JP7385372B2 - 異なるhapsを組み合わせたhapsシステム - Google Patents

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Description

この発明は、異なるHAPSを組み合わせたHAPSシステムに関する。
ソーラーセルを翼の上面に有し、ソーラーセルで発電した電力でプロペラを回転させることによって飛行する飛行体が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-211496号公報
しかし、このような無人飛行体に無線通信の基地局を搭載して高高度に長期間にわたって滞留飛行することにより、高高度からの無線ビームにより地上の基地局に比べて広い通信エリアを確保できる、飛行体高高度プラットフォーム(HAPS:High Altitude Platform System)を用いた無線通信システムが開発されている。
飛行体に搭載できる基地局装置の重量、大きさ、及び消費電力は機体の大きさに応じて制限があるため、処理できるトラフィック量に限界があった。
運用面やコスト面から飛行体できるだけ小型化されることが望ましいが、一方で、通信トラフィックの向上を図るためには飛行体の大型化に頼らざるを得ない状況となっている。
そこで、本発明は、飛行体を小型化しつつ、通信トラフィック能力を向上することが可能な通信システムを提供することを目的とする。
飛行体
上記課題を解決するため、本発明に係る通信システムは、第一の飛行体と、第二の飛行体と、複数の基地局を管理する基地局装置とを備えた通信システムであって、第一の飛行体は、第二の飛行体よりも多いペイロードと、基地局装置と通信する第1通信部と、第二の飛行体と通信する第2通信部と、を備え、第二の飛行体は、第一の飛行体と通信する第3通信部を備え、第二の飛行体は、第一の飛行体を介して、基地局装置と通信することを特徴とする。
本発明によれば、基地局としての機能を有する第一の高高度プラットフォームに搭載されるペイロードよりも少ない第二の高高度プラットフォームを介して通信するので、通信トラフィック性能を向上しつつ、高高度プラットフォームを小型化することができる。
従来の通信システムの構成を示すシステム図である。 実施形態1に係る通信システムの構成を示すシステム図である。 実施形態1における大型飛行体に搭載される通信管理装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1における小型飛行体に搭載される通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1における無線端末のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図である。 実施形態1における無線端末のデータの送受信の他の例1を説明するシーケンス図の一例である。 実施形態2に係る大型飛行体に搭載される通信システムの構成を示すシステム図である。 実施形態2における大型飛行体に搭載される通信管理装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2における無線端末のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図である。 実施形態2における無線端末のデータの送受信の他の例2を説明するシーケンス図である。 実施形態2における大型飛行体による小型飛行体の管理編成処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2における大型飛行体による小型飛行体からの管理依頼受信処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2における小型飛行体に搭載される通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3に係る通信システムの構成を示すシステム図である。 実施形態3における大型飛行体に搭載される通信管理装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3における小型飛行体に搭載される通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態3における無線端末のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図である。 実施形態4に係る通信システムの構成を示すシステム図である。
図1は、従来の通信システムの構成を示すシステム図である。図1では、飛行体10a~飛行体10cの3機が、それぞれ地上の地上ゲートウェイ局400a~地上ゲートウェイ局400cと無線通信により接続されている。地上ゲートウェイ局400a~地上ゲートウェイ局400cは、通信事業者のコアネットワーク(不図示)との通信を行うフィーダリンクである。また、飛行体10a~飛行体10cは、高高度プラットフォームであるHAPSを構成する。飛行体10aは、無線端末300aと、無線端末300bの基地局として、飛行体10bは、無線端末300cと、無線端末300dの基地局として、飛行体10cは、無線端末300eと、無線端末300fの基地局として機能する。無線端末とのHAPSの基地局との通信規格はLTE、5G又は次世代無線通信などであるが、これに限定されない。このため、飛行体10a~飛行体10cは、それぞれ基地局としての機能を備えるために、地上ゲートウェイ局400a~地上ゲートウェイ局400cとの通信トラフィック容量の大きいフィーダリンクを構成するために無線通信装置を基地局装置に備える必要となり、基地局装置全体の大きさ・重量・消費電力が大きくなる。
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係る通信システム2の構成を示すシステム図である。図2に示す通信システム2は、大型飛行体100と、小型飛行体200a~小型飛行体200cと、無線端末300a~無線端末300dと、地上ゲートウェイ局400と、を含む(以下、特に明示する場合を除き、小型飛行体200a~小型飛行体200cを小型飛行体200と総称し、無線端末300a~無線端末300dを無線端末300と総称する。)。また、大型飛行体100は、地上ゲートウェイ局400とフィーダリンクを構成する。一方で小型飛行体200は地上ゲートウェイ局400とフィーダリンクをせず、大型飛行体100と光無線通信により双方向通信して、大型飛行体100を介して地上ゲートウェイ局400とフィーダリンクを構成する。小型飛行体200は、無線端末300に無線通信を提供する。大型飛行体100、小型飛行体200を無線端末300に提供する通信の地上ゲートウェイ局400との中継機能を提供するが、大型飛行体100も無線端末300に無線通信を提供する。これにより、図1で大型飛行体100を3機と地上ゲートウェイ局400が3局必要であった無線通信エリアカバレッジを、大型飛行体100が1機と小型飛行体200が2機と地上ゲートウェイ局400が1局でカバーすることが可能となる。大型飛行体100の2機を小型飛行体200の2機に置き換えが可能となり、機体の運用面やコスト面で有利となる。また、大型飛行体100は、本発明における第一の飛行体を、小型飛行体200は、本発明における第二の飛行体に相当する。なお、無線端末300は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、携帯通信モジュール、IoT(Internet of Things)機器等であるが無線機能を有するものであればよく限定されない。また、地上の基地局で構成された地上の無線通信ネットワークを介して互いに接続可能に構成されてもよく、その無線端末300は、エリアの在圏の有無やトラフィック量の輻輳状態などその他の諸条件に応じて地上の無線通信ネットワークを利用した通信も可能である。なお、地上ゲートウェイ局400は、本発明における基地局装置に相当する。
