JP7382683B1 - 情報処理端末装置および情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示によれば、画像データを撮像した時刻から一定の時間が経過した際に記憶部から画像データなどを削除し、記憶部の空き容量を確保する情報処理端末装置を提供することである。【解決手段】本開示の一実施の形態である情報処理端末装置110は、画像データを撮像する撮像部115と、撮像部115が撮像した画像データが格納される記憶部112と、記憶部112に格納された画像データをインターネット上に公開する制御部111と、制御部111がインターネット上に公開した画像を検知する検知部116と、画像データを強制的に保存するか否かを設定する保存設定部11Bと、検知部116が検知した画像データを所定の時間経過後に前記記憶部112から削除する画像削除部117とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理端末装置および情報処理プログラムに関する。
従来からデジタルカメラなどで記憶容量が写真や動画で一杯となり、写真や動画が取れない、または写真や動画を取っても保存できないといった事例があった。
特許文献1には、「デジタルカメラによりキャプチャされた画像を削除する方法であって、(a)前記デジタルカメラにより複数の画像をキャプチャするステップと、(b)前記キャプチャされた画像を前記デジタルカメラのメモリに記憶するステップと、(c)前記記憶された画像をリモート記憶デバイスに転送するインタフェースを設けるステップと、(d)前記記憶された画像のうちどの画像が前記リモート記憶デバイスに転送されたかを示すデータを、前記デジタルカメラに記憶するステップと、(e)前記デジタルカメラメモリが一定の容量レベルに達したとき、プロンプトを与えるステップとを有する、方法。」が記載されている。
特表2013-514735号公報
特許文献1に記載されている方法は、メモリが一定の容量レベルに達したときに画像を削除する方法である。また特許文献1は、ウェブサイトにアップロードした画像のみを削除する方法である。発明者は、これらの画像を削除する方法はさらなる改善の余地があると認識した。
本開示の目的は、画像データを撮像した時刻から一定の時間が経過した際に記憶部から画像データなどを削除し、記憶部の空き容量を確保する情報処理端末装置および情報処理プログラムを提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本開示の一実施の形態である情報処理端末装置は、画像データを撮像する撮像部と、撮像部が撮像した画像データが格納される記憶部と、記憶部に格納された画像データをインターネット上に公開する制御部と、制御部がインターネット上に公開した画像データを検知する検知部と、画像データを強制的に保存するか否かを設定する保存設定部と、検知部が検知した画像データを所定の時間経過後に記憶部から削除する画像削除部とを備える。
本開示によれば、画像データを撮像した時刻から一定の時間が経過した際に記憶部から画像データなどを削除し、記憶部の空き容量を確保する情報処理端末装置および情報処理プログラムを提供することである。
本発明の一実施の形態における情報処理システム1の構成図である。 本発明の一実施の形態における情報処理100のブロック図である。 本発明の一実施の形態における情報処理端末装置110のブロック図である。 本発明の一実施の形態におけるである自動動画削除の概略図である。 本発明の一実施の形態の記憶部112に格納されているデータ構造の例である。 本発明の一実施の形態における情報処理端末装置110の画面例200である。 本発明の一実施の形態における画像削除の処理の流れ図である。 本発明の一実施の形態における遠距離における画像削除の処理の流れ図である。 本発明の一実施の形態における画像削除のフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本開示の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本開示の一実施の形態である情報処理端末装置110は、画像データを撮像する撮像部115と、撮像部115が撮像した画像データが格納される記憶部112と、記憶部に格納された画像データをインターネット上に公開する制御部111と、制御部111がインターネット上に公開した画像データを検知する検知部116と、画像データを強制的に保存するか否かを設定する保存設定部11Bと、検知部116が検知した画像データを所定の時間経過後に前記記憶部112から削除する画像削除部117とを備える。
