JP7384742B2 - 水中測量方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水中測量方法に関し、さらに詳しくは、水中の測量対象体の目的範囲の3次元モデルを効率的に生成できる水中測量方法に関するものである。
トンネルの内壁などを測量する方法として、撮影装置により測量対象体の目的範囲の表面を撮影して複数の画像データを取得し、その複数の画像データに基づいた画像処理により測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成する測量が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数の画像データから3次元モデルを生成する画像処理(SfM処理)には、隣り合う画像データどうしが重複範囲を有し、その重複範囲に隣り合う画像データどうしの相対的な位置関係を特定するための特徴点(タイポイント)が所定数以上存在することが必要となる。
陸上では測量対象体を遠距離から撮影しても広範囲の鮮明な画像データを取得できるため、隣り合う画像データどうしのラップ率(重複範囲の割合)の不足や重複範囲における特徴点の数の不足は生じ難い。一方、水の濁り等の影響を受ける水中における測量では、鮮明な画像データを取得するために、測量対象体の目的範囲の表面を近距離から撮影する必要があり、画像データの1枚毎の撮影範囲が狭くなる。これに伴い、測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成するには多数の画像データが必要となるため、撮影と画像処理に多大な作業工数を要する。さらに、撮影範囲が狭くなることで、隣り合う画像データどうしのラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足が発生し易くなる。このような問題が生じた場合は、目的とする3次元モデルを生成できないため、改めて撮影および画像処理を行わなければならない。これに伴い、作業工数が益々増加するため、作業効率を向上するには改善の余地がある。
特開2017-194277号公報
本発明の目的は水中の測量対象体の目的範囲の3次元モデルを効率的に生成できる水中測量方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の水中測量方法は、水中撮影装置により水中の測量対象体の目的範囲の表面を細分化して撮影し、隣り合うどうしが重複範囲を有する多数の画像データを取得する撮影工程と、前記多数の画像データに基づいた画像処理により、前記測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成する画像処理工程とを有する水中測量方法において、前記測量対象体の目的範囲の表面に多数の指標を分布させて配置する指標配置工程を有し、前記撮影工程では、前記多数の指標が分布している前記測量対象体の目的範囲の表面を細分化して撮影し、前記画像処理工程では、前記測量対象体の目的範囲の表面を前記多数の指標を基準にして複数に区画した区画エリア毎に3次元モデルを、隣り合う前記区画エリアどうしが共通する前記指標を有する条件で生成し、生成したそれぞれの前記3次元モデルを、隣り合う前記区画エリアどうしの前記共通する指標を利用して結合させることで前記測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成することを特徴とする。
本発明によれば、水中の測量対象体の目的範囲の表面に多数の指標を分布させて配置し、多数の指標が分布している測量対象体の目的範囲の表面を細分化して撮影する。そして、測量対象体の目的範囲の表面を多数の指標を基準にして複数に区画した区画エリア毎に3次元モデルを生成する。これにより、隣り合う画像データどうしのラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足に起因して、目的とする3次元モデルを生成できない場合には、改めて撮影および画像処理を行う範囲をその原因が生じた区画エリアに限定できる。それ故、改めて行う作業工数や作業時間を少なくするには有利になる。さらに、区画エリア毎の3次元モデルを、隣り合う区画エリアどうしが共通する指標を有する条件で生成することで、共通する指標を利用して隣り合う区画エリアの3次元モデルどうしの相対的な位置関係を特定し易くなる。これに伴い、区画エリア毎の3次元モデルどうしを効率的に精度よく結合できる。その結果、水中の測量対象体の目的範囲の3次元モデルを非常に効率的に生成できる。
