JP7382090B1 - 迅速なノイズ抑制コントラスト強調のためのgpu高速化データ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、データ処理方法に関し、より具体的には、線形又は非線形の光学顕微鏡画像への適用において、迅速なノイズ抑制とコントラスト強調を可能にするためのデジタル画像処理方法に関する。【解決手段】本開示の方法は、選択的なレーザーオン及びレーザーオフ状態にデジタル的に類似する手段によって、ハードウェアベースのフィードバック動作する適応/制御型照明技術をデジタル的に再現するものであり、信号強度を選択的に最適化し、最も明るい構造の飽和をほとんど防止しつつ、弱い強度の形態の可視性を最適化することができる。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 (1)2022年1月14日 ウェブサイト https://doi.org/10.1016/j.isci.2022.103773 https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(22)00043-8?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS2589004222000438%3Fshowall%3Dtrueにて公開 (2)2022年2月18日 ウェブサイト https://www.cell.com https://www.cell.com/iscience/home https://www.cell.com/iscience/issues https://www.cell.com/iscience/issue?pii=S2589-0042(22)X0002-3 https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(22)00043-8 https://www.cell.com/iscience/pdf/S2589-0042(22)00043-8.pdfにて公開
本発明は、データ処理方法に関するものであり、具体的には、迅速なノイズ抑制コントラスト強調のためのデジタル画像処理方法に関するものである。
光学的な神経細胞のイメージングは、研究者らが、脳機能及び機能不全だけではなく、様々な神経系の障害を調査するのに役立つ。神経細胞の構造は、通常、構造的テクスチャー及び信号強度分布に著しい変化を示す。例えば、神経細胞をイメージングする場合、細胞体 (すなわち、神経細胞体)は、1ミクロンよりもさらに薄いであろう隣接繊維構造 (すなわち、軸索及び樹状突起)よりも桁違いに高輝度であることがしばしば観察される。実際のところ、神経細胞のイメージングは、十分に広い信号強度分布をもたらす。高度な最先端の取得及び表示システムが採用されたとしても、ダイナミックレンジが限られているために、情報を犠牲にすることなく全ての神経細胞の詳細をデジタル化して視覚化することは困難である場合が多い。これに加えて、様々な光学的、電気的及びその他の環境要因がバックグラウンドノイズを増大させ、この結果、超微細な神経細胞構造から発生する弱い強度の信号を著しく劣化させ、最終的には、このような構造の信号対ノイズ比(SNR)及びコントラスト比の両方を低下させる。
弱い強度の信号構造における従来のコントラスト強調法では、最も明るい構造が飽和してしまい、SNRをさらに劣化させるノイズ増幅の問題を引き起こすおそれがある。
適応/制御型照明(adaptive/controlled illumination)は、レーザ励起パワーを調整することによって、信号強度のリアルタイムの局所最適化を可能にする有望な技術である。しかし、適応型照明には、専用のハードウェアのセットアップが必要であり、電子応答が遅いため、有効な帯域幅が貧弱であり、このため、特に、拡張された視野にわたる高いデジタル解像度をターゲットとする場合に、デジタル解像度の不可逆的損失(エイリアシング)が生じる可能性がある。これに加えて、適応型照明では、弱い強度の信号構造を局所的に強化しつつ、依然としてノイズが増幅されてしまうことがある。
米国特許第9639915号明細書に開示される画像処理方法は、画像内の複数の画素のそれぞれのためのノイズ低減フィルタを含む。ノイズ低減フィルタは、対応する画素、複数の画素間に引き起こされるノイズ効果の異なるレベルに基づいて、画像の線状ノイズモデルに従うように構成される。ノイズ効果の異なるレベルは、他の画素、複数の画素間、及び隣接して対応する画素によって引き起こされる。この方法は、ノイズが低減された画像を得るために、複数の画素のそれぞれにノイズ低減フィルタを使用することにより、複数の画素のそれぞれにノイズ低減フィルタリングを実行することをさらに含む。
