JP7378852B1 - インソール、及び、インソールの製造方法 - Google Patents
インソール、及び、インソールの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7378852B1 JP7378852B1 JP2022185631A JP2022185631A JP7378852B1 JP 7378852 B1 JP7378852 B1 JP 7378852B1 JP 2022185631 A JP2022185631 A JP 2022185631A JP 2022185631 A JP2022185631 A JP 2022185631A JP 7378852 B1 JP7378852 B1 JP 7378852B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- insole
- inner arch
- body portion
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 50
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 276
- 235000019589 hardness Nutrition 0.000 claims abstract description 60
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 50
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 claims description 44
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims description 41
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 37
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 31
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 27
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 17
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 12
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 13
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 13
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 6
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 5
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 4
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000009498 subcoating Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B17/00—Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/14—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/14—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
- A43B7/1405—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form
- A43B7/1415—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form characterised by the location under the foot
- A43B7/142—Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts with pads or holes on one or more locations, or having an anatomical or curved form characterised by the location under the foot situated under the medial arch, i.e. under the navicular or cuneiform bones
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
Description
本開示の一態様においては、靴の快適性を向上するのが望ましい。
上記構成によれば、内アーチ部を被覆部に配置し易くなる。
上記構成によれば、内アーチ部の外縁の付近では、内アーチ部の厚みが急激に変化するのを抑制できる。このため、内アーチ部における外縁の付近の領域にて、硬度の分布が滑らかに変化するように促すことができ、その結果、ユーザに違和感を与えるのを抑制できる。
上記構成によれば、表層材により内アーチ部及び本体部を適度に補強することができ、足底からの荷重によりインソールが型崩れするのを抑制できる。このため、インソールのフィット感や、インソールから足底に付与される圧力の分散性が損なわれるのを抑制できる。
本開示の一態様は、インソールは、本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備えてもよい。耳部は、上側表層材の外縁を含む上側縁部と、下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有してもよい。インソールの製造方法において、収容空間に加熱対象を配置する際、上側縁部及び下側縁部は、第1型と第2型との間で重なった状態となり、上側縁部と下側縁部との間には、ホットメルトが配置されていてもよい。また、インソールの製造方法において、第1及び第2型を介して加熱対象を加熱することで、さらに、上側縁部及び下側縁部を接合して耳部を形成してもよい。
本開示の一態様は、加熱対象には、本体部の上面の外縁に沿って設けられる裁断部がさらに設けられており、本体部と裁断部とは、一体化された部材として形成されていてもよい。加熱対象では、上側表層材は、内アーチ部及び本体部の上面と、裁断部とを覆うと共に、上側表層材と、内アーチ部、本体部、及び、裁断部との間に、ホットメルトが配置されていてもよい。第1型は、第1部分の外縁に沿って設けられる第1周縁部をさらに有してもよい。第2型は、第2部分の外縁に沿って設けられる第2周縁部をさらに有してもよい。インソールの製造方法において、収容空間に配置された加熱対象は、裁断部が、第1及び第2周縁部に挟まれており、第1及び第2型を介して加熱対象を加熱することで、内アーチ部、本体部、及び、裁断部が、上側表層材と接合されてもよい。インソールの製造方法は、内アーチ部、本体部、及び、裁断部と、上側表層材とを接合した後、裁断部と、上側表層材における裁断部を覆う部分とを切り離すこと、さらに有していても良い。
[(1)概要]