大型飛行体100は、図1に示した飛行体10と同様に、HAPSを構成し、一定期間、上空を飛行する。例えば、上空は、高度約20kmの高高度であり、一定期間とは、数週間、数か月又は1年等の期間である。大型飛行体100は、一例として、ソーラープレーン又はソーラー飛行船等であり、通常の飛行機又は飛行船と比べて長期にわたる飛行が可能になる。大型飛行体100が例えば成層圏を飛行する場合、成層圏は気流が安定しているため、大型飛行体100は、長期の滞空が可能になる。なお、大型飛行体100が飛行する高度は、約20kmに限定されることはなく、20kmよりも高くてもよく低くてもよい。ここで、無線端末300が、従来の地上セルラ方式の携帯端末の場合、基地局と通信可能な技術使用(後述する3GPP)上の距離、例えば、LTEであれば約100kmとなる。この場合には、大型飛行体100の高度は、約50km以下になる。
また、大型飛行体100は、上記の例示(ソーラープレー又はソーラー飛行船)の他に、空中を飛行する機能を有するものであればよく、例えば、飛行機、飛行船、気球、ヘリコプタ及びドローン等である。また、大型飛行体100には、各種のセンサ又は各種のカメラを搭載することが可能である。センサの一例としては、これらに限られないが、レーザ測距やドップラーレーダなどによるリモートセンシングを行うことが可能なセンサがある。カメラの一例としては、これらに限られないが、可視光カメラ、赤外線カメラ、地形カメラ(立体視カメラ)がある。これらのセンサやカメラの測定結果と、後述する無線端末300の分布を示す情報の取得結果とに基づいて、より適切な小型飛行体200の飛行管理を含む通信管理を実行することが可能になる。
小型飛行体200は、大型飛行体100と同様にHAPSを構成し、一定期間上空を飛行するが、大型飛行体100よりも小さいペイロードを備える。すなわち、小型飛行体200は、大型飛行体100と異なり、フィーダリンク通信用の大型通信装置を搭載せず、代わりに、より軽量な中継装置を搭載する。また、小型飛行体200は、軽量な光空間無線通信用の装置を搭載して大型飛行体100と接続して、大型飛行体100のフィーダリンクの帯域を共有する。
本実施形態の使用例を以下に示すが、以下の使用例は実施形態2以下で説明する全ての実施形態に共通である。
(1)基地局が設置されていない地域に新たに基地局を設置する場合、後述する通信管理装置110を搭載した大型飛行体100を上空に長期滞留させて、無線端末300から無線端末300の位置高度情報を含む通信に関する情報を3次元的に取得する。ここで3次元的に取得するとは、一般的に地上50m以上には地上セルラ方式による通信セルは構築しないところ、地上高50mを超える高度を飛行する無線端末300の通信機能を搭載するドローン、ヘリコプタ、飛行機も検知して、この検知した情報も参考に、基地局設計において、地上基地局だけではなく、HAPSによる地上セルラ方式による3次元セル(地上から一例として高度約1000mまで地上セルラ方式で通信可能な平面だけでなく鉛直方向にも通信カバレッジのあるセル)の構築も検討するためである。これにより、従来、地上基地局ではカバーできていなかった地上高約50m以上の上空であっても、大型飛行体100を携帯通信サービス提供のための携帯基地局として常時滞空させることにより、航空用無線を使わずとも地上セルラ方式による無線通信が可能となる。ドローン、ヘリコプタ、飛行機とのIoTを含むデータ通信のみならず、有人飛行であれば、乗員との通話が地上と同等に可能となりえる。また、ドローンであれば、複数のドローンの航空管制や飛行制御にも利用可能となる。
(2)大規模地震、津波、大規模土砂崩れ、大規模火山噴火などの広域にわたる大災害が発生して複数の基地局が運用不能な状態になった場合で早期復旧の目途が立たない場合には、早急に臨時基地局の設置が必要となる。この場合、被災者の多い地域など通信環境の回復がいち早く必要なエリアから優先して臨時基地局を設置することが好ましい。臨時基地局としては、衛星回線を基幹ネットワークとのアクセス回線に利用した携帯基地局を可搬できる車両や無線通信装置を備えた係留気球システムなどがある。また、運用可能な携帯基地局からの電波を中継してセルカバレッジを拡大するドローンやエントランス無線装置など各種の方法が考えられる。この場合に、大型飛行体100を被災地上空に長期滞留させて、無線端末300から通信に関する情報を取得すると共に、実際のユーザ間の通信にも利用する。また、上記のように大型飛行体100にはカメラ等を搭載することが可能であるため、そのカメラで撮影されたリアルタイムを含む画像に基づき、臨時基地局を設置することが可能であるか否か、又はどのようなエリア復旧ソリューションを選択するかなどの判断材料とすることが可能にとなる。例えばカメラ等での画像結果から道路が寸断されているなどの状況がいち早く把握できれば車両は通行できないため、通行可能で基地局が設置可能な別のエリアを探索したり、ドローンやエントランス無線による復旧ソリューションや大型飛行体100を主体とした復旧とするかなどいち早く判断したりすることが可能となる。また、図外のデータ処理装置にてカメラで撮影された画像を含む地理情報に無線端末300の位置情報等(無線端末300が通信可能な状態にある。位置情報等には取得した時間も含む)をマッピングすることにより、無線端末300の通信可否の分布状態、その時間的変化から被災状況を、リアルタイムを含む形式で把握することが可能であり、災害対策としても有効な情報になる。
(3)山岳事故又は海難事故等が発生した場合、大型飛行体100を上空に長期滞留又は周回等させて、遭難者が所有する通信可能な状態にある無線端末300から通信に関する情報及び位置情報等(時間情報含む)を取得する。滑落や雪崩などに遭遇した遭難者は、身動きがとれない可能性が高い(海難事故の場合も同様である)。この場合でも、無線端末300の電源が入っており通信可能な状態になってさえいれば、既存の地上の携帯基地局のエリアカバレッジの圏外であっても、大型飛行体100を上空に滞留させることにより、通信管理装置110は、遭難者が所有する無線端末300からの通信に関する情報や位置情報等(時間情報含む)を受信することにより、遭難者を発見することが可能になる。また、大型飛行体100に搭載されたカメラで撮影された画像、既存の航空写真、デジタルマップを含む地理情報に、無線端末300の位置情報等をマッピングすることが可能であり、遭難箇所の周囲の状況の把握が容易である。通信管理装置110が有する後述の通信部は通信範囲(一例として、半径約100km)が広いため、捜索ヘリコプタ等で遭難者を捜索する前に上記のマッピング等を行うことにより、捜索範囲を絞り込むことが可能であり、より早期に遭難者を救出することが可能になる。
次に、大型飛行体100に搭載される通信管理装置110の機能構成について説明する。図3は、実施形態1における通信管理装置110の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信管理装置110は、大型飛行体100に備えられる装置であって、制御部120と、機体制御部125とを備える。制御部120は、大型飛行体100に搭載されたコントロールリンクアンテナ140と、フィーダリンクアンテナ160と、サービスリンクアンテナ170とに接続されている。また、制御部120は、第1通信部121と、第2通信部122と、第4通信部123と、管理部124とを備える。また、機体制御部125は、大型飛行体100に搭載された衛星通信アンテナ180に接続されている。