米国特許第8417050号明細書では、静止画像又はビデオシーケンスのような信号内の多数のスケール又は解像度のそれぞれで強力なフィルタリングを採用する。特定の実施形態では、強力なフィルタリングは、各スケールで、ノイズ除去され、シャープ化され、コントラスト強調された信号と、補正信号との両方を生成するための各スケールでの非線形近傍演算からなり、又はこれを含む。
これまでに非常に多くのアナログ/デジタル信号処理方法が提案されたが、既存のハードウェアベースのアナログ技術は、動作するための専用のハードウェア構成を必要とし、これはコスト及び複雑さを増大させる。電子的な制限のために応答が遅くなると、有効な帯域幅が低下し、エイリアシングが発生する可能性がある。ハードウェアベースの方法とは別に、既存のソフトウェアベースのコントラスト強調アルゴリズムは、望ましくないノイズ増幅を生じることが多く、信号対ノイズ比が低下し、及び画像内の最も明るい構造を飽和させることが多い。
したがって、最も明るい構造を飽和させず、バックグラウンドノイズを増幅させることなく、弱い信号構造の可視性を改善することを支援するために、光学線形及び非線形画像化モダリティに適用することが可能な、ノイズ補償されたデジタル式のコントラスト強調技術を導入することが必要である。
米国特許第9639915号明細書 米国特許第8417050号明細書
本発明の目的は、専用のハードウェアを使用せずに、ハードウェアベースの適応/制御照明技術を再現することが可能であり、光学顕微鏡画像における弱い強度の構造のコントラスト比を選択的に向上させることができ、明るい強度の構造にあまり影響を与えない、デジタル方法を提供することである。この方法は、効率的なバックグラウンドノイズの抑制と、これに続く局所的な強度の増大とを行う。
第1に、本発明は、迅速なノイズ抑圧とコントラスト強調とを行うためのデータ処理方法を提供する。このデータ処理方法は、以下のステップを実行するようにグラフィック処理装置又は中央処理装置を構成することを含む。
i)第1の幅及び第1の高さを有し、所定のビット深度を有する複数の画素又はデータポイントを含み、ビット深度を2乗して1をマイナスすることで最大画素値又は最大画素強度を得ることを可能な入力画像を取得するステップ。
ii)前記入力画像に対して第1の画素ビニング又は第1の補間処理を実行し、第1のリダクション係数によって前記入力画像をリサイズし、前記第1のリダクション係数によって前記第1の幅よりも狭い第2の幅と、前記第1のリダクション係数によって前記第1の高さよりも低い第2の高さと、を有する第1のリサイズ画像を生成するステップ。
iii)前記第1のリサイズ画像に対して第1のローパスフィルタリング処理を実行し、第1のぼかし画像を取得するステップ。
iv)前記第1のぼかし画像に対して第2の補間処理を実行し、前記第1のぼかし画像を前記第2の幅及び前記第2の高さからアップスケールし、前記第1の幅及び前記第1の高さを有する第2のリサイズ画像を取得するステップ。
v)前記第2のリサイズ画像に対して第1の所定値を分割するための分割処理を実行し、第1の分割レイヤー画像を取得するステップ。
vi)閾値処理を実行し、前記第1の分割レイヤー画像をユーザ定義の閾値でトランケートし、第1の増幅レイヤー画像を取得するステップ。
vii)前記入力画像に対して第1の増幅処理を実行し、前記第1の増幅レイヤー画像によって前記入力画像を乗算し、第1の増幅画像を生成するステップ。
viii)前記第1の増幅画像に対して第2の画素ビニング又は第3の補間処理を実行し、第2のリダクション係数によって第1の増幅画像をリサイズし、前記第2のリダクション係数によって前記第1の幅よりも狭い第3の幅と、前記第2のリダクション係数によって前記第1の高さよりも低い第3の高さと、を有する第3のリサイズ画像を生成するステップ。
ix)前記第3のリサイズ画像に対して第2のローパスフィルタリング処理を実行し、第2のぼかし画像を取得するステップ。
x)前記第2のぼかし画像に対して第4の補間処理を実行し、前記第2のぼかし画像を前記第3の幅及び前記第3の高さからアップスケールし、前記第1の幅及び前記第1の高さを有する第4のリサイズ画像を取得するステップ。
xi)前記第4のリサイズ画像及び前記第1の増幅画像に対して第1の減算処理を実行し、前記第4のリサイズ画像から前記第1の増幅画像を減算し、第1の減算画像を生成するステップ。
xii)前記第1の減算画像に対して第3のローパスフィルタリング処理を実行し、第3のぼかし画像を取得するステップ。
xiii)前記第1の増幅レイヤー画像に対して第2の減算処理を実行し、前記ユーザ定義の閾値を超える第2の所定値から前記第1の増幅レイヤー画像を減算し、第2の減算画像又は第2の増幅レイヤー画像を取得するステップ。
xiv)前記第3のぼかし画像に対して第2の増幅処理を実行し、前記第2の増幅レイヤー画像によって前記第3のぼかし画像を乗算し、第2の増幅画像を生成するステップ。
xv)前記入力画像及び前記第2の増幅画像に対して第3の減算処理を実行し、前記入力画像から前記第2の増幅画像を減算し、第3の減算画像を取得するステップ。
xvi)前記第1の増幅レイヤー画像に対して一連の演算処理を実行し、第3の増幅レイヤー画像を取得するステップ。
xvii)前記第3の減算画像に対して第3の増幅処理を実行し、前記第3の増幅レイヤー画像によって前記第3の減算画像を乗算し、第3の増幅画像、又はノイズ抑制・コントラスト強調された出力画像を生成するステップ。
好ましい実施形態では、前記第1の補間処理、前記第2の補間処理、前記第3の補間処理、及び前記第4の補間処理が、バイリニアである。
好ましい実施形態では、前記第1の画素ビニング又は前記第1の補間処理における前記第1のリダクション係数が、10である。
好ましい実施形態では、前記第1のローパスフィルタリング処理が、29×29の第1のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む。
好ましい実施形態では、前記第1のぼかし画像に対して加算処理が実行され、前記第2の補間処理を実行する前に、前記第1のぼかし画像に非ゼロ数が加算される。
好ましい実施形態では、前記分割処理における前記第1の所定値が、最大画素強度の90%である。
好ましい実施形態では、前記閾値処理における前記ユーザ定義の閾値が、3.0~8.0の範囲内であり、浮動小数点を適用することが可能である。
好ましい実施形態では、前記第2の画素ビニング又は前記第3の補間処理における前記第2のリダクション係数が、3である。
好ましい実施形態では、前記第2のローパスフィルタリング処理が、29×29の第2のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む。
好ましい実施形態では、前記第3のローパスフィルタリング処理が、7×7の第3のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む。
好ましい実施形態では、前記第2の減算処理における前記第2の所定値が、前記ユーザ定義の閾値の1.25倍である。
好ましい実施形態では、前記第3の増幅レイヤー画像を取得するための前記第1の増幅レイヤー画像に対する前記一連の演算処理が、
第1に、4の分割係数によって前記第1の増幅レイヤー画像を分割し、第2の分割レイヤー画像を取得することと、
第2に、前記第2の分割レイヤー画像を2乗して、モディファイされた分割レイヤー画像を取得することと、
第3に、前記モディファイされた分割レイヤー画像に0.9の値を加算し、第3の増幅レイヤー画像を取得することと、を含む。
本発明のデータ処理方法は、専用のハードウェアを使用せずに、ハードウェアベースの適応/制御照明技術を再現することが可能であり、光学顕微鏡画像における弱い強度の構造のコントラスト比を選択的に向上させることができ、明るい強度の構造にあまり影響を与えない。この方法によれば、効率的なバックグラウンドノイズの抑制と、これに続く局所的な強度の増大とを行うことができる。
図1は、本発明によるデータ処理方法の手順を示すブロック図である。 図2は、増幅レイヤー準備処理を示すフローチャートである。 図3は、ノイズ抑制処理を示すフローチャートである。 図4は、局所ブースト処理を示すフローチャートである。 図5(a)~(d)は、複数の入力画像とそれぞれの処理後画像とを比較するデモンストレーションの図である。 図6は、αmaxの単一パラメータ制御のデモンストレーションの図である。 図7は、本開示におけるデータ処理方法の平均処理時間を示す時間計算量プロットである。 図8は、画像取得及び処理システムを示すブロック図である。 図9は、本発明による画像取得及び処理システムの手順の詳細を示すブロック図である。
当業者が本開示をより深く理解するために、本開示の実施形態における技術的な解決策は、本開示の実施形態における添付の図面を参照し、以下に明確かつ完全に説明される。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される単数形の記載は、文脈に別段の明示がない限り、複数の場合も含むものとする。さらに、本明細書で使用される「を含む」及び/又は「を含んだ」の用語は、記載された機能、整数、手順、操作、要素及び/又は構成を特定するが、1つ以上の他の機能、整数、手順、操作、要素、構成及び/又はこれらの集合の存在又は付加を排除するものではない。
図面に示される例示的な実施形態を説明する際に、特定の用語を使用してその意味を明確にした。しかし、本開示は、そのように選択された特定の用語に限定されるものではなく、特定の要素のそれぞれが、同様の構造を有し、同様の方法で操作し、又は同様の結果を達成する全ての技術的等価物を含むものと理解されなければならない。