第1実施形態におけるインソール1は、様々な靴に用いられ得る(図1参照)。具体的には、インソール1は、例えば、ビジネスシューズ、カジュアルシューズ、パンプス、スニーカー、サンダル、ブーツ等の様々な靴・履物に用いられても良い。インソール1は、クッション性を有しており、靴底の上面を形成する。つまり、インソール1は、ユーザの足底に当接し、インソール1の下側には靴の中底及び表底が位置する。インソール1は、当該インソール1が用いられた靴の一部として流通しても良いし、インソール1単独で流通しても良い。
インソール1は、クッション性を有する本体部2A及び内アーチ部2B(以後、クッション材10とも記載)と、表層材3とを備える(図1参照)。以下では、インソール1に含まれる各部位について説明する。
本体部2Aは、少なくとも足底における踵、内側縦アーチ部、及び、外側縦アーチ部に対面するよう配置される扁平な部位である(図2~12参照)。
内アーチ部2Bは、被覆部22を覆うように配置される(図2、3、5、7~12参照)。内アーチ部2Bは、一例として扁平な形状であり、足底側に位置する上面24と、上面24の反対側の下面25とを有する。無論、内アーチ部2Bは、扁平な形状に限らず、様々な形状を有し得る。
本体部2A及び内アーチ部2Bは、異なる硬度を有する素材で構成されており、これらの素材の硬度は、一例として、10デュロメータ以上50デュロメータ以下となっている。なお、本明細書では、硬度は、JIS K6253(JIS-Eタイプ)に準拠した方法で測定される。また、これらの素材の硬度は、これに限らず、適宜定められ得る。
表層材3は、シート状の部材であり、本体部2Aと、本体部2Aの被覆部22に配置された内アーチ部2Bとにより形成されるクッション材10の外面を全て覆う(図1、12参照)。インソール1が靴底に配置された際、クッション材10は、足底における踵、内側縦アーチ部、及び、外側縦アーチ部に対面し、表層材3は、靴底の略全域を覆う。
第1実施形態では、一例として、耳部34は、本体部2Aの上面20の外縁に沿って設けられる。つまり、耳部34は、本体部2Aの上面20に沿って、該上面20の外縁から外側に延出するように設けられる。無論、これに限らず、耳部34は、本体部2Aにおける上面20よりも下方の位置、換言すれば、本体部2Aの下面21における本体部2Aの側部を形成する位置に設けられても良い。
インソール1は、足底の形状にフィットする立体的な形状となるよう、本体部2A及び内アーチ部2Bの形状や厚さが調整されている(図2~12参照)。
[(1)概要]
第2実施形態のインソール4は、第1実施形態のインソール1と同様の構成を有しているが、本体部5Aの形状や表層材7の構成等において第1実施形態と相違する(図13~25参照)。以下では、第2実施形態のインソール4について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本体部5Aは、足底の略全域に対面するよう配置される扁平な部位である(図14~25参照)。より詳しくは、本体部5Aは、一例として、靴底の略全域にわたって広がり、足底の略全域を支持する。
内アーチ部5Bは、第1実施形態と同様の構成を有しており、上面55及び下面56を備える(図14、15、20~25参照)。また、内アーチ部5Bは、第1実施形態と同様にして被覆部52に配置されると共に、内アーチ部5Bの下面56は、被覆部52に接合される。
前側部6A及び後側部6Bは、それぞれ、前側サブ被覆部53及び後側サブ被覆部54に対応して設けられており、内アーチ部5Bが被覆部52に配置されるのと同様にして、対応するサブ被覆部に配置される(図14、15、19~23、25参照)。
表層材7は、第1実施形態と同様、シート状の部材である。表層材7は、本体部5Aと、被覆部52、前側サブ被覆部53、及び後側サブ被覆部54にそれぞれ配置された内アーチ部5B、前側部6A、及び後側部6Bとにより形成されるクッション材40における、足底側に位置する上面を全て覆う(図13、25参照)。
無論、これに限らず、第2実施形態の表層材7は、第1実施形態の表層材と同様に構成されていても良い。すなわち、表層材7は、上側表層材及び下側表層材を備え、第1実施形態と同様の耳部を有していても良い。
インソール4は、第1実施形態と同様、足底の形状にフィットする立体的な形状となるよう、本体部5A、内アーチ部5B、前側部6A、及び後側部6Bの形状や厚さが調整されている(図14~25参照)。
また、内アーチ部5B、前側部6A、及び後側部6Bは、一例としてゲル素材で構成されている。具体的には、例えば、内アーチ部5B、前側部6A、及び後側部6Bは、スチレン系のゲル素材により構成されていても良く、より詳しくは、上述したクリスタルゲルにより構成されていても良い。一方、本体部5Aは、例えば、多孔質のクッション性を有する素材(一例として、EVA等のスポンジ素材)により構成されていても良い。
第3実施形態では、第1実施形態のインソール1の製造方法の一例を説明する。インソール1の製造工程は、配置工程と接合工程とを有する(図26、27参照)。配置工程とは、被覆部22に内アーチ部2Bが配置された状態の本体部2A(換言すれば、クッション材10)と、上側表層材30と、下側表層材32と、ホットメルト11とを配置する工程である。接合工程とは、ホットメルト11により本体部2A及び内アーチ部2Bと表層材3とを接合する工程である。
第1型80は、第1当接面81を有し、第1当接面81には、第1部分82と第1周縁部83とが設けられている。第1部分82は、第1当接面81における隆起した部分として形成され、第1当接面81の外縁から離間して設けられる。第1周縁部83は、第1当接面81の外縁に隣接し、第1部分82を囲む。
第4実施形態では、第2実施形態のインソール4の製造方法の一例を説明する。なお、第4実施形態の製造方法でインソール4を製造する場合には、本体部5Aは、EVA等のスポンジ素材(換言すれば、耐熱性を有する素材)により構成されているのが望ましい。
配置工程とは、クッション材40と、表層材7と、ホットメルト41とを配置する工程である。なお、クッション材40とは、被覆部52、前側サブ被覆部53、及び、後側サブ被覆部54に、それぞれ、内アーチ部5B、前側部6A、及び、後側部6Bが配置された状態の本体部5Aを意味する。
続く接合工程では、第1及び第2型80、84を加熱することで、加熱対象を加熱し、ホットメルト41を溶融させる。その後、加熱対象を冷却することで、本体部5A、裁断部58、内アーチ部5B、前側部6A、及び、後側部6Bの上面50、58A、55、60、63が、表層材7に接合する。
(1)第1及び第2実施形態によれば、内アーチ部2B、5Bが本体部2A、5Aとは別の部材として構成されており、また、内アーチ部2B、5Bを構成する素材の硬度と、本体部2A、5Aを構成する素材の硬度が異なる。このため、内アーチ部2B、5Bの形状や厚さや硬度を選択することで、インソール1、4における内側縦アーチ部に当接する部分の形状や、高さや、該部分の硬度の分布を調整できる。これにより、インソール1、4の足底へのフィット感が向上し、インソール1、4から足底に付与される圧力の分散を促すことができる。このため、靴の快適性が向上する。
(1)上記実施形態では、被覆部22、52は、本体部2A、5Aの上面20、50における窪みとして形成されている。しかし、これに限らず、被覆部22、52は、様々な形状を有し得る。
[本明細書が開示する技術思想]
[項目1]
