JP7382642B2 - データ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラム - Google Patents

データ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラムに関する。
特許文献1はデータベースクライアントを開示する。このデータベースクライアントは、外部データの妥当性をチェックする。このデータベースクライアントは、データ種類集計部と、正常性判定部と、エラーデータ検出部とを有する。データ種類集計部は、データの種類を集計する。そのデータの種類は対象表の各データカラムに対して設定されている。その対象表は、データベースサーバ内のものである。そのデータベースサーバには外部データが投入される。正常性判定部は、データ種類集計部により集計された設定データの種類について、正常であるか否かを判定する。この判定は予め正常データとして設定データの種類が定義された情報に基づく。エラーデータ検出部は、正常性判定部により正常でないと判定されたデータをエラーデータとして検出する。特許文献1に開示されているデータベースクライアントによれば、投入された外部データを効率的にチェックできる。
特開2017-174322号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたデータベースクライアントには、表形式データとなっている外部データが対象表に投入される場合に、外部データの誤った投入への対策が乏しいという問題点がある。
本発明は、このような問題を解消するものである。その目的は、例えば表形式データといった複数種類のデータを含むデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できるデータ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラムを提供することにある。
図面を参照して本発明のデータ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラムを説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述された課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、データ群識別装置14は、データ群情報受付部60と、データ群情報種類識別部62とを備える。データ群情報受付部60はデータ群情報の入力を受付ける。このデータ群情報は、複数種類のデータを含む。データ群情報種類識別部62は、データ群情報の種類を識別する。データ群情報が、位置情報と示種情報とを複数種類のデータに加えて含む。位置情報は、データ群情報における位置を示す。示種情報は、データ群情報の種類を示す。複数種類のデータが、位置情報のいずれか1つに対応付けられている。データ群情報種類識別部62が、データ位置特定用情報記憶部80と、位置情報一致判断部82とを有している。データ位置特定用情報記憶部80は、次に述べられるデータ位置特定用情報をデータ群情報の種類ごとに予め記憶する。そのデータ位置特定用情報は、複数種類のデータがそれぞれ対応付けられる位置情報を示す。位置情報一致判断部82は、次に述べられている2種類の位置情報が一致しているか否かを判断する。それらの位置情報の一方は、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報である。それらの位置情報の他方は、示種情報が示すデータ群情報の種類に対応するデータ位置特定用情報によって示される位置情報である。データ群識別装置14が、判断結果情報出力部66をさらに備える。判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力する。判断結果情報は、位置情報一致判断部82の判断結果を示す。
位置情報一致判断部82が、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報とデータ位置特定用情報によって示される位置情報とが一致しているか否かを判断する。これにより、データ群情報が入力される際の入力ミスに起因して誤ったデータが正しいデータだと誤認される可能性が低くなる。位置情報一致判断部82は、示種情報が示すデータ群情報の種類に対応するデータ位置特定用情報に基づいてそれらの位置情報が一致しているか否かを判断する。これにより、データ群情報の種類が誤認されたことに起因してデータ群情報を正しく入力したにも関わらずデータ群情報の入力に誤りがあったと誤認される可能性が低くなる。その結果、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
また、上述されたデータ群情報が、少なくとも1つの示種情報を含んでいることが望ましい。この場合、位置情報一致判断部82が、示種情報選択部100と、選択情報一致判断部102とを有していることが望ましい。示種情報選択部100は、示種情報の選択に関する所定の規則に基づいて少なくとも1つの示種情報のいずれかを選択する。選択情報一致判断部102は、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報と示種情報選択部100が選択した示種情報が示すデータ群情報の種類に対応するデータ位置特定用情報によって示される位置情報とが一致しているか否かを判断する。
あるデータ群情報の仕様に基づいて他の種類のデータ群情報の仕様が設定されるとする。その際、前者のデータ群情報であることを示す示種情報が何らかの理由によって後者のデータ群情報に含まれるとする。一方、示種情報選択部100は、示種情報の選択に関する所定の規則に基づいて少なくとも1つの示種情報のいずれかを選択する。この場合、選択情報一致判断部102は、前者のデータ群情報であることを示す示種情報が後者のデータ群情報に含まれていても、後者のデータ群情報であることを示す示種情報に基づいて、上述された2つの位置情報が一致しているか否かを判断する。その結果、あるデータ群情報の仕様に基づいて他の種類のデータ群情報の仕様が設定されるとき、後者のデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
もしくは、上述された少なくとも1つの示種情報が、それぞれ、次に述べられている位置情報に対応付けられていることが望ましい。その位置情報は、位置情報のうち複数種類のデータが対応付けられているものとは異なり、かつ、列状の領域を形成する複数の位置のいずれか1か所を示す位置情報である。この場合、示種情報の選択に関する所定の規則が、次に述べられる位置に対応する示種情報が選択されるというものであることが望ましい。その位置は、列状の領域のうち示種情報に対応付けられている部分の端にあたる位置である。
あるデータ群情報の仕様に基づいて他の種類のデータ群情報の仕様が設定されるとする。その際、前者のデータ群情報であることを示す示種情報が何らかの理由によって後者のデータ群情報に含まれるとする。その際、前者のデータ群情報であることを示す示種情報が対応する位置に連なる位置に、後者のデータ群情報であることを示す示種情報が対応付けられるとする。これにより、示種情報選択部100は、示種情報のいずれかを容易に正しく選択できる。その結果、後者のデータ群情報の仕様に基づいて別の種類のデータ群情報の仕様が設定されたとしても、そのデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
本発明の他の局面に従うと、データ群識別方法は、データ群情報受付工程S230と、データ群情報種類識別工程S232とを備える。データ群情報受付工程S230において、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力をコンピュータ20が受付ける。データ群情報種類識別工程S232において、データ群情報の種類をコンピュータ20が識別する。データ群情報が、位置情報と、示種情報とを複数種類のデータに加えて含む。位置情報は、データ群情報における位置を示す。示種情報は、データ群情報の種類を示す。複数種類のデータが、位置情報のいずれか1つに対応付けられている。データ群情報種類識別工程S232において、次に述べられている2種類の位置情報が一致しているか否かが判断される。それらの位置情報の一方は、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報である。それらの位置情報の他方は、示種情報が示すデータ群情報の種類ごとに複数種類のデータそれぞれについて予め記憶されている位置情報である。データ群識別方法が、判断結果情報出力工程S240をさらに備える。判断結果情報出力工程S240において、データ群情報種類識別工程S232における判断結果を示す判断結果情報をコンピュータ20が出力する。
本発明にかかるデータ群識別方法によれば、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
本発明の他の局面に従うと、データ群識別プログラムは、データ群識別方法をコンピュータ20に実行させる。データ群識別方法は、データ群情報受付工程S230と、データ群情報種類識別工程S232とを備える。データ群情報受付工程S230において、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力が受付けられる。データ群情報種類識別工程S232において、データ群情報の種類が識別される。データ群情報が、位置情報と、示種情報とを複数種類のデータに加えて含む。位置情報は、データ群情報における位置を示す。示種情報は、データ群情報の種類を示す。複数種類のデータが、位置情報のいずれか1つに対応付けられている。データ群情報種類識別工程S232において、次に述べられている2種類の位置情報が一致しているか否かが判断される。それらの位置情報の一方は、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報である。それらの位置情報の他方は、示種情報が示すデータ群情報の種類ごとに複数種類のデータそれぞれについて予め記憶されている位置情報である。データ群識別方法が、判断結果情報出力工程S240をさらに備える。判断結果情報出力工程S240において、データ群情報種類識別工程S232における判断結果を示す判断結果情報が出力される。
