JP7380514B2 - 塗装乾燥炉の脱臭処理装置および脱臭処理方法 - Google Patents

塗装乾燥炉の脱臭処理装置および脱臭処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗装乾燥炉の脱臭処理技術に関する。
従来、自動車ボディやその関連部品などのワークに塗膜を形成する工程では、塗装後のワークが塗装乾燥炉で乾燥処理される。この塗装乾燥炉の炉内空間では、加熱された塗料から煙状のガスが発生する。このガスは、塗料が高温状態で気化した高温ガスであり、塗料に起因する揮発性有機化合物とヤニ成分を含むものである。このガスに含まれる揮発性有機化合物は、乾燥によって臭気を伴う性質を有する。また、このガスに含まれるヤニ成分は、低温状態になると凝縮して液化或いは固化する性質を有する。
この種の塗装乾燥炉では、臭気の要因になる高温ガスをそのまま屋外に排出することを避けるために、高温ガスの脱臭処理を行う技術が求められている。そこで、例えば、引用文献1の、揮発性有機化合物を処理する技術を採用することが考えられる。この技術は、揮発性有機化合物の吸着及び脱着を可能とする濃縮装置を使用して、濃縮装置で回収した揮発性有機化合物を燃焼させる処理を行うものである。
特開2007-177779号公報
ところが、引用文献1の技術は、揮発性有機化合物を単に処理することを目的とするものであって、塗装乾燥炉で生じるガスのように、揮発性有機化合物に加えてヤニ成分を含む高温ガスを処理することを想定したものではない。とりわけ、高温ガスに含まれるヤニ成分は、揮発性有機化合物とは異なり冷やされると液化して堆積し易いため、濃縮装置でそのまま処理できないおそれがあり、引用文献1の技術を適用するのが難しい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、塗装乾燥炉で生成される揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを脱臭処理するのに有効な技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
塗装乾燥炉の炉内空間から揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを吸気する吸気部と、上記吸気部で吸気した上記高温ガスを旋回させながら冷却する旋回分離部と、上記旋回分離部で上記高温ガスからヤニ成分が分離された後の分離ガスを排気する排気部と、を有するサイクロン装置と、
上記サイクロン装置の上記排気部から排気された上記分離ガスを燃焼させる燃焼装置と、
を備え、
上記燃焼装置は、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを有し、
上記サイクロン装置の上記旋回分離部は、電動式の冷却器を有し、
上記燃焼装置は、上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を有し、上記発電機を上記冷却器の電源に使用するように構成されている、塗装乾燥炉の脱臭処理装置、
にある。
本発明の別態様は、
塗装乾燥炉の炉内空間から揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを吸気し、
吸気した上記高温ガスをサイクロン装置で旋回させながら冷却し、
上記高温ガスからヤニ成分が分離された後の分離ガスを上記サイクロン装置から排気し、
上記サイクロン装置から排気した上記分離ガスを燃焼装置で燃焼させ、
上記燃焼装置として、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを用い、
上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を用い、上記サイクロン装置で上記高温ガスを冷却する電動式の冷却器の電源に上記発電機を使用する、塗装乾燥炉の脱臭処理方法、
にある。
上記の脱臭処理装置及び脱臭処理方法において、塗装乾燥炉の炉内空間の高温ガスがサイクロン装置の吸気部から旋回分離部に吸気され、旋回分離部で旋回しながら冷却される。これにより、高温ガスからヤニ成分が分離された分離ガスが得られる。