靴のインソールであって、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部において、前記足底側の面を上面とすると共に、前記上面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されている
インソール。
項目1に記載されたインソールにおいて、
前記被覆部は、前記本体部の前記足底側の面における窪んだ領域として形成される
インソール。
項目1又は項目2に記載されたインソールにおいて、
前記内アーチ部の外縁における少なくとも一部は、前記上面及び前記下面の外縁を形成する線状の部位により形成されている
インソール。
項目1から項目3のうちのいずれか1項に記載されたインソールにおいて、
前記本体部を構成する素材の硬度、及び、前記内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であり、
前記内アーチ部を構成する素材の硬度から、前記本体部を構成する素材の硬度を減算した値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下である
インソール。
項目1から項目3のうちのいずれか1項に記載されたインソールにおいて、
前記本体部を構成する素材の硬度、及び、前記内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であり、
前記本体部を構成する素材の硬度から、前記内アーチ部を構成する素材の硬度を減算した値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下である
インソール。
項目1から項目5のうちのいずれか1項に記載されたインソールにおいて、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆うシート状の部材である表層材を更に備え、
前記表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。
項目6に記載されたインソールにおいて、
前記表層材は、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面をさらに覆い、
前記表層材と前記本体部の前記下面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。
項目7に記載されたインソールにおいて、
前記本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備え、
前記表層材は、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面を覆う上側表層材と、前記本体部の前記下面を覆う下側表層材とを有し、
前記耳部は、前記上側表層材の外縁を含む上側縁部と、前記下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有し、
前記上側縁部と前記下側縁部とは、重なるように配置されており、ホットメルトにより接合されている
インソール。
第1型と第2型とを用いて行われる靴のインソールの製造方法であって、
前記インソールは、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部における前記足底側の面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されており、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆う部材である上側表層材を、更に備え、
前記第1型は、第1部分を有し、
前記第2型は、前記第1部分に対面した際に、前記第1部分との間に収容空間を形成するよう構成された第2部分を有し、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、該上面を覆う前記上側表層材との間にホットメルトが配置されているものを、加熱対象とし、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面し、且つ、前記本体部の前記下面が前記第2型の前記第2部分に対面するように、前記第1部分と前記第2部分との間に形成された前記収容空間に前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と前記上側表層材とを接合することと、
を備える製造方法。
項目9に記載されたインソールの製造方法において、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面を覆う部位である下側表層材を更に備え、
前記加熱対象は、さらに、前記本体部の前記下面と、該下面を覆う前記下側表層材との間にホットメルトが配置されており、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面し、且つ、前記下側表層材と、前記本体部の前記下面とが、前記第2型の前記第2部分に対面するように、前記収容空間に前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、前記本体部の前記下面とを、それぞれ、前記上側表層材と前記下側表層材とに接合することと、
を備える製造方法。
項目10に記載されたインソールの製造方法において、
前記インソールは、前記本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備え、
前記耳部は、前記上側表層材の外縁を含む上側縁部と、前記下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有し、
前記インソールの製造方法において、
前記収容空間に前記加熱対象を配置する際、前記上側縁部及び前記下側縁部は、前記第1型と前記第2型との間で重なった状態となり、前記上側縁部と前記下側縁部との間には、ホットメルトが配置されており、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、さらに、前記上側縁部及び前記下側縁部を接合して前記耳部を形成する
製造方法。
項目9に記載されたインソールの製造方法において、
前記加熱対象には、前記本体部の上面の外縁に沿って設けられる裁断部がさらに設けられており、前記本体部と前記裁断部とは、一体化された部材として形成されており、
前記加熱対象では、前記上側表層材は、前記内アーチ部及び前記本体部の上面と、前記裁断部とを覆うと共に、前記上側表層材と、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部との間に、ホットメルトが配置されており、
前記第1型は、前記第1部分の外縁に沿って設けられる第1周縁部をさらに有し、
前記第2型は、前記第2部分の外縁に沿って設けられる第2周縁部をさらに有し、
前記インソールの製造方法において、
前記収容空間に配置された前記加熱対象は、前記裁断部が、前記第1及び第2周縁部に挟まれており、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部が、前記上側表層材と接合され、
前記インソールの製造方法は、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部と、前記上側表層材とを接合した後、前記裁断部と、前記上側表層材における前記裁断部を覆う部分とを切り離すこと、さらに有する
製造方法。
Claims (7)