本発明にかかるデータ群識別プログラムによれば、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
本発明にかかるデータ群識別装置、データ群識別方法、および、データ群識別プログラムによれば、複数種類のデータを含むデータ群情報の入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
本発明の一実施形態にかかる製品特性測定データ蓄積システムの構成が示される概念図である。 周知のコンピュータのハードウェア構成を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかるデータ群識別装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる登録送信方法の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるデータ群識別方法の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかるデータ群情報種類識別工程における制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる特性別データベース構築方法の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる製品検査データシートの内容を表形式で示した画像の具体的内容を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる製品検査データシートの内容を表形式で示すための情報のフォーマットを示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる画像にデータが表示された状況を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる特性データ入力完了時点における表示装置に示されている画像の一例を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる製品検査データシートのデータ構造を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる誤ったデータ表示欄指定によりデータが入力された状況を示す概念図である。 本発明の一実施形態にかかる判断結果情報の概念図である。 本発明の一実施形態にかかる改定情報の追加がない製品検査データシートの内容を表形式で示した画像の具体的内容を示す概念図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[製品特性測定データ蓄積システムの構成の説明]
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる製品特性測定データ蓄積システムの構成が示される概念図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる製品特性測定データ蓄積システムの構成が説明される。
本実施形態にかかる製品特性測定データ蓄積システムは、製品別データベース記憶装置12と、データ群識別装置14と、特性別データベース記憶装置16とを備える。
製品別データベース記憶装置12は、複数種類の特性データを記憶する。それらの特性データは製品についての特性を示す。製品別データベース記憶装置12は、その特性データをその製品の識別番号に対応付けて記憶する。本実施形態においては、製品の識別番号に対応付けて記憶された一群の特性データが「製品検査データシート」と称される。製品検査データシートが本実施形態にかかるデータ群情報に相当する。製品検査データシートが複数種類の特性データを含むためである。本実施形態においては、製品検査データシートの集合体が「製品別データベース」と称される。製品別データベース記憶装置12は、製品検査データシートをデータ群識別装置14に出力する。
データ群識別装置14は、データ群情報の種類を識別する。本実施形態において、「データ群情報の種類」とは、次に述べられる基準に基づいてデータ群情報が分類されるとき同一の群に分類されるデータ群情報の集団を意味する。それは、そのデータ群情報が含むデータの組み合わせおよびそれらデータそれぞれについて定義されたデータ間の順番の少なくとも一方である。データ群情報に含まれるデータの組み合わせおよびデータそれぞれについて定義されたデータ間の順番は様々な理由により変更されることがある。その結果、その変更によって新たな種類のデータ群情報が発生することとなる。以下の説明においては、そのような変更によって発生したデータ群情報の種類は「バージョン」と称される。上述された通り、製品検査データシートが本実施形態にかかるデータ群情報に相当する。その結果、本実施形態にかかるデータ群識別装置14は製品検査データシートのバージョンを識別することとなる。また、データ群識別装置14は、製品検査データシートに含まれる特性データを特性別データベース記憶装置16に出力する。
特性別データベース記憶装置16は、データ群識別装置14が出力した特性データをその特性データが示す特性に対応付けて記憶する。本実施形態においては、特性に対応付けて記憶された特性データの集合体が「特性別データベース」と称される。
[製品別データベース記憶装置とデータ群識別装置と特性別データベース記憶装置とのハードウェア構成の説明]
図2は、周知のコンピュータ20のハードウェア構成が示される概念図である。図2に基づいて、周知のコンピュータ20のハードウェア構成が説明される。本コンピュータ20は、制御部30と、メモリ32と、固定ディスク34と、キーボード36と、マウス38と、コネクタ40と、表示装置42と、第1I/O(Input/Output)44と、第2I/O46とを有する。制御部30は、CPU(Central Processing Unit)などによって実現される。制御部30は、これがメモリ32から読出したプログラムを実行することにより、そのプログラムにおいて定められた手順に従ってコンピュータ20を構成する各装置を制御する。メモリ32は、ROM(Read only memory)およびRAM(Random access memory)などによって実現される。メモリ32は、プログラムとデータその他の情報とを記憶する。固定ディスク34は、プログラムを記録する。キーボード36およびマウス38は、オペレータの入力に応じて信号を生成する。これにより、コンピュータ20に情報が入力される。本実施形態においては、キーボード36およびマウス38が入力受付部に相当する。「入力受付部」は、コンピュータ20のうちユーザからの情報入力を受付ける。コネクタ40にはUSB(Universal Serial Bus)メモリ22が接続される。USBメモリ22に記録されたプログラムおよび情報はコネクタ40を介して制御部30に読み込まれる。表示装置42は、画像を表示することにより情報を出力する。本実施形態の場合、表示装置42が情報出力部に相当する。第1I/O44および第2I/O46は、他のコンピュータ20に接続される。第1I/O44および第2I/O46は、それらのコンピュータ20と通信する。
本実施形態の場合、製品別データベース記憶装置12と、データ群識別装置14と、特性別データベース記憶装置16とは、互いに異なるコンピュータ20の制御部30がプログラムを実行することにより実現される。
[製品別データベース記憶装置の機能の説明]
本実施形態にかかる製品別データベース記憶装置12の機能は周知である。したがってここではその詳細な説明は繰り返されない。
[データ群識別装置の機能の説明]
図3は、本実施形態にかかるデータ群識別装置14の機能ブロック図である。図3に基づいて、本実施形態にかかるデータ群識別装置14の構成とその機能とが説明される。
データ群識別装置14は、データ群情報受付部60と、データ群情報種類識別部62と、特性データ出力部64と、判断結果情報出力部66とを備える。
本実施形態の場合、データ群情報受付部60はコンピュータ20の第1I/O44によって実現される。データ群情報受付部60はデータ群情報の入力を受付ける。本実施形態の場合、データ群情報として製品検査データシートが受付けられる。
本実施形態の場合、データ群情報種類識別部62はコンピュータ20の制御部30とメモリ32と固定ディスク34とによって実現される。データ群情報種類識別部62は、データ群情報の種類を識別する。本実施形態の場合、データ群情報種類識別部62は、製品検査データシートのバージョンを識別する。本実施形態の場合、データ群情報種類識別部62が、データ位置特定用情報記憶部80と、位置情報一致判断部82とを有している。
データ位置特定用情報記憶部80は、データ位置特定用情報を記憶する。本実施形態の場合、データ位置特定用情報は製品検査データシートのバージョンごとに予め記憶される。これにより、データ位置特定用情報はデータ群情報の種類ごとに記憶されることとなる。本実施形態にかかるデータ位置特定用情報は、複数種類の特性データがそれぞれ対応付けられる位置情報を示す。