情報処理端末装置110は、位置情報を取得する位置測定部118と、予め登録した位置と位置情報測定部が測定した画像データを撮像した位置との距離を算出する距離測定部119とをさらに備え、距離測定部119が算出した距離が一定以上である場合に、所定の期間経過後に記憶部112から画像を削除する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態における情報処理システムの概要を示す図である。
図1は、情報処理システム1の構成図である。情報処理システム1は、情報処理装置100と、情報処理端末装置110と、情報共有サーバ120、決済サーバ130、通信ネットワーク140とから構成される。
情報処理装置100は、一般的なサーバ用のPC装置である。情報処理装置100にアクセスする際には、所定の認証、例えば、ID情報とパスワード情報を要し、ID情報とパスワード情報とを照合することでアクセス可能に構成される。
情報処理装置100には、画像データを削除する専用のアプリケーションが格納されている。情報処理装置100は、専用のアプリケーションの配信を行う。情報処理装置100は、GPSから取得した測位情報に基づいて情報処理端末の位置情報に関する処理を行う。
情報処理端末装置110は、ユーザが使用している情報処理端末である。情報処理端末装置110は、具体的には、スマホ、タブレットなどである。情報処理端末装置110は、撮像部115で写真や動画など画像データを撮像する。
情報共有サーバ120は、インターネット上で共有されているサーバである。情報共有サーバ120は、具体的には、クラウドサーバ、SNSサーバ、WEBサーバ、メールサーバなどである。
決済サーバ130は、ECサイトなどのインターネット上で商品・サービスなどを購入した際に決済を管理するサーバである。決済サーバ130は、具体的には、カード決済、電子マネー決済、ID決済などである。
通信ネットワーク140は、インターネット、イントラネット、無線LAN、及び4Gや5G携帯電話システムネットワークにより構成される。
図2は、情報処理装置100のブロック図である。情報処理装置100は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、表示部104と、アプリケーション部105と、GSP処理部106とから構成されている。
制御部101は、主にCPUである。制御部101は、情報処理装置100にインストールされたアプリケーション(プログラム)を実行して、情報処理装置100を統括制御する。
制御部101は、画像削除アプリケーションのダウンロードリクエストの対応、GPSから取得した測位情報に基づいて情報処理端末装置110の位置情報に関する処理などその他様々な処理の指令を行う。
記憶部102には、インストールされたアプリケーション(プログラム)に加えて、ユーザの属性情報が格納される。記憶部102には、一時記憶としてメモリがあり、永久記憶としてHDDやSSDがある。
メモリは、制御部101が処理を行う際のワークエリアとして機能するものである。メモリは、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)及び静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)などである。
本開示においては、画像削除アプリケーションやGPSから取得した測位情報や情報処理端末装置110の位置情報などが格納される。
通信部103は、情報処理装置100が情報処理装置100の外部と情報のやり取りを行うものである。通信部103は、具体的には、光ファイバーやイーサネット(ETHERNET)等のケーブルで情報処理装置100の外部と接続される。
表示部104は、記憶部102に格納されたデータ、画像等を出力する。表示部104は、具体的には、液晶ディスプレイ等である。
アプリケーション部105は、情報処理端末装置110の記憶部112から画像を削除する専用のアプリケーション(以下、画像削除アプリという。)を処理する。アプリケーション部105は、情報処理端末装置110からダウンロードリクエストを受け付けると、記憶部102から読み出し、画像削除アプリのファイルのダウンロード開始をする。