測量対象体の目的範囲の測量を行っている状況を平面視で例示する説明図である。 図1のA矢視図である。 図1の水中撮影装置で取得した多数の画像データを例示する説明図である。 区画エリア毎に生成した3次元モデルを模式的に例示する説明図である。 測量対象体の目的範囲の3次元モデルを模式的に例示する説明図である。 水中の測量対象体の目的範囲の表面の複数箇所に上下方向に延在する区画部材と横方向に延在する区画部材とを配列した状態を正面視で例示する説明図である。
以下、本発明の水中測量方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。図中のX方向は水平方向における測量対象体10の目的範囲の延在方向(横方向)を示し、Y方向は水平方向においてX方向と直交する測量対象体10の奥行方向を示し、Z方向は上下方向を示している。
本発明では、指標配置工程、撮影工程および画像処理工程を行うことにより、図5に例示するような水中の測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを生成する。図1および図2に例示するように、この実施形態では、測量対象体10の目的範囲Pが、岸壁における水中の壁面である場合を例示する。測量対象体10の目的範囲Pとしては他にも、防波堤やケーソン、マウンドなどの水中の壁面や法面、水底面などが例示できる。
指標配置工程では、水中の測量対象体10の目的範囲Pの表面に多数の指標Fを分布させて配置する。指標Fは測量を行う際の基準点(標定点)として設定可能な目印であり、例えば、記号や数字、目盛りなどで構成できる。
この実施形態では、測量対象体10の目的範囲Pの表面の上端から下端までZ方向に延在する計4本の棒状の区画部材1(1a~1d)を、測量対象体10の目的範囲Pの表面の4ヶ所に互いにX方向に離間させて配列している。それぞれの区画部材1は、水上に配置された1つの指標Fと、水中にZ方向に互いに間隔をあけて配置された3つの指標Fとを有している。
区画部材1は、水上から水底Gに向かって差し込むようにして立設し、水上に突出した区画部材1の上部を測量対象体10(岸壁)の上に設置した固定具に固定することで、測量対象体10に対して簡易に固定できる。図面では区画部材1を太く誇張して図示しているが、区画部材1は実際にはより細く、区画部材1によって覆われる測量対象体10の表面積は小さい。
測量対象体10の目的範囲Pに配置する指標Fの数や配置は、測量対象体10の目的範囲の広さや形状などに応じて適宜決定できる。好ましくは、図2に例示するように、Z方向に1m~5m程度の間隔をあけて直線上に配置した複数の指標Fの列を、X方向に10m~30m程度の間隔をあけて複数ヶ所に配列するとよい。
次いで、測位手段2により、それぞれの指標Fを測位し、それぞれの指標Fの3次元座標を設定する。測位手段2としては、例えば、全地球測位システム情報(GNSS)を取得するGNSS受信装置やトータルステーションなどを使用する。それぞれの指標Fの3次元座標は、全地球測位システム情報に基づいた絶対座標で設定することもできるし、1つの指標Fを3次元座標の原点として設定して、その原点に対する相対座標で設定することもできる。
この実施形態では、それぞれの区画部材1の水上に配置している指標Fを測位手段2によって測位し、予め把握している水上の指標Fと水中の指標Fとの相対的な位置関係に基づいて、水中のそれぞれの指標Fの3次元座標を設定している。
次いで、図3に例示するように、撮影工程では、水中撮影装置3により、多数の指標Fが分布している測量対象体10の目的範囲Pの表面を細分化して撮影し、隣り合うどうしが重複範囲を有する多数の画像データD(D1、D2、D3、D4、・・・Dn)を取得する。水中撮影装置3による撮影は、動画撮影を行ってもよいし、連続的な静止画撮影を行ってもよい。水中撮影装置3としては、例えば、デジタルカメラを備えた水中ドローンや水中ロボットなどを使用する。水中撮影装置3による撮影作業は、水上の作業者が水中撮影装置3を遠隔操作して行うこともできるし、水中撮影装置3の自動制御によって行うこともできる。例えば、水中撮影装置3として水中カメラを使用して潜水士が撮影作業を行うこともできる。
水中の照度が低い場合には、照明機器により、水中撮影装置3の撮影範囲を一定の照度に調整した状態で撮影することもできる。水中撮影装置3として例えば、暗所でも撮影可能な赤外線暗視カメラや低照度カメラ(高感度カメラ)等を採用することもできる。