位置情報一致判断部82は、次に述べられている2種類の位置情報が一致しているか否かを判断する。それらの位置情報の一方は、製品検査データシートが含む複数種類の特性データがそれぞれ対応付けられている位置情報である。それらの位置情報の他方は、データ位置特定用情報によって示される位置情報である。そのデータ位置特定用情報は、製品検査データシートのバージョンに対応するものである。そのバージョンは、示種情報が示すものである。その示種情報は、製品検査データシートが含むものである。すなわち、そのデータ位置特定用情報は、データ群情報が含む示種情報が示すデータ群情報の種類に対応する。これにより、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報と、データ位置特定用情報によって示される位置情報とが一致しているか否かが判断されることとなる。本実施形態の場合、位置情報一致判断部82が、示種情報選択部100と、選択情報一致判断部102とを有している。
示種情報選択部100は、示種情報の選択に関する所定の規則に基づいて少なくとも1つの示種情報のいずれかを選択する。本実施形態におけるその規則の具体的内容は後述される。
選択情報一致判断部102は、上述された2種類の位置情報が一致しているか否かを判断する。本実施形態の場合、その判断において用いられるデータ位置特定用情報は、示種情報選択部100が選択した示種情報が示す製品検査データシートのバージョンに対応する。これにより、その判断において用いられるデータ位置特定用情報は、示種情報選択部100が選択した示種情報が示すデータ群情報の種類に対応することとなる。
本実施形態の場合、特性データ出力部64はコンピュータ20の制御部30と第2I/O46とによって実現される。特性データ出力部64は、製品検査データシートから抽出された特性データを出力する。
本実施形態の場合、判断結果情報出力部66はコンピュータ20の制御部30と表示装置42とによって実現される。判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力する。判断結果情報は、位置情報一致判断部82の判断結果を示す。判断結果情報は、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報がデータ位置特定用情報によって示される位置情報と一致していないと位置情報一致判断部82が判断した場合に出力される。
[プログラムの説明]
上述されたように、本実施形態にかかるデータ群識別装置14は、上述されたコンピュータ20の制御部30がメモリ32から読出したプログラムを実行することにより実現される。一般的にこうしたプログラムは、USBメモリ22などのコンピュータ20が読取可能な記録媒体に記録された状態で流通する。こうしたプログラムは図示されないインターネットを介して流通することもある。こうしたプログラムは、固定ディスク34にいったん記録される。制御部30が実行するプログラムは、その固定ディスク34に記録されたプログラムをメモリ32が記憶したものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、USBメモリ22などのコンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたソフトウェアである。
[特性別データベース記憶装置の機能の説明]
本実施形態にかかる特性別データベース記憶装置16の機能は周知である。したがってここではその詳細な説明は繰り返されない。
[登録送信方法にかかるフローチャートの説明]
図4は、本実施形態にかかる登録送信方法の制御の手順を示すフローチャートである。この登録送信方法は、次に述べられる複数の工程をコンピュータ20に実行させるものである。それら複数の工程は、オペレータ指示受付工程S200、指示内容判断工程S202、データ入力受付工程S204、データ群情報送信工程S206、データ群情報入力終了判断工程S208、データ群情報記憶工程S210、終了指示受付工程S212、および、データベース構築終了判断工程S214である。コンピュータ20の制御部30がプログラムを実行した結果、コンピュータ20は、製品別データベース記憶装置12としてそれら複数の工程を備える登録送信方法を実施することとなる。以下、これらの各工程の具体的な内容が説明される。
オペレータ指示受付工程S200にて、コンピュータ20のキーボード36とマウス38と表示装置42とは、オペレータの指示の入力を受付ける。
指示内容判断工程S202にて、コンピュータ20の制御部30は、キーボード36とマウス38と表示装置42とが受付けたオペレータの指示が製品検査データシートの入力受付であるか否かを判断する。これにより、そのオペレータの指示がデータ群情報の入力受付か否かが判断されることとなる。オペレータの指示が製品検査データシートの入力受付であると判断された場合(S202にてYES)、処理はS204へと移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS206へと移される。
データ入力受付工程S204にて、コンピュータ20の制御部30は、画像を表示するように表示装置42を制御する。その画像は、オペレータが特性データを入力するための補助となる画像である。画像が表示されると、オペレータは、コンピュータ20のキーボード36とマウス38とを用いて特性データを入力する。これらの特性データは製品検査データシートに含まれるためのデータである。キーボード36とマウス38とはそれらの特性データを受付ける。コンピュータ20の制御部30は、キーボード36とマウス38とが受付けた特性データをメモリ32に記憶させる。
データ群情報送信工程S206にて、コンピュータ20の制御部30および第1I/O44は、固定ディスク34に記憶された製品検査データシートをデータ群識別装置14に送信する。これにより、データ群情報が出力されることとなる。
データ群情報入力終了判断工程S208にて、コンピュータ20の制御部30は、マウス38が受付けた情報に基づき、製品検査データシートに含まれる特性データの入力が終了したか否かを判断する。これにより、データ群情報に含まれるデータの入力が終了したか否かが判断される。製品検査データシートに含まれる特性データの入力が終了したと判断された場合(S208にてYES)、処理はS210へと移される。もしそうでないと(S208にてNO)、処理はS204へと移される。
データ群情報記憶工程S210にて、コンピュータ20の制御部30は、メモリ32に記憶された特性データを製品の識別情報に対応付けることにより製品検査データシートを作成する。これにより、データ群情報が作成されることとなる。製品検査データシートが作成されると、制御部30は、その製品検査データシートを固定ディスク34に記憶させる。固定ディスク34に記憶された製品検査データシートの集合体が本実施形態にかかる製品別データベースである。
終了指示受付工程S212にて、コンピュータ20のキーボード36とマウス38と表示装置42とは、オペレータの指示の入力を受付ける。
データベース構築終了判断工程S214にて、コンピュータ20の制御部30は、キーボード36とマウス38と表示装置42とが受付けたオペレータの指示が製品別データベースの構築終了であるか否かを判断する。オペレータの指示が製品別データベースの構築であると判断された場合(S214にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S214にてNO)、処理はS204へと移される。
[データ群識別方法にかかるフローチャートの説明]
図5は、本実施形態にかかるデータ群識別方法の制御の手順を示すフローチャートである。このデータ群識別方法は、次に述べられる複数の工程をコンピュータ20に実行させるものである。それら複数の工程は、データ群情報受付工程S230、データ群情報種類識別工程S232、不存在情報出力判断工程S234、不存在情報出力工程S236、位置情報判断工程S238、判断結果情報出力工程S240、および、データ出力工程S242である。コンピュータ20の制御部30がプログラムを実行した結果、コンピュータ20は、データ群識別装置14としてそれら複数の工程を備えるデータ群識別方法を実施することとなる。以下、これらの各工程の具体的な内容が説明される。
データ群情報受付工程S230にて、データ群識別装置14のデータ群情報受付部60(現実には第1I/O44)は、データ群情報の入力を受付ける。上述されたように、本実施形態の場合、データ群情報として製品検査データシートが受付けられる。
データ群情報種類識別工程S232にて、データ群情報種類識別部62(現実には、制御部30、メモリ32、および、固定ディスク34)は、データ群情報の種類を識別する。その結果、本実施形態においては、製品検査データシートのバージョンがこの工程において識別されることとなる。
不存在情報出力判断工程S234にて、判断結果情報出力部66(現実には制御部30)は、データ群情報種類識別部62による識別結果に基づき、不存在情報を出力するか否かを判断する。本実施形態における不存在情報は、示種情報が示すバージョンに対応するデータ位置特定用情報が存在しないことを示す。不存在情報を出力すると判断された場合(S234にてYES)、処理は不存在情報出力工程S236へと移される。そうでない場合(S234にてNO)、処理は位置情報判断工程S238へと移される。
不存在情報出力工程S236にて、判断結果情報出力部66(現実には制御部30および表示装置42)は不存在情報を出力する。
位置情報判断工程S238にて、判断結果情報出力部66は、データ群情報種類識別部62による識別結果に基づき、判断結果情報を出力するか否かを判断する。判断結果情報を出力すると判断された場合(S238にてYES)、処理は判断結果情報出力工程S240へと移される。そうでない場合(S238にてNO)、処理はデータ出力工程S242へと移される。