第1通信部121は、コントロールリンクアンテナ140を介して、地上ゲートウェイ局400とコントロールリンク通信し、大型飛行体100の機体に関する情報を送受信する。ここで、コントロールリンクアンテナ140とは、大型飛行体100の機体に備えられるアンテナであって、地上ゲートウェイ局400との機体に関する情報の通信に使用されるアンテナである。また、コントロールリンク通信とは、地上ゲートウェイ局400と大型飛行体100との間においてなされる、大型飛行体100の制御に係る通信のことであり、大型飛行体100にとって、コントロールリンクアンテナ140を用いた通信になる。また、機体に関する情報とは、例えば、衛星から大型飛行体100に対して送信される機体の制御信号に基づいて大型飛行体100において制御された機体の制御結果を示す情報や、大型飛行体100から地上ゲートウェイ局400に送信される大型飛行体100または小型飛行体200の状態信号などである。また、機体の制御信号とは、機体の操縦制御を示す信号であり、状態信号とは、機体の飛行状態を示す信号であり、それぞれ空中の機体の現在座標、速度、進行方位、機体の傾斜レベルの他、機体の各部の状態や周囲の状況を検知するための各種のセンサによりセンシングされたセンシングデータなどが含まれる。
第2通信部122は、レーザー通信機能部150を用いて、小型飛行体200と通信し、小型飛行体200との間で小型飛行体200の通信に関する情報を送受信する。ここで、レーザー通信機能部150は、高周波数により広帯域において電波通信よりも高速かつ大容量の通信が可能なレーザー通信を送受信する機能部である。具体的には、小型飛行体200が無線端末300と通信しているデータを小型飛行体200から受信したり、地上ゲートウェイ局400から受信した小型飛行体200が管轄するサービスリンク通信のエリアにおける無線端末300に送信することとなるデータを小型飛行体200に送信したりする。また、第2通信部122は、レーザー通信機能部150を用いて、小型飛行体200と通信し、小型飛行体200との間で小型飛行体200の機体に関する情報を送受信することとしてもよい。例えば、小型飛行体200の機体に関する情報には、衛星から小型飛行体200に対して送信された機体の制御信号に基づいて小型飛行体200において制御された機体の制御結果を示す情報などが含まれる。なお、上述のとおり、機体の制御信号は、衛星から送信される構成を例示するが、これに限定されず、第2通信部122が、レーザー通信機能部150を用いて小型飛行体200に機体の制御信号を送信する構成としてもよい。
第4通信部123は、フィーダリンクアンテナ1600を介して、地上ゲートウェイ局400とフィーダリンク通信をしたり、サービスリンクアンテナ170を介して、無線端末300に対してサービスリンク通信を提供したりする。ここで、フィーダリンク通信とは、大型飛行体100の機体に備えられるフィーダリンクアンテナ160を用いて、地上ゲートウェイ局400との間で行われる通信のことである。また、サービスリンク通信とは、大型飛行体100に備えられたサービスリンクアンテナ170を用いて、無線端末300に対して複数の無線端末300同士の通信を提供する通信のことである。なお、実施形態1においては、図2に示すように、サービスリンク通信は大型飛行体100を中継する小型飛行体200により無線端末300に提供される構成を示すが、この場合にあっても、小型飛行体200に通信の障害が発生した場合などは、第4通信部123が無線端末300に直接サービスリンク通信することが可能である。また、第4通信部123は、衛星(不図示)からの指示に応じて、例えば、無線端末の分布状況または通信状況などの所定の条件に応じて、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを広げたり、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを他の基地局の通信エリアと重畳させたりする。
管理部124は、小型飛行体200により無線端末300に提供されるサービスリンク通信などを管理する。例えば、管理部124は、地上に設置されたサービスリンク通信を管理する運用管理制御装置(不図示)により割り当てられたサービスリンク通信の提供エリアに従って、第2通信部122を介して小型飛行体200により提供されるサービスリンク通信を管理する。
また、管理部124は、第2通信部122を介して、小型飛行体200から、小型飛行体200によるサービスリンク通信の障害、または、小型飛行体200の機体の障害が発生したことを示す情報を受信した場合には、障害が発生した小型飛行体200が管轄していたサービスリンクの通信エリアを、大型飛行体100が管理する他の小型飛行体200に分散して管轄させる。または、管理部124は、複数の小型飛行体200にサービスリンク通信エリアを再配分するまでの間、大型飛行体100自身が当該サービスリンク通信エリアの通信を管轄することとしてもよい。
機体制御部125は、衛星通信アンテナ180を介して衛星(不図示)から受信した機体の制御信号に従って、大型飛行体100の機体運動を制御する。例えば、機体制御部125は、機体の制御信号が示す座標や速度に従って、進行方向や飛行速度、飛行高度を制御する。ここで、衛星通信アンテナ180とは、大型飛行体100の機体に備えられるアンテナであって、衛星からの機体の制御信号を受信するアンテナである。
次に、小型飛行体200に搭載される通信制御装置210の機能構成について説明する。図4は、実施形態1における通信制御装置210の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、通信制御装置210は、制御部220を備え、制御部220は、小型飛行体200に搭載されたレーザー通信機能部230と、サービスリンクアンテナ240とに接続されている。また、制御部220は、第3通信部221と、第5通信部222と、管理部223とを備える。また、機体制御部224は、小型飛行体200に搭載された衛星通信アンテナ250に接続されている。
第3通信部221は、レーザー通信機能部230を用いて、大型飛行体100との間で小型飛行体200の通信管理に関する情報を送受信する。具体的には、小型飛行体200が第5通信部222により無線端末300と通信しているデータを大型飛行体100に送信したり、大型飛行体100が地上ゲートウェイ局400から受信した小型飛行体200が管轄するサービスリンク通信のエリアにおける無線端末300に送信することとなるデータを大型飛行体100から受信したりする。また、また、第3通信部221は、小型飛行体200の状態を示す状態信号を大型飛行体100に送信することとしてもよいし、大型飛行体100の第2通信部122から、大型飛行体100の機体に異常事態が発生したことを示す情報を受信することも可能である。なお、第3通信部221が機体の制御信号を大型飛行体100との間で送受信する場合には、レーザー通信機能部230と機体制御部224を接続するライン、もしくは、制御部220と機体制御部224を制御するラインが必要になる。
第5通信部222は、サービスリンクアンテナ240を介して、基地局中継機として複数の無線端末300同士の通信を提供する。例えば、第5通信部222は、無線端末300aから無線端末300bを宛先とする情報を受信し、受信した情報を無線端末300bに送信する。また、第5通信部222は、衛星(不図示)からの指示に応じて、例えば、無線端末の分布状況または通信状況などの所定の条件に応じて、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを広げたり、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを他の基地局の通信エリアと重畳させたりする。所定条件として、第5通信部222は、小型飛行体200が管轄するサービスリンク通信のエリア内の無線端末300の個数が所定数を超えたらサービスリンク通信のエリアを小さくする。一方、第5通信部222は、小型飛行体200が管轄するサービスリンク通信のエリア内の無線端末300の個数が所定数以下となった場合に、サービスリンク通信のエリアを大きくする。