画像データDの1枚毎の撮影範囲の面積や、隣り合う画像データDどうしのラップ率、取得する画像データDの数などは、測量対象体10の目的範囲Pの広さや水の濁り具合などに応じて適宜決定できる。画像データDの1枚毎の撮影範囲の面積は例えば、1m~3m程度にする。隣り合う画像データDどうしのラップ率は例えば、60%以上、より好ましくは80%以上にするとよい。100m当たり、例えば1000~3000枚程度の画像データを取得することになる。撮影工程で取得した多数の画像データDはコンピュータ等で構成される演算装置4に入力する。
次いで、図4に例示するように、画像処理工程では、演算装置4を使用して、撮影工程で取得した多数の画像データDに基づいた画像処理により、測量対象体10の目的範囲Pの表面を多数の指標Fを基準にして複数に区画した区画エリアp(p1~p5)毎に3次元モデルm(m1~m5)を、隣り合う区画エリアpどうしが共通する指標Fを有する条件で生成する。多数の画像データDに基づいて区画エリアp毎の3次元モデルmを生成する画像処理は公知のSfM(Structure from Motion)系のソフトウェアを用いることで実行できる。
前述した画像処理(SfM処理)では、多数の画像データDを解析して、それぞれの画像データDの撮影位置(3次元座標)および撮影方向(撮影姿勢)を推定するとともに、それぞれの画像データDに存在している特徴点(例えば、測量対象体10の目的範囲Pの表面に存在する凹凸や傷、付着物等)を検出して、それぞれの特徴点の3次元座標を推定する。そして、隣り合う画像データDどうしに共通して存在する特徴点を利用して、画像データDどうしのマッチングを行い、多視点画像計測による点群生成を行うことで、区画エリアp毎の3次元モデルmを生成する。
図2および図4に例示するように、この実施形態では、測量対象体10の目的範囲Pの表面を4本の区画部材1a~1d上の指標Fを基準にして区画した5つの区画エリアp1~p5に区画し、それぞれの区画エリアp1~p5毎に3次元モデルm1~m5を生成している。それぞれの区画エリアpは、隣り合う区画エリアpどうしが共通する区画部材1上の3つの指標Fを有する条件で設定している。つまり、隣り合う区画エリアpどうしは共通する指標Fが存在する重複領域を有している。
測量対象体10の目的範囲Pを区画する数(区画エリアpの数)や区画エリアpの広さ等は、測量対象体10の目的範囲Pの広さや形状などに応じて適宜決定できるが、それぞれの区画エリアpの面積は、例えば、10m~150m程度に設定する。区画エリアpは、指標配置工程における指標Fの配列を調整することで、所望の範囲に設定することが可能である。
水の濁り等の影響を受ける水中における撮影作業では、画像データDの1枚毎の撮影範囲が狭くなるため、多数の画像データDを取得する必要がある。また、水中撮影装置3は、波動や潮流などの影響を受けるため、安定して撮影することが難しい。そのため、隣り合う画像データどうしのラップ率にバラツキが比較的生じ易い。
それ故、区画エリアp毎の3次元モデルmを生成する過程で、隣り合う画像データDどうしのラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足に起因して、生成した区画エリアpの3次元モデルmに欠陥箇所Eが生じる場合や、目的とする3次元モデルmを生成できない場合がある。そのような場合には、欠陥箇所Eが生じた区画エリアpや生成できなかった区画エリアpの撮影および画像処理を改めて行う。この際、1回目の撮影条件よりも画像データDどうしのラップ率を高めて撮影し直すとよい。そして、改めて取得した多数の画像データに基づいた画像処理により、不具合が生じた区画エリアpの3次元モデルmを改めて生成する。即ち、図4に例示するように、区画エリアp3の3次元モデルm3に欠陥箇所Eが生じた場合には、区画エリアp3の撮影を再度行い、改めて取得した多数の画像データDに基づいて再度画像処理を行い、区画エリアp3の3次元モデルm3を改めて生成する。
画像処理工程では、次に、演算装置4により、生成したそれぞれの区画エリアp毎の3次元モデルmを、隣り合う区画エリアpどうしの共通する指標Fを利用して結合させることで、図5に例示するような測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを生成する。この区画エリアpの3次元モデルmどうしを結合する画像処理は、公知のSfM系のソフトウェアを用いて実行できる。以上の作業により、本発明の水中測量方法は完了する。