GPS処理部106は、情報処理端末装置110がGPS測位を行った測位情報を情報処理端末装置110から取得する。GPS処理部106は、取得した測位情報に基づき、情報処理端末装置110の位置情報を算出する。
制御部101は、GPS処理部106が算出した情報処理端末装置110の位置情報を通信部103から情報処理端末装置110に送信する。
図3は、情報処理端末装置110のブロック図である。情報処理端末装置110には、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、表示部114と、撮像部115と、検知部116と、画像削除部117と、位置測定部118と、距離算出部119と、削除設定部11Aと、保存設定部11Bとを備える。
制御部111は、主にCPUである。制御部111は、情報処理端末装置110にインストールされたアプリケーション(プログラム)を実行して、情報処理端末装置110を統括制御する。
制御部111は、画像を削除したり、GPSから取得した測位情報を取得したり、画像をインターネット上に公開するなどその他様々な処理の指令を行う。
記憶部112には、インストールされたアプリケーション(プログラム)に加えて、画像データが格納される。記憶部112には、一時記憶としてメモリがあり、永久記憶としてHDDやSSDがある。
本開示においては、記憶部112には、画像データ、画像のアップロード情報、撮像時刻情報、撮像した時刻からの経過時間情報、画像ごとの保存フラグ情報、GPSから取得した測位情報などが格納されている。
なお、画像データは、撮像部115で撮像された画像データと撮像部で撮像された動画データとを含む。画像データは、音楽データやファイルデータなどを含まない。
通信部113は、情報処理端末装置110が情報処理端末装置110の外部と情報のやり取りを行うものである。通信部113は、具体的には、4Gや5G携帯電話システムネットワーク、および無線LANである。
表示部114は、記憶部112に格納されたデータ、画像等を出力する。表示部114は、具体的には、液晶ディスプレイ等である。表示部114は、画像削除アプリのトップ画面を表示する。
撮像部115は、画像を撮像したり、動画を撮像したりする。撮像部115は、具体的には、カメラである。撮像部115は、広角カメラでもよいし、超広角カメラでもよい。
検知部116は、記憶部112に格納されている画像データがインターネット上の共有サーバにアップロードされたか否かを検知する。検知部116は、画像データがクラウドサーバやSNSサーバにアップロードされた場合、フラグを立てる。
画像削除部117は、画像がその画像の撮像時刻から所定の時間経過した際に、その画像を記憶部112から削除する。所定の時刻は、1分でもよいし、30分でもよいし、1時間でもよいし、24時間でもよい。
位置測定部118は、GPSから測位情報を取得する。位置測定部118は、少なくとも4つのGPS衛星から情報処理端末装置110の緯度、経度、高度情報を取得する。地下や屋内でGPSから測位情報を取得できない場合には、携帯電話システムを経由して、GPSの測位情報を取得してもよい。
距離算出部119は、ユーザが事前に登録している場所(例えば、自宅住所、会社住所など)と情報処理端末装置110で撮像した場所との間の距離を算出する。
距離算出部119は、2地点間の直線距離でもよいし、地形を考慮した距離でもよいし、地図上の道のり距離でもよい。
削除設定部11Aは、記憶部112から画像データを削除する際の設定である。削除設定部11Aは、(1)画像データを削除するか否かの設定、(2)自動的に削除するか手動で削除するかの設定、(3)削除するまでの時間などを含む。
保存設定部11Bは、個別に画像データを強制的に記憶部112に保存する。ユーザが削除されたくないと考えている画像データについて、所定の時間経過後に自動的に削除されるのを防ぐためである。
保存設定部11Bは、画像の一覧表示を見て、個別にチェックフラグを付けてもよいし、画像データを個別に閲覧し、チェックフラグを付けてもよい。
図4は、本開示の一実施例である画像データが30分で自動的に削除される概略図である。時間とともに画像データが削除される様子である。30分間の削除ウィンドウが動いているイメージでもよい。
時刻0:00~0:01の間に画像データ1、2が撮像された。時刻0:10~0:11の間に画像データ3、4が撮像された。時刻0:20~0:21の間に画像データ5が撮像された。
時刻0:30~0:31の間に画像データ1、2が削除された。時刻0:40~0:41の間に画像データ3、4が削除された。時刻0:50~0:51の間に画像データ5が削除された。