管理部223は、第5通信部222により無線端末300に提供されるサービスリンク通信を管理する。例えば、管理部223は、無線端末300との間で通信された通信に関する情報に基づいて、自機が管轄するサービスリンク通信エリアにおける地上の無線端末300の数および位置を取得し、取得した無線端末300の数および位置を示す情報や、通信品質を示す情報などを、第3通信部221を介して、大型飛行体100に送信する。
機体制御部224は、衛星通信アンテナ250を介して衛星(不図示)から受信した機体の制御信号に従って、小型飛行体200の機体を制御する。例えば、機体制御部224は、機体の制御信号が示す座標や速度に従って、進行方向や飛行速度を制御する。ここで、衛星通信アンテナ180とは、小型飛行体200の機体に備えられるアンテナであって、衛星からの機体の制御信号を受信するアンテナである。
次に、実施形態1における無線端末300のデータの送受信の流れを説明する。図5は、実施形態1における無線端末300のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図の一例である。具体的には、図5は、図2に示した実施形態1の通信システム2における無線端末300aから無線端末300bに送信されるデータの流れを示す。図5に示すように、無線端末300aからデータが送信される(D1)。小型飛行体200がD1において送信されたデータを受信する(D2)。次に、D1においてデータを受信した小型飛行体200が大型飛行体100にデータを送信する(D2)。大型飛行体100は、無線端末300bにデータを送信する(D3)。
次に、実施形態1における無線端末300のデータの送受信を示す他の例について説明する。図6は、実施形態1におけるデータの送受信の他の例を説明するシーケンス図である。ここでは、地上ゲートウェイ局400を介してデータが送受信される例を示す。なお、図2においては地上ゲートウェイ局400b、大型飛行体100a、無線端末300eを図示していないが、図6においては説明の便宜上、地上ゲートウェイ局400b、大型飛行体100a、無線端末300eを用いて説明する。具体的には、図6は、図2に示した実施形態1の通信システム2における無線端末300aから図2においては図示しない無線端末300eに送信されるデータの流れを示す。また、無線端末300aは同様に図2においては図示しない大型飛行体100aのサービスリンク通信の管轄エリア内にあり、大型飛行体100aは、地上ゲートウェイ局400bの管轄にある状態を想定して説明する。
図6に示すように、無線端末300aは、小型飛行体200aにデータを送信する(D11)。小型飛行体200aは、D11で無線端末300aから受信したデータを大型飛行体100に送信する(D12)。大型飛行体100は、D12で受信したデータを地上ゲートウェイ局400aに送信する(D13)。地上ゲートウェイ局400aは、D13で受信したデータを地上ゲートウェイ局400bに送信する(D14)。地上ゲートウェイ局400bは、D14で受信したデータを大型飛行体100aに送信する(D15)。大型飛行体100aは、D15で受信したデータを無線端末300eに送信する(D16)。なお、D16においては、無線端末300eに提供されるサービスリンク通信の管轄が大型飛行体100aでなく、大型飛行体100aを中継するいずれかの小型飛行体200の管轄である場合には、大型飛行体100aから当該小型飛行体200にデータが送信され、小型飛行体200が無線端末300eにデータを送信することとなる。
次に、実施形態1における地上ゲートウェイ局400と大型飛行体100と小型飛行体200の通信動作の流れを説明する。図8は、実施形態1における地上ゲートウェイ局400と大型飛行体100と小型飛行体200の通信動作の流れを示すシーケンス図である。
大型飛行体100は、衛星から大型飛行体100の機体の制御信号を受信する(ステップS1)。大型飛行体100は、ステップS1において受信した機体の制御信号に従って機体を制御する(ステップS2)。小型飛行体200は、衛星から小型飛行体200の体の制御信号を受信する(ステップS3)。小型飛行体200は、ステップS3において衛星から受信した機体の制御信号に従って、機体を制御する(ステップS4)。小型飛行体200は、小型飛行体200の状態信号を大型飛行体100に送信する(ステップS5)。大型飛行体100は、大型飛行体100の状態信号と、小型飛行体200の状態信号を地上ゲートウェイ局400に送信する(ステップS6)。
このように、実施形態1の小型飛行体200によれば、基地局としての機能を有する大型飛行体100から受信する制御信号に従って、基地局中継機として無線端末300にサービスリンク通信を提供するので、小型飛行体200に備えられるペイロードを大型飛行体100よりも小さい軽量のものとしつつ、通信トラフィック性能を向上することができる。また、小型飛行体200は、大型飛行体100と比較して小型であることから宇宙に打ち上げやすいので、大型飛行体100よりも運用しやすい。また、小型飛行体200は、大型飛行体100よりも機体が小さいことに加え、搭載する機能も少ないため製造コストを大幅に削減することができる。
(実施形態2)
上記実施形態1において、大型飛行体100に小型飛行体200のフィーダリンクを集約する構成としたが、この場合、大型飛行体100および小型飛行体200を含む複数の飛行体のフィーダリンク通信が停滞し、円滑かつ効率的な通信提供に支障を来す事態が懸念される場合がある。そこで、以下に詳述する実施形態2~4および他の実施形態において、さらに、円滑かつ効率的な通信提供を可能とする構成を例示する。図7は、本発明の実施形態2に係る通信システム3の構成を示すシステム図である。図7に示す通信システム3は、大型飛行体500aおよび大型飛行体500bと、小型飛行体600a~小型飛行体600dと、無線端末300a~無線端末300dと、地上ゲートウェイ局400と、地上基地局410と、を含む(以下、特に明示する場合を除き、大型飛行体500aおよび500bを大型飛行体500と総称し、小型飛行体600a~小型飛行体600dを小型飛行体600と総称し、無線端末300a~無線端末300dを無線端末300と総称する。)。特に、図7においては、実施形態1の説明で図2において型飛行体100と小型飛行体200とを並列関係の配置に図示したと同様には図示していないが、これは、図面を見やすくするためのものであり、大型飛行体500も無線端末300と通信する。また、大型飛行体500は、地上ゲートウェイ局400と地上基地局410と小型飛行体600と無線端末300との間で双方向通信し、大型飛行体500および小型飛行体600は、無線端末300に、複数の無線端末300同士での通信を可能とする通信を提供する。大型飛行体500は、小型飛行体600を無線端末300に提供する通信の中継機として、機体の制御や通信の制御を管理する。また、大型飛行体500は、本発明における第一の航空体を、小型飛行体600は、本発明における第二の航空体に相当し、地上ゲートウェイ局400は、本発明における基地局装置に相当する。なお、地上ゲートウェイ局400は地上基地局としての機能も有する。