このように、本発明では、測量対象体10の目的範囲Pの表面に多数の指標Fを分布させて配置し、測量対象体10の目的範囲Pの表面を多数の指標Fを基準にして複数に区画した区画エリアp毎に3次元モデルmを生成する。これにより、隣り合う画像データDどうしのラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足に起因して、生成した3次元モデルmに欠陥箇所Eが生じた場合や目的とする3次元モデルmを生成できない場合には、改めて撮影および画像処理を行う範囲をその原因が生じた区画エリアpに限定できる。それ故、改めて行う作業工数や作業時間を少なくするには有利になる。
水中における撮影は、波動や潮流などの影響によって良好な画像データDを取得できないリスクがあり、陸上における撮影に比して、隣り合う画像データDのラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足が生じ易い。また、3次元モデルを生成する画像処理を進めてみなければ、目的とする3次元モデルを正常に生成できるか否かはわからない。そのため、3次元モデルを正常に生成できなかった場合に、その原因が生じたエリアを早期に把握でき、改めて行う作業工数や作業時間を少なくできることは当業者にとって非常に大きなメリットである。
さらに、区画エリアp毎の3次元モデルmを、隣り合う区画エリアpどうしが共通する指標Fを有する条件で生成することで、共通する指標Fを利用して隣り合う区画エリアpの3次元モデルmどうしの相対的な位置関係を特定し易くなる。これに伴い、区画エリアp毎の3次元モデルmどうしを効率的に精度よく結合できる。その結果、水中の測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを非常に効率的に生成できる。
本発明では、さらに、測量対象体10の目的範囲Pの表面に分布させて配置した多数の指標Fは、多数の画像データDに基づいて3次元モデルmを生成する画像処理において、画像データDの撮影位置および撮影方向を推定する際の基準点(標定点)や、画像データDどうしをマッチングする際の特徴点としても利用できる。それ故、測量対象体10の目的範囲Pの表面に多数の指標Fを分布させて配置することで、測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを生成する画像処理の精度の向上を図ることができる。
さらに、本発明では、多数の指標Fが分布した状態の測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを生成できる。そのため、生成した3次元モデルMから測量対象体10の修繕が必要な箇所などを発見した場合に、その位置を指標Fとの相対的な位置関係から特定し易くなる。このように、本発明は、測量を行う水域の透明度が低い場合や測量対象体10の目的範囲が広い場合にも、水中の測量対象体10の測量を効率的に行えるので、当業者にとって非常に有益である。
この実施形態のように、複数の指標Fを有する棒状または紐状の区画部材1を、測量対象体10の目的範囲Pの表面の複数箇所に離間させて配列すると、多数の指標Fを少ない作業工数で効率的に配列できる。特に、測量対象体10の目的範囲Pの表面が壁面または法面である場合には、それぞれの区画部材1を測量対象体10の目的範囲Pの表面の上端から下端まで延在させて配列すると、多数の指標Fを簡易に効率的に配列できる。この実施形態では、棒状の区画部材1を使用する場合を例示したが、紐状の区画部材1を使用する場合にも下端部に錘をつけることで水中に安定して設置できる。
撮影工程における水中撮影装置3の撮影経路は特に限定されず適宜決定できるが、区画エリアp毎に画像データDを取得すると、区画エリアp内で取得した画像データDどうしのラップ率のバラツキを抑制し易くなり、隣り合う画像データDどうしのラップ率の不足が発生するリスクを低くするには有利になる。さらに、複数の水中撮影装置3を使用して、複数の区画エリアpの画像データDを並行して取得すると、各々の区画エリアpの撮影を終えた時点で、速やかに区画エリアp毎に3次元モデルmを生成する画像処理に移行できる。それ故、区画エリアp毎の3次元モデルmの生成に要する作業時間を短縮するには有利になる。
複数の区画エリアpの3次元モデルmを順次生成することもできるが、複数の区画エリアpの3次元モデルmを生成する作業を並行して行うと、ラップ率の不足や重複範囲における特徴点の数の不足の問題がある区画エリアpをより早期に把握できる。そして、問題がある区画エリアpの撮影と画像処理を早期にやり直しつつ、問題がない他の区画エリアpの画像処理は各々並行して進めることができる。それ故、区画エリアp毎の3次元モデルmを生成し終えるまでの所要時間を短縮するには有利になる。