以下の説明において、例示的な実施形態は、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実行するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含むプログラムモジュール又は機能プロセスとして実施することができ、既存のハードウェア、ネットワーク要素又は制御ノードを使用して実行することができる操作の動作及び象徴的な表現(例えば、フローチャートの形で)を参照して説明する。そのような既存のハードウェアには、中央処理装置 (CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレー (FPGA)、コンピュータ等が含まれる。これらの用語は、一般的にプロセッサと総称されることがある。
特に明記しない限り、又は論旨から明らかなように、「処理する」、「演算する」、「算出する」、「決定する」又は「表示する」などの用語は、コンピュータシステム、又はコンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理的、電子的量として表されるデータを操作し、コンピュータシステムのメモリ又はレジスタ内の物理的量として同様に表される他のデータ、又はその他の情報記憶、送信、又は表示デバイス内の物理的な電子量として表されるデータの操作及び変換を行うコンピュータシステム、又は同様の電子計算機の動作及び処理を意味する。
本発明によれば、カスタム開発された多光子光学顕微鏡(MPM)システムを用いた複数の励起波長で、視野(FOV)が広くナイキスト条件を満たす(エリアシングなし)脳/神経細胞構造の2光子蛍光イメージングの手段によって、入力画像が取得される。本発明の開示された方法は、強いノイズバックグラウンドによって汚染された弱い強度の超微細な神経細胞構造を良好に回収する。開示された方法は、信号対ノイズ比(SNR)、信号対バックグラウンドノイズ比(SBR)及びコントラスト比を同時に改善することを可能とする。エヌビディア(登録商標)コーポレーションのComputer Unifide Device Architecture(CUDA)に支援された画像処理装置(GPU)の高速化を活用することによって、開示された方法は、典型的な1000×1000サイズの16ビット符号なし画像に対して3ms未満の時間計算量を可能とする。
<本発明の開示されたデータ処理法>
図1は、本開示の一実施形態によるデータ処理方法の概要を示す。図2は、本開示の一実施形態による第1の増幅レイヤー画像を取得するための処理のフローチャートを示す。図3は、本開示の一実施形態によるノイズ抑制処理のフローチャートを示す。図4は、本開示の一実施形態による局所ブースト処理のフローチャートを示す。
図1に示されるように、入力画像である「入力」に対して、増幅レイヤー準備処理S01を実行し、第1の増幅レイヤーLAY1を取得する。第1の増幅レイヤーLAY1に対して、ノイズ抑制処理S02を実行し、ノイズ抑制バージョンSUB3を取得する。ノイズ抑制バージョンSUB3に対して、局所ブースト処理S03を実行し、処理済みの画像を「出力」として取得する。
「入力」は、ノイズで汚染された低コントラストの16ビット画像であり、R×C画素を有するf(r,c)と表記することができる。ここで、r及びcは、それぞれ行(row)及び列(column)の位置を表わす。
処理S01では、まず、f(r,c)に対する10倍のダウンスケールを行い、r,cの画素数を減少させた第1のリサイズ画像f(r,c)を取得する。下記の数式(1)及び図2中の「RES1」を参照されたい。R×C画素の画像の全てにおいて、r及びcは、それぞれ行及び列の位置を表わす。f(r,c)に対して、29×29カーネルのガウシアンぼかしでローパスフィルターを掛け、第1のぼかし画像を生成する。図2中の「BLR1」を参照されたい。次の処理におけるゼロ除算を防止するために、「BLR1」のそれぞれの画素に1.0を加算する。下記の数式(2)のl(r,c)、及び図2中の「ADD」を参照されたい。バイリニア補間によって、l(r,c)をリサイズしてR×C画素に戻し、第2のリサイズ画像を生成する。下記の数式(3)のl(r,c)、図2中の「RES2」を参照されたい。ここで、l(r,c)の画素値の逆数を、最大許容強度の90%、つまり、16ビット画像の場合は0.9×(216-1)で乗算し、第1の分割レイヤー画像を生成する。下記の数式(4)のd(r,c)及び図2中の「DIV」を参照されたい。ユーザ定義の閾値αmax以上のd(r,c)の画素値をそれぞれαmax’にトランケートし、第1の増幅レイヤー画像を生成する。下記の数式(5)のα(r,c)、図2中の「LAY1」を参照されたい。「LAY1」は、その後のノイズ抑制処理S02において使用される。本実施形態では、ユーザ定義の閾値αmaxは、3.0~8.0の範囲内であり、浮動小数点を適用することが可能である。