本開示によれば、記憶部112に格納される画像データを少なくすることができる。本開示によれば、記憶部112の容量を空き状態を確保し、必要に応じて他の用途に使用することできる。
図5は、記憶部112に格納されている画像データのデータ構造の概略図である。図5では、明示的に説明するために削除された画像データについても表示しているが、実際には既に削除された画像データについては、記憶部112から削除され、記憶部112に格納されている訳ではない。
撮像された画像データなどは、記憶部112に撮像時刻ごとに格納される。撮像時刻は、時分秒まで考慮してもよい。
アップロード履歴は、撮像された画像データがクラウドサーバやSNSサーバなどにアップロードされたか否かを記録する。撮像された画像データがクラウドサーバやSNSサーバなどにアップロードされた場合には、記憶部112は対象の画像データにフラグを立てる。また、撮像された画像データが外部記憶装置に転送された場合にもアップロード履歴のフラグを立ててもよい。
保存フラグは、個別の画像データについてユーザが絶対に保存したいと考えている画像データのフラグである。保存設定部11Bは、ユーザが保存したい画像データに保存フラグを立て、自動的に削除されるのを防ぐことができる。例えば、ユーザが事故現場の動画やUFOの動画などは削除せずに保存しておきたい場合には、保存設定部11Bは、画像データに保存フラグを立てて、所定の時間経過後に自動的に削除されるのを防ぐ。保存設定部11Bは、画像データから保存フラグを削除して、所定の時間経過後に自動的に削除されるようにすることができる。
経過時間は、撮像時刻からの経過した時間を示す。経過時間は、画像データを削除するまでの時間である(デフォルト値は30分である)。しかし、ユーザが遠距離に位置する(例えば、自宅から100km以上の)場合には、経過時間を24時間としてもよい。
また、ユーザは自己のライフスタイルや環境に合わせて、画像削除アプリを用いて、適宜デフォルト値を変更できることが望ましい。
距離フラグは、ユーザの登録した位置から一定の距離だけ離れた場合に立てるフラグである。例えば、距離フラグは、ユーザの自宅から100km以上離れた場所にユーザがいて画像データを撮像した場合などに距離フラグを立てることを想定している。これは、ユーザが外出中で撮像した画像データの確認する時間が取れなかったり、通信環境の問題であったりすることもある。
削除データは、削除されたか否かを示す。実際には、このような表示項目はない。
「削除」は、削除されたものである。「保存」は、記憶部112に格納されている画像データで時間が経過しても削除されない画像データである。「未」は現状記憶部112に格納されている画像データであるが、時間経過後に削除される画像データである。
図6は、本開示の一実施形態である情報処理端末装置110の表示部114に表示される画面例200である。
事前に画像削除アプリを情報処理端末装置110にインストールしておく必要がある。
画像削除アプリを立ち上げる。画面201に画像削除アプリのトップ画面202が表示される。トップ画面202には、(1)削除するか削除しないかの選択肢203、(2)自動か手動かの選択肢204、(3)日時設定205がある。
選択肢203は、画像削除アプリを使用して、画像データを削除するか否かを設定する。デフォルトは、「削除する」である。画像削除アプリを使用して、画像データを削除したくない場合には、選択肢203は、「削除しない」とする。「削除しない」を選択した場合であっても、個別に画像データを削除することは可能である。
選択肢204は、画像データを削除する場合、自動的に削除するか否かの設定である。デフォルトは、「自動」である。画像データを自動で削除したくない場合には、「手動」にする。「手動」の場合には、ユーザが画像データを選んで削除する。
日時設定205は、選択肢204で「自動」を設定した場合で、画像データが撮像されてから削除するまでの日、時間、分を設定できる。デフォルト値は、30分である。
ただし、例えば、ユーザが自宅から100km以上離れている場合には、24時間としてもよい。日時設定205は、入力してもよいし、プルダウンで選択してもよいし、アナログ時計を表示して針を動かして設定してもよい。
基準場所206は、自宅の位置や会社の位置を設定する。基準場所206は、撮像された画像データの撮像地点との距離を算出する際に使用する。