ここで、分離ガスは、臭気を伴う揮発性有機化合物を主体としたものであり、サイクロン装置の排気部から排気されて燃焼装置で燃焼されることによって分解される。そして、分離ガスの分解によって臭気成分が除去される。これにより、揮発性有機化合物に加えてヤニ成分を含む高温ガスの脱臭処理が可能になる。
特に、高温ガスからヤニ成分を分離するのにサイクロン装置を用い、旋回分離部で高温ガスを旋回させながら冷却するため、旋回流付与によるガスの遠心分離効果と、ヤニ成分の冷却による凝縮分離効果と、の相乗効果によって、高温ガスから揮発性有機化合物を効率良く分離して回収することができる。
以上のごとく、上記の各態様によれば、塗装乾燥炉で生成される揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを脱臭処理するのに有効な技術を提供することができる。
実施形態1にかかる塗装乾燥設備の模式図。 実施形態1の脱臭処理装置を構成するサイクロン装置の側面図。 図2のIII-III線矢視断面図。 図2中のサイクロン容器で高温ガスからヤニ成分が分離される様子を示す斜視図。 図4のV-V線矢視断面図。 実施形態2にかかる塗装乾燥設備の模式図。
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
上記の脱臭処理装置において、上記燃焼装置は、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを有するのが好ましい。
この脱臭処理装置によれば、別の動力源としても使用されるガスタービンを利用して分離ガスを燃焼させるため、脱臭処理のみに特化した専用の高価な設備を使用する場合に比べて設備コストを低く抑えることができる。また、サイクロン装置で冷却された状態の分離ガスをガスタービンに供給できるため、ガスタービンの給気温度が上がるのを抑制することができる。このため、分離ガスの燃焼時における膨張量が大きくなりタービン効率を高めることができる。それに加えて、ガスタービンにおいて分離ガスを主燃料に対する副燃料として燃料の一部を賄うことができ、主燃料の使用量を削減することができる。
上記の脱臭処理装置において、上記サイクロン装置の上記旋回分離部は、電動式の冷却器を有し、上記燃焼装置は、上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を有し、上記発電機を上記冷却器の電源に使用するように構成されているのが好ましい。
この脱臭処理装置によれば、ガスタービンの動力で駆動される発電機を、サイクロン装置で用いる冷却器の電源に使用することで、装置で必要になる売電量を削減することができる。
上記の脱臭処理装置は、上記塗装乾燥炉の上記炉内空間に供給される加温用ガスを上記燃焼装置における上記分離ガスの燃焼で生成した燃焼ガスとの間での熱交換によって加熱する熱交換器を備えるのが好ましい。
この脱臭処理装置によれば、分離ガスの燃焼で生成した高温の燃焼ガスを塗装乾燥炉の炉内空間に供給される加温用ガスの加熱媒体とすることで、加温用ガスを生成するのに使用する燃料の消費量を削減することができる。
上記の脱臭処理方法において、上記燃焼装置として、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを用いるのが好ましい。
この脱臭処理方法によれば、燃焼装置としてガスタービンを用いることで、設備コストを低く抑えることができ、タービン効率を高めることができ、またガスタービンにおける主燃料の使用量を削減することができる。
上記の脱臭処理方法において、上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を用い、上記サイクロン装置で上記高温ガスを冷却する電動式の冷却器の電源に上記発電機を使用するのが好ましい。
この脱臭処理方法によれば、ガスタービンの動力で駆動される発電機を、サイクロン装置で用いる冷却器の電源に使用することで、売電量を削減することができる。
上記の脱臭処理方法において、上記塗装乾燥炉の上記炉内空間に供給する加温用ガスを上記燃焼装置で生成した燃焼ガスとの間での熱交換によって加熱するのが好ましい。
この脱臭処理方法によれば、分離ガスの燃焼で生成した高温の燃焼ガスを塗装乾燥炉の炉内空間に供給される加温用ガスの加熱媒体とすることで、加温用ガスを生成するのに使用する燃料の消費量を削減することができる。
以下、塗装乾燥炉に取付けられる脱臭処理装置と、脱臭処理装置を用いて行う脱臭処理方法の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