判断結果情報出力工程S240にて、判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力する。
データ出力工程S242にて、特性データ出力部64(現実には制御部30および第2I/O46)は、製品検査データシートが含む特性データを出力する。これにより、データ群情報が含むデータが出力されることとなる。
図6は、本実施形態にかかるデータ群情報種類識別工程S232における制御の手順を示すフローチャートである。この工程は、次に述べられる複数の工程をコンピュータ20に実行させるものである。それら複数の工程は、抽出位置設定工程S260、示種情報抽出工程S262、抽出終了判断工程S264、抽出位置更新工程S266、特定用情報存在判断工程S268、位置情報一致判断工程S270、情報不存在通知工程S272、一致情報出力工程S274、および、不一致情報出力工程S276である。以下、これらの各工程の具体的な内容が説明される。
抽出位置設定工程S260にて、示種情報選択部100(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、製品検査データシートに基づき、その製品検査データシートにおける示種情報の抽出位置を設定する。これにより、データ群情報に基づいてそのデータ群情報における示種情報の抽出位置が設定されることとなる。
示種情報抽出工程S262にて、示種情報選択部100(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、製品検査データシートから、抽出位置設定工程S260にて設定された抽出位置に対応付けられた情報を抽出する。これにより、データ群情報から示種情報が抽出されることとなる。
抽出終了判断工程S264にて、示種情報選択部100(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、製品検査データシートに未抽出の示種情報が存在するか否かを判断する。これにより、データ群情報に未抽出の示種情報が存在するか否かが判断されることとなる。本実施形態の場合、抽出位置設定工程S260にて設定された抽出位置に対応付けられた情報が製品検査データシートに含まれているか否かに基づいて、未抽出の示種情報が存在するか否かが判断される。そのような情報が製品検査データシートに含まれている場合、未抽出の示種情報が存在すると判断される。未抽出の示種情報が存在すると判断された場合(S264にてYES)、処理はS266へと移される。もしそうでない場合(S264にてNO)、処理はS268へと移される。
抽出位置更新工程S266にて、示種情報選択部100(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、製品検査データシートにおける示種情報の抽出位置を所定の規則に従って更新する。
特定用情報存在判断工程S268にて、選択情報一致判断部102(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、示種情報のうち最後に抽出されたものに対応するデータ位置特定用情報が存在するか否かを判断する。その判断は、そのデータ位置特定用情報をデータ位置特定用情報記憶部80が記憶しているか否かに基づく。そのデータ位置特定用情報が存在すると判断された場合(S268にてYES)、処理はS270へと移される。もしそうでない場合(S268にてNO)、処理はS272へと移される。
位置情報一致判断工程S270にて、選択情報一致判断部102(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、示種情報のうち最後に抽出されたものに対応するデータ位置特定用情報をデータ位置特定用情報記憶部80から読みだす。そのデータ位置特定用情報が読みだされると、選択情報一致判断部102は、次に述べられる2種類の位置情報がすべて一致しているか否かを判断する。それらの位置情報の一方は、製品検査データシートが含む複数種類の特性データがそれぞれ対応付けられている位置情報である。それらの位置情報の他方は、読み出されたデータ位置特定用情報によって示される位置情報である。これにより、データ群情報が含む複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている位置情報と、読み出されたデータ位置特定用情報によって示される位置情報とが一致しているか否かが判断される。それらの位置情報が一致すると判断された場合(S270にてYES)、処理はS274へと移される。もしそうでない場合(S270にてNO)、処理はS276へと移される。
情報不存在通知工程S272にて、選択情報一致判断部102(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、次に述べられるデータ位置特定用情報が存在しない旨の情報を判断結果情報出力部66に出力する。そのデータ位置特定用情報は、示種情報のうち最後に抽出されたものに対応するデータ位置特定用情報である。これにより、そのデータ位置特定用情報が存在しないことが判断結果情報出力部66に通知されることとなる。
一致情報出力工程S274にて、選択情報一致判断部102(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、次に述べられる2種類の位置情報が一致していることを示す情報を判断結果情報出力部66に出力する。それら2種類の位置情報は、位置情報一致判断工程S270にて一致しているか否かが判断対象となったものである。
不一致情報出力工程S276にて、選択情報一致判断部102(現実には、制御部30、および、メモリ32)は、次に述べられる2種類の位置情報が一致していないことを示す情報を判断結果情報出力部66に出力する。それら2種類の位置情報は、位置情報一致判断工程S270にて一致しているか否かが判断対象となったものである。
[特性別データベース構築方法にかかるフローチャートの説明]
図7は、本実施形態にかかる特性別データベース構築方法の制御の手順を示すフローチャートである。この特性別データベース構築方法は、次に述べられる複数の工程をコンピュータ20に実行させるものである。それら複数の工程は、情報受信工程S290、受信内容判断工程S292、データ記憶工程S294、および、データ受信終了判断工程S296である。コンピュータ20の制御部30がプログラムを実行した結果、コンピュータ20は、特性別データベース記憶装置16としてそれら複数の工程を備える特性別データベース構築方法を実施することとなる。以下、これらの各工程の具体的な内容が説明される。
情報受信工程S290にて、コンピュータ20の第2I/O46は、データ群識別装置14が送信した情報を受信する。
受信内容判断工程S292にて、コンピュータ20の制御部30は、第2I/O46が受信した情報が特性データを含むか否かを判断する。第2I/O46が受信した情報が特性データを含むと判断された場合(S292にてYES)、処理はS294へと移される。もしそうでないと(S292にてNO)、処理はS290へと移される。
データ記憶工程S294にて、コンピュータ20の制御部30は、第2I/O46が受信した特性データを固定ディスク34に記憶させる。
データ受信終了判断工程S296にて、コンピュータ20の制御部30は、特性データの受信を終了するか否かを判断する。特性データの受信を終了すると判断された場合(S296にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(S296にてNO)、処理はS290へと移される。
[動作の説明]
ポンプに電力を供給することによってそのポンプを検査する場合を例にとって、本実施形態にかかる製品特性測定データ蓄積システムの動作が説明される。
(製品検査データシートに異常がない場合)
製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38と表示装置42とは、オペレータの指示の入力を受付ける(S200)。この場合、オペレータは、製品検査データシートの入力を開始する旨の指示を入力する。
指示が入力されると、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、キーボード36とマウス38と表示装置42とが受付けたオペレータの指示が製品検査データシートの入力受付であるか否かを判断する(S202)。この場合、製品検査データシートの入力を開始する旨の指示が入力されたので(S202にてYES)、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、画像を表示するように表示装置42を制御する。本実施形態の場合、その画像は、製品検査データシートの内容を表形式で示した画像である。この画像は、オペレータが特性データを入力するための補助となる。
図8は、製品検査データシートの内容を表形式で示した画像の具体的内容が示された図である。ただし、この図はオペレータが何ら特性データを入力していない時点の画像を示す。この画像は、列情報欄310と、行情報欄312と、名称欄314と、データ表示欄316と、改定情報欄318と、終了指示受付欄320とを含む。列情報欄310は、列情報を示す。本実施形態の場合、位置情報は、行情報と欄情報とを含む。列情報は、図8に示された図においてマウス38により指定されるべき欄が何列目に配置されているかを示す情報である。本実施形態の場合、列情報は、列情報であることを示す「C」という情報と左から何行目に位置する欄かを示す数値とを含む。行情報欄312は、行情報を示す。行情報は、図8に示された画像においてマウス38により指定されるべき欄が何行目に配置されているかを示す情報である。本実施形態の場合、行情報は、行情報であることを示す「R」という情報と上から何行目に位置する欄かを示す数値とを含む。名称欄314は、検査日、製品ID(製品を識別するための情報)、製品の特性を示す情報、および、改定情報といった特性の名称を示す。データ表示欄316は、製品別データベース記憶装置12に入力された特性データを示す。改定情報欄318は、製品検査データシートの内容の変更があった旨の情報を示す。本実施形態においては、その情報としてその変更があった日の日付が示される。例えば「01.04.20」という情報は、西暦2020年4月1日を示す。この日は製品検査データシートの内容の変更があった日である。改定情報欄318に示されている情報が、本実施形態にかかる示種情報である。終了指示受付欄320は、特性データの入力を終了する旨のオペレータの指示を受付けるために用いられる欄を示す。
図9は、本実施形態にかかる製品検査データシートの内容を表形式で示すための情報のフォーマットを示す概念図である。図8に示された画像は、図9にフォーマットが示された情報に基づいて作成される。したがって、この情報の内容が変更されると、表示装置42に表示される画像の内容も変更されることとなる。そのフォーマットは、検査日名称データ領域340と、検査日名称位置情報領域342と、製品ID名称データ領域344と、製品ID名称位置情報領域346と、電圧名称データ領域348と、電圧名称位置情報領域350と、電流名称データ領域352と、電流名称位置情報領域354と、回転数名称データ領域356と、回転数名称位置情報領域358と、圧力名称データ領域360と、圧力名称位置情報領域362と、騒音名称データ領域364と、騒音名称位置情報領域366と、改定情報名称データ領域368と、改定名称位置情報領域370と、改定筆頭位置情報領域372と、4つの改定情報領域442とを含む。検査日名称データ領域340には、「検査日」という文字列データが含まれる。検査日名称位置情報領域342には、「検査日」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R01C01」である。製品ID名称データ領域344には、「製品ID」という文字列データが含まれる。製品ID名称位置情報領域346には、「製品ID」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R02C01」である。電圧名称データ領域348には、「電圧」という文字列データが含まれる。電圧名称位置情報領域350には、「電圧」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R03C01」である。電流名称データ領域352には、「電流」という文字列データが含まれる。電流名称位置情報領域354には、「電流」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R04C01」である。回転数名称データ領域356には、「回転数」という文字列データが含まれる。回転数名称位置情報領域358には、「回転数」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R05C01」である。圧力名称データ領域360には、「圧力」という文字列データが含まれる。圧力名称位置情報領域362には、「圧力」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R06C01」である。騒音名称データ領域364には、「騒音」という文字列データが含まれる。騒音名称位置情報領域366には、「騒音」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R07C01」である。改定情報名称データ領域368には、「改定情報」という文字列データが含まれる。改定名称位置情報領域370には、「改定情報」という文字列が表示される位置を示す位置情報が含まれる。本実施形態の場合、その位置情報は「R10C01」である。改定筆頭位置情報領域372には、製品検査データシートの内容の変更があった旨の情報のうち最初に含まれたものの位置情報が含まれる。改定情報領域442には、製品検査データシートの内容の変更があった旨の情報が含まれる。図9にフォーマットが示された情報に含まれる改定情報領域442の数は、製品検査データシートの内容の変更があるたびに追加される。その結果、図8に示された画像のうち改定情報欄318は、製品検査データシートの内容の変更があるたびに増加することとなる。
製品検査データシートの内容を表形式で示した画像が表示されると、オペレータは、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38とを用いて特性データを入力する。本実施形態の場合、入力される特性データは、検査日を示すデータと製品IDのデータと製品の測定値のデータとである。「検査日」とは、そのオペレータ自身が図示されない測定装置を用いて製品の特性を測定した日付である。上述された通り、「製品ID」は製品を識別するための情報である。「製品の測定値」とは、そのオペレータ自身が図示されない測定装置を用いて測定することにより得た製品の特性を示す値である。そのため、オペレータは、まず、その画像中のデータ表示欄316のうち「検査日」と示されている箇所の右隣のものを指定する。そのデータ表示欄316が指定されると、制御部30は、マウス38によって指定された欄に対応する位置情報をメモリ32に記憶させる。この場合、「R01C02」という位置情報が記憶される。位置情報がメモリ32に記憶されると、オペレータは、キーボード36を用いて検査日を示すデータを入力する。これにより、例えば、西暦2020年5月7日を意味する「07.05.20」というデータが入力されたとする。キーボード36によってそのデータが入力されると、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、そのデータをメモリ32に記憶させる。その「07.05.20」というデータは、先ほどそのデータの入力の直前にメモリ32に記憶された「R01C02」という位置情報に対応付けられる。その「07.05.20」というデータがメモリ32に記憶されると、制御部30は、そのデータを上述された欄に表示させる。その結果、データ表示欄316のうち「検査日」と示されている箇所の右隣に「07.05.20」というデータが表示される。図10は、「07.05.20」というデータが「R01C02」という位置情報に対応する欄に表示されている状況を示す概念図である。これにより、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38とは特性データを受付けることとなる。製品別データベース記憶装置12の制御部30は、キーボード36とマウス38とが受付けた特性データをメモリ32に記憶させることとなる(S204)。
データが表示されると、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、マウス38が受付けた情報に基づき、製品検査データシートに含まれる特性データの入力が終了したか否かを判断する(S208)。本実施形態の場合、制御部30は次に述べられる場合に、製品検査データシートに含まれる特性データの入力が終了したと判断する。その場合とは、特性データがメモリ32に記憶された後に終了指示受付欄320(図8と図10とにおいて「入力終了」と示されている欄)がマウス38を用いて指定された場合である。この場合、そのような指定がないので(S208にてNO)、引き続きキーボード36とマウス38とはデータを受付ける(S204)。
その後、S204の処理とS208の処理とが繰り返された結果、製品検査データシートに含まれるべきすべての特性データが入力されたとする。図11は、特性データ入力完了時点における表示装置42に示されている画像の一例を示す概念図である。すべての特性データが入力された後に、終了指示受付欄320がマウス38を用いて指定されると(S208にてYES)、製品別データベース記憶装置12の制御部30は製品検査データシートを作成する。製品検査データシートが作成されると、制御部30は、その製品検査データシートを固定ディスク34に記憶させる(S210)。
図12は、本実施形態にかかる製品検査データシートのデータ構造を示す概念図である。本実施形態にかかる製品検査データシートは、検査日領域390と、製品ID領域392と、電圧領域394と、電流領域396と、回転数領域398と、圧力領域400と、騒音領域402と、種類領域404とを含む。検査日領域390には、検査日に関する情報が含まれる。製品ID領域392には、製品IDに関する情報が含まれる。電圧領域394には、電圧値に関する情報が含まれる。電流領域396には、電流値に関する情報が含まれる。回転数領域398には、回転数に関する情報が含まれる。圧力領域400には、圧力に関する情報が含まれる。騒音領域402には、騒音に関する情報が含まれる。種類領域404には、製品検査データシートのバージョンに関する情報が含まれる。検査日領域390と、製品ID領域392と、電圧領域394と、電流領域396と、回転数領域398と、圧力領域400と、騒音領域402とは、それぞれ、特性領域420と、入力データ領域422と、位置情報領域424とを含む。特性領域420には、特性を示す情報が含まれる。例えば、検査日領域390の特性領域420には、「検査日」という文字列データが含まれる。電圧領域394の特性領域420には、「電圧」という文字列データが含まれる。入力データ領域422には、オペレータによって入力された特性データが含まれる。その結果、製品検査データシートには複数種類のデータが含まれることとなる。また、図11から明らかなように、電圧領域394の入力データ領域422には、「100」という特性データが含まれる。位置情報領域424には、入力データ領域422に含まれる特性データの入力の際に指定されたデータ表示欄316の位置情報が含まれる。その結果、図11から明らかなように、電圧領域394の位置情報領域424には、「R03C02」という位置情報が含まれる。これは、「100」という特性データが示されているデータ表示欄316の位置情報である。その結果、製品検査データシートには複数種類のデータに加えて位置情報が含まれることとなる。また、複数種類のデータが、位置情報のいずれかに1対1で対応付けられていることとなる。種類領域404は、情報内容領域440と、4つの改定情報領域442とを含む。情報内容領域440には、種類領域404に改定情報が含まれることを示す情報が含まれる。改定情報領域442には、製品検査データシートの内容の変更があった旨の情報が含まれる。なお、この場合、4つの改定情報領域442には、「31.08.19」、「15.09.19」、「20.12.19」、および、「01.04.20」という情報がここで示された順に含まれている。これらの改定情報は、製品検査データシートのバージョンを識別するために利用可能である。すなわち、これらの改定情報は本実施形態における示種情報である。これにより、製品検査データシートには複数種類のデータに加えて示種情報が含まれることとなる。また、図12から明らかなように、本実施形態にかかる製品検査データシートにおいて、測定値を示す特性データにその特性データの位置情報が連なっている。これにより、特性データに位置情報が対応付けられている。それらの特性データと位置情報とは製品IDに連なっている。これにより、それらの特性データと位置情報とは製品IDに対応付けられている。
データ群情報が固定ディスク34に記憶されると、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38と表示装置42とは、オペレータの指示の入力を受付ける(S212)。具体的には、表示装置42に「製品検査データシートの入力を終了しますか?」という文字列と「YES」という文字列と「NO」という文字列とが表示される。その後、キーボード36とマウス38とはオペレータによる指示の入力を受付ける。オペレータは、マウス38を用いて「YES」という文字列と「NO」という文字列とのうち一方を指定するか、オペレータがキーボード36を用いて情報を入力する。
オペレータによる指示の入力の受付けが終了すると、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、オペレータの指示が製品別データベースの構築終了であるか否かを判断する。オペレータがマウス38を用いて「YES」という文字列を指定した場合、および、オペレータがキーボード36を用いて「Y」という文字情報を入力した場合、オペレータの指示が製品別データベースの構築終了であると判断される。この場合、オペレータの指示が製品別データベースの構築であると判断されたとすると(S214にてYES)、処理はいったん終了する。
オペレータは、製品別データベース記憶装置12に本実施形態にかかる登録送信方法を再び開始させる。そのため、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38と表示装置42とは、オペレータの指示の入力を受付ける(S200)。この場合、オペレータは、製品検査データシートの送信を開始する旨の指示を入力することとする。なお、本実施形態の場合、この指示には、送信の対象となる1つの製品検査データシートを特定するための情報が含まれる。
指示が入力されると、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、キーボード36とマウス38と表示装置42とが受付けたオペレータの指示が製品検査データシートの入力受付であるか否かを判断する(S202)。この場合、製品検査データシートの送信を開始する旨の指示が入力されたので(S202にてNO)、製品別データベース記憶装置12の制御部30および第1I/O44は、固定ディスク34に記憶された製品検査データシートをデータ群識別装置14に送信する(S206)。これにより、製品別データベース記憶装置12に記憶されていた製品検査データシートがデータ群識別装置14に送信されることとなる。
データ群識別装置14のデータ群情報受付部60は、製品別データベース記憶装置12から製品検査データシートの入力を受付ける(S230)。製品検査データシートの入力が受付けられると、示種情報選択部100は、その製品検査データシートにおける示種情報の抽出位置を設定する(S260)。本実施形態の場合、示種情報選択部100は、次に述べられる手順により示種情報の抽出位置を設定する。まず、示種情報選択部100は、製品検査データシートの中から種類領域404の情報内容領域440に含まれる情報を特定する。その情報は「改定情報」という文字列データである。その情報が特定されると、示種情報選択部100は、その情報のすぐ後に連なる情報が製品検査データシートの先頭から何番目に配置されるかを特定する。そのようにして特定された情報の位置が、示種情報の抽出位置に設定される。したがって、図12にフォーマットが示された製品検査データシートの場合、示種情報の抽出位置は「23番目」である。
示種情報の抽出位置が設定されると、示種情報選択部100は、製品検査データシートのうちその抽出位置から改定情報を抽出する(S262)。上述の説明から明らかなように、この場合、「31.08.19」という改定情報が示種情報として抽出される。
改定情報が抽出されると、示種情報選択部100は、製品検査データシートに未抽出の示種情報が存在するか否かを判断する(S264)。この場合、抽出位置設定工程S260にて設定された抽出位置に対応付けられた「31.08.19」という改定情報が製品検査データシートに含まれているので(S264にてYES)、示種情報選択部100は、改定情報の抽出位置を所定の規則に従って更新する(S266)。本実施形態の場合、その規則は、「改定情報の抽出位置を1つ後にする」というものである。その結果、改定情報の抽出位置は「17番目」となる。
改定情報の抽出位置が更新されると、示種情報選択部100は、製品検査データシートのうちその抽出位置から改定情報を抽出する(S262)。上述の説明から明らかなように、この場合、「15.09.19」という改定情報が抽出される。
その後、S262乃至S266の工程が繰り返されると、改定情報の抽出位置は「27番目」となる。製品別データベース記憶装置12から受信した製品検査データシートに含まれる情報の数は「26」である。したがって、「27番目」に対応付けられた情報は製品検査データシートに含まれていない。これにより、製品検査データシートに未抽出の示種情報が存在しないので(S264にてNO)、選択情報一致判断部102は、示種情報のうち最後に抽出されたものに対応するデータ位置特定用情報が存在するか否かを判断する(S268)。この場合、上述の説明から明らかなように、示種情報のうち最後に抽出されたものは、「01.04.20」という情報である。選択情報一致判断部102は、データ位置特定用情報記憶部80に記憶されたデータ位置特定用情報に「01.04.20」と対応付けられたものがあるか否かを判断することとなる。これにより、示種情報選択部100は、示種情報の選択に関する所定の規則に基づいて複数の示種情報のいずれかを選択することとなる。本実施形態の場合、その規則は、次に述べられる位置に対応する示種情報が選択されるというものである。その位置は、図10に表形式で示された情報における列状の領域すなわち改定情報欄318のうち示種情報に対応付けられている部分の下端にあたる位置である。
この場合、データ位置特定用情報記憶部80に記憶されたデータ位置特定用情報に「01.04.20」と対応付けられたものがあるとすると(S268にてYES)、選択情報一致判断部102は、「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報をデータ位置特定用情報記憶部80から読みだす。この場合、そのデータ位置特定用情報は、「R01C02」、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、および、「R07C02」という情報の集合体である。それらの情報は、特性データが示す特性に対応付けられている。すなわち、この場合、それらの位置情報は、検査日、製品ID、電圧、電流、回転数、圧力、および、騒音に対応付けられている。
そのデータ位置特定用情報が読みだされると、選択情報一致判断部102は、次に述べられる2種類の位置情報がすべて一致しているか否かを判断する(S270)。それらの位置情報の一方は、製品検査データシートが含む位置情報のうち次に述べられる特性データに対応付けられたものである。それらの特性データは、検査日、製品ID、電圧、電流、回転数、圧力、および、騒音についての特性データである。それらの位置情報の他方は、「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報によって示される位置情報である。図8、図10、および、図11から明らかなように、製品検査データシートが含む位置情報のうちそれらの特性データに対応付けられたものは、「R01C02」、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、および、「R07C02」である。したがって、それらの位置情報は「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報によって示される位置情報に一致するので(S270にてYES)、選択情報一致判断部102は、それらの位置情報がすべて一致した旨の情報を判断結果情報出力部66に出力する(S274)。
位置情報がすべて一致した旨の情報が判断結果情報出力部66に出力されると、判断結果情報出力部66は、データ群情報種類識別部62による識別結果に基づき、不存在情報を出力するか否かを判断する(S234)。この場合、位置情報がすべて一致した旨の情報が出力されたので、改定情報「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報が存在することは明らかである。その結果、不存在情報を出力すると判断されないので(S234にてNO)、判断結果情報出力部66は、データ群情報種類識別部62による識別結果に基づき、判断結果情報を出力するか否かを判断する(S238)。本実施形態の場合、判断結果情報は、製品検査データシートが含む複数種類の特性データがそれぞれ対応付けられている位置情報がデータ位置特定用情報によって示される位置情報と一致していないと判断された場合に出力される。その結果、判断結果情報を出力すると判断されないので(S238にてNO)、特性データ出力部64は、製品検査データシートが含む特性データを出力する(S242)。すなわち、特性データ出力部64は特性別データベース記憶装置16へ製品検査データシートが含む特性データを送信する。
それらのデータが出力されると、特性別データベース記憶装置16は、データ群識別装置14が送信した情報を受信する(S290)。これにより、製品検査データシートに含まれる特性データが受信される。
特性データが受信されると、特性別データベース記憶装置16の制御部30は、データ群識別装置14から受信した情報が特性データを含むか否かを判断する。この場合、その情報が特性データを含むので(S292にてYES)、特性別データベース記憶装置16の制御部30は、それらの特性データを固定ディスク34に記憶させる(S294)。
特性データが固定ディスク34に記憶されると、特性別データベース記憶装置16の制御部30は、特性データの受信を終了するか否かを判断する(S296)。特性データの受信を終了すると判断された場合(S296にてYES)、処理は終了する。
(製品検査データシートに誤入力がある場合)
S200とS202との処理を経て、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、画像を表示するように表示装置42を制御する。製品検査データシートの内容を表形式で示した画像が表示されると、オペレータは、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38とを用いて特性データを入力する。この場合、オペレータが、データ表示欄316のうち指定されるべき欄を誤ったとする。具体的には、オペレータは本来指定されるべき欄の一つ下の欄を指定したとする。図13は、その誤った指定によりデータが入力された状況が示される図である。製品別データベース記憶装置12の制御部30は、キーボード36とマウス38とが受付けた特性データをメモリ32に記憶させる(S204)。その後、S208以降の処理を経て、製品別データベース記憶装置12は本実施形態にかかる登録送信方法をいったん終了する。終了後、製品別データベース記憶装置12は再び本実施形態にかかる登録送信方法を開始する。その登録送信方法において、S200とS202との処理の後、製品別データベース記憶装置12の制御部30および第1I/O44は、固定ディスク34に記憶された製品検査データシートをデータ群識別装置14に送信する(S206)。
データ群識別装置14のデータ群情報受付部60は、製品別データベース記憶装置12から製品検査データシートの入力を受付ける(S230)。製品検査データシートの入力が受付けられると、S260乃至S268の処理を経て、選択情報一致判断部102は、上述された2種類の位置情報がすべて一致しているか否かを判断する(S270)。この場合、図13から明らかなように、製品検査データシートが含む位置情報のうち検査日、製品ID、電圧、電流、回転数、圧力、および、騒音についてのデータに対応付けられたものは、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、「R07C02」、および、「R08C02」である。一方、「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報は、「R01C02」、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、および、「R07C02」という情報の集合体である。すなわち、前者は「R01C02」を含まず「R08C02」を含む。後者は「R01C02」を含み「R08C02」を含まない。その結果、これの位置情報の一部が一致しないと判断されるので(S270にてNO)、選択情報一致判断部102は、それら2種類の位置情報が一致していないことを示す情報を判断結果情報出力部66に出力する(S276)。
その情報が判断結果情報出力部66に出力されると、判断結果情報出力部66は、データ群情報種類識別部62による識別結果に基づき、不存在情報を出力するか否かを判断する(S234)。この場合、改定情報「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報は存在するので(S234にてNO)、判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力するか否かを判断する(S238)。この場合、位置情報が一致しなかったことにより判断結果情報を出力すると判断されるので(S238にてYES)、判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力する(S240)。本実施形態の場合、判断結果情報は、表示装置42に表示される画像として出力される。その画像は製品検査データシートに基づき判断結果情報出力部66により作成される。その画像において、検査日領域390の特性領域420と入力データ領域422とに含まれる情報は横に並ぶように配置される。製品ID領域392、電圧領域394、電流領域396、回転数領域398、圧力領域400、および、騒音領域402についても同様である。図14は、このとき表示装置42に表示される画像を示す概念図である。図14から明らかなように、この画像においては、「検査日」という文字列が表示される一方でその隣に日付が表示されていない。さらに、入力データ領域422に含まれる特性データが本来隣接すべき情報に隣接していない。その結果、入力ミスがあったことは明らかとなる。この画像が表示されると、データ群識別装置14は処理を終了する。
(製品検査データシートの改定情報に異常がある場合)
この場合、製品検査データシートが改定されたにも関わらず製品検査データシートにその旨の情報が追加されていなかったとする。すなわち、図9に示された情報において、騒音名称位置情報領域366と改定情報名称データ領域368との間に図示されない振動名称データ領域と図示されない振動名称位置情報とが追加されたとする。それにも関わらず、図9に示された情報において、新たな改定情報領域442が追加されていなかったとする。
S200とS202との処理を経て、製品別データベース記憶装置12の制御部30は、画像を表示するように表示装置42を制御する。図15は、その制御によって表示される画像の具体的内容が示された図である。この図において、図8に示された画像と異なり名称欄314の1つには「振動」という文字が示されている。一方、図15における改定情報欄318の内容は図8における改定情報欄318の内容と同一である。
製品検査データシートの内容を表形式で示した画像が表示されると、オペレータは、製品別データベース記憶装置12のキーボード36とマウス38とを用いて特性データを入力する。製品別データベース記憶装置12の制御部30は、キーボード36とマウス38とが受付けた特性データをメモリ32に記憶させる(S204)。
その後、S204の処理とS208の処理とが繰り返された結果、製品検査データシートに含まれるべきすべての特性データが入力されたとする。すべての特性データが入力された後に、終了指示受付欄320がマウス38を用いて指定されると(S208にてYES)、製品別データベース記憶装置12の制御部30は製品検査データシートを作成する。製品検査データシートが作成されると、制御部30は、その製品検査データシートを固定ディスク34に記憶させる(S210)。
その後、製品別データベース記憶装置12の制御部30および第1I/O44は、固定ディスク34に記憶された製品検査データシートをデータ群識別装置14に送信する(S206)。データ群識別装置14のデータ群情報受付部60は、製品別データベース記憶装置12から製品検査データシートの入力を受付ける(S230)。製品検査データシートの入力が受付けられると、S260乃至S266の処理を経て、選択情報一致判断部102は、示種情報のうち最後に抽出されたものに対応するデータ位置特定用情報が存在するか否かを判断する(S268)。この場合、製品検査データシートには図示されない振動領域(この振動領域は特性領域420と入力データ領域422と位置情報領域424とを含む)が追加されたにも関わらず、新たな改定情報領域442が追加されていない。したがって、改定の具体的内容を示す情報のうち最後に抽出されたものは、「01.04.20」という情報である。選択情報一致判断部102は、データ位置特定用情報記憶部80に記憶されたデータ位置特定用情報に「01.04.20」と対応付けられたものがあるか否かを判断することとなる。
この場合、データ位置特定用情報記憶部80に記憶されたデータ位置特定用情報に「01.04.20」と対応付けられたものがあるので(S268にてYES)、選択情報一致判断部102は、「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報をデータ位置特定用情報記憶部80から読みだす。この場合、そのデータ位置特定用情報は、「R01C02」、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、および、「R07C02」という情報の集合体である。