処理S02では、まず、「入力」又はf(r,c)を「LAY1」又はα(r,c)によって画素ごとに乗算し、第1の増幅画像を生成する。図3中の「ANP1」、及び下記の数式(6)のg(r,c)を参照されたい。g(r,c)は、3倍のダウンスケールで適用され、第3のリサイズ画像を生成する。図3中の「RES3」、及び下記の数式(7)のg(r//,c//)を参照されたい。r//及びc//は、それぞれ行及び列の位置を表わす。g(r//,c//)は、R//×C//の画素数を減少させたものである。g(r//,c//)に対して、29×29カーネルガウシアンぼかしでローパスフィルタを掛け、第2のぼかし画像を生成する。図3中の「BLR2」、及び下記の数式(8)のL(r//,c//)を参照されたい。バイリニア補間によって、L(r//,c//)をリサイズしてR×C画素に戻し、第4のリサイズ画像を生成する。図3中の「RES4」、及び下記の数式(9)のL(r,c)を参照されたい。L(r,c)からg(r,c)を減算し、第1の減算画像を生成する。図3中の「SUB1」を参照されたい。SUB1に対して、7×7カーネルガウシアンぼかしでローパスフィルタを掛け、第3のぼかし画像を生成する。図3中の「BLR3」、及び下記の数式(10)のL(r,c)を参照されたい。α(r,c)に対して、[1.25×αmax-α(r,c)]の減算操作を実行し、第2の減算画像又は第2の増幅レイヤー画像を生成する。図3中の「SUB2」又は「LAY2」を参照されたい。続いて、L(r,c)又はBLR3をSUB2又はLAY2によって画素ごとに乗算し、第2の増幅画像を生成する。図3中の「AMP2」を参照されたい。f(r,c)又は「入力」からAMP2を減算し、第3の減算画像を取得する。図3中の「SUB3」、及び下記の数式(11)のS(r,c)を参照されたい。SUB3又はS(r,c)は、「入力」又はf(r,c)のノイズ抑制バージョンであり、その後の局所ブースト処理S03において使用される。





処理S03では、LAY1又はα(r,c)に対して、[X+{α(r,c)/Y}]として与えられる一連の演算操作を実行し、第3の増幅レイヤー画像を生成する。図4中の「LAY3」を参照されたい。一実施形態では、X、Y及びnの値は、それぞれ0.9、4.0、2.0を選択する。第3の減算画像はS(r,c)であり、SUB3でもあるが、これをLAY3で画素ごとに乗算し、第3の増幅画像、又はノイズ抑制・コントラスト強調された出力画像を生成する。図4中の「出力」、及び下記の数式(12)のF(r,c)を参照されたい。
「入力」中の高強度領域は、LAY3中の対応する領域で1に近い値になるため、SUB3をLAY3で乗算した場合に、「出力」中における飽和を防止することができる。一方、「入力」中の低強度領域は、LAY3中の対応する領域で1より大きい値になるため、SUB3をLAY3で乗算した場合に、「出力」の低強度領域が局所的に強調される。
本開示のデータ処理方法の適用は、Nav1.8-tdTomato-陽性マウスの後根神経節(DRG)の切片、及びThy1-GFP-陽性マウスの大脳皮質領域の2光子励起蛍光(TPEF)画像でデモンストレーションされる。DRGの切片は、高輝度の体細胞及び低強度の細い軸索線維で構成され、大脳皮質領域は、軸索、樹状突起、及び樹状突起棘で構成される。TPEFイメージングは、Nav1.8-tdTomato及びThy1-GFP-陽性検体について、それぞれ1070nm及び919nm(70MHz、<60fs、<40mWの平均励起出力)の中心励起波長で実行される。
図5(a)及び(c)は、Nav1.8-tdTomato及びThy1-GFP検体の2つのTPEF画像を示すものであり、それぞれ150μmのスケールバーが付いている。図5(a)及び(c)は両方とも、SNR、SBR及びコントラスト比が低いことを示す。図5(a)の画像ではαmax=8.0、及び図5(c)の画像はαmax=6.0に調整した後、本発明の開示されたデータ処理方法を適用した。処理された画像を図5(b)及び(d)にそれぞれ示す。本開示のデータ処理方法は、それぞれのケースに有意な画質改善をもたらしている。
図6は、図5(a)及び(c)からそれぞれ取得したNav1.8-tdTomato画像の2つの対象領域(ROI)と、Thy1-GFP画像の2つの対象領域とを示すものであり、αmaxの効果を定量的に視覚化することを目的とする。最初の行、つまり、図6中の「INP」は、未処理の2つの対象領域を示している。後続の行は、3.0~8.0まで変化する様々なαmaxの値で処理された対象領域を順番に示している。