- 靴のインソールであって、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部において、前記足底側の面を上面とすると共に、前記上面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されており、
前記被覆部は、前記本体部の前記足底側の面における窪んだ領域として形成されており、前記内アーチ部の外縁は、前記被覆部の外縁と重なっており、
前記内アーチ部の外縁における少なくとも一部は、前記上面及び前記下面の外縁を形成する線状の部位により形成されており、
前記本体部を構成する素材の硬度、及び、前記内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であり、
前記内アーチ部を構成する素材の硬度から、前記本体部を構成する素材の硬度を減算した絶対値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下であり、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆うシート状の部材である表層材を更に備え、
前記表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。 - 請求項1に記載されたインソールにおいて、
前記表層材は、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面をさらに覆い、
前記表層材と前記本体部の前記下面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。 - 請求項2に記載されたインソールにおいて、
前記本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備え、
前記表層材は、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面を覆う上側表層材と、前記本体部の前記下面を覆う下側表層材とを有し、
前記耳部は、前記上側表層材の外縁を含む上側縁部と、前記下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有し、
前記上側縁部と前記下側縁部とは、重なるように配置されており、ホットメルトにより接合されている
インソール。 - 第1型と第2型とを用いて行われる靴のインソールの製造方法であって、
前記インソールは、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部における前記足底側の面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されており、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆う部材である上側表層材を、更に備え、
前記第1型は、前記インソールに対応する形状を有する第1部分と、前記第1部分を囲む第1周縁部とを有し、
前記第2型は、前記第1部分に対面した際に、前記第1部分との間に収容空間を形成するよう構成された凹状の部位であり、前記インソールに対応する形状を有する部位である第2部分と、前記第2部分を囲む第2周縁部とを有し、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、該上面を覆う前記上側表層材との間にホットメルトが配置されていると共に、前記上側表層材には、前記上面を囲むように上側縁部が形成されているものを、加熱対象とし、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面すると共に、前記本体部の前記下面が前記第2型の前記第2部分に対面し、且つ、前記上側縁部が前記第1周縁部と前記第2周縁部との間に位置するように、前記第1周縁部と前記第2周縁部とが接近することで前記第1部分と前記第2部分との間に形成された前記収容空間に、前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記収容空間に配置された前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と前記上側表層材とを接合することと、
を備える製造方法。 - 請求項4に記載されたインソールの製造方法において、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面を覆う部位である下側表層材を更に備え、
前記加熱対象は、さらに、前記本体部の前記下面と、該下面を覆う前記下側表層材との間にホットメルトが配置されており、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面し、且つ、前記下側表層材と、前記本体部の前記下面とが、前記第2型の前記第2部分に対面するように、前記収容空間に前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、前記本体部の前記下面とを、それぞれ、前記上側表層材と前記下側表層材とに接合することと、
を備える製造方法。 - 請求項5に記載されたインソールの製造方法において、
前記インソールは、前記本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備え、
前記耳部は、前記上側表層材の外縁を含む前記上側縁部と、前記下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有し、
前記インソールの製造方法において、
前記収容空間に前記加熱対象を配置する際、前記上側縁部及び前記下側縁部は、前記第1周縁部と前記第2周縁部との間で重なった状態となり、前記上側縁部と前記下側縁部との間には、ホットメルトが配置されており、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、さらに、前記上側縁部及び前記下側縁部を接合して前記耳部を形成する
製造方法。 - 請求項4に記載されたインソールの製造方法において、
前記加熱対象には、前記本体部の上面の外縁に沿って設けられる裁断部がさらに設けられており、前記本体部と前記裁断部とは、一体化された部材として形成されており、
前記加熱対象では、前記上側表層材は、前記内アーチ部及び前記本体部の上面を覆うと共に、前記上側表層材の前記上側縁部は、前記裁断部を覆い、さらに、前記上側表層材と、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部との間に、ホットメルトが配置されており、
前記インソールの製造方法において、
前記収容空間に配置された前記加熱対象は、前記上側縁部及び前記裁断部が、前記第1及び第2周縁部に挟まれており、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部が、前記上側表層材と接合され、
前記インソールの製造方法は、前記内アーチ部、前記本体部、及び、前記裁断部と、前記上側表層材とを接合した後、前記裁断部と、前記上側表層材における前記裁断部を覆う部分とを切り離すこと、さらに有する
製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022185631A JP7378852B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | インソール、及び、インソールの製造方法 |