本発明では、図6に例示する実施形態のように、多数の指標Fを基準にして測量対象体10の目的範囲の表面を格子状に区画することもできる。この実施形態では、図1~図5で例示した実施形態のZ方向に延在する4本の区画部材1a~1dに加えて、さらにX方向に延在する3本の棒状の区画部材1e~1gを配列している。
X方向に延在する区画部材1e~1gは、例えば、潜水作業で設置することができる。例えば、Z方向に延在配置する区画部材1a~1dとX方向に延在配置する区画部材1e~1gとを水上において予め連結しておき、その組み上げた状態の複数の区画部材1a~1gを水上から水中に設置することもできる。
この実施形態では、図2で例示した実施形態の区画エリアp2~p4をX方向に延在する区画部材1e~1g上に配置された指標Fを基準にしてそれぞれ上下の2つの区画エリアp2a~p4bに分割し、測量対象体10の目的範囲Pを計8つの区画エリアpに区画している。上下に隣り合う区画エリアpどうしは、それぞれX方向に延在する区画部材1e~1g上に配置された共通する指標Fを有している。
このように測量対象体10の目的範囲Pを格子状に区画すると、測量対象体10の目的範囲Pをより細分化して区画でき、それぞれの区画エリアpの面積を小さくできるので、ラップ率の不足や特徴点の数の不足が発生した場合の作業工数や作業時間を少なくするには益々有利になる。
なお、測量対象体10の目的範囲Pの表面が水中の法面(傾斜面)や水底面である場合にも上記で例示した実施形態と同様の方法で、測量対象体10の目的範囲Pの3次元モデルMを生成することが可能である。測量対象体10の目的範囲Pに配置する指標Fの数や配置、区画エリアpの数や配置、区画部材1のサイズや形状などは上記で例示した実施形態に限定されず、測量対象体10の目的範囲Pの広さや形状などに応じて適宜決定できる。
測量対象体10の目的範囲Pの表面に多数の指標Fを分布させて配置する方法も上記で例示した実施形態の方法に限定されない。例えば、測量対象体10の目的範囲Pの表面に指標Fを有するシート状や板状の部材を磁石や吸盤などを利用して貼り付けることもできる。また、例えば、ペンや塗料などで測量対象体10の目的範囲Pの表面に指標Fとなる目印を書くこともできる。
1(1a~1g) 区画部材
2 測位手段
3 水中撮影装置
4 演算装置
10 測量対象体
F 指標
P 測量対象体の目的範囲
p(p1~p5) 区画エリア
D(D1~Dn) 画像データ
M 測量対象体の目的範囲の3次元モデル
m(m1~m5) 区画エリア毎の3次元モデル
E 欠陥箇所
G 水底

Claims (6)

  1. 水中撮影装置により水中の測量対象体の目的範囲の表面を細分化して撮影し、隣り合うどうしが重複範囲を有する多数の画像データを取得する撮影工程と、前記多数の画像データに基づいた画像処理により、前記測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成する画像処理工程とを有する水中測量方法において、
    前記測量対象体の目的範囲の表面に多数の指標を分布させて配置する指標配置工程を有し、
    前記撮影工程では、前記多数の指標が分布している前記測量対象体の目的範囲の表面を細分化して撮影し、
    前記画像処理工程では、前記測量対象体の目的範囲の表面を前記多数の指標を基準にして複数に区画した区画エリア毎に3次元モデルを、隣り合う前記区画エリアどうしが共通する前記指標を有する条件で生成し、生成したそれぞれの前記3次元モデルを、隣り合う前記区画エリアどうしの前記共通する指標を利用して結合させることで前記測量対象体の目的範囲の3次元モデルを生成することを特徴とする水中測量方法。
  2. 複数の前記指標を有する棒状または紐状の区画部材を、前記測量対象体の目的範囲の表面の複数箇所に離間させて配列することにより、前記多数の指標を分布させて配置する請求項1に記載の水中測量方法。
  3. 前記測量対象体の目的範囲の表面が壁面または法面であり、それぞれの前記区画部材を前記測量対象体の目的範囲の表面の上端から下端まで延在させて配列する請求項2に記載の水中測量方法。
  4. 前記区画エリア毎に前記画像データを取得する請求項1~3のいずれかに記載の水中測量方法。
  5. 複数の前記水中撮影装置を使用して、前記画像データを取得する作業を複数の前記区画エリアで並行して行う請求項4に記載の水中測量方法。
  6. それぞれの前記区画エリアの前記3次元モデルを生成する作業を並行して行う請求項1~5のいずれかに記載の水中測量方法。
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