図8は、実施形態2における通信管理装置510の機能構成を示すブロック図である。図8に示すように、通信管理装置510は、大型飛行体500に備えられる装置であって、制御部520を備え、制御部520は、大型飛行体500に搭載されたコントロールリンクアンテナ140と、レーザー通信機能部150と、フィーダリンクアンテナ160と、サービスリンクアンテナ170とに接続されている。また、制御部520は、第1通信部121と、第2通信部522と、第4通信部523と、管理部524とを備える。また、機体制御部125は、大型飛行体500に搭載された衛星通信アンテナ180に接続されている。なお、実施形態1と同様の機能および構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第2通信部522は、レーザー通信機能部150を用いて、他の大型飛行体500や、小型飛行体200と通信し、小型飛行体200との間で小型飛行体200の機体に関する情報および通信管理に関する情報を送受信する。第2通信部522は、例えば、小型飛行体200の機体に関する情報として、小型飛行体200に小型飛行体200に対する機体の制御信号を送信し、小型飛行体200から小型飛行体200の状態信号を受信する。
また、第2通信部522は、他の大型飛行体500と所定間隔でレーザー通信機能部150を介して通信する。具体的には、第2通信部522は、所定間隔で送信する信号に対する他の大型飛行体500からの応答を受信する。第2通信部522は、他の大型飛行体500から当該応答を所定時間以上受信しなかった場合、他の大型飛行体500に異常が発生したと判定し、大型飛行体500の異常を検知する。また、第2通信部522は、他の大型飛行体500に異常が発生した場合に、管理部524からの指示に応じて、異常が発生した大型飛行体500が管理していた小型飛行体600に対して、自機が管理元として小型飛行体600を管理する通知を送信してもよい。または、第2通信部522は、異常が発生した大型飛行体500が管理していた小型飛行体600から管理依頼を受信することとしてもよい。ここで、管理依頼とは、小型飛行体600の管理元として小型飛行体600を管理する依頼である。
第4通信部523は、フィーダリンクアンテナ160を介して、地上の基地局(不図示)とフィーダリンク通信をしたり、サービスリンクアンテナ170を介して、無線端末300の基地局として複数の無線端末300にサービスリンク通信を提供したりする。フィーダリンク通信については、実施形態1と同様であるが、サービスリンク通信については、図8に示すように、2機ある大型飛行体500のうち、大型飛行体500aが地上基地局としての機能を有する地上ゲートウェイ局400からアップリンク通信専用の通信を行い、大型飛行体500bが地上基地局410にダウンリンク通信専用の通信を行う。この場合、大型飛行体500bの第4通信部523が、図8における破線が示すアップリンク通信により無線端末300から情報を受信し、受信した情報を大型飛行体500aに送信する。大型飛行体500aの第4通信部523は、図8における実線が示すように、大型飛行体500bから受信した情報を出力先となる無線端末300に送信する。また、第4通信部523は、衛星(不図示)からの指示に応じて、例えば、無線端末の分布状況または通信状況などの所定の条件に応じて、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを広げたり、基地局として無線端末300に提供する通信エリアを他の基地局の通信エリアと重畳させたりする。
また、第4通信部523は、アップリンク通信専用、または、ダウンリンク通信専用として定められていた場合であっても、ダウンリンク通信専用の大型飛行体500a、または、アップリンク通信専用の大型飛行体500bのいずれかが故障した場合には、実施形態1に示したと同様に、1機でアップリンク通信およびダウンリンク通信の双方向通信に切り替えて通信することも可能である。また、第4通信部523は、小型飛行体600から受信した小型飛行体600が無線端末300との間で通信された通信に関する情報に基づいて、アップリンク通信の容量とダウンリンク通信の容量とを変更させてもよい。例えば、第4通信部523は、実測リアルタイム制御や、予測制御などにより取得される通信トラフィック量に応じて、アップリンク通信の容量とダウンリンク通信の容量とを変更させることができる。具体的には、第4通信部523は、フィーダリンク通信として使用可能な容量を100とした場合に、アップリンク通信に60を割り当て、ダウンリンク通信に40を割り当てるというように、容量を変更してもよい。また、大型飛行体500aと大型飛行体500bとで、総計として比率を変更してもよく、大型飛行体500aは、アップリンク100、大型飛行体500bは、アップリンク20、ダウンリンク80というような構成としてもよい。
管理部524は、管理部124の機能に加えて、第2通信部522により他の大型飛行体500の通信の異常が検知された場合に、異常が発生した大型飛行体500により管理されていた小型飛行体600を探索し、当該小型飛行体600に自機が小型飛行体600を管理する通知を、第2通信部522を介して送信する。
次に、実施形態2における無線端末300のデータの送受信の流れを説明する。図9は、実施形態2における無線端末300のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図である。具体的には、図9は、図7に示した実施形態2の通信システム3における無線端末300cから無線端末300bに送信されるデータの流れを示す。図9に示すように、無線端末300aから小型飛行体600cにデータが送信される(D31)。小型飛行体600cは、小型飛行体600cの通信を中継する大型飛行体500bにD1において受信したデータを送信する(D32)。大型飛行体500bは、データの受信先となる無線端末300bの中継元となる大型飛行体500aにD32において受信したデータを送信する(D33)。大型飛行体500aは、データの受信先となる無線端末300bのサービスリンク通信のエリアを管轄する小型飛行体600bにD33において受信したデータを送信する(D34)。小型飛行体600bは、D34において大型飛行体500aから受信したデータを無線端末300bに送信する(D35)。
次に、実施形態1における無線端末300のデータの送受信を示す他の例について説明する。図10は、実施形態1におけるデータの送受信の他の例1を説明するシーケンス図である。ここでは、地上基地局410および地上ゲートウェイ局400を介してデータが送受信される例を示す。具体的には、図11は、図8に示した実施形態2の通信システム3における無線端末300cから無線端末300aに送信されるデータの流れを示す。図11に示すように、無線端末300cは、小型飛行体600cにデータを送信する(D41)。小型飛行体600cは、D41で無線端末300cから受信したデータを大型飛行体500bに送信する(D42)。大型飛行体500bは、D42で受信したデータを地上基地局410に送信する(D43)。地上基地局410は、D43で受信したデータを地上ゲートウェイ局400に送信する(D44)。大型飛行体500aは、D44で受信したデータを無線端末300aに送信する(D45)。
次に、実施形態2における、異常が発生している大型飛行体500を検知した大型飛行体500による小型飛行体600の救済処理の流れを説明する。図11は、実施形態2における大型飛行体500による小型飛行体600の管理編成処理の流れを示すフローチャートである。なお、図11に示すフローチャートにおいて、大型飛行体500bに異常が発生した場合を例に説明する。
大型飛行体500aは、他の大型飛行体500bの異常を検知する(ステップS11)。例えば、大型飛行体500aは、他の大型飛行体500bと所定間隔でレーザー通信機能部150を介して通信するところ、所定時間以上通信不能となった場合、大型飛行体500bに異常が発生したと判定し、異常を検知する。大型飛行体500aは、ステップS11において異常を検知した大型飛行体500bにより管理されていた小型飛行体600cを探索する(ステップS12)。大型飛行体500は、ステップS12において探索した小型飛行体600cに対して、大型飛行体500bの異常発生により大型飛行体500aが小型飛行体600cを管理する通知を送信する(ステップS13)。ここで、大型飛行体500bは、地上ゲートウェイ局400にも併せて当該通知を送信する。