PCT/JP2023/041297 WO2024111502A1 (ja) | 2022-11-21 | 2023-11-16 | インソール、及び、インソールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022185631A JP7378852B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | インソール、及び、インソールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7378852B1 true JP7378852B1 (ja) | 2023-11-14 |
JP2024074470A JP2024074470A (ja) | 2024-05-31 |
Family
ID=88729043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022185631A Active JP7378852B1 (ja) | 2022-11-21 | 2022-11-21 | インソール、及び、インソールの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7378852B1 (ja) |
WO (1) | WO2024111502A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813104U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-27 | 小林 勉一 | 靴、履物擦れおよび前のめり防止用調整具 |
JPS6017107U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-05 | 吉田 寿保 | 健康履物下敷 |
JPH04276205A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 靴の中敷および中敷セット |
JP2004290642A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Hiroshima Kasei Ltd | 靴 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3100166U (ja) * | 2003-08-29 | 2004-04-30 | 株式会社チカオ | 靴の中敷き |
-
2022
- 2022-11-21 JP JP2022185631A patent/JP7378852B1/ja active Active
-
2023
- 2023-11-16 WO PCT/JP2023/041297 patent/WO2024111502A1/ja unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813104U (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-27 | 小林 勉一 | 靴、履物擦れおよび前のめり防止用調整具 |
JPS6017107U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-05 | 吉田 寿保 | 健康履物下敷 |
JPH04276205A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 靴の中敷および中敷セット |
JP2004290642A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Hiroshima Kasei Ltd | 靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2024074470A (ja) | 2024-05-31 |
WO2024111502A1 (ja) | 2024-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11707108B2 (en) | Soles for sports shoes | |
US8607474B2 (en) | Article of footwear with multiple hardnesses and method of manufacture | |
US4686993A (en) | Low profile functional orthotic | |
JP5411988B2 (ja) | 靴のインソール | |
CN104717897B (zh) | 具有交替弹簧层和阻尼层的鞋底结构 | |
CA2523884C (en) | Footwear construction | |
MXPA04002535A (es) | Calzado que tiene una plantilla de varias capas. | |
KR20120000098A (ko) | 사이프를 지닌 신발 제조 방법 | |
WO2012030690A1 (en) | Anatomical shoe insert assembly | |
WO2007123688A2 (en) | Shoe stability layer apparatus and method | |
KR101166703B1 (ko) | 맞춤 인솔 및 이의 제조방법 | |
JP5227713B2 (ja) | 履き物及び内部構造体 | |
US20220240619A1 (en) | Comfortable Dress Shoes | |
CN104797154A (zh) | 复合鞋垫及底部组件 | |
JP7378852B1 (ja) | インソール、及び、インソールの製造方法 | |
US20170196304A1 (en) | Outer sole component with co-molded flex modifier component for footwear sole structure | |
CN208354779U (zh) | 鞋垫 | |
JP6353479B2 (ja) | シューズ用ソール構造およびそれを用いたシューズ | |
KR101391357B1 (ko) | 기능성 인솔 및 이의 제조방법 | |
JP3143815U (ja) | 熱成型靴用インソール | |
JP5647958B2 (ja) | 硬度が不連続に変化するインソール | |
WO2023212899A1 (zh) | 鞋子以及鞋子中底的成形方法 | |
JP3229046U (ja) | シューズ | |
CN214759489U (zh) | 一种鞋垫 | |
JP6601892B1 (ja) | 履き物用中敷きおよび履き物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221206 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20230228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7378852 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |