パケットに含まれている装置識別情報に対応付けられている入出力ポート131を特定し、データ種別確認部232に指示することで、データ種別確認部232は、特定された入出力ポート131に、そのデータ転送パケットを転送させる。そして、処理はステップS26に進む。
図19に示されているステップS26及びS27での処理は、図10に示されているステップS26及びS27での処理と同様である。
図20は、実施の形態2における分割更新データ処理の第二の例を示すフローチャートである。
図20に示されているフローチャートは、分割更新データを取得するタイミングで受信タイマーを更新する場合の例を示す。受信タイマーで計時する時間は、一つの更新データから分割された複数の分割更新データの内の一つの分割更新データを受信することができる時間として予め定められていればよい。
なお、図20に示されているフローチャートに含まれているステップの内、図11に示されているフローチャートに含まれているステップと同様の処理を行うステップについては、図11と同様の符号を付す。
図20に示されているステップS30~S35での処理は、図11に示されているステップS30~S35での処理と同様である。但し、図20において、ステップS35での処理の後は、処理はステップS70に進む。
ステップS70では、制御部237は、ステップS30で受信されたデータ転送パケットに含まれている装置識別情報がデータ転送情報記憶部240に記憶されているデータ転送情報に登録されているか否かを判断する。そのような装置識別情報が登録されている場合(S70でYes)には、処理はステップS71に進み、そのような装置識別情報が登録されていない場合(S70でNo)には、処理はステップS34に進む。
ステップS71では、制御部237は、データ転送情報においてステップS30で受信されたデータ転送パケットに含まれている装置識別情報に対応付けられている入出力ポート131を特定し、データ種別確認部232に指示することで、データ種別確認部232は、特定された入出力ポート131に、そのデータ転送パケットを転送させる。そして、処理はステップS37に進む。
図20に示されているステップS37及びS38での処理は、図11に示されているステップS37及びS38での処理と同様である。
以上のように、実施の形態2によれば、データ転送情報に従って、データの転送先を決定することで、ネットワーク101における使用帯域を軽減することができる。
100,200 データ転送システム、 110 サーバ、 111 記憶部、 112 通信部、 113 制御部、 130,230 パケット中継装置、 131 入出力ポート、 132,232 データ種別確認部、 133 装置識別情報記憶部、 134 装置識別情報確認部、 135,235 更新部、 136 取込部、 137,237 制御部、 138 更新データ記憶部、 240 データ転送情報記憶部。

Claims (12)

  1. サーバと、複数のパケット中継装置と、を備え、前記複数のパケット中継装置の各々には、前記複数のパケット中継装置の各々を識別するための識別情報である装置識別情報が割り当てられているパケット通信システムであって、
    前記サーバは、
    前記複数のパケット中継装置の内の少なくとも一つのパケット中継装置と通信する通信部と、
    前記複数のパケット中継装置の各々の更新対象を更新するための更新データの少なくとも一部、前記複数のパケット中継装置の中で前記更新対象を更新させるパケット中継装置の前記装置識別情報、及び、前記更新データの少なくとも一部が格納されていることを示すデータ種別を格納したパケットであるデータ転送パケットを、前記通信部に、前記複数のパケット中継装置の内の一部のパケット中継装置へ送信させる制御部と、を備え、
    前記複数のパケット中継装置の各々として使用されるパケット中継装置である個別パケット中継装置は、
    複数の入出力ポートと、
    前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートがパケットを受信した場合に、前記データ種別を確認することで、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットであるか否かを判断するデータ種別確認部と、
    前記受信されたパケットが前記データ転送パケットである場合に、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致するか否かを確認し、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致しない場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる装置識別情報確認部と、
    前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記個別パケット中継装置の前記更新対象を更新するとともに、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致し、かつ、前記受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されている場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる更新部と、を備えること
    を特徴とするパケット通信システム。
  2. 前記装置識別情報確認部は、前記受信されたパケットを、前記一つの入出力ポートを除く前記複数の入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項1に記載のパケット通信システム。
  3. 前記更新部は、前記受信されたパケットを、前記一つの入出力ポートを除く前記複数の入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のパケット通信システム。
  4. 前記複数のパケット中継装置の内の一つのパケット中継装置である特定パケット中継装置が、前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートである特定入出力ポートの先に接続されている場合に、前記特定入出力ポートと、前記特定パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とを対応付けるデータ転送情報を記憶するデータ転送情報記憶部をさらに備え、
    前記更新部は、前記受信されたパケットを前記特定入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のパケット通信システム。
  5. 前記更新部は、前記装置識別情報を格納した通知パケットを前記複数の入出力ポートの何れかが受信した場合には、前記通知パケットに格納されている前記装置識別情報と、前記複数の入出力ポートの内、前記通知パケットを受信した入出力ポートとを対応付ける前記データ転送情報を前記データ転送情報記憶部に記憶させること
    を特徴とする請求項4に記載のパケット通信システム。
  6. 前記更新部は、定期的に、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報を格納した通知パケットを、前記複数の入出力ポートに送信させること
    を特徴とする請求項4又は5に記載のパケット通信システム。
  7. 各々を識別するための識別情報である装置識別情報が各々に割り当てられている複数のパケット中継装置の各々として使用されるパケット中継装置である個別パケット中継装置であって、
    複数の入出力ポートと、
    前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートがパケットを受信した場合に、更新対象を更新するための更新データの少なくとも一部を格納したデータ転送パケットであることを示すデータ種別を確認することで、前記受信されたパケットが前記データ転送パケットであるか否かを判断するデータ種別確認部と、
    前記受信されたパケットが前記データ転送パケットである場合に、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致するか否かを確認し、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致しない場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる装置識別情報確認部と、
    前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致する場合に、前記個別パケット中継装置の前記更新対象を更新するとともに、前記受信されたパケットに含まれている前記装置識別情報と、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とが一致し、かつ、前記受信されたパケットが予め定められた期間内に受信されている場合に、前記受信されたパケットを、前記複数の入出力ポートの内、前記一つの入出力ポートとは異なる入出力ポートに転送させる更新部と、を備えること
    を特徴とする個別パケット中継装置。
  8. 前記装置識別情報確認部は、前記受信されたパケットを、前記一つの入出力ポートを除く前記複数の入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項7に記載の個別パケット中継装置。
  9. 前記更新部は、前記受信されたパケットを、前記一つの入出力ポートを除く前記複数の入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の個別パケット中継装置。
  10. 前記複数のパケット中継装置の内の一つのパケット中継装置である特定パケット中継装置が、前記複数の入出力ポートの内の一つの入出力ポートである特定入出力ポートの先に接続されている場合に、前記特定入出力ポートと、前記特定パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報とを対応付けるデータ転送情報を記憶するデータ転送情報記憶部をさらに備え、
    前記更新部は、前記受信されたパケットを前記特定入出力ポートに転送させること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の個別パケット中継装置。
  11. 前記更新部は、前記装置識別情報を格納した通知パケットを前記複数の入出力ポートの何れかが受信した場合には、前記通知パケットに格納されている前記装置識別情報と、前記複数の入出力ポートの内、前記通知パケットを受信した入出力ポートとを対応付ける前記データ転送情報を前記データ転送情報記憶部に記憶させること
    を特徴とする請求項10に記載の個別パケット中継装置。
  12. 前記更新部は、定期的に、前記個別パケット中継装置に割り当てられている前記装置識別情報を格納した通知パケットを、前記複数の入出力ポートに送信させること
    を特徴とする請求項10又は11に記載の個別パケット中継装置。
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