図7は、入力画像サイズ(16ビット、符号なしフォーマット)に関して、開示されたデータ処理方法のための平均処理時間をミリ秒単位でプロットしたものである。平均処理時間には、ホストからGPUに未処理の入力画像をアップロードすること、GPUにアップロードされた画像を処理すること、及び処理された出力画像をGPUからホストにダウンロードすることが含まれる。上から1番目の曲線(正方形ブロックが付いた曲線)は、従来のCPUであるi7-9800Xを介した平均処理時間をプロットしたものであり、10,000×10,000画素の16ビット入力画像に対して最大2000msを消費する。2番目及び3番目の曲線(三角形が付いた曲線、及び球が付いた曲線)は、Quadro P1000とQuadro RTX8000の2つのCUDAに対応するGPUを介した平均処理時間をプロットしたものであり、それぞれが処理速度の大幅な向上を示している。Quadro RTX8000は、同じ10,000×10,000画素の16ビット入力画像に対して最大111msを消費するが、これは、i7-9800Xと比較して18倍のパフォーマンス向上を表わす。
一実施形態において、画像取得及び処理システムは、迅速なノイズ抑制とコントラスト強調のために提供される。これは、グラフィック処理ユニットによって高速化され、線形又は非線形の光学顕微鏡への適用において、デジタル的に実現されたハードウェアベースの適応/制御型の照明効果を有し、1,000×1,000画素の16ビット入力画像に対して3ms以下の時間計算量を保証する。
図8は、画像取得及び処理システム100をデモンストレーションする図である。画像取得及び処理システム100は、コンピュートユニファイドデバイスアーキテクチャ(CUDA)に対応するグラフィックカードを備えたコンピュータ110と、高デジタル解像度の生体試料の画像を取得するように構成された線形又は非線形の光学顕微鏡システム120とからなる。
図9は、画像取得及び処理システム100の手順を示すブロック図である。線形又は非線形の光学顕微鏡システム120によって取得された画像は、入力として提供され、ハードウェアベースの適応/制御照明技術をデジタル的に再現する迅速なノイズ抑制とコントラスト強調のためのデータ処理方法によって処理される。本データ処理方法は、コンピュータ110のCUDIに対応するグラフィック処理ユニットを構成することを含み、以下のステップを実行する。
ステップA1においては、線形又は非線形の光学顕微鏡システムからノイズの影響を受けた低コントラストの入力画像を取得する。入力画像は、第1の幅及び第1の高さを有し、所定のビット深度を有する複数の画素又はデータポイントを含み、ビット深度を2乗して1をマイナスすることで最大画素値又は最大画素強度を得ることが可能である。
増幅レイヤー準備処理S01は、ステップA2~A7を含む。
ステップA2においては、入力画像に対して第1のバイリニア補間処理を実行し、第1のリダクション係数の10によって入力画像をリサイズし、第1のリダクション係数によって第1の幅よりも狭い第2の幅と、第1のリダクション係数によって第1の高さよりも低い第2の高さと、を有する第1のリサイズ画像を生成する。
ステップA3においては、29×29の第1のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用して、第1のリサイズ画像に対してコンボリューション操作を実行することにより、第1のリサイズ画像に対して第1のガウシアンぼかし処理を実行し、第1のぼかし画像を得る。
ステップA4においては、第1のぼかし画像に非ゼロ数である1.0を加算するための加算処理を実行し、非ゼロ画像を取得する。
ステップA5においては、非ゼロ画像に対して第2のバイリニア補間処理を実行し、第2の幅及び第2の高さから非ゼロ画像をアップスケールし、第1の幅及び第1の高さを有する第2のリサイズ画像を取得する。
ステップA6においては、第2のリサイズ画像によって最大画素強度の90%を分割するための分割処理を実行し、第1の分割レイヤー画像を取得する。
ステップA7においては、第1の分割レイヤー画像を3.0~8.0の範囲内のユーザ定義の閾値でトランケートするための閾値処理を実行し、第1の増幅レイヤー画像を取得する。
ノイズ抑制処理S02は、ステップA8~A16を含む。
ステップA8においては、入力画像に対して第1の増幅処理を実行し、第1の増幅レイヤー画像によって入力画像を乗算し、第1の増幅画像を生成する。
ステップA9においては、第1の増幅画像に対して第3のバイリニア補間処理を実行し、第2のリダクション係数の3によって第1の増幅画像をリサイズし、第2のリダクション係数によって第1の幅よりも狭い第3の幅と、第2のリダクション係数によって第1の高さよりも低い第3の高さと、を有する第3のリサイズ画像を生成する。