この実施形態を説明するための図面において、特にことわらない限り、サイクロン装置の設置状態において、水平方向を矢印Xで示し垂直方向を矢印Yで示し周方向を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1にかかる塗装乾燥設備1は、塗装後の自動車ボディであるワークWを乾燥する塗装乾燥炉(以下、単に「乾燥炉」という。)2と、乾燥炉2に取付けられる、塗装乾燥炉の脱臭処理装置(以下、単に「脱臭処理装置」という。)10と、を備えている。
塗装乾燥炉2は、典型的には、炉内空間3の温度が120~170℃程度の高温状態で運転される。このため、炉内空間3では、塗料に起因する高温ガスGaが発生する。この高温ガスGaは、炉内空間3でガス化した煙状のものであり、揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む。
塗装乾燥炉2には、加温装置4及び脱臭処理装置10が取り付けられている。
加温装置4は、燃料である液化天然ガス(以下、「LNG」という。)を外気とともに燃焼させる燃焼バーナー5と、燃焼バーナー5と乾燥炉2の炉内空間3とを連通するガス流通経路6上に設けられた吸気ファン6aと、を有する。また、燃焼バーナー5には、乾燥炉2の炉内空間3から、高温ガスGaの一部がガス流通経路7aを通じて供給されるようになっている。
この加温装置4によれば、燃焼バーナー5で生成した加温用ガスGdは、ガス流通経路6上に設けられた吸気ファン6aで吸引されることにより乾燥炉2の炉内空間3に供給される。これにより、乾燥炉2の炉内空間3が加温用ガスGdで加温されるようになっている。
実施形態1の脱臭処理装置10は、サイクロン装置20と燃焼装置30を備えている。
サイクロン装置20は、吸気部21と、旋回分離部23と、排気部22と、を有する。
吸気部21は、塗装乾燥炉2の炉内空間3からガス流通経路7を通じて高温ガスGaを旋回分離部23に吸気するための部位である。
旋回分離部23は、吸気部21で吸気した高温ガスGaを旋回させながら冷却する機能を有する。この機能を得るために、旋回分離部23には電動式の冷凍機28が設けられている。この冷凍機28により、旋回分離部23の温度が例えば80~100℃を下回るように冷却される。
排気部22は、旋回分離部23から分離ガスGbを排気するための部位である。この排気部22には、燃焼装置30に連通するガス流通経路8が接続されており、ガス流通経路8上に吸気ファン8aが設けられている。
吸気ファン8aは、その吸引作用によって、サイクロン装置20の吸気部21から排気部22に向かう気流を発生させる送風装置である。このとき、この吸気ファン8aは、塗装乾燥炉2の炉内空間3から吸気部21に向かう高温ガスGaのガス流れを形成させる機能と、排気部22から燃焼装置30に向かう分離ガスGbのガス流れを形成させる機能と、を兼務するように構成されている。
ここで、高温ガスGa中の揮発性有機化合物は、典型的には、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドを主成分とするものである。この揮発性有機化合物は、一般的に「VOCガス」とも称呼される。
一方で、高温ガスGa中のヤニ成分は、塗料に含まれている硬化剤(イソシアネート)やブロック剤(アルコール類、オキシム類)が酸化・重合することによって形成されたものである。このヤニ成分は、高温状態で気化してヒューム状物質となる一方で、低温状態になると凝縮して液化或いは固化する特性を有する。
分離ガスGbは、旋回分離部23で高温ガスGaからヤニ成分が分離された後のガスであり、高温ガスGaに含まれていた揮発性有機化合物を主体とするものである。この分離ガスGbは、その温度が冷却前の高温ガスGaの温度を下回る。
燃焼装置30は、サイクロン装置20の排気部22から排気された分離ガスGbを燃焼させるためのものである。この燃焼装置30は、ガスタービン31及び発電機35を有するガスタービン発電システムを構成している。
ガスタービン31は、分離ガスGbを圧縮して効率を高める圧縮機32と、圧縮機32で圧縮した分離ガスGbに主燃料であるLNGを噴射して燃焼させる燃焼器33と、燃焼器33で生成した燃焼ガスGcのガス圧によって回転するタービン34と、を有する。
燃焼器33は、その燃焼温度が分離ガスGbの分解に有効な温度となるように制御される。例えば、燃焼温度が1000℃程度となるように燃焼器33が制御される。この燃焼器33では、可燃成分を含む分離ガスGbは、LNGを主燃料としたときの副燃料となる。
燃焼器33では、分離ガスGbが燃焼されて臭気成分である揮発性有機化合物が分解される。そして、分離ガスGbの燃焼によって燃焼ガスGcが生成される。この燃焼ガスGcは、500℃程度の高温ガスであり、典型的には、水と二酸化炭素を主成分とするものである。燃焼ガスGcは、揮発性有機化合物のように臭気成分を含むものではなく、燃焼器33からタービン34を経てガス流通経路9を通じて屋外排気される。
上述のように、乾燥炉2の運転で生じる高温ガスGaの脱臭処理は、サイクロン装置20で回収された分離ガスGb(揮発性有機化合物)を燃焼させて分解することによって可能になる。このため、この脱臭処理は、臭気成分である揮発性有機化合物の燃焼・分解処理であって、揮発性有機化合物自体を吸着除去する処理とは根本的に異なる。
上記のガスタービン31によれば、燃焼器33で分離ガスGbを燃焼させることができるとともに、タービン34を回転させて動力を得ることができる。タービン34の回転によって得られる動力は、一部が圧縮機32の駆動に利用され、残りが別機器の駆動に利用される。このように、ガスタービン31は、分離ガスGbの燃焼のみを行う専用の燃焼装置ではなく、動力を出力することができる兼用の装置として構成されている。
発電機35は、ガスタービン31のタービン34から得られた動力で駆動されて発電を行うものである。この発電機35は、サイクロン装置20の冷凍機29に給電可能に接続されており、冷凍機29の電源に使用されるようになっている。同様に、この発電機35は、吸気ファン6a,8aのそれぞれに給電可能に接続されており、吸気ファン6a,8aのそれぞれの電源としても使用されるようになっている。
次に、図2及び図3を参照しながら、サイクロン装置20の具体的な構造について説明する。
図2に示されるように、サイクロン装置20の旋回分離部23は、サイクロン容器24を備えている。
サイクロン容器24は、自らの回転を伴わない固定式の円筒状容器であり、主に金属材料からなる。サイクロン容器24は、垂直方向Yを筒軸Lが延びる筒軸方向として配置されている。このサイクロン容器24の筒内空間である旋回処理空間25は、配管形状を有する吸気部21と、配管形状を有する排気部22と、のそれぞれに連通している。
このとき、吸気部21は、水平方向Xに沿って延びており、旋回処理空間25に連通するようにサイクロン容器24の側壁部に接続されている。排気部22は、筒軸L上を垂直方向Yに延びており、旋回処理空間25に連通するようにサイクロン容器24の上壁部に接続されている。
サイクロン容器24は、吸気部21が接続された大径筒部24aと、大径筒部24aよりも筒径が小さい小径筒部24dと、大径筒部24aから小径筒部24dに向けて内径が漸減するテーパー形状の円錐筒部24bと、を有する。
サイクロン容器24の内壁面24cは、高温ガスGaを冷却するための冷却面として構成されている。このため、サイクロン容器24の内壁面24cは、熱伝導性の高い材料によって構成されるのが好ましく、また必要に応じてこの内壁面24cに熱伝導性の高いコーティング層を設けることもできる。
サイクロン容器24は、小径筒部24dが最低所に配置されるように構成されている。そして、この小径筒部24dに設けられたヤニ排出口24eがヤニ受け容器26に連通している。このため、サイクロン容器24の旋回処理空間25で旋回しながら内壁面24cで冷却されたヤニ成分は、液化してヤニとして内壁面24cに付着してその自重により小径筒部22cまで流下する。そして、ヤニは小径筒部22cのヤニ排出口24eを通じてヤニ受け容器26に回収されるようになっている。
サイクロン容器24の外周には円筒状の冷却容器27が設けられている。冷却容器27は水平方向Xについての断面形状が円環状であり、筒軸Lを中心としてサイクロン容器24の筒壁と同心円状の筒壁を有する(図3を参照)。
サイクロン容器24の外周面と冷却容器27の内周面とで区画される環状の空間は、冷媒としての冷却水Cを滞留させるための冷媒滞留空間27aとなっている。このため、サイクロン容器24は、冷媒滞留空間27aに滞留する冷却水Cとの間の熱移動を利用して冷却される。
冷媒滞留空間27aは、冷媒流出管27bを介して冷凍機28の冷媒流入側に接続されており、且つ冷媒流入管27cを介して冷凍機28の冷媒流出側に接続されている。冷凍機28で冷却された冷却水Cは、冷媒流入管27cを通じて冷媒滞留空間27aに連続的に流入する。また、冷媒滞留空間27aで温められた冷却水Cは、冷媒流出管27bを通じて冷凍機28に連続的に回収される。これにより、冷媒滞留空間27aと冷凍機28との間で冷却水Cを循環させることができる。
なお、冷媒滞留空間27aに滞留させる冷却媒体の種類は特に限定されるものではなく、冷却水Cを、必要に応じてフッ化炭素系冷媒、のフロン系冷媒、アルコール系冷媒、ケトン系冷媒等の冷媒に変更することもできる。
次に、上記構成の脱臭処理装置10を使用した脱臭処理方法、即ち、実施形態2の脱臭処理方法について、図1、図2、図4、図5を参照しながら説明する。
図1に示されるように、乾燥炉2の使用に際して、加温装置4の燃焼バーナー5及び吸気ファン6aを運転する。燃焼バーナー5でLNGの燃焼により生成した加温用ガスGdを吸気ファン6aで吸引してガス流通経路6を通じて乾燥炉2の炉内空間3に供給する。これにより、乾燥炉2の炉内空間3を所定温度まで加温してワークWの乾燥を行うことができる。
図4に示されるように、乾燥炉2について脱臭処理を行うとき、脱臭処理装置10の吸気ファン8aを運転する。この吸気ファン8aの吸引作用によって、サイクロン容器24の旋回処理空間25に吸気部21から排気部22に向かう気流が発生する。これにより、塗装乾燥炉2の炉内空間3から揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスGaを、吸気部21を通じてサイクロン容器24の旋回処理空間25に吸気することができる。
このとき、高温ガスGaは、旋回処理空間25をサイクロン容器24の周方向Zに沿って旋回する。より具体的に説明すると、高温ガスGaは、サイクロン容器24の内壁面24cに沿って旋回流Saを形成し、流速を高めながら円錐筒部24bを大径筒部24a側から小径筒部24d側へと流れる。
図2に示されるように、冷凍機28を運転して、冷媒滞留空間27aと冷凍機28との間で冷却水Cが循環させることによって、吸気した高温ガスGaを旋回処理空間25で旋回させながら冷却することができる。このとき、サイクロン容器24の内壁面24cは、冷却容器27の冷媒滞留空間27aに滞留した冷却水Cによって冷やされた冷却面となっている。このため、高温ガスGaが旋回時に内壁面24cに接触して冷却され、この高温ガスGaに含まれているヤニ成分が凝縮して液化する。そして、この高温ガスGaは、比重差によって液化したヤニと分離ガスGbとに遠心分離される。
図4及び図5に示されるように、ヤニNは、旋回流Saによる遠心力Fを受けて内壁面24cに押し付けられて付着する。特に、大径筒部24aから小径筒部24dに向かうにつれて旋回径が小さくなるため、ヤニNに作用する遠心力Fが強まる。このため、小径筒部24dに向かうにしたがってヤニNが内壁面24cに付着し易くなる。そして、内壁面24cに付着したり旋回処理空間25を下降したりしたヤニNは、重力にしたがって小径筒部24dのヤニ排出口24eから排出されてヤニ受け容器26に回収される。
サイクロン容器24の旋回処理空間25における高温ガスGaの流速は、旋回流Saの中心付近の領域の方がその周りの領域よりも小さい。このため、この領域においては吸気ファン8aによる吸引力の影響を受け易い。従って、高温ガスGbから遠心分離された後の分離ガスGbは、ヤニNに比べて比重が小さいため、旋回流Saの中心付近の領域を排気部22に向けて直線的に流れる直進流Sbを形成する。
吸気ファン8aの運転によって、高温ガスGaからヤニ成分が分離された後の分離ガスGbをサイクロン容器24の旋回処理空間25から排気部22を通じて排気する。この分離ガスGbは、吸気ファン8aの吸引力によってガス流通経路8を通じて燃焼装置30に供給される(図1を参照)。
燃焼装置30では、分離ガスGbの燃焼にガスタービン31を用いる。ガスタービン31の運転によって、サイクロン装置20から排気した分離ガスGbを燃焼器33で燃焼させて分解することができる。
なお、冷凍機28及び吸気ファン6a,8aを運転するのに発電機35を用いる。発電機35の運転による発電によって、冷凍機28及び吸気ファン6a,8aに電気が供給されるため、それら各機器の電源に発電機35を使用することができる。
本実施形態1の脱臭処理装置10は、ガスタービン31及び発電機35を備えることによって、コージェネレーションシステムを構成している。
上述の実施形態1によれば、以下のような作用効果が得られる。
実施形態1において、塗装乾燥炉2の炉内空間3の高温ガスGaがサイクロン装置20の吸気部21から旋回分離部23に吸気され、旋回分離部23で旋回しながら冷却される。これにより、高温ガスGaからヤニ成分が分離された分離ガスGbが得られる。
ここで、分離ガスGbは、臭気を伴う揮発性有機化合物を主体としたものであり、サイクロン装置20の排気部22から排気されて燃焼装置30で燃焼されることによって分解される。そして、分離ガスGbの分解によって臭気成分が除去される。これにより、揮発性有機化合物に加えてヤニ成分を含む高温ガスGaの脱臭処理が可能になる。
特に、高温ガスGaからヤニ成分を分離するのにサイクロン装置20を用い、旋回分離部23で高温ガスGaを旋回させながら冷却するため、旋回流付与によるガスの遠心分離効果と、ヤニ成分の冷却による凝縮分離効果と、の相乗効果によって、高温ガスGaから揮発性有機化合物を効率良く分離して回収することができる。
従って、実施形態1によれば、塗装乾燥炉2で生成される揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスGaを脱臭処理するのに有効な技術を提供することができる。
実施形態1によれば、別の動力源としても使用されるガスタービン31を利用して分離ガスGbを燃焼させるため、脱臭処理のみに特化した専用の高価な設備を使用する場合に比べて設備コストを低く抑えることができる。
また、サイクロン装置20で冷却された状態の分離ガスGbをガスタービン31に供給できるため、ガスタービン31の給気温度が上がるのを抑制することができる。このため、分離ガスGbの燃焼時における膨張量が大きくなりタービン効率を高めることができる。
それに加えて、ガスタービン31において分離ガスGbを主燃料であるLNGに対する副燃料として燃料の一部を賄うことができ、LNGの使用量を削減することができる。
実施形態1によれば、ガスタービン31の動力で駆動される発電機35を、サイクロン装置20で用いる冷凍機28及び吸気ファン6a,8aの電源に使用することで、塗装乾燥設備1で必要になる売電量を削減することができる。
実施形態1によれば、分離ガスGbの燃焼で生成した高温の燃焼ガスGcを塗装乾燥炉2の炉内空間3に供給される加温用ガスGdの加熱媒体とすることで、加温用ガスGdを生成するのに燃焼バーナー5で使用するLNGの消費量を削減することができる。
次に、上述の実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図6に示されるように、実施形態2にかかる塗装乾燥設備101は、乾燥炉2に取付けられる脱臭処理装置110を備えている。
実施形態2の脱臭処理装置110は、実施形態1の脱臭処理装置10に対して、サイクロン装置20及び燃焼装置30を備える点で一致し、それらの装置に加えて熱交換器40を備える点で相違している。
熱交換器40は、加温装置4で得られた加温用ガスGdを燃焼装置30のガスタービン31で生成した燃焼ガスGcとの間での熱交換によって加熱する機能を有する。この熱交換器40として、ガス同士の間での熱交換に適した既知の構造のものを用いることができる。
熱交換器40によれば、加温装置4の燃焼バーナー5で生成した加温用ガスGdは、加熱された状態で乾燥炉2の炉内空間3に供給される一方で、ガスタービン31で生成した燃焼ガスGcは、冷却されたのちに屋外排気される。
実施形態2の脱臭処理方法では、加温装置4で生成した加温用ガスGdと、ガスタービン31から排気された燃焼ガスGcと、のそれぞれを熱交換器40に供給する。これにより、加温用ガスGdと燃焼ガスGcとの間で熱交換を行うことができる。
その他の構成や方法は、実施形態1と同様である。