距離基準長207は、登録された基準場所から撮像された画像データの位置との間の距離の基準である。距離基準長207のデフォルト値は、100kmである。
図7は、画像データを削除する際の基本シーケンス図である。
情報処理端末装置110の制御部111は、画像削除アプリのダウンロードリクエストメッセージを情報処理装置100に送信する(S2)。
情報処理装置100の制御部101は、記憶部102に格納されている画像削除アプリのファイルを情報処理端末装置110に対してダウンロードを開始する(S4)。
情報処理端末装置110の制御部111は、ダウンロードした画像削除アプリのファイルを記憶部112に格納する。制御部111は、記憶部に格納されたファイルを展開し、インストールする(S6)。
情報処理端末装置110の撮像部115は、画像データを撮像する(S8)。制御部111は、撮像した画像データを記憶部112に格納する(S10)。
制御部111は、記憶部112に格納された画像データをクラウドサーバやSNSサーバなどの共有サーバにアップロードする(S12)。制御部111は、アップロードした画像データに対してアップロード履歴を記録する。画像データが複数のサーバなどにアップロードされた場合にも画像データに対してアップロード履歴を記録してもよい。
クラウドサーバやSNSサーバなどに投稿された画像は、所定の条件のもとで公開される(S14)。所定の条件とは、クラウドサーバやSNSサーバの管理規定、社会倫理上望ましくない画像などを意味する。
画像削除部117は、原則として、所定の時間経過後に画像データを削除する。画像削除部117は、具体的には、画像データが撮像された撮像時刻からデフォルト値の30分を経過した後に、画像データは記憶部112から自動的に削除される。
ただし、保存設定部11Bが個別の画像データに対して保存フラグを立てた場合には、画像データは時間経過後も削除されず、保存される。ユーザにとって特別な画像データだからである。
図8は、ユーザが登録した地点から一定の距離以上離れている場合に、画像データを削除するシーケンス図である。
撮像部115は、画像データを撮像する(S30)。制御部111は、撮像した画像データを記憶部112に格納する。
位置測定部118は、GPSによる測位を行う(S32)。情報処理端末装置110の制御部111は、GPS測位情報を情報処理装置100に送信する。
情報処理装置100は、取得したGPS測位情報に基づき、情報処理端末装置110の位置情報を算出処理する(S34)。制御部101は、算出した位置情報を通信部103を経由して、情報処理端末装置110に送信する。
記憶部112には、情報処理装置100から取得した位置情報が格納される(S36)。
距離算出部119は、予め登録された位置と画像データが撮像された位置との間の距離を算出する(S38)。2点間の距離は、3次元的な距離でもよいし、2次元平面的な距離でもよいし、地形データを考慮した距離でも構わない。
削除設定部11Aは、削除時間を確認・変更することができる(S40)。
画像データを削除するまでの時間は、30分がデフォルトである。しかし、距離算出部119が算出した距離が所定の距離を超えた場合には、削除時間を24時間にしてもよい。
例えば、自宅の位置を登録しておき、海外旅行に行った際には、十分距離が離れているため、画像データを24時間以内には削除しない。海外の場合、通信環境も十分整備されていない地域があり、アップロードに支障が生じる可能性があるからである。
制御部111は、記憶部112に格納された画像データをクラウドサーバやSNSサーバなどの共有サーバにアップロードする(S42)。制御部111は、アップロードした画像データに対してアップロード履歴を記録する。画像データが複数のサーバなどにアップロードされた場合にも画像データに対してアップロード履歴を記録してもよい。
クラウドサーバやSNSサーバなどに投稿された画像は、所定の条件のもとで公開される(S44)。所定の条件とは、クラウドサーバやSNSサーバの管理規定、社会倫理上望ましくない画像などを意味する。
画像削除部117は、原則として、所定の時間経過後に画像データを削除する。画像削除部117は、具体的には、画像データが撮像された撮像時刻からデフォルト値の30分を経過した後に、画像データは記憶部112から自動的に削除される。
ただし、保存設定部11Bが個別の画像データに対して保存フラグを立てた場合には、画像データは時間経過後も削除されず、保存される。ユーザにとって特別な画像データだからである。