ステップA10においては、29×29の第2のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用して、第3のリサイズ画像に対してコンボリューション操作を実行することにより、第3のリサイズ画像に対して第2のガウシアンぼかし処理を実行し、第2のぼかし画像を取得する。
ステップA11においては、第2のぼかし画像に対して第4のバイリニア補間処理を実行し、第3の幅及び第3の高さから第2のぼかし画像をアップスケールし、第1の幅及び第1の高さを有する第4のリサイズ画像を取得する。
ステップA12においては、第4のリサイズ画像及び第1の増幅画像に対して第1の減算処理を実行し、第4のリサイズ画像から第1の増幅画像を減算し、第1の減算画像を生成する。
ステップA13においては、7×7の第3のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用して、第1の減算画像に対してコンボリューション操作を実行することにより、第1の減算画像に対して第3のガウシアンぼかし処理を実行し、第3のぼかし画像を取得する。
ステップA14においては、第1の増幅レイヤー画像に対して第2の減算処理を実行し、ユーザ定義の閾値の1.25倍から第1の増幅レイヤー画像を減算し、第2の減算画像又は第2の増幅レイヤー画像を取得する。
ステップA15においては、第3のぼかし画像に対して第2の増幅処理を実行し、第2の増幅レイヤー画像によって第3のぼかし画像を乗算し、第2の増幅画像を生成する。
ステップA16においては、入力画像及び第2の増幅画像に対して第3の減算処理を実行し、入力画像から第2の増幅画像を減算し、第3の減算画像を取得する。
局所ブースト処理S03は、ステップA17及びA18を含む。
ステップA17においては、第1の増幅レイヤー画像に対して一連の演算処理を実行する。第1に、4の分割係数によって第1の増幅レイヤー画像を分割し、第2の分割レイヤー画像を取得する。第2に、第2の分割レイヤー画像を2乗して、モディファイされた分割レイヤー画像を取得する。第3に、モディファイされた分割レイヤー画像に0.9の値を加算し、第3の増幅レイヤー画像を取得する。
ステップA18においては、第3の減算画像に対して第3の増幅処理を実行し、第3の増幅レイヤー画像によって第3の減算画像を乗算し、第3の増幅画像、又はコントラスト比が強調された出力画像を生成する。
要するに、本開示は、ハードウェアベースの解決策の代わりに、迅速なノイズ抑制・コントラスト強調を提供するためのデジタルアプローチを報告するものである。これは、線形又は非線形の光学顕微鏡への適用において、フィードバック動作する適応/制御型照明技術をデジタル的に再現するものである。
本発明について記載された全ての文書は、個々の文書が参照によって組み込まれることが具体的かつ個別に示されるのと同様に、参照によって本出願に組み込まれる。さらに、本発明で教示された内容を読んだ後、当業者は、本発明に様々な修正及び変更を加えることができ、これらの同等物もまた、特許請求の範囲によって規定される範囲内に含まれることを理解すべきである。
S01 増幅レイヤー準備処理
S02 ノイズ抑制処理
S03 局所ブースト処理
110 コンピュータ
120 線形又は非線形の光学顕微鏡システム

Claims (13)

  1. 迅速なノイズ抑制コントラスト強調のためのデータ処理方法であって、
    第1の幅及び第1の高さを有し、所定のビット深度を有する複数の画素又はデータポイントを含み、最大画素値又は最大画素強度を得ることが可能な入力画像を取得するステップと、
    前記入力画像に対して第1の画素ビニング又は第1の補間処理を実行し、第1のリダクション係数によって前記入力画像をリサイズし、前記第1のリダクション係数によって前記第1の幅よりも狭い第2の幅と、前記第1のリダクション係数によって前記第1の高さよりも低い第2の高さと、を有する第1のリサイズ画像を生成するステップと、
    前記第1のリサイズ画像に対して第1のローパスフィルタリング処理を実行し、第1のぼかし画像を取得するステップと、
    前記第1のぼかし画像に対して第2の補間処理を実行し、前記第1のぼかし画像を前記第2の幅及び前記第2の高さからアップスケールし、前記第1の幅及び前記第1の高さを有する第2のリサイズ画像を取得するステップと、
    前記第2のリサイズ画像に対して第1の所定値を分割するための分割処理を実行し、第1の分割レイヤー画像を取得するステップと、
    閾値処理を実行し、前記第1の分割レイヤー画像をユーザ定義の閾値でトランケートし、第1の増幅レイヤー画像を取得するステップと、
    前記入力画像に対して第1の増幅処理を実行し、前記第1の増幅レイヤー画像によって前記入力画像を乗算し、第1の増幅画像を生成するステップと、