大型飛行体500aは、これまでに管理していた小型飛行体600aおよび小型飛行体600bに加えて、新たに管理対象となる小型飛行体600cを管理する(ステップS14)。なお、異常が発生した大型飛行体500bは、機体の制御を自律飛行モードに切り替えることで、外部からの制御信号に従わず危険回避することとする。ここで、自律飛行モードとは、第1通信部121に異常事態が発生した場合の制御として、あらかじめ大型飛行体500に設定された制御である。例えば、大型飛行体500の飛行高度を上昇する、安全空域に移動する、空港に帰還させる、地上に着地させる、海上に着水させるなどの制御が設定されていてもよい。
次に、大型飛行体500bに異常が発生した場合の、小型飛行体600の救済処理の他の例を示す。図12は、実施形態2における大型飛行体500による小型飛行体600からの管理依頼受信処理の流れを示すフローチャートである。なお、図12に示すフローチャートにおいても図11に示したフローチャートと同様に、大型飛行体500bに異常が発生した場合を例に説明する。
大型飛行体500aは、異常が発生した大型飛行体500bに管理されていた小型飛行体600cから管理依頼を受信する(ステップS21)。大型飛行体500aは、承諾を示す情報を小型飛行体600cに送信する(ステップS22)。ここで、大型飛行体500aは、承諾を示す情報を小型飛行体600cに送信するとともに、地上ゲートウェイ局400にも送信する。大型飛行体500aは、これまでに管理していた小型飛行体600aおよび小型飛行体600bに加えて、新たに管理対象となる小型飛行体600cを管理する(ステップS23)。
次に、小型飛行体600に搭載される通信制御装置610の機能構成について説明する。図13は、実施形態2における通信制御装置610の機能構成を示すブロック図である。図13に示すように、通信制御装置610は、制御部620を備え、制御部620は、小型飛行体600に搭載されたレーザー通信機能部230と、サービスリンクアンテナ240とに接続されている。また、制御部620は、第3通信部621と、第5通信部622と、管理部223とを備える。機体制御部224は、小型飛行体600に搭載された衛星通信アンテナ250に接続されている。なお、実施形態1における小型飛行体200と同一の機能および構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3通信部621は、レーザー通信機能部230を用いて、大型飛行体100との間で小型飛行体200の機体に関する情報および通信管理に関する情報を送受信する。また、例えば、第3通信部621は、小型飛行体200の状態を示す状態信号や、第5通信部222により無線端末300との間で通信された通信に関する情報などを大型飛行体100に送信する。また、第3通信部621は、大型飛行体100の第2通信部122から、大型飛行体100の機体に異常事態が発生したことを示す情報を受信することも可能である。この場合、第3通信部621は、小型飛行体200の管理元として、異常事態が発生した大型飛行体100以外の近傍を飛行する大型飛行体100に自機の管理を要請してもよい。
第5通信部622は、通信制御装置610を搭載する小型飛行体600を管理する大型飛行体500の通信種別に応じて、サービスリンクアンテナ240を介して、基地局中継機として複数の無線端末300同士の通信を提供する。図7における破線に示すように、通信制御装置610が小型飛行体600cに搭載されている場合、小型飛行体600cはアップリンク通信専用の大型飛行体500bに管理されるので、第5通信部622は、無線端末300か送信された情報を受信し、大型飛行体500bに送信する。大型飛行体500bに送信された情報は、出力先となる無線端末300を管轄する小型飛行体600aまたは小型飛行体600bに送信されることとなる。図7における実線に示すように、第5通信部622が、小型飛行体600に搭載されている場合、大型飛行体500bに送信された情報を受信した小型飛行体600aまたは小型飛行体600bの第5通信部622は、出力先となる無線端末300に情報を送信する。なお、サービスリンクアンテナ240は、送信機または受信機のみの機能を有するより小型な構成とすることで、小型飛行体600のペイロードをより小型化することができる。一方、サービスリンクアンテナ240は、送信機および受信機の機能を有することとする場合、小型飛行体600を管理する大型飛行体500に障害が発生して通信ができなくなったような場合に、ダウンロードリンク通信およびアップロードリンク通信の双方向通信を行うことができる。
このように、複数の大型飛行体500を用いて、大型飛行体500aと大型飛行体500bそれぞれを、アップリンク通信専用、または、ダウンリンク通信専用と定めて通信を行うことで、小型飛行体200に備えられるペイロードを大型飛行体100よりも小さい軽量のものとしつつ、各通信の容量を実施形態1のように1機で双方向通信する場合と比較して、2倍の容量を確保することができ、通信速度を向上することができる。
(実施形態3)
図14は、本発明の実施形態3に係る通信システム4の構成を示すシステム図である。図14に示す通信システム4は、大型飛行体700aおよび大型飛行体700bと、小型飛行体800a~小型飛行体800dと、無線端末300a~無線端末300dと、地上基地局410a~地上基地局410dと、を含む(以下、特に明示する場合を除き、大型飛行体700aおよび700bを大型飛行体700と総称し、小型飛行体800a~小型飛行体800dを小型飛行体800と総称し、無線端末300a~無線端末300dを無線端末300と総称する。)。特に、実施形態3においては、実施形態1の説明で図2において型飛行体100と小型飛行体200とを並列関係の配置に図示したと同様には図示していないが、これは、図面を見やすくするためのものであり、大型飛行体700も無線端末300と通信する。また、大型飛行体700aは、大型飛行体700b、小型飛行体800aとの間で双方向通信し、地上基地局410aから片方向通信する。また、小型飛行体800aは、無線端末300に、複数の無線端末300同士での通信を可能とする通信を提供する。大型飛行体700は、小型飛行体800を無線端末300に提供する通信の中継機として、機体の制御や通信の制御を管理する。また、大型飛行体700bは、大型飛行体700a、小型飛行体800bとの間で双方向通信し、地上基地局410dに片方向通信する。また、小型飛行体800bは、無線端末300に、複数の無線端末300同士での通信を可能とする通信を提供する。また、大型飛行体700は、本発明における第一の飛行体を、小型飛行体800は、本発明における第二の飛行体に相当する。なお、地上基地局410a~地上基地局410dのうち、いずれか1つまたは複数は地上ゲートウェイ局400としての機能も有する。また、図14において、大型飛行体700aと、大型飛行体700bの2機を図示するが、いずれか1機であってもよい。なお、大型飛行体700も、小型飛行体800と別個に、小型飛行体800が管轄しない通信エリアにおける無線端末300に通信を提供する。また、地上基地局410は、本発明における基地局装置に相当する。