図9は、本開示の一実施形態である画像データ削除のフローチャートです。
撮像部115は、画像データを撮像する(S100)。
画像削除アプリの画像削除の選択肢203は、画像削除フラグのON/OFF設定することが可能である(S102)。削除フラグがONである場合は、画像データを削除する。削除フラグがOFFである場合は、すなわち画像データを削除しない(S108)。
削除フラグがONで、画像データを削除するある場合であっても、選択肢204で自動削除、または手動削除を選択することができる。
検知部116は、共有サーバにアップロードした画像データを検知する。アップロード履歴は、検知部116が検知した画像データについて、フラグを立てる(S104)。
保存設定部11Bは、個別の画像データを保存する。保存設定部11Bは、画像データの保存フラグを立てなかった場合には、画像データは、所定の時間が経過した後に削除される。
保存設定部11Bは、画像データの保存フラグを立てた場合には、画像データは削除されずに保存される(S108)。
距離算出部119は、登録されている位置と画像データが撮像された位置との間の距離を算出する。算出された距離が一定の距離未満である場合には(S110)、画像データが撮像された撮像時刻からデフォルト値の30分を経過した後に(S112)、画像データは記憶部112から自動的に削除される(S116)。
なお、一定の距離とは、例えば、自宅位置と撮像された画像データの位置の間の距離が100kmである。
算出された距離が一定の距離以上である場合には(S110)、画像データが撮像された撮像時刻からデフォルト値の24時間を経過した後に(S114)、画像データは記憶部112から自動的に削除される(S116)。
<本実施の形態の効果>
本開示によれば、画像データを撮像した時刻から一定の時間が経過した際に記憶部112から画像データなどを削除し、記憶部112の空き容量を確保するという効果がある。
登録されている位置と画像データが撮像された位置との間の距離が一定の距離である場合には、記憶部112から画像データを削除する時間を調整して、確認しないまま自動的に削除されることを防ぐという効果がある。
1 情報処理システム
100 情報処理装置
105 アプリケーション部
106 GPS処理部
110 情報処理端末装置
111 制御部
112 記憶部
113 通信部
114 表示部
115 撮像部
116 検知部
117 画像削除部
118 位置測定部
119 距離算出部
11A 削除設定部
11B 保存設定部
120 情報共有サーバ
130 決済サーバ
140 通信ネットワーク
200 画面例

Claims (2)

  1. 像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記画像が格納される記憶部と、
    前記記憶部に格納された前記画像をインターネット上に公開する制御部と、
    前記制御部がインターネット上に公開した前記画像を検知する検知部と、
    前記画像を保存するか否かを設定する保存設定部と、
    前記画像を所定の時間経過後に前記記憶部から削除する画像削除部と、
    位置情報を取得する位置測定部と、
    予め登録した位置と前記位置測定部が測定した画像を撮像した位置との距離を算出する距離測定部と、
    を備え、
    前記距離測定部が算出した距離が一定以上である場合に、所定の期間経過後に前記記憶部から前記画像を削除する情報処理端末装置
  2. コンピュータを、
    像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像部が撮像した前記画像が格納される記憶手段と、
    前記記憶部に格納された前記画像をインターネット上に公開する制御手段と、
    前記制御部がインターネット上に公開した前記画像を検知する検知手段と、
    前記画像を強制的に保存するか否かを設定する保存設定手段と、
    前記画像を所定の時間経過後に前記記憶部から削除する画像削除手段と、
    位置情報を取得する位置測定手段と、
    予め登録した位置と前記位置測定手段が測定した画像を撮像した位置との距離を算出する距離測定手段と、
    前記距離測定手段が算出した距離が一定以上である場合に、所定の期間経過後に前記記憶部から前記画像を削除することと、
    して機能させるための情報処理プログラム
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