    前記第1の増幅画像に対して第2の画素ビニング又は第3の補間処理を実行し、第2のリダクション係数によって第1の増幅画像をリサイズし、前記第2のリダクション係数によって前記第1の幅よりも狭い第3の幅と、前記第2のリダクション係数によって前記第1の高さよりも低い第3の高さと、を有する第3のリサイズ画像を生成するステップと、
    前記第3のリサイズ画像に対して第2のローパスフィルタリング処理を実行し、第2のぼかし画像を取得するステップと、
    前記第2のぼかし画像に対して第4の補間処理を実行し、前記第2のぼかし画像を前記第3の幅及び前記第3の高さからアップスケールし、前記第1の幅及び前記第1の高さを有する第4のリサイズ画像を取得するステップと、
    前記第4のリサイズ画像及び前記第1の増幅画像に対して第1の減算処理を実行し、前記第4のリサイズ画像から前記第1の増幅画像を減算し、第1の減算画像を生成するステップと、
    前記第1の減算画像に対して第3のローパスフィルタリング処理を実行し、第3のぼかし画像を取得するステップと、
    前記第1の増幅レイヤー画像に対して第2の減算処理を実行し、前記ユーザ定義の閾値を超える第2の所定値から前記第1の増幅レイヤー画像を減算し、第2の減算画像又は第2の増幅レイヤー画像を取得するステップと、
    前記第3のぼかし画像に対して第2の増幅処理を実行し、前記第2の増幅レイヤー画像によって前記第3のぼかし画像を乗算し、第2の増幅画像を生成するステップと、
    前記入力画像及び前記第2の増幅画像に対して第3の減算処理を実行し、前記入力画像から前記第2の増幅画像を減算し、第3の減算画像を取得するステップと、
    前記第1の増幅レイヤー画像に対して一連の演算処理を実行し、第3の増幅レイヤー画像を取得するステップと、
    前記第3の減算画像に対して第3の増幅処理を実行し、前記第3の増幅レイヤー画像によって前記第3の減算画像を乗算し、第3の増幅画像又はコントラスト最適化出力画像を生成するステップと、
    を実行するためのグラフィック処理ユニットを構成することを含むデータ処理方法。
  2. 前記第1の補間処理、前記第2の補間処理、前記第3の補間処理、及び前記第4の補間処理が、バイリニアである請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の画素ビニング又は前記第1の補間処理における前記第1のリダクション係数が、10である請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のローパスフィルタリング処理が、29×29の第1のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1のぼかし画像に対して加算処理が実行され、前記第2の補間処理を実行する前に、前記第1のぼかし画像に非ゼロ数が加算される請求項1に記載の方法。
  6. 前記分割処理における前記第1の所定値が、最大画素強度の90%である請求項1に記載の方法。
  7. 前記閾値処理における前記ユーザ定義の閾値が、3.0~8.0の範囲内であり、浮動小数点を適用することが可能である請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2の画素ビニング又は前記第3の補間処理における前記第2のリダクション係数が、3である請求項1に記載の方法。
  9. 前記第2のローパスフィルタリング処理が、29×29の第2のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む請求項1に記載の方法。
  10. 前記第3のローパスフィルタリング処理が、7×7の第3のカーネルサイズを有するガウシアンカーネルを使用してコンボリューションを実行するガウシアンぼかし操作を含む請求項1に記載の方法。
  11. 前記第2の減算処理における前記第2の所定値が、前記ユーザ定義の閾値の1.25倍である請求項1に記載の方法。
  12. 前記第3の増幅レイヤー画像を取得するための前記第1の増幅レイヤー画像に対する前記一連の演算処理が、
    第1に、4の分割係数によって前記第1の増幅レイヤー画像を分割し、第2の分割レイヤー画像を取得することと、
    第2に、前記第2の分割レイヤー画像を2乗して、モディファイされた分割レイヤー画像を取得することと、
    第3に、前記モディファイされた分割レイヤー画像に0.9の値を加算し、第3の増幅レイヤー画像を取得することと、
    を含む請求項1に記載の方法。
  13. 請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行するための手段を含む、画像取得及び処理システム。
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