そのデータ位置特定用情報が読みだされると、選択情報一致判断部102は、次に述べられる位置情報がすべて一致するか否かを判断する(S270)。この場合、図15から明らかなように、製品検査データシートが含む位置情報のうち検査日、製品ID、電圧、電流、回転数、圧力、騒音、および、振動についてのデータに対応付けられたものは、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、「R07C02」、「R08C02」、および、「R08C02」である。一方、「01.04.20」に対応するデータ位置特定用情報は、「R01C02」、「R02C02」、「R03C02」、「R04C02」、「R05C02」、「R06C02」、および、「R07C02」という情報の集合体である。すなわち、前者は「R08C02」を含む。後者は「R08C02」を含まない。その結果、これの位置情報の一部が一致しないと判断されるので(S270にてNO)、選択情報一致判断部102は、それら2種類の位置情報が一致していないことを示す情報を判断結果情報出力部66に出力する(S276)。
その情報が判断結果情報出力部66に出力されると、S234の処理を経て、判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力するか否かを判断する(S238)。この場合、位置情報が一致しなかったことにより判断結果情報を出力すると判断されるので(S238にてYES)、判断結果情報出力部66は、判断結果情報を出力する(S240)。判断結果情報が出力されると、データ群識別装置14は処理を終了する。
[効果の説明]
本実施形態にかかるデータ群識別装置14においては、製品検査データシートの入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。また、本実施形態にかかるデータ群識別装置14においては、ある製品検査データシートの仕様に基づいて他のバージョンの製品検査データシートの仕様が設定されるとき、後者の製品検査データシートの入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。また、本実施形態にかかるデータ群識別装置14においては、後者の製品検査データシートの仕様に基づいて別のバージョンの製品検査データシートの仕様が設定されたとしても、その製品検査データシートの入力にあたっての誤りが生じていることを検知できる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、本実施形態にかかるデータ群情報は表形式で示される情報に限定されない。本実施形態にかかるデータ群情報は、これが含む複数種類のデータが次に述べられる位置に対応付けられ得るものであればよい。その位置は、複数種類のデータが表示されるときにおけるそのデータの位置である。したがって、本実施形態にかかるデータ群情報は例えば複数種類のデータが三次元空間内に表示され得るように位置に対応付けられていてもよい。
また、本発明にかかる示種情報はデータ群情報のバージョンを示す情報に限定されない。一方、データ群情報が複数の示種情報を含むとき、本発明にかかる位置情報一致判断部がそれらの示種情報のいずれかを選択するための具体的手順は上述されたものに限定されない。
12…製品別データベース記憶装置
14…データ群識別装置
16…特性別データベース記憶装置
20…コンピュータ
22…USBメモリ
30…制御部
32…メモリ
34…固定ディスク
36…キーボード
38…マウス
40…コネクタ
42…表示装置
44…第1I/O
46…第2I/O
60…データ群情報受付部
62…データ群情報種類識別部
64…特性データ出力部
66…判断結果情報出力部
72…位置情報一致判断部
80…データ位置特定用情報記憶部
82…位置情報一致判断部
100…示種情報選択部
102…選択情報一致判断部
310…列情報欄
312…行情報欄
314…名称欄
316…データ表示欄
318…改定情報欄
320…終了指示受付欄
340…検査日名称データ領域
342…検査日名称位置情報領域
344…製品ID名称データ領域
346…製品ID名称位置情報領域
348…電圧名称データ領域
350…電圧名称位置情報領域
352…電流名称データ領域
354…電流名称位置情報領域
356…回転数名称データ領域
358…回転数名称位置情報領域
360…圧力名称データ領域
362…圧力名称位置情報領域
364…騒音名称データ領域
366…騒音名称位置情報領域
368…改定情報名称データ領域
370…改定名称位置情報領域
372…改定筆頭位置情報領域
390…検査日領域
392…製品ID領域
394…電圧領域
396…電流領域
398…回転数領域
400…圧力領域
402…騒音領域
404…種類領域
420…特性領域
422…入力データ領域
424…位置情報領域
440…情報内容領域
442…改定情報領域

Claims (5)

  1. 複数種類のデータを含むデータ群情報の入力を受付けるデータ群情報受付部と、
    前記データ群情報の種類を識別するデータ群情報種類識別部とを備えるデータ群識別装置であって、
    前記データ群情報が、
    前記データ群情報における位置を示す位置情報と、
    前記データ群情報の種類を示す示種情報とを前記複数種類のデータに加えて含み、
    前記複数種類のデータが、前記位置情報のいずれか1つに対応付けられており、
    前記データ群情報種類識別部が、
    前記複数種類のデータがそれぞれ対応付けられる前記位置情報を示すデータ位置特定用情報を前記データ群情報の種類ごとに予め記憶するデータ位置特定用情報記憶部と、
    前記データ群情報が含む前記複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている前記位置情報と前記示種情報が示す前記データ群情報の種類に対応する前記データ位置特定用情報によって示される前記位置情報とが一致しているか否かを判断する位置情報一致判断部とを有しており、
    前記データ群識別装置が、前記位置情報一致判断部の判断結果を示す判断結果情報を出力する判断結果情報出力部をさらに備えることを特徴とするデータ群識別装置。
  2. 前記データ群情報が、少なくとも1つの前記示種情報を含んでおり、
    前記位置情報一致判断部が、
    前記示種情報の選択に関する所定の規則に基づいて前記少なくとも1つの前記示種情報のいずれかを選択する示種情報選択部と、
    前記データ群情報が含む前記複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている前記位置情報と前記示種情報選択部が選択した前記示種情報が示す前記データ群情報の種類に対応する前記データ位置特定用情報によって示される前記位置情報とが一致しているか否かを判断する選択情報一致判断部とを有していることを特徴とする、請求項1に記載のデータ群識別装置。
  3. 前記少なくとも1つの前記示種情報が、それぞれ、前記位置情報のうち前記複数種類のデータが対応付けられているものとは異なり、かつ、列状の領域を形成する複数の前記位置のいずれか1か所を示す前記位置情報に対応付けられており、
    前記示種情報の選択に関する前記所定の規則が、前記列状の領域のうち前記示種情報に対応付けられている部分の端にあたる前記位置に対応する前記示種情報が選択されるというものであることを特徴とする、請求項2に記載のデータ群識別装置。
  4. 複数種類のデータを含むデータ群情報の入力をコンピュータが受付けるデータ群情報受付工程と、
    前記データ群情報の種類を前記コンピュータが識別するデータ群情報種類識別工程とを備えるデータ群識別方法であって、
    前記データ群情報が、
    前記データ群情報における位置を示す位置情報と、
    前記データ群情報の種類を示す示種情報とを前記複数種類のデータに加えて含み、
    前記複数種類のデータが、前記位置情報のいずれか1つに対応付けられており、
    前記データ群情報種類識別工程において、前記データ群情報が含む前記複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている前記位置情報と前記示種情報が示す前記データ群情報の種類ごとに前記複数種類のデータそれぞれについて予め記憶されている前記位置情報とが一致しているか否かが判断され、
    前記データ群識別方法が、前記データ群情報種類識別工程における判断結果を示す判断結果情報を前記コンピュータが出力する判断結果情報出力工程をさらに備えることを特徴とするデータ群識別方法。
  5. 複数種類のデータを含むデータ群情報の入力が受付けられるデータ群情報受付工程と、
    前記データ群情報の種類が識別されるデータ群情報種類識別工程とを備えるデータ群識別方法をコンピュータに実行させるデータ群識別プログラムであって、
    前記データ群情報が、
    前記データ群情報における位置を示す位置情報と、
    前記データ群情報の種類を示す示種情報とを前記複数種類のデータに加えて含み、
    前記複数種類のデータが、前記位置情報のいずれか1つに対応付けられており、
    前記データ群情報種類識別工程において、前記データ群情報が含む前記複数種類のデータがそれぞれ対応付けられている前記位置情報と前記示種情報が示す前記データ群情報の種類ごとに前記複数種類のデータそれぞれについて予め記憶されている前記位置情報とが一致しているか否かが判断され、
    前記データ群識別方法が、前記データ群情報種類識別工程における判断結果を示す判断結果情報が出力される判断結果情報出力工程をさらに備えることを特徴とするデータ群識別プログラム。
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