図15は、実施形態3における大型飛行体700に搭載される通信管理装置710の機能構成を示すブロック図である。図15に示すように、通信管理装置710は、制御部720を備え、制御部720は、大型飛行体700に搭載されたコントロールリンクアンテナ140と、レーザー通信機能部150と、フィーダリンクアンテナ160と、サービスリンクアンテナ170とに接続されている。また、制御部720は、第1通信部121と、第2通信部522と、第4通信部723と、機体制御部125と、管理部524とを備える。なお、実施形態1または実施形態2と同様の機能および構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第4通信部723は、フィーダリンクアンテナ160を介して、地上の基地局(不図示)とフィーダリンク通信をしたり、サービスリンクアンテナ170を介して、無線端末300に対してサービスリンク通信を提供したりする。フィーダリンク通信については、実施形態1と同様であるが、サービスリンク通信については、実施形態3において、大型飛行体700は、無線端末300に対して、アップリンク通信専用、または、ダウンリンク通信専用として通信する。例えば、図15に示すように、大型飛行体700aは、地上基地局410aから送信された情報をダウンリンク通信により無線端末300に出力する。また、大型飛行体700bは、無線端末300から送信された情報をアップリンク通信により受信し、地上基地局410dに送信する。なお、第4通信部723は、小型飛行体800による通信種別、すなわち、アップリンク通信専用であるか、または、ダウンリンク通信専用であるかにより、それと異なる通信種別により通信することとなる。
次に、小型飛行体800に搭載される通信制御装置810の機能構成について説明する。図16は、実施形態3における通信制御装置810の機能構成を示すブロック図である。図16に示すように、通信制御装置810は、制御部820を備え、制御部820は、小型飛行体800に搭載されたレーザー通信機能部230と、サービスリンクアンテナ240とに接続されている。また、制御部820は、第3通信部221と、第5通信部822と、機体制御部224と、管理部223とを備える。なお、実施形態1における小型飛行体200と同一の機能および構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第5通信部822は、通信制御装置810を搭載する小型飛行体800を管理する大型飛行体700の無線端末300に対する通信種別に応じて、サービスリンクアンテナ240を介して、基地局中継機として複数の無線端末300同士の通信を提供する。具体的には、第5通信部822は、小型飛行体800を管理する大型飛行体700の通信種別と異なる通信種別の通信を無線端末300に提供する。例えば、図14に示すように、通信制御装置810が小型飛行体800aに搭載されている場合、第5通信部822は、小型飛行体800aを管理する大型飛行体700aの無線端末300に対する通信種別であるダウンロードリンク通信と異なる通信種別であるアップロードリンク通信を行う。また、通信制御装置810が小型飛行体800bに搭載されている場合、第5通信部822は、小型飛行体800bを管理する大型飛行体700bの無線端末300に対する通信種別であるアップロードリンク通信と異なる通信種別であるダウンロードリンク通信を行う。なお、サービスリンクアンテナ240は、送信機または受信機のみの機能を有するより小型な構成とすることで、小型飛行体800のペイロードをより小型化することができる。一方、サービスリンクアンテナ240は、送信機および受信機の機能を有することとする場合、小型飛行体800を管理する大型飛行体700に障害が発生して通信ができなくなったような場合に、ダウンロードリンク通信およびアップロードリンク通信の双方向通信を行うことができる。
次に、実施形態3における無線端末300のデータの送受信の流れを説明する。図17は、実施形態3における無線端末300のデータの送受信の流れを説明するシーケンス図である。具体的には、図17は、図14に示した実施形態3の通信システム4における無線端末300bから無線端末300aに送信されるデータの流れを示す。図17に示すように、無線端末300bから大型飛行体700bにデータが送信される(D21)。大型飛行体700bがD21において受信したデータを地上基地局410dに送信する(D22)。地上基地局410dは、地上基地局410aにD22において受信したデータを送信する(D23)。地上基地局410aは、データの受信先となる無線端末aのサービスリンク通信のエリアを管轄する大型行体700aにD23において受信したデータを送信する(D24)。大型飛行体700aは、D24において受信したデータを無線端末300aに送信する(D25)。
このように、大型飛行体700を、アップリンク通信専用、または、ダウンリンク通信専用と定め、それと異なる通信種別が割り当てられた小型飛行体800によりアップリンク通信、または、ダウンリンク通信のいずれかの通信を行うことで、小型飛行体200に備えられるペイロードを大型飛行体100よりも小さい軽量のものとしつつ、各通信の容量を実施形態1のように1機で双方向通信する場合と比較して、2倍の容量を確保することができ、通信速度を向上することができる。
(実施形態4)
図18は、本発明の実施形態4に係る通信システム5の構成を示すシステム図である。図18に示す通信システム5、大型飛行体900と、小型飛行体1000a~小型飛行体1000cと、無線端末300a~無線端末300dと、地上基地局410d~地上基地局410fとを含む(以下、特に明示する場合を除き、小型飛行体1000a~小型飛行体1000cを小型飛行体1000と総称し、無線端末300a~無線端末300dを無線端末300と総称し、地上基地局410d~地上基地局410fを地上基地局410と総称する。)。特に、実施形態4においては、実施形態1の説明で図2において型飛行体100と小型飛行体200とを並列関係の配置に図示したと同様には図示していないが、これは、図面を見やすくするためのものであり、大型飛行体900も無線端末300と通信する。また、大型飛行体900は、地上基地局410d~地上基地局410fと双方向または片方向に通信する。ここで、地上基地局410d~地上基地局410fは、異なる種類または異なる通信提供事業者の地上ゲートウェイ局である。大型飛行体900は、実施形態1~実施形態3に示した大型飛行体100、大型飛行体500、大型飛行体700のいずれかである。大型飛行体900は、空間分割多重方式や、時分割多重化などにより複数の種類の地上基地局410と通信する。なお、大型飛行体900も、小型飛行体1000と別個に、小型飛行体1000が管轄しない通信エリアにおける無線端末300に通信を提供する。
このように、大型飛行体900に複数の種類の地上ゲートウェイ局との通信機能を備えることにより、航空における飛行体の物理的なトラフィック量を軽減しつつ、通信トラフィック性能を向上することができる。
(他の実施形態)
他の実施形態として、大型飛行体100、大型飛行体500、大型飛行体700、大型飛行体900と、小型飛行体200、小型飛行体600、小型飛行体800、小型飛行体1000(以下、大型飛行体100、大型飛行体500、大型飛行体700、大型飛行体900を大型飛行体100と総称し、小型飛行体200、小型飛行体600、小型飛行体800、小型飛行体1000を小型飛行体200と総称する。)との間を中継する中型飛行体(不図示)を含む通信システムとしてもよい。ここで、中型飛行体は、大型飛行体100により小型飛行体200と同様に管理される機体であり、本発明における第三の飛行体に相当する。中型飛行体は、大型飛行体100と、小型飛行体200との間で光無線通信により双方向通信する。中型飛行体には、大型飛行体100および小型飛行体200との間で通信するフィーダリンク通信の機能と、大型飛行体100からの制御信号に従って機体を制御する機体制御機能とが少なくとも備えられている。中型飛行体は、フィーダリンク通信の機能により、大型飛行体100からの情報を小型飛行体200に送信するとともに、小型飛行体200からの情報を大型飛行体100に送信する。このように、中型飛行体に、大型飛行体100と小型飛行体200とを中継させることで、地理的に無線端末300の分布が少ないエリアへの通信であっても、当該エリア専用の基地局を新たに設けることなくサービスリンク通信を無線端末300に提供することが可能となる。