実施形態2によれば、熱交換器40で加温用ガスGdと燃焼ガスGcとの間で熱交換することによって廃熱回収を行うことができる。これにより、実施形態1の場合に比べて、塗装乾燥炉2の炉内空間3を加温するのに必要なエネルギーを削減することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変更が考えられる。例えば、各実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、大径筒部24aと、円錐筒部24bと、小径筒部24dと、を有するサイクロン容器24を用いる場合について例示したが、このサイクロン容器24の構造はこれに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更可能である。例えば、円錐筒部24bに相当する部位のみを有する構造や、大径筒部24a及び小径筒部24dの少なくとも一方に相当する部位のみを有する構造などを採用することもできる。また、サイクロン容器24は筒状であれば、その断面形状は、円形以外に、楕円形、三角形、四角形、多角形などであってもよい。
上述の実施形態では、サイクロン容器24は筒軸Lが垂直方向Yに沿って延在した状態で配置される場合について例示したが、これに代えて、サイクロン容器24を筒軸Lが垂直方向Yに対して任意の角度で傾斜した状態で配置することもできる。
上述の実施形態では、分離ガスGbを燃焼させる燃焼装置30として、発電機35を伴うガスタービン31を使用する場合について例示したが、必要に応じて発電機35を省略することもできる。また、ガスタービン31に代えて、分離ガスGbを燃焼させて出力を得ることができる内燃機関を採用することもできる。
上述の実施形態では、発電機35を冷凍機28及び吸気ファン6a,8aの電源に使用する場合について例示したが、必要に応じては、これらの機器に代えて或いは加えて、別の電動機器の電源に発電機35を使用してもよい。
上述の実施形態では、自動車ボディを塗装後に乾燥する乾燥炉2に取付けられる脱臭処理装置10,110について例示したが、脱臭処理装置10,110の本質的な構造を、自動車ボディ以外の他の部品や、自動車以外の他の分野のワークを塗装後に乾燥する乾燥炉に適用することもできる。
2 塗装乾燥炉
3 炉内空間
10,110 塗装乾燥炉の脱臭処理装置(脱臭処理装置)
20 サイクロン装置
21 吸気部
22 排気部
23 旋回分離部
28 冷凍機(電動式の冷却器)
30 燃焼装置
31 ガスタービン
34 タービン
35 発電機
40 熱交換器
Ga 高温ガス
Gb 分離ガス
Gc 燃焼ガス
Gd 加温用ガス

Claims (4)

  1. 塗装乾燥炉の炉内空間から揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを吸気する吸気部と、上記吸気部で吸気した上記高温ガスを旋回させながら冷却する旋回分離部と、上記旋回分離部で上記高温ガスからヤニ成分が分離された後の分離ガスを排気する排気部と、を有するサイクロン装置と、
    上記サイクロン装置の上記排気部から排気された上記分離ガスを燃焼させる燃焼装置と、
    を備え、
    上記燃焼装置は、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを有し、
    上記サイクロン装置の上記旋回分離部は、電動式の冷却器を有し、
    上記燃焼装置は、上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を有し、上記発電機を上記冷却器の電源に使用するように構成されている、塗装乾燥炉の脱臭処理装置。
  2. 上記塗装乾燥炉の上記炉内空間に供給される加温用ガスを上記燃焼装置における上記分離ガスの燃焼で生成した燃焼ガスとの間での熱交換によって加熱する熱交換器を備える、請求項1に記載の、塗装乾燥炉の脱臭処理装置。
  3. 塗装乾燥炉の炉内空間から揮発性有機化合物及びヤニ成分を含む高温ガスを吸気し、
    吸気した上記高温ガスをサイクロン装置で旋回させながら冷却し、
    上記高温ガスからヤニ成分が分離された後の分離ガスを上記サイクロン装置から排気し、
    上記サイクロン装置から排気した上記分離ガスを燃焼装置で燃焼させ、
    上記燃焼装置として、主燃料及び上記分離ガスの燃焼によってタービンを回転させて動力を得るガスタービンを用い、
    上記ガスタービンの動力で駆動される発電機を用い、上記サイクロン装置で上記高温ガスを冷却する電動式の冷却器の電源に上記発電機を使用する、塗装乾燥炉の脱臭処理方法。
  4. 上記塗装乾燥炉の上記炉内空間に供給する加温用ガスを上記燃焼装置で生成した燃焼ガスとの間での熱交換によって加熱する、請求項3に記載の、塗装乾燥炉の脱臭処理方法。
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