また、他の例として、大型飛行体100が備えるコントロールリンク通信の機能が搭載された通信衛星(不図示)を衛星基地局とすることもできる。この場合、通信衛星から大型飛行体100に、小型飛行体200に対する制御信号が送信されることとなる。小型飛行体200は、大型飛行体100を中継して通信衛星との間で、光無線装置を用いて機体の制御信号や、飛行の状態信号を送受信する。これにより、小型飛行体200から衛星通信モジュールを省くことができるので、さらに小型飛行体200を軽量化するとともに、飛行性能を改善することができる。
このように、実施形態1~実施形態4における通信システム2、通信システム3、通信システム4、通信システム5によれば、小型飛行体200、小型飛行体600、小型飛行体800、小型飛行体1000により、基地局としての機能を有する大型飛行体100、大型飛行体500、大型飛行体700、大型飛行体900から受信する制御信号に従って、基地局中継機として無線端末300にサービスリンク通信が提供される構成とするので、小型飛行体200、小型飛行体600、小型飛行体800、小型飛行体1000に備えられるペイロードを大型飛行体100よりも小さい軽量のものとしつつ、通信トラフィック性能を向上することができる。
1、2、3、4、5 通信システム
100、500、700、900 大型飛行体
110 通信管理装置
120 制御部
121 第1通信部
122 第2通信部
123 第3通信部
124 機体制御部
125 管理部
130 記憶部
140 コントロールリンクアンテナ
150 フィーダリンクアンテナ
160 サービスリンクアンテナ
200、600、800、1000 小型飛行体
210 通信制御装置
220 制御部
221 第3通信部
222 第5通信部
223 機体制御部
224 管理部
300 無線端末
400 地上ゲートウェイ局
410 地上基地局

Claims (12)

  1. 第一の飛行体と、第二の飛行体と、コアネットワークに接続され、前記第一の飛行体及び前記第二の飛行体を基地局として機能させるための無線通信を提供する地上ゲートウェイ局とを備えた通信システムであって、
    前記第一の飛行体は、
    前記地上ゲートウェイ局との間の無線通信であるフィーダリンク通信を行い、複数の無線端末同士の通信であるサービスリンク通信を、前記基地局として提供する第4通信部と、
    前記第二の飛行体との間で無線通信する第2通信部と、
    前記サービスリンク通信を、前記基地局として提供する第5通信部と、を備え、
    前記第二の飛行体は、
    前記第一の飛行体よりもペイロードが小さく、
    前記第一の飛行体と無線通信する第3通信部を備え、
    前記第二の飛行体は、前記地上ゲートウェイ局との間で直接通信せず、前記第3通信部による前記第一の飛行体との無線通信を介して、前記地上ゲートウェイ局と通信
    前記通信システムは、
    前記無線端末からアップリンク通信で情報を受信するアップリンク用第一の飛行体と、前記無線端末にダウンリンク通信で情報を送信するダウンリンク用第一の飛行体とを含み、前記第二の飛行体と前記無線端末との間のトラフィック容量に応じて、アップリンク通信の容量とダウンリンク通信の容量とを変更させる、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第4通信部または前記第5通信部の少なくともいずれかは、前記基地局として提供する通信エリアを所定の条件に応じて広げる、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  3. 前記第4通信部または前記第5通信部の少なくともいずれかは、前記無線端末の分布状況または通信状況に応じて、前記基地局として提供する通信エリアを広げる、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  4. 前記第4通信部または前記第5通信部の少なくともいずれかは、所定の条件に応じて、前記基地局として提供する通信エリアを、他の基地局が提供する通信エリアと重畳させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  5. 前記第4通信部または前記第5通信部の少なくともいずれかは、前記無線端末の分布状況または通信状況に応じて、前記基地局として提供する通信エリアを、他の基地局が提供する通信エリアと重畳させる、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  6. 前記第4通信部は、前記無線端末からアップリンク通信により情報を受信するか、前記無線端末にダウンリンク通信により情報を送信するかのいずれかであって、
    前記第5通信部は、
    前記第4通信部が前記無線端末からアップリンク通信により情報を受信する場合は、前記第4通信部から受信した前記情報を前記無線端末にダウンリンク通信により送信し、
    前記第4通信部が前記無線端末にダウンリンク通信により情報を送信する場合は、前記無線端末からアップリンク通信により情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  7. 前記第一の飛行体は、
    前記地上ゲートウェイ局から、前記第一の飛行体および前記第二の飛行体に対する制御信号を受信する第1通信部をさらに備え、
    前記第2通信部は、前記第1通信部が受信した前記第二の飛行体に対する制御信号を、前記第二の飛行体に送信する、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の通信システム。
  8. 前記第1通信部は、複数の地上ゲートウェイ局との間の通信を実行する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  9. 前記第3通信部は、前記第二の飛行体の状態を示す状態信号を、前記第一の飛行体に送信し、
    前記第1通信部は、受信した前記状態信号を、前記地上ゲートウェイ局に送信する、
    ことを特徴とする請求項またはに記載の通信システム。
  10. 前記通信システムは、第三の飛行体をさらに含み、
    前記第1通信部は、前記地上ゲートウェイ局から、前記第三の飛行体に対する制御信号をさらに受信し、
    前記第2通信部は、前記第三の飛行体に対する制御信号、または前記第三の飛行体の状態を示す状態信号を、前記第3通信部を介して、前記第三の飛行体との間で送受信する、
    ことを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の通信システム。
  11. 前記第2通信部は、前記第二の飛行体または前記第三の飛行体との間で、光通信を用いて通信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記第3通信部は、前記第一の飛行体との通信に異常が発生した場合に、近傍を飛行する他の第一の飛行体に備えられた前記第2通信部に、前記第一の飛行体の状態を示す状態信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
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